JP2005241517A - 位置補正システム及び補正サーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】移動機端末の構成を簡単にしたまま、移動体端末の位置を補正した正確な移動体位置を得たい。
【解決手段】GPS(グローバルポジショニングシステム)衛星51からGPS受信情報を受信し、GPS受信情報を送信する複数の参照局53と、複数の参照局53から送信されたGPS受信情報に基づいて、各参照局の擬似距離補正情報を演算し、演算された擬似距離補正情報を、各参照局の位置情報と対応付けて配信するデータセンター55と、GPS衛星からGPS受信情報を受信し、GPS受信情報を送信する移動体端末57、58、59と、データセンター55から配信された各参照局の位置情報と擬似距離補正情報を受信し、移動体端末からGPS受信情報を受信し、データセンター55から配信された各参照局の位置情報と擬似距離補正情報と、移動体端末からのGPS受信情報とに基づいて、移動体位置を演算する補正サーバ54とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、ディファレンシャルグローバルポジショニングシステム(DGPS:Differential−GPS)や搬送波位相DGPS(RTK−GPS:Real Time Kinematic GPS)などの測位方式において、補正計算を観測点で行わず、補正サーバで一括して行う位置補正システムに関するものである。
従来のDGPS、RTK−GPSは次のような構成になっている。
まず、単独測位を行う移動体端末側のGPS受信機が存在し、この測位の誤差を補正する為に予め完全に位置座標が分かっている参照局(基準局)が存在する。そしてGPS受信機と一体になっているものも多いが、ユーザ側には補正用データを受信する為の中波ビーコンやFM放送等の受信機、携帯電話等と、補正計算を行うソフトウェアとが必要である。参照局でGPS測位を行うと、電離層やGPS衛星の軌道誤差等に起因する本当の位置との誤差が、位置座標の差や衛星との疑似距離の誤差として現れる。この誤差が参照局とユーザ側で同じであると仮定した上で、補正値として参照局からユーザ側に何らかの手段で送信される。ユーザ側はこれをもとにGPS測位による自己位置を補正し、より真の位置に近い座標を求めることができる。
特開2002−318273号公報 特開2003−065780号公報 特開2001−014585号公報
しかしこのような従来のDGPS、RTK−GPSでは、必要な移動体端末全てに補正用データの受信機、アンテナ、計算ソフトウェアが必要であり、特に移動体の管理が必要な業者では、価格が高騰することや機器の構成が複雑になり過ぎること、また、移動体端末への負荷がかかり過ぎるなどの問題が生じていた。
この発明は、移動体端末の構成を簡単にしたまま、移動体端末の位置を補正した正確な移動体位置を得ることができるようにすることを目的とする。
この発明の位置補正システムは、
GPS(グローバルポジショニングシステム)衛星から擬似距離を含むGPS受信情報を受信し、GPS受信情報を送信する複数の参照局と、
複数の参照局から送信されたGPS受信情報に基づいて、各参照局の擬似距離補正情報を演算し、演算された擬似距離補正情報を、各参照局の位置情報と対応付けて配信するデータセンターと、
GPS衛星からGPS受信情報を受信し、GPS受信情報を送信する移動体端末と、
データセンターから配信された各参照局の位置情報と擬似距離補正情報を受信し、移動体端末が受信したGPS受信情報を受信し、データセンターから配信された各参照局の位置情報と擬似距離補正情報と、移動体端末のGPS受信情報とに基づいて、移動体位置を演算する補正サーバとを備え、
上記補正サーバは、
データセンターから配信された各参照局の位置情報と擬似距離補正情報とを受信して格納する補正データベースと、
移動体端末からGPS受信情報を受信しこのGPS受信情報に基づいて各移動体端末に対応して移動体測定位置を演算し、この移動体測定位置と補正データベースに格納された各参照局の位置情報とに基づいて、移動体端末から所定距離内に存在する参照局を基準点として選択する選択部と、
選択部で選択された基準点の位置情報と擬似距離補正情報と、移動体端末からのGPS受信情報と、移動体測定位置とに基づいて、移動体位置を演算する位置演算部と、
位置演算部で演算された移動体位置を移動体位置情報として送信する送信部と
を備えたことを特徴とする。
この発明は、移動体位置を演算する補正サーバを備えたことが特徴であり、この補正サーバにより、移動体端末側でビーコン電波やFM放送電波等の受信機を必要としなくなり、移動体端末の構成の単純化や、移動体端末の負担の軽減を実現することが可能になる。これを利用して、運送業者やタクシー業者等、移動体の位置や作業を管理したい業者に向けた新しいビジネスモデルを構築することができる。
実施の形態1.
本実施の形態の位置補正システムの基本構成を図1により説明する。
位置補正システムは、複数の参照局53を備えている。複数の参照局53は、複数のGPS(グローバルポジショニングシステム)衛星51からGPS信号(測位信号)を受信し、参照局GPS受信情報48を得て送信する。ここで、参照局GPS受信情報48には、GPS衛星51と参照局53との距離が含まれている。以下、GPS衛星51と参照局53との距離のことを擬似距離という。
データセンター55は、複数の参照局53から送信されたGPS受信情報に基づいて、各参照局の擬似距離補正情報を演算し、演算された擬似距離補正情報を、各参照局53の位置情報と対応付けて配信する。ここで、擬似距離補正情報とは、DGPSにより得られる補正値eとFKP方式により得られる面補正パラメータとを擬似距離補正情報をいう。以下、各参照局の位置情報と擬似距離補正情報を、ネットワーク型補正情報49ということにする。
移動体端末57、58、59は、複数のGPS衛星からGPS信号を受信し、GPS受信情報を得て送信する。ここで、GPS受信情報には、各GPS衛星と移動体端末との擬似距離が含まれている。以下、このGPS受信情報を単独測位データとして得られるGPS受信情報41ということにする。
補正サーバ54は、データセンター55から配信されたネットワーク型補正情報49(各参照局の位置情報と擬似距離補正情報)を受信する。また、補正サーバ54は、移動体端末57、58、59から単独測位データとして得られるGPS受信情報41を受信し、データセンター55から配信されたネットワーク型補正情報49(各参照局の位置情報と擬似距離補正情報)と、移動体端末57、58、59から単独測位データとして得られるGPS受信情報41とに基づいて、移動体位置を演算して正確な移動体位置情報23を出力する。
図2は、補正サーバ54の構成図である。
上記補正サーバ54は、補正データベース61と補正計算部46とインタフェースモジュール75、85、95を備えている。
インタフェースモジュール75は、移動体端末57から単独測位データとして得られるGPS受信情報41を受信する受信部76と、補正計算部46で演算された移動体位置情報23を送信する送信部77とを備えている。インタフェースモジュール85、95も、それぞれ、同様の受信部86、96と、送信部87、97とを備えている。
補正データベース61は、データセンター55から配信されたネットワーク型補正情報49(各参照局の位置情報と擬似距離補正情報)とを受信して格納する。補正データベース61は、補正サーバ54とは独立別個に存在していても構わない。
補正計算部46は、ネットワーク型補正情報49(各参照局の位置情報と擬似距離補正情報)と、移動体端末57から単独測位データとして得られるGPS受信情報41とに基づいて、移動体位置を演算して正確な移動体位置情報23を出力する補正処理部71、81、91を備えている。
補正処理部71は、選択部73と、位置演算部74とを備えている。
選択部73は、移動体端末57からGPS受信情報を受信し、このGPS受信情報に基づいて各移動体端末に対応して移動体測定位置を演算し、この移動体測定位置と補正データベース61に格納された各参照局の位置情報とに基づいて、移動体端末から所定距離内に存在する参照局を基準点として選択する。
位置演算部74は、選択部73で選択された基準点の位置情報と擬似距離補正情報と、移動体端末57のGPS受信情報と、移動体測定位置とに基づいて、移動体位置を演算する。この結果、正確な移動体位置情報23が求められる。
補正処理部81、91も、それぞれ、同様の選択部83、93と、同様の位置演算部84、94とを備えている。
なお、インタフェースモジュール75、85、95と、補正処理部71、81、91とは、特定の移動体端末に対応しているのではなく、いずれかの移動体端末57、58、59からの通信要求に応じて回線を確立することができる。
図3は、単独測位データとして得られるGPS受信情報41を示す図である。
図3のように、移動体端末はID番号によって管理する。移動体端末は、単独で、複数(少なくとも4機)のGPS衛星51から測位信号を受信する。単独測位データとして得られるGPS受信情報41は、この測位信号から得られたGPS受信情報である。移動体端末57、58、59は、移動体端末に搭載されたGPS受信機(図示せず)により4機以上のGPS衛星51を捕捉し、GPS衛星51からの電波に乗せて送られる測位信号を受信し、GPS受信情報を生成する。
図3の単独測位データとして得られるGPS受信情報41には、以下のものが含まれる。
1.移動体端末ID
2.測位時刻
3.緯度
4.経度
5.高度
6.受信衛星数
7.Rawデータ
8.HDOP(Hrizontal Dilution of Precision)
9.PDOP(Position Dilution of Precision)
10.その他
図4は、Rawデータを示す図である。
受信データのRawデータは、87バイトで構成さる。図4では、GPS受信機が受信した最大8機までの選択衛星のデータが所定のデータフォーマットで、単独測位データとして得られるGPS受信情報41に含まれて、伝送されることを示している。Rawデータには、選択衛星までの擬似距離と擬似距離変化率とが含まれている。
ここで、擬似距離とは、GPS受信機とGPS衛星までの距離をいう。GPS測位では、GPS衛星から発射された電波がGPS受信機に到達するまでの時間を測定し、この時間に光速を乗ずることにより、移動体端末のGPS受信機と衛星までの距離を測定する。衛星は安定度が極めて高い原子時計を搭載しており、移動体端末のGPS受信機は高価で正確な時計を用意することは困難である。従って、衛星からの電波がGPS受信機に届くまでの時間を正確に求めることができず、結果として、通常のGPS受信機では正確な距離を求めることができない。すなわち、原子時計とGPS受信機の時計との誤差に相当する距離誤差がすべての衛星に対して常に存在する。また、衛星からの電波が移動体端末のGPS受信機に届くまでの時間には、電離層遅延量、対流圏遅延量、衛星軌道誤差量も含まれる。
なお、Rawデータには、搬送波位相情報(キャリア位相)が含まれていても良い。この場合には、現在の搬送波位相情報と現在の擬似距離とから、外装演算によって所定時間後の擬似距離を予測する。この擬似距離の予測では、移動体の移動量に応じた位相ずれを相殺した補正を行っても良い。次いで、この搬送波位相情報により求められた擬似距離の予測値とC/Aコードによる観測された擬似距離との按分によって、観測された擬似距離を補正処理する。この補正処理は、キャリアスムージングとも呼ばれるフィルタリング手法であり、数mレベルで変動幅の大きいC/Aコードによる観測値(擬似距離)のばらつきを、cmレベルで正確なキャリア位相差でフィルタリングすることによって、より精度の高い擬似距離精度を得ることができる。
測位誤差を分類すると以下のようになる。
1.衛星軌道の位置誤差
2.衛星の原子時計の誤差とGPS受信機の時計の誤差
3.電離層と対流圏遅延による誤差
4.マルチパス誤差
5.その他の誤差
このように多種の誤差が含まれているため、GPS受信機とGPS衛星までの距離を擬似距離と呼ぶ。
DOP(Dilution of Precision)とは、精度の劣化係数と呼ばれるもので、GPS測位精度を表現するものである。PDOP(Position Dilution of Precision)は衛星の幾何学的配置を指数化したもので、位置精度劣化度と呼ばれる。4個以上の衛星が見える場所であっても、衛星配置の悪い場所では、測定精度が低下する。PDOPの値が小さければ位置の精度が高く、大きければ位置の精度が低い。上空に衛星が散らばっている状態のとき、PDOPの値は小さくなる。逆に、衛星が1点に固まっていたり直線上になっていたりすると、PDOPの値は大きくなる。PDOPの水平成分、垂直成分だけを指数化したものを、それぞれHDOP(Horizontal Dilution of Precision)とVDOP(Vertical Dilution of Precision)という。
図5は、参照局GPS受信情報48を示す図である。
参照局GPS受信情報48には、以下のものが含まれている。
1.参照局のID
2.参照局座標
3.参照局の擬似距離補正値(e)
参照局の擬似距離補正値(e)は、例えば、DGPS方式により算出した補正値である。参照局の擬似距離補正値(e)は、データセンター55で算出してもよい。
図6は、ネットワーク型補正情報49を示す図である。
図のように、補正情報生成に用いた参照局もIDによって管理する。
ネットワーク型補正情報49には、以下のものが含まれている。
1.参照局のID
2.参照局座標
3.参照局の擬似距離補正値(e)
4.面補正パラメータ(FKPパラメータ;Flauchen korrectur Paramater)
図7、図8は、面補正パラメータを用いたGPS(FKP−DGPS)の説明図である。
図7は、基準点と面補正パラメータとの関係図である。
図7の横軸は、緯度又は経度である。
図7の縦軸は、遅延量である。
図8は、面補正パラメータと遅延量の関係図である。
図8の横軸は、緯度又は経度である。
図8の縦軸は、遅延量である。
図7,図8において、遅延量とは距離を意味している。また、基準点とは参照局のことを意味している。
データセンター55は、図7に示すように、複数の基準点1、2、3、4の観測情報(GPS受信情報)を、各基準点に接続された情報ネットワークを介して収集し、収集した複数の基準点1、2、3、4の観測情報から大域的な状態空間モデルを生成して、位置に依存する遅延量である電離層遅延量、対流圏遅延量、衛星軌道誤差量を求め、各基準点周りでそれらの遅延量を最も適切に当てはまる面補正パラメータ1、2、3、4を求める。
データセンター55は、これら基準点1、2、3、4の面補正パラメータ1、2、3、4と、基準点1、2、3、4の遅延量(e)と、基準点1、2、3、4の位置情報(φ、λ)をそれぞれ補正サーバ54に送信する。
補正サーバ54では、移動体端末が単独測位で求めた移動体端末の概略位置(φ、λ)から、移動体端末からのある条件に適合する基準点を選択する。例えば、図7では、移動体端末が基準点1の近傍にいるので、基準点1を選択する。
そして、図8に示すように、選択した基準点1と面補正パラメータ(面補正パラメータ1)とを用い、移動体端末の相対位置関係δから基準点1の遅延量に対する変位量(δe)を求め、基準点における遅延量(e)に加えることにより、移動体端末における正確な遅延量(e+δe)が求められる。
変位量(δe)の算出方法について、説明する。
図9は、FKP−DGPSによる疑似距離補正の説明図である。
FKP−DGPSでは、測定点において距離依存する疑似距離補正値を表すため、図9のように線形面補間を用いる。この面はWGS84楕円体に対して基準点の高度で水平な面を基準にし、そこから南北、東西にそれぞれどれだけ傾いているかで表す。
このとき、ある1つの基準点の座標を(φ,λ)、移動体端末の座標を(φ,λ)としたとき、移動体端末での距離依存誤差は、各衛星毎に次のように表される。
δr=f(N,E,φ,φ,λ,λ
δr=f(N,E,φ,φ,λ,λ
ここで、
:関数
:関数
δr:電離層フリー信号の距離依存誤差
δr:Narrow Lane信号の距離依存誤差
:電離層フリー信号によるFKP平面の南北成分傾き
:電離層フリー信号によるFKP平面の東西成分傾き
:Narrow Lane信号によるFKP平面の南北成分傾き
:Narrow Lane信号によるFKP平面の東西成分傾き
φ,λ:WGS84座標系での基準点座標[rad]
である。
,N,E,EがRTCM SC−104のタイプ59メッセージによって送信される面補正パラメータ(FKPパラメータ)であり、これによって電離層フリー、Narrow Laneそれぞれの距離依存誤差が求まることになる。これらを用いて、L1信号、L2信号の距離依存誤差δr,δrは次のように計算できる。
L1信号の距離依存誤差δr=f(δr,δr
L2信号の距離依存誤差δr=f(δr,δr
ここで、
:関数
:関数
ここで、L1信号とは、Link1の信号のことで、衛星のデータを放送するためにGPS衛星によって使用される第1のLバンド周波数の信号のことである。この周波数は1575.42MHzである。これはC/Aコード、Pコード、航法メッセージによって変調される。
また、L2信号とは、Link2の信号のことで、衛星のデータを放送するためにGPS衛星によって使用される2番目のLバンド周波数の信号のことである。この周波数は1227.6MHzである。
従って、測定点の疑似距離Rは次のように補正でき、補正後の距離Rが求められる。
補正後の距離R=R−δr
なお、L2信号の距離依存誤差δrは使用しない。
ここで、δrを基準点1の遅延量に対する変位量(δe)として(すなわち、−δr=δeとして)、変位量(δe)を、基準点における遅延量(e)に加えることにより、移動体端末における正確な遅延量(e+δe)が求められる。
以上のように、FKP−DGPSでは、各基準点毎の擬似距離補正情報として、
1.基準点の座標値(φ,λ
2.基準点の遅延量(e)
3.基準点の各衛星毎の面補正パラメータ(N,N,E,E
が必要である。
次に、データセンター55から補正サーバ54に送られる面補正パラメータ(FKPパラメータ)の主たる内容について説明する。
1.Institution ID:他のメッセージとの区別の為、Word 3により‘AdV’の文字が送られる。
SUB−ID:メッセージの拡張性を保持する為、SUB−IDが送られている。線形FKPの場合は5。
2.Data set number:FKPの新しいデータセット毎にカウンター’n’が増えていくが、Data set numberはnを4で割った余りが2ビットで表される。
3.SATELLITE ID:32ビットの整数値で表される。衛星のPRN番号(p)が各ビットの番号(p−1)に一致し、使用している衛星に対応するビットが立つ。
4.IOD:IODはタイプ1メッセージでのIODE(the Issue Of Data Ephemeris)に依存する。ローバの計算に含まれているエフェメリスとFKP生成時のエフェメリスとは同一でなければならない。
5.SL0,SLI:二つのスケールSL0(電離層フリー)とSLI(Narrow Lane)が用いられる。これらのビットが0の時は標準の場合で、1mm/100kmの分解能、特別な場合ではこれらのビットを1にして、4mm/100kmの分解能が用いられる。
6.N,N,E,E:N,NはFKP平面の南北成分の傾きで電離層フリー部分とNarrow Lane部分、E,Eは同じく東西成分の電離層フリー部分とNarrow Lane部分を示す。
以上述べたFKP−DGPS方式の効果としては、基準局からの距離(基線長)が長くなっても、精度が劣化しないという特徴がある。
以下、本実施の形態の動作について、図1を参照しながら説明する。
複数の参照局53は、GPS衛星51から得られたGPS受信情報(擬似距離)を参照局GPS受信情報48としてデータセンター55に送信する。参照局53は、基準局、あるいは、電子基準点と呼ばれることもある。
参照局53は、DGPSの機能を備えている。参照局53は、自分の位置が正確に分かっている。そこから各衛星までの距離は計算で正確に求められる。参照局53でGPS衛星からの電波で測距を行うと、計算で正確に求められた値と測距の値との間に差異を生じる。この差異を擬似距離補正値eという。擬似距離補正値eを何らかの通信回線を用いて移動体に知らせれば、移動体は測定した擬似距離に補正値を適用して、より正確な位置を求めることができる。
参照局53は、参照局IDとともに擬似距離補正値eをGPS受信情報に含めてデータセンター55に送る。
なお、擬似距離補正値eは、データセンター55で計算することもできる。
データセンター55は、複数の参照局から送信された参照局GPS受信情報48を受信する。データセンター55は、参照局GPS受信情報48に基いて、各参照局対応の擬似距離補正情報(e(通常のDGPS情報で得られる擬似距離補正情報)+δe(FKP−DGPSで得られる擬似距離の補正情報))を演算する。データセンター55は、演算した擬似距離補正情報を、各参照局対応の所定(既知)の位置情報と対応付けてネットワーク型補正情報49として補正サーバ54へ配信する。
また、データセンター55で、仮想基準点(VRS)RTK−GPSのRTKネットワーク等で使われる複数の参照局を用いた補正ネットワークを構築する際に必要なデータ収集、計算を行うようにすることもできる。
複数の移動体端末57、58、59は、GPS衛星から得られたGPS受信情報(擬似距離)を単独測位データとして得られるGPS受信情報41として補正サーバ54へ送信する。
本実施の形態では、データセンター55に加えて、補正計算を行う補正サーバ54を設けている。補正サーバ54は、GPS受信機による移動体端末57、58、59の位置情報や生データ(Rawデータ)といった単独測位データとして得られるGPS受信情報41(図3)を直接受け取る。一方、RTCM (Radio Technical Commission for Maritime Service)SC−104等の形式でデータセンター55から送られてくるネットワーク型補正情報49を受け取る。RTCMSC−104は、補正データの伝送に関するメッセージフォーマットである。ここで、ネットワーク型補正情報49とは、少なくともFKPパラメータを含む補正情報をいう。しかし、ネットワーク型補正情報49として、通常のDGPSに使われる擬似距離補正値や参照局パラメータ、RTK−GPSに使われる搬送波位相補正値、また電離層パラメータ等、考えられ得る全てのGPS測位用補正値を含んでいてもかまわない。
補正サーバ54は、単独測位データとして得られるGPS受信情報41とネットワーク型補正情報49との両データを用いて移動体端末57、58、59位置の補正計算を行い、正確な位置情報を移動体端末57、58、59に返す。
なお、移動体端末57、58、59と補正サーバ54とは、例えば、携帯(DoPA)無線通信によって、中継局を介して、データ伝送を行う。
以下、図2を参照しながら、補正サーバ54の動作を説明する。
補正データベース61は、データセンター55から配信された各参照局対応の位置情報と擬似距離補正情報を受信して磁気ディスクや光ディスクなどの記憶装置やメモリに格納する。
受信部76は、各移動体の単独測位データとして得られるGPS受信情報41を受信する。
選択部73は、各移動体端末から受信したGPS受信情報に基いて移動体測定位置をそれぞれ演算し、各移動体端末に対応してそれぞれ演算された移動体測定位置の情報とデータベースに格納された各参照局毎の位置情報に基いて、各移動体から至近距離に存在する参照局を、それぞれ基準点として選択する。
選択部73の基準点の選択の手順としては、以下の手順が考えられる。
1.測定点からの距離が最短な基準点を選択する。
又は、
2.時間の幅を決め、その時間内で最も近い基準点となった度数が最も多い基準点を基準点とする。
選択部73が、所定の時間幅に基いて、当該時間幅内で至近距離となる参照局のうち、その頻度の多い参照局を、基準点として選択する場合は、基準点選択のチャタリングの頻度を、より少なくすることができるという効果が得られる。ここで、チャタリングとは、特定の基準点からの距離と、隣接する基準点からの距離とが、ほぼ等距離にある境界領域では、移動体がその境界線の周辺に存在する場合に、いずれの基準点を選択するかが頻繁に切り替わることをいう。この現象をチャタリング現象といい、チャタリング現象が発生すると、測位結果が不連続になる(飛び飛びになる)。
より具体的に述べれば、移動体が基準点1と基準点2との境界を頻繁にまたいで移動する場合、移動体の位置補正に使用される面補正パラメータも基準点1の面補正パラメータ1と基準点2の面補正パラメータ2との間で頻繁に切り替わることになる。このため、基準点1の遅延量に対する変位量(δe)と基準点2の遅延量に対する変位量(δe)も不連続に飛び飛びに切り替わることになる。また、擬似距離補正値eも不連続に飛び飛びに切り替わることになる。これがチャタリングである。
そこで、選択部73は、例えば、今後10分間に移動体がどのように移動するかを移動体の進行方向や速度や地図情報や道路情報から推測し、その間に基準点1と基準点2との境界を頻繁にまたいで移動することが判明した場合には、今後10分間、例えば、もっぱら基準点1の擬似距離補正値eと面補正パラメータ1とを用い基準点2の擬似距離補正値eと面補正パラメータと2を使用しないことにより、チャタリングを防止できる。
あるいは、基準点1から求まる基準点1の遅延量と基準点2から求まる基準点2の遅延量との平均値を使用することにより、測位結果が大きく不連続になる(大きく飛び飛びになる)ことを防止することができる。
また、選択部73は、過去に移動体IDの選択した基準点(1つ)とその周辺の基準点(選択基準点を取り囲む全ての基準点)の選択情報(周辺基準点選択情報)を、移動体ID毎に補正データベース61に格納する。この周辺基準点選択情報には、せいぜい4つから8つ程度の基準点位置が含まれる。
選択部73は、補正データベース61に格納された過去の周辺基準点選択情報(それぞれの基準点位置)と現在の移動体測定位置との差に基いて、至近距離の基準点を選択する。例えば、参照局が数千箇所ある場合、数千箇所の参照局から基準点を選ぶ必要がなくなり、周辺基準点選択情報に含まれたせいぜい4つから8つ程度の基準点から基準点を選択すればよいので、この結果、基準点選択の処理速度が僅かに早くなるという効果がある。
位置演算部74は、選択部73で選択されたそれぞれの基準点対応の擬似距離補正情報と各移動体からのGPS受信情報と移動体測定位置の情報に基いて、各移動体位置をそれぞれ演算する。
送信部77は、位置演算部74で演算された各移動体位置の情報を送信する。
他の受信部86、96と、他の選択部83、93と、他の位置演算部84、94と、他の送信部87、97の動作は、それぞれ、上記受信部76と選択部73と位置演算部74と送信部77の動作と同じである。
補正計算部46に複数の補正処理部71、81、91を設けている理由は、複数の移動体端末からの位置計算要求を並列に処理するためである。
以上のように、この実施の形態によれば、補正サーバで、移動体端末の位置補正計算をしてから移動体端末に正確な位置情報を返しているので、移動体の位置を、精度よく、演算することができる。
また、この実施の形態によれば、補正サーバと移動体端末との双方向通信をするので移動体端末に参照局からの測位補正データの受信機はいらなくなる。
また、データセンターから補正パラメータを記憶しておけばよいので、補正サーバのデータ量を軽減することができる。
また、基準点選択のチャタリングの頻度を少なくすることができる。例えば、基準点の間隔は、100km〜300kmでよく、ほとんど精度劣化とチャタリングなしに精密な測位演算ができる。
実施の形態2.
図1の構成では、移動体端末に測位補正データの受信機はいらなくなるものの、新たに補正サーバと移動体端末との双方向通信がそれぞれの移動体端末に関して必要になる。
そこで、実施の形態1の考えを更に発展させ、図10のような構成の位置補正システムを提案する。ユーザ業者システム99は、管理サーバ56を備えている。管理サーバ56は、補正サーバ54と移動体端末57、58、59と通信する。補正サーバ54においては、基本的に単独測位データとして得られるGPS受信情報41とネットワーク型補正情報49を補正計算部46に入力すれば、補正後の移動体位置情報23を出力できる。
単独測位データとして得られるGPS受信情報41の例は、図3に示したとおりである。ネットワーク型補正情報49の例は、図6に示したとおりである。
本構成においては、図3のように、受信衛星数やDOP値等、移動体端末57、58、59からの単独測位データとして得られるGPS受信情報41の中にデータ品質情報25を含めることにする。補正サーバ54は、このデータ品質情報25を補正後の移動体位置情報23と共に管理サーバ56に送信し、これを管理サーバ56が常にモニタリングすることで端末位置の測位状況を管理することができるようにする。
管理サーバ56の構成、及び、補正サーバ54−管理サーバ56間のデータの流れを図11に示す。
図11に示すように、管理サーバ56は、移動体位置情報23とデータ品質情報25とを補正サーバ54から受信して記憶する管理データベース31を備えている。管理データベース31には、地図情報も記憶されている。
表示部33は、管理データベース31に記憶された移動体位置情報23を用いて地図情報によって表示画面34に地図を描画し、更に移動体の位置を表示する。
判定部35は、管理データベース31に記憶された移動体位置情報23とデータ品質情報25を読み出し、データ品質情報25に基づいて、対応する移動体の測位品質や測位状況を判定する。
指示情報生成部36は、判定部35の判定結果に基づいて移動体への指示情報を生成する。
送信部37は、指示情報生成部36で生成された指示情報を、移動体端末57に送信する。
要求受付部38は、オペレータからの要求を受付るものである。
図12は、管理データベース31に記憶される移動体位置情報23とデータ品質情報25とを示す図である。
移動体位置情報23として、車両毎に、また、測位時刻毎に、
1.緯度
2.経度
が記録される。
データ品質情報25として、車両毎に、また、測位時刻毎に、
1.HDOP
2.受信衛星数
が記録される。データ品質情報25として、PDOP、VDOPを記録してもよい。
図13に、管理サーバ56における車両管理アプリケーションの表示画面34の例を示す。
このように、詳細な車両位置を管理することで、車両に対して詳細な指示を行うことが可能である。図13では、補正サーバ54から受けたデータ品質を元に、HDOP値を色で、受信衛星数を形でそれぞれ分けて管理している。例えば、車両ID=0546の車両は、HDOP値が1.0〜2.0であり、受信衛星数が7機以上である。また、車両ID=0381の車両は、HDOP値が3.0以上であり、受信衛星数が4機未満であり測位できない。
この実施の形態の構成は、すでに、管理サーバ56と移動体端末57、58、59との通信手段を持っているタクシー会社や運送会社のような業者向けに非常に有用である。
すなわち、移動体端末57、58、59→補正サーバ54→管理サーバ56という一方向の通信を確立させれば、DGPSクラスの精度での正確な位置情報の把握が可能になる。
この実施の形態によれば、移動体位置に応じて、移動体に指示を送ることができる。例えば、50cm〜5mの単位で、移動体に正確な経路指示や、現在位置を教えることができる。また、配送車の場合は、住宅密集地で配送品送先の家の門位置や、マンションの棟位置まで教えることができる。
特に、移動体のGPS受信機が取り外し可能な可搬型(携帯型)のものであれば、人の大きさの尺度で経路の指示できる。例えば、補正サーバから地図情報(GPS受信機の存在位置近傍地図)をGPS受信機の表示画面やFAX紙に送信し、ドライバーが車両から取り外した可搬型GPS受信機を携行して、地図情報や画面情報やFAX情報を閲覧しながら、所望の位置に移動することが可能である(現在の宅配便は、ドライバーが車から降りて、表札をいちいち確認したり、近所の通行人に聞いたりしている)。
また、GPS測位品質情報を、全ての配送車から収集することによって、品質データマップを作成することができ、品質劣化の少ない経路を選択させて、移動体を目的地まで誘導することができる。
図14は、管理サーバ56の動作フローチャートである。ここでは、タクシーの配車を例にして説明する。
まず、要求受付部38は、タクシー会社の管理サーバのオペレータから、ある目標地点へ配車する要求を受付る。この要求は、例えば、建物名や店名などであり、目標地点が音声入力や文字入力される。
表示部33は、建物名や店名などの目標地点により、管理データベース31に記憶された地図情報を検索する。そして、表示部33は、図13に示すように、表示画面34に目標地点を中央にプロットして地図を表示する。
更に、表示部33は、表示画面34に表示した地図の領域にいる移動体を管理データベース31に記憶された移動体位置情報23を検索する。すなわち、図12に示した車両別測位データの各車両の最新位置を検索する。この検索結果を基に、地図に移動体の位置を表示する。図13では、4台のタクシーが表示されている。各タクシーの表示は、形をかえており、丸、四角、三角で受信衛星数を表している。また、丸、四角、三角を塗りつぶした色や濃さで、HDOPをあらわしている。
判定部35は、管理データベース31に記憶された移動体位置情報23に基づいて、目標地点に近い3台の車両を特定する。ここでは、近い順に、車両A、車両B、車両Cとする。判定部35は、管理データベース31に記憶された車両Aの測位状況を判定する。すなわち、データ品質情報25を読み出し、HDOPと受信衛星数により、良好か、不良か、測位不可状態かを判定する。
例えば、HDOPが2.0以下で、受信衛星数が7機以上を良好とする。受信衛星数が3機以下ならば、測位不可状態である。それ以外が、すべて不良である。
指示情報生成部36は、判定部35の判定結果に基づいて管理サーバのオペレータから指示情報を入力させる。管理サーバのオペレータは、車両Aの測位状況が良好であることを知り、車両Aを配車すると最終決定した場合、管理サーバのオペレータは、地図の車両Aのクリック動作により車両Aを選択する。図13の「対象車両ID」の欄に車両AにIDが表示される。あるいは、「対象車両ID」の欄にIDを入力して車両Aを選択してもよい。管理サーバのオペレータは、車両Aに対して、目標地点に向かうように指示を入力して作成する。図13の「指示メッセージ」は、管理サーバのオペレータが作成した指示である。
指示情報生成部36は、自動的に、車両Aの測位状況を良好と判定し、車両Aに対して、目標地点に向かうように指示してもよい。そして、指示情報生成部36は、その結果を、図13の「対象車両ID」と「指示メッセージ」に表示し、管理サーバのオペレータに通知してもよい。
管理サーバのオペレータにより、図13に示す送信ボタンが押された場合、送信部37は、指示情報生成部36で生成された指示情報を、車両に送信する。
車両Aの測位状況が、不良か測位不可である場合は、判定部35は、車両Bの測位状況位状況を判定する。以下、前述した車両Aについての動作が、車両Bについて行われる。
車両Bの測位状況が、不良か測位不可である場合は、判定部35は、車両Cの測位状況位状況を判定する。以下、前述した車両Aについての動作が、車両Cについて行われる。
車両Cの測位状況が、不良か測位不可である場合は、判定部35は、管理データベース31に記憶された移動体位置情報23に基づいて、目標地点に近い4台目以降の車両を特定する。以下、4台目以降の車両について測位状況を判定し、前述した動作が、4台目以降の車両について行われる。
図15は、管理データベース31に記憶される測位品質データの他の例を示す図である。
図15の管理データベース31は、エリア別測位品質データとして、方形のエリアの時間帯毎のHDOPと受信衛星数を記憶している。これらのデータは、図12に示した車両別測位データから作成することができる。例えば、エリア001に、30分間の時間に延べN台の車両がいたことを図12に示した車両別測位データの測位時刻と緯度と経度から知り、これらN台の車両のHDOPと受信衛星数の平均値を、その時間帯のエリア001のHDOPと受信衛星数とする。
図16は、図15に示した管理データベース31に記憶される測位品質データを用いて、地図を画面表示した図である。
エリア毎に濃淡(あるいは、色分け)の表示がされ、濃いエリアほど、測位品質が良好であることを示している。
管理サーバのオペレータにとって、濃いエリアにいる車両は、測位品質が良好であることが即座にわかるという効果がある。
なお、補正サーバ54は、データセンター55からの擬似距離補正情報(e+δe)と、海上保安庁等によるDGPS局(図示せず)からの疑似距離補正情報e(通常のDGPSの位置補正情報)を受信し、蓄積するようにしてもよい。補正サーバ54は、その両者のうちどちらかを選択して演算処理し、管理サーバに提供することができる。
このため、移動体が目的地から所定距離以内に接近したときには、データセンター55から管理サーバ56に擬似距離補正情報(e+δe)で演算された位置情報を送信し、移動体が目的地から所定距離にあるときには海上保安庁等による疑似距離補正情報eで演算された位置情報を管理サーバ56で受信することによって、管理サーバ56が受け取る補正情報を切換えることができる。
特に、データセンター55から擬似距離補正情報(e+δe)を提供する度に、その情報提供に応じて課金を行うシステムを構築する場合は、管理サーバ56のデータ利用が減るので、料金の面では効果的である。
以上、DGPSを用いる場合を示したが、RTK−GPSの場合でも構わない。
以下、前述した面補正パラメータ(FKP)方式と仮想基準局(VRS)方式について説明する。VRS(Virtual Reference Station)とは、仮想基準局又は仮想基準点と言われる。仮想基準局(VRS)方式とは、「仮想」の基地局を作って行うGPS方式のことである。
仮想基準局(VRS)方式の概略は以下のとおりである。仮想基準局(VRS)方式には、複数の基準局とVRSセンターとが設けられる。
複数の基準点(基準局)で観測を行い、VRSセンターに測位データを送る。VRSセンターで、送られてきた測位データを基に解析を行う。移動体端末は、VRSセンターを呼び出して、移動体端末が単独で測位した移動体端末の現在位置をVRSセンターに送る。VRSセンターは移動体端末が単独で測位したデータを基に計算し、単独で測位した位置が仮想の基地局となるよう補正データを移動体端末に送り返す。これで移動体端末が単独で測位した位置が仮想基地局となり、この後、移動体端末は、仮想基地局を利用して測位を行う。
このように、仮想基準局(VRS)方式は、複数の基準局の測位データから、移動体端末の近傍にあたかも基準局があるかのような状態を作り出す技術である。この仮想基準局(VRS)方式には、物理的な基準点の設置が不要になるという利点がある。
図17と図18は、面補正パラメータ(FKP)方式と仮想基準局(VRS)方式を比較する図である。
以下、前述した実施の形態の測位演算処理方式(FKP−DGPS方式)と仮想基準局方式(VRS方式)との相違を参酌しながら、この実施の形態の測位演算処理方式(FKP−DGPS方式)による位置測位システムの効果について説明する。
(1)この実施の形態の測位演算処理方式(FKP−DGPS方式)は、補正サーバで補正演算処理を行うので、移動体端末では、GPS受信機の情報の演算処理が軽くなる。このため、システム構成が軽くなる。また、移動体端末には、GPS受信機のみでよく、移動体端末には、測位演算ソフトウェアが不要となり、移動体端末の構成品も簡素になる。
また、この実施の形態の測位演算処理方式(FKP−DGPS方式)は、GPS受信機の情報の演算処理が軽くなるので、補正サーバにおける測位演算までの演算時間が早くなるという効果がある。
(2)この実施の形態の測位演算処理方式(FKP−DGPS方式)は、移動体端末のGPS受信情報(擬似距離)を用いて演算するため、VRS方式と比べて、測位精度がより高くなる。
(3)この実施の形態の測位演算処理方式(FKP−DGPS方式)は、VRS(仮想基準点)を演算しないので、データベースのデータ量が軽くなる。従って、演算速度が早くなる。更に、この実施の形態の測位演算処理方式(FKP−DGPS方式)は、至近の基準点(予め精密な位置が判明している固定点)をベースに位置補正するので、仮想演算された基準点を使うよりは演算精度が高くなる。また、基準点が追加される毎に、新たにVRSを演算し直す必要がない。
(4)VRS方式の場合は、FKP−DGPS方式と同等の精度を得るには、100m〜10kmの間隔でVRSを設置する必要があり、事前にデータベース内に、VRSを格納しておくことは、データ量と演算速度(選択速度)の点から非常に不利である。VRS方式の場合は、この点を考慮して、過去の情報を記録しておくことも可能であるが、依然として精度やデータ数量の課題は残ると考えらる。
(5)VRSをデータベース化すると、データベースから移動体近傍のVRSを選択するのは効率が悪くなるものと考えられる。このため、移動体の存在地域を特定して、その地域近傍内のVRSを選択するなどの工夫が必要となるであろう。
(6)図19に示すように、VRSは、格子状に配置された基準点の内部に生成される。従って、VRSは、格子状に配置された基準点よりも間隔が短くなる。また、VRSは、格子状に配置されることはない。このため、格子状に配置された複数の基準点から特定の基準点を選択するよりも、格子状に配置されていない近距離の複数のVRSから特定のVRSを選択する場合の方が、チャタリングが多くなる。
(7)この実施の形態の測位演算処理方式(FKP−DGPS方式)は、補正サーバ54から管理サーバ56への片方向通信でよいのに対して、VRS方式では、VRSセンターと移動体端末の双方向通信が必要である。VRS方式では、移動体端末の位置をVRSセンターに通知する必要がある。
前述した各実施の形態で、補正サーバ54、データセンター55、管理サーバ56は、コンピュータで実現できるものである。
図示していないが、補正サーバ54、データセンター55、管理サーバ56は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)を備えている。
例えば、CPUは、バスを介して、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信ボード、表示装置、K/B(キーボード)、マウス、FDD(Flexible Disk Drive)、CDD(コンパクトディスクドライブ)、磁気ディスク装置、光ディスク装置、プリンタ装置、スキャナ装置等と接続されている。
RAMは、揮発性メモリの一例である。ROM、FDD、CDD、磁気ディスク装置、光ディスク装置は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
前述した各実施の形態の補正サーバ54、データセンター55、管理サーバ56が扱うデータや情報は、記憶装置あるいは記憶部に保存され、補正サーバ54、データセンター55、管理サーバ56の各部により、記録され読み出されるものである。
また、通信ボードは、例えば、LAN、インターネット、或いはISDN等のWAN(ワイドエリアネットワーク)に接続されている。
磁気ディスク装置には、オペレーティングシステム(OS)、ウィンドウシステム、プログラム群、ファイル群(データベース)が記憶されている。
プログラム群は、CPU、OS、ウィンドウシステムにより実行される。
上記補正サーバ54、データセンター55、管理サーバ56の各部は、一部或いはすべてコンピュータで動作可能なプログラムにより構成しても構わない。或いは、ROMに記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェア或いは、ハードウェア或いは、ソフトウェアとハードウェアとファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
上記プログラム群には、実施の形態の説明において「〜部」として説明した処理をCPUに実行させるプログラムが記憶される。これらのプログラムは、例えば、C言語やHTMLやSGMLやXMLなどのコンピュータ言語により作成される。
また、上記プログラムは、磁気ディスク装置、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)等のその他の記録媒体に記憶され、CPUにより読み出され実行される。
本実施の形態1の位置補正システムの基本構成図である。 補正サーバの構成図である。 単独測位データとして得られるGPS受信情報41を示す図である。 Rawデータを示す図である。 参照局GPS受信情報48を示す図である。 ネットワーク型補正情報49を示す図である。 基準点と面補正パラメータとの関係図である。 面補正パラメータと遅延量の関係図である。 FKP−DGPSによる疑似距離補正の説明図である。 本実施の形態2の位置補正システムの基本構成図である。 管理サーバ56の構成と補正サーバ54−管理サーバ56間のデータの流れを示す図である。 管理データベース31に記憶される移動体位置情報23とデータ品質情報25とを示す図である。 管理サーバ56における車両管理アプリケーションの表示画面34の例を示す。 管理サーバ56の動作フローチャートである。 管理データベース31に記憶される測位品質データの他の例を示す図である。 管理データベース31に記憶される測位品質データを用いて、地図を画面表示した図である。 面補正パラメータ(FKP)方式と仮想基準局(VRS)方式を比較する図(その1)である。 面補正パラメータ(FKP)方式と仮想基準局(VRS)方式を比較する図(その2)である。 格子状に配置された複数の基準点と、格子状に配置されていない近距離の複数のVRSを示す図である。
符号の説明
23 移動体位置情報、41 単独測位データとして得られるGPS受信情報、46 補正計算部、48 参照局GPS受信情報、49 ネットワーク型補正情報、51 GPS衛星、53 参照局、54 補正サーバ、55 データセンター、56 管理サーバ、57,58,59 移動体端末、61 補正データベース、71,81,91 補正処理部、73,83,93 選択部、74,84,94 位置演算部、75,85,95 I/Fモジュール、76,86,96 受信部、77,87,97 送信部。

Claims (6)

  1. GPS(グローバルポジショニングシステム)衛星のGPS信号から参照局が得たGPS衛星と参照局との擬似距離を含むGPS受信情報を複数の参照局から受信し、受信したGPS受信情報に基づいて、各参照局の擬似距離を補正する擬似距離補正情報を演算し、演算された擬似距離補正情報を、各参照局の位置情報と対応付けて配信するデータセンターと、
    データセンターから配信された各参照局の位置情報と擬似距離補正情報を受信し、GPS衛星のGPS信号から移動体端末が得たGPS受信情報を受信し、データセンターから配信された各参照局の位置情報と擬似距離補正情報と、移動体端末が得たGPS受信情報とに基づいて、移動体位置を演算する補正サーバとを備え、
    上記補正サーバは、
    データセンターから配信された各参照局の位置情報と擬似距離補正情報とを受信して格納する補正データベースと、
    移動体端末からGPS受信情報を受信しこのGPS受信情報に基づいて各移動体端末に対応して移動体測定位置を演算し、この移動体測定位置と補正データベースに格納された各参照局の位置情報とに基づいて、移動体端末から所定距離内に存在する参照局を基準点として選択する選択部と、
    選択部で選択された基準点の位置情報と擬似距離補正情報と、移動体端末からのGPS受信情報と、移動体測定位置とに基づいて、移動体位置を演算する位置演算部と、
    位置演算部で演算された移動体位置を移動体位置情報として送信する送信部と
    を備えたことを特徴とする位置補正システム。
  2. 上記選択部は、移動体端末の移動に伴い、所定の時間内に所定距離以内に存在することになる参照局を検出し、その所定距離以内に存在することになる頻度の多い参照局を、基準点として選択することを特徴とする請求項1記載の位置補正システム。
  3. 上記選択部は、過去に選択した基準点とその周辺の基準点とを含む選択情報を周辺基準点選択情報として、移動体端末毎に、補正データベースに格納し、格納された周辺基準点選択情報のそれぞれの基準点の位置と現在の移動体測定位置との差に基づいて、所定距離内の基準点を選択することを特徴とする請求項1記載の位置補正システム。
  4. 上記位置補正システムは、更に、GPS衛星からGPS信号を受信し、GPS信号から得られたGPS受信情報を送信する移動体端末を備え、
    送信部は、移動体の移動体位置情報を移動体端末に送信し、
    移動体端末は、送信部から移動体の移動体位置情報を受信することを特徴とする請求項1記載の位置補正システム。
  5. 上記位置補正システムは、更に、補正サーバと移動体端末と通信する管理サーバを備え、管理サーバは、
    補正サーバから移動体位置情報を受信し、移動体端末からGPS受信情報を受信し受信したGPS受信情報から得られたGPS信号の受信データ品質情報に基づいて、対応する移動体の測位状況を判定する判定部と、
    判定部の判定結果に基づいて移動体への指示情報を生成する指示情報生成部と、
    指示情報生成部で生成された指示情報を、移動体に送信する送信部と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の位置補正システム。
  6. 複数の参照局の位置情報と、GPS(グローバルポジショニングシステム)衛星と参照局間の擬似距離を補正する擬似距離補正情報とを、対応させて格納する補正データベースと、
    GPS衛星のGPS信号から移動体端末が得たGPS受信情報を受信し、このGPS受信情報に基づいて移動体端末に対応して移動体測定位置を演算し、この移動体測定位置と補正データベースに格納された複数の参照局の位置情報とに基づいて、移動体端末から所定距離内に存在する参照局を基準点として選択する選択部と、
    選択部で選択された基準点の位置情報と擬似距離補正情報と、移動体端末が得たGPS受信情報と、移動体測定位置とに基づいて、移動体位置を演算する位置演算部と、
    位置演算部で演算された移動体位置を移動体位置情報として送信する送信部と
    を備えたことを特徴とする補正サーバ。
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