JP2005337237A - ロータブレードおよびロータブレードダンパ - Google Patents

ロータブレードおよびロータブレードダンパ Download PDF

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Abstract

【課題】ロータブレード内の振動を効果的に減衰でき、効果的に冷却でき、所望の耐久性を得ることができるダンパ48を提供する。
【解決手段】ロータブレード内に配置されるダンパ48のボディ58は、ベース部60と先端部62と第1接触面64と第2接触面66と後縁面68と前縁面70とを備える。後縁面68および前縁面70は、両接触面64,66の間に延び、第1,第2接触面64,66、後縁面68、前縁面70は、いずれも、ベース部60と先端部62との間で長手方向に延びる。ボディ58は、ベース部60寄り部分に配置された冷却用開口82を有し、その直径は、先端部62付近での後縁面68の幅とほぼ等しいかこれよりも大きい。ボディ58は、ベース部60付近での断面積が先端部62付近での断面積よりも大となるように、ベース部60と先端部62との間で、テーパ状をなしている。
【選択図】図5

Description

この発明は、ロータブレードに関し、特に、ロータブレードの振動を減衰させる装置に関する。
軸流型タービンエンジンのタービン部およびコンプレッサ部は、一般に、回転ディスクと該ディスクの周囲に周方向に配列された複数のロータブレードとからなるロータアッセンブリを含む。各ロータブレードは、ルート部と、翼部と、これらのルート部と翼部との間の移行部分に位置するプラットフォーム部と、を備える。ブレードの上記ルート部は、ディスク側の相補形状をなす凹部に収容される。ブレードの上記プラットフォーム部は、側方外側へと延び、全体が集合して、該ロータ段を通る作動媒体流路を構成する。各ブレードの前方の端縁は、前縁と呼ばれ、後方の端縁は、後縁と呼ばれる。前方とは、エンジンを通るガス流れの上流側を意味する。
運転中に、いくつかの異なる力の要因によって、ブレードが加振されることがある。例えば、ガスの温度や圧力や密度のばらつきによって、ロータアッセンブリ全体、特にブレード翼部において、振動が生じ得る。タービン部やコンプレッサ部の上流で周期的に排出されるガス、つまり”脈動”は、やはり、好ましくない振動を引き起こす。このような振動が抑制されないままであると、ブレードが早期に疲労し、ひいてはブレードの寿命が短くなる。
ダンパとブレードとの間の摩擦を、ブレードの振動動作を減衰させる手段として用いることが知られている。どの程度の量の振動が減衰するかは、2つの面の間の摩擦力の大きさに依存する。この摩擦力は、2つの面の間の接触面積の大きさ、2つの面の摩擦係数、これらの面を互いに接触状態に保つ垂直方向の力、の関数である。ダンパのばね率(つまり垂直方向の力)が、ばねの疲労や熱的環境によって低下すると、減衰される振動の量も、同様に減少する。またダンパが作用する面の面積が減少したり、ダンパにより摩耗したりすると、ダンパの効果は悪影響を受ける。
減衰作用の要請に加えて、ダンパは、非常に高温の環境において機能し、かつ持続するものでなければならない。いくつかの適用例では、高温環境下におけるダンパの耐久性を高めるために、ダンパを冷却することが可能となっている。例えば、スティックダンパ(棒状ダンパ)を、半径方向に延びるダンパの長手方向に沿って配列した冷却孔によって冷却することが知られている。また、ダンパの全長に亘り、ダンパの接触面に、間隔を持ったスロットを配列することも知られている。このように熱交換の向上のために冷却孔やスロットを設けることは、応力集中係数(”KT”)が生じ、ダンパの耐久性に悪影響を与える。
要するに、ブレード内の振動を効果的に減衰でき、効果的に冷却でき、所望の耐久性を得ることができる、振動減衰装置を備えたロータブレードが求められている。
本発明によれば、ロータブレードダンパが提供される。このダンパは、ボディを含み、該ボディは、ベース部と、先端部と、第1接触面と、第2接触面と、後縁面と、前縁面と、を備える。上記後縁面および前縁面は、両接触面の間に延びている。第1接触面、第2接触面、後縁面、前縁面は、いずれも、上記ベース部と上記先端部との間で長手方向に延びている。上記ボディは、ベース部寄り部分に配置された少なくとも一つの冷却用開口を有し、かつ該冷却用開口の直径は、先端部付近での後縁面の幅とほぼ等しいかこれよりも大きい。上記ボディは、ベース部付近の第1の横断面の断面積が先端部付近の第2の横断面の断面積よりも大となるように、ベース部と先端部との間で、テーパ状をなしている。
本発明の一つの態様によれば、ロータブレードが提供され、このロータブレードは、通路部を有するとともに、該通路部に、上述したロータブレードダンパが配設される。
本発明の一つの実施例においては、ボディは、先端部寄りの各接触面に配置された少なくとも一つの冷却チャネルを有する。
本発明の利点は、本発明のダンパを用いることで、ブレードの先端部側の厚さを薄くすることができることである。本発明のダンパは、ベース部と先端部との間で断面積が減少するようにテーパ状をなしている。ダンパの先端は、ロータブレードの薄い先端領域に配置し得るような寸法となっている。従来技術のダンパの多くは、先端領域が薄いロータブレード内に適用することができないような厚さを有している。従来技術のダンパにおいては、耐久性のために、ダンパ先端を比較的厚く設計することが要求されていた。この耐久性は、ダンパが晒される熱的環境および応力の関数である。本発明によれば、従来技術のダンパに比較して、冷却性が改善され、応力が減少する。この結果、ダンパの先端を薄くでき、先端部の厚さが薄いブレードに適用することが可能となる。
本発明の効果は、大きな断面積を有する剛性の高いベース部と、断面積の小さな先端部とにより得られるものである。高サイクル疲労を受けるブレード領域の中で、相対的に薄い先端部は、該ダンパとブレードの間でより大きな遠心荷重を許容し、剛性の高いベース部は、荷重により所望の摩擦接触を生じる。
ダンパのテーパ状のボディは、一定断面形状のボディを有するダンパに比べて、応力がより少なくなる。テーパ状としたことで、ベース部から先端部へ向かって、ダンパの質量が徐々に減少していく。従って、ダンパの半径方向の先端(つまり先端部)の質量に起因する応力が減少する。
ダンパのテーパ状のボディは、また、ダンパとしての所望の減衰性能に悪影響を与えることなしに、該ダンパならびに該ダンパの長さに沿った隣接する翼部の冷却を促進する。ダンパのベース部寄りは大きな断面積を有するので、前縁面と後縁面との間に延びる冷却用開口をダンパ内に配置することが可能となる。この冷却孔の直径は、タービンブレード内に侵入する異物の殆どを通過させるに十分な大きさを有し、これにより目詰まりが回避される。ボディの第2の端部寄りに配置された冷却チャネルは、このダンパの第2の端部の冷却を促進する。
従来技術は、接触面に、ダンパの長さに亘って個々に離れた冷却チャネルを配置し得ることを教示している。本発明の実施例においては、冷却チャネルは、ダンパの先端部寄りの接触面に配置されており、ダンパのベース部寄りには、冷却用開口が配置されている。このベース部領域に配置された冷却用開口は、応力集中係数(KT)を生じさせるが、この応力集中係数は、ダンパの接触面に冷却チャネルを形成したことに伴う応力集中係数よりも一般に小さい。従って、ダンパのベース部領域における低サイクル疲労の大きさは、冷却用開口に代えて冷却チャネルを具備する場合に比べて、より小さくなる。
ダンパの先端部寄りの接触面に配置された冷却チャネルは、ベース部寄りに配置した冷却用開口と同等以上の直径を有する冷却用開口を用いることができない領域に対し、冷却を行う。ベース部寄りの冷却用開口の直径は、先端部寄りの後縁面の幅とほぼ等しいかこれよりも大きい。従って、同様の直径の冷却用開口を先端部寄りに形成すると、両接触面が破られてしまうか、あるいは、後縁面側で接触面と冷却用開口との間に残る壁の厚さが許容できないほど薄くなってしまう。冷却用開口の直径を小さくすると、冷却空気とともに流れる異物による目詰まりが生じやすくなる。
図1に示すように、ガスタービンエンジン用のロータアッセンブリ10は、ディスク12と複数のロータブレード14とを備えている。ディスク12は、その周囲に周方向に配列された複数の凹部16を有し、中心線18を中心にして回転する。各ブレード14は、ルート部20と、翼部22と、プラットフォーム部24と、ダンパ26(図2参照)と、を有する。また各ブレード14は、該ブレード14を通る半径方向中心線28を有し、この半径方向中心線28は、ディスク12の中心線18と直交する。ルート部20は、ディスク12の一つの凹部16に合致する幾何学形状(つまり、もみの木構造)を有している。ルート部20は、さらに、導管部30を備えており、これを通して、冷却空気がルート部20内に流入し、かつ翼部22へと送られる。
図2および図3に示すように、翼部22は、ベース部32と、先端部34と、前縁36と、後縁38と、第1キャビティ40と、第2キャビティ42と、上記第1,第2キャビティ40,42の間の通路部44と、を含んでいる。翼部22は、ベース部32から先端部34へ先細りのテーパ状をなしており、つまり、ベース部32における翼弦の長さは、先端部34における翼弦の長さよりも大きい。第1キャビティ40は第2キャビティ42の前方に位置し、第2キャビティ42は後縁38に隣接している。なお、翼部22は、2つ以上のキャビティを有する場合もある。第2キャビティ42は、後縁38に沿って配列された複数の開口46を包含し、この開口46を通して冷却空気が通過し得る。図4に示す実施例においては、第1,第2キャビティ40,42が一つのキャビティから形成され、両者間に配置されたダンパ48によって、第1,第2キャビティ40,42として構成されている。
第1,第2キャビティ40,42の間の通路部44は、実質的にベース部32から先端部34まで延びた一対の壁面50を含んでいる。一方もしくは双方の壁面50は、第1キャビティ40から第2キャビティ42へ向かうに従って、他方の壁面に近付くように収束する。この通路部44の中心線52は、ブレード14の半径方向中心線28に対し、角度αでもって斜行(skew)しており、従って、通路部44の先端部34側の端部の方が、通路部44のベース部32側の端部よりも、半径方向中心線28により接近している。ダンパ48を通路部44内に保持するために、複数のタブ54を通路部44に隣接して第1キャビティ40内に設けることができる。図2に示す実施例においては、ダンパ48を通路部44内に挿入するための開口56がプラットフォーム部24に設けられている。
図5および図6に示すように、ダンパ48は、ボディ58を含み、このボディ58は、ベース部60と、先端部62と、第1接触面64と、第2接触面66と、後縁面68と、前縁面70と、を有している。後縁面68および前縁面70は、第1,第2接触面64,66の間に延びている。これらの第1,第2接触面64,66、後縁面68および前縁面70は、いずれも、ベース部60と先端部62との間で長手方向に延びている。第1,第2接触面64,66は、平滑面であってもよく、粗面であってもよい。いくつかの実施例においては、後縁面68におけるボディ58の幅は、前縁面70におけるボディ58の幅よりも小さい。これらの実施例においては、ボディ58が、後縁面68と前縁面70との間でテーパ状となっていると言うことができる。ボディ58が、異なる断面形状をなすこともあり得る。図3および図4に示すダンパ48は、実質的に台形状をなしている。図5および図6に示すダンパ48は、各エッジに逃げ面(relief)72を設けた台形状をなしている。他の実施例として、後縁面68が湾曲形状となることもある。
ボディ58は、ベース部60付近の第1の横断面の断面積が先端部62付近の第2の横断面の断面積よりも大となるように、ベース部60と先端部62との間で、テーパ状をなしており、すなわち、ベース部60と先端部62との間のボディ58の断面積は、ベース部60から先端部62へ向かうに従って減少する。図6に、一つの平面73を仮想線で例示しているが、この平面73に沿って切断した断面が上記の横断面に相当する。図5および図6の実施例においては、テーパが実質的に直線状である。他の実施例として、直線的でないテーパ状の場合もある。
図8に示すように、後縁面68の幅は、第1接触面64が実質的に含まれる第1平面76と第2接触面66が実質的に含まれる第2平面78との間に延びた線74に沿う最小の距離として定義される。線74は、後縁面68に接する。図8に断面形状を示すダンパは、対称な台形状の断面形状を有している。線74は、第1,第2平面76,78を示す線の間に延びる。この線74と各々の平面76,78とがなす角は、互いに実質的に等しい。前縁面70の幅も同様に定義されるが、但し、線74は前縁面70に接することとなる。
図5および図6に示すように、ボディ58のベース部60寄りの部分に、一つあるいは複数の冷却用開口82が設けられている。この冷却用開口82は、先端部62付近での後縁面68の幅とほぼ等しいかこれよりも大きな直径を有している。いくつかの実施例においては、複数の冷却用開口82は一様な直径を有している。他の実施例においては、複数の直径が異なる冷却用開口82が存在する。冷却用開口82は、前縁面70と後縁面68との間に延びており、これにより、第1,第2接触面64,66の間においてダンパ48を冷却空気が通過し得る。
いくつかの実施例においては、ダンパ48は、さらに、先端部62寄りの各接触面64,66に配置された複数の冷却チャネル84を含んでいる。冷却チャネル84は、ダンパ48の長手方向中心線80にほぼ垂直な方向に延びている。図6に示すように、第1接触面64に配列されている冷却チャネル84は、第2接触面66に配列されている冷却チャネル84に対し、長手方向中心線80に沿ってオフセットしている。しかしながら、この第1,第2接触面64,66の冷却チャネル84のオフセットは、必須のものではない。図5および図6において、冷却チャネル84は、ほぼ長方形の断面形状を有している。但し、冷却チャネル84は、このような長方形の断面形状のものに限定されない。例えば、冷却チャネル84を波状の接触面(図7参照)として形成することができ、この場合、谷部86が冷却チャネル84を構成し、頂部88がブレード14と接触する接触面64,66の部分を構成する。冷却チャネル84は、また、接触面64,66から突出した突起部によって構成することもでき、この場合、突起部の間に冷却チャネル84が延びる形となる。
いくつかの実施例においては、ダンパ48は、ボディ58の一端に固定されたヘッド部90をさらに備えている。米国特許第5,820,343号および米国特許第5,558,497号は、ダンパ48のボディ58に取り付けられたヘッド部90を有するダンパ48の例を開示している。米国特許出願10/771,587号は、ダンパヘッドの異なる例を示している。これらの特許は、本願の参照となる。これらは、本発明のダンパ48に用いられるヘッド部90の例を示す。但し、本発明のダンパ48は、これらの例に限定されるものではない。
図1および図2に示すように、定常運転条件においては、ガスタービンエンジン内のロータアッセンブリ10は、エンジン内を通るガス流れが通過し、回転する。高温のコアガスがロータアッセンブリ10のブレード14に衝突し、かなりの熱エネルギが各ブレード14に伝達するが、これは、通常、不均一な態様で生じる。熱エネルギのいくらかを消散させるために、冷却空気が各ブレード14のルート部20内の導管部30へ導入される。ここから一部の冷却空気が第1キャビティ40に入り、ダンパ48に接触する。ダンパ48の冷却用開口82によって、冷却空気が第2キャビティ42内へと通過し得る流路が構成される。冷却チャネル84を備えた実施例においては、この冷却チャネル84によっても、冷却空気が第2キャビティ42内へと通過し得る流路が構成される。
図2〜図4に示すように、ダンパ48の接触面64,66は、通路部44の壁面50に接触する。ロータアッセンブリ10のディスク12がその回転中心線18を中心に回転することで発生する遠心力は、ダンパ48に作用し、その力の一部が、ダンパ48をブレード14に圧接させる荷重となる。図2に示した実施例においては、通路部44がブレード14の半径方向中心線28に対し斜行(skew)しており、かつダンパ48はこの通路部44内に収容されているので、ダンパ48に作用する遠心力の成分が、ブレード14の壁面50へ向かう方向に作用し、つまり、遠心力の成分が、ダンパ48に対し壁面50方向への垂直な力として作用する。
以上、この発明を一実施例に沿って説明したが、当業者には明らかなように、種々の変更が可能である。例えば、上記の好適実施例では、ダンパ48が第1,第2キャビティ40,42の間に配置され、かつ第2キャビティ42は翼部22の後縁38に隣接しているが、本発明はこれに限定されず、ダンパ48は、翼部22のいかなる2つのキャビティの間であっても配置することができる。
ロータアッセンブリの部分的な斜視図。 ロータブレードの断面図。 ロータブレードの要部の断面図。 異なる実施例のロータブレードの要部の断面図。 本発明のダンパの一実施例を示す斜視図。 本発明のダンパの一実施例を示す要部の斜視図。 波状の接触面を有するダンパの説明図。 ダンパの一実施例の横断面図。

Claims (18)

  1. ロータブレードダンパであって、
    このダンパのボディは、ベース部と、先端部と、第1接触面と、第2接触面と、後縁面と、前縁面と、を備え、
    上記後縁面および前縁面は、両接触面の間に延びており、
    上記の各面は、上記ベース部と上記先端部との間で長手方向に延びており、
    上記ボディは、ベース部寄り部分に配置された少なくとも一つの冷却用開口を有し、かつ該冷却用開口の直径は、先端部付近での後縁面の幅とほぼ等しいかこれよりも大きく、
    上記ボディは、ベース部付近の第1の横断面の断面積が先端部付近の第2の横断面の断面積よりも大となるように、ベース部と先端部との間で、テーパ状をなしていることを特徴とするロータブレードダンパ。
  2. 上記ボディは長手方向軸を有し、かつこのボディは、上記長手方向軸に沿った実質的に全ての点において、前縁面の方が後縁面よりも広くなるようにテーパ状をなしていることを特徴とする請求項1に記載のロータブレードダンパ。
  3. 上記先端部寄りの第1接触面に配列された一つあるいは複数の冷却チャネルをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のロータブレードダンパ。
  4. 上記先端部寄りの第2接触面に配列された一つあるいは複数の冷却チャネルをさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のロータブレードダンパ。
  5. 上記冷却チャネルは、ほぼ長方形の断面形状を有していることを特徴とする請求項4に記載のロータブレードダンパ。
  6. 第1接触面および第2接触面が波状に形成され、この接触面の谷部が冷却チャネルを構成していることを特徴とする請求項4に記載のロータブレードダンパ。
  7. 第1接触面における冷却チャネルが第2接触面における冷却チャネルに対しオフセットしていることを特徴とする請求項4に記載のロータブレードダンパ。
  8. 複数の冷却用開口を有することを特徴とする請求項1に記載のロータブレードダンパ。
  9. 複数の冷却用開口の一部は第1の直径を有し、複数の冷却用開口の一部は第2の直径を有し、第1の直径は第2の直径よりも大きいことを特徴とする請求項8に記載のロータブレードダンパ。
  10. ロータアッセンブリ用のロータブレードであって、
    ルート部と、
    ベース部、先端部、第1キャビティ、第2キャビティ、この第1キャビティと第2キャビティとの間に位置し両キャビティを接続する通路部、を含んでなる翼部と、
    上記通路部に収容されたダンパと、
    を備えてなり、
    上記ダンパのボディは、ベース部と、先端部と、第1接触面と、第2接触面と、後縁面と、前縁面と、を備え、
    上記後縁面および前縁面は、両接触面の間に延びており、
    上記の各面は、上記ベース部と上記先端部との間で長手方向に延びており、
    上記ボディは、ベース部寄り部分に配置された少なくとも一つの冷却用開口を有し、かつ該冷却用開口の直径は、先端部付近での後縁面の幅とほぼ等しいかこれよりも大きく、
    上記ボディは、ベース部付近の第1の横断面の断面積が先端部付近の第2の横断面の断面積よりも大となるように、ベース部と先端部との間で、テーパ状をなしていることを特徴とするロータブレード。
  11. 上記ボディは長手方向軸を有し、かつこのボディは、上記長手方向軸に沿った実質的に全ての点において、前縁面の方が後縁面よりも広くなるようにテーパ状をなしていることを特徴とする請求項10に記載のロータブレード。
  12. 上記先端部寄りの第1接触面に配列された一つあるいは複数の冷却チャネルをさらに備えることを特徴とする請求項10に記載のロータブレード。
  13. 上記先端部寄りの第2接触面に配列された一つあるいは複数の冷却チャネルをさらに備えることを特徴とする請求項12に記載のロータブレード。
  14. 上記冷却チャネルは、ほぼ長方形の断面形状を有していることを特徴とする請求項13に記載のロータブレード。
  15. 第1接触面および第2接触面が波状に形成され、この接触面の谷部が冷却チャネルを構成していることを特徴とする請求項13に記載のロータブレード。
  16. 第1接触面における冷却チャネルが第2接触面における冷却チャネルに対しオフセットしていることを特徴とする請求項13に記載のロータブレード。
  17. 複数の冷却用開口を有することを特徴とする請求項10に記載のロータブレード。
  18. 複数の冷却用開口の一部は第1の直径を有し、複数の冷却用開口の一部は第2の直径を有し、第1の直径は第2の直径よりも大きいことを特徴とする請求項17に記載のロータブレード。
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