JP2005500744A - 無線通信システムにおいて、パケットデータ送信をスケジュールする方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ユーザあたりの優先順位関数(PF)がユーザのパケット遅延時間の関数として計算される無線通信システムにおけるパケットデータ送信をスケジュールするための方法(100)。所定のユーザが閾値を破るパケット遅延時間を有するなら、それに従って、ユーザのPFが調節される。一実施形態において、遅延関数はPF計算に適用される。この場合、遅延関数は、懸案のデータを有するアクティブセット内のすべてのユーザのための平均の要求されたデータ転送速度および所定のユーザの平均データ転送速度を考慮する。
【選択図】図5
【選択図】図5
Description
【技術分野】
【0001】
この発明は、無線データ通信に関する。特に、この発明は、無線通信システムにおいて、パケットデータ送信をスケジュールするための新規で改良された方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信システムにおいて、基地局は、複数の移動ユーザと通信する。無線通信は、音声またはビデオ送信のような低遅延データ通信、またはパケット化されたデータ送信のような高速データ転送速度通信を含めても良い。1997年11月3日に出願された、米国特許出願番号第08/963,386(発明の名称:「高速パケットデータ送信のための方法および装置(METHOD AND APPARATUS FOR HIGH RATE PACKET DATA TRANSMISSION)は、高速パケットデータ送信を記載し、これによって、参照することにより明確に組み込まれる。
【0003】
パケットデータ送信は、低潜時送信である必要はなく、それゆえ、システム内で移動ユーザ送信をスケジュールする際に、基地局に柔軟性を持たせることができる。一度スケジュールされると、基地局は、データを所定期間、少人数の移動ユーザに送信してもよい。一般にシステムにおいて、パケットデータ移動ユーザのスケジューリングは、2つの目標を有する。第1の目標は、各チャネルの利用を最適化することである。第2の目標は、送信を移動ユーザに平等に割当てることである。2つの目標は時として競合する。例えば、チャネル品質条件と所定のユーザのための懸案のデータ量により、他のユーザを犠牲にして、特にそのユーザに過度の時間を割当てることがある。
【0004】
それゆえ、チャネルに敏感な移動ユーザに対するパケットデータ送信をスケジュールするための公平な方法の必要性がある。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0005】
開示した実施形態は、無線通信システムにおいて、パケットデータ送信をスケジュールするための新規で改良された方法を提供する。第1の観点において、パケットデータ送信のために適合された無線通信システムにおいて、方法は、複数の移動局に対して、速度要求表示を受信すること、速度要求表示に応答して、複数の移動局のための優先順位関数値を計算すること、および優先関数値に従って移動局に対する送信をスケジュールすることを含む。
【0006】
他の観点によれば、無線装置は、移動局からのデータ転送速度要求を受信し、それに応答して、電力因子値を発生するように適合された優先順位因子計算装置、および優先順位因子計算装置に接続され、データ送信をスケジュールするように適合されたスケジューリング装置を含む。
【0007】
さらに、他の観点によれば、無線通信システムにおいて、パケットデータ送信をスケジュールする方法は、ユーザの集まりを決定し、ユーザの集まりの少なくとも一部の優先順位関数を計算し、ユーザの集りの一部から懸案のデータトランザクションを有する第1の組のユーザをスケジュールし、ユーザの集りの一部から速度要求表示を受信し、速度要求表示に応答して、第1の組のユーザの優先順位関数を更新することを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
ここに開示した方法および装置の特徴、目的、および利点は、同一部に同符号を付した図面とともに下記に述べる詳細な説明からより明白になるであろう。
【0009】
この発明の例示実施形態において、スペクトル拡散無線通信システムの基地局は、ユーザ当りの優先順位関数(PF)の瞬時値に基づいて移動ユーザに対するパケットデータ送信をスケジュールする。ユーザスケジューリング優先順位はPF値に関連し、この場合、高いPF値は高いスケジューリング優先順位を示し、低いPF値は低い優先順位を示す。1つの観点において、PF値を決定する方法は、速度要求表示(RRI)により示されるチャネル条件に基づく。この方法は、またサービスの質(QOS)要求により指示される公平な基準を考慮する。そのような方法は、送信側における非ゼロバッファのアンダーラン(under-runs)に対して堅固な保護を供給する。一実施形態において、速度要求表示はデータ転送速度要求(DRR)である。他の実施形態において、速度要求表示は、搬送波対干渉(C/I)情報である。代わりの実施の形態は、他の種類の速度要求表示または予報値を実施してもよい。例示実施形態において、基地局は、複数の移動ユーザのための優先順位関数(PF)を計算する。各PFは速度要求表示および所定の移動ユーザの予測されるスループットの関数である。PF値は、基地局が懸案のデータを有するアクティブな移動装置をスケジュールすることを可能にする。このスケジューリングは、複数の移動局に対して割当てられた送信時間のほぼ等しい共有を生成する。スケジューリングの割当ては、割当てられたデータ転送速度に関連する悪影響を低減することによりチャネル感度を改良する。実際のデータ転送速度の割当ては、量子化された送信速度を供給する。これは、システム内のデータ転送速度の粗調整を生じる。実際のデータ転送速度は、割当てられたおよび利用可能なデータ転送速度に適合するように,切り捨てるか、ないしは別の方法で処理してもよい。送信データ転送速度を決定するために、速度要求表示を使用することにより、データ転送速度は、システムの実際の要求および動作環境に従って、調節される。
【0010】
図1に図解する例示実施形態において、無線通信システム10は、空中インターフェースまたは無線リンクを介して移動局14および移動局16を通信する基地局12を含む。基地局12は、移動局16の各々に対して別個の送信を処理する。図解するように、移動局14は、音声通信のような低遅延データ通信タイプを採用し、移動局16は高速パケットデータ通信を採用している。基地局12と移動局14との間の通信は、リアルタイムで実行され、それゆえ、すべてのアクティブな通信は、同時に実行される。それにひきかえ、移動局16とのパケットデータ通信をスケジュールしてもよい。この場合、複数の移動局16に対する通信は、一時に同時に送信される。代わりの実施の形態は、チャネル利用を最適化しようとする2以上の移動局16に同時送信を可能にするようにしてもよい。
【0011】
図2は、システム10内の移動局16をスケジュールするための方法18を図解する。プロセスは、ステップ20において、システム10内のアクティブな移動ユーザの集りを決定することにより開始する。その集り内の移動局16またはユーザの合計数は「N」として指定される。ステップ22において、Nが0に等しいなら、プロセスは終了する。そうでなければ、プロセスはステップ24に続き、その集り内の「M」ユーザの一部の各々に対してPFを計算する。この場合、Mのアクティブユーザは懸案のデータを有する。PF計算は、以下の式に従って実行される。
【数1】
【0012】
但し、jは、懸案データを有するMアクティブユーザに対応するユーザインデックスである。例示実施形態において、速度要求表示は、DRR(j)として実施される。データ速度要求(DRR)は、j=1、・・・、Mの場合に、ユーザjから受信される。分子にチャネル感応速度要求表示を持つことにより、システム10内のユーザのスケジューリングに均整を供給する。次に、速度要求表示は、各ユーザjに関連する予測されたスループットT’(j)により分割される。式(1)のこの計算において、実際のスループットは直接使用されていないけれども、各ユーザ、jの実際のスループットはT(j)として表しても良い。
【0013】
ステップ26において、データが未解決の一部のMアクティブユーザから、送信のためにスケジュールされる「K」ユーザのさらなる部分集合が決定される。例示実施形態において、一部のKユーザは、システム構成および所定のスケジューリングポリシーに従って決定される。しばしばK=1であり、またはKは単一のユーザに制約される。しかしながら、Kは、M以下のいかなる数であってもよい。計算されたPF値に基づいて、基地局はステップ28において、「K」ユーザをスケジュールする。Kのスケジュールされたユーザは、Nのアクティブユーザの部分集合を構成する、すなわち(K≦M≦N)である点に留意する必要がある。次に、基地局は、ステップ28のスケジュールに従って、ステップ30において、パケットデータ送信を送信する。送信は、送信電力の決定、電力制御、データ転送速度、変調、および送信の他のパラメータを含む。同時に、基地局12は、低潜時送信を移動局14に送信していてもよいことに留意する必要がある。
【0014】
ステップ32において、基地局12は、各スケジュールされたユーザから受信した対応する速度要求表示の関数としてKのスケジュールされたユーザの各々に対して、各予測されたスループット、T’、を更新する。以下の式は、例示実施形態に従って、スケジュールされたユーザのためのT’更新計算を記載する。
【数2】
【0015】
但し、αは、インデックスnを有するデジタルサンプルに対して、スケジューリングのために使用される平滑フィルタの時定数である。一実施形態において、時定数は、目標とするQOSおよび/または各移動局16の速度に関連していてもよい。例示実施形態において、速度要求表示は、DRR(l)として実施される。データ速度要求(DRR)は、l=1、・・・Nの場合、ユーザlから受信される。分子にチャネル感応速度要求表示を持つことは、システム10内のユーザのスケジューリングに均整を与える。次に速度要求表示は、各ユーザjに関連する予測されるスループット、T’(j)により分割される。式(1)のこの計算において、実際のスループットは直接使用されないけれども、各ユーザ、jの実際のスループットは、T(j)として表しても良い。むしろ、スケジューリング方法は、そのユーザから受信した速度要求表示に基づいて各ユーザのスループットの予測を行なう。速度要求表示は、データ転送速度制御(DRC)チャネルを介して送信されたDRRであってもよい。この場合、ユーザは、送信チャネルの品質を決定し、要求すべき対応するデータ転送速度を決定する。送信チャネルの品質は、ユーザにより受信された送信のC/I測定値であってもよい。この場合、対応するDRRは、ルックアップテーブルを介するように、C/I比に関連する。一実施形態において、ユーザはC/I比を基地局12に送信し、基地局12は、C/Iに基づいてデータ転送速度を決定する。もう一つの方法として、ユーザは、ユーザにより受信した送信されたデータ内の誤差に基づいて要求すべきデータ転送速度を決定してもよい。ユーザは、基地局の要求すべきデータ転送速度を決定するために、種々の方法を使用してもよい。同様に、ユーザは、基地局からのデータ転送速度を要求するために種々の速度要求表示を実施してもよい。さらに、一実施形態において、異なる移動局16は、異なる速度要求表示を実施する。
【0016】
ステップ34において、K<Mならば、処理はステップ36に続き、Nアクティブユーザの集り内のスケジュールされていないユーザ、すなわち、Mのスケジュールされたユーザに含まれないユーザに対して各T’を更新する。スケジュールされないユーザに対する予測されるスループット計算は、i=1,・・・,(M−K)の場合、以下のように与えられる。
【数3】
【0017】
ここで、速度要求表示は、スケジュールされないユーザに関連する各PFを更新するための予測されるスループットの計算に対し、ゼロであると仮定される。次に、処理はステップ26に戻り、更新されたPF値を用いて、依然として懸案中のデータを有するユーザのスケジューリングを続ける。
【0018】
例示実施の形態は、あたかも各移動局が常に十分な量の懸案データを有するかのように、各ユーザに対するPF値を更新し、各移動局16により要求される速度は実現可能である。それゆえ、式(1)乃至(3)で計算されたPFにより発生されたスケジューリング系列は、バッファが、送信すべき少なくとも1ビットのデータを有する限り、送信バッファの予測できない状態に対して敏感でない。
【0019】
図3は、受信され、処理され、送信された信号を含む基地局12の詳細を示す。図示するように、基地局12は、複数の移動局16からDRRまたはC/Iのような速度要求表示を受信する。制御情報は少なくとも移動局16から受信され、また、基地局コントローラ(BSC)(図示せず)のような中央コントローラから受信してもよい。基地局は、インターネットのようなネットワーク(図示せず)から「バックボーントラヒック(backbone traffic)」と呼ばれるトラヒックを受信する。これらの信号に応答して、基地局12は、データを移動局16に送信する。
【0020】
図4は、基地局12のスケジューラー部分をさらに詳細に示す。基地局12は一時にアクティブな移動局16の数と識別を決定するための集り計算装置40を含む。アクティブな移動局16は基地局12と通信するが、懸案のデータトランザクションを有していないかもしれない。集り計算装置40は、移動局16およびBSC(図示せず)から制御情報を受信し、またネットワーク(図示せず)からトラヒックを受信する。これに応答して、集り計算装置40は、ユーザ識別情報である、l=1,・・・,Nの場合のユーザID(l)をPF計算装置42に供給する。ユーザ識別情報は、システム10内のすべてのNアクティブユーザに対して供給される。
【0021】
PF計算装置42は、DRR(l)のような、移動局16からのデータ転送速度要求表示を受信する。PF計算装置42は、速度要求表示を用いて、式(1)に従って、各ユーザに対してPFを決定する。懸案データj=1,・・・,Kを有するすべてのユーザに対するPF(j)は、スケジューリング装置46に供給される。スケジューリング装置46は、PF(j)に関連する種々のユーザの中でスケジュールを決定する。スケジューリング装置は、スケジュール情報を送信回路48に供給する。DATA INも送信回路48に供給される。送信回路48は、DATA OUTを出力するために、スケジュール情報に従ってデータを送信する。スケジュール情報はまた、アクティブNユーザの予測されるスループットを更新する計算装置50にも供給される。スケジュールされたユーザは、式(2)に従って更新され、スケジュールされないユーザは、式(3)に従って更新される。予測されるスループット値を更新するために、計算装置50は、移動局16のための速度要求表示を受信する。次に、懸案データを有するMユーザの部分集合のための更新された予測スループット値はPF計算装置42に供給され、PF値を更新する。計算装置50は、無限インパルス応答(IIR)フィルタのような平滑フィルタを含む。平滑フィルタのためのタップ係数は設定が変えられる。
【0022】
一例において、移動局16は3km/hrの速度を有し、5.4Hzのドップラー周波数
【数4】
【0023】
を経験する。予測されるスループットは、おおよそ2秒として与えられる時定数Twを用いて、式(2)および(3)に従って、IIR平滑フィルタにより濾波される。IIRフィルタタップ係数、αは、以下に与えられる関係により時定数Twに関係する。
【数5】
【0024】
20msecのフレーム期間、すなわち50フレーム/秒と仮定すると、1/100の時定数を生じる。一般にαの計算は、各移動局16に、所定の許容範囲内で時間の一部分が割当てられる公平な制約を反映する送信のためのサービスの品質を最初に決定することを含む。次に、計算はαを最適化し、最適なリアルシステムスループットを得る。
【0025】
代わりの実施の形態において、比例する公平なアルゴリズムは、遅延期間を組み込む公平な基準を実施する。特に、遅延は、データパケットが到着する時間から、データがBSからユーザまたはMSに送信されるまで、基地局において測定される。遅延は、送信の開始までまたは送信の終わりまで測定してもよい。遅延は、送信前にBSにおいてデータが維持されている時間を効率的に測定する。データは、基地局12において、キューまたは他の記憶装置(図示せず)に記憶してもよい。
【0026】
一般に、比例する公平なアルゴリズムは、一組のユーザの中でスループットを最大化することと、スループットを個々のユーザに公平に割当てることとの間のバランスを維持する。しかしながら、アルゴリズムは、個々のユーザに対する特定の遅延要件を満足することを保証しない。遅延感応期間を含ませるために、比例する公平な優先順位関数を変更することにより、その結果は、遅延要件に合致するスケジューリングを供給する。遅延要件は、運転基準により典型的に特定されることに留意する必要がある。
【0027】
例示実施形態において、システム内のユーザの遅延要件は、時間の関数(例えば、秒で与えられたd)として、先験的にBS12に供給される。次に、BSは、時間遅延閾値、τを各ユーザに割当てる。特に、BSは、ユーザi=1,・・・,Nに対して値τiを記憶する。但し、Nは所定の時間におけるユーザの合計数である。ユーザの伝統的な比例する公平な優先順位の計算は、以下のように与えられる。
【数6】
【0028】
但し、DRCは、所定のユーザにより維持できるデータ転送速度であり、Tは、ユーザのスループットである。式(5)を
【数7】
【0029】
に変更することにより、PF計算は、ユーザの遅延の関数である遅延関数g(d)を組み込む。
【0030】
このようにして、ユーザの遅延が、式(6)の適用により、所定の閾値を上回るとき、スケジューリング方法は、優先順位をユーザに与える。遅延が閾値を下回って低減されるとき、ユーザの優先順位は式(5)のように計算される。
【0031】
図5は、パケット化されたデータ送信システムにおいて、ユーザをスケジュールする方法を図解する。プロセスは、ステップ102において、diとして指定されるユーザiのための遅延を計算する。次に、遅延diは、閾値τiと比較される。閾値τiは、ユーザiに対して固有である。代わりの実施の形態では、すべてのユーザに対して単一の閾値を実施してもよい。さらに、閾値τiは、システムの動作中に更新される動的な閾値であってもよい。ひし形判断104において、ユーザ遅延が閾値よりも大きければ、プロセスは、ステップ106において、diに対して遅延関数g(d)を計算する。但し、関数は、
【数8】
【0032】
として定義される。
【0033】
ユーザ遅延が閾値以下なら、遅延関数g(d)はステップ108において、以下のように計算される。
【数9】
【0034】
次に、プロセスは、ステップ106または108において計算された遅延関数を用いて、ステップ110において、PFを適用する。PFは以下のように与えられる。
【数10】
【0035】
ステップ112において、プロセスは、PFiに従って、ユーザiをスケジュールする。代わりの実施の形態は、所定の通信システムの要件、性能、および範囲に合致するいろいろな遅延関数のいずれかを実施してもよい。代わりの実施の形態において、遅延関数は、以下のように定義される。
【数11】
【0036】
但し、f()は、遅延の増加関数を表しても良い。特に、(di−τi)の増加関数を表しても良い。
【0037】
他の代わりの実施の形態は、以下の式により定義される遅延関数を実施する。
【数12】
【0038】
但し、DRCMAXはすべてのユーザに対するDRCの最大値であり、DRCAVEはユーザiのDRCのための平均値である。式(11)および(12)の遅延関数は、他のユーザに対して、そのユーザの遅延の関数として所定のユーザのPFを調節する。それゆえ、平均の要求されたデータ転送速度、すなわち、ユーザiのDRCが実質的に、懸案のデータを有するアクティブセット内のすべてのユーザに対して最大DRC未満であり、ユーザが閾値を破る遅延を経験するなら、そのユーザiは、優先順位の格上げを受信するであろう。
【0039】
さらに他の実施の形態において、式(5)のPFは遅延の代わりにスループットの関数として優先順位を調節するように変更される。但し、PFは、スループット関数g(Ti)を組み込んで、以下のように計算される。
【数13】
【0040】
スループット関数は、ユーザiのスループットを反映する。特に、スループットTiがスループット閾値より大きいならば、
【数14】
【0041】
であり、スループットTiがスループット閾値未満なら、
【数15】
【0042】
である。このようにして、ユーザ優先順位は、受信したスループットに応答して変更される。スループットがあまりにも低いとき、すなわち、閾値かまたは閾値を下回るとき、PFは格上げされる。さもなければ、優先順位関数は、式(5)で与えられるように計算される。それゆえ、平均の要求されたデータ転送速度、すなわち、ユーザiのDRCが実質的に、懸案データを有するアクティブセット内のすべてのユーザに対して最大DRC未満であり、ユーザが、スループット閾値を破るスループットを経験するなら、ユーザiは、優先順位の格上げを受信するであろう。
【0043】
さらに、代わりの実施の形態は、参照することにより明示的に本願明細書に組み込まれる、2001年2月発行のIEEE通信マガジンの150頁乃至154頁に、Matthew Andrews他により書かれた「共有された無線リンクに対してサービスの品質を供給すること(Providing Quality of Service over a Shared Wireless Link)」に明記された遅延関数のようないろいろな遅延関数を実施してもよい。
【0044】
以上、無線通信システムにおいて、パケットデータ送信をスケジュールするための新規で改良された方法および装置について述べた。当業者は、上述の記載の全体にわたって、参照してもよい、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、記号、およびチップは、有利に、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光学界または光学粒子またはそれらのいずれかの組合せにより表されることを理解するであろう。さらに、他の実施の形態は、参照することにより明示的に本願明細書に組み込まれる、ACM Mobicom2000において、Niranjan Joshi他により書かれた「CDMAデータネットワークにおけるダウンリンクスケジューリング(Downlink Scheduling in CDMA Data Networks)」に明記されたような遅延関数を実施してもよい。
【0045】
当業者は、ここに開示した実施の形態に関連して記載した種々の実例となる論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウエア、コンピュータソフトウエアまたは両者の組合せとして実施してもよいことを理解するであろう。種々の実例となる部品、ブロック、モジュール、回路およびステップは一般にそれらの機能の点から記載した。この機能性がハードウエアとして実施されるかまたはソフトウエアとして実施されるかは、特定の応用および全体のシステムに課せられた設計制約に依存する。当業者は、これらの環境下においてハードウエアおよびソフトウエアの互換性を認識し、各特定の応用に対して、記載された機能性をどのように最善に実施するかを認識する。
【0046】
一例として、ここに開示した実施の形態に関連して記載した種々の実例となる論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、例えばレジスタおよびFIFOのようなディスクリートハードウエア部品、ファームウエア命令のセットを実行するプロセッサ、何らかの一般的なプログラマブルソフトウエアモジュールおよびプロセッサ、またはそれらのいずれかの組合せを用いて実現または実行してもよい。プロセッサは有利にはマイクロプロセッサであるが、プロセッサは、いかなる一般的プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってもよい。ソフトウエアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、脱着可能ディスク、CD−ROM、または技術的に知られているその他のいずれかの形態の記憶媒体に存在することができる。プロセッサは、ASIC(図示せず)に存在してもよい。ASICは電話(図示せず)に存在してもよい。別の方法では、プロセッサは電話に存在してもよい。プロセッサは、DSPとマイクロプロセッサの組合せとして、または、DSPコア等と組み合わされた2つのマイクロプロセッサとして実施してもよい。
【0047】
好適実施形態の上述の記載は、この分野のいかなる技術者もこの発明を製作または使用することを可能にするために提供される。これらの実施形態への種々の変更は、この分野の技術者にはたやすく明白であろうし、その中に定義された包括的な原理は、発明力の使用なしに他の実施の形態に適用されてもよい。従って、この発明は、その中に示された実施の形態に制限されることを意図したものではなく、しかしむしろこの中に開示された原理および新規な特徴と矛盾しない最も広い範囲が許容されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】図1は、ブロック図の形態で、一実施形態に従う無線通信システムを図解する。
【図2】図2は、一実施形態に従って、流れ図の形態で、図1のシステムにおいて、パケットデータ送信をスケジュールする方法を図解する。
【図3】図3は、一実施形態に従って、ブロック図の形態で、図1の基地局を図解する。
【図4】図4は一実施形態に従って、図3の基地局の一部をブロック図の形態で図解する。
【図5】図5は、パケット化されたデータ送信システムにおいて、ユーザをスケジュールする方法100を図解する。
【0001】
この発明は、無線データ通信に関する。特に、この発明は、無線通信システムにおいて、パケットデータ送信をスケジュールするための新規で改良された方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信システムにおいて、基地局は、複数の移動ユーザと通信する。無線通信は、音声またはビデオ送信のような低遅延データ通信、またはパケット化されたデータ送信のような高速データ転送速度通信を含めても良い。1997年11月3日に出願された、米国特許出願番号第08/963,386(発明の名称:「高速パケットデータ送信のための方法および装置(METHOD AND APPARATUS FOR HIGH RATE PACKET DATA TRANSMISSION)は、高速パケットデータ送信を記載し、これによって、参照することにより明確に組み込まれる。
【0003】
パケットデータ送信は、低潜時送信である必要はなく、それゆえ、システム内で移動ユーザ送信をスケジュールする際に、基地局に柔軟性を持たせることができる。一度スケジュールされると、基地局は、データを所定期間、少人数の移動ユーザに送信してもよい。一般にシステムにおいて、パケットデータ移動ユーザのスケジューリングは、2つの目標を有する。第1の目標は、各チャネルの利用を最適化することである。第2の目標は、送信を移動ユーザに平等に割当てることである。2つの目標は時として競合する。例えば、チャネル品質条件と所定のユーザのための懸案のデータ量により、他のユーザを犠牲にして、特にそのユーザに過度の時間を割当てることがある。
【0004】
それゆえ、チャネルに敏感な移動ユーザに対するパケットデータ送信をスケジュールするための公平な方法の必要性がある。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0005】
開示した実施形態は、無線通信システムにおいて、パケットデータ送信をスケジュールするための新規で改良された方法を提供する。第1の観点において、パケットデータ送信のために適合された無線通信システムにおいて、方法は、複数の移動局に対して、速度要求表示を受信すること、速度要求表示に応答して、複数の移動局のための優先順位関数値を計算すること、および優先関数値に従って移動局に対する送信をスケジュールすることを含む。
【0006】
他の観点によれば、無線装置は、移動局からのデータ転送速度要求を受信し、それに応答して、電力因子値を発生するように適合された優先順位因子計算装置、および優先順位因子計算装置に接続され、データ送信をスケジュールするように適合されたスケジューリング装置を含む。
【0007】
さらに、他の観点によれば、無線通信システムにおいて、パケットデータ送信をスケジュールする方法は、ユーザの集まりを決定し、ユーザの集まりの少なくとも一部の優先順位関数を計算し、ユーザの集りの一部から懸案のデータトランザクションを有する第1の組のユーザをスケジュールし、ユーザの集りの一部から速度要求表示を受信し、速度要求表示に応答して、第1の組のユーザの優先順位関数を更新することを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
ここに開示した方法および装置の特徴、目的、および利点は、同一部に同符号を付した図面とともに下記に述べる詳細な説明からより明白になるであろう。
【0009】
この発明の例示実施形態において、スペクトル拡散無線通信システムの基地局は、ユーザ当りの優先順位関数(PF)の瞬時値に基づいて移動ユーザに対するパケットデータ送信をスケジュールする。ユーザスケジューリング優先順位はPF値に関連し、この場合、高いPF値は高いスケジューリング優先順位を示し、低いPF値は低い優先順位を示す。1つの観点において、PF値を決定する方法は、速度要求表示(RRI)により示されるチャネル条件に基づく。この方法は、またサービスの質(QOS)要求により指示される公平な基準を考慮する。そのような方法は、送信側における非ゼロバッファのアンダーラン(under-runs)に対して堅固な保護を供給する。一実施形態において、速度要求表示はデータ転送速度要求(DRR)である。他の実施形態において、速度要求表示は、搬送波対干渉(C/I)情報である。代わりの実施の形態は、他の種類の速度要求表示または予報値を実施してもよい。例示実施形態において、基地局は、複数の移動ユーザのための優先順位関数(PF)を計算する。各PFは速度要求表示および所定の移動ユーザの予測されるスループットの関数である。PF値は、基地局が懸案のデータを有するアクティブな移動装置をスケジュールすることを可能にする。このスケジューリングは、複数の移動局に対して割当てられた送信時間のほぼ等しい共有を生成する。スケジューリングの割当ては、割当てられたデータ転送速度に関連する悪影響を低減することによりチャネル感度を改良する。実際のデータ転送速度の割当ては、量子化された送信速度を供給する。これは、システム内のデータ転送速度の粗調整を生じる。実際のデータ転送速度は、割当てられたおよび利用可能なデータ転送速度に適合するように,切り捨てるか、ないしは別の方法で処理してもよい。送信データ転送速度を決定するために、速度要求表示を使用することにより、データ転送速度は、システムの実際の要求および動作環境に従って、調節される。
【0010】
図1に図解する例示実施形態において、無線通信システム10は、空中インターフェースまたは無線リンクを介して移動局14および移動局16を通信する基地局12を含む。基地局12は、移動局16の各々に対して別個の送信を処理する。図解するように、移動局14は、音声通信のような低遅延データ通信タイプを採用し、移動局16は高速パケットデータ通信を採用している。基地局12と移動局14との間の通信は、リアルタイムで実行され、それゆえ、すべてのアクティブな通信は、同時に実行される。それにひきかえ、移動局16とのパケットデータ通信をスケジュールしてもよい。この場合、複数の移動局16に対する通信は、一時に同時に送信される。代わりの実施の形態は、チャネル利用を最適化しようとする2以上の移動局16に同時送信を可能にするようにしてもよい。
【0011】
図2は、システム10内の移動局16をスケジュールするための方法18を図解する。プロセスは、ステップ20において、システム10内のアクティブな移動ユーザの集りを決定することにより開始する。その集り内の移動局16またはユーザの合計数は「N」として指定される。ステップ22において、Nが0に等しいなら、プロセスは終了する。そうでなければ、プロセスはステップ24に続き、その集り内の「M」ユーザの一部の各々に対してPFを計算する。この場合、Mのアクティブユーザは懸案のデータを有する。PF計算は、以下の式に従って実行される。
【数1】
【0012】
但し、jは、懸案データを有するMアクティブユーザに対応するユーザインデックスである。例示実施形態において、速度要求表示は、DRR(j)として実施される。データ速度要求(DRR)は、j=1、・・・、Mの場合に、ユーザjから受信される。分子にチャネル感応速度要求表示を持つことにより、システム10内のユーザのスケジューリングに均整を供給する。次に、速度要求表示は、各ユーザjに関連する予測されたスループットT’(j)により分割される。式(1)のこの計算において、実際のスループットは直接使用されていないけれども、各ユーザ、jの実際のスループットはT(j)として表しても良い。
【0013】
ステップ26において、データが未解決の一部のMアクティブユーザから、送信のためにスケジュールされる「K」ユーザのさらなる部分集合が決定される。例示実施形態において、一部のKユーザは、システム構成および所定のスケジューリングポリシーに従って決定される。しばしばK=1であり、またはKは単一のユーザに制約される。しかしながら、Kは、M以下のいかなる数であってもよい。計算されたPF値に基づいて、基地局はステップ28において、「K」ユーザをスケジュールする。Kのスケジュールされたユーザは、Nのアクティブユーザの部分集合を構成する、すなわち(K≦M≦N)である点に留意する必要がある。次に、基地局は、ステップ28のスケジュールに従って、ステップ30において、パケットデータ送信を送信する。送信は、送信電力の決定、電力制御、データ転送速度、変調、および送信の他のパラメータを含む。同時に、基地局12は、低潜時送信を移動局14に送信していてもよいことに留意する必要がある。
【0014】
ステップ32において、基地局12は、各スケジュールされたユーザから受信した対応する速度要求表示の関数としてKのスケジュールされたユーザの各々に対して、各予測されたスループット、T’、を更新する。以下の式は、例示実施形態に従って、スケジュールされたユーザのためのT’更新計算を記載する。
【数2】
【0015】
但し、αは、インデックスnを有するデジタルサンプルに対して、スケジューリングのために使用される平滑フィルタの時定数である。一実施形態において、時定数は、目標とするQOSおよび/または各移動局16の速度に関連していてもよい。例示実施形態において、速度要求表示は、DRR(l)として実施される。データ速度要求(DRR)は、l=1、・・・Nの場合、ユーザlから受信される。分子にチャネル感応速度要求表示を持つことは、システム10内のユーザのスケジューリングに均整を与える。次に速度要求表示は、各ユーザjに関連する予測されるスループット、T’(j)により分割される。式(1)のこの計算において、実際のスループットは直接使用されないけれども、各ユーザ、jの実際のスループットは、T(j)として表しても良い。むしろ、スケジューリング方法は、そのユーザから受信した速度要求表示に基づいて各ユーザのスループットの予測を行なう。速度要求表示は、データ転送速度制御(DRC)チャネルを介して送信されたDRRであってもよい。この場合、ユーザは、送信チャネルの品質を決定し、要求すべき対応するデータ転送速度を決定する。送信チャネルの品質は、ユーザにより受信された送信のC/I測定値であってもよい。この場合、対応するDRRは、ルックアップテーブルを介するように、C/I比に関連する。一実施形態において、ユーザはC/I比を基地局12に送信し、基地局12は、C/Iに基づいてデータ転送速度を決定する。もう一つの方法として、ユーザは、ユーザにより受信した送信されたデータ内の誤差に基づいて要求すべきデータ転送速度を決定してもよい。ユーザは、基地局の要求すべきデータ転送速度を決定するために、種々の方法を使用してもよい。同様に、ユーザは、基地局からのデータ転送速度を要求するために種々の速度要求表示を実施してもよい。さらに、一実施形態において、異なる移動局16は、異なる速度要求表示を実施する。
【0016】
ステップ34において、K<Mならば、処理はステップ36に続き、Nアクティブユーザの集り内のスケジュールされていないユーザ、すなわち、Mのスケジュールされたユーザに含まれないユーザに対して各T’を更新する。スケジュールされないユーザに対する予測されるスループット計算は、i=1,・・・,(M−K)の場合、以下のように与えられる。
【数3】
【0017】
ここで、速度要求表示は、スケジュールされないユーザに関連する各PFを更新するための予測されるスループットの計算に対し、ゼロであると仮定される。次に、処理はステップ26に戻り、更新されたPF値を用いて、依然として懸案中のデータを有するユーザのスケジューリングを続ける。
【0018】
例示実施の形態は、あたかも各移動局が常に十分な量の懸案データを有するかのように、各ユーザに対するPF値を更新し、各移動局16により要求される速度は実現可能である。それゆえ、式(1)乃至(3)で計算されたPFにより発生されたスケジューリング系列は、バッファが、送信すべき少なくとも1ビットのデータを有する限り、送信バッファの予測できない状態に対して敏感でない。
【0019】
図3は、受信され、処理され、送信された信号を含む基地局12の詳細を示す。図示するように、基地局12は、複数の移動局16からDRRまたはC/Iのような速度要求表示を受信する。制御情報は少なくとも移動局16から受信され、また、基地局コントローラ(BSC)(図示せず)のような中央コントローラから受信してもよい。基地局は、インターネットのようなネットワーク(図示せず)から「バックボーントラヒック(backbone traffic)」と呼ばれるトラヒックを受信する。これらの信号に応答して、基地局12は、データを移動局16に送信する。
【0020】
図4は、基地局12のスケジューラー部分をさらに詳細に示す。基地局12は一時にアクティブな移動局16の数と識別を決定するための集り計算装置40を含む。アクティブな移動局16は基地局12と通信するが、懸案のデータトランザクションを有していないかもしれない。集り計算装置40は、移動局16およびBSC(図示せず)から制御情報を受信し、またネットワーク(図示せず)からトラヒックを受信する。これに応答して、集り計算装置40は、ユーザ識別情報である、l=1,・・・,Nの場合のユーザID(l)をPF計算装置42に供給する。ユーザ識別情報は、システム10内のすべてのNアクティブユーザに対して供給される。
【0021】
PF計算装置42は、DRR(l)のような、移動局16からのデータ転送速度要求表示を受信する。PF計算装置42は、速度要求表示を用いて、式(1)に従って、各ユーザに対してPFを決定する。懸案データj=1,・・・,Kを有するすべてのユーザに対するPF(j)は、スケジューリング装置46に供給される。スケジューリング装置46は、PF(j)に関連する種々のユーザの中でスケジュールを決定する。スケジューリング装置は、スケジュール情報を送信回路48に供給する。DATA INも送信回路48に供給される。送信回路48は、DATA OUTを出力するために、スケジュール情報に従ってデータを送信する。スケジュール情報はまた、アクティブNユーザの予測されるスループットを更新する計算装置50にも供給される。スケジュールされたユーザは、式(2)に従って更新され、スケジュールされないユーザは、式(3)に従って更新される。予測されるスループット値を更新するために、計算装置50は、移動局16のための速度要求表示を受信する。次に、懸案データを有するMユーザの部分集合のための更新された予測スループット値はPF計算装置42に供給され、PF値を更新する。計算装置50は、無限インパルス応答(IIR)フィルタのような平滑フィルタを含む。平滑フィルタのためのタップ係数は設定が変えられる。
【0022】
一例において、移動局16は3km/hrの速度を有し、5.4Hzのドップラー周波数
【数4】
【0023】
を経験する。予測されるスループットは、おおよそ2秒として与えられる時定数Twを用いて、式(2)および(3)に従って、IIR平滑フィルタにより濾波される。IIRフィルタタップ係数、αは、以下に与えられる関係により時定数Twに関係する。
【数5】
【0024】
20msecのフレーム期間、すなわち50フレーム/秒と仮定すると、1/100の時定数を生じる。一般にαの計算は、各移動局16に、所定の許容範囲内で時間の一部分が割当てられる公平な制約を反映する送信のためのサービスの品質を最初に決定することを含む。次に、計算はαを最適化し、最適なリアルシステムスループットを得る。
【0025】
代わりの実施の形態において、比例する公平なアルゴリズムは、遅延期間を組み込む公平な基準を実施する。特に、遅延は、データパケットが到着する時間から、データがBSからユーザまたはMSに送信されるまで、基地局において測定される。遅延は、送信の開始までまたは送信の終わりまで測定してもよい。遅延は、送信前にBSにおいてデータが維持されている時間を効率的に測定する。データは、基地局12において、キューまたは他の記憶装置(図示せず)に記憶してもよい。
【0026】
一般に、比例する公平なアルゴリズムは、一組のユーザの中でスループットを最大化することと、スループットを個々のユーザに公平に割当てることとの間のバランスを維持する。しかしながら、アルゴリズムは、個々のユーザに対する特定の遅延要件を満足することを保証しない。遅延感応期間を含ませるために、比例する公平な優先順位関数を変更することにより、その結果は、遅延要件に合致するスケジューリングを供給する。遅延要件は、運転基準により典型的に特定されることに留意する必要がある。
【0027】
例示実施形態において、システム内のユーザの遅延要件は、時間の関数(例えば、秒で与えられたd)として、先験的にBS12に供給される。次に、BSは、時間遅延閾値、τを各ユーザに割当てる。特に、BSは、ユーザi=1,・・・,Nに対して値τiを記憶する。但し、Nは所定の時間におけるユーザの合計数である。ユーザの伝統的な比例する公平な優先順位の計算は、以下のように与えられる。
【数6】
【0028】
但し、DRCは、所定のユーザにより維持できるデータ転送速度であり、Tは、ユーザのスループットである。式(5)を
【数7】
【0029】
に変更することにより、PF計算は、ユーザの遅延の関数である遅延関数g(d)を組み込む。
【0030】
このようにして、ユーザの遅延が、式(6)の適用により、所定の閾値を上回るとき、スケジューリング方法は、優先順位をユーザに与える。遅延が閾値を下回って低減されるとき、ユーザの優先順位は式(5)のように計算される。
【0031】
図5は、パケット化されたデータ送信システムにおいて、ユーザをスケジュールする方法を図解する。プロセスは、ステップ102において、diとして指定されるユーザiのための遅延を計算する。次に、遅延diは、閾値τiと比較される。閾値τiは、ユーザiに対して固有である。代わりの実施の形態では、すべてのユーザに対して単一の閾値を実施してもよい。さらに、閾値τiは、システムの動作中に更新される動的な閾値であってもよい。ひし形判断104において、ユーザ遅延が閾値よりも大きければ、プロセスは、ステップ106において、diに対して遅延関数g(d)を計算する。但し、関数は、
【数8】
【0032】
として定義される。
【0033】
ユーザ遅延が閾値以下なら、遅延関数g(d)はステップ108において、以下のように計算される。
【数9】
【0034】
次に、プロセスは、ステップ106または108において計算された遅延関数を用いて、ステップ110において、PFを適用する。PFは以下のように与えられる。
【数10】
【0035】
ステップ112において、プロセスは、PFiに従って、ユーザiをスケジュールする。代わりの実施の形態は、所定の通信システムの要件、性能、および範囲に合致するいろいろな遅延関数のいずれかを実施してもよい。代わりの実施の形態において、遅延関数は、以下のように定義される。
【数11】
【0036】
但し、f()は、遅延の増加関数を表しても良い。特に、(di−τi)の増加関数を表しても良い。
【0037】
他の代わりの実施の形態は、以下の式により定義される遅延関数を実施する。
【数12】
【0038】
但し、DRCMAXはすべてのユーザに対するDRCの最大値であり、DRCAVEはユーザiのDRCのための平均値である。式(11)および(12)の遅延関数は、他のユーザに対して、そのユーザの遅延の関数として所定のユーザのPFを調節する。それゆえ、平均の要求されたデータ転送速度、すなわち、ユーザiのDRCが実質的に、懸案のデータを有するアクティブセット内のすべてのユーザに対して最大DRC未満であり、ユーザが閾値を破る遅延を経験するなら、そのユーザiは、優先順位の格上げを受信するであろう。
【0039】
さらに他の実施の形態において、式(5)のPFは遅延の代わりにスループットの関数として優先順位を調節するように変更される。但し、PFは、スループット関数g(Ti)を組み込んで、以下のように計算される。
【数13】
【0040】
スループット関数は、ユーザiのスループットを反映する。特に、スループットTiがスループット閾値より大きいならば、
【数14】
【0041】
であり、スループットTiがスループット閾値未満なら、
【数15】
【0042】
である。このようにして、ユーザ優先順位は、受信したスループットに応答して変更される。スループットがあまりにも低いとき、すなわち、閾値かまたは閾値を下回るとき、PFは格上げされる。さもなければ、優先順位関数は、式(5)で与えられるように計算される。それゆえ、平均の要求されたデータ転送速度、すなわち、ユーザiのDRCが実質的に、懸案データを有するアクティブセット内のすべてのユーザに対して最大DRC未満であり、ユーザが、スループット閾値を破るスループットを経験するなら、ユーザiは、優先順位の格上げを受信するであろう。
【0043】
さらに、代わりの実施の形態は、参照することにより明示的に本願明細書に組み込まれる、2001年2月発行のIEEE通信マガジンの150頁乃至154頁に、Matthew Andrews他により書かれた「共有された無線リンクに対してサービスの品質を供給すること(Providing Quality of Service over a Shared Wireless Link)」に明記された遅延関数のようないろいろな遅延関数を実施してもよい。
【0044】
以上、無線通信システムにおいて、パケットデータ送信をスケジュールするための新規で改良された方法および装置について述べた。当業者は、上述の記載の全体にわたって、参照してもよい、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、記号、およびチップは、有利に、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光学界または光学粒子またはそれらのいずれかの組合せにより表されることを理解するであろう。さらに、他の実施の形態は、参照することにより明示的に本願明細書に組み込まれる、ACM Mobicom2000において、Niranjan Joshi他により書かれた「CDMAデータネットワークにおけるダウンリンクスケジューリング(Downlink Scheduling in CDMA Data Networks)」に明記されたような遅延関数を実施してもよい。
【0045】
当業者は、ここに開示した実施の形態に関連して記載した種々の実例となる論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウエア、コンピュータソフトウエアまたは両者の組合せとして実施してもよいことを理解するであろう。種々の実例となる部品、ブロック、モジュール、回路およびステップは一般にそれらの機能の点から記載した。この機能性がハードウエアとして実施されるかまたはソフトウエアとして実施されるかは、特定の応用および全体のシステムに課せられた設計制約に依存する。当業者は、これらの環境下においてハードウエアおよびソフトウエアの互換性を認識し、各特定の応用に対して、記載された機能性をどのように最善に実施するかを認識する。
【0046】
一例として、ここに開示した実施の形態に関連して記載した種々の実例となる論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、例えばレジスタおよびFIFOのようなディスクリートハードウエア部品、ファームウエア命令のセットを実行するプロセッサ、何らかの一般的なプログラマブルソフトウエアモジュールおよびプロセッサ、またはそれらのいずれかの組合せを用いて実現または実行してもよい。プロセッサは有利にはマイクロプロセッサであるが、プロセッサは、いかなる一般的プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってもよい。ソフトウエアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、脱着可能ディスク、CD−ROM、または技術的に知られているその他のいずれかの形態の記憶媒体に存在することができる。プロセッサは、ASIC(図示せず)に存在してもよい。ASICは電話(図示せず)に存在してもよい。別の方法では、プロセッサは電話に存在してもよい。プロセッサは、DSPとマイクロプロセッサの組合せとして、または、DSPコア等と組み合わされた2つのマイクロプロセッサとして実施してもよい。
【0047】
好適実施形態の上述の記載は、この分野のいかなる技術者もこの発明を製作または使用することを可能にするために提供される。これらの実施形態への種々の変更は、この分野の技術者にはたやすく明白であろうし、その中に定義された包括的な原理は、発明力の使用なしに他の実施の形態に適用されてもよい。従って、この発明は、その中に示された実施の形態に制限されることを意図したものではなく、しかしむしろこの中に開示された原理および新規な特徴と矛盾しない最も広い範囲が許容されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】図1は、ブロック図の形態で、一実施形態に従う無線通信システムを図解する。
【図2】図2は、一実施形態に従って、流れ図の形態で、図1のシステムにおいて、パケットデータ送信をスケジュールする方法を図解する。
【図3】図3は、一実施形態に従って、ブロック図の形態で、図1の基地局を図解する。
【図4】図4は一実施形態に従って、図3の基地局の一部をブロック図の形態で図解する。
【図5】図5は、パケット化されたデータ送信システムにおいて、ユーザをスケジュールする方法100を図解する。
Claims (4)
- 送信器において、懸案のデータを有する少なくとも1つの移動局を有する、パケットデータに適合した無線通信システムにおいて、下記を具備する方法:
懸案データを有する前記少なくとも1つの移動局の第1の受信器のためのパケット遅延時間を計算する;
前記パケット遅延時間を第1の閾値と比較する;
前記パケット遅延時間が前記第1の閾値を破るなら、第1の遅延期間を計算する;
前記第1の遅延期間を用いて、前記第1の受信器のための優先順位関数を計算する;および
前記優先順位関数に従って、前記受信器への送信をスケジュールする。 - 前記パケット遅延時間は、前記第1の閾値よりも大きいパケット遅延時間に対してg(d)=kとして計算される、請求項1の方法。
- 前記パケット遅延時間は、前記第1の閾値より大きいパケット遅延時間に対して、g(d)=DRCMAX/DRCAVEとして計算され、DRCMAXは、前記送信器のアクティブセット内の受信器のためのDRC値の最大値であり、DRCAVEは、前記第1の受信器のための平均DRC値である、請求項1の方法。
- パケットデータ送信に適合した無線通信システムにおいて、下記を具備する方法:
閾値より高いパケット遅延を有するユーザを識別する;および
前記パケット遅延が前記閾値よりも高い間、前記ユーザの優先順位を調節する。
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