JP2005513976A - エコー消去マイクロフォン - Google Patents
エコー消去マイクロフォン Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005513976A JP2005513976A JP2003557253A JP2003557253A JP2005513976A JP 2005513976 A JP2005513976 A JP 2005513976A JP 2003557253 A JP2003557253 A JP 2003557253A JP 2003557253 A JP2003557253 A JP 2003557253A JP 2005513976 A JP2005513976 A JP 2005513976A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microphone
- acoustoelectric transducer
- housing
- microphone housing
- internal space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R1/00—Details of transducers, loudspeakers or microphones
- H04R1/08—Mouthpieces; Microphones; Attachments therefor
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
- Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)
Abstract
マイクロフォン(1)はマイクロフォンハウジング(5)と、該マイクロフォンハウジング(15)の最も前の部分の音響変換器(7)と、該音響変換器(7)の背後のマイクロフォンハウジング(5)の内部空間とを具備し、該内部区間用の様々な換気を提供するための機械的なシステム(4,8,6)が設けられる。好ましくは、機械的なシステムはノブ(4)を操作することによって移動可能な内部スリーブ(8)によって形成される。
Description
本発明は、マイクロフォンハウジングと、音源からの音を受ける該マイクロフォンハウジングの前方部の音響電気変換器と、該音響電気変換器の背後にある前記マイクロフォンハウジングの内部空間と、音を表す信号(音響信号)を前記音響電気変換器からマイクロフォンの外にある外部音響信号処理装置に転送する装置とを具備するマイクロフォンであって、前記マイクロフォンハウジングが前記内部空間を可変的に換気する機械的なシステムを有することを特徴とするマイクロフォンに関する。
特に、歌手などによって使用される従来のマイクロフォンでは、受けた音の電子信号への変換に関して、幾分、都合の悪い特徴を示すことがよくある。このマイクロフォン自体が音を歪ませる効果を伴うエラーの原因を幾らか含んでいると思われる。例えば、マイクロフォン内部の閉じられた空間が反響および内部エコーを上昇させ、このため、後に送信される音を表す信号の質に悪影響を与える。
本発明は、このような従来技術の問題を解決し或いは緩和することを目的とする。この目的のために、本発明の第1の態様では、上記形式のマイクロフォンであって、マイクロフォンハウジングが内部空間を可変的に換気する機械的なシステムを有することを特徴とするマイクロフォンが提供される。
本発明の重要な実施例では、機械的なシステムは、変換器の背後にあるマイクロフォンハウジングの壁の孔の一群の開度/閉度を選択するシステムである。このため、この機械的なシステムは、変換器と変換器の背後で且つマイクロフォンハウジングの壁の内部に配列されたスリーブとの間の距離を調整する装置によって構成されることが好ましい。このスリーブは、外部に配置された操作ノブによって、変換器に向かって前方向に移動可能であり、これにより、上記孔の所望の部分を閉鎖することが好ましい。
さらに、マイクロフォンハウジングの内側細部が、音響減衰および内部エコーの回避を提供する音を減衰させる構造によって覆われていることが好ましい。
また、機械的なシステムが交換可能な前面グリルを変換器の正面にさらに具備してもよい。
また、機械的なシステムが交換可能な前面グリルを変換器の正面にさらに具備してもよい。
本発明の第2の態様によれば、冒頭に記載した形式のマイクロフォンであって、マイクロフォンハウジングは、内部空間を換気するために内部空間を囲む壁に開口または孔を有することを特徴とするマイクロフォンが提供される。
第2の態様によるマイクロフォンの好ましい実施例では、開口または孔は、格子構造内側の壁の凹部にあり、マイクロフォン周りの開口または孔の範囲を手で握った場合でも内部空間への空気の通路を確保する形状を有する。
以下、図面を参照しつつ、非制限的な幾つかの実施形態を説明することにより、本発明をさらに示す。
図1には、本発明のマイクロフォン1の実施例が示されている。このマイクロフォンは、外部の音声処理・増幅装置へのワイヤ接続体2を有する形式であるが、無線送信機およびアンテナを有するベース部分をさらに備えてもよい。マイクロフォンハウジング5はマイクロフォンの握り部を構成し、実質的にベースから上端へ延びるが、多数の開口または孔が周囲全体に配設された領域3を有する。これら孔または開口は、周方向に延びる「リブ」を用いた格子構造内に或る程度くぼむように配設され、この領域の周辺を手で握った場合でさえも空気を外側方向/内側方向に換気する(図3には、内部から見た孔の形状の例が示されている)。上端、すなわち、音源(例えば、マイクロフォンを使用している歌手の口)に最も近い部分には、格子形状の前面グリルがある。マイクロフォンハウジングの側には、ノブ4の付いたスリットがある。
図2では、内側の部品を示すために、外壁、すなわち、マイクロフォンハウジング5が省略されている。前面グリル6の下方には、本実施例では、同一の出願人から共同出願された発明の名称「マイクロフォン」のノルウェー特許出願第20015985号にも記載された形式の音響変換器7がある。しかしながら、変換器7が、それ自体を空気が透過する可能性のある形式か否かという点を除いて、特殊な形式の変換器を使用することは本発明にとって重要ではない。その結果、第1の例では、マイクロフォンを通過する空気通路が画定され、この空気通路は前面グリル6を始点として、内部空間で前面グリルと変換器との間を延び、さらに変換器7を通って、領域3(図1)へと下方に延び、この領域の孔または開口を介して外側に通じる。
本実施例では、マイクロフォンハウジング5から突出し、スリーブ8が領域3をできるだけ覆い、可能であれば、領域3を完全に覆うようにスリットに沿って移動可能なスライド式ノブ4をスリーブ8に装着することにより、空気通路に影響を与える、すなわち、空気通路に変更を加える可能性がある。
また、変換器要素7自体をその支持レール10上で、マイクロフォンハウジング5の上部を基準として下方にスライドさせることにより、開口領域3に変更を加える可能性も当然ある。開口領域3もこの方法により減少させることができる(できるだけスリーブ8と変換器7との距離を一定に保持する、すなわち、その結果、両要素は接続された状態で移動する)。
図3は、図2に開示されたマイクロフォンの内部を図2の矢印Aで示す方向から見た場合の斜視図である。しかしながら、図中の対比をより明確にするために、ベース部分9は図3では省略されている。したがって、スリーブ8内部の最下部を見た場合、最下部より上方には領域3の孔または開口の配列が見え、眼に最も近い上端には、中央部が平坦な円形であり、扇形の区画の他、周囲の支持リムに向かって外側に延びるステーを有する変換器7が見える。変換器7は、図2ではよく見える要素であるが、図3では、左端に部分的に見えるだけである。
移動可能スリーブ8、ベース部分9の上面の他、区画3の格子部も、マイクロフォンに「消音」内部空間を提供するための音を減衰する構造によって覆われている。また、内部部品の形状もこれと同一の目的のために設計される。音を減衰する構造は、フェルト、ゴムまたは緩衝材のような音を吸収する材料によって提供される。また、うろこ形状の繰り返しからなる表面微細構造も使用できる。
また、上記のように、影響を受ける空気通路は、前面グリル6を具備する。図4〜図8では、種々の交換可能前面グリルが示される。すなわち、図4では、図2と同形式の前面グリル6が示され、図5では、前面網が中央に向かって下降する前面グリルが示され、図6では、下降する漏斗形状の前表面を有し、中央凹所に次第に下降する網面を有する前面グリルが示され、図7では、球状の前面グリルが示され、図8では、金属格子を設けず、できれば音響ろ過機能を有する、多孔質で且つ音を透過する材料のみを設けた前面グリルが示される。ここに示された前面グリルは、それぞれ、マイクロフォンを通過し下方に延びる種々の空気通路を提供するとともに、個人の好みおよび強調が要求される音響パラメータに従って選択できる。マイクロフォンのユーザは、試験中に、マイクロフォンの上端/前面グリルによって出される音にどのような違いがあるかを確認することができ、その後、必要に応じて前面グリルを変更できる(衛生面からも、マイクロフォンの上端を変更できることは重要な点であり、さらに、上端を変更することにより、格好または「印象」を必要に応じて変更する可能性が提供される)。
上述では、その内部を通過する空気の通路を設けた変換器7のみを記載した。しかしながら、その前方端で内部空間を閉鎖する変換器を設けた場合でも、本発明による可変換気システムを有することは関心を引くであろう。ハウジング壁の孔領域または開口領域3がないことにより、このマイクロフォンは、圧力室拡声器と比較できる。内部空間に密閉した空気の量は、変換器が振動する能力に影響を及ぼし、変換器の反応を補正する可能性を排除する。しかしながら、本発明の換気システムにより、すなわち、例えば、上述したようなスリーブシステムにより、「後方空間」のための換気の度合は、所定の最大開口から完全な閉止状態までの間で必要に応じて調整可能になろう。このため、マイクロフォンの反応は、必要に応じて調整可能になろう。
最後に、本発明は、完成したマイクロフォンに関する幾つかの発明の1つであることを明記しておかなければならない。この幾つかの発明は、全て、同時に出願された特許出願の主題に基づいてなされた。本発明は、「測距を設けたマイクロフォン」に関するするノルウェー特許出願第20015985号、「単一プロセッサ装置を設けた歌唱用マイクロフォン」に関するノルウェー特許出願第20015983号、「交換可能な細部を設けたマイクロフォン」に関するノルウェー特許出願第20015984号、に言及する。共同出願された出願が説明に適した特徴または本発明のすべての特徴を示す程度まで、このような出願を参照により本明細書に引用する。
Claims (8)
- マイクロフォンハウジングと、音源からの音を受ける該マイクロフォンハウジングの前方部の音響電気変換器と、該音響電気変換器の背後にある前記マイクロフォンハウジングの内部空間と、音を表す信号(音響信号)を前記音響電気変換器からマイクロフォンの外にある外部音響信号処理装置に転送する装置とを具備するマイクロフォンであって、前記マイクロフォンハウジングが前記内部空間を可変的に換気する機械的なシステムを有することを特徴とするマイクロフォン。
- 前記機械的なシステムが前記音響電気変換器の背後にある前記マイクロフォンハウジングの壁の孔の一群の開度/閉度を選択するシステムであることを特徴とする請求項1に記載のマイクロフォン。
- 前記機械的なシステムが前記音響電気変換器と該音響電気変換器の背後で且つ前記マイクロフォンハウジングの壁の内部に配列されたスリーブとの間の距離を調整する装置によって構成されることを特徴とする請求項2に記載のマイクロフォン。
- 前記スリーブが外部操作ノブによって前記音響電気変換器に向かって前方向に移動可能であり、これにより、前記孔の所望の部分を閉鎖することを特徴とする請求項3に記載のマイクロフォン。
- 前記マイクロフォンハウジングの内側細部が音響減衰および内部エコーの回避を提供する音を減衰させる構造によって覆われていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロフォン。
- 前記機械的なシステムが交換可能な前面グリルを前記音響電気変換器の正面にさらに具備することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の歌唱用マイクロフォン。
- マイクロフォンハウジングと、音源からの音を受ける前記マイクロフォンハウジングの前方部の音響電気変換器と、該音響電気変換器の背後にある前記マイクロフォンハウジングの内部空間と、音を表す信号(音響信号)を前記音響電気変換器からマイクロフォンの外にある外部音響信号処理装置に転送する装置とを具備するマイクロフォンであって、前記マイクロフォンハウジングが前記内部空間を換気するために該内部空間を囲む壁に開口または孔を有することを特徴とするマイクロフォン。
- 前記開口または孔が格子構造内側の壁の凹部にあり、マイクロフォン周りの開口または孔の範囲を手で握った場合でも内部空間への空気の通路を確保する形状を有していることを特徴とする請求項7に記載のマイクロフォン。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NO20015982A NO20015982A (no) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | Mikrofon |
PCT/NO2002/000444 WO2003056874A1 (en) | 2001-12-06 | 2002-11-26 | Echo-eliminating microphone |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005513976A true JP2005513976A (ja) | 2005-05-12 |
Family
ID=19913121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003557253A Pending JP2005513976A (ja) | 2001-12-06 | 2002-11-26 | エコー消去マイクロフォン |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20050031149A1 (ja) |
EP (1) | EP1466497A1 (ja) |
JP (1) | JP2005513976A (ja) |
AU (1) | AU2002367243A1 (ja) |
CA (1) | CA2469447A1 (ja) |
NO (1) | NO20015982A (ja) |
WO (1) | WO2003056874A1 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3481543B2 (ja) * | 2000-03-15 | 2003-12-22 | 株式会社バーテックススタンダード | マイクロホン装置 |
NO316560B1 (no) * | 2001-02-21 | 2004-02-02 | Meditron Asa | Mikrofon med avstandsmåler |
-
2001
- 2001-12-06 NO NO20015982A patent/NO20015982A/no unknown
-
2002
- 2002-11-26 WO PCT/NO2002/000444 patent/WO2003056874A1/en not_active Application Discontinuation
- 2002-11-26 US US10/497,802 patent/US20050031149A1/en not_active Abandoned
- 2002-11-26 CA CA002469447A patent/CA2469447A1/en not_active Abandoned
- 2002-11-26 JP JP2003557253A patent/JP2005513976A/ja active Pending
- 2002-11-26 EP EP02805912A patent/EP1466497A1/en not_active Withdrawn
- 2002-11-26 AU AU2002367243A patent/AU2002367243A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU2002367243A1 (en) | 2003-07-15 |
NO20015982D0 (no) | 2001-12-06 |
NO314559B1 (no) | 2003-04-07 |
US20050031149A1 (en) | 2005-02-10 |
WO2003056874A1 (en) | 2003-07-10 |
EP1466497A1 (en) | 2004-10-13 |
CA2469447A1 (en) | 2003-07-10 |
NO20015982A (no) | 2003-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN1992989B (zh) | 具有可变管道单元的耳机 | |
CN107249370B (zh) | 用于头盔的主动噪声和认知控制 | |
JP4870960B2 (ja) | 2つの圧力勾配カプセルを有するマイクロフォン | |
EP3188500B1 (en) | Noise-canceling concha headphone | |
US4410770A (en) | Directional microphone | |
JP2018506064A (ja) | 装着型ノイズキャンセレーション装置 | |
TWI695628B (zh) | 電聲轉換器 | |
JPH06178376A (ja) | ヘッドセット装置 | |
US8130971B2 (en) | Manually switching dual-mode hearing protector | |
JP2006340187A (ja) | 狭指向性マイクロホン | |
EP3737112A1 (en) | Headphone with adaptable rear openings for frequency response tuning | |
GB2461929A (en) | Earphones with compound drive units and level control | |
JPH09501243A (ja) | 吸音性練習用弱音器 | |
US11564031B2 (en) | Earphone body with tuned vents | |
CN110691292A (zh) | 耳机 | |
JP2005513976A (ja) | エコー消去マイクロフォン | |
JP2019513040A (ja) | 身体の聴診のためのノイズリダクションアセンブリ | |
JP2000050385A (ja) | 狭指向性マイクロホン | |
US7162051B2 (en) | Headphone | |
CN114846814A (zh) | 具有声音后腔室通风口的耳机 | |
US20240147132A1 (en) | Ear bud | |
JP4701714B2 (ja) | 低音フィルタ | |
JP3831673B2 (ja) | オーディオ機器におけるマイクロホン取付け構造 | |
KR102663390B1 (ko) | 음향기기의 통기량 조절 밸브 구조 | |
US20220159368A1 (en) | Hearing protection device |