JP2005273746A - Automatic transmission - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、自動変速機に係り、特に手動変速機をベースにして自動化する構造において構成部品をコンパクトにレイアウトする自動変速機に関するものである。 The present invention relates to an automatic transmission, and more particularly to an automatic transmission in which components are compactly laid out in an automatic structure based on a manual transmission.
車両としてのフロントエンジンフロントドライブ車(FF車)においては、手動変速機をベースにして、油圧により自動的に変速を行う自動変速機を搭載しているものがある。このような自動変速機にあっては、一般的に、手動変速機の変速機ケース内に多段変速歯車機構と差動機構とを収納して設け、この多段変速歯車機構と差動機構とを油圧により作動するために、アクチュエータや、このアクチュエータにオイルを供給する電動オイルポンプや、アクチュエータに供給する作動油を調圧するアキュムレータ等の構成部品を変速機ケースに新しく追加している。 Some front engine front drive vehicles (FF vehicles) as vehicles are equipped with an automatic transmission that automatically shifts hydraulically based on a manual transmission. In such an automatic transmission, generally, a multi-stage transmission gear mechanism and a differential mechanism are housed in a transmission case of a manual transmission, and the multi-stage transmission gear mechanism and the differential mechanism are provided. In order to operate by hydraulic pressure, components such as an actuator, an electric oil pump that supplies oil to the actuator, and an accumulator that regulates hydraulic oil supplied to the actuator are newly added to the transmission case.
即ち、図10、図11に示す如く、手動変速機をベースにして自動化する自動変速装置202において、変速機ケース204内に多段変速歯車機構206と差動機構208とを収納して設け、多段変速歯車機構206の変速段を切り替えるシフトアンドセレクト軸(図示せず)を作動する油圧アクチュエータ(図示せず)とこの油圧アクチュエータを制御する油圧回路部(図示せず)とが備えられたアクチュエータケース210を変速機ケース204の上部に取り付けている。また、この変速機ケース204の上部においては、車両左方側且つ車両前方側で、油圧アクチュエータに供給する作動油を調圧するアキュムレータ212を、アクチュエータケース210に取り付けている。一方、差動機構208には、ドライブ軸214が接続されている。この場合に、このドライブ軸214の上方には、変速機ケース204の上部で、アクチュエータケース210よりも車両後方側に、ドライブ軸214を通過させるためのデッドスペースSが形成されている。
That is, as shown in FIGS. 10 and 11, in an
従来、手動の歯車式変速機をベースにして自動化した自動変速装置には、セレクト機構にシフトアンドセレクト軸を備え、シフト機構にシフトアンドセレクト軸を軸方向に移動させる油圧室内に設けられたピストンを備え、油圧室には外部のシフト作用油圧発生装置から配管を通して油圧が供給されるようにしたものがある。
また、変速装置には、シフトレールを駆動させるアクチュエータを変速機ケース内に配設し、アクチュエータを変速機ケースで保護させたものがある。
Some transmissions include an actuator for driving a shift rail disposed in a transmission case, and the actuator is protected by the transmission case.
ところが、従来、手動変速機をベースに自動化した自動変速機にあっては、新しく追加される構成部品としての油圧アクチュエータや油圧回路部を共通のアクチュエータケースに収めて変速機の上面に配置すると、アクチュエータケースの内部構造が複雑になり易いとともに、全高が高くなるという不都合があった。 However, conventionally, in an automatic transmission that is automated based on a manual transmission, when a hydraulic actuator and a hydraulic circuit unit as newly added components are housed in a common actuator case and arranged on the upper surface of the transmission, There is an inconvenience that the internal structure of the actuator case tends to be complicated and the total height is high.
また、油圧アクチュエータと油圧回路部とを分割し、変速機側と車体側とに分けて搭載すれば、変速機側の構造は簡素化できるが、部品点数の増加により、コストが高くなってしまうという不都合があった。 Also, if the hydraulic actuator and hydraulic circuit section are divided and mounted separately on the transmission side and the vehicle body side, the structure on the transmission side can be simplified, but the cost increases due to an increase in the number of parts. There was an inconvenience.
更に、アキュムレータをアクチュエータケースの上面又は側面に取り付けた場合に、アキュムレータは擬球形状のものが多く、周囲にデットスペースが形成され易く、効率的なレイアウトが困難になるとともに、他の部品との干渉が生じ易くなるという不都合があった。 Furthermore, when the accumulator is attached to the top or side of the actuator case, the accumulator is often pseudo-spherical, and a dead space is easily formed around it, making efficient layout difficult and making it difficult to connect with other parts. There was an inconvenience that interference easily occurs.
更にまた、一般的に、アキュムレータを変速機ケースの上部に取り付けていたので、自動変速機の周辺に車両用の各部品を配設する場合に、アキュムレータを避けるようにこの各部品を配設する必要があり、このため、各部品のレイアウトが困難になるという不都合があった。 Furthermore, in general, since the accumulator is attached to the upper part of the transmission case, when parts for the vehicle are arranged around the automatic transmission, these parts are arranged so as to avoid the accumulator. This necessitates the inconvenience that the layout of each component becomes difficult.
この発明は、変速機ケース内に多段変速歯車機構と差動機構とを設け、前記多段変速歯車機構の変速段を切り替えるシフトアンドセレクト軸を前記変速機ケース内から上方に突設させるとともに、前記シフトアンドセレクト軸を作動させる油圧アクチュエータとこの油圧アクチュエータを制御する油圧回路部とが備えられたアクチュエータケースを前記変速機ケースの上部に取り付ける自動変速機において、この自動変速機を軸方向から視た場合に、前記シフトアンドセレクト軸を前記多段変速歯車機構よりも車両後方側に配設するとともに、前記アクチュエータケースには前記シフトアンドセレクト軸よりも車両後方側に延出した延出部を設け、この延出部に前記油圧アクチュエータと前記油圧回路部とを配設したことを特徴とする。 According to the present invention, a multi-stage transmission gear mechanism and a differential mechanism are provided in the transmission case, and a shift-and-select shaft for switching the gear stage of the multi-stage transmission gear mechanism is provided so as to protrude upward from the transmission case. In an automatic transmission in which an actuator case having a hydraulic actuator for operating a shift-and-select shaft and a hydraulic circuit unit for controlling the hydraulic actuator is attached to the upper part of the transmission case, the automatic transmission is viewed from the axial direction. In this case, the shift and select shaft is disposed on the vehicle rear side with respect to the multi-stage transmission gear mechanism, and the actuator case is provided with an extending portion that extends on the vehicle rear side with respect to the shift and select shaft, The hydraulic actuator and the hydraulic circuit unit are disposed in the extending portion.
この発明の自動変速機は、自動変速機を軸方向から視た場合に、シフトアンドセレクト軸を多段変速歯車機構よりも車両後方側に配設するとともに、アクチュエータケースにはシフトアンドセレクト軸よりも車両後方側に延出した延出部を設け、この延出部に油圧アクチュエータと油圧回路部とを配設することにより、多段変速歯車機構の車両後方側で差動機構に接続されたドライブ軸の上方に形成されるデッドスペースにシフトアンドセレクト軸を配設するとともに、このデッドスペースにアクチュエータケースを延設することで、アクチュエータケースの底面部位を拡大し、アクチュエータケースに収納される油圧アクチュエータと油圧回路部とを平面的に配設し、これにより、アクチュエータケースの高さ方向を低く抑えて、コンパクト化を図ることができる。 In the automatic transmission according to the present invention, when the automatic transmission is viewed from the axial direction, the shift and select shaft is disposed on the rear side of the vehicle with respect to the multi-stage transmission gear mechanism, and the actuator case is more than the shift and select shaft. A drive shaft connected to the differential mechanism on the vehicle rear side of the multi-stage transmission gear mechanism by providing an extension portion extending on the vehicle rear side and disposing a hydraulic actuator and a hydraulic circuit portion on the extension portion. The shift and select shaft is disposed in a dead space formed above the actuator, and the actuator case is extended in the dead space, so that the bottom surface portion of the actuator case is enlarged, and the hydraulic actuator stored in the actuator case The hydraulic circuit section is arranged in a plane, which reduces the height of the actuator case and reduces the compactness. It is possible to achieve the reduction.
この発明は、手動変速機をベースにして自動化する自動変速機においてコンパクト化を図る目的を、構成部品をデッドスペースに配設して実現するものである。
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。
The present invention achieves the object of achieving compactness in an automatic transmission that is automated based on a manual transmission by arranging components in a dead space.
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail and specifically with reference to the drawings.
図1〜図9は、この発明の実施例を示すものである。 1 to 9 show an embodiment of the present invention.
図1、図2において、2は車両に搭載された横置きエンジン(図示せず)に連結する自動変速機、4は変速機ケースである。この変速機ケース4は、車両右方に配置されたエンジンに取付具(図示せず)で連設したエンジン側ケース(ライトケース)6とこのエンジン側ケース6に取付具(図示せず)で連設した中間側ケース(レフトケース)8とこの中間側ケース8に取付具10で連設した車両左方のサイドケース12とにより構成されている。
1 and 2,
自動変速機2は、手動変速機をベースにして自動的に変速可能な構成のものである。この自動変速機2の変速機ケース4内には、車両前方側に配置した多段変速歯車機構14と、車両後方側で且つ車両下方側に配置した差動機構16とが収納して設けられている。差動機構16には、自動変速機2の軸方向(車両左右方向)に指向したドライブ軸18が接続されている。
The
多段変速歯車機構14においては、図3に示す如く、入力軸(メイン軸)20と出力軸(カウンタ軸)22とリバースアイドラ軸24とが、自動変速機2の軸方向(車両左右方向)に指向して平行に配設されている。図示しないが、入力軸20に各速入力ギヤ(図示せず)と所定の変速用の同期機構が設けられているとともに、出力軸22には前記各速入力ギヤに噛合した各速出力ギヤと所定の変速用の同期機構とが設けられている。
In the
また、多段変速歯車機構14においては、図3に示す如く、1速・2速シフト軸26と3速・4速シフト軸28と5速・リバースシフト軸30とが、自動変速機2の軸方向(車両左右方向)に指向して配設されている。1速・2速シフト軸26には、1速・2速シフトヨーク32と、所定の同期機構(1速・2速同期機構)に係合する1速・2速シフトフォーク34とが設けられている。3速・4速シフト軸28には、3速・4速シフトヨーク36と、所定の同期機構(3速・4速同期機構)に係合する3速・4速シフトフォーク38とが設けられている。5速・リバースシフト軸30には、5速・リバースシフトヨーク40と、所定の同期機構(5速・リバース同期機構)に係合する5速フォーク42とが設けられている。この5速フォーク42の先端側には、リバースレバー44が連結されている。このリバースレバー44は、先端側がリバースアイドラギヤ(図示せず)と一体的に設けたリバーススリーブ(図示せず)に係合するように、基端側がレバー支持部46で揺動可能に支持されている。
Further, in the
この多段変速歯車機構14は、図3に示す如く、シフト機構48によって作動される。このシフト機構48には、多段変速歯車機構14の変速段を切り替えるシフトアンドセレクト軸50が設けられている。このシフトアンドセレクト軸50は、前記変速機ケース4内から上方に突出して設けられ、ドライブ軸18と向かい合う位置で鉛直方向(上下方向)に指向して配設されている。このシフトアンドセレクト軸50には、変速機ケース4内で、前記1速・2速シフトヨーク32と3速・4速シフトヨーク36と5速・リバースシフトヨーク40とに選択的に係合可能なシフトアンドセレクトレバー52と、このシフトアンドセレクトレバー52に連絡したインターロックプレート54とが取り付けられている。
The
変速機ケース4の中間側ケース8の下部には、図1に示す如く、制御手段(図示せず)により作動されるオイルポンプユニット56が付設されている。このオイルポンプユニット56は、電動オイルポンプ58とクラッチアクチュエータ60とが一体的になって構成されている。電動オイルポンプ58には、リザーバタンク62が連絡している(図9参照)。
An
この自動変速機2においては、図1〜図3に示す如く、軸方向(車両左右方向)から視て、多段変速歯車機構14が比較的大型に構成されているとともに、差動機構16が車両後方側で且つ車両下方側に配設されていることから、差動機構16のドライブ軸18の上方で、変速機ケース4の上部にデッドスペースSが形成されている。
In this
そこで、変速機ケース4の上部のデッドスペースSには、アクチュエータケース64を取り付ける。このアクチュエータケース64内には、シフトアンドセレクト軸50を作動(回動及び軸方向移動)させる油圧アクチュエータ66とこの油圧アクチュエータ66を制御する油圧回路部68とが設けられている。
Therefore, an
この場合、図1、図2に示す如く、自動変速機2を軸方向(車両左右方向)から視た場合に、シフトアンドセレクト軸50を車両前方側の多段変速歯車機構14よりも車両後方側に配設するとともに、アクチュエータケース64にはシフトアンドセレクト軸50よりも車両後方側に延出した延出部70を設け、この延出部70に油圧アクチュエータ66と油圧回路部68とを配設する。
In this case, as shown in FIGS. 1 and 2, when the
油圧回路部68は、電動オイルポンプ58からのオイルの圧力により作動される油圧アクチュエータ64に作動油を給排する複数のソレノイド弁として、夫々筒状のスプールを有する第1、第2シフトソレノイド弁72、74及びセレクトソレノイド弁76を備え、これら第1、第2シフトソレノイド弁72、74及びセレクトソレノイド弁76を油圧アクチュエータ66よりも車両後方側で並べて配設している。
The
また、この油圧回路部68は、油圧アクチュエータ66に供給する作動油を調圧するアキュムレータ78を備え、このアキュムレータ78をアクチュエータケース64の下面壁に装着している(図1参照)。
The
即ち、アクチュエータケース64は、図5、図6に示す如く、セパレータプレート80を介して複数の接合用ボルト64Bで接合されたアッパアクチュエータケース82とロアアクチュエータケース84とからなり、車両前方側で且つ上下方向に指向した3つのケース取付孔86に挿通したケース取付ボルト88により、変速機ケース4の上部のデッドスペースSでシフトアンドセレクト軸50よりも車両後方側に位置して固設される。
That is, as shown in FIGS. 5 and 6, the
このシフトアンドセレクト軸50の上端部には、図8に示す如く、ギヤシフトレバー90がレバー固定ピン92によって固設されている。このギヤシフトレバー90は、所定方向に指向したシフト用アーム94とセレクト用プレート96とが一体的になって構成されてている。
A
アクチュエータケース64には、図9に示す如く、油圧アクチュエータ66として、前記第1、第2シフトソレノイド弁72、74に連絡する第1、第2シフトアクチュエータ98、100と、セレクトソレノイド弁76に連絡するセレクトアクチュエータ102とが設けられている。
As shown in FIG. 9, the
第1シフトソレノイド弁72は、図4、図5に示す如く、アクチュエータケース64のアッパアクチュエータケース82の車両右方側の右面壁82Rに取り付けられている。
The first
第1シフトアクチュエータ98は、図7に示す如く、第1シフトソレノイド弁72で作動されるものであり、車両右方側で且つアッパアクチュエータケース82の一部で車両左右方向に指向して形成された第1シリンダ104と、この第1シリンダ104内で車両左右方向に往復移動する第1ピストン106と、この第1ピストン106に油圧を作用する第1油圧室108と、この第1油圧室108を閉塞する第1カバー110とからなる。
As shown in FIG. 7, the
第2シフトソレノイド弁74は、図2、図4、図7に示す如く、第1シフトソレノイド弁72に対向して配置され、アクチュエータケース64のアッパアクチュエータケース82の車両左方側の左面壁82Lに取り付けられている。
2, 4, and 7, the second
第2シフトアクチュエータ100は、図7に示す如く、第2シフトソレノイド弁74で作動されるものであり、車両左方側で且つアッパアクチュエータケース82の一部で車両左右方向に形成された第2シリンダ112と、この第2シリンダ112内で車両左右方向に往復移動する第2ピストン114と、この第2ピストン114に油圧を作用する第2油圧室116と、この第2油圧室116を閉塞する第2カバー118とからなる。
As shown in FIG. 7, the
第1ピストン106の先端側と第2ピストン114の先端側との間には、図7に示す如く、前記シフトアンドセレクト軸50に固定したギヤシフトレバー90のシフト用アーム94の先端部94Aが配設されている。
Between the front end side of the
セレクトソレノイド弁76は、図5に示す如く、第1シフトソレノイド弁72の下方で、ロアアクチュエータケース84の車両右方側の右面壁84Rに取り付けられている。
As shown in FIG. 5, the
セレクトアクチュエータ102は、図8に示す如く、セレクトソレノイド弁76により作動されるものであり、車両前方側で且つロアアクチュエータケース84の一部で車両前方側且つ車両上下方向に形成されたセレクトシリンダ120と、このセレクトシリンダ120内で車両上下方向に往復移動するセレクトピストン122と、このセレクトピストン122に油圧を作用するセレクト油圧室(図示せず)とからなる。
As shown in FIG. 8, the
セレクトピストン122の先端側には、図8に示す如く、アッパアクチュエータケース82内で前記シフトアンドセレクト軸50に固定したギヤシフトレバー90のセレクト用アーム96の先端部96Aが接して配設されている。
As shown in FIG. 8, a
ギヤシフトレバー90のシフト用アーム94には、図8に示す如く、セパレータプレート80のピン受け部124に保持された回転角検出用ピン126が接して設けられている。
As shown in FIG. 8, a rotation
また、アッパアクチュエータケース82には、図4、図5に示す如く、右面壁82Rに、前記第1シフトソレノイド弁72と並んで流量調整ソレノイド弁128が車両左右方向に指向して取り付けられ、また、上面壁82Uに、シフトアンドセレクト軸50よりも車両後方側で、ギヤポジションセンサ130と油温センサ132とが上方に指向して取り付けられているとともに、シフトアンドセレクト軸50の車両左方側でセレクトストロークセンサ134が取り付けられている。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
アッパアクチュエータケース82の車両左方側の左面壁82Lには、図6に示す如く、第2シフトソレノイド弁74よりも車両後方側にオイル排出口136が設けられている。
As shown in FIG. 6, an
また、ロアアクチュエータケース84には、図8に示す如く、車両後方側の端部位で下面壁84Lに開口してアキュムレータ78を取り付けさせるためのアキュムレータ取付孔138が形成されているとともに、図6に示す如く、車両左方側且つ車両後方側で、第2シフトソレノイド弁74の下方に、圧力調整ソレノイド弁140が設けられ、この圧力調整ソレノイド弁140よりも車両後方側にオイル供給口142が設けられている。アキュムレータ78の下部は、図1に示す如く
、変速機ケース4のアキュムレータ支持部144で支持されている。これにより、アキュムレータ78は、ロアアクチュエータケース84の下方で、ドライブ軸18と向かい合う延出部70の面で配置される。
Further, as shown in FIG. 8, the
更に、図6、図8に示す如く、ロアアクチュエータケース84とインタロックプレート54との間には、セレクト付勢機構146が設けられている。このセレクト付勢機構146は、インタロックプレート54側でシフトアンドセレクト軸50に固定したロアスプリング受け部148と、このロアスプリング受け部148とロアアクチュエータケース84の下面との間の第1セレクトスプリング150と、この第1セレクトスプリング150内で且つロアアクチュエータケース84側でシフトアンドセレクト軸50に固定したアッパスプリング受け部152と、このアッパスプリング受け部152とロアスプリング受け部148との間の第2セレクトスプリング154とから構成されている。
Further, as shown in FIGS. 6 and 8, a
また、図1、図2に示す如く、中間側ケース8の上部には、アクチュエータケース64よりも車両前方側で、パーキング機構156が設けられる。このパーキング機構156は、上下方向に指向してインヒビタスイッチ158に係合・貫通したパーキング軸160と、このパーキング軸160の上部に固定したパーキングレバー162と、車室内のセレクタに連結したケーブルを接続するようにパーキングレバー162に固設された接続用ピン164とを備えている。
As shown in FIGS. 1 and 2, a
次に、この実施例の作用を説明する。 Next, the operation of this embodiment will be described.
自動変速機2において、各変速段の変速は、電動オイルポンプ58からのオイルの圧力により、第1、第2シフトソレノイド弁72、74及びセレクトソレノイド弁76が作動され、これにより、第1、第2シフトアクチュエータ98、100及びセレクトアクチュエータ102が作動され、シフトアンドセレクト軸50の回動及び軸方向移動により、シフト操作及びセレクト操作が行われる。
In the
ところで、この実施例においては、自動変速機2を軸方向から視た場合に、シフトアンドセレクト軸50を多段変速歯車機構14よりも車両後方側に配設するとともに、アクチュエータケース64にはシフトアンドセレクト軸50よりも車両後方側に延出した延出部70を設け、この延出部70に油圧アクチュエータ66と油圧回路部68とを配設したことにより、多段変速歯車機構14の車両後方側に差動機構16に接続されたドライブ軸18を通過させるために形成されるデッドスペースSにシフトアンドセレクト軸50を配設するとともに、このデッドスペースSにアクチュエータケース64を延設することで、アクチュエータケース64の底面部位であるロアアクチュエータケース84の下面壁84Lを拡大し、アクチュエータケース64に収納される油圧アクチュエータ66と油圧回路部68とを平面的に配設し、アクチュエータケース64の高さ方向を低く抑えて、自動変速機2のコンパクト化を図ることができる。
By the way, in this embodiment, when the
また、油圧回路部68は、油圧アクチュエータ66に作動油を給排する各ソレノイド弁72、74、76を備え、これら各ソレノイド弁72、74、76を油圧アクチュエータ66よりも車両後方側で並べて配設したことにより、筒状のスプールを有する各ソレノイド弁72、74、76を油圧アクチュエータ66の軸線に並べて配置することができ、アクチュエータケース64の高さ方向の寸法を低減し、自動変速機2のコンパクト化を図ることができる。
The
更に、油圧回路部68は、油圧アクチュエータ66に供給する作動油を調圧するアキュムレータ78を備え、このアキュムレータ78をアクチュエータケース64の下面壁であるロアアクチュエータケース84の下面壁84Lに装着したことにより、アキュムレータ78をドライブ軸18の上方でデッドスペースS内に配設し、自動変速機2の高さ寸法を小さくしてコンパクト化を図り、自動変速機2の周辺に配設される部品のレイアウトを容易にすることができる。
Furthermore, the
つまり、この実施例においては、ドライブ軸18と向かい合う変速機ケース4の後方部位に、シフトアンドセレクト軸50を鉛直方向(上下方向)に配置し、このシフトアンドセレクト軸50の上端側且つ車両後方側にアクチュエータケース64を延設し、また、このアクチュエータケース64のドライブ軸18と向かい合う面にアキュムレータ78を配設したことから、新しく追加する構成部品を、効率的にレイアウトするとともに、構造の簡素化を図り、また、コストを低減することができる。
That is, in this embodiment, the shift and
アクチュエータケースを変速機ケースの上部のデッドスペースに配設する構成を、他の変速機にも適用することが可能である。 The configuration in which the actuator case is disposed in the dead space above the transmission case can be applied to other transmissions.
2 自動変速機
4 変速機ケース
6 エンジン側ケース
8 中間側ケース
12 サイドケース
14 多段変速歯車機構
16 差動機構
18 ドライブ軸
48 シフト機構
50 シフトアンドセレクト軸
52 シフトアンドセレクトレバー
64 アクチュエータケース
66 油圧アクチュエータ
68 油圧回路部
70 延出部
72 第1シフトソレノイド弁
74 第2シフトソレノイド弁
76 セレクトソレノイド弁
78 アキュムレータ
82 アッパアクチュエータケース
84 ロアアクチュエータケース
90 ギヤシフトレバー
98 第1シフトアクチュエータ
100 第2シフトアクチュエータ
102 セレクトアクチュエータ
2
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- 2004-03-24 JP JP2004086785A patent/JP2005273746A/en active Pending
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