JP2005512207A - コピー保護されたコンパクト・ディスク及び該ディスクの製造方法 - Google Patents

コピー保護されたコンパクト・ディスク及び該ディスクの製造方法 Download PDF

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Abstract

コピー保護されたコンパクト・ディスクと該光ディスクを製造して無許可コピーを防止する方法とが提供される。一つの実施の形態においては、光ディスクにおけるリードイン・アイテムのうちの少なくとも1つのアイテムのコンテンツが均一でないように変更されるので、コピーされたディスクは有効にデータ破損されて再生不能になる。

Description

本発明はコピー保護に関し、より詳細には、オーディオ・コンパクト・ディスク(CD)のコピー保護のための方法及びシステムに関する。
背景技術
コンピュータ・ソフトウェアとデジタル・オーディオの記録はどちらも一般的にコンパクト・ディスク(CD)に記録される。パーソナル・コンピュータ(PC)のようなコンピュータは、カープレーヤ、ブームボックス、ポータブル装置及びハイファイプレーヤ等の消費者向けCD再生システムと異なる方法でオーディオCDを読み取る。
CDは、ほぼ共通して以下の国際基準に従って作られている:
・国際標準化機構(ISO)9660:情報処理―情報交換に関するCD−ROMのボリューム及びファイル構造、ISO標準13490−1
・国際電気工学委員会(CEI−IEC)908(一般に「レッド・ブック」として知られるものに準拠)
・ISO/IEC 10140(一般に「イエロー・ブック」として知られるものに準拠)。
コンパクト・ディスクに記録されたデータは誤り訂正機能を有するデジタル形式なので、コピー元であるオリジナル・ディスクの再生と区別のつかない忠実なコピーを作ることが可能である。更に、コンパクト・ディスクを製造するための装置は、スタンプされたディスクと記録されたディスクのどちらの場合も容易に使用可能であり、比較的安価である。したがって、コンパクト・ディスクの無許可の又は不法なコピーは、それだけ深刻な問題となってきている。
安価なコンピュータ・システムとCDレコーダを購入した消費者はオリジナルCDからコピーを作ることができ、その結果、著作権所有者から販売を奪うことになる。
それら無許可で記録されたディスク・コピーのますます増加する氾濫を抑えることができるのは、適切なコピー保護方法しかない。残念ながら、既存の従来技術によるコピー保護方法は、オーディオ・コンパクト・ディスクに関しては不適当であり且つ/又は不適切な効果しかない。
発明の要約
本願は、コピー保護されたコンパクト・ディスクと、該光ディスクを製造して無許可コピー行為を防止する方法とに関する。また、コピー保護のシステム及び方法はCD−Rディスクを保護し、パーソナル・コンピュータ(PC)へ抽出されることを防止する。
したがって、本発明の一つの実施の形態によると、複数のサブコーディング・ブロックを有するリードインを含む少なくとも1つのセッションを有する光ディスクが提供される。複数のサブコーディング・ブロックのうちの各サブコーディング・ブロックは、少なくとも1つのポイント(PT)、Adr/Ctrl、Pmin、Psec及びPframeを含み得るチャネルQでのアイテムを含む。複数のサブコーディング・ブロックのうちの少なくとも1つのサブコーディング・ブロックのポイントは、複数のサブコーディング・ブロックのうちの少なくとも1つの他のサブコーディング・ブロックにおけるポイントと同一であり、複数のサブコーディング・ブロックのうちの少なくとも1つのサブコーディング・ブロックにおけるAdr/Ctrl、Pmin、Psec及びPframeを含む群のうちの少なくとも1つの値は、複数のサブコーディング・ブロックのうちの少なくとも1つの他のサブコーディング・ブロックでのAdr/Ctrl、Pmin、Psec及びPframeの対応する群のうちの少なくとも1つの値とは異なっていてよい。
また、本発明の一つの実施の形態によると、複数のサブコーディング・ブロックはアイテムの反復を含むことができ、アイテムの反復のうちの少なくとも1つのアイテムのAdr/Ctrl、Pmin、Psec及びPframeを含む群のうちの少なくとも1つを変更することができる。
また、本発明の一つの実施の形態によると、アイテムの反復のうちの1つのアイテムの制御データにおける値のうちの少なくとも1つの値を、誤解させる又は無効な値で置き換えることができる。誤解させる又は無効な値は、ディスクのオーディオ部分がデータを含むという指示、又はデータがオーディオ部分を含むという指示を含むことができる。代わりに、誤解させる又は無効な値はトラックの開始時間が無効である又は誤解させるものであることを示すことができる。
また、本発明の一つの実施の形態によると、アイテムの反復のうちの1つのアイテムの巡回冗長検査(CRC)の値のうちの少なくとも1つは、誤解させる又は無効な値で置き換えられる。
加えて、本発明の一つの実施の形態によると、複数のサブコーディング・ブロックは、コンテンツ・テーブル(TOC)の連続した反復を含むことができる。コンテンツ・テーブル(TOC)の反復のうちの1つのコンテンツ・テーブルのAdr/Ctrl、Pmin、Psec及びPframeを含む群のうちの少なくとも1つにおける少なくとも1つのアイテムは、コンテンツ・テーブル(TOC)の反復のうちの少なくとも1つの他のコンテンツ・テーブルにおける対応するアイテムとは異なる値を有することができる。コンテンツ・テーブル(TOC)の反復のうちの1つのコンテンツ・テーブル(TOC)は、誤解させるトリプレット又は無効トリプレットを含むことができる。誤解させるトリプレット又は無効トリプレットは、ディスクのオーディオ部分がデータを含むという指示、又はデータがオーディオ部分を含むという指示を含み得る。或いは、誤解させる又は無効な値はトラックの開始時間が無効である又は誤解させることを示すことができる。
また、本発明の一つの実施の形態によると、誤解させるトリプレット又は無効トリプレットは、誤解させるポイント又は無効ポイントを含むことができる。或いは、誤解させるトリプレット又は無効トリプレットは、Adrフィールドを無効な値に設定することを含むことができる。
また、本発明の一つの実施の形態によると、コンテンツ・テーブル(TOC)の反復のうちの1つのコンテンツ・テーブル(TOC)は、有効トリプレットと無効トリプレットを交互に並べた交互配置パターンを含むことができる。交互に並べられた有効トリプレットと無効トリプレットとは、それぞれオーディオ・アイテムとデータ・アイテムによって表され、又は、有効トリプレットと無効トリプレットとは、それぞれデータ・アイテムとオーディオ・アイテムによって表される。或いは、このパターンをランダム化することができる。各トラックは少なくとも1つのオーディオと1つのデータとのアイテムによって表すことができる。
また、本発明の一つの実施の形態によると、コンテンツ・テーブル(TOC)の反復のうちのポイントの1つを均一にすることができる。
更に、本発明の一つの実施の形態によると、コンテンツ・テーブル(TOC)の反復のうちの1つのコンテンツ・テーブル(TOC)は、少なくとも1つの誤解させるトリプレット又は無効トリプレットを含む群のうちの1つを含むことができる。
また、本発明の一つの実施の形態によると、複数のサブコーディング・ブロックは、アイテムの反復とコンテンツ・テーブル(TOC)の連続した反復との組合せを含むことができる。アイテムの反復のうちの少なくとも1つのアイテムのAdr/Ctrl、Pmin、Psec及びPframeを含む群のうちの1つを変更することができ、コンテンツ・テーブル(TOC)の反復のうちの1つのコンテンツ・テーブル(TOC)のAdr/Ctrl、Pmin、Psec及びPfrmeを含む群のうちの少なくとも1つにおける少なくとも1つのアイテムは、コンテンツ・テーブル(TOC)の反復のうちの少なくとも1つの他のコンテンツ・テーブル(TOC)における対応するアイテムとは異なる値を有することができる。
加えて、本発明の一つの実施の形態によると、複数のサブコーディング・ブロックは複数のゾーンを含むことができ、この複数のゾーンのそれぞれに変更アルゴリズムを適用することができる。複数のゾーンは、有効コンテンツ・テーブル(TOC)、無効コンテンツ・テーブル(TOC)、有効エントリと無効エントリを交互に並べた交互配置パターンを含む群と、少なくとも1つのデータ・トラック又は少なくとも1つの無効トリプレットを含む群のうちの1つとの任意の組合せを含むことができる。無効コンテンツ・テーブル(TOC)は、コンテンツ・テーブル(TOC)の反復のうちの少なくとも1つの他のコンテンツ・テーブル(TOC)とは異なるコンテンツ・テーブル(TOC)の反復を含むことができる。
また、本発明の一つの実施の形態によると、A0、A1及びA2ポイントは無効な又は誤解させる値を有することができる。
加えて、本発明の一つの実施の形態によると、光ディスクは、複数のマルチセッション・ポインタを有するマルチセッション・ディスクを含むことができ、複数のマルチセッション・ポインタのうちの少なくとも1つは無効ポインタ又は誤解させるポイントであってよい。代わりに、光ディスクは、複数のマルチセッション・ポインタを有するマルチセッション・ディスクを含むことができ、複数のマルチセッション・ポインタのうちの少なくとも1つは無効ポイント又は誤解させるポイントであってよい。
更に、本発明の一つの実施の形態によると、光ディスクは、コンパクト・ディスク(CD)、追記型コンパクト・ディスク(CD−R)及びCD書き換え可能コンパクト・ディスク(CD−RW)を含む群のうちの1つを含むことができる。
加えて、本発明の一つの実施の形態によると、光ディスクを無許可コピー行為から保護する方法も提供される。この方法は、
複数のサブコーディング・ブロックを有するリードインを生成するステップであって、複数のサブコーディング・ブロックのそれぞれが少なくとも1つのポイント(PT)、Adr/Ctrl、Pmin、Psec及びPframeを有する1つのアイテムを含むステップと、
複数のサブコーディング・ブロックのうちの少なくとも1つのサブコーディング・ブロックのAdr/Ctrl、Pmin、Psec及びPframeを含む群のうちの少なくとも1つの値を、複数のサブコーディング・ブロックのうちの少なくとも1つの他のサブコーディング・ブロックのAdr/Ctrl、Pmin、Psec及びPframeの対応する群のうちの少なくとも1つとは異なる値に変更するステップと
を含む。
また、本発明の一つの実施の形態によると、コンテンツ・テーブル(TOC)の連続した反復を含む有効リードインを生成する方法が提供される。この方法は、
コンテンツ・テーブル(TOC)の連続した反復によって指示されたプログラム・エリアのサブコーディング・ブロックを読み取るステップと、
プログラム・エリアの読み取りによって決定された無効トリプレット又は誤解させるトリプレットを破棄するステップと
を含む。
最後に、本発明の一つの実施の形態によると、コンテンツ・テーブル(TOC)の連続した反復を含む有効リードインを生成する更なる方法も提供される。この方法は、
プログラム・エリア全体を読み取るステップと、
分析されるべきフレームのチャネルQを選択するステップと、
分析されたフレームのトラック番号(TNO)を前のフレームのトラック番号(TNO)と比較するステップと、
分析されたフレームのトラック番号(TNO)の方が前のフレームのトラック番号(TNO)より大きい場合、分析されたフレームの新しいトラック番号とATimeとを持つTOCエントリを作成するステップと、
を含む。
本明細書では、本発明を添付の図面を参照して一例としてのみ説明する。
用語の解説
本願では、以下の用語及び頭文字を使用する。
CD: プレマスターされたディスク、CD−Rディスク及びCD−RWディスクを含むコンパクト・ディスク。
チャネルQ: 単一の12バイト構造として配列され、S0及びS1サブコーディング同期パターンによって区切られたサブコーディング・ブロックのビットd
CRC: 巡回冗長検査。チャネルQデータの有効性をチェックするチャネルQのフィールド。
同一アイテム: フィールドCTRL、ADR、POINT、PMIN、PSEC及びPFRAMEにおいて同じ値を有するアイテム。
同一トリプレット: フィールドCTRL、ADR、POINT、PMIN、PSEC及びPFRAMEにおいて同じ値を有する2つのトリプレット。
同一TOC: 第1のTOCの各トリプレットが第2のTOCの対応するトリプレットと同一である2つのTOC。
無効アイテム: IEC 908の規則では正しく解釈することのできないアイテム。例えば、1、2又は5でないADR値を有するアイテム、又は無効CRCを有するアイテム。
アイテム: リードインのサブコーディング・ブロックのチャネルQ。
リードイン(lead-in): チャネルQにTOCを含む、セッションのトラック0。
リードアウト(lead-out): セッションのトラックに続くセッションの制御部分。
誤解させるアイテム: 正しく解釈することができるが、そのATIMEフィールドで指示されるプログラム・エリア・フレームのチャネルQのトラック番号、インデックス又は制御値と一致しないアイテム。
多様型: 均一でない。多様型トリプレットは少なくとも1つの無効な又は誤解させるアイテムを含んでいる。多様型リードインは、少なくとも2つの同一でないTOC又は均一でない1つのTOC内の少なくとも1つのトリプレットを有するリードインであると定義される。
PTIME: ポイント時間。POINTの絶対開始時間。1つのアイテム内でPTIMEは表1で定義されるフィールドPMINからPFRAMEに符号化される。
セッション: オーディオ又はデータ・トラック或いはこれら2つの組合せを含むCDのセクション。標準セッションはリードイン、少なくとも1つのトラック及びリードアウトを含んでいる。
TOC(コンテンツ・テーブル): トラック・ポインタA0、A1及びA2エントリ並びにアイテム内に封入された任意のマルチセッション・ポインタを含む、セッションの完全な記述を形成するのに必要とされる最低数のアイテム。TOCはセッションのリードインの終了まで反復される。
トラック: CDの単一のコンテンツ単位(プログラム・アイテム)。
トリプレット: POINT境界に続く3つの連続したリードイン・アイテム。
均一リードイン: 同一TOCのみからなるリードイン。
均一TOC: 同一トリプレットのみからなるTOC。
均一トリプレット: 3つの同一アイテムからなるトリプレット。
本願は、コピー保護されたコンパクト・ディスクと、該ディスクを製造する方法及び無許可のコピー行為を防止する方法とに関する。本発明は、コピーされたディスクが有効にデータ破損されて再生不能になるように、以下の本発明の実施の形態で説明するように、任意の光ディスクの任意のリードイン・アイテムのコンテンツをディスクが均一でないように、任意の光ディスクの任意のリードイン・アイテムのコンテンツを変更する改善された方法を提供する。
ここで、均一リードインを有するコンパクト・ディスク(CD)の構造を概略的に表す図1a〜1eを参照する。ディスクの例が、明解かつ簡素であることのみを目的として、3つのオーディオ・トラック(トラック1〜3)を有するセッション1の後に単一のデータ・トラック(トラック4)を含むセッション2が続く2つのセッションを有するものとして示されている。
図1bは、セッション1に対するリードインの構造を示しており、リードインは、リードインの全長に亘って反復されるA0、A1、A2及びトラック・ポインタからなる均一コンテンツ・テーブル(TOC)から構成されていることを示している。セッション2に対するTOC(図示せず)はセッション1と同様であるが、単一のデータ・トラックしか有しない。
図1cは、マルチセッション・ポインタ(B0及びC0)とともに、各TOCにおけるトリプレットを示している。図1dは、各トリプレットが3つのアイテムから構成されることを示している。均一リードインでは、トリプレットにおける各アイテムは同一である。図1eは、リードイン・アイテムにおけるフィールドを示している。
本発明者らは、セッション・リードインを変更することによって無許可のコピー行為からCDを保護することが可能であることを認識した。このコピー保護方法の1つの新規性は、このコピー保護方法によって製造されるディスクがCD−Rディスクにこの技術を適用し、それによってCD−Rディスクを保護するとともにCD−RディスクがPCに抽出されないようにすることにある。現在の家庭用CD−R書き込みハードウェア及びソフトウェアでは生書き込みモードが使用可能なので、CD−R及びCD−RWディスク上でリードイン・コピー保護を実施するのに特別な修正は必要ない。
CDにおける各セッションは、コンテンツ・テーブル(TOC)の反復を含む1つのリードインを有する。
セッションのリードインが無効データを含んでいる場合、PCはそれを適切に読み取ることができない場合がある。しかし、消費者CD再生システム(カープレーヤ、ブームボックス、ポータブル装置及びハイファイ・プレーヤ)は或る種の無効なリードイン・データを無視することができる。例えば、ディスクのオーディオ・セッションのリードインに対する或る種の変更により、PCのCD−ROMドライブがセッションを、したがってディスクを正しく解釈することは困難になるが、これらの変更はディスクを再生する消費者再生システムの能力には影響しない。
加えて、或るCD読み取り装置はリードインの異なるオフセットを読み取ってTOCを決定するので、TOCの特定のインスタンスは特定のプレーヤを目標とすることが可能になる。
本願では、「多様型」という用語は不均一であるとして定義される。多様型トリプレットは、少なくとも1つの無効なアイテム又は誤解させるアイテムを含むトリプレットであると定義される。多様型リードインは、少なくとも2つの同一でないTOCを持つ、又は均一でない1つのTOCにおける少なくとも1つのトリプレットを持つリードインであると定義される。
チャネルQ
IEC 908によれば、サブコーディング・ブロックは、S0及びS1の同期パターンによって区切られた98個の連続したEFMフレームにおけるサブコーディング・シンボルから構成される。チャネルQは、同期パターンに続く各サブコーディング・シンボルの2番目の最上位ビットである。ディスクのプログラム・エリアにおいては、チャネルQは、一般に、絶対ディスク時間又はトラック時間のようなタイミング情報を含んでいる。しかし、リードインでは、チャネルQはディスクのレイアウトに関する情報を含む。
表1は、リードインのために定義されたフィールドを使用したチャネルQの単一のアイテム(ITEM)を表している。便宜上、フィールド名はADR=1又はADR=5の場合にしか有効ではないが、ビット位置を表すために使用される。
Figure 2005512207
均一TOC
図2は、所与のセッションにおける2つの連続する均一TOCの部分の概略図であって、選択されたフィールドを示している。同図において、また同図に基づくものにおいては、00XXb及び01XXbに対応するそれらの値の代わりに「AUDIO」及び「DATA」が使用される。分かり易くするために、この部分的な表はA0〜A2ポインタ及びマルチセッション・ポインタを省略している。
A0−A2アイテム
トラック・ポインタに加え、リードインはA0−A2アイテムを含み、ディスクの第1トラックの番号(A0)と、最終トラックの番号(A1)と、現在のセッションのリードアウトの開始時間(A2)とを示す。これらのアイテムは、図3に示すように、標準トラック・ポインタの後に続く。
マルチセッション・ディスク
トラック・ポインタ及びA0−A2ポインタに加え、マルチセッション・ディスクは、リンクされたリストでのセッション間のナビゲーションを可能にする別のポインタの組を有する。これらのポインタはマルチセッション・ポインタと呼ばれる。マルチセッション・ポインタは標準トラック・ポインタ60間に交互に配置される。マルチセッション・ポインタは図4では太字で表され、62及び64で指示されている。
リードイン
均一リードインは、セッションを完全に記述するのに必要な最低数のアイテムであるコンテンツ・テーブル(TOC)から構成される。均一TOCは均一トリプレットを含む。トリプレットは、POINT境界に続く3つの同一の連続するアイテムから構成される。(図5)によって示される対応するフィールドの値が同一の場合、2つのアイテムは同一であると言われる。3つのすべてのアイテムが同一である場合、トリプレットは均一であると言われる。
本発明においては、リードインのTOCうちの少なくとも2つが同一でないこと、又は、リードインのTOCのうちの1つの少なくとも1つのトリプレットが均一でないことを意味する多様型に配列される有効なアイテム、誤解させるアイテム及び/又は無効なアイテムを含むように、リードインが変更される。
以下で説明するように、これらの特性により、ディスクを家庭用又は自動車用システムにとっては読み取り不能にすることなく、ディスクをPCにとっては無用とするようにリードインを変更することが可能になる。
リードインを変更する1つの方法は、トリプレットにおける全部のアイテムが均一であるわけではないようにアイテムを変更することである。
ここで、本発明の一つの実施の形態によりオーディオ・コンパクト・ディスク(CD)のコピー保護のためのシステムを示す図6を参照する。図6は、トリプレットが均一でないようにリードインの一部を変更することを示している。
図6の例では、3つの同一のAUDIOアイテムの2番目のアイテム(図2ではA1bで示す)は、AUDIOの代わりにDATAを示すよう変更されている(このトリプレットアイテムは太字で示されており、変更は文字「a」で示される)。図7に示す本発明の更なる一つの実施の形態では、3つの同一のAUDIOアイテムの3番目のアイテム(図2ではA1cで示す)は、(45の代わりに)5の無効CRCアイテムを示すよう変更されている。
本発明の更なる一つの実施の形態においては、均一トリプレットを維持しながら多様型TOCが作成される。当業者には理解されるように、不均一な(多様型)TOCを作成する多くの可能な方法が存在する。多様型TOCを使用したコピー保護の非限定的な例は、トラック番号を反復番号と比較し、それに従ってアイテムを修正すること、又は、PTIMEフィールドを公知の境界値と比較し、リードイン内の物理位置に従ってアイテムを修正することを含む。
図8は、リードインの一部(図2ではA1で、また図8では「a」で示す)がDATAトリプレット(図8では「b」で示す)に変更される本発明の一つの実施の形態を示している。
次に参照する図9は、トリプレットのポイント(PT)が正しい値2(図2ではA5)ではなく3(文字「a」で示される)に修正されている本発明の更なる一つの実施の形態を示している。
ここで、多様型TOCがアイテムのモード(ADR)フィールド又はトリプレット全体を1、2又は5以外の値に設定することによって作成される本発明の更なる一つの実施の形態を示す図10を参照する。図10の実施の形態では、トリプレットのADR(「a」で示す)は正しい値1ではなく8に設定される。
本発明の一つの実施の形態の更に別の一例では、誤解させるアイテムと有効アイテムの「チェッカーボード」パターンを作成することによって多様型TOCが生成される。次に図11〜13を参照すると、図11は、有効AUDIOアイテムと誤解させるDATAアイテムとを交互に配置することからなる「規則的な」チェッカーボードの例を示す。
図11の例においては、15個のオーディオ・トラックを有するディスクの保護は、交互のトラックをAUDIOの代わりにDATA(ADR/Ctrlバイトのデータ・ビットを設定する)としてマークし、したがって誤解させるアイテムを作成することによって行われる。当業者には理解されるように、データ・ビットを設定する代わりに、誤解させるアイテムを作成する任意の他の方法も使用可能である。
図12は、多様型TOCのランダム化されたチェッカーボードの例を示す。図12の例においては、「規則的な」チェッカーボードが(図11と同様に)最初に作成され、次いで、そのチェッカーボードがランダム化される。各トラックは、少なくとも1つのA(AIUDIO)と1つのD(DATA)アイテムによって表される。
次に、部分的なチェッカーボードが作成される多様型TOCを使用する本発明の別の一つの実施の形態を示す図13を参照する。この場合、少なくとも1つの保護されていない行(図13に太字で示すAUDIOアイテムの行)を含むという追加の修正によって、「規則的な」及び/又はランダム化されたチェッカーボードが作成される。
次に、多様型TOCを利用する本発明の更なる一つの実施の形態を示す図14を参照する。図14の例では、有効なTOCがリードインのオフセット(列110)に作成される。データ・トラックを1つだけ含む多くの誤解させるTOCが付加される(列112、114、116)。最後に、このシーケンスは単一の無効トリプレット(列118)で終了する。
当業者には理解されるように、TOCに対する変更と同様、変更は(例えば図6及び7を参照して上記で説明した)個々のトリプレットに対しても、独立に又は多様型トリプレットとTOCとの任意の組合せの形態でも行い得る。
次に、多様型トリプレットと多様型TOCとの組合せを含むようリードインが変更される本発明の別の一つの実施の形態を示す図15を参照する。図15の例は、AUDIOアイテムがDATAアイテムに修正された多様型トリプレット(文字「a」で示す)と、AUDIOトリプレットがDATAトリプレットに修正された多様型TOC(「b」で示す)とを図示している。
次に、多様型トリプレットと多様型TOCとが同じリードインに適用される(「複合」ディスクとして知られる)本発明の更なる一つの実施の形態を示す図16を参照する。このようなリードインはゾーンを含み、各ゾーンは共通変更アルゴリズムをそれぞれ共有する一連の連続したTOCである。
図16の例においては、第1のゾーン120は、すべて多様型であるトリプレットを含んでいる。第2のゾーン122は有効な均一TOCを含んでおり、第3のゾーンは(図12、13を参照して上で説明したチェッカーボードの実施の形態と同様の)チェッカーボード123を含んでいる。第4のゾーンでは、全部のアイテムは図14を参照して上で説明したようなDATAである。当業者ならば理解するように、これらの例は限定的ではなく、「複合」ディスクの任意のセッションに適用することができる。
次に、多様型TOCにおけるA0−A2アイテムを変更することのできる本発明の更なる一つの実施の形態を示す図17を参照する。トリプレット126が不均一になるよう制御フィールド(C/A)を修正することができる。即ち、トリプレット126のC/Aの部分が(図3のトリプレット50における01hでなく)41hに修正される。
一つの実施の形態では、トリプレット126の処理に拘わらず、トリプレット128のA0−A2アイテム(「a」で示す)を未変更のままにすることができる。
図17の例は、A0−A2アイテムを変更する2つの代替法を更に示している。トリプレット130(「b」で示す)においては、A0−A2アイテムは、トリプレット126を囲むトラック・ポインタと同じ方法で(「41」へ)無効化され得る。トリプレット132においては、A0−A2アイテムは、C/Aの部分が「48」という誤解させる(且つ無効な)読みを与えるように変更されるよう、周囲のトラック・ポインタとは異なる方法で無効化され得る。
説明したように、トリプレットの3つのアイテムのうちの任意のアイテムを修正してよい。
この例はA0−A2アイテムにより多様型トリプレットを表しているが、当業者には理解されるように、A0−A2アイテムは多様型TOCにも適用可能である。
次に、多様型TOCのマルチセッション・ポインタを変更することのできる本発明の更なる一つの実施の形態を示す図18を参照する。図4を参照して上で説明したように、マルチセッション・ディスクは標準トラックポインタ60間に交互に配置された一組のマルチセッション・ポインタ62を有し、この一組のマルチセッション・ポインタ62はリンクされたリストにおけるセッション間のナビゲーションを許容する。
一つの実施の形態では、トリプレット138、140の処理に拘わらず、(図4のマルチセッション・ポインタ62と等価の)マルチセッション・ポインタ136(「a」で示す)は未変更のままとすることができる。トリプレット138、140の2つのC/A値は、図4のマルチセッション・ポインタ60における「01」でなく「41」に変更された。同様に、(図4のマルチセッション・ポインタ64と等価の)マルチセッション・ポインタ142も変更されていない。
図18の例は、マルチセッション・ポインタを変更する2つの代替方法を更に示している。トリプレット144(「b」で示す)においては、マルチセッション・ポインタはトリプレット146、148の周囲のトラック・ポインタと同じ方法で無効化される。トリプレット150では、マルチセッション・ポインタは、「48」という誤解させる(また無効な)読みを与えるようにC/Aトリプレットの部分が変更されるよう、周囲のトラック・ポインタとは異なる方法で無効化される。トリプレットの3つのアイテムのうちの任意のアイテムの修正を行うことができる。
この例は多様型マルチセッション・トリプレットを示しているが、当業者には理解されるように、多様型TOCも同様に修正可能である。
次に、多様型TOCが多様型TOCと全て無効化されているマルチセッション・ポインタとを含む本発明の一つの実施の形態を例示する図19を参照する。図19の例においては、全ての変更はイタリック体で表されており、マルチセッション・ポインタは太字で表されている。第2オーディオ・トラック152は図示のいうに第2TOCに誤解させるCtrlを有しており(Ctrl=4であり、AUDIOでなくDATAを示す)、全てのB0マルチセッション・ポインタ154は無効ADRを有する(ADR=8)。
この種の修正は、全てのマルチセッション・ポインタがプログラム・エリアにおける誤った位置を指示する多様型トリプレットを有する多様型TOCに対して行うことができる。ここで、(図16を参照して上で説明した)複合ディスクが多様型の方法で無効化されたマルチセッション・ポインタを含むこともできる本発明の一つの実施の形態を例示する図20を参照する。例えば、図20では、太い線160、162は無効化されたマルチセッション・ポインタを示している。
理解されるように、複合ディスクでは、異なるマルチセッション効果を各ゾーンに適用することができる。また、ゾーンによっては、第2セッションを有効に「隠して」マルチセッション・ポインタを完全に除去することができる。3つ以上のセッションを有するディスクでは、マルチセッション・ポインタを制限又は修正し、或いはマルチセッション・ポインタをゾーン毎に除去することによって、或るデバイス分野では中間セッションを隠すことができる。
次に、多様型TOCディスクを生成する方法の流れ図である図21を参照する。
CD−R書き込み機は、無記録のCD−Rがドライブの所定位置に挿入されており、生DAOモードで初期化されることを決定する(ステップ202)。キュー・シート(204)が読み取られ(ステップ206)、生成されるべきリードインのメモリ・イメージが作成される(ステップ208)。キュー・シートは、トラックに関してディスクのレイアウトを記述する。少なくとも、キュー・シートは、各トラックに対するフレームにおける絶対時間オフセットと全トラック数とを提供することができる。
連続するフレームのチャネルQにおいてリードインが形成され、フレームのブロックにおいて書き込み機に提示される(ステップ210)。各フレームに対して、当該フレームに適用可能な多様性の形式を生成するアルゴリズムを適用することができる。正しいQチャネルが、書き込み機に提示される生ストリームに配置される(ステップ212)。
リードインが書き込まれた後、イメージ・ファイル(214)を使用してプログラム・エリアが書き込まれる(ステップ216)。イメージ・ファイルは、ディスクの主チャネルを波形として含む44.1Kサンプル/秒のステレオ(16ビット/サンプル)PCMファイル、又は、データ・ディスクに対する2352バイト/セクタの生ISOファイルであり得る。サブチャネルは、通常、IEC 908のアルゴリズムに従ってフレーム毎に計算される。次いでリードアウトが書き込まれる(ステップ218)。
マルチセッション・ディスクでは、ステップ206〜208がセッション毎に反復される。
例えば第1セッションで使用するために有効オーディオTOCを作成することは有用である。有効オーディオTOCを作成する1つの方法は、TOCを順次に読み取ってTOCの基本パラメータのみを決定することである。基本パラメータは多様性とは無関係に有効でなければならず、真のTOCは、任意の有効トリプレットによって指示されるプログラム・エリア・エントリを読み取ることによって再現され得る。
ここで参照する図22は、真のリードインを作成する方法の流れ図である。TOCが読み取られ(ステップ252)、TOCの場合はトリプレット毎にトリプレットが分析される(ステップ254)。トリプレットが均一でない場合(問い合わせボックス256)、そのトリプレットは破棄される(ステップ258)。
トリプレットが均一である場合、当該トリプレットによって指示されたATimeが探索され、プログラムエリアにおけるATimeでのQチャネルが読み取られる(ステップ260)。次いで(Atimeの前方及び後方の)フレームの分析(ステップ262)が行われる。例えば、1秒という期間は75個のフレームに等価なので、Atimeの両側を1秒だけ分析することによって、Atimeの1秒以内にトリプレットと同じトラック番号を有するフレームを見つけることができる。しかし、分析をもっと長い期間にわたって行ってもよい。
したがって、例えば、(次の後方のフレームの)トラック番号(TNO)がそれに続くフレームのトラック番号(TNO)より1だけ小さくない場合(問い合わせボックス264)、そのトリプレットは破棄される(ステップ258)。トリプレットのADR/Ctrlフィールドがデータ・ビットの組を有するが、フレームは対応するデータ・ビットの組を有しない場合、そのビットはオーディオにリセットされる。トラック番号(TNO)が正しい場合、トリプレットはTOCのメモリ再構成のためにセーブされる(ステップ266)。
インスタンスが不完全な場合(例えば、A0−A2アイテムが、再構成されたTOCより多くのトラック又は長いディスクを指示する場合)、ステップ254−266はTOCの次のインスタンスに対して反復される。
完全で有効なTOCが一度再構成されると、その再構成された有効TOCに従ってディスクが読み取られる。
代替の実施の形態においては、プログラム・エリア全体が2448バイトの生モードで読み取られ、主チャネル及び副チャネルが保存される。全体の読み取りに続き、ここで参照する図23に示すアルゴリズムを使用して、チャネルQが分析される。
ディスク全体は生モードで読み取られ(ステップ282)、フレームのチャネルQが読み取られる(ステップ284)。フレームのトラック番号(TNO)が前のフレームのトラック番号(TNO)と比較される(問い合わせボックス286)。トラック番号(TNO)が前のトラック番号(TNO)と同じ場合、次のフレームが読み取られ(ステップ288)、ステップ284−286が反復される。トラック番号(TNO)が前のフレームより大きい場合、新しいトラック番号と現在のフレームのATimeとを持つTOCエントリが作成される(ステップ290)。
次いで、ディスクの終わりまでステップ284−290が反復される(ステップ292)。そこで、各トラックは正しいモードでイメージから解釈される。
本明細書は、多様型リードインをオーディオ・ディスク又はマルチセッション・オーディオ・データ・ディスクのオーディオ部分に適用する例を説明したが、こうした全部の例は限定的ではない。
以上、本発明を限られた数の実施の形態に関して説明したが、理解されるように、本発明の多くの変形、修正及び他の応用が可能である。
図1aはコンパクト・ディスク(CD)の構造の従来技術を表す概略図である。図1bはコンパクト・ディスク(CD)の構造の従来技術を表す概略図である。図1cはコンパクト・ディスク(CD)の構造の従来技術を表す概略図である。図1dはコンパクト・ディスク(CD)の構造の従来技術を表す概略図である。図1eはコンパクト・ディスク(CD)の構造の従来技術を表す概略図である。 図1のCDの所与のセッションにおける2つの連続した均一TOCの部分の従来技術を表す概略図である。 図1のCDの標準トラック・ポインタの従来技術を表す概略図である。 図1のCDのマルチセッション・ポインタの従来技術を表す概略図である。 図1のCDの均一トリプレットを含む均一TOCの従来技術を表す概略図である。 本発明の一つの実施の形態によるオーディオ・コンパクト・ディスク(CD)のコピー保護のためのシステムの概略図である。 本発明の更なる一つの実施の形態によるオーディオ・コンパクト・ディスク(CD)のコピー保護のためのシステムの概略図である。 本発明の更なる一つの実施の形態によるオーディオ・コンパクト・ディスク(CD)のコピー保護のためのシステムの概略図である。 本発明の更なる一つの実施の形態によるオーディオ・コンパクト・ディスク(CD)のコピー保護のためのシステムの概略図である。 本発明の更なる一つの実施の形態によるオーディオ・コンパクト・ディスク(CD)のコピー保護のためのシステムの概略図である。 本発明の更なる一つの実施の形態によるオーディオ・コンパクト・ディスク(CD)のコピー保護のためのシステムの概略図である。 本発明の更なる一つの実施の形態によるオーディオ・コンパクト・ディスク(CD)のコピー保護のためのシステムの概略図である。 本発明の一つの実施の形態によるオーディオ・コンパクト・ディスク(CD)のコピー保護のためのシステムの概略図である。 本発明の更なる一つの実施の形態によるオーディオ・コンパクト・ディスク(CD)のコピー保護のためのシステムの概略図である。 本発明の更なる一つの実施の形態によるオーディオ・コンパクト・ディスク(CD)のコピー保護のためのシステムの概略図である。 本発明の更なる一つの実施の形態によるオーディオ・コンパクト・ディスク(CD)のコピー保護のためのシステムの概略図である。 本発明の更なる一つの実施の形態によるオーディオ・コンパクト・ディスク(CD)のコピー保護のためのシステムの概略図である。 本発明の更なる一つの実施の形態によるオーディオ・コンパクト・ディスク(CD)のコピー保護のためのシステムの概略図である。 本発明の更なる一つの実施の形態によるオーディオ・コンパクト・ディスク(CD)のコピー保護のためのシステムの概略図である。 本発明の更なる一つの実施の形態によるオーディオ・コンパクト・ディスク(CD)のコピー保護のためのシステムの概略図である。 本発明の一つの実施の形態による多様型TOCディスクを生成する方法の流れ図である。 本発明の一つの実施の形態による真のリードインを作成する技術の流れ図である。 本発明の更なる一つの実施の形態による真のリードインを作成する更なる技術の流れ図である。

Claims (28)

  1. 複数のサブコーディング・ブロックを有するリードインを含む少なくとも1つのセッションを有し、前記複数のサブコーディング・ブロックのそれぞれが少なくとも1つのポイント(PT)、Adr/Ctrl、Pmin、Psec及びPframeを含むチャネルQでのアイテムを含む光ディスクであって、
    前記複数のサブコーディング・ブロックのうちの少なくとも1つのサブコーディング・ブロックのポイントが、前記複数のサブコーディング・ブロックのうちの少なくとも1つの他のサブコーディング・ブロックのポイントと同一であり、
    前記複数のサブコーディング・ブロックのうちの前記少なくとも1つのサブコーディング・ブロックのAdr/Ctrl、Pmin、Psec及びPframeを含む群のうちの少なくとも1つの値が、前記複数のサブコーディング・ブロックのうちの少なくとも1つの他のサブコーディング・ブロックのAdr/Ctrl、Pmin、Psec及びPframeの対応する群のうちの少なくとも1つの値とは異なる光ディスク。
  2. 前記複数のサブコーディング・ブロックがアイテムの反復を含み、
    前記アイテムの反復のうちの少なくとも1つのアイテムのAdr/Ctrl、Pmin、Psec及びPframeを含む群のうちの少なくとも1つが変更される、
    請求項1に記載の光ディスク。
  3. 前記アイテムの反復のうちの前記1つのアイテムの制御データにおける値のうちの少なくとも1つの値が、誤解させる又は無効な値で置き換えられる、請求項2に記載の光ディスク。
  4. 前記誤解させる又は無効な値が、ディスクのオーディオ部分がデータを含むという指示、又は、データがオーディオ部分を含むという指示を含む、請求項3に記載の光ディスク。
  5. 前記誤解させるトリプレット又は無効トリプレットが、トラックの開始時間が無効である又は誤解させるという指示を含む、請求項3に記載の光ディスク。
  6. 前記アイテムの反復のうちの前記1つのアイテムの巡回冗長検査(CRC)の値のうちの少なくとも1つが、誤解させる又は無効な値で置き換えられる、請求項2に記載の光ディスク。
  7. 前記複数のサブコーディング・ブロックが、コンテンツ・テーブル(TOC)の連続する反復を含み、
    前記コンテンツ・テーブル(TOC)の反復のうちの1つのコンテンツ・テーブルのAdr/Ctrl、Pmin、Psec及びPframeを含む群のうちの少なくとも1つにおける少なくとも1つのアイテムが、前記一連のコンテンツ・テーブル(TOC)のうちの少なくとも1つの他のコンテンツ・テーブルにおける対応するアイテムとは異なる値を有する、
    請求項1に記載の光ディスク。
  8. 前記コンテンツ・テーブル(TOC)の反復のうちの前記1つのコンテンツ・テーブル(TOC)が、誤解させるトリプレット又は無効トリプレットを含む、請求項7に記載の光ディスク。
  9. 前記誤解させるトリプレット又は無効トリプレットが、ディスクのオーディオ部分がデータを含むという指示、又は、データがオーディオ部分を含むという指示を含む、請求項8に記載の光ディスク。
  10. 前記誤解させるトリプレット又は無効トリプレットが、トラックの開始時間が無効である又は誤解させるという指示を含む、請求項8に記載の光ディスク。
  11. 前記誤解させるトリプレット又は無効トリプレットが、誤解させるポイント又は無効ポイントを含む、請求項8に記載の光ディスク。
  12. 前記誤解させるトリプレット又は無効トリプレットが、Adr/Ctrlフィールドを無効な値に設定することを含む、請求項8に記載の光ディスク。
  13. 前記コンテンツ・テーブル(TOC)の反復のうちの前記1つのコンテンツ・テーブル(TOC)が、有効トリプレットと無効トリプレットとが交互に並ぶ交互配置パターンを含む、請求項7に記載の光ディスク。
  14. 前記交互に並ぶ有効トリプレットがオーディオ・アイテムによって表され且つ前記無効トリプレットがデータ・アイテムによって表され、又は、前記有効トリプレットがデータ・アイテムによって表され且つ前記無効トリプレットがオーディオ・アイテムによって表される、請求項13に記載の光ディスク。
  15. 前記パターンがランダム化される、請求項13に記載の光ディスク。
  16. 各トラックが少なくとも1つのオーディオ及びデータ・アイテムによって表される、請求項15に記載の光ディスク。
  17. 前記コンテンツ・テーブル(TOC)の反復のうちの前記1つのコンテンツ・テーブル(TOC)のポイントのうちの1つのポイントが均一である、請求項15に記載の光ディスク。
  18. 前記コンテンツ・テーブル(TOC)の反復のうちの前記1つのコンテンツ・テーブル(TOC)が、少なくとも1つの誤解させるトリプレット又は無効トリプレットを含む群のうちの1つのトリプレットを含む、請求項7に記載の光ディスク。
  19. 前記複数のサブコーディング・ブロックが、アイテムの反復とコンテンツ・テーブル(TOC)の連続した反復との組合せを含み、
    前記アイテムの反復のうちの少なくとも1つのアイテムのAdr/Ctrl、Pmin、Psec及びPframeを含む群のうちの少なくとも1つが変更され、
    前記コンテンツ・テーブル(TOC)の反復のうちの1つのコンテンツ・テーブル(TOC)のAdr/Ctrl、Pmin、Psec及びPfrmeを含む群のうちの少なくとも1つにおける少なくとも1つのアイテムが、前記コンテンツ・テーブル(TOC)の反復のうちの少なくとも1つの他のコンテンツ・テーブル(TOC)における対応するアイテムとは異なる値を有する、
    請求項1に記載の光ディスク。
  20. 前記複数のサブコーディング・ブロックが複数のゾーンを含み、それぞれの前記複数のゾーンに変更アルゴリズムが適用される、請求項1に記載の光ディスク。
  21. 前記複数のゾーンが、有効コンテンツ・テーブル(TOC)と、無効コンテンツ・テーブル(TOC)と、有効エントリと無効エントリとを交互に並べた交互配置パターンとを含む群と、少なくとも1つのデータ・トラック又は少なくとも1つの無効トリプレットを含む群のうちの1つとの任意の組合せを含み、
    前記無効コンテンツ・テーブル(TOC)が、コンテンツ・テーブル(TOC)の反復のうちの少なくとも1つの他のコンテンツ・テーブル(TOC)とは異なるコンテンツ・テーブル(TOC)の反復を含む、請求項20に記載の光ディスク。
  22. A0、A1及びA2ポイントが、無効な又は誤解させる値を有する、請求項7に記載の光ディスク。
  23. 複数のマルチセッション・ポインタを有するマルチセッション・ディスクを更に含み、前記複数のマルチセッション・ポインタのうちの少なくとも1つが無効である又は誤解させる、請求項1に記載の光ディスク。
  24. 複数のマルチセッション・ポインタを有するマルチセッション・ディスクを更に含み、前記複数のマルチセッション・ポインタのうちの少なくとも1つが無効である又は誤解させる、請求項20に記載の光ディスク。
  25. 前記光ディスクが、コンパクト・ディスク(CD)、追記型コンパクト・ディスク(CD−R)及びCD書き換え可能コンパクト・ディスク(CD−RW)を含む群のうちの1つを含む、請求項1に記載の光ディスク。
  26. 光ディスクを無許可コピー行為から保護する方法であって、
    複数のサブコーディング・ブロックを有するリードインを生成するステップであって、それぞれの前記複数のサブコーディング・ブロックが、少なくとも1つのポイント(PT)、Adr/Ctrl、Pmin、Psec及びPframeを含むアイテムを含むステップと、
    前記複数のサブコーディング・ブロックのうちの前記少なくとも1つのサブコーディング・ブロックにおけるAdr/Ctrl、Pmin、Psec及びPframeを含む群のうちの少なくとも1つの値を、前記複数のサブコーディング・ブロックのうちの前記少なくとも1つの他のサブコーディング・ブロックでのAdr/Ctrl、Pmin、Psec及びPframeの対応する群のうちの少なくとも1つとは異なる値に変更するステップと、
    を含む方法。
  27. コンテンツ・テーブル(TOC)の連続した反復を含む有効リードインを生成する方法であって、
    コンテンツ・テーブル(TOC)の前記の連続した反復によって指示されたプログラム・エリアのサブコーディング・ブロックを読み取るステップと、
    前記プログラム・エリアの読み取りによって無効である又は誤解させると決定されたトリプレットを破棄するステップと、
    を含む方法。
  28. コンテンツ・テーブル(TOC)の連続した反復を含む有効リードインを生成する方法であって、
    a.プログラム・エリア全体を読み取るステップと、
    b.分析されているフレームのチャネルQを読み取るステップと、
    c.分析されたフレームのトラック番号(TNO)を前のフレームのトラック番号(TNO)と比較するステップと、
    d.分析されたフレームのトラック番号(TNO)の方が前のフレームのトラック番号(TNO)より大きい場合、分析されたフレームの新しいトラック番号とATimeを持つTOCエントリを作成するステップと
    を含む方法。
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