JP2006002831A - Active vibration control supporting device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、振動体の荷重を受ける弾性体と、弾性体が少なくとも壁面の一部を構成する液室と、振動体の振動状態に応じた電流の供給を受けて往復動するアクチュエータと、アクチュエータにより往復動して液室の容積を変化させる可動部材と、アクチュエータに供給する電流を制御する制御手段とを備えた能動型防振支持装置に関する。 The present invention relates to an elastic body that receives a load of a vibrating body, a liquid chamber in which the elastic body forms at least a part of a wall surface, an actuator that reciprocates upon receiving a supply of current according to a vibration state of the vibrating body, and an actuator The present invention relates to an active vibration isolating support device including a movable member that reciprocates to change the volume of a liquid chamber and a control unit that controls a current supplied to an actuator.
かかる能動型防振支持装置は、下記特許文献1により公知である。 Such an active vibration isolating support device is known from Patent Document 1 below.
この能動型防振支持装置は、クランクシャフトの所定回転角毎に出力されるクランクパルスの時間間隔からクランク角速度を算出し、クランク角速度を時間微分したクランク角加速度からクランクシャフトのトルクを算出し、トルクの変動量としてエンジンの振動状態を推定し、エンジンの振動状態に応じてアクチュエータのコイルへの通電を制御して防振機能を発揮させるようになっている。
ところで、かかる能動型防振支持装置のアクチュエータにより駆動される可動部材の位置が基準位置に対して位置ずれすると、アクチュエータのエアギャップの大きさが基準値に対して変動するため、アクチュエータに同じ電流を供給しても可動部材の変位が一定にならず、可動部材の変位を精度良く制御して能動型防振支持装置に有効な防振機能を発揮させることが困難になる。 By the way, when the position of the movable member driven by the actuator of the active vibration isolating support apparatus is displaced from the reference position, the size of the air gap of the actuator fluctuates with respect to the reference value. However, it is difficult to control the displacement of the movable member with high accuracy so that the active vibration isolating support device exhibits an effective anti-vibration function.
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、能動型防振支持装置の可動部材の位置ずれを補償して有効な防振機能を発揮させることを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and an object thereof is to compensate for the displacement of the movable member of the active vibration isolating support device and to exhibit an effective vibration isolating function.
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、振動体の荷重を受ける弾性体と、弾性体が少なくとも壁面の一部を構成する液室と、振動体の振動状態に応じた電流の供給を受けて往復動するアクチュエータと、アクチュエータにより往復動して液室の容積を変化させる可動部材と、アクチュエータに供給する電流を制御する制御手段とを備えた能動型防振支持装置において、可動部材の基準位置の位置ずれを検出する変位センサを備え、制御手段は変位センサで検出した前記位置ずれを補償するようにアクチュエータに供給する電流を制御することを特徴とする能動型防振支持装置が提案される。 To achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, an elastic body that receives a load of the vibrating body, a liquid chamber in which the elastic body forms at least a part of a wall surface, and a vibration state of the vibrating body Active vibration isolator comprising: an actuator that reciprocates upon receipt of a current corresponding to the current; a movable member that reciprocates by the actuator to change the volume of the liquid chamber; and a control means that controls the current supplied to the actuator. The support device includes a displacement sensor that detects a displacement of the reference position of the movable member, and the control unit controls the current supplied to the actuator so as to compensate for the displacement detected by the displacement sensor. A mold anti-vibration support device is proposed.
尚、実施例の第1弾性体19は本発明の弾性体に対応し、実施例の第1、第2液室30,31は本発明の液室に対応し、実施例のエンジンは本発明の振動体に対応し、実施例のリフト量センサSbは本発明の変位センサに対応し、実施例の電子制御ユニットUは本発明の制御手段に対応する。
The first
請求項1の構成によれば、振動体の振動状態に応じた電流をアクチュエータに供給し、アクチュエータにより往復動する可動部材で液室の容積を変化させて防振機能を発揮させる際に、変位センサで検出した可動部材の基準位置の位置ずれを補償するようにアクチュエータに供給する電流を制御するので、可動部材を精度良く駆動して能動型防振支持装置に有効な防振機能を発揮させることができる。 According to the configuration of claim 1, when the current corresponding to the vibration state of the vibrating body is supplied to the actuator and the volume of the liquid chamber is changed by the movable member reciprocating by the actuator, the displacement is exerted. Since the current supplied to the actuator is controlled so as to compensate for the displacement of the reference position of the movable member detected by the sensor, the movable member is driven with high accuracy and the active vibration isolation support device exhibits an effective vibration isolation function. be able to.
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。 DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Embodiments of the present invention will be described below based on examples of the present invention shown in the accompanying drawings.
図1〜図3は本発明の一実施例を示すもので、図1は能動型防振支持装置の縦断面図、図2は図1の2部拡大図、図3は作用を説明するフローチャートである。
1 to 3 show an embodiment of the present invention. FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an active vibration isolating support device, FIG. 2 is an enlarged view of a
図1および図2に示すように、自動車のエンジンを車体フレームに弾性的に支持するために用いられる能動型防振支持装置M(アクティブ・コントロール・マウント)は、軸線Lに関して実質的に軸対称な構造を有するもので、概略円筒状の上部ハウジング11の下端のフランジ部11aと、概略円筒状の下部ハウジング12の上端のフランジ部12aとの間に、上面が開放した概略カップ状のアクチュエータケース13の外周のフランジ部13aと、環状の第1弾性体支持リング14の外周部と、環状の第2弾性体支持リング15の外周部とが重ね合わされてカシメにより結合される。このとき、下部ハウジング12のフランジ部12aとアクチュエータケース13のフランジ部13aとの間に環状の第1フローティングラバー16を介在させ、かつアクチュエータケース13の上部と第2弾性体支持部材15の内面との間に環状の第2フローティングラバー17を介在させることで、アクチュエータケース13は上部ハウジング11および下部ハウジング12に対して相対移動可能にフローティング支持される。
As shown in FIGS. 1 and 2, an active anti-vibration support device M (active control mount) used for elastically supporting an automobile engine on a body frame is substantially axisymmetric with respect to an axis L. A substantially cup-shaped actuator case having an open upper surface between a
第1弾性体支持リング14と、軸線L上に配置された第1弾性体支持ボス18とに、厚肉のラバーで形成した第1弾性体19の下端および上端がそれぞれが加硫接着により接合される。第1弾性体支持ボス18の上面にダイヤフラム支持ボス20がボルト21で固定されており、ダイヤフラム支持ボス20に内周部を加硫接着により接合されたダイヤフラム22の外周部が上部ハウジング11に加硫接着により接合される。ダイヤフラム支持ボス20の上面に一体に形成されたエンジン取付部20aが図示せぬエンジンに固定される。また下部ハウジング12の下端に設けたフランジ状の車体取付部12bが図示せぬ車体フレームに固定される。
The lower end and the upper end of the first
上部ハウジング11の上端のフランジ部11bにストッパ部材23の下端のフランジ部23aがボルト24…およびナット25…で結合されており、ストッパ部材23の上部内面に取り付けたストッパラバー26にダイヤフラム支持ボス20の上面に突設したエンジン取付部20aが当接可能に対向する。能動型防振支持装置Mに大荷重が入力したとき、エンジン取付部20aがストッパラバー26に当接することで、エンジンの過大な変位が抑制される。
A
第2弾性体支持リング15に膜状のラバーで形成した第2弾性体27の外周部が加硫接着により接合されており、第2弾性体27の中央部に埋め込むように可動部材28が加硫接着により接合される。第2弾性体支持リング15の上面と第1弾性体19の外周部との間に円板状の隔壁部材29が固定されており、隔壁部材29および第1弾性体19により区画された第1液室30と、隔壁部材29および第2弾性体27により区画された第2液室31とが、隔壁部材29の中央に形成した連通孔29aを介して相互に連通する。
The outer peripheral portion of the second
第1弾性体支持リング14と上部ハウジング11との間に環状の連通路32が形成されており、連通路32の一端は連通孔33を介して第1液室30に連通し、連通路32の他端は連通孔34を介して、第1弾性体19およびダイヤフラム22により区画された第3液室35に連通する。
An
次に、前記可動部材28を駆動するアクチュエータ41の構造を説明する。
Next, the structure of the
アクチュエータケース13の内部に固定コア42、コイル組立体43およびヨーク44が下から上に順次取り付けられる。コイル組立体43は、固定コア42の外周に配置されたボビン45と、ボビン45に巻き付けられたコイル46と、コイル46の外周を覆うコイルカバー47とで構成される。コイルカバー47には、アクチュエータケース13および下部ハウジング12に形成した開口13b,12cを貫通して外部に延出するコネクタ48が一体に形成される。
The
コイルカバー47の上面とヨーク44の下面との間にシール部材49が配置され、ボビン45の下面と固定コア42の上面との間にシール部材50が配置される。これらのシール部材49,50によって、アクチュエータケース13および下部ハウジング12に形成した開口13b,12cからアクチュエータ41の内部空間に水や塵が入り込むのを阻止することができる。
A
ヨーク44の円筒部44aの内周面に薄肉円筒状の軸受け部材51が上下摺動自在に嵌合しており、この軸受け部材51の上端には径方向内向きに折り曲げられた上部フランジ51aが形成されるとともに、下端には径方向外向きに折り曲げられた下部フランジ51bが形成される。下部フランジ51bとヨーク44の円筒部44aの下端との間にセットばね52が圧縮状態で配置されており、このセットばね52の弾発力で下部フランジ51bを弾性体53を介して固定コア42の上面に押し付けることで、軸受け部材51がヨーク44に支持される。
A thin cylindrical bearing
軸受け部材51の内周面に概略円筒状の可動コア54が上下摺動自在に嵌合する。前記可動部材28の中心から下向きに延びるロッド55が可動コア54の中心を緩く貫通し、その下端にナット56が締結される。可動コア54の上面に設けたばね座57と可動部材28の下面との間に圧縮状態のセットばね58が配置されており、このセットばね58の弾発力で可動コア54はナット56に押し付けられて固定される。この状態で、可動コア54の下面と固定コア44の上面とが、円錐状のエアギャップgを介して対向する。ロッド55およびナット56は固定コア42の中心に形成された開口42aの内部に緩く嵌合する。
A substantially cylindrical
能動型防振支持装置Mのアクチュエータ41に対する通電を制御する電子制御ユニットUには、エンジンのクランクシャフトの回転に伴って出力されるクランクパルスを検出するクランクパルスセンサSaと、可動部材28の位置(即ちエアギャップgの大きさ)を検出するリフト量センサSbとが接続される。エンジンのクランクパルスは、クランクシャフトの1回転につき24回、つまりクランクアングルの15°毎に1回出力される。
The electronic control unit U that controls energization to the
アクチュエータ41の下部に設けられたリフト量センサSbは、下部ハウジング12の車体取付部12bの下面にボルト66…で結合されたセンサハウジング59を備える。センサハウジング59の内部に固定したガイド部材60にセンサロッド61が摺動自在に支持されており、このセンサロッド61の下端がセンサハウジング59の底部との間に設けたコイルばね62で上方に付勢されることで、センサロッド61の上端がナット56の下面に当接する。
The lift amount sensor Sb provided at the lower portion of the
センサハウジング59の内部に固定した抵抗体63に、センサロッド61に固定した接点64が接触する。抵抗体63の下端と接点64との間の電気抵抗値がコネクタ65を介して電子制御ユニットUに入力される。可動部材20のリフト量は接点50の位置に対応しており、リフト量センサSbが出力する電気抵抗値の大きさは接点64の位置(つまり可動部材20の位置)に応じて変化するため、その電気抵抗値に応じて可動部材20のリフト量を検出することができる。
A
次に、上記構成を備えた本発明の実施例の作用について説明する。 Next, the operation of the embodiment of the present invention having the above configuration will be described.
自動車の走行中に低周波数のエンジンシェイク振動が発生したとき、エンジンからダイヤフラム支持ボス20および第1弾性体支持ボス18を介して入力される荷重で第1弾性体19が変形して第1液室30の容積が変化すると、連通路32を介して接続された第1液室30および第3液室35間で液体が行き来する。第1液室30の容積が拡大・縮小すると、それに応じて第3液室35の容積が縮小・拡大するが、この第3液室35の容積変化はダイヤフラム22の弾性変形により吸収される。このとき、連通路32の形状および寸法、並びに第1弾性体19のばね定数は前記エンジンシェイク振動の周波数領域で低ばね定数および高減衰力を示すように設定されているため、エンジンから車体フレームに伝達される振動を効果的に低減することができる。
When low-frequency engine shake vibration is generated while the vehicle is running, the first
前記エンジンシェイク振動よりも周波数の高い振動、即ちエンジンのクランクシャフトの回転に起因するアイドル時の振動や気筒休止時の振動が発生した場合、第1液室30および第3液室35を接続する連通路32内の液体はスティック状態になって防振機能を発揮できなくなるため、アクチュエータ41を駆動して防振機能を発揮させる。
When vibration having a higher frequency than the engine shake vibration, that is, vibration during idling or vibration during cylinder deactivation caused by rotation of the crankshaft of the engine occurs, the first
能動型防振支持装置Mのアクチュエータ41を作動させて防振機能を発揮させるべく、電子制御ユニットUはクランクパルスセンサSaからの信号に基づいてコイル46に対する通電を制御する。
The electronic control unit U controls the energization of the
即ち、図3のフローチャートにおいて、先ずステップS1でクランクパルスセンサSaからクランクアングルの15°毎に出力されるクランクパルスを読み込み、ステップS2で前記読み込んだクランクパルスを基準となるクランクパルス(特定のシリンダのTDC信号)と比較することでクランクパルスの時間間隔を演算する。続くステップS3で前記15°のクランクアングルをクランクパルスの時間間隔で除算することでクランク角速度ωを演算し、ステップS4でクランク角速度ωを時間微分してクランク角加速度dω/dtを演算する。続くステップS5でエンジンのクランクシャフト回りのトルクTqを、エンジンのクランクシャフト回りの慣性モーメントをIとして、
Tq=I×dω/dt
により演算する。このトルクTqはクランクシャフトが一定の角速度ωで回転していると仮定すると0になるが、膨張行程ではピストンの加速により角速度ωが増加し、圧縮行程ではピストンの減速により角速度ωが減少してクランク角加速度dω/dtが発生するため、そのクランク角加速度dω/dtに比例したトルクTqが発生することになる。
That is, in the flowchart of FIG. 3, first, in step S1, a crank pulse output from the crank pulse sensor Sa every 15 ° of crank angle is read, and in step S2, the read crank pulse is used as a reference crank pulse (specific cylinder). And the time interval of the crank pulse is calculated. In the next step S3, the crank angular velocity ω is calculated by dividing the crank angle of 15 ° by the time interval of the crank pulse, and in step S4, the crank angular velocity ω is time-differentiated to calculate the crank angular acceleration dω / dt. In the following step S5, the torque Tq around the engine crankshaft is set as I, and the moment of inertia around the engine crankshaft is set as I.
Tq = I × dω / dt
Calculate by This torque Tq is zero assuming that the crankshaft is rotating at a constant angular velocity ω, but in the expansion stroke, the angular velocity ω increases due to acceleration of the piston, and in the compression stroke, the angular velocity ω decreases due to deceleration of the piston. Since the crank angular acceleration dω / dt is generated, a torque Tq proportional to the crank angular acceleration dω / dt is generated.
続くステップS6で時間的に隣接するトルクの最大値および最小値を判定し、ステップS7でトルクの最大値および最小値の偏差、つまりトルクの変動量としてエンジンを支持する能動型防振支持装置Mの位置における振幅を演算する。そしてステップS8で、アクチュエータ41のコイル46に印加する電流のデューティ波形およびタイミング(位相)を決定する。
In the subsequent step S6, the maximum value and the minimum value of the temporally adjacent torque are determined, and in step S7, the active vibration isolation support device M that supports the engine as a deviation between the maximum value and the minimum value of the torque, that is, the amount of torque fluctuation. The amplitude at the position of is calculated. In step S8, the duty waveform and timing (phase) of the current applied to the
しかして、エンジンが車体フレームに対して下向きに移動し、第1弾性体19が下向きに変形して第1液室30の容積が減少したとき、それにタイミングを合わせてアクチュエータ41のコイル46を励磁すると、エアギャップgに発生する吸着力で可動コア54が固定コア42に向けて下向きに移動し、可動コア54にロッド55を介して接続された可動部材28に引かれて第2弾性体27が下向きに変形する。その結果、第2液室31の容積が増加するため、エンジンからの荷重で圧縮された第1液室30の液体が隔壁部材29の連通孔29aを通過して第2液室31に流入し、エンジンから車体フレームに伝達される荷重を低減することができる。
Thus, when the engine moves downward with respect to the vehicle body frame and the first
続いてエンジンが車体フレームに対して上向きに移動し、第1弾性体19が上向きに変形して第1液室30の容積が増加したとき、それにタイミングを合わせてアクチュエータ41のコイル46を消磁すると、エアギャップgに発生する吸着力が消滅して可動コア54が自由に移動できるようになるため、下向きに変形した第2弾性体27が自己の弾性復元力で上向きに復元する。その結果、第2液室31の容積が減少するため、第2液室31の液体が隔壁部材29の連通孔29aを通過して第1液室30に流入し、エンジンが車体フレームに対して上向きに移動するのを許容することができる。
Subsequently, when the engine moves upward with respect to the vehicle body frame and the first
このように、エンジンの振動の周期に応じてアクチュエータ41のコイル46を励磁および消磁することで、エンジンの振動が車体フレームの伝達するのを防止する能動的な制振力を発生させることができる。
In this way, by exciting and demagnetizing the
ところで、アクチュエータ41のコイル46が消磁しているとき、固定コア42および可動コア54間のエアギャップgが一定の大きさに維持されることが必要であり、このことは可動部材28が正しく基準位置になければならないことを意味している。アクチュエータ41のコイル46が消磁しているときに可動部材28が基準位置からずれており、エアギャップgが所定の基準値に一致していないと、コイル46に一定の電流を流しても、エアギャップgが過大であるときには可動コア54の吸着力が小さくなり、エアギャップgが過小であるときには可動コア54の吸着力が大きくなるため、可動部材28の変位を精度良く制御することが不可能になる。
By the way, when the
このようなエアギャップgの変動は、車両の発進時や制動時の前後加速度あるいは車両の旋回時の横加速度によりエンジンが前後方向あるいは左右方向に倒れようとし、能動型防振支持装置Mに圧縮荷重や引張荷重が作用したときに発生するだけでなく、経年変化で第2弾性体27やセットばね58が劣化したような場合にも発生する。
Such fluctuations in the air gap g are compressed by the active vibration-proof support device M because the engine tends to fall in the front-rear direction or the left-right direction due to the longitudinal acceleration when the vehicle starts or brakes or the lateral acceleration when the vehicle turns. It occurs not only when a load or tensile load is applied, but also when the second
そこで、図3のフローチャートのステップS9で可動部材28の位置が目標位置よりも低いか否かをリフト量センサSbで検出し、その結果、可動部材28の位置が目標位置よりも低ければ、即ちエアギャップgが基準値よりも小さければ、コイル46による可動コア54の吸着力が過大にならないように、ステップS10でコイル46に供給する電流のデューティ値を減少させる。逆に、可動部材28の位置が目標位置よりも高ければ、即ちエアギャップgが基準値よりも大きければ、コイル46による可動コア54の吸着力が過小にならないように、ステップS11でコイル46に供給する電流のデューティ値を増加させる。このとき、エアギャップgの変動量とデューティ値の補正量との関係は、予めマップとして電子制御ユニットUに記憶されている。
Therefore, the lift amount sensor Sb detects whether or not the position of the
以上のように、可動部材28の基準位置からの位置ずれであるエアギャップgの変動をリフト量センサSbで検出し、その検出結果に基づいてアクチュエータ41のコイル46に供給する電流のデューティ値を補正するので、可動部材28を精度良く目標リフト量で駆動して能動型防振支持装置Mの防振効果を有効に発揮させることができる。
As described above, the fluctuation of the air gap g, which is a displacement from the reference position of the
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。 Although the embodiments of the present invention have been described above, various design changes can be made without departing from the scope of the present invention.
例えば、実施例では自動車のエンジンを支持する能動型防振支持装置Mを例示したが、本発明の能動型防振支持装置Mは自動車のエンジン以外の任意の振動体の支持に適用することができる。 For example, in the embodiment, the active vibration isolation support device M that supports the engine of the automobile is illustrated, but the active vibration isolation support device M of the present invention can be applied to support any vibration body other than the engine of the automobile. it can.
19 第1弾性体(弾性体)
28 可動部材
30 第1液室(液室)
31 第2液室(液室)
41 アクチュエータ
Sb リフト量センサ(変位センサ)
U 電子制御ユニット(制御手段)
19 First elastic body (elastic body)
28
31 Second liquid chamber (liquid chamber)
41 Actuator Sb Lift Sensor (Displacement Sensor)
U Electronic control unit (control means)
Claims (1)
弾性体(19)が少なくとも壁面の一部を構成する液室(30,31)と、
振動体の振動状態に応じた電流の供給を受けて往復動するアクチュエータ(41)と、 アクチュエータ(41)により往復動して液室(30,31)の容積を変化させる可動部材(28)と、
アクチュエータ(41)に供給する電流を制御する制御手段(U)と、
を備えた能動型防振支持装置において、
可動部材(28)の基準位置の位置ずれを検出する変位センサ(Sb)を備え、制御手段(U)は変位センサ(Sb)で検出した前記位置ずれを補償するようにアクチュエータ(28)に供給する電流を制御することを特徴とする能動型防振支持装置。
An elastic body (19) that receives the load of the vibrating body;
A liquid chamber (30, 31) in which the elastic body (19) constitutes at least a part of the wall surface;
An actuator (41) that reciprocates upon receiving a supply of current according to the vibration state of the vibrating body; and a movable member (28) that reciprocates by the actuator (41) to change the volume of the liquid chamber (30, 31); ,
Control means (U) for controlling the current supplied to the actuator (41);
In an active vibration isolating support device comprising:
A displacement sensor (Sb) for detecting the displacement of the reference position of the movable member (28) is provided, and the control means (U) supplies the actuator (28) to compensate for the displacement detected by the displacement sensor (Sb). An anti-vibration support device for controlling a current to be generated.
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