JP2006034595A - Rice cooker - Google Patents
Rice cooker Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006034595A JP2006034595A JP2004218805A JP2004218805A JP2006034595A JP 2006034595 A JP2006034595 A JP 2006034595A JP 2004218805 A JP2004218805 A JP 2004218805A JP 2004218805 A JP2004218805 A JP 2004218805A JP 2006034595 A JP2006034595 A JP 2006034595A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner pot
- rice
- rice cooker
- temperature
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は炊飯器、特に、内釜底面の中心部を加熱し得る中心加熱手段を備えた炊飯器に関するものである。 The present invention relates to a rice cooker, and more particularly to a rice cooker provided with a center heating means capable of heating the center of the bottom of the inner pot.
従来の炊飯器、例えば加熱手段に誘導加熱コイルを用いた所謂IH炊飯器は、図11に示すように上面に開口102を有する炊飯器本体101と、ヒンジ部117に枢支されて炊飯器本体101に取り付けられ、炊飯器本体101の開口102を開閉自在に閉塞する蓋体104と、炊飯器本体101の両側に渡って取り付けられたハンドル103などから構成されている。ヒンジ部117下方には後方空間部142が形成されている。この後方空間部142内には電源コードが引き出し収納自在に巻かれたコードリール48が配設されていて、電源コードの端部には商用交流電源に接続可能なプラグを備えている。
A conventional rice cooker, for example, a so-called IH rice cooker using an induction heating coil as a heating means is a
また、炊飯器本体101の上面前部には蓋体104を開ける押圧自在のフックボタン106が設けられており、蓋体104の上面中央には炊飯時に発生する蒸気を放出するための蒸気カートリッジ112が設けられている。炊飯器本体101の胴部101Aは、所定寸法前方に張り出し、その上部には炊飯器100の炊飯運転操作を行うための操作ボタン、及び、炊飯メニューや炊飯運転実行中の工程などの表示を行う表示部110が設けられている。
Further, a
表示部110には、現在時間やタイマー表示或いは炊飯メニューなどが表示される。そして、前方に張り出した胴部101A内には前方空間部140が形成されており、この前方空間部140内には操作ボタンに対応して操作基板115が配設されると共に、電源基板126或いは制御装置(図示せず)などが設けられている。
The
また、炊飯器本体101内には、内釜128及び環状の誘導加熱コイル129などが設けられている。内釜128は、鉄またはステンレスなどの磁性材にて構成される。また誘導加熱コイル129は、内釜128の中心部から所定の間隔を存して外側に、渦巻き状に巻かれたコイルにて構成されている。該誘導加熱コイル129は、この誘導加熱コイル129から放出されるノイズを減少させる効果を有するフェライト136によってコイル台132に保持されている(特許文献1参照)。
The rice cooker
このように構成された炊飯器100は、炊飯動作において、炊飯時に誘導加熱コイル129に電流を流して交番磁界を発生させる。そして、発生させた交番磁界によって内釜128を誘導加熱する。これにより、内釜128を発熱させて、内釜128内に収容された米を炊くように構成している。
The
そして、炊飯時は内釜128底部の中心部に、下方から当接させた温度センサー162によって内釜128底面中央部の温度が検知される。この内釜128底部の温度変化を捉えたカーブ、即ち、炊飯器100の炊飯工程における内釜128底部温度の経時変化を図12のグラフに示している。尚、図12において縦軸には上に行くに従って高くなる温度軸(0℃〜140℃)、横軸には右に行くに従って経過する時間軸(0分〜45分)を示している。図中の曲線は、炊飯工程における温度センサー162が検知した内釜128底部の温度曲線TP1である。
During rice cooking, the temperature at the bottom of the
この温度曲線TP1は、炊飯器100により炊飯開始後、米に水の吸水を促進させる為の予熱工程をTP1A、温度上昇カーブにより炊飯量の判定を行う加熱工程及び炊飯量判定をTP1B、沸騰を継続して炊飯を行う炊飯工程をTP1C、沸騰の継続により内釜128内の水分が減少して飯温が上昇し、それを検知する点であるドライアップをTP1D、蒸らし工程をTP1E、保温工程をTP1Fで示している。
This temperature curve TP1 is TP1A for the preheating process for promoting rice water absorption by the
このような各工程を有する炊飯器100の炊飯では、誘導加熱コイル129に電流が流れて内釜128底部が加熱されることにより沸騰が開始する。該加熱によって炊飯工程TP1Cで内釜128底部に継続的に気泡及び蒸気が発生するが、誘導加熱コイル129は中心部から所定の距離を存して外側に渦巻き状に巻かれているため、内釜128底部の外周に近いところから沸騰が開始する。
In rice cooking of the
沸騰時に継続的に発生する気泡及び蒸気は、内釜128内周側壁をたどって上昇し外気中へ抜ける確率が高い。また、沸騰開始後、継続的に発生する気泡及び蒸気は、最初に通りぬけた経路が炊飯終了時まで通り道となる確率が高い傾向にある。このように環状の誘導加熱コイル129を備えた炊飯器100で沸騰が開始すると、内釜128の内周側壁に沿って環状に気泡が通りぬける経路が形成され、炊飯終了時まで気泡及び蒸気がその経路をたどって上昇していた。
There is a high probability that bubbles and steam continuously generated during boiling rise along the inner peripheral side wall of the
前述のような環状の加熱手段、前述の従来技術のような誘導加熱コイルを備えた炊飯器では、誘導加熱コイルの中心部、つまり内釜底面の中心部に加熱手段が配置されていないため、加熱されにくい傾向にあり、炊飯中の内釜内部の飯温に温度ムラが発生することがあった。このように温度ムラが発生する場合を調べてみると、内釜中心部の温度が低くなっていた。このような状態となると、炊き上がった御飯が柔らかかったり硬いなどの炊飯ムラが発生してしまう可能性があった。 In the rice cooker equipped with the annular heating means as described above and the induction heating coil as described above in the prior art, since the heating means is not disposed at the center of the induction heating coil, that is, the center of the bottom of the inner pot, There was a tendency to be difficult to heat, and temperature irregularities sometimes occurred in the temperature of the rice inside the inner pot during cooking. Examining the case where the temperature unevenness occurs in this way, the temperature of the inner pot central portion was low. When it became such a state, there was a possibility that the cooked rice unevenness such as the cooked rice being soft or hard would occur.
また、このような炊飯ムラの問題を解消しようとして、内釜底部の中心部の温度を上げる為、環状の誘導加熱コイルを単純に中心部まで密に巻いた場合、逆に内釜底部の中心部を加熱し過ぎてしまう。また前述のように、炊飯工程で沸騰が開始すると、気泡及び蒸気は最初に通った経路を炊飯終了時まで通り続ける確率が高い傾向にある為、内釜底部の中心部の加熱を継続し続けると、温度が高くなる中心部ばかりが沸騰してしまう。このため、内釜の中心部が柔らかくなり過ぎる炊き過ぎ現象がおきて、やはり炊飯ムラが生じてしまうという問題があった。また、誘導加熱コイルは環状に形成されているため、内釜の誘導加熱コイル対向部分が沸騰し、表面中心部に噴火口のような凹凸ができてしまう現象がおきて、炊き上がった際の見た目も悪くなってしまうこともあった。 In addition, in order to increase the temperature of the center portion of the inner pot bottom in order to solve such a problem of rice cooking unevenness, if the annular induction heating coil is simply tightly wound to the center portion, the center of the inner pot bottom portion is reversed. Too much heating. Also, as mentioned above, when boiling starts in the rice cooking process, there is a high probability that bubbles and steam will continue to pass through the first path until the end of rice cooking, so the heating at the center of the bottom of the inner pot will continue. Then, only the central part where the temperature rises will boil. For this reason, the overcooking phenomenon which the center part of the inner pot becomes too soft occurred, and there was a problem that uneven cooking of rice occurred. In addition, since the induction heating coil is formed in an annular shape, the portion facing the induction heating coil of the inner kettle boils, and a phenomenon that an unevenness like a crater is formed in the center of the surface occurs, Sometimes it looked bad.
本発明は、前記課題に鑑み為されたものであり、炊いた御飯が部分的に柔らかい、或いは、硬いなどの炊飯ムラを防止し、且つ、見た目も美しく、美味しい御飯を炊き上げることのできる炊飯器を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-mentioned problems, and cooked rice can be cooked with delicious rice that prevents cooked rice unevenness such as partially soft or hard, and also has a beautiful appearance. The purpose is to provide a vessel.
前記目的を達成するために、本発明に係る炊飯器は、内釜と、上面に開口を有し、前記開口から内部に前記内釜が収容される内釜収容部が設けられた炊飯器本体と、前記内釜収容部の前記開口を開閉可能に閉塞する蓋体と、中心部に所定の空隙を有するように前記内釜に対向配置されて前記内釜を加熱する加熱手段と、炊飯中の前記内釜の温度を検知する内釜温度検知手段とを備え、前記内釜外底面略中心部に当接し、前記加熱手段の中心部空隙に配設される中心加熱手段が設けられたことを特徴とする。 In order to achieve the above object, a rice cooker according to the present invention has an inner pot, an opening on the upper surface, and a rice cooker body provided with an inner pot accommodating portion in which the inner pot is accommodated from the opening. A lid that closes the opening of the inner pot accommodating portion so as to be openable and closable, a heating unit that is disposed opposite to the inner pot so as to have a predetermined gap in the center, and heats the inner pot, An inner pot temperature detecting means for detecting the temperature of the inner pot, and provided with a center heating means that is in contact with a substantially central portion of the inner bottom surface of the inner pot and disposed in a central space of the heating means. It is characterized by.
本発明によれば、中心加熱手段を内釜底面中心部に配設し、その周囲に加熱手段を配置するので、加熱不足になりがちな内釜底面中心部の加熱状態を改善することができる。 According to the present invention, since the center heating means is disposed in the center portion of the inner pot bottom surface and the heating means is disposed around the center heating means, it is possible to improve the heating state of the center portion of the inner pot bottom surface which tends to be insufficiently heated. .
実施の形態1.
以下、本発明の一実施形態に基づき、本発明を詳しく説明する。図1は本発明の一実施形態における炊飯器50の縦断側面図、図2は本発明の一実施形態における炊飯器50を構成するヒータ装置52の平面図、図3は同図2の炊飯器50を構成するヒータ装置52の縦断側面図、図4は本発明の一実施形態における炊飯器50を構成するセンサー装置の平面図、図5は同図4の炊飯器50を構成する温度センサー装置60の縦断側面図をそれぞれ示している。
Embodiment 1 FIG.
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on an embodiment of the present invention. FIG. 1 is a longitudinal side view of a
本実施形態における炊飯器50は、図1に示すように鉄またはステンレスなどの磁性材にて構成された内釜28と、上面に開口2を有し、この開口2から内部に内釜28が収容される内釜収容部1Bを備えた炊飯器本体1と、この炊飯器本体1に取り付けられ、開口2を開閉自在に閉塞する蓋体4、蓋体4に設けられた炊飯時に発生する蒸気を外部に放出するための蒸気カートリッジ12、及び、炊飯器本体1の胴部1A両側に渡って取り付けられたハンドル3などにて構成されている。なお、本実施形態における内釜28は誘導加熱により発熱する磁性材により構成された層と熱伝導度の良好なアルミ等の非磁性材により構成された多層構造により構成されている。
A
該炊飯器本体1の胴部1Aは、所定寸法前方に張り出して、その張り出し部分上部に炊飯器50の炊飯運転操作を行うための操作ボタン(図示せず)及び表示部10などが設けられている。表示部10には液晶基板を備えた液晶表示器9が設けられており、この液晶表示器9には現在時間やタイマー表示、或いは、炊飯メニューや炊飯運転実行中の工程などが表示される。操作ボタン下部には操作ボタンに対応して操作基板15が配設されており、この操作基板15には汎用のマイクロコンピュータなどからなる制御装置27(本発明の制御手段に相当)が配設されている。また、胴部1Aは前方に張り出した張り出し部分内部に前方空間部40が形成されており、この前方空間部40内には電源基板26が配設されている。
The
また、胴部1Aには蓋体4近傍に蓋体4を開くための押圧自在のフックボタン6が設けられており、胴部1Aの後部には蓋体4を開閉可能に枢支するためのヒンジ部17が設けられている。ヒンジ部17の下方には後方空間部42が形成されており、この後方空間部42内のヒンジ部17近傍には肩部材18が設けられている。また、肩部材18下方の後方空間部42内には電源コードが引き出し収納自在に巻かれたコードリール48が配設されている。電源コード端部には商用交流電源に接続可能なプラグが備えられている。
Further, the
また、炊飯器本体1内には、内釜収容部1B内に収納された内釜28底部に対向して誘導加熱コイル29(本発明の加熱手段に相当)が配設されている。この誘導加熱コイル29は、密着して複数回或いは十数回渦巻き状に巻かれ、中心部が開口して所定の空隙を有する環状の内コイル29Aと、この内コイル29Aから所定の間隔を存して外側に設けられ、これもまた密着して複数回或いは十数回渦巻き状に巻かれた環状の外コイル29Bとから構成されている。該内コイル29Aと外コイル29Bとは一本のコイルにて構成されていて、内コイル29Aと外コイル29Bとの間は約半周或いは約一周コイルが粗に巻かれた部分を有している。なお、このような形態に限らず内コイル29Aと外コイル29Bを別々のコイルにて構成したものにおいても、本発明を適用することは可能である。
In addition, an induction heating coil 29 (corresponding to the heating means of the present invention) is disposed in the rice cooker body 1 so as to face the bottom of the
この誘導加熱コイル29は、防磁効果を有するフェライト36によってコイル台32に保持されており、フェライト36はこれらの内コイル29Aと外コイル29Bから放出されるノイズを減少させる。尚、誘導加熱コイル29をコイル台32に保持するフェライト36は、防磁効果を有し、誘導加熱コイル29から放出されるノイズを減少させる材料であればカーボン等の非金属材料、或いは、フェライトやカーボン等の防磁効果のある非金属材料を含有した合成樹脂等にて構成されたものであっても差し支えない。
The
該コイル台32の略中心部は上下に貫通した貫通孔(図示せず)が形成されており、このコイル台32の中心部に内釜28の温度を検知する温度センサー62を備えた温度センサー装置60(本発明の内釜温度検知手段に相当)が配設されている。温度センサー装置60は、内釜28方向に所定寸法突出し、この温度センサー装置60の周囲には環状のプレートヒータ54(本発明の中心加熱手段に相当)を備えたヒータ装置52が配設されている。
A substantially central portion of the
本実施形態では、内釜28の下方中心に上面円形の温度センサー装置60、その周囲にドーナツ状のヒータ装置52、その周囲に環状の誘導加熱コイル29が配設されている。該温度センサー装置60とヒータ装置52は、コイル台32の中心部より炊飯器本体1の開口2方向に所定寸法突出して、内釜28の底部に当接する構造となっている。即ち、誘導加熱コイル29の中心部空隙にプレートヒータ54が配設されており、このプレートヒータ54は、内釜28外底面略中心部に当接するように上下動自在に構成されている。
In the present embodiment, a
該ヒータ装置52は図3に示すようにプレートヒータ54と、内釜28の離間側が開口した断面略コ字状の外ケース56と、この外ケース56の内側に設けられた内ケース58とから構成されている。外ケース56は、上面を内釜28底部に略密着可能な平面に形成されている。そして図2に示すようにプレートヒータ54は電熱式のヒータ、例えば中心が略円形にくり抜かれたドーナツ形状のセラミックスヒータにて構成され、該外ケース56も、ドーナツ状に形成され、開口内にプレートヒータ54を収納可能に構成されている。また、内ケース58も外ケース56同様にドーナツ状に形成されると共に、外ケース56の開口内に嵌合可能に形成されている。本実施形態では、図3に示すようにこの内ケース58の中心部側が所定寸法下方(蓋体4の離間方向)に延在し、端部には内ケース58の中心に対向して少なくとも2箇所の係止部58Aが形成されている。
As shown in FIG. 3, the
そして、ヒータ装置52は、外ケース56の開口内にプレートヒータ54が収納され、その内側に内ケース58が嵌合された状態で、外ケース56と内ケース58とがスポット溶接或いはカシメなどによって固定され、構成されている。これによって、外ケース56と内ケース58との間にプレートヒータ54が保持固定される。また、内ケース58上部の周囲には下方を開口した第1コイルバネ収容凹部58Bが形成されており、この第1コイルバネ収容凹部58Bはプレートヒータ54の下面側(蓋体4の離間側)に形成されている。
In the
プレートヒータ54は図示しない配線にて制御装置27に配線接続されており、制御装置27は、温度センサー62によって検知した内釜28温度の検知情報に基づいて誘導加熱コイル29とプレートヒータ54の加熱出力をそれぞれ別々に制御できるようになっている。
The
温度センサー装置60(本発明の内釜温度検知手段に相当)は、図4、図5に示すように、温度センサー62と、この温度センサー62を収納すると共に上面を開口した円筒形の温度センサーホルダー64と、この温度センサーホルダー64の上面開口を閉塞するキャップ68とから構成されている。温度センサー62は、サーミスターなどの半導体にて構成されており、この温度センサー62は、キャップ68に隙間無く密着して取り付けられる。また、温度センサー62にはリード線62Aが接続され、このリード線は前記制御装置27に配線接続される。
As shown in FIGS. 4 and 5, the temperature sensor device 60 (corresponding to the inner pot temperature detecting means of the present invention) includes a
温度センサー装置60のキャップ68は、ヒータ装置52の外ケース56より所定寸法小径に形成されている。これにより、ヒータ装置52の天面と温度センサー装置60の天面が当接して、温度センサー62が内釜28の底部の温度を検知する際、直接プレートヒータ54の温度を検知しないように構成している。
The
また、温度センサーホルダー64には、温度センサーホルダー64の円周方向に所定寸法延在するフランジ部66が設けられている。このフランジ部66周囲は下方(キャップ68の離間側)に折れ曲がって所定寸法延在し、その内側に第2コイルバネ収容凹所66Bが形成されている。温度センサーホルダー64のフランジ部66には、前記ヒータ装置52の内ケース58に設けた係止部58Aに対応して係止孔66Aが設けられている。
Further, the
そして、図6に示すように、ヒータ装置52の内ケース58に設けられた第1コイルバネ収容凹部58Bに、第1コイルバネ59(本発明の弾性体に相当)が収容される。そして、第1コイルバネ59に温度センサー62のフランジ部66を当接させる。次に、フランジ部66で第1コイルバネ59を押して弾性変形させ、フランジ部66の係止孔66A内に、ヒータ装置52の内ケース58に設けた係止部58Aが挿入される。
Then, as shown in FIG. 6, the first coil spring 59 (corresponding to the elastic body of the present invention) is accommodated in the first coil
そして、係止孔66Aに挿入された係止部58Aが折り曲げられて、係止部58Aが係止孔66Aに係止される。これによって、ヒータ装置52は温度センサー装置60から外れることなく離接可能に取り付けられると共に、ヒータ装置52は第1コイルバネ59によって常時内釜28の底部方向に付勢される。このとき、ヒータ装置52の天面と温度センサー装置60の天面は略面一になるように構成されている。
Then, the locking
次に、ヒータ装置52に形成された第2コイルバネ収容凹所66B内に第2コイルバネ70が収容される。そして、第2コイルバネ70の一端部がフランジ部66に、他端部が保持板34にスポット溶接或いはカシメなどによって固定される。即ち、第2コイルバネ70を介して温度センサー装置60が保持板34に固定されることにより、温度センサー装置60が保持板34に離接可能に取り付けられると共に、第2コイルバネ70によって温度センサー装置60が常時内釜28の底部方向に付勢される。
Next, the
このように、ヒータ装置52を、係止部58Aにて温度センサー装置60に保持し、温度センサー装置60を、第2コイルバネ70にて保持板34に保持している。この状態で、ヒータ装置52は第1コイルバネ59によって、温度センサー装置60は第2コイルバネ70によって、それぞれ単独で所定寸法範囲を上下動自在に構成されている。
In this manner, the
また、ヒータ装置52を温度センサー装置60に保持し、温度センサー装置60を保持板34に保持しているので、ヒータ装置52及び温度センサー装置60が炊飯器本体1内方向に抜けてしまうことがない。これにより、炊飯器50の取り扱いが容易となる。特に、環状に形成したプレートヒータ54の中心部に内釜28の温度を検知する温度センサー62を配設しているので、従来の炊飯器50の構造を大きく変更することなく本発明を適用することができる。
Moreover, since the
そして、図7に示すようにコイル台32に設けられた固定部材32Aに保持板34が配設され、スポット溶接或いはカシメ或いはネジや嵌合などによって保持板34と固定部材32Aとが固定される。この状態で、ヒータ装置52の天面と温度センサー装置60の天面は炊飯器本体1の内釜収容部1B内に露出し所定寸法突出している。この場合、ヒータ装置52の天面と温度センサー装置60の天面は内釜28の下面に密着して所定の付勢力で当接する。これによって、熱量の損失も無くプレートヒータ54にて内釜28を加熱することができる。また、温度センサー装置60によって内釜28底部中心の温度を確実に検知できるようになっている。尚、炊飯器50の炊飯動作は後で説明する。
As shown in FIG. 7, the holding
このように、誘導加熱コイル29の中心部に各コイルバネ59、70によってそれぞれ上下動自在の温度センサー装置60とヒータ装置52を設けている。これにより、温度センサー装置60とヒータ装置52とを内釜28底部にそれぞれ単独で当接させることができるので、温度センサー装置60を内釜28に確実に接触させることができる。従って、温度センサー装置60で内釜28温度を正確に検知することができる。また、ヒータ装置52を内釜28に確実に当接させることができるので、内釜収容部1Bに内釜28が収容された際に、プレートヒータ54を内釜28底面に確実に接触させることができる。従って、加熱不足になりがちな内釜28中心部の加熱を確実に行うことができる。
As described above, the
また、誘導加熱コイル29と別にプレートヒータ54を設けているので、誘導加熱コイル29とヒータ装置52との加熱温度を別々に制御することができる。特に、プレートヒータ54を電熱式のヒータで構成しているので、構造が簡易で制御も簡易に行うことができる。これにより、従来では加熱源が配置されていなかった内釜28中心部を誘導加熱コイル29とは別の加熱手段で加熱することができる。また、従来の炊飯器では、中心部の炊飯温度が低く、全体としての温度ムラが生じることのあった内釜28内部の温度を改善することができる。従って、炊飯中の内釜28内の温度分布を均一にすることができ、炊き上がった御飯の見た目も美しく、美味しい御飯を炊くことができる。
In addition, since the
また、従来の炊飯器の炊飯時の傾向として、環状に巻かれた誘導加熱コイルの加熱により沸騰が開始して最初に気泡が通りぬけた経路が炊飯終了時まで気泡、蒸気の通り道となる確率が高かったが、本発明のように環状の誘導加熱コイル29の中心部にヒータ装置52(プレートヒータ54)を設けることにより、内釜28の中心部からも沸騰を開始させることができる。この場合、気泡、蒸気の通り道を中心部にも作ることができるので、炊飯中の飯温の温度ムラを小さくすることができる。これにより、炊飯中の内釜28内の温度分布を均一にすることができ、温度ムラ或いは、沸騰ムラとでも言うべき現象を解消することができる。従って、炊き上がった御飯の表面中心部に、従来のように噴火口のような凹凸ができる現象が起こることもなくなり、見た目にも美しく美味しい御飯を炊くことができるようになる。また、本実施形態では誘導加熱コイル29A、29Bとプレートヒータ54は、温度センサー62で検知した内釜28温度の検知情報に基づいて、制御装置27によって誘導加熱コイル29とプレートヒータ54の加熱出力をそれぞれ別々に制御されるため、気泡や蒸気の通り道の箇所を調整することも可能となる。
In addition, as a tendency at the time of rice cooking in a conventional rice cooker, the probability that the path through which bubbles first pass through the heating of the induction heating coil wound in a ring and the passage of bubbles first becomes the passage of bubbles and steam until the end of rice cooking However, by providing the heater device 52 (plate heater 54) at the center of the annular
ここで、内釜28の中心部の温度ムラを改善する為に、単純に誘導加熱コイル29を中心部まで密に巻いた場合では、中心部の火力が逆に強くなりすぎてしまう。また、中心とその他の部位を別々に加熱制御することも難しくなってしまう。そこで、本実施形態では誘導加熱コイル29とは別制御可能なプレートヒータ54を誘導加熱コイル29の中心部に配設している。これにより、沸騰が継続している途中で、中心部のみの加熱を止める、或いは、加熱を弱めるなどの制御を行うことが可能となる。従って、内釜28の中心部の御飯が柔らかくなり過ぎてしまう炊き過ぎ現象、或いは硬くなる現象もおきず、炊飯ムラが生じることもない。また、炊飯後に御飯の表面中心部に噴火口のような凹凸ができるなどの現象が起こることもなく、美味しく、見た目にも美しい御飯を炊くことができるようになる。なお、本実施形態では電熱ヒータであるプレートヒータ54にて中心加熱手段を構成したが、このような電熱ヒータでなく、誘導加熱方式のコイルであっても良い。
Here, when the
実施の形態2.
本実施形態における炊飯器50は、前述の実施形態と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施の形態と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。図8は、本発明の他の一実施形態の炊飯器50の縦断側面図を示している。実施の形態2の炊飯器50は、実施の形態1におけるヒータ装置52に設けた第1コイルバネ59を用いずに、ヒータ装置52と温度センサー装置60を一体化したヒータセンサー装置74を設けている。
The
詳しくは、図9に示すようにヒータセンサー装置74は、前述のヒータ装置52の外ケース56をドーナツ状に形成せず上面(内釜28側)を平面に形成し、温度センサー装置60の温度センサーホルダー64は略前述同様に構成している。そして、外ケース56の略中心に温度センサー62、その周囲にプレートヒータ54をスポット溶接或いはカシメ、、嵌合や接着などにより固定している。このとき、温度センサー62及びプレートヒータ54を外ケース56に隙間無く密着固定する。
Specifically, as shown in FIG. 9, the
そして、温度センサー62とプレートヒータ54を固定した外ケース56を、温度センサーホルダー64にスポット溶接或いはカシメ、嵌合などによって固定する。この場合、外ケース56の周囲を温度センサーホルダー64のフランジ部66に当接させると共に、温度センサーホルダー64を外ケース56に当接させた状態で、温度センサーホルダー64と外ケース56とをスポット溶接或いはカシメなどによって固定する。
Then, the
次に、温度センサーホルダー64の第2コイルバネ収容凹所66B内に第2コイルバネ70を収容する。そして、前述同様第2コイルバネ70の一端部をフランジ部66に、他端部を保持板34にスポット溶接或いはカシメなどによって固定する。このように構成したヒータセンサー装置74の保持板34が、実施の形態1同様にコイル台32に設けられた固定部材32Aに配設され、スポット溶接、カシメ或いはネジなどによって保持板34と固定部材32Aとが固定される。
Next, the
このようにヒータセンサー装置74を構成することにより実施の形態1に記載した効果と同様の効果を奏することができる。また、実施の形態1で説明したヒータ装置52と温度センサー装置60とを一体化してヒータセンサー装置74を構成しているので、部品点数及び組み立て工数を削減することができる。これにより、ヒータセンサー装置74のコストを低減させることができ、総じて炊飯器50のコストを低減させることができるようになる。
By configuring the
実施の形態3.
本実施形態における炊飯器50は、前述の実施の形態1と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施の形態と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。図10は、本発明の他の一実施形態の炊飯器50の縦断側面図を示している。実施の形態3の炊飯器50は、温度センサー62(温度センサー装置60)を内釜28中心部から所定寸法離間させた位置に配設し、内釜28中心部にプレートヒータ54を設けている。
Embodiment 3 FIG.
詳しくは、実施の形態1の温度センサー62を備えた温度センサー装置60を、内コイル29Aと外コイル29Bとの間に配設し、温度センサー装置60のキャップ68(温度センサー62)を内釜28方向に上下動自在に構成している。これにより、温度センサー62が前述同様に内釜28に密着して、内釜28の温度を確実に検知できるようになっている。
Specifically, the
即ち、実施の形態3では、実施の形態1で説明したヒータ装置52の外ケース56内に温度センサー62を設けず、外ケース56内全体にプレートヒータ54を設けている。また、前述した温度センサー装置60に対してフランジ部66だけのヒータ固定具73を設けている。
That is, in the third embodiment, the
そして、ヒータ固定具73のフランジ部66上面に、外ケース56の下端がスポット溶接、カシメ或いはネジなどによって固定される。また、前述同様第2コイルバネ70の一端部がフランジ部66に、他端部が保持板34にスポット溶接或いはカシメなどによって固定される。そして、保持板34が実施の形態1同様コイル台32に設けられた固定部材32Aに配設され、スポット溶接、カシメ或いはネジなどによって保持板34と固定部材32Aとが固定される。
Then, the lower end of the
これにより、実施の形態1に記載した効果と同様の効果を奏することができる。また、温度センサー62をプレートヒータ54から所定寸法離間した位置に配設しているので、温度センサー62が発熱するプレートヒータ54から放出される熱の影響を受けにくくすることができる。これにより、温度センサー62は、炊飯中の内釜28の温度を正確に検知し易くなり、炊飯中のプレートヒータ54の温度制御を容易に行うことが可能となる。従って、炊飯後に御飯の表面中心部に噴火口のような凹凸ができる現象が起こるのを阻止して、見た目にも美しく美味しい御飯を炊くことができるようになる。
Thereby, the effect similar to the effect described in Embodiment 1 can be produced. Further, since the
実施の形態4.
前述の実施の形態1から3で説明した炊飯器50の動作を図12を参照して5例を説明する。尚、制御装置27は、温度センサー62が検知した温度に基づいて、誘導加熱コイル29とプレートヒータ54の加熱出力をそれぞれ個別に制御するものとする。先ず、第1例目は、制御装置27が、誘導加熱コイル29に通電させる炊飯開始(予熱工程TP1A開始)からプレートヒータ54にも通電させる。そして、制御装置27は炊飯量判定TP1B開始時、あるいはその炊飯量判定TP1B開始の所定時間前からのタイミングでプレートヒータ54への通電を断電、或いは、出力を弱める制御を行う。該制御装置27にてプレートヒータ54への通電制御を行うことによって、予熱工程TP1A中に内釜28の中心部についても加熱することができる。
The operation of the
この場合、従来内釜の中心部分の温度が低いことによる予熱中の炊飯温度ムラを改善することができる。さらに炊飯量判定時に内釜温度センサー62が内誘導コイルの加熱温度を検出してしまうなどの不都合を未然に阻止することができる。これにより、正確な炊飯量判定を行うことができるようになるものである。また、実施の形態3では、ヒータ装置52と温度センサー62とを所定距離離間させている。これにより、炊飯量判定TP1B中にヒータ装置52が温度センサー62に対して与える熱影響をより小さくすることができ、温度センサー62による温度検知を容易に行うことができる。
In this case, the rice cooking temperature nonuniformity during preheating due to the low temperature of the central portion of the conventional inner pot can be improved. Furthermore, it is possible to prevent inconveniences such as the inner
次に、第2例目は、制御装置27は予熱工程TP1A以降の炊飯量判定TP1B中もプレートヒータ54の通電を弱めたり断電することなく通電し続ける、或いは、予熱工程TP1Aは通電せずに予熱工程TP1A以降からプレートヒータ54の通電を開始する制御を行う。この場合、予熱工程TP1A終了後に強火加熱による炊飯量判定TP1B中の御飯温度上昇時間においても、内釜28の中心部を加熱することができるので、中心部からも沸騰を開始させることが容易になる。
Next, in the second example, the
即ち、従来例で示した如き、内釜内では沸騰が開始した部分から継続的に気泡が発生し、その連続的に気泡が発生した部分が炊飯中の気泡、蒸気の通り道となる傾向がある。しかし、本発明では誘導加熱コイル29とは別に制御可能なプレートヒータ54を設け、このプレートヒータ54を誘導加熱コイル29の中心部に配設し、制御装置27にて加熱を制御している。これにより、内釜28の中心部からも沸騰を開始させて継続的に気泡を発生させることができるので、沸騰ムラとでも言うべき現象を好適に解消することができる。また、内釜28の中心部からも沸騰を開始させることができるので、内釜28中心部の温度ムラをより良好に改善することができ、また、炊きムラの発生も防止できる。従って、見た目にも美しく美味しい御飯を炊くことができるようになる。
That is, as shown in the conventional example, in the inner pot, bubbles are continuously generated from the portion where boiling starts, and the portion where the bubbles are continuously generated tends to be a passage of bubbles and steam in the rice cooking. . However, in the present invention, a
このように、プレートヒータ54を制御することで炊飯工程中のどの時点においても、温度ムラを少なくすることができるので、炊き上がった御飯の炊きムラも解消することができる。従って、見た目にも美しくふっくらとした美味しい御飯を炊き上げることができる。また、炊飯中の内釜28内部に満遍なく気泡を発生させられる為、炊き上がった御飯表面の噴火口のような凹凸も少なく、見た目にも美しい御飯を炊くことができるようになる。
In this way, by controlling the
次に、第3例目は、制御装置27は炊飯量判定TP1B終了以降のタイミングでプレートヒータ54の通電を開始、或いは、プレートヒータ54の出力を強める制御を行う。この場合、制御装置27は温度センサー装置60にて内釜28の温度測定を行う時間である炊飯量判定TP1B中に、温度センサー62に対して与える熱影響がより小さくできるタイミングでプレートヒータ54の通電を制御する。これにより、温度センサー62での内釜28の温度測定誤差を小さくすることができるので、より正確な炊飯量判定TP1Bを行うことができるようになる。
Next, in the third example, the
また、第2例目に対してプレートヒータ54の通電のタイミングは遅くなるが、第2例目と同様に中心部からも気泡を発生させることができる。これにより、第2例目と同様の効果を得ることができる。
In addition, the energization timing of the
次に、第4例目は、制御装置27はドライアップTP1D検知時、あるいは、ドライアップTP1Dを検知する所定時間前からドライアップ検知時にかけて、プレートヒータ54の断電、或いは、出力を弱める制御を行う。この場合、制御装置27はドライアップTP1Dの温度の検知時に、温度センサー62がプレートヒータ54から受ける熱影響をより小さくすることができるタイミングでプレートヒータ54の通電を制御する。これにより、温度センサー62での内釜28の温度測定誤差を小さくすることができるので、正確なドライアップTP1Dの検出を行うことができるようになる。
Next, in the fourth example, the
また、制御装置27は沸騰が継続し、内釜内に水のなくなるドライアップ時、またはその所定時間前から、プレートヒータ54の断電、或いは、出力を弱めるので、内釜28の中心部において炊いた御飯が柔らかくなるなどの炊き過ぎ現象もおきず、炊きムラが生じることもない。また、表面中心部に噴火口のような凹凸ができる現象が起こることもなく、美味しく、見た目にも美しい御飯を炊くことができる。
In addition, since the
次に5例目は、制御装置27は上記第1例目〜第4例目の各動作において、温度センサー62で検知した温度によってプレートヒータ54の通電制御(温度調節)と、内釜28の温度調節の両方を行う。この場合、プレートヒータ54の通電制御用の為に、温度センサー62以外に格別な温度センサーを設ける必要がない。これにより、炊飯器50を安価なコストで実現することができる。
Next, in the fifth example, the
実施の形態5.
前述の実施の形態1から4において説明したように、前述の各実施形態によれば、誘導加熱コイル29の中心部空隙に内釜28外底面略中心部に当接するプレートヒータ54を設けているので、加熱不足になりがちな内釜28中心部の加熱状態を好適に改善することができる。
As described in the above first to fourth embodiments, according to each of the above-described embodiments, the
また、内釜収容部1B底面に第1コイルバネ59によって所定寸法範囲で上下動自在のプレートヒータ54を設けているので、内釜収容部1Bに内釜28が収容された際、内釜28底面にプレートヒータ54を確実に接触させることができる。これにより、加熱不足になりがちな内釜28中心部の加熱状態をより確実に改善することができる。
Further, since the
また、制御装置27は、温度センサー62が検知した温度に基づいて、誘導加熱コイル29とプレートヒータ54の加熱出力をそれぞれ個別に制御するようにしているので、内釜28中心部の温度ムラをより良好に改善することができる。これにより、炊きムラの発生も防止することができる。従って、見た目にも美しく美味しい御飯を炊くことができるようになる。
Further, since the
特に、制御装置27にて誘導加熱コイル29及びプレートヒータ54をそれぞれ別々に制御するようにしているので、プレートヒータ54中心部のみの加熱の中断、或いは、中心部のみの加熱を弱めることや、逆に誘導加熱コイル29への通電を遮断して中心部のみの加熱、或いは、中心部のみの加熱を強めることができる。これにより、御飯状態に好適な加熱が可能となり、例えば、内釜28中心部に炊き過ぎ(柔らかくなる)現象もおきず、炊きムラが生じることや、加熱が不足して御飯に芯が残るような不都合も防止することができる。また、炊いた御飯の内釜28表面中心部に、噴火口のような凹凸ができる現象が起こることもなく、見た目にも美しく美味しい御飯を炊くことができるようになる。
In particular, since the
また、制御装置27は、温度センサー62が内釜28の温度検知を行うタイミングで、温度センサー62が受けるプレートヒータ54からの熱影響を最小限の状態になるようにプレートヒータ54の通電、断電、出力の強弱等の制御を行うようにしているので、炊飯中の内釜28中心部の温度を極めて正確に検知することができる。これにより、炊飯器50の炊飯温度を好適に制御することができるようになる。
Further, the
また、制御装置27は、炊飯量判定時、あるいはその所定時間前から炊飯量判定時にかけて、プレートヒータ54の断電、或いは、出力を弱める制御を行うようにしているので、炊飯量判定時に温度センサー62がプレートヒータ54の加熱温度を検知してしまうなどの不都合を未然に阻止することが可能となる。これにより、より正確な炊飯量判定を行うことができるようになる。
In addition, since the
また、制御装置27は、プレートヒータ54への通電を、炊飯量判定以降に通電開始、或いは、出力を強める制御を行うようにしているので、温度センサー62がプレートヒータ54の加熱温度を検知してしまうなどの不都合を未然に阻止することが可能となる。これにより、炊飯中の内釜28を好適な温度で加熱することができる。
In addition, since the
また、制御装置27は、プレートヒータ54への通電を、温度センサー62によるドライアップの検知時、あるいはその所定時間前からドライアップ検知時にかけて、断電、或いは、出力を弱める制御を行うようにしているので、炊飯工程から蒸らし工程に移行する以前に温度上昇するドライアップの検知時に、プレートヒータ54から温度センサー62への熱影響を小さくすることができる。これにより、ドライアップ温度を正確に検知することができるので、好適な温度で蒸らし工程を行うことができるようになる。従って、一層美味しい御飯を炊くことができるようになるものである。
Further, the
尚、実施の形態1〜4では、中心加熱手段をセラミックスのプレートヒータ54で説明したが、中心加熱手段はセラミックスのプレートヒータ54に限らず、焼結黒鉛材料で構成された黒鉛プレートヒータや、他のプレート型のヒータ、或いは、プレート状のヒータに限らず導線により構成された誘導加熱コイル29同様の誘導加熱式ヒータや、管状のヒータからなるシーズヒータ等で構成したものであっても本発明は有効である。
In the first to fourth embodiments, the center heating means has been described with the
また、内コイル29Aと外コイル29Bとからなる一本のコイルで誘導加熱コイル29を構成したが、誘導加熱コイル29の内コイル29Aと外コイル29Bとを別々に構成し、それらを別々に温度制御できるようにしても差し支えない。これにより、内釜28をより細かく温度制御することができる。従って、内釜28の温度ムラや炊きムラが生じるのを好適に防止することができ、一層美味しく、見た目にも美しい御飯を炊くことができるようになる。
In addition, the
1 炊飯器本体、1A 胴部、2 開口、3 ハンドル、4 蓋体、10 表示部、12 蒸気カートリッジ、27 制御装置、28 内釜、29 誘導加熱コイル、29A 内コイル、29B 外コイル、32 コイル台、32A 固定部材、34 保持板、50 炊飯器、52 ヒータ装置、54 プレートヒータ、56 外ケース、58 内ケース、58B 第1コイルバネ収容凹部、59 第1コイルバネ、60 センサー装置、62 温度センサー、64 温度センサーホルダー、66B 第2コイルバネ収容凹所、68 キャップ、70 第2コイルバネ。 DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Rice cooker main body, 1A body part, 2 opening, 3 handle, 4 lid body, 10 display part, 12 steam cartridge, 27 control apparatus, 28 inner pot, 29 induction heating coil, 29A inner coil, 29B outer coil, 32 coil Base, 32A fixing member, 34 holding plate, 50 rice cooker, 52 heater device, 54 plate heater, 56 outer case, 58 inner case, 58B first coil spring accommodating recess, 59 first coil spring, 60 sensor device, 62 temperature sensor, 64 Temperature sensor holder, 66B Second coil spring accommodating recess, 68 Cap, 70 Second coil spring.
Claims (8)
前記内釜外底面略中心部に当接し、前記加熱手段の中心部空隙に配設される中心加熱手段が設けられたことを特徴とする炊飯器。 A rice cooker body having an inner pot, an opening on the upper surface, and an inner pot accommodating portion in which the inner pot is accommodated from the opening, and the opening of the inner pot accommodating portion being closed so as to be openable and closable. A lid, a heating means arranged to face the inner pot so as to have a predetermined gap at the center, and heating the inner pot; and an inner pot temperature detecting means for detecting the temperature of the inner pot during cooking Prepared,
A rice cooker characterized in that a center heating means is provided in contact with the substantially central portion of the outer bottom surface of the inner pot and disposed in a central space of the heating means.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004218805A JP2006034595A (en) | 2004-07-27 | 2004-07-27 | Rice cooker |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004218805A JP2006034595A (en) | 2004-07-27 | 2004-07-27 | Rice cooker |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006034595A true JP2006034595A (en) | 2006-02-09 |
Family
ID=35900221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004218805A Pending JP2006034595A (en) | 2004-07-27 | 2004-07-27 | Rice cooker |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006034595A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012532280A (en) * | 2009-07-06 | 2012-12-13 | ユーエフアイ フィルターズ エッセ.ピ.ア. | Improved filters for a diesel internal combustion engine with a heater device |
WO2014102336A1 (en) * | 2012-12-31 | 2014-07-03 | Arcelik Anonim Sirketi | An induction water heating device |
-
2004
- 2004-07-27 JP JP2004218805A patent/JP2006034595A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012532280A (en) * | 2009-07-06 | 2012-12-13 | ユーエフアイ フィルターズ エッセ.ピ.ア. | Improved filters for a diesel internal combustion engine with a heater device |
WO2014102336A1 (en) * | 2012-12-31 | 2014-07-03 | Arcelik Anonim Sirketi | An induction water heating device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008226574A (en) | Induction-heating cooker | |
JP5033733B2 (en) | Induction heating cooker | |
JP2007214083A (en) | Heating cooker | |
JP4671920B2 (en) | rice cooker | |
JP2006034595A (en) | Rice cooker | |
KR20100104201A (en) | Temperature sensor for induction cooker | |
JP6623272B2 (en) | Electromagnetic cooker | |
JP2016158895A (en) | Heating cooker | |
JP6437738B2 (en) | Electromagnetic cooker | |
JP2009233230A (en) | Rice cooker | |
JP2007335235A (en) | Induction heating cooker | |
JP6435116B2 (en) | Electromagnetic cooker | |
JPH10155649A (en) | Electric rice cooker | |
JP4372801B2 (en) | Electromagnetic induction heating cooker | |
JP6505048B2 (en) | rice cooker | |
JP2009195486A (en) | Rice cooker | |
JP5318361B2 (en) | Electric rice cooker | |
JP2009077850A (en) | Electromagnetic induction heating type rice cooker | |
JP2007097889A (en) | Container for electromagnetic induction cooker | |
JP4140563B2 (en) | rice cooker | |
JP2007329087A (en) | Electric rice cooker | |
JP2010125027A (en) | Rice cooker | |
JPH10201617A (en) | Electromagnetic induction heating type rice cooking heat retaining pan | |
JP6272053B2 (en) | Induction heating cooker | |
JP5247846B2 (en) | Cooker |