JP2006040280A - 装置、方法およびプログラム(論理区画化されたコンピュータ・システムの入出力機能を更新する装置および方法) - Google Patents

装置、方法およびプログラム(論理区画化されたコンピュータ・システムの入出力機能を更新する装置および方法) Download PDF

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Abstract

【課題】ホスト区画更新機構により、論理区画化されたコンピュータ・システムの入出力機能の更新が、そのコンピュータ・システム内の入出力のパフォーマンスおよび可用性への影響を最小限にする形で可能になる。
【解決手段】更新が必要になると、所望の更新を伴う新しいホスト区画を作成する。次いで、現在のホスト区画内の入出力アダプタを、新しいホスト区画へと移行させる。入出力アダプタの現在のホスト区画から新しいホスト区画への移行は、比較的高速であり、このため、システム・パフォーマンスおよび入出力の利用可能性への影響は最小限となる。入出力アダプタすべての新しいホスト区画への移行後には、現在のホスト区画はバックアップとして保管しておくこともでき、または取り除くこともできる。新しいまたはバックアップのホスト区画を提供することにより、更新を、新しいまたはバックアップのホスト区画内で実行することを中断しない(non-disruptive)形で、現在のホスト区画が入出力要求の処理を続けながら、行うことができるようになる。
【選択図】図6

Description

本発明は、一般には、データ処理に関し、より詳細には、論理区画化されたコンピュータ・システム内の論理区画間で資源を共用することに関する。
コンピュータ時代の黎明以来、コンピュータ・システムは、多くの異なる状況で見ることのできる極度に精巧な装置へと進化してきた。コンピュータ・システムは、通常、ハードウェア(たとえば、半導体、回路ボードなど)とソフトウェア(たとえば、コンピュータ・プログラム)の組み合わせを含んでいる。半導体処理およびコンピュータ・アーキテクチャにおける進歩により、コンピュータ・ハードウェアのパフォーマンスを押し上げるにつれ、より精巧なコンピュータ・ソフトウェアがハードウェアのより高度なパフォーマンスを利用するように進化し、ほんの数年前よりもずっと強力な今日のコンピュータ・システムが現れることになった。
特定のコンピュータ・システム上のハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにより、あるコンピューティング環境が定義される。したがって、異なるハードウェア・プラットフォームと異なるオペレーティング・システムからは、異なるコンピューティング環境が提供される。近年、同一の物理的コンピュータ・システム上に異なるコンピューティング環境を提供することが、コンピュータ・システム資源を異なるコンピューティング環境へと論理区画化することによって可能であることが、技術者に認識されてきている。IBM(IBM Corporationの商標)の開発したIBM Power5(IBM Corporationの商標)コンピュータ・システムは、論理区画化をサポートするコンピュータ・システムの例である。IBM Power5コンピュータ・システム上の論理区画化が望ましい場合には、同じプラットフォーム上の異なるコンピューティング環境を定義できるようにする区画マネージャのコード(IBM Power5の用語では、「ハイパーバイザ」(Hypervisor:IBM Corporationの商標)と呼ばれる)のインストールを行う。区画マネージャのインストール後には、異なるコンピューティング環境を定義する論理区画を作成することができる。区画マネージャは、論理区画で必要な資源を確実に共用できるようにこれらを管理し、一方、その論理区画によって定義される別々のコンピューティング環境を維持する。
複数の論理区画を含むコンピュータ・システムでは、通常、資源をその論理区画間で共用する。たとえば、単一CPUを有するコンピュータ・システムの場合、2つの論理区画を定義し、CPUの50%を各論理区画に割り当て、メモリの33%を第1の論理区画に割り当て、メモリの67%を第2の論理区画に割り当て、2つの異なる入出力スロットを2つの論理区画に、区画ごとに1つずつ割り当てることができるはずである。論理区画の定義および共用資源の論理区画への割り当てが済むと、論理区画は、それぞれが1つの別のコンピュータ・システムとして働く。したがって、2つの論理区画を伴う単一コンピュータ・システムのある上の例では、その2つの論理区画は、実用上の目的では、2つの別々で異なるコンピュータ・システムとして現れる。
割り当てられたそれ自体の資源を有するほかに、論理区画は、異なる論理区画に割り当てられている一部の資源を共用することもできる。論理区画が、入出力アダプタなどの資源を共用するときには、論理区画のうちの1つが、通常、その資源の「所有者」または「オーナ」(owner)と呼ばれ、他の論理区画はその資源の共用を、その資源を所有する論理区画と通信することによって行うことができる。本明細書の議論では、「ホスト区画」(hostingpartition)という用語は、ある資源を所有する(すなわち、制御する)論理区画を指し、「ホストされる区画」(hosted partition)という用語は、その資源を所有しないが、ホスト区画との通信によってその資源の使用(または共用)を望む論理区画を指す。
(オペレーティング・システム・ソフトウェアやデバイス・ドライバなど)ホスト区画上で動作するソフトウェアでは、定期的に更新が、コード中の問題を修正しまたは1つまたは複数の新しい機能を追加するために、必要であることもある。そのような更新では、ホスト区画のリブートが必要なこともあろう。従来技術では、これは、ホスト区画が、その共用入出力アダプタに対する入出力要求の受け取りを停止し、入出力が、ホスト区画のリブートおよび再初期化が完了するまで利用可能にならないということを意味する。複数の区画を有する多くのコンピュータ・システムでは、ホスト区画をリブートする時間により、過度な、望ましくない入出力パフォーマンスの遅延が生み出される。そのような遅延は、アプリケーションに利用不能な入出力に起因する障害を引き起こす可能性のある入出力障害(failure)として現れる。ホスト区画の更新を、利用不能な入出力に起因する過度のパフォーマンス損失およびアプリケーション障害を引き起こさない形で行う手法がなければ、コンピュータ業界にとって、論理区画化されたコンピュータ・システムにおいてホスト区画を更新することから生じる容認できない影響は、欠点となり続けることになる。
ホスト区画更新機構により、論理区画化されたコンピュータ・システムの入出力機能の更新が、そのコンピュータ・システム内の入出力のパフォーマンスおよび可用性への影響を最小限にする形で可能になる。
更新が必要になると、所望の更新を伴う新しいホスト区画を作成する。次いで、現在のホスト区画内の入出力アダプタを、新しいホスト区画へと移行させる。入出力アダプタの現在のホスト区画から新しいホスト区画への移行は、比較的高速であり、このため、システム・パフォーマンスおよび入出力の利用可能性への影響は最小限となる。入出力アダプタすべての新しいホスト区画への移行後には、現在のホスト区画はバックアップとして保管しておくこともでき、または取り除くこともできる。新しいまたはバックアップのホスト区画を提供することにより、更新を、新しいまたはバックアップのホスト区画内で実行することを中断しない(non-disruptive)形で、現在のホスト区画が入出力要求の処理を続けながら、行うことができるようになる。
本発明の以上および他の特徴および利点は、添付の図面に示している本発明の好ましい実施形態の以下のより詳細な説明から明らかであろう。
本発明の好ましい実施形態を、本明細書でこの後、添付の図面と併せて説明するが、図面では同じ指定は同じ要素を表している。
最初に、従来技術のシステムの考察を行って、好ましい実施形態の利点を論じるための文脈を提供する。図2を参照すると、従来技術のコンピュータ・システム200は、区画マネージャ221の管理するホスト区画125Aおよびホストされる区画125Cを含んでいる。ホスト区画125Aは、入出力アダプタ260の機能の制御を、区画マネージャ221を介して行う。ホスト区画125Aは、ハードウェア・インターフェース250、デバイス・ドライバ240、およびホスト入出力インターフェース230を含む。ホストされる区画125Cは、入出力アダプタ260の共用を、ホストされる入出力インターフェース220を使用することによって行える1つまたは複数のソフトウェア・アプリケーション210を含む。ホストされる入出力インターフェース220は、ホスト入出力インターフェース230と通信して、入出力操作を、ホスト区画125Aの制御する共用入出力アダプタ260へと回送する。
従来技術のコンピュータ・システム200のより高水準の論理ビューを図3に示している。このビューには、複数の入出力アダプタ260A、...、260Sを示してあり、これらの制御は、異なるホスト区画から行えるが、好ましくは、そのすべての制御を単一のホスト区画125Aから行う。図3にはまた、複数のホストされる区画125C、...、125Nを示してあり、これらは、入出力アダプタ260A、...、260Sを共用している。
次に図4を参照すると、従来技術の方法400は、ホスト区画の更新が必要であるときに始まる(ステップ410)。ホスト区画に対する入出力操作はすべて一時停止される(ステップ420)。次いで、ホスト区画の更新を行う(ステップ430)。この例では、更新にはホスト区画のリブートが必要であると仮定している(ステップ440)。リブート後、ホスト区画に対する入出力操作がイネーブルにされる(ステップ450)。ステップ420〜450にはかなりの時間がかかる可能性があり、ホスト区画内の入出力を使用する必要のあるホストされる側の論理区画に障害を引き起こし、またはその入出力が発生するのをあまりに長い時間待たせてしまうことに留意されたい。単一の入出力区画内の入出力アダプタを論理区画すべてが共用する、多くの論理区画を含む可能性のある最新型のコンピュータ・システムの状況では、入出力区画を従来技術の方法400を用いて更新することは、システム・パフォーマンスのかなりの低下を引き起こし、入出力が過度の期間利用不能であることに起因するアプリケーション障害を引き起こす可能性がある。
本発明の好ましい実施形態によれば、ホスト区画更新機構により、ホスト区画をシステム・パフォーマンスに対する最小限の影響で更新することが可能になる。新しいホスト区画の作成、および所望の更新による更新を行う。次いで、現在のホスト区画内の入出力アダプタを新しいホスト区画へと移行させる。入出力アダプタの移行の完了後、現在のホスト区画は、バックアップとして保管しておくこともでき、または取り除くこともできる。好ましい実施形態は、システム管理者が、自動更新を今すぐ行うこと、将来の必要なときに実行する可能性のある自動更新を指定すること、選択したパラメータに応じて更新の指示を行うこと、および将来の設定した時刻に更新をスケジュールすることのための機能を含む。
図1を参照すると、コンピュータ・システム100は、機能向上を行ったIBM eServer(IBM Corporationの商標)iSeries(IBM Corporationの商標)コンピュータ・システムであり、好ましい実施形態による論理区画、入出力アダプタ共用、および入出力機能の更新をサポートする、ある適切なタイプのコンピュータ・システムを代表するものである。本発明の機構および機器は、論理区画をサポートするどのようなコンピュータ・システムにも等しく適用されることが、当業者には理解されよう。図1に示すように、コンピュータ・システム100は、主記憶120に接続された1つまたは複数のプロセッサ110、マス・ストレージ・インターフェース130、ディスプレイ・インターフェース140、ネットワーク・インターフェース150、および複数の入出力スロット180を含んでいる。マス・ストレージ・インターフェース130、ディスプレイ・インターフェース140、およびネットワーク・インターフェース150のうちの1つまたは複数は、コンピュータ・システム100上の埋め込み入出力とすることもできることに留意されたい。これらのシステム構成要素は、システム・バス160を使用することによって相互接続される。マス・ストレージ・インターフェース130は、(DASD(direct access storage device)155などの)マス・ストレージ装置をコンピュータ・システム100へと接続するのに使用する。DASDの1つの具体的なタイプは、CD RWドライブであり、これは、CD RW195からデータを読み取ることができる。マス・ストレージ・インターフェース130、ディスプレイ・インターフェース140、およびネットワーク・インターフェース150は、実際には、入出力スロット180に接続されたアダプタ内に実装することができることに留意されたい。入出力アダプタは、入出力スロット180のうちの1つに差し込む外部カード内に実装することのできるある適当なネットワーク・インターフェース150である。
主記憶120は、区画マネージャ121、区画管理ツール123、および、図1に論理区画125Aから125Nとして示す、N個の論理区画125を含んでいる。区画マネージャ121が、好ましくは、これらN個の論理区画125の作成を行う。論理区画125はそれぞれ、好ましくは、図1にオペレーティング・システム126Aから126Nとして示す、対応するオペレーティング・システム126を含む。
区画マネージャ121は、ホスト区画の更新を管理するホスト区画更新機構122を含む。ホスト区画更新機構122を、図1では主記憶120に常駐するように示しているが、ホスト区画更新機構は、論理区画125内部および区画マネージャ121内部に常駐する異なる部分を含むことができること、および、好ましい実施形態による入出力アダプタの共用および入出力機能の更新は、これらの異なる部分の協働によって行われることが、当業者には理解されよう。
区画管理ツール123は、コンピュータ・システム100上の論理区画を構成し管理するためにユーザ(たとえば、システム管理者)によって使用することのできるソフトウェア・ツールである。区画管理ツール123は、ユーザが区画マネージャ121の機能を決定する情報を入力できるようにするユーザ・インターフェースを含む。好ましい実施形態では、区画管理ツール123を使用して、ユーザとのやり取りおよびホスト区画更新機構122とのやり取りを、ホスト区画更新機構122がどのようにホスト区画の更新を行うかを決定する情報を、ユーザが区画管理ツール123によって入力する形で行うことができる。
オペレーティング・システム126は、OS/400(IBM Corporationの商標)、AIX(IBM Corporationの商標)、またはLinux(Linus Torvaldsの米国その他の国における商標)などのマルチタスキング・オペレーティング・システムであるが、本発明の趣旨および範囲は、どのような1つのオペレーティング・システムにも限定されないことが当業者には理解されよう。どのような適切なオペレーティング・システムまたは制御プログラムも使用することができる。オペレーティング・システム126は、コンピュータ・システム100上の資源を管理する低レベルのコードを含む、高度なプログラムである。これらの資源の一部は、プロセッサ110、主記憶120、マス・ストレージ・インターフェース130、ディスプレイ・インターフェース140、ネットワーク・インターフェース150、システム・バス160、および入出力スロット180である。各区画内のオペレーティング・システム126は、他の区画内のオペレーティング・システムと同じであってもよく、または完全に異なるオペレーティング・システムであってもよい。したがって、ある区画ではOS/400オペレーティング・システムを動作させることができる一方、異なる区画ではOS/400の別のインスタンスを、場合によっては異なるリリースのものを、または異なる環境設定(たとえば、タイム・ゾーンまたは言語)で動作させることができる。論理区画内のオペレーティング・システムは、ハードウェアと互換性があるという条件で(AIXまたはLinuxなど)、OS/400とは異なるものとすることさえできるはずである。このような形で、論理区画により、完全に異なるコンピューティング環境を同じ物理コンピュータ・システム上に提供することが可能である。
図1の区画は、例示の目的で、2つのホスト区画125Aおよび125B、ならびに2つのホストされる区画125Cおよび125Nを含んでいる。「ホスト区画」(hosting partition)という名称は、1つまたは複数のホストされる区画と共用できる入出力アダプタを所有する論理区画に適用される。「ホストされる区画」(hostedpartition)という名称は、ホスト区画の所有する(または制御する)入出力アダプタを共用する論理区画に適用される。「ホスト」(hosting)および「ホストされる」(hosted)という用語は、(入出力アダプタなどの)個々の資源に関することに留意されたい。たとえば、区画125Aは第1の入出力アダプタを所有し、区画125Bは第2の入出力アダプタを所有しており、各区画はその入出力アダプタを他の区画と共用していると仮定する。この簡単な例では、区画125Aは、第1の入出力アダプタに関しては、ホスト区画となり、第2の入出力アダプタに関しては、ホストされる区画となるはずである。同様に、区画125Bは、第2の入出力アダプタに関しては、ホスト区画となり、第1の入出力アダプタに関しては、ホストされる区画となるはずである。「ホスト」(hosting)および「ホストされる」(hosted)という用語は、したがって、ある区画の呼び方を特定の資源から見て決めるものであり、一般的に、区画全体に何か大局的な形で適用されるものではない。しかし、コンピュータ・システム内で入出力アダプタのすべてを所有する、特別な入出力区画を定義することもできることに留意されたい。この構成では、入出力区画がホスト区画となり、入出力アダプタを共用する他の区画すべてはホストされる区画となるはずである。好ましい実施形態では、特別に構成された入出力区画は、入出力区画の信頼性を高めるため、顧客のアプリケーションを動作させることが許されていない。
区画125A〜125Nを、主記憶内部120に常駐するものとして図1に示している。しかし、区画は、メモリ以外の資源を含む論理上の構成物であることが当業者には理解されよう。論理区画では、通常、メモリの部分が、入出力スロット180(および、入出力スロット180内に常駐する、入出力アダプタ)など、プロセッサ能力および他のシステム資源の割り当てと並んで指定される。たとえば、ある区画は、2つのプロセッサおよびメモリ120の一部を、マス・ストレージ・インターフェース130、ディスプレイ・インターフェース140、ネットワーク・インターフェース150、あるいは、入出力アダプタまたは入出力スロット180へと差し込まれる他の装置に対するインターフェースの機能を提供できる1つまたは複数の埋め込み入出力と並んで含むものと定義することもできよう。このとき、もう1つの区画を、他の3つのプロセッサ、メモリ120の異なる部分、1つまたは複数の埋め込み入出力、および異なる入出力スロット180を含むものと定義することもできよう。区画を、論理区画を記号的に表すように、図1に示してあり、これはコンピュータ・システム100内部でメモリ120の外側にあるシステム資源を含むことになるはずである。また、区画マネージャ121は、好ましくは、論理区画とは別個のメモリおよびハードウェア内に常駐し、論理区画に直接利用可能でない装置(facilities)および機構を含むことに留意されたい。
コンピュータ・システム100は、よく知られている仮想アドレス機構を利用しており、これにより、コンピュータ・システム100のプログラムは、大きな、単一のストレージ・エンティティへのアクセスだけを、主記憶120やDASD装置155など、複数のより小さなストレージ・エンティティへのアクセスの代わりに有する場合のように振る舞うことができるようになる。したがって、区画マネージャ121、区画管理ツール123、および区画125A〜125Nを、主記憶120内に常駐するように示しているが、これらの項目は、必ずしも、すべてが主記憶120内に同時に、完全に含まれないことが当業者には理解されよう。また、「メモリ」という用語は、本明細書では、コンピュータ・システム100の仮想記憶全体を総称的に指すのに使用していることにも留意されたい。
プロセッサ110は、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたは集積回路あるいはその両方から構築することができる。プロセッサ110は、主記憶120内に格納されているプログラム命令を実行する。主記憶120は、プロセッサ110がアクセスする可能性のあるプログラムおよびデータを格納する。コンピュータ・システム100が立ち上がる(start up)と、プロセッサ110は、始めに、区画マネージャ121を構成するプログラム命令を実行し、これは、その論理区画内のオペレーティング・システムを初期化する。
コンピュータ・システム100を、単一のシステム・バスを含むように示しているが、本発明は、複数のバスを有するコンピュータ・システムを用いて実施することもできることが、当業者には理解されよう。さらに、好ましい実施形態で使用される入出力インターフェースは、それぞれ、iSeries入出力プロセッサでのように、プロセッサ110から計算量のかかる(compute-intensive)処理の負荷軽減(off-load)を行うのに使用する別々の、完全にプログラム済みの(fullyprogrammed)マイクロプロセッサを使用することもでき、または業界標準の入出力アダプタ(IOA、I/O adapters)であってもよい。
ディスプレイ・インターフェース140は、1つまたは複数のディスプレイ165をコンピュータ・システム100へと直接に接続するのに使用する。これらのディスプレイ165は、非インテリジェント端末(すなわち、ダム・ターミナル(dumb terminals))でも、または完全にプログラム可能なワークステーションであってもよいが、システム管理者およびユーザがコンピュータ・システム100と通信できるようにするのに使用する。しかし、ディスプレイ・インターフェース140を、1つまたは複数のディスプレイ165との通信をサポートするために提供しているが、コンピュータ・システム100では、ユーザおよび他のプロセスとの必要なやり取りはすべてネットワーク・インターフェース150を介して行われるのでもよいため、必ずしもディスプレイ165が必要でないことに留意されたい。
ネットワーク・インターフェース150は、他のコンピュータ・システムまたはワークステーションあるいはその両方(たとえば、図1の175)のコンピュータ・システム100への接続を、ネットワーク170を介して行うのに使用する。本発明は、コンピュータ・システム100が他のコンピュータ・システムまたはワークステーションあるいはその両方にどのように接続されていようとも、ネットワーク接続170を行う際、現在のアナログまたはデジタル技術あるいはその両方を用いると、または将来の何らかのネットワーク機構によるとに関わらず、等しく適用される。さらに、多くの異なるネットワーク・プロトコルを、ネットワークを実装するために使用することができる。こうしたプロトコルは、コンピュータがネットワーク170を介して接続できるようにする特化したコンピュータ・プログラムである。TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol、伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル)は、適切なネットワーク・プロトコルの一例である。
この時点で、次のことに注意しておくことは重要である。すなわち、本発明の説明を、完全に機能するコンピュータ・システムの状況で行ってきており、これを続けることになるが、本発明は様々な形のプログラム製品としての配布に堪えること、および、本発明は、その配布を現実に遂行するのに使用する特定のタイプのコンピュータ可読信号担持媒体(signal bearing media)に関係なく、等しく適用されることが、当業者には理解されよう。適切な信号担持媒体の例は、フロッピー・ディスクやCD RW(たとえば、図1の195)などの記録可能型媒体と、デジタルおよびアナログ通信リンクなどの伝送型媒体を含む。
図1のコンピュータ・システム100内の構成要素のいくつかの論理ビューを、図5に、図3に示した従来技術のコンピュータ・システム200に類似の形で示している。コンピュータ・システム100は、バックアップ区画である追加のホスト区画125Bを含み、これにより、入出力アダプタ260A、...、260Sを現在のホスト区画125Aから新しいホスト区画125Bへと移行させることが、システム・パフォーマンスへの影響を最小限にする形で可能になることに留意されたい。区画マネージャ121は、好ましくは、ホスト区画更新機構122を含み、これは、論理区画化されたコンピュータ・システム100の入出力機能の更新を、まずホスト区画125Bを所望の更新すべてを含むように更新し、次いでホスト区画125Aの所有する入出力アダプタ260すべてを新しいホスト区画125Bへと移行させる形で行う。この手法により、現在のホスト区画125Aは、入出力要求の処理を、新しいホスト区画125Bが新しい、所望の構成へと更新される間、続けられるようになる。入出力アダプタ260をすべて、ホスト区画125Bへと移行させてしまった後では、ホスト区画125Aは、バックアップのホスト区画として留めておくこともでき、または取り除くこともできる。
図6を参照すると、好ましい実施形態による方法600は、現在のホスト区画の更新が必要であるときに始まる(ステップ610)。好ましい実施形態では、いつ更新が必要かの判断を、どの操作モードを選択しているかに応じて行うが、それは下でより詳細に論じる。バックアップのホスト区画が存在しない場合(ステップ620=いいえ)、所望の更新によって新しいホスト区画を作成する(ステップ630)。次いで、新しいホスト区画を実行する(または動作させる)(ステップ632)。次いで、入出力アダプタを現在のホスト区画から新しいホスト区画へと移行させる(ステップ634)。ステップ634におけるこの入出力アダプタの移行は、まとめてでも、より小さなグループででも、または1度に1つずつでも、行うことができることに留意されたい。バックアップのホスト区画がすでに存在する場合(ステップ620=はい)、新しいホスト区画を作成する必要はない。更新をバックアップのホスト区画上にインストールする(ステップ640)。更新にリブートが必要である場合、バックアップのホスト区画のリブートをステップ640で行う。次いで、バックアップのホスト区画を実行する(ステップ650)。バックアップのホスト区画が、所望の更新で軌道に乗った(up and running)後、現在のホスト区画の制御している入出力アダプタを、バックアップのホスト区画へと移行させる(ステップ660)。ステップ634の場合と同様に、ステップ660におけるこの入出力アダプタの移行は、まとめてでも、より小さなグループででも、または1度に1つずつでも、行うことができる。
図1の区画管理ツール123により、ユーザ(たとえば、システム管理者)が、現在のホスト区画の更新をどのように行うかを決定できるようにするユーザ・インターフェースが提供される。区画管理ツール123の提供する、あるサンプルの表示ウインドウ710を、図7に示している。ユーザは、現在のホスト区画を更新のために選択することを、4つの異なる操作モードのうちのどれを用いても行うことができると仮定する。第1のモードは、今すぐの自動更新(automatic update now)である(図7では、ラジオ・ボタンでこれが選択されている)。第2のモードは、必要なとき、すなわち、指定した基準が満たされたとき、の自動更新(automaticupdate when needed)である。第3のモードは、指示による更新(directed mode)であり、これにはユーザとのやり取りが必要である。第4のモードは、スケジュールによる(scheduled)ものであり、これにより、ユーザはホスト区画を自動的に更新するための将来の時刻をスケジュールすることができるようになる。この簡単な例では、ユーザが、図7の表示ウインドウ710にリストされている4つのモードのうちの1つの選択を、所望のラジオ・ボタン上をクリックし、次いでOKボタン730上をクリックすることによって行うと仮定する。もちろん、ユーザは、キャンセル(Cancel)・ボタン720をクリックすることによってキャンセルすることもできる。
ホスト区画の今すぐの自動更新(図7での表示ウインドウ710ではこれが選択されている)の実行は、ユーザがOKボタン730をクリックした後は、それ以上のユーザの入力または介入なしで、自動的に行われる。したがって、ホスト区画更新機構122では、好ましくは、図6での方法600の実行が、それ以上のユーザからの入力なしで、行われる。
ホスト区画更新機構122が、ホスト区画の指示による更新を行うための一手法を、図8の方法800として示している。方法800は、指示による更新が(たとえば、ユーザが、表示ウインドウ710内の「指示による」(Directed)ラジオ・ボタンをクリックし、OKボタン730をクリックすることにより)選択されたときに始まる(ステップ610)。指示による更新とは、ユーザが更新を行うことに積極的に関わることを意味している。ユーザは、更新に関する管理パラメータの設定を行う(ステップ820)。次いで、更新の実行が、更新を行う管理者とやり取りすることにより、管理者の入力および管理者がそれまでに設定した管理パラメータに従って、行われる(ステップ830)。
方法800の間にユーザに表示できる、あるサンプルの表示ウインドウ910を、図9に示している。表示ウインドウ910は、1つの新しいまたはバックアップの区画を(それが1つある場合)リストしたもの、現在のホスト区画内の入出力アダプタをリストしたもの、新しいまたはバックアップの区画内の入出力アダプタをリストしたもの、および、ユーザが、移行された入出力アダプタを受理する前に検査を実行するかどうかを選択できるようにするメニューを含んでいる。図9に示す表示ウインドウ910は、図7の表示ウインドウ710でホスト区画の指示による更新を選択した後、ユーザに表示されることになる画面である。この表示には、新しいまたはバックアップのホスト区画はないことが示されている。ユーザは、まず、「新しいホスト区画を作成」(Create New Hosting Partition)に対応するラジオ・ボタンを選択し、OK930をクリックすることができ、これにより、新しいホスト区画が作成され、表示ウインドウ910の一番上の「新しい/バックアップのホスト区画」の下にリストされることが引き起こされることになる。新しいホスト区画の存在することになった後は、入出力アダプタを現在のホスト区画から新しいホスト区画へと移行させることができる。複数の入出力アダプタの選択を、好ましくは、同時に行えることに留意されたい。図9に示す例では、ユーザは、現在のホスト区画内のLAN2入出力アダプタを選択している。次いで、ユーザは、「新しい/バックアップのホスト区画に移動」(Moveto New/Backup Hosting Partition)ボタン915上をクリックすることができ、これにより、LAN2入出力アダプタの現在のホスト区画から新しいホスト区画への移行が引き起こされることになる。移行後、LAN2入出力アダプタは、「新しい/バックアップのホスト区画内の入出力アダプタ」の見出しの下に表示され、もはや「現在のホスト区画内の入出力アダプタ」の下にリストされないことになる。ユーザは、単一のどの入出力アダプタ、または、すべての入出力アダプタを含めて、入出力アダプタのどのようなグループの選択および手動での移動も続けることができる。さらに、ユーザは、検査タイマを設定して、ある時間を新しい構成の検査のために充てることができる。図9では、「新しい/バックアップのホスト区画に検査して移動」(Moveto New/Backup Hosting Partition With Testing)に対応するラジオ・ボタンが選択されており、「…後に承認」(ApproveAfter)が選択され、24時間という値が選択またはタイプ入力されている。これは、各入出力アダプタの検査を24時間、現在のホスト区画から新しいホスト区画への移行を承認する前に行うことにすることを意味する。24時間の間に検査を不合格とする障害が起きる場合には、ユーザはエラー・メッセージで通知されることになる。そのときは、ユーザは、その入出力アダプタを新しいホスト区画から現在のホスト区画へと移行し戻すように選択することができる。また、ユーザは、指定した数の入出力サイクルの後で承認を選択することもでき、または手動による管理者承認を要求することもできることに留意されたい。さらに、管理者は、入出力アダプタを検査せずにホスト区画へと移動させるように選択することもできる。これは、ある更新がすでに類似のプラットフォームまたは構成上で検査されている場合には有用であり、これにより、移行をそれ以上検査せずに行うことが可能になる。
図10を参照すると、表示ウインドウ1010がユーザに表示されており、このとき、このユーザは、図7の表示ウインドウ710内で「スケジュールによる」(scheduled)というラジオ・ボタンを選択している。ユーザは、更新のためのスケジュールされる時間を選択またはタイプ入力することができる。図10の表示ウインドウ1010では、ユーザは、更新が8月24日の午前4:00に行われるように選択している。この時間が来ると、スケジュールされた更新の実行が、今すぐ自動更新と同じく、それ以上のユーザの介入なしで行われる。もちろん、ユーザは、将来の指示による更新をスケジュールすることもできるはずである。
図11を参照すると、方法1100は、現在のホスト区画の必要なときの自動更新を選択するときに始まる(ステップ1110)(たとえば、図7の表示ウインドウ710内の「自動(必要なとき)」(Automatic (When Needed))に対応するラジオ・ボタン上をクリックし、その後OKボタン730をクリックすることによる)。ユーザは、更新の実行に関する何らかの基準を選択すると仮定する。たとえば、ベンダからの新しいソフトウェア・リリースを、必要なときの自動更新のトリガとすることができる。この状況想定では、コンピュータ・システムは、システム内で動作するソフトウェアすべてに対する更新があるかどうか、Webサイトを検査することができる。更新の実行に関する基準は、現在のホスト区画上で動作するソフトウェアに対するソフトウェア・ベンダからのインストール可能な更新とすることができる。更新がいつ必要かを判断するために、基準が検査される(ステップ1120)。基準が満たされていない場合(ステップ1130=いいえ)、方法1100は、ステップ1120にループで戻って、基準が満たされるまで続く(ステップ1130=はい)。ステップ1120および1130におけるこのループは、緊密なループになった連続的な検査ではなく、基準が満たされているかどうかを調べるための定期的な検査で置き換えることができる。たとえば、ソフトウェア更新は年に2、3回行われるだけかもしれず、このため、ベンダのWebサイトを素早く検査することにより、基準が満たされているかどうかの判断は、Webサイトに更新情報があるかどうかポーリングまたは問い合わせを行わずに、容易に行うことができる。基準が満たされた後(ステップ1130=YES)、今すぐの自動更新が実行され(ステップ1140)、これは、ユーザによるそれ以上の入力なしで更新を実行できることを意味する。もちろん、必要なときの自動更新を、好ましい実施形態の範囲内で、基準が満たされたときにユーザに通知するように修正することができ、それにより、ユーザは自動更新の代わりに指示による更新を実行できるようになる。
図12を参照すると、好ましい実施形態による方法1200により、入出力アダプタの現在のホスト区画から新しいホスト区画への移行が、新しいホスト区画に割り当てられた最小限の資源だけで可能になる。新しいホスト区画の作成は、メモリおよびプロセッサの資源の割り当てを最小限にして行われる(ステップ1210)。次いで、現在のホスト区画の資源の一部が、新しいホスト区画に割り当てられる(ステップ1220)。次いで、1つまたは複数の入出力アダプタを現在のホスト区画から新しいホスト区画へと移行することができる(ステップ1230)。移行の必要な入出力アダプタが現在のホスト区画に残っている場合(ステップ1240=いいえ)、方法1200は、ステップ1220へとループで戻り、続く。入出力アダプタをすべて、現在のホスト区画から新しいホスト区画へと移行してしまった後で(ステップ1240=はい)、現在のホスト区画内の割り当てることのできる残りの資源すべてを、新しいホスト区画へと割り当てる(ステップ1250)。こうして、現在のホスト区画のメモリおよびプロセッサの資源の、新しいホスト区画への増進的な割り当てが、1つ1つ、入出力アダプタをこの2つの間で移行させていくのと並行して、行われる。この同じ方法1200は、新しいホスト区画の代わりにバックアップのホスト区画を使用するときにも実行できるはずであることに留意されたい。
方法1200のある簡単な実装では、現在のホスト区画に対して、プロセッサ1個の50%とメモリ全体の30%が割り当てられると仮定する。さらに、現在のホスト区画は、10個の入出力アダプタを制御する入出力区画であると仮定する。新しいホスト区画の作成は、プロセッサおよびメモリの資源の割り当てを最小限にして作成される。第1の入出力アダプタを移すために、現在のホスト区画の所有するプロセッサおよびメモリの10%を、新しいホスト区画に割り当てることができる。したがって、プロセッサ1個の50%の10%(すなわち5%)、およびメモリ全体の30%の10%(すなわち3%)を、現在のホスト区画から新しいホスト区画へと第1の入出力アダプタを移行する準備として、割り当てることができる。この割り当てが行われた後では、現在のホスト区画は、プロセッサ1個の45%およびメモリ全体の27%を有することになり、新しいホスト区画のほうはプロセッサ1個の5%およびメモリ全体の3%を有することになる(これは、新しいホスト区画に対して、作成されたとき最初に割り当てられた最小限の資源のほかに、ということであってもよい)。この、資源を現在のホスト区画から新しいホスト区画へと増進的にシフトさせるプロセスは、入出力アダプタをこの2つの間で移行させていくのと並行して、これらのアダプタのすべてを移行させてしまうまで続けられる。その時点で、現在のホスト区画内のどの残りの資源も、ステップ1250で新しいホスト区画へと割り当てられる。現在のホスト区画は、これをバックアップのホスト区画として保つ場合には、最小限の量の資源を保持することが要求される可能性があることに留意されたい。もちろん、現在のホスト区画を取り除く場合には、これを維持するために必要とされる最小限の資源も、新しいホスト区画へと割り当ててしまってよい。この時点で、新しいホスト区画は、現在のホスト区画がそれまで所有していた資源すべてをもっており、現在のホスト区画は、何も資源をもたないか、または最小限の資源だけをもっている。
現在のホスト区画から新しいホスト区画への移行が、図7の表示ウインドウ710内に示した4つの操作モードのどれかを用いて、完了してしまった後では、現在のホスト区画は、取り除くこともでき、またはバックアップのホスト区画として将来の使用のために保持することもできる。1つの将来の可能な使用法は、将来更新することのできるバックアップのホスト区画を提供することである。別の将来の可能な使用法は、ソフトウェア構成が古いバックアップのホスト区画を提供して、入出力アダプタのどれでもまたはすべてのバックアップのホスト区画への「ロール・バック」(roll back)を、これらを移行し戻すことによって可能にすることである。
好ましい実施形態の別の一態様は、TCOD(temporary capacity ondemand、テンポラリ・キャパシティ・オン・デマンド)を、利用可能な場合、更新プロセスを実行する際に使用する機能である。TCODは、当技術分野に知られており、これにより、ユーザは(プロセッサなどの)付加的な資源を必要なときに有料で使う(pay)ことができるようになる。1つまたは複数の非常に使用率の高い論理区画をホストする論理区画化されたコンピュータ・システムでは、より迅速な更新が、更新の実行にTCODを使用することによって(コストがさらにかかるが)可能になる。
好ましい実施形態では、論理区画化されたコンピュータ・システムの入出力機能の更新を論理区画をリブートせずに行う一手法が提供される。新しいホスト区画を作成し、所望の更新によって更新し、次いで、現在のホスト区画の所有する入出力アダプタをこの新しいホスト区画へと移行させる。入出力アダプタの論理区画間での移動は、システム・パフォーマンスおよび入出力の可用性に対する影響を最小限にして非常に迅速に行うことができる。論理区画は個別にリブートすることができるため、論理区画をリブートすることの必要な更新のインストールを、新しいホスト区画上で、入出力アダプタの制御が依然として現在のホスト区画によって行われている間に、実行することができ、こうして、従来技術でホスト区画をリブートしたときに生じる入出力の長いダウン・タイムをなくすことができる。その結果、論理区画の入出力機能の更新を、その入出力機能に依存する論理区画への影響を最小限にして行うことができる。
好ましい実施形態の範囲内にある一変形形態では、現在のホスト区画が、ホストされる区画に信号を送り、その入出力要求を一時停止し、その入出力キューを空にする(drain)こともできる。次いで、このホストされる区画は、一時停止していることを、ホスト区画へのメッセージで確認することもできる。一時停止後には、入出力アダプタの現在のホスト区画から新しいまたはバックアップのホスト区画への移行が起きてもよい。入出力アダプタをすべて新しいまたはバックアップのホスト区画へと移行させてしまった後、新しいまたはバックアップのホスト区画は、ホストされる区画に信号を送って、その入出力活動を続行することができる。
本発明の範囲内で、多くの変形形態が可能であることが、当業者には理解されよう。したがって、本発明を、特にその好ましい実施形態を参照して示し説明してきたが、本発明においてこうしたおよび他の変更を、形式および詳細の点で、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく行うことができることが、当業者には理解されよう。
好ましい実施形態による論理区画化、入出力アダプタ共用、および入出力機能の更新をサポートするコンピュータ機器の構成図である。 従来技術の論理区画化されたコンピュータ・システムの構成図である。 図2の従来技術の論理区画化されたコンピュータ・システムの、複数のホストされる区画を示す構成図である。 ホスト区画の更新の、従来技術の方法の流れ図である。 好ましい実施形態による図1のコンピュータ・システム100の論理部分の構成図である。 ホスト区画の更新の、好ましい実施形態による方法の流れ図である。 好ましい実施形態の範囲内におけるホスト区画に対する異なるタイプの更新を示す、サンプルのユーザ・インターフェース表示ウインドウの図である。 ホスト区画の指示による更新を行う、好ましい実施形態による方法を示す方法の流れ図である。 システム管理者が、ホスト区画の指示による更新時に選択することのできる一部のオプションを示す、サンプルのユーザ・インターフェース表示ウインドウの図である。 好ましい実施形態によるスケジュールによる更新のための時間のスケジューリングを示す、サンプルのユーザ・インターフェース・ウインドウの図である。 ホスト区画の自動更新を必要なときに行う、好ましい実施形態による方法の流れ図である。 資源を現在のホスト区画から新しいまたはバックアップのホスト区画へと増進的に移行させて入出力アダプタの移行をサポートする、好ましい実施形態による方法の流れ図である。
符号の説明
100 コンピュータ・システム
110 プロセッサ
120 主記憶、メモリ
121 区画マネージャ
122 ホスト区画更新機構
123 区画管理ツール
125A ホスト区画、区画
125B ホスト区画、区画
125C ホストされる区画、区画
125N ホストされる区画、区画
126 オペレーティング・システム
126A オペレーティング・システム
126N オペレーティング・システム
130 マス・ストレージ・インターフェース
140 ディスプレイ・インターフェース
150 ネットワーク・インターフェース
155 DASD
165 ディスプレイ
170 ネットワーク接続、ネットワーク
175 ワークステーション
180 入出力スロット
195 CD RW
200 従来技術のコンピュータ・システム
210 アプリケーション
220 ホストされる入出力インターフェース
221 区画マネージャ
230 ホスト入出力インターフェース
240 デバイス・ドライバ
250 ハードウェア・インターフェース
260 入出力アダプタ
260A 入出力アダプタ
260S 入出力アダプタ
710 サンプルの表示ウインドウ
720 キャンセル・ボタン
730 OKボタン
910 サンプルの表示ウインドウ、表示ウインドウ
915 「新しい/バックアップのホスト区画に移動」ボタン
930 OK
1010 表示ウインドウ

Claims (49)

  1. (A)少なくとも1つのプロセッサと、
    (B)前記少なくとも1つのプロセッサに結合されるメモリと、
    (C)装置上で定義される第1および第2の論理区画であって、前記第1の論理区画は、共用入出力アダプタを制御し、前記第2の論理区画は、前記第1の論理区画の制御する前記共用入出力アダプタを使用する、第1および第2の論理区画と、
    (D)前記メモリ内に常駐し前記少なくとも1つのプロセッサの実行するホスト区画更新機構であって、第3の論理区画を更新し、前記共用入出力アダプタを前記第1の論理区画から前記第3の論理区画へと移行させるホスト区画更新機構と
    を含む装置。
  2. 前記ホスト区画更新機構が、前記第3の論理区画を作成する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記共用入出力アダプタを移行させることが、前記ホスト区画更新機構により、ユーザからのそれ以上の入力なしで自動的に実行される、請求項1に記載の装置。
  4. 前記共用入出力アダプタを移行させることが、前記ホスト区画更新機構により、少なくとも1つの基準が満たされたときに自動的に実行される、請求項1に記載の装置。
  5. 前記共用入出力アダプタを移行させることが、前記ホスト区画更新機構により、ユーザとのやり取りにより、前記ユーザからの入力に従って実行される、請求項1に記載の装置。
  6. 前記共用入出力アダプタを移行させることが、前記ホスト区画更新機構により、指定した時間に自動的に実行される、請求項1に記載の装置。
  7. 第1の論理区画の制御する複数の共用入出力アダプタをさらに含み、前記ホスト区画更新機構が前記複数の共用入出力アダプタのすべてでない一部を前記第3の論理区画へと移行させ、前記移行させた共用入出力アダプタの検査を、前記複数の共用入出力アダプタのそれ以外を前記第3の論理区画へと移行させる前に行う、請求項1に記載の装置。
  8. 前記ホスト区画更新機構が、前記第1の論理区画の所有する資源の一部を、前記第3の論理区画へと割り当てる、請求項1に記載の装置。
  9. 前記ホスト区画更新機構が、
    (A)前記第1の論理区画の所有する資源の一部を前記第3の論理区画へと割り当てるステップと、
    (B)前記第1の論理区画の制御する少なくとも1つの共用入出力アダプタを前記第3の論理区画へと移行させるステップと、
    (C)ステップ(A)および(B)を、前記第1の論理区画の制御する共用入出力アダプタをすべて前記第3の論理区画へと移行させてしまうまで続けるステップと、
    (D)前記第1の論理区画の制御する残りの資源を前記第3の論理区画へと割り当てるステップと
    を実行する、請求項1に記載の装置。
  10. 前記第3の論理区画が、入出力区画を含む、請求項1に記載の装置。
  11. 前記ホスト区画更新機構が、前記第1の論理区画を、前記第3の論理区画に対するバックアップ区画として保管する、請求項1に記載の装置。
  12. (A)少なくとも1つのプロセッサと、
    (B)前記少なくとも1つのプロセッサに結合されるメモリと、
    (C)装置上で定義される第1および第2の論理区画であって、前記第1の論理区画は、少なくとも1つの共用入出力アダプタを制御し、前記第2の論理区画は、前記第1の論理区画の制御する前記少なくとも1つの共用入出力アダプタを使用する、第1および第2の論理区画と、
    (D)前記メモリ内に常駐し前記少なくとも1つのプロセッサの実行するホスト区画更新機構であって、
    (D1)前記第1の論理区画の所有する資源の一部を前記第3の論理区画へと割り当てるステップと、
    (D2)前記第1の論理区画の制御する少なくとも1つの共用入出力アダプタを前記第3の論理区画へと移行させるステップと、
    (D3)ステップ(D1)および(D2)を、前記第1の論理区画の制御する共用入出力アダプタをすべて前記第3の論理区画へと移行させてしまうまで続けるステップと、
    (D4)前記第1の論理区画の制御する残りの資源を前記第3の論理区画へと割り当てるステップと
    を実行するホスト区画更新機構と
    を含む装置。
  13. (A)少なくとも1つのプロセッサと、
    (B)前記少なくとも1つのプロセッサに結合されるメモリと、
    (C)装置上で定義される第1および第2の論理区画であって、前記第1の論理区画は、複数の共用入出力アダプタを制御し、前記第2の論理区画は、前記複数の共用入出力アダプタのうちの少なくとも1つを使用する、第1および第2の論理区画と、
    (D)前記メモリ内に常駐し前記少なくとも1つのプロセッサの実行するホスト区画更新機構であって、第3の論理区画を作成し、前記第3の論理区画を更新し、前記複数の共用入出力アダプタを前記第1の論理区画から前記第3の論理区画へと移行させるホスト区画更新機構を含み、前記ホスト区画更新機構は、
    (D1)前記第3の論理区画を更新することおよび前記複数の共用入出力アダプタを移行させることが、前記ホスト区画更新機構により、ユーザからのそれ以上の入力なしで自動的に実行される操作モード、
    (D2)前記第3の論理区画を更新することおよび前記複数の共用入出力アダプタを移行させることが、前記ホスト区画更新機構により、少なくとも1つの基準が満たされたときに自動的に実行される操作モード、
    (D3)前記第3の論理区画を更新することおよび前記複数の共用入出力アダプタを移行させることが、前記ホスト区画更新機構により、ユーザとのやり取りにより、前記ユーザからの入力に従って実行される操作モード、および
    (D4)前記第3の論理区画を更新することおよび前記複数の共用入出力アダプタを移行させることが、前記ホスト区画更新機構により、指定した時間に自動的に実行される操作モード
    をサポートする、装置。
  14. 前記ホスト区画更新機構が、
    (A)前記第1の論理区画の所有する資源の一部を前記第3の論理区画へと割り当てるステップと、
    (B)前記第1の論理区画の制御する少なくとも1つの共用入出力アダプタを前記第3の論理区画へと移行させるステップと、
    (C)ステップ(A)および(B)を、前記第1の論理区画の制御する共用入出力アダプタをすべて前記第3の論理区画へと移行させてしまうまで続けるステップと、
    (D)前記第1の論理区画の制御する残りの資源を前記第3の論理区画へと割り当てるステップと
    を実行する、請求項13に記載の装置。
  15. 前記ホスト区画更新機構が、前記第1の論理区画を、前記第3の論理区画に対するバックアップ区画として保管する、請求項13に記載の装置。
  16. 論理区画化されたコンピュータ装置の入出力機能を更新する方法であって、前記コンピュータ装置は少なくとも1つの共用入出力アダプタを制御する第1の論理区画を含み、前記少なくとも1つの共用入出力アダプタは前記コンピュータ装置上の第2の論理区画によって共用され、
    (A)前記コンピュータ装置上の第3の論理区画を更新するステップと、
    (B)前記少なくとも1つの共用入出力アダプタを前記第1の論理区画から前記第3の論理区画へと移行させるステップと
    を含む方法。
  17. 前記第3の論理区画を作成するステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  18. ステップ(B)が、ユーザからのそれ以上の入力なしで自動的に実行される、請求項16に記載の方法。
  19. ステップ(B)が、少なくとも1つの基準が満たされたときに自動的に実行される、請求項16に記載の方法。
  20. ステップ(B)が、ユーザとのやり取りにより、前記ユーザからの入力に従って実行される、請求項16に記載の方法。
  21. ステップ(B)が、指定した時間に自動的に実行される、請求項16に記載の方法。
  22. (C)複数の共用入出力アダプタのすべてでない一部を前記第3の論理区画へと移行させるステップと、
    (D)前記移行させた共用入出力アダプタの検査を、前記複数の共用入出力アダプタのそれ以外を前記第3の論理区画へと移行させる前に行うステップと
    をさらに含む、請求項16に記載の方法。
  23. 前記第1の論理区画の所有する資源の一部が、前記第3の論理区画へと割り当てるステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  24. (C)前記第1の論理区画の所有する資源の一部を前記第3の論理区画へと割り当てるステップと、
    (D)前記第1の論理区画の制御する少なくとも1つの共用入出力アダプタを前記第3の論理区画へと移行させるステップと、
    (E)ステップ(C)および(D)を、前記第1の論理区画の制御する共用入出力アダプタをすべて前記第3の論理区画へと移行させてしまうまで続けるステップと、
    (F)前記第1の論理区画の制御する残りの資源を前記第3の論理区画へと割り当てるステップと
    をさらに含む、請求項16に記載の方法。
  25. 前記第3の論理区画が入出力区画を含む、請求項16に記載の方法。
  26. (C)ステップ(A)および(B)の実行後、前記第1の論理区画を、前記第3の論理区画に対するバックアップ区画として保管するステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  27. 論理区画化されたコンピュータ装置の入出力機能を更新する方法であって、前記コンピュータ装置は複数の共用入出力アダプタを制御する第1の論理区画を含み、前記少なくとも1つの共用入出力アダプタは前記コンピュータ装置上の第2の論理区画によって共用され、
    (A)前記第1の論理区画の所有する資源の一部を前記第3の論理区画へと割り当てるステップと、
    (B)前記第1の論理区画の制御する少なくとも1つの共用入出力アダプタを前記第3の論理区画へと移行させるステップと、
    (C)ステップ(A)および(B)を、前記第1の論理区画の制御する共用入出力アダプタをすべて前記第3の論理区画へと移行させてしまうまで続けるステップと、
    (D)前記第1の論理区画の制御する残りの資源を前記第3の論理区画へと割り当てるステップと
    を含む方法。
  28. 論理区画化されたコンピュータ装置の入出力機能を更新する方法であって、前記コンピュータ装置は複数の共用入出力アダプタを制御する第1の論理区画を含み、前記少なくとも1つの共用入出力アダプタは前記コンピュータ装置上の第2の論理区画によって共用され、前記方法が、
    (A)前記コンピュータ装置上の第3の論理区画を作成するステップと、
    (B)前記第3の論理区画を更新するステップと、
    (C)前記複数の共用入出力アダプタを前記第1の論理区画から前記第3の論理区画へと移行させるステップと
    を含み、
    (D)ステップ(C)は、
    (D1)ステップ(B)および(C)が、ユーザからのそれ以上の入力なしで自動的に実行される操作モード、
    (D2)ステップ(B)および(C)が、少なくとも1つの基準が満たされたときに自動的に実行される操作モード、
    (D3)ステップ(B)および(C)が、ユーザとのやり取りにより、前記ユーザからの入力に従って実行される操作モード、および
    (D4)ステップ(B)および(C)が、指定した時間に自動的に実行される操作モード
    のうちのどれを用いても実行することのできる方法。
  29. (E)前記第1の論理区画の所有する資源の一部を前記第3の論理区画へと割り当てるステップと、
    (F)前記第1の論理区画の制御する少なくとも1つの共用入出力アダプタを前記第3の論理区画へと移行させるステップと、
    (G)ステップ(E)および(F)を、前記第1の論理区画の制御する共用入出力アダプタをすべて前記第3の論理区画へと移行させてしまうまで続けるステップと、
    (H)前記第1の論理区画の制御する残りの資源を前記第3の論理区画へと割り当てるステップと
    をさらに含む、請求項28に記載の方法。
  30. 前記第1の論理区画を、前記第3の論理区画に対するバックアップ区画として保管するステップをさらに含む、請求項28に記載の方法。
  31. (A)コンピュータ装置上で定義される第1および第2の論理区画を含む論理区画化されたコンピュータ・システムの入出力機能を更新するホスト区画更新機構であって、前記第1の論理区画は、共用入出力アダプタを制御し、前記第2の論理区画は、前記第1の論理区画の制御する前記共用入出力アダプタを使用し、前記ホスト区画更新機構は、第3の論理区画を更新し、前記共用入出力アダプタを前記第1の論理区画から前記第3の論理区画へと移行させるホスト区画更新機構と
    (B)前記ホスト区画更新機構を担持するコンピュータ可読信号担持媒体と
    を含む、プログラム。
  32. 前記信号担持媒体が、記録可能媒体を含む、請求項31に記載のプログラム。
  33. 前記信号担持媒体が、伝送媒体を含む、請求項31に記載のプログラム。
  34. 前記ホスト区画更新機構が、前記第3の論理区画を作成する、請求項31に記載のプログラム。
  35. 前記共用入出力アダプタを移行させることが、前記ホスト区画更新機構により、ユーザからのそれ以上の入力なしで自動的に実行される、請求項31に記載のプログラム。
  36. 前記共用入出力アダプタを移行させることが、前記ホスト区画更新機構により、少なくとも1つの基準が満たされたときに自動的に実行される、請求項31に記載のプログラム。
  37. 前記共用入出力アダプタを移行させることが、前記ホスト区画更新機構により、ユーザとのやり取りにより、前記ユーザからの入力に従って実行される、請求項31に記載のプログラム。
  38. 前記共用入出力アダプタを移行させることが、前記ホスト区画更新機構により、指定した時間に自動的に実行される、請求項31に記載のプログラム。
  39. 第1の論理区画の制御する複数の共用入出力アダプタをさらに含み、前記ホスト区画更新機構が前記複数の共用入出力アダプタのすべてでない一部を前記第3の論理区画へと移行させ、前記移行させた共用入出力アダプタの検査を、前記複数の共用入出力アダプタのそれ以外を前記第3の論理区画へと移行させる前に行う、請求項31に記載のプログラム。
  40. 前記ホスト区画更新機構が、前記第1の論理区画の所有する資源の一部を、前記第3の論理区画へと割り当てる、請求項31に記載のプログラム。
  41. 前記ホスト区画更新機構が、
    (A)前記第1の論理区画の所有する資源の一部を前記第3の論理区画へと割り当てるステップと、
    (B)前記第1の論理区画の制御する少なくとも1つの共用入出力アダプタを前記第3の論理区画へと移行させるステップと、
    (C)ステップ(A)および(B)を、前記第1の論理区画の制御する共用入出力アダプタをすべて前記第3の論理区画へと移行させてしまうまで続けるステップと、
    (D)前記第1の論理区画の制御する残りの資源を前記第3の論理区画へと割り当てるステップと
    を実行する、請求項31に記載のプログラム。
  42. 前記第3の論理区画が、入出力区画を含む、請求項31に記載のプログラム。
  43. 前記ホスト区画更新機構が、前記第1の論理区画を、前記第3の論理区画に対するバックアップ区画として保管する、請求項31に記載のプログラム。
  44. (A)コンピュータ装置上で定義される第1および第2の論理区画を含む論理区画化されたコンピュータ・システムの入出力機能を更新するホスト区画更新機構であって、前記第1の論理区画は、複数の共用入出力アダプタを制御し、前記第2の論理区画は、前記第1の論理区画の制御する前記複数の共用入出力アダプタのうちの少なくとも1つを使用し、
    (A1)前記第1の論理区画の所有する資源の一部を前記第3の論理区画へと割り当てるステップと、
    (A2)前記第1の論理区画の制御する少なくとも1つの共用入出力アダプタを前記第3の論理区画へと移行させるステップと、
    (A3)ステップ(A1)および(A2)を、前記第1の論理区画の制御する共用入出力アダプタをすべて前記第3の論理区画へと移行させてしまうまで続けるステップと、
    (A4)前記第1の論理区画の制御する残りの資源を前記第3の論理区画へと割り当てるステップと
    を実行する、ホスト区画更新機構と、
    (B)前記ホスト区画更新機構を担持するコンピュータ可読信号担持媒体と
    を含む、プログラム。
  45. (A)コンピュータ装置上で定義される第1および第2の論理区画を含む論理区画化されたコンピュータ・システムの入出力機能を更新するホスト区画更新機構であって、前記第1の論理区画は、複数の共用入出力アダプタを制御し、前記第2の論理区画は、前記第1の論理区画の制御する前記複数の共用入出力アダプタのうちの少なくとも1つを使用し、前記ホスト区画更新機構は、第3の論理区画を作成し、前記第3の論理区画を更新し、前記複数の共用入出力アダプタを前記第1の論理区画から前記第3の論理区画へと移行させ、
    (A1)前記第3の論理区画を更新することおよび前記複数の共用入出力アダプタを移行させることが、前記ホスト区画更新機構により、ユーザからのそれ以上の入力なしで自動的に実行される操作モード、
    (A2)前記第3の論理区画を更新することおよび前記複数の共用入出力アダプタを移行させることが、前記ホスト区画更新機構により、少なくとも1つの基準が満たされたときに自動的に実行される操作モード、
    (A3)前記第3の論理区画を更新することおよび前記複数の共用入出力アダプタを移行させることが、前記ホスト区画更新機構により、ユーザとのやり取りにより、前記ユーザからの入力に従って実行される操作モード、および
    (A4)前記第3の論理区画を更新することおよび前記複数の共用入出力アダプタを移行させることが、前記ホスト区画更新機構により、指定した時間に自動的に実行される操作モード
    をサポートするホスト区画更新機構と、
    (B)前記ホスト区画更新機構を担持するコンピュータ可読信号担持媒体と
    を含む、プログラム。
  46. 前記信号担持媒体が、記録可能媒体を含む、請求項45に記載のプログラム。
  47. 前記信号担持媒体が、伝送媒体を含む、請求項45に記載のプログラム。
  48. 前記ホスト区画更新機構が、
    (A)前記第1の論理区画の所有する資源の一部を前記第3の論理区画へと割り当てるステップと、
    (B)前記第1の論理区画の制御する少なくとも1つの共用入出力アダプタを前記第3の論理区画へと移行させるステップと、
    (C)ステップ(A)および(B)を、前記第1の論理区画の制御する共用入出力アダプタをすべて前記第3の論理区画へと移行させてしまうまで続けるステップと、
    (D)前記第1の論理区画の制御する残りの資源を前記第3の論理区画へと割り当てるステップと
    を実行する、請求項45に記載のプログラム。
  49. 前記ホスト区画更新機構が、前記第1の論理区画を、前記第3の論理区画に対するバックアップ区画として保管する、請求項45に記載のプログラム。
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