JP2005334139A - Bone fracture treatment method for animal - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、動物の骨折を治療する方法に関する。 The present invention relates to a method of treating fractures in animals.
動物の腕、脚等が骨折すると筋肉等の収縮力により腕等が収縮する。この収縮を伴う骨折を治療するには、軟部組織を切開し、ネールを骨の一端から他端へと骨髄内に挿入し、牽引装置又は人手により骨折した脚等を牽引して骨折前の状態まで引き伸ばしたうえで、骨の側面からネールに向かってスクリューを差し込み、スクリューをネールの孔にねじ込むことにより骨折線の両側の骨をネールに固定する。その後、切開部を縫合し、骨折部の組織の再生を待つ。 When an animal's arm, leg, or the like is broken, the arm contracts due to the contraction force of the muscle. To treat a fracture with this contraction, the soft tissue is incised, a nail is inserted into the bone marrow from one end of the bone to the other, and the fractured leg or the like is pulled by a pulling device or a human hand before the fracture. The bones on both sides of the fracture line are fixed to the nail by inserting a screw from the side of the bone toward the nail and screwing the screw into the hole of the nail. Thereafter, the incision is sutured and waiting for regeneration of the tissue at the fracture.
ところが、従来の動物の骨折治療方法によれば、骨折した骨にネールを挿入した後牽引する場合に、骨折部が大型の動物の脚のように比較的大きい部位であれば既存の牽引装置により牽引することができるが、小動物の脚等骨折部位が比較的小さい場合は牽引装置を使用するのが困難である。従来そのような場合は人手で動物の脚等を引っ張りながらネールへの固定を行わざるを得ず、手術が煩雑化し、また、ネールと骨との正確な位置合わせが困難になる場合もある。 However, according to the conventional fracture treatment method for animals, when towing after inserting a nail into a fractured bone, if the fracture part is a relatively large part such as a leg of a large animal, the existing pulling device is used. Although it can be towed, it is difficult to use the towing device when the fracture site such as a leg of a small animal is relatively small. Conventionally, in such a case, the animal must be fixed to the nail while manually pulling the leg of the animal, the operation becomes complicated, and accurate alignment between the nail and the bone may be difficult.
また、骨折の治療にあたり骨には刺入線材、スクリュー等をネールの孔に向かって通す必要があるが、その際術者はネールの孔を視認することができないので、穿孔が不正確になりやすく、手術が煩雑化する。 In addition, when treating fractures, it is necessary to pass a piercing wire, screw, etc. through the bone toward the nail hole, but the operator cannot see the hole in the nail at that time, so drilling becomes inaccurate. Easy and complicated surgery.
したがって、本発明は上記不具合を解消することができる動物の骨折治療方法を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide an animal fracture treatment method that can eliminate the above-mentioned problems.
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、ネール(2)を分断された骨部(A,B)の骨髄内に挿入するステップと、治具(4)をネール(2)に連結するステップと、ネール(2)と平行にスライド可能に治具(4)に取り付けられる牽引スライダ(5)に一方の骨部(A)を連結するステップと、治具(4)及びネール(2)に他方の骨部(B)を連結するステップと、牽引スライダ(5)により一方の骨部(A)を牽引し、骨部(A,B)同士を骨折前の位置まで離反させ、整復するステップと、各骨部(A,B)をスクリュー(8)でネール(2)に固定するステップとを包含してなる動物の骨折治療方法を採用する。
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to
また、請求項2に係る発明は、複数個のネジ孔(1)が所定の間隔で形成されたネール(2)を分断された骨部(A,B)の骨髄内に挿入するステップと、複数個のガイド孔(3a,3b)が形成された治具(4)をネール(2)に連結し、ガイド孔(3a,3b)をネール(2)のネジ孔(1)に夫々正対せしめるステップと、ネール(2)と平行にスライド可能に治具(4)に取り付けられる牽引スライダ(5)に第一の刺入線材(6)を装着し、この第一の刺入線材(6)を一方の骨部(A)に突き立てるステップと、第二の刺入線材(7)を治具(4)のガイド孔(3b)からネール(2)のネジ孔(1)を貫通するように他方の骨部(B)に突き立てるステップと、第一の刺入線材(6)を牽引スライダ(5)により牽引し、骨部(A,B)同士を骨折前の位置まで離反させるステップと、各骨部(A,B)にスクリュー(8)を通しネール(2)の各ネジ孔(1)と螺合させるステップとを包含してなる動物の骨折治療方法を採用する。
Further, the invention according to
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の動物の骨折治療方法において、ネール(2)をネールホルダ(9)で保持して骨部(A,B)に挿入し、しかる後ネールホルダ(9)を治具(4)に連結する動物の骨折治療方法を採用する。
The invention according to claim 3 is the animal fracture treatment method according to
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の動物の骨折治療方法において、上記牽引スライダによる牽引後、二つの骨部(A,B)に夫々第一と第二のスクリュー(8a,8b)を装着する動物の骨折治療方法を採用する。 According to a fourth aspect of the present invention, in the animal fracture treatment method according to any one of the first to third aspects, each of the two bone portions (A, B) is firstly pulled after being pulled by the traction slider. And a method for treating fractures of animals wearing the second screw (8a, 8b).
また、請求項5に係る発明は、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の動物の骨折治療方法において、一方の骨部(A又はB)に第三の刺入線材(25)を突き立てて他方の骨部(B又はA)に第三のスクリュー(8c)を装着し、次いで一方の骨部(A又はB)の第三の刺入線材(25)を突き立てた跡に第四のスクリュー(8d)を装着する動物の骨折治療方法を採用する。
Further, the invention according to
請求項1に係る発明によれば、ネール(2)を分断された骨部(A,B)の骨髄内に挿入するステップと、治具(4)をネール(2)に連結するステップと、ネール(2)と平行にスライド可能に治具(4)に取り付けられる牽引スライダ(5)に一方の骨部(A)を連結するステップと、治具(4)及びネール(2)に他方の骨部(B)を連結するステップと、牽引スライダ(5)により一方の骨部(A)を牽引し、骨部(A,B)同士を骨折前の位置まで離反させ、整復するステップと、各骨部(A,B)をスクリュー(8)でネール(2)に固定するステップとを包含してなる動物の骨折治療方法であるから、骨部(A,B)を元の位置まで簡易に引き離し、その状態を保持したままスクリュー(8)で骨部(A,B)をネール(2)に固定することができる。従って、骨整復手術を簡易かつ正確に行うことができる。
According to the invention according to
請求項2に係る発明によれば、複数個のネジ孔(1)が所定の間隔で形成されたネール(2)を分断された骨部(A,B)の骨髄内に挿入するステップと、複数個のガイド孔(3a,3b)が形成された治具(4)をネール(2)に連結し、ガイド孔(3a,3b)をネール(2)のネジ孔(1)に夫々正対せしめるステップと、ネール(2)と平行にスライド可能に治具(4)に取り付けられる牽引スライダ(5)に第一の刺入線材(6)を装着し、この第一の刺入線材(6)を一方の骨部(A)に突き立てるステップと、第二の刺入線材(7)を治具(4)のガイド孔(3b)からネール(2)のネジ孔(1)を貫通するように他方の骨部(B)に突き立てるステップと、第一の刺入線材(6)を牽引スライダ(5)により牽引し、骨部(A,B)同士を骨折前の位置まで離反させるステップと、各骨部(A,B)にスクリュー(8)を通しネール(2)の各ネジ孔(1)と螺合させるステップとを包含してなる動物の骨折治療方法であるから、骨部(A,B)を元の位置まで簡易に引き離し、その状態を保持したままスクリュー(8)で骨部(A,B)をネール(2)に固定することができる。従って、骨整復手術を簡易かつ正確に行うことができる。また、治具(4)のガイド孔(3a,3b)をガイドにしてスクリュー(8)、刺入線材(6,7)等を通すことができるので、外部から見えない骨髄内に通したネール(2)のネジ孔(1)に対し、スクリュー(8)、刺入線材(6,7)等を簡易かつ正確に通すことができる。
According to the invention according to
請求項3に係る発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の動物の骨折治療方法において、ネール(2)をネールホルダ(9)で保持して骨部(A,B)に挿入し、しかる後ネールホルダ(9)を治具(4)に連結する動物の骨折治療方法であるから、骨内に通したネール(2)を簡易に治具に連結することができる。
According to the invention of claim 3, in the animal fracture treatment method of
請求項4に係る発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の動物の骨折治療方法において、上記牽引スライダによる牽引後、二つの骨部(A,B)に夫々第一と第二のスクリュー(8a,8b)を装着する動物の骨折治療方法であるから、二つの骨部(A,B)を最小本数のスクリュー(8a,8b)でネールに固定することができる。 According to a fourth aspect of the present invention, in the animal fracture treatment method according to any one of the first to third aspects, each of the two bone portions (A, B) is first after being pulled by the pulling slider. And the second screw (8a, 8b), the fracture treatment method for the animal, so that the two bone parts (A, B) can be fixed to the nail with the minimum number of screws (8a, 8b).
請求項5に係る発明によれば、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の動物の骨折治療方法において、一方の骨部(A又はB)に第三の刺入線材(25)を突き立てて他方の骨部(B又はA)に第三のスクリュー(8c)を装着し、次いで一方の骨部(A又はB)の第三の刺入線材(25)を突き立てた跡に第四のスクリュー(8d)を装着する動物の骨折治療方法であるから、二つの骨部(A,B)をネールに各々二本のスクリュー(8a,8b)で適正に固定することができる。
According to the invention which concerns on
以下、図面を参照して発明を実施するための最良の形態について説明する。 The best mode for carrying out the invention will be described below with reference to the drawings.
図2に示すように、この実施の形態に係る骨折治療方法で整復しようとする骨は小動物の大腿骨であり、この大腿骨は中央部に骨折が生じ、骨折線を挟んで近位の骨部Aと遠位の骨部Bに分断され、骨折線の近傍は砕けて図示しない骨片となっている。 As shown in FIG. 2, the bone to be reduced by the fracture treatment method according to this embodiment is a femur of a small animal, and this femur has a fracture in the center, and the proximal bone across the fracture line. It is divided into a part A and a distal bone part B, and the vicinity of the fracture line is broken to form a bone fragment (not shown).
図1及び図2に示すように、この骨折治療方法に用いられる装置は、複数個のネジ孔1が所定の間隔で形成された、骨髄内に挿入されるネール2と、ネール2のネジ孔1に夫々正対するように複数個のガイド孔3a,3bが形成された、ネール2に着脱自在に連結される治具4と、ネール2と平行にスライド可能に治具に取り付けられる牽引スライダ5と、骨折線を挟む一方の骨部Aに牽引スライダ5側から突き立てられる第一の刺入線材6と、治具4のガイド孔3aから骨折線を挟む他方の骨部Bを貫通しネール2のネジ孔1に挿入される第二の刺入線材7と、第二の刺入線材7に対し第一の刺入線材6が牽引スライダ5により牽引された後に各骨部A,Bからネール2の各ネジ孔1に螺入されるスクリュー8とを具備する。
As shown in FIGS. 1 and 2, the device used in this fracture treatment method includes a
ネール2は、この大腿骨の骨髄内に骨軸上で挿入される。ネール2は骨の種類、大きさ等に応じて用意された各種サイズのものからこの大腿骨に合ったサイズのものが選択される。図3(A)(B)に示すように、ネール2には複数個のネジ孔1が所定の間隔で形成される。すべてのネジ孔1はネール2の軸芯に対し同じ向きで交差するように形成される。これらのネジ孔1のうち所望のものに後述する刺入線材6,7、スクリュー8等が挿入される。ネール2の後端には後述するネールホルダ9に連結するためのネジ孔10と、回り止め用の凹溝11とが形成される。
図3に示すように、ネールホルダ9はネール2と同軸上で伸びる筒軸部9aと、筒軸部9aの側面から突出する腕部9bと、筒軸部9a内に挿入されるニードル9dとを備える。筒軸部9aの先端にはネール2の後端の凹溝11に嵌まり込む突起9cが形成される。筒軸部9aの内部にはニードル9dが挿入され、筒軸部9aの先端から突出するニードル9dの先端にはネール2のネジ孔10と螺合する雄ネジ12が形成される。ニードル9dは筒軸部9aの後方に突出し、そこには術者が把持する取っ手9eが形成される。ネール2の凹溝11にネールホルダ9の突起9cを嵌め込んだ上でニードル9dの雄ネジ12をネール2の結合孔10の雌ネジにねじ込むことにより、ネール2がネールホルダ9に一定の姿勢で固定される。
As shown in FIG. 3, the
ネール2は、治具4に連結する前は図3に示すネールホルダ9に保持された状態で取り扱われ、術者は取っ手9eを持って図9に示すように上記大腿骨の骨髄内にネール2を差し込む。
The
治具4は、図1及び図2に示すように、角棒状に形成される。図2及び図6に示すように、治具4の後端の下面からは連結ピン13が突出し、この連結ピン13がネールホルダ9の腕部9bに形成された連結孔14に挿入される。腕部9bにはダイアル付き雄ネジ15が螺合し、この雄ネジ15の先端が連結ピン13の先端に形成された環状溝13aに嵌まり込む。雄ネジ15を螺進退させることにより、ネールホルダ9を治具4に対し着脱可能である。上述したようにネール2はネールホルダ9に対し一定の姿勢で固定されることから、ネールホルダ9が治具4に連結されると、ネール2のネジ孔1の開口が治具4の下面に正対する。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
治具4には、図1及び図2に示すように、複数個のガイド孔3a,3bがネール2のネジ孔1に夫々正対するよう形成される。ガイド孔3a,3bは、長さが異なりネジ孔1の個数も異なるネール2が使用される場合もあることから、ネジ孔1と同じ間隔でネジ孔1よりも多数個形成される。ガイド孔3a,3bは中央で折れた骨の一方の骨部Aに対応する後部グループと他方の骨部Bに対応する前部グループとに大きく分けられ、図2に示すように、各グループのガイド孔3a,3bにガイドスリーブ等が挿入される。また、図1に示すように、治具4の後部寄りの箇所には治具4の前後方向に伸びるスロット16が形成され、このスロット16が後部グループの複数個のガイド孔3aを横断している。これにより、図2に示す牽引スライダ5に取り付けられた牽引スリーブ17は牽引スライダ5のスライドと共にスロット16内を複数個のガイド孔3aを横断して治具4の前後方向に移動可能である。
As shown in FIGS. 1 and 2, a plurality of
牽引スライダ5は、図1,図2,図4,図5及び図6に示すように、治具4の後部に長手方向にスライド可能に被せられる。牽引スライダ5はその前端に治具4に跨る四角形の枠部5aを有し、左右両側に治具4の左右両側壁に接するスライド壁5bを有する。治具4の後部には治具4の長手方向に凹部が形成され、この凹部内に牽引スライダ5スライドさせるための送りねじ棒18が挿入される。送りねじ棒18の前部は図1、図2及び図5に示すように凹部の前壁に軸支されると共に凹部の底壁に連結されたブラケット部材19により回転可能に保持される。また、送りねじ棒18の後部は治具4の後壁にブッシュ20を介して回転可能に保持される。送りねじ棒18の後端の頭部18aは治具4の後壁外に突出している。送りねじ棒18の中間部にはナット21が螺合し、牽引スライダ5の左右のスライド壁5bを貫通する結合ネジ22がナット21に螺合する。これにより、送りねじ棒18が回されると、ナット21が凹部内を前後方向に螺進退し、牽引スライダ5がナット21と共に治具4上を前後方向にスライドする。
As shown in FIGS. 1, 2, 4, 5, and 6, the
牽引スライダ5の前端の枠部5aには治具4のガイド孔3aに連通する連通孔23が形成され、この連通孔23内に図7に示す第一の刺入線材6が挿入される。第一の刺入線材6は具体的にはキルシュナー鋼線である。第一の刺入線材6は連通孔23に直に挿入することも可能であるが、望ましくは図7に示す牽引スリーブ17を介して挿入される。この第一の刺入線材6の先端には図示しないがドリル刃が形成されている。図2に示すように、牽引スリーブ17が牽引スライダ5の連通孔23に挿入され骨折線を挟む一方の骨部Aに突き立てられ、牽引スリーブ17をガイドにして第一の刺入線材6が骨部Aに突き立てられる。
A
図2に示すように、治具4の前部グループのガイド孔3bには、図8に示す第二の刺入線材7が挿入される。第二の刺入線材7は具体的にはキルシュナー鋼線である。この第二の刺入線材7の先端にも図示しないドリル刃が形成される。第二の刺入線材7はガイド孔3bに直に挿入することも可能であるが、望ましくは図8に示す内外のガイドスリーブ24a,24bを介して挿入される。図2に示すように、外ガイドスリーブ24bが治具4のガイド孔3bに挿入され骨折線を挟む他方の骨部Bに突き立てられ、内ガイドスリーブ24aが外ガイドスリーブ24b内に挿入され、図示しないドリルで第二の刺入線材7が内ガイドスリーブ24aをガイドにして骨部Bに突き立てられる。
As shown in FIG. 2, the
また、図2に示すように、治具4の後部グループのガイド孔3aには、第三の刺入線材25及び内外のガイドスリーブ26a,26bが必要に応じて挿入される。この第三の刺入線材25及び内外のガイドスリーブ26a,26bは上記第二の刺入線材7及び内外のガイドスリーブ24a,24bと同様な構成である。
Further, as shown in FIG. 2, a
上記第二及び第三の刺入線材7,25はネール2のネジ孔1を通るように骨部B,Aを横断するが、後述する手術の途中で抜き取られ、その跡に図19に示すようにスクリュー8が挿入され、このスクリュー8がネール2のネジ孔1に螺合する。
The second and
次に、上記構成の骨折治療用装置を用いて骨折を治療する方法について説明する。 Next, a method for treating a fracture using the fracture treatment apparatus having the above configuration will be described.
(1)図9に示すように、小動物の大腿骨の骨折を治療するものとし、この大腿骨に適合するネール2を選定し、このネール2をネールホルダ9に取り付ける。
(1) As shown in FIG. 9, a fracture of a femur of a small animal is to be treated, and a
また、小動物を側臥位にし、軟組織を切開し、骨折線を挟む近位側骨部Aに近位端から図示しない髄空リーマによってリーミングし、同じく遠位側骨部Bに近位端から髄空リーマによってリーミングし、両骨部A,Bの骨軸上に下孔を開ける。 Further, the small animal is placed in the lateral position, the soft tissue is incised, the proximal bone part A sandwiching the fracture line is reamed from the proximal end by a medullary reamer (not shown), and the distal bone part B is also medullary from the proximal end Reaming is performed with an empty reamer, and a pilot hole is opened on the bone axes of both bone parts A and B.
術者はネールホルダ9の取っ手9eを握り、図9に示すようにネール2を下孔に挿入する。ネール2は大腿骨の遠位側骨部Bの底に着いて停止する。
The operator grasps the
(2)図10に示すように、ネールホルダ9を介してネール2を治具4に連結する。これにより、治具4はネール2に平行に伸び、ネール2のネジ孔1が治具4のガイド孔3a,3bに正対する。
(2) As shown in FIG. 10, the
(3)送りねじ棒18を回し、図11に示すように、牽引スライダ5を治具4上で前進位置へと移動させておく。牽引用の刺入線材として第一の刺入線材6を近位側の骨部Aの転子部に突き立てる。
(3) The
この作業は次のようにして行う。まず、牽引スライダ5の連通孔23に牽引スリーブ17を挿入し、牽引スリーブ17の先端を骨部Aに突き立てる。次に、第一の刺入線材6を牽引スリーブ17内に挿入し、図示しないドリルで第一の刺入線材6をチャッキングして回転させ、骨部A内に挿入する。これにより、近位側の骨部Aが牽引スライダ5に連結される。
This work is performed as follows. First, the
(4)図12に示すように、第二の刺入線材7を治具4の前部グループのガイド孔3bから遠位側骨部Bに突き立ててネール2のネジ孔1に挿入する。
(4) As shown in FIG. 12, the
この作業は次のようにして行う。まず、治具4のガイド孔3bに外ガイドスリーブ24bを挿入し、外ガイドスリーブ24bの先端を骨部Bに突き立てた後、内ガイドスリーブ24aを外ガイドスリーブ24b内に挿入する。内ガイドスリーブ24a内に第二の刺入線材7を挿入し図示しないドリルで回転させて骨部B内に挿入する。これにより、遠位側の骨部Bが治具4に連結され仮固定される。
This work is performed as follows. First, the
この骨折治療用の治具4はネール2に連結した際にネール2のネジ孔1に夫々正対する複数個のガイド孔3a,3bを有することから、骨髄内に通することにより外部から見えなくなったネール2のネジ孔1に対し刺入線材7を簡易かつ正確に挿入することができる。
Since this
(5)図13に示すように、送りねじ棒18を回して牽引スライダ5を治具4上で後方にスライドさせる。送りねじ棒18はその頭部18aに図示しないラチェットハンドル等の工具を係止することにより容易に回転させることができる。これにより第二の刺入線材7に対し第一の刺入線材6が後方に牽引され、骨折線を挟んで遠位の骨部Bに対し近位の骨部Aが骨折前の元の位置まで引き離される。また、この牽引作業の際、各種の整復のための作業を行う。
(5) As shown in FIG. 13, the
(6)図14に示すように、近位の骨部Aに第一のスクリュー8aを挿入し、ネール2のネジ孔1と螺合させる。
(6) As shown in FIG. 14, the
この作業は(4)の場合とほぼ同様に行う。すなわち、治具4の後部グループのガイド孔3aに(4)の場合と同様な内外のガイドスリーブ24a,24bを挿入し、外ガイドスリーブ24bの先端を骨部Aに突き立てる。内ガイドスリーブ24a内に図示しないドリル刃を挿入して下孔をあけ内ガイドスリーブ24aを抜き取った跡に図示しないデプスゲージを挿入し、必要なスクリュー8の長さを測定する。デプスゲージを外ガイドスリーブ24b外に抜き取った後、再び内ガイドスリーブ24aを外ガイドスリーブ24b内に挿入し、図示しないタップにより骨部Aにタッピングを行う。その後、内ガイドスリーブ24aを外ガイドスリーブ24bから抜き取って外ガイドスリーブ24bを案内にして図示しないドライバで第一のスクリュー8aを骨部Aに挿入し、ネール2のネジ孔1と螺合させる。最後に外ガイドスリーブ24bをガイド孔3aから抜き取る。この第一のスクリュー8aにより近位側の骨部Aがネール2に本固定される。
This operation is performed in substantially the same manner as in the case of (4). That is, the inner and
(7)図15に示すように、(6)と同様な作業を行って、第二のスクリュー8bを遠位側の骨部Bに挿入し、ネール2のネジ孔1と螺合させる。この第二のスクリュー8bにより遠位側の骨部Bがネール2に本固定される。
(7) As shown in FIG. 15, the same operation as in (6) is performed, and the
(8)図16に示すように、(4)と同様な作業を行って、第三の刺入線材25を治具4の後部グループの他のガイド孔3aから近位側の骨部Aに突き立ててネール2のネジ孔1に挿入する。これにより、近位側の骨部Aが治具4に連結され仮固定される。
(8) As shown in FIG. 16, the same operation as in (4) is performed, and the
(9)図17に示すように、(6)と同様な作業を行って、第三のスクリュー8cを遠位側の骨部Bに挿入し、ネール2のネジ孔1と螺合させる。遠位側の骨部Bはこの第三のスクリュー8cが(7)の第二のスクリュー8bに付加されることによってより強固にネール2に本固定される。この第三のスクリュー8cにより遠位側の骨部Bをネール2に固定する際、(8)で第三の刺入線材25にネール2が仮固定されているので、第三のスクリュー8cはネール2のネジ孔1に正確に螺合する。
(9) As shown in FIG. 17, the same operation as in (6) is performed, and the
(10)図18に示すように、(6)と同様な作業を行って、第四のスクリュー8dを近位側の骨部Aに挿入し、ネール2のネジ孔1と螺合させる。近位側の骨部Aはこの第四のスクリュー8dが(6)の第一のスクリュー8aに付加されることによってより強固にネール2に本固定される。
(10) As shown in FIG. 18, the same operation as in (6) is performed, and the
(11)図19に示すように、治具4及びネールホルダ9をネール2から取り外した後、ネール2の結合孔10をエンドキャップ27で塞ぐ。また、砕けた骨片を骨折線間に挿入し、所望の方法により固定する。
(11) As shown in FIG. 19, after removing the
その後、軟組織を縫合し、骨折部の再生を待つ。骨折部が再生すると、必要に応じて再び軟組織を切開し、ネール2を大腿骨から抜き取る。
Thereafter, the soft tissue is sutured and the regeneration of the fracture is awaited. When the fracture portion is regenerated, the soft tissue is incised again as necessary, and the
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば上記実施の形態では小動物の大腿骨の骨折治療について説明したが上腕骨、脛骨等他部位の骨折の治療についても適用可能である。また、手術の手順も適宜変更可能である。さらに、ネールと治具又は骨との連結も刺入線材以外の他の連結手段によることも可能である。 The present invention is not limited to the above-described embodiment. For example, in the above-described embodiment, the fracture treatment of the femur of a small animal has been described. However, the present invention is also applicable to the treatment of fractures of other parts such as the humerus and tibia. is there. In addition, the procedure of surgery can be changed as appropriate. Further, the connection between the nail and the jig or the bone can be made by other connection means other than the insertion wire.
A,B…骨部
1…ネジ孔
2…ネール
3a,3b…ガイド孔
4…治具
5…牽引スライダ
6…第一の刺入線材
7…第二の刺入線材
8…スクリュー
9…ネールホルダ
A, B ...
Claims (5)
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-
2004
- 2004-05-25 JP JP2004154791A patent/JP2005334139A/en active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009524473A (en) * | 2006-01-27 | 2009-07-02 | デピュイ・プロダクツ・インコーポレイテッド | Fracture fixation device and implantation jig therefor |
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CN117297744A (en) * | 2023-10-07 | 2023-12-29 | 中国人民解放军总医院第六医学中心 | Femur neck fracture hollow nail sighting device |
CN117297744B (en) * | 2023-10-07 | 2024-03-29 | 中国人民解放军总医院第六医学中心 | Femur neck fracture hollow nail sighting device |
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