JP2005241517A - 位置補正システム及び補正サーバ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】GPS(グローバルポジショニングシステム)衛星51からGPS受信情報を受信し、GPS受信情報を送信する複数の参照局53と、複数の参照局53から送信されたGPS受信情報に基づいて、各参照局の擬似距離補正情報を演算し、演算された擬似距離補正情報を、各参照局の位置情報と対応付けて配信するデータセンター55と、GPS衛星からGPS受信情報を受信し、GPS受信情報を送信する移動体端末57、58、59と、データセンター55から配信された各参照局の位置情報と擬似距離補正情報を受信し、移動体端末からGPS受信情報を受信し、データセンター55から配信された各参照局の位置情報と擬似距離補正情報と、移動体端末からのGPS受信情報とに基づいて、移動体位置を演算する補正サーバ54とを備えた。
【選択図】 図1
Description
まず、単独測位を行う移動体端末側のGPS受信機が存在し、この測位の誤差を補正する為に予め完全に位置座標が分かっている参照局(基準局)が存在する。そしてGPS受信機と一体になっているものも多いが、ユーザ側には補正用データを受信する為の中波ビーコンやFM放送等の受信機、携帯電話等と、補正計算を行うソフトウェアとが必要である。参照局でGPS測位を行うと、電離層やGPS衛星の軌道誤差等に起因する本当の位置との誤差が、位置座標の差や衛星との疑似距離の誤差として現れる。この誤差が参照局とユーザ側で同じであると仮定した上で、補正値として参照局からユーザ側に何らかの手段で送信される。ユーザ側はこれをもとにGPS測位による自己位置を補正し、より真の位置に近い座標を求めることができる。
GPS(グローバルポジショニングシステム)衛星から擬似距離を含むGPS受信情報を受信し、GPS受信情報を送信する複数の参照局と、
複数の参照局から送信されたGPS受信情報に基づいて、各参照局の擬似距離補正情報を演算し、演算された擬似距離補正情報を、各参照局の位置情報と対応付けて配信するデータセンターと、
GPS衛星からGPS受信情報を受信し、GPS受信情報を送信する移動体端末と、
データセンターから配信された各参照局の位置情報と擬似距離補正情報を受信し、移動体端末が受信したGPS受信情報を受信し、データセンターから配信された各参照局の位置情報と擬似距離補正情報と、移動体端末のGPS受信情報とに基づいて、移動体位置を演算する補正サーバとを備え、
上記補正サーバは、
データセンターから配信された各参照局の位置情報と擬似距離補正情報とを受信して格納する補正データベースと、
移動体端末からGPS受信情報を受信しこのGPS受信情報に基づいて各移動体端末に対応して移動体測定位置を演算し、この移動体測定位置と補正データベースに格納された各参照局の位置情報とに基づいて、移動体端末から所定距離内に存在する参照局を基準点として選択する選択部と、
選択部で選択された基準点の位置情報と擬似距離補正情報と、移動体端末からのGPS受信情報と、移動体測定位置とに基づいて、移動体位置を演算する位置演算部と、
位置演算部で演算された移動体位置を移動体位置情報として送信する送信部と
を備えたことを特徴とする。
本実施の形態の位置補正システムの基本構成を図1により説明する。
位置補正システムは、複数の参照局53を備えている。複数の参照局53は、複数のGPS(グローバルポジショニングシステム)衛星51からGPS信号(測位信号)を受信し、参照局GPS受信情報48を得て送信する。ここで、参照局GPS受信情報48には、GPS衛星51と参照局53との距離が含まれている。以下、GPS衛星51と参照局53との距離のことを擬似距離という。
上記補正サーバ54は、補正データベース61と補正計算部46とインタフェースモジュール75、85、95を備えている。
選択部73は、移動体端末57からGPS受信情報を受信し、このGPS受信情報に基づいて各移動体端末に対応して移動体測定位置を演算し、この移動体測定位置と補正データベース61に格納された各参照局の位置情報とに基づいて、移動体端末から所定距離内に存在する参照局を基準点として選択する。
なお、インタフェースモジュール75、85、95と、補正処理部71、81、91とは、特定の移動体端末に対応しているのではなく、いずれかの移動体端末57、58、59からの通信要求に応じて回線を確立することができる。
図3のように、移動体端末はID番号によって管理する。移動体端末は、単独で、複数(少なくとも4機)のGPS衛星51から測位信号を受信する。単独測位データとして得られるGPS受信情報41は、この測位信号から得られたGPS受信情報である。移動体端末57、58、59は、移動体端末に搭載されたGPS受信機(図示せず)により4機以上のGPS衛星51を捕捉し、GPS衛星51からの電波に乗せて送られる測位信号を受信し、GPS受信情報を生成する。
1.移動体端末ID
2.測位時刻
3.緯度
4.経度
5.高度
6.受信衛星数
7.Rawデータ
8.HDOP(Hrizontal Dilution of Precision)
9.PDOP(Position Dilution of Precision)
10.その他
受信データのRawデータは、87バイトで構成さる。図4では、GPS受信機が受信した最大8機までの選択衛星のデータが所定のデータフォーマットで、単独測位データとして得られるGPS受信情報41に含まれて、伝送されることを示している。Rawデータには、選択衛星までの擬似距離と擬似距離変化率とが含まれている。
なお、Rawデータには、搬送波位相情報(キャリア位相)が含まれていても良い。この場合には、現在の搬送波位相情報と現在の擬似距離とから、外装演算によって所定時間後の擬似距離を予測する。この擬似距離の予測では、移動体の移動量に応じた位相ずれを相殺した補正を行っても良い。次いで、この搬送波位相情報により求められた擬似距離の予測値とC/Aコードによる観測された擬似距離との按分によって、観測された擬似距離を補正処理する。この補正処理は、キャリアスムージングとも呼ばれるフィルタリング手法であり、数mレベルで変動幅の大きいC/Aコードによる観測値(擬似距離)のばらつきを、cmレベルで正確なキャリア位相差でフィルタリングすることによって、より精度の高い擬似距離精度を得ることができる。
1.衛星軌道の位置誤差
2.衛星の原子時計の誤差とGPS受信機の時計の誤差
3.電離層と対流圏遅延による誤差
4.マルチパス誤差
5.その他の誤差
このように多種の誤差が含まれているため、GPS受信機とGPS衛星までの距離を擬似距離と呼ぶ。
参照局GPS受信情報48には、以下のものが含まれている。
1.参照局のID
2.参照局座標
3.参照局の擬似距離補正値(e)
参照局の擬似距離補正値(e)は、例えば、DGPS方式により算出した補正値である。参照局の擬似距離補正値(e)は、データセンター55で算出してもよい。
図のように、補正情報生成に用いた参照局もIDによって管理する。
ネットワーク型補正情報49には、以下のものが含まれている。
1.参照局のID
2.参照局座標
3.参照局の擬似距離補正値(e)
4.面補正パラメータ(FKPパラメータ;Flauchen korrectur Paramater)
図7は、基準点と面補正パラメータとの関係図である。
図7の横軸は、緯度又は経度である。
図7の縦軸は、遅延量である。
図8の横軸は、緯度又は経度である。
図8の縦軸は、遅延量である。
図9は、FKP−DGPSによる疑似距離補正の説明図である。
FKP−DGPSでは、測定点において距離依存する疑似距離補正値を表すため、図9のように線形面補間を用いる。この面はWGS84楕円体に対して基準点の高度で水平な面を基準にし、そこから南北、東西にそれぞれどれだけ傾いているかで表す。
δr0=f0(N0,E0,φ,φR,λ,λR)
δr1=f1(NI,EI,φ,φR,λ,λR)
ここで、
f0:関数
f1:関数
δr0:電離層フリー信号の距離依存誤差
δr1:Narrow Lane信号の距離依存誤差
N0:電離層フリー信号によるFKP平面の南北成分傾き
E0:電離層フリー信号によるFKP平面の東西成分傾き
NI:Narrow Lane信号によるFKP平面の南北成分傾き
EI:Narrow Lane信号によるFKP平面の東西成分傾き
φR,λR:WGS84座標系での基準点座標[rad]
である。
L1信号の距離依存誤差δr1=f2(δr0,δrI)
L2信号の距離依存誤差δr2=f3(δr0,δrI)
ここで、
f2:関数
f3:関数
ここで、L1信号とは、Link1の信号のことで、衛星のデータを放送するためにGPS衛星によって使用される第1のLバンド周波数の信号のことである。この周波数は1575.42MHzである。これはC/Aコード、Pコード、航法メッセージによって変調される。
また、L2信号とは、Link2の信号のことで、衛星のデータを放送するためにGPS衛星によって使用される2番目のLバンド周波数の信号のことである。この周波数は1227.6MHzである。
従って、測定点の疑似距離Rは次のように補正でき、補正後の距離RKが求められる。
補正後の距離RK=R−δr1
なお、L2信号の距離依存誤差δr2は使用しない。
ここで、δr1を基準点1の遅延量に対する変位量(δe)として(すなわち、−δr1=δeとして)、変位量(δe)を、基準点における遅延量(e)に加えることにより、移動体端末における正確な遅延量(e+δe)が求められる。
1.基準点の座標値(φR,λR)
2.基準点の遅延量(e)
3.基準点の各衛星毎の面補正パラメータ(N0,NI,E0,EI)
が必要である。
SUB−ID:メッセージの拡張性を保持する為、SUB−IDが送られている。線形FKPの場合は5。
複数の参照局53は、GPS衛星51から得られたGPS受信情報(擬似距離)を参照局GPS受信情報48としてデータセンター55に送信する。参照局53は、基準局、あるいは、電子基準点と呼ばれることもある。
参照局53は、参照局IDとともに擬似距離補正値eをGPS受信情報に含めてデータセンター55に送る。
なお、擬似距離補正値eは、データセンター55で計算することもできる。
また、データセンター55で、仮想基準点(VRS)RTK−GPSのRTKネットワーク等で使われる複数の参照局を用いた補正ネットワークを構築する際に必要なデータ収集、計算を行うようにすることもできる。
本実施の形態では、データセンター55に加えて、補正計算を行う補正サーバ54を設けている。補正サーバ54は、GPS受信機による移動体端末57、58、59の位置情報や生データ(Rawデータ)といった単独測位データとして得られるGPS受信情報41(図3)を直接受け取る。一方、RTCM (Radio Technical Commission for Maritime Service)SC−104等の形式でデータセンター55から送られてくるネットワーク型補正情報49を受け取る。RTCMSC−104は、補正データの伝送に関するメッセージフォーマットである。ここで、ネットワーク型補正情報49とは、少なくともFKPパラメータを含む補正情報をいう。しかし、ネットワーク型補正情報49として、通常のDGPSに使われる擬似距離補正値や参照局パラメータ、RTK−GPSに使われる搬送波位相補正値、また電離層パラメータ等、考えられ得る全てのGPS測位用補正値を含んでいてもかまわない。
なお、移動体端末57、58、59と補正サーバ54とは、例えば、携帯(DoPA)無線通信によって、中継局を介して、データ伝送を行う。
補正データベース61は、データセンター55から配信された各参照局対応の位置情報と擬似距離補正情報を受信して磁気ディスクや光ディスクなどの記憶装置やメモリに格納する。
1.測定点からの距離が最短な基準点を選択する。
又は、
2.時間の幅を決め、その時間内で最も近い基準点となった度数が最も多い基準点を基準点とする。
補正計算部46に複数の補正処理部71、81、91を設けている理由は、複数の移動体端末からの位置計算要求を並列に処理するためである。
図1の構成では、移動体端末に測位補正データの受信機はいらなくなるものの、新たに補正サーバと移動体端末との双方向通信がそれぞれの移動体端末に関して必要になる。
そこで、実施の形態1の考えを更に発展させ、図10のような構成の位置補正システムを提案する。ユーザ業者システム99は、管理サーバ56を備えている。管理サーバ56は、補正サーバ54と移動体端末57、58、59と通信する。補正サーバ54においては、基本的に単独測位データとして得られるGPS受信情報41とネットワーク型補正情報49を補正計算部46に入力すれば、補正後の移動体位置情報23を出力できる。
本構成においては、図3のように、受信衛星数やDOP値等、移動体端末57、58、59からの単独測位データとして得られるGPS受信情報41の中にデータ品質情報25を含めることにする。補正サーバ54は、このデータ品質情報25を補正後の移動体位置情報23と共に管理サーバ56に送信し、これを管理サーバ56が常にモニタリングすることで端末位置の測位状況を管理することができるようにする。
図11に示すように、管理サーバ56は、移動体位置情報23とデータ品質情報25とを補正サーバ54から受信して記憶する管理データベース31を備えている。管理データベース31には、地図情報も記憶されている。
移動体位置情報23として、車両毎に、また、測位時刻毎に、
1.緯度
2.経度
が記録される。
1.HDOP
2.受信衛星数
が記録される。データ品質情報25として、PDOP、VDOPを記録してもよい。
このように、詳細な車両位置を管理することで、車両に対して詳細な指示を行うことが可能である。図13では、補正サーバ54から受けたデータ品質を元に、HDOP値を色で、受信衛星数を形でそれぞれ分けて管理している。例えば、車両ID=0546の車両は、HDOP値が1.0〜2.0であり、受信衛星数が7機以上である。また、車両ID=0381の車両は、HDOP値が3.0以上であり、受信衛星数が4機未満であり測位できない。
すなわち、移動体端末57、58、59→補正サーバ54→管理サーバ56という一方向の通信を確立させれば、DGPSクラスの精度での正確な位置情報の把握が可能になる。
まず、要求受付部38は、タクシー会社の管理サーバのオペレータから、ある目標地点へ配車する要求を受付る。この要求は、例えば、建物名や店名などであり、目標地点が音声入力や文字入力される。
更に、表示部33は、表示画面34に表示した地図の領域にいる移動体を管理データベース31に記憶された移動体位置情報23を検索する。すなわち、図12に示した車両別測位データの各車両の最新位置を検索する。この検索結果を基に、地図に移動体の位置を表示する。図13では、4台のタクシーが表示されている。各タクシーの表示は、形をかえており、丸、四角、三角で受信衛星数を表している。また、丸、四角、三角を塗りつぶした色や濃さで、HDOPをあらわしている。
例えば、HDOPが2.0以下で、受信衛星数が7機以上を良好とする。受信衛星数が3機以下ならば、測位不可状態である。それ以外が、すべて不良である。
管理サーバのオペレータにより、図13に示す送信ボタンが押された場合、送信部37は、指示情報生成部36で生成された指示情報を、車両に送信する。
図15の管理データベース31は、エリア別測位品質データとして、方形のエリアの時間帯毎のHDOPと受信衛星数を記憶している。これらのデータは、図12に示した車両別測位データから作成することができる。例えば、エリア001に、30分間の時間に延べN台の車両がいたことを図12に示した車両別測位データの測位時刻と緯度と経度から知り、これらN台の車両のHDOPと受信衛星数の平均値を、その時間帯のエリア001のHDOPと受信衛星数とする。
エリア毎に濃淡(あるいは、色分け)の表示がされ、濃いエリアほど、測位品質が良好であることを示している。
管理サーバのオペレータにとって、濃いエリアにいる車両は、測位品質が良好であることが即座にわかるという効果がある。
このため、移動体が目的地から所定距離以内に接近したときには、データセンター55から管理サーバ56に擬似距離補正情報(e+δe)で演算された位置情報を送信し、移動体が目的地から所定距離にあるときには海上保安庁等による疑似距離補正情報eで演算された位置情報を管理サーバ56で受信することによって、管理サーバ56が受け取る補正情報を切換えることができる。
特に、データセンター55から擬似距離補正情報(e+δe)を提供する度に、その情報提供に応じて課金を行うシステムを構築する場合は、管理サーバ56のデータ利用が減るので、料金の面では効果的である。
以上、DGPSを用いる場合を示したが、RTK−GPSの場合でも構わない。
複数の基準点(基準局)で観測を行い、VRSセンターに測位データを送る。VRSセンターで、送られてきた測位データを基に解析を行う。移動体端末は、VRSセンターを呼び出して、移動体端末が単独で測位した移動体端末の現在位置をVRSセンターに送る。VRSセンターは移動体端末が単独で測位したデータを基に計算し、単独で測位した位置が仮想の基地局となるよう補正データを移動体端末に送り返す。これで移動体端末が単独で測位した位置が仮想基地局となり、この後、移動体端末は、仮想基地局を利用して測位を行う。
以下、前述した実施の形態の測位演算処理方式(FKP−DGPS方式)と仮想基準局方式(VRS方式)との相違を参酌しながら、この実施の形態の測位演算処理方式(FKP−DGPS方式)による位置測位システムの効果について説明する。
また、この実施の形態の測位演算処理方式(FKP−DGPS方式)は、GPS受信機の情報の演算処理が軽くなるので、補正サーバにおける測位演算までの演算時間が早くなるという効果がある。
図示していないが、補正サーバ54、データセンター55、管理サーバ56は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)を備えている。
RAMは、揮発性メモリの一例である。ROM、FDD、CDD、磁気ディスク装置、光ディスク装置は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
前述した各実施の形態の補正サーバ54、データセンター55、管理サーバ56が扱うデータや情報は、記憶装置あるいは記憶部に保存され、補正サーバ54、データセンター55、管理サーバ56の各部により、記録され読み出されるものである。
プログラム群は、CPU、OS、ウィンドウシステムにより実行される。
Claims (6)
- GPS(グローバルポジショニングシステム)衛星のGPS信号から参照局が得たGPS衛星と参照局との擬似距離を含むGPS受信情報を複数の参照局から受信し、受信したGPS受信情報に基づいて、各参照局の擬似距離を補正する擬似距離補正情報を演算し、演算された擬似距離補正情報を、各参照局の位置情報と対応付けて配信するデータセンターと、
データセンターから配信された各参照局の位置情報と擬似距離補正情報を受信し、GPS衛星のGPS信号から移動体端末が得たGPS受信情報を受信し、データセンターから配信された各参照局の位置情報と擬似距離補正情報と、移動体端末が得たGPS受信情報とに基づいて、移動体位置を演算する補正サーバとを備え、
上記補正サーバは、
データセンターから配信された各参照局の位置情報と擬似距離補正情報とを受信して格納する補正データベースと、
移動体端末からGPS受信情報を受信しこのGPS受信情報に基づいて各移動体端末に対応して移動体測定位置を演算し、この移動体測定位置と補正データベースに格納された各参照局の位置情報とに基づいて、移動体端末から所定距離内に存在する参照局を基準点として選択する選択部と、
選択部で選択された基準点の位置情報と擬似距離補正情報と、移動体端末からのGPS受信情報と、移動体測定位置とに基づいて、移動体位置を演算する位置演算部と、
位置演算部で演算された移動体位置を移動体位置情報として送信する送信部と
を備えたことを特徴とする位置補正システム。 - 上記選択部は、移動体端末の移動に伴い、所定の時間内に所定距離以内に存在することになる参照局を検出し、その所定距離以内に存在することになる頻度の多い参照局を、基準点として選択することを特徴とする請求項1記載の位置補正システム。
- 上記選択部は、過去に選択した基準点とその周辺の基準点とを含む選択情報を周辺基準点選択情報として、移動体端末毎に、補正データベースに格納し、格納された周辺基準点選択情報のそれぞれの基準点の位置と現在の移動体測定位置との差に基づいて、所定距離内の基準点を選択することを特徴とする請求項1記載の位置補正システム。
- 上記位置補正システムは、更に、GPS衛星からGPS信号を受信し、GPS信号から得られたGPS受信情報を送信する移動体端末を備え、
送信部は、移動体の移動体位置情報を移動体端末に送信し、
移動体端末は、送信部から移動体の移動体位置情報を受信することを特徴とする請求項1記載の位置補正システム。 - 上記位置補正システムは、更に、補正サーバと移動体端末と通信する管理サーバを備え、管理サーバは、
補正サーバから移動体位置情報を受信し、移動体端末からGPS受信情報を受信し受信したGPS受信情報から得られたGPS信号の受信データ品質情報に基づいて、対応する移動体の測位状況を判定する判定部と、
判定部の判定結果に基づいて移動体への指示情報を生成する指示情報生成部と、
指示情報生成部で生成された指示情報を、移動体に送信する送信部と
を備えたことを特徴とする請求項1記載の位置補正システム。 - 複数の参照局の位置情報と、GPS(グローバルポジショニングシステム)衛星と参照局間の擬似距離を補正する擬似距離補正情報とを、対応させて格納する補正データベースと、
GPS衛星のGPS信号から移動体端末が得たGPS受信情報を受信し、このGPS受信情報に基づいて移動体端末に対応して移動体測定位置を演算し、この移動体測定位置と補正データベースに格納された複数の参照局の位置情報とに基づいて、移動体端末から所定距離内に存在する参照局を基準点として選択する選択部と、
選択部で選択された基準点の位置情報と擬似距離補正情報と、移動体端末が得たGPS受信情報と、移動体測定位置とに基づいて、移動体位置を演算する位置演算部と、
位置演算部で演算された移動体位置を移動体位置情報として送信する送信部と
を備えたことを特徴とする補正サーバ。
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