JP2005530261A - 画像処理における、または画像処理に関する改良 - Google Patents

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Abstract

デジタル化マンモグラムのようなノイズの多い画像の処理に特に適した画像処理方法。画像中のコントラストに応じて拡散パラメータが調節される適応的異方性拡散処理方法を記載する。分割パラメータが画像中のコントラストに応じて適応的に設定される適応的中心分割方法も記載する。

Description

本発明は、画像処理に関し、特に画像の解釈を助ける画像の強調(enhancement)に関する。
画像、特にデジタル化画像を処理してノイズを低減し画像の解釈を助ける技法は多くある。このような技法は特に、通常は画像にノイズが多く、臨床的に重要な兆候のほとんどが微細なものであるために解釈することが難しい医療画像化の分野では重要である。一例として、多くの医療技法の基礎としてX線画像化が用いられており、特に、マンモグラフィは現在のところ、乳癌の早期検出に最適な検査である。乳癌の最も初期の指標の1つに微細石灰化(microcalcification)の存在があり、これは多くの場合、マンモグラムにおいて、局所化された明るい点として識別することができる。添付図面において、図1は、微細石灰化を示すマンモグラムのサンプルをいくつか示す。図1aおよび図1bは分離した石灰化を示し、一方で図1cおよび図1dは微細石灰化の集まり(cluster)を示す。放射線科医または臨床医がマンモグラム画像中の微細石灰化を発見するのを助ける画像強調技法があれば役立つだろう。しかし、このような技法は、臨床的に重要な微細石灰化の集まりをできるだけ見逃さず、かつあまり多くの偽陽性を示さないことが重要である。
マンモグラム中の微細石灰化を自動検出する方法は、例えば国際公開第00/52641号パンフレットおよび国際公開第01/69533号パンフレットにおいて提案されている。これらの技法は、hint表現として知られる、画像を適応させたものに基づいており、hint表現では、画像化プロセスに特有の特定の画像化パラメータが除去される。この結果として、実質的に、標準マンモグラムフォーマット(Standard Mammogram Format:SMF)として知られる正規化画像が得られ、hint表面として、またはhint値をグレイレベルに変換して(この場合、画像は従来のマンモグラムに似たものとなる)表示することができる。hint表現を生成する技法をここで繰り返すことはしないが、これらの技法は国際公開第00/52641号パンフレット(本明細書中に参照により援用する)に詳細に説明されている。添付図面の図2および図3はそれぞれ、元のマンモグラムおよび異なるhintすなわちSMF表現を示す。図2ではhint値が表面として示され、図3ではhint値がグレイレベルに変換され、従来のマンモグラムに近いSMFとして表示されている。
画像を強調する一技法は「拡散(diffusion)」として知られる。これは、本質的に、核(例えばガウス核)を用いて画像中の強度値(intensity value)を畳み込むことによって画像が処理される平滑化プロセスである。このような平滑化プロセスは画像の強調を助けることができるが、問題を生じる可能性もある。特に、背景に対して表示される対象物を含む画像では、対象物が背景の中へ平滑化されたりぼかされたり(blur)してしまうことは望ましくない。したがって、拡散処理を対象物内および背景内で行い、この2つの間の境界を越えては行わない、いわゆる「異方性拡散」技法が提案されている。このような技法は、例えばPeronaおよびMalik著「Scale-Space and Edge Detection Using Anisotropic Diffusion」(IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence, volume 12, number 7, July 1990)およびBlack等著「Robust Anisotropic Diffusion」(IEEE Transactions on Image Processing, volume 7, number 3, March 1998)(これらは参照により本明細書中に援用される)に開示されている。しかし、これらの技法では、反復回数、核のスケールおよび拡散係数自体を含む拡散プロセスのパラメータが通常、ユーザによって対話形式で設定される。これは、質および特性の異なる多くの画像が生成され、よって個々の画像毎にパラメータの自動設定が必要となる医用画像処理には非実用的である。
本発明の第1の態様は、異方性拡散プロセスを用いたマンモグラム画像の処理方法を提供し、この異方性拡散プロセスは、処理される画像に応じて適応的である。このプロセスは、画像の特性、例えば画像中のコントラストの測度(measure)に応じて自己適応する。この適応は自動であるため、異なるタイプの画像毎にユーザが画像を評価して拡散プロセスパラメータを設定する必要がない。
拡散プロセスは、そのパラメータ(例えばその拡散係数、および/または、例えばプロセス中の反復回数)を変化させることによって適応的なものにすることができる。例えば、拡散係数は画像中のコントラストに依存してもよい。特に拡散係数は、統計解析または画像中の局所的なコントラストの測度から(例えば局所的なコントラスト値の平均値および標準偏差に基づいて)計算してもよい。
したがって、本発明は、原画像を撮影し、おそらくは原画像を処理し、例えばマンモグラムにおいて既知の技法を用いてこの画像を強調して、標準マンモグラムフォーマットを生成し、おそらくはガウス微分を求める等の他の強調を行い、次に異方性拡散プロセスを適用することを伴い、拡散プロセスのパラメータの少なくとも1つは、この特定の画像の特性から計算される。
この技法は、異方性拡散処理を多くの異なる画像、例えば異なるマンモグラムに自動的に適用することを可能にすることが分かっている。マンモグラムの場合、この技法は、微細石灰化の処理画像における可視性の強調を行う。
本発明の別の態様は、コントラストベースの分割(segmentation)方法(例えばいわゆる中心(foveal)分割アルゴリズム)を用いることによって画像中の対象物を画像の背景から分割する方法を提供し、分割アルゴリズムは、処理される画像の特性(例えばコントラスト)に依存することによって適応的なものになる。
中心分割は、画像の領域における局所的なコントラストに基づく分割である。これは、Heucke等著「A New Image Segmentation Method Based on Human Brightness Perception and Foveal Adaptation」(IEEE Signal Processing Letters, volume 7, number 6, June 2000)において説明されているように、人間の明るさの知覚の解析に基づく。この論文に記載されている技法において、画像の領域は、局所的なコントラストが所定の最小コントラストよりも高いかどうかに応じて、対象物または背景のいずれかに属するように割り当てられる。最小コントラストは、人間の目によって知覚される最小コントラストとなるように計算される。しかし、本発明のこの態様では、分割技法を発展させて、分割プロセスのパラメータの少なくとも1つが画像特性から計算されるようにする。これにより、ユーザが分割パラメータを対話形式で設定する必要なく、特性の異なる画像の自動分割が可能になる。都合の良いことに、最小コントラスト値は、画像中のコントラスト、例えば画像中の局所的なコントラストの統計解析または測度に関して、例えば局所的なコントラスト値の平均値および標準偏差に基づいて定められる。
本発明の2つの態様を統合してもよく、これらの態様は、医用X線画像、特にデジタル化マンモグラムの処理に特に有用である。
本発明は、適切にプログラムされたコンピュータシステム上で画像処理方法を実行するプログラムコード手段を備えるコンピュータプログラム、コンピュータプログラムを保持するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、および画像処理方法を実行する画像処理装置にも及ぶ。
本発明はさらに、添付図面を参照して例として説明される。
図4は、本発明の1実施形態による画像処理のフロー図である。本実施形態では、本発明による処理の前に、画像を強調するための以前に提案されている処理を行う。
グレイレベルの原画像1をまずウィーナーフィルタを用いてぼかす。これにより、微細石灰化の検出における偽陽性の原因となるX線写真モトル(radiographic mottle)を除去することによって、画像のノイズがある程度除去される。ウィーナーフィルタは、原画像中のX線写真ノイズの特性に適合される。この技法は、M. Yam、 J.M. Brady、R.P. Highnam、R. English著「Denoising hint Surfaces: a Physics-based Approach」(Medical Image Computing and Computer-Assisted Intervention 1999, Springer-Verlag, Berlin Heidelberg New York (1999) 227-234)(参照により本明細書中に援用される)において説明されている。
次のステップは、国際公開第00/52641号パンフレットに記載されている技法を用いて標準マンモグラムフォーマット(SMF)5を生成することである。
これをさらに、国際公開第00/52641号パンフレットに開示されているグレア(glare)除去技法によって処理して、ぼかしたグレアのないSMF7を生成してもよい。
微細石灰化の検出誤りの主な原因は、増感スクリーン上の小さなほこりから主に現れるフィルム−スクリーンショットノイズであり、これは微細石灰化の視覚特性と似た視覚特性を有する。しかしショットノイズは、胸部内の構造ではなく、例えばスクリーン上のほこりにより生じるため、ぼやけがないことを特徴とする。したがって、このようなショットノイズは、ぼやけがないことで検出でき、その後画像から除去することができる。この技法は、R.P. Highnam、J.M. Brady、R. English著「Detecting Film-Screen Artifacts in Mammography using a Model-Based Approach」(IEEE Transactions in Medical Imaging, Vol. 18 (1999) 1016-1024)(参照により本明細書中に援用する)に記載されている。さらに、胸部の曲線構造(curvilinear structures)は、ノイズの多い画像で見た場合、微細石灰化と似た視覚特性を有する。したがって、曲線構造を除去する利用可能な技法のうちの1つを用いることが有利であるが、例えばそれは、K. Yates、C.J. Evans、J.M. Brady「Improving the Brake's Mammographic Mass Detection Algorithm Using Phase Congruency」(Proceedings of Digital Image Computing: Techniques and Applications, Melbourne (2002))(参照により本明細書中に援用する)に開示されるような、位相の一致(phase congruency)に基づくものである。
これにより、強調されたSMF9が結果として得られる。図7はこのアーチファクト(artifact)除去プロセスを示す。図7aは原画像を示し、図7bはショットノイズマップを示す(白い点がノイズである)。図7cは曲線構造マップを示し、図7dはショットノイズおよびCLSを除去した後の「きれいな(clean)」画像を示す。
次に、本発明によれば、きれいなSMF9に適応的異方性拡散プロセスを施して拡散画像11を生成し、次に適応的中心分割を施して微細石灰化のマップ13を生成する。これらのプロセスは、画像中の局所的なコントラストを表すパラメータkを用いることによって適応的なものになる。このパラメータは勾配マップ15から導出される。この勾配マップ15の計算は後述する。
異方性拡散をパラメータフォーマットにすることにより、異方性拡散は、その入力パラメータの微調整に対して高依存性になる。異方性拡散を用いて画像をぼかそうとする際に考慮すべきパラメータとして次の3つがある:k(コントラスト)、t(時間または反復回数)、およびσ(標準偏差またはスケール)。実際に、データセット中の画像がより複雑で変化に富むほど、データセット全体で良好に機能するこれらのパラメータの一組の値を選択することがより大きな問題となる。医用画像、そして確実にマンモグラムは、(センター、病院、地域、国または大陸における)集団の中で外観が大幅に変化する非常に複雑な画像であり、このことが、わずかな偽陽性およびより少ない偽陰性を生成するという重要な要件を非常に難しくしている。
本発明のこの実施形態によれば、画像に依存するコントラストパラメータkは、画像の特性に応じて変化する。時間パラメータtはスケールと同様に一定(すなわち一定の反復回数)となるように設定される。
本発明のこの実施形態によれば、適応的異方性拡散は、ガウス微分フィルタの使用から導出されたパラメータ、特にコントラスト値を用いて行われる。初めに、SMF9を処理し、以下の式2および式3に従って画像のガウス微分を導出する。
Figure 2005530261
ここで、Kは画像Iのガウス形であり、Mはガウス微分である。
次に、以下の式4に従って画像の局所的なコントラストの値gを計算する。
Figure 2005530261
局所的なコントラストは、N画素からなる近傍で計算される。これらの値gは、図10に示すように勾配マップで表示されてもよく、図10aおよび図10bはそれぞれ、分離した石灰化および微細石灰化の集まりを含む画像であり、図10cおよび図10dは対応する勾配マップである。勾配マップにおいて石灰化の可視性がより高くなっていることが分かる。
本実施形態では、計算されるコントラスト値kを次に、以下の式5に従って画像の勾配マップから計算する。この値は、局所的なコントラストの平均値に2つの標準偏差を加えたものとなるように設定される。この値は後に、異方性拡散プロセスならびに中心分割プロセスにおいて用いられる。
Figure 2005530261
値kを計算したら、きれいなSMF9に異方性拡散プロセスを適用する。これは、J. Weickert著「Anisotropic Diffusion in Image Processing」(B.B. Teubner, Stuttgart (1998))(参照により本明細書中に援用する)に開示されているものと同様の拡散テンソルを、ただし以下の固有値を使用して適用することを伴う。
Figure 2005530261
ここで、Iは最初の画像であり、Iσはガウス平滑化画像であり、kは計算されたコントラスト測度であり、nは適切な高い指数(例えば8または12)である。kが高い場合、すなわちコントラストが高く、よってエッジを示す場合、λの指数項の値は非常に小さく、よってエッジを超えた拡散が抑制されることが分かる。
図8は、原画像の一例と、それをk=5、σ=0.6を用いて、初めにt=20回の反復で、次にt=40回の反復で拡散したものを示す。拡散画像において微細石灰化ならびにノイズの可視性がより高くなっていることが分かる。図9aおよび図9bは、元のマンモグラムを図9aに示し、その表面プロットを図9bに示し、またマンモグラムの拡散SMFを図9cに、それに対応する表面プロットを図9dに示す。この場合、拡散は、k=15、σ=0.6およびt=5回の反復で行った。
図5および図6もまた画像の拡散を示す。図5aは、大きな石灰化およびいくつかのアーチファクトを含むマンモグラムのサンプルを示す。図5bは、画像を拡散した結果を示し、平滑な背景と石灰化とを明確に区別することができる。図6において、図6aは、左側の微細石灰化および右下側の大きなノイズの箇所を含むSMF画像である。図6bは図6aを拡散したものであり、図6cは図6aのSMF画像の3Dプロットである。表面プロットは、非常にノイズの多い外観を示しており、重要な構造はほとんど区別することができない。しかし、図6dは図6bの拡散画像の表面を示しており、微細石灰化が、同一画像中の非常にエッジの鋭いノイズ構造よりも平滑なエッジを有する丘として現れる一方、背景は平滑である。したがって、重要な構造をより容易に識別することができる。
図4に示すプロセスの最後のステップは、Heucke等が説明している中心方法のような適応的分割方法の適用である。この処理は拡散SMF画像11に対して行われる。内側領域、その近傍および背景用のマスクを用いて画像強度/値の一組の平均値を計算する。内側表面のヒストグラムにより対象物内の値の平均(μ)が得られ、画像全体のヒストグラムにより背景値の平均(μ)が得られる。近傍の値の平均(μ)は、マスクに適切なスケールを設定した強度の加重和として定義される。この場合、知覚可能なコントラストは次式で表される。
C=|μ−μ|/μ
次に、最小コントラスト値を計算する。ここでμ=w・μ+(1−W)・μであり、ここでwは0〜1の適切な重みである。実際はw=0.923で良好な結果が得られる。したがって、Cminは以下の式7に従って、cを√(k/200)として計算される。
Figure 2005530261
実際は、値b=0.0808で良好な結果が得られた。したがって分割プロセスは、勾配マップから計算されるkの値に基づき、よって処理される特定の画像に適応される。C>Cminである領域が微細石灰化としてマーキングされる。
図11は、様々な元のSMF画像を図11a、図11c、図11e、図11gおよび図11iに示し、対応する検出マップを図11b、図11d、図11f、図11hおよび図11jに示す。マーキングされた領域は、コントラストCが最小コントラストCminよりも大きい領域である。したがって微細石灰化は、図11b、図11d、図11f、図11hおよび図11jに示す分割されたマップ13において明確に可視であることが分かる。
本発明をマンモグラムの処理、特に標準マンモグラムフォーマットのマンモグラムの処理に関連して説明してきたが、本技法は、そのフォーマットでないマンモグラムや他の医用または非医用画像にも適用可能であることが理解されるべきである。
本発明は、適切にプログラムされたコンピュータシステム上で画像処理方法を実行するコンピュータプログラム、コンピュータプログラムを保持するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、および画像処理方法を実行する画像処理装置にも及ぶ。
微細石灰化を含むマンモグラムである。 微細石灰化を含むマンモグラムである。 微細石灰化を含むマンモグラムである。 微細石灰化を含むマンモグラムである。 マンモグラムである。 図2aのマンモグラムを標準マンモグラムフォーマットにしたものである。 マンモグラムである。 図3aのマンモグラムを標準マンモグラムフォーマットにしたものである。 本発明の1実施形態による画像処理を示すフロー図である。 大きな石灰化およびいくつかのアーチファクトを含むマンモグラムの一例である。 図5aの画像を拡散した結果を示す図である。 微細石灰化を含むSMF画像である。 図6aの画像を拡散変換したものである。 図6aのSMF画像の3dプロットである。 図6bの拡散画像の表面である。 マンモグラムのアーチファクト除去における原画像である。 マンモグラムのアーチファクト除去におけるショットノイズのマップである。 マンモグラムのアーチファクト除去における画像中の曲線構造のマップである。 マンモグラムのアーチファクト除去における、ショットノイズおよび曲線構造を除去した後の画像である。 原画像と画像を異なるパラメータで拡散したものを示す図である。 元のマンモグラムである。 図9aのマンモグラムの表面プロットである。 図9aのマンモグラムを拡散したものである。 図9cの拡散画像の表面プロットである。 石灰化のある原画像である。 石灰化のある原画像である。 図10aの画像の勾配マップである。 図10bの画像の勾配マップである。 図10aの画像を拡散したものである。 図10bの画像を拡散したものである。 元のSMF画像である。 図11aに対応する、本発明の1実施形態により微細石灰化を検出しマーキングした処理画像である。 元のSMF画像である。 図11cに対応する、本発明の1実施形態により微細石灰化を検出しマーキングした処理画像である。 元のSMF画像である。 図11eに対応する、本発明の1実施形態により微細石灰化を検出しマーキングした処理画像である。 元のSMF画像である。 図11gに対応する、本発明の1実施形態により微細石灰化を検出しマーキングした処理画像である。 元のSMF画像である。 図11iに対応する、本発明の1実施形態により微細石灰化を検出しマーキングした処理画像である。

Claims (15)

  1. 画像中のコントラストに応じて適応される異方性拡散プロセスを前記画像に適用することを含む画像処理方法。
  2. 前記異方性拡散プロセスの拡散係数が前記画像中のコントラストに応じて適応される請求項1に記載の方法。
  3. 前記拡散係数は前記画像中の局所的なコントラストから計算される請求項2に記載の方法。
  4. 前記拡散係数は前記画像中の局所的なコントラストの平均値から計算される請求項3に記載の方法。
  5. 前記画像のガウス微分を導出するステップと、
    前記異方性拡散プロセスをそのSMF画像に適用するステップと
    をさらに含む請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 画像を処理して前記画像中の対象物を背景から分割する方法であって、
    中心分割アルゴリズムを前記画像に適用することであって、前記画像の領域の局所的なコントラストが最小コントラスト値よりも大きい場合、前記画像の前記領域を対象物に割り当て、前記最小コントラスト値は前記画像中のコントラストに対して定められる、中心分割アルゴリズムを前記画像に適用すること
    を含む、画像を処理して前記画像中の対象物を背景から分割する方法。
  7. 前記最小コントラストは、前記画像中の局所的なコントラストの平均値から計算される請求項6に記載の方法。
  8. 前記局所的なコントラストは、前記対象物内および前記画像内の画像強度の加重和から計算される請求項6または7に記載の方法。
  9. 前記画像のガウス微分を導出するステップと、
    前記中心分割アルゴリズムをそのSMF画像に適用するステップと
    をさらに含む請求項6〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記画像中の局所的なコントラストの平均値は前記画像全体について計算される請求項4、7または8に記載の方法。
  11. 請求項6〜10のいずれか一項に記載の中心分割方法を用いて処理済みの画像を分割することをさらに含む請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記画像はX線画像である請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記画像は医用画像である請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記画像はマンモグラムである請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記処理済みの画像の領域を、微細石灰化を表すものとして識別するステップをさらに含む請求項13に記載の方法。
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