JP2006048506A - プロセッサ、メモリ管理システム及びメモリ管理プログラム - Google Patents

プロセッサ、メモリ管理システム及びメモリ管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 情報処理装置のセキュリティ能力を向上させる。
【解決手段】 プログラムの実行終了通知を受け取ったら、前記プログラムに割り当てられたメモリ領域を開放する。前記実行終了通知にデータ消去指示が含まれていた場合は、開放された前記メモリ領域内のデータを消去する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロセッサ、メモリ管理システム及びメモリ管理プログラムに関する。
パーソナルコンピュータや移動体端末等の情報処理装置上で実行中のプロセスが終了した場合、オペレーティングシステム(Operating System:OS)のメモリ管理機構は、当該プロセスへ割り当てたメモリ領域(RAM領域)を開放する。この処理は、通常、システムに対する負荷が大きくならないようにするため、OS内部に存在するメモリ管理テーブルにおける当該メモリ領域に対するフラグ変数を「使用中」から「未使用」へ変更することで実現し、当該メモリ領域のデータに対する操作は行わない。そのため、開放されたメモリ領域は、次のメモリ領域の割当てが実施されるまで前回のデータを保持したままである。
一方、情報処理装置における主記憶装置の全部あるいは一部が、電源を切断してもデータを保持し続ける不揮発性のRAMで構成されることがある。この場合、電源切断後も、RAM上のデータは消えないため、例えば装置を分解してRAMデバイスを取り出し、RAMデバイスから残っているデータを抽出可能である。
以上のような問題から、RAM上のデータを第3者から保護する有効な手段が必要になる。その対策として、例えばプロセス自身がRAM上のデータを消去することが考えられる。
しかし、例えば、プロセス間で共有されるメモリ領域内のデータや、OSにより管理されるスタック領域内のデータ、プロセス自身の実行コード等を、プロセス自身が消去することは極めて困難であり、あるいは極めて煩雑である。
以上のように、従来の情報処理装置においては、プロセスの終了時(プログラムの終了時)に機密情報等の重要な情報がRAM上に残る可能性があり、それ故、情報処理装置が盗難にあったり破棄されたりすると、RAMから重要な情報が漏洩する危険性があった。
特開平第10−254731号公報 特開2001−022589号公報
本発明の目的は、情報処理装置のセキュリティ能力を向上できるプロセッサ、メモリ管理システム及びメモリ管理プログラムを提供することにある。
本発明のプロセッサは、起動するまたは実行中のプログラムに対してメモリ領域を割り当てる割当手段と、前記プログラムの実行が終了したら、前記プログラムに対して割り当てられた前記メモリ領域を開放する開放手段と、前記プログラム内にデータ消去指示が含まれていた場合は、開放された前記メモリ領域内のデータを消去する消去手段と、を備える。
本発明のメモリ管理システムは、複数のメモリ領域を有するメモリと、起動するまたは実行中のプログラムに対して前記メモリ領域を割り当てる割当手段と、前記プログラムの実行が終了したら前記プログラムに対して割り当てられた前記メモリ領域を開放する開放手段と、前記プログラム内にデータ消去指示が含まれていた場合は開放された前記メモリ領域内のデータを消去する消去手段とを有するプロセッサと、を備える。
本発明のメモリ管理プログラムは、プログラムの実行終了通知を受け取る受取ステップと、前記プログラムに割り当てられたメモリ領域を開放する開放ステップと、前記実行終了通知にデータ消去指示が含まれていた場合は、開放された前記メモリ領域内のデータを消去する消去ステップと、をコンピュータに実行させる。
本発明により、情報処理装置のセキュリティ能力を向上できる。
図1は、本実施の形態に従ったオペレーティングシステム(メモリ管理プログラム)の機能ブロック図である。
プロセス10は、基本的に実行中のプログラムである。より詳細には、プロセス10は、実行可能なプログラム、プログラムのデータ(例えば大域変数のデータ)、スタックデータ、プログラム・カウンタ、スタックポインタ、レジスタ内のデータ等、プログラムの実行に必要なあらゆる情報で構成される。プロセス10は、その生成時あるいは実行中に、例えばその要求に応じて、後述のメモリページ割当機構36によってメモリ領域が割り当てられる。プロセス10は、プロセスの終了時には、プロセス終了のシステムコールを発行し、これにより後述のページ開放機構31によって当該プロセス10に割り当てられたメモリ領域が開放される。
オペレーティングシステム(以下OS)が備えるシステムコールインターフェース11は、プロセス終了のシステムコールを含む各種のシステムコールをプロセス10から受け取る。
システムメモリ12は、不揮発性RAM(Random Access Memory)、揮発性RAM、ROMまたはこれらの組み合わせ等を有する。不揮発性RAMとしては、例えばFeRAM、MRAM等がある。システムメモリ12は、所定サイズ(例えば4kBあるいは1kB)のページ単位(図示の例ではページ0〜ページN−1)で構成される。
OSが備えるプロセス管理機構20は、OS上で実行される各種プロセスを管理する。より詳しくは、実行中の各プロセスと、各プロセスに割り当てられたメモリ領域(ページ)との関係をデータベース(例えばテーブル)によって管理する。
OSが備えるシステムメモリ管理機構30は、上述のシステムメモリ12をメモリ領域(ページ)単位で管理する。より詳しくは、システムメモリ管理機構30は、プロセスの生成時あるいは実行中にプロセスにメモリ領域を割り当て、プロセスの終了時には当該プロセスに割り当てたメモリ領域を開放する。また、システムメモリ管理機構30は、後述するように、必要に応じて、開放されたメモリ領域内のデータ(例えば機密情報)を消去する。
OSが備えるシステム終了機構40は、ユーザから電源切断指示が入力されたら、本OSを搭載した情報処理装置(例えばパーソナルコンピュータ、移動体端末)を、電源切断状態に移行させる。
以上のOS(後述する各種情報、例えばプロセスメモリ管理情報22、ページ状態管理情報33、未使用ページ管理リスト34、消去対象ページ管理リスト45を含む)及びプロセス10は、システムメモリ12のメモリ領域(ページ)に格納されている。
以下、このOSについてさらに詳しく説明する。
[プロセス10の終了宣言]
プロセス10は、プロセスを終了するため、OSに対してプロセス終了のシステムコールを発行して、システムコールインターフェース11に渡す。このとき、システムコールの引数として、使用していたメモリ領域内のデータを消去するか否かを示すメモリ開放フラグ21(“データ消去”あるいは“データ非消去”)も渡される。
システムコールインターフェース11は、受け取ったシステムコール及びメモリ開放フラグ21をプロセス管理機構20へ渡す。
[プロセス管理機構20]
プロセス管理機構20は、システムコール及びメモリ開放フラグ21を受け取ると、プロセス10に割り当てられていたメモリ領域を、メモリ情報変換機構23を用いて特定する。
より詳しくは、メモリ情報変換機構23は、システムコールに含まれるプロセスIDとプロセスメモリ管理情報22とに基づいて、当該プロセスに割り当てられていたメモリ領域を特定する。
即ち、プロセスメモリ管理情報22は、プロセスIDと、ページの番号(ページ番号)とを対応付けたデータベースであり、メモリ情報変換機構23は、システムコールに含まれるプロセスIDをこのデータベースに対応させることで、プロセス10に割り当てられていたメモリ領域即ちページ(単数あるいは複数)の番号を特定する。なお、割り当てられていたページが複数の場合、これらのページは、システムメモリ12の連続した領域とは限らず、例えば「ページ1、4、7」のように、不連続のページを含み得る。
メモリ情報変換機構23は、以上のようにして特定したページ番号を、図1に示すように、ページ情報24として出力する。
プロセス管理機構20は、メモリ情報変換機構23から出力されたページ情報24、及びメモリ開放フラグ21を、システムメモリ管理機構30に出力する。
[システムメモリ管理情報32及びシステムメモリ12]
システムメモリ管理機構30が備えるページ開放機構31は、上述のページ情報24及びメモリ開放フラグ21を用いて、ページ開放処理(図4参照)を行う。このページ開放処理では、図1に示すシステムメモリ管理情報32を用いる。そこで、ページ開放機構31によるページ開放処理を説明するに先立ち、このシステムメモリ管理情報32について説明する。
図2は、システムメモリ管理情報32とシステムメモリ12との関係を示す図である。
システムメモリ12は、上述したように、特定のサイズで分割されたページ121単位で構成され、各ページ121はページ番号で区別される。
ページ状態管理情報33は、分割されたシステムメモリ12の各ページ121と一対一に対応するページ状態331の集合である。各ページ状態331は、対応するページの状態を管理する。
図3は、ページ状態331の詳細な構成を示す図である。
参照カウンタ3311は、対応するページがいくつのプロセスによって参照されているかを示す数値を格納する。例えば、ページ1(図2参照)に対応する参照カウンタ3311の値が「3」であれば、ページ1は、3つのプロセスによって参照されていることを示す。後述のように、ページ開放処理時に、参照カウンタ3311の値は1つ減算され、減算の結果、参照カウンタ3311の値がゼロになれば(当該ページが未使用になれば)、このページ番号が、図2に示すように、未使用ページ管理リスト34に登録される。即ち、未使用ページ管理リスト34は、参照数がゼロのページ番号を格納するものである。
ページ属性3312は、対応するページ内のデータを消去することを許容するか否かを示すページ属性値3314を格納する。このページ属性値3314は、例えば本OSを搭載した移動体端末等の情報処理装置の初期化が行われるとき(例えば製品出荷時の初期設定時)に設定される。ページ属性値3314としては、図3に示すように、“消去可能”あるいは“消去不能”が設定される。“消去可能”が設定された場合は、プロセス10の要求に応じて(ページ開放フラグ21が“データ消去”)、後述のページ開放手順に従って、対応するページ内のデータが消去される。“消去不能”が設定された場合は、ページ内のデータを消去する要求があった場合でも、当該ページ内のデータは消去されない。
従って、システムメモリ12がROMで構成された場合や、該当ページがメモリマップI/O(周辺機器のアドレスを格納したメモリ領域)のような消去する必要のないあるいは消去すべきでないメモリ領域の場合等は、ページ属性値3314として“消去不能”を設定することが好ましい。一方、システムメモリ12が不揮発性RAMや揮発性RAMで構成された場合で、機密情報等の重要な情報が格納され得るメモリ領域(ページ)についてはページ属性値3314として“消去可能”を設定することが好ましい。
消去フラグ3313は、ページ内のデータを消去することをプロセス10から指示されたか否かを示す消去属性値3315を格納する。この消去属性値3315は、後述のページ開放処理時において、上述のメモリ開放フラグ21に従って設定される。即ち、メモリ開放フラグ21が“データ消去”である場合は“消去対象”が設定され、“データ非消去”である場合は“消去非対象”が設定される。上述したようにページ開放処理時において参照カウンタ3311の値がゼロになった場合は該当ページが未使用ページ管理リスト34に登録されるが、このとき消去フラグ3313が“消去対象”であれば、このページは、図2に示すように、消去対象ページ管理リスト35にも登録される。消去対象ページ管理リスト35に登録されたページは、後にメモリページ消去機構37(図1参照)によってそのページ内のデータが消去される。
[ページ開放処理]
以上に説明した図2のシステムメモリ管理情報32を用いて、次にページ開放機構31によるページ開放処理について説明する。
図4は、ページ開放処理の手順を示すフローチャートである。
メモリ開放フラグ21及びページ情報24を受け取ったページ開放機構31は、まずページ情報24に含まれるページを1つ特定し、そのページに対応するページ状態331の参照カウンタ3311の値を1つ減算する(ステップS11)。
減算の結果、参照カウンタ3311の値がゼロになった場合は(ステップS12のYes)、該当ページを未使用ページ管理リスト34に登録する(ステップS13)。
次に、メモリ開放フラグ21の内容を判断し、“データ消去”である場合は(ステップS14のYes)、即ちプロセス10からデータ消去を指示された場合は、ページ状態331におけるページ属性3312の内容(ページ属性値3314)を確認する(ステップS15)。即ち、当該ページに対するデータ消去が許容されているか否かを確認する。ページ属性値3314が“消去可能”である場合は(ステップS15のYes)、即ち、該当ページが消去可能なページであれば、ページ状態331における消去フラグ3313を“消去対象”に設定する(消去フラグ3313を有効にする)(ステップS16)。
消去フラグ3313を“消去対象”に設定した場合、次に、当該ページに対応する参照カウンタ3311の値がゼロであるか否かを判断し(ステップS17)、ゼロであれば(ステップS17のYes)、当該ページを消去対象ページ管理リスト35に登録する(ステップS18)。
また、ステップS14において、メモリ開放フラグ21の内容が“データ非消去”であるけれども(ステップS14のNo)、消去フラグ3313が有効である場合も(ステップS19のYes)、参照カウンタ3311の値がゼロであれば(ステップS17のYes)、当該ページを消去対象ページ管理リスト35に登録する(ステップS18)。これは、例えばあるページが2つのプロセスによって参照され、1番目に終了するプロセスのメモリ開放フラグ21が“データ消去”で、2番目に終了するプロセスのメモリ開放フラグ21が“データ非消去”である場合に該当する。
以上に説明した処理を、ページ情報24内に含まれるページの数だけ、繰り返す(ステップS20)。
以上のように、本ページ開放処理では、プロセスからのプロセス終了のシステムコールにデータ消去指示が含まれる場合において(メモリ開放フラグ21の内容が“データ消去”)、このプロセスに割り当てられていたページがデータ消去可能な場合は(ページ属性値3314が“消去可能”)、該当ページが開放された後(当該ページが未使用ページ管理リスト34に登録された後)、当該ページを消去対象ページ管理リスト35に登録する。
[ページ消去処理]
図1に戻って、OSが備えるメモリページ消去機構37は、消去対象ページ管理リスト35を参照し、消去対象ページ管理リスト35に登録されたページ内のデータを順次消去する。例えば消去対象ページ管理リスト35にページ3、4が登録されている場合は、メモリページ消去機構37は、ページ3、4内のデータを消去する。メモリページ消去機構37は、システム不可を軽減するため、例えばOSの空き時間(アイドルタスク時)や電源切断時(例えばユーザから電源切断指示が入力された後)において、消去処理を実行することが好ましい。
ここで、図1に示すメモリページ割当機構36は、新たに生成されるプロセス(新規プロセス)や実行中のプロセスに対して、未使用のページや、使用中のページを割り当てるものである。未使用のページを割り当てる場合、ページ割当機構36は、未使用ページ管理リスト34を参照して、空き状態のページを特定し、特定したページを該当プロセスに割り当てる。未使用のページを割り当てたメモリページ割当機構36は、未使用ページ管理リスト34から当該ページを除去すると共に、上述のプロセスメモリ管理情報22を更新する。
ここで、割り当てられた未使用のページが消去対象ページ管理リスト35に登録されている場合、そのページ内のデータは、その後、該当プロセスによって書き換えられる可能性が高いため、消去する必要性は低いといえる。そこで、メモリページ消去機構37に登録されたページのうちメモリページ割当機構36によって割り当てられたものについてはデータの消去を不要とし、メモリ消去機構37に、そのページを消去対象ページ管理リスト35から除去させる。これによりページ内のデータ消去に伴うシステム負荷を軽減する。
[電源切断時のページ消去]
図1に示すように、OSが備えるシステム終了機構40は、ユーザ等からの電源切断指示を受け取った場合は、本OSを搭載した情報処理装置を、電源切断状態へ移行する。電源切断状態には、動作停止状態や中断状態(現在の状態をハードディスク等へ保存してから電源を切断)がある。ここで、上述のメモリページ消去機構37が電源切断時(例えばユーザから電源切断指示が入力された後)にデータ消去処理を行う場合は、システム終了機構40は、消去処理が終了するまでの間電源切断状態への移行を待機し、消去処理が終了した後に、電源切断状態への移行処理を行う。
以上のように、本実施の形態によれば、プロセス終了のシステムコールにデータ消去指示が含まれる場合は、当該プロセスに割り当てられていたページを開放した後、当該ページ内のデータを消去するようにしたので、当該プロセスにより使用された情報を確実に消去できる。従って、例えば、個順情報などの秘匿情報を扱うパーソナルコンピュータや移動体端末等の情報処理装置において、クリティカルなプロセスにより秘匿情報が使用された場合であっても、その秘匿情報はプロセスの終了後に確実に消去され、これにより第3者による秘匿情報の取得を確実に阻止できる。よって、情報処理装置のセキュリティ能力は向上し、情報処理装置に対する信頼性を高めることができる。
また、本実施の形態によれば、ページごとに、ページ内のデータを消去可能か否かを示すページ属性値を設定するようにしたので、データを消去すべきでないページあるいはデータ消去の不要なページについては“消去不能”を設定することで、不必要なデータ消去処理を回避できる。
また、本実施の形態によれば、OSのアイドル時間若しくは情報処理装置の電源切断時に消去処理を行うようにしたので、データ消去処理が情報処理装置に対する過度の負荷になることを防止できる。
図5は、図1に示したOSを実行するメモリ管理システムの構成を示す図である。
CPU41と、RAM42と、ハードディスク43と、CRT44と、キーボード45とが同一のバス46に接続されている。ハードディスク43はハードディスクインターフェース47を介してバス46に接続され、CRT44はビデオインターフェース48を介してバス46に接続され、キーボード45はユーザインターフェース49を介してバス46に接続されている。
RAM42は、複数のメモリ領域(ページ0〜N−1)を有する。このRAM42は、例えば不揮発性のRAMであり、図1のシステムメモリ12に対応する。
ハードディスク43は、OSやユーザプログラム等を格納する。このOSは、図1に示したOSと同じものである。
CPU41は、ハードディスク43内のOS及びユーザプログラムをRAM42にロードして実行する。ユーザプログラムは、OSによる管理の元、実行される。
CPU41におけるプロセス管理手段51、システムメモリ管理手段(ページ割当手段53、ページ開放手段54、ページ消去手段55、システム終了手段56)52は、CPU41がOSを実行することで実現される。OSは、図5に示すように、RAM42内のページにロードされているとする。
ページ割当手段53は、ユーザプログラムの起動時あるいはユーザプログラムの実行中に、ユーザプログラムに対し、例えば未使用のメモリ領域(ページ)を割り当てる。ページ割当手段53は、未使用のページを、前述した未使用ページ管理リスト34に基づき特定する。
CPU41は、ユーザプログラムを起動する場合は、このようにして割り当てられたページへ、ユーザプログラムをロードする。ユーザプログラムの実行中に、例えば、キーボード45から機密情報等の情報が入力され、入力された機密情報等の情報は、ユーザプログラムに対して割り当てられたページに格納される。実行中のユーザプログラムや入力された機密情報等は、上述したプロセス10(図1参照)に対応する。
CPU41は、ユーザプログラムの実行を終了した場合、即ち、ユーザプログラム中の終了コード(例えばEXIT)を実行した場合、ユーザプログラムの実行終了通知をプロセス管理手段51に通知し、一方、ページ開放手段54にはメモリ開放フラグ21を渡す。CPU41は、ユーザプログラムにより使用されたページ内のデータを消去することを指示するデータ消去指示がユーザプログラムに含まれていた場合は、メモリ開放フラグ21を“データ消去”に設定し、含まれていなかった場合は“データ非消去”を設定する。
プロセス管理手段51は、CPU41からユーザプログラムの実行終了通知を渡されると、前述したプロセスメモリ管理情報22を用いて、当該ユーザプログラムへ割り当てられていたページ(単数あるいは複数)を特定する。
CPU41におけるページ開放手段54は、プロセス管理手段51によって特定されたページ、及びCPU41から受け取ったメモリ開放フラグ21を用いて、ページ状態管理情報33に基づき、前述したページ開放処理(図4参照)を行う。
従って、例えば、ページ開放手段54は、メモリ開放フラグ21が“データ消去”でああり、上記特定されたページがデータ消去可能であれば(ページ属性値3314が“消去可能”図3参照)、このページが開放された後、このページを消去対象ページ管理リスト35に登録する。ページの開放は、参照数がゼロになった後、即ち、ページが他のプログラムによっても参照されている場合は、全てのユーザプログラムによる参照が終了した後で、行われる。一方、ページ開放手段54は、上記特定されたページがデータ消去不能である場合は(ページ属性値3314が“消去不能”)、たとえメモリ開放フラグ21が“データ消去”であっても、このページを消去対象ページ管理リスト35に登録しない。
CPU41におけるページ消去手段55は、例えばOSのアイドル時間や、電源切断時(例えばキーボード45から電源切断指示が入力された後)等に、消去対象ページ管理リスト35を参照し、消去対象ページ管理リスト35にページが登録されている場合は、登録されたページ内のデータを順次消去する。
システム終了手段56は、キーボード45等から電源切断指示が入力された場合は、本メモリ管理システムを電源切断状態(動作停止状態あるいは中断状態)へ移行する処理を行う。但し、ページ消去手段55が、電源切断時に上述の消去処理を行う場合は、システム終了手段56は、消去処理が終了するまでの間、電源切断処理を待機する。
以上のように、本実施の形態によれば、実行中のユーザプログラム内にデータ消去指示が含まれる場合は、当該ユーザプログラムの実行が終了し、さらにこのユーザプログラムに割り当てられたページが開放された後、このページ内のデータを消去するようにしたので、ユーザプログラムによって使用された機密情報等の情報は、ユーザプログラムの終了後に確実に消去される。この際、データ消去すべきでないあるいはデータ消去の不要なページについてはページ属性値3314として“消去不能”を設定することで、不必要なデータ消去処理を回避できる。これらにより、情報処理装置のセキュリティ能力は向上し、よって、情報処理装置に対する信頼性を高めることができる。
また、本実施の形態によれば、OSのアイドル時間あるいは電源切断時に消去処理を行うようにしたので、データ消去処理がメモリ管理システムに対する過度の負荷になることを防止できる。
本発明の実施の形態に従ったオペレーティングシステムの機能ブロック図である。 システムメモリ管理情報とシステムメモリとの関係を示した図である。 ページ状態の構成を示す図である。 ページ開放処理の手順を示すフローチャートである。 図1のオペレーティングシステムを実行するメモリ管理システムの構成を示す図である。
符号の説明
10:プロセス
11:システムコールインターフェース
12、42:システムメモリ
21:メモリ開放フラグ
22:プロセスメモリ管理情報
23:メモリ情報変換機構
24:ページ情報
30:システムメモリ管理機構
31:ページ開放機構
32:システムメモリ管理情報
33:ページ状態管理情報
34:未使用ページ管理リスト
35:消去対象ページ管理リスト
36:メモリページ割当機構
37:メモリページ消去機構
40:システム終了機構
51:プロセス管理手段
52:システムメモリ管理手段
53:ページ割当手段
54:ページ開放手段
55:ページ消去手段
56:システム終了手段
331:ページ状態
3311:参照カウンタ
3312:ページ属性
3313:消去フラグ
3314:ページ属性値
3315:消去属性値

Claims (5)

  1. 起動するまたは実行中のプログラムに対してメモリ領域を割り当てる割当手段と、
    前記プログラムの実行が終了したら、前記プログラムに対して割り当てられた前記メモリ領域を開放する開放手段と、
    前記プログラム内にデータ消去指示が含まれていた場合は、開放された前記メモリ領域内のデータを消去する消去手段と、
    を備えたプロセッサ。
  2. 前記開放手段は、前記メモリ領域が他のプログラムにも割り当てられている場合は、前記他のプログラムの実行が終了した後、前記メモリ領域を開放することを特徴とする請求項1に記載のプロセッサ。
  3. 前記消去手段は、開放された前記メモリ領域が、消去可能領域及び消去不能領域のいずれであるかを判断し、前記消去不能領域である場合は、前記メモリ領域内のデータを消去しないことを特徴とする請求項1又は2に記載のプロセッサ。
  4. 複数のメモリ領域を有するメモリと、
    起動するまたは実行中のプログラムに対して前記メモリ領域を割り当てる割当手段と、前記プログラムの実行が終了したら前記プログラムに対して割り当てられた前記メモリ領域を開放する開放手段と、前記プログラム内にデータ消去指示が含まれていた場合は開放された前記メモリ領域内のデータを消去する消去手段とを有するプロセッサと、
    を備えたメモリ管理システム。
  5. プログラムの実行終了通知を受け取る受取ステップと、
    前記プログラムに割り当てられたメモリ領域を開放する開放ステップと、
    前記実行終了通知にデータ消去指示が含まれていた場合は、開放された前記メモリ領域内のデータを消去する消去ステップと、
    をコンピュータに実行させるメモリ管理プログラム。
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