JP2005279227A - フェルトアロマボールと、その製造方法 - Google Patents
フェルトアロマボールと、その製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005279227A JP2005279227A JP2004130490A JP2004130490A JP2005279227A JP 2005279227 A JP2005279227 A JP 2005279227A JP 2004130490 A JP2004130490 A JP 2004130490A JP 2004130490 A JP2004130490 A JP 2004130490A JP 2005279227 A JP2005279227 A JP 2005279227A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- felt
- aroma
- ball
- base material
- surface layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Housing For Livestock And Birds (AREA)
- Toys (AREA)
Abstract
【課題】水を使用するフェルトボールの製造法では、粉末や液体による着香が困難である。ペット用遊戯ボールは、ペットだけでなく飼い主の目にも触れるものであり、インテリアとして満足できる素材・色のものが望ましい。着香する素材は、ペットや使用者の健康面に配慮した天然の素材が望ましい。以上が従来技術の課題である。
【解決手段】本発明であるフェルトアロマボールには、以下のような手段を用いた。着香したフェルト、コルク等の芯部と、それを覆う表層部の二層構造で、装飾性(色・柄)と香りの持続性を高めた。温かみとインテリア性に優れたフェルト製のボールに、犬猫等の好む香りを付着した。表層の製法としてフェルティングニードル(針)を使用し、液体や粉末による着香を容易にした。着香の素材として、天然素材であるマタタビなどのハーブもしくは精油(エッセンシャルオイル)を使用した。
【選択図】図3
【解決手段】本発明であるフェルトアロマボールには、以下のような手段を用いた。着香したフェルト、コルク等の芯部と、それを覆う表層部の二層構造で、装飾性(色・柄)と香りの持続性を高めた。温かみとインテリア性に優れたフェルト製のボールに、犬猫等の好む香りを付着した。表層の製法としてフェルティングニードル(針)を使用し、液体や粉末による着香を容易にした。着香の素材として、天然素材であるマタタビなどのハーブもしくは精油(エッセンシャルオイル)を使用した。
【選択図】図3
Description
この発明は、遊戯ボールに関するものである。
着香したフェルト素材のボールには、水を使用する製法のものがある(例えば、特許文献1参照)。また、従来のペット用遊戯ボールには、硬質な素材を使用し、着香したものがある(例えば、特許文献2参照)。従来のペット用玩具の着香の香料には、人工的な合成香料のものが見られる。
特許公開2002−317364号 実用新案登録第3086022号
特許文献1の例では、フェルトボールの製法に水を使用するため、マタタビやハーブなどの粉末や、精油(エッセンシャルオイル)などの液体による着香は困難であるという課題があった。また、ペット用遊戯ボールは、ペットだけでなく飼い主の目にも触れるものであり、インテリアとして満足できる素材・色のものが求められる。しかしながら、特許文献2の例では、硬質でインテリア性に乏しく、温かみにかけるプラスティックなどの素材を使用せざるを得ないという課題があった。さらに、市販のペット用玩具の着香の素材には、人工的な香料を使用したものが見られるが、ペットや使用者の健康面や安全性について課題がある。
以上の課題を解決するために、請求項1の発明は、着香した芯部と、それを覆う表層部の二層からなるフェルトアロマボールである。請求項2の発明は、ペット遊戯用として、犬猫等の好む香りを着香した、請求項1記載のフェルトアロマボールである。請求項3の発明は、着香の素材として、天然素材であるマタタビなどのハーブもしくは精油(エッセンシャルオイル)を使用した、請求項1ないし2記載のフェルトアロマボールである。請求項4の発明は、前記表層部が、内側の無着色の部分と、外側の色・柄などを付した部分からなる請求項1ないし3記載のフェルトアロマボールである。請求項5の発明は、芯部の素材がフェルト、コルク等である請求項1ないし4記載のフェルトアロマボールである。請求項6の発明は、表層部の素材として、羊毛、または化学繊維などを使用した請求項1ないし5記載のフェルトアロマボールである。請求項7の発明は、芯部の周囲に、材料をフェルティングニードル(針)を使用して球状に付着させ表層とする、フェルトアロマボールの製造方法である。
この発明によれば、構造を二層にし、表層部の製法に水を使用しないことによって、マタタビやハーブなどの粉末や、精油(エッセンシャルオイル)などの液体による着香が容易になる。素材に羊毛などを素材とするフェルトを用いることによって、表層面の色・柄などを自由に設定でき、温かみやインテリア性に優れた遊戯ボールを作ることができる。また、フェルトというやわらかい素材を用いることによって、遊戯用のみならず、仔犬や仔猫などのペットの歯固め的に使用することや、歯ブラシのように口腔の清掃に役立てる目的での利用もできる。着香した芯部(フェルト化した羊毛、コルク等)の表面をフェルト層で覆うことにより、香りの持続性や装飾性を高めることができる。付香する素材として、マタタビなどのハーブや天然のエッセンシャルオイルを用いることにより、ペットや使用者の健康に配慮することができる。
以下、添付図1〜3を用いて、実施例を説明する。図1は、表面がフェルトでできたフェルトアロマボールの全体像である。1は、全体に色を付けたフェルトアロマボールの表面である。2は、フェルトアロマボールの表面につけた柄の一例である。フェルトを用いることにより、インテリア性に優れた温かみあふれる質感が得られ、色や柄も自在に付けることができる。また、フェルトという素材はやわらかいので、単に遊戯用のボールという以外に、歯固め的な使用、歯ブラシ的な使用など、さまざまな有効な利用が可能である。
図2は、フェルトアロマボールの実施例一である。3の着色した表層部が4の着香した芯部を覆っている構造のフェルトアロマボールの断面図である。フェルト状にした羊毛もしくはコルク等、着香しやすい球体の素材に、マタタビやハーブなどの粉末、もしくは植物から抽出した天然の精油(エッセンシャルオイル)など、犬猫の好む香りを付着させる。その上を、さらに羊毛で覆い、フェルティングニードル(針)を用いて球状にフェルト化させ、表層部とする。表層部があることによって、香りの保持と色・柄などを付ける装飾の二つの効果が得られる。また、表層部の製造方法としてフェルティングニードルを使用することによって、従来の製法では難しかった液体や粉末による着香も容易である。
図3は、フェルトアロマボールの実施例二である。表層部が5の外側(着色した表面)、6の内側(無色)の二層になっており、それが7の芯部を覆っている構造のフェルトアロマボールの断面図である。前記実施例一と同様の特徴に加え、表層部を色や柄を付した外側と無色の内側とという構造にすることで、色のついた羊毛の使用量を抑え、コストを削減することができる。
1色を付した表面
2表面に付した柄の一例
3表層部
4着香した芯部
5表層部の外側(着色)
6表層部の内側(無着色)
7着香した芯部
2表面に付した柄の一例
3表層部
4着香した芯部
5表層部の外側(着色)
6表層部の内側(無着色)
7着香した芯部
Claims (7)
- 着香した芯部と、それを覆う表層部の二層からなるフェルトアロマボール。
- ペット遊戯用として、犬猫等の好む香りを着香した、請求項1記載のフェルトアロマボール。
- 着香の素材として、天然素材であるマタタビなどのハーブもしくは精油(エッセンシャルオイル)を使用した、請求項1ないし2記載のフェルトアロマボール。
- 前記表層部が、内側の無着色の部分と、外側の色・柄などを付した部分からなる請求項1ないし3記載のフェルトアロマボール。
- 芯部の素材がフェルト、コルク等である請求項1ないし4記載のフェルトアロマボール。
- 表層部の素材として、羊毛、または化学繊維などを使用した、請求項1ないし5記載のフェルトアロマボール。
- 着香した芯部の周囲に、材料をフェルティングニードル(針)を使用して球状に付着させ表層とする、フェルトアロマボールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004130490A JP2005279227A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | フェルトアロマボールと、その製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004130490A JP2005279227A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | フェルトアロマボールと、その製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005279227A true JP2005279227A (ja) | 2005-10-13 |
Family
ID=35178219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004130490A Pending JP2005279227A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | フェルトアロマボールと、その製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005279227A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8631768B1 (en) | 2012-06-29 | 2014-01-21 | Doggyman H.A. Co., Ltd. | Method for manufacturing toy for cat and the toy for cat |
US9220238B2 (en) | 2013-03-29 | 2015-12-29 | Ourpet's Company | Molded or extruded cork composite and method of manufacturing compressed cork pet products and pet toys made from the same |
US11000015B1 (en) * | 2019-06-11 | 2021-05-11 | The Hartz Mountain Corporation | Cat attractant ball |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6112363U (ja) * | 1984-06-28 | 1986-01-24 | 通 馬場 | 動物用玩具 |
JPH0179960U (ja) * | 1987-11-18 | 1989-05-29 | ||
JPH0386022U (ja) * | 1989-12-22 | 1991-08-30 | ||
JPH0386417U (ja) * | 1989-12-22 | 1991-09-02 | ||
JP2002317364A (ja) * | 2001-04-18 | 2002-10-31 | Masuzawa Kenpei Shokai:Kk | フェルトウールボール |
-
2004
- 2004-03-30 JP JP2004130490A patent/JP2005279227A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6112363U (ja) * | 1984-06-28 | 1986-01-24 | 通 馬場 | 動物用玩具 |
JPH0179960U (ja) * | 1987-11-18 | 1989-05-29 | ||
JPH0386022U (ja) * | 1989-12-22 | 1991-08-30 | ||
JPH0386417U (ja) * | 1989-12-22 | 1991-09-02 | ||
JP2002317364A (ja) * | 2001-04-18 | 2002-10-31 | Masuzawa Kenpei Shokai:Kk | フェルトウールボール |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8631768B1 (en) | 2012-06-29 | 2014-01-21 | Doggyman H.A. Co., Ltd. | Method for manufacturing toy for cat and the toy for cat |
US9220238B2 (en) | 2013-03-29 | 2015-12-29 | Ourpet's Company | Molded or extruded cork composite and method of manufacturing compressed cork pet products and pet toys made from the same |
US11000015B1 (en) * | 2019-06-11 | 2021-05-11 | The Hartz Mountain Corporation | Cat attractant ball |
US11071281B1 (en) | 2019-06-11 | 2021-07-27 | The Hartz Mountain Corporation | Cat attractant ball |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Allen | Aesthetic evolution in man | |
Gascoyne | EBOOK: Treasure Baskets and Beyond: Realizing the Potential of Sensory-rich Play | |
Lehmann | The ballad and the source | |
Pardoe | The city of the sultan; and domestic manners of the Turks, in 1836 | |
Kim | Yellow | |
US20110259282A1 (en) | Transformable, Dual Element Pet Toy | |
JP2005279227A (ja) | フェルトアロマボールと、その製造方法 | |
US20180125027A1 (en) | Aesthetically Improved Animal Waste Collection Pads | |
Lehmann | A note in music | |
Said et al. | Landscape for children to play and learn: A conceptual comparison between natural stream and playground | |
Bely | The Silver Dove | |
Dawson | Mine | |
Aitken | The river of heaven: The haiku of Basho, Buson, Issa, and Shiki | |
Hodgman | Blue Skies: Text Classics | |
Sinclair | Anne Severn and the Fieldings | |
CN201509736U (zh) | 一种具有散发香味保健驱虫的绣球 | |
CN207665777U (zh) | 骨头状宠物玩具 | |
Gil | Art therapy for processing children's traumatic grief and loss | |
Graham | Let's get a pup! | |
KR20240109384A (ko) | 반려동물의 수면과 놀이를 위한 반려동물용 수면 방석 | |
CN205511530U (zh) | 圆形宠物发声棒 | |
JPH0687717B2 (ja) | ねこじゃらし玩具およびその製造方法 | |
Soler | Groomings | |
Slater | Playing house: Notes of a reluctant mother | |
Snyder | The velvet room |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070328 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091029 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091110 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100323 |