JP2006031653A - ポインティングデバイスの補助的ソフトウェア制御（部分） - Google Patents

Abstract

【課題】ポインティングデバイスとしてのトラックボール自体にクリック機能を有させた場合、目的の座標でクリックを行うことは、トラックボールの容易な可動性が逆にあだとなり、目的の座標をクリック時に維持することが難しかった。
【解決手段】ポインティングデバイスの制御ソフトウェアに直前の座標を常に記録させ、クリック時にその直前の座標に修正し固定することによりより正確な操作を可能にさせる。
【選択図】図１

Description

この発明は、ポインティングデバイスの操作時における制御ソフトウェアに関する。

従来のトラックボール付きポインティングデバイスにはトラックボール及びクリック用ボタンが別についているものである。

しかしながら、以上の技術によれば、座標を指定するトラックボールと座標を指定した後に次の操作として多分に行われるであろう、クリックという操作を行うボタンがトラックボールとは別の位置に存在していた。
また、座標指定のためのトラックボールにクリックボタンとしての機能を有する製品が存在していても、トラックボールの容易な可動性が逆に、目的の座標でトラックボールを用いてクリックを行うという動作に障害をもたらしているだろう。

何故ならば、トラックボール自体にクリック機能を備えた場合、トラックボールを押し込み、機械的にそれを感知できるような装置を構築できても、球体を正確に真上から押し込む（真上からでなければ前述のトラックボールの容易な可動性により、目的の座標からずれてしまうだろう）のは人間工学上難しく、目的の座標を維持したままでクリック動作を行うのは難しいと思われるからである。

そこで、この発明は、座標決定からクリックという操作をよりスムースに行うためトラックボールそのものにクリック機能を有するデバイスが存在した場合の、より確実な操作を実現するであろうソフトウェア的制御方法を提供することを課題とする。

以下、以上の課題を解決するための第一発明。

一般的に人がトラックボールを使用し、目的の座標でクリックを行う直前に短時間（現在の座標を主に視覚的に認知するまで）座標を動かすことなく、またクリック時間中も座標変更を行うことは無いと思われることから、トラックボールを制御するソフトウェアに極短時間（目的の座標に到達したことを使用者が認知し、クリックという動作に入るまでの座標が動かない程度の時間、もしくはクリックという動作により座標がずれることに対して目的の座標への補正が可能と思われる時間。０．１秒程度、もしくは０．１秒以内）座標を記録する機能、クリックの瞬間に記録されている座標への修正及び保持を行う機能を追加することにより、使用者が目的の座標での確実なクリック動作をソフトウェア的に補助する。

第一発明によれば、トラックボール自体にクリックボタンとしての機能を有するポインティングデバイスが存在するとして、ソフトウェア的補助により、その機能をより、使いやすく確実なものにする。

Claims (1)

1. トラックボール自体にクリック機能を内蔵したポインティングデバイスのソフトウェア的制御方法（部分）