JP2005285143A - インターネットオークションにおけるバナー広告方法及びバナー広告システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 オークション出品物の広告を効率よく行うことができるとともに、適正な広告費用を計上できるインターネットオークションにおけるバナー広告方法を提供する。
【解決手段】 バナー広告をクリックすることによりシステム運用サーバに出力されるクリック情報によって、各ホームページに掲載された上記バナー広告の入札期間内のクリック数を計数するクリック数計数行程406と、上記バナー広告を掲載したすべてのホームページにおける上記クリック数を積算して総クリック数を求める総クリック数算出行程412と、落札金額に応じて決定される上記バナー広告に対する広告報酬総額を、上記総クリック数で除して、1クリック当たりのクリック報酬単価を求めるクリック報酬単価算出行程413と、各ホームページの上記クリック数と上記クリック報酬単価とを掛け合わせて、各ホームページの上記バナー広告に対する広告報酬を算出する広告報酬算出行程414とを含んで構成される。
【選択図】 図12
【解決手段】 バナー広告をクリックすることによりシステム運用サーバに出力されるクリック情報によって、各ホームページに掲載された上記バナー広告の入札期間内のクリック数を計数するクリック数計数行程406と、上記バナー広告を掲載したすべてのホームページにおける上記クリック数を積算して総クリック数を求める総クリック数算出行程412と、落札金額に応じて決定される上記バナー広告に対する広告報酬総額を、上記総クリック数で除して、1クリック当たりのクリック報酬単価を求めるクリック報酬単価算出行程413と、各ホームページの上記クリック数と上記クリック報酬単価とを掛け合わせて、各ホームページの上記バナー広告に対する広告報酬を算出する広告報酬算出行程414とを含んで構成される。
【選択図】 図12
Description
本願発明は、パソコンや携帯電話におけるインターネット広告に用いるバナー広告方法に関する。詳しくは、インターネットオークションを活性化させることのできるバナー広告方法に関する。
インターネット上で商品等の取引を行うため、商品等の説明を行う商品ホームページが設けられる。ところが、商品ホームページを設けただけでは、多くの消費者に商品ホームページの周知を図るのは困難である。このため、種々の広告媒体を用いて、上記商品ホームページの広告が行われる。
上記広告を行う方法として、他のホームページにバナー広告を掲載することが多い。バナー広告は、ホームページの余白等に設けられ、これをクリックすることにより、上記商品ホームページを閲覧できる。商取引に関する上記バナー広告を掲載したホームページの所有者には広告報酬が支払われる。
上記広告報酬の算出方法として、クリック報酬型の広告報酬算出方法と、成功報酬型の広告報酬算出方法とが普及している。上記クリック報酬型の広告報酬算出方法は、閲覧者がバナー広告を一回クリックした場合のクリック報酬単価をあらかじめ設定し、バナー広告のクリック数を計数して、このクリック数に上記クリック報酬単価を掛け合わせて算出した額を広告報酬として支払うものである。一方、上記成功報酬型の広告報酬算出方法は、バナー広告をクリックして閲覧した商品ホームページから商品の購入があった場合に、所定の成功報酬を広告報酬として支払うものである。通常、商品等の販売価格の数パーセントが広告報酬として支払われる。
上記クリック報酬型の広告報酬算出方法を採用した場合、クリック数に比例して広告報酬が増加する。このため、広告掲載ホームページの所有者あるいは関係者がバナー広告を故意にクリックして、クリック数を増加させる場合が多い。上記問題を解決するため、バナー広告が掲載されたホームページの閲覧回数に対するバナー広告クリック数から求めたクリック率を基準に、不正なクリックが行われているかどうかをある程度判断することかできる。しかしながら、この方法では、有効なクリック数を正当に評価することは困難である。
一方、成功報酬型の広告報酬算出方法を採用した場合、バナー広告を掲載しても広告報酬を期待することはできない。なぜなら、ホームページに掲載したバナー広告を介して商品等が購買される確率は0.01%〜0.001%であり極めて低いからである。このため、成功報酬型の広告報酬算出方法では、バナー広告を掲載するホームページを募集するのが困難である。
インターネット上のショッピングモールに出品して商品を販売する場合でも、ショッピングモール運営者が、出品者の商品に関する広告を行うことはない。このため、ショッピングモールに参加しても、期待できるほどの販売促進効果はない。
また、インターネットオークションは、基本的に個人間の商品売買であり、一点限りの出品物の場合も多い。したがって、出品物に係る広告宣伝はさらに困難である。このため、オークションに出品しても、誰にも気付かれずに出品期間を終える出品物も多い。
本願発明は、インターネット上での広告を効率よく行うことができるとともに、適正な広告費用を計上できるバナー広告方法を提供するものである。
請求項1に記載した発明は、広告対象に係るバナー広告を掲載した2以上の広告掲載ホームページと、インターネットに接続された顧客の端末装置から上記バナー広告をクリックすることにより閲覧できるとともに上記バナー広告の広告対象を掲載した広告ホームページとをインターネット上に設け、上記インターネットを介して上記広告掲載ホームページ及び上記広告ホームページとに接続されるシステム運用サーバを用いて、上記端末装置から上記バナー広告がクリックされて上記広告ホームページが閲覧されることによって生じる広告報酬を計上するバナー広告方法であって、上記広告掲載ホームページ又は上記広告ホームページから上記システム運用サーバに出力されるクリック情報によって、各広告掲載ホームページに掲載された上記バナー広告の所定期間内のクリック数を計数するクリック数計数行程と、すべての広告掲載ホームページについての上記クリック数を積算して総クリック数を求める総クリック数算出行程と、上記バナー広告に対する広告報酬総額を、上記総クリック数で除して、1クリック当たりのクリック報酬単価を求めるクリック報酬単価算出行程と、各広告掲載ホームページの上記クリック数と上記クリック報酬単価とを掛け合わせて、各広告掲載ホームページの上記バナー広告に対する広告報酬を算出する広告報酬算出行程とを含んで構成される。
上記バナー広告の対象には、商品や役務の提供のみならず、アンケート、会社等のイメージ広告、イベントの開催情報提供等の種々の広告対象が含まれる。また、広告掲載ホームページも、広告対象に関連のあるホームページのみならず、関連のないホームページも含まれる。
上記バナー広告の表示形態も限定されることはない。図形等と文字とを組合せたもの、文字のみからなるもの等の種々の形態のバナー広告を採用できる。また、バナー広告を掲載するホームページの形態も限定されることはない。
もちろん、各ホームページを閲覧するために用いる顧客の端末装置も、ネットワークに接続できるものであれば特に限定されることはない。例えば、デスクトップタイプのパーソナルコンピュータのみならず、携帯型情報端末、さらに、携帯電話にも適用できる。
商品等を販売する目的でバナー広告を利用する場合には、上記広告ホームページからリンクして表示される注文ページを設け、この注文ページから商品等を注文するように構成できる。
上記クリック数計数行程は、ホームページ閲覧者のクリック数を各広告掲載ホームページごとに計数することにより行われる。また、上記クリック数計数行程は、契約等で定めた広告期間ごとに行われ、この期間における広告報酬等を算出するため用いられる。
上記クリック数計数行程は、インターネット上にシステム運用サーバを設け、顧客が端末装置から上記バナー広告をクリックすることにより、上記システム運用サーバを介して広告ホームページを閲覧できるように構成して、上記クリック数を計数するように構成することができる。また、広告掲載ホームページに、クリックがあった場合にシステム運用サーバにクリック情報を通知するクリック通知手段を設けることもできる。
上記総クリック数算出行程は、すべての広告掲載ホームページについて、上記バナー広告のクリック数を積算して、上記広告ホームページに係る全バナー広告の総クリック数を求めるものである。上記総クリック数算出行程は、上記クリック数を計数したシステム運用サーバを用いて行うことができる。
上記クリック報酬単価算出行程は、上記バナー広告に対する広告報酬総額を上記総クリック数で除してクリック報酬単価、すなわち一回のクリック当たりの報酬単価を算出するものである。本願発明では、商品等の購買につながったクリック数、商品ホームページのみ閲覧したクリック数及び不正に行われたクリック数のすべてのクリック数をたしあわせた総クリック数に基づいて上記クリック報酬単価が算出される。
上記広告報酬総額は、バナー広告費用として各ホームページ所有者に分配される金額の総額である。上記広告報酬総額の決定方法は特に限定されることはない。固定額を採用することもできるし、商品等の販売額のうち一定の割合を広告報酬として設定し、商品の販売数量に比例した額を広告報酬総額とすることもできる。
上記広告報酬算出行程は、各広告掲載ホームページに対する広告報酬を求めるものである。本願発明では、各広告掲載ホームページの上記クリック数と上記クリック報酬単価とを掛け合わせて上記広告報酬が算出される。
本願発明においては、バナー広告のクリック数に比例して広告報酬が決定されるが、不正クリック数が増加した場合にはクリック報酬単価が低下するため、不正クリックを抑止する効果がある。
請求項2に記載した発明は、上記バナー広告を介して閲覧された広告ホームページから得られた成果を上記システム運用サーバに出力し、各広告掲載ホームページについて上記成果を計数する広告成果計数行程と、上記成果をすべての広告掲載ホームページについて積算して全成果を算出する全成果算出行程と、上記広告報酬総額を上記全成果に基づいて算出する広告報酬総額算出行程とを含んで構成されるバナー広告方法である。
上記広告成果計数行程は、バナー広告をクリックすることによって閲覧された広告ホームページから得られる種々の成果を計数するものであり、商品等の販売数量や販売額に限定されることはない。例えば、懸賞の応募数やアンケートの回収数等を成果として採用することもできる。
広告成果は、バナー広告を介して表示した広告ホームページから発注があった場合に成果である発注情報を上記システム運用サーバに出力し、計数することにより行うことができる。
上記全成果算出行程は、上記バナー広告を掲載したすべての広告掲載ホームページの成果を積算することにより行われる。例えば、上記バナー広告を介して表示された広告ホームページから発注された商品等の数量や売上額を積算することにより行われる。
上記広告報酬総額算出行程は、バナー広告費用として各ホームページ所有者に分配される金額の総額を求めるものである。上記広告報酬総額は、バナー広告の上記全成果に比例して算出することもできるし、一定の基本料金と上記全成果に比例する部分とを組み合わせて算出することもできる。広告報酬総額を成果に比例するように設定することにより、多数の不正クリックがあった場合でも広告主に不利益が生じることはない。また、広告主が支払う広告費用からシステム運用費用を差し引いた部分を、上記広告報酬総額として設定することができる。
請求項3に記載した発明は、上記成果に基づいて各広告掲載ホームページの成功報酬を算出する成功報酬算出行程を含み、上記成功報酬を上記広告報酬に加算して計上するバナー広告方法である。
バナー広告のクリック数に応じた広告報酬のみでは、成果のあった広告掲載ホームページであっても、クリック数が少ないと広告報酬が極めて低くなる場合がある。このような場合、この広告掲載ホームベージの所有者に不利となる。したがって、売上等の成果があった広告掲載ホームページに対して、広告報酬に成功報酬を加味することにより、広告主が支払う広告費用を公正に分配することが可能となる。また、不正クリックを抑止しながら、より効果のある広告ホームページを募集することが可能となり、バナー広告による効果をさらに高めることができる。
上記成功報酬算出行程は、成果のあった広告掲載ホームページに対して、上記成果に応じた成功報酬を計上する。例えば、商品単価の数パーセントに商品販売数量を掛けて成功報酬を計上するように構成することができる。
請求項4に記載した発明は、上記広告対象が販売を目的とする商品又は役務に関するものであって、上記成果が上記商品又は役務の販売数量及び/又は販売額として計数されるとともに、上記広告報酬総額が上記販売数量及び/又は販売額に基づいて算出されるものである。
請求項5に記載した発明は、上記広告ホームページからリンクして表示される注文ページを設け、上記注文ページから上記商品又は役務の注文を行うように構成するとともに、上記注文ページから上記成果を上記システム運用サーバに出力して成果の計数を行うバナー広告方法である。上記注文ページを管理することにより、成功報酬等の算出を容易に行うことが可能となる。
上記注文ページを管理する者は特に限定されることはない。例えば、ショッピングモール運営者がショッピングモール運営サーバをシステム運用サーバと兼用して上記注文ページを管理することができる。また、インターネット上に別個のシステム運用サーバを設けて上記注文ページを管理することにより、上記ショッピングモール運営者以外の者が、本願発明に係るバナー広告システムを運営することもできる。
請求項6に記載した発明は、上記注文ページから注文があった場合に、上記広告掲載ホームページの所有者に対する所定の成功報酬を計上するバナー広告方法である。広告掲載ホームページの所有者に成功報酬を計上することにより、広告掲載ホームページの募集を容易に行うことができる。また、広告報酬に加えて成功報酬を設定することにより、より効果のある広告掲載ホームページを差別化して優先的にバナー広告を掲載することも可能となる。
請求項7に記載した発明は、上記広告ホームページ及び/又は上記広告掲載ホームページが、インターネット上のショッピングモールを構成する商品ホームページである場合に、本願発明を適用したものである。
ショッピングモールに商品ホームページを設けて商品を売買することは多いが、ショッピングモールの宣伝体制が十分ではなく、顧客を集めることができない場合がある。本願発明に係るバナー広告を利用することにより、上記商品ホームページを閲覧する顧客を増加させることが可能となる。
上記広告ホームページ及び上記広告掲載ホームページの所属は特に限定されることはない。上記広告ホームページ及び上記広告掲載ホームページとして、同一のショッピングモールに属する商品ホームページを採用することができる。同一のショッピングモールに属する関連商品のホームページに互いにバナー広告を掲載することにより、目的の商品を容易にみつけることが可能となる。また、同一あるいは類似する商品に関するホームページにバナー広告を掲載すると、顧客は多数の商品を比較しながらショッピングを行うことが可能となり、ショッピングモールを利用しやすくなる。
また、特定のショッピングモールに属する広告ホームページのバナー広告を、上記ショッピングモールに属さない種々のホームページに掲載して、商品の販売促進を図ることもできる。また、ショッピングモールに属さない広告ホームページに係るバナー広告を、ショッピングモールに属する商品ホームページに掲載することもできる。例えば、新商品についての市場調査を行う目的の場合等に効果が期待できる。
請求項8に記載した発明は、上記広告対象が情報収集を目的とするものであり、上記広告報酬及び/又は上記成功報酬を計上するとともに、情報提供者に対する協力報酬を計上するバナー広告方法である。例えば、市場調査等を目的としたアンケートの収集がこれにあたる。この場合、広告掲載ホームページの所有者に対して上記広告報酬及び/又は上記成功報酬を計上して支払うとともに、情報提供者に対する協力報酬を計上して支払うように設定できる。
請求項9から請求項11に記載した発明は、インターネット上で行われるオークションに本願発明を適用したものである。オークションは商品取引の一態様であり、多数の入札者を集めることが重要である。本願発明に係るバナー広告方法を適用することにより、入札者を増加させてオークションにおける取引を活性化することが可能となる。
請求項9に記載した発明は、インターネットに接続されるシステム運用サーバ内にオークションシステムを構築し、出品物を掲載する出品物ホームページ及びこの出品物ホームページにリンクして表示される入札ページを設けて、顧客の端末装置から上記インターネットを介して上記出品物ホームページを閲覧し、上記入札ページから入札できるように構成するとともに、上記出品物ホームページにリンクされたバナー広告を、上記オークションに属する他の出品物ホームページに掲載し、上記端末装置から上記バナー広告がクリックされて上記出品物ホームページが閲覧されることによって生じる広告報酬を計上する、インターネットオークションにおけるバナー広告方法であって、上記出品物を掲載した出品物ホームページ又は上記バナー広告を掲載した他の出品物ホームページから上記システム運用サーバに出力されるクリック情報によって、各ホームページに掲載された上記バナー広告の入札期間内のクリック数を計数するクリック数計数行程と、上記バナー広告を掲載したすべてのホームページにおける上記クリック数を積算して総クリック数を求める総クリック数算出行程と、落札金額に応じて決定される上記バナー広告に対する広告報酬総額を、上記総クリック数で除して、1クリック当たりのクリック報酬単価を求めるクリック報酬単価算出行程と、各ホームページの上記クリック数と上記クリック報酬単価とを掛け合わせて、各ホームページの上記バナー広告に対する広告報酬を算出する広告報酬算出行程とを含むインターネットオークションにおけるバナー広告方法である。
従来、オークションに係る出品物の広告を行うことはほとんどなく、広く入札者を集めることは困難であった。このため、入札期間を経過しても入札者がない場合も多かった。また、顧客は、多数の出品物の中から目的とする商品を探すことが困難であった。さらに、同一あるいは類似する出品物を比較しながら入札を行うことはできなかった。
本願発明では、あるオークション出品物に係るバナー広告を、他のホームページに掲載することができる。例えば、バナー広告対象の出品物と同一あるいは類似する他の出品物のホームページに上記バナー広告を掲載すると、上記バナー広告を介して同一あるいは類似する出品物のホームページを行き来しながら入札を行うことが可能となる。したがって、インターネット上のオークションシステムの使い勝手が格段に向上する。また、オークションにおける取引を活性化することができる。また、自己の出品物に係るバナー広告を、上記オークションに属さない広告ホームページに掲載して、出品物に係るオークションが開催されていることを広く知らしめることも可能となる。
オークションの出品物に係る複数の出品物ホームページに、相互にバナー広告を掲載した場合には、広告主としての広告費用と、広告掲載ホームページの広告報酬とを相殺するように、システムを運用することができる。上記システムは、インターネットに接続されるシステム運用サーバ内にオークションシステムを構築し、必要な情報を出力して、各工程を実行するように構成すればよい。
上記広告報酬は、上記クリック数計数行程、上記総クリック数算出行程、クリック報酬単価算出行程及び広告報酬算出行程において、請求項1に記載した発明と同様に計上される。なお、落札者の決定等は、従来のオークションシステムと同様に行われる。
上記方法を採用することにより、上述した発明と同様に、広告報酬目的の不正クリックを抑止し、広告報酬の適正化を図ることができる。また、出品物ホームページへの来訪者が増加するため、入札者も増加し、出品物が落札される可能性も高まる。しかも、自己の出品物のバナー広告に対する広告費用を広告掲載ホームページの広告報酬と相殺できるため、出品者は多額の広告費用を負担することなくオークション出品物の広告を行うことが可能となる。
請求項10に記載した発明は、上記バナー広告を介して閲覧された出品物ホームページないし入札ページからの入札によって出品物が落札された場合、上記バナー広告を掲載したホームページに対する落札報酬を計上するバナー広告方法である。
落札に寄与したバナー広告に対して落札報酬を支払うことにより、自己の出品物が落札されない場合でも上記報酬が得られる。このため、出品者の負担を大幅に軽減することができるとともに、多数の出品者を獲得することもできる。したがって、オークションを活性化することができる。なお、上記落札報酬を、請求項9に記載した広告報酬に加えることもできる。
請求項11に記載した発明は、各出品物ホームページに掲載されたバナー広告を、所定の間隔で他のバナー広告と入れ換えるバナー広告方法である。バナー広告を入れ換える間隔は特に限定されることはない。例えば、所定の日数ごとに入れ換えることもできるし、バナー広告の所定のクリック数ごとに入れ換えることもできる。
バナー広告を入れ換えることにより、広告効果の均一化を図ることができる。また、オークション参加者の興味を高めることも可能となり、各出品物ホームページの閲覧回数を増加させることができる。さらに、入札者が増加するため、出品物が落札される可能性を高めることもできる。
請求項12に記載した発明は、広告対象に係るバナー広告を掲載した2以上の広告掲載ホームページと、インターネットに接続された顧客の端末装置から上記バナー広告をクリックすることにより閲覧できるとともに上記バナー広告の広告対象を掲載した広告ホームページとをインターネット上に設け、上記インターネットを介して上記広告掲載ホームページ及び上記広告ホームページに接続されるシステム運用サーバを用いて、上記端末装置から上記バナー広告がクリックされて上記広告ホームページが閲覧されることによって生じる広告報酬を計上するバナー広告システムであって、上記広告掲載ホームページ又は上記広告ホームページから上記システム運用サーバに出力されるクリック情報によって、各広告掲載ホームページに掲載されたバナー広告の所定期間内のクリック数を計数できるクリック数計数手段と、すべての広告掲載ホームページについての上記クリック数を積算して総クリック数を求める総クリック数算出手段と、各広告掲載ホームページの上記バナー広告を介して得られる広告成果を計数する成果計数手段と、すべての広告掲載ホームページについての上記成果を積算して全成果を算出する全成果算出手段と、上記全成果に基づいて広告報酬総額を算出する広告報酬総額算出手段と、上記広告報酬総額を、上記総クリック数で除して、1クリック当たりのクリック報酬単価を求めるクリック報酬単価算出手段と、各広告掲載ホームページの上記クリック数と上記クリック報酬単価とを掛け合わせて、各広告掲載ホームページの上記バナー広告に対する広告報酬を算出する広告報酬算出手段とを備えて構成されるものである。
請求項13に記載した発明は、上記成果に基づいて各広告掲載ホームページの成功報酬を算出する成功報酬算出手段を備え構成されるバナー広告システムである。
請求項14に記載した発明は、上記成果計数手段が、上記広告ホームページからリンクして表示される注文ページから出力される情報を介して成果を計数するように構成したバナー広告システムである。
請求項15に記載した発明は、上記バナー広告及び/又は上記注文ページを自動的に作成する自動作成手段を備えるバナー広告システムである。
請求項16に記載した発明は、インターネットに接続されるシステム運用サーバ内にオークションシステムを構築し、出品物を掲載する出品物ホームページ及びこの出品物ホームページにリンクして表示される入札ページを設けて、顧客の端末装置から上記インターネットを介して上記出品物ホームページを閲覧し、上記入札ページから入札できるように構成するとともに、上記出品物ホームページにリンクされたバナー広告を、上記オークションに属する他の出品物ホームページに掲載し、上記顧客の端末装置から上記バナー広告がクリックされて上記出品物ホームページが閲覧されることによって生じる広告報酬を計上する、インターネットオークションにおけるバナー広告システムであって、上記入札ページからの入力によって入札できる入札手段及び落札者を決定する落札手段と、上記出品物を掲載した出品物ホームページ又は上記バナー広告を掲載した他の出品物ホームページから上記システム運用サーバに出力されるクリック情報から、上記他のホームページに掲載されたバナー広告の所定期間内のクリック数を計数できるクリック数計数手段と、広告報酬総額を、上記クリック数で除して、1クリック当たりのクリック報酬単価を求めるクリック報酬単価算出手段と、各ホームページの上記クリック数と上記クリック報酬単価とを掛け合わせて、各バナー広告に対する広告報酬を算出する広告報酬算出手段とを備えて構成される。
請求項17に記載した発明は、上記落札された出品物の価格及び/又は数量に基づいて、バナー広告を掲載したホームページの成功報酬を算出する成功報酬算出手段を備えるインターネットオークションにおけるバナー広告システムに関するものである。
請求項18に記載した発明は、上記出品物に関するバナー広告を自動的に作成する、バナー広告自動作成手段を備えるインターネットオークションにおけるバナー広告システムに関するものである。
バナー広告の構成は極めて簡単である。したがって、所定のパターンの中から広告主が選択できるように構成したり、広告主が自分で作成して登録できるように構成することにより、バナー広告掲載ホームページを容易に確保することができる。特に、広告主が商品ホームページを所有している場合、バナー広告のみを作成すれば足りるため、システムの運営も容易になる。
請求項19に記載した発明は、バナー広告に係る出品物と所定の関係にあるホームページを自動的に選定して上記バナー広告を掲載するバナー広告掲載手段を備えるインターネットオークションにおけるバナー広告システムに関するものである。
請求項20に記載した発明は、上記出品物ホームページ及び/又は入札ページを自動的に作成するホームページ作成手段を備える、請求項16に記載のインターネットオークションにおけるバナー広告システムに関するものである。
上記出品物ホームページ及び/又は上記入札ページを自動的に作成するように構成することにより、オークションの申込みからバナー広告掲載までの期間を短縮することが可能となり、作業効率を高めることができる。
請求項21に記載した発明は、複数の出品物ホームページから構成されるインターネットオークションにおいて、各出品物ホームページに掲載されたバナー広告を他のバナー広告と所定期間ごとに入れ換えるバナー広告入れ換え手段を備える、請求項16に記載のインターネットオークションにおけるバナー広告システムに関するものである。
請求項22に記載した発明は、上記バナー広告に関する出品物が落札されたとき又は出品期間が経過したとき、上記出品物ホームページ及び上記バナー広告の削除と、他の出品物に係るバナー広告への入替えを自動的に行うバナー広告更新手段を備えるインターネットオークションにおけるバナー広告システムに関するものである。
第1図から第5図に、本願発明の第1の実施の形態を示す。この実施の形態は、本願発明をインターネットを用いた一般的な商品取引におけるバナー広告システムに適用したものである。
第1図に、バナー広告システムの概要を示す。顧客1は、商品のバナー広告2を掲載した広告掲載ホームページ3a〜3eを閲覧する。第1図には、限定された数の顧客1及び広告掲載ホームページ3a〜3eを描いてあるが、上記顧客の数及び上記広告掲載ホームページの数は限定されることはない。
上記広告掲載ホームページ3a〜3eを閲覧した顧客のうち何人かは、閲覧したホームページに掲載された上記バナー広告2をクリックして、商品広告を掲載した商品ホームページ4を閲覧する。そして、上記商品ホームページ4を閲覧した顧客のうち何人かは、商品ホームページにリンクされた注文ページ11を介して上記商品の購入を申し込む。
第2図に、本システムの構成の概要を示す。本実施の形態に係るバナー広告システムは、商品ホームページ4を所有する広告主6と、端末装置7からインターネットを利用してホームページを閲覧する顧客1と、バナー広告2を掲載する広告掲載ホームページ3を所有するホームページ所有者8と、システムデータベースサーバ5を所有するシステム運営者10との間におけるバナー広告システムに関するものである。
上記広告主6は、契約等で定める期間のバナー広告費用として、商品の販売数量又は販売額に応じた広告費用を上記システム運営者10に支払う。システム運営者10は、上記広告費用から運営手数料を差し引いた部分を上記バナー広告に対する広告報酬総額とし、この広告報酬総額を各広告掲載ホームページ3の所有者8に分配する。
本実施の実施の形態では、商品は広告主6から顧客1に直接送付されるとともに、商品対価が顧客1から広告主6に直接支払われる。なお、商品の送付方法、対価の支払い方法等は本実施の形態に限定されることはない。例えば、商品の発送をシステム運営者が代行することもできる。また、上記顧客1と上記広告主6の間の決済、上記システム運営者10と上記ホームページ所有者8の間の決済を金融機関を介在させて行うことができる。
上記広告主6は、上記商品ホームページ4に販売しようとする商品の画像や説明を掲載し、顧客1の注文に応じて商品を販売する。上記商品ホームページ4には、注文ページ11がリンクされており、商品ホームページ4に掲載された商品を上記注文ページ11から発注できる。
上記広告掲載ホームページ3として種々のホームページを採用できる。これらホームページ3の所有者8は、広告報酬を得る目的で、自己のホームページ上に上記バナー広告2を掲載する。本願発明では、上記広告掲載ホームページ3及びその所有者8は、第1図に示すように、少なくとも2以上存在することを前提としている。
上記システム運営者10は、本バナー広告システムを運営する主体であり、システムデータベースサーバ5を用いて本バナー広告システムを管理運営する。
第3図に、上記システムデータベースサーバ5の構成の概要を示す。上記システムデータベースサーバ5は、上記各広告掲載ホームページ3のバナー広告2がクリックされた回数を計数できるクリック数計数手段12と、すべての広告掲載ホームページ3a〜3eについて上記バナー広告2の上記クリック数をたしあわせて総クリック数を算出できる総クリック数算出手段13と、上記商品ホームページ4の上記バナー広告2に対する報酬総額を算出する広告報酬総額算出手段14と、バナー広告1クリック当たりのクリック報酬単価を算出するクリック報酬単価算出手段15と、各広告掲載ホームページ3a〜3eのバナー広告2に対する広告報酬を算出する広告報酬算出手段16とを備える。上記各手段は、各広告掲載ホームページ所有者8に支払われる報酬を算出するために設けられるものであり、上記各機能を果たすプログラムの形態でサーバ内に格納されている。
また、上記システムデータベースサーバ5には、本バナー広告システムを運営するための種々の管理手段も格納されている。実施の形態では、各ホームページ3a〜3eに掲載されたバナー広告を管理できるバナー広告管理手段17と、商品ホームページ4を管理する商品ホームページ管理手段18と、上記商品ホームページ4からリンクして表示される注文ページ11を管理する注文ページ管理手段19とを備えて構成される。
さらに、上記各手段を機能させるための種々のデータを格納したデータベースが設けられている。実施の形態では、あらかじめ設定された成功報酬等の数値を格納した報酬データベース20と、計数あるいは算出した上記クリック数等を格納できるクリック情報データベース21が設けられている。なお、実施の形態では、商品販売数量又は販売額に応じた運営手数料がシステム運営者10に支払われるように設定している。
第4図に、本実施の形態に係るバナー広告システムのフローチャートの一例を示す。上記システム運営者10に商品広告を申し込み(S101)、広告期間、広告報酬等についての契約を締結する(S102)。本実施の形態では、第5図に示すように、広告に係る商品の1個当たりの販売価格の何パーセントかを商品1個当たりの広告報酬Sとして設定し、商品販売数量と上記広告報酬Sとを掛け合わせることにより、広告報酬総額を決定する。例えば、第5図に示すように、5個の商品が販売された場合の広告報酬総額は、5×Sとなる。
また、図示はしないが、システム運営者10には、販売数量又は販売額に応じた運営者報酬を支払うこととしている。なお、広告報酬総額及びシステム運営者の報酬の算出方法は特に限定されることはなく、種々の手法を採用できる。
次に、商品ホームページを作成するか否かが判断される(S103)。商品ホームページが既に作成されている場合には、その商品広告掲載ホームページを利用してシステムを構成することができる。一方、商品ホームページがまだ作成されていない場合には商品ホームページを作成し(S104)、システムデータベースサーバ5が商品ホームページ4を管理する。なお、すべての商品ホームページを新たに作成して、管理するように構成してもよい。
次に、商品ホームページを作成するか否かが判断される(S103)。商品ホームページが既に作成されている場合には、その商品広告掲載ホームページを利用してシステムを構成することができる。一方、商品ホームページがまだ作成されていない場合には商品ホームページを作成し(S104)、システムデータベースサーバ5が商品ホームページ4を管理する。なお、すべての商品ホームページを新たに作成して、管理するように構成してもよい。
本実施の形態では、上記商品ホームページにリンクして閲覧できる注文ページ11を作成する(S105)。上記注文ホームページ11は、上記システムデータベースサーバ5によって管理され、上記バナー広告2を介して販売された商品の種類、数量等の計数及び管理を行うように構成している。
次に、上記商品ホームページ4にリンクされるバナー広告2を作成する(S106)。上記バナー広告2の形態は特に限定されることはなく、絵柄と文字とを組み合わせて構成することもできるし、文字のみで構成することもできる。さらに、動画を採用することもできる。
次に、上記商品ホームページ4にリンクされるバナー広告2を作成する(S106)。上記バナー広告2の形態は特に限定されることはなく、絵柄と文字とを組み合わせて構成することもできるし、文字のみで構成することもできる。さらに、動画を採用することもできる。
次に、各広告掲載ホームページ3に上記バナー広告2を掲載する(S107)。上記広告掲載ホームページは、あらかじめインターネット等を通じて募集したものであり、ホームページの内容と広告対象の商品等を勘案して、順次バナー広告を掲載する。
上記商品ホームページ4、上記注文ページ11及びバナー広告3の作成を自動的に行う手段を設けることができる。上記商品ホームページ等を自動的に作成することにより、本広告システムを容易に管理運営することができる。
顧客1が上記広告掲載ホームページ3を閲覧して、上記バナー広告2をクリックすると(S108でY)、上記クリック情報がシステムデータベースサーバに出力されてクリック数が計数され、クリック情報データベースに格納される(S109)。
上記バナー広告2をクリックすることにより、上記商品ホームページ4が顧客端末装置7に表示され、顧客1によって閲覧される(S110)。上記商品ホームページ4を閲覧した顧客1が、注文ページ11を介して商品を購入すると(S111でY)、商品購入情報がシステムデータベースサーバーに出力され、購入商品数等がカウントされるとともにデータベースに格納される(S112)。
上記バナー広告2は、所定の広告期間単位で掲載される。広告期間が終了するまで、上記クリック情報及び上記商品購入情報がカウントされる(S113でN)。
上記バナー広告2は、所定の広告期間単位で掲載される。広告期間が終了するまで、上記クリック情報及び上記商品購入情報がカウントされる(S113でN)。
広告期間が終了すると(S113でY)、広告報酬総額が算出される(S114)。第5図に示すように、本実施の形態では、商品販売数量と商品1個当たりの広告報酬Sを掛け合わせた額が、広告報酬総額とされる。
次に、上記バナー広告を掲載したすべての広告掲載ホームページ3a〜3eについて、上記クリック数を積算して総クリック数が算出される(S115)。そして、上記広告報酬総額を上記総クリック数で除して、クリック報酬単価が算出される(S116)。次に、上記クリック報酬単価と、各広告掲載ホームページにおけるクリック数とを掛け合わせて、各広告掲載ホームページに対する広告報酬が算出される(S117)。このようにして算出された上記広告報酬が広告掲載ホームページ所有者に支払われる。一方、シテスム運営者の報酬も上述した手法によって算出される(S118)。
その後、バナー広告を継続して掲載するかどうかが判断され、継続する場合には(S119でY)、上述した行程が繰り返される。本実施の形態では、バナー広告が一回もクリックされなかった場合は、上記広告報酬は発生しないように設定している。一方、バナー広告の掲載を継続しない場合には(S119でN)、上記バナー広告が削除される(S120)。
上記クリック報酬単価は、商品販売数量及びバナー広告の総クリック数に連動して決定される。第5図に示すように、上記総クリック数には、商品を購入しなかった否購入クリック数N1と、商品を購入した商品購入クリック数N2と、クリック数のみ稼ぐために行われた不正クリック数N3が含まれる。このため、固定されたクリック報酬単価にクリック数を掛け合わせて広告報酬が支払われるクリック報酬型のバナー広告システムに比べて不正クリック数の影響が極めて少なくなる。したがって、不正クリックを抑止する効果を期待できる。
一方、商品広告主6は、システム運営者10に対して成果に応じた広告費用を支払えばよいため、不正クリックが発生しても不利益はない。なお、実施の形態では、商品販売数量に応じた運営手数料を得るように構成したが、システム運営者の報酬はこれに限定されることはない。
第6図から第9図に、本願発明の第2の実施の形態を示す。この実施の形態は、本願発明に係るバナー広告方法をインターネット上のショッピングモールに適用した例である。
インターネット上のショピングモールは、オンラインショッピングができるネット上の店舗を、百貨店や商店街のように一つに集めたものである。ショッピングモールには、豊富な商品とその情報がそろっており、同じ商品でも価格や質を比較して選ぶことができる。したがって、同一のショッピングモールに属する商品ホームページに関連する商品のバナー広告を掲載することにより、消費者に提供する情報量を格段に増やすことが可能となり、ショッピングモールの機能をより高めることができる。
一方、自己の商品と同一あるいは類似する他人の商品のバナー広告を掲載すると、自己のホームページにおいて競合製品の宣伝を行うことになる。しかしながら、互いにバナー広告を掲載することにより、自己のバナー広告がクリックされて商品ホームページが閲覧される頻度も高まり、自己の商品の販売促進につながる。
第6図に本実施の形態に係るショッピングモールの概要を示す。本実施の形態では、ショピッグモール201は、商品ホームページ204a〜204eで構成されている。上記各商品ホームページは、商品a〜商品eに関する情報が表示されている。また、上記各商品ホームページ204a〜204eには、同一あるいは類似する他人の商品のバナー広告、すなわちバナー広告202a〜202eがそれぞれ掲載されている。商品の購入は、上記各商品ホームページにリンクされた注文ページ211を用いて行うように構成されている。なお、第6図には、一つの上記注文ページ211のみ示しているが、実際には、各商品ホームページにリンクされた注文ページが設けられている。本実施の形態に係る上記商品ホームページ204a〜204e及び上記注文ページ211は、システムデータベースサーバ205内に構築されている。
第7図に、第6図における商品ホームページ204aと商品ホームページ204bを注出し、商品ホームページ204bに掲載された商品aに係るバナー広告を介して商品aが購入された場合のシステム例を示す。
第7図では、商品aを販売する出品者206と、商品bを販売する出品者208と、システムデータベースサーバ205を所有するショッピングモール運営者210と、端末装置207を介してショッピングモール内の各商品ホームページを閲覧する顧客1の間におけるバナー広告システムが示されている。
顧客1は、端末装置207から各商品ホームページ204a,204bを閲覧して、希望の商品が見つかった場合に注文ページ211a,211bを介して商品を購入する。上記各商品ホームページ204a,204bは、出品者206の商品a及び出品者208の商品bに関するものであり、商品の画像、説明等が表示されている。
上記商品ホームページ204a,204bには、バナー広告202c、202aがそれぞれ掲載されている。上記バナー広告をクリックすることにより、対応した商品ホームページにリンクされるように構成されている。したがって、上記バナー広告を介して、各商品ホームページ間を行き来することができる。
商品の出品者206,208は、ショッピングモール運営者210に、ショッピングモール参加費を支払う。商品aが販売された場合、商品aの出品者206は、上記ショッピングモール参加費に加えて商品販売成功報酬を支払う。
一方、上記ショッピングモールの運営者210は、上記出品者206,208に、バナー広告202a,202cのクリック数に応じてバナー広告報酬を支払う。なお、上記出品者206,208と顧客との取引形態は、第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
一方、上記ショッピングモールの運営者210は、上記出品者206,208に、バナー広告202a,202cのクリック数に応じてバナー広告報酬を支払う。なお、上記出品者206,208と顧客との取引形態は、第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
従来のショッピングモールでは、来訪した顧客が希望の商品をみつけやすいように、検索エンジン等を整備していた。しかしながら、同一・類似製品のホームページを開くには、商品を分類した目次ページまでもどったり、検索用のキーワード等を入力する必要があった。
本実施の形態では、閲覧した商品ホームページに同一あるいは類似商品のバナー広告が掲載されているため、商品の比較を極めて容易に行うことができる。また、類似あるいは関連商品に直接リンクされているため、使い勝手が格段に向上する。
第8図及び第9図のフローチャートに基づいて、上記構成のショッピングモールにおけるバナー広告方法を説明する。
出品者がショッピングモールに出品を申し込むと(S201)、出品契約が締結される(S202)。出品契約には、ショッピングモール参加費、商品販売成功報酬、バナー広告報酬、ショッピングモール運営者報酬等の算出方法等が含まれる。
出品契約が完了すると、商品ホームページ及び注文ホームページが作成されて、閲覧可能状態におかれる(S203、S204)。本実施の形態では、出品者206及び出品者208が、商品a及び商品bの画像や説明等の商品情報を、インターネットを介して上記シスタムデータベースに送ることにより、上記商品ホームページ及び注文ホームページが自動的に作成されるように構成している。
また、バナー広告が作成されて(S205)、他の商品ホームページに掲載される(S206)。上記バナー広告を掲載するホームページは、商品の特性等に応じて関連する商品のホームページに掲載される。
また、バナー広告が作成されて(S205)、他の商品ホームページに掲載される(S206)。上記バナー広告を掲載するホームページは、商品の特性等に応じて関連する商品のホームページに掲載される。
いずれかの商品ホームページにおける上記バナー広告がクリックされると(S207でY)、クリック情報がシステムデータベースサーバ205に出力されてクリック数がカウントされる(S208)。また、上記バナー広告に対応した商品ホームページが閲覧される(S209)。
上記閲覧された商品ホームページの商品を注文ページ211を介して注文すると、商品購入情報がシステムデータベースサーバに出力され、購入商品がカウントされるとともに、販売数量等の情報がデータベースに格納される(S211)。
予定販売期間が終了するか(S212でY)、あるいは予定販売数量が終了した場合(S213でY)、広告報酬等の精算にとりかかる。予定販売期間が終了せず(S212でN)、かつ予定販売数量が終了しない場合は(S213でN)、商品ホームページが閲覧可能状態におかれ、また、バナー広告の掲載が継続される。
第9図に示す精算手続に入ると、商品販売数量に対応した広告報酬総額及びショッピングモール運営者報酬が算出される(S214、S215)。また、第1の実施の形態と同様に、総クリック数が算出され(S216)、上記広告報酬総額を上記総クリック数で除してクリック報酬単価が算出される(S217)。そして、上記クリック報酬単価と各広告掲載ホームページにおけるクリック数が掛け合わされて各商品ホームページについてのバナー広告報酬が算出される(S218)。
上記精算手続が完了後、出品を継続するか否かが判断される(S219)。継続する場合には(S219でY)、バナー広告、商品ホームページの掲載が継続される。一方、出品を取り止める場合には(S219でN)、商品ホームページ及びバナー広告が削除される(S220)。
本実施の形態に係るショッピングモールでは、同一あるいは類似の商品や、関連商品を比較しながらショッピングを行うことが可能となる。また、嗜好が同様な商品をまとめて比較することも可能となり、ショッピングモールの機能を格段に高めることも可能となる。
一方、出品者は、自己の商品をバナー広告を利用して宣伝できるため、商品ホームページの閲覧者を格段に増加させることが可能となる。しかも、バナー広告に対する広告費用を商品販売数量に比例するように設定することにより、出品者の広告費用が大きくなることもない。さらに、自己の商品ホームページに掲載したバナー広告に対する報酬が期待できるため、商品の出品者を増加させることができる。
第10図に本願発明の第3の実施の形態を示す。この実施の形態は、ショッピングモールの運営者と、バナー広告のシステム運営者が別の場合の例である。なお、広告報酬等の算出は、第2の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
ショッピングモール301内の商品ホームページ304a,304b,304cに関するバナー広告302が、ショッピングモール301以外のホームページ303に掲載されている。
システム運営者は、上記バナー広告302を作成するとともに上記ホームページ303に掲載して管理し、クリック情報等を収集する。また、システムデータベースサーバ305内に、上記各商品ホームページの注文ページ311a,311b,311cを設けて商品販売情報等を収集する。
上記構成を採用することにより、ショッピングモール301以外の多数のホームページ303を利用して商品の広告をすることが可能となり、ショッピングモールに出品した商品の販売促進を図ることができる。
第11図から第15図に、本願発明の第4の実施の形態を示す。この実施の形態は、本願発明をインターネットオークションシステムに適用したものである。
システムデータベースサーバ405内にオークションシステムを構築し、各出品物の画像、説明等を掲載した出品物ホームページ403a〜403eが設けられる。上記各出品物ホームページには、他のオークション出品物のバナー広告402a〜402eが掲載されている。上記バナー広告に係る出品物は、出品物ホームページに掲載された出品物と同一あるいは関連する出品物を選択するのが好ましい。第11図では、各出品物ホームページ403a〜403eにそれぞれ一つのバナー広告402a〜402eを掲載しているが、実際には、第15図に示すように、各出品物ホームページには複数のバナー広告が掲載されており、これらバナー広告に係る出品物ホームページとを行き来しながらオークションの出品物を比較することが可能となる。
第12図に、出品者が2人の場合における上記オークションシステムの構成を示す。オークション運営者410は、システムデータベースサーバ405を所有し、上記システムデータベースサーバ405内に、各出品物ホームページ、入札ページ等を構築して、オークションを運営する。
出品者406,408は、インターネットを介して上記データベースサーバ405に出品物の出品を申し込む。上記出品物の出品は、出品物の画像、説明等をインターネットを介して送付することにより、上記出品物ホームページ、入札ホームページ等が自動的に作成されるように構成されている。
顧客1は、コンピュータ等の端末装置407から各出品物ホームページを閲覧する。各出品物ホームページのバナー広告402a,402bをクリックすると、バナー広告に対応した出品物ホームページを閲覧できる。
上記出品者406,408は、上記オークション運営者410にオークション参加費を支払う。また、出品物が落札された場合には出品物落札報酬を支払う。上記オークション運営者410は、上記出品者406,408に、落札された出品物に係るバナー広告のクリック数に応じたバナー広告報酬を支払う。上記出品者と顧客との間における出品物の引き渡しと対価の決済は、従来と同様に行われる。
第13図に示すように、上記システムデータベースサーバ405には、上記バナー広告のクリック数を計数するクリック数計数手段412と、各出品物ごとのバナー広告の総クリック数を積算する総クリック数算出手段413と、落札価格に基づいて広告報酬を算出する広告報酬算出手段414と、上記広告報酬を総クリック数で除してクリック報酬単価を算出するクリック報酬単価算出手段415と、各出品物ホームページの各バナー広告ごとのクリック数に上記クリック報酬単価を掛け合わせて各ホームページの広告報酬を算出する広告報酬算出手段416とが設けられている。なお、実際には、一つの出品物ホームページには複数のバナー広告が掲載されているため、落札された出品物それぞれについて上記計算が行われ、各ホームページについての広告報酬が算出される。上記各手段は、プログラムの形態でシステムデータベースサーバ内に格納される。
また、上記システムデータベースサーバ405には、バナー広告管理手段417、出品物ホームページ管理手段418、入札ページ管理手段419、入札管理決定手段420が設けられている。
さらに、上記各手段を機能させるために、契約段階で決定された広告報酬算出法等の報酬データベース421、クリック情報データベース422及び入札情報データベース423が設けられている。
第14図に、本実施の形態に係るオークションシステムの運営手順を示す。
出品者406、408はオークションの申込みを行い(S401)、オークションに関する契約を締結する(S402)。上記契約には、参加費用、落札報酬等の支払い方法等が含まれる。
出品者406、408はオークションの申込みを行い(S401)、オークションに関する契約を締結する(S402)。上記契約には、参加費用、落札報酬等の支払い方法等が含まれる。
契約が締結された後、出品物ホームページ、バナー広告及び入札ページが作成される(S403)。その後、上記出品物ホームページが閲覧可能状態におかれるとともに、バナー広告が他の出品物ホームページに掲載される(S404)。
例えば、顧客1が、端末装置407から上記出品物ホームページ上に掲載されたバナー広告402aをクリックすると、クリック情報がデータベースに出力されてクリック数がカウントされる(S406)。また、バナー広告に係る出品物ホームページ403aがリンクされて閲覧される(407)。
顧客は、上記バナー広告を利用して、同一・類似出品物あるいは関連出品物に係る複数の出品物ホームページを行き来し、所望の出品物aがあると、出品物ホームページ403aからリンクして表示される入札ページ411を介して入札をおこなう(S408)。入札が行われると、入札価格等の情報がデータベースに出力されて格納される(409)。
上記入札は、所定の入札期間内に行われ、入札期間が終了すると(S410でY)、上記入札管理決定手段420によって、最高値で入札した顧客が上記出品物を落札する(S411)。なお、落札手順等は、従来のシステムと同様であるので説明は省略する。
出品物が落札されると、複数の出品物ホームページに掲載された上記バナー広告の総クリック数が算出され(S212)、出品物落札報酬から拠出されたバナー広告費用が、上記総クリック数で除されて、バナー広告のクリック報酬単価が算出される(S413)。そして、上記クリック報酬単価に上記バナー広告を掲載した各ホームページにおけるクリック数が掛け合わされて、各広告掲載ホームページの当該出品物に係る広告報酬が算出される(S414)。落札された出品物が複数ある場合には、落札された各出品物に係る広告報酬が算出されるとともに、これらを足し合わせて落札出品物全体の広告報酬が算出される。
出品物ホームページ403に掲載されるバナー広告402は、第16図に示すように、オークション期間中、所定の間隔で入れ換えていくように構成するのが望ましい。これにより、より多数の関連出品物を比べて入札することが可能となり、オークションに参加しやすくなる。
出品物の落札によって、出品物ホームページ、バナー広告及び入札ページは削除される(S416)。その後、新たな出品物に係る新規バナー広告が、上記各ホームページに挿入される(S417)。
入札期間が終了しても出品物が落札されない場合には(S411でN)、入札期間を延長するかどうかが判断され、入札期間が延長されると(S415でY)、出品物ホームページ等は継続して掲載される。一方、入札期間を延長しない場合には(S415でN)、出品物ホームページ等が削除されて(S416)、当該出品物に係るオークションは終了し、新規の出品物に係る出品物ホームページ、新規バナー広告等が挿入される(S417)。第17図に示すように、新たな出品物に係るバナー広告は、上記システムデータベースサーバ405内に格納されており、各出品物ホームページにおける上記バナー広告の削除と新たなバナー広告の挿入が自動的に行われるように構成されている。
本願発明は上述した実施の形態に限定されることはない。実施の形態では、広告掲載ホームページの所有者に対して、バナー広告に対する広告報酬と、商品販売等に係る成功報酬を支払うように設定したが、上記各報酬に加えて、バナー広告を掲載したホームページの閲覧回数に応じて、広告掲載ホームページの閲覧報酬を支払うように設定することもできる。
バナー広告がクリックされない場合であっても、バナー広告が表示されるだけで宣伝効果を期待できるからである。また、顧客がよく閲覧するホームページであれば、高い宣伝効果を期待できるため、バナー広告を掲載するホームページの差別化を図ることができる。また、一般的に、閲覧者が多いホームページであれば、クリック数及び成果も期待できる。したがって、閲覧報酬を設けることによって、バナー広告を掲載するホームページの差別化を図ることもできる。
S109 クリック数計数行程
S115 総クリック数算出行程
S116 クリック報酬単価算出行程
S117 広告報酬算出行程
S115 総クリック数算出行程
S116 クリック報酬単価算出行程
S117 広告報酬算出行程
Claims (10)
- インターネットに接続されるシステム運用サーバ内にオークションシステムを構築し、出品物を掲載する出品物ホームページ及びこの出品物ホームページにリンクして表示される入札ページを設けて、顧客の端末装置から上記インターネットを介して上記出品物ホームページを閲覧し、上記入札ページから入札できるように構成するとともに、上記出品物ホームページにリンクされたバナー広告を、上記オークションに属する他の出品物ホームページに掲載し、上記端末装置から上記バナー広告がクリックされて上記出品物ホームページが閲覧されることによって生じる広告報酬を計上する、インターネットオークションにおけるバナー広告方法であって、
上記出品物を掲載した出品物ホームページ又は上記バナー広告を掲載した他の出品物ホームページから上記システム運用サーバに出力されるクリック情報によって、各ホームページに掲載された上記バナー広告の入札期間内のクリック数を計数するクリック数計数行程と、
上記バナー広告を掲載したすべてのホームページにおける上記クリック数を積算して総クリック数を求める総クリック数算出行程と、
落札金額に応じて決定される上記バナー広告に対する広告報酬総額を、上記総クリック数で除して、1クリック当たりのクリック報酬単価を求めるクリック報酬単価算出行程と、
各ホームページの上記クリック数と上記クリック報酬単価とを掛け合わせて、各ホームページの上記バナー広告に対する広告報酬を算出する広告報酬算出行程とを含む、インターネットオークションにおけるバナー広告方法。 - 上記バナー広告を介して閲覧された出品物ホームページないし入札ページからの入札によって出品物が落札された場合、上記バナー広告を掲載したホームページに対する落札報酬を計上する、請求項1に記載のインターネットオークションにおけるバナー広告方法。
- 各ホームページに掲載されたバナー広告を、所定の間隔で他のバナー広告と入れ換える、請求項1又は請求項2のいずれかに記載のインターネットオークションにおけるバナー広告方法。
- インターネットに接続されるシステム運用サーバ内にオークションシステムを構築し、出品物を掲載する出品物ホームページ及びこの出品物ホームページにリンクして表示される入札ページを設けて、顧客の端末装置から上記インターネットを介して上記出品物ホームページを閲覧し、上記入札ページから入札できるように構成するとともに、上記出品物ホームページにリンクされたバナー広告を、上記オークションに属する他の出品物ホームページに掲載し、上記端末装置から上記バナー広告がクリックされて上記出品物ホームページが閲覧されることによって生じる広告報酬を計上する、請求項1から請求項3のいずれかに記載のインターネットオークションにおけるバナー広告システムであって、
上記入札ページからの入力によって入札できる入札手段及び落札者を決定する落札手段と、
上記出品物を掲載した出品物ホームページ又は上記バナー広告を掲載した他の出品物ホームページから上記システム運用サーバに出力されるクリック情報から、上記他の出品物ホームページに掲載されたバナー広告の所定期間内のクリック数を計数できるクリック数計数手段と、
落札金額に応じて決定される広告報酬総額を、上記クリック数で除して、1クリック当たりのクリック報酬単価を求めるクリック報酬単価算出手段と、
各ホームページの上記クリック数と上記クリック報酬単価とを掛け合わせて、各バナー広告に対する広告報酬を算出する広告報酬算出手段とを備える、インターネットオークションにおけるバナー広告システム。 - 上記落札された出品物の価格及び/又は数量に基づいて、バナー広告を掲載したホームページの成功報酬を算出する成功報酬算出手段を備える、請求項4に記載のインターネットオークションにおけるバナー広告システム。
- 上記出品物に関するバナー広告を自動的に作成する、バナー広告自動作成手段を備える、請求項4又は請求項5のいずれかに記載のインターネットオークションにおけるバナー広告システム。
- バナー広告に係る出品物と所定の関係にあるホームページを自動的に選定して上記バナー広告を掲載するバナー広告掲載手段を備える、請求項4から請求項6のいずれかに記載のインターネットオークションにおけるバナー広告システム。
- 上記出品物ホームページ及び/又は入札ページを自動的に作成するホームページ作成手段を備える、請求項4から請求項7のいずれかに記載のインターネットオークションにおけるバナー広告システム。
- 複数の出品物ホームページから構成されるインターネットオークションにおいて、
各出品物ホームページに掲載されたバナー広告を他のバナー広告と所定期間ごとに入れ換えるバナー広告入れ換え手段を備える、請求項4から請求項8のいずれかに記載のインターネットオークションにおけるバナー広告システム。 - 上記バナー広告に関する出品物が落札されたとき又は出品期間が経過したとき、上記出品物ホームページ及び上記バナー広告の削除と、他の出品物係るバナー広告への入替えを自動的に行うバナー広告更新手段を備える、請求項4から請求項9のいずれかに記載のインターネットオークションにおけるバナー広告システム。
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