JP2005326862A - 音声信号圧縮装置及び方法、音声信号復元装置及び方法、ならびにコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 音声信号圧縮装置は、音声信号101を周波数領域に変換して周波数係数を取得する変換部102と、周波数係数103の大きさを変換し、変換された周波数係数103の大きさを量子化して、大きさ量子化インデックス105を取得する大きさ量子化部104と、周波数係数103の符号を量子化して、符号量子化インデックス108を取得する符号量子化部107と、大きさ量子化インデックス105及び符号量子化インデックス108から音声パケット110を生成するパケット化部109と、を備えている。
【選択図】 図1
Description
周波数変換モジュールは、一定の長さ単位で音声信号を入力され、1単位の音声信号を1回の変換過程を通じて周波数領域に変換して周波数係数を求め、周波数係数量子化モジュールは、1単位の周波数係数を独立的に量子化する。
このとき、周波数変換単位が短ければ、音声信号の時間領域での相関関係を十分に活用できず、周波数変換の効果が減少し、かつ量子化性能が低下するという問題がある。
一方、周波数変換単位が長ければ、音声信号の時間領域での特性変化が消えて、周波数変換の効果が減少し、量子化性能が低下し、かつ圧縮過程の時間遅延及び計算量が増加するという問題がある。
言い換えれば、従来の圧縮構造は、量子化性能が周波数変換単位の長さによって左右されるので、最適の圧縮性能を得難いという問題点を有している。
したがって、音声信号の時変特性を周波数変換過程に積極的に活用して、常に最適の周波数変換効果を得て、これより量子化性能を向上させて圧縮性能を極大化させる必要がある。
また、本発明は、音声信号を短い単位に分解し、各単位を独立的に周波数変換して量子化することが可能な音声信号圧縮装置及び方法、音声信号復元装置及び方法、ならびにコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを課題とする。
また、本発明は、短い単位の周波数変換で求めた周波数係数を、音声信号の時変特性を反映して2次元に配列することによって、量子化性能を向上させることが可能な音声信号圧縮装置及び方法、音声信号復元装置及び方法、ならびにコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを課題とする。
また、本発明は、2次元配列を持つ周波数係数を再び2次元変換して処理することが可能な音声信号圧縮装置及び方法、音声信号復元装置及び方法、ならびにコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを課題とする。
また、本発明は、2次元周波数係数を再び2次元変換する場合、音声信号の特性によって2次元変換の形態を調節して、音声信号の特性に最適の変換結果を得ることが可能な音声信号圧縮装置及び方法、音声信号復元装置及び方法、ならびにコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを課題とする。
また、本発明は、周波数係数を量子化する時、周波数係数の大きさと符号とを分離して、それぞれを独立的に量子化することが可能な音声信号圧縮装置及び方法、音声信号復元装置及び方法、ならびにコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを課題とする。
本発明で取り扱う音声信号は、狭域または広域などの多様な帯域幅を持つ原音声信号、特定周波数帯域に限定された帯域通過音声信号、原音声信号に多様な前処理過程を適用して得られた前処理された音声信号などをいずれも含むことができ、あらゆる形態の音声信号を同一の動作及び概念によって、同様な過程によって圧縮及び復元できる。
本発明の一実施形態では、16kHzでサンプリングされた広域音声信号を低域信号と高域信号とに分解した後、高域信号を、本発明の実施形態に係る音声信号圧縮及び方法ならびに音声信号復元装置及び方法の入力として印加することを基準として説明し、低域信号を処理する別途のモジュールで、低域信号の圧縮過程で計算される情報が、本発明による音声信号の圧縮及び復元装置に伝達されると仮定する。
したがって、2次元配列において、N=6、M=40となる。全体周波数領域が4kHz〜8kHzである場合、2次元配列を有する第1周波数係数103、すなわち、freq[subframe][k]でk=0が4kHzに該当し、kが1ずつ増加するにつれて、該当する周波数は100Hzずつ増加する。
ここで、インデックス「band」は、周波数帯域を表し、インデックス「subframe」は、サブフレームを表し、インデックス「k」は、帯域ごとの周波数インデックスを表し、kの範囲は、帯域分割部303の帯域分割構造によって決定される。以下では、説明の簡略化のために、一つの周波数帯域についてのみその作用を説明する。一方、帯域ごとの第2係数大きさ304を周波数帯域ごとに独立的に説明する場合、または、一つの周波数帯域についてのみ説明する場合には、インデックス「band」が固定されるので、2次元配列を有する。したがって、以下、帯域ごとの第2係数大きさ304は、2次元配列を持つと仮定する。また、サブフレームの数をNとし、周波数帯域ごとにP個の周波数係数があると仮定する。帯域分割部303の動作によって、周波数帯域ごとに周波数係数の数が異なることがあるが、説明の便宜上、あらゆる周波数帯域がP個の周波数係数を持つと仮定し、周波数帯域ごとの周波数係数の数が異なる場合にも、その構造及び作用は同一に適用される。したがって、帯域ごとの第2係数大きさ304は、サブフレーム及び周波数インデックスを、それぞれ時間軸及び周波数軸として持つN×Pサイズの2次元配列で構成される。
また、N個のサブクレームを2グループにまとめる(分割する)ときには、図8Bに示すように、2×Pサイズについての変換と、(N−2)×Pサイズについての変換とをそれぞれ行って、2×Pサイズの第3係数大きさと、(N−2)×Pサイズの第3係数大きさとを求める。
また、N個のサブフレームをNグループにまとめる(分割する)とき、すなわち、N個のサブフレームのそれぞれを一つのグループと見なすときには、図8Cに示すように、1×Pサイズについての変換をN回行って、1×Pサイズの第3係数大きさをN個求める。
102 変換部
103 周波数係数
104 大きさ量子化部
105 大きさ量子化インデックス
107 符号量子化部
108 符号量子化インデックス
109 パケット化部
110 音声パケット
111 追加情報
Claims (39)
- 音声信号を周波数領域に変換して周波数係数を取得する変換部と、
前記周波数係数の大きさを変換し、変換された周波数係数の大きさを量子化して、大きさ量子化インデックスを取得する大きさ量子化部と、
前記周波数係数の符号を量子化して、符号量子化インデックスを取得する符号量子化部と、
前記大きさ量子化インデックス及び前記符号量子化インデックスから音声パケットを生成するパケット化部と、
を備えていることを特徴とする音声信号圧縮装置。 - 前記変換部は、前記音声信号を複数のサブフレームに分割し、前記サブフレームごとに音声信号を周波数領域に変換して、前記周波数係数を取得することを特徴とする請求項1に記載の音声信号圧縮装置。
- 前記変換部は、サブフレームインデックス及び周波数インデックスを2次元に配列して、2次元配列を有する前記周波数係数を出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の音声信号圧縮装置。
- 前記大きさ量子化部は、
前記周波数係数から第1係数大きさを抽出する大きさ抽出部と、
前記第1係数大きさを複数の周波数帯域に分割して、周波数帯域ごとに第2係数大きさを取得する帯域分割部と、
前記第2係数大きさを変換して、第3係数大きさを取得する大きさ変換部と、
前記第3係数大きさを1次元に配列して、第4係数大きさを取得する1次元配列部と、
前記第4係数大きさのDC値を量子化して、量子化されたDC値を取得するDC値量子化部と、
前記第4係数大きさのRMS値を量子化して、量子化されたRMS値を取得するRMS値量子化部と、
前記量子化されたRMS値を利用して前記第4係数大きさを正規化し、第5係数大きさを取得する正規化部と、
前記第5係数大きさを量子化する大きさ量子化部と、
前記大きさ量子化器のビット数を割り当てるビット割り当て部と、
を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の音声信号圧縮装置。 - 前記大きさ抽出部は、2次元配列を有する前記周波数係数から、2次元配列を有する前記第1係数大きさを抽出することを特徴とする請求項4に記載の音声信号圧縮装置。
- 前記帯域分割部は、2次元配列を有する前記第1係数大きさの周波数軸を複数の周波数帯域に分割することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の音声信号圧縮装置。
- 前記大きさ変換部は、2次元配列を有する前記第2係数大きさについて前記周波数帯域ごとに変換を行い、前記第3係数大きさを取得することを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の音声信号圧縮装置。
- 前記大きさ変換部は、2次元離散コサイン変換を行うことを特徴とする請求項7に記載の音声信号圧縮装置。
- 前記大きさ変換部は、2次元配列を有する前記第2係数大きさがN×P(ここで、Nはサブフレームの数、Pは各周波数帯域に存在する周波数係数)サイズを有する場合に、少なくとも一つのサブフレームが含まれるように、前記N×Pサイズを少なくとも一つの2次元配列に分割し、各分割された前記2次元配列を2次元変換し、前記周波数帯域ごとに複数の第3係数大きさを取得することを特徴とする請求項7に記載の音声信号圧縮装置。
- 前記大きさ変換部は、前記音声信号の特性によって、前記N×Pサイズを少なくとも一つの2次元配列に分割するための分割形式を選択することを特徴とする請求項9に記載の音声信号圧縮装置。
- 前記1次元配列部は、各前記第3係数大きさの平均エネルギーを取得し、前記第3係数大きさを前記平均エネルギーの順に配列することを特徴とする請求項4から請求項10のいずれか一項に記載の音声信号圧縮装置。
- 前記1次元配列部は、前記音声信号の特性によって、複数の配列変換規則のうち一つを選択することを特徴とする請求項4から請求項11のいずれか一項に記載の音声信号圧縮装置。
- 前記DC値量子化部、前記RMS値量子化部及び前記大きさ量子化部は、前記第4係数大きさのDC値及び残りの値を別々に量子化することを特徴とする請求項4から請求項12のいずれか一項に記載の音声信号圧縮装置。
- 前記大きさ量子化部は、前記第4係数大きさのうち一部の第4係数大きさを量子化しないことを特徴とする請求項4から請求項13のいずれか一項に記載の音声信号圧縮装置。
- 前記ビット割り当て部は、前記第4係数大きさの各周波数インデックスに対して、前記周波数帯域の重要度に基づいて、異なる数のビットを割り当てることを特徴とする請求項4から請求項14のいずれか一項に記載の音声信号圧縮装置。
- 前記符号量子化部は、前記大きさ量子化部から提供される周波数係数の大きさ順序情報に基づいて、前記周波数係数の符号を量子化することを特徴とする請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の音声信号圧縮装置。
- 前記符号量子化部は、前記大きさ量子化部から提供される量子化された係数大きさのうち、所定の係数大きさに該当する前記周波数係数の符号を量子化することを特徴とする請求項16に記載の音声信号圧縮装置。
- 圧縮された音声パケットを逆パケット化して、符号量子化インデックス及び大きさ量子化インデックスを取得する逆パケット化部と、
前記符号量子化インデックスを逆量子化して、係数符号を取得する符号逆量子化部と、
前記大きさ量子化インデックスを逆量子化して、第1係数大きさを取得する大きさ逆量子化部と、
前記第1係数大きさを2次元に配列して、第2係数大きさを取得する2次元配列部と、
前記第2係数大きさを逆変換して、第3係数大きさを取得する第1逆変換部と、
前記第3係数大きさに前記係数符号を挿入して、周波数係数を取得する符号挿入部と、
前記周波数係数を複数のサブフレームに分割するサブフレーム分割部と、
前記サブフレームごとに周波数係数を逆変換して、時間領域信号を取得する第2逆変換部と、
を備えていることを特徴とする音声信号復元装置。 - 伝送路を介して伝送されていない係数符号を予測する符号予測部をさらに備えていることを特徴とする請求項18に記載の音声信号復元装置。
- 音声信号を周波数領域に変換して、周波数係数を取得する変換ステップと、
前記周波数係数の大きさを変換し、変換された周波数係数の大きさを量子化して、大きさ量子化インデックスを取得する大きさ量子化ステップと、
前記周波数係数の符号を量子化して、符号量子化インデックスを取得する符号量子化ステップと、
前記大きさ量子化インデックス及び前記符号量子化インデックスから音声パケットを生成するパケット化ステップと、
を含むことを特徴とする音声信号圧縮方法。 - 前記変換ステップでは、前記音声信号を複数のサブフレームに分割し、前記サブフレームごとに音声信号を周波数領域に変換して、前記周波数係数を取得することを特徴とする請求項20に記載の音声信号圧縮方法。
- 前記変換ステップでは、サブフレームインデックス及び周波数インデックスを2次元に配列して、2次元配列を有する前記周波数係数を出力することを特徴とする請求項20または請求項21に記載の音声信号圧縮方法。
- 前記大きさ量子化ステップは、
前記周波数係数から抽出される第1係数大きさを複数の周波数帯域に分割して、周波数帯域ごとに第2係数大きさを取得し、前記第2係数大きさを変換して第3係数大きさを取得し、前記第3係数大きさを1次元に配列して、第4係数大きさを取得するステップと、
前記第4係数大きさのDC値及び前記第4係数大きさのRMS値をそれぞれ量子化して、量子化されたDC値及び量子化されたRMS値を取得するステップと、
前記量子化されたRMS値を利用して前記第4係数大きさを正規化し、第5係数大きさを取得するステップと、
ビット割り当て情報に基づいて前記第5係数大きさを量子化するステップと、
を含むことを特徴とする請求項20から請求項22のいずれか一項に記載の音声信号圧縮方法。 - 前記第1係数大きさは、2次元配列を有する前記周波数係数から抽出され、2次元配列を有していることを特徴とする請求項23に記載の音声信号圧縮方法。
- 前記第1係数大きさは2次元配列を有しており、周波数軸を複数の周波数帯域に分割することを特徴とする請求項23または請求項24に記載の音声信号圧縮方法。
- 2次元配列を有する前記第2係数大きさについて周波数帯域ごとに2次元離散フーリエ変換を行い、前記第3係数大きさを取得することを特徴とする請求項23から請求項25のいずれか一項に記載の音声信号圧縮方法。
- 2次元配列を有する前記第2係数大きさがN×P(ここで、Nはサブフレームの数、Pは各周波数帯域に存在する周波数係数)サイズを有する場合に、少なくとも一つのサブフレームが含まれるように、前記N×Pサイズを少なくとも一つの2次元配列に分割し、各分割された前記2次元配列を2次元変換し、前記周波数帯域ごとに複数の第3係数大きさを取得することを特徴とする請求項26に記載の音声信号圧縮方法。
- 前記音声信号の特性によって、前記N×Pサイズを少なくとも一つの2次元配列に分割するための分割形式を選択することを特徴とする請求項27に記載の音声信号圧縮方法。
- 各前記第3係数大きさの平均エネルギーを取得し、前記第3係数大きさを前記平均エネルギーの順に配列することを特徴とする請求項23から請求項28のいずれか一項に記載の音声信号圧縮方法。
- 前記音声信号の特性によって、複数の配列変換規則のうち一つを選択することを特徴とする請求項23から請求項29のいずれか一項に記載の音声信号圧縮方法。
- 前記DC値の量子化、前記RMS値の量子化及び前記周波数係数の大きさの量子化は、前記第4係数大きさのDC値及び残りの値を別々に量子化することを特徴とする請求項23から請求項30のいずれか一項に記載の音声信号圧縮方法。
- 前記第4係数大きさのうち一部の第4係数大きさを量子化しないことを特徴とする請求項23から請求項31のいずれか一項に記載の音声信号圧縮方法。
- 前記ビット割り当て情報は、前記第4係数大きさの各周波数インデックスに対して、前記周波数帯域の重要度によって異なる値を有することを特徴とする請求項23から請求項32のいずれか一項に記載の音声信号圧縮方法。
- 前記符号量子化ステップでは、前記大きさ量子化ステップで取得された周波数係数の大きさ順序情報に基づいて、前記周波数係数の符号を量子化することを特徴とする請求項20から請求項33のいずれか一項に記載の音声信号圧縮方法。
- 前記符号量子化ステップでは、前記大きさ量子化ステップで取得された量子化された係数大きさのうち、所定の係数大きさに該当する前記周波数係数の符号を量子化することを特徴とする請求項34に記載の音声信号圧縮方法。
- 圧縮された音声パケットを逆パケット化して、符号量子化インデックス及び大きさ量子化インデックスを取得するステップと、
前記符号量子化インデックスを逆量子化して、係数符号を取得するステップと、
前記大きさ量子化インデックスを逆量子化して、第1係数大きさを取得するステップと、
前記第1係数大きさを2次元に配列して、第2係数大きさを取得するステップと、
前記第2係数大きさを逆変換して、第3係数大きさを取得するステップと、
前記第3係数大きさに前記係数符号を挿入して、周波数係数を取得するステップと、
前記周波数係数をサブフレームごとに分割するステップと、
前記サブフレームごとに周波数係数を逆変換して、時間領域信号を取得するステップと、
を含むことを特徴とする音声信号復元方法。 - 伝送路を介して伝送されていない係数符号を予測するステップをさらに含むことを特徴とする請求項36に記載の音声信号復元方法。
- 請求項20から請求項35のいずれか一項に記載の音声信号圧縮方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
- 請求項36または請求項37に記載の音声信号復元方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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