JP2005283170A - 金属探知器 - Google Patents

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貴大 三上
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Abstract

【課題】 電源出力の安定性を十分に確保することができると共に、消費電力をそれ程増大させることなく、探査性能を大幅に向上させることができる金属探知器を提供する。
【解決手段】 周囲に磁界を発生させることにより、磁界中に存在する金属物体に渦電流を発生させ、それにより発生した二次磁界を捕捉し、磁界の変化を検出することによって、金属物体の有無を探知する金属探知器1において、金属探知器1の検出部2を、周囲に磁界を発生させる送信アンテナコイル5と、周囲に磁界を発生させる別体の補助送信アンテナコイル6と、発生した二次磁界を捕捉する受信アンテナコイル7と、から構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、周囲に磁界を発生させることにより、磁界中に存在する金属物体に渦電流を発生させ、それにより発生した二次磁界を捕捉し、磁界の変化を検出することによって、金属物体の有無を探知する金属探知器に関する。
従来、周囲に磁界を発生させることにより、金属物体に渦電流を発生させ、それにより発生した二次磁界を捕捉することによって、金属物体の有無を探知する金属探知器101として、図5及び図6に示すように、検出部102、制御部103、表示部104等から構成されるものが知られている。
検出部102は、周囲に磁界を発生させる送信アンテナコイル105及び発生した二次磁界を捕捉する受信アンテナコイル106から構成され、制御部103は、中央演算処理装置(CPU)107、送信回路108、受信回路109、アナログデジタル(A/D)変換器110等から構成される。
上記金属探知器101においては、先ず、CPU107から制御信号が送信回路108に送られると、送信回路108において送信信号が生成され、その送信信号に基づいて送信アンテナコイル105に所定電圧が印加されると、送信アンテナコイル105の周囲には磁界が発生する。
ここで、金属探知器101の検出部102を地面等に近接させれば、地面近傍の地中等に埋設された金属物体Xは磁界中に位置することとなり、金属物体内部には渦電流が発生し、それにより金属物体の周囲には二次磁界が発生する。
その二次磁界を受信アンテナコイル106が捕捉して、検出信号として受信回路109に送れば、受信回路109において信号増幅等され、A/D変換器110においてデジタル信号に変換され、CPU107によって演算処理される。そして、表示器104に適宜出力表示される。
上記にあっては、図7(A)に示すように、検出部102に送信アンテナコイル105及び受信アンテナコイル106を配設した場合について説明したが、図7(B)に示すように、検出部102に送信アンテナコイル105及び受信アンテナコイル106の機能を兼備した送受信アンテナコイル111を配設してもよい。
かかる構成を有する金属探知器及びそれを使用した金属探知方法は、例えば、特許文献1等に開示されている。
特開平7−218645号公報
上記金属探知器において、その探査性能を向上させるためには、例えば、地中深い場所に埋設された金属物体Xを高精度に探査するためには、2通りの方法が考えられる。
1つの方法として、受信アンテナコイル、受信回路等から成る受信システムの検出能力を向上させること、例えば、受信アンテナコイルの感度を高めて、弱い二次磁界でも検出できるようにすることが考えられる。
しかし、この方法にあっては、土壌等に含まれる金属成分によってノイズが発生し、このノイズを除去するのが困難である等、SN比を向上させるのは極めて困難である。
もう一つの方法として、送信回路、送信アンテナコイル等から成る送信システムの発信能力を向上させること、例えば、送信アンテナコイルへの印加電圧を高くしたり、発信時間を長くして、強い磁界を発生させるようにすることが考えられる。
しかし、この方法にあっては、電源出力の安定性が十分に確保できないと共に、金属探知器の消費電力が大幅に増大することとなり、望ましいものとは言えない。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みて為されたものであり、電源出力の安定性を十分に確保することができると共に、金属探知器の消費電力をそれ程増大させることもなく、
探査性能を大幅に向上させ、地中深い場所に埋設された金属物体をも高精度に探査することができる金属探知器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の金属探知器は、その検出部を、周囲に磁界を発生させる送信アンテナコイルと、周囲に磁界を発生させる別体の補助送信アンテナコイルと、発生した二次磁界を捕捉する受信アンテナコイルと、から構成したことを特徴とする。
以下、本発明の金属探知器の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明の金属探知器の概略構成図であり、図2(A)は送信アンテナコイル、補助送信アンテナコイル及び受信アンテナコイルを配設した検出部を示す説明図、(B)は送受信アンテナコイル及び補助送信アンテナコイルを配設した検出部を示す説明図である。
本発明の金属探知器1は、図1及び図2に示すように、検出部2、制御部3、表示部4等から構成される。
検出部2は、周囲に磁界を発生させる送信アンテナコイル5、補助送信アンテナコイル6、及び発生した二次磁界を捕捉する受信アンテナコイル7から構成される。
制御部3は、中央演算処理装置(CPU)8、同期制御回路9、送信回路10、送信回路11、受信回路12、アナログデジタル(A/D)変換器13等から構成される。
本発明の金属探知器1は、周囲に磁界を発生させる送信アンテナコイル5に加えて、補助送信アンテナコイル6を設けたことを特徴とする。
補助送信アンテナコイル6を付加することによって、送信システムの発信能力を向上させることができ、強い磁界を発生させることができるため、金属物体Xに強い二次磁界を発生させることができる。よって、受信アンテナコイル7による二次磁界の検出値も増大し、金属物体Xの大深度探査が可能となる。
補助送信アンテナコイル6を付加することによって、送信回路11も付加されることになるが、送信回路11は、送信回路10と同電圧値で駆動することができるから、回路への負担は抑制される。
又、本発明の金属探知器1においては、同期制御回路9を配置して、送信アンテナコイル5、補助送信アンテナコイル6及び受信アンテナコイル7に送る信号を同期させ、アンテナコイル相互の干渉を抑制して、効果的に作動することができるようにしてある。
本発明の金属探知器1においては、先ず、CPU8から制御信号が送られると、同期制御回路9において同期制御されて、制御信号は送信回路10、送信回路11、受信回路12に送られる。
送信回路10,11において送信信号が生成されると、その送信信号に基づいて送信アンテナコイル5,補助送信アンテナコイル6に所定電圧が印加されて、送信アンテナコイル105,補助送信アンテナコイル6の周囲には磁界が発生する。
金属探知器1の検出部2を地面等に近接させれば、地中等に埋設された金属物体Xは磁界中に位置することとなり、金属物体X内部には渦電流が発生し、それにより金属物体の周囲には二次磁界が発生する。
その二次磁界を受信アンテナコイル7が捕捉して、検出信号として受信回路12に送れば、受信回路12において信号増幅等され、A/D変換器13においてデジタル信号に変換され、CPU8によって演算処理される。そして、表示器4に適宜出力表示される。
[実験例1]
受信アンテナコイル7に対する補助送信アンテナコイル6の最適な設置位置を調査するため、床に載置した高さ78cmのダンボール上に補助送信アンテナコイル6を載置し、図3に示すように、補助送信アンテナコイル6上に肉厚hcmの発泡材21を載置し、その発泡材21上に受信アンテナコイル7,7を載置した実験装置を製作した。
ここで、補助送信アンテナコイル6としては外周径1090×340mm、受信アンテナコイル7としては外周径480×300mmのものを使用した。
対象となる金属物体としては直径30mm及び直径100mmの鉄製円板を使用し、これらを上記実験装置の上方に保持させて、それらの存在を検出することができる距離を測定した。そして、肉厚hcmの異なる発泡材21に代えて、同様に、検出することができる距離を測定した。
その結果は表1に示す通りであり、肉厚h=4cmの発泡材21を載置した場合に、すなわち、補助送信アンテナコイル6と受信アンテナコイル7との垂直距離が4cmの場合に、最も検出可能距離が長いということが判明した。垂直距離が9cmの場合にも、それほど検出可能距離は短くならないことも判明した。
Figure 2005283170
[実験例2]
次に、本発明の金属探知器1及び従来の金属探知器101を使用し、それらの送信電圧波形を測定、比較することによって、地中等に埋設された金属物体Xを探査する能力について確認した。
本発明の金属探知器1としては、実験例1における実験装置を使用した。従来の金属探知器101としては、実験例1における実験装置において、補助送信アンテナコイル6に代えて、肉厚2cmの発泡材を配置したものを使用した。
又、送信回路10の出力端にオシロスコープを接続することによって、送信電圧波形を測定した。
その結果は図4に示す通りであり、従来の金属探知器101によれば、送信電圧の強さは−270V、送信に要する時間は8.1μsであるのに対して、本発明の金属探知器1によれば、送信電圧の強さは−300V、送信に要する時間は7.9μsであった。
よって、本発明の金属探知器1は、従来の金属探知器101に比較して、送信電圧が強くなっており、送信に要する時間も短くなっており、探査性能が向上していることが実証された。
上記においては、図2(A)に示すように、検出部2に送信アンテナコイル5、補助送信アンテナコイル6及び受信アンテナコイル7を配設した場合について説明したが、図2(B)に示すように、検出部2に送受信アンテナコイル14及び補助送信アンテナコイル6を配設してもよい。
本発明の金属探知器の概略構成図である。 本発明の金属探知器における検出部を示す説明図であって、(A)は送信アンテナコイル及び受信アンテナコイルを配設した場合、(B)は送受信アンテナコイルを配設した場合の説明図である。 受信アンテナコイルに対する補助送信アンテナコイルの最適位置を調査するために使用した実験装置の概略構成図である。 本発明の金属探知器及び従来の金属探知器を使用して、それらの送信電圧波形を測定した結果を示すグラフである。 従来の金属探知器の概略外観図である。 従来の金属探知器の概略構成図である。 従来の金属探知器における検出部を示す説明図であって、(A)は送信アンテナコイル及び受信アンテナコイルを配設した場合、(B)は送受信アンテナコイルを配設した場合の説明図である。
符号の説明
1 金属探知器
2 検出部
5 送信アンテナコイル
6 補助送信アンテナコイル
7 受信アンテナコイル
9 同期制御回路
X 金属物体

Claims (2)

  1. 周囲に磁界を発生させることにより、磁界中に存在する金属物体に渦電流を発生させ、それにより発生した二次磁界を捕捉し、磁界の変化を検出することによって、金属物体の有無を探知する金属探知器において、その検出部を、周囲に磁界を発生させる送信アンテナコイルと、周囲に磁界を発生させる別体の補助送信アンテナコイルと、発生した二次磁界を捕捉する受信アンテナコイルと、から構成したことを特徴とする金属探知器。
  2. 前記送信アンテナコイルと、前記補助送信アンテナコイルに送る信号を同期させる同期制御回路を配置したことを特徴とする請求項1に記載の金属探知器。
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