JP2005293216A - コミュニティ運営システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 幅広いニーズにあったデータを収集する手段とそれを利用者が入手する機会を併せ持った、利用者が積極的に参加するコミュニティを形成し、円滑に運営するための手段を提供すること。
【解決手段】データ提供者及びデータ利用者参加型のコミュニティを運営するためのシステムであって、コミュニティを提供する管理者端末Cが、データ利用者の手元にあるデータ利用者端末A、及びデータ提供者の手元にあるデータ提供者端末Bと有線又は無線で接続されており、管理者端末Cは、データ利用者の希望するデータをデータ利用者のデータ利用者端末Aへ送信する利用データ検索送信手段11と、データ提供者の提供するデータをデータ提供者のデータ提供者端末Bから受信する提供データ取込手段13と、コミュニティ利用料及びデータ提供に対する対価を決定する請求・支払額決定手段15と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、コミュニティ運営システムに関し、詳しくは、データ提供者及びデータ利用者参加型のコミュニティを運営するためのシステムに関する。
近年、情報技術が著しく進展したことにより、ネット上での情報交換は活発化、その手段も多様化しており、データを入手する利用者の、より自分のニーズに近いデータを入手したいという期待は強くなってきている。
情報交換の一手段としては、複数のユーザがログインして擬似的な社会活動すなわちコミュニケーションを行うことによって仮想的に構築される「コミュニティ」を作り、そこで情報を交換することがある。
このようなコミュニティは無料であるか、あるいは、コミュニティを利用する利用者には、例えば月額固定制あるいは従量制で利用料金が課されている。
しかしながら、利用料が高いと、利用者数が減少するおそれがある。したがって、ユーザ数の減少を招かないコミュニティサービスが求められていた。
このような問題点を解決するものとして、特許文献1には、ネットワークを介して接続される複数のユーザ端末と、相互に情報を授受するコミュニティサービス提供方法であって、前記ユーザ端末に対して、共有仮想空間に関する共有データを提供する共有データ提供ステップと、前記共有仮想空間にコンテンツ情報を展示した特権ユーザに対し、当該コンテンツ情報の掲載に対する料金を課金する課金ステップとを備えることを特徴とするコミュニティサービス提供方法が記載されている。
しかし、この方法では、利用者にとってコミュニティに積極的に参加する動機づけがないため、各利用者が持つ能力、例えば、新たにデータを作成する能力、既存のデータを改良する能力、評価する能力といったものを、十分に活用しきれなくなる恐れがあった。
特開2002−279284号公報
本発明は、幅広いニーズにあったデータを収集する手段とそれを利用者が入手する機会を併せ持った、利用者が積極的に参加するコミュニティを形成し、円滑に運営するための手段を提供することを目的とする。
本発明者らは、コミュニティ利用料をデータ提供の対価により相殺できるように価格設定を行うことにより、上記目的を解決できることを見出し、本発明に到達した。
請求項1記載の本発明は、データ提供者及びデータ利用者参加型のコミュニティを運営するためのシステムであって、コミュニティを提供する管理者端末が、データ利用者の手元にあるデータ利用者端末、及びデータ提供者の手元にあるデータ提供者端末と有線又は無線で接続されており、管理者端末は、データ利用者の希望するデータを該データ利用者のデータ利用者端末へ送信する利用データ検索送信手段と、データ提供者の提供するデータを該データ提供者のデータ提供者端末から受信する提供データ取込手段と、コミュニティ利用料及びデータ提供に対する対価を決定する請求・支払額決定手段と、を備えることを特徴とするコミュニティ運営システムを提供するものである。
請求項2に記載するコミュニティ運営システムは、請求項1において、データが1つまたはそれ以上蓄積されているデータ用データベースを更に備えることを特徴とする。
請求項3に記載するコミュニティ運営システムは、請求項2において、利用データ検索送信手段は、データ利用者の希望するデータを、データ用データベースから検索抽出することを特徴とする。
請求項4に記載するコミュニティ運営システムは、請求項2又は請求項に3おいて、提供データ取込手段は、データ提供者の提供するデータを、データ用データベースに登録することを特徴とする。
請求項5に記載するコミュニティ運営システムは、請求項4において、データをデータ用データベースに登録する際には、データに原著作者追跡情報を付与することを特徴とする。
請求項6に記載するコミュニティ運営システムは、請求項1〜5のいずれかにおいて、データ利用者ごとの個人情報を蓄積する利用者用データベースを更に備えることを特徴とする。
請求項7に記載するコミュニティ運営システムは、請求項6において、利用データ検索送信手段は、データ利用者端末Aへデータを送信するに当たり、データ利用者が本コミュニティを既に利用したことがあるか否かをデータ利用者用データベースにおいてチェックすることを特徴とする。
請求項8に記載するコミュニティ運営システムは、請求項7において、利用データ検索送信手段は、本コミュニティを初めて利用するデータ利用者の個人情報を利用者用データベースに書き込むことを特徴とする。
請求項9に記載するコミュニティ運営システムは、請求項1〜8のいずれかにおいて、データ提供者ごとの個人情報を蓄積する提供者用データベースを更に備えることを特徴とする。
請求項10に記載するコミュニティ運営システムは、請求項9において、提供データ取込手段は、本コミュニティを初めて利用するデータ提供者の個人情報を提供者用データベースに書き込むことを特徴とする。
請求項11に記載するコミュニティ運営システムは、請求項10において、提供データ取込手段は、データ利用者がデータ提供者でもある場合は、データ利用者用データベースに蓄積されたその提供者の個人情報を、データ提供者用データベースに新たに蓄積することを特徴とする。
請求項12に記載するコミュニティ運営システムは、請求項11において、請求・支払額決定手段は、データ利用者がデータ提供者でもある場合に、該データ利用者のデータ利用料と相殺することを特徴とする。
請求項13に記載するコミュニティ運営システムは、請求項1〜12のいずれかにおいて、提供データ取込手段は、受信したデータが本コミュニティで扱うに適した種類のデータか否かを審査することを特徴とする。
請求項14に記載するコミュニティ運営システムは、請求項1〜13のいずれかにおいて、データ利用者が、該利用者のデータ利用者端末に対し送信したデータを利用して作成した作成データを受信し、該作成データを提供したデータ提供者端末へ転送する作成データ処理手段を更に備えることを特徴とする。
請求項15に記載するコミュニティ運営システムは、請求項14において、作成データ処理手段は、受信したデータが送信したデータを利用して作成されたものであるか否かを審査することを特徴とする。
請求項16に記載するコミュニティ運営システムは、請求項14又は15において、作成データ処理手段は、データ利用者が本コミュニティを既に利用したことがあるか否かをデータ利用者用データベースにおいてチェックすることを特徴とする。
請求項17に記載するコミュニティ運営システムは、請求項14〜16のいずれかにおいて、作成データ処理手段は、作成データを受け付けるにあたり、データ利用者が本コミュニティを既に利用したことがあるか否かをデータ利用者用データベースにおいてチェックすることを特徴とする。
請求項18に記載するコミュニティ運営システムは、請求項14〜17のいずれかにおいて、作成データを蓄積する作成データ用データベースを更に設けることを特徴とする。
請求項19に記載するコミュニティ運営システムは、請求項18において、作成データ処理手段は、処理した作成データを、それを提出したデータ利用者を特定する情報と共に、作成データ用データベースに保存することを特徴とする。
請求項20に記載するコミュニティ運営システムは、請求項1〜19にいずれかにおいて、データ提供者が、転送された作成データを基に集計した集計データを受信し、該集計データをデータ利用者端末へ転送する集計データ処理手段を更に備えることを特徴とする。
請求項21に記載するコミュニティ運営システムは、請求項5〜20のいずれかにおいて、請求・支払額決定手段は、対価決定の際、原著作者追跡情報の有無を考慮して対価を決定することを特徴とする。
請求項22に記載するコミュニティ運営システムは、請求項21において、請求・支払額決定手段は、原著作者追跡情報がある場合は、原著作者であるデータ提供者に対しての対価をも決定することを特徴とする。
本発明のコミュニティ運営システムにより、データ提供者及びデータ利用者参加型のコミュニティを、円滑に運営することができる。さらに、データ利用者にデータ提供の機会を与えることができ、積極的動機を与え、本コミュニティへの参加を促進することが期待できる。
本発明のコミュニティ運営システムは、データ提供者及びデータ利用者参加型のコミュニティを運営するためのシステムである。データ提供者とは、コミュニティで利用するデータを提供する者を意味し、またデータ利用者とは、コミュニティに提供されたデータを利用する者を意味する。個人であっても大口であっても良い。
データとしては、コミュニティ利用者の利用目的に叶うものであれば、特に限定されないが、センター試験、司法試験、ロシア語検定などの学習用教材のデータ(ソフト)、ゲームソフト、音楽ソフトなどを挙げることができる。中でも、入試、各種資格試験等のためのレジュメその他資料や模擬試験問題などを含む学習用教材が好適に挙げられる。
データとして学習用教材を取り扱う受験コミュニティの場合、データ利用者は、例えば、入試、各種資格試験等のための学習を志す学生や社会人などを意味することとなり、また、データ提供者は、学習用教材の作成、提供及びこれらを利用した評価できる教師、塾講師、大学教授、有資格者その他の専門家の他、受験勉強中の学習者をも意味することとなる。
本システムは、図1に示すように管理者端末C、データ利用者端末A、及びデータ提供者端末Bとからなる。
管理者端末Cは、コミュニティを提供する端末を意味し、通常は、コミュニティの管理者の手元にある。管理者端末Cは、データ利用者端末A、及びデータ提供者端末Bと有線又は無線(例えば、インターネットなどのネットワーク)で接続されている。
データ利用者端末Aは、データ利用者の手元にある端末を意味し、データ提供者端末Bは、データ提供者の手元にある端末を意味する。これらのデータ利用者端末A及びデータ提供者端末Bは、パソコン等のコンピュータにより実現される。
管理者端末Cは、図1に示すように、利用データ検索送信手段11、提供データ取込手段13、請求・支払額決定手段15を備えている。ここで、データの利用や提供を円滑なものとするためには、データ用データベース21を設けることが好ましい。また、データ利用者やデータ提供者の個人情報の管理を円滑に行うためには、データ利用者用データベース23やデータ提供者用データベース25をそれぞれ設けることが好ましい。更に、データをもとに作成したデータのやり取りや、作成データを集計して得られる集計データのやり取りを円滑にし、本コミュニティの運営を援助するものとして、作成データ処理手段31、作成データ用データベース33及び集計データ処理手段35を設けることが好ましい。
なお、前記データ利用者用データベース23及びデータ提供者用25は、一つのコミュニティ参加者データベースとしてまとめることもできる。
本発明において、利用データ検索送信手段11とは、データ利用者の希望するデータを該データ利用者のデータ利用者端末Aへ送信する手段をいう。
データ利用者の希望するデータは、データ用データベース21から検索抽出することができる。ここで、データ名の確認は、データ利用者がデータ利用者端末Aからデータを特定するための情報(例えばデータ名リスト)から知ることができるが、利用データ検索送信手段11が、データ用データベース21から検索可能なデータを、利用者がそれらのうちの1つ又はそれ以上を選択可能に提示しておくことが好ましい。例えば、資格試験コミュニティとしてのホームページにおいて、利用者が利用したい用途(「大学受験」、「高校受験」など)を指定するための画面や、該データ利用者が前記画面で指定した用途に合致したデータ(例えば、「大学受験」の場合、センター試験、私大、国立大二次試験、英語等の単科教材などの他、初級、中級、上級等の各学習用教材)をダウンロード可能に提示する画面を提示して行うことができる。
前者の画面の例としては、本コミュニティが取り扱う大学受験用、及び私大受験用教材が選択可能に表示される画面(図2参照)などがある。
また、後者の画面の例としては、例えば、前記画面で「大学受験」を選択したケースをとると、高校受験用の学習用教材として、「センター試験用数学」、「私大理系用数学」、「国立大文系用古文」・・・などの学習用教材のリスト、「○○大学などの過去問を含めた30問と模擬試験2回分が含まれています。」などの各教材の簡単な内容、及び「4.5MB」などの各教材のサイズ、利用料金、利用条件などを示す画面(図3参照)などを挙げることができる。
利用データ検索送信手段11は、データ利用者端末Aへデータを送信するに当たり、データ利用者が本コミュニティを既に利用したことがあるか否かをデータ利用者用データベース23においてチェックすることにより、データ利用者のコミュニティへの参加状況を管理することができるので、本システムにおいて採用することが好ましい。
チェックの方法は特に限定されないが、例えば、既利用者にIDを付与しておき、データ利用の際(例えば、ダウンロードの際)、ID入力画面を提示して、これにIDを入力させることによりチェックすることが可能である。
また、本コミュニティを初めて利用するデータ利用者の場合、利用データ検索送信手段11は、そのデータ利用者の個人情報を後述の利用者用データベース23に書き込む(登録する)ことが好ましい。個人情報の検索は、例えば資格試験コミュニティとしてのホームページにおいて、ID入力画面において個人情報をも入力可能とし、該画面に利用者端末Aから入力された個人情報を検索して利用者用データベース23へ書き込む(登録する)ものとすることができる。
なお、ID入力画面と共に、IDや個人情報の確認後にその旨を提示するための画面をも提示することが好ましい。
利用データ検索送信手段11は、データ利用者端末Aへのデータ送信を確認するための画面、例えば、「完了しました」のメッセージを提示する画面を提供することが好ましい。
更に、本システムが提供するコミュニティのメイン画面を、利用者端末Aや提供者端末Bに提供する役割を、利用データ検索送信手段11が担っても良い。このようなメイン画面は、例えば、タイトル「受験コミュニティ」とともに、学習用教材の入手(いわゆるデータ利用)、学習用教材の提供(いわゆるデータ提供)、模擬試験答案提出(作成データ提出)、及び集計データ提出のいずれかを選択できる画面(図4参照)とすることができる。
本発明において、提供データ取込手段13とは、データ提供者の提供するデータを該提供者端末Bから受信する手段をいう。
データ提供者の提供するデータは、データ用データベース21に登録されることが好ましい。また、データを新たに蓄積する際には、原著作者保護のため、原著作者追跡情報を付与することが好ましい。原著作者追跡情報を付与することにより、原著作者であるデータ提供者は、二次著作物公開の許可・不許可を設定し、これを修正したデータを提供したデータ提供者は、原作であるデータのデータ提供者(交渉権者)の同意を得た上で登録され、後述するように、内容によっては、対価は原作であるデータの提供者にも支払われることになる。
提供データ取込手段13は、受信したデータが本コミュニティで扱うに適した種類のデータか否かを審査することが好ましい。このような審査は、例えば受験コミュニティの場合、学習用教材とは全く関係のないデータではないかどうか、また、学習用教材ではあるが、明らかに内容的な不備があるかどうか、といったものである。
また、データに原著作者追跡情報を付与する場合には、その内容、例えば、既に蓄積されているデータを修正したものを提供したかどうかを解析して、コピーの度合いが過ぎるものや、他者の著作権を侵害してしまう複製といったものについては受け入れを拒否することが好ましい。
提供者端末Bから受信したデータは、例えば、請求・支払額決定手段15が対価を決定する前又は後に、後述するデータ用データベース21に新たに蓄積することが好ましい。
提供データ取込手段13は、データ提供者端末Bからデータを受信するに当たり、データ提供者が本コミュニティを既に利用したことがあるか否かをデータ提供者用データベース25及びデータ利用者用データベース23においてチェックすることにより、データ提供者のコミュニティへの参加状況を管理することができると共に、請求・支払額の算出を円滑に行うことができるので、好ましい。
チェックの方法は特に限定されないが、例えば、既提供者にIDを付与しておき、データ提供の際に入力させることによりチェックすることが可能である。
また、本コミュニティを初めて利用するデータ提供者の場合、提供データ取込手段13は、そのデータ提供者の個人情報を後述の提供者用データベース25に書き込むことが好ましい。個人情報の検索は、ID入力画面を提供し、ここに個人情報を入力可能として、該画面に利用者端末Aから入力された個人情報を検索して提供者用データベース25へ書き込むものとすることができる。
なお、ID入力画面と共に、IDや個人情報の確認後にその旨を提示するための画面をも提示することが好ましい。
更に、データ利用者がデータ提供者でもある場合は、提供データ取込手段13は、データ利用者用データベース23に蓄積されたその提供者の個人情報を、データ提供者用データベース25に新たに蓄積することが好ましい。
データ利用者がデータ提供者でもある場合とは、例えば、今まで本コミュニティから学習用教材を提供してもらっていた受験勉強中の学習者が、自己学習用に作成した問題や解答、レジュメ、ファイルなどの資料をデータとして本コミュニティに提供する場合である。このデータ提供者は、前記の参加料と相殺するなどしてその見返りを得ることができる。
尚、提供データ取込手段13は、データ提供者に対し処理の進行度合いを知らせるために、提供者端末Bからの送信を指示するための第一の画面や、データ受信が完了したこと及びデータの内容の確認中であること及び確認が終了したことを示す第二の画面を提供することが好ましい。例えば、第一の画面としては、「データをお送りください。」のメッセージを提示する画面を挙げることができ、第二の画面としては、「完了しました。データの内容を検討中です。」のメッセージを表示する画面、及び「本データは、受け付けることができません。」のメッセージを提示する画面などを挙げることができる。
本発明において、請求・支払額決定手段15とは、コミュニティ利用料及びデータ提供、評価などの積極的な参加に対する対価を決定する手段をいう。
コミュニティ利用料とは、データのダウンロード、後述する作成データの転送、後述する集計データの転送その他本コミュニティの利用に関する一連の手数料を意味する。例えば受験コミュニティの場合、学習用教材のダウンロードの手数料、答案採点料、成績算出料等を意味するものとなる。このようなデータ利用料は、データ利用者のコミュニティへの参加を促進し、固定客からの継続的な収入を狙う点から低額で短期間支払型とすることが好ましい。
請求・支払額決定手段15は、本コミュニティを初めて利用するデータ利用者の場合、該利用者に対し、利用料が加算されることを確認することが好ましい。例えば、利用料確認の画面を提供することにより確認することができ、具体的には、「本コミュニティの利用料は、月額300円となっております。本コミュニティに入会されますと、ご希望のソフトがダウンロード可能です。入会されますか?」のメッセージを示す画面を提示することができる。
一方、データ提供に対する対価とは、データの提供、後述する集計データの作成その他本コミュニティにおけるデータ提供に関する一連の対価を意味する。例えば受験コミュニティの場合、学習用教材の提供、答案採点、成績算出に対する対価を意味するものとなる。
データ提供に対する対価は、そのデータの内容や、どの程度の需要が見込めるかどうかにより、本管理者側で一方的に決定することも出来るし、データ提供者に先に希望の対価(単価)を提示させて、その妥当性を判断するなど、データ提供者との交渉により適宜設定、変更することもできる。
このような対価のうち、データの提供に対する対価は、データ利用料と相殺する額とすると、本コミュニティの運営に要する費用を節減できる面からも、好ましい。
請求・支払額決定手段15は、対価決定の際、原著作者追跡情報の有無を考慮して対価を決定することができ、原著作者の充分な保護を図るため、原著作者追跡情報がある場合は、原著作者であるデータ提供者に対しての対価をも決定することが好ましい。
また、データ利用者がデータ提供者でもある場合は、請求・支払額決定手段15は、該データ利用者のデータ利用料と相殺すると、コミュニティ利用料(契約更新コスト)を下げることができるので、好ましい。
相殺の一例としては、例えば、データ利用料が300円/月のところを、200円/月に減額或いは免除したり、更に、コミュニティ運営者からの支払いを行っても良い。
請求・支払額決定手段15は、データ提供の際、或いは作成データ送信の際、提供者端末Bに対し、対価算出中であることを伝えたり、算出した対価を確認したり、対価の振込み予定を知らせるために適当な画面を提示することができる。データ提供の際は例えば、「コミュニティによる買い上げを希望されますか?」のメッセージを表示する画面、「この対価ではお引き受けできません。」のメッセージを表示する画面、「対価算出中です。」のメッセージを表示する画面、「△△円となりますが、宜しいでしょうか?」のメッセージを表示する画面、「コミュニティ利用料が△◆円に減額されますが、宜しいでしょうか?」のメッセージを表示する画面、「△△円を銀行口座○○に□月◆日までにお振込みします」のメッセージを提示する画面を表示することができる。また、作成データ送信の際は例えば、「データ提供に対する対価△△円は一件あたり○○円となりますが、宜しいでしょうか?」のメッセージを表示する画面を提示することができる。
データ用データベース21には、データが1つまたはそれ以上蓄積されている。データの定義については上述した通りであり、コミュニティ利用者の利用目的に叶うものであれば、特に限定されないが、学習用教材データ(ソフト)、ゲームソフト、音楽ソフトなどのソフトを好ましく挙げることができる。中でも、入試、各種資格試験等のためのレジュメその他資料や模擬試験問題などを含む学習用教材が好ましい。
データ用データベース21は、データと共に、原著作者追跡情報の他、該データ提供に対する対価、該データの利用履歴(利用者名及び利用時間)及び該データの提供者を特定できる情報をも蓄積することが好ましい。
データが学習用教材の場合は、資格、受験対象や、初級・中級・上級などのレベルにより分類して蓄積されることができる。
利用者用データベース23は、データ利用者ごとの個人情報を蓄積するデータベースである。データ利用者の個人情報としては、氏名(個人の場合)、名称(大口の場合。会社名、学校名など。)、住所又は居所、メールアドレス、年齢、クレジットカード自動決済の場合はクレジットカード番号などを挙げることができる。これらの個人情報は、IDと共に蓄積されている。
利用者用データベース23は、本システムの管理者により書き込みや変更が可能であり、また、先述したようにデータ利用者がデータ利用を初めてする際に利用データ検索送信手段11により自動的に書き込まれることもできる。
提供者用データベース25は、データ提供者ごとの個人情報を蓄積するデータベースである。データ提供者の個人情報としては、氏名(個人の場合)、名称(大口の場合。会社名、学校名など。)、住所又は居所、メールアドレス、年齢、銀行口座番号などを挙げることができる。これらの個人情報は、IDと共に蓄積されており、データ利用者がデータ提供者でもある場合は、IDにより利用者用データベース23から個人情報を抽出し、新たに提供者用データベース25にこれを蓄積することも可能である。
提供者用データベース25は、本システムの管理者により書き込みや変更が可能であり、また、先述したようにデータ提供者がデータ提供を初めてする際に提供データ取込手段13により自動的に書き込まれることもできる。
作成データ処理手段31は、データ利用者が、該利用者のデータ利用者端末Aに対し送信したデータを利用して作成した作成データを受信し、該作成データを提供したデータ提供者端末Bへ転送する。ここで、作成データとは、受験コミュニティの場合、英単語とその訳を対応させたデータにさらに例文を付与したものや、データ中に添付された模擬試験の解答などを挙げることができる。尚、データ提供者は、そのデータを提供した者と同一人物でなくとも良く、他の者、例えばコミュニティの管理者から採点を委託された者や、データを提供した者から指定された者などであっても良い。
作成データ処理手段31は、受信したデータが送信したデータを利用して作成されたものであるかどうかを審査することにより、データを利用して作成されたもの以外の受信を効率よく排除することができるので、好ましい。審査は、前述した利用データ検索送信手段11や提供データ取込手段13の場合のように、データに対し付与された原著作者情報の有無により行うことができる。
作成データ処理手段31は、作成データを受け付けるにあたり、データ利用者が本コミュニティを既に利用したことがあるか否かをデータ利用者用データベース23においてチェックすることにより、データ利用者のコミュニティへの参加状況を管理することができるので、好ましい。
チェックの方法は特に限定されないが、例えば、作成データを受け付ける際にID入力画面を提示して、これにIDを入力させることによりチェックすることが可能である。
また、本コミュニティを利用したことがないデータ利用者の場合でも、例えばデータを他のデータ利用者からもらって、それをもとに作成データを作成して提出することがありうるので、作成データ処理手段31は、そのデータ利用者の個人情報を検索し、後述の利用者用データベース23に書き込むことが好ましい。個人情報の検索は、例えば資格試験コミュニティとしてのホームページにおいて、ID入力画面を提供し、ここに個人情報をも入力可能とし、該画面に利用者端末Aから入力された個人情報を検索して利用者用データベース23へ書き込むものとすることができる。
また、処理した作成データは、それを提出したデータ利用者を特定する情報と共に、作成データ用データベース33に保存することが好ましい。データ利用者を特定する情報とは、IDなどを挙げることができる。
提供者端末Bへの転送は、提供者用データベース25から検索抽出した端末Bの利用者に連絡がつく送信先に転送することにより行うことができるが、前述の原著作権者確認の際に確認した基データの提供者のアドレスを提供者用データベース25から検索抽出することが好ましい。
尚、作成データ処理手段31は、データ利用者に対し処理の進行度合いを知らせるために、利用者端末Aからの送信を指示するための第一の画面や、データ受信が完了したこと及びデータの内容の確認中であること及び確認が終了したことを示す第二の画面を提供することが好ましい。例えば、第一の画面としては、「模擬試験の答案をお送りください。」のメッセージを提示する画面を挙げることができ、第二の画面としては、「完了しました。データの内容を検討中です。」のメッセージを表示する画面、及び「本データは、受け付けることができません。」のメッセージを提示する画面などを挙げることができる。
作成データ用データベース33は、作成データを蓄積する。この場合、作成データについて、該作成データを作成したデータ利用者名を特定する情報も蓄積することが好ましい。
集計データ処理手段35は、データ提供者が、転送された作成データを基に集計した集計データを受信し、該集計データをデータ利用者端末Aへ転送する。ここで、集計データとは、受験コミュニティの場合、データ中に添付された模擬試験の解答の添削、成績表、次に提出すべき課題などを挙げることができる。
集計データ処理手段35があることは、集計データを受け付けるにあたり、データ提供者の真偽をチェックすることにより、データ利用者のコミュニティへの参加状況を管理することができるので、好ましい。
利用者端末Aへの集計データの転送は、作成データ用データベース33に保存された、提出したデータ利用者を特定する情報を基に、利用者用データベース23から検索抽出した連絡がつく送信先に転送することにより行うことができる。
尚、集計データ処理手段35は、データ提供者に対し処理の進行度合いを知らせるために、例えば「答案・成績表をお送りください。」のメッセージを表示する画面を提示することが好ましい。
また、データ利用者へ転送する際には、「採点の結果と成績表をお送りします。」のメッセージと共に集計データを送信することが好ましい。
次に、本発明のシステムの流れを、受験コミュニティを例にとって説明する。
まず、データ利用の際のデータ利用者の手順について図5を参照しながら説明する。
前提として、データ利用者(たとえば、大学受験を控える高校生)は、手元のデータ利用者端末Aからネットワークに接続し、コミュニティのホームページにアクセスすると、タイトル「受験コミュニティ」とともに、「学習用教材の入手」(いわゆるデータ利用)、「学習用教材の提供」(いわゆるデータ提供)、「模擬試験答案提出」(作成データ提出)、及び「集計データ提出」などからメニューを選択できるメイン画面(図4参照)が表示される。「学習用教材の入手」を選択すると(ステップ101)、本コミュニティが取り扱う「大学受験」用、及び「高校受験」用教材を選択可能な画面(図2)が表示される。
そこで、高校生は、必要とする学習用教材の種類(ジャンル)を選択する(ステップ102)。例えば、「大学受験」を選択すると、学習用教材として、「センター試験用数学」、「私大理系用数学」、「国立大文系用古文」・・・などの学習用教材のリスト、「○○大学などの過去問を含めた30問と模擬試験2回分が含まれています。」などの各教材の簡単な内容、及び「4.5MB」などの各教材のサイズ、利用料金、利用条件などが提示される(図3参照)。
これらの学習用教材の中で入手したいものがあった場合(ステップ103のYes)はそれを指定すると(ステップ104)、データの利用料画面が表示されるので、これについて高校生が確認することを前提として、以下のステップ105へ進む。一方、入手したい学習用教材がなかった場合(ステップ103のNo)は、操作を終了する。
次に、ID入力画面が表示されるので、高校生が、本コミュニティを既に利用したことがある場合は(ステップ105のYes)、自分のIDを入力すると(ステップ106)、ダウンロードが開始され(ステップ107)、「完了しました」のメッセージと共にダウンロードが終了する。
一方、高校生が、利用したことがない場合は(ステップ105のNo)、「本コミュニティの利用料は、月額○○円となっております。本コミュニティに入会されますと、ご希望のソフトがダウンロード可能です。入会されますか?」のメッセージが出るので、OKすると(ステップ105−1のYes)個人情報を入力し(ステップ105−2)、ステップ107へ進む(尚、ダウンロード終了時、IDが提示される。)。一方、OKしない場合は(ステップ105−1のNo)、そのまま操作を終了する。
一方、データ利用の際の管理者側の手順について図6を参照しながら説明する。
利用データ検索送信手段11は、タイトル「受験コミュニティ」とともに、「学習用教材の入手」(いわゆるデータ利用)、「学習用教材の提供」(いわゆるデータ提供)、「模擬試験答案提出」(作成データ提出)、及び「集計データ提出」などから選択できるメイン画面(図4参照)をホームページ上に提供している(ステップ201)。
データ利用者(前述の高校生)からアクセスがあり、上記メイン画面において、学習用教材の入手(いわゆるデータ利用)の選択があった場合、利用データ検索送信手段11は、データ利用者端末Aに対し、本コミュニティが取り扱う教材の種類(大学受験及び私大受験)が選択可能に表示される画面(図2)を送信する(ステップ202)。
続いて、高校生が、いずれかのジャンル(例えば、大学受験用教材)を選択したときには、大学受験に関する学習用教材の具体的なリストを表示する画面(図3)を送信する(ステップ203)。この画面で高校生が、入手したい学習用教材を選択すると、その教材を、データ用データベース21から検索する(ステップ204)。すると、利用データ検索送信手段11は、教材の利用料に対して合意を促す画面を提供し(ステップ205)、合意を得た場合には(ステップ206のYES)ステップ207へ進み、一方、合意が得られなかった場合は(ステップ206のNo)、操作を終了する。
次に、利用データ検索送信手段11はID入力画面を送信し(ステップ207)、高校生がIDを入力した場合には(ステップ208のYes)、利用データ検索送信手段11は該IDを基に利用者用データベース23からその高校生のアドレスを検索・抽出し(ステップ209)、そのアドレスに学習用教材を送信する(ステップ210)。
高校生がIDを入力せずに個人情報を入力した場合には(ステップ208のNo)、利用データ検索送信手段11は、利用者用データベース23にこれらの個人情報を登録し(ステップ208−1)、コミュニティ利用料確認画面を提示して(ステップ208−2)、利用者からOKの意思表示を受け取った場合は(ステップ208−3のYes)、該個人情報中の連絡先に学習用教材を送信する(ステップ209)。OKの意思表示がなかった場合は(ステップ208−3のNo)、操作を終了する。
次に、受験コミュニティの例におけるデータ提供の際のデータ提供者の手順について図7を参照しながら説明する。
前提として、データ提供者は、手元のデータ利用者端末Aからネットワークに接続し、コミュニティのホームページにアクセスすると、前述したようなメイン画面が表示されるので、学習用教材の提供を選択すると(ステップ301)、本コミュニティを既に利用したことがある場合は(ステップ302のYes)、自分のIDを入力すると(ステップ303)、「データをお送りください。」のメッセージが出るので、データを送信する(ステップ304)。一方、利用したことがない場合は(ステップ302のNo)、個人情報を入力し(ステップ303−1)、ステップ304へ進む。
データの送信が終了すると、「完了しました。データの内容を検討中です。」のメッセージを表示し、コミュニティで利用できる内容かどうかを検討する。暫くすると、コミュニティで利用できないデータの場合は(ステップ305のNo)、「本データは、受け付けることができません。」のメッセージとともに、操作を終了する。コミュニティで利用可能なデータの場合は(ステップ305のYes)、「コミュニティによる買い上げを希望されますか」のメッセージが提示されるので、希望する場合は(ステップ306のYes)、「ご希望の対価を入力して下さい。」のメッセージと共に対価を記入する欄が表示されるので、対価(単価:○○円)を設定入力する(ステップ308)。この対価が妥当とコミュニティ管理者側が判断した場合は(ステップ309のYes)、「○○円を銀行口座○○に□月◆日までにお振込みします」等のメッセージが示されるので(ステップ308)、操作を終了する。
一方、単価が妥当な額ではないとコミュニティ管理者側が判断した場合は(ステップ309のNo)、「この対価では、お引き受けできません。もう一度対価を入力して下さい」のメッセージを表示する画面が表示されて、ステップ308に戻る。
対価の妥当であると判断した場合は(ステップ309のYes)、暫くすると、データ提供者がデータ利用者としてコミュニティに参加したことがないと、「△△円となりますが、宜しいでしょうか?」のメッセージを表示し、またデータ利用者としてコミュニティに参加したことがあると、「コミュニティ利用料と相殺して支払または請求額が△◆円になります。銀行口座○○に□月◆日までにお振込みします。」等のメッセージが示され、操作を終了する。
買い上げを希望しない場合は(ステップ306のNo)、データ提供者自らが価格設定をするようになり、「対価を入力して下さい。」のメッセージ表示に従って、データ提供者が対価を入力すると(ステップ307)、操作を終了する。
データ提供の際の管理者側の手順について図8を参照しながら説明する。
利用データ検索送信手段11は、上記メイン画面をホームページ上に提供している(ステップ401)。データ提供者からアクセスがあり、上記メイン画面において、学習用教材の入手(いわゆるデータ利用)の選択があった場合、提供データ取込手段13が起動する。該手段は、データ提供者端末Bに対し、ID入力画面を送信し(ステップ402)、データ提供者がIDを入力した場合には(ステップ403のYes)、該IDを基に提供者用データベース25或いは利用者用データベース23又は提供者用データベース25からその提供者のアドレスを検索して確認し(ステップ404)、提供者用データベース25にその提供者の個人情報が蓄積されていた場合(ステップ405のNo)はそのままステップ407へ進むが、利用者用データベース23にのみその提供者の個人情報が蓄積されていた場合は(ステップ405のYes)、それを提供者用データベース25にも転載して(ステップ406)、「データをお送りください。」のメッセージを表示する画面を、データ提供者端末Bに対し提供する(ステップ407)。
一方、データ提供者がIDを入力せずに個人情報を入力した場合には(ステップ403のNo)、提供データ取込手段13は、提供者用データベース25にこれらの個人情報を入力し(ステップ403−1)、ステップ407へ進む。データ提供者のデータを管理者端末Cが受信したら(ステップ408)、「完了しました。データの内容を検討中です。」のメッセージが表示される画面をデータ提供者端末Bに提供する(ステップ409)。その間、提供データ取込手段13は、その内容がコミュニティにおいて提供するのにふさわしい内容かどうかをチェックし、提供できる内容であれば(ステップ410のYes)、請求・支払額決定手段15を起動させる。請求・支払額決定手段15は、まず、「コミュニティによる買い上げを希望されますか」のメッセージを表示する画面をデータ提供者端末Bに提供する(ステップ411)。
データ提供者が買い上げを希望する場合は(ステップ412のYes)、「ご希望の対価を入力して下さい。」のメッセージと共に対価を記入する欄を表示する画面を提供する(ステップ412−1)。データ提供者が設定した対価(単価)が妥当かどうかを判断し、妥当な場合は(ステップ412−2のYes)、ステップ413へ進み、「対価算出中です。」のメッセージを表示する画面をデータ提供者端末Bに提供する(ステップ413)。
単価が妥当な額ではなかった場合(ステップ412−2のNo)、「この対価では、お引き受けできません。もう一度対価を入力して下さい。」のメッセージを表示すると共に対価を記入する欄を表示する画面を再度提供し、ステップ412−1に戻る。
その間、請求・支払額決定手段15は、対価を決定し、データ提供者がデータ利用者としてコミュニティに参加したことがない場合は(ステップ414のYes)、決定した対価△△円をそのまま提示して「データ提供に対する対価△△円は一件あたり○○円となりますが、宜しいでしょうか?」のメッセージを表示する画面をデータ提供者端末Bに提供する(ステップ415)。一方、データ利用者として参加したことがあるデータ提供者の場合は(ステップ414のYes)、決定した対価△△円をコミュニティ利用額から差し引いた△◆円を提示して「コミュニティ利用料が△◆円に減額されますが、宜しいでしょうか?」のメッセージを表示する画面をデータ提供者端末Bに提供する(ステップ414−1)。
次に、対価確認画面を提示して(ステップ416)、OKの意思表示があった場合は(ステップ417のYes)、データをデータ用データベース21に記憶させ(ステップ418)、データの受け取りを完了して操作を終了する。
一方、コミュニティで利用できるデータではない場合(ステップ410のNo)及び対価にOKの意思表示がなかった場合は(ステップ417のNo)、データの受け取りを中止して、操作を終了する。
一方、買い上げを希望しない場合は(ステップ412のNo)、対価についてはデータ提供者が自ら決定することとなり、「対価を入力して下さい。」のメッセージ表示に従ってデータ提供者が対価を入力すると操作を終了する。
次に、作成データの処理の手順について図9を参照しながら説明する。
利用データ検索送信手段11は、上記のように上記メイン画面をホームページ上に提供している(ステップ501)。データ利用者が、「模擬試験答案を提出する」を選択すると(ステップ502)、作成データ処理手段31を起動させ、該手段は、データ利用者端末Aに対し、ID入力画面を送信し(ステップ503)、データ利用者がIDを入力した場合には(ステップ504のYes)、該IDを基に利用者用データベース23からその利用者のアドレスを検索して、コミュニティの利用者であることを確認し(ステップ505)、そのままステップ506へ進む。一方、データ提供者がIDを入力せずに個人情報を入力した場合には(ステップ504のNo)、提供データ取込手段13は、コミュニティ利用料確認画面を提示して(ステップ504−1)、利用者からOKの意思表示を受け取った場合は(ステップ504−2のYes)、提供者用データベース25にこれらの個人情報を登録し(ステップ504−3)、ステップ506へ進む。OKの意思表示がなかった場合は(ステップ504−3のNo)、操作を終了する。
作成データ処理手段31は、「模擬試験の答案をお送りください。」のメッセージを表示する画面を、データ利用者端末Aに対し提供する(ステップ506)。答案のデータを管理者端末Cが受信したら(ステップ507)、「完了しました。データの内容を検討中です。」のメッセージが表示される画面をデータ提供者端末Bに提供する(ステップ508)。その間、作成データ処理手段31は、送られてきたデータがコミュニティのデータから作成されたものかどうか、原著作権者情報を基に確認し、確認できた場合は(ステップ509のYes)、ステップ510に進むが、確認できなかった場合は(ステップ509のNo)、「本データは、受け付けることができません。」のメッセージとともに、操作を終了する。
次に、作成データ処理手段31は、この答案を作成データ用データベース33に利用者のIDと共に記憶させ(ステップ510)、前述の原著作権者確認の際に確認した基データに含まれている採点者の連絡先を提供者用データベース25から検索抽出する(ステップ511)。また、請求・支払額決定手段15が作成データの集計(つまり、答案の採点や成績算出)に対する対価を算出決定する(ステップ512)。そして、作成データ処理手段31は、該データ採点者の連絡先へ「模擬試験の答案の採点をお願いします。対価は、1週間以内であれば◆◆円、1週間を超えると○○円、1ヵ月を超えると◇◇円となります。」とメッセージを送り、採点者から同意があれば、該作成データを送信する(ステップ513)。
次に、集計データの処理の手順について図10を参照しながら説明する。
利用データ検索送信手段11は、上記のように上記メイン画面をホームページ上に提供している(ステップ601)。上記メイン画面において、作成データを送信して集計を依頼したデータ提供者が、集計データ(つまり、採点後の答案や成績表)の提出を選択すると(ステップ602)、集計データ処理手段35が起動し、該手段は、データ採点者端末B(データ提供者と同一人物である場合もある。)に対し、ID入力画面を送信し(ステップ603)、データ採点者がIDを入力した場合には(ステップ604のYes)、該IDを基に提供者用データベース25からその提供者のアドレスを検索して確認し(ステップ605)、そのままステップ606へ進む。データ採点者がIDを入力しない場合は(ステップ604のYes)、処理を中止する。
集計データ処理手段35は、「答案・成績表をお送りください。」のメッセージを表示する画面を、データ採点者端末Bに対し提供する(ステップ606)。答案等のデータを管理者端末Cが受信したら(ステップ607)、集計データ処理手段35が、集計データの基となった作成データのデータ利用者のアドレスを作成データ用データベース33に記録されたIDを基に利用者用データベース23から抽出し(ステップ608)、そのデータ利用者へ「採点の結果と成績表をお送りします。」のメッセージと共に集計データを送信する(ステップ609)。
本発明により、データ利用者がデータ提供者の立場となることが容易となり、かつそれを促されるために、数多くのデータ提供者がその個性を生かし、データを提供することが期待される。そのことで、幅広い分野、目的にあったデータを容易に収集し、社会に提供できるようになる。
例えば、従来であれば、学習用ソフトでは、それに対応する学習用データの作成者は、無償でデータを作成し提供する例外的な提供者を除けば、学習ソフトを配布する者が依頼した特定のデータ提供者にほぼ限られていた。
そのため、従来の方法では、市場性の低い学習用データ、例えば日本語話者がウクライナ語を学習するための学習用データなどは、利用者にとっては大変重要であるにもかかわらず、ほとんど市場に供給されないという問題が生じていたが、本発明は、そのような問題を解決するものである。
本発明により、そのような特定の利用者にとっては重要でありながらも市場性の低いデータを自らの利用のために作成した者が、そのデータを市場に提供することにより容易に対価を受け取るというメリットを享受することが可能になるため、幅広いニーズにあったデータの流通が活発になるものと期待される。
また、本発明により、原著作者の著作物の配布により対価を受け取る権利を保護したまま他のデータ利用者がその著作物を加工し再配布することが容易になるので、特定の個人だけでは成し得なかった質の向上が図られたデータの活発な流通が期待される。
本発明の全体構成を示す図である。 利用者が利用したい用途を指定するための画面の一例を示す図である。 データ利用者が画面で指定した用途に合致したデータをダウンロード可能に提示する画面の一例を示す図である。 メイン画面の一例を示す図である。 データ利用の際のデータ利用者の手順を示すフローチャートである。 データ利用の際の管理者側の手順を示すフローチャートである。 データ提供の際のデータ提供者の手順を示すフローチャートである。 データ提供の際の管理者側の手順を示すフローチャートである。 作成データの処理の手順を示すフローチャートである。 集計データの処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
A データ利用者端末
B データ提供者端末
C 管理者端末
11 利用データ検索送信手段
13 提供データ取込手段
15 請求・支払額決定手段
21 データ用データベース
23 利用者用データベース
25 提供者用データベース
31 作成データ処理手段
33 作成データ用データベース
35 集計データ処理手段

Claims (22)

  1. データ提供者及びデータ利用者参加型のコミュニティを運営するためのシステムであって、コミュニティを提供する管理者端末が、データ利用者の手元にあるデータ利用者端末、及びデータ提供者の手元にあるデータ提供者端末と有線又は無線で接続されており、
    前記管理者端末は、データ利用者の希望するデータを該データ利用者のデータ利用者端末へ送信する利用データ検索送信手段と、
    データ提供者の提供するデータを該データ提供者のデータ提供者端末から受信する提供データ取込手段と、
    コミュニティ利用料及びデータ提供に対する対価を決定する請求・支払額決定手段と、
    を備えることを特徴とするコミュニティ運営システム。
  2. データが1つまたはそれ以上蓄積されているデータ用データベースを更に備えることを特徴とする請求項1記載のコミュニティ運営システム。
  3. 前記利用データ検索送信手段は、データ利用者の希望するデータを、前記データ用データベースから検索抽出することを特徴とする請求項2記載のコミュニティ運営システム。
  4. 前記提供データ取込手段は、データ提供者の提供するデータを、前記データ用データベースに登録することを特徴とする請求項2又は3記載のコミュニティ運営システム。
  5. 前記データをデータ用データベースに登録する際には、データに原著作者追跡情報を付与する請求項4記載のコミュニティ運営システム。
  6. データ利用者ごとの個人情報を蓄積する利用者用データベースを更に備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のコミュニティ運営システム。
  7. 前記利用データ検索送信手段は、データ利用者端末Aへデータを送信するに当たり、データ利用者が本コミュニティを既に利用したことがあるか否かを前記データ利用者用データベースにおいてチェックする請求項6記載のコミュニティ運営システム。
  8. 前記利用データ検索送信手段は、本コミュニティを初めて利用するデータ利用者の個人情報を前記利用者用データベースに書き込む請求項7記載のコミュニティ運営システム。
  9. データ提供者ごとの個人情報を蓄積する提供者用データベースを更に備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のコミュニティ運営システム。
  10. 前記提供データ取込手段は、本コミュニティを初めて利用するデータ提供者の個人情報を前記提供者用データベースに書き込む請求項9記載のコミュニティ運営システム。
  11. 前記提供データ取込手段は、データ利用者がデータ提供者でもある場合は、前記データ利用者用データベースに蓄積されたその提供者の個人情報を、前記データ提供者用データベースに新たに蓄積する請求項10記載のコミュニティ運営システム。
  12. 前記請求・支払額決定手段は、データ利用者がデータ提供者でもある場合に、該データ利用者のデータ利用料と相殺する請求項11記載のコミュニティ運営システム。
  13. 前記提供データ取込手段は、受信したデータが本コミュニティで扱うに適した種類のデータか否かを審査する請求項1〜12のいずれかに記載のコミュニティ運営システム。
  14. データ利用者が、該利用者のデータ利用者端末に対し送信したデータを利用して作成した作成データを受信し、該作成データを提供したデータ提供者端末へ転送する作成データ処理手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載のコミュニティ運営システム。
  15. 前記作成データ処理手段は、受信したデータが送信したデータを利用して作成されたものであるか否かを審査する請求項14記載のコミュニティ運営システム。
  16. 前記作成データ処理手段は、データ利用者が本コミュニティを既に利用したことがあるか否かを前記データ利用者用データベースにおいてチェックする請求項14又は15記載のコミュニティ運営システム。
  17. 前記作成データ処理手段は、作成データを受け付けるにあたり、データ利用者が本コミュニティを既に利用したことがあるか否かを前記データ利用者用データベースにおいてチェックする請求項14〜16のいずれかに記載のコミュニティ運営システム。
  18. 作成データを蓄積する作成データ用データベースを更に設けることを特徴とする請求項14〜17のいずれかに記載のコミュニティ運営システム。
  19. 前記作成データ処理手段は、処理した作成データを、それを提出したデータ利用者を特定する情報と共に、前記作成データ用データベースに保存する請求項18記載のコミュニティ運営システム。
  20. データ提供者が、転送された作成データを基に集計した集計データを受信し、該集計データをデータ利用者端末へ転送する集計データ処理手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜19のいずれかに記載のコミュニティ運営システム。
  21. 請求・支払額決定手段は、対価決定の際、原著作者追跡情報の有無を考慮して対価を決定する請求項5〜20のいずれかに記載のコミュニティ運営システム。
  22. 請求・支払額決定手段は、原著作者追跡情報がある場合は、原著作者であるデータ提供者に対しての対価をも決定する請求項21記載のコミュニティ運営システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017111603A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 カシオ計算機株式会社 コミュニケーションアシストシステムおよびコミュニケーションアシスト方法

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