JP2005504491A - テレテキストデータの記録及び再挿入 - Google Patents

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Abstract

デジタルプロセッサとメモリとを有するようなデジタル記録システムである。上記デジタルプロセッサはデータストリームから関連するデータパッケージを選択するが、これらの関連するデータパッケージは繰り返しサイクルにおいて上記データストリームにおける他のデータパッケージとインターリーブされている。上記デジタルプロセッサは選択された関連するデータパッケージをメモリ内のファイルに記憶する。同一の又は他のプロセッサは記録された上記関連するデータパッケージの再生データストリームを、該再生データストリームにおいて出力するために上記記録された関連するデータパッケージの最初に記録されたデータパッケージを取り込むことにより生成することができる。該プロセッサは、後に記録された関連するデータパッケージを再生データストリームにおいて適切な時点で取り出し及び置換して、上記再生データストリームを生成する。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、テレテキストデータの記録及び記憶されたテレテキストデータの再生に関する。
【背景技術】
【0002】
テレテキストデータは、テレビジョン信号の一部として送信されるようなテキスト的データを含んでなっている。テレテキストデータは、典型的には、既存の規格に従って送信される。テレテキストデータは、米国以外の国、例えば多数のヨーロッパの国において顕著に使用されている。しかしながら、テレテキスト規格は米国においても採用されている。
【0003】
テレテキストデータ規格は、特定のチャンネルにより放送されているビデオに関連する字幕ページを許容している。斯様な字幕テレテキストデータの外観は、米国におけるクローズドキャプションと類似している。字幕テレテキストデータは、ビデオ放送と同時的に、テレビジョン又は他の表示スクリーンの下部ライン上に現れる。
【0004】
また、テレテキスト規格は、全体として見ることができるようなテキスト的ページも含んでいる。使用されている地域においては、種々の主題に関する多数のテキスト的ページが発生され、放送ストリームと共に送られている。テレテキストページは、ニュース、スポーツ及び芸術等のために発生することができる。斯様な広いトピック内では、スポーツに関するサッカー、野球、フットボール等のテレテキストページのような更に特定的なテレテキストページを発生することができる。
【0005】
テレテキストページは、例えば送信サイトとインターフェースするサイトにおいて、発生するにつれてタイピストが入力することにより、リアルタイムに発生することができる。他の例として、斯かるページは定期的に更新することができる。
【0006】
テレテキストページは数百にも達する。既知の規格によれば、テレテキストページは100ないし8FFの範囲である。テレテキストページを数値を用いてのみ選択することができるユーザにとっては、この範囲は100ないし899に等しいことになる。(以下、テレテキストページは、便宜上、整数により参照する。)テレテキストページは番号によりリンクし及びアクセスすることができる。例えば、ページ番号200はニュースを参照し、300はスポーツを参照し、400は芸術を参照し、等々となる。スポーツに関しては、ページ305はサッカーを参照し、310は野球を参照し、315はフットボールを参照する、等々となる。このように、テレテキストをサポートする地域においてテレビジョンを見る看取者は、典型的には、リモコン又はテレビジョン上に“テレテキスト”釦を有し、該釦は押下されると種々のページのスクリーン上のメニュナビゲーション(メニュによる誘導)にアクセスする。上記例において、当該ユーザが上記メニュをページ310に誘導すると、野球に関するテレテキストページ(又は複数のページ)がスクリーン上に現れる。野球のテレテキストページは、例えば、現在の点数、最終的点数、成績表(standings)、中断ニュース等を提供することができる。また、副ページも存在し、例えば310/1(ページ310、副ページ1)は野球の最終的点数を示すことができる。
【0007】
以下に更に詳細に示すように、テレテキストページの各行(ライン)は別個にフォーマットされ、送信される。このように、テレテキストページの送信の単位は、実際には行である。字幕テレテキストページの行は、当該行のページヘッダデータに、1に設定された識別“字幕制御ビット”を含んでいる。ユーザによりテレテキストメニュの関連するページ番号を用いて字幕がアクセスされると、看取中のチャンネルのビデオ放送に対応する字幕ページの行が、該ビデオ放送の下部に現れる。字幕ページの内容は、ビデオの内容に関連しているから、字幕ページのページ(及びページの行)のタイミングが再生用のビデオ内容と相関されていることが重要である。
【0008】
テレテキストデータのフォーマット及び送信に関する種々の規格によれば、テレテキストデータは、当該放送ビデオ信号における、表示器の垂直ブランキング期間、カラーバースト等に対応する部分の間において送信される。テレテキストデータのページは放送信号を介して巡回的に“プッシュ”又は送信され、これは数秒ごとに百ページのオーダにも達し得る。例えば、ヨーロッパにおいて一般的なPAL(Phase Alternation Line)カラー変調規格を用いた基本テレテキスト放送は、25ページ/秒程度のレートで送信する。前述したように、当該ページ又は複数のページのトピック、及び斯かるページの供給者の資源に応じて、ページ(又は、前述したように、ページの送信の単位を構成するページの特定の行)は頻繁に又は定期的に更新され得る。しかしながら、完全な組のテレテキストページの頻繁な周期性を考えた場合、当該組における多くのページ(及びページの行)は当該内容に対する如何なる変更も無しに多数回再放送されるであろう。
【0009】
テレテキストデータの記録に関する特定の問題は、従来技術において対処されている。テレテキストデータが表示のために処理される速度は100Kbps程度である一方、種々のフォーマットプロトコルのために、テレテキストデータは5.5MHzのオーダの周波数帯域幅で送信される。これは、3MHz程度の帯域幅を持つアナログビデオレコーダ(VHS VCRのような)上で記録され得るよりも大きい。これに対する従来技術において提案されている解決策は、テレテキストデータを、より低いデータレートの多レベルコード(上記データレートの半分のレートの四進コード(quarternary code)等)に変換するというものであった。斯かる低いデータレート(四進コードの場合の2.25MHz等)は、アナログVCRによる記録を可能にする。このような方法及びシステムは、例えば、ヨーロッパ特許出願第EP0797345A1号及び国際特許出願公開第WO99/12335号に記載されており、これら出願の内容は共に参照により本明細書に組み込まれるものとする。
【0010】
テレテキストデータを特定のデジタルテープ記録システム上に記録することも、提案されている。斯様なデジタル記録システムは、一般的に、アナログビデオレコーダの上記記録帯域幅制限は有していない。このように、技術思想的には、上述したような多レベルコードの使用又は他の基本的な再構成無しでテレテキストデータを直接デジタル記録装置又はシステムに記録することに対する障害は存在しない。全体のテレテキストデータを記録することを意図するデジタルテープ記録システムの例は、Melzerにより1994年2月7日に出願された“復号無しのテレテキスト信号を含むデジタル記録システム”なる名称のヨーロッパ特許出願第0610864A2号(’864特許)、及びKimura他により1994年5月6日に出願された“デジタルビデオ及びオーディオデータの記録及び再生”なる名称のヨーロッパ特許出願第0624876A2号(’876特許)に記載されている。両’864及び’876特許の内容は参照により本明細書に組み込まれるものとする。
【0011】
上述したように、’864特許及び’876特許に記載された2つのシステムはデジタルビデオテープレコーダであることを意図するもので、商業的には失敗した。加えて、これらシステムはビデオストリーム中に含まれる全てのテレテキストデータを記録しようとするものである。前述したように、これはデジタルビデオレコーダにおいては技術的には可能であるが、非常に非効率である。先に詳述したように、テレテキストデータストリームは数百頁ものテキスト的データを含むことができ、これらのうちの殆どはユーザにとり興味のないものである。このように、データストリーム中のテレテキストデータの全てを記録することは、記録システムの資源の極めて非効率的な使用となる。更に、前述したように、テレテキストデータストリームのページの多く(送信されるページの行に反映される)は、時間にわたってゆっくりと変化する。当該テレテキストデータの次の送信サイクルにおける入力テレテキストページの変化しない行を記録することも、不必要であり、記録資源の非効率的な使用となる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
従って、本発明の目的は、再生用にテレテキスト及び他のデータを、高速及び効率的であり、かくしてシステム資源を他のアプリケーション、スペース低減等のために確保するような態様で記録するデジタルビデオ記録システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
より一般的には、本発明はデジタルプロセッサ及びメモリを有するようなデジタル記録システムを有する。上記デジタルプロセッサはデータストリームから関連のデータパッケージを選択し、これら関連のデータパッケージは繰り返しサイクル内で当該データストリームにおける他のデータパッケージとインターリーブされている。該デジタルプロセッサは選択された関連のデータパッケージをメモリ内のファイルに記憶する。
【0014】
一つの特別な実施例においては、データストリーム内のデータパッケージは1以上のテレテキストページを形成する。このように、上記プロセッサは、データストリームに含まれるテレテキストページの少なくとも1つを形成する行の関連データパッケージを選択及び記録する。プロセッサは、テレテキストデータストリームの受信サイクルの全てに含まれる上記少なくとも1つのテレテキストページに関して全ての関連データパッケージを選択及び記録することができる。他の例として、上記プロセッサは、データストリームに含まれる関連データパッケージを、これらが同一のテレテキストページに関して該プロセッサにより最後に選択及び記録されたデータパッケージの内容と相違する場合に選択及び記録することもできる。斯かるデータパッケージは、例えば、選択されたテレテキストページを形成する行であり得る。他の例として、斯かるデータパッケージは、選択されたテレテキストページの全体であり得る。
【0015】
上記と同一の又は他のプロセッサは、記録された上記関連するデータパッケージの再生データストリームを、該再生データストリームにおいて出力するために上記記録された関連するデータパッケージの最初に記録されたデータパッケージを取り出すことにより生成することができる。該最初に記録された関連するデータパッケージは、上記再生データストリームとして巡回的に使用されるようなデータのカルーセル(carousel)を生成する。上記プロセッサは、後に記録された関連するデータパッケージを上記カルーセルにおいて適切な時点で取り出し及び置換し、該再生データストリームの内容が元のデータストリームと一致するようにする。上記の記録される関連するデータパッケージは、元のデータストリームにおいて受信された時間の印と共に記録することができる。該時間の印は上記関連するデータパッケージの再生データストリームを生成するために使用することができる。また、上記プロセッサは、後に記憶された関連するデータパッケージを上記再生データストリームにおいて、斯かる後に記憶された関連するデータパッケージのデータファイル構造を用いて置換することもできる。
【0016】
例えば、上記の記録された関連するデータパッケージが少なくとも1つのテレテキストページを形成する行である場合は、該少なくとも1つのテレテキストページの再生データストリームは、元のデータストリームから受信及び記録された最初のサイクルのテレテキストデータに対応する少なくとも1つのテレテキストページに関して最初に記録された行を取り出すことにより生成される。最初のテレテキストページは該再生データストリームにおいて出力されると共に、該再生データストリームに関して繰り返されるようなデータのカルーセルを生成するために使用される。内容が変化した上記少なくとも1つのテレテキストページの後に記録された行(元のデータストリームにおける後のサイクルに対応する)は、当該再生データストリームを形成するカルーセルにおいて当該テレテキストページと共に記録された時間の印に基づいて置換される。
【0017】
また、本発明はデジタル記録方法も含み、該方法はデータストリームから関連するデータパッケージを選択するステップであって、該関連するデータパッケージが繰り返しサイクルにおいて上記データストリームにおける他のデータパッケージとインターリーブされているようなステップと、該選択された関連するデータパッケージを記憶するステップとを有する。例えば、上記の選択及び記憶されるデータパッケージは、テレテキストデータの特定のページ(又は複数のページ)、特には当該ページに関してメモリに記憶された最後の行から変化している現在のサイクルにおける行を形成するような行とすることができる。
【0018】
また、本発明は、記録された関連するデータパッケージのデジタル再生データストリームを、斯かる記録された関連するデータパッケージの最初に記録されたデータパッケージを取り出し、これらデータパッケージを上記再生データストリームにおいて出力することにより生成する方法も含む。後に記録された関連するデータパッケージは、元々記録されたデータストリームにおけるような適切な時点で取り出され、上記再生データストリームにおいて置換される。例えば、記録されたデータパッケージがテレテキストデータの特定のページ(又は複数のページ)を形成する行であるような場合、元のデータストリームにおいて受信され記録された最初のページを形成する行が取り出されると共に出力される。これらの最初の行は上記再生データストリームを形成するために繰り返しの巡回的態様で出力される。最後に取り出され且つ出力されたページの行の変化を表すような後のサイクルから記録された行は、適切な時点で取り出され、当該再生データストリームにおいて巡回的に出力されているテレテキストデータの特定のページの行と置換される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1のものは、本発明によるデジタルビデオ記録及び再生システム100を有している。アナログ放送信号がチューナ110に入力される。“放送”なる用語は、ケーブル、衛星、インターネット及び他のアナログ送信、並びに伝統的な経大気送信を指すことができる。前述したように、上記アナログ信号は、多数のチャンネル用のビデオ、及びテレテキストデータのページのような“補助データ”を含むことができる。従来既知であると共に放送規格に含まれているように、斯様な補助データは信号の良好に規定されたセグメントで送信される。上記アナログ信号は、典型的には、標準のテレビジョンにより制御信号として使用される垂直同期信号及びブランキング信号等の制御信号も含んでいる。
【0020】
チューナ110は上記アナログ信号から制御信号を抽出すると共に、該アナログ信号のビデオ及び補助データ部分を分離し、斯かる部分は次いでA/D変換器120に入力される。該A/D変換器は、対応するデジタルビデオデータストリーム及びデジタル補助データストリームをCPU130に出力する。
【0021】
CPU130は、上記ビデオ及び補助データストリームを、例えばユーザによる選択入力に基づいて処理する。斯様な選択入力は図1には示されていないが、通常は、リモコン及びオンスクリーンメニュを介してなされるユーザの記録選択に関係するものである。斯かるユーザの記録選択は、上記ビデオ部分に含まれるビデオ番組、及び/又は上記補助データ部分に含まれる(テレテキストデータのような)非ビデオデータを含むことができる。CPU130は、上記ビデオ及び/又は補助データ部分の斯かる部分を上記入力に基づいて選択すると共に、該ビデオ及び補助部分の残りを破棄する。例えば、上記入力が、当該ビデオレコーダ100が特定のチャンネル上の番組放送を記録するようにプログラムすると、上記CPUは受信されたビデオ信号のフォーマット(チューナ110及びA/D変換器120により前処理された)に関して適切なセグメントから該特定のチャンネルのデータストリームを選択し、他のチャンネルに関するデータは破棄する。CPU130により上記補助データ部分からのテレテキストデータの選択及び破棄において使用される特別な処理を以下に更に説明する。
【0022】
CPU130は、選択されたビデオ及び/又は補助データを圧縮し、該圧縮されたデータをディスクドライブ130a等のデジタルメモリ上に記憶する。
【0023】
記録されたビデオ番組又は補助データを再生する場合、CPU130はユーザからの入力を入力する(これも図1には図示せず)。CPU130は、例えば、メモリ130aに記憶された記録されたショー等を表示器200上に表示することができ、ユーザは再生されるべき項目を、メニュを介して選択することができる。CPU130は、番組又は補助データ項目のデータストリームをメモリから取り出し、伸張し、エンコーダ140に出力する。エンコーダ140は該ビデオ及び/又はデータ内容を、当該ユーザの表示器200と互換性があるように再フォーマットする。これは、例えば、D/A変換、並びに当該ビデオ及び/又はデータストリームへの制御信号の付与を含むことができる。上記エンコーダの出力は表示器200により入力され、該表示器は再生用に選択された上記ビデオ番組及び/又は補助データ項目(テレテキストデータのような)を表示する。
【0024】
システム100を有する種々の構成要素は図1では別個に図示されているが、これらは例えば別個のチップを表すことができる。尚、図1の特定の構成要素は組み合わせ又は分離することができると理解される。例えば、チューナ110及びA/D変換器120は1つのチップに統合することができるか、又はCPU130において組み合わせることができる。一方、例えばCPU130の圧縮及び伸張処理は、1以上の別個のチップ又はモジュールにより実行することができる。
【0025】
図2aは、本発明の一態様による図1のCPU130により実行される処理を示すフローチャートである。A/D変換器120により出力されるデジタル化補助データストリームに焦点を合わせると、該補助データストリームはCPU130に入力される(ステップ130(i))。当該システムが記録のために特定のテレテキストページを選択するようにプログラムされていない(ユーザ又は他の方法により)とすると、CPU130は上記補助データを更に処理する(ステップ130(ii)、130(iii))。ステップ130(iii)の補助データの該更なる処理は、テレテキストデータ及び如何なる他の補助データの更なる処理をも無視し、かくして、該補助データをCPU130による記録に関して更なる配慮から削除する処理を恐らく含むであろう。
【0026】
当該システムがステップ130(ii)において記録に関して特定のテレテキストページを選択するようにプログラムされていた場合は、CPU130は、これらのページに関する入力行をステップ130(iv)において補助データストリームから分離し、これらをステップ130(v)においてメモリ130aに記憶する。(前述したように、典型的には行がテレテキストページの送信の基本単位である。)他の例として、選択されたデータは記憶される前に圧縮することもできる。分離するステップ130(iv)は、他のテレテキストページを形成する行を、例えば記憶のために選択しないことにより、破棄する処理を含むことができる。選択されたページの分離は、CPU130により、当該データストリームにおける各行に関して識別されたテレテキストページ番号に基づいて、使用中のフォーマット及び受信タイミングに基づいて、ページ番号、フォーマット及びタイミングの組み合わせに基づいて、又は他の識別方法に基づいて実施することができる。如何なる他の補助データも、CPU130により更に処理するか又は破棄することができる。
【0027】
このように、ステップ130(v)において記憶されるテレテキストデータは、特定のテレテキストページ又は複数のページのような、ユーザにより記録のために選択されたテレテキストデータに限定される。勿論、選択されたテレテキストデータのページを形成する行のデータレートは、全テレテキストページを形成する行のデータレートより大幅に小さい。例えば、字幕ページのみのデータレートは、毎秒25バイト未満である。このように、メモリ130aにおける記憶空間の量は劇的に減少される。
【0028】
上記の選択されたテレテキストページに関する行のデータストリームは、メモリ130aに多くの方法で記憶することができる。例えば、メモリ130aがハードドライブ又は他の磁気媒体である場合、字幕又は他の選択されたテレテキストページは、ページを形成する行を含むような別のファイルに記憶することができる。CPU130は、当該テレテキストページを形成する行の各々の受信時間のタイムスタンプを発生し、斯かるタイムスタンプを上記行と共に記憶する。タイムスタンプは、同様に、記憶されたビデオデータに関連付けられる。このように、別のファイルとして記憶される字幕ページは、該字幕ページを形成する行に関連付けられたタイムスタンプの使用により、記憶されるビデオ番組の対応するデータに関連付けることができる。例えば、タイムスタンプを使用することにより、CPU130は字幕ページを、MPEGストリームにおける対応するタイムスタンプを持つシステムデータパケット内に統合し(即ち、MPEGストリームのデータパケットのタイムスタンプと同一又は最も近いタイムスタンプを持つ字幕ページの行は統合される)、斯様にまとめられたファイルをメモリ130aに記録することができる。他の例として、CPU130は、同一の又は最も近いタイムスタンプを持つ字幕ページ及びビデオの行を相関させることにより、前にメモリ130aに記録されたMPEGストリームの対応するシステムデータパケットに字幕ページを挿入することもできる。
【0029】
図2aには示されていないが、ビデオデータストリームは上記テレテキストデータストリームに関連し得、従って別に記録することもできる。例えば、記録のために選択されたテレテキストデータストリームが字幕ページである場合は、典型的には対応するビデオデータストリームも記録される。他のテレテキストページもビデオ成分を有し得、これもCPU130により別々のデータファイルに記録することができる。
【0030】
図2bは、図1のCPU130により本発明の一態様に従って実行される処理、即ち図2aを参照して上述したように記録されたもののような記録テレテキストデータの再生、を示すフローチャートである。ステップ132(i)において、CPU130は、メモリ130aに記憶された選択ページ(又は複数のページ)のテレテキストデータストリームを形成する行を先ず取り出す。該取り出しは、当該データの伸張を含むことができる。上記記憶された行の出力のシーケンスは、例えば、斯かる行を記憶する場合に使用されたアドレス指定シーケンスにより、又は当該ページを形成する行のシーケンスを決定するためのタイムスタンプを使用することにより決定することができる。CPU130は、エンコーダ140のために特定の前処理を実行することができる。この場合、CPU130により出力されるテレテキストデータストリームは、上記のように、特定の主題(サッカー、天気等)に関するテレテキストデータの1以上の完全なページを形成する行に通常は対応し、エンコーダ140により、例えば適切な制御信号を当該データストリームに適切な間隔で付加することによって表示フォーマットが表示器200と互換性があるように、処理されるであろう。該再フォーマットされたテレテキストデータストリームがエンコーダ140により表示器200に出力されると、該表示器200は選択されたテレテキストデータの全画面をスクリーン上に表示する。
【0031】
CPU130は取り出しを継続し、当該ページを形成する行のテレテキストデータストリームを、記録された期間にわたって時間が経過するにつれてエンコーダ140に出力する(ステップ132(iv)に示されるように)。このように、表示器200はテレテキストデータページを斯かるページを形成する行及びこれらに対する変更に関連付けられたタイムスタンプに従う時間で記録期間にわたり再生する。
【0032】
ステップ132(i)においてメモリ130aから取り出されたテレテキストデータストリームが関連のビデオ成分を有しているなら、CPU130はステップ132(ii)において該関連のビデオデータストリームをメモリ(記録されているなら)から取り出し、ステップ132(iii)において前記テレテキストデータストリームを該対応するビデオデータストリームと統合する。例えば、図2aを参照して前述したように、字幕テレテキストデータストリームを形成する行は、関連するタイムスタンプと共に別個のファイル又は複数のファイルに記憶することができる。もしそうなら、上記の統合するステップ132(iii)は、例えば字幕ページの行のタイムスタンプをビデオデータのデータパケットのタイムスタンプと相関することにより該字幕ページを形成する関連の行を上記ファイル内の当該対応するビデオデータパケットと関連付けることにより実行される。
【0033】
ステップ132(iii)においてビデオ及びテレテキストデータストリームが統合された後、該統合されたビデオ及びテレテキストデータストリームはCPU130によりエンコーダ140に出力される。(ビデオ成分がない場合は、テレテキストデータストリームのみがCPU130によりエンコーダ140に出力される。)CPU130はエンコーダ140のために或る前処理を実行することができる。CPU130により出力された上記データストリームはエンコーダ140により、例えば適切な制御信号を当該データストリームに適切な間隔で付加することにより当該表示フォーマットが表示器200と互換性を有するように処理される。該再フォーマットされたテレテキストデータストリームがエンコーダ140により表示器200に出力されると、表示器200は該テレテキストをスクリーン上に表示する(関連する記録ビデオと一緒に)。
【0034】
図3a及び3bは、図1のCPU130により本発明の他の態様に従って実行される処理を示すフローチャートである。都合上、説明においてはテレテキストのみに焦点を合わせるが、当該CPUによっては如何なる関連するビデオデータも記録し、次いで図1、2a及び2bを参照して上述したように再生のためにテレテキストデータストリームと統合することができると理解される。この実施例においては、補助データストリーム中の全てのテレテキストページが記録のために選択される。前述したように、テレテキストデータは巡回的な態様で放送される。即ち、ページは最初のページから最終ページまで順に送信され、次いで繰り返される。簡略化のために、当該実施例におけるテレテキストページの集合はページ番号1からページ番号Nまでの範囲の番号により表され、ここでNは最大のページ番号である。更に、テレテキストページの集合は副ページも有し、例えば“10/1”はページ10、副ページ1を表す。
【0035】
前述したように、テレテキストデータの標準のフォーマットに関しては、各テレテキストページの個々の行は別々にフォーマットされ、データストリーム内で送信される。このように、テレテキストページの行は典型的には送信の基本的単位である。以下の実施例においては、テレテキストデータの一つの行のデータストリーム内のデータパッケージ(又は“内容”)はL(p,n)として表され、ここでpはページ番号であり、nは当該ページにおける行番号である。
【0036】
これも前述したように、テレテキストページの幾つか又は全てさえも、複数の連続したサイクルにおいて当該テレテキストページの内容の如何なる変更も無しに送信及び再送信され得る。即ち、異なるテレテキストページは異なるレートで更新され得、更新レートの幾つか又は多くは、テレテキストデータの1放送サイクルの時間よりも遅い可能性がある。ページの行が送信の基本的単位である場合、ページに対する内容の変更がないことは、当該ページの何れの行も送信のサイクル又は複数のサイクルにわたり変化しなかったことを意味する。
【0037】
再び、A/D変換器120により出力されたデジタル化補助データストリームに焦点を合わせると、該補助データストリームはCPU130に入力される(ステップ134(i))。当該システムがテレテキストページを記録するように(ユーザ又は他の方法により)プログラムされていない場合、CPU130は補助データを更に処理する(ステップ134(ii)、134(iii))。ステップ134(iii)の補助データの該更なる処理は、テレテキストデータの如何なる更なる処理をも無視し、かくして、該テレテキストデータをCPU130による記録に関して更なる配慮から削除する処理を含むであろう。
【0038】
ステップ134(ii)において当該システムがテレテキストページを記録するようにプログラムされている場合、CPU130はステップ134(iv)において該テレテキストデータを補助データストリームから分離し、次いでステップ134(v)において結果としてのテレテキストデータストリームをCPU130における比較サブルーチンに転送する。上記補助データストリームからのテレテキストデータの分離は、CPU130により、当該データストリームを形成する行に含まれるテレテキストページ番号に基づいて、使用中のフォーマット及び受信タイミングにより、ページ番号、フォーマット及びタイミングの組み合わせにより、又は他の識別方法により実行することができる。この場合、ステップ134(i)、134(ii)、134(iv)及び134(v)は、A/D変換器120から補助データストリームを入力して、該テレテキストデータストリームを図3bにおける比較サブルーチンに供給するために継続する。
【0039】
図3bを参照すると、ステップ136(i)により示されるように、テレテキストページpの行nに関しデータストリーム中のデータL(p,n)を受信するために、パラメータmが1に初期化されると共に、時刻tが0に初期化される。ページ番号pのデータストリームにおける当該テレテキストページの“次の”行が、ステップ136(ii)において当該サブルーチンにより入力される。ページ番号pは如何なるページ番号1、2、…、Nであり得、ここでNは当該テレテキストサイクルにおける最大のページ番号である。同様に、行番号nは1、2、…、Mとすることができ、ここでMはページpに関する最後の行番号である。
【0040】
ステップ136(ii)における“次の”行は、処理される“現在の”行となり、代わりに当該ページに対する“現在の”行と呼ばれるであろう。(当該データストリームにおいて受信される最初の行も、該行は入力される“最初の”行ではあるが、ステップ136(ii)において入力されるテレテキストページpに関しては“次の”行と呼ばれる。)CPU130はステップ136(iii)においてメモリ130aをチェックし、データがページpの行nに関して以前に記憶されているかを判定する。もしそうでないなら、データL(p,n)はステップ136(iv)においてメモリ130aにパラメータmにより参照されるアドレスを用いて、S(m)のように記憶される。該パラメータmはステップ136(v)において1だけインクリメントされ、かくして、当該比較サブルーチンはステップ136(ii)において当該データストリームにおけるテレテキストデータの次の行の考察に進む。特定のページpの最後の行番号n(即ち、行M)に到達すると、当該データストリームにおいて入力されるページ番号pが1だけインクリメントされる。
【0041】
ステップ136(iii)においてCPU130が、データがページpの行nに関して以前に記憶されていると判断した場合、CPU130はステップ136(vi)において当該テレテキストページの行に関して入力されたデータL(p,n)を、テレテキストページpの行nに関して最も最近に記憶されたデータと比較する。ステップ136(vii)においてCPU130が、入力されたテレテキストデータがページpの行nに関して最も最近に記憶されたテレテキストデータと同一であると判定した場合、当該データストリームにおいて入力された該テレテキストデータは記憶されず、当該比較サブルーチンはステップ136(ii)におけるテレテキストデータの次の行の考察に進む。
【0042】
ステップ136(vii)においてCPU130が、テレテキストページpの行nに関して入力されたデータがテレテキストページpに関する最も最近に記憶された行nと同一ではないと判定した場合、即ち当該ページに関して該行の内容が変更されている場合、テレテキストデータの該入力された行はステップ136(iv)においてメモリにアドレスS(m)で記憶される。ステップ136(v)において、パラメータmは1だけインクリメントされ、当該比較サブルーチンはステップ136(ii)における当該データストリームで入力されるテレテキストデータの次の行の考察に進む。
【0043】
このように、テレテキストページの入力された行は、該行の内容が、同一のページ番号を持つテレテキストページに関して記憶された最後の行から変化している場合にのみメモリに記憶される。受信されるテレテキストページの最初の完全な放送サイクルに関しては、ステップ136(iii)における判定は“いいえ”となる。何故なら、メモリには当該ページの行に関して以前に記憶されたデータは存在しないからである。ステップ136(ii)において入力される最初のデータパッケージは当該テレテキストデータストリームにおける如何なるページの如何なる行であってもよいが、例示的説明を簡略化するために、テレテキストページ1の行1が時刻t=0において入力されるものと仮定されている。このように、ステップ136(iv)においては、テレテキストページ番号1の行1のデータストリーム(例えば、データL(1,1))で入力された最初の行のデータ内容がメモリにS(1)として記憶され、テレテキストページ番号1の行2のデータストリームにおける次のラインの内容がメモリにS(2)として記憶され、等々となる。最初のページが完全に記憶されると、即ちページ1の最後の行MのL(1,M)が入力され記憶されると、ステップ136(ii)において入力される次のデータパッケージは、ページ2の行1に関するL(2,1)となる。
【0044】
ステップ136(ii)において当該データストリームの“次の”データパッケージ(又は内容)が当該サイクルにおける最後のページNの最後の行Mに対するL(N,M)である場合は、ステップ136(iv)において該L(N,M)がS(Z)として記憶され、ここでZはサイクル内での全テレテキストページの合計行数に等しい。この時点で、ステップ136(v)は、テレテキストページの次の行がステップ136(ii)において考察される前に、パラメータm=Z+1を設定する。
【0045】
Nページの後、当該データストリームで入力されるテレテキストページの行は、テレテキストページ番号1の行番号1で繰り返される。このように、ページ番号Nに関する行の入力の後、ステップ136(ii)で入力される“次の”(“現在の”とも呼ぶ)テレテキストページは、再びテレテキストページ番号1の行1となる。ステップ136(iii)における判定は“はい”となる。何故なら、メモリアドレスS(1)はテレテキストページ番号1の行1を含んでいるからである。当該比較サブルーチンは、テレテキストページ番号1の現在の行1のデータパッケージL(1,1)を、記憶されているデータS(1)と比較する。現在のL(1,1)がS(1)と等しい場合は、ステップ136(vii)は“はい”となり、ページ1の現在の行1は記憶されず、かくしてメモリを節約する。この場合、当該データストリームの次の行(即ち、ページ番号1の行2の第2サイクルのL(1,2))がステップ136(ii)で考察される。
【0046】
一方、現在のサイクルの内容L(1,1)がS(1)と相違する場合は、ステップ136(vii)は“いいえ”となり、現在の行がステップ136(iv)においてS(z+1)として記憶される。パラメータmはステップ136(v)でZ+2にインクリメントされ、現在のサイクルのL(1,2)がステップ136(ii)において考察される。
【0047】
本例において、当該データストリームにおいて入力される“次の”データパッケージL(1,2)はテレテキストページ番号1の行2である。メモリに記憶されたS(2)は以前に記憶されたテレテキストページ番号1の行2に関するものであるから、ステップ136(vi)及び136(vii)は現在のL(1,2)がS(2)と同一であるかを判定する。もし同一なら、現在のL(1,2)は記憶されず、当該比較サブルーチンは直接ステップ136(ii)に戻り、当該データストリームにおける次のデータパッケージ(L(1,3))を考察する。内容が相違するとステップ136(vii)で判定されると、ページ1の行2に関する現在のL(1,2)がP(m)として記憶され(mは1だけインクリメントされる)、次のデータパッケージ(本例ではL(1,3))がステップ136(ii)で入力される。
【0048】
当該比較サブルーチンは、入力される次のN個のテレテキストページの行のデータに関して同様に繰り返され、かくして、第2サイクルにおける当該データストリームの各ページの各行を、当該データストリームにおいて入力されたテレテキストデータの第1サイクルで記憶されたページ番号の同一の行と比較する。或るページに関してテレテキストデータの行は、該行が前に記憶された同一のテレテキストページの同一の行とは異なる内容を有する場合にのみ、記憶される(mの現在の値に対するS(m)として)。2サイクルを超えるテレテキストページ(2Nのテレテキストページ、又は等価的に2Zテレテキスト行)が入力された後、当該データストリームにおけるテレテキストページの行に関して入力される現在のデータが、ステップ136(vi)において同一の行及びページに関して最も最近に記憶されたデータと比較される。これは、内容が如何に速く変化するかに依存して、前のサイクル又はそれより1つ前のサイクルのテレテキストページにおける同一の行であり得る。
【0049】
このように、メモリアドレスS(1)、S(2)、…、S(Z)の集合は、テレテキストデータのN個のページの最初の完全なサイクルを形成するZ個の行に関するデータを順に提供する。メモリアドレスS(Z+1)、S(Z+2)、…は最後に記憶された同一のテレテキストページの同一の行に対して変更された内容を有するようなテレテキストページの入力行に関するデータを提供する。記憶されたデータ内容S(1)、S(2)、…は、通常は、内容を表す行番号n及びテレテキストページ番号pも含んでいる。記憶される各行に関して、CPU130は、該CPU130による当該データの入力時刻のタイムスタンプも記憶する。直ぐ次に説明するように、このことは、記憶又は記録されたテレテキストページがオリジナルのデータストリームと同一のタイミングで再生されることを可能にする。
【0050】
テレテキストページpの行nに関する現在入力されているデータL(p,n)が同一の行及びページ番号に関する最も最近に記憶されたテレテキストページと同一であるについてのステップ136(vii)における上記判定は、CPU130により多数の方法のうちの何れか1つにより実行することができる。現在の行のデータ内容は、CPUにより、当該ページの最後に記憶された行と全体として比較することができる。その場合、CPU130はメモリ130a内で、現在の行と同一のページ番号及び行番号を有すると共に最も大きな(最も最近の)タイムスタンプを有するような記憶内容Sを検索し、一旦見付かったら該データ内容を比較する。テレテキストデータの行は典型的には50バイト程度のテキストを含んでいるので、CPU130により2行を容易に実行しながら(オンザフライで)比較することができる。
【0051】
他の例として短縮された比較をステップ(vii)において使用することもできる。例えば、CPU130により“チェックサム”コードを発生すると共にL(p,n)と一緒に記憶することができる。一般的に、チェックサムは、テレテキストページの行の選択データに対して或るアルゴリズムを提供することにより算出される二進データである。テレテキスト行の内容が同一でない限り、テレテキストデータの或る行のチェックサムが他のものと同一であるということは殆どありそうにない。このように、CPU130は、現在の行に関してチェックサムを発生すると共に、該チェックサムを最後に記憶された同一のテレテキストページの同一の行のチェックサムと比較することができる。もしチェックサムが一致した場合、これら行のデータ内容はステップ136(vii)において同一であると判定される。もし一致しないなら、考察中の内容は最後に記憶されてから変化していることになる。
【0052】
図3a及び3b並びに上述した説明はテレテキストページの行に焦点を合わせた。前述したように、テレテキストデータストリームは特定のテレテキストページに関して副ページを有することができる。テレテキストの“副ページ”番号は、テレテキスト“ページ”番号の一層詳細なラベル付けと考えることができ、上述したのと同様の態様で処理することができる。
【0053】
図3cは、図3a及び3bに対応して上述した説明に従う、再生のために効率的に記録されたテレテキストページの行の代表的図である。パラメータL(p,n)は、入力されたテレテキストページpの各行nを含むテレテキストデータパッケージ(内容)を表している。説明を容易にするために、当該記録はテレテキストデータのページ1で開始するものと仮定する。更に、副ページ無しで、サイクル当たり60ページのテレテキストデータが存在し、ページ毎に20行が存在するものと仮定する。最後に、テレテキストの各行の受信(入力)時刻は、1行を受信するための時間量(一定であると仮定する)の整数倍となるように正規化されている。従って、テレテキストデータの行の受信時刻は、図3cでは“行時間単位”として示されている。
【0054】
このように、受信及び記録されるテレテキストページの最初のサイクルにおいては、行L(p,n)の集合はテレテキストページ番号p=1及び行番号n=1で始まり、これは、本例ではCPU130により記録が開始される際に当該データストリームにおいて受信される第1ページの行となる。行L(1,1)がCPU130によりS(1)として記録され、該S(1)に関連づけられるタイムスタンプは1行単位となる。
【0055】
前述した図3bの処理によれば、受信された最初のサイクルの60ページ(p)のデータL(p,n)の各行(n)はS(1)、S(2)、…として順に記録される。このように、L(1,1)はS(1)として記憶され、L(1,2)はS(2)として記憶され、等々となる。ページ1の最後の行(n=20)はS(20)として記憶される。テレテキストデータの第2ページの次の20行L(2,1)ないしL(2,20)はS(21)ないしS(40)として各々記憶される。このように、各ページは次のSの20個のインクリメントで記憶される。従って、最初のサイクルで受信されるページ3ないし60の順次の行は、図3cに示されるように、各々S(41)ないしS(1200)にわたって同様の態様で記憶される。
【0056】
このように、当該集合におけるS(1)ないしS(1200)は、最初のサイクルで受信された60ページ(p=1ないし60)の各々の20行(n=1ないし20)のデータを含む。S(1)ないしS(1200)は1ないし1200の各タイムスタンプを有し、各データアドレスSに含まれるデータの受信時刻を反映する。
【0057】
最初のサイクルが記録された後、後続のテレテキストページの後続の行の内容は、最後に記録された同一のテレテキストページの同一の行から内容の変化が存在する場合にのみ記録される。図3cにおいては、S(1201)は、タイムスタンプ1254を有する、第2サイクルにおけるテレテキストページ番号3の行14の内容L(3,14)である。このように、時刻1201と1240との間における第2サイクルにおいて受信されるテレテキストページ1及び2の行1ないし20は、第1サイクルにおいて以前に記録されたページ1及び2(即ち、S(1)ないしS(20)及びS(21)ないしS(40))から内容は変化しておらず、かくして記録されない。同様に、第2サイクルにおいて時刻1241と1253との間で受信されるテレテキストページ番号3の行1ないし13も、第1サイクルにおける行1ないし13に関して以前に記録された内容(S(41)ないしS(53))から内容が変化しておらず、従って記録されない。しかしながら、第2サイクルにおいて時刻1254で受信されるテレテキストページ番号3の行14は以前に記録されたページ3の行14(即ち、S(54))とは内容が相違し、かくしてS(1201)として記録される。同様に、第2サイクルにおいて時刻1255で受信されるテレテキストページ番号3の行15も、以前に記録されたページ3の行15(即ち、S(55))とは内容が相違し、かくしてS(1202)として記録される。
【0058】
図3cに示されるように、テレテキストページの次の記録行は時刻1727において受信されるページ番号27に行7である。このように、第2サイクルにおけるページ3の残りの行16ないし20、ページ4ないし26の各々の行1ないし20、及びページ27の行1ないし26について受信された内容は、第1サイクルにおいて受信及び記憶された対応するページの対応する行(S(56)ないしS(526))の内容とは相違しない。第2サイクルのページ番号27の行7は第1サイクルのページ27の行7(S(527)として記憶されている)とは内容が相違する。このように、第2サイクルにおいて時刻1727で受信されるページ番号27の行7に関するL(27,7)はS(1203)として記憶される。
【0059】
当該処理は斯様な態様で継続し、かくして集合Sを構築する。図3cの例において、第2サイクルにおいて受信されるテレテキストページ33の第2、6及び7行は、第1サイクルにおいて(S(642)、S(646)及びS(647)において)受信及び記録されたページ33の各行とは内容が相違している。同様のことが、後続のサイクルのテレテキストページ番号に関しても発生する。或るページの受信された各行は同一の行及びページ番号に関して以前に記録された内容と比較されて、該内容が変更され、従って記録される必要があるかを判定する。例えば、図3cに示すように、受信されるテレテキストページ1ないし60の第3サイクルにおいては、時刻2492及び2493において受信されるページ5の行12及び13は、第1サイクルにおいて先に記録されたページ5の行12及び13(即ち、S(92)及びS(93))とは内容が相違する。このように、第3サイクルの行L(5,12)及びL(5,13)はS(1207)及びS(1208)として記録される。S(1213)まで先に進むと、第3サイクルの時刻3042において受信されるページ33の行2の内容L(32,2)は、最後に先行して記録されたページ33の行2(即ち、第2サイクルにおいて記録されたS(1204))とは内容が相違する。このように、第3サイクルにおいて受信されるL(33,2)はS(1213)として記録される。
【0060】
記録されたテレテキストデータストリームを再生する場合、CPU130は上記集合S及び関連するタイムスタンプを用いてテレテキストページの巡回、即ちカルーセル(carousel)を再生成する。先ず、S(1)、S(2)、…、S(1200)がメモリから順に取り出され、伸張及び/又はさもなければ前処理され、そして上述したような態様で期間1ないし1200にわたり処理及び表示するようにエンコーダ140に送出される。前述したように、S(1)ないしS(20)は最初のサイクルにおけるテレテキストページ1の行1ないし20を表し、S(21)ないしS(40)は最初のサイクルにおけるテレテキストページ2の行1ないし20を表し、…、S(1181)ないしS(1200)は最初のサイクルにおけるテレテキストページ60の行1ないし20を表している。このように、S(1)ないしS(1200)の取り出し及び表示は、当該再生データストリームにおけるテレテキストページの最初のサイクルを生成する。前述したように、最初のサイクルのS(1)が表示される際に、CPU130はS(1)の最初のタイムスタンプに相関されたクロックを開始する。
【0061】
図3cの例では、最初のサイクルのテレテキストページ1ないし60に対応するS(1)、S(2)、…、S(1200)が取り出されると共に放送され、従って当該データストリームにおける60枚のテレテキストページの最初のサイクルを再生する。S(1)が出力される際に、CPU130のクロックはt=0に初期化され、開始される。該クロックは行単位で増加するか、又はさもなければCPU130はクロック出力を行単位に相関させる。かくして、S(1)ないしS(1200)が取り出され、処理され、エンコーダ140に出力された後、CPU130のクロック上ではt=1200行単位となる。
【0062】
クロックがt=1200を経て進むと、CPU130は、当該60枚のテレテキストページの再生データストリームのための基礎として最初の1200行S(1)ないしS(1200)の内容を使用し続け、かくして、再生用のテレテキストページの行のカルーセルを生成する。当該カルーセルにおける行の適切な再生タイミングを維持するために、完全なサイクルが再生される毎に、例えばCPU130は当該カルーセルにおける各行のタイムスタンプに1サイクルの時間(本例では、t=1200)に等しいオフセットを加算することができる。更に、CPU130は集合Sを連続的にチェックし、当該集合におけるテレテキストページの後続の行が、タイムスタンプを介して、当該データストリームにおけるテレテキストページに関して内容を変化させる時刻が来たことを示す場合、テレテキストページの個々の行を置換する。このようにして、記録されたテレテキストデータの最初のサイクルを用いて当該カルーセルの基礎を生成した後、CPU130は当該集合における次のS(即ち、S(1201))に関する内容及びタイムスタンプを取り出す。CPUのクロックがS(1201)のタイムスタンプに相関すると、当該カルーセルにおける当該ページ番号の対応する行が、当該データストリームにおける再生のために、CPU130によりS(1201)と置換される。次いで、当該CPUは上記集合における次のS(即ち、S(1202))に関する内容及びタイムスタンプを取り出し、同様の置換手順を継続する。この処理は全再生を通して継続する。
【0063】
図3cの例においては、テレテキストページ1ないし60の行1ないし20に対応するS(1)、S(2)、…、S(1200)が取り出されて放送された後、CPUクロック上の時刻は1200行単位となる(又は等価となる)。かくして、S(1)ないしS(1200)が時刻1200において当該カルーセルを形成する。このカルーセルにおけるS(1)ないしS(1200)のタイムスタンプは、該カルーセルにおける各行のタイムスタンプに1200を加算することにより現CPU時刻に正規化される。CPU130は、テレテキストページ番号3の行14に関する内容を含むS(1201)を取り込みむと共に、タイムスタンプ1254も取り込む。このように、CPU130は当該再生データストリームにおける時刻1201ないし1253に関しては、ページ1及び2の各20行並びにページ3の行1ないし13のS(1)ないしS(53)を使用する。何故なら、これらのページの行の内容は第2サイクルにおいて変化していないからである。CPU130は、当該カルーセルにおけるS(54)を、当該再生データストリームにおける時刻1254においてページ3の行14のS(1201)により置換する。何故なら、S(1201)に対応するタイムスタンプが、当該データストリームにおける該時点でS(54)からの内容の変更が存在することを示しているからである。
【0064】
CPU130は時間が経過するにつれて同様の態様で継続し、当該データストリームを再生するために上記カルーセルを使用し、その際に該カルーセルにおけるページの行を連続的に更新しながら、上記の記録されたデータストリームを再生する。このように、CPU130は、テレテキストページ番号3の行15の内容及びタイムスタンプ1255たるS(1202)を取り込む。CPU130は、当該カルーセルにおけるページ3の行15に関するS(55)を置換して、当該データストリームにおけるS(1202)を使用する。何故なら、S(1202)のタイムスタンプが、当該データストリームにおける該時点(時刻1255)でのS(55)からの内容の変化を示しているからである。各テレテキストページの適切な行は、関連するタイムスタンプがCPU130のクロックに対して該タイムスタンプが当該データストリームにおける該テレテキストページの行の内容が変更された時点であることを示す場合に、次に続くSに記憶された内容と置換され続ける。
【0065】
前述したように、図3cの例では、テレテキストページ番号のサイクルは60ページである。実際の数は多くても少なくてもよく、副ページを含むこともできる。また、テレテキストページの行数も、20行より多くても少なくてもよい。また、各テレテキストページの受信時刻は異なってもよく、内容と共に記憶されるタイムスタンプは秒(又は他の単位)とすることができる。CPU130によりS(1)に付与される実際の初期タイムスタンプは1以外でもよく、その場合、後続のタイムスタンプの全てはS(1)に対する初期タイムスタンプに等しいオフセットを有することとなるであろう。この場合、再生に際して、CPU130はS(1)に付与された初期タイムスタンプ及び使用される時間単位に相関される。また、前述したように、各行内容Sと関連してタイムスタンプを記憶することに加えて、行番号及びページ番号さえ記憶することもできる。このように、当該カルーセルにおいて何処で行が置換されるかを決定するためにタイムスタンプのみに依存する代わりに、当該CPUはページに関する正しい行が置換されていることを確認するためにチェックすることができる。
【0066】
図3aないし3cを参照して上述した処理は、元のデータストリームにおける全てのテレテキストページに関してデータストリームの効率的な記録及び再生成又は再生に焦点を合わせた。CPU130は、データストリームから記録のために全てのテレテキストページよりも少ないものを選択し、斯かる記録のために選択された1以上の特定のテレテキストページを同様に処理するようにプログラムすることもできる。このように、例えば、テレテキストページ20が記録のために選択された場合、テレテキストページ20の行1ないし20がタイムスタンプ1ないし20と共に、最初のサイクルにおいてS(1)ないしS(20)として各々記録される。第2サイクルにおいてテレテキストページ20の何れかの行の内容が変化していた場合は、これら行が当該データストリームから選択され、各々対応するタイムスタンプと共に、S(21)、S(22)等として記録される。第2サイクルにおいて何の行も変化しない場合は、何れも記録されない。当該データストリームの後続のサイクルにおけるテレテキストページ20の行は、行の内容が当該集合Sにおけるページ20に関して以前に記録された同一の行から変化しているかに依存して記録されるか又はスキップされるかの何れかとなる。タイムスタンプは、当該プロセッサが上述したような態様で当該再生データストリームにおける適切な時点でテレテキストページ20の行の変化を再生成するのを可能にする。
【0067】
更に、上述した実施例は、テレテキストデータのページが、テレテキストページの行の代わりに有効なデータパッケージとなるように容易に構成することもできる。受信されたテレテキストデータの最初のサイクルに関して、ここでも全てのページの全ての行が上述した実施例におけるのと同様に記憶される。しかしながら、第2及びそれ以降のサイクルに関しては、当該ページを形成する行の何れかの内容に変化がある場合は、全体のページが記録される。例えば、ページの行の全ては受信された際に一時的に記憶される。該ページは最後に記憶されたページと全体として比較され、内容に変化があるかを決定する。他の例として、当該ページを形成する個々の行が、最後に記録されたページの行と比較される。受信されたページの内容に、最後に記憶されたものから変化がある場合は(又は、等価的に、当該ページを形成する行の1以上の内容に、当該ページを有して最後に記憶された対応する行から変化がある場合は)、全体のページの行が記憶される。再生に際しては、内容に変化がある場合、当該カルーセルにおいて全体のページが置換される。何故なら、内容に変化がある場合に、当該ページの行の全てが記憶されたからである。
【0068】
他の例として、CPUは受信されたデータを、行ではなくページが内容の基本単位となるように再フォーマットすることもできる。(代わりに、テレテキストデータは、内容の基本単位がページとなるように、放送用にフォーマットするか、又はビデオレコーダ100による受信の前に再フォーマットすることもできる。)その場合、CPUにより受信され記憶されるテレテキストデータの最初のサイクルは、再フォーマットされたページのサイクルを有することになる。後続のサイクルに関して該データストリームにおいて受信されるテレテキストデータも同様に全ページに再フォーマットされ、その内容は最後に記録された対応するページと比較され(チェックサム又は他の比較を用いて)、記憶されたページの集合における最後に記憶された同一のページの内容から変化しているか判定する。再生に際しては、最初のサイクルが放送され、再生カルーセルが生成された後、CPUにより各ページに関連付けられるタイムスタンプに基づいて、上記カルーセル上において全体のページが続いて記憶されるページと置換される。
【0069】
本明細書では本発明の解説的実施例を添付図面を参照して説明したが、本発明は、これら実施例のみに限定されるものではないと理解されるべきである。従って、本発明の上記詳細な説明はデジタルビデオレコーダにより処理されるテレテキストデータに焦点を合わせたが、本発明は、テレテキスト及びビデオデータ又は上述した特定のビデオレコーダ及び処理に限定されるものではないと理解されるべきである。
【0070】
従って、一般的に、本発明は例えばテープ、ハードドライブ又は他の磁気媒体に基づくようなデジタルビデオレコーダによりサポートされ得るものである。また、本発明は、ビデオを含むデジタルデータを記録及び/又は再生することができる如何なるプラットフォームによっても等しくサポートされることができる。例えば、本発明は全体として又は一部としてPC又はネットワーク等によりサポートすることもできる。かくして、PCには図1におけるA/D変換器により出力されるもののようなデジタル及びビデオデータストリームを供給することができ、該PCのプロセッサ及びメモリは、CPU130により実行される本発明の上記発明的処理を提供するようにプログラムすることができる。他の例として、図1のシステム100の全ての構成要素がPC又は同様のプラットフォームによりサポートされ、チューナ110、A/D変換器120及びエンコーダ140が、該PCのプロセッサによりサポートされる別個の処理チップ又は処理モジュールとすることもできる。(表示器200が、該PCの表示器とすることもできる。)上記PCは斯様な処理アルゴリズム及びモジュールを用いて事前プログラムすることができるか、又はこれらは例えば補助ドライブを介してロードされた市販のソフトウェアを用いてダウンロードすることができるか、例えばインターネット経由でモデムを介してダウンロードされるか、又は無線接続を介してダウンロードすることができる。
【0071】
上述した本発明の記録及び再生態様は、例えば、異なるモジュール、構成部品又は異なる場所におけるシステムにさえも存在し得る。かくして、例えば、デジタルファイルを記録するために上述したようにチューナ110、A/D変換器120及びCPU130により提供される種々の処理は或る場所で実行し、記憶及び再生のために別の場所に送信することができる。例えば、本発明を使用する特定のデータファイルの記録は商業的サービスによりなすことができ、斯かるデータファイルは、再生のために加入者の場所のメモリにダウンロードする(例えばインターネット等のモデム、又は無線接続を含む他の接続を介して)ことができるか、又はリアルタイムでの再生のために送信することができる。斯かる記録は、上記サービスにより加入者の入力に基づいて実行することができる。他の例として、上記サービスは全てのプログラムを記録し、コピーを加入者に対して斯かる加入者の選択に基づいて供給することもできる。加入者の位置は、前述したような又は類似の構成要素による記録ファイルの記憶及び再生のために、本発明の構成要素及び処理能力を有することができる。
【0072】
また、以上の記載は好ましい実施例を説明するためにテレテキスト及びビデオデータに焦点を合わせているが、本発明は斯かるデータ型式及びフォーマットに限定されるものではない。一般的に、本発明のシステム及び処理は、他の関連するデータパッケージとインターリーブされると共に巡回的な態様で送信される(データの内容が変化するか否かに拘わらず)ような、関連するデータパッケージの記録及び/又は再生に適用することができる。斯かるシステム及び処理は、サイクル内で特定の関連するデータパッケージを選択及び記録し、他のものを破棄することができる。更に、又は代わりとして、記録のために選択された特定のデータパッケージに関する当該データストリーム内のデータパッケージの幾つかは、斯かるパッケージに含まれるデータが以前のサイクルにおいて記録されている場合は、記録に関しては跳ばすことができる。斯かるデータは、ビデオ又は他の放送データのような他のデータと共に、該データをタイムスタンプ又は他の同様のタイミングコードと相関させることにより単一のデータ構造として記録することができる。他の例として、斯かるデータは、記憶及び後の取り出しの後、該データをタイムスタンプ又は他の同様のタイミングコードを用いて他のデータと相関させることにより、斯かる他のデータと共に再生することができる。
【0073】
このように、本発明の範囲は、添付請求項の請求の範囲に記載された如くであることを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】図1は、本発明によるデジタルビデオ記録及び再生システムの構成要素を示す。
【図2a】図2aは、本発明による図1の処理構成要素によりなされる処理を示すフローチャートである。
【図2b】図2bも、本発明による図1の処理構成要素によりなされる処理を示すフローチャートである。
【図3a】図3aは、本発明の他の実施例による図1の処理構成要素によりなされる処理を示すフローチャートである。
【図3b】図3bも、本発明の他の実施例による図1の処理構成要素によりなされる処理を示すフローチャートである。
【図3c】図3cは、図3a及び3bの処理により生成されるデータ構造を示す。

Claims (14)

  1. デジタルプロセッサ及びメモリを有し、該デジタルプロセッサが元のデータストリームから関連するデータパッケージを選択するようなデジタル記録システムにおいて、前記関連するデータパッケージは繰り返しサイクルにおいて前記元のデータストリームにおける他のデータパッケージとインターリーブされており、前記デジタルプロセッサは前記選択された関連するデータパッケージを前記メモリに記憶することを特徴とするデジタル記録システム。
  2. 請求項1に記載のデジタル記録システムにおいて、前記元のデータストリームにおける前記データパッケージは1以上のテレテキストページを形成し、前記デジタルプロセッサは、前記元のデータストリームに含まれる前記テレテキストページの少なくとも1つに対して関連するデータパッケージを選択及び記憶することを特徴とするデジタル記録システム。
  3. 請求項2に記載のデジタル記録システムにおいて、前記元のデータストリームにおける前記データパッケージが前記テレテキストページの個々の行を含んでいることを特徴とするデジタル記録システム。
  4. 請求項2に記載のデジタル記録システムにおいて、前記デジタルプロセッサにより選択及び記憶される前記少なくとも1つのテレテキストページが字幕テレテキストページであることを特徴とするデジタル記録システム。
  5. 請求項4に記載のデジタル記録システムにおいて、前記字幕テレテキストページは前記元のデータストリームにおいて受信された時間の印と共に記憶され、該時間の印は前記字幕テレテキストページを対応するビデオデータと相関させるために使用されることを特徴とするデジタル記録システム。
  6. 請求項1に記載のデジタル記録システムにおいて、前記元のデータストリームにおける前記関連するデータパッケージの全てが、各繰り返しサイクルに対して前記元のデータストリームから前記プロセッサにより選択されると共に、該デジタルプロセッサにより記憶されることを特徴とするデジタル記録システム。
  7. 請求項1に記載のデジタル記録システムにおいて、前記デジタルプロセッサは前記元のデータストリームの現在のサイクルにおいて少なくとも1つの関連するデータパッケージを、該少なくとも1つのデータパッケージの内容が前のサイクルにおいて前記デジタルプロセッサにより最後に選択及び記憶された対応するデータパッケージの内容と相違する場合に、選択及び記憶することを特徴とするデジタル記録システム。
  8. 請求項1に記載のデジタル記録システムにおいて、前記デジタルプロセッサは前記元のデータストリームにおける関連するデータパッケージを、前記元のデータストリームにおける受信時間の印と共に記憶することを特徴とするデジタル記録システム。
  9. デジタルプロセッサ及びメモリを含むデジタル再生システムであって、該システムは関連するデータパッケージを含む再生データストリームを、1以上の最初に記憶された関連するデータパッケージを取り出し、該最初に記憶された関連するデータパッケージを含むデータのカルーセルであって前記再生データストリームを形成するために繰り返しサイクルにおいて出力されるようなカルーセルを生成し、前記再生データストリームを形成する前記カルーセルにおいて後に記憶される関連するデータパッケージを置換することにより生成することを特徴とするデジタル再生システム。
  10. 請求項9に記載のデジタル再生システムにおいて、前記関連するデータパッケージは、繰り返しサイクルにおいて複数のインターリーブされたテレテキストページのデータパッケージを含む元のデータストリームから記憶された少なくとも1つのテレテキストページの内容を形成し、前記1以上の最初に記憶されたデータパッケージは前記元のデータストリームの最初のサイクルから記憶された前記少なくとも1つのテレテキストページの内容を形成し、前記後に記憶されるデータパッケージは前記元のデータストリームの後のサイクルから記憶される前記少なくとも1つのテレテキストページの内容の一部を形成することを特徴とするデジタル再生システム。
  11. 請求項10に記載のデジタル再生システムにおいて、前記少なくとも1つのテレテキストページの内容を形成する前記関連するデータパッケージは、前記少なくとも1つのテレテキストページの個々の行であることを特徴とするデジタル再生システム。
  12. 請求項9に記載のデジタル再生システムにおいて、前記後に記憶される関連するデータパッケージは、前記再生データストリームを形成する前記カルーセルにおいて、前記元のデータストリームにおける当該関連するデータパッケージの受信時を反映する時点において置換されることを特徴とするデジタル再生システム。
  13. 実行に際してプログラム可能な装置がデジタル記録システムとして機能するのを可能にするコンピュータプログラムにおいて、元のデータストリームから関連するデータパッケージを選択する機能であって、該関連するデータパッケージが繰り返しサイクルにおいて前記元のデータストリームにおける他のデータパッケージとインターリーブされているような機能と、前記選択された関連するデータパッケージをメモリに記憶する機能とを有していることを特徴とするコンピュータプログラム。
  14. 請求項13に記載のコンピュータプログラムにおいて、前記元のデータストリームにおける前記データパッケージは1以上のテレテキストページを形成し、前記機能は前記元のデータストリームに含まれる前記テレテキストページの少なくとも1つに関して関連するデータパッケージを選択及び記憶するために使用することができることを特徴とするコンピュータプログラム。
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