JP2006022566A - Connecting structure for wooden building - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、木造建築物を剛接合する連結金物に関する。 The present invention relates to a connecting hardware for rigidly joining a wooden building.
連結金物を用いた木造建築物としては、剛接合ではないが、主幹部材の側面に平面視コ字状の連結金物を固定し、一方、結合部材の端面に連結金物を受け入れる係合溝を設け、連結金物の上方から結合部材を落とし込むことにより、連結金物の上部に有するU字状の受け孔に、結合部材の幅方向に挿入したピンを落とし込み、結合部材の側面から別のピンを、連結金物を貫通する状態で挿入するものが知られている(特許文献1)。
また、同様にピンを打ち込むものとしては、下記の非特許文献1のものもある。
上述した連結金物は、木材同士の連結作業が容易であることから重宝されている。ところで、上述したものは、いずれもピンを挿入するために結合部材に抜穴をあけている。この抜穴に関する詳細な記述は文献中にはないが、組立時のガタツキを極力抑えるために、ピンと抜穴の外径は同一か、抜穴の方を小さくしてピンを打ち込むようにするのが一般的である。 The above-mentioned connecting hardware is useful because it is easy to connect woods. By the way, all of the above-mentioned have made a hole in the coupling member in order to insert a pin. There is no detailed description of this hole in the literature, but in order to minimize rattling during assembly, the outer diameter of the pin and the hole should be the same, or the hole should be made smaller and the pin should be driven in. Is common.
ところが、ピンと抜穴との関係をこのようにしてあると、木材同士を連結した場合に、荷重がピンを介して結合部材のピン用の抜穴にかかり、ピン用の抜穴と端面との距離が短いこともあって、結合部材に割れが生じ、木材の強度が低下することがある。 However, when the relationship between the pin and the hole is made in this way, when the woods are connected to each other, the load is applied to the pin hole for the coupling member via the pin, and the pin hole and the end face In some cases, the distance may be short, causing cracks in the connecting member and reducing the strength of the wood.
本発明は上記実情を考慮して開発されたもので、その目的とするところは、木材同士の連結作業が少なくとも従来と同等に容易で且つ木材の端部に割れが生じにくい連結構造を提供することである。 The present invention was developed in view of the above circumstances, and the object of the present invention is to provide a connecting structure in which the connecting work between the woods is at least as easy as the conventional one, and the end of the wood is not easily cracked. That is.
本発明のうち請求項1と2の発明は、縦材と横材、縦材と斜材、又は斜材同士の二部材を接合するために、接合用の端面を有する一方の部材に固定する付属金物と、他方の部材に固定する基本金物とから連結金物を構成し、二部材の突き合わせ箇所に連結金物を一組収容すると共に、接合用の端面を有する一方の部材の側面のピン穴から基本金物と付属金物を貫通する状態でロックピンを打ち込んで、基本金物と付属金物を連結する木造建築用連結構造を前提とする。 Among the present inventions, the first and second aspects of the present invention are fixed to one member having an end face for joining in order to join two members of the longitudinal member and the transverse member, the longitudinal member and the oblique member, or the oblique member. The attachment hardware and the basic hardware fixed to the other member constitute a connection hardware, and a set of connection hardware is accommodated at the abutting location of the two members, and from the pin hole on the side surface of one member having an end surface for joining It is premised on a connecting structure for a wooden building in which a lock pin is driven in a state of penetrating the basic hardware and the accessory hardware, and the basic hardware and the accessory hardware are connected.
また、請求項1と2の発明は何れも、一方の部材には、その端面の横幅中央部に収容溝を形成すると共に、収容溝の底からラグスクリューを埋設し、収容溝の奥側の横幅中央部に付属金物を収容すると共にラグスクリューにネジ止めし、一方の部材の側面には、基本金物と付属金物を連結するロックピンを打ち込むピン穴を、そのロックピンよりも大径にあけてあることを共通の特徴とする。 Further, in both of the first and second aspects of the present invention, in one member, a housing groove is formed in the central portion of the lateral width of the end surface, and a lag screw is embedded from the bottom of the housing groove, Accommodates the accessory hardware in the center of the width and is screwed to the lag screw. On the side of one of the members, a pin hole for driving a lock pin that connects the basic hardware and the accessory hardware is made larger in diameter than the lock pin. Is a common feature.
また、請求項1の発明は、基本金物は平面視してコ字板であって、その底側に付属金物を位置決めするストッパーを有し、他方の部材には、コ字板の中央片を止める止め穴をあけ、コ字板の開口方向とストッパーの反対方向からなる二方向の範囲を、付属金物を挿入可能な挿入範囲とし、付属金物はコ字板に嵌り込む内側体であることを固有の特徴とする。 According to the first aspect of the present invention, the basic hardware is a U-shaped plate in plan view, and has a stopper for positioning the accessory hardware on the bottom side, and the other member is provided with a central piece of the U-shaped plate. Make a stop hole, and set the range of the two directions consisting of the opening direction of the U-shaped plate and the opposite direction of the stopper as the insertion range in which the attached hardware can be inserted, and that the attached hardware is the inner body that fits into the U-shaped plate Unique features.
請求項1の発明では、基本金物がコ字板で、付属金物が内側体であったが、その逆であっても良い。即ち、請求項2の発明は、基本金物は内側体であって、その下端部には付属金物を位置決めするストッパーを突出し、他方の部材には、内側体を止める止め穴をあけ、他方の部材に対する内側体の突出方向とストッパーの反対方向からなる二方向の範囲を、付属金物を挿入可能な挿入範囲とし、付属金物は平面視してコ字板で、その内部に内側体を嵌め込むものであることを固有の特徴とする。
In the invention of
上述した請求項1と2の発明は、縦材と横材、縦材と斜材、又は斜材同士の二部材を接合するために、連結金物を一組用いるものを前提としていたが、横材の端面の高さ幅が大きい場合には、請求項3〜6の発明のように、縦材側面と横材端面を接合するために、連結金物を複数組上下に離して用いるものを前提としても良い。
The inventions of
そして、請求項3と4の発明は、横材には、その端面の横幅中央部に収容溝を上下に沿って形成すると共に、収容溝の底からラグスクリューを、連結金物の組数に対応して上下に離して埋設し、収容溝の奥側の横幅中央部に付属金物を連結金物の組数に対応して上下に離して収容すると共にラグスクリューにネジ止めし、横材の側面には、基本金物と付属金物を連結するロックピンを打ち込むピン穴を、そのロックピンよりも大径にあけてあることを共通の特徴とする。 According to the third and fourth aspects of the present invention, the transverse member is formed with an accommodation groove along the upper and lower sides in the central portion of the lateral width of the end face, and the lag screw from the bottom of the accommodation groove corresponds to the number of sets of the connecting hardware. In the middle of the horizontal width of the receiving groove, the accessory hardware is accommodated separately in the vertical direction according to the number of connected hardware and screwed to the lag screw. Has a common feature in that a pin hole into which a lock pin for connecting the basic hardware and the accessory hardware is driven has a larger diameter than the lock pin.
また、請求項3の発明は、基本金物は平面視してコ字板であって、その底側に付属金物を位置決めするストッパーを有し、縦材には、コ字板の中央片を止める止め穴を、連結金物の組数に対応して上下に離してあけ、コ字板の開口方向とストッパーの反対方向からなる二方向の範囲を、付属金物を挿入可能な挿入範囲とし、付属金物はコ字板に嵌り込む内側体であることを固有の特徴とする。
Further, in the invention of
請求項3の発明では、基本金物がコ字板で、付属金物が内側体であったが、その逆であっても良い。即ち、請求項4の発明は、基本金物は内側体であって、その下端部には付属金物を位置決めするストッパーを突出し、縦材には、内側体を止める止め穴を、連結金物の組数に対応して上下に離してあけ、縦材に対する内側体の突出方向とストッパーの反対方向からなる二方向の範囲を、付属金物を挿入可能な挿入範囲とし、付属金物は平面視してコ字板で、その内部に内側体を嵌め込むものであることを固有の特徴とする。
In the invention of
上述した請求項3と4の発明では、横材端面に収容溝を上下に沿って形成し、その収容溝に付属金物を上下に離して収容するものであったが、収容溝を上下に離して形成し、各収容溝に付属金物を収容するものであっても良い。即ち、請求項5と6の発明は、横材には、その端面の横幅中央部に収容溝を、連結金物の組数に対応して上下に離して形成すると共に、収容溝の間を非切削領域とし、各収容溝の底からラグスクリューを埋設し、各収容溝の奥側の横幅中央部に付属金物を収容すると共にラグスクリューにネジ止めし、非切削領域を縦材に付いた上下の基本金物の間に差し込んで基本金物に付属金物を嵌め込み、横材の側面には、基本金物と付属金物を連結するロックピンを打ち込むピン穴を、そのロックピンよりも大径にあけてあることを共通の特徴とする。
In the inventions of
また、請求項5の発明は、基本金物は平面視してコ字板であって、その底側に付属金物を位置決めするストッパーを有し、縦材には、コ字板の中央片を止める止め穴を連結金物の組数に対応して上下に離してあけ、上下に離して止めた複数の基本金物のコ字板の開口方向を、付属金物を挿入可能な挿入範囲とし、付属金物はコ字板に嵌り込む内側体であることを固有の特徴とする。
Further, in the invention of
請求項5の発明では、基本金物がコ字板で、付属金物が内側体であったが、その逆であっても良い。即ち、請求項6の発明は、基本金物は内側体であって、その下端部には付属金物を位置決めするストッパーを突出し、縦材には、内側体を止める止め穴を、連結金物の組数に対応して上下に離してあけ、上下に離して止めた複数の内側体の突出方向を、付属金物を挿入可能な挿入範囲とし、付属金物は平面視してコ字板で、その内部に内側体を嵌め込むものであることを固有の特徴とする。
In the invention of
内側体は、コ字板の内部に嵌り込んで、木材とロックピンで止められることができる形状であれば問題ない。例えばブロックであっても良いが、請求項7の発明のように、内側体として、平面視してコ字板を用いることが望ましい。このようにすれば、ブロックに比べると、製造費が安くなる。
There is no problem as long as the inner body has a shape that fits inside the U-shaped plate and can be fixed with wood and a lock pin. For example, although it may be a block, it is desirable to use a U-shaped plate as the inner body in plan view as in the invention of
請求項8の発明は、ラグスクリューの代わりに、シャフトを用い、シャフトの手前側には雌ネジをあけると共に奥側には貫通穴をあけ、貫通穴に一方の部材の側面からドリフトピンを打ち込んで止めることを特徴とする。
The invention of
請求項9の発明は、基本金物のストッパーが収容溝の横幅方向に延びる棒状であって、付属金物には、ストッパーに嵌り合う凹部を設けてあることを特徴とする。なお、請求項9の発明を、請求項5と6の発明に適用できるか否かが問題となる。縦材の上下に離して止めた基本金物の間隔と、横材端面の非切削領域の高さ幅がほぼ一致する場合、横材は前述したように横方向に動かして、上下の基本金物の間に非切削領域を挿入する関係上、上述した適用はできない。但し、上下に離して止めた基本金物の間隔よりも、横材端面の非切削領域の高さ幅が狭い場合には、上下の基本金物の間に非切削領域を挿入する際に、その狭い分だけ上下方向の余裕があるので、その余裕分を利用すれば、ストッパーと凹部を嵌め込むことが可能となるので、上述した適用ができると言える。
The invention according to
請求項10の発明は、連結金物で縦材と横材を連結する場合であって、基本金物の上部には収容溝の横幅方向に貫通するU字状の受け穴をあけ、付属金物の上部には受け穴に係止する係止ピンを打ち込み、係止ピンをその全長に亘って収容溝内に収容することを特徴とする。なお、請求項10の発明も、請求項5と6の発明に適用できるか否かが問題となるが、請求項9の発明と同じことが言える。
The invention according to
請求項1の発明であれば、一方の部材に固定した付属金物と、他方の部材に固定した基本金物とが嵌り合ってロックピンで連結するので、剛接合となる。また、他方の部材に固定した基本金物のコ字板の開口方向とストッパーの反対方向からなる二方向の範囲を付属金物の挿入可能な範囲としてあるので、挿入範囲が広くて差し込み易く、基本金物と付属金物の相対的な位置関係が多少ずれていても、最後にロックピンを打ち込むことによりその位置関係が修復されて、正確な連結状態となるので、連結作業が容易になる。さらに、一方の部材の側面にあけるピン穴を、ロックピンよりも大径にあけてあるので、ロックピンとピン穴が干渉せず、それゆえ、ロックピンを打ち込んでも木材端部の割れが発生しないという優れた利点がある。また、ラグスクリューによって付属金物を一方の部材の収容溝の奥行き方向に止めてあるので、一方の部材の横幅方向には連結構造の荷重がかからず、木材端部の割れが従来に比べて発生しにくいと言える。請求項2の発明も同様の効果が得られる。
According to the first aspect of the present invention, the attachment hardware fixed to one member and the basic hardware fixed to the other member are fitted and connected by the lock pin, so that rigid joining is achieved. In addition, since the range of the two directions consisting of the opening direction of the U-shaped plate of the basic hardware fixed to the other member and the direction opposite to the stopper is the range in which the accessory can be inserted, the insertion range is wide and easy to insert. Even if the relative positional relationship between the attached hardware and the accessory is slightly deviated, the positional relationship is restored by driving the lock pin last, and an accurate connection state is obtained, so that the connection work is facilitated. Furthermore, the pin hole on the side of one member has a larger diameter than the lock pin, so the lock pin and the pin hole do not interfere with each other. Therefore, even if the lock pin is driven, the end of the wood does not crack. There is an excellent advantage. In addition, since the attachment hardware is stopped in the depth direction of the housing groove of one member by the lag screw, the load of the connection structure is not applied in the lateral width direction of the one member, and the crack at the end of the wood is compared with the conventional one. It can be said that it is hard to generate. The same effect can be obtained in the invention of
請求項3、4の発明であれば、木材の高さ幅が大きい場合に適用でき、請求項1,2と同等の効果が得られる。
If it is invention of
請求項5、6の発明であれば、木材の高さ幅が大きい場合にも適用でき、請求項1,2と同等の効果が得られる。但し、連結作業に関しては、請求項1、2よりも若干、劣る。というのも、上下に離して縦材に付けた複数の基本金物に、横材端面の付属金物を嵌め込むために、横材を降ろして横材端面の収容溝を基本金物に差し込もうとすると、横材端面の非切削領域が基本金物に干渉するので、嵌め込むことができない。しかし、縦材に対する基本金物の突出方向である横方向を、付属金物を挿入可能な挿入範囲(挿入方向)としてあるので、横材をその長手方向に沿って動かして、非切削領域を上下の基本金物の間に差し込んで、基本金物に付属金物を嵌め込むことができる。また、非切削領域を設けてあるので、横材端面に収容溝を上下に沿って形成したもの(非切削領域のないもの)に比べ、横材の強度に優れている。
If it is invention of
請求項7の発明であれば、内側体として、平面視してコ字板を用いるので、ブロックに比べると、製造費が安くなる。
If it is invention of
また、請求項8の発明も請求項1〜6の発明と同様の効果がある。但し、ラグスクリューの代わりにシャフトを用い、そのシャフトをドリフトピンを用いて一方の部材に止めてあるので、連結時の荷重がドリフトピンを介して一方の部材にかかるので、請求項1〜6の発明に比べれば、木材端部の割れが少し発生しやすくなる。
The invention of
請求項9の発明であれば、ストッパーと凹部が嵌り合って基本金物と付属金物の相対的な位置関係が正確に位置決めされるので、ロックピンを軽い力で打ち込むことができる。
If it is invention of
請求項10の発明は、縦材に固定された基本金物に、収容溝を合わせて上方から付属金物付きの横材を落とし込めば、付属金物に打ち込まれた係止ピンがその全長に亘って収容溝内に収容されているので、収容溝内の付属金物に基本金物を挿入する際に係止ピンが邪魔にならず、そのまま基本金物のU字状の受け穴に係止ピンが引っ掛かって位置決めされるので、位置決め作業が容易に行える。
According to the invention of
本発明の木造建築用連結構造の第一例には図3又は図7に示すように連結金物1を使用する。連結金物1は、縦材2の側面に固定する基本金物3と、横材4の端面に固定する付属金物5からなる。
As shown in FIG. 3 or FIG. 7, a connecting
基本金物3は図8に示すように、平面視してコ字板であって、コ字板の中央片6には複数の抜穴7を貫通してあけ、図1に示すように縦材2にはその抜穴7に対応する箇所に止め穴8を貫通してあけ、ラグスクリュー9を止め穴8にネジ込み、ラグスクリュー9をその外周面の雄ネジで縦材2内に固定してある。ラグスクリュー9をネジ込む際には、その端面に有する雌ネジに工具をネジ込んで使用する。そして、縦材2の側面の横幅中央部に中央片6を押し付け、ラグスクリュー9の内部の雌ネジに対して抜穴7から中央片6をネジNで止める。ネジNの頭部は六角ボルト等の工具を取り付けることができるようになっている。また、コ字板の底には平板状のストッパー10を有し、コ字板の開口方向である横方向とストッパーの反対方向である上方向の二方向の範囲を、付属金物5を挿入可能な挿入範囲Rとし、図4に示すようにストッパー10の上に付属金物5を載せて位置決めする。図1、図8に示すようにストッパー10をコ字板の先部側に設けることによって、コ字板の奥部側に埃・ゴミの排出口11を形成してある。コ字板の左片12・右片13にはロックピン14(図5参照)を打ち込むロック穴15を貫通してあけ、図3、図4に示すように付属金物5にも、ロック穴15に対応する箇所に被ロック穴16があけてある。なお、図面ではロック穴15、及び被ロック穴16は縦一列に設けてあるが、並列して設けても良い。
As shown in FIG. 8, the
付属金物5は図9に示すようにコ字板に収容される内側体Uであって、内側体Uとして角柱状のブロックを用いている。図2に示すように付属金物5を止める横材4の端面には、その横幅中央部に連結金物1を収容する収容溝17を上下方向に沿って形成し、収容溝17の奥の横幅中央部には複数の丸穴18を高さ方向に間隔をあけて形成してある。図2、図3に示すように丸穴18にはラグスクリュー19をネジ込み、付属金物5を収容溝17の奥に押し当て、付属金物5の縦材面側の抜穴20からラグスクリュー19の雌ネジにネジ止めすると、付属金物5の両側にはコ字板の左片12及び右片13を収容するスペースが形成される。付属金物5の縦材面側の抜穴20は、ネジの頭部を収容するためにザグリ形状にしてある。図2、図3に示すように横材4の側面には、ロックピン14を打ち込むピン穴21を、付属金物5の側面の被ロック穴16と対応する箇所に、ロックピン14よりも大径にあけてある。
The
従って、図4に示すように横材4の側面に縦材2の端面を押し当てるようにして、横材4の収容溝17内に基本金物3を差し込むと、基本金物3と付属金物5が嵌まり合い、基本金物3のロック穴15、付属金物5の被ロック穴16、及び横材4側面のピン穴21が一直線に貫通した状態となる。そして、図5に示すようにピン穴21からロックピン14を打ち込んで圧入し、ロックピン14によって基本金物3と付属金物5を強固に剛接合する。そうすると、前述したようにピン穴21が大径であるため、ロックピン14によってピン穴21の径が広がることはなく、横材4の割れを防止できる。最後に、図6(ロ)に示すように、ロックピン14を横材4の横幅よりも短くしてあるので、ロックピン14を隠す目隠材22を横材4のピン穴21に左右両側から詰める。これによってロックピン14が火災時に火に晒されることがなくなり、耐火性能が向上する。また、図6(イ)に示すように、連結金物1の高さ幅を収容溝17の高さよりも狭くしてあるので、連結金物1を隠す目隠材22を収容溝の上下両側から詰める。これによって連結金物1が火災時に火に晒されることがなくなり、耐火性能が向上する。
Therefore, as shown in FIG. 4, when the end of the
本発明の木造建築用連結構造の第二例には図10(イ)(ロ)に示すように先の例と同じ連結金物1を用いるが、先例のラグスクリュー19の代わりにシャフト23を用いる。シャフト23の手前側端面に雌ネジをあけ、シャフト23の奥側に貫通穴24を横幅方向にあけてある。そして、横材4の側面にあけた支持穴25からドリフトピン26を打ち込んで貫通穴24を貫通して、シャフト23を収容溝17の奥に埋設する。ドリフトピン26は支持穴25を少し押し広げる状態となって横材4内に収容される。そして、このシャフト23に付属金物5を先例と同様にネジ止めする。シャフト23は図面ではパイプ状となっているが、ムクの棒状でも良い。一方、基本金物3は縦材2の止め穴8を利用してネジ止めするが、ネジ止めにはボルト・ナット27,28を用いている。
In the second example of the connecting structure for wooden construction of the present invention, the same connecting
本発明の木造建築用連結構造の第三例には図11に示すように、先例と同じ連結金物1を用いる。この連結構造の場合は、基本金物3と付属金物5の固定対象が変わったもので、即ち、横材4の上下面に基本金物3を固定し、縦材2の端面に付属金物5を固定してある点が大きく異なる。横材4はその上下面の同一直線上に二本の縦材2を固定するために、複数の止め穴8を上下に貫通してあけ、その止め穴8にラグスクリュー9を埋設し、ラグスクリュー9の上下端面に雌ネジをあけて、各雌ネジに対して基本金物3を上又は下からネジ止めしてある。そして、基本金物3のストッパー10によって、付属金物5の横方向への移動を規制する。一方、縦材2はその端面に収容溝17を形成し、その収容溝17を利用して先例と同様に付属金物5をネジ止めしてある。
As shown in FIG. 11, the
本発明の木造建築用連結構造の第四例には図12、図13に示すように、先例と同じ連結金物1を用いる。この連結構造は、縦材2と斜材29を接合するもので、縦材2の端面及びその端面の収容溝17を斜材29の傾きに合わせて傾斜して形成し、その収容溝17に先例と同様に付属金物5を固定する。一方、斜材29の下面に基本金物3を固定する際には、基本金物3のストッパー10を屋根頂部側に向けておく。このようにすれば、縦材2の上方から斜材29を下ろして、基本金物3に付属金物5を嵌め込んだ際に、ストッパー10が付属金物5に引っ掛かって斜材29が位置決めされる。
As shown in FIGS. 12 and 13, the
本発明の木造建築用連結構造の第五例には図14に示すように、先例と同じ連結金物1を用いる。この連結構造は、縦材2と斜材29の傾斜する端面同士を接合する点が異なるもので、それ以外は第四例と同様である。
In the fifth example of the connecting structure for wooden construction of the present invention, as shown in FIG. 14, the same connecting
本発明の木造建築用連結構造の第六例には図15に示すように、先例と同じ連結金物1を用いる。この連結構造は、屋根頂部に用いられ、二本の斜材29を接合する点が異なるもので、それ以外は第五例と同様である。
In the sixth example of the connecting structure for a wooden building of the present invention, as shown in FIG. This connection structure is the same as that of the fifth example except that the connection structure is used for the roof top part and the two
本発明の木造建築用連結構造の第七例には図16に示すように、先例と同じ連結金物1を用いる。この連結構造は、屋根を作る際に用いられ、縦材2の上端面に対して、一つの斜材29の端面が斜め上方に離れている配置関係に縦材2と斜材29を予め組んでおき、その離れている縦材2と斜材29の間に別の斜材29を架設する点が異なる。この場合は、架設用の斜材29の一端面を予め組んである斜材29の端面に合わせて垂直に形成し、架設用の斜材29の他端面を縦材2の傾斜面に合わせて傾斜して形成する。そして架設用の斜材29の両端面に収容溝17を端面の角度に合わせて形成し、各収容溝17に付属金物5を止める。一方、予め組んである縦材2と斜材29の端面には基本金物3を固定し、各基本金物3のストッパー10を下方に向けてある点が重要である。このようにすれば、付属金物5を挿入可能な挿入範囲Rが、斜材29に止めた基本金物3は上方向と横方向の二方向の範囲となり、一方、縦材2に止めた基本金物3は左右の斜め上方向の二方向の範囲となる。従って、架設用の斜材29を降ろして来る際に厳密な位置決めは不要となり、架設用の斜材29の端面に付いた付属金物5が各ストッパー10に引っ掛かる程度の精度で位置決めして降ろせば、左右のストッパー10に架設用の斜材29の両端部が支持される。最後に、ロックピン14を打ち込めば連結作業が完了するので、連結作業が容易になる。
In the seventh example of the connection structure for wooden construction of the present invention, as shown in FIG. 16, the
なお、図16に示した架設用の斜材29の一方、例えば右側の端面に、仮に収容溝17を形成することなく基本金物3を固定し、その基本金物3のストッパー10を上方に配置し、予め組んである対応する部材(斜材29)の端面に収容溝17を形成し、収容溝17に付属金物5を固定すれば、同様の効果が得られる。また、架設用の斜材29の両端面に収容溝17を形成することなく基本金物3を固定し、各基本金物3のストッパー10を上方に配置し、予め組んである縦材2及び斜材29の端面に収容溝17を形成し、各収容溝17に付属金物5を固定した場合であっても同様の効果が得られる。
Note that the
本発明の木造建築用連結構造の第八例には、図17から図20に示すように、別の連結金物1を用いる。この連結金物1の基本金物5は、平面視してコ字板であるが、図17、図18に示すようにその左片・右片12、13にはロック穴15以外に下方に抜穴30が対向してあけてあり、対向する抜穴30に棒状のストッパー10を打ち込んで左右両片12,13にストッパー10を架設し、そのストッパー10の両端を左右両片12,13に収容し、その上部にはU字状の受け穴31をあけてある。一方、付属金物5は、その底部には、ストッパー10に嵌り合う逆U字状の凹部32をあけ、上部には受け穴31に対応する箇所に抜穴33があけてあって、図18(ロ)に示すようにその抜穴33に係止ピン34を打ち込んで係止ピン34の左右端部35を内側体(ブロック)Uの左右に突起状に突出しておく。なお、係止ピン34の左右端部35は収容溝17に収容され、横材4の側面からは目視不能となっている。
In the eighth example of the connecting structure for wooden construction of the present invention, another connecting
この場合、縦材2への基本金物3の止め方及び横材4への付属金物5の止め方は図17、図18に示すように第一例と同様であるが、図19に示すように縦材2に付いた基本金物3の上方から横材4に付いた付属金物5を落とし込んで、係止ピン34及びストッパー10をそれぞれ受け穴31、凹部32に嵌め込む点が大きく異なる。また、このようにして嵌め込んだ後は図20に示すように先例と同様に横材4の側面のピン穴21からロックピン14を打ち込んで、基本金物3と連結金物1を剛接合する。
In this case, the method of fixing the
本発明の木造建築用連結構造の第九例には図21に示すように、別の連結金物1を用いる。この連結金物1は、第一例の連結金物1の基本金物3のコ字板と、付属金物5の内側体(ブロック)Uとを恰も入れ替えたものと考えることができる。詳細に言えば、基本金物3は内側体Uであって、その下端部には付属金物5を位置決めする板状のストッパー10を左右に突出し、縦材2に対する内側体Uの突出方向とストッパー10の反対方向である上方向の二方向の範囲を、付属金物5を挿入可能な挿入範囲Rとし、側面にはロックピン用の被ロック穴16をあけ、横材面側にはネジ止め用の抜穴20をあけてある。一方、付属金物5は平面視してコ字板であって、ロックピン用のロック穴15を左右両片12,13にあけ、中央片6にはネジ止め用の抜穴7をあけてある。なお、基本金物3と付属金物5を縦材2及び横材4に止める方法は、先例と同様に行えば良い。
As shown in FIG. 21, another connecting
本発明の木造建築用連結構造の第十例には図22に示すように、別の連結金物1を用いる。この連結金物1は、先例までの内側体Uをブロックではなく、コ字板としたことを特徴とするものである。即ち、基本金物3を付属金物5よりも一回り小さい内側体(コ字板)Uで形成し、コ字板Uの下端にストッパー10を設けたものである。この場合、コ字板Uの中央片36を縦材2にネジ止めし、ストッパー10の上に付属金物5を載せて、基本金物3の左右両片37、38が、一回り大きなコ字板の付属金物5の内側に嵌り込む。そして、付属金物5の左右両片12,13のロック穴15と基本金物3の左右両片37,38の被ロック穴16にロックピン14を貫通して、縦材2と横材4を連結する。このように基本金物3と付属金物5の双方がコ字板で、しかも底側がストッパー10によって塞がれているので、嵌り合った両者の内側にはほぼ角柱状の断熱空間39が上向きに開口して形成されており、ロックピン14を打ち込んだ後に断熱空間39に発泡ウレタン等の断熱材を充填して、断熱効果を向上することができる。
As shown in FIG. 22, another connecting
本発明の木造建築用連結構造の第十一例には図23に示すように、連結金物1を複数組、用いることを特徴とする。これは、横材4の高さ幅が大きい場合に使用する仕方で、丸ノコ等の切削工具で横材4の上下に収容溝17を別々に形成し、上下の収容溝17間には非切削領域40を形成して木材強度の低下をできる限り抑えてある。横材端面の各収容溝17に付属金物5を止めると、非切削領域40が邪魔になって、一見、付属金物5を、縦材2に付けた基本金物3に嵌め込むことができないように感じる。しかし、各基本金物3は横方向を、付属金物5を挿入可能な挿入領域Rとしてあるので、縦材2に止めた二つの基本金物3の上下の間隔に向かって横方向から横材4の非切削領域40を差し込めば、基本金物3に横材端面の付属金物5が嵌り合って、仮支持される。従って、最後にロックピン14を打ち込めば、縦材2と横材4が連結される。
As shown in FIG. 23, the eleventh example of the connecting structure for wooden construction of the present invention is characterized in that a plurality of sets of connecting
なお、図示しないが、上述した第十一例のうち、非切削領域40を無くした構造であっても良い。つまり、横材端面に収容溝17を上下沿って形成し、その収容溝17に付属金物5を上下に離して止めるものであっても良い。この場合、横材4の強度は落ちるが、上下に離して縦材2に付けた基本金物3に、横材4に付けた付属金物5を嵌め込む際に、非切削領域40が無いために、上方向と横方向の二方向の範囲を、付属金物5を挿入可能な挿入範囲Rとできるので、連結作業が容易に行える利点がある。
In addition, although not illustrated, the structure which eliminated the non-cutting area | region 40 among the 11th examples mentioned above may be sufficient. That is, the
1 連結金物
2 縦材
3 基本金物
4 横材
5 付属金物
6 中央片
8 止め穴
R 挿入範囲
10 ストッパー
14 ロックピン
U 内側体(ブロック、コ字板)
17 収容溝
19 ラグスクリュー
21 ピン穴
23 シャフト
24 貫通穴
26 ドリフトピン
29 斜材
31 受け穴
32 凹部
34 係止ピン
40 非切削領域
DESCRIPTION OF
17 receiving
Claims (10)
基本金物(3)は平面視してコ字板であって、その底側に付属金物(5)を位置決めするストッパー(10)を有し、他方の部材には、コ字板の中央片(6)を止める止め穴(8)をあけ、コ字板の開口方向とストッパーの反対方向からなる二方向の範囲を、付属金物を挿入可能な挿入範囲(R)とし、
付属金物(5)はコ字板に嵌り込む内側体(U)であって、一方の部材には、その端面の横幅中央部に収容溝(17)を形成すると共に、収容溝の底からラグスクリュー(19)を埋設し、収容溝の奥側の横幅中央部に付属金物(5)を収容すると共にラグスクリュー(19)にネジ止めし、一方の部材の側面には、基本金物(3)と付属金物(5)を連結するロックピン(14)を打ち込むピン穴(21)を、そのロックピンよりも大径にあけてあることを特徴とする木造建築用連結構造。 In order to join the two members of the longitudinal member (2) and the transverse member (4), the longitudinal member and the diagonal member (29), or the diagonal members, an accessory (5 ) And a basic hardware (3) fixed to the other member, and a connecting hardware (1) is housed in a butt portion of the two members and has an end face for joining. In the connecting structure for wooden construction, the lock pin (14) is driven through the pin hole (21) on the side surface of the member in a state of passing through the basic hardware and the accessory hardware, and the basic hardware (3) and the accessory hardware (5) are connected. There,
The basic hardware (3) is a U-shaped plate in plan view, and has a stopper (10) for positioning the accessory (5) on the bottom side, and the other member has a central piece ( 6) Make a stop hole (8) to stop, and the range in the two directions consisting of the opening direction of the U-shaped plate and the opposite direction of the stopper is the insertion range (R) in which the accessory can be inserted,
The accessory (5) is an inner body (U) that fits into the U-shaped plate, and one member is formed with a receiving groove (17) in the center of the lateral width of the end face, and a lug from the bottom of the receiving groove. The screw (19) is embedded, the accessory hardware (5) is accommodated in the center of the lateral width on the back side of the accommodation groove and screwed to the lag screw (19), and the basic hardware (3) is mounted on the side surface of one member. A connecting structure for a wooden building, characterized in that a pin hole (21) for driving a lock pin (14) for connecting the accessory metal fitting (5) is made larger in diameter than the lock pin.
基本金物(3)は内側体(U)であって、その下端部には付属金物(5)を位置決めするストッパー(10)を突出し、他方の部材には、内側体(U)を止める止め穴(8)をあけ、他方の部材に対する内側体(U)の突出方向とストッパーの反対方向からなる二方向の範囲を、付属金物(5)を挿入可能な挿入範囲(R)とし、
付属金物(5)は平面視してコ字板で、その内部に内側体(U)を嵌め込むものであって、一方の部材には、その端面横幅中央部に収容溝(17)を形成すると共に、収容溝の底からラグスクリュー(19)を埋設し、収容溝の奥側の横幅中央部に付属金物(5)を収容すると共にコ字板の中央片(6)をラグスクリュー(19)にネジ止めし、一方の部材の側面には、基本金物(3)と付属金物(5)を連結するロックピン(14)を打ち込むピン穴(21)を、そのロックピンよりも大径にあけてあることを特徴とする木造建築用連結構造。 In order to join the two members of the longitudinal member (2) and the transverse member (4), the longitudinal member and the diagonal member (29), or the diagonal members, an accessory (5 ) And a basic hardware (3) fixed to the other member, and a connecting hardware (1) is housed in a butt portion of the two members and has an end face for joining. In the connecting structure for wooden construction, the lock pin (14) is driven through the pin hole (21) on the side surface of the member in a state of passing through the basic hardware and the accessory hardware, and the basic hardware (3) and the accessory hardware (5) are connected. There,
The basic hardware (3) is an inner body (U), and a stopper (10) for positioning the accessory hardware (5) projects from the lower end of the inner hardware (U), and the other member has a retaining hole for stopping the inner body (U). (8) is opened, and the range in two directions consisting of the protruding direction of the inner body (U) relative to the other member and the direction opposite to the stopper is the insertion range (R) into which the accessory (5) can be inserted,
The accessory hardware (5) is a U-shaped plate in plan view, and the inner body (U) is fitted therein, and one member is formed with a receiving groove (17) at the center of the lateral width of the end surface. At the same time, a lag screw (19) is embedded from the bottom of the housing groove, the accessory (5) is housed in the center of the lateral width on the back side of the housing groove, and the central piece (6) of the U-shaped plate is attached to the lag screw (19 ) And a pin hole (21) for driving a lock pin (14) for connecting the basic hardware (3) and the accessory hardware (5) is formed on the side surface of one member with a larger diameter than that of the lock pin. A connecting structure for wooden construction characterized by being open.
基本金物(3)は平面視してコ字板であって、その底側に付属金物(5)を位置決めするストッパー(10)を有し、縦材(2)には、コ字板の中央片(6)を止める止め穴(8)を、連結金物の組数に対応して上下に離してあけ、コ字板の開口方向とストッパーの反対方向からなる二方向の範囲を、付属金物を挿入可能な挿入範囲(R)とし、
付属金物(5)はコ字板に嵌り込む内側体(U)であって、横材(4)には、その端面の横幅中央部に収容溝(17)を上下に沿って形成すると共に、収容溝の底からラグスクリュー(19)を、連結金物の組数に対応して上下に離して埋設し、収容溝の奥側の横幅中央部に付属金物(5)を連結金物の組数に対応して上下に離して収容すると共にラグスクリュー(19)にネジ止めし、横材(4)の側面には、基本金物(3)と付属金物(5)を連結するロックピン(14)を打ち込むピン穴(21)を、そのロックピンよりも大径にあけてあることを特徴とする木造建築用連結構造。 In order to join the longitudinal member (2) and the transverse member (4), it is connected from the accessory (5) fixed to the end surface of the transverse member (4) and the basic fitting (3) fixed to the side surface of the longitudinal member (2). The hardware (1) is configured, and a plurality of sets of connecting hardware (1) are separated from each other in the two-part butt, and the basic hardware and accessory hardware are received from the pin holes (21) on the side of the cross member (4). It is a connecting structure for a wooden building in which a lock pin (14) is driven in a penetrating state to connect a basic hardware (3) and an accessory hardware (5),
The basic hardware (3) is a U-shaped plate in plan view, and has a stopper (10) for positioning the attached hardware (5) on the bottom side, and the vertical member (2) has a center of the U-shaped plate. Stop holes (8) to stop the piece (6) are opened up and down corresponding to the number of sets of connecting hardware, and the range of the two directions consisting of the opening direction of the U-shaped plate and the opposite direction of the stopper is Insertable insertion range (R),
The accessory (5) is an inner body (U) that fits into the U-shaped plate, and the transverse member (4) is formed with a receiving groove (17) in the center of the lateral width of the end surface along the top and bottom, Lag screws (19) are embedded from the bottom of the receiving groove up and down corresponding to the number of sets of connecting hardware, and the accessory hardware (5) is set to the number of sets of connecting hardware at the center of the width on the back side of the receiving groove. Correspondingly, the lock pin (14) for accommodating the base hardware (3) and the accessory hardware (5) is accommodated in the lag screw (19) by being separated from the top and the bottom and screwed to the lag screw (4). A connecting structure for a wooden building, characterized in that a pin hole (21) to be driven is made larger in diameter than the lock pin.
基本金物(3)は内側体(U)であって、その下端部には付属金物(5)を位置決めするストッパー(10)を突出し、縦材(2)には、内側体(U)を止める止め穴(8)を、連結金物の組数に対応して上下に離してあけ、縦材(2)に対する内側体(U)の突出方向とストッパーの反対方向からなる二方向の範囲を、付属金物(5)を挿入可能な挿入範囲(R)とし、
付属金物(5)は平面視してコ字板で、その内部に内側体(U)を嵌め込むものであって、横材(4)には、その端面横幅中央部に収容溝(17)を上下に沿って形成すると共に、収容溝の底からラグスクリュー(19)を連結金物の組数に対応して上下に離して埋設し、収容溝の奥側の横幅中央部に付属金物(5)を連結金物の組数に対応して上下に離して収容すると共にコ字板の中央片(6)をラグスクリュー(19)にネジ止めし、横材(4)の側面には、基本金物(3)と付属金物(5)を連結するロックピン(14)を打ち込むピン穴(21)を、そのロックピンよりも大径にあけてあることを特徴とする木造建築用連結構造。 In order to join the longitudinal member (2) and the transverse member (4), it is connected from the accessory (5) fixed to the end surface of the transverse member (4) and the basic fitting (3) fixed to the side surface of the longitudinal member (2). The hardware (1) is configured, and a plurality of sets of connecting hardware (1) are separated from each other in the two-part butt, and the basic hardware and accessory hardware are received from the pin holes (21) on the side of the cross member (4). It is a connecting structure for a wooden building in which a lock pin (14) is driven in a penetrating state to connect a basic hardware (3) and an accessory hardware (5),
The basic hardware (3) is an inner body (U), and a stopper (10) for positioning the accessory hardware (5) protrudes from the lower end of the basic hardware (3), and the inner body (U) is stopped from the longitudinal member (2). Stop holes (8) are opened up and down according to the number of sets of connecting hardware, and a range of two directions consisting of the protruding direction of the inner body (U) with respect to the vertical member (2) and the opposite direction of the stopper is attached. Insert the hardware (5) into the insertable range (R),
The accessory hardware (5) is a U-shaped plate in plan view, and the inner body (U) is fitted therein, and the transverse member (4) has an accommodation groove (17) in the center of the lateral width of the end surface. Are formed along the top and bottom, and the lag screw (19) is embedded vertically away from the bottom of the housing groove corresponding to the number of sets of connecting hardware, and the accessory metal (5 ) Are accommodated separately in the vertical direction corresponding to the number of sets of connected hardware, and the central piece (6) of the U-shaped plate is screwed to the lag screw (19). (3) A connecting structure for wooden construction, characterized in that a pin hole (21) for driving a lock pin (14) for connecting an accessory (5) is opened to a diameter larger than that of the lock pin.
基本金物(3)は平面視してコ字板であって、その底側に付属金物(5)を位置決めするストッパー(10)を有し、縦材(2)には、コ字板の中央片(6)を止める止め穴(8)を連結金物の組数に対応して上下に離してあけ、上下に離して止めた複数の基本金物のコ字板の開口方向を、付属金物を挿入可能な挿入範囲(R)とし、
付属金物(5)はコ字板に嵌り込む内側体(U)であって、横材(4)には、その端面の横幅中央部に収容溝(17)を、連結金物の組数に対応して上下に離して形成すると共に、収容溝の間を非切削領域(40)とし、各収容溝の底からラグスクリュー(19)を埋設し、各収容溝の奥側の横幅中央部に付属金物(5)を収容すると共にラグスクリュー(19)にネジ止めし、非切削領域(40)を縦材(2)に付いた上下の基本金物の間に差し込んで基本金物に付属金物を嵌め込み、横材(4)の側面には、基本金物(3)と付属金物(5)を連結するロックピン(14)を打ち込むピン穴(21)を、そのロックピンよりも大径にあけてあることを特徴とする木造建築用連結構造。 In order to join the longitudinal member (2) and the transverse member (4), it is connected from the accessory (5) fixed to the end surface of the transverse member (4) and the basic fitting (3) fixed to the side surface of the longitudinal member (2). A metal piece (1) is constructed, and a plurality of sets of linked metal pieces (1) are accommodated at the butting position of the two members, separated from each other in the vertical direction, and basic from the pin hole (21) on the side surface of one member having an end face for joining. It is a connecting structure for a wooden building in which a lock pin (14) is driven in a state of penetrating a hardware and an accessory, and the basic hardware (3) and the accessory (5) are connected,
The basic hardware (3) is a U-shaped plate in plan view, and has a stopper (10) for positioning the attached hardware (5) on the bottom side, and the vertical member (2) has a center of the U-shaped plate. Stop holes (8) that stop the piece (6) are opened up and down according to the number of sets of connected hardware, and the opening direction of the U-shaped plate of multiple basic hardware that are separated up and down is inserted, and the attached hardware is inserted. Possible insertion range (R),
The accessory hardware (5) is an inner body (U) that fits into the U-shaped plate, and the transverse member (4) has a receiving groove (17) in the center of the lateral width of the end face, corresponding to the number of connected hardware. In addition, the gaps between the receiving grooves are formed as non-cutting regions (40), and lag screws (19) are embedded from the bottom of each receiving groove, and attached to the center of the lateral width on the back side of each receiving groove. The hardware (5) is accommodated and screwed to the lag screw (19), the non-cutting region (40) is inserted between the upper and lower basic hardware attached to the longitudinal member (2), and the accessory hardware is fitted into the basic hardware, On the side of the cross member (4), a pin hole (21) for driving a lock pin (14) for connecting the basic hardware (3) and the accessory hardware (5) is made larger in diameter than the lock pin. Connecting structure for wooden construction characterized by
基本金物(3)は内側体(U)であって、その下端部には付属金物(5)を位置決めするストッパー(10)を突出し、縦材(2)には、内側体(U)を止める止め穴(8)を、連結金物の組数に対応して上下に離してあけ、上下に離して止めた複数の内側体(U)の突出方向を、付属金物を挿入可能な挿入範囲(R)とし、
付属金物(5)は平面視してコ字板で、その内部に内側体(U)を嵌め込むものであって、横材(4)には、その端面横幅中央部に収容溝(17)を、連結金物の組数に対応して上下に離して形成すると共に、収容溝の間を非切削領域(40)とし、各収容溝の底からラグスクリュー(19)を埋設し、各収容溝の奥側の横幅中央部に付属金物(5)を収容すると共にコ字板の中央片(6)をラグスクリュー(19)にネジ止めし、非切削領域(40)を縦材(2)に付いた上下の基本金物の間に差し込んで基本金物に付属金物を嵌め込み、横材(4)の側面には、基本金物(3)と付属金物(5)を連結するロックピン(14)を打ち込むピン穴(21)を、そのロックピンよりも大径にあけてあることを特徴とする木造建築用連結構造。 In order to join the longitudinal member (2) and the transverse member (4), it is connected from the accessory (5) fixed to the end surface of the transverse member (4) and the basic fitting (3) fixed to the side surface of the longitudinal member (2). Constructs hardware (1), and stores multiple sets of connecting hardware (1) at the butt of the two members, separated from each other in the vertical direction, and basic hardware and accessory hardware from the pin hole (21) on the side of the cross member (4) It is a connecting structure for wooden construction in which a lock pin (14) is driven in a state of penetrating the base metal and the basic hardware (3) and the accessory hardware (5) are connected,
The basic hardware (3) is an inner body (U), and a stopper (10) for positioning the accessory hardware (5) protrudes from the lower end of the basic hardware (3), and the inner body (U) is stopped from the longitudinal member (2). The set holes (8) are opened up and down according to the number of sets of connecting hardware, and the protruding direction of the plurality of inner bodies (U) fixed up and down is inserted into the insertion range (R )age,
The accessory hardware (5) is a U-shaped plate in plan view, and the inner body (U) is fitted therein, and the transverse member (4) has an accommodation groove (17) in the center of the lateral width of the end surface. Are formed so as to be separated from each other in accordance with the number of sets of connecting hardware, and the space between the housing grooves is a non-cutting region (40), and a lag screw (19) is embedded from the bottom of each housing groove, The accessory hardware (5) is accommodated in the center of the width on the back side of the steel plate, the central piece (6) of the U-shaped plate is screwed to the lag screw (19), and the non-cutting region (40) is used as the vertical member (2). Insert the accessory hardware between the upper and lower basic hardware and attach the accessory hardware to the basic hardware, and drive the lock pin (14) connecting the basic hardware (3) and the accessory hardware (5) to the side of the crosspiece (4). A connecting structure for wooden construction, characterized in that the pin hole (21) has a larger diameter than the lock pin.
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