JP2006049371A - 固体撮像装置の梱包構造 - Google Patents

固体撮像装置の梱包構造 Download PDF

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Abstract

【課題】多数個の固体撮像装置の出荷時の梱包を効率よく行ない、かつ固体撮像装置に傷や汚れが生じるのを防止する。
【解決手段】多数個の固体撮像装置2を収納する梱包構造体67は、多数の固体撮像素子が形成された半導体ウエハの上面に透明基板を接合した接合基板を各固体撮像素子ごとにダイシングする際に、半導体ウエハを粘着保持するダイシングテープ65と、外周から保護するダイシングフレーム64と、ダイシングフレーム64の上面に接合されて各固体撮像装置2の上面に貼着されるカバーシート68とからなる。多数個の固体撮像装置2は、ダイシングテープ65とカバーシート68とで挟み込まれ、ダイシングフレーム64で保護されるため、異物の付着や、梱包構造体67内での移動による破損を発生させることなく出荷することができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、ウエハレベルチップサイズパッケージを用いた固体撮像装置に関し、更に詳しくは、固体撮像装置を出荷する際の梱包構造に関する。
CCDやCMOS等の固体撮像装置を使用したデジタルカメラやビデオカメラ、撮影機能を付加された携帯電話機等が普及している。従来の固体撮像装置は、シリコン製の半導体基板上に固体撮像素子が設けられた固体撮像素子チップ(ベアチップ)と、この固体撮像素子チップを収納するセラミック製のパッケージと、このパッケージを封止する透明なカバーガラスとから構成されている。
デジタルカメラや携帯電話機等の小型電子機器では、固体撮像装置のサイズがその外形サイズに与える影響が大きいため、固体撮像装置の小型化が望まれている。固体撮像装置を小型化するために、半導体ウエハプロセス中でパッケージングまで行なうウエハレベルチップサイズパッケージ(以下、WLCSPと略称する)を利用した固体撮像装置が発明されている(例えば、特許文献1参照)。
WLCSPを使用して製造された固体撮像装置は、一方の面に固体撮像素子が設けられた半導体基板と、この半導体基板に取り付けられて固体撮像素子を取り囲むスペーサーと、このスペーサーの上に接合されて固体撮像素子を封止するカバーガラスとからなり、そのサイズはベアチップ程度となるため、従来のセラミックパッケージ等を利用した固体撮像装置と比べ、大幅な小型化が可能となる。
上記WLCSPを利用した固体撮像装置は、例えば、次のような手順で製造される。まず、カバーガラスの基材となる透明基板の上に多数のスペーサーを形成する。次に、多数の固体撮像素子が形成された半導体ウエハと透明基板のスペーサーが形成された面とを接合し、各固体撮像素子をスペーサーと透明基板とで封止する。各固体撮像素子ごとに透明基板と半導体ウエハとをダイシングすることにより、多数の固体撮像装置が一括して製造される。
従来のセラミックパッケージタイプの固体撮像装置は、製造後にトレイ等に収納されて出荷されていた。また、ウエハをダイシングして形成された多数の半導体チップの場合には、ダイシング時にウエハを粘着保持していたダイシングテープと、このダイシングテープに粘着保持されてウエハを外側から保護するダイシングフレームとをカセット内に重ねて収納し出荷していた(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−257334号公報 特開2002−145380号公報
WLCSPタイプの固体撮像装置を出荷する際に、従来のセラミックパッケージタイプの固体撮像装置と同様にトレイ等に収納することが考えられる。しかし、WLCSPタイプの固体撮像装置は、8インチサイズのウエハをダイシングすることによって、約2000個程度が一括して形成されるため、トレイ等に移載するのは作業効率が悪いという問題がった。また、半導体チップの出荷時のように、ダイシングテープとダイシングフレームとでダイシングされた多数個の固体撮像装置を保持して出荷することも考えられるが、特許文献2記載の梱包構造ではカバーガラスの保護が不十分であり、出荷中に汚れや傷がついて不良品となる可能性がある。
本発明は、上記各問題点を解決するためのもので、多数個の固体撮像装置の出荷時の梱包を効率よく行ない、かつ固体撮像装置に傷や汚れが生じるのを効果的に防止することを目的とする。
本発明の請求項1記載の固体撮像装置の梱包構造は、多数の固体撮像素子が形成された半導体ウエハと透明基板とを接合して各固体撮像素子を封止し、接合された半導体ウエハと透明基板とを各固体撮像素子ごとに裁断することにより一括して多数個が形成される固体撮像装置の梱包構造であって、多数個の固体撮像装置の下面に粘着する粘着層を有し、裁断時の配置を維持して各固体撮像装置を保持するベースシートと、このベースシートの上に接合され、貫通して形成された開口内に多数個の固体撮像装置を収納するフレームと、開口を塞ぐようにフレームの上に被せられ、少なくとも端縁に設けられた粘着層がフレームの上面に貼着されるカバーシートとから構成した。
また、請求項2記載の固体撮像装置の梱包構造は、フレームの厚み寸法を固体撮像装置の高さ寸法以下にした。更に、請求項3記載の梱包構造は、カバーシートのフレームに貼着される面の全域に粘着層を設け、多数の固体撮像装置にも粘着するようにした。また、請求項4記載の梱包構造は、カバーシートの粘着層の粘着力をベースシートの粘着層の粘着力よりも弱くした。
請求項5記載の固体撮像装置の梱包構造は、ベースシート及びフレームとして、ダイシング時に使用される透明基板及び半導体ウエハとの保持に使用されるダイシングテープとダイシングフレームとを使用した。
本発明の固体撮像装置の梱包構造によれば、ベースシートに粘着された多数個の固体撮像装置の周囲をフレームで保護し、このフレームの開口の上をカバーシートで塞いだので、出荷中に多数個の固体撮像装置に汚れや塵芥が付着するのを防止することができる。また、多数個の固体撮像装置のハンドリングは、フレームを保持して行なうことができるので取り扱い性が大幅に向上する。
更に、フレームの厚み寸法を、固体撮像装置の高さ寸法以下にしたので、カバーシートを固体撮像装置の上面に密着させることができる。これにより、多数個の固体撮像装置は、ベースシートとカバーシートとで挟み込まれるようにして保持されるため、出荷中の振動や衝撃等によって、梱包構造内で固体撮像装置が移動するようなことはない。また、カバーシートに、固体撮像装置に粘着する粘着層を設けたので、梱包構造内での各固体撮像装置の保持をより確実にすることができる。更に、カバーシートの粘着層の粘着力をベースシートの粘着層の粘着力よりも弱くしたので、梱包構造からカバーシートを剥がすときにカバーシートに固体撮像装置が付着してくることはない。
また、ベースシート及びフレームとして、ダイシングテープとダイシングフレームとを使用したので、ダイシング後に多数の固体撮像装置をダイシングテープ上から移載する必要がなく、梱包作業の効率向上に資することができる。
図1は、折り畳み式の携帯電話機の開いた状態を示す外観斜視図である。携帯電話機2は、受話器ユニット3と送話器ユニット4とからなり、これらの間はヒンジ部5によって折り畳み自在に連結されている。携帯電話機2の受話器ユニット3には、受話音声が拡声出力される受話音声出力部6と、各種情報が表示される表示部7と、撮影を行なう撮像部8と、伸縮式のアンテナ9とが設けられている。送話器ユニット4には、携帯電話機2を操作する第1〜第n操作ボタン10と、送話音声を入力する送話音声入力部11とが設けられている。
図2は、携帯電話機2の撮像部8の構成を示す要部断面図である。携帯電話機2の外装カバー14には、撮像用の開口15が形成されている。この開口15は透明なプラスチック等で形成された保護プレート16によって塞がれている。開口15に対面する位置には、携帯電話機2のフレーム17に複数本のネジ18で固定されたカメラモジュール19が配置されている。図3に示すように、このカメラモジュール19は、WLCSPタイプの固体撮像装置20と、光学ユニット21と、実装基板22とから構成されている。
図4及び図5は、本発明を実施した固体撮像装置20の構成を示す外観斜視図及び断面図である。固体撮像装置20は、上面に固体撮像素子25が形成された矩形状の半導体基板26と、固体撮像素子25を取り囲むように半導体基板26上に取り付けられた枠形状のスペーサー27と、このスペーサー27の上に取り付けられて固体撮像素子25を封止するカバーガラス28とからなる。
半導体基板26は、シリコン製の半導体ウエハが矩形状に分割されたもので、上面中心部には固体撮像素子25が形成されている。固体撮像素子25は、例えば、マトリクス状に配列された多数個の受光素子と、これらの受光素子に蓄積された電荷を搬送する電荷結合素子(CCD)とからなる。各受光素子の上には、RGBのカラーフイルタやマイクロレンズが積層されている。なお、CCDイメージセンサに代えて、C−MOSイメージセンサ等を用いてもよい。
スペーサー27は、中央に開口31が形成されたロ字形状であり、固体撮像素子25の外周を囲むように半導体基板26の上面に接合されている。スペーサー27は、例えば、シリコン等の無機材料で形成されている。このスペーサー27によって、固体撮像素子25とカバーガラス28との間に空隙が形成され、固体撮像素子25のマイクロレンズがカバーガラス28と干渉するのを防いでいる。
カバーガラス28は、スペーサー27の開口31を塞ぐように該スペーサー27の上面に接合されている。カバーガラス28には、固体撮像素子25の受光素子がα線によって破壊されるのを防止するために、α線の放出が少ない低α線ガラスが用いられている。
半導体基板26の上面でスペーサー27の外側には、複数個の外部接続端子34が設けられている。これらの外部接続端子34は、半導体基板26の表面に形成された配線によって固体撮像素子25と接続されており、実装基板との間でワイヤーボンディングによる配線を行なう際にも使用される。
光学ユニット21は、レンズホルダ37と、このレンズホルダ37に組み込まれた撮像レンズ38とからなる。レンズホルダ37は例えばプラスチックからなり、撮像レンズ38が組み込まれる円筒形状の鏡筒部37aと、この鏡筒部37aの下端に連なる矩形形状の凹部37bとが一体に形成されている。凹部37bは、固体撮像装置20のカバーガラス28に嵌合され、接着剤によってカバーガラス28上に固着される。
実装基板22は、ガラスエポキシ基板やセラミック基板等を用いたリジッド基板である。実装基板22の上面には固体撮像装置20が接着剤によって取り付けられる取付スペース41が設けられている。実装基板22に取り付けられた固体撮像装置20は、ボンディングワイヤー43によって実装基板22の接続端子42と電気的に接続される。実装基板22の裏面には、固体撮像装置20を駆動制御するIC44と、撮像して得た画像データを記憶するメモリ45とが実装されている。IC44は、例えば、Hドライバ(Vドライバ),CDS,AGC,ADC等が1チップ内に組み込まれたアナログ・フロント・エンド回路として機能する。
次に、固体撮像装置20の製造工程について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。第1の工程では、図7(C)に示すように、カバーガラス28の基材であるガラス基板48の下面に多数のスペーサー27が形成される。このスペーサー27の形成は、例えば次のような手順によって行なわれる。
まず、図7(A)に示すように、ガラス基板48の下面にシリコン製のスペーサー用ウエハ49が接着剤50によって接合される。この接合は、間に空気が入らないように真空環境下で行なわれる。次に、同図(B)に示すように、スペーサー用ウエハ49の上に、フォトリソグラフィーによってスペーサー27の形状のレジストマスク51が形成される。そして、このレジストマスク51で覆われていない部分がプラズマエッチングによって除去されることにより、同図(C)に示すように、ガラス基板48上に多数のスペーサー27が形成される。エッチング後のレジストマスク51は、アッシングやウエット処理等によって除去される。
第2工程では、図7(D)及び図8に示すように、ガラス基板48と、多数の固体撮像素子25が形成された半導体ウエハ55との接合が行なわれる。この接合は、固体撮像素子25とスペーサー27との位置調整を厳密に行なう必用があるため、アライメント貼付け装置が使用される。アライメント貼付け装置は、ガラス基板48と半導体ウエハ55の各オリフラ48a,55aを基準にして、両者のXY方向及び回転方向の位置調整を行なう。そして、スペーサー27上に接着剤56が塗布されたガラス基板48と半導体ウエハ55とを重ね合わせ、加圧することにより接合する。このガラス基板48と半導体ウエハ55との接合により、半導体ウエハ55上の各固体撮像素子25は、スペーサー27とガラス基板48とによって封止されるため、以後の工程で生じた塵芥により固体撮像素子25が汚損されることはない。
第3工程では、ガラス基板48と半導体ウエハ55とが接合されてなる接合基板60が、各固体撮像素子25ごとにダイシングされる。図9(A)に示すように、このダイシングの前には、ガラス基板48の上面に保護テープ61が貼付される。保護テープ61は、ガラス基板48を研削屑や研削液から保護し、傷や汚損が生じるのを防止する。
図9(B)、図10(A)及び図11に示すように、保護テープ61が貼付された接合基板60は、この接合基板60よりも大径で略リング形状とされたダイシングフレーム64の開口64a内に収納される。ダイシングフレーム64の下面には、ダイシングフレーム64と同サイズのダイシングテープ65が接合されており、接合基板60は、ダイシングフレーム64の開口64aから露呈されたダイシングテープ65の粘着層65aに粘着保持される。ダイシングフレーム64には、例えば、金属製やプラスチック製等のものが使用され、その厚み寸法Tは、固体撮像装置20の高さ寸法H以下とされている。そのため、ダイシング時にダイシングフレーム64が邪魔になることはない。
接合基板60を保持したダイシングフレーム64は、ダイシング装置にセットされる。ダイシング装置は、接合基板60に研削液をかけながらダイシングカッターでガラス基板48を各固体撮像素子25ごとに分割する。次に、図9(C)に示すように、研削液をかけながら半導体ウエハ55を各固体撮像素子25ごとに分割し、多数の固体撮像装置20を一括して形成する。なお、このダイシング時には、ダイシングテープ65がダイシングカッターによって切断されないように、切断深さが調整される。
多数の固体撮像装置20は、ダイシング装置、または別途設けられた洗浄装置によって洗浄され、研削屑や研削液が洗い流される。また、保護テープ61は、各固体撮像装置20から剥離される。洗浄後の多数の固体撮像装置20を保持したダイシングフレーム64は、ダイシング装置または洗浄装置から取り出される。
第4工程では、多数の固体撮像装置20をダイシングフレーム64に保持した状態で、各固体撮像装置20の機能検査や感度検査、CCDの傷検査などが施される。この検査で不良が発見された固体撮像装置20は、ダイシングフレーム64上から取り除かれる。
第5工程では、多数個の固体撮像装置20を出荷するための梱包が行なわれる。この梱包に使用される梱包構造である梱包構造体67は、図9(D)、図10(B)、及び図12に示すように、ダイシング処理時から固体撮像装置20を保持しているダイシングフレーム64及びダイシングテープ65と、ダイシングフレーム64の上面に開口64aを塞ぐように接合されるカバーシート68とからなる。カバーシート68は、ダイシングフレーム64に接合される面の全域に粘着層68aが設けられているため、ダイシングフレーム64だけでなく多数の固体撮像装置20の上面にも貼り付けられる。
梱包構造体67を構成する三部品のうち、二つの部品はダイシング時から使用されているため、この第5工程での梱包作業はカバーシート68を接合するだけあり、短時間で完了する。なお、カバーシート68の粘着層68aの粘着力F1と、ダイシングテープ65の粘着層65aの粘着力F2との関係は、F1<F2とされている。
梱包構造体67では、ダイシングフレーム64を保持することにより多数の固体撮像装置20をハンドリングすることができるので、ハンドリング適正が向上する。また、多数個の固体撮像装置20をダイシングテープ65とカバーシート68とで挟み込んでいるため、梱包構造体67を傾けたり裏返しにしても、固体撮像装置20が梱包構造体67内で動いて破損するようなことはない。更に、多数個の固体撮像装置20は梱包構造体67によって封止されるため、異物の付着等も発生しない。
上記梱包構造体67は、例えば、複数段の収納部を備えたカセットに複数個が収納されて出荷される。カセット内では、ダイシングフレーム64が保持され、多数の固体撮像装置20はカセットに接触しない。出荷中には、カセットに振動や衝撃等が与えられるが、多少の振動や衝撃はダイシングテープ65とカバーシート68との柔軟性によって吸収されるため、固体撮像装置20が破損することはない。
出荷された梱包構造体67は、例えばカメラモジュール19の製造ラインに供給され、カセットから取り出されてピックアップ装置にセットされる。梱包構造体67のカバーシート68は、製造ラインのオペレーターが剥がしてもよいし、自動機を使用して剥がしてもよい。カバーシート68の粘着層68aの粘着力F1は、ダイシングテープ65の粘着層65aの粘着力F2よりも弱くされているため、カバーシート68の剥離によって固体撮像装置20がダイシングテープ65から剥がれ、カバーシート68に付着してくるようなことはない。
図13に示すように、ピックアップ装置は、例えば、ダイシングテープ65越しに固体撮像装置20を上方に突き上げ、ダイシングテープ65の屈曲によりダイシングテープ65と固体撮像装置20との粘着を部分的に剥がす突き上げニードル71と、ダイシングテープ65から部分的に剥がされた固体撮像装置20をエアー吸引等によりピックアップする吸着コレット72とを備えている。吸着コレット72の吸着力は、ダイシングテープ65の粘着層65aの粘着力F2よりも強く設定されているため、吸着した固体撮像装置20を確実にピックアップすることができる。
突き上げニードル71と吸着コレット72とは、ともに垂直方向Z及び水平方向XYで移動自在とされており、ダイシングフレーム64内の多数の固体撮像装置20を選択的にピックアップできるように構成されている。固体撮像装置20を吸着保持した吸着コレット72は、垂直方向Z及び水平方向XYで移動して、実装基板22上に固体撮像装置20を供給する。
実装基板22と、この上にダイボンドされた固体撮像装置20の間は、ボンディングワイヤー43によって配線される。次いで、固体撮像装置20の上に光学ユニット21が取り付けられてカメラモジュール19が完成する。このカメラモジュール19は、携帯電話機2等の製造ラインに供給されて、携帯電話機2に組み込まれる。
なお、上記実施形態では、梱包構造のフレーム及びベースシートとして、ダイシングフレーム64とダイシングテープ65とを用いたが、こららダイシングフレーム64及びダイシングテープ65とは別に、梱包専用のフレーム及びシートを使用してもよい。
撮影機能を備えた携帯電話機の構成を示す外観形状を示す斜視図である。 形態電話機の撮像部近傍の構成を示す要部断面図である。 カメラモジュールの構成を示す分解斜視図である。 固体撮像装置の構成を示す外観斜視図である。 固体撮像装置の構成を示す断面図である。 固体撮像装置の製造工程を示すフローチャートである。 スペーサー形成工程及びガラス基板と半導体ウエハとの接合工程を示す断面図である。 ガラス基板と半導体ウエハとの外観形状を示す斜視図である。 ダイシング工程及び梱包工程を示す断面図である。 ダイシング時及び梱包時のダイシングフレームの状態を示す断面図である。 ダイシングフレームに接合基板を収納する際の状態を示す外観斜視図である。 ダイシングフレームにカバーシートを接合する際の状態を示す外観斜視図である。 梱包構造体から固体撮像装置をピックアップする状態を示す要部断面図である。
符号の説明
20 固体撮像装置
25 固体撮像素子
27 スペーサー
48 ガラス基板
55 半導体ウエハ
60 接合基板
64 ダイシングテープ
65 ダイシングフレーム
67 梱包構造体
68 カバーシート

Claims (5)

  1. 多数の固体撮像素子が形成された半導体ウエハと透明基板とを接合して各前記固体撮像素子を封止し、接合された前記半導体ウエハと前記透明基板とを各前記固体撮像素子ごとに裁断することにより一括して多数個が形成される固体撮像装置の梱包構造であって、
    前記多数個の固体撮像装置の下面に粘着する粘着層を有し、裁断時の配置を維持して各前記固体撮像装置を保持するベースシートと、
    前記ベースシートの上に接合され、貫通して形成された開口内に多数個の前記固体撮像装置を収納するフレームと、
    前記開口を塞ぐように前記フレームの上に被せられ、少なくとも端縁に設けられた粘着層が前記フレームの上面に貼着されるカバーシートとからなることを特徴とする固体撮像装置の梱包構造。
  2. 前記フレームの厚み寸法を、前記固体撮像装置の高さ寸法以下にしたことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置の梱包構造。
  3. 前記カバーシートの前記粘着層は、前記フレームに貼着される面の全域に設けられており、多数個の前記固体撮像装置の上面にも粘着することを特徴とする請求項1または2記載の固体撮像装置の梱包構造。
  4. 前記カバーシートの前記粘着層の粘着力を、前記ベースシートの前記粘着層の粘着力よりも弱くしたことを特徴とする請求項3記載の固体撮像装置の梱包構造。
  5. 前記ベースシート及び前記フレームは、接合された前記透明基板と前記半導体ウエハとを各前記固体撮像装置ごとに裁断する際に、前記透明基板または前記半導体ウエハを粘着保持するダイシングテープと、このダイシングテープ上に接合され、前記透明基板及び前記半導体ウエハを外周から保護するダイシングフレームであることを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の固体撮像装置の梱包構造。
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