JP2006009894A - Seal - Google Patents
Seal Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006009894A JP2006009894A JP2004186248A JP2004186248A JP2006009894A JP 2006009894 A JP2006009894 A JP 2006009894A JP 2004186248 A JP2004186248 A JP 2004186248A JP 2004186248 A JP2004186248 A JP 2004186248A JP 2006009894 A JP2006009894 A JP 2006009894A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- adhesive
- seal
- rubber member
- phenol resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Abstract
Description
この発明は、芯金とゴム部材とで構成され、前記芯金に、加硫接着剤を介して前記ゴム部材を一体成形することにより得られ、相対移動する二つの部材間を塞ぎ、一方の部材に係止する係止部を備え、前記ゴム部材の一部であるリップ部を他方の部材に接触させて使用されるシールに関する。 The present invention is composed of a cored bar and a rubber member, obtained by integrally molding the rubber member on the cored bar via a vulcanizing adhesive, closing between two members that move relative to each other, The present invention relates to a seal that includes an engaging portion that engages with a member and is used by bringing a lip portion that is a part of the rubber member into contact with the other member.
従来より、転がり軸受には、内部に存在するグリースや使用時に発生したダストが外部に漏洩したり、外部に浮遊する塵芥が内部に進入したりするのを防ぐために、外輪と内輪との間にシールが取り付けられている。このようなシールの付いた転がり軸受の一例を図1に示す。
この図の転がり軸受は両側にシールの付いた両シール軸受であり、そのシール1は、外周に鉤部を有するリング状の芯金2と、その外側に一体に加硫成形されたゴム部材3とで構成されている。
Conventionally, in order to prevent grease existing in the interior and dust generated during use from leaking to the outside or dust floating outside to enter the interior, the rolling bearing is provided between the outer ring and the inner ring. A seal is installed. An example of a rolling bearing with such a seal is shown in FIG.
The rolling bearing in this figure is a double-seal bearing with seals on both sides. The
シール1は、その機能上から、芯金の鉤部以外とその外側のゴム部材とからなる円環状の主部11と、芯金の鉤部とその外側のゴム部材とからなり外輪内面の止め溝41に係止される加締部12と、芯金の内周側のゴム部材からなり内輪外周面の受け溝51に配置されるリップ部13とに分けられる。また、この転がり軸受の受け溝51は、リップ部13をアキシャル方向から摺接(摺り接触)させる摺接面51aを有する。
そして、このシール1は、リップ部13を内輪外周面の受け溝51の摺接面51aに接触させた状態で、加締部12を弾性変形させながら外輪内周面の止め溝41に押し込むことによって、転がり軸受の外輪4と内輪5との間に配設される。
In view of its function, the
The
また、自動車用ハブユニットにも、外輪相当部材と内輪相当部材との空間を軸方向両端部で塞ぐために、シールが取り付けられている。自動車用ハブユニットの一例を図2に示す。このハブユニットは、外輪相当部材61と、内輪相当部材62と、玉63と、保持器64と、第1のシール65と、第2のシール66とで構成されている。そして、このハブユニットは、静止側部材である外輪相当部材61の取り付けフランジ61aが車体の懸架装置に固定され、回転側部材である内輪相当部材62の取り付けフランジ62aに車輪が固定される。
In addition, a seal is attached to the automobile hub unit in order to close the space between the outer ring equivalent member and the inner ring equivalent member at both axial ends. An example of an automobile hub unit is shown in FIG. The hub unit includes an outer ring
外輪相当部材61には二列の外輪軌道61bが、内輪相当部材62には二列の内輪軌道62bが形成され、両軌道間に玉63が配設されている。そして、外輪相当部材61と内輪相当部材62との間の玉63が配設された空間21の軸方向一端(図2で二列の玉10の右側)に、第1のシール65がスリンガ67とともに取り付けられている。また、前記空間21の軸方向他端(図2で二列の玉の左側)に、第2のシール66が取り付けられている。第1のシール65の拡大図を図3に、第2のシール66の拡大図を図4に示す。
Two rows of
図3に示すように、第1のシール65は、芯金651と、これに一体成形されたゴム部材652とで構成されている。外輪相当部材61には、第1のシール65を取り付けるための内周面61cと端面61dが形成されている。
芯金651は、外輪相当部材61の内周面61cに内嵌させる円筒状縁部651aと、端面61dに接触させる円板部651bと、傾斜部651cと、内側円板部651dとが一体化された形状である。スリンガ67は、内輪相当部材62の軸方向一端の外周面に外嵌させる円筒部67aと、円筒部67aの軸方向外端(図3の右側)から直径方向外側に向かう円板状縁部67bとが一体化された形状である。ゴム部材652は、スリンガ67の円筒部67aに摺接させる2つのリップ部652a,652bと、スリンガ67の円板状縁部67bに摺接させる1つのリップ部652cを有する。
As shown in FIG. 3, the 1st seal |
The
図4に示すように、第2のシール66は、芯金661と、これに一体成形されたゴム部材662とで構成されている。外輪相当部材61には、第2のシール66を取り付けるための内周面61eと端面61fが形成されている。
芯金661は、外輪相当部材61の内周面61eに内嵌させる円筒状縁部661aと、第一円板部661bと、これらの間の第一傾斜部661cと、第二円板部661dと、傾斜部661cと第二円板部661dの間の第二傾斜部661dと、が一体化された形状である。ゴム部材662は、内輪相当部材62の外周面に摺接させるラジアルシールリップ部662aと、内輪相当部材62の取り付けフランジ62aの基端面620に摺接させる2つのサイドシールリップ部302,303を有する。
As shown in FIG. 4, the 2nd seal |
The
また、自動車の水冷エンジンに使用されるウォーターポンプには、回転軸を支持する軸受内に水が浸入することと軸受内のグリース漏洩を防止するために、シールが取り付けられている。このウォーターポンプでは、例えば図5に示すように、一端にインペラ71を固定した回転軸Sの中央部が、軸方向に間隔を開けて配置した複数個の軸受J(この図5では、複数個の軸受の部分が断面ではなく、一体に形成された外輪の外周面が表示されている。)を介して、ケーシング72に回転自在に取り付けられている。このケーシング72には、冷却水Wを入れる冷却水容器73が固定されている。
In addition, a seal is attached to a water pump used for a water-cooled engine of an automobile in order to prevent water from entering a bearing that supports a rotating shaft and leakage of grease in the bearing. In this water pump, for example, as shown in FIG. 5, a plurality of bearings J (in FIG. 5, a plurality of bearings J in which the central portion of the rotating shaft S having an
この軸受Jとインペラ71との間をシール100で塞ぐことにより、冷却水や熱で冷却水が蒸発して発生する水蒸気が軸受内に侵入し難くなる。
このシール100は、図6に示すように、芯金200とゴム部材300とからなる。そして、ゴム部材300は、冷却水容器73側を向く2つのリップ部301,302と、軸受J側を向く1つのリップ部303を有する。また、このウォーターポンプ7の回転軸Sには、スリンガ8が嵌合してある。シール100は、図6の状態で、加締部150を、外輪40の内面に設けた止め溝410に係止することによって取り付けられる。この取り付けによって、スリンガ8の小円筒部81の外周面にリップ部301が接触し、このスリンガ8の大円筒部82の外周面にリップ部302が接触し、リップ部303が回転軸Sに接触した状態となる。
By sealing the gap between the bearing J and the
As shown in FIG. 6, the
ウォーターポンプ用のシールの別の例を図7に示す。このシール100のゴム部材300は、冷却水容器73側を向く2つのリップ部301,302と、軸受J側を向く1つのリップ部303を有する。また、このウォーターポンプ7の回転軸Sには、スリンガ8が嵌合してある。このスリンガ8の大円筒部82に別のゴム部材9が固定されている。このゴム部材9は外輪40の端面に接触させるリップ部91を有する。そして、スリンガ8の小円筒部81の外周面にリップ部301を接触させ、このスリンガ8の大円筒部82の内周面にリップ部302を接触させ、リップ部303を回転軸Sに接触させ、外輪40の端面にリップ部91を接触させて使用する。
Another example of the seal for the water pump is shown in FIG. The
なお、図1、3、4のシールは下記の特許文献1に、図5のウォーターポンプおよび図6のシールは下記の特許文献2に、図7のシールは下記の特許文献4に、それぞれ記載されている。
これらのシールの一般的な材料は、芯金としてはSPCCやSECCなどの鋼板が、リップ部等を形成するゴム部材としてはニトリルゴム、アクリルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム等の合成ゴムからなる部材が使用されている。そして、このシールは、芯金にリン酸亜鉛処理等の化成処理を行った後に、加硫接着剤を塗布し、乾燥させた後に、ゴム部材を一体成形することにより製造されている。
1, 3, and 4 are described in
Typical materials for these seals are steel plates such as SPCC and SECC as the core metal, and members made of synthetic rubber such as nitrile rubber, acrylic rubber, silicon rubber, and fluorine rubber as the rubber member forming the lip portion and the like. Is used. And this seal | sticker is manufactured by integrally forming a rubber member, after performing chemical conversion treatment, such as a zinc phosphate process, to a metal core, applying a vulcanized adhesive, and drying it.
このようなシールの製造に使用可能な加硫接着剤としては、下記の特許文献4に記載されたものが挙げられる。
特許文献4に記載された加硫接着剤は、レゾール型フェノール樹脂と、シランカップリング剤と、アルキレングリコールモノアルキルエーテルと水とからなる。この接着剤は、従来使用されている揮発性の有機溶剤に代えて水溶性の溶媒を用いることにより、環境への配慮がなされた水性の加硫接着剤である。
Examples of the vulcanized adhesive that can be used for manufacturing such a seal include those described in Patent Document 4 below.
The vulcanized adhesive described in Patent Document 4 comprises a resol type phenol resin, a silane coupling agent, an alkylene glycol monoalkyl ether, and water. This adhesive is an aqueous vulcanized adhesive in which consideration is given to the environment by using a water-soluble solvent instead of a volatile organic solvent that has been conventionally used.
なお、特許文献5には、イソシアネート基を有するポリエステル系ウレタン、クロロプレンゴム、ポリイソシアネート、ハロゲン化剤、および2−エチルヘキソエート類からなる接着剤組成物が記載されている。また、この接着剤の溶剤として、ハロゲン化炭化水素、例えば、メチレンクロライド、1,1,1−トリクロルエタン、トリクロルエチレン、パークロロエチレン、四塩化炭素等を使用することが記載されている。
上述したように、転がり軸受、自動車のハブユニット、ウォーターポンプ等に用いられるシールは、芯金の全面にゴム部材が加硫接着されるのではなく、ゴム部材が接着されない部分がある。そして、芯金を金型に入れて圧縮成形や射出成形でゴム部材を一体化する際の圧力で、前記部分を起点として接着剤層に亀裂や剥離が生じることがある。これに伴って、シールによる密封性能が低下する恐れがある。
本発明の課題は、芯金とゴム部材とで構成され、前記芯金に、加硫接着剤を介して前記ゴム部材を一体成形することにより得られるシールとして、水性の加硫接着剤を用いながら密封性能を確保できるものを提供することにある。
As described above, the seals used for rolling bearings, automobile hub units, water pumps, and the like have a portion where the rubber member is not bonded to the entire surface of the metal core, rather than the rubber member being bonded by vulcanization. Then, the pressure when the core member is put into the mold and the rubber member is integrated by compression molding or injection molding may cause cracking or peeling in the adhesive layer starting from the portion. In connection with this, there exists a possibility that the sealing performance by a seal | sticker may fall.
An object of the present invention is to use a water-based vulcanized adhesive as a seal that is composed of a metal core and a rubber member, and is obtained by integrally molding the rubber member on the metal core via a vulcanized adhesive. The object is to provide a device that can ensure sealing performance.
上記課題を解決するために、本発明は、芯金とゴム部材とで構成され、前記芯金に、加硫接着剤を介して前記ゴム部材を一体成形することにより得られ、相対移動する二つの部材間を塞ぎ、一方の部材に係止する係止部を備え、前記ゴム部材の一部であるリップ部を他方の部材に接触させて使用されるシールにおいて、前記加硫接着剤として、レゾール型フェノール樹脂とアルキレングリコールモノアルキルエーテルと水とからなり、レゾール型フェノール樹脂の含有率が1質量%以上10質量%以下、アルキレングリコールモノアルキルエーテルの含有率が10質量%以上45質量%以下である下塗り接着剤と、ノボラック型フェノール樹脂とアルキレングリコールモノアルキルエーテルと水とからなり、レゾール型フェノール樹脂の含有率が1質量%以上10質量%以下、アルキレングリコールモノアルキルエーテルの含有率が10質量%以上45質量%以下である上塗り接着剤を使用して得られたことを特徴とするシールを提供する。 In order to solve the above-mentioned problems, the present invention comprises a cored bar and a rubber member, and is obtained by integrally molding the rubber member on the cored bar via a vulcanized adhesive, and is relatively moved. In the seal used to close the gap between the two members and to be locked to one member, and to use the lip portion that is a part of the rubber member in contact with the other member, as the vulcanized adhesive, It consists of a resol-type phenol resin, an alkylene glycol monoalkyl ether, and water. The content of the resol-type phenol resin is from 1% by mass to 10% by mass, and the content of the alkylene glycol monoalkyl ether is from 10% by mass to 45% by mass. It consists of an undercoat adhesive, a novolac type phenolic resin, an alkylene glycol monoalkyl ether and water, and contains a resol type phenolic resin There is provided a seal characterized by 1 wt% to 10 wt%, the content of alkylene glycol monoalkyl ether is obtained by using a top coat adhesive or less 45 wt% to 10 wt%.
ノボラック型フェノール樹脂は、フェノールとホルムアルデヒドを酸性下で付加縮合して得られるフェノール樹脂であり、メチロール基を有さず、メチレン結合でフェニル基がが結合された構造である。レゾール型フェノール樹脂は、フェノールとホルムアルデヒドを塩基性下で付加縮合して得られるフェノール樹脂であり、メチロール基を多く有し、フェニル基がメチレン結合で、メチロール基がエーテル結合で結合された構造である。 A novolac type phenol resin is a phenol resin obtained by addition condensation of phenol and formaldehyde under acidic conditions, and has a structure in which a phenyl group is bonded by a methylene bond without having a methylol group. Resol-type phenolic resin is a phenolic resin obtained by addition condensation of phenol and formaldehyde under basic conditions. It has many methylol groups, phenyl groups are methylene bonds, and methylol groups are bonded by ether bonds. is there.
アルキレングリコールモノアルキルエーテルとしては、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル等のエチレングリコールモノアルキルエーテルが好ましい。
下塗り接着剤の前にシランカップリング剤を塗布することにより、あるいは、下塗り接着剤および上塗り接着剤にシランカップリング剤を混合することにより、接着性能を向上することができる。その際に、使用するシランカップリング剤としては、フェノール樹脂との結合性が高いアミノ系シランカップリング剤が好ましい。
As the alkylene glycol monoalkyl ether, ethylene glycol monoalkyl ethers such as ethylene glycol monobutyl ether and ethylene glycol monoisopropyl ether are preferable.
Adhesive performance can be improved by applying a silane coupling agent before the undercoat adhesive, or by mixing the silane coupling agent into the undercoat adhesive and the topcoat adhesive. In that case, as a silane coupling agent to be used, an amino-type silane coupling agent with high bondability with a phenol resin is preferable.
アミノ系シランカップリング剤としては、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(ポリエチレン)アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。
下塗り接着剤および上塗り接着剤にシランカップリング剤を混合する場合には、接着剤中のシランカップリング剤の含有率が1質量%以上10質量%以下となるようにすることが好ましい。
Examples of amino-based silane coupling agents include γ-aminopropyltriethoxysilane, N-phenyl-γ-aminopropyltrimethoxysilane, N-β- (aminoethyl) -γ-aminopropylmethyldimethoxysilane, and γ- (polyethylene). ) Aminopropyltrimethoxysilane, N-β (aminoethyl) γ-aminopropyltrimethoxysilane, and the like.
When a silane coupling agent is mixed in the undercoat adhesive and the topcoat adhesive, it is preferable that the content of the silane coupling agent in the adhesive is 1% by mass or more and 10% by mass or less.
本発明は、また、芯金とゴム部材とで構成され、前記芯金に、加硫接着剤を介して前記ゴム部材を一体成形することにより得られ、相対移動する二つの部材間を塞ぎ、一方の部材に係止する係止部を備え、前記ゴム部材の一部であるリップ部を他方の部材に接触させて使用されるシールにおいて、前記加硫接着剤として、レゾール型フェノール樹脂と、シランカップリング剤と、アルキレングリコールモノアルキルエーテルと水とからなり、レゾール型フェノール樹脂の含有率が1質量%以上10質量%以下、シランカップリング剤の含有率が1質量%以上10質量%以下、アルキレングリコールモノアルキルエーテルの含有率が10質量%以上45質量%以下である接着剤を使用して得られたことを特徴とするシールを提供する。 The present invention is also composed of a cored bar and a rubber member, obtained by integrally molding the rubber member on the cored bar via a vulcanized adhesive, and plugs between two members that move relative to each other, In a seal that includes a locking portion that locks to one member, and is used by contacting a lip portion that is a part of the rubber member with the other member, as the vulcanized adhesive, a resol type phenol resin, It consists of a silane coupling agent, an alkylene glycol monoalkyl ether and water, and the content of the resol type phenol resin is 1% by mass to 10% by mass, and the content of the silane coupling agent is 1% by mass to 10% by mass. In addition, the present invention provides a seal obtained by using an adhesive having an alkylene glycol monoalkyl ether content of 10% by mass or more and 45% by mass or less.
接着剤の塗布方法は、浸漬塗布、スプレー塗布、静電塗布のいずれの方法であってもよい。浸漬塗布の場合には、フェノール樹脂の含有率が1質量%以上10質量%以下の範囲で、溶媒(アルキレングリコールモノアルキルエーテルと水)の濃度を高くして、複数回浸漬することが好ましい。接着剤を塗布した後に、120〜200℃に5〜30分間保持する焼き付け工程を行うことで接着剤層が形成される。この焼き付け工程は1回の浸漬毎に行ってもよい。フェノール樹脂の含有率が10質量%以下を超えると接着剤層の厚さが不均一になり易い。 The method for applying the adhesive may be any of dip coating, spray coating, and electrostatic coating. In the case of dip coating, it is preferable to immerse a plurality of times by increasing the concentration of the solvent (alkylene glycol monoalkyl ether and water) when the content of the phenol resin is in the range of 1% by mass to 10% by mass. After apply | coating an adhesive agent, an adhesive bond layer is formed by performing the baking process hold | maintained at 120-200 degreeC for 5 to 30 minutes. You may perform this baking process for every immersion. When the content of the phenol resin exceeds 10% by mass or less, the thickness of the adhesive layer tends to be uneven.
接着剤層の厚さは1μm以上30μm以下とし、好ましくは3μm以上20μm以下とする。接着剤層の厚さが1μm未満であると、十分な接着強度が得られない。30μmを超えると、ゴム部材を一体化する際の圧力で、ゴム部材が接着されない芯金の部分を起点として接着剤層に亀裂や剥離が生じ易くなる。
ゴム部材の材質は、ニトリルゴム、アクリルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム等の合成ゴムとする。また、これらの合成ゴムに、適宜、補強剤、加硫剤、可塑剤を添加してもよい。
The thickness of the adhesive layer is 1 μm or more and 30 μm or less, preferably 3 μm or more and 20 μm or less. If the thickness of the adhesive layer is less than 1 μm, sufficient adhesive strength cannot be obtained. When the thickness exceeds 30 μm, cracking and peeling are likely to occur in the adhesive layer starting from a cored bar portion to which the rubber member is not bonded due to the pressure when the rubber member is integrated.
The material of the rubber member is a synthetic rubber such as nitrile rubber, acrylic rubber, silicon rubber, or fluorine rubber. Moreover, you may add a reinforcing agent, a vulcanizing agent, and a plasticizer to these synthetic rubbers suitably.
本発明のシールによれば、芯金とゴム部材とで構成され、前記芯金に、加硫接着剤を介して前記ゴム部材を一体成形することにより得られるシールとして、水性の加硫接着剤を用いながら密封性能を確保できる。 According to the seal of the present invention, a water-based vulcanized adhesive is used as a seal that is constituted by a metal core and a rubber member, and is obtained by integrally molding the rubber member on the metal core via a vulcanized adhesive. The sealing performance can be secured while using
以下、本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
「JIS Z 6256」の90度剥離試験用の試験片として、SPCC鋼板とニトリルゴム製の板を用意した。このSPCC鋼板の接着面に、脱脂および化成処理を行った後に、下記の表1に示す各組成の下塗り接着剤および上塗り接着剤からなる接着剤層を浸漬法により形成した。具体的には、2回浸漬を行い、各浸漬後に、室温乾燥後、170℃で10分間保持する焼き付け工程を行った。下塗り接着剤の厚さは3μm、上塗り接着剤の厚さは7μmとした。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
[First Embodiment]
A SPCC steel plate and a nitrile rubber plate were prepared as test pieces for the 90-degree peel test of “JIS Z 6256”. After performing degreasing and chemical conversion treatment on the adhesive surface of the SPCC steel sheet, an adhesive layer composed of an undercoat adhesive and an overcoat adhesive shown in Table 1 below was formed by a dipping method. Specifically, immersion was performed twice, and after each immersion, after baking at room temperature, a baking process of holding at 170 ° C. for 10 minutes was performed. The thickness of the undercoat adhesive was 3 μm, and the thickness of the topcoat adhesive was 7 μm.
次に、このSPCC鋼板の接着剤層が形成された面に、ニトリルゴム製の板を載せて、上から4.5MPaの圧力をかけた状態で5分間180℃に加熱した。これにより、SPCC鋼板とニトリルゴム製の板とが加硫接着された。
このようにして得られた各サンプルに対して、「JIS Z 6256」に基づいて、温度25℃で、90度剥離試験を行った。この試験は、得られた各サンプルを温度80℃、湿度90%の恒温恒湿槽に入れて所定時間経過後(72時間後、168時間後、336時間後、500時間後)に行って、接着面のゴム残存率を測定した。その結果を表1に示す。「○」はゴム残存率が96%以上の場合を、「△」はゴム残存率が90%以上の場合を示す。
Next, a plate made of nitrile rubber was placed on the surface of the SPCC steel plate on which the adhesive layer was formed, and heated to 180 ° C. for 5 minutes under a pressure of 4.5 MPa from above. As a result, the SPCC steel plate and the nitrile rubber plate were vulcanized and bonded.
Each sample obtained in this manner was subjected to a 90-degree peel test at a temperature of 25 ° C. based on “JIS Z 6256”. This test is performed after each sample obtained is placed in a constant temperature and humidity chamber at a temperature of 80 ° C. and a humidity of 90% (after 72 hours, 168 hours, 336 hours, and 500 hours). The rubber remaining rate on the bonded surface was measured. The results are shown in Table 1. “◯” indicates that the rubber remaining rate is 96% or more, and “Δ” indicates that the rubber remaining rate is 90% or more.
また、図1のシール1を以下の方法で作製した。
先ず、SECC鋼板をプレス加工することにより、芯金2を作製し、この芯金2の全面に脱脂および化成処理を行った後に、下記の表1に示す各組成の下塗り接着剤および上塗り接着剤からなる接着剤層を浸漬法により形成した。具体的には、2回浸漬を行い、各浸漬後に、室温乾燥後、170℃で10分間保持する焼き付け工程を行った。下塗り接着剤の厚さは3μm、上塗り接着剤の厚さは7μmとした。
次に、下記のゴム組成物をシール形成用の加硫金型内に入れ、温度180℃、圧力5MPa、処理時間3分の条件で加熱加圧成形することにより、ニトリルゴム製のゴム部材3を表1の各組成の加硫接着剤を介して、芯金2の外側に一体に成形した。
Moreover, the
First, a cored
Next, a rubber member 3 made of nitrile rubber is prepared by placing the following rubber composition in a vulcanization mold for forming a seal and performing heat and pressure molding under conditions of a temperature of 180 ° C., a pressure of 5 MPa, and a treatment time of 3 minutes. Were molded integrally on the outside of the cored
<ゴム組成物の成分とその配合比>
原料ゴム:中高ニトリルNBR(日本ゼオン(株)製「Nipol 1042」)を100質量部
加硫剤:高分散性硫黄(鶴見化学工業(株)製「Sulfax PMC」)を0.5質量部
加硫促進剤A: 大内新興化学工業(株)製「ノクセラーTT−P」を0.8質量部
加硫促進剤B: 大内新興化学工業(株)製「ノクセラーTET−G」を1.5質量部
加硫促進剤C: 大内新興化学工業(株)製「ノクセラーCZ−G」を1.0質量部
加硫促進助剤A(滑剤を兼ねる):ステアリン酸(花王(株)製「Lunac S −35」)を1.0質量部
加硫促進助剤B:酸化亜鉛(堺化学(株)製「フランス法1号」)を5.0質量部
<Rubber composition components and their blending ratio>
Raw rubber: 100 parts by mass of medium and high nitrile NBR (“Nipol 1042” manufactured by Nippon Zeon Co., Ltd.) Vulcanizing agent: 0.5 parts by mass of highly dispersible sulfur (“Sulfax PMC” manufactured by Tsurumi Chemical Co., Ltd.) Sulfur Accelerator A: 0.8 part by mass of “Noxeller TT-P” manufactured by Ouchi Shinsei Chemical Co., Ltd. Vulcanization Accelerator B: “Noxeller TET-G” manufactured by Ouchi New Chemical Co., Ltd. 5 parts by mass Vulcanization accelerator C: 1.0 part by mass of “Noxeller CZ-G” manufactured by Ouchi Shinsei Chemical Industry Co., Ltd. Vulcanization accelerator A (also serves as a lubricant): Stearic acid (manufactured by Kao Corporation) 1.0 part by weight of “Lunac S-35”) Vulcanization accelerating aid B: 5.0 parts by weight of zinc oxide (“French Law No. 1” manufactured by Sakai Chemical Co., Ltd.)
老化防止剤A:大内新興化学工業(株)製「ノクラックCD」を2.0質量部
老化防止剤B:大内新興化学工業(株)製「サンノック」を1.0質量部
カーボンブラック:三菱化学(株)製「ダイアブラックH」を50.0質量部
焼成クレー:土屋カオリン(株)製「SATINTONE No.5 」を30.0質量部
可塑剤:ポリエチレングリコール600 モノラウレート(三洋貿易(株)から入手)を5.0質量部
加工助剤:「TE80」(三洋貿易(株)から入手)を2.0質量部
このようにして得られた図1に示すシール1の各サンプルについて、接着剤層に剥離や亀裂が生じているかどうかを目視にて確認した。その結果も下記の表1に示す。
Anti-aging agent A: 2.0 parts by mass of “Nocrack CD” manufactured by Ouchi Shinsei Chemical Industry Co., Ltd. Anti-aging agent B: 1.0 parts by mass of “Sannok” manufactured by Ouchi New Chemical Co., Ltd. Carbon black: Mitsubishi Chemical Co., Ltd. “Dia Black H” 50.0 parts by mass Baking clay: Tsuchiya Kaolin Co., Ltd. “SATINTONE No. 5” 30.0 parts by mass Plasticizer: Polyethylene glycol 600 monolaurate (Sanyo Trading) 5.0 parts by mass of processing aid: “TE80” (obtained from Sanyo Trading Co., Ltd.) 2.0 parts by mass Each sample of
この結果から、加硫接着剤として、レゾール型フェノール樹脂5質量%と、エチレングリコールモノブチルエーテル10質量%以上45質量%以下と、残部水またはγ−アミノプロピルトリエトキシシラン3質量%と水からなる下塗り接着剤と、ノボラック型フェノール樹脂5質量%と、エチレングリコールモノブチルエーテル10質量%以上45質量%以下と、残部水またはγ−アミノプロピルトリエトキシシラン3質量%と水からなる上塗り接着剤を使用することにより、レゾール型フェノール樹脂5質量%と、エチレングリコールモノブチルエーテル5質量%と、残部水からなる下塗り接着剤と、ノボラック型フェノール樹脂5質量%と、エチレングリコールモノブチルエーテル10質量%以上45質量%以下と、残部水またはγ−アミノプロピルトリエトキシシラン3質量%と水からなる上塗り接着剤を使用した場合よりも、良好な接着性能が得られることが分かる。 As a result, the vulcanized adhesive is composed of 5% by mass of a resol type phenol resin, 10% by mass to 45% by mass of ethylene glycol monobutyl ether, the remaining water or 3% by mass of γ-aminopropyltriethoxysilane and water. Uses an undercoat adhesive, 5% by mass of a novolak-type phenolic resin, 10% by mass to 45% by mass of ethylene glycol monobutyl ether, the remaining water or 3% by mass of γ-aminopropyltriethoxysilane, and water. By doing so, an undercoat adhesive composed of 5% by mass of a resol type phenol resin, 5% by mass of ethylene glycol monobutyl ether, the remaining water, 5% by mass of novolac type phenol resin, and 10% by mass or more and 45% by mass of ethylene glycol monobutyl ether. % Or less and the remaining water or γ-amino Than using an overcoat adhesive made of triethoxysilane 3 wt% of water also, it can be seen that good adhesive performance.
なお、加硫接着剤として、レゾール型フェノール樹脂5質量%とトルエン95質量%とからなる下塗り接着剤と、ノボラック型フェノール樹脂5質量%とトルエン95質量%とからなる上塗り接着剤を使用した場合は、良好な接着性能が得られるが、トルエンを用いることで作業環境および環境汚染の点で問題がある。 In addition, as a vulcanized adhesive, an undercoat adhesive composed of 5% by mass of a resol type phenol resin and 95% by mass of toluene and an overcoat adhesive composed of 5% by mass of a novolac type phenol resin and 95% by mass of toluene are used. Although good adhesion performance can be obtained, using toluene has problems in terms of working environment and environmental pollution.
[第2実施形態]
「JIS Z 6256」の90度剥離試験用の試験片として、SPCC鋼板とニトリルゴム製の板を用意した。このSPCC鋼板の接着面に、脱脂および化成処理を行った後に、下記の表2に示す各組成の接着剤からなる接着剤層を浸漬法により形成した。具体的には、2回浸漬を行い、各浸漬後に、室温乾燥後、170℃で10分間保持する焼き付け工程を行った。接着剤層の厚さは10μmとした。
[Second Embodiment]
A SPCC steel plate and a nitrile rubber plate were prepared as test pieces for the 90-degree peel test of “JIS Z 6256”. After performing degreasing and chemical conversion treatment on the adhesion surface of the SPCC steel sheet, an adhesive layer made of an adhesive having each composition shown in Table 2 below was formed by a dipping method. Specifically, immersion was performed twice, and after each immersion, after baking at room temperature, a baking process of holding at 170 ° C. for 10 minutes was performed. The thickness of the adhesive layer was 10 μm.
次に、このSPCC鋼板の接着剤層が形成された面に、フッ素ゴム製の板を載せて、上から4.5MPaの圧力をかけた状態で5分間180℃に加熱した。これにより、SPCC鋼板とフッ素ゴム製の板とが加硫接着された。
このようにして得られた各サンプルに対して、「JIS Z 6256」に基づいて、温度25℃で、90度剥離試験を行った。この試験は、得られた各サンプルを温度80℃、湿度90%の恒温恒湿槽に入れて所定時間経過後(72時間後、168時間後、336時間後、500時間後)に行って、接着面のゴム残存率を測定した。その結果を表1に示す。「○」はゴム残存率が96%以上の場合を、「△」はゴム残存率が90%以上の場合を示す。
Next, a fluororubber plate was placed on the surface of the SPCC steel plate on which the adhesive layer was formed, and heated to 180 ° C. for 5 minutes under a pressure of 4.5 MPa from above. As a result, the SPCC steel plate and the fluororubber plate were vulcanized and bonded.
Each sample obtained in this manner was subjected to a 90-degree peel test at a temperature of 25 ° C. based on “JIS Z 6256”. This test is performed after each sample obtained is placed in a constant temperature and humidity chamber at a temperature of 80 ° C. and a humidity of 90% (after 72 hours, 168 hours, 336 hours, and 500 hours). The rubber remaining rate on the bonded surface was measured. The results are shown in Table 1. “◯” indicates that the rubber remaining rate is 96% or more, and “Δ” indicates that the rubber remaining rate is 90% or more.
また、図1のシール1を以下の方法で作製した。
先ず、SECC鋼板をプレス加工することにより、芯金2を作製し、この芯金2の全面に脱脂および化成処理を行った後に、下記の表2に示す各組成の接着剤からなる接着剤層を浸漬法により形成した。具体的には、2回浸漬を行い、各浸漬後に、室温乾燥後、170℃で10分間保持する焼き付け工程を行った。接着剤層の厚さは10μmとした。
次に、下記のゴム組成物をシール形成用の加硫金型内に入れ、温度170℃、圧力5MPa、処理時間3分の条件で加熱加圧成形を行った後、230度のオーブンで24時間二次加硫を行った。これにより、フッ素ゴム製のゴム部材3を表の各組成の加硫接着剤を介して、芯金2の外側に一体に成形した。
Moreover, the
First, a cored
Next, the following rubber composition is put into a vulcanization mold for forming a seal, subjected to heat and pressure molding under conditions of a temperature of 170 ° C., a pressure of 5 MPa, and a treatment time of 3 minutes, and then heated in a 230 ° C. oven. Time secondary vulcanization was performed. Thereby, the rubber member 3 made of fluororubber was integrally formed on the outside of the cored
<ゴム組成物の成分とその配合比>
フッ素ゴム:ダイキン工業(株)製「ダイエルG-701 」を100質量部
カーボンブラック:CANCARB Ltd.製「Thermax N-990 」を20.0質量部
加硫促進剤D:水酸化カルシウム(近江化学工業(株)製「CALDIC-2000 」)を6.0質量部
加硫促進剤E:酸化マグネシウム(協和化学工業(株)製「キョウワマグMA-150」)を3.0質量部
このようにして得られた図1に示すシール1の各サンプルについて、接着剤層に剥離や亀裂が生じているかどうかを目視にて確認した。その結果も下記の表2に示す。
<Rubber composition components and their blending ratio>
Fluoro rubber: 100 parts by mass of “Daiel G-701” manufactured by Daikin Industries, Ltd. Carbon black: 20.0 parts by mass of “Thermax N-990” manufactured by CANCARB Ltd. Vulcanization accelerator D: Calcium hydroxide (Omi Chemical) Industrial Co., Ltd. “CALDIC-2000”) 6.0 parts by mass Vulcanization accelerator E: Magnesium oxide (Kyowa Chemical Industry Co., Ltd. “Kyowa Mag MA-150”) 3.0 parts by mass About each sample of the obtained seal |
この結果から、加硫接着剤として、レゾール型フェノール樹脂5質量%と、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン5質量%と、エチレングリコールモノブチルエーテル10質量%以上45質量%以下と、残部水からなる接着剤を使用することにより、レゾール型フェノール樹脂5質量%と、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン5質量%と、エチレングリコールモノブチルエーテル5質量%と、残部水からなる接着剤を使用した場合よりも、良好な接着性能が得られることが分かる。
なお、加硫接着剤として、レゾール型フェノール樹脂5質量%と、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン5質量%と、残部トルエンからなる接着剤を使用した場合は、良好な接着性能が得られるが、トルエンを用いることで作業環境および環境汚染の点で問題がある。
From this result, as a vulcanized adhesive, an adhesive comprising 5% by mass of a resol type phenol resin, 5% by mass of γ-aminopropyltriethoxysilane, 10% by mass to 45% by mass of ethylene glycol monobutyl ether, and the balance water. By using an agent, compared to the case of using an adhesive consisting of 5% by mass of a resol type phenol resin, 5% by mass of γ-aminopropyltriethoxysilane, 5% by mass of ethylene glycol monobutyl ether, and the remaining water, It can be seen that good adhesion performance can be obtained.
In addition, when an adhesive composed of 5% by mass of a resol type phenolic resin, 5% by mass of γ-aminopropyltriethoxysilane, and the remaining toluene is used as a vulcanized adhesive, good adhesive performance can be obtained. The use of toluene has problems in terms of working environment and environmental pollution.
1 シール
11 主部
12 加締部
13 リップ部
2 芯金
3 ゴム部材
4 外輪
40 外輪
41 止め溝
410 止め溝
5 内輪
51 受け溝
51a 摺接面
61 外輪相当部材
62 内輪相当部材
63 玉
64 保持器
65 第1のシール
651 芯金
652 ゴム部材
66 第2のシール
661 芯金
662 ゴム部材
67 スリンガ
7 ウォーターポンプ
71 インペラ
72 ケーシング
73 冷却水容器
10 シール
20 芯金
30 ゴム部材
31 リップ部
32 リップ部(主リップ)
33 リップ部
8 スリンガ
81 スリンガの小円筒部
82 スリンガの大円筒部
9 ゴム部材
91 リップ部
100 シール
150 加締部
200 芯金
300 ゴム部材
DESCRIPTION OF
33 Lip portion 8
Claims (2)
相対移動する二つの部材間を塞ぎ、一方の部材に係止する係止部を備え、前記ゴム部材の一部であるリップ部を他方の部材に接触させて使用されるシールにおいて、
前記加硫接着剤として、
レゾール型フェノール樹脂とアルキレングリコールモノアルキルエーテルと水とからなり、レゾール型フェノール樹脂の含有率が1質量%以上10質量%以下、アルキレングリコールモノアルキルエーテルの含有率が10質量%以上45質量%以下である下塗り接着剤と、
ノボラック型フェノール樹脂とアルキレングリコールモノアルキルエーテルと水とからなり、レゾール型フェノール樹脂の含有率が1質量%以上10質量%以下、アルキレングリコールモノアルキルエーテルの含有率が10質量%以上45質量%以下である上塗り接着剤を使用して得られたことを特徴とするシール。 Consists of a cored bar and a rubber member, obtained by integrally molding the rubber member on the cored bar via a vulcanized adhesive,
In a seal that is used by closing a gap between two members that move relative to each other, and having a locking portion that locks to one member, and contacting a lip portion that is a part of the rubber member with the other member,
As the vulcanized adhesive,
It consists of a resol-type phenol resin, an alkylene glycol monoalkyl ether, and water. The content of the resol-type phenol resin is from 1% by mass to 10% by mass, and the content of the alkylene glycol monoalkyl ether is from 10% by mass to 45% by mass. An undercoat adhesive that is
It consists of a novolac type phenol resin, an alkylene glycol monoalkyl ether and water, and the content of the resol type phenol resin is 1% by mass to 10% by mass, and the content of the alkylene glycol monoalkyl ether is 10% by mass to 45% by mass. A seal characterized in that it is obtained using an overcoat adhesive.
相対移動する二つの部材間を塞ぎ、一方の部材に係止する係止部を備え、前記ゴム部材の一部であるリップ部を他方の部材に接触させて使用されるシールにおいて、
前記加硫接着剤として、
レゾール型フェノール樹脂と、シランカップリング剤と、アルキレングリコールモノアルキルエーテルと水とからなり、レゾール型フェノール樹脂の含有率が1質量%以上10質量%以下、シランカップリング剤の含有率が1質量%以上10質量%以下、アルキレングリコールモノアルキルエーテルの含有率が10質量%以上45質量%以下である接着剤を使用して得られたことを特徴とするシール。 Consists of a cored bar and a rubber member, obtained by integrally molding the rubber member on the cored bar via a vulcanized adhesive,
In a seal that is used by closing a gap between two members that move relative to each other, and having a locking portion that locks to one member, and contacting a lip portion that is a part of the rubber member with the other member,
As the vulcanized adhesive,
It consists of a resol-type phenol resin, a silane coupling agent, an alkylene glycol monoalkyl ether, and water. The content of the resol-type phenol resin is from 1% by mass to 10% by mass, and the content of the silane coupling agent is 1% by mass. % To 10% by mass and a sealant obtained by using an adhesive having an alkylene glycol monoalkyl ether content of 10% by mass to 45% by mass.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004186248A JP2006009894A (en) | 2004-06-24 | 2004-06-24 | Seal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004186248A JP2006009894A (en) | 2004-06-24 | 2004-06-24 | Seal |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006009894A true JP2006009894A (en) | 2006-01-12 |
Family
ID=35777369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004186248A Withdrawn JP2006009894A (en) | 2004-06-24 | 2004-06-24 | Seal |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006009894A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014017052A1 (en) * | 2012-07-26 | 2014-01-30 | Toyo Seal Industries Co., Ltd. | Bearing seal |
WO2019181020A1 (en) * | 2018-03-19 | 2019-09-26 | ダイベア株式会社 | Rolling bearing and rolling bearing manufacturing method |
-
2004
- 2004-06-24 JP JP2004186248A patent/JP2006009894A/en not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014017052A1 (en) * | 2012-07-26 | 2014-01-30 | Toyo Seal Industries Co., Ltd. | Bearing seal |
JP2014025107A (en) * | 2012-07-26 | 2014-02-06 | Toyo Seal Kogyo Kk | Bearing seal |
CN104471111A (en) * | 2012-07-26 | 2015-03-25 | 东洋seal工业株式会社 | Bearing seal |
WO2019181020A1 (en) * | 2018-03-19 | 2019-09-26 | ダイベア株式会社 | Rolling bearing and rolling bearing manufacturing method |
JPWO2019181020A1 (en) * | 2018-03-19 | 2021-02-04 | ダイベア株式会社 | Rolling bearings and manufacturing methods for rolling bearings |
JP7219706B2 (en) | 2018-03-19 | 2023-02-08 | ダイベア株式会社 | Rolling bearing and rolling bearing manufacturing method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8828178B2 (en) | Sealing device | |
US9422927B2 (en) | Swash plate for swash plate compressor and swash plate compressor | |
JP5130772B2 (en) | Coating agent | |
KR20090042919A (en) | Bonded piston seal | |
JP5665114B2 (en) | Sealing device | |
JP2006009894A (en) | Seal | |
JPH09109703A (en) | Paint composition and fuel cap packing | |
JP6520976B2 (en) | Sealed thrust bearing | |
US6292995B1 (en) | Powder coating as substrate for epoxy bonding of vibration isolation mounts | |
EP3404072B1 (en) | Coating agent, surface coated elastic body, and surface coated rubber metal laminated body | |
JP2003287043A (en) | Bearing and its mounting structure | |
JP2007002912A (en) | Rolling bearing | |
JP2014001747A (en) | Hub unit bearing | |
JP2006133018A (en) | Magnetic encoder | |
JP2019183975A (en) | Sealing member | |
JP2006266405A (en) | Rolling bearing and its manufacturing method | |
JP2013019529A (en) | Bearing device for wheel | |
EP3031952A1 (en) | (nitrile rubber)-metal-laminated gasket material | |
JP5234395B2 (en) | Manufacturing method of gasket material | |
JP2002372062A (en) | Rolling bearing | |
US20240125351A1 (en) | Thrust needle roller bearing | |
JP2003097575A (en) | Sealed rolling bearing | |
JP2010065819A (en) | Bearing for automobile accessory | |
JP2003083346A (en) | Seal device | |
JP2010065821A (en) | Retainer for ball bearing and ball bearing |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070523 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090901 |