JP2005314545A - イエローインク組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高明度(高L*)領域のみならず低明度のイエロー領域、即ち「低L*且つa*がゼロ近傍且つ高b*」における色再現性にも優れるイエローインク組成物を提供すること。
【解決手段】 本発明は、CIEで規定のXYZ表示系におけるZ値が23のとき、Y値が86以上であるイエローインク組成物を提供する。また、本発明は、金属錯塩顔料を含むイエローインク組成物を提供する。本発明に係るイエローインク組成物は、特に、低明度の黄色を再現性よく表現することができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、金属錯塩顔料を含有するイエローインク組成物に関し、特に、CIEで規定のL*a*b*表示系で、高b*かつ低L*領域における色再現性の高いイエローインク組成物に関する。
従来、カラーインクジェット記録用のインクセットに備えられているイエローインクは、画像をドットにより表現した際に、ドットが肉眼で粒状に視認できるような状態を防ぐため、比較的明度の高いものが用いられている。高明度なイエローインクは、例えば、CIE(Commission Internationale d'Eclairage;国際照明委員会)が規定するLab表色系によれば、「高L*且つa*がゼロ近傍且つ高b*」となる。
「高L*且つa*がゼロ近傍且つ高b*」なイエローインクを用いると、粒状性が改善される反面、L*値(明度)が約60以下の中明度〜低明度の領域において、b*値の高い色の再現性が不十分になるという問題がある。
このような問題を解決するために、高明度のイエローインクとは別に、ダークイエローと呼ばれる低明度のイエローインクをさらに備えるインクセットを用いる方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、イエローインクに含まれる顔料固形分を増加させることによって、中〜低明度における高b*値を実現する方法も用いられている(例えば、特許文献2を参照)。
一方、C.I.ピグメントイエロー128とC.I.ピグメントイエロー110の2種のイエロー顔料を含んでなるイエローインク組成物によって、イエロー領域における広範囲な色再現性を得る方法も開示されている(例えば、特許文献3を参照)。
特開2002−105368号公報 特開2003−313480号公報 特開2001−081369号公報
しかし、ダークイエローを使用する方法では、インクの色数が増えるために色作りが複雑化し、コストも高くなる傾向があり、顔料固形分を増加させる方法では、光沢の劣化を引き起こす場合がある。
C.I.ピグメントイエロー128とC.I.ピグメントイエロー110をブレンドする方法では、1種類の顔料を含むインクよりは広範囲な色再現性を得ることができるが、イエロー領域における暗部の色再現性は十分でない。また、色相角が離れた顔料種の混合なので、2次色の彩度が低くなる傾向があり、特にC.I.ピグメントイエロー110が赤味を帯びているため、インクセットに用いると緑色が低彩度となる。
そこで、本発明は、高明度(高L*)領域のみならず低明度のイエロー領域、即ち「低L*且つa*がゼロ近傍且つ高b*」における色再現性にも優れるイエローインク組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、CIEで規定のXYZ表示系におけるZ値が23のとき、Y値が86以上であるという条件を満たすイエローインク組成物であれば、「低L*且つa*がゼロ近傍且つ高b*」の色再現性に優れること;金属錯塩顔料を含むイエローインク組成物が上記条件を満たすこと;また、金属錯塩顔料に加えて、高L*において高b*領域の再現性に優れた顔料をも含むイエローインク組成物は、高L*値から低L*値にわたる広い領域で色再現性に優れ、自然界にある黄色を忠実に再現できることを見出した。
本発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、CIEで規定のXYZ表示系におけるZ値が23のとき、Y値が86以上のイエローインク組成物を提供するものである。このような構成により、低明度の黄色を再現性よく表現することができる。
また、本発明は、金属錯塩顔料を含有するイエローインク組成物を提供するものである。このような構成により、CIEで規定のXYZ表示系におけるZ値が23のとき、Y値が86以上という条件を満たすことができる。
また、本発明は、金属錯塩顔料に加えて、高明度の黄色を再現性よく表現できる顔料を含むイエローインク組成物を提供するものである。このような構成により、高明度から低明度の広い領域にわたって、黄色を再現性よく表現することができる。
本発明に係るイエローインク組成物は、高L*〜低L*にわたる広い領域において、黄色の色再現性および色安定性に優れ、シアン等他のインクと混合しなくても、a*軸近傍かつ高b*の純粋な黄色の色の調整が可能である。
また、本発明は、上記イエローインク組成物を用いて画像を形成する記録方法を提供するものである。この記録方法によれば、低明度のイエロー領域の色再現性に優れ、インクジェット法により吐出された場合も吐出重量の変化による発色のばらつきが小さく、ドット表現による粒状性も目立たない良質な記録画像を得ることができる。
また、本発明は、上記イエローインク組成物を用いて画像を形成する記録システムを提供するものである。この記録システムによれば、低明度のイエロー領域の色再現性に優れ、インクジェット法により吐出された場合も吐出重量の変化による発色のばらつきが小さく、ドット表現による粒状性も目立たない良質な記録画像を得ることができる。
さらに、本発明は、上記イエローインク組成物を用いて画像が形成されてなる記録物を提供するものである。この記録物は、低明度のイエロー領域の色再現性に優れ、インクジェット法により吐出された場合も吐出重量の変化による発色のばらつきが小さく、ドット表現による粒状性も目立たない良質なものである。
〔イエローインク組成物〕
以下に本発明に係るイエローインク組成物について、その好ましい実施態様に基づき説明する。
本発明に係るイエローインク組成物は、CIEで規定のXYZ表示系におけるZ値が23のとき、Y値が86以上である。Z値は、インク組成物の希釈水溶液の紫外可視透過スペクトルから算出することができる。インク組成物に含まれる顔料濃度が変化すると、Z値が23になるための希釈倍率も変動するが、あるインクのZ値が23となるように希釈した場合にY値が86以上となる限り、当該インクは本発明に係るインク組成物に含まれる。ここで、Z値は、例えばU3300(日立製作所社製)を用いて、スキャンスピード600nm/min、測定波長範囲380〜800nm、スリット幅2.0nmの条件で透過率測定し、D65光源、視野角2度において算出することにより得ることができる。
本発明に係るイエローインクは、好ましくは重量100倍希釈以上3000倍希釈以下の範囲において、より好ましくは重量500倍希釈以上2500倍希釈以下の範囲において、さらに好ましくは重量1000倍希釈以上2000倍希釈以下の範囲において、CIEによって規定されるXYZ表示系におけるZ値が23のとき、Y値が86以上をとる。
本発明に係るイエローインク組成物は、上述の通り、金属錯塩顔料を含有することが好ましい。かかる金属錯塩顔料としては、例えば、C.I.ピグメントイエロー129(以下「PY129」と略記することもある。)、C.I.ピグメントイエロー117等を挙げることができるが、PY129が特に好適である。また、金属錯塩顔料としては、例えば、銅、アルミニウム、亜鉛等を含む錯塩顔料が挙げられるが、特に好ましくは銅錯塩である。金属錯塩顔料を含むイエローインクは、低明度のイエロー領域を再現性良く表現することができる。また、金属錯塩顔料を含むインクを用いることによって、記録物の画像堅牢性にも優れたインクセットとすることができる。
また、本発明に係るイエローインク組成物は、金属錯塩顔料に加えて、PY74、93、109、110、128、138、150、151、154、155、180、185からなる群より選択される少なくとも1種の他のイエロー顔料を含むことが好ましい。比較的高明度なこれらのイエロー顔料を混合することで、高明度領域から低明度領域まで広くイエローの安定性および再現性に優れたインク組成物を得ることができる。これにより、インクジェット法によりドット状に吐出された場合にも粒状性が目立たなくなるという効果も得られる。また、このような構成により、複数種類のイエローインクを用いなくても、イエロー領域における低明度と高明度の再現性をバランスよく向上させることができる。かかる効果を得るためには、上述のイエロー顔料のなかでも、特にPY74が好適である。
また、本発明に係るイエローインク組成物には、好ましくは、上記金属錯塩顔料が全顔料固形分の10重量%〜90重量%含まれ、さらに好ましくは、10重量%〜60重量%含まれる。濃い色のインク(例えば、全顔料固形分が、インク重量に対して約4重量%程度含まれるインク)の場合は、金属錯塩顔料が全顔料固形分の約10%〜30%重量程度、淡色インク(例えば、全顔料固形分が、インク重量に対して約2重量%程度含まれるインク)の場合は、金属錯塩顔料が全顔料固形分の約30%〜60%程度、含まれていることが好ましい。中でも、金属錯塩顔料としてPY129を、その他のイエロー顔料をPY74として、上記重量比で混合したインクが特に好適であり、高明度から低明度の広いイエロー領域におけるバランスがより良好な色再現性を得ることができる。
本発明に係るイエローインク組成物は、色材として顔料を使用するとともに、該顔料を分散するための分散剤を含有するものが好ましい。分散剤としては、この種の顔料インクにおけるものと同様のものを特に制限なく用いることができ、例えば、カチオン性分散剤、アニオン性分散剤、ノニオン性分散剤や界面活性剤等が挙げられる。アニオン性分散剤の例としては、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、アクリル酸−アクリロニトリル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−メタクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−α−メチルスチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−α−メチルスチレン−アクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体、酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢酸ビニル−脂肪酸ビニルエチレン共重合体、酢酸ビニル−マレイン酸エステル共重合体、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体等が挙げられる。また、アニオン性界面活性剤の例としては、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートのアンモニウム塩等が挙げられ、ノニオン性界面活性剤の例としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド等が挙げられ、これらの1種又は2種以上が用いられる。特に、顔料の分散安定性を高める観点から、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体を用いることが好ましい。
前記分散剤は、前記各インク中において、前記顔料の重量を基準として、固形分換算で、通常140重量%以下で含まれる。
前記分散剤は、前記顔料の重量を基準として、固形分換算で好ましくは10〜140重量%、更に好ましくは10〜100重量%、更に一層好ましくは10〜40重量%含まれる。また、インク量に対する分散剤の含有量は、固形分換算で好ましくは0.1〜10重量%、更に好ましくは0.3〜3重量%である。
また、本発明に係るイエローインク組成物は、インクジェット記録用に用いた場合に、インクの乾燥を防いでインクジェットプリンタのヘッドでの目詰まりを防止する観点から、高沸点有機溶媒を含むものが好ましい。高沸点有機溶媒としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオグリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン等の多価アルコール類;エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル等の多価アルコールのアルキルエーテル類;尿素、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、トリエタノールアミン等の有機アルカリ、糖アルコール等の糖類等が挙げられ、これらの1種又は2種以上が用いられる。特に、グリセリンとともに、トリエタノールアミン等の有機アルカリを添加することが、目詰まり防止の向上と、色材の分散性を安定させ、記録画像の光沢を向上させるため好ましい。
前記高沸点有機溶媒は、インク中、好ましくは0.1〜30重量%、更に好ましくは0.5〜25重量%含有される。
また、これらの高沸点有機溶媒のうちトリエタノールアミンは、インクのpH調整剤及び分散安定剤としての機能をも有するものであり、その機能を良好に発揮する点で、該トリエタノールアミンを各インク中において0.1〜10重量%の範囲内で使用することが好ましい。
また、本発明に係るイエローインク組成物は、記録媒体への濡れ性を高めてインクの浸透性を高める観点から、浸透促進剤を含有させることができる。浸透促進剤としては、例えば、メタノール、エタノール、iso−プロピルアルコール等のアルコール類;エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル;1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール等のジオール等が挙げられ、これらの1種又は2種以上が用いられる。特に、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル若しくは1,2−ヘキサンジオール、またはこれらの2種以上を用いることが好ましい。
前記浸透促進剤は、前記インク中、好ましくは1〜20重量%、更に好ましくは1〜10重量%含有される。
また、本発明に係るイエローインク組成物は、前記浸透促進剤と同様に、記録媒体への濡れ性を高めてインクの浸透性を高める観点から、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等の各種界面活性剤を用いることもでき、特に、アセチレングリコール系化合物やシリコーン系化合物を用いることが好ましい。該アセチレングリコール系化合物としては、市販されているものを用いることができ、例えば、オルフィンY、サーフィノール82、440、465、485(何れも商品名、エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ社製)、オルフィンSTG、オルフィンE1010(何れも商品名、日信化学株式会社製)等が挙げられ、これらの1種又は2種以上が用いられる。特に、オルフィンE1010、サーフィノール465を用いることが好ましい。また、該シリコーン系化合物としては、市販品としてBYK347、348またはBYKUV3510(ビックケミージャパン製)等のポリシロキサン系化合物を用いることができる。該アセチレングリコール系化合物及び/又は該シリコーン系化合物は、前記インク中、好ましくは0.01〜5重量%、更に好ましくは0.1〜1.0重量%、特に好ましくは0.1〜0.5重量%含有される。
また、本発明に係るイエローインク組成物は、インクの乾燥時間を短縮する観点から、低沸点有機溶媒を含むことができる。該低沸点有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロピルアルコール、iso−プロプルアルコール、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、iso−ブタノール、n−ペンタノール等が挙げられ、これらの1種又は2種以上が用いられる。特に、一価アルコールが好ましい。
本発明に係るイエローインク組成物は、前述した顔料、分散剤、高沸点有機溶媒、浸透促進剤、アセチレングリコール系化合物及び/又はシリコーン系化合物等の成分を含有し、通常、バランスとして水を含有するものである。水は、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水又は超純水を用いることが好ましい。特に、これらの水を、紫外線照射又は過酸化水素添加等により滅菌処理した水は、長期間に亘ってカビやバクテリアの発生が防止されるので好ましい。
本発明に係るイエローインク組成物には、更に必要に応じて、水溶性ロジン類等の定着剤、安息香酸ナトリウム等の防黴剤・防腐剤、アロハネート類等の酸化防止剤・紫外線吸収剤、キレート剤、酸素吸収剤、pH調整剤等の添加剤を含有させることができ、これらの1種又は2種以上が用いられる。
本発明に係るイエローインク組成物は、従来公知の装置、例えば、ボールミル、サンドミル、アトライター、バスケットミル、ロールミル等を使用して、従来の顔料インクと同様に調製することができる。調製に際しては、メンブレンフィルターやメッシュフィルター等を用いて粗大粒子を除去することが好ましい。
本発明に係るイエローインク組成物は、その用途に特に制限はないが、ノズルからインクの液滴を吐出させ、該液滴を記録媒体に付着させて文字や図形等の画像を形成する記録方法であるインクジェット記録方法に用いられることが好ましく、特にオンデマンド型のインクジェット記録方法に用いられることが好ましい。オンデマンド型のインクジェット記録方法としては、例えば、プリンターヘッドに配設された圧電素子を用いて記録を行う圧電素子記録方法、プリンターヘッドに配設された発熱抵抗素子のヒーター等による熱エネルギーを用いて記録を行う熱ジェット記録方法等が挙げられ、何れのインクジェット記録方法にも好適に使用できる。
本発明に係るイエローインク組成物は、画像を形成するための記録媒体として、インクジェット記録方法等において通常用いられる記録媒体に制限なく適用できるが、塗工層を有するメディアや普通紙(被記録面に繊維が露呈している記録媒体)等に好適に適用される。特に、本発明に係るイエローインク組成物は、塗工層を有するメディアに適用すれば、画像を形成した際のドット表現による粒状性の目立ちの抑制を顕著に得ることができる。
本明細書において、「塗工層を有するメディア」とは、前述したイエローインク組成物を用いて画像を形成する面(被記録面)が少なくとも塗工層で被覆されているものの全てを意味する。この塗工層を有するメディアは、通常、85度光沢度が120以下のものが用いられる。ここで、85度光沢度は、日本電色工業株式会社製の「PG1M」等を用いて測定される。尚、測定に際しては、標準光沢板85度光沢度が100を示すように予め測定装置を調整しておく。
塗工層を有するメディアとしては、85度光沢度が70〜120である鏡面調メディア、例えば、1m以上離れたところから蛍光灯を当てた場合に該蛍光灯の写像の輪郭が目視で確認できるような樹脂コート層を有するメディア等が挙げられ、その代表的な一例として、85度光沢度が81であるセイコーエプソン社製の「PGPP(Premium Glossy Photo Paper)」が挙げられる。
また、塗工層を有するメディアの別の例としては、85度光沢度が10〜70であるセミグロス調メディアや、85度光沢度が10以下であるマット調メディア等が挙げられる。
また、本発明に係るイエローインク組成物は、L版等の比較的小さなサイズのメディア(好ましくは塗工層を有するメディア)に対して低解像度で記録しても、ドット表現による粒状性を極めて抑制できる。このため、本発明に係るイエローインク組成物は、L版等の比較的小さなサイズのメディアに対して特に有用である。
〔記録方法〕
次に、本発明の記録方法について説明する。
本発明は、前述したイエローインク組成物を用いて画像を形成する記録方法、即ち、少なくとも重量約2000倍希釈水溶液の紫外可視透過スペクトルから算出される、CIEで規定のXYZ表示系におけるZ値が23のとき、Y値が86以上であるイエローインク組成物を用いて画像を形成する方法であり、特に、前述した実施形態のイエローインク組成物を用いる記録方法が好適である。尚、本発明の記録方法は、前記イエローインク組成物を用いる点以外については、通常のインクジェット記録方法等と同様にして実施される。
本発明に係るインクジェット記録方法によれば、イエロー領域において高明度および低明度で色再現性の一層向上した画像を得ることができ、記録時の温度、機体間の差、インク粘度、インク供給力等に起因する吐出量のばらつきがあっても、色再現性への影響が小さい画像を得ることができる。
本発明の記録方法においては、Duty100%のインク重量が、7〜13mg/inch2となるように画像を形成することが好ましい。
また、混合色は、Duty120%のインク重量が、8〜16mg/inch2となるように画像を形成することが好ましい。
尚、本明細書において、「Duty」とは、下記式で定義され、算出される値Dの単位を示すものである。
D=〔実印字ドット数/(縦解像度×横解像度)〕×100また、Duty100%とは、画素に対する単色の最大インク重量を意味する。
〔記録システム〕
本発明は、前述したイエローインク組成物を用いて画像を形成する記録システムであり、特に、前述した実施形態に係るイエローインク組成物を用いるインクジェットプリンタ等の記録装置その他の記録システムが好適である。
〔記録物〕
本発明は、前述したイエローインク組成物を用いて画像が形成されてなる記録物であり、特に、前述した実施形態のイエローインク組成物を用いたものが好適である。
〔変更形態〕
本発明は、前述した各実施形態を好適に提供するものであるが、これらの実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
以下に、本発明の実施例および試験例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、本発明はかかる実施例により何等制限されるものではない。
イエローインクに望まれる発色条件として、例えば以下の4つが挙げられる。
(a)低Dutyでの発色が低く、高Dutyでの発色が高い。
(b)a*=0のときb*≧95、かつ、b*=95のとき、a*≦−5である。
(c)−5≦a*≦0の場合に、b*値の変化が小さい。
(d)低Dutyで、低明度かつ高b*値の発色が得られる。
条件(a)〜(d)を満たすイエローインクは、色安定性と色再現性に優れる。特に、条件(b)および(c)を満たすことが重要である。本実施例では、本発明に係るイエローインク組成物と、比較例としてのイエローインク組成物を調整し、条件(a)〜(d)を満たすかどうかについて評価した。
〔インクの調製〕
本発明に係るイエローインク組成物として、金属錯塩顔料PY129を含むイエローインク組成物(Y1)および(Y2)を調製した。
<実施例1(Y1)>
C.I.ピグメントイエロー129 2.0重量%
C.I.ピグメントイエロー74 1.0重量%
分散剤(スチレン−アクリル酸共重合体) 0.9重量%
グリセリン 15.0重量%
1,2−ヘキサンジオール 7.0重量%
トリエタノールアミン 0.9重量%
BYK348 0.1重量%
超純水 残分
計 100.0重量%
<実施例2(Y2)>
C.I.ピグメントイエロー129 1.0重量%
C.I.ピグメントイエロー74 2.0重量%
分散剤(スチレン−アクリル酸共重合体) 0.9重量%
グリセリン 15.0重量%
1,2−ヘキサンジオール 7.0重量%
トリエタノールアミン 0.9重量%
BYK348 0.1重量%
超純水 残分
計 100.0重量%
また、比較例として、金属錯塩顔料PY129を含まないイエローインク組成物(y1)(y2)(y3)および(y4)を調整した。
<比較例1(y1)>
C.I.ピグメントイエロー110 2.0重量%
C.I.ピグメントイエロー74 1.0重量%
分散剤(スチレン−アクリル酸共重合体) 0.9重量%
グリセリン 15.0重量%
1,2−ヘキサンジオール 7.0重量%
トリエタノールアミン 0.9重量%
BYK348 0.1重量%
超純水 残分
計 100.0重量%
<比較例2(y2)>
C.I.ピグメントイエロー110 1.0重量%
C.I.ピグメントイエロー74 2.0重量%
分散剤(スチレン−アクリル酸共重合体) 0.9重量%
グリセリン 15.0重量%
1,2−ヘキサンジオール 7.0重量%
トリエタノールアミン 0.9重量%
BYK348 0.1重量%
超純水 残分
計 100.0重量%
<比較例3(y3)>
C.I.ピグメントイエロー110 3.0重量%
分散剤(スチレン−アクリル酸共重合体) 0.9重量%
グリセリン 15.0重量%
1,2−ヘキサンジオール 7.0重量%
トリエタノールアミン 0.9重量%
BYK348 0.1重量%
超純水 残分
計 100.0重量%
<比較例4(y4)>
C.I.ピグメントイエロー74 3.0重量%
分散剤(スチレン−アクリル酸共重合体) 0.9重量%
グリセリン 15.0重量%
1,2−ヘキサンジオール 7.0重量%
トリエタノールアミン 0.9重量%
BYK348 0.1重量%
超純水 残分
計 100.0重量%
〔各インクの希釈水溶液のX値、Y値およびZ値の測定〕
上述したイエローインク(Y1)、(Y2)、(y1)、(y2)、(y3)および(y4)を、紫外可視透過スペクトルから算出されるCIEで規定のXYZ表示系におけるZ値が23.0となるように、純水で希釈し、顔料固形分濃度0.01重量%以下の希釈水溶液を調整した。
具体的には、まず各インクについて、顔料含有量0.0005重量%、0.0010重量%、0.0015重量%、0.0020重量%、0.0025重量%、0.0030重量%、0.0040重量%、0.0060重量%、0.0080重量%の希釈水溶液を調製した。次にこれらの各水溶液を、日立製作所製のU3300を用いて、次のように測定した。即ち、縦1cm×横1cm×高さ4cmの4ml容量の石英セルを二つ用意し、これをサンプル側とリファレンス側のセルに分け、両セルに純水を加えて、この両セルを測定部にセットし、ベースラインを測定し、ベースラインとして設定した。測定条件は、光源ランプのスリット幅を2mmとし、測定間隔のスキャンスピードを600nm/minとし、透過率が0.0〜100.0%T、380〜800nmの範囲内でホトマル電圧200V、光源ランプを340nm切り替えでD2ランプとWIランプとして、紫外可視透過スペクトルを測定した。
次に、リファレンス側のセルをそのままにする一方、サンプル側のセルには、純水に替えて上記した、各水溶液を入れ、紫外可視透過スペクトルをそれぞれ測定し、CIEで規定のXYZ表示系における、X値、Y値、Z値を、D65光源、視野角2度の条件で算出した。
これらの値を、グラフにプロットして曲線で結び、この曲線からZ値が23.00のときのX値およびY値を決定した。
表1に、各インクについて、含まれる顔料およびその濃度、希釈倍数、および測定結果を示す。
Figure 2005314545
イエローインク(Y1)および(Y2)は、Z値が23.0のとき、それぞれY値が87.1および86.4であり、86以上であった。これに対し、イエローインク(y1)〜(y4)は、Z値が23.0のとき、Y値はいずれも86未満であった。
ここで、参考のため、本発明に係るイエローインク組成物として、Y1と同様に、PY129:PY74を2:1の濃度で含むイエローインクを調製し、希釈濃度を変動させてX値、Y値、Z値を測定した。結果を表2に示す。
Figure 2005314545
インク組成物に含まれるPY129とPY74の割合が同一でも、顔料の総濃度や希釈倍率によって、X値、Y値、Z値が変動することがわかる。しかし、本発明に係るインク組成物は、Z値が23となる希釈倍率を採用すれば、Y値が86以上となることが確認された。
〔L*値、a*値およびb*値の測定とΔE値の算出〕
イエローインク(Y1)、(Y2)、(y1)、(y2)、(y3)、(y4)を、塗工層を有するメディアに印刷し、CIEで規定するL*値、a*値、b*値を測定した。
具体的には、各イエローインクをインクジェットプリンタPM900C(セイコーエプソン社製)に充填し、塗工層を有するメディアの一例として、上述したPGPP(セイコーエプソン社製)に印刷し、各記録物を得た。印刷は、Dutyを15%〜255%まで変化させ(インク重量10〜11mg/inch2)とし、各イエローインクを吐出した。
得られた印刷物を、グレタグ社製マクベスSPM50を用いて、D50光源、視野角2度で測定し、CIEで規定するL*値、a*値およびb*値を得た。
表3〜8に測定結果を示す。
Figure 2005314545
Figure 2005314545
Figure 2005314545
Figure 2005314545
Figure 2005314545
Figure 2005314545
図1に表3〜8のa*値を横軸に、b*値を縦軸にとったグラフを示す。
図1から、条件(b)および(c)を満たすのは、(Y1)、(Y2)および(y4)のみであった。これらの条件を満たすイエローインク組成物は、インクセットに使用した場合、赤の色再現と緑の色再現のバランスに優れ、シアンインクに依存することなく、a*軸近傍かつ高b*の純粋な黄色の色調整が可能であり、インク吐出量による色のばらつきも少ないということができる。
また、表9に、上記表3〜8のDuty15%の時のΔE値を抜粋して示す。ΔE値は、L*a*b*座標系における、原点からの距離(色濃度)を表す値であり、
式ΔE={(L*−0)2+(a*−0)2+(b*−0)21/2
により求められる。
Figure 2005314545
表9より、低Duty(15%)において、実施例1および2(Y1およびY2)、ならびに比較例1〜3(y1〜y3)のイエローインク組成物は、インク吐出重量のばらつきによる色の違いが比較例4(y4)よりも少なく、色安定性においてy4よりも優れたものであるといえる。
また、図2に、上記表3〜8において、Duty(165%〜255%)を横軸に、(100−L*)+b*値を縦軸にとったグラフを示す。
図2から、比較例4(y4)は、6例のうち最も、低明度かつ高b*な発色に劣ることがわかる。表9の結果と併せて、y4は、低Dutyおよび高Dutyのいずれにおいても、条件(a)を満たさないことが示された。
以上より、最も重要な条件(b)および(c)を満たし、かつ条件(a)および(d)も満たすイエローインク組成物は、実施例1(Y1)および実施例2(Y2)の2つのみであることが確認された。
実施例および比較例のa*値とb*値との関係を示す。 実施例および比較例のDuty(%)とb*値との関係を示す。

Claims (13)

  1. CIEで規定のXYZ表示系におけるZ値が23のとき、Y値が86以上である、イエローインク組成物。
  2. 金属錯塩顔料を含有する、請求項1に記載のイエローインク組成物。
  3. 前記金属錯塩顔料がC.I.ピグメントイエロー129である、請求項2に記載のイエローインク組成物。
  4. さらに、C.I.ピグメントイエロー74、93、109、110、128、138、150、151、154、155、180、185からなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項2または3に記載のイエローインク組成物。
  5. 前記金属錯塩顔料が、前記イエローインクに含まれる全顔料固形分の、少なくとも10重量%含まれる、請求項2から4のいずれか1項に記載のイエローインク組成物。
  6. 色材としての顔料と共に、該顔料を分散させるための分散剤を、該顔料に対して10〜140重量%含む、請求項1から5のいずれか1項に記載のイエローインク組成物。
  7. 高沸点有機溶媒を0.1〜30重量%含む、請求項1から6のいずれか1項に記載のイエローインク組成物。
  8. 浸透促進剤を1〜20重量%含む、請求項1から7のいずれか1項に記載のイエローインク組成物。
  9. アセチレングリコール系化合物およびシリコーン系化合物の少なくとも一つを0.01〜5重量%含む、請求項1から8のいずれか1項に記載のイエローインク組成物。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載のイエローインク組成物を含むインクカートリッジ。
  11. 請求項1から9のいずれか1項に記載のイエローインク組成物を用いて画像を形成する記録方法。
  12. 請求項1から9のいずれか1項に記載のイエローインク組成物を用いて画像を形成する記録システム。
  13. 請求項1から9のいずれか1項に記載のイエローインク組成物を用いて画像が形成されてなる記録物。

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