JP2005336884A - 地下埋設管渠の更新方法 - Google Patents

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Katsumi Tamura
克己 田村
Hideki Moriya
秀樹 森谷
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Abstract

【課題】地下埋設管渠を更新するためのバイパス管を施工するにあたり、近隣住民への影響が軽減されるとともに、交通障害も緩和され、地上構築物による施工の困難化も軽減される地下埋設管渠の更新方法を提供する。
【解決手段】既設の地下埋設管渠3bを更新する前に、更新すべき地下埋設管渠の近傍の地下にバイパス管4を設ける。バイパス管4を通して、その上流側と下流側の既設の地下埋設管渠の間の水の流れを確保する。その後、新たな地下埋設管渠19を施工する。埋設したバイパス管4は地下に残留させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、下水道管等の既設の地下埋設管渠を更新する方法に関する。
下水道管等の地下埋設管渠は、長期使用に伴う老朽化により更新する必要が生じる。また、既設の地下埋設管渠では流量不足等の不具合が生じた場合には径の大きなものに更新する必要が生じる。しかしこれらの地下埋設管渠は、公共施設であるため、使用可能にしたままで既設のものを新たなものに更新する必要がある。このため、特許文献1においては、更新すべき地下埋設管渠と並列に、地上にバイパス管を設け、そのバイパス管を通して下水等を流しながら更新作業を行なうことが提案されている。
特許第3394672号公報
前述のように、地上にバイパス管を設置し、そのバイパス管を通して下水等を流しながら地下埋設管渠の更新を行なう方法にあっては、バイパス管を地上に設置するために、バイパス管が通る場所の周辺住民の同意をとる必要があり、その上、バイパス管を道路上に通すために交通を遮断する必要があり、さらに障害になる建物その他の地上構造物からバイパス管を回避して設置する必要がある等、多くの問題をすべて事前に解決しなければならず、スムーズに施工できないことが多かった。特に都市部における地下埋設管渠の更新の場合には前記問題が更新作業の大きな障害となっていた。
本発明は、上記問題点に鑑み、地下埋設管渠を更新するためのバイパス管を施工するにあたり、近隣住民への影響や交通障害の問題も緩和され、地上構築物による施工の困難化も軽減される地下埋設管渠の更新方法を提供することを目的とする。
本発明による地下埋設管渠の更新方法は、既設の地下埋設管渠を更新する方法において、
前記既設の地下埋設管渠を更新する前に、更新すべき地下埋設管渠の近傍の地下にバイパス管を設け、
前記バイパス管を通して、その上流側と下流側の既設の地下埋設管渠の間の水の流れを確保し、
その後、更新すべき地下埋設管渠を新たな地下埋設管渠に更新し、
前記バイパス管は地下に残留させることを特徴とする。
本発明によれば、地下埋設管渠を更新するに先だち、臨時使用のためのバイパス管を地下に埋設して施工するため、バイパス管を地上に設置する場合の近隣住民への影響が少なくなり、近隣住民による事前承諾の問題が緩和される。また、バイパス管を地上に設置しないため、地上構造物によるバイパス管設置の障害がなく、バイパス管の施工が容易となる。また、バイパス管が地上に設置されないため、交通遮断や交通障害の問題も緩和される。
また、バイパス管は地下に埋設したままにしておくため、メンテナンス作業の際に、そのバイパス管を使用して下水等をバイパスして流しておくことにより、地下埋設管渠を空にして作業を行なうことができ、メンテナンス作業が容易となる。
図1ないし図4は本発明による地下埋設管渠の更新方法の一実施の形態を示す図である。図1は地下埋設管渠の更新を行なう前にバイパス管を施工している状態を示す側面断面図である。1、2は地下埋設管渠3の更新を行なうための立坑であり、これらの立坑1、2は既設の地下埋設管渠3の上の地面から、これらの管渠3の底部よりやや低い深さにわたって掘削形成される。1が上流側立坑、2が下流側立坑である。なお、これらの立坑1、2は新たに掘削するのではなく、既設のものを利用してもよい。
管推進機により地下埋設管渠3を更新する場合には、立坑1、2間の距離は、通常、100m〜200mであり、小口径(外径が80cm以下)の場合には、立坑1、2間の距離は数十m以下である。通常は上流側の管渠3aから更新ずべき管渠3bよりさらに下流側の管渠3cわたって次第に低くなるように傾斜する。また、他の例として、上流側管渠3aと更新ずべき管渠3bとの間、および更新ずべき管渠3bと下流側管渠3cとの間にそれぞれ段差を有する場合がある。
図1に示すように、本実施の形態においては、下流側の立坑2を発進立坑、上流側の立坑1を到達立坑としてバイパス管4を地下に掘進、埋設している。なお、上流側立坑1を発進立坑とし、下流側立坑2を到達立坑としてもよい。この例では下流側立坑2を発進立坑にしているので、この下流側立坑2にバイパス管4を施工するためのボーリング機5を設置している。このボーリング機5は、台6上に設置したレールに沿って往復駆動装置(いずれも図示せず)により継ぎ足し式鋼管4a〜4nおよびその中の継ぎ足し式スクリューオーガ(図示せず)を押しながら、回転駆動装置7によりスクリューオーガを回転駆動して掘進と鋼管4a〜4nの埋設を行なうものである。
このボーリング機5による掘進を行なう場合は、先端の鋼管4aの先端にスクリューオーガの先端の掘削ビット9を位置させ、往復動装置により鋼管4a、4b…およびスクリューオーガを押しながら回転駆動装置7によりスクリューオーガを回転させて掘進を行なう。そして1本分の鋼管について、回転駆動装置7が台6の前端まで移動させたら、それまで回転駆動装置7のチャック装置により保持されていた鋼管およびスクリューオーガを外し、回転駆動装置7を後退させ、新たに地上から降ろした鋼管および継ぎ足し用のスクリューオーガを、発進立坑2に後端が露出している鋼管とスクリューオーガに継ぎ足し、その継ぎ足した鋼管、スクリューオーガを回転駆動装置7のチャック装置にそれぞれ把持して回転駆動装置7の前進とスクリューオーガの回転駆動により掘進を行なうという作業を繰り返す。
このような作業によりバイパス管4(鋼管4a〜4nの集合体)の先端が上流側立坑1に達したら、バイパス管4の中のスクリューオーガの引き抜き、外しを継ぎ足し式のスクリューオーガの1本ずつ行なう。その後、ボーリング機5を立坑2から地上に撤去する。そして、図2に示すように、上流側立坑1に溜まる水10をバイパス管4に流すためのポンプ11を有する導入用配管12をバイパス管4の上流側端部に接続する。また、下流側立坑2より下流側の管渠3cの開口端には蓋13を設け、その蓋13に貫通する排出用配管14を前記バイパス管4の下流側端部に接続する。これにより、上流側立坑1から導入用配管12、バイパス管4、排出用配管14からなるバイパス流路が確保される。
このようにしてバイパス流路を確保した後、図2に示すように、立坑1、2の間の管渠3b内に貧配合モルタル等の充填材16を充填する。この充填材16の充填は、一端(下流側)に妻板(図示せず)を張り、地上に設置したタンク(図示せず)に溜めた充填材16を、管渠3bの上流側がら挿入したホース(図示せず)を介して、管渠3bに注入し、充填する。この充填を管渠3bの上流側端部まで達する前に妻板17を下方から順次高くなるモルタルの高さに合わせて積み上げて閉塞する。なお、この充填材16の充填は下流側開口部から行なってもよい。また、充填材16は、掘削土にモルタルと水とを混合したもの等、他の材料を用いてもよい。
このようにして管渠3bに充填材16を充填した後、新たな管渠19を施工する。この実施の形態においては、この管渠19の施工に管推進機20を用いている。この管推進機20は、立坑2内に設置される油圧シリンダ21を備えた元押装置22と、掘進装置23とを備える。掘進装置23は、前端に掘削ビット25を有するとともに、この掘削ビット25を回転させるモータと掘削ビットを前進させるための油圧シリンダ(いずれも図示せず)を有するもので、前胴と後胴とが伸縮式に組み合わされた胴体23aを有する。また、掘進装置23と継ぎ足し式管渠19の中に継ぎ足し式排土管(図示せず)を有する。
この管推進機により管渠19の施工を行なう場合は、掘進装置23により掘削ビット25の回転と胴体23aの伸長により掘進し、排土管により地上に排土する。そして、継ぎ足し式管渠19の1本分の掘進が終了すると、元押装置22により管渠19を押すとともに推進装置23の胴体を収縮させ、続いて元押装置22を後退させて新たな管渠19を継ぎ足すためのスペースを、既設の管渠19と元押装置22との間に設け、継ぎ足し式排土管を有する管渠19を元押装置22と最も後端の管渠19との間に挿入して排土管と共に管渠19を継ぎ足す作業を繰り返して複数の管渠19を、その先端が上流側立坑1に達するまで施工する。
このようにして管渠19を施工した後、元押装置22を地上に撤去し、さらに蓋13を外し、さらにポンプ11を有する配管12および配管14をバイパス管4の両端から外す。そして管渠3aからの下水を、立坑1、管渠19、立坑2、管渠3cを通して流す。図3は前記既設の管渠3bと新たに施工した管渠19とバイパス管4との位置関係を示す。本実施の形態では新たに施工した管渠19は古い管渠3bより大径であり、両者を同心に設けた例を示すが、必ずしも同心に設ける必要はなく、管渠のサイズも同じサイズであってもよい。
また、バイパス管4の位置も管渠19の真上ではなく、横あるいは4Aで示すように斜め上でもよい。さらにバイパス管4は既設の管渠3bより下方に設けることもできる。図4に示すように、バイパス管4は管渠19を施工した後も地下に埋設したまま残す。
このように、本実施の形態においては、地下埋設管渠3bを更新するに先だち、臨時使用のためのバイパス管4を地下に埋設して施工するため、地上に設置する場合の近隣住民への影響が少なくなり、近隣住民による事前承諾の問題が緩和される。また、バイパス管4を地上に設置しないため、地上構造物によるバイパス管設置の障害がなく、バイパス管4の施工が容易となる。また、バイパス管4が地上に設置されないため、交通遮断や交通障害の問題も緩和される。
また、既設の立坑1、2を利用すれば、更新時期より前であればいつでもバイパス管4を施工できるので、計画的に効率良く作業が行え、施工単価も安価に抑えることができる。
また、バイパス管4は地下に埋設したままにしておくため、メンテナンス作業の際に、前記ポンプ11を有する配管12をバイパス管4の上流側に接続してそのバイパス管を使用して下水等をバイパスして流しておくことにより、地下埋設管渠3bを空にして作業を行なうことができ、メンテナンス作業が容易となる。
なお、本発明において、新たな管渠19を前記実施の形態で示した管推進機ではなく、施工済みの箇所にセグメントを構築していくシールド掘進機を行なうことも可能である。ただしシールド掘進機の場合には、立坑1、2を大きくする必要があり、工費が嵩むことになるので、大径の管渠を一度の長距離(例えば1km程度)施工する場合を除いては、管推進機を用いることが有利である。
本発明による地下埋設管渠の更新方法の一実施の形態におけるバイパス管の施工状態を示す側面断面図である。 本実施の形態において、新たな管渠を施工している状態を示す側面断面図である。 本実施の形態において、既設の管渠と新たな管渠とバイパス管との位置関係を示す正面断面図である。 本実施の形態において、施工後の状態を示す側面断面図である。
符号の説明
1、2:立坑、3、3a〜3c:既設の地下埋設管渠、4、4A:バイパス管、4a〜4n:鋼管、5:ボーリング機、6:台、7:回転駆動装置、9:掘削ビット、10:水、11:ポンプ、12:導入用配管、13:蓋、14:排出用配管、16:充填材、17:妻板、19:新たな地下埋設管渠、20:管推進機、21:油圧シリンダ、22:元押装置、23:掘進装置、25:掘削ビット、

Claims (1)

  1. 既設の地下埋設管渠を更新する方法において、
    前記既設の地下埋設管渠を更新する前に、更新すべき地下埋設管渠の近傍の地下にバイパス管を設け、
    前記バイパス管を通して、その上流側と下流側の既設の地下埋設管渠の間の水の流れを確保し、
    その後、更新すべき地下埋設管渠を新たな地下埋設管渠に更新し、
    前記バイパス管は地下に残留させることを特徴とする地下埋設管渠の更新方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007309384A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Tokyo Gas Co Ltd 廃止工法及び新設管敷設工法
CN103234076A (zh) * 2013-04-02 2013-08-07 中冶交通工程技术有限公司 一种非开挖管道更换设备及其使用方法
CN103234075A (zh) * 2013-04-02 2013-08-07 中冶交通工程技术有限公司 一种具有双环刀的非开挖管道更换设备及其使用方法

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