JP2006022065A - カルバメート誘導体 - Google Patents

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Katsuharu Kagechika
克治 影近
Masahiro Ota
雅浩 太田
Hiroyuki Usui
博幸 碓井
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Abstract

【課題】ペルオキシソーム増殖薬活性化受容体α/γアゴニストとして有用な新規化合物の提供。
【解決手段】一般式(I)で表される化合物、その塩およびそれらの溶媒和物{式中、A、D及びGは炭素、酸素、硫黄又は窒素、Eは炭素又は窒素(但しEが炭素の時、A、D及びGの少なくとも1つが酸素、硫黄又は窒素)、単結合又は酸素、R1はフェニル基、フェノキシフェニル基等、R2、R4及びR5は水素、水酸基等、R6及びR7は水素、ハロゲン等、R6とR4が一緒になって形成するアルキレン基;R6とR7が一緒になって形成するアルキレン基;又はR6とR7が一緒になって形成するアルキレンオキシ基、R8は、水素、アルキル基等を示す。}
Figure 2006022065

【選択図】なし

Description

本発明は、糖尿病の予防・治療薬に関する。より具体的には、ペルオキシソーム増殖薬活性化受容体α/γアゴニスト(PPAR α/γ agonist: Peroxisome proliferator-activated receptor α/γ agonist)に関する。
糖尿病は、虚血性心疾患や脳血管障害などを始めとして急性あるいは慢性の種々の合併症を発症・進展させて日常生活に著しい障害をもたらす疾患である。したがって、早期発見と厳格な血糖コントロールにより、それらの合併症の発症や進展を阻止する必要がある。
糖尿病は、血糖をコントロールするインシュリンの産生・分泌が障害されている1型糖尿病と、インシュリンの産生・分泌は正常範囲から高レベルにあるがインシュリンの標的臓器や組織において感受性が低下している(すなわち、インシュリン抵抗性が高まっている)2型糖尿病に分類される。
インシュリンの主要な標的臓器や組織は、筋、脂肪組織および肝であり、筋においてはグルコースの取り込みやグリコーゲン合成を促進し、脂肪組織においてはグルコースの取り込みや利用を促進し、肝においては糖新生を抑制するとともにグリコーゲン合成を促進する。また、インシュリンは、上記のような糖代謝をコントロールするばかりではなく、脂肪組織において脂肪代謝(脂肪の合成促進や分解抑制)にも関与している。
近年、インシュリン抵抗性を改善する薬剤として、ピオグリタゾン(pioglitazone)等のチアゾリジンジオン誘導体(非特許文献1)が開発され、2型糖尿病患者、特に肥満を伴う2型糖尿病患者の治療に広く使われている。
Figure 2006022065
これらのチアゾリジンジオン誘導体は、ペルオキシソーム増殖薬活性化受容体γ(PPARγ)のアゴニストであることが明らかにされている(非特許文献2)。PPARγアゴニストがインシュリン抵抗性を改善するメカニズムは充分には解明されていないが、インシュリン抵抗性を惹起する遊離脂肪酸などを産生・分泌する肥大脂肪細胞のアポトーシス促進や前駆脂肪細胞から脂肪細胞への分化促進による遊離脂肪酸の取り込み・貯蔵促進が有力な説として挙げられている。
PPARγアゴニストであるピオグリタゾンは、特に肥満を伴う2型糖尿病患者に投与されて高い治療効果を上げているが、その一方で体重増加や体液貯留が一部の患者で見られている(非特許文献3)。前述のように糖尿病は虚血性心疾患や脳血管障害などの合併症を発症・進展させることから、このような体重増加や体液貯留は好ましいことではない。最近では、PPARγアゴニストにPPARαアゴニスト作用を付加したPPARα/γアゴニストの研究が活発であり、動物モデルにおいてPPARγアゴニストよりも優れた糖尿病治療薬としての性質を示すことが示唆されている。例えば、db/dbマウスを用いた試験において、PPARα/γアゴニストKRP−297がピオグリタゾンと比較して有意に体重の増加を抑制することが示されている(非特許文献4)。また、PPARα/γアゴニストLY465608が用量依存的に高比重リポタンパク(HDL)を増加させるとともに、血漿トリグリセリドを低下させ、虚血性心疾患のリスクを低減することが示されている(非特許文献5)。
代表的なPPARα/γアゴニストとしては、下記の化合物が挙げられる(非特許文献6〜7および特許文献1〜2)。
Figure 2006022065
Chem. Pharm. Bull., 39, 1440-1445 (1991) J. Biol. Chem., 270, 12953-12956 (1995) Am. J. Med., 115 (8A), 111S-115S (2003) Am. J. Physiol., 284, E966-E971 (2003) Diabetes, 51, 1083-1087 (2002) Bioorg. Med. Chem. Lett., 9, 533-538 (1999) Chem. Pharm. Bull., 51, 138-151 (2003) WO2001−021602号公報 WO2004−000785号公報
本発明の目的は、前記の公知PPARα/γアゴニストとは化学構造が異なり、優れたPPARα/γアゴニスト作用を有し、医薬品として望ましい性質を有する化合物を提供することにある。
そこで本発明者は、種々検討した結果、下記一般式(I)で表される化合物が、優れたPPARα/γアゴニスト作用を示し、糖尿病の予防・治療薬として有用であることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、一般式(I)
Figure 2006022065
(上記式中、下記の部分構造は、5員の芳香族複素環を示し、
Figure 2006022065
(上記構造において、A、DおよびGは、各々独立に、炭素原子、酸素原子、硫黄原子または窒素原子を示し、Eは炭素原子または窒素原子を示す。ただし、Eが炭素原子の場合には、A、DおよびGの少なくとも1つが酸素原子、硫黄原子または窒素原子である。)
mは、3〜6の整数を示し、
nは、1〜4の整数を示し、
pは、0〜4の整数を示し、
qは、0または1の整数を示し、
rは、0〜2の整数を示し、
Yは、単結合または酸素原子を示し、
1は、置換もしくは非置換のフェニル基、置換もしくは非置換のフェノキシフェニル基、置換もしくは非置換のビフェニル基、または置換もしくは非置換のナフチル基を示し、
2、R4およびR5は、各々独立に、水素原子、水酸基、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、置換もしくは非置換の低級アルキル基、置換もしくは非置換のアミノ基、置換もしくは非置換のフェニル基、置換もしくは非置換のフェノキシ基、または置換もしくは非置換のアラルキル基を示し(ここで、rが2のときは2つのR2は同じでも異なっていてもよい)、
6およびR7は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、置換もしくは非置換の低級アルキル基、アリル基、置換もしくは非置換のフェニル基、置換もしくは非置換のフェノキシ基、または置換もしくは非置換のアラルキル基;
6とR4が一緒になって形成するアルキレン基;
6とR7が一緒になって形成するアルキレン基;
またはR6とR7が一緒になって形成するアルキレンオキシ基を示し、
8は、水素原子、低級アルキル基または置換もしくは非置換のベンジル基を示す。)で表される化合物、その塩、およびそれらの溶媒和物を提供するものである。
また本発明は、上記一般式(I)で表される化合物、その塩およびそれらの溶媒和物を有効成分とする医薬を提供するものである。
また本発明は、上記一般式(I)で表される化合物、その塩およびそれらの溶媒和物及び薬学的に許容し得る担体を含有する医薬組成物を提供するものである。
さらに本発明は、上記一般式(I)で表される化合物、その塩およびそれらの溶媒和物の、医薬製造のための使用を提供するものである。
さらにまた、本発明は、上記一般式(I)で表される化合物、その塩、およびそれらの溶媒和物の有効量を投与することを特徴とするインシュリン抵抗性に起因する疾患の処置方法を提供するものである。
本発明の一般式(I)で表される化合物は、優れたPPARα/γアゴニスト作用を示し、糖尿病の予防・治療薬として有用である。
以下に、一般式(I)における部分構造および置換基について説明する。
ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子および沃素原子を意味し、フッ素原子、塩素原子および臭素原子が好ましい。
低級アルコキシ基とは、炭素数1〜6の直鎖状、分枝状および環状のアルキル基を有するアルコキシ基を意味し、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、ペントキシ基、シクロプロピルオキシ基、シクロプロピルメチルオキシ基、シクロブチルメチルオキシ基およびシクロペンチルメチルオキシ基を代表例として挙げることができる。
非置換低級アルキル基とは、炭素数1〜6の直鎖状、分枝状および環状のアルキル基を意味し、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、イソプロピル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、イソペンチル基、tert−ペンチル基、ネオペンチル基、sec−ペンチル基、2−メチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基、3,3−ジメチルブチル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロプロピルメチル基、シクロブチルメチル基、およびシクロペンチルメチル基を代表例として挙げることができる。
置換低級アルキル基とは、水酸基、ハロゲン原子、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級ジアルキルアミノ基、ピロリジノ基、ピペリジノ基、モルフォリノ基および低級アルコキシ基の中から選ばれる1〜3個の基が置換した低級アルキル基を意味し、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、2−フルオロエチル基、2−クロロエチル基、3−フルオロプロピル基、トリフルオロメチル基、アミノメチル基、2−アミノエチル基、3−アミノプロピル基、メチルアミノメチル基、2−メチルアミノエチル基、3−メチルアミノプロピル基、ジメチルアミノメチル基、2−ジメチルアミノエチル基、3−ジメチルアミノプロピル基、ピロリジノメチル基、ピペリジノメチル基、モルフォリノメチル基、ピロリジノエチル基、ピペリジノエチル基、モルフォリノエチル基、メトキシメチル基、2−メトキシエチル基、3−メトキシプロピル基を代表例として挙げることができる。
置換アミノ基とは、低級アルキルアミノ基、低級ジアルキルアミノ基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルキルスルホニルアミノ基、および低級アルカノイルアミノ基を意味し、メチルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、ブチルアミノ基、ペンチルアミノ基、ヘキシルアミノ基、イソプロピルアミノ基、tert−ブチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジブチルアミノ基、ジペンチルアミノ基、ジヘキシルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、メチルエチルアミノ基、メトキシカルボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミノ基、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、アセチルアミノ基、およびプロピオニルアミノ基を代表例として挙げることができる。
置換フェニル基とは、水酸基、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、置換もしくは非置換の低級アルキル基、および置換もしくは非置換のアミノ基の中から選ばれる1〜2個の基が置換したフェニル基を意味し、ヒドロキシフェニル基、フルオロフェニル基、クロロフェニル基、ブロモフェニル基、メトキシフェニル基、エトキシフェニル基、メチルフェニル基、エチルフェニル基、tert−ブチルフェニル基、トリフルオロメチルフェニル基、アミノフェニル基、メチルアミノフェニル基、エチルアミノフェニル基、ジメチルアミノフェニル基、ジエチルアミノフェニル基をモノ置換フェニル基の代表例として挙げることができ、ジメチルフェニル基、メチル−トリフルオロメチルフェニル基、フルオロ−メチルフェニル基、クロロ−メチルフェニル基、フルオロ−ヒドロキシフェニル基、クロロ−ヒドロキシフェニル基、ジフルオロフェニル基、ジクロロフェニル基、クロロ−フルオロフェニル基、アミノ−フルオロフェニル基、アミノ−クロロフェニル基、フルオロ−メチルアミノフェニル基、クロロ−メチルアミノフェニル基、ジメチルアミノ−フルオロフェニル基、ジメチルアミノ−クロロフェニル基、ジエチルアミノ−フルオロフェニル基、クロロ−ジエチルアミノフェニル基、フルオロ−メトキシフェニル基、クロロ−メトキシフェニル基、エチレンジオキシフェニル基等をジ置換フェニル基の代表例として挙げることができる。
置換フェノキシ基とは、水酸基、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、置換もしくは非置換の低級アルキル基、および置換もしくは非置換のアミノ基の中から選ばれる1〜2個の基が置換したフェノキシ基を意味し、フルオロフェノキシ基、クロロフェノキシ基、ブロモフェノキシ基、メトキシフェノキシ基、エトキシフェノキシ基、メチルフェノキシ基、エチルフェノキシ基、トリフルオロメチルフェノキシ基、ジメチルフェノキシ基、フルオロ−メチルフェノキシ基、クロロ−メチルフェノキシ基、ジフルオロフェノキシ基、ジクロロフェノキシ基、クロロ−フルオロフェノキシ基等を代表例として挙げることができる。
置換フェノキシフェニル基とは、水酸基、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、置換もしくは非置換の低級アルキル基、および置換もしくは非置換のアミノ基の中から選ばれる1〜2個の基が置換したフェノキシフェニル基を意味し、フルオロフェノキシフェニル基、クロロフェノキシフェニル基、ブロモフェノキシフェニル基、メトキシフェノキシフェニル基、エトキシフェノキシフェニル基、メチルフェノキシフェニル基、エチルフェノキシフェニル基、トリフルオロメチルフェノキシフェニル基、ジメチルフェノキシフェニル基、フルオロ−メチルフェノキシフェニル基、クロロ−メチルフェノキシフェニル基、ジフルオロフェノキシフェニル基、ジクロロフェノキシフェニル基、クロロ−フルオロフェノキシフェニル基、フェノキシ−メチルフェニル基、フェノキシ−メトキシフェニル基、フェノキシ−フルオロフェニル基、フェノキシ−クロロフェニル基等を代表例として挙げることができる。
置換ビフェニル基とは、水酸基、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、置換もしくは非置換の低級アルキル基、および置換もしくは非置換のアミノ基の中から選ばれる1〜2個の基が置換したビフェニル基を意味し、フルオロビフェニル基、クロロビフェニル基、ブロモビフェニル基、メトキシビフェニル基、メチルビフェニル基、エチルビフェニル基、トリフルオロビフェニル基、ジメチルビフェニル基、フルオロ−メチルビフェニル基、クロロ−メチルビフェニル基、ジフルオロビフェニル基、ジクロロビフェニル基、クロロ−フルオロビフェニル基、フェニル−メチルフェニル基、フェニル−メトキシフェニル基、フェニル−フルオロフェニル基、フェニル−クロロフェニル基等を代表例として挙げることができる。
置換ナフチル基とは、水酸基、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、置換もしくは非置換の低級アルキル基、および置換もしくは非置換のアミノ基の中から選ばれる1〜2個の基が置換したナフチル基を意味し、ヒドロキシナフチル基、フルオロナフチル基、クロロナフチル基、ブロモナフチル基、メトキシナフチル基、メチルナフチル基、トリフルオロメチルナフチル基、アミノナフチル基、メチルアミノナフチル基、ジメチルアミノナフチル基等をモノ置換ナフチル基の代表例として挙げることができ、ジメチルナフチル基、フルオロ−メチルナフチル基、クロロ−メチルナフチル基、ジフルオロナフチル基、ジクロロナフチル基、クロロ−フルオロナフチル基等をジ置換ナフチル基の代表例として挙げることができる。
非置換アラルキル基とは、炭素数1〜3個の直鎖状アルキル基の末端にフェニル基が置換したものを意味し、具体例としては、ベンジル基、フェネチル基、およびフェニルプロピル基を挙げることができる。
置換アラルキル基とは、フルオロベンジル基、クロロベンジル基、メトキシベンジル基、メチルベンジル基、トリフルオロメチルベンジル基、フルオロフェネチル基、クロロフェネチル基、メトキシフェネチル基、メチルフェネチル基、トリフルオロメチルフェネチル基等を挙げることができる。
アルキレン基とは、2〜5個のメチレン鎖からなるアルキレン基を意味し、例えば、5個のメチレン鎖からなるアルキレン基は、−(CH25−と表される基である。
アルキレンオキシ基とは、2〜4個のメチレン鎖からなるアルキレン基の一方の末端炭素原子に酸素原子が結合した基を意味し、例えば、−(CH23−O−などと表される基である。
置換ベンジル基とは、ベンジル基、4−メチルベンジル基、4−メトキシベンジル基、4−ニトロベンジル基、3,4−ジメトキシベンジル基、α−メチルベンジル基等を意味する。
5員の芳香族複素環を示す下記の部分構造について説明する。
Figure 2006022065
(上記構造において、A、DおよびGは、各々独立に、炭素原子、酸素原子、硫黄原子または窒素原子を示し、Eは炭素原子または窒素原子を示す。ただし、Eが炭素原子の場合には、A、DおよびGの少なくとも1つが酸素原子、硫黄原子または窒素原子である。)
上記の5員の芳香族複素環としては、チオフェン環、フラン環、ピロール環、イミダゾール環、ピラゾール環、チアゾール環、オキサゾール環、イソチアゾール環、イソオキサゾール環、オキサジアゾール環、およびトリアゾール環を具体例として挙げることができる。それらの中では、イミダゾール環、ピラゾール環、チアゾール環、オキサゾール環、イソチアゾール環、イソオキサゾール環、オキサジアゾール環、およびトリアゾール環が好ましく、イミダゾール環、ピラゾール環、チアゾール環、およびオキサゾール環がより好ましく、チアゾール環およびオキサゾール環が特に好ましい。
以下に、R1〜R8および各部分構造の好ましい態様について説明する。
1としては、フェニル基、メチルフェニル基、エチルフェニル基、トリフルオロメチルフェニル基、メトキシフェニル基、フルオロフェニル基、クロロフェニル基、ブロモフェニル基、tert−ブチルフェニル基、ジメチルフェニル基、フルオロ−メチルフェニル基、クロロ−メチルフェニル基、ジフルオロフェニル基、ジクロロフェニル基、クロロ−フルオロフェニル基、フルオロ−メトキシフェニル基、およびクロロ−メトキシフェニル基、メチル−トリフルオロメチルフェニル基、フルオロ−トリフルオロメチルフェニル基、エチレンジオキシフェニル基等の置換もしくは非置換のフェニル基、フェノキシフェニル基、フルオロフェノキシフェニル基、クロロフェノキシフェニル基、ブロモフェノキシフェニル基、メチルフェノキシフェニル基、トリフルオロメチルフェノキシフェニル基等の置換もしくは非置換のフェノキシフェニル基、ビフェニル基、フルオロビフェニル基、クロロビフェニル基、ブロモビフェニル基、トリフルオロビフェニル基等の置換もしくは非置換のビフェニル基、ナフチル基、フルオロナフチル基、クロロナフチル基、ブロモナフチル基、メトキシナフチル基、メチルナフチル基、トリフルオロメチルナフチル基、ジメチルナフチル基、フルオロ−メチルナフチル基、クロロ−メチルナフチル基、ジフルオロナフチル基、ジクロロナフチル基、クロロ−フルオロナフチル基等の置換もしくは非置換のナフチル基を好ましい例として挙げることができる。
それらの中で、フェニル基、メチルフェニル基、エチルフェニル基、トリフルオロメチルフェニル基、メトキシフェニル基、フルオロフェニル基、クロロフェニル基、ブロモフェニル基、tert−ブチルフェニル基、ジメチルフェニル基、ジフルオロフェニル基、ジクロロフェニル基、フルオロ−トリフルオロメチルフェニル基、フェノキシフェニル基、ビフェニル基、フルオロビフェニル基、クロロビフェニル基、ブロモビフェニル基、トリフルオロビフェニル基、ナフチル基、フルオロナフチル基、クロロナフチル基、ブロモナフチル基がより好ましく、フェニル基、メチルフェニル基、エチルフェニル基、トリフルオロメチルフェニル基、メトキシフェニル基、フルオロフェニル基、クロロフェニル基、ブロモフェニル基、tert−ブチルフェニル基、ジメチルフェニル基、ジフルオロフェニル基、ジクロロフェニル基、フルオロ−トリフルオロメチルフェニル基、フェノキシフェニル基、ビフェニル基、ナフチル基が特に好ましい。
2としては、水素原子、水酸基、フッ素原子、塩素原子、メトキシ基、エトキシ基、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、アミノメチル基、メチルアミノメチル基、ジメチルアミノメチル基、2−アミノエチル基、2−メチルアミノエチル基、2−ジメチルアミノエチル基、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−フルオロエチル基、トリフルオロメチル基、ピロリジノメチル基、ピペリジノメチル基、モルフォリノメチル基、ピロリジノエチル基、ピペリジノエチル基、モルフォリノエチル基、フェニル基、フルオロフェニル基、クロロフェニル基、ブロモフェニル基、メトキシフェニル基、メチルフェニル基、トリフルオロメチルフェニル基、フルオロ−メチルフェニル基、クロロ−メチルフェニル基、ジフルオロフェニル基、ジクロロフェニル基、クロロ−フルオロフェニル基、フルオロ−メトキシフェニル基、クロロ−メトキシフェニル基、フェノキシ基、フルオロフェノキシ基、クロロフェノキシ基、ブロモフェノキシ基、メトキシフェノキシ基、メチルフェノキシ基、トリフルオロメチルフェノキシ基、フルオロ−メチルフェノキシ基、クロロ−メチルフェノキシ基、ジフルオロフェノキシ基、ジクロロフェノキシ基、クロロ−フルオロフェノキシ基、フルオロ−メトキシフェノキシ基、クロロ−メトキシフェノキシ基等を好ましい例として挙げることができる。
それらの中で、水素原子、フッ素原子、塩素原子、メトキシ基、エトキシ基、メチル基、エチル基、プロピル基、2−フルオロエチル基、トリフルオロメチル基、フェニル基、フルオロフェニル基がより好ましく、水素原子、フッ素原子、塩素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、トリフルオロメチル基が特に好ましい。
ここで、R2が置換する5員の芳香族複素環が、チアゾール環、オキサゾール環、イソチアゾール環、イソオキサゾール環、およびトリアゾール環の場合には、rは1を示し、当該の5員の芳香族複素環がオキサジアゾール環の場合には、rは0を示す。また、rが2を示す場合には、2つのR2は同じでも異なっていてもよい。
4およびR5としては、各々独立に、水素原子、フッ素原子、塩素原子、メトキシ基、メチル基、エチル基、プロピル基、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−フルオロエチル基、トリフルオロメチル基、フェニル基、フルオロフェニル基、クロロフェニル基、ブロモフェニル基、メトキシフェニル基、メチルフェニル基、トリフルオロメチルフェニル基、ベンジル基、フェネチル基等を好ましい例として挙げることができる。
それらの中で、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、フェニル基、フルオロフェニル基、クロロフェニル基、ブロモフェニル基、メトキシフェニル基、メチルフェニル基、トリフルオロメチルフェニル基、ベンジル基、フェネチル基がより好ましく、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、フェニル基、ベンジル基が特に好ましい。
6およびR7としては、各々独立に、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、ペントキシ基、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、イソプロピル基、sec−ブチル基、ネオペンチル基、イソペンチル基、シクロプロピルメチル基、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、2−フルオロエチル基、2−クロロエチル基、3−フルオロプロピル基、トリフルオロメチル基、アミノメチル基、2−アミノエチル基、3−アミノプロピル基、2−メチルアミノエチル基、3−メチルアミノプロピル基、ジメチルアミノメチル基、2−ジメチルアミノエチル基、3−ジメチルアミノプロピル基、メトキシメチル基、2−メトキシエチル基、3−メトキシプロピル基、アリル基、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、アセチルアミノ基、プロピオニルアミノ基、フェニル基、フルオロフェニル基、クロロフェニル基、ブロモフェニル基、メトキシフェニル基、メチルフェニル基、トリフルオロメチルフェニル基、フェノキシ基、フルオロフェノキシ基、クロロフェノキシ基、ブロモフェノキシ基、メトキシフェノキシ基、メチルフェノキシ基、トリフルオロメチルフェノキシ基、ベンジル基、フルオロベンジル基、クロロベンジル基、メトキシベンジル基、メチルベンジル基、トリフルオロメチルベンジル基、フェネチル基、フルオロフェネチル基、クロロフェネチル基、メトキシフェネチル基、メチルフェネチル基、トリフルオロメチルフェネチル基、フェニルプロピル基等を好ましい例として挙げることができる。
それらの中で、水素原子、フッ素原子、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、ペントキシ基、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、イソプロピル基、sec−ブチル基、ネオペンチル基、イソペンチル基、シクロプロピルメチル基、トリフルオロメチル基、フェニル基、フェノキシ基、ベンジル基、フェネチル基がより好ましく、水素原子、フッ素原子、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、フェノキシ基、ベンジル基、フェネチル基が特に好ましい。
また、R4およびR6が一緒になって形成するアルキレン基としては、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基を好ましい例として挙げることができる。R6およびR7が一緒になって形成するアルキレン基としては、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、およびヘプタメチレン基等を好ましい例として挙げることができる。さらに、R6およびR7が一緒になって形成するアルキレンオキシ基としては、トリメチレンオキシ基およびテトラメチレンオキシ基等を好ましい例として挙げることができる。
8としては、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、tert−ブチル基、ベンジル基、4−メトキシベンジル基、または4−ニトロベンジル基等を好ましい例として挙げることができる。それらの中でも水素原子が特に好ましい。
mは、3〜6の整数であるが、4または5であることが好ましい。
nは、1〜4の整数であるが、1〜3の整数が好ましい。
Yは単結合または酸素原子を示す。ここで、Yが単結合を示すとは、−(CH2)p−基が含窒素飽和炭化水素環と直結することを意味する。
本発明の一般式(I)で示される化合物には、立体異性体あるいは不斉炭素原子に由来する光学異性体が存在することもあるが、これらの立体異性体、光学異性体及びこれらの混合物のいずれも本発明に含まれる。
本発明の一般式(I)で示される化合物の塩としては、医薬的に許容し得る塩であれば特に限定されないが、具体的には、アルカリ金属、アルカリ土類金属、または有機塩基の塩となってもよい。溶媒和物としては、医薬的に許容し得るものであれば特に限定されないが、具体的には、水和物、エタノール和物等を挙げることができる。
以下に、本発明中の化合物(I)の代表的な合成方法について説明する。
Figure 2006022065
(上記式中、R1、R2、R4〜R8、A、D、E、G、Y、m、n、p、qおよびrは、前記と同じものを示す。)
化合物(Ia)(ただし、R8は低級アルキル基、または置換もしくは非置換のベンジ
ル基を示す。)は、A.K.ゴッシュら、テトラへドロン レターズ、第33巻、第20号、2781−2784頁、1992年 (A. K. Ghosh et al., Tetrahedron Letters, Vol. 33, No. 20, pp. 2781-2784, 1992) に記載のウレタン誘導体合成法を利用して合成することができる。すなわち、化合物(1)に 炭酸 N,N’−ジスクシンイミジル(DSC(2))を作用させて得られる炭酸ジエステル(3)とアミン(4)との反応により、化合物(Ia)を合成することができる。具体的には、アセトニトリル、ジクロロメタン等の不活性溶媒中でトリエチルアミン等の塩基の存在下に、化合物(1)に、1.5等モル程度のDSC(2)を反応させることにより、炭酸エステル(3)を合成できる。この場合の反応温度は、0〜50℃、好ましくは10〜30℃であり、反応時間は1〜24時間、好ましくは2〜5時間である。続いて、得られた化合物(3)に、1等モルないし過剰の、好ましくは1〜1.5等モルのアミン(4)をトリエチルアミン、炭酸水素ナトリウム等の塩基の存在下に反応させることにより、化合物(Ia)を合成することができる。溶媒としては、ジクロロメタン、ジオキサン等の不活性溶媒または水、およびそれらの混合溶媒を用いることができる。また、反応温度は、0〜50℃、好ましくは10〜30℃、反応時間は、2〜24時間、好ましくは2〜8時間である。
エステル(Ia)からカルボン酸(Ib)への加水分解反応は、エステルの種類によっ
て異なるが、文献記載の方法、またはそれに準ずる方法によって行うことができる。エステル(Ia)が低級アルキルエステルの場合には、塩基を用いて加水分解を行う。また、
置換もしくは非置換のベンジルエステルの場合には、パラジウム−炭素等の触媒の存在下に接触還元してカルボン酸(Ib)に導くことができる。tert−ブチルエステルの場合には、トリフルオロ酢酸や塩酸等の酸を用いる。塩基を用いる加水分解反応では、1等モルないし過剰の水酸化リチウム、水酸化ナトリウム等の水酸化金属塩や炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩を使用する。溶媒としては、メタノール、エタノール等のアルコール類、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、または水、およびそれらの混合溶媒が挙げられる。反応温度は、0〜100℃、好ましくは0〜60℃である。反応時間は、エステルの種類と使用する試薬などによって異なるが、通常1〜72時間、好ましくは1〜24時間である。tert−ブチルエステルの場合、エステル(Ia)に対して過剰のトリフルオロ酢酸、または塩酸を用いる。溶媒としてはジクロロメタン、ジオキサン等の溶媒が挙げられ、反応温度は0℃から用いる溶媒の沸点まで、好ましくは0〜30℃であり、反応時間は1〜48時間、好ましくは1〜24時間である。文献としては、プロテクティブ・グループス・イン オーガニック・シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis)、第2版、T.W.グリーン(T. W. Green)、P.G.M.ウッツ(P. G. M. Wuts)著、John Wiley & Son社(1991年)を挙げることができる。
Figure 2006022065
(上記式中、R1、R2、R4〜R8、A、D、E、G、Y、m、n、p、qおよびrは、前記と同じものを示す。)
化合物(Ia)は、上記の方法によっても合成可能である。すなわち、化合物(1)と
ホスゲン(1等モル以上)またはトリホスゲン(1/3等モル)を塩基の存在下に反応させることにより、化合物(3a)を合成することができる。塩基としては、ピリジン、炭酸カリウム等を用い、反応溶媒としては、ジクロロメタン、ジクロロベンゼン、トルエン等の不活性溶媒を用いる。また、溶媒を用いなくても化合物(3a)を合成できる場合がある。反応温度は、−10℃から用いる溶媒の沸点まで、好ましくは0〜50℃程度であり、反応時間は30分〜96時間、好ましくは1〜5時間である。
化合物(3b)は、化合物(3a)と1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物 (HOBt hydrate) の1等モルないし過剰の、好ましくは1.1〜1.5等モルを塩基存在下に反応させることにより合成可能である。塩基としては、トリエチルアミン等の三級アルキルアミンを使用し、反応溶媒としては、アセトニトリル、ジクロロメタン等の不活性溶媒を使用する。反応温度は、0〜50℃、好ましくは0〜30℃であり、反応時間は、1〜48時間、好ましくは1〜5時間である。
化合物(3b)とアミン(4)の反応は、前述の合成法1−1における化合物(3)とアミン(4)の反応と同様な条件で行えばよい。
また、同様にして、化合物(3a)とアミン(4)を反応させても化合物(Ia)を合
成することが可能である。
さらに、アミン(4)との反応においては、化合物(3a)や化合物(3b)の代りに、下記の炭酸ジエステル(3c)または化合物(3d)等を用いることができる。なお、化合物(3c)および化合物(3d)については、M.ドゥナリエら、テトラへドロン レターズ、第28巻、第47号、5823−5826頁、1987年 (M. Denarie et al., Tetrahedron Letters, Vol. 28, No. 47, pp. 5823-5826, 1987)を参照すればよい。
Figure 2006022065
(上記式中、R1、R2、A、D、E、G、nおよびrは、前記と同じものを示す。)
以下に、上記の化合物(Ia)の合成に使用するアミン(4)の合成方法について説明する。
Figure 2006022065
(上記式中、R6およびR8は、前記と同じものを示し、R10は、メチル基、エチル基、tert−ブチル基等の低級アルキル基、またはベンジル基、4−メトキシベンジル基、4−ニトロベンジル基等の置換もしくは非置換のベンジル基を示し、R11は、メチル基、エチル基等の低級アルキル基を示し、m1およびm2は、各々独立に1〜4の整数(ただし、m1およびm2の合計は2〜5である。)を示す。)
上記の各工程の反応は、文献記載の方法またはそれに準ずる方法に従って行うことができる。
化合物(8)は、化合物(5)とウィッティッヒ・ホーナー試薬(6)またはウィッティッヒ試薬(7)を反応させることにより合成することができる。ウィッティッヒ・ホーナー試薬(6)については、例えば、S. デサートら、テトラへドロン、第48巻、第47号、10327頁、1992年 (S. Desert et al., Tetrahedron, Vol. 48, No. 47, pp.10327, 1992)に記載されたものを参照できる。また、ウィッティッヒ試薬(7)については、例えば,A. マーカー、オーガニック リアクション、第14巻、270頁、1965年 (A. Maercker, Organic Reaction. 14, 270, 1965) に記載されたものを参照できる。
化合物(8)から化合物(9)の合成は、パラジウム−炭素等の触媒の存在下に接触還元すればよい。なお、R8が低級アルキル基であり、R10がベンジル基の場合には、化合物(9)を経由することなく直接化合物(4a)を得ることができる。
化合物(9)は、窒素原子上の保護基を除去することによって、目的の化合物(4a)に導くことが可能である。その際の保護基の除去方法については、文献記載の方法またはそれに準ずる方法を用いればよい。例えば、化合物(9)のR10がtert−ブチル基の場合には、トリフルオロ酢酸等の酸で処理することにより、また、R10がメチル基やエチル基等の低級アルキル基の場合には酸またはアルカリを用いて加水分解することにより、化合物(4a)を得ることができる。なお、化合物(4a)の合成においては、化合物(9)の2つのエステル部分の一方を選択的に除去して化合物(4a)を得ることができるように、R8とR10を適切に選択することが必要である。文献としては、例えば、プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis)、第2版、T.W.グリーン(T. W. Green)、P.G.M.ウッツ(P. G. M. Wuts)著、John Wiley & Son社(1991年)を挙げることができる。
Figure 2006022065
(上記式中、R6、R8、R10、m1およびm2は、前記と同じものを示す。)
化合物(8)は、アルドール縮合反応によっても合成可能である。すなわち、化合物(5)に化合物(10)を塩基または酸の存在下にアルドール反応させることにより化合物(11)を得、塩基または酸の存在下に脱水反応することにより化合物(8)を得ることができる。なお、化合物(5)と化合物(10)との反応においては、化合物(8)が直接得られる場合もある。アルドール縮合反応の条件等については、例えば、A.T.ニールセンとW.J.ホーリハン、オーガニック リアクション、第16巻、1頁、1968年(A. T. Nielsen and W. J. Houlihan, Organic Reaction, Vol. 16, pp.1, 1968)を参照することができる。
Figure 2006022065
(上記式中、R6〜R8、R10、m1およびm2は、前記と同じものを示す。LGは脱離基を示す。)
化合物(4b)は、塩基存在下に化合物(9)に化合物(12)を反応させて化合物(13)へ導き、このものを脱保護することにより合成することができる。この場合のLGに相当する脱離基としては、塩素原子、臭素原子、沃素原子、メタンスルホニルオキシ基、トルエンスルホニルオキシ基等を挙げることができる。化合物(9)から化合物(13)の合成は、例えば、化合物(9)に対してn−ブチルリチウム等のアルキルリチウム、リチウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、カリウムビストリメチルシリルアミド等のアルカリ金属アミド等の塩基を作用させた後、化合物(12)を反応させることにより行うことができる。塩基は、化合物(9)に1等モルないし過剰の、好ましくは1〜2等モルである。反応温度は、−78℃から用いる溶媒の沸点まで、好ましくは−50〜50℃である。溶媒としては、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、ベンゼン等の不活性溶媒、またはそれらの混合物等が挙げられる。反応時間は、30分〜48時間、好ましくは1時間〜15時間程度である。
化合物(13)から化合物(4b)を合成する反応条件は、前記化合物(9)から化合物(4a)の合成の場合と同様の条件でよい。
Figure 2006022065
(上記式中、R4、R8、R10、m1およびm2は、前記と同じものを示す。LGは脱離基を示す。)
化合物(14)から化合物(16)を合成する反応、および化合物(16)から化合物(4c)を合成する反応の条件は、合成法2−3における反応条件と同様である。脱離基としては、塩素原子、臭素原子、沃素原子、メタンスルホニルオキシ基、トルエンスルホニルオキシ基等を挙げることができる。
Figure 2006022065
(上記式中、R6、R8、R10、m1およびm2は、前記と同じものを示す。LGは脱離基を示す。)
化合物(19)は、塩基存在下に化合物(17)と化合物(18)を反応させることにより合成できる。例えば、リチウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、カリウムビストリメチルシリルアミド等のアルカリ金属アミド、水素化ナトリウム等の水素化アルカリ金属、ナトリウムエトキシド等のアルキル金属アルコキシド、炭酸カリウム等の炭酸金属塩等の塩基存在下に、化合物(17)と化合物(18)を反応させる。使用する塩基の量は、化合物(17)に対して、1等モルないし過剰の、好ましくは1〜2等モルである。反応温度は、−78℃から用いる溶媒の沸点まで、好ましくは−50〜50℃である。溶媒としては、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、ベンゼン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジクロロメタン等の不活性溶媒、またはそれらの混合物等が挙げられる。反応時間は、30分〜48時間、好ましくは1〜24時間である。また、ジクロロメタンと水を溶媒として、水酸化ナトリウム等の塩基存在下に硫酸水素テトラブチルアンモニウム等の相間移動触媒を用いて、化合物(17)と化合物(18)を反応させても、化合物(19)を得ることができる。反応温度は、室温前後でよく、反応時間は、30分〜48時間、好ましくは1〜24時間である。脱離基としては、塩素原子、臭素原子、沃素原子、メタンスルホニルオキシ基、トルエンスルホニルオキシ基等を挙げることができる。
化合物(19)から化合物(4d)を合成する反応条件は、前述の化合物(9)から化合物(4a)の合成の場合と同様である。
Figure 2006022065
(上記式中、R6〜R8、R10、m1およびm2は、前記と同じものを示す。LGは脱離基を示す。)
化合物(19)から化合物(21)を合成する反応、および化合物(21)から化合物(4e)を合成する反応の条件は、合成法2−3における反応条件と同様である。脱離基としては、塩素原子、臭素原子、沃素原子、メタンスルホニルオキシ基、トルエンスルホニルオキシ基等を挙げることができる。
<合成法4−1>
本発明の化合物がキラル中心を含む化合物の場合、ラセミ形で製造するか、又は個別の鏡像異性体をエナンチオ特異的合成又は分割のいずれかによって製造することが可能である。
Figure 2006022065
(上記中、R1、R2、R4〜R7、A、D、E、G、Y、m、n、p、qおよびrは、前記と同じ物を示す。)
化合物(Ib)の酸塩化物(22)に光学活性なオキサゾリジノンのリチウム塩のよう
なキラル補助剤chiral auxiliaryを反応させて得られるジアステレオマーエステル又はアミドを、クロマトグラフ分離又は分別結晶による分離を行った後、キラル補助剤を除去するといった公知の技術により、光学的に純粋な化合物(Ic)を製造することが可能であ
る。具体的には、(Ib)に1等モルないし過剰のオキシ塩化リン、塩化チオニル等のハロゲン化試薬を用いて化合物(22)を合成する。反応溶媒はアセトニトリル、ベンゼン、ジメチルホルムアミド、ジクロロメタン等の不活性溶媒を用いる。反応温度は−30℃から用いる溶媒の沸点まで、反応時間は10分〜24時間、好ましくは1〜5時間である。化合物(24)は、化合物(22)と光学活性なオキサゾリジノンのリチウム塩(23)を反応させることにより合成できる。光学活性なオキサゾリジノンとしては(S)−4−ベンジル−2−オキサゾリジノンが好ましい。反応溶媒はテトラヒドロフラン、エーテル等の極性溶媒を用い、反応温度は−78℃〜50℃、好ましくは0〜30℃である。ジアステレオマー(24)は、クロマトグラフィ又は分別結晶により分離が可能である。化合物(24a)は、テトラヒドロフラン溶媒中1等モルないし過剰の30%過酸化水素水、1等モルないし過剰の水酸化リチウム水溶液で処理して、光学活性体(Ic)に導くことが可能である。反応温度は、−10〜30℃、好ましくは0〜30℃である。文献としてはD.A.エバンスら、テトラヘドロン レターズ、第28巻、第49号、6141−6144頁、1987年(D. A. Evans et al., Tetrahedron Letters, Vol. 22, No 49, pp 6141-6144, 1987)を挙げることができる。
その他のキラル補助剤の例としてはバリノール、フェニルグリシノール等のアミノ酸由来の光学活性アルコール等も用いることができる。
本発明の化合物(I)は、種々の製剤を用いて経口投与可能である。その製剤に用いられる本発明の化合物(I)は、遊離体、塩またはそれらの水和物もしくは溶媒和物のいずれでもよい。本発明の化合物(I)を含有する経口用製剤としては、錠剤、細粒剤、散剤、顆粒剤、およびカプセル剤を挙げることができ、錠剤およびカプセル剤が好ましい。これらの経口用製剤は、製剤学上許容される添加物を含み、例えば充填剤類、増量剤類、結合剤類、崩壊剤類、溶解促進剤類、湿潤剤類、潤滑剤類等を必要に応じて選択して使用することができる。
また、投与量については、一人当たり一日に0.1mg〜1500mgが好ましく、特に1mg〜500mgが好ましい。この投与量は、1日1回でもよく、2〜3回に分けてもよい。
以下に実施例を示して本発明を説明する。
[参考例1]
(1)4−(1−エトキシカルボニルプロピリデン)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル
Figure 2006022065
2−(ジエトキシホスホリル)酪酸 エチル エステル(9.5g)をテトラヒドロフラン(60ml)に溶解し、カリウム tert−ブトキシド(4.3g)を加えて室温で1時間攪拌した後、4−オキソピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(5.0g)を加えて5日間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、標題化合物(7.20g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:4.21(2H,q,J=7.1Hz),3.50−3.40(4H,m),2.54(2H,t,J=5.9Hz),2.37−2.29(4H,m),1.47(9H,s),1.30(3H,t,J=7.1Hz),1.01(3H,t,J=7.6Hz).
(2)4−(1−エトキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル
Figure 2006022065
参考例1−(1)で得た化合物(5.09g)をエタノール(100ml)に溶解し、10%パラジウム−炭素(0.5g)を加えて、水素雰囲気下、室温で22時間攪拌した。セライトを用いて不溶物をろ去し、ろ液を減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)で精製して、標題化合物(5.15g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:4.26−4.00(4H,m),2.75−2.59(2H,m),2.13−2.06(1H,m),1.77−1.50(5H,m),1.45(9H,s),1.32−1.07(5H,m), 0.88(3H,t,J=7.4Hz).
(3)2−ピペリジン−4−イル酪酸 エチル エステル 塩酸塩
Figure 2006022065
参考例1−(2)で得た化合物(3.15g)をエタノール(30ml)に溶解し、4規定塩酸−ジオキサン溶液(30ml)を加えて、室温で3時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、残渣をエタノール−エーテルより結晶化して、標題化合物(2.17g)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:9.63(1H,br s),9.36(1H, br s),4.16(2H,q,J=7.1Hz),3.55−3.44(2H,m),2.89−2.76(2H,m),2.22−2.15(1H,m), 1.82−1.53(7H,m),1.27(3H,t,J=7.1Hz),0.88(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:200([M+H]+).
[参考例2]
(1)4−(1−エトキシカルボニルプロピリデン)ピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル
Figure 2006022065
参考例1−(1)と同様にして、2−(ジエトキシホスホリル)酪酸 エチル エステル(9.5g)と4−オキソピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル(6.0g)から標題化合物(7.89g)を無色油状物として得た。
MS(ESI)m/z:332([M+H]+).
(2)2−ピペリジン−4−イル酪酸 エチル エステル
Figure 2006022065
参考例2−(1)で得た化合物(7.88g)をエタノール(100ml)に溶解し、10%パラジウム−炭素(0.8g)を加えて、水素雰囲気下、室温で一晩攪拌した。ろ過後、ろ液を減圧下に濃縮乾固して、標題化合物(4.97g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:4.15(2H,q,J=7.1Hz),3.12−3.02(2H,m),2.62−2.53(2H,m),2.13−2.05(1H,m),1.77−1.51(7H,m),1.27(3H,t,J=7.4Hz),0.88(3H,t,J=7.4Hz).
[参考例3]
(1)4‐(1‐ベンジルオキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル
Figure 2006022065
参考例1−(2)で得た化合物(31.1g)のエタノール(200mL)溶液に1規定水酸化ナトリウム水溶液(240mL)を加え、3日間加熱還流した。放冷後、反応液に1規定塩酸(240mL)を加えて中和し、減圧下に濃縮後、残留物をジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去して、4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(37.5g)を油状物として得た。
上記の反応で得た油状物をN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)に溶解し、氷水冷却下、臭化ベンジル(26mL)および炭酸セシウム(65g)を加え、室温にて一晩攪拌した。反応液を酢酸エチルにて希釈して、水で洗浄した。有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下に留去して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:3)にて精製し、標題化合物(36.1g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.39−7.30(5H,m),5.13(2H,s),4.20−3.97(2H,m),2.70−2.57(2H,m),2.20−2.12(1H,m),1.72−1.37(14H,m),1.29−1.06(2H,m),0.86(3H,t,J=7.4Hz).
(3)2−ピペリジン−4−イル酪酸 ベンジル エステル 塩酸塩
Figure 2006022065
参考例3−(2)で得た化合物(36.1g)のジオキサン(100mL)溶液に、4規定塩酸−ジオキサン溶液(100mL)を加え、室温にて7時間攪拌した。溶液を減圧下に濃縮して、残渣にジクロロメタンを加えて、溶媒を減圧下に濃縮乾固することにより標題化合物(29.1g)を無色固体として得た。
1H−NMR(CD3OD)δ:7.40−7.30(5H,m),5.15(2H,s),3.42−3.25(2H,m),2.99−2.87(2H,m),2.29−2.22(1H,m),2.03−1.95(1H,m),1.93−1.82(1H,m),1.80−1.72(1H,m),1.68−1.59(2H,m),1.55−1.36(2H,m),0.87(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:262([M+H]+).
[参考例4]
(1)4−(1−カルボキシプロピリデン)ピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル
Figure 2006022065
参考例2−(1)で得た化合物(480.2g)をエタノール(4.4L)に溶解し、1規定水酸化ナトリウム水溶液(3490ml)を加えて、4時間加熱還流した。室温まで冷却後、クロロギ酸ベンジル(248.1g)を15分間で滴下し、16時間攪拌した。反応液を減圧下に濃縮し、残留物を酢酸エチル(3L)で抽出し、水層を分取後、1規定塩酸にて酸性(pH3.5)とした。この水層をジクロロメタン(7L)で抽出し、得られた有機層を飽和食塩水(2L)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残留物をトルエンで共沸し、標題化合物(431.3g)を無色油状物として得た。
(2)4−(1−tert−ブトキシカルボニルプロピリデン)ピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル
Figure 2006022065
実施例4−(1)で得た化合物(431.3g)をジクロロメタン(6L)に溶解し、O−tert−ブチル−N,N’−ジイソプロピルイソウレア(1144g)を加えて、19時間加熱還流した。O−tert−ブチル−N,N’−ジイソプロピルイソウレア(284g)を加えて、さらに7時間加熱還流した。冷後、不溶固体をろ別し、ろ液を1規定塩酸、次いで、1規定水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:5)にて精製し、標題化合物(374.3g)を無色油状物として得た。
(3)2−ピペリジン−4−イル酪酸 tert−ブチル エステル
Figure 2006022065
参考例2−(2)と同様にして、参考例4−(2)で得た化合物(374.3g)から標題化合物(171.1g)を淡黄色油状物として得た。
(4)2−ピペリジン−4−イル酪酸 tert−ブチル エステル 塩酸塩
Figure 2006022065
参考例4−(3)で得た化合物(1.91g)のジエチルエーテル溶液に、氷水で冷却下、4規定塩酸―ジオキサン溶液(2.1mL)を滴下した。ヘキサンを加え、同温にて攪拌した。析出した固体をろ取して標題化合物(2.13g)を得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:9.52(1H,br s),3.53−3.44(2H,m),2.87−2.77(2H,m),2.10−2.04(1H,m),1.97−1.91(1H,m),1.82−1.49(6H,m),1.46(9H,s),0.89(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:228([M+H]+).
[参考例5]
(1)4−(1−tert−ブトキシカルボニルブチリデン)ピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル
Figure 2006022065
ジエトキシホスホリル酢酸 tert−ブチル エステル(5.0g)のテトラヒドロフラン溶液(35mL)に、氷水冷却下、水素化ナトリウム(60%油性、833mg)を加え、室温にて臭化プロピル(1.9mL)を加え、一晩加熱還流した。室温に戻した後、水素化ナトリウム(60%油性、833mg)を加えて1時間攪拌し、更に4−オキソピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル(4.0g)のテトラヒドロフラン溶液(15mL)を加え、4日間室温にて攪拌した。反応液を酢酸エチルにて希釈し、水、次いで、飽和食塩水にて洗浄後、有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:3)にて精製し、標題化合物(4.93g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.39−7.29(5H,m),5.12(2H,s),3.53(4H,dd,J=11.4,5.3 Hz),2.50(2H,brs),2.24(2H,t,J=7.8Hz),2.31(2H,br),1.35−1.52(11H,m),0.90(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:396([M+Na]+).
(2)2−ピペリジン−4−イルペンタン酸 tert−ブチル エステル
Figure 2006022065
参考例2−(2)と同様にして、参考例5−(1)で得た化合物(2.12g)から標題化合物(1.35g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:3.11−3.03(2H,m),2.61−2.53(2H,m),2.07−2.00(1H,m),1.76−1.38(14H,m),1.39−1.05(4H,m),0.90(3H,t,J=7.1Hz).
MS(ESI)m/z:242([M+H]+).
[参考例6]
(1)6−アザスピロ[2.5]オクタン−1,6−ジカルボン酸 6−tert−ブチル エステル 1−メチル エステル
Figure 2006022065
ジメチルスルホキシド(10ml)に水素化ナトリウム(60%油性、118mg)を懸濁し、ヨウ化 トリメチルスルホキソニウム(733mg)を加えて室温で30分間攪拌した。4−メトキシカルボニルメチレンピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(500mg)を加えて、一晩攪拌した。反応液に氷水を加えて酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:3)にて精製し、標題化合物(263mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:3.68(3H,s),3.53−3.38(3H,m),3.26(1H,ddd,J=13.5,7.4,4.2 Hz),1.75−1.63(2H,m),1.57(1H,dd,J=7.8,5.4Hz),1.48−1.33(11H,m),1.18(1H,t,J=5.0Hz),0.94(1H,dd,J=8.1,4.7Hz).
MS(ESI)m/z:214([M−tBu+H]+).
(2)6−アザスピロ[2.5]オクタン−1−カルボン酸 メチル エステル 塩酸塩
Figure 2006022065
参考例6−(1)で得た化合物(263mg)をメタノール(10ml)に溶解し、4規定塩酸−ジオキサン溶液(5ml)を加えて、室温で1時間攪拌した。反応液を減圧下に濃縮乾固して、残渣をジクロロメタン−エーテルより結晶化することにより標題化合物(190mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:9.66(2H,br s),3.70(3H,s),3.32−3.17(3H,m),3.10−2.99(1H,m),2.21−2.04(2H,m),1.95−1.84(1H,m),1.77−1.62(2H,m),1.23(1H,t,J=5.3Hz),1.02(1H,dd,J=8.1,4.9Hz).
MS(ESI)m/z:170([M+H]+).
[参考例7]
3−メチル−2−ピペリジン−4−イルブチル酸 メチル エステル
Figure 2006022065
イソ吉草酸メチル(3.74g)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液にドライアイス−アセトン冷却下、リチウムイソプロピルアミド(2Mヘプタン−テトラヒドロフラン−エチルベンゼン溶液)を加え、1時間攪拌した。反応液に4−オキソピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル (5.0g)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を滴下して、室温にて一晩攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルを加えて有機層を分取した。有機層を水、次いで、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶液を濃縮して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)にて精製して、淡黄色油状物(4.90g)を得た。
上記の淡黄色油状物をピリジン(26mL)に溶解して、室温にてオキシ塩化リン(2.6mL)を加え、2時間90℃にて攪拌した。反応液に氷を加え、酢酸エチルで抽出し、水、硫酸銅水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧下に濃縮して残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:4)にて精製して、オレフィン体(3.41g)を無色油状物として得た。
上記の無色油状物をメタノール(100mL)に溶解して、5%パラジウム−炭素(400mg)を加え、水素雰囲気下、一晩攪拌した。触媒をろ去後、溶媒を減圧下に留去して標題化合物(1.25g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:3.65(3H,s),3.13−3.04(2H,m),2.65−2.54(2H,m),2.11−1.97(3H,m), 1.84−1.73(1H,m),1.73−1.65(1H,m),1.60−1.53(1H,m),1.33−1.21(1H,m),1.18−1.06(1H,m),0.93(3H,d,J=7.1Hz),0.91(3H,d,J=6.9Hz).
MS(ESI)m/z:200([M+H]+).
[参考例8]
(1)4−(エトキシカルボニルフルオロメチレン)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル
Figure 2006022065
参考例1−(1)と同様にして、(ジエトキシホスホリル)フルオロ酢酸 エチル エステル(2.5g)、カリウム tert−ブトキシド(1.16g)と4−オキソピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(1.5g)から、標題化合物(1.67g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:4.29(2H,q,J=7.1Hz),3.52−3.45(4H,m),2.88−2.83(2H,m),2.50−2.44(2H,m),1.47(9H,s),1.35(3H,t,J=7.1Hz).
MS(ESI)m/z:232([M−tBu+H]+).
(2)4−(エトキシカルボニルフルオロメチル)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル
Figure 2006022065
参考例1−(2)と同様にして、参考例8−(1)で得た化合物(1.18g)から、標題化合物(1.15g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:4.73(1H,dd,J=48.9,4.5 Hz),4.33−4.09(4H,m),2.77−2.60(2H,m),2.12−1.96(1H,m),1.69−1.57(2H,m),1.53−1.37(11H,m),1.32(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:234([M−tBu+H]+).
(3)フルオロピペリジン−4−イル酢酸 エチル エステル 塩酸塩
Figure 2006022065
参考例1−(3)と同様にして、参考例8−(2)で得た化合物(1.14g)から標題化合物(869mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:9.36(1H,br s),9.02(1H,br s),4.87(1H,dd,J=48.4,4.3 Hz),4.26(2H,q,J=7.1Hz),3.42−3.34(2H,m),3.00−2.85(2H,m),2.31−2.14(1H,m),1.95−1.71(4H,m),1.31(3H,t,J=7.1Hz).
MS(ESI)m/z:190([M+H]+).
[参考例9]
(1)3−(2−メトキシカルボニルエチル)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル
Figure 2006022065
3−(2−カルボキシエチル)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(500mg)のメタノール(10mL)溶液に室温にてトリメチルシリルジアゾメタン(2M−ヘキサン溶液、3mL)を加え、3時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)にて精製し、標題化合物(508mg)を無色油状物として得た。
(2)3−ピペリジン−3−イルプロピオン酸 メチル エステル 塩酸塩
Figure 2006022065
参考例1−(3)と同様にして、参考例9−(1)で得た化合物(508mg)より標題化合物(384mg)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:9.57(1H,br s),9.36(1H,br s),3.67(3H,s),3.36−3.20(2H,m),2.82−2.68(1H,m),2.61−2.22(3H,m),2.00−1.79(4H,m),1.68−1.47(2H,m),1.20−1.03(1H,m).
MS(ESI)m/z:172([M+H]+).
[参考例10]
4−ベンジルピペリジン−4−カルボン酸 エチル エステル 塩酸塩
Figure 2006022065
参考例1−(3)と同様にして、4−ベンジルピペリジン−1,4−ジカルボン酸 1−tert−ブチル エステル 4−エチル エステル(1.02g)より標題化合物(813mg)を無色固体として得た。
[参考例11]
4−エチルピペリジン−4−カルボン酸 エチル エステル 塩酸塩
Figure 2006022065
参考例1−(3)と同様にして、4−エチルピペリジン−1,4−ジカルボン酸 1−tert−ブチル エステル 4−エチル エステル(1.19g)より標題化合物(1.02g)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:9.50(2H,brs),4.20(2H,q,J=7.1Hz),3.41−3.32(2H,m),2.95−2.81(2H,m),2.34−2.26(2H,m),1.88−1.78(2H,m),1.63(2H,q,J=7.6Hz),1.28(3H,t,J=7.4Hz),0.84(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:186([M+H]+).
[参考例12]
(1)4−ヒドロキシ−4−(メトキシカルボニルメトキシメチル)ピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル
Figure 2006022065
メトキシ酢酸 メチル エステル(3.35g)をテトラヒドロフラン(30ml)に溶解し、ドライアイス−アセトンで冷却下、リチウムジイソプロピルアミド(2Mヘプタン−テトラヒドロフラン−エチルベンゼン溶液、16ml)を適下した。1時間攪拌後、4−オキソ−ピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル(5.0g)のテトラヒドロフラン溶液(20ml)を加え、室温に戻し、一晩攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液、次いで、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)にて精製し、標題化合物(3.19g)を淡黄色油状物として得た。
(2)4−(メトキシメトキシカルボニルメチレン)ピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステルおよび4−(メトキシメトキシカルボニルメチル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル
Figure 2006022065
参考例12−(1)で得た化合物(1.5g)をピリジン(10ml)に溶解し、オキシ塩化リン(1ml)を加えて、90℃にて1時間攪拌した。冷却後、反応液を氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸銅水溶液、飽和重曹水、および、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:2)にて精製し、標題化合物(1.01g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.42−7.27(5H,m),5.15(2H,s),3.80(2H,s),3.59−3.50(7H,m),2.79(2H,t,J=5.6Hz),2.35(2H,brs).
1H−NMR(CDCl3)δ:7.40−7.29(5H,m),5.83(1H,d,J=18.1Hz),5.15(2H,s),4.12−3.96(2H,m),3.76 3H,s),3.72−3.62(1H,m),3.55−3.45(1H,m),3.35(3H,s),1.99−2.29(2H,m).
(3)メトキシピペリジン−4−イル酢酸 メチル エステル
Figure 2006022065
参考例12−(2)で得た化合物(1.01g)をメタノール(20ml)に溶解し、10%パラジウム−炭素(0.10g)を加えて、水素雰囲気下、室温で一晩攪拌した。ろ過後、ろ液を減圧下に濃縮して、標題化合物(614mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:3.80−3.75(3H,m),3.61−3.53(1H, m),3.42−3.35(4H,m),3.07−2.92(2H,m),2.87−2.70(1H,m),2.05−1.87(2H,m),1.76−1.66(2H,m),1.53−1.39(1H,m).
MS(ESI)m/z:188([M+H]+).
[参考例13]
(1)4−(エトキシエトキシカルボニルメチレン)ピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステルおよび4−(エトキシエトキシカルボニルメチル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル
Figure 2006022065
参考例12−(1)および(2)と同様にして、エトキシ酢酸 エチル エステル(4.3g)と4−オキソピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル(5.0g)から標題化合物(4.53g)を淡黄色油状物として得た。
(2)エトキシピペリジン−4−イル酢酸 エチル エステル
Figure 2006022065
参考例12−(3)と同様にして、参考例13−(1)で得た混合物(3.48g)から標題化合物(2.19g)を得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:4.26−4.18(2H,m),3.66−3.57(2H,m),3.42−3.33(1H,m),3.17−3.10(2H,m),2.66−2.56(2H,m),2.11(1H,brs),1.91−1.77(2H,m),1.59−1.34(3H,m),1.30(3H,t,J=7.4Hz),1.21(3H,t,J=7.0Hz).
MS(ESI)m/z:216([M+H]+).
[参考例14]
(1)4−ヒドロキシ−4−(2−メトキシカルボニルテトラヒドロフラン−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル
Figure 2006022065
参考例12−(1)と同様にして、テトラヒドロフラン−2−カルボン酸 メチル エステル(3.0g)と4−オキソピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル(4.0g)より標題化合物(4.8g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.38−7.28(5H,m),5.12(2H,s),4.15−3.93(4H,m),3.76(3H,s),3.23−3.08(2H,m),2.83−2.75(1H,m),2.29(1H,dt,J=13.0,8.3Hz),2.18−2.08(1H,m),1.95−1.80(3H,m),1.69−1.39(3H,m).
MS(ESI)m/z:364([M+H]+).
(2)2−ピペリジン−4−イルテトラヒドロフラン−2−カルボン酸 メチル エステル
Figure 2006022065
参考例12−(2)および(3)と同様にして、参考例14−(1)で得た化合物(4.0g)より標題化合物(766mg)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:3.96−3.83(2H,m),3.76 and 3.74(3H,each s),3.48−3.41(1H,m),3.14−3.04(1H,m),2.82−2.73(1H,m),2.32−2.21(1H,m),2.09−1.98(1H,m),1.98−1.60(6H,m),1.47−1.35(1H,m).
MS(ESI)m/z:214([M+H]+).
[参考例15]
(1)4−(メトキシカルボニルフェノキシメチレン)ピペリジン−1カルボン酸 ベンジル エステル
Figure 2006022065
参考例12−(1)および(2)と同様にして、4−オキソピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル(5.0g)とフェノキシ酢酸 メチル エステル(5.34g)から標題化合物(300mg)を油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.44−6.84(10H,m),5.14(2H,s),3.68−3.60(5H,m),3.55−3.50(2H,m),3.02−2.96(2H,m),2.48−2.40(2H,m).
(2)フェノキシピペリジン−4−イル酢酸 メチル エステル
Figure 2006022065
参考例12−(3)と同様にして、参考例15−(1)で得た化合物(300mg)より標題化合物(200mg)を淡黄色油状物として得た。
[参考例16]
(1)4−tert−ブトキシカルボニルメトキシピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル
Figure 2006022065
4−ヒドロキシピペリジン(5.0g)をジクロロメタン(50mL)に溶解し、氷水冷却下、トリエルアミン(6.9mL)とクロロギ酸ベンジル(7.02mL)を加えた。室温にて24時間攪拌後、不溶物をろ去して、溶媒を減圧下に留去した。残渣を酢酸エチルにて希釈し、水で2回洗浄した。有機層を1規定塩酸、次いで、飽和食塩水にて洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、ろ過して溶媒を減圧下に留去し、4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル(8.46g)を無色油状物として得た。
上記のエステルをトルエン(40mL)に溶解して、硫酸水素テトラブチルアンモニウム(394mg)の水溶液(3mL)およびブロモ酢酸 tert−ブチル エステル(7.9mL)を加えた。更に水酸化ナトリウム(35g)水溶液(35mL)を滴下して、24時間室温にて攪拌した。有機層を分取して飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下に濃縮して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:2)にて精製して、標題化合物(10.18g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:1.47(9H,s),1.52−1.67(2H,br),1.78−1.90(2H,br),3.15−3.26(2H,m),3.52−3.62(1H,m),3.75−3.86(2H,br),4.00(2H,s),5.13(2H,s),7.25−7.38(5H,m).
MS(ESI)m/z:372([M+Na]+).
(2)(ピペリジン−4−イルオキシ)酢酸 tert−ブチル エステル
Figure 2006022065
参考例16−(1)で得た化合物(8.0g)をエタノール(80mL)に溶かし、10%パラジウム−炭素(100mg)を加え、水素雰囲気下,6時間撹拌した。触媒をろ去後、溶媒を減圧下に留去して、標題化合物(5.09g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:1.47(9H,s),1.80−2.00(4H,m),2.53−2.68(2H,br),3.03−3.16(2H,m),3.38−3.50(1H,br),4.00(2H,s).
MS(ESI)m/z:216([M+H]+).
[参考例17]
(1)4−(1−tert−ブトキシカルボニルエトキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル
Figure 2006022065
参考例16−(1)と同様にして、4−ヒドロキシピペリジン 1−カルボン酸 ベンジル エステル(5.0g)および2−ブロモプロピオン酸 tert−ブチル エステル(7.0g)より、標記化合物(3.45g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:1.35(3H,d,J=6.8Hz),1.47(9H,s),1.50−1.68(2H,m),1.72−1.90(2H,m),3.18−3.30(2H,m),3.48−3.58(1H,m),3.72−3.87(2H,m),3.95(1H,q,J=6.8Hz),5.12(2H,s),7.25−7.43(5H,m).
MS(ESI)m/z:386([M+Na]+).
(2)2−ピペリジン−4−イルオキシ)プロピオン酸 tert−ブチル エステル
Figure 2006022065
参考例16−(2)と同様にして、参考例17−(1)で得た化合物(3.45g)より、標題化合物(2.18g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:1.35(3H,d,J=6.8Hz),1.48(9H,s),1.39−1.57(1H,m),1.74(1H,brs),1.86−1.97(2H,m),2.54−2.64(2H,m),3.04−3.13(2H,m),3.38−3.46(1H,m),3.98(1H,q,J=6.8Hz).
MS(ESI)m/z:229([M]+).
[参考例18]
(1)4−(1−tert−ブトキシカルボニルプロポキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル
Figure 2006022065
参考例16−(1)と同様にして、4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル(2.0g)と2−ブロモ酪酸 tert−ブチル エステル(2.8g)より、標題化合物(1.49g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.37−7.28(5H,m),5.12(2H,s),3.84−3.71(3H,m),3.55−3.48(1H,m),3.32−3.23(2H,m),1.89−1.54(6H,m),1.47(9H,s),0.97(3H,t,J=7.5Hz).
MS(ESI)m/z:378([M+Na]+).
(2)2−(ピペリジン−4−イルオキシ)酪酸 tert−ブチル エステル
Figure 2006022065
参考例16−(2)と同様にして、参考例18−(2)で得た化合物(1.0g)より標題化合物(603mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:3.75(1H,dd,J=8.1,4.9Hz),3.44−3.36(1H,m),3.14−3.05(2H,m),2.67−2.58(2H,m),1.97−1.80(2H,m),1.80−1.61(2H,m),1.61−1.51(1H,m),1.51−1.40(10H,m),0.97(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:244([M+H]+).
[参考例19]
(1)3−(1−tert−ブトキシカルボニルプロポキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル
Figure 2006022065
参考例16−(1)と同様にして、ピペリジン−3−オール(4.37g)から得られた3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸 ベンジル エステル(10.23g)と2−ブロモ酪酸 tert−ブチル エステル(2.58g)より、標題化合物(1.65g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.38−7.28(5H,m),5.12(2H,dd,J=17.9,12.5Hz),3.89−3.50(3H,m),3.41−3.09(2H,m),3.06−2.81(1H,m),2.04−1.58(6H,m),1.53−1.36(13H,m),0.95(4H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:400([M+Na]+).
(2)2−(ピペリジン−3−イルオキシ)酪酸 tert−ブチル エステル
Figure 2006022065
参考例16−(2)と同様にして、参考例19−(1)で得た化合物(1.0g)から標題化合物(645mg)を得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:3.75−3.71(1H,m),3.34−3.26(1H,m),3.09−3.01(1H,m),2.86−2.56(3H,m),2.00−1.36(15H,m),0.97 and 0.98(total 3H,t,J=7.5Hz).
MS(ESI)m/z:244([M+H]+).
[参考例20]
(1)4−クロロメチル−2−(4−フェノキシフェニル)−5−メチルオキサゾール
Figure 2006022065
4−フェノキシベンズアルデヒド(19.8g)、2,3−ブタンジオンモノオキシム(10.1g)を4規定塩酸−酢酸エチル(60ml)に溶解し、12時間攪拌した。減圧下に溶媒を留去し、残渣をクロロホルム(130ml)に溶解し、オキシ塩化リン(12ml)を加え1時間加熱還流した。室温に戻した後、水(50ml)を加えて、析出した固体をろ取し、標題化合物(20.91g)を得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.95(2H,d,J=9.0Hz),7.35−7.45(2H,m),7.15−7.20(1H,m),7.00−7.10(4H,m),4.54(2H,s).
(2)(2−(4−フェノキシフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル)アセトニトリル
Figure 2006022065
参考例20−(1)で得た化合物(20.91g)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(79ml)にシアン化ナトリウム(3.6g)とヨウ化カリウム(4.0g)を加えて85℃にて1時間攪拌した。室温に戻した後、反応液に炭酸カリウム(1.5g)の水溶液(60ml)を加え、不溶固体をろ取して、標題化合物(14.8g)を得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.90−7.98(2H,m),7.35−7.45(2H,m),7.15−7.20(1H,m),7.00−7.10(4H,m),3.63(2H,s).
(3)(2−(4−フェノキシフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル)酢酸
Figure 2006022065
参考例20−(2)で得た化合物(14.8g)を2−メトキシエタノール(30ml)に溶解し、水酸化カリウム(85%、10g)を加え10時間加熱還流した。室温に戻した後、濃硫酸を加えて酸性とした。塩化メチレンにて抽出した後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、得られた固体を酢酸エチル−ヘキサンより結晶化することにより標題化合物(12.4g)を固体として得た。
(4)2−[5−メチル−2−(4−フェノキシフェニル)オキサゾール−4−イル]エタノール
Figure 2006022065
参考例20−(3)で得た化合物(1.4g)のテトラヒドロフラン(20ml)溶液にボラン−テトラヒドロフラン錯体(1.13Mテトラヒドロフラン溶液、20ml)を加えて3時間加熱還流した。室温に戻した後、1規定塩酸水溶液、次いで飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製して標題化合物(1.10g)を固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.90−7.98(2H,m),7.35−7.45(2H,m),7.15−7.20(1H,m),7.00−7.10(4H,m),3.94(2H,t,J=5.8Hz),2.75(2H,t,J=5.8Hz),2.38(3H,s),1.60−1.80(1H,br s).
[参考例21]
(1)(2−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル)アセトニトリル
Figure 2006022065
参考例20−(1)および(2)と同様にして、3,4−ジクロロベンズアルデヒド(10.2g)と2,3−ブタンジオンモノオキシム(5.87g)から4−クロロメチル−2−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルオキサゾール(7.1g)を固体として得た。このものをシアン化ナトリウム(1.33g)と沃化カリウム(1.47g)にて処理して標題化合物(890mg)を固体として得た。
(2)2−[2−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルオキサゾールー4−イル]エタノール
Figure 2006022065
参考例20−(3)および(4)と同様にして、参考例21−(1)で得た化合物(890mg)より(2−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル)酢酸(829mg)を得、このものより標題化合物(400mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.03(1H,d,J=2.0 Hz),7.77(1H,dd,J=8.3,2.0 Hz),7.48(1H,d,J=8.3 Hz),4.57(1H,s),3.92(2H,t,J=5.9Hz),2.72(2H,t,J=5.9 Hz),2.33(3H,s).
MS(ESI)m/z:272([M+H]+
[参考例22]
(1)2‐[5‐メチル−2−(3−トリメチルシラニルエチニルフェニル)オキサゾール−4−イル]エタノール
Figure 2006022065
2‐[2‐(3‐ブロモフェニル)‐5‐メチルオキサゾール−4‐イル]エタノール(700mg)のトリエチルアミン(10mL)溶液に、トリメチルシリルアセチレン(1.1mL)、ヨウ化銅(I)(5mg)とジクロロビストリフェニルホスフィンパラジウム(174mg)を加え、一晩室温にて攪拌した。溶媒を減圧下に濃縮して、残渣を酢酸エチルにて希釈して、飽和塩化アンモニウム水溶液、次いで飽和食塩水にて洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶液を減圧下濃縮して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)にて精製し、標題化合物(791mg)を淡黄色油状物質として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.08(1H,t,J=1.5Hz),7.93(1H,dt,J=7.8,1.5Hz),7.29(1H,dt,J=7.6,1.3Hz),7.36(1H,t,J=7.6Hz),3.92(2H,t,J=6.0Hz),2.72(2H,t,J=5.6Hz),2.33(3H,s),0.26(6H,s).
MS(ESI)m/z:300([M+H]+).
(2)2‐[2−(3−エチニルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノール
Figure 2006022065
参考例22−(1)で得た化合物(781mg)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に氷水浴下、テトラブチルアンモニウム フロリド(1Mテトラヒドロフラン溶液、3.5mL)を加え、1時間攪拌した。溶液を減圧下に濃縮して、残渣を酢酸エチルにて希釈して、水、次いで、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶液を減圧下に濃縮して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)にて精製し、標題化合物(443mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.08(1H,t,J=1.5Hz),7.92(1H,dt,J=8.1,1.5Hz),7.51(1H,dt,J=7.7,1.3Hz),7.37(1H,t,J=7.8Hz),3.92(2H,q,J=5.8Hz),3.43(1H,t,J=5.9Hz),3.13(1H,s),2.71(2H,t,J=5.6Hz),2.31(3H,s).
(3)2‐[2−(3−エチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノール
Figure 2006022065
参考例22−(2)で得た化合物(443mg)のエタノール(20mL)溶液に10%パラジウム炭素(40mg)を加え、水素雰囲気下に一晩攪拌した。触媒をろ去して、ろ液を減圧下に濃縮乾固して、標題化合物(450mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.81(1H,s),7.78(1H,d,J=7.6Hz),7.33(1H,t,J=7.8Hz),7.24(1H,d,J=7.8Hz),3.92(2H,t,J=5.9Hz),3.43(1H,br s),2.74−2.66(4H,m),2.31(3H,s),1.27(3H,t,J=7.6Hz).
MS(ESI)m/z:232([M+H]+).
[参考例23]
(1)[2−(2−クロロフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]酢酸 メチル エステル
Figure 2006022065
L−アスパラギン酸 β−メチル エステル 塩酸塩(5.0g)をジクロロメタン(400ml)に溶解し、氷水冷却下にトリエチルアミン(12ml)とトリメチルクロロシラン(7.6ml)を加えた。室温で1時間攪拌後、氷水冷却下、塩化2−クロロベンゾイル(3.5g)を加えて、室温で16時間攪拌した。1規定塩酸、次いで、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去して無色固体を得た。このものをピリジン(25ml)に溶解し、N,N−ジメチルアミノピリジン(100mg)と無水酢酸(17ml)を加えて、90℃にて2時間攪拌した。反応液を氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出、1規定塩酸で2回、1規定水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去して油状物を得た。このものを無水酢酸(13ml)に溶解し、濃塩酸(1.2ml)を加えて、85℃にて1時間攪拌後、放置して冷却した。氷水を加え、酢酸エチルで希釈後、水で2回、次いで、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムに乾燥後、溶媒を減圧下に留去、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)にて精製し、標題化合物(2.65g)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.90−8.00(1H,m),7.45−7.55(1H,m),7.30−7.40(2H,m),3.62(2H,s),3.73(3H,s),2.38(3H,s),1.60−1.80(1H,br−s).
(2)2−[2−(2−クロロフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノール
Figure 2006022065
参考例23−(1)で得た化合物(2.65g)のジクロロメタン溶液(50ml)に、−78℃に冷却下、水素化ジイソブチルアルミニウム(0.93Mジクロロメタン溶液、30ml)を加えて1時間攪拌した。室温に戻した後、1規定塩酸を加えた。酢酸エチルにて抽出した後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)にて精製し、標題化合物(1.74g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.90−8.00(1H,m),7.45−7.55(1H,m),7.30−7.40(2H,m),3.94(2H,t,J=5.6Hz),2.75(2H,t,J=5.6Hz),2.37(3H,s),1.60−1.80(1H,br−s).
参考例23と同様にして、以下の参考例24および参考例25の化合物を合成した。
[参考例24]
(1)[5−メチル−2−(2−メチルフェニル)オキサゾール−4−イル]酢酸 メチル エステル
Figure 2006022065
L−アスパラギン酸 β−メチル エステル 塩酸塩(5.0g)と塩化2−クロロベンゾイル(4.1g)から標題化合物(2.45g)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:1.60−1.80(1H,br−s),2.37(3H,s),2.68(3H,s),3.60(2H,s),3.74(3H,s),7.20−7.40(3H,m),7.90−8.00(1H,m).
(2)2−[5−メチル−2−(2−メチルフェニル)オキサゾール−4−イル]エタノール
Figure 2006022065
参考例24−(1)で得た化合物(2.45g)から標題化合物(1.75g)を淡黄色油状物として得た
1H−NMR(CDCl3)δ:7.90−8.00(1H,m),7.20−7.40(3H,m),3.94(2H,t,J=5.8Hz),2.75(2H,t,J=5.8Hz),2.37(3H,s),2.68(3H,s),1.60−1.80(1H,br−s).
[参考例25]
(1)[2−(3,4−ジメチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]酢酸 メチル エステル
Figure 2006022065
L−アスパラギン酸 β−メチル エステル 塩酸塩(25.0g)と塩化3,4−ジメチルベンゾイル(23g)から標題化合物(3.6g)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.76(1H,s),7.69(1H,t,J=7.8Hz),7.18(1H,t,J=7.8Hz),3.74(3H,s),3.60(2H,s),2.35(3H,s),2.31(3H,s),2.29(3H,s).
(2)2−[2−(3,4−ジメチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノール
Figure 2006022065
参考例25−(1)で得た化合物(3.6g)から標題化合物(1.85g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.76(1H,s),7.69(1H,t,J=7.8Hz),7.18(1H,t,J=7.8Hz),3.94(2H,t,J=5.6Hz),2.75(2H,t,J=5.8Hz),2.35(3H,s),2.31(3H,s),2.29(3H,s),1.60−1.80(1H,br−s).
[参考例26]
(1)酢酸 5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イルメチル エステル
Figure 2006022065
2−ナフトアルデヒト(10g)と2,3−ブタンジオンモノオキシム(6.7g)を4規定塩酸−酢酸エチル(70ml)に溶解し、6時間攪拌した。減圧下に濃縮し、残留物にジエチルエーテルを加えて、不溶の固体をろ取して、4,5−ジメチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール 3−オキシド(14.7g)を得た。
無水酢酸(15mL)に上記化合物(7.33g)を加え、90℃にて15分間攪拌した。溶液を減圧下に濃縮し、残渣を酢酸エチルにて希釈後、炭酸カリウム水溶液、水にて洗浄し、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶液を減圧下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:5)にて精製し、標題化合物(1.08g)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.51(1H,s),8.10(1H,dd,J=8.8,1.5Hz),7.95−7.84(3H,m),7.56−7.50(2H,m),5.06(2H,s),2.49(3H,s),2.12(3H,s).
MS(ESI)m/z:282([M+H]+).
(2)(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)メタノール
Figure 2006022065
参考例26−(1)で得た化合物(1.07g)のエタノール(20mL)溶液に1規定水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加え、室温にて30分間攪拌した。1規定塩酸(10mL)を加え、減圧下に濃縮した。不溶物をろ取して、標題化合物(1.03g)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.49(1H,s),8.09(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.94−7.83(3H,m),7.55−7.50(2H,m),4.63(2H,d,J=3.7Hz),2.45(3H,s),2.17(1H,brs).
MS(ESI)m/z:240([M+H]+).
[参考例27]
(1)酢酸 2−(4−t−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イルメチルエステル
Figure 2006022065
参考例26−(1)と同様にして、4−tert−ブチルベンズアルデヒト(10g)および2,3−ブタンジオンモノオキシム(6.42g)より2−(4−tert−ブチルフェニル)−4,5−ジメチルオキサゾール 3−オキシド(14.8g)を無色固体として得た。この3−オキシド体(9.1g)より標題化合物(1.14g)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.93(2H,dt,J=8.6,2.2Hz),7.47−7.43(2H,m),5.02(2H,s),2.43(3H,s),2.10(3H,s),1.34(9H,s).
MS(ESI)m/z:288([M+H]+).
(2)[2−(4−t−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]メタノール
Figure 2006022065
参考例26−(2)と同様にして、参考例27−(1)で得た化合物(1.14g)より、標題化合物(1.05g)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.93−7.90(2H,m),7.46−7.44(2H,m),4.59(2H,d,J=5.1 Hz),2.40(3H,s),2.08(1H,t,J=5.4Hz),1.34(9H,s).
MS(ESI)m/z:246([M+H]+).
[参考例28]
(1)4−クロロメチル−5−メチル−2−ナフタレン−1−イルオキサゾール
Figure 2006022065
参考例20−(1)と同様にして、1−ナフチルアルデヒト(20g)と2,3−ブタンジオンモノオキシム(13.4g)より4,5−ジメチル−2−ナフタレン−1−イルオキサゾール 3−オキシド(25.8g)を無色固体として得た。このものをオキシ塩化リンで処理することにより標題化合物(21.4g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:9.25(1H,dd,J=8.6,1.0Hz),8.15(1H,dd,J=7.4,1.2Hz),7.94(1H,d,J=8.1Hz),7.91−7.88(1H,m),7.67−7.62(1H,m),7.57−7.50(2H,m),4.65(2H,s),2.50(3H,s).
MS(ESI)m/z:258([M+H]+
(2)酢酸 5−メチル−2−ナフタレン−1−イルオキサゾール−4−イルメチル エステル
Figure 2006022065
参考例28−(1)で得た化合物(6.72g)のN,N−ジメチルホルムアミド(60ml)溶液に酢酸ナトリウム(6.42g)を加え、70℃にて4.5時間攪拌した。反応液を酢酸エチルにて希釈して、水および飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下に留去して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:3)にて精製し、標題化合物(8.96g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:9.22(1H,dd,J=8.6,1.0Hz),8.15(1H,dd,J=7.4,1.2Hz),7.94(1H,d,J=8.1Hz),7.91−7.87(1H,m),7.66−7.61(1H,m),7.57−7.51(2H,m),5.12(2H,s),2.51(3H,s),2.13(3H,s).
MS(ESI)m/z:([M+H]+
(3)(5−メチル−2−ナフタレン−1−イルオキサゾール−4−イル)メタノール
Figure 2006022065
参考例26−(2)と同様にして、参考例28−(2)で得た化合物(8.59g)より標題化合物(5.93g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:9.22(1H,d,J=8.6Hz),8.14(1H,dd,J=7.4,1.2 Hz),7.94(1H,d,J= 8.1 Hz),7.90(1H,d,J=8.3Hz),7.65−7.60(1H,m),7.57−7.51(2H,m),4.68(2H,s),2.47(3H,s),1.61(1H,br s).
MS(ESI)m/z:240([M+H]+
[参考例29]
(1)トルエン−4−スルホン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エタノール(0.38g)をジクロロメタン(8ml)に溶解し、無水トルエン−4−スルホン酸(0.67g)、ピリジン(0.47ml)およびN,N−ジメチルアミノピリジン(50mg)を加えて、室温で1時間攪拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルにて抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:2)で精製し、標題化合物(0.60g)を無色固体として得た。
(2)3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピオニトリル
Figure 2006022065
参考例20−(2)と同様にして、参考例29−(1)で得た化合物(2.0g)から、標題化合物(906mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.05(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.94−7.80(3H,m),7.54−7.48(2H,m),2.86(2H,t,J=6.9Hz),2.76(2H,t,J=6.6Hz),2.41(3H,s).
MS(ESI)m/z:263([M+H]+).
(3)3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピオン酸
Figure 2006022065
参考例29−(2)で得た化合物(906mg)のエタノール(30mL)溶液に10規定水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加えて一晩還流した。反応液を濃塩酸にて中和した後、減圧下に濃縮し、析出した不溶物をろ取して、標題化合物(892mg)を無色固体として得た。
(4)3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロパン−1−オール
Figure 2006022065
参考例20−(4)と同様にして、参考例29−(3)で得た化合物(671mg)から、標題化合物(617mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.44(1H,s),8.05(1H,dd,J=8.6,1.5Hz),7.93−7.80(3H,m),7.54−7.47(2H,m),3.77(2H,t,J=5.3Hz),3.49(1H, brs),2.66(2H,t,J=6.9Hz),2.36(3H,s),1.99−1.89(2H,m).
MS(ESI)m/z:268([M+H]+).
[参考例30]
(1)[2−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]酢酸 メチル エステル
Figure 2006022065
参考例23−(1)と同様にして、L−アスパラギン酸 β−メチル エステル 塩酸塩(5.0g)と塩化3−フルオロ−4−トリフルオロメチルベンゾイル(5.0g)から、標題化合物(2.24g)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.86(1H,d,J=8.1Hz),7.81(1H,d,J=11.3Hz),7.66(1H,t,J=7.8Hz),3.74(3H,s),3.60(2H,s),2.39(3H,s).
MS(ESI)m/z:318([M+H]+).
(2)[2−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]酢酸
Figure 2006022065
参考例30−(1)で得た化合物(2.23g)をメタノール(50ml)に溶解し、1規定水酸化ナトリウム水溶液(20ml)を加えて、30分間加熱還流した。冷却後、1規定塩酸(20ml)を加えて、減圧下に濃縮し、不溶固体をろ取して、標題化合物(2.03g)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.86(1H,d,J=8.3Hz),7.81(1H,d,J=11.0Hz),7.68(1H,t,J=7.8Hz), 3.64(2H,s),2.40(3H,s).
MS(ESI)m/z:304([M+H]+).
(3)2−[2−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノール(CU333601)
Figure 2006022065
参考例20−(4)と同様にして、参考例30−(2)で得た化合物(2.0g)から、標題化合物(1.57g)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.85(1H,d,J=8.1Hz),7.79(1H,d,J=11.3Hz),7.67(1H,t,J=7.6Hz),3.94(2H,t,J=5.6Hz),2.82(1H,br s),2.75(2H,t,J=5.8Hz),2.37(3H,s).
MS(ESI)m/z:290([M+H]+).
[参考例31]
(1)4−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)酪酸 メチル エステル
Figure 2006022065
参考例23−(1)と同様にして、2−アミノアジピン酸 6−メチル エステル(1.0g)および塩化2−ナフトイル(901mg)より、標題化合物(594mg)を淡黄油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.6,1.5 Hz),7.94−7.82(3H,m),7.53−7.48(2H,m),3.68(3H,s),2.58(2H,t,J= 7.4 Hz),2.41(2H,t,J=7.6Hz),2.36(3H,s),2.09−2.00(2H,m).
MS(ESI)m/z:310([M+H]+).
(2)4−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)ブタン−1−オール
Figure 2006022065
水素化リチウムアルミニウム(88mg)のテトラヒドロフラン(2mL)懸濁液に、氷水冷却下、参考例31−(1)で得た化合物(594mg)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液を滴下した。室温にて5.5時間攪拌した。硫酸ナトリウム10水和物(400mg)を加え、一晩室温にて攪拌した。不溶物をろ過し、酢酸エチルにて洗浄した。ろ液と洗液を併せて、減圧下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)にて精製して、標題化合物(408mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.46(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.93−7.81(3H,m),7.53−7.48(2H,m),3.71(2H,t,J=6.4Hz),2.57(2H,t,J=7.4Hz),2.36(3H,s),2.02(1H,brs),1.84−1.75(2H,m),1.72−1.63(2H,m).
MS(ESI)m/z:282([M+H]+).
[参考例32]
(1)2−ブロモ−1−(4−tert−ブチルフェニル)エタノン
Figure 2006022065
4’−tert−ブチルアセトフェノン(4g)をジクロロメタン(170ml)とメタノール(65ml)の混合溶媒に溶解し、テトラ−n−ブチルアンモニウムトリブロミド(10.9g)を加えて、室温で21時間攪拌した。反応液を減圧下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:9)で精製し、標題化合物(6.03g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.93(2H,d,J=8.3Hz),7.51(2H,d,J=8.3Hz),4.44(2H,s),1.35(9H,s).
(2)2−[4−(4−tert−ブチルフェニル)−2−メチルイミダゾール−1−イル]エタノール
Figure 2006022065
参考例32−(1)で得た化合物(5.8 g)と2−メチル−2−オキサゾリン(1.9ml)をテトラヒドロフランに溶解し、17時間攪拌した。ここに7Mアンモニア−エタノール溶液(9.7ml)を加え、室温でさらに24時間攪拌した。反応液を減圧下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=93:7)で精製し、標題化合物(2.61g)を黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.51(2H,d,J=8.8Hz),7.35(2H,d,J=8.8Hz),6.89(1H,s),3.88−3.91(2H,m),3.81−3.84(2H,m),2.35(3H,s),1.33(9H,s).
MS m/z:259(M+H)+
[実施例1]
(1)4−メトキシカルボニルメチルピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノール(240mg)をアセトニトリル(10ml)に溶解し、トリエチルアミン(0.36ml)と炭酸 N,N’−ジスクシンイミジル(330mg)を加えて、室温で1時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、飽和重曹水、次いで,飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去して、炭酸 2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(497mg)を得た。
上記の炭酸ジエステル(119mg)をジクロロメタン(5ml)に溶解し、ピペリジン−4−イル酢酸 メチル エステル 塩酸塩(61mg)とトリエチルアミン(0.1ml)のジクロロメタン溶液(2ml)を加えて、室温で一晩攪拌した。反応液をジクロロメタンで希釈して、飽和重曹水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)で精製して、標題化合物(79mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.13(1H,t,J=1.7Hz),7.90(1H,dt,J=7.8,1.2Hz),7.55−7.51(1H,m),7.30(1H,t,J=8.1Hz),4.32(2H,t,J=6.7Hz),4.26−3.98(2H,m),3.67(3H,s),2.83(2H,t,J=6.9Hz),2.81−2.70(2H,m),2.33(3H,s),2.23(2H,d,J=7.1Hz),2.00−1.88(1H,m),1.74−1.65(2H,m),1.21−1.09(2H,m).
MS(ESI)m/z:465,467([M+H]+).
(2)4−カルボキシメチルピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例1−(1)で得た化合物(79mg)をエタノール(10ml)とテトラヒドロフラン(2ml)に溶解し、1規定水酸化ナトリウム水溶液(5ml)を加えて、室温一晩攪拌した。1規定塩酸(5.5ml)を加えて、減圧下に濃縮した。不溶固体をろ取、水、次いでヘキサンにて洗浄し、標題化合物(73mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.13(1H,t,J=1.8Hz),7.90(1H,d,J=7.8Hz),7.52(1H,t,J=3.9Hz),7.30(1H,t,J=8.0Hz),4.32(2H,t,J=6.7Hz),4.25−4.00(2H,m),2.86−2.72(4H,m),2.34(3H,s),2.28(2H,d,J=7.1Hz),2.01−1.89(1H,m),1.79−1.69(2H,m),1.27−1.09(2H,m).
MS(ESI)m/z:451,453([M+H]+).
元素分析値 C2023BrN25・0.25H2Oとして
計算値:C,52.70;H,5.20;Br,17.53;N,6.15.
測定値:C,52.79;H,5.00;Br,17.50;N,6.27.
実施例1と同様にして、以下の実施例2から実施例5で得た化合物を合成した。
[実施例2]
(1)4−(1−メトキシカルボニル−2−フェニルエチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例1−(1)に記載の炭酸 2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(130mg)と3−フェニル−2−ピペリジン−4−イルプロピオン酸 メチル エステル 塩酸塩(90mg)から、標題化合物(98mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.14(1H,t,J=1.7Hz),7.90(1H,dt,J=7.8,1.3 Hz),7.52(1H,ddd,J= 8.1,2.0,1.0Hz),7.32−7.23(3H,m),7.21−7.16(1H,m),7.13−7.10(2H,m),4.33(2H,t,J=6.7Hz),4.25−4.02(2H,m),3.51(3H,s),2.87−2.79(4H,m),2.77−2.65(2H,m),2.52(1H,dt,J=8.8,6.9Hz),2.34(3H,s),1.87−1.70(2H,m),1.65−1.56(1H,m),1.34−1.17(2H,m).
MS(ESI)m/z:555,557([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシ−2−フェニルエチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例2−(1)で得た化合物(98mg)から、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール:ジクロロメタン=1:19)精製後、標題化合物(85mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.12(1H,t,J=1.7Hz),7.88(1H,d,J=7.8Hz),7.54−7.49(1H,m),7.30−7.12(6H,m),4.31(2H,t,J=6.6Hz),4.25−4.00(2H,m),2.90−2.78(4H,m),2.76−2.63(2H,m),2.54(1H,q,J=7.4Hz),2.32(3H,s),1.86−1.60(3H,m),1.40−1.20(2H,m).
MS(ESI)m/z:541,543([M+H]+).
元素分析値 C2729BrN25・0.25H2Oとして
計算値:C,59.40;H,5.45;Br,14.64;N,5.13.
測定値:C,59.56;H,5.55;Br,14.23;N,4.96.
[実施例3]
(1)4−(1−エトキシカルボニルエチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
2−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノール(120mg)より得られた炭酸 2−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(296mg)と2−ピペリジン−4−イルプロピオン酸 エチル エステル 塩酸塩(154mg)から、標題化合物(200mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.89(2H,d,J=8.3Hz),7.44(2H,d,J=8.3Hz),4.32(2H,t,J=6.6Hz),4.27−4.00(4H,m),2.83(2H,t,J=6.9Hz),2.76−2.64(2H,m),2.32(3H,s),2.29−2.19(1H,m),1.75−1.53(3H,m),1.25(9H,s),1.25(3H,t,J=6.9Hz),1.31−1.07(2H,m),1.11(3H,d,J=6.9Hz).
MS(ESI)m/z:471([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシエチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例3−(1)で得た化合物(200mg)から標題化合物(179mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.89(2H,dt,J=8.8,2.0Hz),7.44(2H,dt,J=8.8,2.0Hz),4.32(2H,t,J=6.6Hz),4.28−4.01(2H,m),2.84(2H,t,J=6.6Hz),2.77−2.67(2H,m),2.34−2.27(4H,m),1.80−1.61(3H,m),1.34−1.34(9H,m),1.29−1.17(2H,m),1.15(3H,d,J=7.1Hz).
MS(ESI)m/z:443([M+H]+).
元素分析値 C253425・0.25H2Oとして
計算値:C,67.17;H,7.78;N,6.27.
測定値:C,67.13;H,7.38;N,6.20.
[実施例4]
(1)4−(1−エトキシカルボニルエチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−クロロフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
2−[2−(4−クロロフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノール(120mg)から得た炭酸 2−[2−(4−クロロフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(548mg)と2−ピペリジン−4−イルプロピオン酸 エチル エステル 塩酸塩(262mg)から標題化合物(375mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.90(2H,d,J=8.3Hz),7.40(2H,t,J=4.2Hz),4.32(2H,t,J=6.7Hz),4.27−3.97(4H,m),2.83(2H,t,J=6.9Hz),2.77−2.64(2H,m),2.28−2.20(1H,m),2.26(3H, s),1.77−1.51(3H,m),1.05−1.31(8H,m).
MS(ESI)m/z:449([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシエチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−クロロフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例4−(1)で得た化合物(375mg)から、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール:ジクロロメタン=1:9)精製後、標題化合物(327mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.90(2H,dt,J=8.6,2.0Hz),7.40(2H,dt,J=8.6,1.7Hz),4.32(2H,t,J=7.1Hz),4.27−4.00(2H,m),2.84(2H,t,J=6.9Hz),2.78−2.66(2H,m),2.35−2.25(4H,m),1.80−1.60(3H,m),1.10−1.34(5H,m).
MS(ESI)m/z:421([M+H]+).
元素分析値 C2125ClN25として
計算値:C,59.93;H,5.99;Cl,8.42;N,6.66.
測定値:C,59.82;H,6.00;Cl,8.36;N,6.48.
[実施例5]
(1)4−(1−エトキシカルボニルエチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
2−[2−(4−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノールより得られた炭酸 2−[2−(4−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(320mg)と2−ピペリジン−4−イルプロピオン酸 エチル エステル 塩酸塩(157mg)から、標題化合物(250mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.84(2H,dt,J=8.5,2.0Hz),7.56(2H,dt,J=8.5,2.2Hz),4.31(2H,t,J=6.6Hz),4.26−4.00(4H,m),2.83(2H,t,J=6.6Hz),2.77−2.65(2H,m),2.32(3H,s),2.28−2.19(1H,m),1.75−1.63(2H,m),1.63−1.60(1H,m),1.29−1.05(8H,m).
MS(ESI)m/z:493,495([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシエチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例5−(1)で得た化合物(250mg)から、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール:ジクロロメタン=1:10)精製後、標題化合物(219mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.84(2H,dt,J=8.8,2.2Hz),7.56(2H,dt,J=8.6,2.0Hz),4.32(2H,t,J=6.9Hz),4.28−4.00(2H,m),2.84(2H,t,J=6.9Hz),2.78−2.65(2H,m),2.35−2.25(4H,m),1.79−1.60(3H,m),1.33−1.17(2H,m),1.15(3H,d,J=7.1Hz).
MS(ESI)m/z: 465,467([M+H]+).
元素分析値 C2125BrN25として
計算値:C,54.20;H,5.42;Br,17.17;N,6.02.
測定値:C,54.17;H,5.25;Br,17.05;N,5.99.
[実施例6]
(1)4−(1−エトキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
2−[2−(4−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノール(80mg)をアセトニトリル(10ml)に溶解し、トリエチルアミン(0.12ml)と炭酸 N,N’−ジスクシンイミジル(108mg)を加えて、室温で5時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、飽和重曹水、次いで,飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去して、炭酸 2−[2−(4−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(170mg)を無色固体として得た。
上記の炭酸ジエステルをジクロロメタン(8ml)に溶解し、参考例1−(3)で得た化合物(133mg)とトリエチルアミン(0.14ml)のジクロロメタン溶液(2ml)を加えて、室温で一晩攪拌した。反応液をジクロロメタンで希釈して、飽和重曹水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)で精製して、標題化合物(102mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.84(2H,dt,J=8.6,2.0Hz),7.56(2H,dt,J=8.3,2.0Hz),4.31(2H,t,J=6.9Hz),4.25−3.98(4H,m),2.83(2H,t,J=6.7Hz),2.76−2.63(2H,m),2.32(3H,s),2.07(1H,q,J=7.4Hz),1.80−1.49(5H,m),1.31−1.03(2H,m),1.26(3H,t,J=7.1Hz),0.87(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:507,509([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−ブルモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例6−1(1)で得た化合物(102mg)をエタノール(10ml)に溶解し、1規定水酸化ナトリウム水溶液(5ml)を加えて、60℃にて2日間攪拌した。1規定塩酸水溶液(6ml)を加えて、減圧下濃縮した。残渣をジクロロメタンにて抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残渣を分取用薄相シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン:メタノール=9:1)にて精製することにより標題化合物(74mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.84(2H,dt,J=8.8,2.1Hz),7.56(2H,dt,J=8.6,2.0Hz),4.31(2H,t,J=6.9Hz),4.26−4.00(2H,m),2.83(2H,t,J=6.7Hz),2.77−2.65(2H,m),2.32(3H,s),2.17−2.08(1H,m),1.80−1.55(5H,m),1.35−1.08(2H,m),0.93(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:479,481([M+H]+).
標題化合物(74mg)をジオキサン(1ml)に溶解し、1規定水酸化ナトリウム水溶液(0.154ml)を加えて、凍結乾燥することにより、標題化合物のナトリウム塩(80mg)を無色固体として得た。
元素分析値 C2226BrN2NaO5・1.5H2Oとして
計算値:C,50.01;H,5.53;N,5.30.
測定値:C,50.04;H,5.47;N,5.22.
実施例6と同様にして、以下の実施例7から実施例20の化合物を合成した。
[実施例7]
(1)4−(1−エトキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−クロルフェニル) −5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
2−[2−(4−クロルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノール(80mg)より得られた炭酸ジエステル(195mg)と参考例1−(3)で得た化合物(128mg)から、標題化合物(137mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.90(2H,dt,J=8.8,2.2Hz),7.40(2H,dt,J=8.8,2.2Hz),4.31(2H,t,J=6.9Hz),4.25−4.00(4H,m),2.82(2H,t,J=6.6Hz),2.75−2.64(2H,m),2.32(3H,s),2.11−2.02(1H,m),1.77−1.49(5H,m),1.30−1.03(5H,m),0.87(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:463([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−クロロフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例7−(1)で得た化合物(137mg)から標題化合物(92mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.90(2H,dt,J=8.6,2.0Hz),7.40(2H,dt,J=8.8,2.2Hz),4.31(2H,t,J=6.7Hz),4.27−3.99(2H,m),2.84(2H,t,J=6.7Hz),2.77−2.65(2H,m),2.33(3H,s),2.16−2.08(1H,m),1.80−1.53(5H,m),1.33−1.07(2H,m),0.93(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:435([M+H]+).
標題化合物(92mg)より標題化合物のナトリウム塩(105mg)を得た。
元素分析値 C2226ClN2NaO5・2H2Oとして
計算値:C,53.61;H,6.13;Cl,7.20;N,5.68.
測定値:C,53.88;H,5.78;Cl,6.88;N,5.57.
[実施例8]
(1)4−(1−エトキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(3−エチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
参考例22−(3)で得た化合物(80mg)より得られた炭酸ジエステル(170mg)と参考例1−(3)で得た化合物(122mg)から、標題化合物(103mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.83(1H,s),7.78(1H,d,J=7.6Hz),7.34(1H,t,J=7.6Hz),7.24(1H,d,J=7.6Hz),4.32(2H,t,J=6.7Hz),4.27−4.00(4H,m),2.84(2H,t,J=6.7Hz),2.77−2.65(4H,m),2.33(3H,s),2.07(1H,q,J=7.4Hz),1.80−1.50(5H,m),1.35−1.01(8H,m),0.87(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:457([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(3−エチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例8−(1)で得た化合物(103mg)から標題化合物(78mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.83(1H,s),7.78(1H,d,J=7.8Hz),7.34(1H,t,J=7.7Hz),7.24(1H, d,J=7.6Hz),4.32(2H,t,J=6.7Hz),4.26−4.00(2H,m),2.85(2H,t,J=6.9Hz),2.77−2.65(4H,m),2.33(3H,s),2.17−2.08(1H,m),1.80−1.54(5H,m),1.33−1.10(5H,m),0.93(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:429([M+H]+).
元素分析値 C243225として
計算値:C,67.27;H,7.53;N,6.54.
測定値:C,67.11;H,7.21;N,6.39.
[実施例9]
(1)4−(1−エトキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エタノール(80mg)より得た炭酸ジエステル(171mg)と参考例1−(3)で得た化合物(112mg)から、標題化合物(137mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.46(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.95−7.81(3H,m),7.54−7.48(2H,m),4.36(2H,t,J=6.9Hz),4.27−4.00(4H,m),2.87(2H,t,J=6.7Hz),2.77−2.64(2H,m),2.37(3H,s),2.10−2.01(2H,m),1.77−1.51(5H,m),1.31−1.04(5H,m),0.85(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:479([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
実施例9−(1)で得た化合物(137mg)から標題化合物(85mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.07(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.94−7.82(3H,m),7.54−7.49(2H,m),4.36(2H,t,J=6.9Hz),4.22−4.05(2H,m),2.88(2H,t,J=6.9Hz),2.77−2.67(2H,m),2.38(3H,s),2.16−2.08(1H,m),1.80−1.52(5H,m),1.34−1.11(2H,m),0.92(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:451([M+H]+).
元素分析値 C263025として
計算値:C,69.31;H,6.71;N,6.22.
測定値:C,69.11;H,6.66;N,6.13.
[実施例10]
(1)4−(1−エトキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[5−メチル−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)オキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
2−[5−メチル−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)オキサゾール−4−イル]エタノール(80mg)より得た炭酸ジエステル(168mg)と参考例1−(3)で得た化合物(104mg)から、標題化合物(123mg)を無色油状物質として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.08(2H,d,J=8.1Hz),7.68(2H,d,J=8.3Hz),4.33(2H,t,J=6.9Hz),4.27−4.00(4H,m),2.85(2H,t,J=6.9Hz),2.75−2.65(2H,m),2.35(3H,s),2.07(1H,q,J=7.5Hz),1.78−1.50(5H,m),1.28−1.05(2H,m),1.26(3H,t,J=7.1Hz),0.87(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:497([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[5−メチル−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)オキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例10−(1)で得た化合物(123mg)から標題化合物(82mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.08(2H,d,J=8.1Hz),7.68(2H,d,J=8.3Hz),4.33(2H,t,J=6.7Hz),4.27−4.00(2H,m),2.85(2H,t,J=6.7Hz),2.78−2.66(2H,m),2.35(3H,s),2.16−2.08(1H,m),1.80−1.55(5H,m),1.34−1.08(2H,m),0.93(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:469([M+H]+).
標題化合物(82mg)より標題化合物のナトリウム塩(85mg)を得た。
元素分析値 C232632NaO5・2.5H2Oとして
計算値:C,51.59;H,5.83;F,10.64;N,5.23.
測定値:C,51.62;H,5.52;F,10.33;N,5.14.
[実施例11]
(1)4−(1−エトキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−p−トルイルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
2−(5−メチル−2−p−トルイルオキサゾール−4−イル)エタノール(80mg)より得られた炭酸ジエステル(197mg)と参考例1−(3)で得た化合物(130mg)から、標題化合物(135mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.86(2H,d,J=8.1Hz),7.23(2H,d,J=7.8Hz),4.32(2H,t,J=6.7Hz),4.26−4.00(4H,m),2.82(2H,t,J=6.9Hz),2.75−2.63(2H,m),2.39(3H,s),2.32(3H,s),2.07(1H,q,J=7.6Hz),1.78−1.50(5H,m),1.26(3H,t,J=7.1Hz),1.29−1.03(2H,m),0.87(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:443([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−p−トルイルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
実施例11−(1)で得た化合物(135mg)から標題化合物(91mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ :7.86(2H,d,J=8.1Hz),7.23(2H,d,J=8.1Hz),4.32(2H,t,J=6.9Hz),4.26−4.00(2H,m),2.84(2H,t,J=6.9Hz),2.77−2.65(2H,m),2.38(3H,s),2.32(3H,s),2.16−2.08(1H,m),1.80−1.54(5H,m),1.34−1.08(2H,m),0.93(3H,t,J=7.4Hz),0.02(1H,tt,J=8.0,2.5Hz).
MS(ESI)m/z:415([M+H]+).
元素分析値 C233025として
計算値:C,66.65;H,7.30;N,6.76.
測定値:C,66.50;H,7.37;N,6.54.
[実施例12]
(1)4−(1−エトキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(2−ビフェニル−4−イル−5−メチルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
2−(2−ビフェニル−4−イル−5−メチルオキサゾール−4−イル)エタノール(80mg)より得た炭酸ジエステルと参考例1−(3)で得た化合物(101mg)から、標題化合物(114mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.04(2H,dt,J=8.6,2.0Hz),7.69−7.62(4H,m),7.48−7.43(2H,m),7.39−7.34(1H,m),4.34(2H,t,J=6.9Hz),4.26−4.00(4H,m),2.85(2H,t,J=6.7Hz),2.77−2.64(2H,m),2.35(3H,s),2.11−2.03(1H,m),1.78−1.51(5H,m),1.30−1.04(5H,m),0.87(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:505([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(2−ビフェニル−4−イル−5−メチルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
実施例12−(1)で得た化合物(114mg)から標題化合物(78mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.04(2H,d,J=8.3Hz),7.69−7.61(4H,m),7.48−7.43(2H,m),7.37(1H,t,J=7.2Hz),4.33(2H,t,J=6.9Hz),4.28−4.00(2H,m),2.86(2H,t,J=6.7Hz),2.78−2.66(2H,m),2.35(3H,s),2.16−2.08(1H,m),1.81−1.53(5H,m),1.35−1.08(2H,m),0.93(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:477([M+H]+).
元素分析値 C283225として
計算値:C,70.57;H,6.77;N,5.88.
測定値:C,70.25;H,6.54;N,5.83.
[実施例13]
(1)4−(1−エトキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[5−メチル−2−(4−フェノキシフェニル)オキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
参考例20−(4)で得た化合物(80mg)より得た炭酸ジエステルと参考例1−(3)で得た化合物(96mg)から標題化合物(95mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.97−7.91(2H,m),7.42−7.34(2H,m),7.17−7.02(5H,m),4.37−4.29(2H,m),4.24−4.00(4H,m),2.82(2H,t,J =6.8Hz),2.77−2.64(2H,m),2.33(3H,s),2.14−2.04(1H,m),1.80−1.50(5H,m),1.31−1.05(5H,m),0.88(3H,t,J=7.5Hz).
MS(ESI)m/z:521([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[5−メチル−2−(4−フェノキシフェニル)オキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例13−(1)で得た化合物(95mg)から標題化合物(64mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.93(2H,d,J=9.1Hz),7.40−7.34(2H,m),7.18−7.13(1H,m),7.07−7.00(4H,m),4.31(2H,t,J=6.9Hz),4.25−4.00(2H,m),2.83(2H,t,J=6.9Hz),2.76−2.66(2H,m),2.32(3H,s),2.17−2.08(1H,m),1.80−1.52(5H,m),1.35−1.08(2H,m),0.93(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:493([M+H]+).
元素分析値 C283226・0.5H2Oとして
計算値:C,67.05;H,6.63;N,5.59.
測定値:C,66.96;H,6.38;N,5.47.
[実施例14]
(1)4−(1−エトキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
2−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノール(80mg)より得た炭酸ジエステルと参考例1−(3)で得た化合物(110mg)から、標題化合物(112mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.89(2H,dt,J=8.6,2.0Hz),7.44(2H,dt,J=8.6,2.0Hz),4.31(2H,t,J=6.9Hz),4.26−4.00(4H,m),2.82(2H,t,J=6.7Hz),2.75−2.63(2H,m),2.32(3H,s),2.07(1H,q,J=7.6Hz),1.77−1.50(5H,m),1.31−1.06(5H,m),1.34(9H,s),0.87(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:485([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例14−(1)で得た化合物(112mg)から標題化合物(74mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.89(2H,dt,J=8.7,2.0Hz),7.52−7.42(2H,m),4.26(4H,brs),4.22(4H,dt,J=6.9,7.0Hz),2.84(2H,t,J=6.9Hz),2.71(2H,t,J=12.3Hz),2.34(3H,d,J=15.7Hz),2.17−2.17(1H,m),1.80−1.54(5H,m),1.10−1.36(12H,m),0.94(3H,t,J=7.6Hz).
MS(ESI)m/z:457([M+H]+).
元素分析値 C263625として
計算値:C,68.40;H,7.95;N,6.14.
測定値:C,68.20;H,7.73;N,6.03.
[実施例15]
(1)4−(1−エトキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(3−クロロフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
2−[2−(3−クロロフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノール(80mg)より得た炭酸ジエステルと参考例1−(3)で得た化合物(128mg)から、標題化合物(82mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.97(1H,s),7.88−7.82(1H,m),7.37−7.34(2H,m),4.32(2H,t,J=6.7Hz),4.24−4.00(4H,m),2.83(2H,t,J=6.6Hz),2.75−2.64(2H,m),2.33(3H,s),2.07(1H,q,J=7.6Hz),1.77−1.51(5H,m),1.30−1.04(5H,m),0.87(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:463([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(3−クロロフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例15−(1)で得た化合物(82mg)から標題化合物(80mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.97(1H,s),7.88−7.82(1H,m),7.38−7.35(2H,m),4.32(2H,t,J=6.8Hz),4.28−4.01(2H,m),2.84(2H,t,J=6.8Hz),2.77−2.66(2H,m),2.33(3H,s),2.17−2.10(1H,m),1.79−1.54(5H,m),1.32−1.10(2H,m),0.94(3H,t,J=7.3Hz).
MS(ESI)m/z:435([M+H]+).
元素分析値 C222725Cl・0.25H2Oとして
計算値:C,60.13;H,6.31;Cl,8.07;N,6.38.
測定値:C,60.32;H,6.16;Cl,7.85;N,6.26.
[実施例16]
(1)4−(1−エトキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−m−トリルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
2−(5−メチル−2−m−トリルオキサゾール−4−イル)エタノール(80mg)より得た炭酸ジエステルと参考例1−(3)で得た化合物(130mg)から標題化合物(130mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.81(1H,s),7.76(1H,d,J=7.6Hz),7.31(1H,t,J=7.6Hz),7.21(1H,d,J=7.6Hz),4.32(2H,t,J=6.6Hz),4.23−4.03(4H,m),2.83(2H,t,J=6.9Hz),2.75−2.64(2H,m),2.40(3H,s),2.33(3H,s),2.07(1H,q,J=7.5Hz),1.77−1.50(5H,m),1.31−1.05(5H,m),0.87(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:443([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−m−トリルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
実施例16−(1)で得た化合物(130mg)から標題化合物(90mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.81(1H,s),7.76(1H,d,J=7.6Hz),7.31(1H,t,J=7.6Hz),7.22(1H,d,J=7.6Hz),4.32(2H,t,J=6.8Hz),4.27−3.98(2H,m),2.84(2H,t,J=6.8Hz),2.77−2.66(2H,m),2.40(3H,s),2.33(3H,s),2.17−2.09(1H,m),1.79−1.54(5H,m),1.32−1.22(2H,m),0.93(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:415([M+H]+).
元素分析値 C233025として
計算値:C,66.65;H,7.30;N,6.76.
測定値:C,66.35;H,7.16;N,6.63.
[実施例17]
(1)4−(1−エトキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−メトキシフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
2−[2−(4−メトキシフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノール(80mg)より得た炭酸ジエステルと参考例1−(3)で得た化合物(121mg)から標題化合物(140mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.93−7.88(2H,m),6.96−6.92(2H,m),4.31(2H,t,J=6.8Hz),4.26−4.00(4H,m),3.85(3H,s),2.81(2H,t,J= 6.8Hz),2.75−2.64(2H,m),2.31(3H,s),2.11−2.02(1H,m),1.79−1.50(5H,m),1.30−1.05(5H,m),0.87(3H,t,J=7.6Hz).
MS(ESI)m/z:459([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−メトキシフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例17−(1)で得た化合物(140mg)から標題化合物(76mg)を無色固体として得た。
元素分析値 C233026として
計算値:C,64.17;H,7.02;N,6.51.
測定値:C,64.14;H,7.08;N,6.25.
[実施例18]
(1)4−(1−エトキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(2−クロロフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
参考例23−(2)で得た化合物(100mg)より得た炭酸 2−[2−(2−クロロフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステルと参考例2−(2)で得た化合物(126mg)から標題化合物(132mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.95−7.90(1H,m),7.50−7.44(1H,m),7.36−7.29(2H,m),4.33(2H,t,J=6.9Hz),4.26−4.00(4H,m),2.87(2H,t,J=6.6Hz),2.76−2.64(2H,m),2.35(3H,s),2.07(1H,q,J=7.6Hz),1.78−1.50(5H,m),1.29−1.03(5H,m),0.87(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:463([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(2−クロロフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例18−(1)で得た化合物(132mg)から標題化合物(78mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.94−7.89(1H,m),7.50−7.44(1H,m),7.37−7.27(2H,m),4.33(2H,t,J=6.9Hz),4.27−4.00(1H,m),2.87(2H,t,J=6.7Hz),2.78−2.65(2H,m),2.35(3H,s),2.15−2.05(1H,m),1.81−1.50(5H,m),1.34−1.07(2H,m),0.93(3H,t,J=7.4Hz).
標題化合物(78mg)より標題化合物のナトリウム塩(87mg)を得た。
元素分析値 C22262NaO5・1H2Oとして
計算値:C,55.64;H,5.94;Cl,7.46;N,5.89.
測定値:C,55.99;H,6.27;Cl,7.11;N,5.46.
[実施例19]
(1)4−(1−エトキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−o−トリルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
参考例24−(2)で得た化合物(100mg)より得た炭酸ジエステルと参考例2−(2)で得た化合物(137mg)から標題化合物(132mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.91(1H,d,J=7.1Hz),7.32−7.22(3H,m),4.34(2H,t,J=6.9Hz),4.26−4.00(4H,m),2.84(2H,t,J=6.9Hz),2.76−2.64(5H,m),2.33(3H,s),2.07(1H,q,J=7.5Hz),1.78−1.50(5H,m),1.31−1.03(5H,m),0.87(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:443([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−o−トリルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
実施例19−(1)で得た化合物(132mg)から標題化合物(87mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.90(1H,d,J=7.6Hz),7.32−7.22(3H,m),4.34(2H,t,J=6.7Hz),4.28−4.00(2H,m),2.85(2H,t,J=6.9Hz),2.77−2.62(5H,m),2.33(3H,s),2.06−2.15(1H,m),1.53−1.81(5H,m),1.08−1.35(2H,m),0.93(3H,t,J=7.4Hz).
標題化合物(87mg)より標題化合物のナトリウム塩(97mg)を得た。
元素分析値 C232925・2H2Oとして
計算値:C,58.47;H,7.04;N,5.93.
測定値:C,58.27;H,7.22;N,5.61.
[実施例20]
(1)4−(1−エトキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イルメチル エステル
Figure 2006022065
参考例26−(2)で得た化合物(240mg)から炭酸 (5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)メチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(352mg)を得た。この炭酸ジエステル(258mg)と参考例2−(2)で得た化合物(220mg)から、標題化合物(208mg)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.50(1H,s),8.10(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.94−7.82(3H,m),7.55−7.47(2H,m),5.06(2H,s),4.26−4.09(4H,m),2.81−2.64(2H,m),2.49(3H,s),2.12−2.01(1H,m),1.78−1.48(5H,m),1.32−1.02(5H,m),0.86(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:465([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イルメチル エステル
Figure 2006022065
実施例20−(1)で得た化合物(208mg)から標題化合物(80mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.50(1H,s),8.09(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.93−7.82(3H,m),7.55−7.49(2H,m),5.06(2H,s),4.27−4.14(2H,m),2.82−2.65(2H,m),2.49(3H,s),2.18−2.10(1H,m),1.81−1.54(5H,m),1.36−1.14(2H,m),0.93(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:437([M+H]+).
元素分析値 C252825として
計算値:C,68.79;H,6.47;N,6.42.
測定値:C,68.77;H,6.49;N,6.32.
[実施例21]
(1)4−(1−tert−ブトキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 5−メチル−2−ナフタレン−1−イルオキサゾール−4−イルメチル エステル
Figure 2006022065
実施例6−(1)と同様にして、参考例28−(3)の化合物(1.48g)より炭酸 5−メチル−2−ナフタレン−1−イルオキサゾール−4−イルメチル エステル 2,5−ジオキソプロリジン−1−イル エステル(1.79g)を淡黄色固体として得た。この炭酸ジエステル(298mg)と参考例4−(4)の化合物(275mg)より、標題化合物(470mg)を無色油状物質として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:9.22(1H,d,J=8.6Hz),8.14(1H,dd,J=7.1,1.2Hz),7.92(1H,d,J=8.1Hz),7.90−7.86(1H,m),7.65−7.60(1H,m),7.56−7.50(2H,m),5.12(2H,s),4.27−4.15(2H,m),2.81−2.67(2H,m),2.51(3H,s),1.99−1.91(1H,m),1.79−1.44(5H, m),1.43(9H,s),1.31−1.09(2H,m),0.87(3H,t,J=7.4 Hz).
MS(ESI)m/z:493([M+H]+
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 5−メチル−2−ナフタレン−1−イルオキサゾール−4−イルメチル エステル
Figure 2006022065
実施例21−(1)の化合物(470mg)をジクロロメタン(5ml)に溶解し、トリフルオロ酢酸(5ml)を加えて、室温で1.5時間攪拌した。減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール:ジクロロメタン=4:96)にて精製し、標題化合物(412mg)を無色油状物質として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:9.18(1H,d,J=8.8Hz),8.14(1H,dd,J=7.4,1.0Hz),7.93(1H,d,J=8.1Hz),7.89(1H,d,J=8.1Hz),7.65−7.60(1H,m),7.57−7.50(2H,m),5.15−5.09(2H,m),4.28−4.16(2H,m),2.81−2.68(2H,m),2.52(3H,s),2.17−2.09(1H,m),1.80−1.53(5H,m),1.36−1.15(2H,m),0.91(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:437([M+H]+
[実施例22]
(1)4−(1−ベンジルオキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(3,4−ジメチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
参考例25−(2)で得た化合物(150mg)をアセトニトリル(10ml)に溶解し、トリエチルアミン(0.27ml)と炭酸 N,N’−ジスクシンイミジル(250mg)を加えて、室温で9時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、飽和重曹水、次いで飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去して、炭酸 2−[2−(3,4−ジメチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(326mg)を淡黄色固体として得た。
上記のエステルをジクロロメタン(8ml)に溶解し、参考例3−(3)で得た化合物(200mg)とトリエチルアミン(0.28ml)のジクロロメタン溶液(2ml)を加えて、室温で一晩攪拌した。反応液をジクロロメタンで希釈して、飽和重曹水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)で精製して、標題化合物(286mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.76(1H,s),7.68(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),7.39−7.29(5H,m),7.18(1H,d,J=7.8Hz),5.12(2H,s),4.31(2H,t,J=6.9Hz),4.26−3.93(2H,m),2.82(2H,t,J=6.9Hz),2.73−2.60(2H,m),2.31(3H,s),2.30(3H,s),2.29(3H,s),2.17−2.10(1H,m),1.75−1.63(2H,m),1.63−1.54(2H,m),1.53−1.45(1H,m),1.29−1.01(2H,m),0.85(3H,t,J=7.5Hz).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(3,4−ジメチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例22−(1)で得た化合物(286mg)のエタノール(10mL)溶液に10%パラジウム−炭素(50mg)を加え、水素雰囲気下、室温にて一晩攪拌した。触媒をろ去して、ろ液を減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノール=9:1)により精製して、標題化合物(206mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.76(1H,s),7.68(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),7.18(1H,d,J=8.1Hz),4.31(2H,t,J=6.9Hz),4.27−3.99(2H,m),2.84(2H,t,J=7.1Hz),2.77−2.65(2H,m),2.32(3H,s),2.30(3H,s),2.29(3H,s),2.15−2.06(1H,m),1.82−1.52(5H,m),1.33−1.07(2H,m),0.93(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:429([M+H]+).
元素分析値 C243225・0.25H2Oとして
計算値:C,66.57;H,7.56;N,6.47.
測定値:C,66.49;H,7.18;N,6.54.
実施例22と同様にして、以下の実施例23から実施例28の化合物を合成した。
[実施例23]
(1)4−(1−ベンジルオキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル エステル
Figure 2006022065
参考例29−(4)で得た化合物より得た炭酸 3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(50mg)と参考例3−(3)で得た化合物(106mg)より標題化合物(40mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.46(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.94−7.81(3H,m),7.51(2H,dt,J=9.8,3.5Hz),7.41−7.29(5H,m),5.12(2H,s),4.23−4.03(4H,m),2.76−2.57(4H,m),2.35(3H,s),2.19−2.11(1H,m),2.10−2.01(2H,m),1.80−1.47(5H,m),1.31−1.04(2H,m),0.85(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:555([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル エステル
Figure 2006022065
実施例23−(1)で得た化合物(40mg)より標題化合物(32mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.48(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.94−7.82(3H,m),7.51(2H,dt,J=9.6,3.4Hz),4.26−4.04(4H,m),2.79−2.66(2H,m),2.61(2H,t,J=7.4Hz),2.36(3H,s),2.19−2.12(1H,m),2.09−2.00(2H,m),1.78−1.53(5H,m),1.38−1.20(2H,m), 0.93(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:467([M+H]+).
元素分析値 C273225・0.25H2Oとして
計算値:C,69.14;H,6.98;N,5.97.
測定値:C,69.25;H,7.13;N,5.49.
[実施例24]
(1)4−(1−ベンジルオキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
参考例30−(3)で得た化合物より得た炭酸 2−[2−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(307mg)と参考例3−(3)で得た化合物(213mg)より、標題化合物(353mg)を無色油状物として得た。
MS(ESI)m/z:577([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例24−(1)で得た化合物(353mg)から標題化合物(257mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.84(1H,d,J=8.1Hz),7.79(1H,d,J=11.3Hz),7.66(1H,t,J=7.7Hz), 4.33(2H,t,J=6.7Hz),4.28−4.00(2H,m), 2.85(2H,t,J=6.7Hz),2.77−2.66(2H,m),2.36(3H,s),2.17−2.09(1H,m),1.80−1.55(5H,m),1.34−1.08(2H,m),0.93(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:487([M+H]+).
元素分析値 C2326245・0.5H2Oとして
計算値:C,55.76;H,5.49;F,15.33;N,5.56.
測定値:C,56.10;H,5.43;F,14.61;N,5.23.
[実施例25]
(1)4−(1−ベンジルオキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 4−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)ブチル エステル
Figure 2006022065
参考例31−(2)で得た化合物より得た炭酸 4−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)ブチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(390mg)と参考例3−(3)で得た化合物(250mg)より、標題化合物(385mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.93−7.81(3H,m),7.53−7.47(2H,m),7.39−7.28(5H,m),5.11(2H,s),4.24−4.00(4H,m),2.75−2.61(2H,m),2.55(2H,t,J=7.1Hz),2.36(3H,s),2.20−2.08(1H,m),1.82−1.46(9H,m),1.28−1.05(2H,m),0.85(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:569([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 4−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)ブチル エステル
Figure 2006022065
実施例25−(1)で得た化合物(385mg)から標題化合物(257mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.48(1H,d,J=1.0Hz),8.07(1H,dd,J=8.6,1.7 Hz),7.93−7.81(3H,m),7.53−7.48(2H,m),4.24−4.04(4H,m),2.77−2.65(2H,m),2.55(2H,t,J=7.1Hz),2.36(3H,s),2.19−2.12(1H,m),1.82−1.53(9H,m),1.38−1.19(2H,m),0.93(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:479([M+H]+).
[実施例26]
(1)4−(1−ベンジルオキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(4−tert−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イルメチル エステル
Figure 2006022065
参考例27−(2)で得た化合物より得た炭酸 [2−(4−tert−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]メチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(350mg)と参考例3−(3)で得た化合物(267mg)から、標題化合物(289mg)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.92(2H,dt,J= 8.7,2.0 Hz),7.45(2H,dt,J=8.6,2.0Hz),7.37−7.27(5H,m),5.11(2H,s),5.01(2H,brs),4.23−4.06(2H,m),2.76−2.60(2H,m),2.43(3H,s),2.20−2.11(1H,m),1.76−1.44(5H,m),1.34(9H,s),1.29−1.07(2H,m),0.85(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:533([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(4−t−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イルメチル エステル
Figure 2006022065
実施例26−(1)で得た化合物(289mg)から標題化合物(215mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.92(2H,dt,J=8.8,2.0Hz),7.45(2H,dt,J=8.8,2.0Hz),5.03(2H,s),4.25−4.11(2H,m),2.79−2.66(2H,m),2.44(3H,s),2.17−2.09(1H,m),1.82−1.54(5H,m),1.35−1.13(11H,m),0.93(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:443([M+H]+).
元素分析値 C253425・0.25H2Oとして
計算値:C,67.17;H,7.78;N,6.27.
測定値:C,66.96;H,7.91;N,6.16.
[実施例27]
(1)4−(1−ベンジルオキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 5−メチル−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)オキサゾール−4−イルメチル エステル
Figure 2006022065
[5−メチル−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)オキサゾール−4−イル]メタノールより得た炭酸 [5−メチル−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)オキサゾール−4−イル]メチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(355mg)と参考例3−(3)で得た化合物(239mg)から、標題化合物(267mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.11(2H,d,J=8.3Hz),7.69(2H,d,J=8.3Hz),7.38−7.28(5H,m),5.11(2H,s),5.03(2H,brs),4.24−4.06(2H,m),2.79−2.61(2H,m),2.47(3H,s),2.20−2.10(1H,m),1.77−1.46(5H,m),1.30−1.06(2H,m),0.85(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:545([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 5−メチル−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)オキサゾール−4−イルメチル エステル
Figure 2006022065
実施例27−(1)で得た化合物(267mg)から標題化合物(201mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.11(2H,d,J=8.1Hz),7.70(2H,d,J=8.3Hz),5.04(2H,brs),4.25−4.12(2H,m),2.80−2.68(2H,m),2.48(3H,s),2.18−2.10(1H,m),1.80−1.54(5H,m),1.35−1.13(2H,m),0.93(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:455([M+H]+).
元素分析値 C2225325として
計算値:C,58.15;H,5.54;F,12.54;N,6.16.
測定値:C,57.84;H,5.62;F,12.62;N,5.98.
[実施例28]
(1)4−(1−ベンジルオキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[4−(4−tert−ブチルフェニル)−2−メチルイミダゾール−1−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
参考例32−(2)で得た化合物(80mg)より得た炭酸 2−[4−(4−tert−ブチルフェニル)−2−メチルイミダゾール−1−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(147mg)と参考例3−(3)で得た化合物(141mg)から、標題化合物(219mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.64(2H,dt,J=8.8,2.0Hz),7.41−7.29(7H,m),7.09(1H,s),5.16−5.08(2H,m),4.36−4.30(2H,m),4.15−4.09(3H,m),4.02−3.90(1H,m),2.76−2.61(2H,m),2.43(3H,s),2.21−2.08(1H,m),1.91−1.44(7H,m),1.32(9H,s),0.84(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:546([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[4−(4−tert−ブチルフェニル)−2−メチルイミダゾール−1−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例28−(1)で得た化合物(219mg)から標題化合物(120mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.62(2H,d,J=8.3Hz),7.36(2H,d,J=8.6Hz),7.06(1H,s),5.23(1H,br s),4.49−4.23(2H,m),4.21−4.02(3H,m),4.00−3.84(1H,m),2.75−2.60(2H,m),2.45(3H,s),2.12−2.00(1H,m),1.80−1.45(5H,m),1.33−1.03(2H,m),1.31(9H,s),0.91(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:456([M+H]+).
元素分析値 C263734・0.75H2Oとして
計算値:C,66.57;H,8.27;N,8.96.
測定値:C,66.60;H,8.26;N,8.85.
[実施例29]
(1)4−(1−tert−ブトキシカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
参考例21−(2)で得た化合物(400mg)をアセトニトリル(10ml)に溶解し、トリエチルアミン(0.62ml)と炭酸 N,N’−ジスクシンイミジル(564mg)を加えて、室温で4時間攪拌した。減圧下に溶媒を留去し、残渣をジクロロメタンに溶解し、飽和重曹水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去して、炭酸 2−[2−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(652mg)を淡黄色油状物として得た。
上記の炭酸ジエステル(326mg)をジクロロメタン(8ml)に溶解し、参考例4−(4)で得た化合物(242mg)とトリエチルアミン(0.31ml)のジクロロメタン溶液(2ml)を加えて、室温で一晩攪拌した。反応液をジクロロメタンで希釈して、飽和重曹水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:2)で精製して、標題化合物(235mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.07(1H,d,J=2.0Hz),7.80(1H,dd,J=8.3,2.0Hz),7.50(1H,d,J= 8.3Hz),4.31(2H,t,J=6.6Hz),4.25−3.97(2H,m),2.83(2H,t,J=6.6Hz),2.75−2.65(2H,m),2.33(3H,s),1.94(1H,td,J=8.6,5.4Hz),1.79−1.48(5H,m),1.73(9H,s),1.30−1.01(2H,m),0.88(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:525([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例29−(1)で得た化合物(235mg)をジクロロメタン(3ml)に溶解し、トリフルオロ酢酸(3ml)を加えて、室温で2時間攪拌した。減圧留去し、残渣を分取用薄相シリカゲルクロマトグラフィ(ジクロロメタン:メタノール=19:1)で精製後、酢酸エチル−ヘキサンより結晶化して、標題化合物(140mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.06(1H,d,J=2.0Hz),7.79(1H,dd,J=8.3,2.0Hz),7.50(1H,d,J=8.3Hz),4.32(2H,t,J=6.9Hz),4.27−4.02(2H,m),2.83(2H,t,J=6.7Hz),2.78−2.66(2H,m),2.33(3H,s),2.18−2.09(1H,m),1.80−1.54(5H,m),1.33−1.09(2H,m),0.94(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:469([M+H]+).
元素分析値 C2226Cl225として
計算値:C,56.30;H,5.58;N,5.97.
測定値:C,56.39;H,5.62;N,5.94.
[実施例30]
(1)4−(1−tert−ブトキシカルボニルブチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
2−[2−(4−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノールより得た炭酸 2−[2−(4−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(158mg)と参考例5−(2)で得た化合物(110mg)より、標題化合物(147mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.84(2H,dt,J=8.9,2.2Hz),7.56(2H,dt,J=9.0,2.1Hz),4.31(2H,t,J=6.6Hz),4.27−3.98(2H,m),2.83(2H,t,J=6.7Hz),2.76−2.64(2H,m),2.32(3H,s),2.06−1.99(1H,m),1.80−1.00(18H,m),0.90(3H,t,J=7.2Hz).
(2)4−(1−カルボキシブチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例30−(1)で得た化合物(147mg)のジクロロメタン(10mL)溶液に室温にてトリフルオロ酢酸(5mL)を加え、100分攪拌した。溶媒を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=9:1)にて精製し、標題化合物(118mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.84(2H,dt,J=8.9,2.2Hz),7.56(2H,dt,J=8.9,2.2Hz),4.31(2H,t,J=6.7Hz),4.26−4.00(2H,m),2.83(2H,t,J=6.9Hz),2.77−2.65(2H,m),2.32(3H,s),2.24−2.15(1H,m),1.82−1.08(9H,m),0.92(3H,t,J=7.2Hz).
MS(ESI)m/z:493,495([M]+).
元素分析値 C2125BrN25・0.25H2Oとして
計算値:C,55.48;H,5.97;N,5.62.
測定値:C,55.48;H,5.68;N,5.49.
実施例30と同様にして、以下の実施例31の化合物を合成した。
[実施例31]
(1)4−(1−tert−ブトキシカルボニルブチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エタノールより得た炭酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(100mg)と参考例5−(2)で得た化合物(100mg)から、標題化合物(107mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.6,1.5Hz),7.94−7.82(3H,m),7.52(2H,dt,J=9.6,3.3Hz),4.36(2H,t,J=6.9Hz),4.27−4.00(2H,m),2.88(2H,t,J=6.7Hz),2.78−2.64(2H,m),2.38(3H,s),2.07−1.99(1H,m),1.79−1.02(18H,m),0.88(3H,t,J=7.2Hz).
MS(ESI)m/z:521([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシブチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
参考例31−(1)で得た化合物(101mg)より標題化合物(94mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.07(1H,d,J=8.5Hz),7.93−7.82(3H,m),7.52(2H,dt,J=9.5,3.4Hz),4.36(2H,t,J=6.7Hz),4.26−4.02(2H,m),2.88(2H,t,J=6.7Hz),2.78−2.65(2H,m),2.38(3H,s),2.24−2.16(1H,m),1.81−1.09(9H,m),0.90(3H,t,J=7.2Hz).
MS(ESI)m/z:465([M+H]+).
元素分析値 C273225・0.5H2Oとして
計算値:C,68.48;H,7.02;N,5.91.
測定値:C,68.47;H,7.00;N,5.68.
実施例6と同様にして、以下の実施例32から実施例36の化合物を合成した。
[実施例32]
(1)4−(1−エトキシカルボニル−1−メチルエチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エタノールより得た炭酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(200mg)と2−メチル−2−ピペリジン−4−イルプロピオン酸 エチル エステル 塩酸塩(150mg)より標題化合物(211mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.48(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.5,1.7Hz),7.94−7.81(3H,m),7.51(2H,dt,J=9.5,3.2Hz),4.36(2H,t,J=6.8Hz),4.31−4.07(4H,m),2.88(2H,t,J=7.1Hz),2.76−2.61(2H,m),2.38(3H,s),1.78−1.68(1H,m),1.58−1.46(2H,m),1.28−1.13(5H,m),1.09(6H,s).
MS(ESI)m/z:479([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシ−1−メチルエチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
実施例32−(1)で得た化合物(211mg)より標題化合物(35mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.7,1.6Hz),7.94−7.82(3H,m),7.51(2H,dt,J=9.3,3.4Hz),4.37−4.35(2H,m),4.32−4.08(2H,m),2.88(2H,t,J=6.8Hz),2.76−2.64(2H,m),2.38(3H,s),1.81−1.71(1H,m),1.65−1.55(2H,m),1.31−1.18(3H,m),1.13(6H,s).
MS(ESI)m/z:451([M+H]+).
元素分析値 C263025・0.25H2Oとして
計算値:C,68.63;H,6.76;N,6.15.
測定値:C,68.37;H,6.64;N,5.89.
[実施例33]
(1)6−アザスピロ[2.5]オクタン−1,6−ジカルボン酸 6−{2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル}エステル1−メチル エステル
Figure 2006022065
2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノールより得た炭酸 2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(121mg)と参考例6−(2)で得た化合物(66mg)から、標題化合物(82mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.13(1H,t,J=1.8Hz),7.90(1H,dt,J=8.1,1.2Hz),7.52(1H,ddd,J=7.8,2.0,1.0Hz),7.30(1H,t,J=7.8Hz),4.33(2H,t,J=6.9Hz),3.67(3H,s),3.57−3.40(3H,m),3.35−3.25(1H,m),2.84(2H,t,J=6.9Hz),2.34(3H,s),1.72−1.63(2H,m),1.57(1H,dd,J=8.1,5.6Hz),1.47−1.35(2H,m),1.17(1H,t,J=4.9Hz),0.94(1H,dd,J=7.8,4.7Hz).
MS(ESI)m/z:477,479([M+H]+).
(2)6−アザスピロ[2.5]オクタン−1,6−ジカルボン酸 6−{2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル}エステル
Figure 2006022065
実施例33−(1)で得た化合物(82mg)からの標題化合物(69mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.13(1H,t,J=1.7Hz),7.91−7.88(1H,m),7.54−7.50(1H,m),7.30(1H,t,J=8.1Hz),4.34(2H,t,J=6.7Hz),3.60−3.31(4H,m),2.84(2H,t,J=6.9Hz),2.34(3H, s),1.76−1.68(2H, m),1.65−1.36(3H,m),1.04−0.98(1H,m),1.22−1.15(1H,m).
MS(ESI)m/z:463,465([M+H]+).
元素分析値 C2123BrN25・0.25H2Oとして
計算値:C,53.92;H,5.06;N,5.98.
測定値:C,54.14;H,5.34;N,5.67.
[実施例34]
(1)4−(1−メトキシカルボニル−2−メチルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エタノール(200mg)より得た炭酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(253mg)と参考例7で得た化合物(205mg)から、標題化合物(386mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.6,1.5Hz),7.93−7.82(3H,m),7.51(2H,dt,J=9.6,3.2Hz),4.36(2H,t,J=6.9Hz),4.29−4.02(2H,m),3.63(3H,s),2.87(2H,t,J=6.7Hz),2.77−2.62(2H,m),2.38(3H,s),2.06(1H,t,J=7.4Hz),2.03−1.93(1H,m),1.86−1.75(1H,m),1.71−1.62(1H,m),1.58−1.51(1H,m),1.30−1.18(1H,m),1.15−1.02(1H,m),0.91(3H,d,J=6.6Hz),0.90(3H,d,J=6.4Hz).
MS(ESI)m/z:479([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシ−2−メチルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
実施例34−(1)で得た化合物(371mg)より標題化合物(92mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.07(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.89−7.86(3H,m),7.51(2H,dt,J=9.6,3.2Hz),4.36(2H,t,J=6.9Hz),4.30−4.04(2H,m),2.88(2H,t,J=6.9Hz),2.79−2.64(2H,m),2.37(3H,s),2.11−1.95(2H, m),1.88−1.76(1H,m),1.74−1.61(2H,m),1.36−1.09(2H,m),0.97(3H,d,J=6.9Hz),0.95(3H,d,J=6.6Hz).
MS(ESI)m/z:465([M+H]+).
元素分析値 C273225・0.75H2Oとして
計算値:C,67.84;H,7.06;N,5.76.
測定値:C,67.90;H,6.77;N,5.78.
[実施例35]
(1)4−(エトキシカルボニルフルオロメチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エタノールより得た炭酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(100mg)と参考例8−(3)で得た化合物(70mg)より標題化合物(97mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.94−7.82(3H,m),7.51(2H,dt,J=9.6,3.2Hz),4.71(1H,dd,J=48.9,4.5Hz),4.37(2H,t,J=6.7Hz),4.31−4.11(4H,m),2.88(2H,t,J=6.7Hz),2.83−2.67(2H,m),2.38(3H,s),2.14−1.97(1H,m),1.69−1.57(2H,m),1.54−1.38(2H,m),1.30(3H,t,J=7.1Hz).
MS(ESI)m/z:469([M+H]+).
(2)4−(カルボキシフルオロメチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
実施例35−(1)で得た化合物(97mg)より標題化合物(52mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.48(1H,s),8.05(1H,d,J=8.5Hz),7.94−7.83(3H,m),7.56−7.50(2H,m),4.81(1H,d,J=50.0Hz),4.40−4.10(4H,m),3.66(1H,brs),2.91(2H,t,J=7.1Hz),2.84−2.70(2H,m),2.39(3H,s),2.21−2.03(1H,m),1.80−1.64(2H,m),1.61−1.45(2H,m).
MS(ESI)m/z:440([M+H]+).
元素分析値 C2425FN25・0.5H2Oとして
計算値:C,64.11;H,5.83;F,4.22;N,6.23.
測定値:C,64.28;H,5.65;F,4.43;N,6.10.
[実施例36]
(1)3−(2−メトキシカルボニルエチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
2−[2−(4−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノールより得た炭酸 2−[2−(4−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(158mg)と参考例9−(2)で得た化合物(90mg)から、標題化合物(101mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.84(2H,dt,J=8.5,2.0Hz),7.56(2H,dt,J=8.8,2.0Hz),4.32(2H,t,J=6.7Hz),4.10−3.78(2H,m),3.66(3H,s),2.87−2.73(3H,m),2.59−2.42(1H,m),2.37−2.25(2H,m),2.37(3H,s),1.86−1.77(1H,m),1.69−1.32(5H,m),1.14−1.02(1H,m).
MS(ESI)m/z: 479,481([M+H]+).
(2)3−(2−カルボキシエチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例36−(1)で得た化合物(101mg)から標題化合物(99mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.85(2H,d,J=8.1Hz),7.56(2H,dt,J=9.0,2.1Hz),4.36−4.25(2H,m),4.08−3.85(2H,m),2.89−2.77(3H,m),2.59−2.46(1H,m),2.42−2.32(5H,m),1.86−1.78(1H,m),1.69−1.33(5H,m),1.15−1.07(1H,m).
MS(ESI)m/z:465,467([M+H]+).
標題化合物(99mg)より標題化合物のナトリウム塩(99mg)を無色固体として得た。
元素分析値 C2124BrN2NaO5・2.75H2Oとして
計算値:C,46.98;H,5.54;Br,14.88;N,5.21.
測定値:C,47.25;H,5.57;Br,14.97;N,4.79.
[実施例37]
(1)ピペリジン−1,4−ジカルボン酸 4−エチル エステル 1−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)エチル] エステル
Figure 2006022065
2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)エタノール(1.0g)をアセトニトリル(20ml)に溶解し、炭酸 N,N’−ジスクシンイミジル(1.89g)およびトリエルアミン(2.06ml)を加え、室温にて1.5時間攪拌した。溶媒を減圧下に濃縮して、残渣を飽和重曹水および酢酸エチルに分配し、有機層を飽和食塩水にて洗浄した。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧下に留去して、炭酸 2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(1.95g)を茶色固体として得た。
この炭酸ジエステル(976mg)をジクロロメタン(15ml)に溶解して、4−ピペリジンカルボン酸 エチル エステル(446mg)およびトリエルアミン(0.52ml)のジクロロメタン(5ml)溶液を加えた。室温にて1時間攪拌後、反応液をジクロロメタンにて希釈して、飽和重曹水、次いで、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧下に留去した。残渣をシリカゲルシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)で精製し、標題化合物(433mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.98−7.93(2H,m), 7.46−7.35(3H,m), 4.33(2H,t,J=6.7Hz),4.12(2H,q,J=7.1Hz),4.15−3.90(2H,brs),2.94−2.78(4H,m),2.50−2.35(1H,m),2.32(3H,s),1.93−1.80(2H,m),1.70−1.52(2H,m),1.24(3H,t,J=7.1Hz).
MS(ESI)m/z:387([M+H]+).
(2)ピペリジン−1,4−ジカルボン酸 1−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)エチル]エステル
Figure 2006022065
実施例37−(1)で得た化合物(378mg)をエタノール(5ml)に溶かし、1規定水酸化ナトリウム水溶液(0.98ml)を加えて室温にて2時間攪拌した。1規定水酸化ナトリウム水溶液(1.96ml)を再び加えて3時間攪拌した。反応液に1規定塩酸(2.94ml)を加え、溶媒を減圧下に濃縮した。残留物をジクロロメタンにて抽出して、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=9:1)にて精製して、標題化合物(289mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.00−7.92(2H,m),7.48−7.36(3H,m),4.32(2H,t,J=6.8Hz),4.15−3.90(2H,br),2.98−2.85(2H,m),2.85(2H,t,J=6.8Hz),2.55−2.43(1H,m),2.33(3H,s),1.98−1.82(2H,m),1.71−1.53(2H,m).
MS(ESI)m/z:359([M+H]+).
標題化合物(207mg)を1,4−ジオキサンおよび水に溶解し、1規定水酸化ナトリウム水溶液(0.58ml)を加え凍結乾燥し、標題化合物のナトリウム塩(206mg)を無色固体として得た。
元素分析値 C19212NaO5・2H2Oとして
計算値:C,54.81;H,6.05;N,6.73.
測定値:C,54.72;H,5.97;N,6.40.
実施例37と同様にして、以下の実施例38から実施例45の化合物を合成した。
[実施例38]
(1)ピペリジン−1,4−ジカルボン酸 1−[2−(2−ビフェニル−4−イル−5−メチルオキサゾール−4−イル)エチル] エステル 4−エチル エステル
Figure 2006022065
2−(2−ビフェニル−4−イル−5−メチルオキサゾール−4−イル)エタノールより得た炭酸 2−(2−ビフェニル−4−イル−5−メチルオキサゾール−4−イル)エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(265mg)とピペリジン−4−カルボン酸 エチル エステル(170mg)から、標題化合物(200mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.04(2H,d,J=8.3Hz), 7.66(2H,d,J=8.3Hz),7.63(2H,d,J=7.8Hz),7.50−7.33(3H,m),4.35(2H,t,J=6.6Hz),4.14(2H,q,J=7.2Hz),4.20−3.92(2H,br),2.97−2.80(4H,m),2.48−2.38(1H,m),2.35(3H,s),1.94−1.80(2H,m),1.70−1.53(2H,m),1.24(3H,t,J=7.2Hz).
MS(ESI)m/z:463([M+H]+).
(2)ピペリジン−1,4−ジカルボン酸 1−[2−(2−ビフェニル−4−イル−5−メチルオキサゾール−4−イル)エチル] エステル
Figure 2006022065
実施例38−(1)で得た化合物(180mg)より標題化合物(141mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δ:8.02−7.35(9H,m), 4.20(2H,t,J=6.6Hz),3.84−3.72(2H,m),2.92−2.73(4H,m),2.35(3H,s),2.07−1.95(1H,m),1.73−1.62(2H,m),1.46−1.32(2H,m).
MS(ESI)m/z:435([M+H]+).
標題化合物(141mg)より標題化合物のナトリウム塩(147mg)を無色固体として得た。
元素分析値 C25262NaO5・2.5H2Oとして
計算値:C,59.75;H,6.02;N,5.57.
測定値:C,59.89;H,5.72;N,5.28.
[実施例39]
(1)4−メチルピペリジン−1,4−ジカルボン酸 1−{2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル} エステル 4−エチル エステル
Figure 2006022065
2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノールより得た炭酸 2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(373mg)と4−メチルピペリジン−4−カルボン酸 エチル エステル 塩酸塩(104mg)から、標題化合物(299mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.13(1H,s), 7.99(1H,d,J=7.8Hz),7.52(1H,d,J=7.8Hz),7.29(1H,t,J=8.1Hz),4.32(2H,t,J=6.7Hz),4.16(2H,q,J=7.2Hz),3.92−3.70(2H,m),3.10−2.95(2H,m),2.83(2H,t,J=6.7Hz),2.34(3H,s),2.15−2.02(2H,m),1.48−1.20(2H,m),1.26(3H,t,J=7.2Hz),1.19(3H,s).
MS(ESI)m/z:479,481([M]+).
(2)4−メチルピペリジン−1,4−ジカルボン酸 1−{2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル} エステル
Figure 2006022065
実施例39−(1)で得た化合物(127mg)より標題化合物(85mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3 )δ:8.13(1H,s), 7.89(1H,d,J=7.8Hz),7.51(1H,d,J=8.1Hz),7.29(1H,t,J=7.8Hz),4.32(2H,t,J=6.7Hz),3,95−3.72(2H,m),3.13−3.03(2H,m),2.84(2H,t,J=6.7Hz),2.34(3H,s),2.12−1.99(2H,m),1.43−1.30(2H,m),1.26(3Hs).
MS(ESI)m/z:451,453([M+H]+).
[実施例40]
(1)4−フェニルピペリジン−1,4−ジカルボン酸 1−{2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル}エステル 4−エチル エステル
Figure 2006022065
2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノールより得た炭酸 2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(363mg)と4−フェニルピペリジン−4−カルボン酸 エチル エステル(218mg)より標題化合物(309mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.14−7.22(9H,m), 4.33(2H,t,J=6.7Hz),4.20−3.90(4H,m),3.13−2.97(2H,m),2.83(2H,t,J=6.7Hz),2.58−2.46(2H,m),2.33(3H,s),1.94−1.72(2H,br),1.17(3H,t,J=7.2Hz).
MS(ESI)m/z:541,543([M]+).
(2)4−フェニルピペリジン−1,4−ジカルボン酸 1−{2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル} エステル
Figure 2006022065
実施例40−(1)で得た化合物(309mg)より標題化合物(182mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.15−7.20(9H,m), 4.35−4.22(2H,m),4.10−3.80(2H,m),3.18−3.02(2H,m),2.88−2.73(2H,m),2.58−2.38(2H,m),2.32(3H,s),1.94−1.72(2H,m).
MS(ESI)m/z:513,515([M]+).
元素分析値 C2525BrN25・0.75H2Oとして
計算値:C,56.99;H,5.07;N,5.31.
測定値:C,57.08;H,5.07;N,4.81.
[実施例41]
(1)4−フェニルピペリジン−1,4−ジカルボン酸 1−[2−(2−ビフェニル−4−イル−5−メチルオキサゾール−4−イル)エチル]エステル 4−エチル エステル
Figure 2006022065
2−(2−ビフェニル−4−イル−5−メチルオキサゾール−4−イル)エタノール(150mg)より得た炭酸 2−(2−ビフェニル−4−イル−5−メチルオキサゾール−4−イル)エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(370mg)と4−フェニルピペリジン−4−カルボン酸 エチル エステル(375mg)より標題化合物(242mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δ:7.96(2H,d,J=8.3Hz), 7.77(2H,d,J=8.3Hz),7.71(2H,d,J=7.5Hz), 7.54−7.22(8H,m),4.23(2H,t,J=6.3Hz),4.07(2H,q,J=7.1Hz),3.92−3.78(2H,m),3.04−2.86(2H,m),2.81(2H,t,J=6.5Hz),2.43−2.28(5H,m),1.80−1.65(2H,m),1.10(3H,t,J=7.1Hz).
MS(ESI)m/z:539([M+H]+).
(2)4−フェニルピペリジン−1,4−ジカルボン酸1−[2−(2−ビフェニル−4−イル−5−メチルオキサゾール−4−イル)エチル]エステル
Figure 2006022065
実施例41−(1)で得た化合物(78mg)より標題化合物(59mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.99(2H,d,J=8.6Hz), 7.67−7.58(4H,m),7.48−7.22(8H,m),4.32(2H,t,J=6.4Hz),4.10−3.90(2H,m),3.19−3.06(2H,m),2.86(2H,t,J=7.0Hz),2.57−2.45(2H,m),2,33(3H,s),1.93−1.77(2H,m).
MS(ESI)m/z:511([M+H]+).
標題化合物(59mg)より標題化合物のナトリウム塩(64mg)を無色固体として得た。
MS(ESI)m/z:533([M+H]+).
[実施例42]
(1)4−ベンジルピペリジン−1,4−ジカルボン酸 1−{2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル}エステル 4−エチル エステル
Figure 2006022065
2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノールより得た 炭酸 2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(127mg)と参考例10で得た化合物(90mg)から、標題化合物(96mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.14(1H,t,J=1.8Hz),7.90(1H,dt,J=7.8,1.0Hz),7.54−7.50(1H,m),7.32−7.21(4H,m),7.04−7.00(2H,m),4.31(2H,t,J=6.7Hz),4.15−3.84(4H,m),2.84−2.80(4H,m),2.79(2H,s),2.32(3H,s),2.14−2.02(2H,m),1.50−1.32(2H,m),1.18(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:555,557([M+H]+).
(2)4−ベンジルピペリジン−1,4−ジカルボン酸 1−{2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル}エステル
Figure 2006022065
実施例42−(1)で得た化合物(93mg)からの標題化合物(44mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.14(1H,s),7.92−7.88(1H,m),7.55−7.51(1H,m),7.33−7.22(4H,m),7.11−7.07(2H,m),4.31(2H,t,J=6.6Hz),4.10−3.90(2H,m),2.96−2.79(6H,m),2.32(3H,s),2.12−2.03(2H,m),1.62−1.47(2H,m).
MS(ESI)m/z:527,529([M+H]+).
元素分析値 C2627BrN25・0.25H2Oとして
計算値:C,58.71;H,5.21;N,5.27.
測定値:C,58.98;H,5.49;N,5.09.
[実施例43]
(1)4−エチルピペリジン−1,4−ジカルボン酸 4−エチル エステル 1−[3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル]エステル
Figure 2006022065
参考例29−(4)で得た化合物より得た 炭酸 3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(50mg)と参考例11で得た化合物(83mg)から、標題化合物(30mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.46(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.94−7.81(3H,m),7.51(2H,dt,J=9.3,3.2Hz),4.20−4.11(4H,m),4.04−3.83(2H,m),2.98−2.84(2H,m),2.61(2H,t,J=7.4Hz),2.36(3H,s),2.14−2.02(4H,m),1.62−1.49(2H,m),1.38−1.20(5H,m),0.80(3H,t,J=7.6Hz).
MS(ESI)m/z:478([M+H]+).
(2)4−エチルピペリジン−1,4−ジカルボン酸 1−[3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル]エステル
Figure 2006022065
実施例43−(1)で得た化合物(30mg)より標題化合物(17mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.93−7.82(3H,m),7.54−7.49(2H,m),4.19−4.11(2H,m),4.02−3.85(2H,m),3.09−2.95(2H,m),2.61(2H,t,J=7.4Hz),2.36(3H,s),2.17−2.01(4H,m),1.84−1.20(6H,m),0.87(3H,t,J=7.6Hz).
MS(ESI)m/z:451([M+H]+).
元素分析値 C263025・1H2Oとして
計算値:C,63.66;H,6.37;N,5.73.
測定値:C,63.47;H,6.26;N,5.93.
[実施例44]
(1)ピペリジン−1,4−ジカルボン酸 4−エチル エステル 1−[3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル]エステル
Figure 2006022065
参考例29−(4)で得た化合物より得た 炭酸 3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(80mg)と4−ピペリジンカルボン酸 エチル エステル(49mg)より標題化合物(62mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.6,1.5Hz),7.94−7.82(3H,m),7.51(2H,dt,J=9.3,3.4Hz),4.20−3.99(6H,m),2.96−2.84(2H,m),2.61(2H,t,J=7.4Hz),2.49−2.40(1H,m),2.36(3H,s),2.11−2.03(2H,m),1.94−1.84(2H,m),1.70−1.58(2H,m),1.25(3H,t,J=7.1Hz).
MS(ESI)m/z:451([M+H]+).
(2)ピペリジン−1,4−ジカルボン酸 1−[3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル]エステル
Figure 2006022065
実施例44−(1)で得た化合物(62mg)より標題化合物(57mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.94−7.82(3H,m),7.51(2H,dt,J=9.8,3.3Hz),4.16(2H,t,J=6.4Hz),4.13−4.00(2H,m),3.00−2.88(2H,m),2.61(2H,t,J=7.4Hz),2.57−2.47(1H,m),2.36(3H,s),2.11−2.03(2H,m),1.98−1.89(2H,m),1.74−1.62(2H,m).
MS(ESI)m/z:423([M+H]+).
元素分析値 C242625として
計算値:C,68.23;H,6.20;N,6.63.
測定値:C,68.19;H,6.31;N,6.38.
[実施例45]
(1)4−フェニルピロリジン−1,3−ジカルボン酸 3−メチル エステル 1−[3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル]エステル
Figure 2006022065
参考例29−(4)で得た化合物より得た 炭酸 3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(80mg)と4−フェニルピロリジン−3−カルボン酸 メチル エステル 塩酸塩(57mg)より標題化合物(63mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47 and 8.45(1H,each s),8.08(1H,t,J=8.7Hz),7.94−7.82(3H,m),7.54−7.48(2H,m),7.35−7.18(5H,m),4.19(2H,t,J=5.9Hz),4.00−3.82(2H,m),3.70−3.60(5H,m),3.54−3.40(1H,m),3.22−3.12(1H,m),2.67−2.57(2H,m),2.38 nad 2.35(3H,each s),2.13−2.03(2H,m).
MS(ESI)m/z:499([M+H]+).
(2)4−フェニルピロリジン−1,3−ジカルボン酸 1−[3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル]エステル
Figure 2006022065
実施例45−(1)で得た化合物(63mg)より、標題化合物(59mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47 and 8.45(1H,each s),8.06(1H,d,J=8.3Hz),7.92−7.81(3H,m),7.54−7.48(2H,m),7.35−7.18(5H,m),4.30−4.10(2H,m),4.06−3.62(4H,m),3.52−3.40(1H,m),3.18(1H,dd,J=15.7,8.3Hz),2.67−2.57(2H,m),2.37 and 2.34(3H,each s),2.09−2.00(2H,m).
MS(ESI)m/z:485([M+H]+).
元素分析値 C292825・1H2Oとして
計算値:C,69.31;H,6.02;N,5.57.
測定値:C,69.28;H,5.91;N,5.25.
[実施例46]
(+)−4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[5−メチル−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)オキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例10−(2)で得た化合物(ラセミ体,22.2g)のジクロロメタン(500mL)溶液に氷水冷却下、塩化オキサリル(26mL)を滴下した。室温にて1.5時間攪拌後、溶媒を減圧下に留去した。残渣にジクロロメタンおよびトルエンを加えて減圧留去後、4−(1−クロロカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[5−メチル−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)オキサゾール−4−イル]エチル エステル(25g)を得た。
アルゴン雰囲気下、(S)−4−ベンジル−2−オキサゾリジノン(9.7g)のテトラヒドロフラン(450mL)溶液に、−78℃に冷却下、ブチルリチウム(1.58Mヘキサン溶液)を滴下し、同温にて30分攪拌した。そこに、上記の4−(1−クロロカルボニルプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[5−メチル−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)オキサゾール−4−イル]エチル エステル(25g)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液を滴下した。0℃にて1時間攪拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液(250mL)を加え、酢酸エチルで希釈した。水、次いで飽和食塩水にて洗浄後、有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶液を減圧下に留去して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)にて分離精製し、より遅く溶出される方のジアステレオマー(4−[1−((S)−4−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−カルボニル)プロピル]ピペリジン−1−カルボン酸 2−[5−メチル−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)オキサゾール−4−イル]エチル エステル)(14.1g)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.08(2H,d,J=8.3Hz),7.68(2H,d,J=8.3Hz),7.36−7.21(5H,m),4.74−4.67(1H,m),4.33(2H,t,J=6.9Hz),4.28−4.00(4H,m),3.81−3.73(1H,m),3.37(1H,dd,J=13.4,3.3Hz),2.85(2H,t,J=6.7Hz),2.75−2.65(3H,m),2.36(3H,s),1.86−1.53(5H,m),1.35−1.11(2H,m),0.92(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:628([M+H]+).
上記のジアステレオマー(14.1g)のテトラヒドロフラン(300mL)溶液に、氷水冷却下、30%過酸化水素水(39mL)を加え、更に1規定水酸化リチウム水溶液(100mL)を滴下した。同温にて1.5時間攪拌後、反応液に亜硫酸水素ナトリウム(62g)の水溶液を加えた。反応液を減圧下に濃縮後、残渣に1規定塩酸を加えて中和し、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥して、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=9:1)にて精製し、無色油状物(10.1g)を得た。これをエーテル−ヘキサンより結晶化して、標題化合物(6.2g)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.08(2H,d,J=8.1Hz), 7.68(2H,d,J= 8.3Hz),4.33(2H,t,J=6.8Hz), 4.28−4.00(2H,m),2.85(2H,t,J=6.8Hz),2.77−2.66(2H,m),2.36(3H,s),2.17−2.10(1H,m),1.79−1.54(5H,m),1.33−1.11(2H,m),0.93(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:469([M+H]+).
元素分析値 C2327325として
計算値:C,58.97;H,5.81;F,12.17;N,5.98.
測定値:C,59.18;H,5.84;F,11.95;N,5.98.
[α]D 22: +10.2°(c=1.0,CHCl3).
実施例46と同様にして、実施例47および実施例48の化合物を合成した。
[実施例47]
(+)−4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル エステル
Figure 2006022065
実施例46と同様の方法を用いて、実施例23−(2)で得た化合物(34g)からジアステレオマーを合成してシリカゲルクロマトグラフィで分離し、より遅く溶出される方のジアステレオマー(4−[1−((S)−4−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−カルボニル)プロピル]ピペリジン−1−カルボン酸 3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル エステル)(19.7g)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.46(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.94−7.81(3H,m),7.50(2H,dt,J=9.3,3.7Hz),7.36−7.22(5H,m),4.73−4.66(1H,m),4.12−4.12(6H,m),3.81−3.73(1H,m),3.37(1H,dd,J=13.1,3.1Hz),2.77−2.65(3H,m),2.61(2H,t,J=7.4Hz),2.36(3H,s),2.10−2.02(2H,m),1.88−1.51(5H,m),1.17−1.17(2H,m),0.92(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:624([M+H]+).
上記ジアステレオマー(19.7g)より標題化合物(9.7g)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.48(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.93−7.82(3H,m),7.53−7.49(2H,m),4.23−4.09(4H,m),2.78−2.67(2H,m),2.61(2H,t,J=7.5Hz),2.36(3H,s),2.20−2.12(1H,m),2.09−2.00(2H,m),1.78−1.55(5H,m),1.38−1.18(2H,m),0.93(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:464([M+H]+).
実施例6−(2)の場合と同様にして、標題化合物(9.7g)より標題化合物のナトリウム塩(10.9g)を得た。
元素分析値 C27312NaO5・2.5H2Oとして
計算値:C,61.01;H,6.83;N,5.27.
測定値:C,61.04;H,6.93;N,4.90.
[α]D 25: +15.2°(c=1.0,MeOH).
[実施例48]
(+)−4−(1−カルボキシプロピル)ピペリジン−1−カルボン酸 5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イルメチル エステル
Figure 2006022065
実施例46と同様の方法を用いて、実施例20−(2)で得た化合物(28.6g)からジアステレオマーを合成してシリカゲルクロマトグラフィで分離し、より遅く溶出される方のジアステレオマー(4−[1−((S)−4−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−カルボニル)プロピル]ピペリジン−1−カルボン酸 5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イルメチル エステル)(14.9g)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.50(1H,s),8.10(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.93−7.83(3H,m),7.55−7.50(2H,m),7.35−7.20(5H,m),5.06(2H,s),4.73−4.66(1H,m),4.28−4.09(4H,m),3.80−3.73(1H,m),3.35(1H,dd,J=13.2,3.4Hz),2.80−2.64(3H,m),2.50(3H,s),1.87−1.51(5H,m),1.38−1.16(2H,m),0.91(3H,t,J=7.5Hz).
MS(ESI)m/z:596([M+H]+).
上記ジアステレオマー(14.9g)より標題化合物(7.13g)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.50(1H,s),8.09(1H,dd,J=8.6,1.5Hz),7.93−7.83(3H,m),7.55−7.49(2H,m),5.06(2H,s),4.26−4.14(2H,m),2.81−2.66(2H,m),2.50(3H,s),2.18−2.10(1H,m),1.81−1.53(5H,m),1.36−1.14(2H,m),0.93(3H,t,J=7.5Hz)
MS(ESI)m/z:437([M+H]+).
元素分析値 C252825として
計算値:C,68.79;H,6.47;N,6.42.
測定値:C,68.72;H,6.50;N,6.20.
[α]D 25: +14.2°(c=1.0,CHCl3).
実施例37と同様にして、以下の実施例49から実施例57の化合物を合成した。
[実施例49]
(1)4−(メトキシメトキシカルボニルメチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エタノールより得た炭酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(200mg)をジクロロメタン(8ml)に溶解し、参考例12−(3)で得た化合物(117mg)とトリエチルアミン(0.18ml)のジクロロメタン(2ml)溶液を加えて、室温で一晩攪拌した。反応液を飽和重曹水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)にて精製し、標題化合物(143mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.7,1.6Hz),7.94−7.82(3H,m),7.52(2H,dt,J=9.5,3.4Hz),4.36(2H,t,J=6.7Hz),4.29−4.05(2H,m),3.75(3H,s),3.54(1H,d,J=5.9Hz),3.35(3H,s),2.87(2H,t,J=6.7Hz), 2.79−2.62(2H,m),2.38(3H,s),1.93−1.82(1H,m),1.75−1.63(1H,m),1.58−1.49(1H,m),1.45−1.24(2H,m).
MS(ESI)m/z:467([M+H]+).
(2)4−(カルボキシメトキシメチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
実施例49−(1)で得た化合物(143mg)より標題化合物(123mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.07(1H,dd,J=8.5,1.0Hz),7.94−7.82(3H,m),7.55−7.47(2H,m),4.40−4.02(4H,m),3.59(1H,d,J=4.9Hz),3.41(3H,s),2.89(2H,t,J=6.8Hz),2.80−2.60(2H,m),2.38(3H,s),2.01−1.89(1H,m),1.59−1.73(2H,m),1.32−1.54(2H,m).
MS(ESI)m/z:452([M+H]+).
元素分析値 C263025.・0.25H2Oとして
計算値:C,65.71;H,6.29;N,6.13.
測定値:C,66.00;H,6.19;N,6.10.
[実施例50]
(1)4−(メトキシメトキシカルボニルメチル)ピペリジン−1−カルボン酸 3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル エステル
Figure 2006022065
参考例29−(4)で得た化合物より得られた 炭酸 3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(80mg)と参考例12−(3)で得た化合物(45mg)から標題化合物(57mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.46(1H,d,J=0.7Hz),8.08(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.94−7.82(3H,m),7.51(2H,dt,J=9.6,3.2Hz),4.30−4.05(4H,m),3.76(3H,s),3.55(1H,d,J=5.6Hz),3.36(3H,s),2.78−2.64(2H,m),2.60(2H,t,J=7.4Hz),2.36(3H,s),2.10−2.02(2H,m),1.94−1.83(1H,m),1.74−1.62(2H,m),1.58−1.50(1H,m),1.45−1.25(1H,m).
MS(ESI)m/z:481([M+H]+).
(2)4−(カルボキシメトキシメチル)ピペリジン−1−カルボン酸 3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル エステル
Figure 2006022065
実施例50−(1)で得た化合物(56mg)より標題化合物(40mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.48(1H,s),8.07(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.94−7.82(3H,m),7.51(2H,dt,J=9.8,3.4Hz),4.30−4.05(4H,m),3.61(1H,d,J=4.4Hz),3.43(3H,s),2.79−2.65(2H,m),2.61(2H,t,J=7.6Hz),2.36(3H,s),2.10−1.91(3H,m),1.71−1.61(2H,m),1.53−1.38(2H,m).
MS(ESI)m/z:467([M+H]+).
元素分析値 C263026・0.5H2Oとして
計算値:C,65.67;H,6.57;N,5.89.
測定値:C,65.54;H,6.67;N,5.61.
[実施例51]
(1)4−(エトキシエトキシカルボニルメチル)ピペリジン−1−カルボン酸 5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イルメチル エステル
Figure 2006022065
参考例26−(2)で得た化合物より得た炭酸 (5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)メチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(94mg)と参考例13−(2)の化合物(110mg)から、標題化合物(68mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.50(1H,s),8.10(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.95−7.83(3H,m),7.55−7.50(2H,m),5.07(2H,s),4.27−4.14(4H,m),3.64−3.56(2H,m),3.40−3.30(1H,m),2.83−2.63(2H,m),2.50(3H,s),1.93−1.68(2H,m),1.60−1.49(1H,m),1.47−1.23(5H,m),1.19(3H,t,J=7.1Hz).
MS(ESI)m/z:481([M+H]+).
(2)4−(カルボキシエトキシメチル)ピペリジン−1−カルボン酸 5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イルメチル エステル
Figure 2006022065
実施例51−(1)で得た化合物(68mg)から標題化合物(49mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.50(1H,s),8.09(1H,dd,J=8.6,1.5Hz),7.94−7.83(3H,m),7.55−7.49(2H,m),5.08(2H,br s),4.30−4.15(2H,m),3.75−3.62(2H,m),3.54−3.43(1H,m),2.82−2.63(2H,m),2.50(3H,s),2.00−1.88(1H,m),1.77−1.58(2H,m),1.52−1.35(2H,m),1.22(3H,t,J=6.9Hz).
MS(ESI)m/z:453([M+H]+).
元素分析値 C252826として
計算値:C,66.36;H,6.24;N,6.19.
測定値:C,66.28;H,6.27;N,6.25.
[実施例52]
(1)4−(エトキシエトキシカルボニルメチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
2−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノールより得た炭酸 2−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(474mg)と参考例13−(2)で得た化合物(263mg)から、標題化合物(468mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.89(2H,d,J=8.3Hz),7.44(2H,d,J=8.3Hz),4.32(2H,t,J=6.9Hz),4.27−3.99(4H,m),3.65−3.57(2H,m),3.40−3.31(1H,m),2.83(2H,t,J=6.9Hz),2.77−2.64(2H,m),2.32(3H,s),1.92−1.82(1H,m),1.80−1.68(1H,m),1.57−1.49(1H,m),1.44−1.24(14H,m),1.20(3H,t,J=7.1Hz).
MS(ESI)m/z:501([M+H]+).
(2)4−(カルボキシエトキシメチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例52−(1)で得た化合物(468mg)から標題化合物(317mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.89(2H,dt,J=8.7,1.8Hz),7.44(2H,dt,J=8.7,1.8Hz),4.32(2H,t,J=7.0Hz),4.30−4.02(2H,m),3.73−3.64(2H,m),3.54−3.45(1H,m),2.85(2H,t,J=7.0Hz),2.78−2.65(2H,m),2.33(3H,s),2.00−1.90(1H,m),1.69−1.60(2H,m),1.50−1.28(11H,m),1.24(3H,t,J=7.0Hz).
MS(ESI)m/z:472([M+H]+).
元素分析値 C263626として
計算値:C,66.08;H,7.68;N,5.93.
測定値:C,66.15;H,7.73;N,5.91.
[実施例53]
(1)4−(エトキシエトキシカルボニルメチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
参考例30−(3)で得た化合物より得た炭酸 2−[2−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(307mg)と参考例13−(2)で得た化合物(155mg)から、標題化合物(302mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.84(1H,d,J=8.3Hz),7.79(1H,d,J=11.0Hz),7.66(1H,t,J=7.6Hz),4.33(2H,t,J=6.6Hz),4.29−4.00(4H,m),3.68−3.57(2H,m),3.40−3.31(1H,m),2.85(2H,t,J=6.6Hz),2.78−2.64(2H,m),2.36(3H,s),1.94−1.83(1H,m),1.80−1.67(1H,m),1.59−1.49(1H,m),1.46−1.24(5H,m),1.20(3H,t,J=7.0Hz).
MS(ESI)m/z:531([M+H]+).
(2)4−(カルボキシエトキシメチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例53−(1)で得た化合物(302mg)から標題化合物(236mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.84(1H,d,J=8.3Hz),7.79(1H,d,J=11.0Hz),7.66(1H,t,J=7.6Hz),4.33(2H,t,J=6.7Hz),4.28−4.02(2H,m),3.72−3.63(2H,m),3.54−3.46(1H,m),2.85(2H,t,J=6.7Hz),2.78−2.64(2H,m),2.36(3H, s),2.00−1.89(1H,m),1.71−1.60(2H,m),1.51(2H,d,J=10.5Hz),1.24(3H,t,J=7.0Hz).
MS(ESI)m/z:503([M+H]+).
元素分析値 C2326426・3/4H2Oとして
計算値:C,53.54;H,5.37;N,5.43.
測定値:C,53.44;H,5.25;N,5.10.
[実施例54]
(1)4−(エトキシエトキシカルボニルメチル)ピペリジン−1−カルボン酸 5−メチル−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)オキサゾール−4−イルメチル エステル
Figure 2006022065
[5−メチル−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)オキサゾール−4−イル]メタノールから得た炭酸 [5−メチル−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)オキサゾール−4−イル]メチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(355mg)と参考例13−(2)で得た化合物(174mg)から、標題化合物(273mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.12(2H,d,J=8.3Hz),7.69(2H,d,J=8.3Hz),5.04(2H,br s),4.27−4.08(4H,m),3.65−3.56(2H,m),3.40−3.31(1H,m),2.82−2.64(2H,m),2.48(3H,s),1.93−1.68(2H,m),1.60(1H,s),1.46−1.23(5H,m),1.19(3H,t,J=7.1Hz).
MS(ESI)m/z:499([M+ H]+).
(2)4−(カルボキシエトキシメチル)ピペリジン−1−カルボン酸 5−メチル−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)オキサゾール−4−イルメチル エステル
Figure 2006022065
実施例54−(1)で得た化合物(273mg)から標題化合物(234mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.12(2H,d,J=8.1Hz),7.70(2H,d,J=8.3Hz),5.05(2H,br s),4.29−4.16(2H,m),3.71−3.62(2H,m),3.56−3.47(1H,m),2.81−2.65(2H,m),2.48(3H,s),2.00−1.89(1H,m),1.71−1.59(2H,m),1.50−1.37(2H,m),1.23(3H,t,J=7.1Hz).
MS(ESI)m/z:471([M+H]+).
元素分析値 C2225326・1/2H2Oとして
計算値:C,55.11;H,5.47;F,11.88;N,5.58.
測定値:C,55.23;H,5.29;F,11.74;N,5.76.
[実施例55]
(1)4−(2−メトキシカルボニルテトラヒドロフラン−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エタノールより得た炭酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(360mg)と参考例14−(2)で得た化合物(202mg)から、標題化合物(377mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.46(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.94−7.82(3H,m),7.53−7.48(2H,m),4.36(2H,t,J=6.9Hz),4.32−4.08(2H,m),3.93−3.82(2H,m),3.72(3H,s),2.87(2H,t,J=6.7Hz),2.75−2.60(2H,m),2.37(3H,s),2.27−2.16(1H,m),1.98−1.76(4H, m),1.71−1.63(1H,m),1.60−1.49(1H,m),1.46−1.33(1H,m),1.31−1.16(2H,m).
(2)4−(2−カルボキシテトラヒドロフラン−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
実施例55−(1)で得た化合物(377mg)から標題化合物(275mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.07(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.94−7.81(3H,m),7.54−7.49(2H,m),4.36(2H,t,J=6.6Hz),4.33−4.08(2H,m),4.00−3.93(1H,m),3.89−3.81(1H,m),2.88(2H,t,J=6.7Hz),2.75−2.62(2H,m),2.38(3H,s),2.34−2.25(1H,m),2.06−1.84(4H,m),1.81−1.71(1H,m),1.65−1.53(1H,m),1.51−1.38(1H,m),1.34−1.17(1H,m).
MS(ESI)m/z:479([M+H]+).
元素分析値 C273026として
計算値:C,67.77;H,6.32;N,5.85.
測定値:C,67.49;H,6.66;N,5.67.
[実施例56]
(1)4−(2−メトキシカルボニルテトラヒドロフラン−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
2−[2−(4−t−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノールより得た炭酸 2−[2−(4−t−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(338mg)と参考例14−(2)で得た化合物(170mg)から標題化合物(291mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.89(2H,dt,J=8.6,2.2Hz),7.44(2H,dt,J=8.7,2.1Hz),4.32(2H,t,J=6.7Hz),4.28−4.04(2H,m),3.94−3.83(2H,m),3.73(3H,s),2.83(2H,t,J=6.9Hz),2.73−2.62(2H,m),2.32(3H,s),2.28−2.16(1H,m),1.98−1.78(4H,m),1.71−1.62(1H,m),1.60(1H,d,J=13.7Hz),1.43−1.18(11H,m).
MS(ESI)m/z:499([M+H]+).
(2)4−(2−カルボキシテトラヒドロフラン−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例56−(1)で得た化合物(291mg)から標題化合物(241mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:7.89(2H,dt,J=8.3,2.0Hz),7.44(2H,dt,J=8.7,2.0Hz),4.37−4.06(4H,m),4.03−3.96(1H,m),3.88(1H,dd,J=14.7,7.4 Hz),2.83(2H,t,J=6.7Hz),2.73−2.61(2H,m),2.35−2.27(4H,m),2.09−1.98(1H,m),1.96−1.84(3H,m),1.80−1.70(1H,m),1.63−1.39(2H,m),1.37−1.16(10H,m).
MS(ESI)m/z:485([M+H]+).
元素分析値 C273626・0.75H2Oとして
計算値:C,65.11;H,7.59;N,5.62.
測定値:C,65.12;H,7.47;N,5.47.
[実施例57]
(1)4−(メトキシカルボニルフェノキシメチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エタノールより得た炭酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(350mg)と参考例15−(2)で得た化合物(200mg)から、標題化合物(292mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.5,1.7Hz),7.95−7.82(3H,m),7.55−7.49(2H,m),7.29−7.23(2H,m),6.97(1H,t,J=7.3Hz),6.84(2H,d,J=7.8Hz),4.41(1H,d,J=6.1Hz),4.38(2H,t,J=6.8Hz),4.34−4.08(2H,m),3.73(3H,s),2.89(2H,t,J=6.6Hz),2.85−2.70(2H,m),2.39(3H,s),2.17−2.03(1H,m),1.90−1.79(1H,m),1.69−1.61(1H,m),1.56−1.41(2H,m).
MS(ESI)m/z:551([M+Na]+).
(2)4−(カルボキシフェノキシメチル)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
実施例57−(1)で得た化合物(292mg)より標題化合物(205mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.44(1H,s),8.01(1H,d,J=8.5Hz),7.85−7.80(3H,m),7.54−7.47(2H,m),7.23(2H,t,J=7.6Hz),6.95(1H,t,J=7.2Hz),6.88(2H,d,J=8.3Hz),4.43(1H,br s),4.33(2H,t,J=7.0Hz),4.30−4.08(2H,m),2.88(2H,t,J=6.8Hz),2.83−2.68(2H,m),2.37(3H,s),2.22−2.10(1H,m),1.92−1.78(1H, m),1.75−1.66(1H,m),1.63−1.47(2H,m).
MS(ESI)m/z:515([M+H]+).
元素分析値 C303026・0.75H2Oとして
計算値:C,68.23;H,6.01;N,5.30.
測定値:C,68.02;H,5.88;N,5.03.
[実施例58]
(1)4−tert−ブトキシカルボニルメトキシピペリジン−1−カルボン酸 2−(2−ビフェニル−4−イル−5−メチルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
2−(2−ビフェニル−4−イル−5−メチルオキサゾール−4−イル)エタノールより得た炭酸 2−(2−ビフェニル−4−イル−5−メチルオキサゾール−4−イル)エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(265mg)と参考例16−(2)で得た化合物(231mg)から、標題化合物(239mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:1.47(9H,s),1.51−1.65(2H,m),1.78−1.90(2H,m),2.35(3H,s),2.86(2H,t,J=6.7Hz),3.13−3.23(2H,m),3.52−3.60(1H,m),3.70−3.86(2H,m),3.99(2H,s),4.35(2H,t,J=6.7Hz),7.32−7.48(3H,m),7.60−7.70(4H,m),8.04(2H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:521([M+H]+).
(2)4−カルボキシメトキシピペリジン−1−カルボン酸 2−(2−ビフェニル−4−イル−5−メチルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
実施例58−(1)で得た化合物(207mg)をジクロロメタン(6mL)に溶解し、室温にてトリフルオロ酢酸(6mL)を加えて3.5時間攪拌した。溶媒を減圧下に留去して、残渣をジクロロメタンにて希釈して、水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧下に留去した。残渣をジオキサンに溶解後、凍結乾燥して、標題化合物(128mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:1.53−1.66(2H,m),1.79−1.93(2H,m),2.35(3H,s),2.88(2H,t,J=6.7Hz),3.12−3.22(2H,m),3.56−3.65(1H,m),3.72−3.89(2H,br),4.15(2H,s),4.34(2H,t,J=6.7Hz),7.32−7.50(3H,m),7.60−7.70(4H,m),8.03(2H,d,J=8.3Hz).
MS(ESI)m/z:465([M+H]+).
元素分析値 C252626・1H2Oとして
計算値:C,64.72;H,6.27;N,5.80.
測定値:C,65.02;H,6.26;N,5.70.
実施例58と同様にして、以下の実施例59から実施例62の化合物を合成した。
[実施例59]
(1)4−(1−tert−ブトキシカルボニルエトキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エタノールより得た炭酸 2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(374mg)と参考例17−(2)で得た化合物(211 mg)から、標題化合物(321mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3 )δ:1.35(3H,d,J=6.8Hz),1.40−1.68(11H,m),1.72−1.87(2H,m),2.33(3H,s),2.83(2H,t,J=6.6Hz),3.12−3.25(2H,m),3.48−3.57(1H,m),3.66−3.85(2H,m),3.95(1H,q,J=6.8Hz),4.32(2H,t,J=6.7Hz),7.25−8.15(4H,m).
MS(ESI)m/z:537,539([M]+).
(2)4−(1−カルボキシエトキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 2−[2−(3−ブロモフェニル)−5−メチルオキサゾール−4−イル]エチル エステル
Figure 2006022065
実施例59−(1)で得た化合物(321mg)より標題化合物(302mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:1.45(3H,d,J=6.8Hz),1.47−1.65(2H,m),1.73−1.90(2H,m),2.34(3H,s),2.85(2H,t,J=6.7Hz),3.10−3.22(2H,m),3.55−3.65(1H,m),3.68−3.87(2H,br),4.06−4.18(1H,m),4.32(2H,t,J=6.7Hz),7.29(1H,t,J=7.8Hz),7.52(1H,d,J=8.1Hz),7.89(1H,d,J=7.8Hz),8.12(1H,s).
MS(ESI)m/z:481,483([M]+).
標題化合物(306mg)より標題化合物のナトリウム塩(306mg)を得た。
元素分析値 C2124BrN2NaO6・1.5H2Oとして
計算値:C,47.56;H,5.13;Br,15.07;N,5.28.
測定値:C,47.56;H,4.99;Br,15.20;N,5.09.
実施例60
(1)4−(1−tert−ブトキシカルボニルプロポキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エタノール(53mg)より得た炭酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(100mg)と参考例18−(2)で得た化合物(80mg)から、標題化合物(110mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.46(1H,d,J=1.0Hz),8.08(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.94−7.82(3H,m),7.51(2H,dt,J=9.3,3.2Hz),4.37(2H,t,J=6.7Hz),3.80−3.67(3H,m),3.54−3.46(1H,m),3.29−3.18(2H,m),2.88(2H,t,J=6.7Hz),2.38(3H,s),1.80−1.50(6H,m),1.44(9H,s),0.96(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:523([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロポキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
実施例60−(1)で得た化合物(110mg)より標題化合物(61mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.46(1H,s),8.07(1H,dd,J=8.7,1.6Hz),7.93−7.82(3H,m),7.54−7.49(2H,m),4.37(2H,t,J=6.7Hz),4.00−3.92(1H,m),3.89−3.76(2H,m),3.61−3.53(1H,m),3.20−3.11(2H,m),2.88(2H,t,J=6.7Hz),2.38(3H,s),1.92−1.46(6H,m),0.97(3H,t,J=7.3Hz).
MS(ESI)m/z:467([M+H]+).
元素分析値 C263026・0.5H2Oとして
計算値:C,65.67;H,6.57;N,5.89.
測定値:C,65.75;H,6.72;N,5.40.
[実施例61]
(1)4−(1−tert−ブトキシカルボニルプロポキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル エステル
Figure 2006022065
参考例29−(4)で得た化合物(26mg)より得た炭酸 3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(50mg)と参考例18−(2)で得た化合物(80mg)から、標題化合物(41mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.08(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.94−7.82(3H,m),7.54−7.49(2H,m),4.14(2H,t,J=6.4Hz),3.82−3.67(3H,m),3.54−3.47(1H,m),3.29−3.19(2H,m),2.61(2H,t,J=7.4Hz),2.36(3H,s),2.10−2.02(2H,m),1.88−1.51(6H,m),1.47(9H,s),0.96(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:537([M+H]+).
(2)4−(1−カルボキシプロポキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 3−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)プロピル エステル
Figure 2006022065
実施例61−(1)で得た化合物(41mg)より標題化合物(32mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.07(1H,dd,J=8.6,1.7Hz),7.94−7.82(3H,m),7.51(2H,dt,J=9.3,3.2Hz),4.16(2H,t,J=6.4Hz),4.01−3.75(3H,m),3.62−3.54(1H,m),3.20−3.11(2H,m),2.61(2H,t,J=7.4Hz),2.36(3H,s),2.11−2.03(2H,m),1.93−1.74(4H,m),1.50−1.66(2H,m),0.98(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:481([M+H]+).
[実施例62]
(1)3−(1−tert−ブトキシカルボニルプロポキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エタノールより得た炭酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル 2,5−ジオキソピロリジン−1−イル エステル(176mg)と参考例19−(2)で得た化合物(198mg)から、標題化合物(183mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.48(1H,d,J=12.3Hz),8.08(1H,dt,J=8.7,1.3Hz),7.94−7.82(3H,m),7.54−7.49(2H,m),4.42−4.31(2H,m),4.15−3.55(3H,m),3.39−3.04(2H,m),2.95−2.78(3H,m),2.39(3H,s),2.02−1.89(1H,m),1.83−1.57(4H,m),1.50−1.39(10H,m),0.93(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:523([M+H]+).
(2)3−(1−カルボキシプロポキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 2−(5−メチル−2−ナフタレン−2−イルオキサゾール−4−イル)エチル エステル
Figure 2006022065
実施例62−(1)で得た化合物(183mg)より標題化合物(163mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:8.47(1H,s),8.07(1H,dt,J=8.8,2.0Hz),7.92−7.82(3H,m),7.51(2H,dt,J=9.8,3.4Hz),4.44−4.26(2H,m),4.07−3.86(1H,m),3.85−3.23(4H,m),3.21−3.12(1H,m),2.94−2.85(2H,m),2.38(3H,s),1.85−1.57(5H,m),1.51−1.36(1H,m),0.96(3H,t,J=7.4Hz).
MS(ESI)m/z:467([M+H]+).
元素分析値 C263026・0.5H2Oとして
計算値:C,65.67;H,6.57;N,5.89.
測定値:C,65.72;H,6.66;N,5.43.
[試験例1]
GAL4−hPPAR トランスアクチベーションアッセイ
(a)プラスミド
GAL4 DNA結合領域−PPARリガンド結合領域の融合蛋白発現プラスミドpFA−hPPARα/GAL4およびpFA−hPPARγ/GAL4は、それぞれhPPARαおよびhPPARγのLBD cDNAを、CMVプロモーター下に酵母のGAL4 DNA結合領域(GAL4 DBD)を持つ市販の発現ベクター(pFA trans−Activator plasmids,STRATAGENE社)に組み込むことで得た。レポーター蛋白発現プラスミドは、分泌型アルカリフォスファターゼ(SEAP)のcDNA上流にGAL4応答領域(GAL4 UAS)を持つ市販のプラスミド(pFR−SEAP,STRATAGENE社)を使用した。
(b)細胞培養およびトランスアクチべーションアッセイ
10%ウシ胎仔血清(Hyclone社)、100単位/mLペニシリンGおよび100mg/mL硫酸ストレプトマイシンを含む高グルコースのダルベッコの調整イーグル培地(DMEM)にHEK293T細胞を懸濁し、24ウェル細胞培養プレートに8×104個/ウェルの密度で播種した。5%CO2の加湿雰囲気下に37℃で24時間培養後、製造業者の説明に従ってリポフェクトアミン(Lipofectamine,Invitrogen社)およびプラス試薬(Plus Reagent,Invitrogen社)を用いて無血清条件下でトランスフェクションを行った。すなわち、リポフェクトアミン0.48μL、pFA−PPAR/GAL4発現プラスミド0.030μg、pFR−SEAP0.13μgを含む225μLのトランスフェクション用培地(OPTI−MEM,Invitrogen社)中、5%CO2雰囲気下に37℃で、細胞を5時間インキュベートした。次に、10%ウシ胎仔血清、100単位/mLペニシリンGおよび100mg/mL硫酸ストレプトマイシンおよび指定の2倍濃度の被験化合物を含む新鮮な高グルコースDMEMを等容量添加し、細胞を約48時間インキュベートした。化合物をDMSO中で可溶化したことから、同等濃度のDMSOとともに対照細胞のインキュベーションを行った。なお、最終DMSO濃度は0.1%以下であり、その濃度はトランスアクチベーション活性には影響しないことが明らかになっている。インキュベーション終了後、培養上清を回収し、キット(Reporter assay kit−SEAP,TOYOBO社)を用いて製造業者の説明に従ってSEAP活性を測定した。すなわち、培養上清5μLに等量の内在性アルカリフォスファターゼ阻害液を加えて37℃で30分間インキュベートし、次に化学発光基質(Lumiphos PLUS,Lumigen)を100μL添加して37℃で15分間インキュベートした後、発光をマルチラベルカウンター(ARVOsx,PerkinElmer)を用いて測定した。上記操作により得られた値と被験化合物の濃度との関係をプロットし、EC50値を求めた。
<試験結果>
下表に示すように、本発明の化合物は、強力なGAL4−hPPAR トランスアクチベーション活性を示した。
Figure 2006022065

Claims (12)

  1. 一般式(I)
    Figure 2006022065
    (上記式中、下記の部分構造は、5員の芳香族複素環を示し、
    Figure 2006022065
    (上記構造において、A、DおよびGは、各々独立に、炭素原子、酸素原子、硫黄原子または窒素原子を示し、Eは炭素原子または窒素原子を示す。ただし、Eが炭素原子の場合には、A、DおよびGの少なくとも1つが酸素原子、硫黄原子または窒素原子である。)
    mは、3〜6の整数を示し、
    nは、1〜4の整数を示し、
    pは、0〜4の整数を示し、
    qは、0または1の整数を示し、
    rは、0〜2の整数を示し、
    Yは、単結合または酸素原子を示し、
    1は、置換もしくは非置換のフェニル基、置換もしくは非置換のフェノキシフェニル基、置換もしくは非置換のビフェニル基、または置換もしくは非置換のナフチル基を示し、
    2、R4およびR5は、各々独立に、水素原子、水酸基、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、置換もしくは非置換の低級アルキル基、置換もしくは非置換のアミノ基、置換もしくは非置換のフェニル基、置換もしくは非置換のフェノキシ基、または置換もしくは非置換のアラルキル基を示し(ここで、rが2のときは2つのR2は同じでも異なっていてもよい)、
    6およびR7は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、置換もしくは非置換の低級アルキル基、アリル基、置換もしくは非置換のフェニル基、置換もしくは非置換のフェノキシ基、または置換もしくは非置換のアラルキル基;
    6とR4が一緒になって形成するアルキレン基;
    6とR7が一緒になって形成するアルキレン基;
    またはR6とR7が一緒になって形成するアルキレンオキシ基を示し、
    8は、水素原子、低級アルキル基または置換もしくは非置換のベンジル基を示す。)で表される化合物、その塩、およびそれらの溶媒和物。
  2. Aが酸素原子または硫黄原子であり、
    Eが炭素原子であり、
    Gが窒素原子であり、
    mが5であり、
    1が、置換もしくは非置換のフェニル基、置換もしくは非置換のフェノキシフェニル基、置換もしくは非置換のビフェニル基、または置換もしくは非置換のナフチル基である請求項1に記載の化合物、その塩、およびそれらの溶媒和物。
  3. rが2であり、2つのR2がそれぞれ低級アルキル基および水素原子である請求項1または2に記載の化合物、その塩、およびそれらの溶媒和物。
  4. Dが炭素原子であり、R2がDに結合した低級アルキル基である請求項1〜3のいずれかに記載の化合物、その塩、およびそれらの溶媒和物。
  5. pが0であり、qが1であり、R6が低級アルキル基または低級アルコキシ基であり、R7が水素原子である請求項1〜4のいずれかに記載の化合物、その塩、およびそれらの溶媒和物。
  6. Yが単結合である請求項1〜5のいずれかに記載の化合物、その塩、およびそれらの溶媒和物。
  7. 2がメチル基である請求項1〜6のいずれかに記載の化合物、その塩、およびそれらの溶媒和物。
  8. 6がメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、メトキシ基、エトキシ基またはプロポキシ基である請求項1〜7のいずれかに記載の化合物、その塩、およびそれらの溶媒和物。
  9. 8が水素原子である請求項1〜8のいずれかに記載の化合物、その塩、およびそれらの溶媒和物。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の化合物、その塩およびそれらの溶媒和物を有効成分とする医薬。
  11. 請求項1〜9のいずれかに記載の化合物、その塩およびそれらの溶媒和物及び薬学的に許容し得る担体を含有する医薬組成物。
  12. 請求項1〜9のいずれかに記載の化合物、その塩およびそれらの溶媒和物の、医薬製造のための使用。
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