JP2005228404A - データ記録装置及びデータ記録方法、並びに記録再生システム - Google Patents

データ記録装置及びデータ記録方法、並びに記録再生システム Download PDF

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Abstract

【課題】 ディスク上の記録領域を満遍なく使用し、空領域がランダムに存在しても回転待ち時間を最適化し最低転送速度を保証する。
【解決手段】 HDD4は、ホスト装置2から転送される転送データをディスク11に書き込む。ディスク11はその連続転送速度に基づき略同一の容量となるよう4つのエリアE1〜E4に区分けされ、HDD4は、所定の基本シーケンスに従ってエリアを順次選択し、選択したエリア内で空領域を検索してデータをスーパークラスタSC単位で書き込む。空領域の検索には、SCの終わりから次のSCの先頭にシークするための時間及びディスクの回転待ち時間と、データを書き込む時間との合計が最も小さいものとする。例えば4つのエリアのSCにデータを書き込んだ場合の平均転送時間を算出し、これが最低転送速度を保証するための基準時間未満であれば、より転送速度が遅い領域を優先して使用する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ホスト装置からの制御によりAVデータなどの各種のデータをファイルとして管理して記録するデータ記録装置及び方法、並びにホスト装置及びデータ記録装置からなる記録再生システムに関し、特に、例えば記録媒体のアクセス位置によってデータ転送レートが異なるディスクなどの記録媒体を有するデータ記録装置及び方法、並びに記録再生システムに関する。
近年、コンスーマ機器において、動画、音声、又は動画などを記録するデバイスとして大容量のストレージ(記憶装置)、特にHDD(Hard Disk Drive)又は光ディスク装置が使用されるようになってきた。これまで、ホスト装置となるPC(Personal Computer)は上記ストレージに対して、単位時間当たりのコマンド処理数やデータ転送量(比較的長時間における平均値)を上げることを要求し、従って、データ転送速度のばらつきに対してはあまり考慮されていない。
一方、PCに対して、コンスーマ機器がストレージに対して要求する性能は、平均的にはそれほど高くない。例えば、ハイビジョン録画をMPEG(Moving Picture Experts Group)2で行う場合、そのデータレートは25Mbit/sec 程度であり、10MB/secを超えるHDDの転送速度からみてそれほど高いわけではない。
これに対して、転送速度のばらつきを減らすこと、すなわちリアルタイム性については強い要求がある。実際、転送速度のばらつきが大きく、リアルタイム性が悪ければ、再生中に画像や音声が止まる、または録画や記録中に録画ができないなどの問題が起こる。これらの問題は、コンスーマ機器としてストレージを用いるには致命的である。
このような転送速度のばらつきが起こる要因は大きく分けて2つある。転送速度が遅くなる1つ目の要因としては、シークエラーまたは読み出したデータに誤りが存在することであり、このことにより、その訂正あるいは再試行に時間がかかってしまうことが挙げられる。また、転送速度が遅くなるもう1つの要因としては、シーク動作や回転待ちが多く発生し無駄な時間が多い、または転送速度の遅い領域を長時間に亘って使用しているなどである。
上記1つ目の要因に関しては、データの信頼性が低くてもよいAVデータなどについては、エラーを無視する、またはコマンドの処理時間に上限を設定することで一応解決することができる。例えば、ATA(AT Attachment)−7のStreaming Feature Set(通称、AVコマンド)では、個々のコマンドの処理時間を直接指定することができる。しかし、それをどのように実行するかはストレージ側に完全にまかされていて、データが実際に正しく読み書きできたかどうかは保障されないという問題がある。ただし、このような問題の発生頻度は比較的小さい。
2つめの要因に関しては、上記1つめの要因より発生頻度が高く、問題としてはより深刻である。その解決法として、従来、コマンドリオーダリング(ヘッドスケジューリング)とファイルの物理的配置の工夫との2つが提案されてきた。
コマンドリオーダリング(ヘッドスケジューリング)は、アプリケーションから要求される複数のI/O要求をまとめてその処理時間が小さくなるように、それらの実行する順番を変更する技術である。これまで、多くのアルゴリズムが研究されてきたが、現在では、数個から百個くらいのコマンドをキューイングして、その実行時間を計算した値をテーブルとして保持し、保持しているテーブルの値と一番最近入ってきたコマンドの実行時間と比較して、一番小さいものを実行するのが通常である。なお、実行時間を計算するにあたり回転待ち時間は考慮されている。
しかし、この方法はAVデータを扱うのには不向きである。なぜならI/O要求当たりのデータ転送量が多く、したがって単位時間あたりのI/O要求の数が少ないからである。また上記のアルゴリズムでは、比較するI/O要求が少ないと効果が薄く、かといって多数のI/O要求を得るまで待てばリアルタイム性が損なわれてしまう。
一方、ファイルの物理的配置を工夫する方法も数多くの研究・実装がある。例えば、最近のファイルシステムでは、データの局所性を利用し、関連するデータを物理的に近接した配置する努力を論理ブロックアドレス(Logical Brock Address:LBA)空間上で行っている。また、転送速度の最低値を保障するために、シーク動作が増えることを覚悟し、故意に転送速度が遅い領域と早い領域とを組み合わせて使用する方法なども提案されている。
しかし、ホスト装置側では、HDDにおいて、現在ヘッドがどこに存在しているのか、データがディスクのどこに配置されるかなどの情報を直接知ることができない。そのためヘッドを所定のトラックにシークする時間、とりわけそれ以後の回転待ち時間を厳密に知ることが困難で、その短縮には限界があった。
これに対して、さらにファイルの配置に制限を設けて、より回転待ち時間を最適化する記録ディスクアクセス制御方法およびその装置の技術が下記特許文献1に開示されている。この特許文献1に記載の技術においては、ディスク上の隣接するブロックの先頭同士の円周方向における角度差を示すスキューと同一データブロック内での先頭と末尾との角度差を示すギャップとを適切に選択してディスク全域にわたって各ブロックのディスク上データ位置を決定することにより、ヘッドが記録ディスクに対してアクセスする時の平均のヘッド移動距離における回転待ち時間を短くするものである。更に、記録ディスクの外側から内側の全領域にわたって、同一データブロック内での先頭と末尾との角度差を示すギャップが一定であるようにデータブロックの大きさを変化させることで、アクセスのリアルタイム性(処理時間の上限の保証)を更に高めることができる。
すなわち、例えば画像データ1枚分などを1データブロックとする単位を導入し、隣接するデータブロックの移動に関しては回転待ち時間を考慮してその移動時間が最小になるようにディスク上に配置し、データをそれらのブロックにスケジューリングして書込みを行うというものである。
特開平9−185864号公報
しかしながら、上記特許文献1には次のような問題点がある。すなわち、この特許文献1に記載の方法では隣接ブロックへの移動を最小の時間で行うために、ギャップ(同一データブロック内での先頭と末尾との角度差)が一定でなければならない。そのため、内側のデータブロックと外側のトラックとではセクタの数が異なるため、データブロックのサイズを変えなければならないという副作用が生じる。これを避けるためにデータブロックをサブブロックに分割して異なる場所に配置し、サブブロックサイズをディスク全面で一定にすることも可能であるが、サブブロックに分割して異なる場所に配置することにより、シーク動作の増大を招き全体の転送速度が低下してしまうという問題点がある。
また、未使用の領域も発生するため、ディスク面の使用効率も低下する。さらに、編集などが行われ、空き領域がランダムに存在するようになると、当初想定したスケジューリングを実行することができなくなり、回転待ち時間の最適化が困難となるという問題点がある。
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、ディスク上の記録領域を満遍なく使用し、空領域がランダムに存在しても回転待ち時間を最適化し最低転送速度を保証することができるデータ記録装置及び方法、並びに記録再生システムを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係るデータ記録装置は、記録位置によって転送速度が異なる記録領域を有する記録媒体に、ホスト装置から転送される転送データを記録するデータ記録装置において、上記記録領域をその連続転送速度に基づき複数の部分領域に区分けし、該区分けした複数の部分領域に上記転送データを分散して書き込みするよう制御する制御手段を有することを特徴とする。
本発明においては、記録領域を複数の部分領域に区分けし、これら複数の部分領域にホスト装置からの転送データを分散して書き込みするよう制御することにより、記録領域の転送速度に関わらず、その領域を満遍なく使用することができ、例えばデータ転送速度が速い領域のみを使用してしまうことがない。
また、上記制御手段は、上記記録領域を略同一の容量の部分領域に区分けし、各部分領域を略同一の頻度で使用するよう上記転送データの書き込みを制御することができ、各部分領域を略同一の頻度で使用するようにすることで、時間の経過と共に転送速度が遅い領域のみに空領域が形成されることがない。
更に、上記制御手段は、上記複数の部分領域を所定の基本順序で選択し、該選択した部分領域における空領域を検索して上記転送データを構成する部分データを書き込むよう制御することができ、基本順序に従って部分領域に部分データを順次書き込むことにより転送データを分散して書き込むことができる。
更にまた、 上記記録媒体は回転記録媒体であって、上記制御手段は、上記基本順序に従って次に書き込みを行う予定の第1の予定部分領域にてデータ転送時間が所定時間未満となる条件を満たす空領域を検索し、該当する空領域に上記部分データを書き込むよう制御することができ、データ転送時間が所定時間未満の空領域にデータを書き込みことで転送速度の低下を防止することができる。
また、上記データ転送時間は、ヘッドのシーク動作及びディスクの回転待ち時間と、上記部分データの書き込み時間とを合わせた時間とすることができ、シーク時間のみならず、ディスクの回転待ち時間も考慮することで更に精確且つ効率よくデータの書き込みを制御することができる。
更に、上記制御手段は、上記制御手段は、上記第1の予定部分領域に第1の部分データを書き込んだ場合の第1のデータ転送時間と上記基本順序に従って該第1の予定部分領域の次に書き込みを行う予定の第2の予定部分領域に第2の部分データを書き込んだ場合の第2のデータ転送時間との合計が所定時間未満となる条件を満たす空領域を該第1の及び第2の予定部分領域にて検索し、それぞれ該第1及び第2の部分データを書き込むよう制御することができ、例えば第1の予定部分領域のみでは条件を満たす予定部分領域がない場合には、次の予定部分領域のデータ転送速度も考慮して空領域を検索することで、更に確実にデータ転送速度の低下を防止することができる。
更にまた、上記制御手段は、上記転送データの転送速度を監視する転送速度監視機能を有し、上記転送データの転送速度がその最低値を保証するための最低保証速度より速い場合であって、上記基本順序に従った部分領域より遅い転送速度の部分領域が存在する場合、当該転送速度が遅い部分領域に上記転送データを書き込むよう制御することができ、優先的にデータの転送速度が遅い領域を使用するようにすることで、時間の経過に伴ってデータの転送速度を向上することができ、長時間に亘って確実にデータ転送速度を保証することができる。
本発明に係るデータ記録方法は、記録位置によって転送速度が異なる記録領域を有する記録媒体に、ホスト装置から転送される転送データを記録するデータ記録方法において、上記記録領域をその連続転送速度に基づき複数の部分領域に区分けし、該区分けした複数の部分領域に上記転送データを分散して書き込みするよう制御する制御工程とを有することを特徴とする。
本発明に係る記録再生システムは、ホスト装置と、記録位置によって転送速度が異なる記録領域を有する記録媒体に、該ホスト装置から転送される転送データを記録するデータ記録装置とを有する記録再生システムにおいて、上記データ記録装置は、上記記録領域をその連続転送速度に基づき複数の部分領域に区分けし、該区分けした複数の部分領域に上記転送データを分散して書き込みするよう制御する制御手段を有することを特徴とする。
本発明に係るデータ記録装置及びデータ記録方法によれば、データの転送速度が異なる記録領域を複数に区分してホスト装置からの転送データを区分した部分領域に分散して配置するよう書き込むことにより、転送速度が速い領域に合わせてデータの転送速度が遅い領域も積極的に使用することにより、長期に亘って安定的にデータ転送速度を保証することができる。
また、本発明に係る記録再生システムによれば、上述のようなデータ記録装置とこれにデータを転送するホスト装置とからなり、ホスト装置から転送するデータの転送速度を保証したシステムを提供することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態は、本発明を、ホスト装置と、少なくともハードディスクや書換え可能な光ディスクなどの回転記録媒体を有するデータ記録装置とからなり、回転記録媒体上に記録されたデータへアクセスする際のシーク動作や回転待ち時間による遅延があってもデータ転送速度を保障することができる記録再生システムに適用したものである。また、本実施の形態における記録再生システムは、AVデータ等を含む全てのデータをファイルとして管理するファイルシステムを採用する。ここで、本実施の形態におけるデータ転送時間とは、ヘッドのシーク動作及びディスクの回転待ち時間からなる移動時間と、実際にデータを書き込むデータ書き込み時間とを含み、データ転送速度とは、転送データをこのデータ転送時間で除したものとなる。
本実施の形態においては、記録媒体としてハードディスク装置(HDD)を、また、ファイルシステムとしてMS−DOS互換FATファイルシステムを適用した場合について説明するが、データをファイルとして管理するシステムであればMS−DOS互換FATファイルシステムに限らずどのようなシステムでも適用することができる。更に、本実施の形態においては、データ記録装置はハードディスクなどの磁気記録媒体を有するものとして説明するが、ランダムアクセス可能な記録媒体であれば、例えばCD、DVDなどの光ディスクなど、同様の処理が可能であることはいうまでもない。
ここで、FATファイルシステムとは、PC(Personal Computer)などのホスト装置における、例えばハードディスクドライブ装置(HDD)、又は不揮発性固体メモリを記録媒体としたメディア(ソニー製:メモリースティック(登録商標)、東芝製;スマートメディア(登録商標)、サンディスク製:コンパクトフラッシュ(登録商標)、マルチメディアカード等)などの外部記憶装置で用いられるファイルシステムである。
図1は、本実施の形態における記録再生システムを示すブロック図である。図1に示すように、記録再生システム1は、例えばPC(Personal Computer)又はAV機器などホスト装置2と、これにIDE(Integrated Drive Electronics)、SCSI(Small Computer System Interface)、FC(Fibre Channel)、USB(Universal Serial Bus)などのインターフェース3を介して接続されたデータ記録装置としてのHDD4とからなる。
HDD4は、ホスト装置2より出力される各種のデータをハードディスクなどの磁気記録媒体としてのディスク11に記録するものであり、ディスク11と、ディスク11を回転駆動するスピンドルモータ12と、ディスク11に対して信号の読出し、書き込みを行う磁気ヘッド(図示せず)をディスク11の半径方向にフィードするボイスコイルモータ13と、スピンドルモータ12及びボイスコイルモータ13の駆動制御を行うサーボ制御部14と、ディスク11へ書き込むデータの符号化及びディスク11から読み出したデータの復号を行うリードライトチャネル部15とを有する。
更に、HDD4は、ディスク11上のデータを管理するディスク制御部16と、ディスク11から読出したデータ及びディスク11へ書き込むデータをバッファリングするバッファメモリ17と、ホスト装置2との間で送受信するデータ、制御コマンド等の入出力回路を構成するインターフェース制御部18と、ディスク11上のFAT領域上の内容を記憶するメモリ19と、これらを制御するCPU(Central Processing Unit)20とを有し、これらがバス21を介して接続されている。
また、不揮発性固体メモリ22を更に設け、データ記録装置4における記録領域をディスク11及び不揮発性固体メモリ22からなる記録領域とし、ハイブリッド記憶装置として構成してもよい。不揮発性固体メモリ22は、ホスト装置2からのデータを一時的に格納するキャッシュとして利用したり、起動時に使用されるプログラムを格納したり、またユーザデータを格納するユーザ領域の一部として使用したりすることができる。この不揮発性固体メモリ22は、データへのアクセスが速いため、例えばディスク11にデータを書き込むまたはディスク11からデータを読み出す際のシーク動作の間に、不揮発性固体メモリ22に書き込み又は読み出しを行えば、データの転送速度を更に向上することができる。
HDD4は、インターフェース3を介してホスト装置3より発行されたコマンドをインターフェース制御部18にて受けとり、インターフェース制御部18はその内容を理解してHDD4内のCPU20に通知する。CPU20は通知内容に基づいてディスク制御部16、リードライトチャンネル部15、サーボ制御部14に対して必要なコマンド及びパラメータを設定して、それらの動作を実行させる。また、後述するディスクキャッシュ領域における欠陥セクタの代替処理を行う。
サーボ制御部14はスピンドルモータ9及びボイスコイルモータ11の駆動制御を行って、ディスク11の所定のトラック、セクタに対してヘッドを移動させる。リードライトチャンネル部15はディスク11への書き込み時、送られてきたユーザデータを記録再生系の特性に適したデジタルビット系列に符号化(変調)する。また読み出し時にはヘッドから読み出された再生信号から高域ノイズを除去してからアナログ信号からデジタル信号への変換を行い、さらに最尤復号法を用いてデータの推定を行った後、復調を行いユーザデータの再生を行う。
また、ディスク制御部16は、バッファメモリ17、リードライトチャンネル部15、インターフェース制御部18のそれぞれの間におけるデータのやり取りを管理し、データのフォーマットに係る処理を行う。その際に誤り訂正符号による符号化と誤り検出および誤り訂正に係る処理も併せて行う。
これに対応してホスト装置2においては、メモリ31にワークエリアを確保した中央処理ユニット(CPU)32の処理により、上位のコントローラからの指示に応じてHDD4に種々のコマンド等を送出する。
この処理においてCPU32は、電源起動時、所定の処理手順の実行により、ディスク11のシステムエントリー領域に記録されてなる管理用データであるブート領域、FAT領域、ディレクトリ領域のデータをメモリ31にアップロードし、このアップロードしたデータを基準にしたパラメータの設定により種々のコマンドを送出する。
次に、本実施の形態におけるデータの管理方法について説明する。ディスク11に記録されるデータは、ホスト装置2とHDD4とでは異なるアドレス空間上で管理される。図2Aの左図及び右図はそれぞれホスト装置2からみたアドレス空間を示すLBA空間Pと、HDD4からみたアドレス空間を示す論理セクタ空間Qとを示す図である。
HDD4においてデータを記録する最小の単位はセクタと呼ばれ、そのサイズは通常512byteである。HDD4では、ディスク11の記録領域を、セクタの単位で、物理アドレス、物理セクタ番号、論理セクタ番号の3つで管理する。物理アドレスは面番号、トラック番号、セクタ番号の3つからなる。ここで、物理セクタ番号とは、全てのセクタをディスク11の外側から内側に向けて順番に番号をつけたものである。また、論理セクタ番号とは、読み書きができない欠陥セクタに対して代替処理によってアドレスを割り当てたものである。
一方、ホスト装置2は、上記論理セクタ番号ではなく、論理ブロックアドレス(Logical Block Address:LBA)を使用してディスク11のアクセスを行う。また、ファイルを管理するファイルシステムは複数のセクタ(N個)を1クラスタとして読み書きの最小単位としている。以後の説明ではN=16とし、1クラスタを8KByteとする。クラスタアドレスはLBAを単純にでNで割ったものとする。
また、本実施の形態においては、特にAVデータに対して特別なアクセスサイズを設定する。以下、これをスーパークラスタという。1つのスーパークラスタは複数のクラスタ(クラスタの整数倍)からなり、例えば16クラスタ(128KByte)を1スーパークラスタとして設定することができる。この場合、スーパークラスタアドレスは、クラスタアドレスの16分の1、すなわち16進表示で最後の1桁を削除したものとなる。
ここで、ディスク11の記録領域は、通常、システム領域SA、ユーザ領域UA、HDD4用のシステム領域SA_hの3つに分けられており、システム領域SAおよびユーザ領域UAのみがホスト装置2から見たLBA空間Pに図2Aの左図に示すように割り当てられる。
システム領域SAは、マスターブートレコードが記録される領域MBRと、システムのブート時(起動時)に必要なプログラムであるIPL(Initial Program Loader)が記録される領域と、FATが記録されるFAT領域とを有する。マスターブートレコードMBRはホスト装置2から見てLBAが0のセクタであり、ここにはブートストラップ・コードやパーティション・テーブルが記録されている。
FAT(File Allocation Table)はファイルがクラスタにどのように格納されているかを記録してあるテーブルであり、FATを用いて管理を行うファイルシステムがFATファイルシステムと呼ばれるものである。このFATファイルシステムは、個々のファイルが記録媒体上どこに配置されているかを示すのに用いられるFAT(File Allocation Table)と、ディレクトリに関する情報とファイルに関する情報を持つディレクトリ項目との2つのデータを使用する。
通常、図2Aに示すように、ディスク11上にFATとルートディレクトリ用の領域Aが専用に設けてあり、ホスト装置2はファイルアクセスに必要なそれらの情報を記録再生装置からPCインターフェースを介して(SCSI(Small Computer System Interface),IDE(Integrated Drive Electronics),IEEE1394,USB(Universal Serial Bus)等)受信し、それらを基に記録再生制御を行う。
例えば、HDD4にファイルを書き込む時には空きクラスタにそのデータを書き込み、書き込みが終了したら、次にどのクラスタが使われるかを示す情報をFAT項目に書き込む。ファイルを消去する場合には、書き込まれているデータはそのままにして、使用されているクラスタに対応するFAT項目を空きクラスタとする。
また、読み出し時にはディレクトリ項目からファイルの開始クラスタアドレスを探し出して、それに対応するFAT項目を読み出してどのクラスタに読み出すファイルのデータがあるかを知り、この情報に基づきディスク11から読み出しを行う。図2BにFATの一例を示す。例えばHDD4は、ディレクトリ情報からFile1の開始クラスタアドレス(12340h)を取得し、FATを参照することで、例えば図2Aに示すFale1の第1スーパークラスタから第2スーパークラスタは、LBAが連続しておらず1234hから3235hへ飛ぶような場合であっても、開始クラスタアドレスからファイルが終了するクラスタアドレス(EOFまで)を取得して例えば第1スーパークラスタから第6スーパークラスタからなるFile1を読み出すことができる。
ユーザ領域UAはファイルの情報を管理するディレクトリ領域UA1と実際のデータ領域UA2とからなる。なお、FAT32以前のFATファイルシステムにおいては、ルートディレクトリはシステム領域SAに属する。ディレクトリ領域UA1には、各ディレクトリ(各ファイル)に関して、ファイル名、拡張子、属性、最新更新時間、開始クラスタアドレス、及びファイルサイズなどがディレクテリ項目として格納されている。
HDD4用のシステム領域SA_hは、HDD4内のCPU20がブートコードや各種テーブルを格納するため、または代替処理用の領域として使用するものであり、図2Aの左図に示す論理セクタ空間Pにおいては、論理セクタ番号で000000hから07FFFFhまでの領域(256MByte)がそれにあたる。したがって、ホスト装置2から見たLBA空間とは異なり、論理セクタ空間では、マスターブートレコードMBRの論理セクタ番号は080000hとなる。この領域に対して通常ホスト装置2は直接アクセスを行わないため、図2Aの右図に示すLBA空間Pにおいては省略する。
次に、本実施の形態におけるデータ書込み方法について説明する。先ず、ディスク11の記録領域について説明する。データを書き込むためのスーパークラスタは、ルートディレクトリ領域などを除き、ユーザ領域UAの先頭から順に隙間をあけることなく配置される。それによって、個々のスーパークラスタの先頭は、円周方向で見てほぼ均等に配置されることになる。なぜなら、近年のHDDではディスクを例えば10〜20などの複数のゾーンにわけ、各ゾーン内で同じ書き込み周波数と記録再生用のパラメータ(波形等価フィルタの係数など)を用いるゾーンビットレコーディングが一般的に行われため、ディスクの内側のトラックと外側のトラックとでその中に含まれるセクタの数が異なるからである。
その一例を図3に示す(Hitachi 4GB Micro drive 3K-4、Hard Disk Drive Specifications)。なお、スーパークラスタのサイズとトラックのサイズとがあまり大きな最大公約数を持つとスーパークラスタの先頭が円周方向でみてばらばらに配置されなくなるので注意する必要がある。
そして、本実施の形態においては、このようにスーパークラスタが配置されたディスクをさらに、ほぼ同じ容量をもつ複数の部分領域としてのエリアに分割する。図4は、エリアの数が4の場合の例を示す図である。各エリアの容量は、データの連続転送速度に基づきほぼ同じ容量になるよう区分するため、各エリアの幅がディスクの外周側に向かうほど狭くなっている。図4では全容量4GB、各エリアを1GBとし、LBAが000000hから1FFFFFhまでをエリアE1、LBAが200000hから3FFFFFhまでをエリアE2、LBAが400000hから5FFFFFhまでをエリアE3、LBAが600000hから7FFFFFhまでをエリアE4とする場合を示す。
次に、このような記録領域にデータを書き込む動作について説明する。通常、ディスク11のファイルを管理するアドレス情報の管理は、ホスト装置2にて行われる(以下、PCモードという。)が、本実施の形態においては、HDD4がホスト装置2の許可を得た場合にはFAT及びその管理を実行することができる動作モードを設ける。以下、この動作モードをAVモードという。HDD4は、AVモードであれば、HDD4自身がFAT及びその管理を行うことができる。ここで、HDD4でのAVモードにおけるFAT及びその管理は、システム領域SA上に記録されたFAT領域のデータを図1に示すHDD4内のメモリ19に読み込み、このメモリ19上でFATを更新し、必要に応じてシステム領域SA上のFATを更新するなどの管理を行い、PCモードに移行する際に、メモリ19上で更新されたFATをシステム領域SAのFAT領域に書き戻すことで、HDD4がホスト装置2とFAT及びその管理を排他的に共用するものである。
すなわち、ファイルを管理するアドレス情報を管理するためには、システム領域SA上のFATとその管理、及びディレクトリ情報とその管理を行う必要があり、前者は、ホスト装置2がPCモードとAVモードとを切り替えることでそれぞれホスト装置2とHDD4とが排他的に共有する。また、後者においては、HDD4は管理せず、ホスト装置2がいつでも、すなわちPCモードであってもAVモードであってもシステム領域SAに直接アクセスして管理できるようにするため専用のコマンドを設定するものとする。
本実施の形態においては、データの書き込みは、ファイルを管理するアドレス情報の管理がHDD4で行われているAVモードの時に実施される。上述したように、記録再生システム1は、FATの情報はホスト装置2及びHDD4で共有するが、FAT及びその管理をHDD4に委ねる。従って、データの書き込みを行うために先ずAVモードに移行する。AVモードに移るためには、図5に示すように、ホスト装置2がHDD4のシステム領域SA上に存在するFAT、すなわち図2A示すFAT領域FAを最新のものに更新した後、HDD4に対してPCモードからAVモードに移行させるコマンドを発行する(ステップS1)。HDD4の中のCPU20は、インターフェース制御部18を介してその内容を知り、システム領域SA上のFATを読み出しメモリ19上に展開し(ステップS2)、AVモードを示すフラグを立て、ホスト装置2にAVモードに移行したことを知らせる(ステップS3)。
次に、AVモードに移行後、ホスト装置2が書き込みをする場合について説明する。ここでは、例えばディジタルカメラにて画像が連写された場合などに、ホスト装置2からそのコンテンツデータの書き込みを要求する動作が行われた場合を例にとって説明する。ホスト装置2は、コンテンツデータのファイル名(File1)を決定し、新規にディレクトリ項目を作成し、そのディレクトリ項目をHDD4に書き込む(ステップS4)。なお、この時のディレクトリ項目は開始クラスタアドレスと最新更新時間がわからないため不完全なものである。
次にホスト装置2はコンテンツデータの書き込みに必要なパラメータの設定を行う。具体的にはファイルの開始クラスタアドレス及びファイルのアクセスサイズなどを決定する。ホスト装置2はクラスタアドレスの管理をHDD4に委ねているが、ファイルを識別するために、開始クラスタアドレスを共有することが最低限必要である。図6(a)及び図6(b)は、それを実行するコマンドの1例(Set Write File Parameter)を示す図であって、それぞれコマンド発行時のレジスタ内容及びコマンド終了時のレジスタ内容を示す図である。コマンドは、ATのベンダーユニークコマンドとして定義され、ファイルの書き込みを行う前に一度だけ実行される。
コマンドを受けたHDD4は、予め定められた基本順序(基本シーケンス)を示す所定の順序に基づいて書込みを行う。ここでは、基本シーケンスをエリアE1→エリアE2→エリアE3→エリアE4→エリアE4→エリアE3→・・・とし例えばエリアE1から始まって、各エリアに均等にアクセスするような順序とする。また、基本シーケンスはこの順序に限らず、例えばエリアE1→・・・→エリアE4→エリアE1→・・・→エリアE4など、エリアE1からエリアE4にアクセスすることを繰り返す順序としてもよい。すなわち、各エリアを均等にアクセス可能なように順序を設定すればよい。
HDD4はメモリ19に読み込んだFATを参照し、基本シーケンスに従って先ずエリアE1から空いているスーパークラスタを検索し、見つかった空スーパークラスタを記録開始クラスタアドレスとしてホスト装置2に知らせる(ステップS5)。そして、図4(b)に示すようにコマンド終了時にレジスタにそのアドレスを書き込む。図2Aディレクトリ項目Aには、File1の記録開始クラスタアドレスが12340hである例を示す。
記録開始クラスタアドレスを受け取ったホスト装置2は、図7に示すように、ファイル1の第1スーパークラスタSC1を書き込む。以後、ホスト装置2はスーパークラスタ単位でデータをHDD4に対して送る。これに対して、HDD4は最初の1スーパークラスタは、通知した記録開始クラスタアドレスに書き込みを行うが、以後自ら空きクラスタを検索してディスク11への書込みを行う。こうしてホスト装置2から転送されてくるデータがファイルの最後のデータである(end of file:EOF)か否かを判断し(ステップS6)、順次でデータを記録し、スーパークラスタ単位でメモリ19上のFATを更新する(ステップS7)。そして、ファイルの最終データである場合には、メモリ19上のFATをディスク11のFAT領域に書き戻し処理を終了する。
ここで、ステップS7の本実施の形態におけるデータ書込み方法では、上述したように記録領域(ユーザ領域)をデータの連続転送速度に基づきほぼ同容量の複数のエリアに区分けし、これら複数のエリアに対して設定された基本シーケンスに従ってデータを書き込むことにより、ホスト装置からの転送データをディスク11上に分散して書き込むものである。
基本的なデータ書込み方法としては、基本シーケンスに従ってエリアを順次選択しデータを書き込む方法がある。すなわち、1つめのエリアにてスーパークラスタを書き込んだ後、基本シーケンスに従って次のエリア内における空スーパークラスタを検索し、検索した空スーパークラスタにデータを書き込んでいく方法である。検索した空スーパークラスタが複数ある場合には、例えば、その中から最もアクセス時間が短いものを選択することができる。
すなわち、HDD4は、File1の第2スーパークラスタの書き込みを行う場合は、メモリ19内のFATを検索し、次に書き込みを行うエリアであるエリアE2の中から空スーパークラスタを検索する。ほとんどの場合に複数の空スーパークラスタが見つかるのでその中から以下の方法に従って適切なものを選ばなければならない。この適切な空スーパークラスタの選択方法について説明する。
ここでは、簡単のために、このような空スーパークラスタが2つ見つかった場合について説明する。図7に示すように、エリアE2には、空スーパークラスタSC2と空スーパークラスタSC2'が存在するとする。このとき、スーパークラスタSC1の最後から空スーパークラスタSC2,SC2’の最初までの角度をθ,θ、その間にあるトラックの数(シーク距離)をそれぞれΔTrk,ΔTrkとする。この時スーパークラスタSC1の最後から空スーパークラスタSC2,SC2’の最初まで移動する時間は以下のように与えられる。
移動時間(SC1の最後→SC2の最初)
= For{ N=0, N<無限大, N++,
if(回転待ち時間(N,θ1)> シークプロファイル関数(ΔTrk1))
Return[回転待ち時間(N,θ1)] Break[];
End if
}
移動時間(SC1の最後→SC2'の最初)
= For{ N=0, N<無限大, N++,
if(回転待ち時間(N,θ2)> シークプロファイル関数(ΔTrk2))
Return[回転待ち時間(N,θ2)] Break[];
End if
}
ここで、移動時間とは、データの配置を終えたスーパークラスタから次にデータを配置するスーパークラスタの先頭まで移動する際に生じる時間、すなわちシーク時間及びディスクの回転時間を合わせた時間である。また、シークプロファイル関数とは、トラック数ΔTrkだけ移動する時間を出力する関数であり、回転待ち時間とは、角度θだけ回転する時間とN(整数)周回転する時間とを足したものを出力する関数である。なお、簡単のために物理アドレスのHeadにかかわる部分は無視するものとする。
本実施の形態においては、HDD4は、上述の場合であれば、これら2つの空スーパークラスタSC2,SC2’への移動時間のうちで小さい方を選んで書込みを行う。図2Aに示す例では、スーパークラスタアドレス3235hが選ばれ、このスーパークラスタにデータが書き込まれてFile1の第2スーパークラスタとなっている。以下では、第Kスーパークラスタへの移動時間と書き込みにかかった時間との和を書込み処理時間TK-1ということとする。なお簡単のために第1スーパークラスタについては無視しKは2以上とする。
本実施の形態においては、空スーパークラスタが2つの場合について述べたが、より多くの空スーパークラスタから選択できる場合においても、同様に、シーク動作及び移動時間を計算して最小のものを選ぶことができる。空スーパークラスタの個数が多くなればなるほど、回転待ち時間の平均値はその先頭アドレスが円周上で一様に分布することになり、回転待ち時間の平均値は、(1周の回転時間)/(2×エリア内の空スーパークラスタの個数)になる。
同様にして、図2Aに示すように、第3スーパークラスタ、第4スーパークラスタ、第5スーパークラスタを、基本シーケンスに従ってエリアE3、エリアE4、エリアE4のスーパークラスタアドレス5236h,7237h,7250hにそれぞれ配置する。また、第3スーパークラスタ、第4スーパークラスタ、第5スーパークラスタを配置するまでに生じた時間、すなわちスーパークラスタまでの移動時間+書き込み時間を合わせた時間である書込み処理時間をそれぞれT,T,Tとする。
次に、第6スーパークラスタの書込みを行うが、本実施の形態においては、この第6スーパークラスタを書き込む方法が2通りある。1つめの方法においては、上述のとおり基本シーケンスに従ってエリアE4の次の順番エリアであるエリアE3から時間制限を満たす空スーパークラスタを選択する第1の方法である。この場合は、上述と同様に、エリアE3内にて空スーパークラスタを検索し、最も書き込み処理時間が短い空スーパークラスタにデータを配置する。
もう1つは、データの転送速度が遅い内周側の領域をできるだけ使用する方法であって、再度エリアE4の中から時間制限を満たすスーパークラスタを選択する第2の方法である。この第2の方法について図8を参照して説明する。図8A及び図8Bは、データ転送速度が遅い内周側の領域を優先的に使用する場合の書き込み方法を示すフローチャートである。この第2の方法を適用するために、本実施の形態においては、基準時間Tを使用する。基準時間Tは最低保障転送速度から計算される時間で、具体的には、スーパークラスタサイズを最低保障転送速度で割ったものである。HDD4はエリアE4の中から空いているスーパークラスタを選び、上述と同じ式で書込み処理時間Tを計算する。空スーパークラスタが複数存在する場合は、それらの中から、下記の式(1)で与えられる条件、すなわちデータの書き込み処理に必要な書込み処理時間(移動時間+書込み時間)の平均時間が基準時間T以下という条件を満たすもの検索する。なお、式(1)にパラメータmを任意の時点で値を計算できるように導入した。この例ではm=0。
Figure 2005228404
この場合、同じエリアE4内で第6スーパークラスタを書き込むための空スーパークラスタ候補を検索することから、シーク動作が短く回転待ち時間が支配的になる。したがって回転待ち時間が短いスーパークラスタを見つければよく、回転待ち時間を考慮することで上記式(1)を満たせる空スーパークラスタを発見する確率が高くなる。
ここで、上記式(1)では、4つのスーパークラスタを所定のエリアに配置するために必要な書込み処理時間の平均となっている。いくつのスーパークラスタのデータ転送に必要な書込み処理時間で平均をとるかは、例えば次の2つの要因によって決定される。すなわち、1つはエリアの数、もう1つは最低保障転送速度を求める際の時間の長さ(時間の単位)である。例えば、HDD4のゾーンの数が10前後であってAVコンテンツを扱う場合には、最低保障転送速度を求める際の時間は数秒程度であることを考えると、上記平均時間を求める際のスーパークラスタの個数は5〜10程度が適当である。なお、例えばエリアを4つとした場合、平均時間を求める際に使用するスーパークラスタの数をエリアの数以上の4つ以上とすることが好ましい。エリアの数未満であると、全てのエリアにスーパークラスタを配置した場合の平均時間を求めることができないからである。
このように基準時間Tを使用して、データの転送速度が遅い内周側の領域にデータを書込む方法では、基本シーケンスに従って第1〜第5スーパークラスタをエリアE1,E2,E3,E4,E4に配置する。そして、図8Aに示すように、次の第6スーパークラスタSC6を配置する空スーパークラスタをエリアE4内で検索する(ステップS11)。
そして、上記式(1)を満たす空スーパークラスタがエリアE4に存在しない場合は、基本シーケンスに従って次にエリアであるエリアE3の中から空スーパークラスタの選択を行う(ステップS12)。なお、エリアE3まで考えても条件を満たすものがない場合には、エリアE4及びエリアE3のから書き込み処理時間が最小のものを選択し(ステップS13)、これに第6スーパークラスタを配置すればよい。
また、データの書込み処理時間を更に短縮させる方法として、第6スーパークラスタの書込み処理時間のみならず、次の書込みデータである第7のスーパークラスタの書込み処理時間を考慮することができる。本実施の形態においては、これを空領域の先行スケジューリングという。
すなわち、図8Bに示すように、同様にエリアE4、エリアE3の空スーパークラスタを検索して基準時間Tを満たす空スーパークラスタが見つからなかった場合(ステップS21、22)、エリアE3、E4の中で最も書き込み処理時間が短いものを選択するが、ここで、次のデータである第7のスーパークラスタを、次のエリアE2にて書込みすることを想定して書き込み処理時間を計算する。この場合も上述したように、例えば、式(1)において、m=1として4つのスーパークラスタの書き込み処理時間の平均を求め、それが基準時間T未満になればよい。ここで、先行スケジューリングを行った場合、エリアE4、E3共に条件を満たす空スーパークラスタが検索された場合には、データの転送速度が遅い内周側のエリアE4に優先して書き込むようにしてもよい。また、ステップS21の後、エリアE4にて第6スーパークラスタSC6を書込み、エリアE3にて第7スーパークラスタを書込む場合の書き込み処理時間を算出し(先行スケジューリング)、条件を満たす空スーパークラスタがない場合にのみ、ステップS22に進むようにしてもよい。
以上、データのスーパークラスタ単位での配置法の一例を示したが、基本シーケンスについても、処理時間を見て転送速度が低い領域を優先的に使用する方法についても他に複数考えられる。すなわち、本実施の形態においては、基本シーケンスを外周側から内周側、内周側から外周側のエリアを順次選択していくものとしたが、上述したように、外周側から内周側を順次選択していくことを繰り返すようにしてもよい。また、基本シーケンスの開始エリアは外周側に限らず、どのエリアから開始してもよい。
更に、転送速度が低い領域を優先的に使用する方法についても、図8Aに示すように、基本シーケンスにデータ転送速度が遅いエリアE4を追加するものとしたり、図8Bに示すように、空領域の先行スケジューリングを行ってエリアE4を更に優先的に使用するようにする方法の他、これらを組み合わせて書き込む領域を動的に決定することにより、効率よくデータ転送速度が遅い領域を使用することができる。また、基準時間Tの求め方、書込み処理時間の平均を求める際のスーパークラスタの数などを適宜選択することで、記録再生システムが必要とする書込み処理時間を達成することができる。
次に、本実施の形態における効果について説明する。図9は、基準時間Tを60ms、回転数を3600rpm(回転時間16.7ms)としたときの、各エリアのデータ書込み処理時間を計算した結果を示すものである。
図9において、時間単位はmsとし、Nはエリア内で選びうるスーパークラスタの数を示す。転送時間(T1)はデータの書込み時間であり、総時間(T3)は、転送時間(T1)、エリアをまたぐときの最大シーク時間(T2)、及び平均化移転待ち時間(T3)を合わせた時間であって、上述の書込み処理時間に相当する。エリアは、E1〜E4の4つとする。
4つのエリアE1〜E4を等しく使用するとするならば、N=1のときは転送時間は63.33msであり、N=4の時は57.08msであり、N=4のときには基準時間T未満とするという制限(条件)を満たすことができる。また、エリアE4にデータを配置した後で基本シーケンスに従うと本来エリアE3にデータを配置することになる。この際、総時間の平均に余裕があるときには、データの転送速度が遅い領域に優先的にデータを配置する機能により、再度エリアE4内における空スーパークラスタを使用することができる。すでに説明したように、エリア内でのヘッドの移動にかかる時間は、回転待ち時間が支配的なのでそれが数ms程度であっても、平均的には基準時間の中に入る可能性が高い。
本実施の形態においては、記録開始クラスタアドレスとして取りうるアドレスに制限を設けるものの、記録開始クラスタをディスク11上にてほぼランダムに配置するものとし、使用するスーパークラスタの場所は、そのときの書き込み処理時間、基準時間や書き込み処理時間の平均時間などの複数の条件に応じて動的に決定することにより、回転間待ち時間を最適化して転送速度の保証を行うことができる。このように、回転待ち時間を確率的に制御すること、またデータ書込み時間(転送時間)+シーク時間+回転待ち時間からなるデータ書込み処理時間、すなわちデータの転送に実際に必要な時間からデータの配置を動的に変更することができ、確度の高い速度保障が可能である。
また、編集などによって最初の整然としたデータの配置が壊れ、空き領域がフラグメントした場合であっても、上述の書き込み方法であればその性能はほぼ影響を受けることがない。
さらに、データの配置する際に、内側のエリアを優先的に使用する機能を備えたので、時間の経過とともに転送速度が高い領域が残ることとなり、このことにより結果として平均転送速度が上がってゆく。
このように、転送速度が遅い領域を積極的に使用することにより、転送速度が速い領域を使い切ってしまったり、データの書き込みと消去が繰り返し行われることにより連続した空き領域を確保することが難しくなって、1つのファイルが連続しない多数のクラスタに分割されて記録されてしまうこと(通常、フラグメンテーション)により大幅に転送速度が低下するような従来のデータ記録装置における問題点が解消され、データを書き込むことで転送速度を向上させることができ、リアルタイム性を長時間に亘って確実に保障することができる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態における記録再生システムを示すブロック図である。 ホスト装置2からみたアドレス空間を示すLBA空間P及びHDD4からみたアドレス空間を示す論理セクタ空間Qを示す図である。 FATの一例を示す図である。 ディスクのトラックに含まれるセクタ数の一例を説明する図である。 ディスクの記録領域を4つのエリアに区分した例を示す模式図である。 本発明の実施の形態における記録再生システムにおけるデータの書き込み動作を示すフローチャートである。 (a)及び(b)は、それを実行するコマンドの1例(Set Write File Parameter)を示す図である。 ファイル1の第1スーパークラスタSC1及び第2スーパークラスタSC1,SC2’を示す模式図である。 データ転送速度が遅い内周側の領域を優先的に使用する場合の書き込み方法を示すフローチャートである。 データ転送速度が遅い内周側の領域を優先的に使用する場合の書き込み方法の他の例を示すフローチャートである。 基準時間Tを60ms、回転数を3600rpm(回転時間16.7ms)としたときの、各エリアのデータ書込み処理時間を計算した結果を示す図である。
符号の説明
1 記録再生システム、2 ホスト装置、3 インターフェース、4 HDD、11 ディスク、12 スピンドルモータ、13 ボイスコイルモータ、14 サーボ制御部、15 リードライトチャネル部、16 ハードディスク制御部、17 バッファメモリ、18 インターフェース制御部、19,21 メモリ、20,22 CPU、21 バス

Claims (16)

  1. 記録位置によって転送速度が異なる記録領域を有する記録媒体に、ホスト装置から転送される転送データを記録するデータ記録装置において、
    上記記録領域をその連続転送速度に基づき複数の部分領域に区分けし、該区分けした複数の部分領域に上記転送データを分散して書き込みするよう制御する制御手段を有する
    ことを特徴とするデータ記録装置。
  2. 上記制御手段は、上記記録領域を略同一の容量の部分領域に区分けし、各部分領域を略同一の頻度で使用するよう上記転送データの書き込みを制御する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
  3. 上記制御手段は、上記複数の部分領域を所定の基本順序で選択し、該選択した部分領域における空領域を検索して上記転送データを構成する部分データを書き込むよう制御する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
  4. 上記記録媒体は回転記録媒体であって、
    上記制御手段は、上記基本順序に従って次に書き込みを行う予定の第1の予定部分領域にてデータ転送時間が所定時間未満となる条件を満たす空領域を検索し、該当する空領域に上記部分データを書き込むよう制御する
    ことを特徴とする請求項3記載のデータ記録装置。
  5. 上記データ転送時間は、ヘッドのシーク動作及びディスクの回転待ち時間と、上記部分データの書き込み時間とを合わせた時間である
    ことを特徴とする請求項4記載のデータ記録装置。
  6. 上記制御手段は、上記第1の予定部分領域に第1の部分データを書き込んだ場合の第1のデータ転送時間と上記基本順序に従って該第1の予定部分領域の次に書き込みを行う予定の第2の予定部分領域に第2の部分データを書き込んだ場合の第2のデータ転送時間との合計が所定時間未満となる条件を満たす空領域を該第1及び第2の予定部分領域にて検索し、それぞれ該第1及び第2の部分データを書き込むよう制御する
    ことを特徴とする請求項4記載のデータ記録装置。
  7. 上記制御手段は、上記転送データの転送速度を監視する転送速度監視機能を有し、上記転送データの転送速度がその最低値を保証するための最低保証速度より速い場合であって、上記基本順序に従った部分領域より遅い転送速度の部分領域が存在する場合、当該転送速度が遅い部分領域に上記転送データを書き込むよう制御する
    ことを特徴とする請求項3記載のデータ記録装置。
  8. 上記ホスト装置から転送される転送データをファイルで管理するためのテーブルを記憶するメモリを有し、
    上記テーブルは、上記記録領域の所定の領域に記録されたものであって、
    上記制御手段は、上記ホスト装置からの所定のモード切替命令に応じて、上記メモリに上記テーブルを読み込み、読み込まれたテーブルを参照して、上記記録領域における空領域を検索する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
  9. 上記ファイルは、複数のスーパークラスタからなり、各スーパークラスタは、上記ホスト装置のアクセス単位であるクラスタの整数倍の大きさからなる
    ことを特徴とする請求項8記載のデータ記録装置。
  10. 記録位置によって転送速度が異なる記録領域を有する記録媒体に、ホスト装置から転送される転送データを記録するデータ記録方法において、
    上記記録領域をその連続転送速度に基づき複数の部分領域に区分けし、該区分けした複数の部分領域に上記転送データを分散して書き込みするよう制御する制御工程と
    を有することを特徴とするデータ記録方法。
  11. 上記制御工程では、上記記録領域を略同一の容量の部分領域に区分けし、各部分領域を略同一の頻度で使用するよう上記転送データの書き込みを制御する
    ことを特徴とする請求項10記載のデータ記録方法。
  12. 上記制御工程では、上記複数の部分領域を所定の基本順序で選択し、該選択した部分領域における空領域を検索して上記転送データを構成する部分データを書き込むよう制御する
    ことを特徴とする請求項10記載のデータ記録方法。
  13. 上記記録媒体は回転記録媒体であって、
    上記制御工程では、上記基本順序に従って次に書き込みを行う予定の第1の予定部分領域にてデータ転送時間が所定時間未満となる条件を満たす空領域を検索し、該当する空領域に上記部分データを書き込むよう制御する
    ことを特徴とする請求項12記載のデータ記録方法。
  14. 上記制御工程では、上記第1の予定部分領域に第1の部分データを書き込んだ場合の第1のデータ転送時間と上記基本順序に従って該第1の予定部分領域の次に書き込みを行う予定の第2の予定部分領域に第2の部分データを書き込んだ場合の第2のデータ転送時間との合計が所定時間未満となる条件を満たす空領域を該第1及び第2の予定部分領域にて検索し、それぞれ該第1及び第2の部分データを書き込むよう制御する
    ことを特徴とする請求項13記載のデータ記録方法。
  15. 上記制御工程では、転送速度監視機能により上記転送データの転送速度を監視し、上記転送データの転送速度がその最低値を保証するための最低保証速度より速い場合であって、上記基本順序に従った部分領域よりより遅い転送速度の部分領域が存在する場合、当該転送速度が遅い部分領域に上記転送データを書き込むよう制御する
    ことを特徴とする請求項12記載のデータ記録方法。
  16. ホスト装置と、記録位置によって転送速度が異なる記録領域を有する記録媒体に、該ホスト装置から転送される転送データを記録するデータ記録装置とを有する記録再生システムにおいて、
    上記データ記録装置は、
    上記記録領域をその連続転送速度に基づき複数の部分領域に区分けし、該区分けした複数の部分領域に上記転送データを分散して書き込みするよう制御する制御手段を有する
    ことを特徴とする記録再生システム。

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