JP2005253299A - 電気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自然環境を破壊することなくかつ安定して電気エネルギーを供給することができ、しかもコンパクト化が可能な発電装置を提供することを目的とする。
【解決手段】交番磁界に加えて進行磁界を生じさせる一次巻線と、この一次巻線により生ずる交番磁界および進行磁界に鎖交するように配される二次巻線とを具えており、前記一次巻線が、間欠的な直流又は交流により前記磁界を生じさせ、二次巻線が、起電力を誘導するために、前記磁界に鎖交するように配されており、前記装置は、さらに第1の鉄心部及び互いに磁気的に結合される第2の鉄心部で構成された鉄心と、前記鉄心部間に形成された複数のスロット又は前記鉄心部間に形成された円環状溝とを備えており、一次及び二次巻線がスロット又は円環状溝に配設されている構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気装置に関し、より詳しくは誘導された電気エネルギーを、例えば変換器,負荷回路などに供給する電気エネルギー源としての電気装置(発電装置)に関するものである。
従来、この種の発電装置としては、次のようなものがある。
a)高い所にある水の落下エネルギーを利用して電気エネルギーを生じさせる水力発電装置。
b)石炭、重油、可燃ガスのような燃料の熱エネルギーを利用して電気エネルギーを生じさせる火力発電装置。
c)核分裂の過程の反応のよる放出エネルギーを利用して電気エネルギーを生じさせる原子力発電装置。
d)太陽熱エネルギーまたは太陽光エネルギーの太陽エネルギーを利用して電気エネルギーを生じさせる太陽発電装置。
e)風力エネルギーを利用して電気エネルギーを生じさせる風力発電装置。
f)低エネルギー含量の生成物を与える化学反応が起こることにもとづく化学エネルギーを利用して電気エネルギーを生じさせる化学発電装置、いわゆる電池。
しかしながら、前述された各発電装置においては、次のような問題点がある。水力発電装置にはダム建設による自然環境上の、また火力発電装置には二酸化炭素,NOx,SOxのような排気ガスによる大気汚染にもとづく自然環境上の、更には原子力発電装置には核事故および核廃棄物による自然環境上の、加えて電池には化学反応に用いる水銀,ニッケル,カドニウムなどの重金属の廃棄処理にもとづく自然環境上の問題点がある。
一方、太陽発電装置および風力発電装置は、自然環境には悪影響を与えないが、太陽発電装置では年間において利用できる日数が制限されるために、また風力発電装置では風力エネルギーの間欠性のために電気エネルギーの安定供給上の問題点がある。
本発明による電気装置(発電装置)は、前述された目的を達成するために、交番磁界に加えて進行磁界を生じさせる一次巻線と、この一次巻線により生じる交番磁界および進行磁界に鎖交するように配される二次巻線とを具えることである。
このように構成すれば、一次巻線に流れる励磁電流による交番磁束によって生じる交番磁界および進行磁界により、二次巻線にはその交番磁界による起電力と、更にはその進行磁界による起電力とが誘導される。しかも、交番磁界にもとづき二次巻線に誘導される起電力は、一次巻線に励磁電流を流すために供給された電力から銅損、鉄損などの若干の損失を差引いたものとほぼ等しくなることから、二次巻線には回転磁界にもとづき誘導される起電力とも相俟って一次巻線に供給された電力により、大なる起電力が誘導される。
したがって、自然環境を破壊することなくかつ安定して電気エネルギーを供給することができ、しかもコンパクト化が可能である。前記二次巻線に誘導される起電力の少なくとも一部を前記一次巻線に供給するように構成してもよい。
本発明の電気装置は、交番磁界に加えて進行磁界を生じさせる一次巻線と、この一次巻線により生ずる交番磁界および進行磁界に鎖交するように配される二次巻線とを具える電気装置であって、
前記一次巻線が、間欠的な直流又は交流により交番磁界及び進行磁界を生じさせ、
前記二次巻線が、起電力を誘導するために、前記一次巻線により生ずる交番磁界および進行磁界に鎖交するように配されており、
前記装置は、制動巻線を有さず、さらに第1の鉄心部及び互いに磁気的に結合される第2の鉄心部で構成された鉄心と、前記第1及び第2の鉄心部間に形成された複数のスロット又は前記第1及び第2の鉄心部間に形成された円環状溝とを備えており、前記一次巻線及び二次巻線が相巻線で構成され、前記一次巻線と二次巻線とが前記スロット又は円環状溝に配設されている。前記一次巻線は二次巻線と対になってスロット又は円環状溝に配設されていてもよい。前記電気装置は、複数の一次巻線と、この一次巻線に隣接して配された複数の二次巻線とを備えており、各一次巻線が各二次巻線と対になって、スロット又は円環状溝に配設されていてもよい。
電気装置において、鉄心は、円環筒状鉄心部と、この円環筒状鉄心部の中空部に配され、互いに磁気的に結合された円柱状鉄心部と、前記円環筒状鉄心部と円柱状鉄心部との間に形成され、かつ周方向に間隔をおいてそれぞれ形成された複数のスロットとで構成されており、一次巻線と二次巻線とが前記スロットに配設されていてもよい。このような電気装置では、複数のスロットのそれぞれが、円環筒状鉄心部と円柱状鉄心部との間に軸線方向に沿って形成され、かつ等間隔に周方向に形成されていてもよい。また、円環筒状鉄心部と円柱状鉄心部とは回転不能に嵌合されていてもよい。電気装置は、円環筒状鉄心部と、円柱状回転子の形態で配された円柱状鉄心部とを備えており、前記円環筒状鉄心部及び円柱状鉄心部の一方が、回転軸を中心にして他方に対して回転可能に配されていてもよい。円環筒状鉄心部及び円柱状鉄心部の少なくとも一方は、これらの鉄心部間において、少なくとも一方の面に等間隔に軸線方向に沿って形成された切込溝を有しており、一方の鉄心部に形成された切込溝には、スロット間に形成された他方の鉄心部の突出部が嵌入されていてもよい。円環筒状鉄心部及ぶ円柱状鉄心部は、円形状薄鋼板を積層して形成されており、一次巻線及び二次巻線が、それぞれ、三相巻線で構成されているとともに、Y結線又はΔ結線の三相対称巻で配されていてもよい。
電気装置は、相巻線で構成された一次巻線と、相巻線で構成された二次巻線とを備えており、前記一次巻線及び二次巻線が、二相又は多相対称巻でスロットに配設されていてもよい。一次巻線及び二次巻線は、それぞれ、Y結線又はΔ結線の形態で配された多相巻線で構成されていてもよい。一次巻線には、間欠的な直流,単相交流,二相交流,または三相交流を含む多相交流を与えてもよい。前記一次巻線および二次巻線は、同一磁気回路に配設されていてもよい。前記進行磁界は、回転磁界であってもよい。一次巻線は所定の相数を有する多相対称巻であってもよい。
前記電気装置において、一次巻線は、三相対称巻を含む多相の対称巻であり、かつ4極巻を含む多極巻であってもよい。二次巻線は、前記一次巻線と同相数の対称巻であってもよい。また、前記電気装置において、多相交流の周期を短くして交番磁界の交番数および回転磁界の回転数を大としてもよい。
電気装置では、一次巻線および二次巻線の巻数比によって、この二次巻線に誘導される起電力の電圧・電流を調節してもよい。本発明の電気装置では、二次巻線に誘導される起電力の少なくとも一部を一次巻線に供給してもよい。
本発明には、二次巻線からの誘導効率を向上させるための請求項1記載の電気装置の使用、及び二次巻線からの誘導効率を向上させるための方法であって、前記電気装置の一次巻線に、間欠的な直流又は交流を供給する誘導効率の向上方法も含まれる。
なお、前記一次巻線により生じる交番磁界、および回転磁界含む進行磁界は、直流,単相交流,二相交流,または三相交流を含む多相交流より生じ得る。ところで、前記進行磁界が例えば回転磁界であるとして、前記直流,単相交流,二相交流,または三相交流を含む多相交流によって生じる交番磁界の交番数および回転磁界の回転数を、例えば直流の場合は断続的に流す直流の周期を短くして、また単相交流,二相交流および多相交流の場合はその交流の周期を短くして周波数を大きく(高く)すれば、前記二次巻線に誘導される起電力が大きくなる。また、前記一次巻線が、三相を含む多相の対称巻でかつ4極巻を含む多極巻であるように構成すれば、多相巻の相数および多極巻の極数が増すにつれて前記二次巻線に誘導される起電力が大きくなる。なお、この場合に前記二次巻線は、前記一次巻線と同相数の対称巻であることが好ましい。なお、進行磁界が回転磁界と異なる場合も同様のことが言える。
また、前記二次巻線に誘導される起電力の電圧・電流は、前記一次巻線および二次巻線の巻数比によって調節することが好ましい。なお、前記一次巻線および二次巻線は同一磁気回路に配設され、更には前記一次巻線および二次巻線の各対応する巻線部分が前記同一磁気回路を構成する鉄心に近接して配設されることが好ましい。
なお、前記回転磁界の回転軸芯に回転軸を有して前記一次巻線および二次巻線側を固定子としその回転磁界により誘導される電流にもとづき回転駆動される回転子を設けるように、または前記一次巻線および二次巻線側を前記回転磁界の回転軸芯に回転軸を有する回転子とし、この回転子を前記回転磁界により誘導される電流にもとづき回転駆動させる固定子を設けるように構成すれば、発電装置に加えて誘導電動機としても用いることができる。また、前記一次巻線および二次巻線を一次側とし、前記進行磁界により誘導される電流にもとづき前記一次側に対して相対的に移動される二次側を設けるように構成すれば、発電装置に加えてリニアモータとしても用いることができる。
本発明によれば、自然環境を破壊することなくかつ安定して電気エネルギーを供給し得る。したがって、従来の水力発電装置,火力発電装置,原子力発電装置,太陽発電装置,風力発電装置、電池などに替わって電気エネルギーを供給することができることは勿論、特にその電気エネルギーでもってモータを駆動させているような民生用を含め全ての電気機器において極めて有用である。
本発明の他の目的は、後述される詳細な説明から明らかにされる。しかしながら、詳細な説明および具体的実施例は最も好ましい実施態様について説明するが、本発明の精神および範囲内の種々の変更および変形はその詳細な説明から当業者にとって明らかであることから、具体的例としてのみ述べるものである。
本発明では、自然環境を破壊することなくかつ安定して電気エネルギーを供給することができ、しかもコンパクト化が可能である。
次に、本発明による発電装置の具体的各実施例につき順次に図面を参照しつつ説明する。
〔第1実施例−三相交流2極集中(全節)巻〕
図1および図2において、鉄心10は、円柱状鉄心部10Aと、この円柱状鉄心部10Aがその中空部に嵌合されその円柱状鉄心部10Aと互いに磁気的に結合される円環筒状鉄心部10Bとより構成されている。この円柱状鉄心部10Aは、円形状薄鋼板を積層して造られているとともに、外周面側には周方向に等間隔にかつその軸線方向に沿う6個のスロット11が形成されている。また、円環筒状鉄心部10Bは、同様に円環状薄鋼板を積層して造られているとともに、内周面側には周方向に等間隔にかつその軸線方向に沿い円柱状鉄心部10Aのスロット11間における突出部12の先端側が嵌入される6個の切込溝13が形成されている。こうして、円柱状鉄心部10Aの突出部12を円環筒状鉄心10Bの切込溝13に沿って嵌入させながら円環筒状鉄心部10Bの中空部に円柱状鉄心部10Aを嵌合させることで鉄心10が組立られている。
前記円柱状鉄心部10Aのスロット11内における奥側には、図3(a)に示されているように三相交流電源14に接続されている一次巻線15であるU1相巻線15A,V1相巻線15BおよびW1相巻線15CがY結線の三相対称巻でもって図3(b)に示されているように配され嵌入されている。また、スロット11内における手前側には、図3(a)に示されている二次巻線16であるU2相巻線16A,V2相巻線16BおよびW2相巻線16Cが同様にY結線の三相対称巻でもって図3(c)に示されているように配され嵌入されている。なお、図2および図3(b),(c)における符号(1)〜(6)はスロット番号を示している。
こうして、一次巻線15であるU1相巻線15A,V1相巻線15BおよびW1相巻線15Cに三相交流電源14から励磁電流として平衡三相交流ia1,ib1,ic1を流すと、これら平衡三相交流ia1,ib1,ic1によって生じる交番磁束により図4に示されているように各交番磁界17と、平衡三相交流ia1,ib1,ic1の1サイクルの間に時計方向に1回転する進行磁界の一種である回転磁界18とが生じる。一方、これら各交番磁界17および回転磁界18に二次巻線16であるU2相巻線16A,V2相巻線16BおよびW2相巻線16Cが鎖交され、これらU2相巻線16A,V2相巻線16BおよびW2相巻線16Cには各交番磁界17および回転磁界18による起電力が誘導されて図3(a),(c)に示されているように平衡三相交流ia2,ib2,ic2が流れる。
このように、二次巻線16に誘導される起電力は、一次巻線15による交番磁界17、更には回転磁界18による誘導起電力が相加わり、しかも交番磁界17にもとづき二次巻線16に誘導される起電力は一次巻線15に流した平衡三相交流ia1,ib1,ic1の電力から銅損、鉄損などの若干の損失を差引いたものとほぼ等しくなることから、一次巻線15に供給した電力により、大となる。
なお、本実施例においては2極集中(全節)巻の場合について説明したが、2倍の個数のスロット11'にしてそれらスロット11'に図5(a),(b),(c)に示されているように例えば重ね巻で一次巻線15'であるU1相巻線15A',V1相巻線15B'およびW1相巻線15C'と二次巻線16'であるU2相巻線16A',V2相巻線16B'およびW2相巻線16C'とを配すれば4極集中(全節)巻となり、図6に示されているように4極回転磁界18'を生じ、平衡三相交流ia1,ib1,ic1の2サイクルの間に時計方向に1回転する。同様にして6極以上の回転磁界を得ることができる。このように回転磁界を多極にすれば、多極にすればする程二次巻線16,16'に誘導される起電力は大となる。
本実施例においては集中(全節)巻の場合を説明したが分布(全節)巻の場合には、例えば4極分布(全節)巻においては36個のスロット11"に図7(a),(b),(c)に示されているように例えば重ね巻で一次巻線15"であるU1相巻線15A",V1相巻線15B"およびW1相巻線15C"、更には二次巻線16"であるU2相巻線16A",V2相巻線16B"およびW2相巻線16C"を配すれば良い。他は、前述と同様である。
なお、図5(a),(b),(c)および図7(a),(b),(c)における符号(1)〜(12)、(1)〜(36)は、同様にスロット番号を示している。
〔変形例〕次に、前述の三相交流4極分布(全節)巻の電気装置(発電装置)を例にして、この発電装置を誘導電動機としても用いる場合について説明する。
図8および図9において、上下壁を有する円筒形状の固定子枠20内に同軸状にその固定子枠20に固定されて円環筒状鉄心21が設けられている。この円環筒状鉄心21の内周面側には、周方向に等間隔にかつその軸線方向に沿って36個のスロット22が形成されている。これらスロット22内における奥側に一次巻線23を配し、手前側に二次巻線24を配して前述の通りに三相交流4極分布(全節)巻の三相対称巻でかつ重ね巻でそれら一次巻線23および二次巻線24が配設されている。
ところで、円環筒状鉄心21内の中空部には、回転磁界の軸芯に位置して固定子枠20の上下壁に設けられている各孔25,26に各ベアリング27,28を介して回転自在に支持されている回転軸29を有する円柱状導体30が設けられている。こうして、円環筒状鉄心21側を固定子とし、また円柱状導体30側を回転子として一次巻線23により生ずる回転磁界によってその円柱状導体30の表面側に誘導される電流にもとづく誘導磁界によりそれら回転磁界と誘導磁界とによる電磁力でもって回転子としての円柱状導体30が回転される。なお、二次巻線24には前述の通りに一次巻線23に供給した電力により、大なる起電力が誘導されることは言うまでもない。
また、図10および図11に示されているように、円筒形状の固定子枠20'内に同軸状にその固定子枠20'の下壁に固定される円環筒状鉄心21'を設け、この円環筒状鉄心21'の外周面と固定子枠20'の内周面との間の円環筒状空間に遊嵌される円環筒状導体30'を設けるようにしても良い。この場合に、円環筒状鉄心21'の外周面側にスロット22'が形成される他は円環筒状導体30'の回転軸29'が円環筒状鉄心21'の中空部において回転磁界の軸芯に位置されるなどは前述と同様である。
なお、3相交流4極分布(全節)巻の場合を例にして説明したが、前述の3相交流2極集中(全節)巻、4極集中(全節)であっても良いことは言うまでもない。また、円環筒状鉄心21,21'側を固定子とし、円柱状導体30,円環筒状導体30'側を回転子として説明したが、円環筒状鉄心21,21'に回転軸を有させてその円環筒状鉄心21,21'側を回転子とし、円柱状導体30,円環筒状導体30'側を固定子としても良い。
本実施例においては、スロット11,11',11",22,22'内における奥側に一次巻線15,15',15",23を配し、手前側に二次巻線16,16',16",24を配したが、逆に一次巻線15,15',15",23を手前側に二次巻線16,16',16",24を奥側に配しても良く、一次巻線15,15',15",23および二次巻線16,16',16",24を手前側,奥側に区別なく配しても良い。また、Y結線の三相対称巻の場合について説明したが△結線の三相対称巻であっても良い。さらに、重ね巻の場合について説明したが波巻または鎖巻であっても良く、また全節巻の場合について説明したが短節巻であっても良く、言うなれば如何なる巻線方法であっても良い。
本実施例においては、鉄心10,10',10” ,21,21'を薄鋼板を積層して造ったが、巻いて造っても良く、塊状であっても良く、フェライトを焼固して造っても良く、言うなれば磁性体で構成されるものであれば如何なるものであっても良い。
〔第2実施例−単相交流コンデンサ分相形4極分布(全節)巻〕
図12(a),(b),(c)において、鉄心40は、第1実施例の場合と同様に円柱状鉄心部40Aと、この円柱状鉄心部40Aがその中空部に嵌合されその円柱状鉄心部40Aと互いに磁気的に結合される円環筒状鉄心部40Bとより構成されている。この円柱状鉄心部40Aの外周面側に周方向に等間隔にかつその軸線方向に沿って形成されている16個のスロット41内における奥側には、図13において示されているように単相交流電源42に接続されている一次巻線43である単相巻線の主巻線43Aとコンデンサ44を有する補助巻線43Bとが2相対称巻、重ね巻かつ全節巻でもって図示されているように両主巻線43Aおよび補助巻線43B間に電気的に90°の位相角があるようにして配され嵌入されている。また、スロット41内における手前側には、図13に示されている二次巻線45である単相巻線の主巻線45Aとコンデンサ46を有する補助巻線45Bとが同様に二相対称巻,重ね巻かつ全節巻でもって両主巻線45Aおよび補助巻線45Bに電気的に90°の位相角があるように配され嵌入されている。
こうして、一次巻線43に単相交流電源42から励磁電源として単相交流i1を流すと主巻線43Aおよび補助巻線43Bに流れる各電流i1a,i1bによって生じる交番磁束により各交番磁界と、両主巻線43Aおよび補助巻線43B間の電流i1a,i1bの位相差により単相交流i1 の1サイクル間に1回転する回転磁界が生じる。一方、これら各交番磁界および回転磁界により二次巻線45である単相巻線の主巻線45Aおよび補助巻線45Bが鎖交され、起電力が誘導されて単相交流i2 が流れる。このようにして、第1実施例の場合と同様に一次巻線43に供給した電力により、大きな起電力が二次巻線45に誘導される。
なお、本実施例においても、第1実施例の場合と同様に、一次巻線43および二次巻線45をスロット41内において、逆に一次巻線43を手前側に、また二次巻線45を奥側に配しても良く、手前側,奥側に区別なく配しても良い。また、重ね巻の場合について説明したが波巻または鎖巻であっても良く、また全節巻の場合について説明したが短節巻であっても良く、言うなれば如何なる巻線方法であっても良い。また、鉄心40を、第1実施例と同様に薄鋼板を積層して造っても良く、巻いて造っても良く、また塊状であっても良く、更にはフェライトを焼固して造っても良く、言うなれば磁性体で構成されるものであれば如何なるものであっても良い。
ところで、単相交流コンデンサ分相形においても、第1実施例における変形例において説明したように、同様の構成にすることにより発電装置を誘導電動機として用いることができる。
なお、コンデンサを用いずに主巻線および補助巻線におけるリアクタンスに差を設けることによる、あるいは90°の位相角がある2相交流による回転磁界も前述の単相交流コンデンサ分相形と同じように交番磁界および回転磁界が生じ、一次巻線に供給した電力により、大なる起電力が二次巻線に誘導されるとともに、誘導電動機としても用いることができることは言うまでもない。
〔第3実施例−単相交流くまとりコイル形2極巻〕
図14において、鉄心50は、U字状鉄心部50Aと、このU字状鉄心部50Aの両端辺部間の中空部に嵌合されてそのU字状鉄心部50Aと互いに磁気的に結合されるX字状鉄心部50Bとより構成されている。これらU字状鉄心部50AおよびX字状鉄心部50Bは、U字状およびX字状の薄鋼板を積層して造られているとともに、U字状鉄心部50Aの両端辺部における各内側にはX字状鉄心部50Bの先端側が嵌入される各2個の切込溝51が形成されている。こうして、X字状鉄心部50Bの各先端側をU字状鉄心部50Aの各切込溝51に沿って嵌入させながらU字状鉄心部50Aの両端辺部間の中空部にX字状鉄心部50Bを嵌合させることで鉄心50が組立てられている。
前記U字状鉄心部50Aの中間辺部には図15に示されているように単相交流電源52に接続されている一次巻線53が巻回されている。また、X字状鉄心部50Bには、図15に示されている二次巻線54である第1および第2の巻線54A,54Bが互いに交差するように巻回されている。さらに、X字状鉄心部50Bには、図15においてそのX字状鉄心部50Bに反時計方向に回転する回転磁界が生じるように、例えば銅製の一対のくまとりコイル55,56が図示されるように配設されている。
こうして、一次巻線53に単相交流電源52から単相交流i1 を流すと、この単相交流i1によって生じる交番磁束により交番磁界と、一対のくまとりコイル55,56による磁束を遅らす作用とが相俟って単相交流i1 の1サイクル間に1回転する回転磁界が生じる。一方、これら交番磁界および回転磁界により二次巻線54である第1および第2の巻線54A,54Bが鎖交され、起電力が誘導されて単相交流i2a,i2bが流れる。このようにして、第1および第2実施例の場合と同様に一次巻線53に供給した電力により、大きな起電力が二次巻線54に誘導される。
なお、本実施例においては、U字状鉄心部50AおよびX字状鉄心部50Bより構成されている鉄心50の場合について説明したが、図16に示されているように鉄心50'を変形U字状鉄心部50A'と、この変形U字状鉄心部50A'の両端辺部間の中空部に遊嵌状態に配設される円形(柱)状鉄心部50B'とより構成しても良い。これら変形U字状鉄心部50A'および円形(柱)状鉄心部50B'は変形U字状および円形状の薄鋼板を積層して造られ、また変形U字状鉄心部50A'の中間辺部に一次巻線53'が巻回され、更には円形(柱)状鉄心部50B'には二次巻線54'である第1および第2の巻線54A',54B'が互いに交差するように巻回されているなどは、前述の場合と同様である。なお、符号57は空隙であるとともに、符号58,59はくまとりコイルである。
ところで、二次巻線54,54'を図17に示されているように第1乃至第3の巻線54A",54B",54C"より構成して第1の巻線54C"をU字状鉄心部50Aまたは変形U字状鉄心部50A'の中間辺部に巻回されている一次巻線53,53'上または下に巻回し、第2および第3の巻線54A",54B"を前述の第1および第2の巻線54A,54B,54A',54B'と同様にX字状鉄心部50Bまたは円形(柱)状鉄心部50B'に互いに交差するように巻回すれば、一次巻線53,53'による交番磁界にもとづく起電力が第1の巻線54C"において効率良く誘導される。
〔変形例〕
次に、前述の変形U字状鉄心部50A'および円形(柱)状鉄心部50B'より構成される鉄心50'を有する電気装置(発電装置)を例にして、この発電装置を誘導電動機としても用いる場合について説明する。
図18において、前述と同様に変形U字状の薄鋼板を積層して鉄心60が造られているとともに、この変形U字状の鉄心60の両端辺部間の中空部に、前述の円形(柱)状鉄心部50B'に替えて、図面に対して垂直状態に配されかつ両端部が例えば図示されない各ベアリングを介して回転自在に支持されている回転軸61を有しかつその回転軸61に対して同軸状の円柱状導体62が遊嵌状態に配されている。また、変形U字状の鉄心60の中間辺部には一次巻線63が巻回されているとともに、円柱状導体62にその円柱状導体62が回動可能に巻回するようにして二次巻線64である第1および第2の巻線64A,64Bが互いに交差するように配設されている。こうして、鉄心60側を固定子とし、また円柱状導体62側を回転子として一次巻線63により生じる回転磁界によってその円柱状導体62の表面側に誘導される電流にもとづく誘導磁界によりそれら回転磁界と誘導磁界とによる電磁力でもって円柱状導体62が回転されることは前述の変形例の場合と同様で、また一次巻線63に供給した電力により、大きな起電力が二次巻線64に誘導されるなども前述の場合と同様である。なお、図17に示されているように二次巻線64を第1乃至第3の巻線より構成して第1の巻線を一次巻線63上または下に巻回し、第2および第3の巻線を前述の第1および第2の巻線64A,64Bと同様に円柱状導体62を巻回するようにして交差するように配すれば、同様に一次巻線63による交番磁界にもとづく起電力が第1の巻線において効率良く誘導される。他は前述と同様である。
本実施例においては、鉄心50,50',60を薄鋼板を積層して造ったが、第1および第2の実施例と同様に、塊状であっても良く、フェライトを焼固しても良く、言うなれば磁性体で構成されるものであれば如何なるものであっも良い。
〔第4実施例−直流2極集中(全節)巻〕
図19において、鉄心70は、例えばフェライトを焼固して造られている2個の円盤状鉄心部70A,70Bより構成されている。これら円盤状鉄心部70A,70Bは、図20に示されているように一面側に同軸状に円環状溝71A,(71B)が形成されているとともに、軸芯部には貫通孔72A,(72B)が形成されている。ところで、一方の円盤状鉄心部70Aの円環状溝71A内には、図21に示されているように6個のSCR1〜SCR6から構成されるスィッチ回路73を介して直流電源74に接続されている一次巻線75である3個の巻線75A,75B,75Cが重ね巻でかつ全節巻で図22に示されているように配されて円環状溝71Aに対して樹脂などにより接着され固定されている。また、他方の円盤状鉄心部70Bの円環状溝71B内には、図21に示されている二次巻線76である3個の巻線76A,76B,76Cが同様に重ね巻でかつ全節巻で図22に示されているように配されて円環状溝71Bに対して樹脂などにより接着され固定されている。こうして、両巻線75,76をサンドイッチ状にかつ相対応する各巻線75A,75B,75C,76A,76B,76Cが合致して重なるように挟み込むようにして両円盤状鉄心部70A,70Bを互いに対向させ両貫通孔72A,72Bにボルト77を挿通し、ナット78で締着することにより鉄心70は組立てられている。
こうして、一次巻線75である3個の巻線75A,75B,75Cに直流電源74から励磁電源としてスィッチ回路73における各SCR1〜SCR6のオン・オフ作用により順次に断続的に直流電流ia1,ib1,ic1を流すと、これら直流電流ia1,ib1,ic1によって生じる交番磁束により各交番磁界と、順次に流される直流電流ia1,ib1,ic1の一回りにより1回転する回転磁界とが生じる。一方、これら交番磁界および回転磁界に二次巻線76である3個の巻線76A,76B,76Cが鎖交され、これら各巻線76A,76B,76Cには各交番磁界および回転磁界による起電力が互いに位相のずれた状態で誘導されて断続的に直流電流ia2,ib2,ic2が流れる。このようにして、二次巻線76には、一次巻線75に供給した電力により、大きな起電力が誘導される。
〔変形例〕
次に、前述の直流2極集中(全節)巻の電気装置(発電装置)を例にして、この発電装置を誘導電動機として用いる場合について説明する。
図23および図24において、上壁を有する円筒形状の固定子枠80の下端側には、前述のように円環状に配列されている一次巻線81および二次巻線82が上面に上下に積層され固定されて設けられ、例えばフェライトを焼固して造られている鉄心としての円形状下壁部83が嵌設されている。これら一次巻線81および二次巻線82は、前述の通りに各3個の巻線から構成され直流2極集中巻で配設されている。
ところで、円環状の一次巻線81および二次巻線82の中空部には、回転磁界の軸芯に位置して固定子枠80の上壁および円形状下壁部83に設けられている各孔84,85に各ベアリング86,87を介して回転自在に支持されている回転軸88を有する円盤状導体89が、固定子枠80の上壁と一次巻線81との間に配されて設けられている。こうして、一次巻線81および二次巻線82側を固定子とし、また円盤状導体89側を回転子として一次巻線81によって生ずる回転磁界によりその円盤状導体89の表面側に流れる電流にもとづき、前述の変形例と同様に円盤状導体89が回転されるとともに、前述のように二次巻線82には一次巻線81に供給した電力により、大なる起電力が誘導される。
なお、本実施例においては、一次巻線81および二次巻線82側を固定子とし、円盤状導体89側を回転子としたが、一次巻線81および二次巻線82側を回転子、円盤状導体89側を固定子としても良い。
本実施例においては、一次巻線75,81を上側に二次巻線76,82を下側に配設したが、一次巻線75,81を下側に二次巻線76,82を上側に配設しても良い。また、前述の各実施例と同様に重ね巻について説明したが、波巻または鎖巻であって良く、また全節巻の場合について説明したが短節巻であっても良く、言うなれば分布巻を含み如何なる巻線方法であっても良い。
本実施例においては、鉄心70,円形状下壁部83はフェライトを焼固して造られているが、磁性体で構成されるものであれば如何なるものでも良い。
〔第5実施例−三相交流単相(全節)巻〕
図25において、鉄心90は、下面側に左右方向に等間隔でかつ図面に対して垂直方向にスロット91が形成されている第1の鉄心部90Aと、上面側に左右方向に等間隔でかつ図面に対して垂直方向に第1の鉄心部90Aのスロット91間における突出部92の先端側が嵌入される切込溝93が形成されている第2の鉄心部90Bとが互いに磁気的に結合されることで構成されている。これら第1および第2の鉄心部90A,90Bは、例えば薄鋼板を積層することで、またはフェライトを焼固するなどして造られている。こうして、第1の鉄心部90Aの突出部92を第2の鉄心部90Bの切込溝93に嵌入させることで鉄心90が組立てられている。
前記第1の鉄心部90Aのスロット91A内における奥側には、図示されていない三相交流電源に接続されている一次巻線94であるU1相巻線94A,V1相巻線94BおよびW1相巻線94Cが図26(a)に示されているように順次に配され嵌入されている。また、スロット91内における手前側には、図26(b)に示されている二次巻線95であるU2相巻線95A,V2相巻線95BおよびW2相巻線95Cが同様に順次に配されて嵌入されている。なお、図25,図26(a),(b)における符号(1)〜(10)はスロット番号を示している。
こうして、一次巻線94であるU1相巻線94A,V1相巻線94BおよびW1相巻線94Cに図示されない三相交流電源から励磁電流として平衡三相交流電流ia1,ib1,ic1を流すと、これら平衡三相交流電流ia1,ib1,ic1によって生じる交番磁束により図25に示されているように各交番磁界96と、図示されている矢印方向に進む進行磁界97とが生じる。なお、図25における交番磁界96などは、U1相巻線94Aに平衡三層交流電流ia1,ib1,ic1のうち電流ia1が最大に流れているときを示している。一方、これら各交番磁界96および進行磁界97により二次巻線95であるU2相巻線95A,V2相巻線95BおよびW2相巻線95Cには、前述のように一次巻線94に供給した電力により、大きな起電力が誘導されて図26(b)に示されているように平衡三相交流電流ia2,ib2,ic2が流れる。
〔変形例〕
次に、前述の三相交流単相(全節)巻の電気装置(発電装置)を例にして、この発電装置を誘導電動機として、いわゆるリニアモータとしても用いる場合について説明する。
図27において前述と同様に薄鋼板を積層して、またはフェライトを焼固するなどして一次側としての鉄心100が造られているとともに、この鉄心100の下面側には左右方向に等間隔にスロット101が形成されている。このスロット101内における奥側には、前述のように一次巻線102であるU1相巻線102A,V1相巻線102BおよびW1相巻線102Cが順次に配され嵌入されている。また、スロット101内における手前側には、同様に二次巻線103であるU2相巻線103A,V2相巻線103BおよびW2相巻線103Cが順次に配されて嵌入されている。
一方、鉄心100の下方側にはその鉄心100に沿うように二次側としての導体板104が配設されている。こうして、鉄心100側を固定側とし、導体板104側を可動側とすれば、一次巻線102によって生じる図示されている矢印方向に進む進行磁界により導体板104の表面側に誘導される電流にもとづく誘導磁界によってそれら進行磁界と誘導磁界とによる電磁力でもって導体板104が矢印方向に移動する。また、一次巻線102に供給した電力により、大きな起電力が二次巻線103に誘導されるなどは前述の場合と同様である。
なお、前述においては、鉄心100側を固定側とし、導体板104側を可動側としたが、鉄心100側を可動側、導体板104を固定側としても良い。本実施例においては、三相交流の単相巻で全節巻の場合について説明したが二相巻,重ね巻、また波巻または鎖巻、更には短節巻であっても良く、言うなれば如何なる巻線方法であっても良い。
本実施例においては、一次巻線94,102をスロット91,101内における奥側に,二次巻線95,103を手前側に配したが、一次巻線94,102を手前側に、また二次巻線95,103を奥側に配しても良く、手前側、奥側に区別なく配しても良い。
本実施例においては、鉄心90,100は薄鋼板を積層して、またはフェライトを焼固して造られているが、磁性体で構成されるものであれば如何なるものであっても良い。
前述の各実施例および各変形例において二次巻線に誘導される起電力の少なくとも一部を一次巻線に供給してもよい。更には誘導電動機,リニアモータに利用してもよい。また、一次巻線に流れる電流の周期を短くして交番磁界の交番数および回転磁界の回転数を大とすれば、また多相巻の相数が増すにつれて二次巻線に誘導される起電力は大となることは言うまでもない。また、進行磁界には、前述の回転磁界などの他、前後方向に可逆的に移動する移動磁界をも含むものとする。
以上に説明したように、本発明は、種々に変更可能なことは明らかである。このような変更は本発明の精神および範囲に反することなく、また当業者にとって明瞭な全てのそのような変形、変更は請求の範囲に含まれるものである。
本発明によれば、従来の水力発電装置,火力発電装置,原子力発電装置,太陽発電装置,風力発電装置、電池などに替わって電気エネルギーを供給することができることは勿論、特にその電気エネルギーでもってモータを駆動させているような民生用を含め全ての電気機器において極めて有用である。
図1は、本発明による電気装置(発電装置)の第1実施例を説明するための横断面斜視図である。 図2は、本発明による電気装置(発電装置)の第1実施例を説明するための横断面図である。 図3(a),(b),(c)は、本発明による電気装置(発電装置)の第1実施例を説明するための回路図および巻線図である。 図4は、本発明による電気装置(発電装置)の第1実施例を説明するための回転磁界の発生図である。 図5(a),(b),(c)は、本発明による電気装置(発電装置)の第1実施例における第1態様例の図2に対応する横断面図および図3(b),(c)に対応する巻線図である。 図6は、本発明による電気装置(発電装置)の第1実施例における第1態様例の回転磁界の発生図である。 図7(a),(b),(c)は、本発明による電気装置(発電装置)の第1実施例における第2態様例の図2に対応する横断面図および図3(b),(c)に対応する巻線図である。 図8は、第1実施例の電気装置(発電装置)を誘導電動機としても用いる場合の第1変形例の縦断面図である。 図9は、第1実施例の電気装置(発電装置)を誘導電動機としても用いる場合の第1変形例の横断面図である。 図10は、第1実施例の電気装置(発電装置)を誘導電動機としても用いる場合の第2変形例の縦断面図である。 図11は、第1実施例の電気装置(発電装置)を誘導電動機としても用いる場合の第2変形例の横断面図である。 図12(a),(b),(c)は、本発明による電気装置(発電装置)の第2実施例を説明するための図2に対応する横断面図および図3(b),(c)に対応する巻線図である。 図13は、本発明による電気装置(発電装置)の第2実施例を説明するための回路図である。 図14は、本発明による電気装置(発電装置)の第3実施例を説明するための平面外観図である。 図15は、本発明による電気装置(発電装置)の第3実施例を説明するための回路図である。 図16は、本発明による電気装置(発電装置)の第3実施例における第1態様例の平面外観図である。 図17は、本発明による電気装置(発電装置)の第3実施例における第2態様例の回路図である。 図18は、第3実施例の電気装置(発電装置)を誘導電動機としても用いる場合の第1態様例に対応する変形例としての平面外観図である。 図19は、本発明による電気装置(発電装置)の第4実施例を説明するための縦断面図である。 図20は、本発明による電気装置(発電装置)の第4実施例を説明するための鉄心部の斜視図である。 図21は、本発明による電気装置(発電装置)の第4実施例を説明するための回路図である。 図22は、本発明による電気装置(発電装置)の第4実施例を説明するための巻線配置図である。 図23は、第4実施例の電気装置(発電装置)を誘導電動機としても用いる場合の変形例を説明するための縦断面図である。 図24は、図23における線A−A'における横断面図である。 図25は、本発明による電気装置(発電装置)の第5実施例を説明するための図2に対応する横断面図である。 図26(a),(b)は、本発明による電気装置(発電装置)の第5実施例を説明するための図3(b),(c)に対応する巻線図である。 図27は第5実施例の電気装置(発電装置)をリニアモータとしても用いる場合の縦断面図である。
符号の説明
10,10',10",21,21',40,50,50',60,70,90,100 鉄心
11,11',11",22,22',41,91,101 スロット
12,92 突出部
13,51,93 切込溝
14 三相交流電源
15,15',15",23,43,53,53',63,75,81,94,102 一次巻線
16,16',16",24,45,54,64,76,82,95,103 二次巻線
17,17',96 交番磁界
18,18',97 回転磁界
20,20',80 固定子枠
25,26,84,85 孔
27,28,86,87 ベアリング
29,29',61,88 回転軸
30,62 円柱状導体
30' 円環筒状導体
42,52 単層交流電源
44,46 コンデンサ
55,56,58,59 くまどりコイル
57 空隙
73 スイッチ回路
74 直流電源
77 ボルト
78 ナット
83 円形柱状下壁部
89 円盤状導体
104 導体板

Claims (22)

  1. 交番磁界に加えて進行磁界を生じさせる一次巻線と、この一次巻線により生ずる交番磁界および進行磁界に鎖交するように配される二次巻線とを具える電気装置であって、
    前記一次巻線が、間欠的な直流又は交流により交番磁界及び進行磁界を生じさせ、
    前記二次巻線が、起電力を誘導するために、前記一次巻線により生ずる交番磁界および進行磁界に鎖交するように配されており、
    前記装置は、制動巻線を有さず、さらに第1の鉄心部及び互いに磁気的に結合される第2の鉄心部で構成された鉄心と、前記第1及び第2の鉄心部間に形成された複数のスロット又は前記第1及び第2の鉄心部間に形成された円環状溝とを備えており、前記一次巻線及び二次巻線が相巻線で構成され、前記一次巻線と二次巻線とが前記スロット又は円環状溝に配設されている電気装置。
  2. 一次巻線が二次巻線と対になって、スロット又は円環状溝に配設されている請求項1記載の電気装置。
  3. 複数の一次巻線と、この一次巻線に隣接して配された複数の二次巻線とを備えており、各一次巻線が各二次巻線と対になって、スロット又は円環状溝に配設されている請求項1記載の電気装置。
  4. 鉄心が、円環筒状鉄心部と、この円環筒状鉄心部の中空部に配され、互いに磁気的に結合された円柱状鉄心部と、前記円環筒状鉄心部と円柱状鉄心部との間に形成され、かつ周方向に間隔をおいてそれぞれ形成された複数のスロットとで構成されており、一次巻線と二次巻線とが前記スロットに配設されている請求項1記載の電気装置。
  5. 複数のスロットのそれぞれが、円環筒状鉄心部と円柱状鉄心部との間に軸線方向に沿って形成され、かつ等間隔に周方向に形成されている請求項4記載の電気装置。
  6. 円環筒状鉄心部と円柱状鉄心部とが回転不能に嵌合されている請求項4記載の電気装置。
  7. 相巻線で構成された一次巻線と、相巻線で構成された二次巻線とを備えており、前記一次巻線及び二次巻線が、二相又は多相対称巻でスロットに配設されている請求項1記載の電気装置。
  8. 円環筒状鉄心部と、円柱状回転子の形態で配された円柱状鉄心部とを備えており、前記円環筒状鉄心部及び円柱状鉄心部の一方が、回転軸を中心にして他方に対して回転可能に配されている請求項4記載の電気装置。
  9. 円環筒状鉄心部及び円柱状鉄心部の少なくとも一方が、これらの鉄心部間において、少なくとも一方の面に等間隔に軸線方向に沿って形成された切込溝を有しており、一方の鉄心部に形成された切込溝には、スロット間に形成された他方の鉄心部の突出部が嵌入されている請求項4記載の電気装置。
  10. 一次巻線及び二次巻線がそれぞれ、Y結線又はΔ結線の形態で配された多相巻線で構成されている請求項1記載の電気装置。
  11. 円環筒状鉄心部及ぶ円柱状鉄心部が、円形状薄鋼板を積層して形成されており、一次巻線及び二次巻線が、それぞれ、三相巻線で構成されているとともに、Y結線又はΔ結線の三相対称巻で配されている請求項4記載の電気装置。
  12. 一次巻線に、間欠的な直流,単相交流,二相交流,または三相交流を含む多相交流が与えられる請求項1記載の電気装置。
  13. 前記一次巻線および二次巻線が、同一磁気回路に配設されている請求項1記載の電気装置。
  14. 前記進行磁界が、回転磁界である請求項1記載の電気装置。
  15. 一次巻線が所定の相数を有する多相対称巻である請求項1記載の電気装置。
  16. 一次巻線が、三相対称巻を含む多相の対称巻であり、かつ4極巻を含む多極巻である請求項1又は14に記載の電気装置。
  17. 二次巻線が、前記一次巻線と同じ相数の対称巻である請求項16に記載の電気装置。
  18. 多相交流の周期を短くして交番磁界の交番数および回転磁界の回転数を大とする請求項16記載の電気装置。
  19. 一次巻線および二次巻線の巻数比によって、この二次巻線に誘導される起電力の電圧・電流を調節する請求項1記載の電気装置。
  20. 二次巻線に誘導される起電力の少なくとも一部を一次巻線に供給する請求項1記載の電気装置。
  21. 二次巻線からの誘導効率を向上させるための請求項1記載の電気装置の使用。
  22. 二次巻線からの誘導効率を向上させるための方法であって、請求項1記載の電気装置の一次巻線に、間欠的な直流又は交流を供給する誘導効率の向上方法。
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