JP2005229465A - Ipマルチキャスト配信制御システムおよび方法およびそのためのプログラムならびに該プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Ipマルチキャスト配信制御システムおよび方法およびそのためのプログラムならびに該プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 IPマルチキャストネットワークにおいて、マルチキャストの同時配信数を適切に制限することにより、高品質の配信を安定的に提供することが可能なIPマルチキャスト配信制御技術を提供すること。
【解決手段】 IPマルチキャストネットワーク4に、最大配信数と同時配信数を計数し記憶する手段11を備えたマルチキャスト配信制御サーバ1と、パケットフィルタ21を備える配信者収容ルータ2を接続し、配信者にマルチキャストアドレスを割当て、パケットフィルタ21を制御することにより、配信制御する。マルチキャスト配信制御サーバ1は、配信者から配信要求を受信し、同時配信数を計数し記憶する手段11が、配信要求を受け付けた場合の同時配信数を計数し、計数した同時配信数が最大配信数以下である場合に限り、配信要求を受け付ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、IPマルチキャスト配信制御技術に関し、特に、IPネットワークにおいて、IPパケットをマルチキャスト配信する際に、マルチキャスト配信者を制限するための技術に関する。
従来のIPマルチキャスト方式としては、マルチキャストプロトコルを用いて、受信者が受信要求をホップバイホップに転送することにより、送信者と受信者の間の経路を決定する方式や、まず送信者からマルチキャストパケットをフラッディングすることにより経路を決定する方式が考えられている。前者の例としては、非特許文献1や同2が、また、後者の例としては非特許文献3や同4が挙げられる。
一方、マルチキャスト転送では、IPネットワーク内でパケットの複製が行われるため、回線のトラヒックを圧迫するという問題が生ずる。そこで、本出願人は先に、受信者がマルチキャスト要求する際に受信要求を認証し受信者収容ルー
タと受信装置の間で不要トラヒックによる回線帯域圧迫を防ぐようにしたIPマルチキャスト認証方式,IPネットワークが許可するマルチキャスト配信のみを可能とするIPマルチキャスト配信制御システム(特願2003−374574号:以下、先願に係るIPマルチキャスト配信制御システムという)を提案している。
上記先願に係るIPマルチキャスト配信制御システムでは、図26に示すように、IPマルチキャストネットワーク400に、マルチキャスト配信制御機能を備えるマルチキャスト配信制御サーバ100と、パケットフィルタ手段を備える配信者収容ルータ200が接続されている。
マルチキャスト配信制御機能(マルチキャスト配信制御サーバ100)は、マルチキャストアドレスと当該マルチキャストアドレスが使用中か未使用かを記憶するマルチキャストアドレス管理機能(マルチキャストアドレス管理テーブル110)と、配信者情報と配信者を収容する配信者収容ルータ2のルータアドレスと配信者収容ポート番号とを記憶する配信者管理機能(配信者管理テーブル120)と、配信要求を受信し、配信者情報に基づき認証し、配信者に応答を返し、および、配信者収容ルータ200のパケットフィルタ210を制御する制御部130とを備えている。
上記先願に係るIPマルチキャスト配信制御システムの動作は、図27に示すように、初期状態として、配信者収容ルータ200の配信者収容ポートには、全てのマルチキャストアドレスに対して遮断設定しておく。すなわち、当該配信者収容ポートにおいて、配信装置300から宛先アドレスがマルチキャストアドレスであるパケットを受信した場合、配信者収容ルータ200は廃棄する。
マルチキャストアドレス管理テーブル110の初期状態は、全てのマルチキャストアドレスに対して未使用である。
配信者管理テーブル120には、予め、マルチキャスト配信を許可する配信者の配信者の、配信者識別子12aと、認証情報12bと、当該配信者を収容する配信者収容ルータ200のIPアドレスと当該配信者が接続される配信者収容ルータ200のポート番号を登録しておく。
そして、配信装置300はマルチキャスト配信を希望する場合、マルチキャスト配信制御サーバ100に対し、配信者識別子と認証情報を明示した配信要求を送信する(a)。
マルチキャスト配信制御サーバ100の制御部130は、配信装置300から配信要求を受信したら、配信者管理テーブル120から、当該配信者識別子の配信者情報、すなわち、認証情報,配信者収容ルータ200のIPアドレス,配信者収容ポート番号を取得し、認証情報を照合する(b)(c)。
制御部130は、照合に成功したら、マルチキャストアドレス管理テーブル110に対して、マルチキャストアドレスを要求する(d)。
マルチキャストアドレス管理テーブル110は、制御部130から、マルチキャストアドレス要求を受信したら、未使用のマルチキャストアドレスの中から、任意のマルチキャストアドレスを通知する(e)とともに、使用中に変更する。
制御部130は、未使用マルチキャストアドレスを取得したら、配信者収容ルータ200のIPアドレスに対し、配信者収容ポート番号とマルチキャストアドレスを明記した、パケット遮断解除要求を送信する(f)。
制御部130から遮断解除要求を受信した配信者収容ルータ200は、指定された配信者収容ポートに指定されたマルチキャストアドレスの未の遮断解除、すなわち、転送設定を実施し、成功したら、パケット遮断成功を応答する(g)。
パケット遮断成功応答を受信した制御部130は、配信者収容装置に対して、マルチキャストアドレスを明記した配信許可応答を通知し(h)、配信許可応答を受信した配信装置300は、該通知を契機に、マルチキャスト配信を行う。このようにして、IPマルチキャストネットワーク400が許可するマルチキャスト配信のみを可能としている。
RFC2362 draft-ietf-pim-sm-v2-new-07 RFC1075 draft-ietf-pim-dm-new-v2-01
しかしながら、上記先願に係るIPマルチキャスト配信制御システムでは、配信希望者が多数である場合、リンク帯域や、ルータのパケット複製能力や、ルータのマルチキャスト状態の最大管理能力が小さいIPネットワークでは、マルチキャストの転送品質が劣化するか許容量を越えるマルチキャストが不可能となる可能性がある。
具体的には、IPマルチキャストネットワーク内に設置した、ルータの制御部において、マルチキャスト状態遷移の管理が可能なマルチキャストアドレス数は、CPUの能力とメモリ量の観点から有限であり、例えばあるルータにおいて1000アドレスであるとすると、1001アドレス個目以降のマルチキャスト配信が当該ルータを経由した場合、配信ができない、あるいは、ルータがダウンするか、処理量の増加により、通常の経路制御に支障をきたす可能性もある。
あるいは、IPマルチキャストネットワーク内に設置した、あるルータが、パケット複製機能を、ルーチング機能を実現するモジュールと異なる、複製専用モジュールを搭載することで実現している場合、複製専用モジュールとルーチングモジュールとを接続する内部リンクの容量がルータの全出力容量に比べて小さく、ルータの出力容量に比べて小さな帯域分しかマルチキャスト出力できないことが考えられる。
これらのような場合には、IPマルチキャストネットワークとして、マルチキャストする同時配信数を制限することが考えられるが、配信希望者が一旦マルチキャストアドレスを確保したら、配信者が停止要求あるいはトラヒック停止しないかぎり、IPネットワークでは配信停止できないため、既存の配信者が継続する限り優先され、新規配信者がマルチキャスト配信出来ないという問題が発生する。
本発明の目的は、上記事情に鑑み、上述の如き問題を解消し、IPマルチキャストネットワークにおいて、マルチキャストの同時配信数を適切に制限することにより、高品質の配信を安定的に提供することが可能なIPマルチキャスト配信制御システムおよび方法およびそのためのプログラムならびに該プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
本課題を解決するために、マルチキャスト配信制御機能において、同時配信数を予め定めた最大配信数に制限する。その場合、配信者から配信要求を受信したときに、あるいは、配信を停止したとき、更には、同時配信数を計数後に、何らかの問題が生じ配信できなかった場合に、当該事象を検出し、配信数を再計数することは、配信数計数の効率化と、実施の配信数と整合させるという観点から有効である。
また、同時配信数を制限する場合には、上記先願に係るIPマルチキャスト配信制御システムでは、配信希望者が一旦マルチキャストアドレスを確保したら、配信者が停止要求あるいはトラヒック停止しないかぎり、IPマルチキャストネットワークでは配信停止できないため、既存の配信者が継続する限り優先され、新規配信者がマルチキャスト配信出来ないという問題が発生する。
そこで、割り当てたマルチキャストアドレスに対し、使用期限を設け、使用期限がきたら、当該マルチキャストアドレスによる配信を停止し、マルチキャストアドレスを解放することにより、同時配信数が制限されている場合にも、公平に配信者がマルチキャスト配信できるようになる。
また、配信者に予め配信時間や配信終了時刻を通知させることや、配信予約させることにより、予め配信数を計数すれば、配信者にとっては、配信可能となる時刻が予測可能となり、一方IPマルチキャストネットワークとしては、予め、混雑状況を予測することができるという点で有効である。
配信予約を実施する場合には、配信予約要求時に同時配信数を計数するのではなく、予め最大配信数のマルチキャストアドレスを用意しておいて、配信者に各マルチキャストアドレスが予約済みかどうかを確認させ、未使用マルチキャストアドレスに対し、配信予約する方が、同時配信数計算の負荷低減という観点で有効である。
また、配信者に予め配信時間や配信終了時刻を通知させる場合にも、新規配信者が見込めず、ネットワーク資源に余裕がある場合に、使用期限を延長し、配信者に引き続き使用させることは、IPマルチキャストネットワークの使用効率向上の観点から有効である。
また、IPマルチキャストネットワークの状況により、配信料金を設定し、通知することは、配信者が不要なマルチキャストアドレス確保を抑止するという観点で有効である。例えば配信時間に従って配信料金を大きく設定することにより、配信者がマルチキャストアドレスを不要に保有することがなくなる。
また、IPマルチキャストネットワークが混雑しているときには、単位時間あたりの配信料金を高くし、IP網が空いているときには、単位時間あたりの配信料金を低くすることで、空いている時間帯に配信を誘導でき、IPマルチキャストネットワークの効率的使用が可能となる。
より具体的には、
(1)IPマルチキャストネットワークに、最大配信数を登録する手段と同時配信数を計数し記憶する手段を備えたマルチキャスト配信制御サーバと、パケットフィルタ手段を備える配信者収容ルータを接続し、配信者にマルチキャストアドレスを割当て、前記パケットフィルタ手段を制御することにより、配信制御するIPマルチキャスト配信制御システムであって、前記マルチキャスト配信制御サーバは、配信者から配信要求を受信した場合、前記同時配信数を計数し記憶する手段が、配信要求を受け付けた場合の同時配信数を計数し、計数した同時配信数が前記最大配信数を登録する手段に登録してある最大配信数以下である場合に限り、前記配信要求を受け付けるようにした。
(2)上記(1)記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、前記同時配信数を計数し記憶する手段は、配信要求を受け付けた後に、マルチキャストアドレス取得に失敗した場合、あるいは前記パケットフィルタ手段の制御に失敗した場合に、同時配信数を、再計数するようにした。
(3)上記(1)記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、前記同時配信数を計数し記憶する手段は、前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記パケットフィルタ手段を制御して、転送設定したマルチキャストアドレスを遮断設定に戻した場合、同時配信数を再計数するようにした。
(4)上記(1)から(3)のいずれかに記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらに、配信者に割り当てたマルチキャストアドレスの使用期限を記憶し、タイマにより使用期限を監視する使用期限監視手段を備え、前記マルチキャスト配信制御サーバは、配信者から配信要求を受信し、前記パケットフィルタ手段を制御し転送設定したときに、当該マルチキャストアドレスに対し、前記使用期限監視手段のタイマを起動し、タイムアウトした時に、前記パケットフィルタ手段を制御して、転送設定したマルチキャストアドレスを遮断設定に戻すようにした。
(5)上記(4)記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、前記マルチキャスト配信制御サーバは、配信者の配信要求において配信時間が示された場合に、前記使用期限監視手段のタイマの設定値を、配信者から通知された配信時間とする、あるいは、配信者の配信要求において配信終了時刻が示された場合に、前記使用期限監視手段のタイマの設定値を、通知された配信終了時刻に合わせるようにした。
(6)上記(5)記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらに、配信時間延長を認める配信数を記憶する手段を備え、配信者から配信延長要求を受信した場合に、配信延長要求受信時の同時配信数が、予め登録した配信時間延長を認める配信数以下であれば、前記使用期限監視手段のタイマ値を延長するようにした。
(7)上記(4)から(6)のいずれかに記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらに、配信開始時刻と配信終了時刻を記憶する配信予約手段を備え、前記同時配信数を計数し記憶する手段は、配信要求受信時の同時配信数と、前記配信予約手段に記憶されている全ての配信開始時刻と配信終了時刻とから、配信要求のある配信開始時刻から配信終了時刻までの同時配信数を計数する手段を備え、前記マルチキャスト配信制御サーバは、配信者から配信開始時刻と配信終了時刻を記した配信予約要求を受信した場合に、前記同時配信数を計数し記憶する手段が、通知された配信開始時刻から配信終了時刻までの同時配信数を計数し、同時配信数が、予め登録した最大配信数を一度も越えなければ、前記配信予約手段が配信予約要求を受付けて、配信開始時刻と配信終了時刻を記憶し、かつ、前記マルチキャスト配信制御サーバは、前記配信予約手段が記憶した配信開始時刻に、配信者にマルチキャストアドレスを割当て、前記パケットフィルタ手段を制御して転送設定し、前記配信予約手段が記憶した記憶した配信終了時刻に、前記パケットフィルタ手段を制御して転送設定したマルチキャストアドレスを遮断設定に戻すようにした。
(8)上記(7)記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、前記マルチキャスト配信制御サーバは、同時配信数を計数し記憶する代わりに、前記配信予約手段が、予め、最大配信数分のマルチキャストアドレスを登録する手段と、登録した各マルチキャストアドレスの予約状況を、時間帯毎に記憶するテーブルと、当該テーブルの内容を、配信者が指定する条件に応じて通知する手段を備え、
配信者から未予約のマルチキャストアドレスを記した配信予約を受信した場合、前記配信予約を受け付けるようにした。
(9)上記(7)または(8)記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらに、受信者を記憶する手段と、IPネットワークに設けられた受信者認証手段を制御する手段を備え、前記マルチキャスト配信制御サーバは、配信予約時に、前記受信者を記憶する手段に、配信者が希望する受信者リストを登録し、前記配信予約手段が記憶した配信開始時刻に、前記受信者認証手段に対し、前記受信者を記憶する手段に記憶した受信者リストを設定し、かつ、前記配信予約手段が記憶した配信終了時刻に、前記受信者認証手段に対し、配信開始時刻に設定した受信者リストを削除するようにした。
(10)上記(5)5から(9)のいずれかに記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらに、単位時間あたりの配信料金を記憶し、単位時間当たりの配信料金と配信時間とから、配信料金を算出し、配信者の配信料金を記憶する課金手段を備え、前記マルチキャスト配信制御サーバは、配信者から配信要求を受信した場合に、前記課金手段が配信料金を算出して、配信者に通知し、配信者が了承した場合のみ、配信あるいは配信予約を受け付け、前記課金手段が配信者の配信料金を記録するようにした。
(11)上記(10)記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、前記同時配信数を計数し記憶する手段は、同時配信数に変化が生じた場合に、あるいは周期的に、同時配信数あるいは同時配信数の変化を前記課金手段に通知し、前記課金手段は、同時配信数の増加した場合には、単位時間あたりの配信料金を増加させ、同時配信数の減少した場合には、単位時間あたりの配信料金を減少させるようにした。
(12)上記(10)記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、前記配信予約手段は、配信予約の登録あるいは削除が生じた場合にあるいは周期的に、予め定めた時間単位による時間帯ごとの予約数を計数し、予約数の増加した場合には当該時間帯の単位時間あたりの配信料金を増加させ、予約数が減少した場合には当該時間帯の単位時間あたりの配信料金を減少させるようにした。
(13)IPマルチキャストネットワークに、最大配信数を登録する手段と同時配信数を計数し記憶する手段を備えたマルチキャスト配信制御サーバと、パケットフィルタ手段を備える配信者収容ルータを接続し、配信者にマルチキャストアドレスを割当て、前記パケットフィルタ手段を制御することにより、配信制御するIPマルチキャスト配信制御方法であって、配信者から配信要求を受信した場合に、前記同時配信数を計数し記憶する手段により、配信要求を受け付けた場合の同時配信数を計数するステップと、計数した同時配信数が前記最大配信数を登録する手段に登録してある最大配信数以下である場合に限り、前記配信要求を受け付けるステップを有する。
(14)上記(13)記載のIPマルチキャスト配信制御方法において、前記同時配信数を計数し記憶する手段が、配信要求を受け付けた後にマルチキャストアドレス取得に失敗した場合に、あるいは前記パケットフィルタ手段の制御に失敗した場合に、あるいは前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記パケットフィルタ手段を制御して、転送設定したマルチキャストアドレスを遮断設定に戻した場合に、同時配信数を再計数するステップを有する。
(15)上記(13)または(14)に記載のIPマルチキャスト配信制御方法において、前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらに、配信者に割り当てたマルチキャストアドレスの使用期限を記憶し、タイマにより使用期限を監視する使用期限監視手段を備え、前記マルチキャスト配信制御サーバが、配信者から配信要求を受信し、前記パケットフィルタ手段を制御し転送設定したときに、当該マルチキャストアドレスに対し、前記使用期限監視手段のタイマを起動するステップと、タイムアウトした時に、前記パケットフィルタ手段を制御して、転送設定したマルチキャストアドレスを遮断設定に戻すステップを有する。
(16)上記(15)記載のIPマルチキャスト配信制御方法において、前記マルチキャスト配信制御サーバは、配信者の配信要求において配信時間が示された場合に、前記使用期限監視手段のタイマの設定値を、配信者から通知された配信時間とするステップ、あるいは、配信者の配信要求において配信終了時刻が示された場合に、前記使用期限監視手段のタイマの設定値を、通知された配信終了時刻に合わせるステップを有する。
(17)上記(15)または(16)に記載のIPマルチキャスト配信制御方法において、前記マルチキャスト配信制御サーバが、さらに、配信開始時刻と配信終了時刻を記憶する配信予約手段を備え、前記同時配信数を計数し記憶する手段が、配信要求受信時の同時配信数と、前記配信予約手段に記憶されている全ての配信開始時刻と配信終了時刻とから、配信要求のある配信開始時刻から配信終了時刻までの同時配信数を計数する手段を備え、前記マルチキャスト配信制御サーバが、配信者から配信開始時刻と配信終了時刻を記した配信予約要求を受信した場合に、前記同時配信数を計数し記憶する手段が、通知された配信開始時刻から配信終了時刻までの同時配信数を計数するステップと、同時配信数が、予め登録した最大配信数を一度も越えなければ、前記配信予約手段が配信予約要求を受付けて、配信開始時刻と配信終了時刻を記憶するステップと、前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記配信予約手段が記憶した配信開始時刻に、配信者にマルチキャストアドレスを割当て、前記パケットフィルタ手段を制御して転送設定し、前記配信予約手段が記憶した記憶した配信終了時刻に、前記パケットフィルタ手段を制御して転送設定したマルチキャストアドレスを遮断設定に戻すステップを有する。
(18)上記(16)または(17)に記載のIPマルチキャスト配信制御方法において、前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらに、単位時間あたりの配信料金を記憶し、単位時間当たりの配信料金と配信時間とから、配信料金を算出し、配信者の配信料金を記憶する課金手段を備え、前記マルチキャスト配信制御サーバが、配信者から配信要求を受信した場合に、前記課金手段が配信料金を算出して、配信者に通知するステップと、配信者が了承した場合のみ、配信あるいは配信予約を受け付けるステップと、前記課金手段が配信者の配信料金を記録するステップとを有する。
(19)IPマルチキャストネットワークに、最大配信数を登録する手段と同時配信数を計数し記憶する手段を備えたマルチキャスト配信制御サーバと、パケットフィルタ手段を備える配信者収容ルータを接続し、配信者にマルチキャストアドレスを割当て、前記パケットフィルタ手段を制御することにより、配信制御するIPマルチキャスト配信制御用プログラムであって、前記マルチキャスト配信制御サーバに、請求項13から18のいずれか1項に記載のIPマルチキャスト配信制御方法を構成する各ステップを実行させる。
(20)上記(19)記載のIPマルチキャスト配信制御用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
以上詳細に説明したように、本発明によれば、IPマルチキャストネットワークにおいて、マルチキャストの同時配信数を適切に制限することができ、高品質の配信を安定的に提供することができるIPマルチキャスト配信制御システムおよび方法およびそのためのプログラムならびに該プログラムを記録した記録媒体を実現できる。
以下、本発明の実施例を、図面を用いて詳細に説明する。
本発明の実施例1を、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、実施例1のシステム構成例を示す図であり、図2は、動作例を示す図である。本実施例では、上記先願に係るIPマルチキャスト配信制御システムの構成に、新たに配信数監視部11が追加されている点を特徴としている。
すなわち、本実施例では、図1に示すように、マルチキャスト配信制御サーバ1と配信者収容ルータ2が、IPマルチキャストネットワーク4に接続されており、また、配信装置3が、配信者収容ルータ2に接続されている。マルチキャスト配信制御サーバ1は、配信数監視部11と、マルチキャストアドレス管理テーブル12と、制御部13と、配信者管理テーブル14から構成される。
次に、図2を用いて、実施例1の動作例をする。
上記先願に係るIPマルチキャスト配信制御システムで説明されている配信者認証に関する動作については、配信者認証を実施するか否かは本発明を制限するものではなく、本発明の特徴とする動作ではないために、本発明の全ての実施例の説明では、配信者認証をする場合にも、認証に関する構成と動作の説明は配信要求を受信する一連の動作に含まれるものとして説明を省略する。
また、上記先願で説明されている、配信者収容ルータの制御のために、配信者識別子をキイ情報として、配信者管理テーブル14のデータを使用し、配信者収容ルータ2のアドレスと配信者の接続されている収容位置を取得する動作は、本発明の特徴とする動作ではないために、本発明の全ての実施例の説明では、当該動作説明は説明を省略し、配信者収容ルータへの制御動作の一環として含まれるものとする。
図2に示すように、マルチキャスト配信制御サーバ1は、制御部13が配信装置3から配信要求を受信したら(S1)、配信数追加要求を配信数監視部11に送信する(S2)。配信要求には、一般的には配信者識別子が記されているが、配信者を識別する手段は本発明を制限するものではない。
配信数監視部11は、配信数追加要求を受信したら、記憶されている同時配信数に1を加算し、結果が記憶されている最大配信数以下であれば、制御部13に配信数追加成功を応答する(S3)。
配信数追加成功を受信した制御部13は、上記先願に係るIPマルチキャスト配信制御システムと同様に、引き続き、マルチキャストアドレス管理テーブル12から未使用のマルチキャストアドレスを取得し(S4,S5)、配信者収容ルータ2におけるパケットフィルタ手段21のパケット遮断を解除する(S6,S7)。パケット遮断設定に成功した制御部11は、配信装置3に配信許可応答を返すことも考えられる(S8)。
本発明の実施例2を、図面を用いて詳細に説明する。
本発明の実施例2の構成は、図1に示したシステム構成例と同様である。本発明の実施例2の動作例を、図3から図5を用いて詳細に説明する。
まず、本発明の実施例2の第1の動作例を説明する。
図3に示すように、実施例1と同様、マルチキャスト配信サーバ1は、制御部13が配信装置3から配信要求を受信したら(S1)、配信数監視部11に、配信数追加要求を送信する(S2)。
本実施例2では、配信数監視部11は、配信数追加要求を受信したら、記憶されている同時配信数に1を加算し、結果が記憶されている最大配信数を超過していれば、同時配信数から1を減算して元に戻し、制御部13に配信数追加失敗を応答する(S9)。配信数追加失敗を受信した制御部13は配信装置3に配信拒否応答を返すことも考えられる(S10)。
次に、実施例2の第2の動作例を説明する。
図4に示すように、マルチキャスト配信サーバ1は、制御部13が配信装置3から配信要求を受信したら(S1)、配信数追加要求を配信数監視部11に送信する(S2)。
次に、配信数監視部11は、配信数追加要求を受信したら、記憶されている同時配信数に1を加算し、結果が記憶されている最大配信数以下であれば、制御部13に配信数追加成功を応答する(S3)。
次に、配信数追加成功を受信した制御部13は、マルチキャストアドレス管理テーブル12から未使用のマルチキャストアドレスを要求するが(S4)、未使用のマルチキャストアドレスの取得に失敗した場合(S11)、配信数監視部11に、配信数削除要求を送信する(S12)。
配信数削除要求を受信した配信数監視部11は、記憶されている同時配信数から1を減算し、制御部13に配信数削除成功を応答する(S13)。配信数削除成功を受信した制御部13は配信装置3に配信拒否応答を返すことも考えられる(S14)。
次に、実施例2の第3の動作例を説明する。
図5に示すように、マルチキャスト配信サーバ1は、制御部13が配信装置3から配信要求を受信したら(S1)、配信数追加要求を配信数監視部11に送信する(S2)。
次に、配信数監視部11は、配信数追加要求を受信したら、記憶されている同時配信数に1を加算し、結果が記憶されている最大配信数以下であれば、制御部13に配信数追加成功を応答する(S3)。
次に、配信数追加成功を受信した制御部13は、マルチキャストアドレス管理テーブル12から未使用のマルチキャストアドレスを取得する(S4、S5)。その後、配信者収容ルータ2のパケットフィルタ手段21のパケット遮断解除を要求するが(S6)、パケット遮断解除に失敗した場合(S15)、配信数監視部11に、配信数削除要求を送信する(S16)。
配信数削除要求を受信した配信数監視部11は、記憶されている同時配信数から1を減算し、制御部13に配信数削除成功を応答する(S17)。配信数削除成功を受信した制御部13は配信装置3に配信拒否応答を返すことも考えられる(S18)。
本発明の実施例3を、図面を用いて詳細に説明する。
本発明の実施例3の構成は、図1のシステム構成例と同様である。
本発明の実施例3の動作例は、図6に示すように、マルチキャスト配信サーバ1は、制御部13が配信装置3から配信終了要求を受信したら(S19)、配信者終了ルータ2のパケットフィルタ手段21を制御して遮断設定し(S20,S21)、配信数監視部11に配信数削減を要求し(S22)、配信数監視部11は同時配信数から1減算し、配信数削減成功応答を制御部13に返す(S23)。以降の動作は上記先願に係るIPマルチキャスト配信制御システムと同様である。
なお、本発明は、配信終了動作の契機を制限するものではなく、配信終了動作の契機は、配信者からの配信終了要求だけでなく、配信者収容ルータ2による自律的な配信終了判断とフィルタの遮断設定でもよい。
本発明の実施例4を、図面を用いて詳細に説明する。
本実施例は、図7に示すように、実施例1の構成に、新たに使用期限監視テーブルを有する使用期限監視部15を設けたこと特徴としている。使用期限監視部15(以下、使用期限監視テーブル15ということもある)の構成を、図8と図9を用いて説明する。
図8の使用期限監視部構成例1では、マルチキャストアドレスと使用期限から構成される。図8では、マルチキャストアドレスとして、IPv4マルチキャストアドレスを記しているが(図8の一行目は、230.0.0.1の例を示す)、IPのバージョンは本発明を制限するものではなく、IPv6でも同様である。
使用期限は、例えば、年月日時分秒を記しておき(図8の一行目は、1004年1月1日10時00分00秒の例を示す)、使用期限監視部15に備えられている時計が、使用期限欄に示す時刻になったらタイムアウトになる。あるいは、使用期限欄にタイムアウトになるまでの時間を記録し、各使用期限欄に相当するタイマが時刻の進行とともに減算されていき、0になったらタイムアウトするということも考えられる。ただし、本発明はタイマの方式を制限するものではない。
図9の使用期限監視部構成例2では、マルチキャストアドレス管理テーブル12の一部として実現され、使用フラグに使用期限が記憶されていれば、使用中とする。
次に、図10と図11を用いて、実施例4の動作例をする。ただし、実施例4の説明では、実施例4の特徴的な動作を明確化するために、実施例1および実施例3と同様である動作の説明を省略する。
図10の動作例1では、図8に示した使用期限監視部構成例1を用いている。制御部13は、パケット遮断解除成功を受信したら(S7)、使用期限監視部15に使用期限を設定してタイマを起動し(S24)、使用期限監視部15から使用期限設定成功応答を受信する(S25)。使用期限としては、例えば、現在時刻から予め定めた一定時間後の時刻が考えられる。
使用期限監視部15が、タイマ動作により、使用期限経過を検出した場合、制御部13に使用期限終了通知を送信し(S27)、制御部13は、配信装置3に使用終了通知を送信し(S28)、配信者収容ルータ2にパケット遮断設定を行う(S29)。
図11の動作例2は、図9の使用期限監視部構成例2を用いている。すなわち、マルチキャストアドレス管理テーブル12は使用期限監視部15を兼ねており、制御部13から、マルチキャストアドレス要求を受信したときに(S4)、未使用のマルチキャストアドレスの中から、任意のマルチキャストアドレスを通知するとともに、使用期限を記憶する。
制御部13は、マルチキャストアドレス管理テーブル12から、マルチキャストアドレスを受信したら(S5)、配信者収容ルータ2にパケット遮断解除要求を行い(S6)、配信者収容ルータ2からパケット遮断解除応答を受けとると(S7)、配信装置3に配信許可応答を行う(S31)。
マルチキャストアドレス管理テーブル12は、使用期限経過を検出した場合、当該マルチキャストアドレスを未使用に変更するとともに、制御部13に使用期限終了通知を送信する(S32)。
その後、制御部13は、図6のS20〜S23と同様に、配信者終了ルータ2のパケットフィルタ手段21を制御して遮断設定し(S34,S35)、配信数監視部11に配信数削減を要求し(S36)、配信数監視部11は同時配信数から1減算し、配信数削減成功応答を制御部13に返す(S37)。以降の動作は上記先願に係るIPマルチキャスト配信制御システムと同様である。
本発明の実施例5を、図面を用いて詳細に説明する。
本発明の実施例5の構成は、図7と同様であり、動作例は図10と同様である。
ただし、配信者からの配信要求において、配信時間、あるいは配信終了時刻が明示されているところが異なる。この場合、図10の使用期限設定において、制御部13は配信要求で受信した配信時間を送信し、使用期限監視部15は、配信者が指定した値を設定する。以降の動作は実施例4と同様である。
本発明の実施例6を、図面を用いて詳細に説明する。
本発明の実施例6の動作を、図12を用いて詳細に説明する。
制御部13が配信装置3から延長要求を受信したら(S38)、配信数監視部11に延長可能かどうかを確認する配信延長確認要求を送信する(S39)。配信数監視部11は、予め登録された、延長可能な配信数と、当該時点での同時配信数を比較し、延長可能な配信数以下であれば、制御部13に配信延長確認成功を返す(S40)。
配信延長確認成功を受信した制御部13は、使用期限監視部15の当該マルチキャストアドレスの使用期限を変更設定し(S41)、使用期限監視部15から使用期限設定の成功応答を受け(S42)、配信装置3に配信延長許可応答を行う(S43)。
本発明の実施例7を、図面を用いて詳細に説明する。
本発明の実施例7の構成を図13に、配信予約管理テーブルの構成を図14に示す。
実施例7の構成は、図13に示すように、マルチキャスト配信サーバ1が、配信予約管理部17と配信者管理テーブル14と制御部13とから構成される。配信予約管理部17は、配信予約管理テーブル171を備える。配信予約管理テーブル171の構成例を図14に示す。
配信予約管理テーブル171は、図14(a)の配信予約管理テーブル171aに示すように、日付と時間帯とマルチキャストアドレスと配信者識別子とから構成してもよいし、図14(b)の配信予約管理テーブル171bに示すように、時間帯ではなく、明示的に開始時刻と終了時刻にしてもよい。
次に、本発明の実施例7の動作を、図15の動作例を用いて説明する。
マルチキャスト配信制御サーバ1が、制御部13にて、配信装置3から配信開始時刻と配信終了時刻が記された配信予約要求を受信したら(S51)、配信予約管理部17に予約登録要求を行う。
予約登録要求を受信した配信予約管理部17は、配信予約管理テーブル171を参照し、配信開始時刻から配信終了時刻まで同時配信数を計数する。同時配信数が、配信開始時刻から配信終了時刻に渡り、予め登録された最大配信数以下であれば、配信を許可し、配信予約管理テーブル171に配信予約を登録し、制御部13に予約登録成功を送信し(S53)、制御部13は配信予約成功を配信装置3に送る(S54)。
このとき配信開始時刻から配信終了時刻に渡り未使用であるマルチキャストアドレスを選択する。あるいは、配信者が、配信予約に先立って、配信予約データを参照し、未使用マルチキャストアドレスの中から、配信予約要求に使用を希望するマルチキャストアドレスを記してもよい。
配信予約管理部17は、配信予約テーブル171に記憶されている予約データが、配信開始時刻になったら、制御部13に配信開始を通知する(S55)。制御部13は配信開始が通知されたら、配信者収容ルータ2のパケット遮断解除要求を行い(S56)、配信者収容ルータ2からパケット遮断解除応答を受けたら(S57)、配信装置3に配信開始設定通知を行う(S58)。
配信予約管理部17は、配信予約テーブル171に記憶されている予約データが、配信終了時刻になったら、制御部13に配信終了通知を行う(S59)。制御部13は配信終了通知を受けたら、配信装置3に配信終了設定通知を行う(S60)。
制御部13は、配信者収容ルータ2のパケット遮断設定要求を行い(S61)、配信者収容ルータ2でのパケット遮断後、パケット遮断応答を受け取る(S62)。このとき、配信予約管理部17は、配信予約テーブル171に記憶されている予約データを削除することもある。
本発明の実施例8を、図面を用いて詳細に説明する。
本発明の実施例8の配信予約管理テーブル構成例を図16に、動作例を図17に示す。システム構成は図13と同様である。
本発明の実施例8の配信予約管理テーブル171cは、実施例7の配信予約管理テーブル171aに、新たに予約状況(予約済みor未予約)が追加されている。すなわち、配信予約テーブル171cは、時間帯とマルチキャストアドレスと予約状況とから構成される。さらに配信者(配信者識別子)が記載される場合もある。
実施例8の動作例を図17に示す。
配信予約テーブル171cには予め、最大同時配信数分のマルチキャストアドレスを登録しておく。制御部13は、配信装置3から配信予約管理テーブル参照要求を受信し(S63)、配信予約管理部17から配信予約テーブルの必要な部分を取得し(S64,S65)、配信装置3に通知する(S66)。
この場合の必要な部分とは、例えば、配信装置3によって指定された時間帯で抽出した部分、あるいは、予約状況が未予約であるデータを抽出した部分が考えられる。
配信者は、配信装置3を用いて、配信を希望する時間帯に未予約であるマルチキャストアドレスを選択し、制御部13に時間帯とマルチキャストアドレスを配信要求に記して配信予約を通知する(S67)。制御部13は、配信予約管理部17に予約登録を要求する(S68)。
配信予約管理部17は、配信予約されたマルチキャストアドレスが、未予約であれば、予約登録し、予約登録成功を制御部13に通知する(S69)。制御部13は配信装置3に配信予約成功を通知する(S70)以降の動作は実施例7のSと同様である。
本発明の実施例9を、図面を用いて詳細に説明する。
本発明の実施例9の配信予約管理テーブル構成例を図18に、動作例を図19に示す。
本発明の実施例9の配信予約管理テーブル171dは、実施例7の配信予約管理テーブル171aに、新たに受信者リストが追加されている。
次に、実施例9の動作例を、図19を用いて説明する。
配信装置3は、マルチキャスト配信制御サーバ1の制御部13に配信予約要求を行う(S51)。その際、配信予約要求に、受信を可能とする受信者リストを添付することが実施例7と異なっている。
受信者リストを添付された配信予約要求を受け取ったマルチキャスト配信制御サーバ1の制御部13は配信予約管理部17に予約登録要求を行う(S52)。配信予約管理部17は、予約登録時に、配信予約管理テーブル171dに受信者リストを登録すし、予約登録成功通知を制御部13に送り(S53)、制御部13は配信装置3に配信予約成功通知を送る(S54)。
配信予約管理部17は開始時刻になったら制御部13に配信開始通知を行う(S55)。その後の配信者収容ルータ2に対する制御(S72,S73,S74,S78,S80,S81,S82)は実施例7の制御(S56、S57、S58、S59,S60,S61,S62)と同様であるが、実施例8では、受信者認証サーバに対し、配信予約管理テーブル171dに登録されたマルチキャストアドレスと受信者リストを登録する制御、すなわち受信者登録要求(S71),受信要求(S75),許可応答(S76)が新たに追加されている点が実施例7の制御とは異なる。受信者リスト登録後には、リストに記載された受信者から受信要求を受信した場合は、許可するが、受信者認証方式は、本発明を制限するものではない。
同様に、実施例9では、終了時刻になったら、受信者認証サーバに対し、配信予約管理テーブルに登録されたマルチキャストアドレスと受信者リストを削除する制御(受信者リスト削除要求(S77))が追加されている。
本発明の実施例10を、図面を用いて詳細に説明する。
本発明の実施例10のシステム構成例1を、図20に示す。図20では、図7の構成に、新たに課金管理部16が追加されている。図20に対応する動作例1を、図21に示す。
実施例10の動作例1では、マルチキャスト配信制御サーバ1が、制御部13にて、配信装置3から配信時間が記された配信要求を受信したら(S101)、課金管理部(課金手段)16に通知する(S102)。
課金管理部16は、予め登録された単位時間あたりの配信料金と、通知された配信時間から配信料金を算出し、制御部13に通知する(S103)。配信料金を通知された制御部13は、配信装置3に配信料金確認要求を送信する(S104)。
配信者が配信装置3で配信料金を了承した場合、料金了承をマルチキャスト配信サーバ1に通知する(S105)。料金了承を受信した以降の動作は、実施例4の動作と同様である。しかし、配信許可応答の後の課金管理部16に課金開始ログを記録する制御(制御部13からの課金開始記録要求(S107),課金開始記録した後の制御部13への課金記録応答(S108))、および制御部13が、使用終了通知を受信した場合に課金管理部16に課金終了を記録する制御(S111,S112)が実施例4に新たに追加されている点で異なる。他の動作は実施例4と同様である。
次に、実施例10の第2の実施例を説明する。
図13のシステム構成を用いて、図17の配信予約管理テーブル171cを変更した配信予約管理テーブル171eの構成例を図22に示す。図22では、新たに料金の欄が追加されている。この場合の動作例2を図23に示す。
配信予約管理部17は、課金管理部16からの料金設定要求を受け取り(S115)、配信予約テーブル171eに料金を登録したら、課金管理部16に料金設定応答を行う(S116)。
その後、配信装置3から予約テーブル参照要求を受信した場合(S117)、制御部13は、配信予約管理部17から配信予約テーブル171eの必要な部分を取得し配信装置3に通知する(S118,S119,S120)。この場合の必要な部分とは、例えば、配信者が指定した時間帯で抽出した部分、あるいは、予約状況が未予約であるデータを抽出した部分、料金が一定額以下の場合が考えられる。
配信者は、配信装置3を用いて、配信を希望する時間帯に未予約であるマルチキャストアドレスを選択し、制御部13に、その時間帯とマルチキャストアドレスを配信要求に記して配信予約を通知する(S121)。制御部13は、配信予約管理部17に予約登録を要求する(S122)。
配信予約管理部17は、配信予約されたマルチキャストアドレスが、未予約であれば、予約登録し、制御部13に予約登録成功を通知する(S123)。予約登録成功を通知された制御部13は、配信装置3に配信予約成功を通知する(S124)。
配信予約管理部17は、さらに課金管理部16に料金記録要求を通知し、課金管理部16に配信者(配信装置3)に対する料金を記録する(S125)。
本発明の実施例11を、図面を用いて詳細に説明する。
本発明の実施例11の動作例を図24に示す。システム構成例については図20と同様である。
配信数管理部11は、例えば実施例4の動作などにより、同時配信数が増加した場合、課金管理部16に同時配信数の増加を通知し(S126)、逆に、配信数管理部11は、同時配信数が減少した場合、課金管理部16に同時配信数の減少を通知する(S127)。なお、配信数管理部11は、予め定めた一定の時間周期にて、同時配信数を通知することも考えられる。
課金管理部は16、同時配信数の増加を通知された場合、単位時間当たりの配信料金を再計算し、増加させる。あるいは、課金管理部16は、同時配信数の減少を通知された場合、単位時間当たりの配信料金を再計算し、減少させる。
単位時間当たりの配信料金を増加、減少させる方法としては、例えば、配信数と料金を反比例させる方法や、同時配信数と配信料金の関係を予め定めてテーブルに登録しておく方法などが考えられる。ただし、本発明は配信料金の算出法を制限するものではない。
本発明の実施例12を、図面を用いて詳細に説明する。
本発明の実施例12の動作例を図25に示す。システム構成例については例えば図13と同様である。ただし、配信予約管理部17は、予約数に応じて料金を計算する点が異なる。
配信予約管理部17は、例えば実施例7の予約登録動作などにより、ある時間帯の予約数が増加した場合、単位時間当たりの配信料金を再計算し、増加させる。あるいは、ある時間帯の予約数が減少した場合、単位時間当たりの配信料金を再計算し、減少させる。
ある時間帯の配信料金を増加、減少させる方法としては、例えば、予約数と料金を反比例させる方法や、予約数と配信料金の関係を予め定めてテーブルに登録しておく方法などが考えられる。ただし、本発明は配信料金の算出法を制限するものではない。
以上説明したマルチキャスト配信制御サーバ1が行う処理手順は、プログラムコード化してコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して頒布したり、インターネットなどのネットワークを介して利用者に頒布することが可能である。
本発明の実施例1のシステム構成例を示す図である。 本発明の実施例1の動作例を説明するための図である。 本発明の実施例2の動作例1を説明するための図である。 本発明の実施例2の動作例2を説明するための図である。 本発明の実施例2の動作例3を説明するための図である。 本発明の実施例3の動作例を説明するための図である。 本発明の実施例4のシステム構成例を示す図である。 本発明の実施例4の使用期限監視部構成例1を示す図である。 本発明の実施例4の使用期限監視部構成例2を示す図である。 本発明の実施例4の動作例1を説明するための図である。 本発明の実施例4の動作例2を説明するための図である。 本発明の実施例6の動作例を説明するための図である。 本発明の実施例7のシステム構成例を示す図である。 本発明の実施例7の配信予約テーブル構成例を示す図である。 本発明の実施例7の動作例を説明するための図である。 本発明の実施例8の配信予約テーブル管理構成例を示す図である。 本発明の実施例8の動作例を説明するための図である。 本発明の実施例9の配信予約テーブル管理構成例を示す図である。 本発明の実施例9の動作例を説明するための図である。 本発明の実施例10のシステム構成例を示す図である。 本発明の実施例10の動作例1を説明するための図である。 本発明の実施例10の配信予約管理テーブル構成例2を示す図である。 本発明の実施例10の動作例2を説明するための図である。 本発明の実施例11の動作例を説明するための図である。 本発明の実施例12の動作例を説明するための図である。 従来技術のシステム構成例を示す図である。 従来技術の動作例を説明するための図である。
符号の説明
1,100:マルチキャスト配信制御サーバ
2,200:配信者収容ルータ
3,300:配信装置
4,400:IPマルチキャストネットワーク
11:配信数監視部
12,110:マルチキャストアドレス管理テーブル
13,130:制御部
14,120:配信者管理テーブル
15:使用期限監視テーブル
16:課金管理部
17:配信予約管理部
171:配信予約管理テーブル
21,210:パケットフィルタ

Claims (20)

  1. IPマルチキャストネットワークに、最大配信数を登録する手段と同時配信数を計数し記憶する手段を備えたマルチキャスト配信制御サーバと、パケットフィルタ手段を備える配信者収容ルータを接続し、配信者にマルチキャストアドレスを割当て、前記パケットフィルタ手段を制御することにより、配信制御するIPマルチキャスト配信制御システムであって、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、配信者から配信要求を受信した場合、前記同時配信数を計数し記憶する手段が、配信要求を受け付けた場合の同時配信数を計数し、計数した同時配信数が前記最大配信数を登録する手段に登録してある最大配信数以下である場合に限り、前記配信要求を受け付けることを特徴とするIPマルチキャスト配信制御システム。
  2. 請求項1記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、
    前記同時配信数を計数し記憶する手段は、配信要求を受け付けた後に、マルチキャストアドレス取得に失敗した場合、あるいは前記パケットフィルタ手段の制御に失敗した場合に、同時配信数を、再計数することを特徴とするIPマルチキャスト配信制御システム。
  3. 請求項1記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、
    前記同時配信数を計数し記憶する手段は、前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記パケットフィルタ手段を制御して、転送設定したマルチキャストアドレスを遮断設定に戻した場合、同時配信数を再計数することを特徴とするIPマルチキャスト配信制御システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらに、配信者に割り当てたマルチキャストアドレスの使用期限を記憶し、タイマにより使用期限を監視する使用期限監視手段を備え、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、配信者から配信要求を受信し、前記パケットフィルタ手段を制御し転送設定したときに、当該マルチキャストアドレスに対し、前記使用期限監視手段のタイマを起動し、タイムアウトした時に、前記パケットフィルタ手段を制御して、転送設定したマルチキャストアドレスを遮断設定に戻すことを特徴とするIPマルチキャスト配信制御システム。
  5. 請求項4記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、配信者の配信要求において配信時間が示された場合に、前記使用期限監視手段のタイマの設定値を、配信者から通知された配信時間とする、あるいは、配信者の配信要求において配信終了時刻が示された場合に、前記使用期限監視手段のタイマの設定値を、通知された配信終了時刻に合わせることを特徴とするIPマルチキャスト配信制御システム。
  6. 請求項5記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらに、配信時間延長を認める配信数を記憶する手段を備え、
    配信者から配信延長要求を受信した場合に、配信延長要求受信時の同時配信数が、予め登録した配信時間延長を認める配信数以下であれば、前記使用期限監視手段のタイマ値を延長することを特徴とするIPマルチキャスト配信制御システム。
  7. 請求項4から6のいずれか1項に記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらに、配信開始時刻と配信終了時刻を記憶する配信予約手段を備え、
    前記同時配信数を計数し記憶する手段は、配信要求受信時の同時配信数と、前記配信予約手段に記憶されている全ての配信開始時刻と配信終了時刻とから、配信要求のある配信開始時刻から配信終了時刻までの同時配信数を計数する手段を備え、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、配信者から配信開始時刻と配信終了時刻を記した配信予約要求を受信した場合に、前記同時配信数を計数し記憶する手段が、通知された配信開始時刻から配信終了時刻までの同時配信数を計数し、同時配信数が、予め登録した最大配信数を一度も越えなければ、前記配信予約手段が配信予約要求を受付けて、配信開始時刻と配信終了時刻を記憶し、
    かつ、前記マルチキャスト配信制御サーバは、前記配信予約手段が記憶した配信開始時刻に、配信者にマルチキャストアドレスを割当て、前記パケットフィルタ手段を制御して転送設定し、前記配信予約手段が記憶した記憶した配信終了時刻に、前記パケットフィルタ手段を制御して転送設定したマルチキャストアドレスを遮断設定に戻すことを特徴とするIPマルチキャスト配信制御システム。
  8. 請求項7記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、同時配信数を計数し記憶する代わりに、前記配信予約手段が、予め、最大配信数分のマルチキャストアドレスを登録する手段と、登録した各マルチキャストアドレスの予約状況を、時間帯毎に記憶するテーブルと、当該テーブルの内容を、配信者が指定する条件に応じて通知する手段を備え、
    配信者から未予約のマルチキャストアドレスを記した配信予約を受信した場合、前記配信予約を受け付けることを特徴とするIPマルチキャスト配信制御システム。
  9. 請求項7または8記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらに、受信者を記憶する手段と、IPネットワークに設けられた受信者認証手段を制御する手段を備え、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、配信予約時に、前記受信者を記憶する手段に、配信者が希望する受信者リストを登録し、前記配信予約手段が記憶した配信開始時刻に、前記受信者認証手段に対し、前記受信者を記憶する手段に記憶した受信者リストを設定し、かつ、前記配信予約手段が記憶した配信終了時刻に、前記受信者認証手段に対し、配信開始時刻に設定した受信者リストを削除することを特徴とするIPマルチキャスト配信制御システム。
  10. 請求項5から9のいずれか1項に記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらに、単位時間あたりの配信料金を記憶し、単位時間当たりの配信料金と配信時間とから、配信料金を算出し、配信者の配信料金を記憶する課金手段を備え、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、配信者から配信要求を受信した場合に、前記課金手段が配信料金を算出して、配信者に通知し、配信者が了承した場合のみ、配信あるいは配信予約を受け付け、前記課金手段が配信者の配信料金を記録することを特徴とするIPマルチキャスト配信制御システム。
  11. 請求項10記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、
    前記同時配信数を計数し記憶する手段は、同時配信数に変化が生じた場合に、あるいは周期的に、同時配信数あるいは同時配信数の変化を前記課金手段に通知し、
    前記課金手段は、同時配信数の増加した場合には、単位時間あたりの配信料金を増加させ、同時配信数の減少した場合には、単位時間あたりの配信料金を減少させることを特徴とするIPマルチキャスト配信制御システム。
  12. 請求項10記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、
    前記配信予約手段は、配信予約の登録あるいは削除が生じた場合にあるいは周期的に、予め定めた時間単位による時間帯ごとの予約数を計数し、予約数の増加した場合には当該時間帯の単位時間あたりの配信料金を増加させ、予約数が減少した場合には当該時間帯の単位時間あたりの配信料金を減少させることを特徴とするIPマルチキャスト配信制御システム。
  13. IPマルチキャストネットワークに、最大配信数を登録する手段と同時配信数を計数し記憶する手段を備えたマルチキャスト配信制御サーバと、パケットフィルタ手段を備える配信者収容ルータを接続し、配信者にマルチキャストアドレスを割当て、前記パケットフィルタ手段を制御することにより、配信制御するIPマルチキャスト配信制御方法であって、
    配信者から配信要求を受信した場合に、前記同時配信数を計数し記憶する手段により、配信要求を受け付けた場合の同時配信数を計数するステップと、計数した同時配信数が前記最大配信数を登録する手段に登録してある最大配信数以下である場合に限り、前記配信要求を受け付けるステップを有することを特徴とするIPマルチキャスト配信制御方法。
  14. 請求項13記載のIPマルチキャスト配信制御方法において、
    前記同時配信数を計数し記憶する手段が、配信要求を受け付けた後にマルチキャストアドレス取得に失敗した場合に、あるいは前記パケットフィルタ手段の制御に失敗した場合に、あるいは前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記パケットフィルタ手段を制御して、転送設定したマルチキャストアドレスを遮断設定に戻した場合に、同時配信数を再計数するステップを有することを特徴とするIPマルチキャスト配信制御方法。
  15. 請求項13または14に記載のIPマルチキャスト配信制御方法において、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらに、配信者に割り当てたマルチキャストアドレスの使用期限を記憶し、タイマにより使用期限を監視する使用期限監視手段を備え、
    前記マルチキャスト配信制御サーバが、配信者から配信要求を受信し、前記パケットフィルタ手段を制御し転送設定したときに、当該マルチキャストアドレスに対し、前記使用期限監視手段のタイマを起動するステップと、タイムアウトした時に、前記パケットフィルタ手段を制御して、転送設定したマルチキャストアドレスを遮断設定に戻すステップを有することを特徴とするIPマルチキャスト配信制御方法。
  16. 請求項15記載のIPマルチキャスト配信制御方法において、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、配信者の配信要求において配信時間が示された場合に、前記使用期限監視手段のタイマの設定値を、配信者から通知された配信時間とするステップ、あるいは、配信者の配信要求において配信終了時刻が示された場合に、前記使用期限監視手段のタイマの設定値を、通知された配信終了時刻に合わせるステップを有することを特徴とするIPマルチキャスト配信制御方法。
  17. 請求項15または16に記載のIPマルチキャスト配信制御方法において、
    前記マルチキャスト配信制御サーバが、さらに、配信開始時刻と配信終了時刻を記憶する配信予約手段を備え、前記同時配信数を計数し記憶する手段が、配信要求受信時の同時配信数と、前記配信予約手段に記憶されている全ての配信開始時刻と配信終了時刻とから、配信要求のある配信開始時刻から配信終了時刻までの同時配信数を計数する手段を備え、
    前記マルチキャスト配信制御サーバが、配信者から配信開始時刻と配信終了時刻を記した配信予約要求を受信した場合に、前記同時配信数を計数し記憶する手段が、通知された配信開始時刻から配信終了時刻までの同時配信数を計数するステップと、同時配信数が、予め登録した最大配信数を一度も越えなければ、前記配信予約手段が配信予約要求を受付けて、配信開始時刻と配信終了時刻を記憶するステップと、前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記配信予約手段が記憶した配信開始時刻に、配信者にマルチキャストアドレスを割当て、前記パケットフィルタ手段を制御して転送設定し、前記配信予約手段が記憶した記憶した配信終了時刻に、前記パケットフィルタ手段を制御して転送設定したマルチキャストアドレスを遮断設定に戻すステップを有することを特徴とするIPマルチキャスト配信制御方法。
  18. 請求項16または17に記載のIPマルチキャスト配信制御方法において、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらに、単位時間あたりの配信料金を記憶し、単位時間当たりの配信料金と配信時間とから、配信料金を算出し、配信者の配信料金を記憶する課金手段を備え、
    前記マルチキャスト配信制御サーバが、配信者から配信要求を受信した場合に、前記課金手段が配信料金を算出して、配信者に通知するステップと、配信者が了承した場合のみ、配信あるいは配信予約を受け付けるステップと、前記課金手段が配信者の配信料金を記録するステップとを有することを特徴とするIPマルチキャスト配信制御方法。
  19. IPマルチキャストネットワークに、最大配信数を登録する手段と同時配信数を計数し記憶する手段を備えたマルチキャスト配信制御サーバと、パケットフィルタ手段を備える配信者収容ルータを接続し、配信者にマルチキャストアドレスを割当て、前記パケットフィルタ手段を制御することにより、配信制御するIPマルチキャスト配信制御用プログラムであって、
    前記マルチキャスト配信制御サーバに、請求項13から18のいずれか1項に記載のIPマルチキャスト配信制御方法を構成する各ステップを実行させることを特徴とするIPマルチキャスト配信制御用プログラム。
  20. 請求項19記載のIPマルチキャスト配信制御用プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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