JP2005520216A - 三次元の立体映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

2つの偏光板を用いて三次元の立体映像を表示する装置を提供する。本発明の三次元の立体映像表示装置は、複数個の左眼映像画素と複数個の右眼映像画素とが交互に配列されている映像表示パネル部と、映像表示パネル部の前面に配置された第1の偏光板と、第1の偏光板の前面に配置された第2の偏光板とを含み、第1の偏光板は、複数個の左眼映像画素に対応する複数個の第1の左眼映像偏光子と複数個の右眼映像画素に対応する複数個の第1の右眼映像偏光子とを含み、第2の偏光板は、第2の左眼映像偏光部と第2の右眼映像偏光部とを含み、第2の左眼映像偏光部は、第1の左眼映像偏光子からの光を透過又は遮蔽させ、第2の右眼映像偏光部は、右眼映像偏光子からの光を透過又は遮蔽させる。

Description

本発明は、三次元の立体映像表示に関するものであり、特に、偏光板を用いた三次元の立体映像表示に関するものである。
三次元の立体映像表示に関連して、1836年にイギリスのチャールズ・ホイートストン(Charles Wheatstone)は、最初のステレオスコープ映像技術を発表した。その後、写真技術の発達と共に、20世紀初には、パララックス・バリアーとレンチキュラーレンズを用いた立体映像技術へ発展して、立体映像の新しい分野が開かれた。この後、20世紀中盤には、ホログラム映像処理技術が紹介されて、立体映像の新しい原理が提案された。近年は、色収差又は偏光フィルターを用いたメガネ式立体映像、時分割された映像を見る同期式シャッター方式、ヘッド・マウント・セットを用いた方式などが提案されている。
ホログラムを用いた三次元の立体映像処理方式の場合は、デジタル化された映像情報を処理するにはまだ実用化が困難であるというのが実情である。メガネを着用する三次元の立体映像処理方式には、色メガネをかけるアナグリフ(Anaglyph)方式、偏光メガネ方式、及び同期式シャッターメガネ方式などがあるが、これらは特殊メガネをかけなければならないという不都合、衛生の問題、人体への悪影響などを理由として、広く使用されていない。
従って、近年は、メガネを着用しない方式に対する研究が活発に進められている。メガネを着用しない方式として公知の代表的なものとしては、レンチキュラー(lenticular)方式とパララックス・バリアー(parallax barrier)方式がある。レンチキュラー方式は、円筒型のレンズを垂直に配列したレンチキュラー・レンズ板を映像パネルの前方に設ける構成である。パララックス・バリアー方式は一種のストライプのバリアーであるパララックス・バリアーを映像パネルの前方に設ける構成である。
最近、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(TFT-LCD)の普及に伴い、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ装置にパララックス・バリアーを結合して、三次元の立体映像表示装置を実現する技術が多数提案されている。
従って、本発明の理解のために、従来技術のパララックス・バリアー方式の三次元の立体映像表示の原理を説明する。図3a及び図3bは、従来のパララックス・バリアー方式の立体映像表示を示す図面である。図3a及び図3bに示したように、従来技術のパララックス・バリアー方式において、一定の間隔のスリットが周期的に配列されたパララックス・バリアー400が映像パネル100の前方に配置されている。パララックス・バリアー300のバリアー部分(図3aにおいて、黒い棒で示している。)は、左眼映像画素又は右眼映像画素からの光がそれぞれ右眼又は左眼に行くことを阻止する役割をし(図3aにおいて、点線部分が遮蔽される光を示す。)、スリット部分は、左眼映像画素からの光は左眼に行き、右眼映像画素からの光は右眼に行くようにする(図3aにおいて、実線部分がスリットを通る光を示す。)。従って、観察者はパララックス・バリアー400のスリット(401)を介して映像パネル300の特定の部分のみを見ることができるようになる。図3bは、観察者の左眼・右眼に至る光のみを示す図である。このようにして、観察者の左眼は左眼用の映像が表示される左眼画素からの光を、観察者の右眼は右眼用の映像が表示される右眼画素からの光を見ることになる。左眼画素と右眼画素から左眼と右眼に入射された光は、観察者に対する両像が離隔されているため両眼視差を生じ、観察者は、映像に対して立体感を感じるようになる。この技術は、原理的には極めて簡単で、実際マスクを通じて容易に具現可能である。
このようなパララックス・バリアーを用いた三次元の立体表示方式は、メガネなどの補助機構を着用する必要がないという長所がある。
ところが、パララックス・バリアーを用いた三次元の立体表示方式は、観測者の位置によって映像が良く見える位置が決められており、その決められた位置から外れると立体映像がぼけてしまったり、全く立体映像が見られないという問題点を有している。即ち、視線方向は、画面の法線方向と丁度一致させなければ立体映像の具現が完全にならず、視線方向が画面の法線方向から僅かでもずれると立体映像がぼけてしまったり、立体映像が全く現れなくなる。
また、パララックス・バリアーは、前方に設けられており、映像の解像度が半分に減るという短所がある。
次に、従来技術の偏光メガネを用いた立体映像表示方式について説明する。図4a及び図4bは、従来の偏光メガネを用いた立体映像表示の原理を示す図である。図4aに示したように、映像表示パネル部100には、偏光板300が配置されており、映像表示パネル部の左眼映像画素の前方には、45度の偏光板が配置されており、映像表示パネル部の右眼映像画素の前方には、−45度の偏光板が配置されている。観測者は偏光メガネ500をかけている。この偏光メガネ500の左眼側のレンズは、45度で偏光された光を透過させることができ、右眼側のレンズは、−45度で偏光された光を透過させることができるようになる。図4aにおいて、実線は偏光メガネ500を透過して左右眼に入る光を示し、点線は偏光メガネ500により遮蔽されて左右眼に入らない光を示す。観測者は、左眼は左眼の映像のみを、右眼は右眼の映像のみを見られるようになる。図4bは、観測者が認識する光、即ち、偏光メガネを透過する光のみを示す図である。
このような偏光メガネを用いる立体映像表示方式は、視線方向に関係なく、立体映像の分離が良好であるという長所がある。
ところが、このような偏光メガネを用いる立体映像表示方式も複数の問題点を有している。まず、偏光メガネ方式は目の疲労を加重させ、人によっては、1時間以上をかけて見る場合、嘔吐の症状が生じることもあり、立体映像を長時間見ることができないという問題点がある。
また、偏光メガネを用いる方式においては、三次元映像と二次元映像とを切り替えながら見ようとする場合に、メガネを外さなければならないという不都合がある。このような映像の切り換えの頻度が多い場合は、非常に不便になる。さらに、二次元映像と三次元映像とを共に表示する画像に対しては全く対応することができないという問題点がある。
本発明は、従来技術の上述の問題点を解決するために考案されたものである。
本発明に係る三次元の立体映像表示装置は、複数個の左眼映像画素と複数個の右眼映像画素とが交互に配列されている映像表示パネル部と、映像表示パネル部の前面に配置された第1の偏光板と、第1の偏光板の前面に配置された第2の偏光板とを含み、第1の偏光板は、複数個の左眼映像画素に対応する複数個の第1の左眼映像偏光子と複数個の右眼映像画素に対応する複数個の第1の右眼映像偏光子とを含み、第2の偏光板は、第2の左眼映像偏光部と第2の右眼映像偏光部とを含む。
本発明に係る三次元の立体映像表示装置において、第2の左眼映像偏光部は、第1の左眼映像偏光子から左眼に向かう光を透過させる第2の左眼映像透過偏光子及び第1の左眼映像偏光子から右眼に向かう光を遮蔽させる第2の左眼映像遮蔽偏光子を含み、第2の右眼映像偏光部は、第1の右眼映像偏光子から左眼に向かう光を遮蔽させる第2の右眼映像遮蔽偏光子及び第1の右眼映像偏光子から右眼に向かう光を透過させる第2の右眼映像透過偏光子を含むことが望ましい。
本発明に係る三次元の立体映像表示装置において、第1の左眼映像偏光子と第2の左眼映像偏光部とは、第1の偏光角を有し、第1の右眼映像偏光子と第2の右眼映像偏光部とは第2の偏光角を有し、第1の偏光角と第2の偏光角とは互いに90度の位相差を有することが望ましい。
本発明に係る三次元の立体映像表示装置において、第1の左眼映像偏光子と、第2の左眼映像透過偏光子と、第2の右眼映像遮蔽偏光子とは、第1の偏光角を有し、第1の右眼映像偏光子と、第2の左眼映像遮蔽偏光子と、第2の右眼映像透過偏光子とは、第2の偏光角を有し、第1の偏光角と第2の偏光角とは互いに90度の位相差を有することが望ましい。
本発明に係る三次元の立体映像表示装置において、第1の偏光角は45度であり、第2の偏光角は−45度であることが望ましい。
本発明に係る三次元の立体映像表示装置において、第1の偏光角は45度であり、第2の偏光角は−45度であることが望ましい。
本発明に係る三次元の立体映像表示装置において、第1の偏光板と第2の偏光板とは各々、活性と非活性に切り換え可能に構成されることが望ましい。
本発明に係る三次元の立体映像表示装置において、第2の偏光板はツイストネマチック液晶表示素子からなることが望ましい。
本発明に係る三次元の立体映像表示装置において、映像表示パネル部は、液晶表示パネルからなることが望ましい。
本発明に係る三次元の立体映像表示装置において、映像表示パネル部は、プラズマディスプレイパネルからなることが望ましい。
[第1の実施例]
以下、図面参照して本発明の好ましい実施例について説明する。
図1は、本発明の一実施例を示す図である。図1に示したように、本発明の一実施例による三次元の立体映像表示装置は、映像表示パネル部300と、その映像表示パネル部の前面に配置された第1の偏光板100と、第1の偏光板の前面に配置された第2の偏光板200とを含んでいる。
映像表示パネル部300は、左眼映像画素Lと右眼映像画素Rが配列されている。左眼映像画素Lには、左眼により見られる映像が表示され、右眼映像画素Rには、右眼により見られる映像が表示される。映像表示パネル部300は、公知されている液晶表示パネル、プラズマディスプレイパネル、電界発光を用いる有機パネルEL、又はCRTであることもある。
映像表示パネル部の左眼映像画素Lと右眼映像画素Rの配列状は、垂直及び水平に交互に配列され、マトリックス状をしている。即ち、左眼映像画素Lと右眼映像画素Rは、水平方向には交互に配列され、垂直方向には各々同種の画素が配列されることにより、ちょうど2種類の垂直の帯が交互に配列されている形状をしている(図1を参照)。
図2a及び図2bは、図1に示した本発明の三次元の立体映像表示装置において、第1の偏光板と第2の偏光板の作用を説明する概略図である。図2aにおいて、実線は、第1の偏光板100と第2の偏光板200の作用により左右眼に至る光を示し、点線は、第1の偏光板100と第2の偏光板200の作用により遮蔽され、左右眼に至らない光を示す。
図2aを参照すると、映像表示パネル部300の前面に配置されている第1の偏光板100は、複数個の第1の左眼映像偏光子110と複数個の第1の右眼映像偏光子120とを有し、左眼映像画素Lと右眼映像画素Rに対応して配列されている。これらの第1の左眼映像偏光子110と第1の右眼映像偏光子120の各々の個数は、映像表示パネル部300の左眼映像画素Lと右眼映像画素Rの個数と同じである。
第1の左眼映像偏光子110は、左眼映像画素Lから放出される光を所定の偏光角で偏光させる。第1の右眼映像偏光子120は、右眼映像画素Rから放出される光を第1の左眼映像偏光子110の偏光子と90度の位相差のある偏光角で偏光させる。本実施例では、左眼映像画素Lから放出される光を第1の左眼映像偏光子110が偏光させる偏光角は45度とし、右眼映像画素Rから放出される光を第1の右眼映像偏光子120が偏光させる偏光角は−45度とする。しかし、第1の左眼映像偏光子110の偏光角と第1の右眼映像偏光子120の偏光角とが90度の位相差だけあれば本発明の作用効果を奏することができるので、偏光角を特定角に限定するのが本発明の思想を限定することではない。
一方、左眼映像画素Lから放出される光が第1の右眼映像偏光子120に入射されないように、あるいは、右眼映像画素Rから放出される光が第1の左眼映像偏光子110に入射されないように、映像表示パネル部300と第1の偏光板100とは十分近接して配置することが望ましい。このようにすることから、左眼映像と右眼映像の像の分離が明確となり、観察者が認識する立体映像は更に鮮明となる。
第1の偏光板の第1の左眼映像偏光子110からの45度の偏光光と第1の右眼映像偏光子120からの−45度の偏光光とは各々第2の偏光板に入射する。第2の偏光板は、これらの偏光光を透過又は遮蔽する役割をする。
第2の偏光板200は、第2の左眼映像偏光部と第2の右眼映像偏光部とを含む。ここで、左眼映像偏光部(右眼映像偏光部)とは、左眼映像画素(右眼映像画素)から放出される光を透過又は遮蔽する役割をするという意味で付けられた名称である。第2の偏光板200は、第1の左眼映像偏光子の個数と同じ個数の第2の左眼映像偏光部と第1の右眼映像偏光子の個数と同じ個数の第2の右眼映像偏光部とを有し、第2の左眼映像偏光部は、第2の左眼映像透過偏光子210と第2の左眼映像遮蔽偏光子211とを有し、第2の右眼映像偏光部は、第2の右眼映像遮蔽偏光子220と第2の右眼映像透過偏光子221とを有する。
図2aに示したように、第2の左眼映像偏光部は、第1の偏光板100の第1の左眼映像偏光子から放出する偏光光を透過又は遮蔽するために2つの偏光子210、211からなる。
図面符号210は、第1の左眼映像偏光子110から左眼を向かう偏光光を透過させるための偏光子であり、左眼映像画素Lに表示された左眼映像が左眼に至って観察者に認識できるようにするので、‘第2の左眼映像透過偏光子'という。従って、第2の左眼映像透過偏光子210の偏光角は第1の左眼映像偏光子の偏光角と同一でなければならないということは容易に理解できるし、本実施例では、45度の偏光角を有している。
図面符号211は、第1の左眼映像偏光子110から右眼に向かう偏光光を遮蔽させるための偏光子であり、左眼映像画素Lに表示された左眼映像が右眼に至らないようにするので、‘第2の左眼映像遮蔽偏光子'という。従って、第2の左眼映像遮蔽偏光子211の偏光角は第1の左眼映像偏光子の偏光角と90度の位相差を有し、よって、本実施例では−45度の偏光角を有している。
図2aに示したように、第2の右眼映像偏光部は、第1の偏光板100の第1の右眼映像偏光子から放出する偏光光を透過又は遮蔽するために2つの偏光子220、221からなる。
図面符号220は、第1の右眼映像偏光子120から左眼に向かう偏光光を遮蔽させるための偏光子であり、右眼映像画素Rに表示された右眼映像が左眼に至らないようにするので、‘第2の右眼映像遮蔽偏光子'という。従って、第2の右眼映像遮蔽偏光子220の偏光角は第1の右眼映像偏光子の偏光角と90度の位相差を有し、よって、本実施例では45度の偏光角を有している。
図面符号221は、第1の右眼映像偏光子120から右眼を向かう偏光光を透過させるための偏光子であり、右眼映像画素Rに表示された右眼映像が右眼に至って観察者に認識できるようにするので、‘第2の右眼映像透過偏光子'という。従って、第2の右眼映像透過偏光子の偏光角は第1の右眼映像偏光子の偏光角と同一でなければならないということは容易に理解できるし、本実施例では−45度の偏光角を有している。
第2の偏光板200において、第2の左眼映像透過偏光子210と、第2の左眼映像遮蔽偏光子211と、第2の右眼映像遮蔽偏光子220と、第2の右眼映像透過偏光子221との配置位置は、システムの設計によって異なることがある。
図2aを参照すると、第2の左眼映像透過偏光子210と、第2の左眼映像遮蔽偏光子211と、第2の右眼映像遮蔽偏光子220と、第2の右眼映像透過偏光子221との手順に配置されている。しかし、図2aにおいて、左眼映像画素と右眼映像画素のそれぞれからの光が互いに交差する支点を基準とし、その支点から観察者側にこれらの4つの偏光子を設けると、第2の左眼映像透過偏光子210と、第2の右眼映像遮蔽偏光子220と、第2の左眼映像遮蔽偏光子211と、第2の右眼映像透過偏光子221との手順に配置することができる。このようにしても、本発明の特有の作用効果が得られる。
以上の構成によると、図2に示したように、映像表示パネル部の左眼映像画素からの左眼映像と右眼映像画素からの右眼映像は、観察者の左眼と右眼で互いに分離されて認識されるので、観察者は立体映像を認識することになる。
また、本実施例によると、三次元/二次元映像の切り換えが容易になるという効果が得られる。従来技術において偏光メガネを用いる方式においては、三次元映像と二次元映像とを切り換えながら見ようとする場合に、メガネを外したり、再びかけたりする不都合があり、このような映像の切り換えの頻度が多い場合は更に不便となった。本実施例によれば、このような従来技術の不都合を解消して、三次元/二次元映像の切り換えが自由になるという効果が得られる。
また、本実施例によると、三次元映像と二次元映像とを同時に同一の画面に表示することができるという効果がある。
本実施例による三次元映像表示装置は、従来のパララックス方式において画像の解像度が半分に減る問題点を解決して、解像度を増大することができるという効果がある。
本実施例による三次元映像表示装置は、従来に偏光メガネを着用することにより生じる観察者の疲労を低減することができるという効果がある。
[第2の実施例]
本発明の第2の実施例による三次元の立体映像表示装置は、上述した第1の実施例の構成を備え、特に、第1の偏光板及び第2の偏光板は各々活性と非活性に切り換え可能に構成するものである。
ここで、‘偏光板を非活性とする'という意味は、偏光を起こすことなく光を通過させるという意味である。
本発明の第2の実施例のように偏光板を活性と非活性に切り換え可能に構成すると、本発明の三次元の立体映像表示装置の活用度を更に増大することができる。
まず、第1の偏光板を活性とし、第2の偏光板を活性とするモードの場合は、上述した第1の実施例と同一の構成の三次元の立体映像表示装置を具現することができる。これに対する説明は、第1の実施例と同様であるので、省略する。
次に、第1の偏光板と第2の偏光板とを共に非活性とし、左眼映像画素又は右眼映像画素を選択的に活性化するモードの場合は、観察者は、立体映像を認識しなくなる。即ち、観察者は、通常の画像表示装置に表れる二次元映像を認識することになる。文書の作成のような作業は、立体映像よりはむしろ二次元映像で作業することが要求され、本発明の第2の実施例によれば、このような二次元映像での作業ができるようにする。
次に、第1の偏光板を活性とし、第2の偏光板を非活性とするモードにおいて偏光メガネをかけて見ると、従来技術の偏光メガネを用いる方式において得られる立体映像と同様の映像が得られる。偏光メガネを用いる方式は、上述したように複数の問題点を有しているが、観察者の位置に関係なく、立体映像を認識することができるというその特有の長所を有している。本実施例のこのようなモードでは、偏光メガネで得られる長所をそのまま実現することができる。
本実施例の三次元の立体映像表示装置によれば、多様なモードの切り換えが可能であり、パララックス・バリアー方式や偏光メガネの利用方式にモードの切り換えができるようにして、これらの方式の長所を一つの三次元の立体映像表示装置に得ることができるという効果がある。
本発明の三次元の立体映像表示装置によれば、従来のパララックス方式において画像の解像度が半分に減る問題点を解決して、解像度を減少させないという効果がある。
本発明の三次元の立体映像表示装置によれば、多様なモードの切り換えが可能であり、パララックス・バリアー方式や偏光メガネの利用方式にモードの切り換えをできるようにして、これらの方式の長所を一つの三次元の立体映像表示装置に得ることができるという効果がある。
本発明の三次元の立体映像表示装置によれば、三次元/二次元映像の切り換えが容易になるという効果が得られる。
本発明の三次元の立体映像表示装置によれば、従来技術において偏光メガネを用いる方式においては、三次元映像と二次元映像とを切り換えながら見ようとする場合に、メガネを外したり、再びかけたりする不都合がないという効果がある。本実施例によると、三次元の映像表示装置は従来に偏光メガネを着用することにより生じる観察者の疲労を低減することができるという効果がある。
本発明の三次元の立体映像表示装置によれば、三次元映像と二次元映像とを同時に同一の画面に表示することができるという効果がある。
本発明に係る三次元の立体映像表示装置において、第2の偏光板はツイスト・ネマチック液晶表示素子からなることが望ましい。ツイスト・ネマチック液晶表示素子は、活性/非活性の切り換えが容易で、偏光性を用いることができるためである。しかしながら、本発明は、このようなツイスト・ネマチック液晶表示素子のみに限定されることではない。
本発明に係る三次元の立体映像表示装置において、映像表示パネル部は、液晶表示パネル又はプラズマディスプレイパネルからなることが望ましい。しかしながら、本発明の映像表示パネル部は、有機EL又はCRTなど、いずれの映像表示装置にも適用することができる。
以上のように、本発明は、特定の実施例をもって説明されたが、本発明が上述された実施例のみに限定されることではなく、多様な変形と変更が可能であることは当業者であれば理解できる。本発明の範囲は、添付の特許請求範囲により決められる。
本発明の三次元の立体映像表示装置の斜視図。 図1に示した本発明の三次元の立体映像表示装置において第1の偏光板と第2の偏光板の作用を説明する概略図。 図1に示した本発明の三次元の立体映像表示装置において第1の偏光板と第2の偏光板の作用を説明する概略図。 従来のパララックス・バリアー方式の立体映像表示を示す図面。 従来のパララックス・バリアー方式の立体映像表示を示す図面。 従来の偏光メガネを用いた立体映像表示の原理を示す図面。 従来の偏光メガネを用いた立体映像表示の原理を示す図面。
符号の説明
300・・・映像表示パネル部
L・・・左眼映像画素
R・・・右眼映像画素
100・・・第1の偏光板
110・・・第1の左眼映像偏光子
120・・・第1の右眼映像偏光子
200・・・第2の偏光板
210・・・第2の左眼映像透過偏光子
211・・・第2の左眼映像遮蔽偏光子
220・・・第2の右眼映像遮蔽偏光子
221・・・第2の左眼映像透過偏光子

Claims (10)

  1. 三次元の立体映像表示装置において、
    複数個の左眼映像画素と複数個の右眼映像画素とが交互に配列されている映像表示パネル部と、
    前記映像表示パネル部の前面に配置された第1の偏光板と、
    前記第1の偏光板の前面に配置された第2の偏光板とを含み、
    前記第1の偏光板は、前記複数個の左眼映像画素に対応する複数個の第1の左眼映像偏光子と前記複数個の右眼映像画素に対応する複数個の第1の右眼映像偏光子とを含み、
    前記第2の偏光板は、第2の左眼映像偏光部と第2の右眼映像偏光部とを含むことを特徴とする三次元の立体映像表示装置。
  2. 前記第2の左眼映像偏光部は、前記第1の左眼映像偏光子から左眼に向かう光を透過させる第2の左眼映像透過偏光子及び前記第1の左眼映像偏光子から右眼に向かう光を遮蔽させる第2の左眼映像遮蔽偏光子を含み、第2の右眼映像偏光部は、前記第1の右眼映像偏光子から左眼に向かう光を遮蔽させる第2の右眼映像遮蔽偏光子及び前記第1の右眼映像偏光子から右眼に向かう光を透過させる第2の右眼映像透過偏光子を含むことを特徴とする請求項1に記載の三次元の立体映像表示装置。
  3. 前記第1の左眼映像偏光子と前記第2の左眼映像偏光部とは、第1の偏光角を有し、前記第1の右眼映像偏光子と第2の右眼映像偏光部とは第2の偏光角を有し、
    前記第1の偏光角と前記第2の偏光角とは互いに90度の位相差を有することを特徴とする請求項1に記載の三次元の立体映像表示装置。
  4. 前記第1の左眼映像偏光子と、前記第2の左眼映像透過偏光子と、前記第2の右眼映像遮蔽偏光子とは、第1の偏光角を有し、前記第1の右眼映像偏光子と、前記第2の左眼映像遮蔽偏光子と、前記第2の右眼映像透過偏光子とは、第2の偏光角を有し、
    前記第1の偏光角と前記第2の偏光角とは互いに90度の位相差を有することを特徴とする請求項2に記載の三次元の立体映像表示装置。
  5. 前記第1の偏光角は45度であり、前記第2の偏光角は−45度であることを特徴とする請求項3に記載の三次元の立体映像表示装置。
  6. 前記第1の偏光角は45度であり、前記第2の偏光角は−45度であることを特徴とする請求項4に記載の三次元の立体映像表示装置。
  7. 前記第1の偏光板と第2の偏光板とは各々、活性と非活性に切り換え可能に構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の三次元の立体映像表示装置。
  8. 前記第2の偏光板は、ツイスト・ネマチック液晶表示素子からなることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の三次元の立体映像表示装置。
  9. 前記映像表示パネル部は、液晶表示パネルからなることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の三次元の立体映像表示装置。
  10. 前記映像表示パネル部は、プラズマディスプレイパネルからなることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の三次元の立体映像表示装置。


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