JP2005261328A - Diffusion and guide apparatus for fertilizer applicator - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、小形、軽量化を図り、肥料の散布調節域を大きくして作業性を高める肥料散布機の拡散案内装置に関する。 The present invention relates to a diffusion guide device for a fertilizer spreader that is compact and light-weighted and increases workability by increasing a fertilizer spraying adjustment range.
肥料を収容する荷台の前側に上下に高い拡散室と、拡散口を形成し、この拡散室の底部には拡散盤を設け、上部にはビータを設ける。この上部のビータ部と対向する上部拡散口の前方横側には、左右に回動してビータ側部を開閉する拡散案内板を設け、この拡散案内板の下側にはゴム垂れを設けた技術(例えば特許文献1参照)が知られている。
荷台前側の拡散室の上下にビータ、拡散盤を配置し、この拡散室前側の拡散口から前方へ拡散排出する高拡散形態の肥料散布機では、乗用走行形態か、トラクタ等で牽引する大形の作業機形態となるもので、歩行操作作業形態では、前方の肥料拡散口からの散布状態を見通すことが困難である。この発明は、これら前部の拡散口、及び拡散室の高さを低くして、この上側部にホッパーを配置することにより、機体の全長を短くして、拡散口前方の肥料拡散状態を見易くし、作業操作性を容易化するものである。 In a high-diffusion type fertilizer spreader that arranges beaters and diffusers above and below the diffusion chamber on the front side of the loading platform and diffuses and discharges forward from the diffusion port on the front side of this diffusion chamber, it is a large type that is pulled by riding or tractor In the walking operation work form, it is difficult to foresee the sprayed state from the front fertilizer diffusion port. The present invention reduces the overall length of the fuselage by making the height of the front diffusion port and the diffusion chamber low and placing a hopper on the upper side, making it easy to see the state of fertilizer diffusion in front of the diffusion port. In this way, work operability is facilitated.
請求項1に記載の発明は、肥料ホッパー1の底面に形成される繰出口2部に、前後方向へ開閉摺動するシャッター3と、この繰出口2から落下される肥料を受けて回転拡散する拡散盤4、及びこの拡散室5を設け、この拡散盤4の回転によって肥料を放出させる拡散口6の前方横側部には、この拡散口6幅の内外に回動可能で、かつこの拡散室5の外側部に折畳収納可能の拡散案内板7を設けたことを特徴とする肥料散布機の拡散案内装置の構成とする。ホッパー1に供給された肥料は、この底部の繰出口2のシャッター3の開きによって、下側の拡散室5内へ繰出落下される。この肥料は拡散盤4の回転によって前側の拡散口6から前方下の土壌面に拡散される。このとき拡散口6の左右両側部では、拡散案内板7でこの放出肥料の拡散域を案内して、所定の散布幅域を決めて案内することができる。この拡散案内板7の前方への突出が邪魔になるときは、この拡散案内板7を外側へ回動して折畳んだ形態として収納させる。
According to the first aspect of the present invention, a
請求項2に記載の発明は、前記拡散案内板7の内側面には、拡散口6よりも高位にわたるゴム板8を敷設したことを特徴とするものである。拡散口6から前方へ拡散排出される肥料は、この拡散案内板7の内面のゴム板8面に摺動案内される。このため、拡散幅を調節したとき、この拡散案内板7の継目がゴム板8で被覆されて、肥料の引っ掛り等の抵抗を少なくして円滑な拡散排出を行わせることができる。又、このゴム板8の高さが拡散口6の上側部にわたるように形成されて、拡散盤4による拡散放出域が拡散口6上側位置になっても外側への飛散を少なくすることができる。シャッター3を前側へ操作して、拡散口6の前側に突出する構成としても、拡散案内板7には直接当接せず、ゴム板8の上端縁部に当接させることができ、構成を簡単化することができる。
The invention according to
請求項1に記載の発明は、ホッパー1の直下に繰出口2や、シャッター3、拡散盤4、及び拡散室5等が低く形成されるため、このホッパー1及び全体の高さを低くして、拡散口6前方の肥料散布域を容易に見通すことができ、肥料散布機の構成を小形、軽量化することができ、作業操作性を容易にすることができる。又、この拡散口6前方横側の拡散案内板7の左右回動によって、拡散盤4により拡散放出される肥料を直接案内して目的の散布幅域内に落下散布させることができ、この拡散域を広くしたり、拡散の邪魔になるとき等では、この拡散案内板7を拡散室5の外側へ折畳むことができ、これら拡散室5及び拡散案内板7の高さを低く形成して、軽量、簡単にすることができる。
In the first aspect of the present invention, since the
請求項2に記載の発明は、拡散案内板7の内側面には、ゴム板8が拡散口6よりも高くして形成されるため、肥料の拡散案内を円滑に行わせると共に、この拡散案内板7の構成を簡単化することができ、高さを低くして、軽量化できる。しかも、シャッター3の前端部が拡散口6の上端から前方に突出する形態としても、拡散案内板7自体の高さは低くできるために当接することがない。
According to the second aspect of the present invention, since the
図例に基づいて、肥料散布機は、左右一対のクローラ9を有して走行できる車体10上に、前端部に供給ホッパー1を搭載し、後部にエンジン11を搭載すると共に操縦ハンドル12を配置して、ハンド走行形態に構成している。このエンジン11によってクローラ9を伝動して駆動走行し、供給ホッパー1下の拡散盤4や、ホッパー1内の繰出羽根軸14、及びビータ軸15等を駆動回転して肥料を繰出散布することができる。この供給ホッパー1は、車体10の前端部上にあって前壁16部が前方にオーバハングする形態にして搭載される。この前壁16と後壁17とは比較的急勾配に形成されて、収容肥料が流下され易い形態としている。この後壁17の上部に位置する上部後壁18は緩傾斜にして収容量を大きくできる形態とし、内側には、ダンパ軸19の周りに前後に回動できるダンパプレート20が設けられ、このダンパプレート20で受ける肥料をダンプ作用によって前側のビータ軸15側へ流下させる。前壁16上部は開口部21が形成されて、下端のゲート軸22周りに前側下部へ開くことのできるゲート23が設けられて、肥料のホッパー1内への供給、投入を行い易くしている。これらホッパー1の前壁16や後壁17に対向する左右両側壁24部は直立に平行状で、この上部の上部側壁25部は左右両側に傾斜して収容量を大きくするように形成している。このホッパー1の下端部には車体10幅にわたって広く繰出口2が形成される。
Based on the example, the fertilizer spreader has a supply hopper 1 mounted at the front end, an
前記供給ホッパー1の繰出口2の下側には、前後摺動されて開閉されるシャッター3が設けられ、この下側に拡散盤4を配置した拡散室5が設けられる。この拡散盤4は、上下方向の拡散軸27の周りに回転されるもので、拡散室5内に左右両側部に配置され、上面には拡散羽根28を有し、上方の繰出口2から繰出される肥料を受けて回転しながら前側の拡散口6から圃場面に散布するものである。シャッター3は、繰出口2と略同様に幅広く形成されて、前半部に閉鎖板部30を形成し、後半部にこの繰出口2と重合可能のシャッタ口部31を形成し、左右外側部に沿ってシャッタフランジ32を形成する。前記拡散室5を構成する拡散カバー33の上部を外側へ膨出させて摺動溝34を形成し、この摺動溝34にシャッター3のシャッタフランジ32を嵌合案内させる。この摺動溝34の下側には合成樹脂製のレール35が設けられて、このレール35上面にシャッタフランジ32を摺動させる。前記供給ホッパー1の前、後壁16,17の下縁36,37は前後水平状に折曲げられていて、この下面にシャッター3の上面閉鎖板部30が摺接して、これら前後部への肥料の挾込みを防止する。これら供給ホッパー1の下縁36,37とシャッター3との間隔は、前記レール35の取付案内高さの調整によってできるだけ発生しないように設定することができる。又、ホッパー1後側の下縁37の下側には、前記拡散カバー33側から起立のカバー縁38を形成し、この上端にインシュレータ39を取付けて、ホッパー1の後壁17下縁37の下面に圧接させて、拡散室5内と後側外部との間を仕切って、拡散肥料の飛出を防止する。
A
前記ホッパー1後方の操縦ハンドル12部近傍には車体走行伝動を入り切りする走行クラッチの走行クラッチレバー40や、拡散盤4等を伝動して肥料の繰出散布を行わせる作業クラッチの作業クラッチレバー41、走行変速を行う変速レバー42、及び前記シャッター3を開閉するシャッタレバー13等を配置する。前記シャッター3を開閉するシャッタレバー3は、エンジン11の右横側の支持ブラケット43にレバー軸44周りに前後回動可能に設けられる。このシャッタレバー13と支持ブラケット43との間には、摩擦ディスク形態のブレーキディスク45が設けられて、このシャッタレバー13の前後操作位置を適宜係止維持でき、作業者はこのブレーキディスク45のブレーキ力に抗して強制回動して前後に回動操作することができる。アーム比変更機構26は、このシャッタレバー13と一体のレバーアーム46に形成のロッド穴47,48と、前方車体10上のリンクアーム49との間は、ターンバックル50を有して長さ調節可能のリンクロッド51で連結される。このリンクアーム49のアーム軸52には、このリンクアーム49よりも長いリンクアーム53が左右両側端部に設けられて、この各リンクアーム53の先端部と、前記シャッター3の後端左右両側端部との間をリンクロッド54,55で連結する。このうち左側のリンクロッド54にはターンバックル56が設けられていて、リンクロッド54の長さを調節することができ、この調節によってシャッター3の前後位置を調整して左右の傾きを修正することができると共に、このシャッター3の開閉操作を円滑に行わせる。
In the vicinity of the
この肥料散布機は、主として堆、厩肥の散布に用いられるが、これらの他に細い粉粒体である化成肥料や石灰類の散布をも可能とする。この化成肥料等の散布のためには、繰出口2の開度を絞る必要がある。ここで、堆、厩肥を散布するときは、前記リンクロッド51をレバーアーム46のロッド穴47に係合して、シャッター3の前後移動量を大きくして、このシャッター3による繰出口2の開度を大きくすることができ、又、化成肥料等の散布をするときは、リンクロッド51をレバーアーム46のロッド穴48に係合することによって、シャッター3の前後移動量を小さくして、繰出口2の開度を小さくすることができる構成としている。シャッタレバー13は前後方向へ一定角域にわたって操作することができ、この前側への回動操作によって繰出口2を開き、後側への操作で閉じることができる。又、シャッター3の開閉作動位置は、前記リンクロッド51のターンバックル50の調節操作によって調整できる。
This fertilizer spreader is mainly used for spreading compost and manure, but in addition to these, it is also possible to spray chemical fertilizers and limes which are fine powder particles. In order to disperse this chemical fertilizer and the like, it is necessary to reduce the opening of the
前記拡散カバー33の下面には、拡散軸27部の下側に伝動ケース57が取付けられて、拡散ブロック29が構成される。この拡散ブロック29の後側面には、伝動ケース57の後面と拡散カバー33の後部下面とによる段差部58を形成する。この拡散ブロック29を搭載する車体10の前端部には支持フレーム60を突出して、これら車体10の前端上面と支持フレーム10上面とによる段差部59を形成する。これら拡散ブロック29の段差部58を車体10側の段差部59上に、前側から合せるようにして搭載し、ボルト締め等によって着脱可能に取付ける(図5)構成により、拡散ブロック29の着脱、位置決め、メンテナンス等を簡単にすることができる。前記ホッパー1はこの拡散ブロック29上に着脱される。
On the lower surface of the
前記拡散ケース33の左右両側には、拡散案内板7が取付けられ、中央部には分流板61が設けられる。この拡散案内板7は、拡散ケース33の外側部に固定する取付部71と、この取付部71前端のヒンジ62及びピン74周りに左右方向へ回動可能の中間部72と、この中間部72前端のヒンジ63周りに左右方向へ回動可能の先端部73等から構成される。これらの内側面に沿ってゴム板8が敷設される。これら取付部71、中間部72,75及び先端部73等は断面アングル状に形成して、このアングル形態の底辺部76の前後端部に円弧状の案内穴77を形成し、この案内穴77の重合部をボルト70締めで締付固定している。又、該アングル形態の各垂直辺部78は、前記拡散口6の高さ内に形成されて、ゴム板8をこれらの内側面に沿って敷設して、上端をこれら垂直辺部78上方へ突出させて、拡散口6上側のシャッター3の高さ位置に対向する。このゴム板8は、取付部71と中間部72の内側面にわたって敷設される後部81と、先端部73の内側面に敷設される前部82とから構成され、これらの前後端部は適宜幅にわたって重合させている。ゴム板8は適宜の弾性を有するもので、拡散肥料の付着を防止する。このゴム板8としてポリエチレンシートのような合成樹脂製とすることもできる。
このような拡散案内板7は、各ヒンジ62,63の周りに左右に回動させて、拡散口6から放出される肥料の拡散案内角度を変えることができる。拡散域幅を標準位置Aに設定するときは、左右の拡散案内板7は機体の直進方向と平行状に前方へ直線状に突出させる。拡散幅を狭くする狭幅位置Bに設定するときは、この中間部72と先端部73をヒンジ62,63の周りに内側へ回動して、このヒンジ62,63部をボルト等で締付けることによって固定する。又、拡散幅を標準位置Aよりも広くしたり、更にこの拡散案内板7を標準位置Aから外側へ回動して、拡散室5の外側に沿う形態に収納Cさせる。
Such a
前記分流板61は、左右の拡散盤4間に位置する仕切板64の前端部に設けられて、拡散盤4によって拡散放出される肥料を左右両側方に分流させるようにして放出させる。この分流板61は三角形態に構成されて、この分流板61は前記拡散カバー33の取付ブラケット67に対して長穴68に嵌合するセットボルト69の締付けで上下取付位置を調節することができる。この分流板61の高さ調節によって、左右両側方へ分流案内される分散量と、この分流板61直下を前方へ放出される中央放出量とを調節して、左右幅全面に対する拡散分布状態を調整することができる。
The
1 ホッパー
2 繰出口
3 シャッター
4 拡散盤
5 拡散室
6 拡散口
7 拡散案内板
8 ゴム板
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
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Priority Applications (1)
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JP2004080125A JP2005261328A (en) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | Diffusion and guide apparatus for fertilizer applicator |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101206861B1 (en) | 2012-03-08 | 2012-11-30 | 유한회사 대성이엔지 | Apparatus spraying fertilizer |
CN114868499A (en) * | 2022-06-16 | 2022-08-09 | 湖北省鄂东南基础工程有限公司 | Mining area side slope three-dimensional greening ecological restoration device and method thereof |
-
2004
- 2004-03-19 JP JP2004080125A patent/JP2005261328A/en active Pending
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KR101206861B1 (en) | 2012-03-08 | 2012-11-30 | 유한회사 대성이엔지 | Apparatus spraying fertilizer |
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CN114868499B (en) * | 2022-06-16 | 2023-07-28 | 湖北省鄂东南基础工程有限公司 | Mining area side slope three-dimensional greening ecological restoration device and method thereof |
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A02 | Decision of refusal |
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