JP2005517606A - 廃棄物収納パックを形成及び収納する装置 - Google Patents

Abstract

一定長さの柔軟な管（３４）に沿って連続的に分布した、一連の廃棄物収納パック（９２）を形成及び収納する装置（１０）は、廃棄物質（９０）をその中で受容する開口部（２４）を備えている上部（１４）を有しているハウジング（１２）と、柔軟な襞付き管（３４）のパッケージ（３２）を収納しているカセット（２６）とで形成されており、管（３４）がカセット（２６）から下方へ開口部（２４）内へ供給されうるように構成されている。装置（１０）は、ハウジング（１２）に回転可能に取り付けられておりかつ管（３４）の一端部（８９）を留めるためのアタッチメント（７８、８０）を有する、管引き抜き装置（３６）と、引き抜き装置（３６）が回転させられる時に管（３４）を巻き付けられた状態で受容しかつ廃棄物収納パック（９２）を形成する装置（５８、６０）とを有する。装置（５８、６０）は、連続した複数のパック（９２）をシールすべく、折り曲げ部において管（３４）を圧縮するように、複数のパック（９２）の間に折り曲げ部を形成している。引き抜き装置（３６）から廃棄物収納パック（９２）を取り除きうるように、引き抜き装置（３６）が取り外し可能にハウジング（１２）に取り付けられている。

Description

本発明は、一定長さの柔軟な管に沿って連続的に分布した一連の廃棄物収納パックを形成及び収納する装置に関する。

廃棄物質を処分するために、廃棄物質が一定長さの柔軟な管に沿った個々のパック内に包装される、柔軟な管のパックを使用することが公知である。乳児の使い捨ておしめを簡単に処分するために、上記の柔軟な管のパックを用いた同様な装置の一例が、１９８９年９月２６日にリチャード(Richard)他に発行された米国特許第４８６９０４９号に記載されている。この特許では、コアが使用されており、コアは、それらの端部において複数のパックをシールすべく、隣接した複数の廃棄物収容パックの間の位置で柔軟な物質をねじるように曲げられ、廃棄物質を清潔に処分している。複数のパッケージは、装置の瓶部分内に収集されており、パッケージを瓶部分から取り外すことが望まれる時、パッケージを廃棄処分設備へ出すために装置の下部が開けられる。

本発明の目的は、一定長さの柔軟な管に沿って連続的に分布した、一連の廃棄物収納パックを形成及び収納している改良装置を提供することである。

これは、廃棄物質をその中に受容する開口部を有する上部と、下部とを有するハウジングと、
ハウジングの上部に隣接して取り付けられたカセットであって、カセットは、柔軟な襞付き管のパッケージを収納し、管がカセットからハウジング内へ供給されうるように配置されている、カセットと、
廃棄物質がハウジングの上部の開口部によって受容される時、カセットから管を選択的に引くために、ハウジングに回転可能に取り付けられている管引き抜き装置とを備えている、一定長さの柔軟な管に沿って廃棄物を包装する装置を提供することによって実現される。

本発明の一形態では、本発明の装置は、
廃棄物質をその中に受容する開口部を備えている上部と、下部とを有する、ハウジングと、
開口部において上部に取り付けられたカセットであって、カセットは、柔軟な襞付き管を収納しており、かつ管がカセットから下方へ開口部内へ供給されうるように構成されている、カセットと、
回転可能にハウジングに取り付けられている管引き抜き装置とを備え、管引き抜き装置は、
（ｉ）ハウジング内で管の一端部を留める取付手段と、
（ｉｉ）廃棄物収納パックを形成するように引き抜き装置が回転させられる時に管を巻き付けられた状態で受容する手段とを有し、受容手段は、連続した複数のパックの間において管の折り曲げ部を形成し、折り曲げ部において管を圧縮して複数のパックをシールし、
引き抜き装置から廃棄物収納パックを取り除きうるように、引き抜き装置がハウジングから取り外し可能に取り付けられている。

本発明の好適な形態では、管受容手段は、直径方向に互いに反対に配置された一対のアームを備え、複数のアームの間の管の部分は、廃棄物質パックを形成している。

本発明の別の好適な形態において、引き抜き装置は、複数のアームの両端部に取り付けられた対向する一対のホイールを有し、それにより、回転可能なドラムユニットを形成している。

本発明の別の好適な形態において、複数のホイールの中の少なくとも１つは、周囲ラチェットを備えており、その一方で、ハウジングは、ホイールのラチェットと係合するための爪を有している。

本発明の別の形態において、ハウジングは、複数のパックと、上部の開口部から下方へ延びている管を分離するために、管を切断するカッタ手段を有している。

本発明の他の目的及びさらなる範囲の適用は、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかしながら、本発明の精神及び範囲内の様々な変形及び修正は当業者に明らかになるであろうので、本発明の好適な実施例を示すこの詳細な説明は、図示目的のみで与えられているということが理解されるはずである。

図１〜３を参照すると、本発明により作成された、一実施例の一連の廃棄物収納パックを形成及び収納する装置が参照番号１０で示されている。

装置１０は、ハウジング１２を備えており、ハウジング１２は、図３に示すように上部１４が開放されうるように、参照番号１８において互いにヒンジ式で接続されている、上部１４及び下部１６を備えている。上部１４は、下部１６上の上側舌部２３の対応形状の突出部２２と係合するのに適した開口部２０を有している。

上部１４は、上側開口部２４を備えており、カセット２６が上側開口部２４の縁部に当接している。開口部２４及びカセット２６は、カバー支持部材３０にヒンジ式で取り付けられているカバー２８を備えた蓋手段によって閉鎖させられる。カバー支持部材３０は、開口部を通して廃棄物質を廃棄するのを補助するように、ハウジングの開口部２４に隣接して、傾斜した内面３１を有している。

図５を参照すると、カセット２６は、柔軟な襞付き管３４のパッケージ３２（図５参照）を収納している。上記カセットは、本出願人の同時係属の２００１年１２月３１日付け出願のカナダ特許出願第２３６６３８４号と２００２年５月２２日付け出願の同第２３８７１８３号において記載されている。空のカセットを、新しい管が充填されたカセットと交換する必要がある時はいつでも、カバー支持部材３０を取り外すのに役立つように、指を受ける柔軟な領域３５が設けられている。

ハウジング１０は、図３及び４においてより詳細に示されているドラムユニット３６を有している。ドラムユニット３６は、まず、一対のホイール３８、４０を備えている。示している実施例において、各ホイール３８、４０は、外壁においてハンドル４２、４４と、ラチェット構成５０、５２を備えている周囲縁部４６、４８とを有する。このラチェット構成の機能は、以下においてさらに記載されるであろう。あるいは、ラチェット構成は、一つのホイールのみに設けられてもよい。

複数のホイールは、一対のＵ字形状のアーム構成５４、５６によって相互連結されている。Ｕ字形状のアーム構成５６をより詳細に参照すると、アーム構成５６は、ホイール４０に取り付けられた共通の接続要素６２から延びている、平行な２つのアーム５８、６０を備えている。本発明の一形態において、接続要素６２は、ホイールの内面７０に一体形成されている、接続要素６２に対応して整形された凹所６８内で固定して取り付けられるように整形されている。Ｕ字形状のアーム構成５４は、同様にホイール３８に組み付けられる。アーム構成５４それは、共通の接続要素７６から延びている一対の平行なアーム７２、７４を備えている。

アーム７２、７４の寸法及び構成は、アーム５８、６０に付随した通路６４、６６と嵌合するようなものである。

各アームのアーム間の距離は、特定範囲内になければならず、距離が短すぎると、ドラムは適切に作動せず、一方、距離が大きすぎると、多くの管材料が使用されてしまう。

接続要素６２は、離間した一対の一体の突出フィンガ７８、８０を備えており、これらのフィンガ７８、８０の機能は、以下においてより詳細に記載する。

爪８４は、装置の下部１６の底壁８２に取り付けられ、かつ支持部材８５上に取り付けられ、かつホイールのラチェット５２と接触するようになるように付勢された端部８７を有するＬ字形状である。必要に応じて、同様な爪構成を、反対側のホイール３８のラチェット５０と係合するように、下部１６の他方側において設けることもできる。

ラチェット及び爪構成は、ドラムが反対に回転するのを防ぐ。さもなくば、以下に記載するように、アームの折り曲げ部は、パックへのシール作用を失うであろう。この回転防止は、ホイール４０の周囲縁部において直径方向に配置された、一対の係止ブロック８９、８９´と接触する爪の端部８７によって実現される。

容器の作用について、図５を参照しつつここで記載する。最初、管の自由端部は、パッケージ３４から後退している。結び目８９は、管の自由端部に作られており、開口部２４内に挿入されている。あるいは、ハウジングの上部及び下部は、図３に示す開放された位置であり、管は開口部を通して引かれ、次に、結び目は、開放された端部を閉鎖する。

結び目は、ホイール４０の対の突出部７８、８０の間において摺動させられる。この位置において、管は、廃棄物質９０を受容しうる。端部８７が係止ノック８９と接触するまで、ドラムユニット３６を１８０°回転させることにより、個々の廃棄物収納パック９２が形成され、その一方で、管３４が、廃棄物質の連続的な充填を受け入れる準備ができている、図６に示す構成となる。

アーム５８、６０の外壁の構成は、管のきつい折り曲げ部を形成するように、好ましくはＶ字形状である。この折り曲げ部がこれらの２つの位置と接触してパック９２のために気密シールを提供するので、臭気が閉じ込められ、管を装置の開口部へ戻すことが防がれている。ドラムユニットをさらに回転することにより、アーム５８とアーム６０の間で巻き付けられた連続的なパック９２を提供している。この巻き付けられた構成から生じるさらなる折り曲げ部は、折り曲げ部において重ね合わさったパックがあるので、シール効果をさらに増す。

図７及び８は、ドラムユニットが１８０°回転し、ドラムユニットがさらなる廃棄物質を受容するためにドラムユニットの回転が止まらなければならないということを使用者に示すための、爪及びラチェットの構成の作用を示している。爪ラチェット構成の一実施例が示されており、この爪及びラチェットの構成は、錘部８６ｂを備えており、アーム部８６ａを付勢し、ラチェットの端部８９を矢印１００で示す方向に移動させる。矢印１０２で示す方向にドラムを回転させる間、爪の端部８９は、常にラチェット歯へ付勢されている。しかしながら、ブロック８９は、爪の端部のためのストッパとして機能し、それにより、ドラムが１８０°完了したということを使用者に示す。しかしながら、爪が、ブロックと接触するとすぐに、さらなる回転が可能となるように、爪がラチェット構成に向けて再び押し込まれる。ドラムが１８０°回転したという情報を使用者へ与えるために、係止ブロックに代えて、他の表示手段も可能である。

ドラムユニットの複数のアーム上に支持されている、重ねられた廃棄物を収納している複数のパックを処分することが望ましい時、管は、ハウジングに取り付けられた切断要素２０４のナイフ２００とナイフ２０２の間に挿入されることで切断される。

次に、別の結び目が形成され、廃棄物収集の新しい巻き付け手順となる。

図９及び１０は、スコップ３０２を受容するようにポケット３００が上部１４´内に設けられている、本発明の装置の別実施例１０´を示している。また、本実施例では、示されているように、対の切断ナイフ２００´及び２０２´を有する切断要素２０４´が、上部１４´の上側開口部に隣接して取り付けられている。本実施例の他の構成要素の記載は、図１〜８に示す実施例を参照して以上に記載されているので、必要でないと考えられる。

本発明の装置の一つの適用例は、ネコトイレの収集である。

本発明は一つの特定の形態で以上に記載されたが、本発明は別の方法で修正及び改良しうる。例えば、装置内で臭気が蓄積するのを防ぐために、通気穴１１０をハウジングに設けうる。複数のアームを、折り曲げ部を形成している両端部を有する固体部材と交換しうる。それゆえ、本発明は、以下の特許請求の範囲の用語による以外に、字句解釈で制限されるべきではないということが理解されることが望ましい。

本発明により作成された、一連の廃棄物収納パックを形成及び収納する装置の第一実施例の斜視図である。 開放した位置で示されている蓋を有する装置の側面を示している斜視図である。 装置の内部を示している斜視図である。 装置のハウジングから分離されているドラムユニットを示す分解斜視図である。 管内で受容されている廃棄物を示している断面図である。 ドラムユニットが１８０°回転した後に、図５の廃棄物が形成された第一パックを示す断面図である。 装置のラチェット及び爪の構成の２つの位置の中の１つを示している拡大断面図である。 装置のラチェット及び爪の構成の２つの位置の中の１つを示している拡大断面図である。 本発明の別実施例の装置の斜視図である。 図９の実施例の断面図である。

Claims (17)

1. 廃棄物質をその中に受容する開口部を備えている上部と、下部とを有する、ハウジングと、
   前記開口部において前記上部に取り付けられたカセットであって、前記カセットは、柔軟な襞付き管を収納しており、かつ前記管が前記カセットから下方へ前記開口部内へ供給されうるように構成されている、カセットと、
   回転可能に前記ハウジングに取り付けられている管引き抜き装置とを備え、前記管引き抜き装置は、
   （ｉ）前記ハウジング内で前記管の一端部を留める取付手段と、
   （ｉｉ）廃棄物収納パックを形成するように前記引き抜き装置が回転させられる時に前記管を巻き付けられた状態で受容する手段とを有し、前記受容手段は、連続した複数のパックの間において管の折り曲げ部を形成し、前記折り曲げ部において前記管を圧縮して前記複数のパックをシールし、
   前記引き抜き装置から前記廃棄物収納パックを取り除きうるように、前記引き抜き装置が前記ハウジングから取り外し可能に取り付けられている、一定長さの柔軟な管に沿って連続的に分布した一連の廃棄物収納パックを形成及び収納する装置。
2. 前記管受容手段は、直径方向に互いに反対に配置された一対のアームを備え、複数の前記アームの間で延びている管の部分は、複数の前記廃棄物収納パックを形成している請求項１に記載の装置。
3. 前記引き抜き装置は、複数の前記アームの両端部に取り付けられかつ回転可能なドラムユニットを形成する、対向する一対のホイールを有する請求項２に記載の装置。
4. 各前記アームは、一対の相互係合部材で形成されており、前記一対の相互係合部材は、それに巻き付けられた複数の前記パックを取り外して処分するのを容易にするように、互いに分離されている請求項２に記載の装置。
5. 前記一対のホイールの中の少なくとも１つは、周囲ラチェットを備え、前記ハウジングの前記下部は、前記ホイールの前記ラチェットと係合する爪を有している請求項３に記載の装置。
6. 前記一対のホイールの中の少なくとも１つは、前記ホイールの回転を容易にするべく、ハンドルを外側壁において備えている請求項３に記載の装置。
7. 前記周囲ラチェットは、前記爪と係合するストッパ手段を備えている請求項５に記載の装置。
8. 前記ストッパ手段は、周囲縁部上に直径方向に配置された一対の係止要素を備えている請求項６に記載の装置。
9. 前記爪は、前記ラチェットに対して付勢されている請求項５に記載の装置。
10. 前記ドラムユニットを前記ハウジングから取り外すことができるように、前記ハウジングを開けうるように、前記ハウジングの前記上部と前記下部は互いにヒンジ接続されている請求項３に記載の装置。
11. 前記ハウジング内で延びている前記管と、複数の前記アーム上の複数の前記パックを分離するために、前記管を切断する、前記ハウジング内のカッタ手段をさらに備えている請求項１に記載の装置。
12. 前記開口部を閉鎖するために前記ハウジングの前記上部において取り付けられている蓋手段をさらに備えている請求項１に記載の装置。
13. 前記ハウジングは通気穴を有している請求項１に記載の装置。
14. 前記蓋手段は、カバーと、前記ハウジングの前記上部に固定されたカバー支持部材とを備え、前記カバーは前記カバー支持部材に回動可能に取り付けられている請求項１２に記載の装置。
15. 前記カバー支持部材は、前記ハウジングの前記開口部を覆った、傾斜した内壁を備えている請求項１４に記載の装置。
16. 前記ハウジングの前記上部はスコップ受容領域を備えている請求項１に記載の装置。
17. 廃棄物質をその中に受容する開口部を有する上部と、下部とを有するハウジングと、
    前記ハウジングの前記上部に隣接して取り付けられたカセットであって、前記カセットは、柔軟な襞付き管のパッケージを収納し、前記管が前記カセットから前記ハウジング内へ供給されうるように配置されている、カセットと、
    廃棄物質が前記ハウジングの前記上部の開口部によって受容される時、前記カセットから前記管を選択的に引くために、前記ハウジングに回転可能に取り付けられている管引き抜き装置とを備えている、一定長さの柔軟な管に沿って廃棄物を包装する装置。

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