JP2006002912A - Hydraulic controller of toroidal transmission mechanism - Google Patents
Hydraulic controller of toroidal transmission mechanism Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006002912A JP2006002912A JP2004182243A JP2004182243A JP2006002912A JP 2006002912 A JP2006002912 A JP 2006002912A JP 2004182243 A JP2004182243 A JP 2004182243A JP 2004182243 A JP2004182243 A JP 2004182243A JP 2006002912 A JP2006002912 A JP 2006002912A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- hydraulic
- valve
- variator
- transmission mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Friction Gearing (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
Description
本発明は、作業車両に使用されるトロイダル変速機構の油圧制御装置に関するものである。 The present invention relates to a hydraulic control device for a toroidal transmission mechanism used in a work vehicle.
特許文献1に示すように、トロイダル変速機構の変速装置の油圧制御装置が知られている。この油圧制御装置は、同文献の図2に示すように、バリエータローラを進退駆動するシリンダについて伸長側と短縮側の系統別にオイルポンプを設け、このオイルポンプによって供給された作動油の保持圧を調節するべく電気式油圧比例圧力制御弁を設けて構成される。この電気式油圧比例圧力制御弁に信号を送ることにより、バリエータローラ位置が進退調節されてその傾斜角を変更することにより、バリエータの変速比を無段階に調節することができる。
As shown in
しかし、上記油圧制御装置によるバリエータローラの進退動作は、制御弁の圧力設定精度上の圧力制御特性のばらつきの影響を受けることから、伸長側と短縮側の伝動制御特性の差を避けることができなった。
解決しようとする問題点は、トロイダル変速機構の変速装置の伝動制御特性について、制御弁の圧力設定精度によるバリエータローラ駆動シリンダの伸長側と短縮側の圧力制御特性の差を簡易な構成によって小さく抑えることができるトロイダル変速機構の油圧制御装置を提供することにある。 The problem to be solved is that the transmission control characteristic of the transmission of the toroidal transmission mechanism is reduced by a simple configuration to reduce the difference between the pressure control characteristics of the variator roller drive cylinder due to the pressure setting accuracy of the control valve. An object of the present invention is to provide a hydraulic control device for a toroidal transmission mechanism.
請求項1に係る発明は、無段変速伝動するためのバリエータローラ44を進退駆動する複動シリンダ44aの伸長側および短縮側と接続し、その伸長側および短縮側の作用油圧S1,S2をそれぞれ制御する2つの油圧制御部を備えるトロイダル変速機構の油圧制御装置において、上記2つの油圧制御部は、それぞれ、入力電流信号に応じて油圧を調節する電磁比例減圧弁53と、その出力圧をパイロット圧として受けることにより作用油圧の調節が可能な可変レデュースバルブ54とからなり、この可変レデュースバルブ54には、そのパイロット圧について予圧調節可能な圧力セット部54a,54sを付設したことを特徴とする。
上記電磁比例減圧弁により入力電流信号に応じたパイロット圧が可変レデュースバルブに作用して伸長側および短縮側のそれぞれについて圧力セット部により調節された増幅特性の圧力制御によりバリエータローラが進退駆動される。
According to the first aspect of the present invention, the
The electromagnetic proportional pressure reducing valve causes the pilot pressure corresponding to the input current signal to act on the variable reduce valve, and the variator roller is driven back and forth by the pressure control of the amplification characteristic adjusted by the pressure setting portion on each of the expansion side and the shortening side. .
請求項2に係る発明は、無段変速伝動するためのバリエータローラ44を進退駆動する複動シリンダ44aの伸長側および短縮側と接続し、その伸長側および短縮側の作用油圧S1,S2をそれぞれ制御する2つの油圧制御部を備えるトロイダル変速機構の油圧制御装置において、上記2つの油圧制御部は、それぞれ、入力電流信号に応じて油圧を調節する電磁比例減圧弁53と、その出力圧をパイロット圧として保持油圧の調節が可能な可変リリーフバル59ブとからなり、この可変リリーフバル59には、そのパイロット圧について予圧調節可能な圧力セット部59aを付設したことを特徴とする。
上記電磁比例減圧弁により入力電流信号に応じたパイロット圧が可変レデュースバルブに作用して伸長側および短縮側のそれぞれについて圧力セット部により調節された増幅特性の圧力制御によりバリエータローラが進退駆動される。
In the invention according to
The electromagnetic proportional pressure reducing valve causes the pilot pressure corresponding to the input current signal to act on the variable reduce valve, and the variator roller is driven back and forth by the pressure control of the amplification characteristic adjusted by the pressure setting portion on each of the expansion side and the shortening side. .
本発明のトロイダル変速機構の油圧制御装置は、以下の効果を奏する。
請求項1に係る発明の効果は、上記電磁比例減圧弁により入力電流信号に応じたパイロット圧が可変レデュースバルブに作用して伸長側および短縮側のそれぞれの増幅特性の圧力制御によりバリエータローラが進退駆動されることから、増幅特性の調節によって伸長側および短縮側のそれぞれの圧力制御特性を共通化することにより、バリエータローラの伝動制御精度を向上することができる。
The hydraulic control device for a toroidal transmission mechanism of the present invention has the following effects.
The effect of the invention according to
請求項2に係る発明の効果は、上記電磁比例減圧弁により入力電流信号に応じたパイロット圧が可変リリーフバルブに作用して伸長側および短縮側のそれぞれの増幅特性の圧力制御によりバリエータローラが進退駆動されることから、増幅特性の調節によって伸長側および短縮側のそれぞれの圧力制御特性を共通化することにより、バリエータローラの伝動制御精度を向上することができる。
The effect of the invention according to
本発明の実施の形態について、以下に図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る油圧制御装置が適用されるトロイダル変速装置を搭載した作業車両の1例を示す農用トラクタの側面図である。この農用トラクタは、前輪aと後輪bとを備えた機体前部にエンジンcを搭載し、このエンジンcの回転動力を変速装置1に伝達し、この変速装置1で適宜減速された動力を前輪aと後輪bとに伝達するとともに、後部のPTO軸kを介して作業機K1に出力するように構成している。また、オペレータによる操作のために、ステアリングハンドルhの前方に運転状態を表示するモニタm、下方にアクセルペダルp、変速装置1の上部に設けた操縦席qの側方に変速レバー7等が配置され、制御部Cにより自動変速可能に構成される。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a side view of an agricultural tractor showing an example of a work vehicle equipped with a toroidal transmission to which a hydraulic control device according to the present invention is applied. This agricultural tractor has an engine c mounted on the front part of the machine body having a front wheel a and a rear wheel b, transmits the rotational power of the engine c to the
上記変速装置1には、PTO軸kの伝動系とともに、トロイダル変速機構による走行伝動系を内設する。このトロイダル変速機構は、図2の要部構成側面図に示すように、軸端(図中の右端)側から動力を受ける走行伝動軸5について、フルトロイダル型バリエータによる変速部21、仕切壁9の後側に続く遊星機構22、Hi・Loの2つのクラッチからなる高低切替部23等を走行伝動軸5の軸線上に構成し、ミッションケース内の仕切壁9によって画成された所定の区画内に配置する。
In the
バリエータ21は、前後配置の2つの入力ディスク41,42と、その間に配置した出力ディスク43と、互いの対向面を円環凹面状に形成してこれらの対向面間に例えば120°の等分周間隔で介設する前後3つのバリエータローラ44…とによって構成する。前側の入力ディスク41は、その内部ピストンによって軸線方向に作用するエンドロードの油圧を受けつつ走行伝動軸5によって一体に回動支持し、出力ディスク43は、後方に延びるスリーブ状の伝動部材45を取付けて走行伝動軸5上に軸支するとともに、同伝動部材45上に後側の入力ディスク42を軸支することにより、バリエータローラ44…の傾斜に応じた無段変速動力を出力ディスク43により出力する。このバリエータローラ44…は、専用作動油を受けることにより伝動性を確保し、また、その進退位置を制御する油圧系により傾斜角度が調節されて無段変速伝動を行う。
The
バリエータ21の油圧制御系は、図3のシステム系統図に示すように、各バリエータローラ44…を進退駆動する複動型の油圧シリンダ44a…を備え、かつ、それぞれのシリンダロッド44b…に形成した油路を介して専用作動油を供給し、入力ディスク41,42と出力ディスク43との間の伝動を確保しつつ潤滑と冷却を行うとともに、各油圧シリンダ44aによるバリエータローラ44…の進退駆動と走行伝動軸5の軸端入力によるエンドロード圧とを制御する。
As shown in the system diagram of FIG. 3, the hydraulic control system of the
詳細には、バリエータローラ44…の油圧シリンダ44a…は、すべてを並列に油圧接続してその伸長側および短縮側の作用油圧をそれぞれ制御する伸長用および短縮用の2つの油圧制御部を介設する。これら2つの油圧制御部は、ポンプPからレデュースバルブ52によって所定の供給圧をそれぞれ受け、入力電流信号に応じて油圧を調節する電磁比例減圧弁53,53と、その出力圧をパイロット圧として作用油圧の調節が可能な可変レデュースバルブ54,54とにより構成する。これらのドレン側の作動油は、各シリンダロッド44b…からバリエータローラ44…の転動面に供給する。可変レデュースバルブ54,54のパイロットポートにそれぞれスプリング54s,54sと調節ねじ54a,54aとによる圧力セット部を付設する。
More specifically, the
また、上記油圧シリンダ44a…の伸長側と短縮側との油路間にはシャトル弁55を介設し、このシャトル弁55により夫々の制御圧S1,S2の高い方をパイロット圧とする圧力制御弁56によりバリエータローラ44…の傾斜動作による速度変更と対応してエンドロードを制御して各バリエータローラ44…の転動接触圧を調整する。これらの専用作動油は所定区画内に限定して循環使用する。
Further, a
上記シャトル弁55を除くバルブ類は、図4のバルブブロック構成例の展開図に示すように、メインリリーフRを含めてバルブブロック57として構成する。2つの可変レデュースバルブ54,54はそれぞれのパイロットピストン54p,54pに電磁比例減圧弁53,53の出力を対応して連通するとともに、圧力調節用のスプリング54s、54sと調節ねじ54a,54a等による圧力セット部をバルブブロック57のベース部に構成する。
The valves other than the
上記構成の油圧制御装置により、変速レバーと対応して電磁比例減圧弁53の入力電流信号が制御されることから、変速レバーの前後回動操作に応じたパイロット圧が可変レデュースバルブ54に作用し、伸長側および短縮側のそれぞれの増幅特性の圧力制御によりバリエータローラ44…が進退駆動される。例えば、図5の増幅特性例を示す圧力制御特性図のように、25キログラム重/平方センチメートル(以下において、「kgf/cm2」と表記する)用の電磁比例減圧弁53により50kgf/cm2用の可変レデュースバルブ54の増幅特性を得ることができる。
The hydraulic pressure control device configured as described above controls the input current signal of the electromagnetic proportional
この場合、電磁比例減圧弁53の制御特性C1に対して圧力セット部54aを調節することにより、圧力精度による特性のばらつき幅C1L〜C1Uがあっても、伸長側および短縮側に共通の制御特性C2に揃えることができる。したがって、増幅特性の調節によって伸長側および短縮側のそれぞれの圧力制御特性を共通化することにより、バリエータローラ44…の制御を介してバリエータ21の伝動制御精度を向上することができる。
In this case, by adjusting the
次に、バリエータ21の別の油圧制御系について説明する。以下において、前記同様の部材はその符号を付すことによって説明を省略する。
この油圧制御系は、図6のシステム系統図に示すように、バリエータローラ44…の油圧シリンダ44a…にポンプPからレデュースバルブ52によって所定の供給圧を伸長用および短縮用の作動油をそれぞれに受けてその保持圧を制御する2つの油圧制御部を設ける。これら2つの油圧制御部は、入力電流信号に応じて油圧を調節する電磁比例減圧弁53,53と、その出力圧をパイロット圧として保持油圧の調節が可能な可変リリーフバルブ59,59とにより構成する。これら可変リリーフバルブ59,59のパイロット圧は、それぞれスのプリング59sに作用する調節ねじ59aによる圧力セット部を付設する。また、バリエータローラ44…の各シリンダロッド44b…とエンドロード制御の圧力制御弁56は上記供給油圧と接続する。
Next, another hydraulic control system of the
In this hydraulic control system, as shown in the system diagram of FIG. 6, a predetermined supply pressure is supplied from the pump P to the
これらバルブ類は、図7の構成例展開図に示すように、メインリリーフRを含めてバルブブロック60として構成する。2つの可変リリーフバルブ59,59はそれぞれのパイロット圧として電磁比例減圧弁53,53の出力を対応して連通するとともに、それぞれのスプリング59s、59sのセット圧調節用の調節ねじ59a,59aをねじ込みホルダとしてバルブブロック60のベース部に構成する。
These valves are configured as a
上記構成の油圧制御装置により、伸長側と短縮側の2つの可変リリーフバルブ59,59の増幅特性をそれぞれの圧力セット部59a,59aによって調節することにより、前記同様に、伸長側と短縮側について制御特性を揃えることができる。
By adjusting the amplification characteristics of the two
バリエータ21のローラ潤滑回路は、図8の油圧系統図に示すように、メインリリーフRのTポートからバリエータローラ44…の各シリンダロッド44b…に作動油を供給する。これにより、メインリリーフRの不要な全流量を多数のバリエータローラ44…の潤滑に回すことができるので、通例による2次圧回路からオリフィスを通じて一定流量を供給する場合と比較し、多数のバリエータローラ44…のための潤滑油量が不足して必要な一定圧を保持できないという事態を招くことなく、ポンプ容量を小さく抑えてエンジン馬力ロスを最小限としつつ、低コストでバリエータローラの耐久性を確保することができる。
The roller lubrication circuit of the
バリエータ21のギヤ・ベアリング等の潤滑回路については、図9の油圧系統図に示すように、各電磁比例減圧弁53,53および減圧弁54,54のドレンポートから走行伝動軸5を介して潤滑油を供給するように構成する。これにより、オイルに漬からない伝動条件下におけるバリエータローラ44…の潤滑、冷却が可能となり、耐久性を確保することができる。
As for the lubrication circuit for gears and bearings of the
別のバリエータローラ44…の潤滑例としては、図10の油圧系統図のように、パイロットリリーフ弁Rのドレンポートからバリエータローラ44…の潤滑油(冷却油)を供給する。これにより、その不要な全流量(基本的に、シリンダ作動時以外はポンプの全流量)を多数のバリエータローラ44…の潤滑に回すことができるので、通例による2次圧回路からオリフィスを通じて一定流量を供給する場合と比較し、潤滑油量の不足(多くなると一定圧保持が困難)を補うべく、油量確保のための複数のポンプや、分流弁と組合わせた大容量ポンプ等を要することなく、ポンプ容量を小さく抑えてエンジン馬力ロスを最小限としつつ、低コストでバリエータローラの耐久性を確保することができる。
As another example of lubrication of the
この場合、バリエータローラ44…の潤滑回路には、可変レデュースバルブ54,54のドレンポートからさらに供給することにより、特に、機体の前後進等のバリエータローラ44…の急激な作動の時(作動シリンダの圧力S1,S2が入れ替わる時)にシリンダ作動に流量を取られてバリエータローラ44…の潤滑油(冷却油)が瞬間的ではあるが不足してバリエータローラ44…の耐久性を損なうという問題を解決することができる。
In this case, the lubrication circuit of the
上記バリエータ21のエンドロードは、バリエータローラ44…のシリンダ作動圧S1,S2の高い方をシャトル弁55によって直接供給し、かつ、この作動圧をパイロット圧としてパイロットリリーフRを構成し、このパイロットリリーフRは初期(エンドロード圧力が無い時)に5〜10kgf/cm2程度の低圧にセット可能に構成する。具体的には、バルブブロック61は、その展開断面図を図11に示すように、パイロットリリーフRは、リリーフポペットとパイロット受圧部とを一体部材R1とし、かつ、最低圧力をセットするスプリングR2と調整ねじR3とによりセット部を構成する。
The end load of the variator 21 directly supplies the higher one of the cylinder operating pressures S1, S2 of the
上記構成のパイロットリリーフRにPポートから作動油を受け、Eポートのエンドロードをシャトル弁55からパイロット受圧部に受け、セット部R2,R3によって圧力設定することにより、走行系に使用するエンジン馬力ロスを最小限に抑えてロータリ耕耘等のPTO出力の増加が可能となることから、燃費向上等により環境問題への対応が可能となる。
The pilot relief R having the above configuration receives hydraulic oil from the P port, receives the end load of the E port from the
また、上記パイロットリリーフRのセット部は、図12のバルブブロック61の断面展開図に示すように、リリーフポペットR5とパイロット受圧部(パイロットスプール)R4とを別部材として構成することにより、一体構成の場合の同軸度の精度を要することなく、個々の軸線加工によって両者の作動性を確保して安定したリリーフ動作が可能となる。
Further, as shown in the developed sectional view of the
走行伝動軸5の後段部のHiLoクラッチによる高低切替部23の油圧制御回路は、図13の油圧系統図に示すように、1個の電磁比例減圧弁71とHi側およびLo側の2つの別々のオンオフ切替弁(ソレノイドバルブ)72、72で構成し、高低切替部23の後段の走行出力軸73からそれぞれHi側およびLo側の対応するクラッチ74、74の油路に接続する。
As shown in the hydraulic system diagram of FIG. 13, the hydraulic control circuit of the high /
上記構成の高低切替部23の油圧制御回路は、Hi、Loを切替える時に、各クラッチの作動時間をカバーするように別々のオンオフ切替制御弁72、72によって両者をラップさせるように制御する。その具体的なHiLoクラッチの切替制御は、図14のクラッチ動作特性図に示すように、所定の回転(例えば40rpm)以内で一定時間についてHi側およびLo側が同時に入り、かつ、クラッチの作動時間を考慮してHi側を先に入れ(シリンダ作動圧S1,S2も同様)、かつ、図15(a)のHiLoクラッチとバリエータの制御圧力特性図に示すように、バリエータトルクに追従して圧力制御を行う。
When switching between Hi and Lo, the hydraulic control circuit of the high /
上記のようにクラッチ制御することにより、バリエータ21、遊星機構22、Hi―Loクラッチ23等からなるトロイダル変速装置において、Hi―Loを切替える時にHi―Loのクラッチ作動時間をカバーできるので、エンドロード圧力を保持してローラトルクを確保しつつ、作動シリンダ44aの一方の圧力(S1)を抜く前に他方の圧力(S2)を立てることができる。これにより、伝達トルクが抜けることなく、負荷作業時でのショックを防止することができる。また、図15(b)のトルク特性図に示すように、クラッチトルクをバリエータトルクの10〜15%増に設定することにより、機体走行時のタイヤスリップ、大きな凹凸等の外乱によるスパークをカットしてバリエータディスクの滑りや損傷を防止することができる。
By controlling the clutch as described above, the toroidal transmission comprising the
このように、バリエータ21、遊星機構22、Hi―Loクラッチ23等からなるトロイダル変速装置においては、バリエータローラ44…の飛び出し防止のために、エンドロード圧力を保持してトルクを確保し、この間に、別々のオンオフ切替弁72、72によって両者をラップさせるようにしてHi―Loのクラッチ作動時間をカバーすることができる。したがって、Hi―Loを切替える時のショックが低減されるとともに、耐コンタミ性を含めてバリエータローラの保護・耐久性向上が可能となる。
Thus, in the toroidal transmission including the
1 変速装置
21 バリエータ
41,42 入力ディスク
43 出力ディスク
44 バリエータローラ
44a 複動シリンダ
44b シリンダロッド
52 レデュースバルブ
53 電磁比例減圧弁
54 可変レデュースバルブ(減圧弁)
54a 調整ねじ(圧力セット部)
54p パイロットピストン
54s スプリング(圧力セット部)
59 可変リリーフバルブ
59a 調整ねじ(圧力セット部)
C1 制御特性
C1L、C1U 制御特性幅
C2 制御特性
P ポンプ
R メインリリーフ
S1,S2 シリンダ作動圧
1
54a Adjustment screw (pressure setting part)
59
C1 Control characteristics C1L, C1U Control characteristics range C2 Control characteristics P Pump R Main relief S1, S2 Cylinder operating pressure
Claims (2)
上記2つの油圧制御部は、それぞれ、入力電流信号に応じて油圧を調節する電磁比例減圧弁(53)と、その出力圧をパイロット圧として受けることにより作用油圧の調節が可能な可変レデュースバルブ(54)とからなり、この可変レデュースバルブ(54)には、そのパイロット圧について予圧調節可能な圧力セット部(54a,54s)を付設したことを特徴とするトロイダル変速機構の油圧制御装置。 The variator roller (44) for continuously variable speed transmission is connected to the extending side and the shortening side of the double acting cylinder (44a) that drives forward and backward, and the hydraulic pressures (S1, S2) on the extending side and the shortening side are respectively controlled. In a hydraulic control device for a toroidal transmission mechanism including two hydraulic control units,
The two hydraulic control units are respectively an electromagnetic proportional pressure reducing valve (53) that adjusts the hydraulic pressure in accordance with an input current signal, and a variable reduce valve (adjustable working hydraulic pressure by receiving the output pressure as a pilot pressure). 54), and the variable reduction valve (54) is provided with a pressure setting portion (54a, 54s) capable of adjusting a preload with respect to the pilot pressure, and a hydraulic control device for a toroidal transmission mechanism.
上記2つの油圧制御部は、それぞれ、入力電流信号に応じて油圧を調節する電磁比例減圧弁(53)と、その出力圧をパイロット圧として保持油圧の調節が可能な可変リリーフバル(59)ブとからなり、この可変リリーフバル(59)には、そのパイロット圧について予圧調節可能な圧力セット部(59a)を付設したことを特徴とするトロイダル変速機構の油圧制御装置。
The variator roller (44) for continuously variable speed transmission is connected to the extending side and the shortening side of the double acting cylinder (44a) that drives forward and backward, and the hydraulic pressures (S1, S2) on the extending side and the shortening side are respectively controlled. In a hydraulic control device for a toroidal transmission mechanism including two hydraulic control units,
The two hydraulic control units are respectively an electromagnetic proportional pressure reducing valve (53) that adjusts the hydraulic pressure in accordance with an input current signal, and a variable relief valve (59) that can adjust the holding hydraulic pressure using the output pressure as a pilot pressure. A hydraulic control device for a toroidal transmission mechanism, wherein the variable relief valve (59) is provided with a pressure setting portion (59a) capable of adjusting a preload with respect to the pilot pressure.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004182243A JP2006002912A (en) | 2004-06-21 | 2004-06-21 | Hydraulic controller of toroidal transmission mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004182243A JP2006002912A (en) | 2004-06-21 | 2004-06-21 | Hydraulic controller of toroidal transmission mechanism |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006002912A true JP2006002912A (en) | 2006-01-05 |
Family
ID=35771465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004182243A Withdrawn JP2006002912A (en) | 2004-06-21 | 2004-06-21 | Hydraulic controller of toroidal transmission mechanism |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006002912A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007120574A (en) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Jtekt Corp | Toroidal-type continuously variable transmission |
-
2004
- 2004-06-21 JP JP2004182243A patent/JP2006002912A/en not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007120574A (en) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Jtekt Corp | Toroidal-type continuously variable transmission |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009079757A (en) | Hydraulic vehicle clutch mechanism and method | |
JP5873814B2 (en) | Fluid supply device and transmission | |
US5009125A (en) | Speed control structure | |
US11725724B2 (en) | Control system and method thereof for multispeed transmission | |
JP2006002912A (en) | Hydraulic controller of toroidal transmission mechanism | |
KR101151459B1 (en) | Hydraulic variator control arrangement | |
JP4449073B2 (en) | Work vehicle having toroidal transmission | |
US20020128113A1 (en) | Control system for a continuously variable traction drive | |
JP4332039B2 (en) | Hydraulic system of traveling vehicle | |
JP4661109B2 (en) | Tractor toroidal transmission | |
JP6142167B2 (en) | Hydraulic mechanical continuously variable transmission | |
JP2011231845A (en) | Device for control of toroidal variable transmission mechanism | |
JP4960935B2 (en) | Driving transmission structure of work vehicle | |
JP4798710B2 (en) | Combine | |
JP4820351B2 (en) | Combined travel shifting structure | |
EP2402630A1 (en) | Working vehicle | |
JP4543987B2 (en) | Transmission control device for work vehicle equipped with toroidal transmission | |
JP5215196B2 (en) | Work vehicle travel control device | |
JP3302786B2 (en) | Valve body structure of toroidal type continuously variable transmission | |
JP4292338B2 (en) | Combine | |
JP3302787B2 (en) | Gear ratio control device for toroidal type continuously variable transmission | |
KR20050042650A (en) | Hydraulic control system of continuously variable transmission for vehicle | |
JP2009012683A (en) | Travelling control mechanism for working vehicle | |
JPS6260294B2 (en) | ||
JP2000154869A (en) | Transmission device of work machine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070904 |