JP2005285747A - Deflection device for projection tube, and the projection tube device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、投写管用偏向装置、及びこれを備えた投写管装置に関する。 The present invention relates to a deflection device for a projection tube and a projection tube device having the same.
近年、大画面化と低価格化という市場要望から投写型のプロジェクションテレビが普及している。図1はプロジェクションテレビの構成を示す模式図である。赤、緑、青の各色に対応した投写管装置1〜3を備えており、各投写管装置1〜3には偏向装置4が設けられている。それぞれの色の投写管装置1〜3から生成されるラスタがスクリーン5に投写されてカラー画像が構成される。
In recent years, projection-type projection televisions have become widespread due to market demands for larger screens and lower prices. FIG. 1 is a schematic diagram showing a configuration of a projection television.
図2は投写型のプロジェクションテレビに用いられる投写管装置1〜3が備える偏向装置4の側面図である。ラスタを生成する主偏向装置6は主水平コイル43と、主垂直コイル7と、主コア8とからなる。主偏向装置6のネック側には、赤、緑、青のそれぞれの投写管装置(図1の投写管装置1〜3)を、プロジェクションテレビセットに組み付ける時の誤差によってプロジェクションテレビのスクリーン5上で発生するラスタのずれ(ミスコンバーゼンス)を補正するための副偏向装置9が備えられている。
FIG. 2 is a side view of the deflection device 4 included in the
図3は副偏向装置9の正面図である。ここで主偏向装置6を備える投写管装置(図1の投写管装置1〜3)の管軸をZ軸とし、Z軸と直交する水平方向軸をX軸、X軸及びZ軸と直交する垂直方向軸をY軸とするXYZ直交座標系を定義する。副偏向装置9は、副コア10と、副水平コイル11と、副垂直コイル12とからなる。副水平コイル11は副コア10のX軸が交差する位置付近にトロイダル型に巻回され、副垂直コイル12は副コア10のY軸が交差する位置付近にトロイダル型に巻回される。このような構成の副偏向装置9に適当な電流を供給し、プロジェクションテレビのスクリーン(図1のスクリーン5)上で色ずれのない適切なカラー画像が得られるようにコンバーゼンス補正を行なっている。
FIG. 3 is a front view of the sub deflection device 9. Here, the tube axis of the projection tube device (
ところで、トロイダル型の副偏向コイルの場合、図4(A)に示すように、例えば主偏向装置6の主水平コイル43の偏向磁界13が副水平コイル11に鎖交することにより、図4(B)に示すように、副水平コイル11の端子間に、水平周期と同じ周期のパルス状の誘起電圧Vtが発生する。したがって、適切なコンバーゼンス補正を行うためには、副偏向装置の駆動電圧として誘起電圧Vtを打ち消すための高い電圧が必要となり、消費電力が大きくなるという問題がある。
By the way, in the case of the toroidal type sub deflection coil, as shown in FIG. 4A, for example, the deflection
また、図5のように、副水平コイル11及び副垂直コイル12はトロイダル型で巻回されているため、副コア10の外側に存在する巻線から発生する磁界は洩れ磁界14となり偏向に寄与しないため、偏向能率が悪いという問題がある。
Further, as shown in FIG. 5, since the sub
これらの問題を解決する偏向装置が特許文献1に開示されている。図6(A)は特許文献1の副偏向装置19の正面図、図6(B)はその側面図である。この副偏向装置19は、サドル型の副水平コイル15と、サドル型の副垂直コイル16と、副コア17とからなり、副水平コイル15、副垂直コイル16はそれぞれ副水平磁界18、副垂直磁界20を発生する。副水平コイル15がサドル型であるため、例えば主偏向装置6の主水平コイル43の偏向磁界13が副水平コイル15と鎖交する磁束数が少ない。したがって副水平コイル15の端子間に発生する誘起電圧VsはVtにくらべて小さいので、消費電力を小さくすることができる。
A deflecting device that solves these problems is disclosed in
図7は図6(B)のVII−VII線での矢視断面図である。副偏向装置19はXZ面及びYZ面に対して対称であるので、図7では第1象限のみ図示している。副水平コイル15及び副垂直コイル16はいずれもサドル型であり、その巻線が副コア17の内側に巻回されているため、トロイダル型に比べて偏向能率が良い。
しかしながら、副水平コイル15及び副垂直コイル16がいずれもサドル型である上記特許文献1の偏向装置は、副水平コイル11及び副垂直コイル12がいずれもトロイダル型である偏向装置に比べると、主偏向コイルが発する主偏向磁界による誘起電圧を小さくすることにより消費電力を低減できるが、その効果は未だ十分ではないという課題がある。以降その理由を図7及び図8を用いて説明する。
However, the deflecting device of
図8は副水平コイル15が発生する副水平磁界18のY軸方向成分ByをX軸に沿って測定した結果を示したグラフである。図示したようにY軸方向成分ByはX=0で最大となり、X=0(すなわちY軸)から離れるに従い小さくなる。このような強度分布を有する磁界21を一般にバレル型という。図7に示すように、副水平コイル15の巻線角度θHが30°より大きく90°より小さいとき副水平磁界はバレル型磁界になる。ここで、巻線角度θHは、XY平面において、XZ面とYZ面とで仕切られた各象限内に存在する副水平コイル15のZ軸を中心とする円周方向の中点とZ軸とを通る直線とX軸とがなす角度で定義される。副水平コイル15の偏向能率が最もよくなる巻線角度はθH=0°であり、巻線角度θHが大きくなるほど偏向能率は低下し、θH=90°で最も低下する。
FIG. 8 is a graph showing a result of measuring the Y-axis direction component By of the sub horizontal magnetic field 18 generated by the sub
以上は副水平コイル15について説明したが、副垂直コイル16についても同様である。ただし、副垂直コイル16の巻線角度θVは、XY平面において、XZ面とYZ面とで仕切られた各象限内に存在する副垂直コイル16のZ軸を中心とする円周方向の中点とZ軸とを通る直線とY軸とがなす角度で定義される。
The sub
図7からわかるように特許文献1の偏向装置では、副水平コイル15及び副垂直コイル16のそれぞれの内径DH、DVは同じであり、副水平コイル15及び副垂直コイル16が相互に干渉するのを回避するために、それぞれの巻線角度θH、θVはいずれも30°よりも大きくせざるを得ない。従って、副水平コイル15及び副垂直コイル16が発生する磁界はいずれもバレル型磁界となる。よって、偏向能率が悪く、特許文献1の偏向装置は、副水平コイル15及び副垂直コイル16をいずれもサドル型とすることにより主水平コイル43の偏向磁界13による誘起電圧Vsを低減することはできたとしても、全体として消費電力を十分低減できていない。
As can be seen from FIG. 7, in the deflection apparatus of
また、図9のようにサドル型副水平コイル15の内径DHとサドル型副垂直コイル16の内径DVとを異ならせることで巻線角度θH、θVを適切に設定することは一応可能である。ところが、この場合、副水平コイル15、副垂直コイル16、副コア17をZ軸から外側に向かって順に重ねる必要があり、副垂直コイル16および副コア17の内径が大きくなり、電子ビームとの距離が拡大するので、結局は偏向能率が低下する。
Further, as shown in FIG. 9, it is possible to appropriately set the winding angles θ H and θ V by making the inner diameter D H of the saddle
また、一般にプロジェクションテレビの場合、副偏向装置はコンバーゼンス補正機能の他に画面の上下のピンクッション歪みを補正する機能も兼ねている。画面の上下のピンクッション歪みを補正するときに必要な電力はコンバーゼンス補正時の消費電力にくらべて著しく大きい。したがって、プロジェクションテレビセットで消費電力を効率よく低減するためには、副偏向装置の特に上下方向に偏向するための副垂直コイルの偏向能率を向上させることが重要である。 In general, in the case of a projection television, the sub-deflection device also has a function of correcting pincushion distortion at the top and bottom of the screen in addition to the convergence correction function. The power required to correct the pincushion distortion at the top and bottom of the screen is significantly larger than the power consumption at the time of convergence correction. Therefore, in order to efficiently reduce the power consumption in the projection television set, it is important to improve the deflection efficiency of the sub-vertical coil for deflecting in the vertical direction of the sub-deflecting device.
また、上述の通り特許文献1の偏向装置では副水平磁界及び副垂直磁界ともバレル磁界なので、副偏向装置を動作させた時に画面周辺域の電子ビームのスポット形状が変化する。図10は画面第1象限におけるビームスポットを示している。まずX軸上の電子ビーム22について説明する。副水平磁界はバレル型であるので電子ビーム22のY軸に近い方の電子22aに作用するローレンツ力Faは、電子ビーム22のY軸から遠い方の電子22bに作用するローレンツ力Fbよりも大きい。その結果、電子ビーム22は点線23のような縦長形状となり、画質劣化の原因となる。Y軸上の電子ビーム22’も同様の理由によりバレル型副垂直磁界により点線23’のような横長形状となる。このため副偏向装置の動作の度合いによって電子ビームの断面形状が異なり、量産された偏向装置間でばらつきが大きいという課題がある。
Further, as described above, in the deflecting device of
本発明は、以上のような従来の問題を鑑みて、偏向能率を向上でき、ビームスポットの形状変化を低減しつつ、上下のピンクッション歪を効率良く補正することが可能な偏向装置、およびこの偏向装置を備えた投写管装置を提供することを目的とする。 In view of the above-described conventional problems, the present invention can improve the deflection efficiency, reduce the beam spot shape change, and can efficiently correct the upper and lower pincushion distortion, and the deflection apparatus. It is an object of the present invention to provide a projection tube device provided with a deflection device.
本発明の投写管用偏向装置は、ラスタ生成用の主偏向装置とコンバーゼンス補正用の副偏向装置とを備え、前記副偏向装置は、副水平コイルと副垂直コイルとフェライトコアとを備える。そして、第1の投写管用偏向装置では、前記副水平コイルはトロイダル型コイルであり、前記副垂直コイルはサドル型コイルである。また、第2の投写管用偏向装置では、前記副水平コイルはサドル型コイルであり、前記副垂直コイルはトロイダル型コイルである
次に、本発明の投写管装置は、上記の本発明の第1又は第2の投写管用偏向装置を備える。
The projection tube deflection apparatus of the present invention includes a main deflection apparatus for raster generation and a sub deflection apparatus for convergence correction, and the sub deflection apparatus includes a sub horizontal coil, a sub vertical coil, and a ferrite core. In the first projection tube deflecting device, the sub-horizontal coil is a toroidal type coil, and the sub-vertical coil is a saddle type coil. In the second projection tube deflecting device, the sub-horizontal coil is a saddle type coil, and the sub vertical coil is a toroidal type coil. Next, the projection tube device of the present invention is the first of the present invention. Alternatively, a second projection tube deflecting device is provided.
本発明の投写管用偏向装置によれば、前記副水平コイル及び前記副垂直コイルのうちの一方はトロイダル型コイルであり、他方はサドル型コイルであるので、従来に比べて偏向能率を向上でき、副偏向装置動作時のビームスポットの形状変化を低減しつつ、上下のピンクッション歪みを効率よく補正できる。 According to the projection tube deflecting device of the present invention, one of the sub horizontal coil and the sub vertical coil is a toroidal coil and the other is a saddle type coil. It is possible to efficiently correct the upper and lower pincushion distortion while reducing the shape change of the beam spot during the operation of the sub deflection device.
また、本発明の投写管装置によれば、本発明の投写管用偏向装置を備えるので、低消費電力で、画質のばらつきが少ない投写管装置を提供することができる。 Further, according to the projection tube device of the present invention, since the projection tube deflection device of the present invention is provided, it is possible to provide a projection tube device with low power consumption and little variation in image quality.
本発明では、主偏向装置が備えられる投写管装置の管軸をZ軸、Z軸と直交する水平方向の軸をX軸、X軸及びZ軸と直交する垂直方向の軸をY軸とするXYZ直交座標系を定義する。 In the present invention, the tube axis of the projection tube apparatus provided with the main deflection device is the Z axis, the horizontal axis orthogonal to the Z axis is the X axis, and the vertical axis orthogonal to the X axis and the Z axis is the Y axis. Define an XYZ Cartesian coordinate system.
本発明の第1の投写管用偏向装置においては、前記X軸及び前記Y軸を含むXY平面内において、前記副水平コイルはZ軸を通りX軸に対して30°をなす直線上又はこの近傍に配置され、前記副垂直コイルのZ軸に平行な偏向寄与部はZ軸を通りY軸に対して30°をなす直線上又はこの近傍に配置されていることが好ましい。また、本発明の第2の投写管用偏向装置においては、前記X軸及び前記Y軸を含むXY平面内において、前記副水平コイルのZ軸に平行な偏向寄与部はZ軸を通りX軸に対して30°をなす直線上又はこの近傍に配置され、前記副垂直コイルはZ軸を通りY軸に対して30°をなす直線上又はこの近傍に配置されていることが好ましい。かかる好ましい構成によれば、副偏向装置の動作時のビームスポットの形状歪みを更に低減できる。本発明において、上記「30°をなす直線の近傍」とは、好ましくは、30°±7.5°の範囲内、より好ましくは30°±5°の範囲内を意味する。 In the first projection tube deflecting device of the present invention, in the XY plane including the X axis and the Y axis, the sub-horizontal coil is on or near a straight line passing through the Z axis and forming 30 ° with respect to the X axis. It is preferable that the deflection contributing portion parallel to the Z axis of the sub vertical coil is arranged on or near a straight line passing through the Z axis and forming 30 ° with respect to the Y axis. Further, in the second projection tube deflecting device of the present invention, in the XY plane including the X axis and the Y axis, the deflection contributing portion parallel to the Z axis of the sub-horizontal coil passes through the Z axis to the X axis. It is preferable that the sub-vertical coil is disposed on or near a straight line that forms 30 ° with respect to the Y axis. According to such a preferable configuration, the shape distortion of the beam spot during the operation of the sub-deflection device can be further reduced. In the present invention, “the vicinity of a straight line forming 30 °” preferably means within a range of 30 ° ± 7.5 °, more preferably within a range of 30 ° ± 5 °.
本発明の第1の投写管用偏向装置においては、前記副垂直コイルのXY平面と略平行な渡り部は前記フェライトコアに対してZ軸方向に突出し、前記渡り部と、前記副垂直コイルのZ軸に平行な偏向寄与部とは、Z軸を中心とする共通する仮想の円筒面上に配置されていることが好ましい。かかる好ましい構成によれば、副垂直コイルの巻回数を減少させることなく副垂直コイルのインダクタンスを低減できる。また、本発明の第2の投写管用偏向装置においては、前記副水平コイルのXY平面と略平行な渡り部は前記フェライトコアに対してZ軸方向に突出し、前記渡り部と、前記副水平コイルのZ軸に平行な偏向寄与部とは、Z軸を中心とする共通する仮想の円筒面上に配置されていることが好ましい。かかる好ましい構成によれば、副水平コイルの巻回数を減少させることなく副水平コイルのインダクタンスを低減できる。従って、いずれの構成によっても、投写管装置の消費電力を更に低減することができる。 In the first projection tube deflecting device of the present invention, the transition portion substantially parallel to the XY plane of the sub vertical coil protrudes in the Z-axis direction with respect to the ferrite core, and the transition portion and the Z of the sub vertical coil The deflection contribution portion parallel to the axis is preferably arranged on a common virtual cylindrical surface centering on the Z axis. According to such a preferable configuration, the inductance of the sub vertical coil can be reduced without reducing the number of turns of the sub vertical coil. Further, in the second projection tube deflecting device of the present invention, the transition portion substantially parallel to the XY plane of the sub horizontal coil protrudes in the Z-axis direction with respect to the ferrite core, and the transition portion and the sub horizontal coil The deflection contributing portion parallel to the Z axis is preferably disposed on a common virtual cylindrical surface centered on the Z axis. According to such a preferable configuration, the inductance of the sub horizontal coil can be reduced without reducing the number of turns of the sub horizontal coil. Therefore, the power consumption of the projection tube device can be further reduced by any configuration.
本発明の第1の投写管用偏向装置においては、前記フェライトコアの内周面に突起部が形成されており、前記突起部の頂部における前記フェライトコアの内径は、前記副垂直コイルの外径よりも小さいことが好ましい。かかる好ましい構成によれば、副水平コイルの実効的な内径を小さくすることができる。また、本発明の第2の投写管用偏向装置においては、前記フェライトコアの内周面に突起部が形成されており、前記突起部の頂部における前記フェライトコアの内径は、前記副水平コイルの外径よりも小さいことが好ましい。かかる好ましい構成によれば、副垂直コイルの実効的な内径を小さくすることができる。従って、いずれの構成によっても、偏向能率を更に向上できる。 In the first projection tube deflecting device of the present invention, a protrusion is formed on the inner peripheral surface of the ferrite core, and the inner diameter of the ferrite core at the top of the protrusion is smaller than the outer diameter of the sub vertical coil. Is preferably small. According to such a preferable configuration, the effective inner diameter of the sub horizontal coil can be reduced. In the second projection tube deflecting device of the present invention, a protrusion is formed on the inner peripheral surface of the ferrite core, and the inner diameter of the ferrite core at the top of the protrusion is outside the sub-horizontal coil. It is preferable that the diameter is smaller than the diameter. According to such a preferable configuration, the effective inner diameter of the sub vertical coil can be reduced. Accordingly, the deflection efficiency can be further improved by any configuration.
本発明の第1の投写管用偏向装置においては、前記副水平コイルは、X軸及びZ軸を含むXZ面とY軸及びZ軸を含むYZ面とに対して対称な複数箇所に配置された複数のトロイダル型巻線を含み、前記副垂直コイルは、YZ面に対して両側に配置された一対のサドル型巻線を含むことが好ましい。この場合において、前記フェライトコアの内周面のうち、前記複数のトロイダル型巻線が配置された部分、及び前記一対のサドル型巻線のうちのZ軸に平行な二対の偏向寄与部が配置された部分を除いた領域に突起部が形成されていることが好ましい。また、前記トロイダル型巻線が配置された副水平コイル用凹部での前記フェライトコアの内径をDH1、前記偏向寄与部が配置された副垂直コイル用凹部での前記フェライトコアの内径をDV1、前記突起部の頂部における前記フェライトコアの内径をDPとしたとき、DH1>DV1>DPを満足することが好ましい。更に、XZ面に対して一方の側において、YZ面に対して両側に存在する一対の前記副水平コイル用凹部の各Y軸側端のそれぞれとZ軸とを通る2本の直線がなす角度をθSとし、前記内径DPの単位をmm、前記角度θSの単位を°としたとき、2.6<θS/DP<3.35を満足することが好ましい。かかる好ましい構成によれば、副水平コイルの偏向能率が向上し、消費電力を低減できる。 In the first projection tube deflecting device of the present invention, the sub-horizontal coil is disposed at a plurality of positions symmetrical with respect to the XZ plane including the X axis and the Z axis and the YZ plane including the Y axis and the Z axis. Preferably, the sub vertical coil includes a plurality of toroidal windings and a pair of saddle windings disposed on both sides with respect to the YZ plane. In this case, of the inner peripheral surface of the ferrite core, there are two pairs of deflection contributing portions parallel to the Z-axis of the portion where the plurality of toroidal windings are disposed and the pair of saddle windings. It is preferable that a protrusion is formed in a region excluding the arranged portion. Further, the inner diameter of the ferrite core in the sub-horizontal coil recess in which the toroidal winding is disposed is D H1 , and the inner diameter of the ferrite core in the sub-vertical coil recess in which the deflection contributing portion is disposed is D V1. It is preferable that D H1 > D V1 > D P is satisfied, where D P is the inner diameter of the ferrite core at the top of the protrusion. Furthermore, on one side with respect to the XZ plane, an angle formed by two straight lines passing through the Z axis and each of the Y-axis side ends of the pair of sub-horizontal coil recesses existing on both sides with respect to the YZ plane was a theta S, when a unit of the inside diameter D P and mm, and the unit of the angle theta S °, preferably satisfies the 2.6 <θ S / D P < 3.35. According to such a preferable configuration, the deflection efficiency of the sub-horizontal coil is improved and the power consumption can be reduced.
また、本発明の第2の投写管用偏向装置においては、前記副垂直コイルは、X軸及びZ軸を含むXZ面とY軸及びZ軸を含むYZ面とに対して対称な複数箇所に配置された複数のトロイダル型巻線を含み、前記副水平コイルは、XZ面に対して両側に配置された一対のサドル型巻線を含むことが好ましい。この場合において、前記フェライトコアの内周面のうち、前記複数のトロイダル型巻線が配置された部分、及び前記一対のサドル型巻線のうちのZ軸に平行な二対の偏向寄与部が配置された部分を除いた領域に突起部が形成されていることが好ましい。また、前記トロイダル型巻線が配置された副垂直コイル用凹部での前記フェライトコアの内径をDV1、前記偏向寄与部が配置された副水平コイル用凹部での前記フェライトコアの内径をDH1、前記突起部の頂部における前記フェライトコアの内径をDPとしたとき、DV1>DH1>DPを満足することが好ましい。更に、YZ面に対して一方の側において、XZ面に対して両側に存在する一対の前記副垂直コイル用凹部の各X軸側端のそれぞれとZ軸とを通る2本の直線がなす角度をθSとし、前記内径DPの単位をmm、前記角度θSの単位を°としたとき、2.6<θS/DP<3.35を満足することが好ましい。かかる好ましい構成によれば、副垂直コイルの偏向能率が向上し、消費電力を低減できる。 Further, in the second projection tube deflecting device of the present invention, the sub-vertical coil is arranged at a plurality of symmetrical positions with respect to the XZ plane including the X axis and the Z axis and the YZ plane including the Y axis and the Z axis. Preferably, the sub-horizontal coil includes a pair of saddle-type windings disposed on both sides with respect to the XZ plane. In this case, of the inner peripheral surface of the ferrite core, there are two pairs of deflection contributing portions parallel to the Z-axis of the portion where the plurality of toroidal windings are disposed and the pair of saddle windings. It is preferable that a protrusion is formed in a region excluding the arranged portion. Further, the inner diameter of the ferrite core in the sub vertical coil recess in which the toroidal winding is disposed is D V1 , and the inner diameter of the ferrite core in the sub horizontal coil recess in which the deflection contributing portion is disposed is D H1. It is preferable that D V1 > D H1 > D P is satisfied, where D P is the inner diameter of the ferrite core at the top of the protrusion. Furthermore, on one side with respect to the YZ plane, an angle formed by two straight lines passing through the Z-axis and each of the X-axis side ends of the pair of sub vertical coil recesses existing on both sides with respect to the XZ plane was a theta S, when a unit of the inside diameter D P and mm, and the unit of the angle theta S °, preferably satisfies the 2.6 <θ S / D P < 3.35. According to such a preferable configuration, the deflection efficiency of the sub vertical coil is improved, and the power consumption can be reduced.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(実施の形態1)
まず、本発明の投写管装置の一実施形態を図11を参照しながら説明する。図11に示すように、本実施形態の投写管装置51は、画面表示部42がほぼ矩形状のガラス製のパネル44と、このパネル44に連接された漏斗状のガラス製ファンネル45と、このファンネル45に連接された円筒状のガラス製のネック部46とからなる真空外囲器を有する。ネック部46からファンネル45に至る外囲器の外周面上に偏向装置24が装着されている。ファンネル45は、ネック部46との連接部から偏向装置24の装着された位置までの径小部、いわゆるヨーク部47を有する。ネック部46内には電子ビーム48を射出する電子銃49が配設されている。電子ビーム48は、偏向装置24が発生する水平、垂直偏向磁界により水平、垂直方向に偏向され、スクリーン50を水平、垂直走査し、これにより画像が表示される。
(Embodiment 1)
First, an embodiment of the projection tube device of the present invention will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 11, the
図12に本発明の一実施形態にかかる偏向装置24の側面図を示す。この偏向装置24は主水平コイル26、主垂直コイル27、及び主コア28が順に管軸から外側に向かって配置された主偏向装置25と、主偏向装置25のネック側に備えられた副偏向装置29とからなる。
FIG. 12 is a side view of the deflecting
図13は副偏向装置29の斜視図である。この副偏向装置29は副水平コイル30と、副垂直コイル31と、副コア32とからなる。副水平コイル30の巻線は副コア32にトロイダル型に巻装され、副垂直コイル31の巻線はサドル型に巻装されている。副垂直コイル31は図13では簡略化して薄板状に描かれているが、実際には20ターン程度のサドル型コイルである。
FIG. 13 is a perspective view of the
トロイダル型の副水平コイル30は、XZ面及びYZ面に対して対称に4箇所に巻回される。XY平面において、各副水平コイル30のZ軸を中心とする円周方向における存在領域の中点とZ軸とを通る直線とX軸とがなす角度で定義される、副水平コイル30の巻線角度θHは約30°である。
The toroidal
サドル型の副垂直コイル31は、副コア32よりもZ軸側に、YZ面に対して両側に、YZ面に対称に一対配置されている。副垂直コイル31は、巻線がZ軸と略平行に配置された一対の偏向寄与部33と、巻線がXY平面と平行であり、且つZ軸を中心とする円弧状に配置された渡り部34a,34bとを備えている。XY平面において、偏向寄与部33のZ軸を中心とする円周方向における存在領域の中点とZ軸とを通る直線とY軸とがなす角度で定義される、副垂直コイル31の巻線角度θVは約30°である。
A pair of saddle-type sub-vertical coils 31 are disposed on the Z-axis side of the sub-core 32, on both sides of the YZ plane, and symmetrically on the YZ plane. The
このような構成にすることで副偏向装置の消費電力を低減することができる。これを図13及び図14を用いて説明する。 With such a configuration, the power consumption of the sub deflection device can be reduced. This will be described with reference to FIGS.
本発明では副垂直コイル31をサドル型にしたため、図13に示すように、Z軸と略平行な一対の偏向寄与部33と、いずれも偏向に寄与しないパネル側の渡り部34a及びネック側の渡り部34bとで囲まれた、巻線が存在しない開口39が存在する。
In the present invention, since the
図14は副偏向装置29のXY面と平行な面における断面図である。図14で示すように、この開口39内に、副水平コイル30が入り込んでいる。また、副コア32の内周面のうち、副垂直コイル31の偏向寄与部33及び副水平コイル30と対向しない領域がZ軸に向かって突出し、副コア突起部40が形成されている。この副コア突起部40も開口39内に入り込んでいる。副垂直コイル31の偏向寄与部33の内径、外径をそれぞれDV0、DV1、副水平コイル30の内径をDH0、副コア突起部40の頂部における副コア32の内径をDPとしたとき、DV0とDH0とDPとは相互にほぼ等しい。従って、DP<DV1、DH0<DV1である。これにより、副垂直コイル31の偏向寄与部33と副水平コイル30とを電子ビームに可能な限り接近させることができるので、副垂直コイル31及び副水平コイル30の偏向能率を向上させることができる。更に、副垂直コイル31及び副水平コイル30に干渉しない範囲において、副コア32の内周面に副コア突起部40を設けることにより副コア32を電子ビームに可能な限り接近させているので、副垂直コイル31及び副水平コイル30の偏向能率が更に向上する。しかも、副垂直コイル31をサドル型として副コア32に対してZ軸側に配置しているので、副垂直コイル31の副偏向磁界は副コア32の外側に洩れない。以上により、副偏向装置29のトータルの消費電力を低減することができる。
FIG. 14 is a cross-sectional view of the
次に、この副偏向装置29によれば副水平コイル30の消費電力を低減できる。以下にこれを説明する。
Next, according to the
副コア32の内周面のうち、副水平コイル30のトロイダル型巻線が配置された副水平コイル用凹部60での副コア32の内径をDH1、副垂直コイル31の偏向寄与部33が配置された副垂直コイル用凹部61での副コア32の内径(これは、上記の偏向寄与部33の外径DV1と一致する)をDV1とすると、これらと、上記の副コア突起部40の頂部における副コア32の内径をDPとは、
DH1>DV1>DP
を満足する。即ち、副水平コイル用凹部60の底面よりも、この副水平コイル用凹部60よりもY軸に近い副垂直コイル用凹部61の底面及び副コア突起部40の頂部がZ軸に接近している。このため、全体として見たとき、Y軸及びこの近傍において副コア32の内周面が電子ビームに接近するので、Y軸にほぼ沿った副水平偏向磁界の作用が強化される。その結果、副水平コイル30の偏向能率が向上するので、消費電力を低減できる。
Of the inner peripheral surface of the sub-core 32, the inner diameter of the sub-core 32 in the
D H1 > D V1 > D P
Satisfied. That is, the bottom surface of the sub
更に、XZ面に対して一方の側において、YZ面に対して両側に存在する一対の副水平コイル用凹部60の各Y軸側端60aのそれぞれとZ軸とを通る2本の直線L1,L2がなす角度θSを定義する。ここで、角度θSは、交差する2本の直線L1,L2がY軸を含む領域に形成する角度である。角度θSの単位を°、副コア突起部40の頂部における副コア32の内径DPの単位をmmとしたとき、これらは、
2.6<θS/DP<3.35
を満足する。θS/DP≧3.35、即ちθSが相対的大きいと、副水平コイル30の消費電力は低減するが、Z軸を中心とする円周方向において、副水平コイル30を配置できる領域が狭くなるので、副水平コイル30の巻線を所望する数だけ周回させることが困難となる。θS/DP≦2.6、即ちθSが相対的に小さいと、Z軸を中心とする円周方向において、副コア32の内周面からZ軸側の空間内に向かってY軸にほぼ沿った副水平偏向磁界が吹き出される領域が狭くなるので、副水平偏向磁界の作用の向上効果が弱くなり、消費電力の低減効果が低下する。即ち、比θS/DPが上記の数値範囲を満足する場合に、副水平コイル30の偏向能率が向上し、消費電力を低減できる。
Further, on one side with respect to the XZ plane, two straight lines L1 passing through the Y-axis side ends 60a of the pair of sub-horizontal coil
2.6 <θ S / D P <3.35
Satisfied. When θ S / D P ≧ 3.35, that is, θ S is relatively large, the power consumption of the sub
さらに、この副偏向装置29によれば動作時のビームスポットの形状変化を低減できる。以下にこの理由を図14を用いて説明する。Y軸に対する巻線角度θVが約30°に設定された副垂直コイル31に副偏向電流を流すと、副垂直コイル31の周辺に磁界が発生する。この磁界は、副コア32に対してZ軸側の空間を通過する磁界35aと、副コア32の内部を通過する磁界35bとからなる。副コア32の内部を通過する磁界35bは副垂直コイル31から遠いところで副コア32のZ軸側空間内に向かって吹き出される。副垂直コイル31の近傍に発生した磁界35aと副コア32から吹き出された磁界とが合成されて、副垂直偏向磁界36が副コア32に対してZ軸側の空間内に形成される。磁界36は、X軸とほぼ平行で、Y軸方向における強度分布がほぼ均一である。従って、磁界36により電子ビーム37を構成する電子に印加されるローレンツ力は、その電子のXY断面内の位置にかかわらず同じである。従って、副垂直コイル31の動作の如何に関わらず、電子ビーム37のスポット形状は常にほぼ円形である。以上は、副垂直コイル31について説明したが、副水平コイル30についても、X軸に対する巻線角度θHが約30°に設定されているので、同様に副水平コイル30の動作の如何に関わらず、電子ビーム37のスポット形状は常にほぼ円形である。従って、この副偏向装置29によれば、動作の度合いにかかわらずビームスポットの形状はほとんど変化しない。
Further, according to the
次に副垂直コイル31の渡り部34a,34bの形状とプロジェクションテレビセットでの消費電力との関係を図13及び図15を用いて説明する。図13に示すように、副垂直コイル31の渡り部34a,34bは、副コア32の端面32aに対してZ軸方向において突出し、渡り部34a,34bと偏向寄与部33とは、Z軸を中心軸とする共通する仮想の円筒面上にほぼ配置される。渡り部34a,34bの配置としては、図13の他に、渡り部34a,34bをZ軸から遠ざかるように折り曲げることも可能である。この場合には、渡り部34a,34bは副コア32の端面32aに沿うように接近する。しかしながら、図13のような配置の方がプロジェクションテレビセットでの消費電力を低減できるので好ましい。理由は以下の通りである。
Next, the relationship between the shape of the
図13のように渡り部34a,34bを端面32aに対してZ軸方向に突出させた場合には、渡り部34a,34bを端面32aに沿って折り曲げた場合に比べて、渡り部34a,34bを副コア32から遠ざけることができる。従って、図15に示すように、渡り部34a,34bから発生する磁界41のうち副コア32に吸い込まれる磁束数が減少し、副垂直コイル31自身と鎖交する磁束数が減少する。したがって副垂直コイル31のインダクタンス値を低減できる。渡り部34a,34bを端面32aに対してZ軸方向に突出させても副垂直コイル31の巻数は変わらないので、電子ビームに対する起磁力は変化しない。副偏向装置29に印加される副偏向電流の周波数は数百KHzと非常に高く、消費電力はコイルの直流抵抗よりもインダクタンスのほうに大きく依存する。図13及び図15のように渡り部34a,34bを配置することにより、電子ビームに対する起磁力を変えることなくインダクタンス値を小さくすることができるので、テレビセットの消費電力の指標であるLI2を効率よく小さくすることができる。
When the
上記の実施の形態で示した副コア32の内周面に形成された副コア突起部40のZ軸に沿って見た形状は角型(台形)形状としたが、これに限定されず、半球状でもよい。また、副コア突起部40は形成されていなくても良い。副コア突起部40が形成されていない場合は、副コア突起部40が形成されている場合と比較して、消費電力の低減効果は劣るが、副コア32が単純な円筒形になるので副コア32のコストを低減できる。
Although the shape seen along the Z-axis of the
なお、本発明者らは上記の実施の形態の構成においてトロイダル型副水平コイル30の巻線角度θH及びサドル型副垂直コイル31の巻線角度θVをいずれも約30°、副コア32の最小内径DPを31mmとした対角サイズが7インチの投写管装置を作成し実験した結果、ビームスポット形状に対する影響がほとんど生じることなく、消費電力を従来に比べて約25%低減できることを確認した。更に、図14に示した角度θSを103°とすれば、副水平コイル30についての消費電力指標であるLI2を従来に比べて20.5%低減できた。
In the configuration of the above-described embodiment, the inventors set the winding angle θ H of the toroidal-
上記の実施の形態では副水平コイル30をトロイダル型、副垂直コイル31をサドル型としたが、プロジェクションテレビセットメーカの要望に合わせて、たとえば副垂直コイルの偏向能率向上よりも主水平磁界による誘起電圧の低減を優先する場合は、副水平コイルをサドル型、副垂直コイルをトロイダル型にすればよい。この場合の構成及び効果は上記説明を読み替えることにより容易に理解できるので詳細な説明を省略する。この場合には、副垂直コイルの偏向能率向上の効果は落ちるが、副水平コイルに誘起される誘起電圧を低減することができる。
In the above embodiment, the
本発明の利用分野は特に制限はないが、例えば投写型プロジェクションテレビの画像投射部に利用することができる。 The field of use of the present invention is not particularly limited, but can be used, for example, in an image projection unit of a projection type projection television.
1 赤の投写管装置
2 緑の投写管装置
3 青の投写管装置
4 偏向装置
5 スクリーン
6 主偏向装置
7 主垂直コイル
8 主コア
9 副偏向装置
10 副コア
11 副水平コイル
12 副垂直コイル
13 主水平コイルからの洩れ磁界
14 副水平コイル及び副垂直コイルからの洩れ磁界
15 副水平コイル
16 副垂直コイル
17 副コア
18 副水平コイルの副偏向磁界
19 副偏向装置
20 副垂直コイルの副偏向磁界
21 副偏向磁界の磁界の型
22,22’ 電子ビーム
22a Y軸に近い方の電子
22b Y軸から遠い方の電子
23,23’ 変形後の電子ビーム
24 偏向装置
25 主偏向装置
26 主水平コイル
27 主垂直コイル
28 主コア
29 副偏向装置
30 副水平コイル
31 副垂直コイル
32 副コア
33 副垂直コイルの偏向寄与部
34a,34b 副垂直コイルの渡り部
35a,35b 副垂直コイルの副偏向磁界
36 副垂直コイルによる副偏向磁界
37 電子ビーム
39 開口
40 副コア突起部
41 渡り部から発生する磁界
42 画面表示部
43 主水平コイル
44 パネル
45 ファンネル
46 ネック部
47 ヨーク部
48 電子ビーム
49 電子銃
50 スクリーン
51 投写管装置
60 副水平コイル用凹部
61 副垂直コイル用凹部
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Red projection tube apparatus 2 Green projection tube apparatus 3 Blue projection tube apparatus 4 Deflection apparatus 5 Screen 6 Main deflection apparatus 7 Main vertical coil 8 Main core 9 Sub deflection apparatus 10 Sub core 11 Sub horizontal coil 12 Sub vertical coil 13 Leakage magnetic field from main horizontal coil 14 Leakage magnetic field from sub horizontal coil and sub vertical coil 15 Sub horizontal coil 16 Sub vertical coil 17 Sub core 18 Sub deflection magnetic field 19 of sub horizontal coil Sub deflection device 20 Sub deflection magnetic field of sub vertical coil 21 Magnetic type of sub-deflection magnetic field 22, 22 'Electron beam 22a Electron 22b closer to Y-axis 22b Electron 23, 23' far from Y-axis Deformed electron beam 24 Deflector 25 Main deflector 26 Main horizontal coil 27 Main vertical coil 28 Main core 29 Sub deflection device 30 Sub horizontal coil 31 Sub vertical coil 32 Sub core 33 Sub vertical coil deflection contribution parts 34a, 34b Crossing portion 35a, 35b Sub-deflection magnetic field 36 of sub-vertical coil Sub-deflection magnetic field 37 of sub-vertical coil Electron beam 39 Aperture 40 Sub-core projection 41 Magnetic field 42 generated from transition portion Screen display unit 43 Main horizontal coil 44 Panel 45 Funnel 46 Neck part 47 Yoke part 48 Electron beam 49 Electron gun 50 Screen 51 Projection tube device 60 Sub horizontal coil concave part 61 Sub vertical coil concave part
Claims (12)
前記副偏向装置は、副水平コイルと副垂直コイルとフェライトコアとを備え、
前記副水平コイルはトロイダル型コイルであり、前記副垂直コイルはサドル型コイルであることを特徴とする投写管用偏向装置。 A projection tube deflection device comprising a main deflection device for raster generation and a sub deflection device for convergence correction,
The sub deflection device includes a sub horizontal coil, a sub vertical coil, and a ferrite core,
The sub-horizontal coil is a toroidal coil, and the sub-vertical coil is a saddle-type coil.
前記副水平コイルは、X軸及びZ軸を含むXZ面とY軸及びZ軸を含むYZ面とに対して対称な複数箇所に配置された複数のトロイダル型巻線を含み、
前記副垂直コイルは、YZ面に対して両側に配置された一対のサドル型巻線を含み、
前記フェライトコアの内周面のうち、前記複数のトロイダル型巻線が配置された部分、及び前記一対のサドル型巻線のうちのZ軸に平行な二対の偏向寄与部が配置された部分を除いた領域に突起部が形成されており、
前記トロイダル型巻線が配置された副水平コイル用凹部での前記フェライトコアの内径をDH1、前記偏向寄与部が配置された副垂直コイル用凹部での前記フェライトコアの内径をDV1、前記突起部の頂部における前記フェライトコアの内径をDPとしたとき、
DH1>DV1>DP
を満足し、
XZ面に対して一方の側において、YZ面に対して両側に存在する一対の前記副水平コイル用凹部の各Y軸側端のそれぞれとZ軸とを通る2本の直線がなす角度をθSとし、前記内径DPの単位をmm、前記角度θSの単位を°としたとき、
2.6<θS/DP<3.35
を満足する請求項1に記載の投写管用偏向装置。 The tube axis of the projection tube device provided with the main deflection device is the Z axis, the horizontal axis orthogonal to the Z axis is the X axis, and the X axis and the vertical axis orthogonal to the Z axis are the Y axis. When XYZ Cartesian coordinate system is defined,
The sub-horizontal coil includes a plurality of toroidal windings arranged at a plurality of positions symmetrical with respect to an XZ plane including the X axis and the Z axis and a YZ plane including the Y axis and the Z axis,
The sub vertical coil includes a pair of saddle type windings disposed on both sides with respect to the YZ plane,
Of the inner peripheral surface of the ferrite core, a portion where the plurality of toroidal windings are arranged, and a portion of the pair of saddle type windings where two pairs of deflection contribution portions parallel to the Z axis are arranged Protrusions are formed in the area excluding
The inner diameter of the ferrite core in the concave portion for the sub horizontal coil in which the toroidal winding is disposed is D H1 , and the inner diameter of the ferrite core in the concave portion for the sub vertical coil in which the deflection contributing portion is disposed is D V1 , When the inner diameter of the ferrite core at the top of the protrusion is D P ,
D H1 > D V1 > D P
Satisfied,
On one side with respect to the XZ plane, an angle formed by two straight lines passing through the Z axis and each of the Y-axis side ends of the pair of sub-horizontal coil recesses existing on both sides with respect to the YZ plane is θ and S, when a unit of the inside diameter D P and mm, and the unit of the angle theta S °,
2.6 <θ S / D P <3.35
The deflection device for a projection tube according to claim 1, wherein:
前記副偏向装置は、副水平コイルと副垂直コイルとフェライトコアとを備え、
前記副水平コイルはサドル型コイルであり、前記副垂直コイルはトロイダル型コイルであることを特徴とする投写管用偏向装置。 A projection tube deflection device comprising a main deflection device for raster generation and a sub deflection device for convergence correction,
The sub deflection device includes a sub horizontal coil, a sub vertical coil, and a ferrite core,
The sub-horizontal coil is a saddle type coil, and the sub-vertical coil is a toroidal type coil.
前記副垂直コイルは、X軸及びZ軸を含むXZ面とY軸及びZ軸を含むYZ面とに対して対称な複数箇所に配置された複数のトロイダル型巻線を含み、
前記副水平コイルは、XZ面に対して両側に配置された一対のサドル型巻線を含み、
前記フェライトコアの内周面のうち、前記複数のトロイダル型巻線が配置された部分、及び前記一対のサドル型巻線のうちのZ軸に平行な二対の偏向寄与部が配置された部分を除いた領域に突起部が形成されており、
前記トロイダル型巻線が配置された副垂直コイル用凹部での前記フェライトコアの内径をDV1、前記偏向寄与部が配置された副水平コイル用凹部での前記フェライトコアの内径をDH1、前記突起部の頂部における前記フェライトコアの内径をDPとしたとき、
DV1>DH1>DP
を満足し、
YZ面に対して一方の側において、XZ面に対して両側に存在する一対の前記副垂直コイル用凹部の各X軸側端のそれぞれとZ軸とを通る2本の直線がなす角度をθSとし、前記内径DPの単位をmm、前記角度θSの単位を°としたとき、
2.6<θS/DP<3.35
を満足する請求項7に記載の投写管用偏向装置。 The tube axis of the projection tube device provided with the main deflection device is the Z axis, the horizontal axis orthogonal to the Z axis is the X axis, and the X axis and the vertical axis orthogonal to the Z axis are the Y axis. When XYZ Cartesian coordinate system is defined,
The sub-vertical coil includes a plurality of toroidal windings arranged at a plurality of positions symmetrical with respect to an XZ plane including the X axis and the Z axis and a YZ plane including the Y axis and the Z axis,
The sub-horizontal coil includes a pair of saddle type windings disposed on both sides with respect to the XZ plane,
Of the inner peripheral surface of the ferrite core, a portion where the plurality of toroidal windings are arranged, and a portion of the pair of saddle type windings where two pairs of deflection contribution portions parallel to the Z axis are arranged Protrusions are formed in the area excluding
The inner diameter of the ferrite core in the sub vertical coil recess in which the toroidal winding is disposed is D V1 , and the inner diameter of the ferrite core in the sub horizontal coil recess in which the deflection contributing portion is disposed is D H1 , When the inner diameter of the ferrite core at the top of the protrusion is D P ,
D V1 > D H1 > D P
Satisfied,
On one side with respect to the YZ plane, an angle formed by two straight lines passing through the Z axis and each of the X-axis side ends of the pair of sub vertical coil recesses existing on both sides with respect to the XZ plane is θ and S, when a unit of the inside diameter D P and mm, and the unit of the angle theta S °,
2.6 <θ S / D P <3.35
The deflection device for a projection tube according to claim 7, wherein:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005032984A JP2005285747A (en) | 2004-03-05 | 2005-02-09 | Deflection device for projection tube, and the projection tube device |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004062901 | 2004-03-05 | ||
JP2005032984A JP2005285747A (en) | 2004-03-05 | 2005-02-09 | Deflection device for projection tube, and the projection tube device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005285747A true JP2005285747A (en) | 2005-10-13 |
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ID=35183872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005032984A Withdrawn JP2005285747A (en) | 2004-03-05 | 2005-02-09 | Deflection device for projection tube, and the projection tube device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
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