JP2005309973A - 電子印鑑装置、処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子印鑑の技術において、文書の全部のみならず一部を対象範囲に指定して押印を可能とし、押印済み範囲が変更されれば該当する押印データを削除することにより、具体的事情に応じた文書内容変更を簡潔かつ効率的な処理で可能にする。
【解決手段】各社員は、作成したり回覧されてきた電子文書ファイルFの内容を確認したり、文書内容編集部40により編集したうえ、必要に応じ範囲を指定して押印する。このとき、範囲指定受付部30は、電子文書ファイルFの文書内容の画面表示において、例えばマウスMやキーボードKの操作などで選択操作の入力を受付けることにより、電子印鑑の押印対象範囲の指定を受け付ける。文書中で押印済みの範囲を変更すると、対応する押印データSをその電子文書ファイルFから削除する。
【選択図】図1

Description

本発明は、文書管理等における電子印鑑の技術に関するもので、特に、具体的事情に応じた文書内容変更を簡潔かつ効率的な処理で可能にするものである。
近年、電子情報処理技術の急速な進歩に伴い、社内などで活用される多くの文書がパソコン(パーソナルコンピュータ)やファイルサーバなどの電子端末で作成、保存されることが増えているが、依然として、最終的に客先、官公署、他部署などへの提出の際は、紙に印刷して押印を必要とする文書が多い。このような紙文書と押印の意義は、文書が真正で、改ざんされていないこと(無改ざん)を保証することにある。
この場合、電子端末で作成・保存した電子文書ファイルについても、内容を紙に印刷して作成者や上司などの権限者が押印し、複数の承認段階でそれぞれ押印を得るためには紙文書を回覧が必要であった。また、承認の際に文書の変更が必要になると、電子文書ファイルを変更・保存のうえ、再度印刷し直した紙文書で回覧等の作業をやり直す必要があった。また、提出にかかる最終版の文書を保管するには、提出元では紙文書の複写を保管したりスキャナ取込みなどの手間を要し、提出先では押印のある紙文書原本をスペースを確保して保管していた。
しかし、上記のような紙文書と押印は、手間がかかり効率が悪いうえ、電子端末に保存された電子文書ファイルについても、押印した最終版と細部まで同一かの判別も困難といった不便があった。かといって、電子文書をそのまま客先等へ提出すれば、作成者側でも提出先でもそれが承認済の最終版か否か判別できないため用途は限定せざるを得なかった。
これに対し、公開鍵暗号方式を用いて、電子ファイルのまま承認印の役割を電子的に実現する技術が提案され、電子印鑑、電子押印、デジタル署名、電子署名などと呼ばれている。この電子印鑑は、典型的には、電子ファイル本体からハッシュ関数で得るメッセージダイジェストを署名者の秘密鍵で暗号化して得た押印(捺印)データ(電子署名)を電子ファイル本体に添付して承認(押印、署名)とし、承認の真正と無改ざんの検証時は、押印データから署名者の公開鍵で復号したメッセージダイジェストが、その電子ファイルから得られるメッセージダイジェストと一致すれば、押印は真正で、電子ファイル本体は改ざんされていないと判断できる。このような電子印鑑によれば、電子文書ファイルのままで、作成者本人や上司などが電子的に押印したものを保存したり、複製して電子メールやCD−Rなどの電子的手段で相手に提供する場合も、事後的に文書の真正と無改ざんが検証可能となる。
特開平6−187262 特開2003−228560 特開2004−13710 特開2003−6361
しかし、電子印鑑では、無改ざんを保証する上記のような原理上、承認後の電子文書ファイルが変更できない不便があった。この点、電子文書ファイルの配布時に受信者による変更を許す部分や許さない部分を指定する提案もあるが(例えば特許文献1,2)、変更が許されない部分があるのは不便で、具体的な事情に応じ柔軟な変更が可能な技術が潜在的に待望されていた。また、部分修正の履歴を電子透かしとして記録する提案もあるが(例えば特許文献3)、修正履歴が増えると修正内容が錯綜し状況が難解になるので、より簡潔な運用の可能な技術が潜在的に待望されていた。また、文書が変更されると押印データを削除する提案もあるが(例えば特許文献4)、一部変えれば全体の承認がやり直しでは非効率であり、より効率的な運用が可能な技術が潜在的に待望されていた。
本発明は、上記のような従来技術の課題を解決するもので、その目的は、電子印鑑の技術において、文書の全部のみならず一部を対象範囲に指定して押印を可能とし、押印済み範囲が変更されれば該当する押印データを削除(消去)することにより、具体的事情に応じた文書内容変更を簡潔かつ効率的な処理で可能にすることである。
上記の目的を達成するため、請求項1の電子印鑑装置は、電子文書ファイルについて電子印鑑の押印対象範囲の指定を受け付ける範囲指定受付手段と、指定された前記押印対象範囲について押印データを前記電子文書ファイルに添付することにより電子印鑑の押印処理を行う押印手段と、押印済みの前記押印対象範囲に対する前記電子文書ファイルの内容の変更を検出して対応する前記押印データをその電子文書ファイルから削除する変更削除制御手段と、をコンピュータが実現することを特徴とする。
請求項10の電子印鑑処理方法は、請求項1の発明を方法という見方から捉えたもので、電子文書ファイルについて電子印鑑の押印対象範囲の指定を受け付ける範囲指定受付処理と、指定された前記押印対象範囲について押印データを前記電子文書ファイルに添付することによる電子印鑑の押印処理と、押印済みの前記押印対象範囲に対する前記電子文書ファイルの内容の変更を検出して対応する前記押印データをその電子文書ファイルから削除する変更削除制御処理と、をコンピュータが実行することを特徴とする。
請求項19の電子印鑑プログラムは、請求項1,10の発明をコンピュータプログラムという見方から捉えたもので、コンピュータを制御することにより、電子文書ファイルについて電子印鑑の押印対象範囲の指定を受け付けさせる範囲指定受付処理と、指定された前記押印対象範囲について押印データを前記電子文書ファイルに添付することによる電子印鑑の押印処理と、押印済みの前記押印対象範囲に対する前記電子文書ファイルの内容の変更を検出して対応する前記押印データをその電子文書ファイルから削除する変更削除制御処理と、を実行させることを特徴とする。
本発明では、文書の全体のみならず任意の部分を押印対象範囲として自由に指定でき、かつ、押印済み範囲を変更すれば押印データが削除される。これにより、電子印鑑によるペーパーレス化や押印済み真正文書の改ざん防止等の効果に加え、押印済みでもその部分にかかる押印だけ後で得直す前提ならば文書内容変更が可能となり、修正履歴の錯綜や押印全部のやり直しも無く簡潔かつ効率的な処理で、具体的事情に応じた柔軟な運用が可能となる。
請求項2の発明は、請求項1記載の電子印鑑装置において、前記範囲指定受付手段は、前記電子文書ファイルの文書内容の画面表示において選択操作の入力を受付けることにより前記押印対象範囲の指定を受け付け、前記押印手段は、前記押印対象範囲をもとにハッシュ関数によりメッセージダイジェストを生成し、このメッセージダイジェストを公開鍵暗号方式における押印者の秘密鍵で暗号化して押印データを生成し前記電子文書ファイルに添付することにより、前記電子印鑑の押印処理を行うことを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項2の発明を方法という見方から捉えたもので、請求項10記載の電子印鑑処理方法において、前記範囲指定受付処理は、前記電子文書ファイルの文書内容の画面表示において選択操作の入力を受付けることにより前記押印対象範囲の指定をコンピュータが受け付け、前記押印対象範囲をもとにハッシュ関数によりメッセージダイジェストを生成し、このメッセージダイジェストを公開鍵暗号方式における押印者の秘密鍵で暗号化して押印データを生成し前記電子文書ファイルに添付することにより、前記電子印鑑の押印処理をコンピュータが行うことを特徴とする。
請求項20の発明は、請求項2,11の発明をコンピュータプログラムという見方から捉えたもので、請求項19記載の電子印鑑プログラムにおいて、コンピュータを制御することにより、前記範囲指定受付処理にあたり、前記電子文書ファイルの文書内容の画面表示において選択操作の入力を受付けることにより前記押印対象範囲の指定を受け付けさせ、前記押印対象範囲をもとにハッシュ関数によりメッセージダイジェストを生成し、このメッセージダイジェストを公開鍵暗号方式における押印者の秘密鍵で暗号化して押印データを生成し前記電子文書ファイルに添付することにより、前記電子印鑑の押印処理を行わせることを特徴とする。
これらの態様では、さらに、画面表示からの選択操作により押印対象範囲を容易に指定可能となり、その範囲からのハッシュ関数や秘密鍵による押印データの生成により使い勝手と信頼性に優れた電子押印が実現される。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の電子印鑑装置において、前記押印手段は、前記各押印データの一部として又は各押印データとともに、押印者、押印日時、画面表示用印影画像、押印対象範囲のデータを前記電子文書ファイルに添付し、前記電子文書ファイルの文書内容とともに、前記データに基づいて前記押印者、前記押印日時、前記画面表示用印影画像、前記押印対象範囲の少なくともいずれかを画面表示する表示手段を前記コンピュータが実現し、前記変更削除制御手段は、前記電子文書ファイルに添付された各押印対象範囲の前記データに基づいて、押印済みの押印対象範囲に対する前記電子文書ファイルの内容の変更を検出することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項3の発明を方法という見方から捉えたもので、請求項10又は11記載の電子印鑑処理方法において、前記押印処理は、コンピュータが、前記各押印データの一部として又は各押印データとともに、押印者、押印日時、画面表示用印影画像、押印対象範囲のデータを前記電子文書ファイルに添付し、前記電子文書ファイルの文書内容とともに、前記データに基づいて前記押印者、前記押印日時、前記画面表示用印影画像、前記押印対象範囲の少なくともいずれかを画面表示する表示処理をコンピュータが実行し、前記変更削除制御処理は、コンピュータが、前記電子文書ファイルに添付された各押印対象範囲の前記データに基づいて、押印済みの押印対象範囲に対する前記電子文書ファイルの内容の変更を検出することを特徴とする。
請求項21の発明は、請求項3,12の発明をコンピュータプログラムという見方から捉えたもので、請求項19又は20記載の電子印鑑プログラムにおいて、前記コンピュータを制御することにより、前記押印処理において、前記各押印データの一部として又は各押印データとともに、押印者、押印日時、画面表示用印影画像、押印対象範囲のデータを前記電子文書ファイルに添付させ、前記電子文書ファイルの文書内容とともに、前記データに基づいて前記押印者、前記押印日時、前記画面表示用印影画像、前記押印対象範囲の少なくともいずれかを画面表示する表示処理を実行させ、前記変更削除制御処理において、前記電子文書ファイルに添付された各押印対象範囲の前記データに基づいて、押印済みの押印対象範囲に対する前記電子文書ファイルの内容の変更を検出させることを特徴とする。
これらの態様では、さらに、文書内容とともに印影画像などを表示することにより押印済みであることが一目瞭然となって使い勝手が改善し、また、押印対象範囲を表すデータの利用により、メッセージダイジェストを復号するまでも無く押印済み対象範囲の変更を少ない処理負荷で迅速容易に検出できる。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の電子印鑑装置において、作成にかかる前記電子文書ファイルについて、押印者及び押印者ごとに対応する押印対象範囲の指定を受け付け、押印者及びその押印対象範囲を表す押印者指定データをその電子文書ファイルに添付する押印者指定手段を前記コンピュータが実現し、前記押印手段は、電子文書ファイルに添付された前記押印者指定データに基づいて、該当する押印者からの操作に応じ、対応する押印対象範囲又はその範囲になかでさらに押印者が範囲指定受付手段で指定する押印指定範囲について、前記押印処理を行うことを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項4の発明を方法という見方から捉えたもので、請求項10から12のいずれか一項に記載の電子印鑑処理方法において、作成にかかる前記電子文書ファイルについて、押印者及び押印者ごとに対応する押印対象範囲の指定を受け付け、押印者及びその押印対象範囲を表す押印者指定データをその電子文書ファイルに添付する押印者指定処理をコンピュータが実行し、コンピュータが、電子文書ファイルに添付された前記押印者指定データに基づいて、該当する押印者からの操作に応じ、対応する押印対象範囲又はその範囲になかでさらに押印者が範囲指定受付処理で指定する押印指定範囲について、前記押印処理を行うことを特徴とする。
請求項22の発明は、請求項4,13の発明をコンピュータプログラムという見方から捉えたもので、請求項19から21のいずれか一項に記載の電子印鑑プログラムにおいて、コンピュータを制御することにより、作成にかかる前記電子文書ファイルについて、押印者及び押印者ごとに対応する押印対象範囲の指定を受け付け、押印者及びその押印対象範囲を表す押印者指定データをその電子文書ファイルに添付する押印者指定処理を実行させ、電子文書ファイルに添付された前記押印者指定データに基づいて、該当する押印者からの操作に応じ、対応する押印対象範囲又はその範囲になかでさらに押印者が範囲指定受付処理で指定する押印指定範囲について、前記押印処理を行わせることを特徴とする。
これらの態様では、さらに、文書の作成時やその後で、どの範囲に誰が押印するか予め指定できるので、回覧や押印の流れがわかりやすくなって作業が効率化され、押印の漏れや誤りの防止も容易になる。
請求項5の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の電子印鑑装置において、前記電子文書ファイルの文書内容の画面表示において、入力される操作に応じ、押印操作の対象とすべき又は印影画像を表示すべき押印位置の指定を受け付け、その押印位置を表す押印位置データをその電子文書ファイルに添付する押印位置指定手段を前記コンピュータが実現し、前記押印手段は画面表示において、前記電子文書ファイルに添付された前記押印位置データに基づく押印位置に、押印前は押印欄を、押印後は印影画像を表示することを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項5の発明を方法という見方から捉えたもので、請求項10から13のいずれか一項に記載の電子印鑑処理方法において、前記電子文書ファイルの文書内容の画面表示において、入力される操作に応じ、押印操作の対象とすべき又は印影画像を表示すべき押印位置の指定を受け付け、その押印位置を表す押印位置データをその電子文書ファイルに添付する押印位置指定処理をコンピュータが実行し、前記押印処理はコンピュータが画面表示において、前記電子文書ファイルに添付された前記押印位置データに基づく押印位置に、押印前は押印欄を、押印後は印影画像を表示することを特徴とする。
請求項23の発明は、請求項5,14の発明をコンピュータプログラムという見方から捉えたもので、請求項19から22のいずれか一項に記載の電子印鑑プログラムにおいて、コンピュータを制御することにより、前記電子文書ファイルの文書内容の画面表示において、入力される操作に応じ、押印操作の対象とすべき又は印影画像を表示すべき押印位置の指定を受け付け、その押印位置を表す押印位置データをその電子文書ファイルに添付する押印位置指定処理を実行させ、前記押印処理にあたり画面表示において、前記電子文書ファイルに添付された前記押印位置データに基づく押印位置に、押印前は押印欄を、押印後は印影画像を表示させることを特徴とする。
これらの態様では、さらに、押印位置を文書中で予め自由に指定したうえ画面表示できるので、画面表示内容をプリンタ出力した場合も含めて、各押印の有無がわかりやすくなり使い勝手が改善される。
請求項6の発明は、請求項3から5のいずれか一項に記載の電子印鑑装置において、前記表示手段又は前記範囲指定受付手段は、押印者ごとの押印対象範囲を文書内容の画面表示において、破線もしくはカラー線での仕切りもしくは囲みにより、又は、文字色あるいは背景の色もしくは模様により、区分表示し又は指定受付することを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項6の発明を方法という見方から捉えたもので、請求項12から14のいずれか一項に記載の電子印鑑処理方法において、前記表示処理又は前記範囲指定受付処理は、コンピュータが、押印者ごとの押印対象範囲を文書内容の画面表示において、破線もしくはカラー線での仕切りもしくは囲みにより、又は、文字色あるいは背景の色もしくは模様により、区分表示し又は指定受付することを特徴とする。
請求項24の発明は、請求項6,15の発明をコンピュータプログラムという見方から捉えたもので、請求項21から23のいずれか一項に記載の電子印鑑プログラムにおいて、コンピュータを制御することにより前記表示処理又は前記範囲指定受付処理にあたり、押印者ごとの押印対象範囲を文書内容の画面表示において、破線もしくはカラー線での仕切りもしくは囲みにより、又は、文字色あるいは背景の色もしくは模様により、区分表示又は指定受付させることを特徴とする。
これらの態様では、さらに、押印者ごとに既に指定され又は指定しようとしている押印対象範囲を、線や色などの視覚表現により一目瞭然に表示するので作業の効率と精度が改善し優れた使い勝手が実現される。
請求項7の発明は、請求項6記載の電子印鑑装置において、前記表示手段又は前記押印手段は、前記区分表示又は指定受付における前記色と同色で押印欄又は印影画像を表示することを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項7の発明を方法という見方から捉えたもので、請求項15記載の電子印鑑処理方法において、前記表示処理又は前記押印処理は、コンピュータが、前記区分表示又は指定受付における前記色と同色で押印欄又は印影画像を表示することを特徴とする。
請求項25の発明は、請求項7,16の発明をコンピュータプログラムという見方から捉えたもので、請求項24記載の電子印鑑プログラムにおいて、コンピュータを制御することにより前記表示処理又は前記押印処理において、前記区分表示又は指定受付における前記色と同色で前記押印欄又は印影画像を表示させることを特徴とする。
これらの態様では、さらに、押印対象範囲の表示と同色で押印欄や印影画像を表示するので、対象範囲と押印との対応が一目瞭然となり、文書の理解や押印等の作業が効率化され使い勝手が改善される。
請求項8の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の電子印鑑装置において、前記変更削除制御手段は、押印済みの前記押印対象範囲に対する前記電子文書ファイルの内容の変更を検出した場合又は変更後にその電子文書ファイルを保存しようとする操作を検出した場合に、対応する前記押印データを削除する旨の確認メッセージを出力し、この出力に対する確認操作が入力されると、対応する押印データをその電子文書ファイルから削除することを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項8の発明を方法という見方から捉えたもので、請求項10から16のいずれか一項に記載の電子印鑑処理方法において、前記変更削除制御処理は、コンピュータが、押印済みの前記押印対象範囲に対する前記電子文書ファイルの内容の変更を検出した場合又は変更後にその電子文書ファイルを保存しようとする操作を検出した場合に、対応する前記押印データを削除する旨の確認メッセージを出力し、この出力に対する確認操作が入力されると、対応する押印データをその電子文書ファイルから削除することを特徴とする。
請求項26の発明は、請求項8,17の発明をコンピュータプログラムという見方から捉えたもので、請求項19から25のいずれか一項に記載の電子印鑑プログラムにおいて、コンピュータを制御することにより前記変更削除制御処理において、押印済みの前記押印対象範囲に対する前記電子文書ファイルの内容の変更を検出した場合又は変更後にその電子文書ファイルを保存しようとする操作を検出した場合に、対応する前記押印データを削除する旨の確認メッセージを出力させ、この出力に対する確認操作が入力されると、対応する押印データをその電子文書ファイルから削除させることを特徴とする。
これらの態様では、さらに、押印済みの範囲の変更や変更後の保存操作を検出したとき確認メッセージを出力するので、押印済み範囲を気付かず変更したり考えが変わった場合でも、操作者は変更をキャンセルして押印データの削除を回避でき、優れた使い勝手が実現される。
請求項9の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の電子印鑑装置において、押印者の秘密鍵もしくはその一部のデータの記憶手段、又は、秘密鍵を用いた押印データ生成処理の全部もしくは一部を行う手段、の少なくとも一方を電子回路が実現するポータブル電子印鑑デバイスを用い、前記押印手段は、秘密鍵もしくはその一部、電子文書ファイル、メッセージダイジェスト、又は、押印データを、前記ポータブル電子印鑑デバイスと有線もしくは無線のデータ送受信で授受することにより前記押印処理を行うことを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項9の発明を方法という見方から捉えたもので、請求項10から17のいずれか一項に記載の電子印鑑処理方法において、押印者の秘密鍵もしくはその一部のデータの記憶手段、又は、秘密鍵を用いた押印データ生成処理の全部もしくは一部を行う処理、の少なくとも一方を電子回路が実現するポータブル電子印鑑デバイスを用い、コンピュータが、秘密鍵もしくはその一部、電子文書ファイル、メッセージダイジェスト、又は、押印データを、前記ポータブル電子印鑑デバイスと有線もしくは無線のデータ送受信で授受することにより前記押印処理を行うことを特徴とする。
請求項27の発明は、請求項9,18の発明をコンピュータプログラムという見方から捉えたもので、請求項19から26のいずれか一項に記載の電子印鑑プログラムにおいて、押印者の秘密鍵もしくはその一部のデータの記憶手段、又は、秘密鍵を用いた押印データ生成処理の全部もしくは一部を行う処理、の少なくとも一方を電子回路が実現するポータブル電子印鑑デバイスを用い、コンピュータを制御することにより、秘密鍵もしくはその一部、電子文書ファイル、メッセージダイジェスト、又は、押印データを、前記ポータブル電子印鑑デバイスと有線もしくは無線のデータ送受信で授受することにより前記押印処理を行わせることを特徴とする。
これらの態様では、さらに、一般的な市販の認印のようにポータブル電子印鑑デバイスを本人が携帯し、電子印鑑装置である自分のパソコンとケーブルなどで接続し又は近付けて無線通信させ、画面の所定部分へ押印するような操作やキーボードでのパスワード入力などの操作を受けて押印を行うことにより、優れたセキュリティが実現される。
以上のように、本発明によれば、電子印鑑の技術において、文書の全部のみならず一部を対象範囲に指定して押印を可能とし、押印済み範囲が変更されれば該当する押印データを削除することにより、具体的事情に応じた文書内容変更を簡潔かつ効率的な処理で可能にすることができる。
次に、本発明を実施するための最良の実施形態(以下「本実施形態」とも呼ぶ)として、電子印鑑装置(以下「端末」とも呼ぶ)を複数用いる電子印鑑システム(以下「本システム」とも呼ぶ)について、図を参照して説明する。なお、各電子印鑑装置は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータをプログラムで制御することで実現でき、この場合のプログラムの実現態様としては、グループウェア、ワードプロセッサ、統合ソフトウェアなどアプリケーションソフトウェアの内蔵機能やプラグイン、OS(基本ソフト)の付加プログラムモジュールなど形式は自由である。また、本発明は、各端末(電子印鑑装置)単体としても、本システム(電子印鑑システム)全体としても、さらに、これらに対応する方法やプログラムとしても把握可能であり、これらはいずれも本発明の範囲に含まれる。
〔1.構成〕
本システムは、図1の構成図に示すような端末5が複数、社内LANなどの通信ネットワークN経由で相互に接続され連携して働くもので、本システムは、ADSLやVPNなどのWAN回線経由で取引先や遠隔の拠点にまたがってもよい。そして、各端末5では、キーボードK、マウスM、図示しない液晶等の表示装置、ファイル授受部12、文書ファイル記憶部15、接続通信部75などを備える他、上記のプログラムにより符号10,20,30,35,40,45,50,60に示す各要素(処理部7と総称)や他の必要なソフトウェア制御が実現される。これら各要素は、説明のため分けたもので実装はこの通りでなくてもよく、それぞれ、以下に説明するような機能作用に対応する手段・処理を実現・実行するものである。
〔2.作用〕
本実施形態における電子押印に関する処理手順を、以下、図2のフローチャートを参照して説明する。
〔2−1.概略〕
各端末5では、電子文書ファイルF(図1)を作成したり(図2のステップ1)、作成した電子文書ファイルFを直接、又は所定のファイルサーバ経由で本システム内の他の端末5との間で受け渡しでき(ステップ1)、作成したり受信した電子文書ファイルFを編集等により変更したり(ステップ1)、押印したうえ(ステップ2,3)ユーザがファイルサーバへの保存要求操作(ステップ4)をするなどにより、さらに他の端末5へ受け渡すことができる。また、文書のうち既に押印済みの部分に変更を施すと(ステップ5,62)、対応する押印データSをその電子文書ファイルFから削除する(ステップ6,65)。
さらに、他の端末5や外部の提出先への提出も、電子メールへの添付や、他の専用のプロトコルや回線により行うことができる。このような端末5間でのファイルの受け渡しは、LANカード、TCP/IP処理モジュール、必要な認証機能などを含むファイル授受部12が行い、端末5上のファイルは、ハードディスクドライブなどを用いる文書ファイル記憶部15が記憶する。なお、上記のように電子的に押印された電子文書ファイルFについて、押印の真正と無改ざんの検証は、検証部60により、押印データSから署名者の公開鍵で復号したメッセージダイジェストが、その電子文書ファイルFから得られるメッセージダイジェストと一致するか判定し、一致すれば押印は真正で、電子文書ファイル本体は改ざんされていないと判断できる。以下、押印を中心により具体的に説明する。
〔2−2.文書の作成〕
まず、ユーザから新たに電子文書ファイル作成の操作が入力されると、文書作成部10が、入力されるそれら操作にしたがって電子文書ファイルFを作成し(ステップ1)、文書ファイル記憶部15に格納する。文書作成部10としては、例えばオフィス用統合ソフトウェアの機能を呼び出して利用してもよく、文書の目的、種類、形式などは例えば、ワードプロセッサ用文書、表計算用ワークシート、プレゼンテーション用ページ群、リレーショナルやカード型等のデータベース、スケジュール管理、プロジェクト管理など自由である。
〔2−3.押印位置の事前指定〕
また、電子文書ファイルFの作成時には、押印者等指定部20が、電子文書ファイルFの文書内容の画面表示(例えば図3)において、入力される操作に応じ、押印操作の対象とすべき又は押印後に印影画像を表示すべき押印位置(押印エリア)の指定を受け付け、その押印エリアを表す押印位置データP(図1)をその電子文書ファイルFに添付するようにしてもよい。
押印エリアを指定(設定)する操作としては、例えば、図3に示すように、マウスポインタ31で、ウインドウ上部に表示されたメニュー項目のなかから「押印機能」を選択すると、図4に示すように、押印機能に関するプルダウンメニュー41が表れる。そのなかから「押印エリア設定」を選択すると、図5に示すように、マウスポインタ31により矩形の押印エリア52を指定できる。この際、押印エリア52のサイズ、位置は任意に設定できる。
また、すでに設定済みの押印エリア52について、作成者や、その後に電子文書ファイルFを編集する人が、図6に示すように、いわゆる右クリックメニュー(コンテキストメニュー)61を呼び出すことにより、「押印エリア書式」変更などの操作をできるようにしてもよい。なお、図4のメニュー41や図6のメニュー61における「押印エリア書式」などの項目を操作すると、図4や図6に示すように「エリア名」「テキスト」などの詳細項目がポップアップするサブニューなどで選択できるようにしてもよい。
〔2−4.押印者の事前指定〕
また、電子文書ファイルFの作成時やその後に、図4や図6のメニュー41や61において「押印範囲設定」を選択するなど所定の操作により、押印者等指定部20が、押印者の指定を受付けるとともに、例えば範囲指定受付部30を用いて押印者ごとに対応する押印対象範囲の指定を受け付け、押印者とその押印対象範囲を表す押印者指定データA(図1)をその電子文書ファイルFに添付するようにしてもよい。
この場合の押印対象範囲としては、例えばページ、文章の章、ワークシートの行や列などを単位に指定を作成者から受付ける。図7はその一例で、ワードプロセッサやテキストエディタに準じた編集用カーソルCなどのユーザインタフェースにより、押印エリア52に対応して、本文の文章の一部を指定している状態を示す。
〔2−5.範囲指定と押印〕
作成された電子文書ファイルFは、電子メール、ファイルサーバ、グループウェアなどにより必要な社員一人ずつが順次回覧する。この際、複数バージョンの並存を防ぐためには、必要に応じコピー制限機能を設けることが望ましい。
各社員は、作成したり回覧されてきた電子文書ファイルFの内容を確認したり、文書内容編集部40により編集したうえ、必要に応じ範囲を指定して押印する。このとき、範囲指定受付部30は、電子文書ファイルFの文書内容の画面表示において、例えばマウスMやキーボードKの操作などで選択操作の入力を受付けることにより、電子印鑑の押印対象範囲の指定を受け付ける。すなわち、例えば図4のプルダウンメニュー41や図6の右クリックメニュー61から「押印範囲設定」→「範囲指定」と選択することにより、任意の部分を図7と同様に指定することもできるし、「押印設定範囲」→「文書全体」を選択することで押印対象範囲として文書全体を指定することもできる。
そして、電子押印部35が(図1)、指定された前記押印対象範囲をもとにハッシュ関数によりメッセージダイジェストを生成し、このメッセージダイジェストを公開鍵暗号方式における押印者の秘密鍵で暗号化して押印データSを生成し電子文書ファイルFに添付することにより、電子印鑑の押印処理を行う。
押印者が事前指定されている場合、電子押印部35は、電子文書ファイルFに添付された押印者指定データAに基づいて、該当する押印者からの操作に応じ、対応する押印対象範囲又はその範囲になかでさらに押印者が範囲指定受付部30で指定する押印指定範囲について、前記押印処理を行う。
また、電子押印部35は、各押印データSの一部として又は各押印データSとともに、押印者を特定する名前やIDなどのデータ、押印日時を表すデータ、ビットマップ(BMP)、GIFやJPEGなどの画面表示用印影画像、押印対象範囲を確定するデータを電子文書ファイルFに(例えばファイル属性などとして)添付保存する。これらデータの具体的項目は自由で、例えば電子印鑑の有効期限などを含めてもよい。このうち例えば、押印対象範囲を表すデータ形式は自由であるが、文書の冒頭から見た文字データのバイト数や、○ピクセル〜×ピクセル等のページ中の物理的位置などでもよい。
そして、これらデータに基づいて、表示部45が、電子文書ファイルFの文書内容とともに、それら押印者、押印日時、画面表示用印影画像、押印対象範囲の少なくともいずれかを画面表示する。また、変更削除制御部50は、電子文書ファイルFに添付された各押印対象範囲の前記データに基づいて、押印済みの押印対象範囲に対する電子文書ファイルFの内容の変更を検出する。
押印エリアが事前指定されている場合、表示部45は、電子文書ファイルFに添付された押印位置データPに基づいた画面表示における押印エリアに、押印前は押印欄を、押印後は印影画像を表示する。例えば、図5や図6に示した第一の押印エリア52に加え、図8に示すように、第二の押印エリア82が指定されているとき、第一の押印エリアの位置に、予め指定された押印者である「甲山○○」氏が押印した後は「甲山」の印影81が表示される(図8)。同様に、図8の第二の押印エリア82の位置に、押印者である「丁村○○」氏が押印した後は、図9に示すように「丁村」の印影92が表示される。
〔2−6.変更時の押印データ削除〕
電子文書中、誰かが押印済みの押印対象範囲をその後他者が文書内容編集部40により変更すると、変更削除制御部50が、その変更の操作をした時点でその変更を検出し、又は、その変更後にその電子文書ファイルFを保存しようとする操作をした時点でその操作を検出する。後者の場合、変更削除制御部50は、ユーザがファイルサーバ等への保存要求をすると、ファイルオープン後の編集操作履歴を参照したり、ファイルサーバやHDD等に保存されている前回データと保存しようとする今回データを照合して変更された部分があるかを判断し(図2のステップ5)、変更があるときは、範囲の判断や確認などを含む押印消去処理(ステップ6)を行う。
押印消去処理(ステップ6)では、電子文書ファイルFに添付された各押印データSを参照して(ステップ61)各押印データSに伴う押印対象範囲を表すデータを読み出すことにより、例えば図10に示す挿入文字列Tのような変更部分を押印対象範囲に含む押印があるか判定し(ステップ62)、あるときは、このまま保存すると対応する押印を削除する旨の確認メッセージを、例えば図11に示すダイアログボックス(メッセージウィンドウ)Dに例示するように出力する(ステップ63)。例えば、図11の例は、印影81,92のうち「甲山」の印影81に対応する押印(押印1とする)の押印対象範囲に挿入文字列Tが含まれる場合である。
そして、変更削除制御部50は、このような確認メッセージに対するOKボタンBのクリック等の確認操作を変更者から入力受付したうえ(ステップ64)、その電子文書ファイルFから対応する押印データSを消去し(ステップ65)、画面では図11における印影81が消え、その位置は図12に示すように、第一の押印エリア52が表示された状態に戻る。なお、このような押印データの消去は完全消去ではなく履歴を残す形にしてもよい。また、確認メッセージと共に、該当する押印の陰影を画面上の点滅等で強調表示してもよい。
ここで、上記のような押印データの消去に関する単純な具体例として、例えばある提出フォーマットの文書全体を押印対象範囲として、本人印のエリアと上司の承認印のエリアをそれぞれ指定し、先に本人に、次いで上司に押印させる場合を考える。この場合、本人が押印後に上司が承認段階で文書内容を変更・保存すれば、文書全体を対象とする作成者の押印は、確認メッセージと上司の確認操作を経て消去される。この場合、上司は、変更のうえ電子文書全体について押印後、作成者に指示し内容を確認のうえ押印し直させればよい。作成者の側でも例えば訂正などで文書を変更・保存する場合は、逆に文書全体を対象に押印済みの上司の押印が消去されるため、上司に押印を再度求め、双方の押印データの揃った電子文書ファイルの複製を電子的手段で提出先へ提出する。
〔2−7.表示と範囲の指定〕
また、押印者の事前指定や、押印時の押印対象範囲の指定にあたって、表示部45や範囲指定受付部30は、押印者ごとの押印対象範囲を文書内容の画面表示において、破線もしくはカラー線での仕切りもしくは囲みにより、又は、文字色あるいは背景の色もしくは模様により、区分表示し又は指定受付してもよい。また、この場合、表示部45や範囲指定受付部30は、前記区分表示又は指定受付における前記色と同色で押印欄や印影画像を表示するようにしてもよい。
〔2−8.ポータブル電子印鑑デバイスの使用〕
押印者が押印処理を指示する操作は、端末5とは別体のポータブル電子印鑑デバイス70で行ってもよい。ポータブル電子印鑑デバイス70は、押印者の秘密鍵もしくはその一部のデータの記憶手段、又は、秘密鍵を用いた押印データ生成処理の全部もしくは一部を行う手段、の少なくとも一方を電子回路が実現する電子装置であり、このポータブル電子印鑑デバイス70との通信を接続通信部75が行う。
この場合、電子押印部35は接続通信部75を通じポータブル電子印鑑デバイス70と、USBなどの有線もしくは無線LANやBluetoothなどの無線の接続でデータ送受信を行うことにより、画面表示に応じたキーボードK、マウスM、ポータブル電子印鑑デバイス70などの所定操作により押印エリアの選択や押印実行を行う。
例えば、ポータブル電子印鑑デバイス70は、表示画面上の押印エリアに押付けるなど所定の押印操作をするとそれをスイッチで検出し、印面に代わるフォトセンサやCCDカメラ部が画面表示パターンや画面走査信号のタイミングを検出して電子押印部35へ送る。電子押印部35はこれを受けるとともに、秘密鍵もしくはその一部、電子文書ファイル、メッセージダイジェスト、又は、押印データを、ポータブル電子印鑑デバイス70と授受することにより前記押印処理を行う。但し、このようなポータブル電子印鑑デバイス70の使用は必須ではない。
〔3.応用例〕
上記のような本発明の応用例は多岐にわたる。例えば、図13に示すように、複数の各社員甲(甲山○○)、乙(乙川○○)、丙(丙野○○)にそれぞれ、一文書中の異なる三つの範囲について作成や編集を分担させ、各自電子押印したうえ最終的に、全体について部長丁(丁村○○)が承認印を押すような利用例も考えられる。また、出勤簿のように内容一行に1つずつの押印が時系列的に必要な文書にも利用でき、例えば、出勤簿の各社員ごとの部分に、それぞれ本人が休暇申請や出勤確認等の際に電子押印したものをもとに、さらに上長が全体を対象に承認印を押すなど、さまざまな応用例が考えられる。
〔4.効果〕
以上のように、本実施形態では、文書の全体のみならず任意の部分を押印対象範囲として自由に指定でき、かつ、押印済み範囲を変更すれば押印データが削除される。これにより、電子印鑑によるペーパーレス化や押印済み真正文書の改ざん防止等の効果に加え、押印済みでもその部分にかかる押印だけ後で得直す前提ならば文書内容変更が可能となり、修正履歴の錯綜や押印全部のやり直しも無く簡潔かつ効率的な処理で、具体的事情に応じた柔軟な運用が可能となる。
特に、本実施形態では、画面表示からの選択操作により押印対象範囲を容易に指定可能となり、その範囲からのハッシュ関数や秘密鍵による押印データの生成により使い勝手と信頼性に優れた電子押印が実現される。
また、本実施形態では、文書内容とともに印影画像などを表示することにより押印済みであることが一目瞭然となって使い勝手が改善し、また、押印対象範囲を表すデータの利用により、メッセージダイジェストを復号するまでも無く押印済み対象範囲の変更を少ない処理負荷で迅速容易に検出できる。
また、本実施形態では、文書の作成時やその後で、どの範囲に誰が押印するか予め指定できるので、回覧や押印の流れがわかりやすくなって作業が効率化され、押印の漏れや誤りの防止も容易になる。
また、本実施形態では、押印位置を文書中で予め自由に指定したうえ画面表示できるので、画面表示内容をプリンタ出力した場合も含めて、各押印の有無がわかりやすくなり使い勝手が改善される。
また、本実施形態では、押印者ごとに既に指定され又は指定しようとしている押印対象範囲を、線や色などの視覚表現により一目瞭然に表示するので作業の効率と精度が改善し優れた使い勝手が実現される。
また、本実施形態では、押印対象範囲の表示と同色で押印欄や印影画像を表示するので、対象範囲と押印との対応が一目瞭然となり、文書の理解や押印等の作業が効率化され使い勝手が改善される。
また、本実施形態では、押印済みの範囲の変更や変更後の保存操作を検出したとき確認メッセージを出力するので、押印済み範囲を気付かず変更したり考えが変わった場合でも、操作者は変更をキャンセルして押印データの削除を回避でき、優れた使い勝手が実現される。
さらに、本実施形態では、一般的な市販の認印のようにポータブル電子印鑑デバイスを本人が携帯し、電子印鑑装置である自分のパソコンとケーブルなどで接続し又は近付けて無線通信させ、画面の所定部分へ押印するような操作やキーボードでのパスワード入力などの操作を受けて押印を行うことにより、優れたセキュリティが実現される。
〔5.他の実施形態〕
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、次に例示するようなもの及びそれ以外のものを含む他の実施形態を含む。例えば、押印対象範囲の設定はパスワード等でロック可能にしロック解除により変更や押印データ削除が可能になるようにしてもよい。また、各図に示したメニュー等のユーザインタフェース、押印位置(押印エリア)や押印者と押印対象範囲の事前指定、確認メッセージと確認操作、ポータブル電子印鑑デバイスの使用、印影の表示などは省略可能である。
本発明の実施形態の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における画面表示例である。 本発明の実施形態における押印機能のメニュー表示例である。 本発明の実施形態における押印エリアの設定を示す画面表示例である。 本発明の実施形態において、設定された押印エリアに関する右クリックメニューの画面表示例である。 本発明の実施形態における押印対象範囲指定の画面表示例である。 本発明の実施形態における一つ目の印影の画面表示例である。 本発明の実施形態における二つ目の印影の画面表示例である。 本発明の実施形態における挿入文字列の画面表示例である。 本発明の実施形態における確認メッセージの画面表示例である。 本発明の実施形態において押印が除去された後の画面表示例である。 本発明の実施形態において文書の範囲ごとに異なる押印者を指定する例を示す概念図である。
符号の説明
N…通信ネットワーク
5…端末(電子印鑑装置)
7…処理部
10…文書作成部
12…ファイル授受部
15…文書ファイル記憶部
20…押印者等指定部
30…範囲指定受付部
35…電子押印部
40…文書内容編集部
45…表示部
50…変更削除制御部
60…検証部
70…ポータブル電子印鑑デバイス
75…接続通信部
K…キーボード
M…マウス
F…電子文書ファイル
A…押印者指定データ
P…押印位置データ
S…押印データ

Claims (27)

  1. 電子文書ファイルについて電子印鑑の押印対象範囲の指定を受け付ける範囲指定受付手段と、
    指定された前記押印対象範囲について押印データを前記電子文書ファイルに添付することにより電子印鑑の押印処理を行う押印手段と、
    押印済みの前記押印対象範囲に対する前記電子文書ファイルの内容の変更を検出して対応する前記押印データをその電子文書ファイルから削除する変更削除制御手段と、
    をコンピュータが実現することを特徴とする電子印鑑装置。
  2. 前記範囲指定受付手段は、前記電子文書ファイルの文書内容の画面表示において選択操作の入力を受付けることにより前記押印対象範囲の指定を受け付け、
    前記押印手段は、前記押印対象範囲をもとにハッシュ関数によりメッセージダイジェストを生成し、このメッセージダイジェストを公開鍵暗号方式における押印者の秘密鍵で暗号化して押印データを生成し前記電子文書ファイルに添付することにより、前記電子印鑑の押印処理を行うことを特徴とする請求項1記載の電子印鑑装置。
  3. 前記押印手段は、前記各押印データの一部として又は各押印データとともに、押印者、押印日時、画面表示用印影画像、押印対象範囲のデータを前記電子文書ファイルに添付し、
    前記電子文書ファイルの文書内容とともに、前記データに基づいて前記押印者、前記押印日時、前記画面表示用印影画像、前記押印対象範囲の少なくともいずれかを画面表示する表示手段を前記コンピュータが実現し、
    前記変更削除制御手段は、前記電子文書ファイルに添付された各押印対象範囲の前記データに基づいて、押印済みの押印対象範囲に対する前記電子文書ファイルの内容の変更を検出する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の電子印鑑装置。
  4. 作成にかかる前記電子文書ファイルについて、押印者及び押印者ごとに対応する押印対象範囲の指定を受け付け、押印者及びその押印対象範囲を表す押印者指定データをその電子文書ファイルに添付する押印者指定手段を前記コンピュータが実現し、
    前記押印手段は、電子文書ファイルに添付された前記押印者指定データに基づいて、該当する押印者からの操作に応じ、対応する押印対象範囲又はその範囲になかでさらに押印者が範囲指定受付手段で指定する押印指定範囲について、前記押印処理を行うこと
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電子印鑑装置。
  5. 前記電子文書ファイルの文書内容の画面表示において、入力される操作に応じ、押印操作の対象とすべき又は印影画像を表示すべき押印位置の指定を受け付け、その押印位置を表す押印位置データをその電子文書ファイルに添付する押印位置指定手段を前記コンピュータが実現し、
    前記押印手段は画面表示において、前記電子文書ファイルに添付された前記押印位置データに基づく押印位置に、押印前は押印欄を、押印後は印影画像を表示する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電子印鑑装置。
  6. 前記表示手段又は前記範囲指定受付手段は、押印者ごとの押印対象範囲を文書内容の画面表示において、破線もしくはカラー線での仕切りもしくは囲みにより、又は、文字色あるいは背景の色もしくは模様により、区分表示し又は指定受付することを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の電子印鑑装置。
  7. 前記表示手段又は前記押印手段は、前記区分表示又は指定受付における前記色と同色で押印欄又は印影画像を表示することを特徴とする請求項6記載の電子印鑑装置。
  8. 前記変更削除制御手段は、押印済みの前記押印対象範囲に対する前記電子文書ファイルの内容の変更を検出した場合又は変更後にその電子文書ファイルを保存しようとする操作を検出した場合に、対応する前記押印データを削除する旨の確認メッセージを出力し、この出力に対する確認操作が入力されると、対応する押印データをその電子文書ファイルから削除することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の電子印鑑装置。
  9. 押印者の秘密鍵もしくはその一部のデータの記憶手段、又は、秘密鍵を用いた押印データ生成処理の全部もしくは一部を行う手段、の少なくとも一方を電子回路が実現するポータブル電子印鑑デバイスを用い、
    前記押印手段は、秘密鍵もしくはその一部、電子文書ファイル、メッセージダイジェスト、又は、押印データを、前記ポータブル電子印鑑デバイスと有線もしくは無線のデータ送受信で授受することにより前記押印処理を行うこと
    を特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の電子印鑑装置。
  10. 電子文書ファイルについて電子印鑑の押印対象範囲の指定を受け付ける範囲指定受付処理と、
    指定された前記押印対象範囲について押印データを前記電子文書ファイルに添付することによる電子印鑑の押印処理と、
    押印済みの前記押印対象範囲に対する前記電子文書ファイルの内容の変更を検出して対応する前記押印データをその電子文書ファイルから削除する変更削除制御処理と、
    をコンピュータが実行することを特徴とする電子印鑑処理方法。
  11. 前記範囲指定受付処理は、前記電子文書ファイルの文書内容の画面表示において選択操作の入力を受付けることにより前記押印対象範囲の指定をコンピュータが受け付け、
    前記押印対象範囲をもとにハッシュ関数によりメッセージダイジェストを生成し、このメッセージダイジェストを公開鍵暗号方式における押印者の秘密鍵で暗号化して押印データを生成し前記電子文書ファイルに添付することにより、前記電子印鑑の押印処理をコンピュータが行うことを特徴とする請求項10記載の電子印鑑処理方法。
  12. 前記押印処理は、コンピュータが、前記各押印データの一部として又は各押印データとともに、押印者、押印日時、画面表示用印影画像、押印対象範囲のデータを前記電子文書ファイルに添付し、
    前記電子文書ファイルの文書内容とともに、前記データに基づいて前記押印者、前記押印日時、前記画面表示用印影画像、前記押印対象範囲の少なくともいずれかを画面表示する表示処理をコンピュータが実行し、
    前記変更削除制御処理は、コンピュータが、前記電子文書ファイルに添付された各押印対象範囲の前記データに基づいて、押印済みの押印対象範囲に対する前記電子文書ファイルの内容の変更を検出する
    ことを特徴とする請求項10又は11記載の電子印鑑処理方法。
  13. 作成にかかる前記電子文書ファイルについて、押印者及び押印者ごとに対応する押印対象範囲の指定を受け付け、押印者及びその押印対象範囲を表す押印者指定データをその電子文書ファイルに添付する押印者指定処理をコンピュータが実行し、
    コンピュータが、電子文書ファイルに添付された前記押印者指定データに基づいて、該当する押印者からの操作に応じ、対応する押印対象範囲又はその範囲になかでさらに押印者が範囲指定受付処理で指定する押印指定範囲について、前記押印処理を行うこと
    を特徴とする請求項10から12のいずれか一項に記載の電子印鑑処理方法。
  14. 前記電子文書ファイルの文書内容の画面表示において、入力される操作に応じ、押印操作の対象とすべき又は印影画像を表示すべき押印位置の指定を受け付け、その押印位置を表す押印位置データをその電子文書ファイルに添付する押印位置指定処理をコンピュータが実行し、
    前記押印処理はコンピュータが画面表示において、前記電子文書ファイルに添付された前記押印位置データに基づく押印位置に、押印前は押印欄を、押印後は印影画像を表示する
    ことを特徴とする請求項10から13のいずれか一項に記載の電子印鑑処理方法。
  15. 前記表示処理又は前記範囲指定受付処理は、コンピュータが、押印者ごとの押印対象範囲を文書内容の画面表示において、破線もしくはカラー線での仕切りもしくは囲みにより、又は、文字色あるいは背景の色もしくは模様により、区分表示し又は指定受付することを特徴とする請求項12から14のいずれか一項に記載の電子印鑑処理方法。
  16. 前記表示処理又は前記押印処理は、コンピュータが、前記区分表示又は指定受付における前記色と同色で押印欄又は印影画像を表示することを特徴とする請求項15記載の電子印鑑処理方法。
  17. 前記変更削除制御処理は、コンピュータが、押印済みの前記押印対象範囲に対する前記電子文書ファイルの内容の変更を検出した場合又は変更後にその電子文書ファイルを保存しようとする操作を検出した場合に、対応する前記押印データを削除する旨の確認メッセージを出力し、この出力に対する確認操作が入力されると、対応する押印データをその電子文書ファイルから削除することを特徴とする請求項10から16のいずれか一項に記載の電子印鑑処理方法。
  18. 押印者の秘密鍵もしくはその一部のデータの記憶手段、又は、秘密鍵を用いた押印データ生成処理の全部もしくは一部を行う処理、の少なくとも一方を電子回路が実現するポータブル電子印鑑デバイスを用い、
    コンピュータが、秘密鍵もしくはその一部、電子文書ファイル、メッセージダイジェスト、又は、押印データを、前記ポータブル電子印鑑デバイスと有線もしくは無線のデータ送受信で授受することにより前記押印処理を行うこと
    を特徴とする請求項10から17のいずれか一項に記載の電子印鑑処理方法。
  19. コンピュータを制御することにより、
    電子文書ファイルについて電子印鑑の押印対象範囲の指定を受け付けさせる範囲指定受付処理と、
    指定された前記押印対象範囲について押印データを前記電子文書ファイルに添付することによる電子印鑑の押印処理と、
    押印済みの前記押印対象範囲に対する前記電子文書ファイルの内容の変更を検出して対応する前記押印データをその電子文書ファイルから削除する変更削除制御処理と、
    を実行させることを特徴とする電子印鑑プログラム。
  20. コンピュータを制御することにより、
    前記範囲指定受付処理にあたり、前記電子文書ファイルの文書内容の画面表示において選択操作の入力を受付けることにより前記押印対象範囲の指定を受け付けさせ、
    前記押印対象範囲をもとにハッシュ関数によりメッセージダイジェストを生成し、このメッセージダイジェストを公開鍵暗号方式における押印者の秘密鍵で暗号化して押印データを生成し前記電子文書ファイルに添付することにより、前記電子印鑑の押印処理を行わせる
    ことを特徴とする請求項19記載の電子印鑑プログラム。
  21. 前記コンピュータを制御することにより、
    前記押印処理において、前記各押印データの一部として又は各押印データとともに、押印者、押印日時、画面表示用印影画像、押印対象範囲のデータを前記電子文書ファイルに添付させ、
    前記電子文書ファイルの文書内容とともに、前記データに基づいて前記押印者、前記押印日時、前記画面表示用印影画像、前記押印対象範囲の少なくともいずれかを画面表示する表示処理を実行させ、
    前記変更削除制御処理において、前記電子文書ファイルに添付された各押印対象範囲の前記データに基づいて、押印済みの押印対象範囲に対する前記電子文書ファイルの内容の変更を検出させる
    ことを特徴とする請求項19又は20記載の電子印鑑プログラム。
  22. コンピュータを制御することにより、
    作成にかかる前記電子文書ファイルについて、押印者及び押印者ごとに対応する押印対象範囲の指定を受け付け、押印者及びその押印対象範囲を表す押印者指定データをその電子文書ファイルに添付する押印者指定処理を実行させ、
    電子文書ファイルに添付された前記押印者指定データに基づいて、該当する押印者からの操作に応じ、対応する押印対象範囲又はその範囲になかでさらに押印者が範囲指定受付処理で指定する押印指定範囲について、前記押印処理を行わせること
    を特徴とする請求項19から21のいずれか一項に記載の電子印鑑プログラム。
  23. コンピュータを制御することにより、
    前記電子文書ファイルの文書内容の画面表示において、入力される操作に応じ、押印操作の対象とすべき又は印影画像を表示すべき押印位置の指定を受け付け、その押印位置を表す押印位置データをその電子文書ファイルに添付する押印位置指定処理を実行させ、
    前記押印処理にあたり画面表示において、前記電子文書ファイルに添付された前記押印位置データに基づく押印位置に、押印前は押印欄を、押印後は印影画像を表示させる
    ことを特徴とする請求項19から22のいずれか一項に記載の電子印鑑プログラム。
  24. コンピュータを制御することにより前記表示処理又は前記範囲指定受付処理にあたり、押印者ごとの押印対象範囲を文書内容の画面表示において、破線もしくはカラー線での仕切りもしくは囲みにより、又は、文字色あるいは背景の色もしくは模様により、区分表示又は指定受付させることを特徴とする請求項21から23のいずれか一項に記載の電子印鑑プログラム。
  25. コンピュータを制御することにより前記表示処理又は前記押印処理において、前記区分表示又は指定受付における前記色と同色で前記押印欄又は印影画像を表示させることを特徴とする請求項24記載の電子印鑑プログラム。
  26. コンピュータを制御することにより前記変更削除制御処理において、押印済みの前記押印対象範囲に対する前記電子文書ファイルの内容の変更を検出した場合又は変更後にその電子文書ファイルを保存しようとする操作を検出した場合に、対応する前記押印データを削除する旨の確認メッセージを出力させ、この出力に対する確認操作が入力されると、対応する押印データをその電子文書ファイルから削除させることを特徴とする請求項19から25のいずれか一項に記載の電子印鑑プログラム。
  27. 押印者の秘密鍵もしくはその一部のデータの記憶手段、又は、秘密鍵を用いた押印データ生成処理の全部もしくは一部を行う処理、の少なくとも一方を電子回路が実現するポータブル電子印鑑デバイスを用い、
    コンピュータを制御することにより、秘密鍵もしくはその一部、電子文書ファイル、メッセージダイジェスト、又は、押印データを、前記ポータブル電子印鑑デバイスと有線もしくは無線のデータ送受信で授受することにより前記押印処理を行わせること
    を特徴とする請求項19から26のいずれか一項に記載の電子印鑑プログラム。
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