JP2006026795A - Stopper device for machine tool - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、工作機械の送り軸に沿って往復運動を行う移動台のストローク終端に設けられた工作機械のストッパ装置に関する。 The present invention relates to a stopper device for a machine tool provided at the end of a stroke of a moving table that reciprocates along a feed axis of the machine tool.
一般に、工作機械は加工主軸を搭載したサドル、あるいはワークを支持するテーブル等の移動台をモータ等の送り軸駆動装置により、ボールねじ等の送り軸を介してガイドに沿って往復移動を行うようになっている。また、工作機械のストッパ装置は前記移動台のストローク終端において固定側に設けられたプレート表面にゴム等の弾性部材を取り付け、例えばオペレーターの操作ミスやモータの異常等により前記移動台が規定のストローク終端からオーバーランした場合、移動台と弾性部材が衝突し、前記弾性部材により衝突エネルギーが吸収され、移動台の損傷やずれ等に起因する加工精度不良等の不具合発生を抑制するようになっている。また、従来においては送り軸に螺合されたナットに弾性部材からなるストッパを設けて衝撃吸収する方法が特開2002−219632に掲載されている。
このようにストッパ装置の構成を全て固定側に設ける方法においては、衝突時の吸収エネルギーを多くするために弾性部材のひずみ量を多くしようとするとどうしても弾性部材自体の長さを長くする必要があり、ストッパ装置の設置スペースを大きく取ってしまうこと、およびそれに伴うマシン自体の大きさの増大といった問題があり、スペースを少なくするために弾性部材を短くするとひずみ量が減少し、それに伴う衝突エネルギー量も減少するため衝突時の移動台の損傷やずれ等に起因する加工精度不良等の不具合発生率が上昇してしまうといった問題があった。また、加工精度不良等のトラブルが機械本体に発生した場合、移動体が衝突した形跡を確認する手段が無く、原因を明確化できないという問題があった。 As described above, in the method of providing all the stopper devices on the fixed side, it is necessary to increase the length of the elastic member itself in order to increase the amount of strain of the elastic member in order to increase the absorbed energy at the time of collision. There is a problem that the installation space for the stopper device is increased and the size of the machine itself is increased. If the elastic member is shortened to reduce the space, the amount of strain decreases, and the amount of collision energy associated therewith. Therefore, there is a problem that the occurrence rate of defects such as poor machining accuracy due to damage or displacement of the moving table at the time of collision increases. Further, when trouble such as poor machining accuracy occurs in the machine body, there is no means for confirming the trace of collision of the moving body, and there is a problem that the cause cannot be clarified.
本発明は、工作機械のストッパ装置において従来のものと比べて省スペースかつ移動体が衝突板に衝突したかどうかを視覚的に確認することができ、不具合の原因の特定を容易にすることができる工作機械のストッパ装置を提供することにある。 The present invention makes it possible to visually check whether or not a moving body has collided with a collision plate in a stopper device of a machine tool as compared with the conventional one, and can easily identify the cause of a defect. An object of the present invention is to provide a stopper device for a machine tool.
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、送り軸上を往復動作する移動台と前記送り軸を駆動させることにより前記移動台を往復動作させる送り軸駆動装置を備えた工作機械において、前記移動台に穿設した穴にストッパ部材を挿入し、前記ストッパ部材に対向する固定側に衝突板を設置し、前記移動台がストローク終端を超えた時点で前記ストッパ部材が前記衝突板に当接し、前記移動台が衝突板に衝突する前に前記ストッパ部材が緩衝材として機能することを要旨とする。
In order to solve the above problems, the invention described in
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記ストッパ部材はゴム、合成樹脂等からなり弾性に富む材質であることを要旨とする。 The gist of a second aspect of the present invention is that, in the first aspect, the stopper member is made of rubber, synthetic resin or the like and is made of a material rich in elasticity.
請求項3に記載の発明は、前記ストッパ部材は衝突板と最初に衝突する面より穿設された孔と、前記孔中を満たしたインクまたは塗料と、前記孔の表面を覆った薄膜体から成り、移動台がストローク終端を超えて衝突板に衝突した際に、前記インクまたは塗料が前記薄膜体を破って噴出し、前記衝突板に前記インクまたは塗料が付着することを要旨とする。 According to a third aspect of the present invention, the stopper member includes a hole formed from a surface that first collides with the collision plate, ink or paint filling the hole, and a thin film body covering the surface of the hole. The gist of the invention is that when the moving table collides with the collision plate beyond the end of the stroke, the ink or paint breaks the thin film body and ejects, and the ink or paint adheres to the collision plate.
請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明によれば、簡素な構成で移動台のストッパ部を構成でき、ストッパ部自体の長さも減少させることができるため、機体の全長も短くすることが可能である。
According to the invention described in any one of
請求項2記載の発明は、ストッパ部材自体の構成の最適化により、ストッパ部全体構成をより省スペース化させることが可能である。
The invention according to
請求項3記載の発明は、衝突時にストッパ部材内部の挿入穴より衝突板上にインクが噴出し、衝突板上に付着することにより、衝突の有無を明確化できることにより、機械の不具合に対する原因の追究を容易にできるため、起こった問題に対する対処が容易になる。 In the invention according to claim 3, in the event of a collision, ink is ejected from the insertion hole inside the stopper member onto the collision plate and adheres to the collision plate, whereby the presence or absence of the collision can be clarified. Since it is easy to pursue, it is easier to deal with problems that occur.
以下、本発明を具体化した工作機械のストッパ装置の一実施形態を図面に従って説明する。
図1は工作機械全体の正面図、図2は工作機械全体の側面図である。以下図1及び図2に従い、本発明の実施形態の全体構成について説明する。工作機械の機台1上には互いに平行にガイドレール2が設置されており、また同じく機台上に図示しないベアリング等により回転可能に支持され、前記ガイドレール2と平行にボールねじ等の送り軸3が設置されている。前記送り軸3の末端延長線上には前記送り軸を回動させるための図示しないサーボモータ等の送り軸駆動装置が接続されている。
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, an embodiment of a stopper device for a machine tool embodying the invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a front view of the entire machine tool, and FIG. 2 is a side view of the entire machine tool. The overall configuration of the embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
前記サドル5には前記複数のガイドレール2上を往復移動可能に嵌合された複数のスライダ4が固着されている。また、前記サドル5には前記送り軸3に螺合された図示しないナット等の伝達体が固着されており、前記送り軸3が回動した際に回転運動が前記送り軸3と伝達体によりZ軸方向の運動に変換され、ガイドレール2及びスライダ4に案内、支持されながらZ軸方向の往復運動を行う。
A plurality of
また、以上の構成と同様にサドル5上のコラム7がX軸方向、前記コラム7上において加工工具9をクランプした図示しないスピンドルを回動可能に支持した主軸ヘッド8がY軸方向にそれぞれ往復運動を行うことで、所定の位置へ移動し、加工領域内で治具6に支持されたワークWに対し、加工工具9により所定の加工を行うようになっている。
Similarly to the above configuration, the
それぞれの軸方向に往復運動を行う前記サドル5、コラム7及び主軸ヘッド8の各送り軸の各送り軸を支持する機台あるいは移動台上において各送り軸の両末端部付近の固定側には衝突板10が設置されている。そしてそれら衝突板10に対向して前記サドル5、コラム7及び主軸ヘッド8の移動側には穿孔11が穿設され、前記穿孔11内部にはストッパ部材12が内挿可能に設置されている。なお、本明細書における移動側と固定側の関係は各軸において前記サドル5、コラム7及び主軸ヘッド8上の穿孔11及びストッパ部材12に対向する位置にある衝突板10との相対位置関係において各軸上の移動により前記相対位置関係が変化する際に相対位置が変動する側を移動側、相対位置が変動しない側を固定側とする。なお、本実施例においては当該衝突板10及びストッパ部材12に関係しない軸の移動により固定側も絶対位置は変動するが当該軸の移動がない限り互いの相対位置関係は変動しない。
On the fixed side near both ends of each feed shaft on the machine base or moving table that supports each feed shaft of each of the feed shafts of the
次に、図3は図2の要部を拡大したストッパ部分周辺の拡大断面図である。以下図3に従ってストッパ部分の構成について説明する。前記機台1に設置されたガイドレール2上をスライダ4を介し往復移動可能に設置されたサドル5には穿孔11が穿設され、前記穿孔11中にストッパ部材12が内挿されている。また、衝突板10は内挿されたストッパ部材12に対向する場所に位置し、固定側である機台1に固定されている。
Next, FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view of the periphery of the stopper portion in which the main part of FIG. 2 is enlarged. The configuration of the stopper portion will be described below with reference to FIG. A
ストッパ部材12は弾性変形が可能な材質からなり、前記ストッパ部材12はサドル5がストローク終端を超える領域において前記ストッパ部材12および前記衝突板10が当接するように構成されている。また、前記ストッパ部材12は前記サドル5より早く衝突板10に衝突するよう構成されるため、前記サドル5外部に突出している。ストッパ12自体は長さ方向の中間に位置する箇所に切り欠き部12aが設けられている。ストッパ部材の中心部付近はインクを挿入するための挿入孔15および前記挿入穴15中にはインク14が満たされており、挿入孔15の入口部分は挿入孔15の表面を覆った薄膜状の蓋部材16が設けられている。また、前記穿孔11の入口付近にはストッパ部材12の抜け止めのためのピン13が設置されている。
The
次に本実施例におけるストッパ部材12の衝突緩衝時の動きについて図4をもとに説明する。操作上のミスあるいは図示しないモータ等からなる送り軸駆動装置の異常等の要因によりサドル5がストローク終端を超えオーバーランした場合、まずストッパ部材12が衝突板10と衝突する。この際、前記ストッパ部材12自体の弾性変形により、衝突時の衝突エネルギーが吸収されるとともに前記衝突板10により暴走した前記サドル5の移動が規制される。この時、前記ストッパ部材12に穿設された挿入穴15内部は衝突時の前記ストッパ部材の変形により圧縮され、前記挿入穴15の内圧が上昇する。このときの勢いおよび衝突時の衝突により、前記蓋部材16が破損あるいは離脱し、前記挿入穴15内部に封入された前記インク14が噴出し、前記衝突板10に付着して衝突の形跡が残るようになっている。
Next, the movement of the
上記実施形態のストッパ装置によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)上記実施形態では、移動側であるサドル5、コラム7及びヘッド8中に穿孔11を形成し、その内部にストッパ部材12を内挿した。このため、固定側にストッパ部材を設けた時よりもストッパ部自体の長さを短くできるため、機体本体の長さを短くすることができる。
According to the stopper device of the above embodiment, the following features can be obtained.
(1) In the above embodiment, the
(2)上記実施形態では、ストッパ部材12内部に挿入穴15を穿設し、前記挿入孔15内部にインク14を封入した。このため、衝突板10を確認することで衝突があった形跡があるかどうかが容易にわかり、機械の不具合等の原因追及がより容易になり、責任の所在がより明確になる。
(2) In the above embodiment, the
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 前記実施形態において、衝突板10の表面形状は粗面状にするなど、任意に変更可能である。これにより、インク14が衝突板10に付着した際に、インクが落ちにくく形跡の消去ができなくなる。
○ インク14は衝突板10に衝突時に噴出し、衝突板10にその形跡が残り、容易に消えない材質のものであれば、他の材質例えば油性塗料等に置換可能である。
In addition, you may change this embodiment as follows.
(Circle) in the said embodiment, the surface shape of the
If the
○ 切り欠き部12aの形状、寸法については任意に変更可能である。これにより、吸収できる衝突エネルギー量を容易に変化させることができ、よりストッパ部材のサイズを小さくすることも可能である。
○ 図5に示すようにストッパ部材の抜け止め防止用のピン13付近の構成を蓋17のビス止め等任意に変更可能である。これによりストッパ部材12の交換に要する作業が容易になる。
○ インク14を封入した蓋部材16の材質、固定方法については任意に変更可能である。
○ 送り軸駆動装置はリニアモータ、シリンダ等によるものでも良い。
○ 本実施例においては3軸が移動する型の工作機械であるが、移動軸数、方向等は任意に変更可能である。
O The shape and dimensions of the
As shown in FIG. 5, the structure in the vicinity of the
The material and fixing method of the
○ The feed shaft drive device may be a linear motor, cylinder, or the like.
In the present embodiment, the machine tool is a type in which three axes move. However, the number of moving axes, the direction, and the like can be arbitrarily changed.
1…機台、2…ガイドレール、3…送り軸、4…移動体、5…サドル、6…治具、7…コラム、8…主軸ヘッド、9…加工工具、10…衝突板、11…穿孔、12…ストッパ部材、12a…切り欠き部、14…インク、15…挿入穴、16…蓋部材。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
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JP2004208418A JP2006026795A (en) | 2004-07-15 | 2004-07-15 | Stopper device for machine tool |
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WO2009011260A1 (en) * | 2007-07-13 | 2009-01-22 | Tsudakoma Kogyo Kabushikikaisha | Device for preventing breakage of tilting rotary table indexing device |
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2004
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WO2009011260A1 (en) * | 2007-07-13 | 2009-01-22 | Tsudakoma Kogyo Kabushikikaisha | Device for preventing breakage of tilting rotary table indexing device |
JP2009018401A (en) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Tsudakoma Corp | Breakage preventor for inclined table indexing apparatus |
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