JP2005269387A - ダイプレクサ - Google Patents
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Abstract
【課題】 ローパスフィルタ端子及びハイパスフィルタ端子に接続される回路の静電破壊を防止すると共に、帯域間の不要な信号による回路における妨害を防止する。
【解決手段】 共通端子1と、高域側の複数の高域側周波数帯の信号を入出力する第1の入出力端子2と、低域側の複数の低域側周波数帯の信号を入出力する第2の入出力端子3と、共通端子1と第1の入出力端子2との間に介挿されるハイパスフィルタ4と、共通端子1と第2の入出力端子3との間に介挿されるローパスフィルタ5とを備え、ハイパスフィルタ4とローパスフィルタ5とを共通端子1側で相互接続し、その接続点と共通端子1とを結ぶ線路とグランドとの間に複数の高域側周波数帯の帯域間又は複数の低域側周波数帯の帯域間を減衰するトラップ回路6を接続し、共通端子1をトラップ回路6を介して直流的に接地した。
【選択図】 図1
【解決手段】 共通端子1と、高域側の複数の高域側周波数帯の信号を入出力する第1の入出力端子2と、低域側の複数の低域側周波数帯の信号を入出力する第2の入出力端子3と、共通端子1と第1の入出力端子2との間に介挿されるハイパスフィルタ4と、共通端子1と第2の入出力端子3との間に介挿されるローパスフィルタ5とを備え、ハイパスフィルタ4とローパスフィルタ5とを共通端子1側で相互接続し、その接続点と共通端子1とを結ぶ線路とグランドとの間に複数の高域側周波数帯の帯域間又は複数の低域側周波数帯の帯域間を減衰するトラップ回路6を接続し、共通端子1をトラップ回路6を介して直流的に接地した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、送受信器等に使用されるダイプレクサに関する。
図3は従来のダイプレクサを示す。コイルL1、L2およびコンデンサC1〜C4でローパスフィルタ回路を、コイルL3およびコンデンサC5〜c7にてハイパスフィルタ回路を構成し、その一方端同士を接続して共通端子とし、ローパスフィルタ回路の他方端をローパスフィルタ端子、ハイパスフィルタ回路の他方端をハイパスフィルタ端子としてダイプレクサを構成している。このローパスフィルタ回路においては、共通端子側に第2の周波数より高い共振周波数を持つ並列共振回路をコイルL1とコンデンサC1との両端を接続することにより形成している。
また、ローパスフィルタ端子側に、第1の周波数(範囲は880〜960MHz)の2倍または第2の周波数(範囲は1710〜2170MHz)の共振周波数を持つ並列共振回路をコイルL2とコンデンサC2との両端を接続することにより形成している。そして、これら並列共振回路同士を接続するとともに、コイルL1およびコンデンサC1による並列共振回路とコイルL2およびコンデンサC2による並列共振回路との接続部にコンデンサC3を、また、ローパスフィルタ端子側にコンデンサC4を設けて、それぞれ接地容量としている。
また、このハイパスフィルタ回路においては、共通端子とハイパスフィルタ端子との間に直列にコンデンサC5及びC6を接続するとともに、コンデンサC5とC6との接続点よりコイルL3およびコンデンサC7による直列共振回路を介して接地することにより、減衰極付きのハイパスフィルタ回路を構成している(例えば、特許文献1参照。)。
上記構成ではローパスフィルタ回路を帯域の異なる複数の周波数帯の信号を伝送させ、同様に、ハイパスフィルタ回路を帯域の異なる複数の周波数帯の信号を伝送させた場合には、各帯域間に存在している不要な信号も伝送されるので、ローパスフィルタ端子及びハイパスフィルタ端子に接続される回路において妨害をうけるという問題があり、また、共通端子に高い電圧の静電気が誤って印加されると回路が破壊されるという問題がある。
本発明は、ローパスフィルタ端子及びハイパスフィルタ端子に接続される回路の静電破壊を防止すると共に、帯域間の不要な信号による回路における妨害を防止することを目的とする。
本発明は、上記課題に対応するため、アンテナに接続される共通端子と、所定周波数よりも高域側に位置する複数の高域側周波数帯の信号を入出力する第1の入出力端子と、前記所定周波数よりも低域側に位置する複数の低域側周波数帯の信号を入出力する第2の入出力端子と、前記共通端子と前記第1の入出力端子との間に介挿されるハイパスフィルタと、前記共通端子と前記第2の入出力端子との間に介挿されるローパスフィルタとを備え、前記ハイパスフィルタと前記ローパスフィルタとを前記共通端子側で相互接続し、その接続点と前記共通端子とを結ぶ線路とグランドとの間に前記複数の高域側周波数帯の帯域間又は前記複数の低域側周波数帯の帯域間を減衰するトラップ回路を接続し、前記共通端子を前記トラップ回路を介して直流的に接地した。
また、前記トラップ回路を、互いに並列接続された第1のインダクタンス素子と第1の容量素子とからなる並列共振回路と、前記並列共振回路に直列接続された第2のインダクタンス素子とからなる直並列共振回路で構成した。
また、前記ハイパスフィルタを誘導m型ハイパスフィルタで構成し、前記ローパスフィルタを誘導m型ローパスフィルタで構成した。
また、前記複数の低域周波数帯をGSMシステムの送受信周波数帯と、DCSシステム及びPCSシステムの送受信周波数帯とし、前記複数の高域周波数帯をブルートゥースシステムの送受信周波数帯と、無線LANシステムの送受信周波数帯とした。
請求項1に記載の発明によれば、ハイパスフィルタとローパスフィルタとを共通端子側で相互接続し、その接続点と共通端子とを結ぶ線路とグランドとの間に複数の高域側周波数帯の帯域間又は複数の低域側周波数帯の帯域間を減衰するトラップ回路を接続し、共通端子をトラップ回路を介して直流的に接地したので、帯域間の不要な信号による妨害と、共通端子に印加される静電気とによる破壊とを防止できる。
また、請求項2に記載の発明によれば、トラップ回路を、互いに並列接続された第1のインダクタンス素子と第1の容量素子とからなる並列共振回路と、並列共振回路に直列接続された第2のインダクタンス素子とからなる直並列共振回路で構成したので、減衰量の大きなトラップ回路を簡単に構成できる。
また、請求項3に記載の発明によれば、ハイパスフィルタを誘導m型ハイパスフィルタで構成し、ローパスフィルタを誘導m型ローパスフィルタで構成したので、ハイパス側の帯域とローパス側の帯域とを急峻に分離できる。
また、請求項4に記載の発明によれば、複数の低域周波数帯をGSMシステムの送受信周波数帯と、DCSシステム及びPCSシステムの送受信周波数帯とし、複数の高域周波数帯をブルートゥースシステムの送受信周波数帯と、無線LANシステムの送受信周波数帯としたので、上記の4方式に共用する携帯電話用のダイプレクサを実現できる。
図1は本発明の実施形態の回路構成を示す。アンテナ接続用の共通端子1と第1の入出力端子2との間は所定周波数(例えば2.2GHz)よりも高域側の周波数帯、例えば、ブルートゥース(BTと略す)(ノキア社等の登録商標)システムの送受信周波数帯(帯域は2.4GHz〜2.5GHz)の信号と、無線LANシステムの送受信周波数帯(帯域は4.9GHz〜6.0GHz)の信号とを伝送する。また、共通端子1と第2の入出力端3との間は所定周波数よりも低域側の周波数帯、例えば、GSMシステムの送受信周波数帯(帯域は806MHz〜960MHz)の信号と、DCSシステム及びPCSシステムの送受信周波数帯(帯域は1710MHz〜1990MHz)の信号とを伝送する。
そして、共通端子1と第1の入出力端子2の間にはT型の誘導m型ハイパスフィルタ4が直列に介挿され、共通端子1と第2の入出力端子3との間にはT型の誘導m型ローパスフィルタ5が直列に介挿される。また、導m型ハイパスフィルタ4と誘導m型ローパスフィルタ5とは共通端子1側で相互に接続され、その接続点と共通端子1とを結ぶ伝送路とグランドとの間にトラップ回路6が接続される。
トラップ回路6は、互いに並列接続された第1のインダクタンス素子6aと第1の容量素子6bとからなる並列共振回路と、この並列共振回路に直列接続された第2のインダクタンス素子6cとからなる直並列共振回路で構成される。よって、共通端子1は、直列接続状態の第1のインダクタンス素子6aと第2のインダクタンス素子6cとを介して直流的に接地される。
よって、例えば共通端子1に、誤って高い電圧の静電気が印加されたとしても、このインダクタンス素子6a及び6cによってグランドに放電されるので、静電気は第1の入力量端子2側及び第2の入出力端子3側へ伝送されず、また、伝送されたとしてもそのエネルギーが減衰するので、各入出力端子2、3に接続される回路の静電破壊を防止できる。
また、誘導m型ハイパスフィルタ4は、共通端子1と第1の入出力端子2との間に直列に介挿された第2及び第3の容量素子4a、4bと、これらの接続点とグランドとの間に接続された、直列接続の第3のインダクタンス素子4c及び第4の容量素子4dとから構成される。誘導m型ローパスフィルタ5は、共通端子1と第2の入出力端子3との間に直列に介挿された第4及び第5のインダクタンス素子5a、5bと、これらの接続点とグランドとの間に接続された、直列接続の第6のインダクタンス素子5c及び第5の容量素子5dとから構成される。
トラップ回路6は、第1のインダクタンス素子6aと第1の容量素子6bとによる並列共振周波数よりも高い直列共振周波数を有する。この直列共振周波数(トラップ周波数)を、例えば、BTシステムの送受信周波数帯(2.4GHz〜2.5GHz)と無線LANシステムの送受信周波数帯(帯域は4.9GHz〜6.0GHz)との間の周波数(およそ4.2GHz)となるように設定している。したがって、この周波数がトラップされ、この近傍に存在している不要な信号が減衰する。
図2は共通端子1と第1の入出力端子2との間の伝送特性(Bで示す)と、共通端子1と第2の入出力端子3との間の伝送特性(Aで示す)とを示している。図中の矢印1乃至4はそれぞれGSMシステムの送受信周波数帯(帯域は806MHz〜960MHz)、DCSシステム及びPCSシステムの送受信周波数帯(帯域は1710MHz〜1990MHz)、BTシステムの送受信周波数帯(帯域は2.4GHz〜2.5GHz)、無線LANシステムの送受信周波数帯(帯域は4.9GHz〜6.0GHz)の中心周波数の位置を示す。
図2Bから明らかなように、BTシステムの送受信周波数帯と無線LANシステムの送受信周波数帯との間の周波数(4.2GHz)で減衰する。
図2Bから明らかなように、BTシステムの送受信周波数帯と無線LANシステムの送受信周波数帯との間の周波数(4.2GHz)で減衰する。
なお、トラップ回路6のトラップ周波数を、GSMシステムの送受信周波数帯(帯域は806MHz〜960MHz)とDCSシステム及びPCSシステムの送受信周波数帯(帯域は1710MHz〜1990MHz)との間、例えば、1.3GHz近傍に設定することも可能である。
以上のように。トラップ回路6は、回路の静電破壊の防止と不要な信号による妨害の防止とに兼用できる。
1:共通端子
2:第1の入出力端子
3:第2の入出力端子
4:ハイパスフィルタ
4a:第2の容量素子
4b:第3の容量素子
4c:第3のインダクタンス素子
4d:第4の容量素子
5:ローパスフィルタ
5a:第4のインダクタンス素子
5b:第5のインダクタンス素子
5c:第6のインダクタンス素子
5d:第5の容量素子
6:トラップ回路
6a:第1のインダクタンス素子
6b:第1の容量素子
6c:第2のインダクタンス素子
2:第1の入出力端子
3:第2の入出力端子
4:ハイパスフィルタ
4a:第2の容量素子
4b:第3の容量素子
4c:第3のインダクタンス素子
4d:第4の容量素子
5:ローパスフィルタ
5a:第4のインダクタンス素子
5b:第5のインダクタンス素子
5c:第6のインダクタンス素子
5d:第5の容量素子
6:トラップ回路
6a:第1のインダクタンス素子
6b:第1の容量素子
6c:第2のインダクタンス素子
Claims (4)
- アンテナに接続される共通端子と、所定周波数よりも高域側に位置する複数の高域側周波数帯の信号を入出力する第1の入出力端子と、前記所定周波数よりも低域側に位置する複数の低域側周波数帯の信号を入出力する第2の入出力端子と、前記共通端子と前記第1の入出力端子との間に介挿されるハイパスフィルタと、前記共通端子と前記第2の入出力端子との間に介挿されるローパスフィルタとを備え、前記ハイパスフィルタと前記ローパスフィルタとを前記共通端子側で相互接続し、その接続点と前記共通端子とを結ぶ線路とグランドとの間に前記複数の高域側周波数帯の帯域間又は前記複数の低域側周波数帯の帯域間を減衰するトラップ回路を接続し、前記共通端子を前記トラップ回路を介して直流的に接地したことを特徴とするダイプレクサ。
- 前記トラップ回路を、互いに並列接続された第1のインダクタンス素子と第1の容量素子とからなる並列共振回路と、前記並列共振回路に直列接続された第2のインダクタンス素子とからなる直並列共振回路で構成したことを特徴とする請求項1に記載のダイプレクサ。
- 前記ハイパスフィルタを誘導m型ハイパスフィルタで構成し、前記ローパスフィルタを誘導m型ローパスフィルタで構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のダイプレクサ。
- 前記複数の低域周波数帯をGSMシステムの送受信周波数帯と、DCSシステム及びPCSシステムの送受信周波数帯とし、前記複数の高域周波数帯をブルートゥースシステムの送受信周波数帯と、無線LANシステムの送受信周波数帯としたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のダイプレクサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004080797A JP2005269387A (ja) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | ダイプレクサ |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005269387A true JP2005269387A (ja) | 2005-09-29 |
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ID=35093429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004080797A Withdrawn JP2005269387A (ja) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | ダイプレクサ |
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2004
- 2004-03-19 JP JP2004080797A patent/JP2005269387A/ja not_active Withdrawn
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