JP2005223495A - 立体映像表示装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】視差バリアを用いた立体映像表示装置において、立体視に不慣れな観察者であっても簡単に視聴位置を決定できるようにする。
【解決手段】立体映像表示装置10は、視聴位置確認情報表示手段8、立体映像表示手段9を備え、立体映像表示手段9は、左目から見た映像を表示する左目用画素と右目から見た映像を表示する右目用画素とを交互に配列してなる表示面と、前記左目用画素及び右目用画素の配列に応じて光透過領域と遮光領域とを交互に配列して視差を発生させる視差バリアとを備えている。視聴位置確認情報表示手段8は、映像を視聴する際に、前記表示面の左半面内に左目用の視聴位置確認情報を表示し、前記表示面の右半面内に右目用の視聴位置確認情報を表示し、前記映像の観察者は前記視聴位置確認情報により適正な視聴位置を決定する。
【選択図】図1
【解決手段】立体映像表示装置10は、視聴位置確認情報表示手段8、立体映像表示手段9を備え、立体映像表示手段9は、左目から見た映像を表示する左目用画素と右目から見た映像を表示する右目用画素とを交互に配列してなる表示面と、前記左目用画素及び右目用画素の配列に応じて光透過領域と遮光領域とを交互に配列して視差を発生させる視差バリアとを備えている。視聴位置確認情報表示手段8は、映像を視聴する際に、前記表示面の左半面内に左目用の視聴位置確認情報を表示し、前記表示面の右半面内に右目用の視聴位置確認情報を表示し、前記映像の観察者は前記視聴位置確認情報により適正な視聴位置を決定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、立体映像表示装置及び方法、より詳細には、視差バリア(パララックスバリア)方式を用いた立体映像表示装置及び該装置を用いた立体映像表示方法に関する。
従来、様々な立体映像表示装置が考案されており、例えば、特許文献1では、3次元映像表示のみならず、2次元映像表示もできるようにした立体画像表示装置が開示されている。この装置は視差バリア(パララックスバリア)を用いた立体映像表示装置の一つである。
特開平10―268230号公報
しかしながら、パララックスバリアを用いた立体映像表示装置は、視聴範囲が限定され、特定の位置でないと正常な立体視ができないということがある。従って、観察者は、立体映像を視聴しようとするとき、まず立体に見える位置を探す必要があり、このことに不慣れな観察者は立体視を簡単に行うことができないという問題がある。
また、立体画像表示装置の別の例として専用のめがねを用いた方法も提案されている。この方法によれば視聴位置が限定されない表示装置を実現可能であるが、専用のめがねを用いるという点で容易に使えるというようなものではなく、一般に普及しにくい。また、パララックスバリア等を用いた立体映像表示装置は、裸眼で視聴可能であるため、その容易さの点でめがねを用いた方式より優れている。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、視差バリア(パララックスバリア)を用いた立体映像表示装置において、立体視を行う際に、視聴位置を確認するための情報を表示することにより、立体視に不慣れな観察者であっても簡単に視聴位置を決定できるようにすること、を目的としてなされたものである。
上記課題を解決するために、第1の技術手段は、左目から見た映像を表示する左目用画素と右目から見た映像を表示する右目用画素とを交互に配列してなる表示面と、前記左目用画素及び右目用画素の配列に応じて光透過領域と遮光領域とを交互に配列して視差を発生させる視差発生手段とを備えた立体映像表示装置において、前記表示面の左半面内に左目用の視聴位置確認情報を表示し、前記表示面の右半面内に右目用の視聴位置確認情報を表示する視聴位置確認情報表示手段を備えていることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記左目用の視聴位置確認情報は、左を連想させる情報であり、前記右目用の視聴位置確認情報は、右を連想させる情報であることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1の技術手段において、前記左目用の視聴位置確認情報は、前記表示面の左半面内の所定位置に配置された色表であり、前記右目用の視聴位置確認情報は、前記表示面の右半面内の所定位置に配置された色表であることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第3の技術手段において、前記左目用の色表と、前記右目用の色表とは異なった色であることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、左目から見た映像を表示する左目用画素と右目から見た映像を表示する右目用画素とを交互に配列してなる表示面と、前記左目用画素及び右目用画素の配列に応じて光透過領域と遮光領域とを交互に配列して視差を発生させる視差発生手段とを備えた立体映像表示装置において、前記表示面の任意の領域に、前記表示面に対して奥行き方向前側あるいは奥側に位置して見えるように少なくとも1つの視聴位置確認情報を表示する視聴位置確認情報表示手段を備えていることを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第5の技術手段において、前記視聴位置確認情報表示手段は、映像を視聴する際に、前記視聴位置確認情報を表示すると共に、該視聴位置確認情報の前記表示面に対する奥行き方向の位置を連想させる奥行き位置情報を表示可能としたことを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第5の技術手段において、前記視聴位置確認情報表示手段は、映像を視聴する際に、前記表示面の周辺部近傍の領域に、前記視聴位置確認情報を表示することを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第1乃至第7のいずれか1の技術手段において、前記視聴位置確認情報表示手段は、前記視聴位置確認情報を前記表示面に表示される映像に重ね合わせて表示することを特徴としたものである。
第9の技術手段は、第1乃至第8のいずれか1の技術手段において、入力映像の種別に応じて3次元表示モードあるいは2次元表示モードに切り替える表示モード切替手段を備え、前記視聴位置確認情報表示手段は、前記表示モード切替手段により3次元表示モードが設定されたときに、前記視聴位置確認情報を前記表示面に表示することを特徴としたものである。
第10の技術手段は、第1乃至第9のいずれか1の技術手段において、前記視聴位置確認情報の前記表示面への表示/非表示を切り替える表示切替手段を備えていることを特徴としたものである。
第11の技術手段は、第10の技術手段において、前記表示切替手段は、前記視聴位置確認情報を前記表示面に表示させ、所定期間経過した後に、非表示に切り替えることを特徴としたものである。
第12の技術手段は、左目から見た映像を表示する左目用画素と右目から見た映像を表示する右目用画素とを交互に配列してなる表示面と、前記左目用画素及び右目用画素の配列に応じて光透過領域と遮光領域とを交互に配列して視差を発生させる視差発生手段とを備えた立体映像表示装置を用いた立体映像表示方法において、映像を視聴する際に、前記表示面の左半面内に左目用の視聴位置確認情報を表示し、前記表示面の右半面内に右目用の視聴位置確認情報を表示し、前記映像の観察者は該表示された視聴位置確認情報により適正な視聴位置を決定できるようにしたことを特徴としたものである。
第13の技術手段は、第12の技術手段において、前記左目用の視聴位置確認情報は、左を連想させる情報であり、前記右目用の視聴位置確認情報は、右を連想させる情報であることを特徴としたものである。
第14の技術手段は、第12の技術手段において、前記左目用の視聴位置確認情報は、前記表示面の左半面内の所定位置に配置された色表であり、前記右目用の視聴位置確認情報は、前記表示面の右半面内の所定位置に配置された色表であることを特徴としたものである。
第15の技術手段は、左目から見た映像を表示する左目用画素と右目から見た映像を表示する右目用画素とを交互に配列してなる表示面と、前記左目用画素及び右目用画素の配列に応じて光透過領域と遮光領域とを交互に配列して視差を発生させる視差発生手段とを備えた立体映像表示装置を用いた立体映像表示方法において、映像を視聴する際に、前記表示面の任意の領域に、前記表示面に対して奥行き方向前側あるいは奥側に位置して見えるように少なくとも1つの視聴位置確認情報を表示し、前記映像の観察者は該表示された視聴位置確認情報により適正な視聴位置を決定できるようにしたことを特徴としたものである。
第16の技術手段は、第15の技術手段において、映像を視聴する際に、前記視聴位置確認情報を表示すると共に、該視聴位置確認情報の前記表示面に対する奥行き方向の位置を連想させる奥行き位置情報を表示し、前記映像の観察者は前記表示されている視聴位置確認情報の前記表示面に対する奥行き位置と、該視聴位置確認情報の奥行き位置情報から連想される奥行き位置とが合致しているかどうか比較できるようにしたことを特徴としたものである。
視差バリア(パララックスバリア)方式を用いた立体映像表示装置において、立体視を行う際に、左目用と右目用それぞれに応じた3D確認映像(視聴位置確認情報)を表示することができるため、立体視に不慣れな観察者であっても簡単に視聴位置を決定することができる。
また、表示面に対して奥行き位置が異なって見えるように3D確認映像(視聴位置確認情報)を表示することができるため、立体視に不慣れな観察者であっても両目で簡単に視聴位置を決定することができる。
また、表示面に対して奥行き位置が異なって見えるように3D確認映像(視聴位置確認情報)を表示することができるため、立体視に不慣れな観察者であっても両目で簡単に視聴位置を決定することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る立体映像表示装置の構成例を示すブロック図で、図中、10は立体映像表示装置で、該立体映像表示装置10は、放送受信部1,映像記録再生部2,外部映像入力部3,セレクタ4,映像切り替え手段5,映像変換ブロック6,セレクタ制御ブロック7,視聴位置確認情報表示手段8,立体映像表示手段9を備えている。外部映像入力部3は、2次元(しばしば2Dという)映像あるいは3次元(しばしば3Dという)映像の映像源である。放送受信部1は、アンテナ11,チューナ12からなり、その出力は放送された映像信号である。3D映像が放送された場合、3Dの映像が出力される。尚、以下に説明する各実施形態における視聴とは、映像を見たり、その映像に付随した音声を聞く視聴行為以外に、単に映像を見るだけの観察行為も含むものとする。
映像記録再生部2は、映像記録再生回路21,記録媒体22からなり、放送受信部1の出力を記録し、または記録媒体22に記録した映像を再生することができる。また、他の機器で記録した記録媒体を再生することも可能である。記録媒体22に記録する映像は2D映像または3D映像のいずれであってもよい。また、他の機器からの映像信号を外部映像入力部3から入力することが可能である。この外部映像信号は2D映像または3D映像である。
セレクタ4は、放送受信部1,映像記録再生部2,外部映像入力部3のいずれかの映像信号を選択して後段の映像変換ブロック6に供給する。映像切り替え手段5は、セレクタ4をコントロールするブロックで、切り替えスイッチや、メニュー画面等により構成されている。
映像変換ブロック6は、2D映像を3D映像に変換する2D/3D変換手段61、3D映像を2D映像に変換する3D/2D変換手段62,セレクタ63からなる。この映像変換ブロック6に含まれる各手段については公知技術により実現でき、ここでの詳細説明は省略する。
セレクタ63は、入力信号T1,2D→3D変換信号T2,3D→2D変換信号T3のいずれかを選択する。このセレクタ63は、セレクタ制御ブロック7の2D/3D切り替え制御手段74で制御され、ユーザの好みによって、2次元映像か3次元映像のいずれかが選択される。
セレクタ制御ブロック7は、入力信号が2次元映像か3次元映像かを判別する3D検出手段71,2D/3D手動/自動切り替えスイッチ72,2D/3D手動切り替えスイッチ73,2D/3D切り替え制御手段74,確認映像表示スイッチ75からなる。3D検出手段71は、例えば、映像信号に含まれる2D/3D判別信号を検出するか、または、映像信号の特徴を検出する等により判別を行う。2D/3D手動/自動切り替えスイッチ72は、2Dと3Dの表示切り替えを自動で行うか、手動で行うかの切り替えスイッチである。
2D/3D手動切り替えスイッチ73は、2D/3D手動/自動切り替えスイッチ72が手動に設定された場合に、2D表示と3D表示を手動で切り替えるスイッチである。2D/3D切り替え制御手段74は、3D検出手段71,2D/3D手動/自動切り替えスイッチ72,2D/3D手動切り替えスイッチ73の状態を受けて、ユーザの好みによって2D表示と3D表示の選択を制御する。2D/3D切り替え制御手段74は、3D確認映像表示手段81、立体映像表示手段9を3D表示に連動して制御する。
セレクタ63の出力は、視聴位置確認情報表示手段8を介して、立体映像表示手段9に供給される。この視聴位置確認情報表示手段8については後で説明する。
また、立体映像表示手段9としては、例えば、前述の特開平10−268230号公報に記載された技術を適用することができる。これは、2次元映像表示と3次元映像表示が切り替え表示可能なように構成されたもので、本実施形態における2次元と3次元の切り替え処理は、2D/3D切り替え制御手段74により実行され、セレクタ63の制御に同期して、2次元映像の場合は2D表示モードで表示し、3次元映像の場合は3D表示モードで表示を行う。尚、立体映像表示手段9は、3次元映像のみを表示する構成としてもよく、この場合、2D/3D切り替え制御手段74が不要となる。
また、立体映像表示手段9としては、例えば、前述の特開平10−268230号公報に記載された技術を適用することができる。これは、2次元映像表示と3次元映像表示が切り替え表示可能なように構成されたもので、本実施形態における2次元と3次元の切り替え処理は、2D/3D切り替え制御手段74により実行され、セレクタ63の制御に同期して、2次元映像の場合は2D表示モードで表示し、3次元映像の場合は3D表示モードで表示を行う。尚、立体映像表示手段9は、3次元映像のみを表示する構成としてもよく、この場合、2D/3D切り替え制御手段74が不要となる。
図2は、図1に示した立体映像表示手段9の3次元映像表示方式の一例を説明するための図である。ここでは3次元映像表示方式の1つであるパララックスバリア方式の原理について説明する。
図1に示した立体映像表示手段9は、映像表示面91,パララックスバリア92からなる。このパララックスバリア方式では左目用映像LLと右目用映像RRが水平方向に1画素おきに交互に表示される。映像表示面91の前にパララックスバリア92が配置され、適正な視聴位置101において、パララックスバリア92の寸法を最適に選ぶことにより、左目用の映像LLを左目に、右目用の映像RRを右目に結像させることができる。図2に示すように、左目、右目にそれぞれ別の映像を入力できることになり、これを利用して立体映像を表示することができる。
図1に示した立体映像表示手段9は、映像表示面91,パララックスバリア92からなる。このパララックスバリア方式では左目用映像LLと右目用映像RRが水平方向に1画素おきに交互に表示される。映像表示面91の前にパララックスバリア92が配置され、適正な視聴位置101において、パララックスバリア92の寸法を最適に選ぶことにより、左目用の映像LLを左目に、右目用の映像RRを右目に結像させることができる。図2に示すように、左目、右目にそれぞれ別の映像を入力できることになり、これを利用して立体映像を表示することができる。
ここでもし視聴位置がずれて、不適正な視聴位置102のようになったとする。これは上記の適正な視聴位置101の左目の位置に右目がきた状態である。この場合、当然ながら右目には左目用映像LLが結像する。そして、左目には右目用映像RRが結像する。この状態では正常な立体映像を視聴することができない。すなわち、正常な立体映像は、適正な視聴位置101で見てはじめて正常に視聴することができる。立体映像表示手段9(映像表示面91)に対して、観察者は視聴位置の調節を自分で行わなければならない。ところが、パララックスバリア方式の立体映像に不慣れな観察者にとってはどこが適正な視聴位置であるか容易には判断できない。
本発明の立体映像表示装置10では、図1に示した視聴位置確認情報表示手段8を設けることにより、視聴位置の調節を容易に行えるようにしている。視聴位置確認情報表示手段8は、3D確認映像表示手段81,3D確認映像記憶手段82からなる。視聴位置を確認するための情報である3D確認映像は、3D確認映像記憶手段82に記憶されており、3D確認映像表示手段81に供給される。3D確認映像表示手段81は、2D/3D切り替え制御手段74により制御され、3D確認映像の表示を行う。この3D確認映像の表示/非表示は、確認映像表示スイッチ75により制御される。
図3は、3D確認映像及びその表示方法の一例について説明するための図である。本実施形態の3D確認映像は、左部分に“左”の文字が映像として配置された左目用映像111、右部分に“右”の文字が映像として配置された右目用映像112からなる。ここで、左目用映像111は左目用であることが容易に判別できるものにしておく。例えば、左,左目,レフト,レフトアイ,LEFT,LEFT EYE,LEFT IMAGE等の文字情報や、矢印等の方向を表す図形情報など、左を連想させる情報であればどのようなものでもよい。また、右目用映像112は右目用であることが容易に判別できるものにしておく。例えば、右,右目,ライト,ライトアイ,RIGHT,RIGHT EYE,LIGHT IMAGE等の文字情報や、矢印等の方向を表す図形情報など、右を連想させる情報であればどのようなものでもよい。
3D表示用映像113は、左目用映像111,右目用映像112を用いて3D表示用映像として作成したものである。左側には左目用映像(“左”の文字)が、右側には右目用映像(“右”の文字)が配置されている。尚、3D表示用映像113の作成方法はこれだけではなく、種々提案されているのでそれらを用いてもよい。
3D表示映像114は、3D表示用映像113を立体映像表示手段9に表示させ、適正な視聴位置で視聴した場合の映像である。この場合、画面左側に“左”の文字が、画面右側に“右”の文字を視聴することができる。
次に、上記の3D表示映像114を、片目を閉じて視聴してみる。そうすると、前述の図2において説明したパララックスバリア方式の原理から、右目を閉じて左目だけで視聴すると、左目用映像である“左”の文字だけが視聴でき(映像115)、また、左目を閉じて右目だけで視聴すると、右目用映像である“右”の文字だけが視聴できる(映像116)。
次に、上記の3D表示映像114を、片目を閉じて視聴してみる。そうすると、前述の図2において説明したパララックスバリア方式の原理から、右目を閉じて左目だけで視聴すると、左目用映像である“左”の文字だけが視聴でき(映像115)、また、左目を閉じて右目だけで視聴すると、右目用映像である“右”の文字だけが視聴できる(映像116)。
次に、観察者の視聴位置を図2に示した矢印の方向にずらして、適正な視聴位置の右目の位置に左目がくるようにし、上記同様に片目ずつ視聴すると、今度は左目で“右”の文字が視聴され(映像117)、右目では“左”の文字が視聴される(映像118)。この状態では正常な立体映像を視聴することができない。
以上からわかるように、図3に示す映像を表示することで、右目で“右”の文字が、左目で“左”の文字がそれぞれ視聴できたときは、観察者は適正な位置で視聴しており、そうでなければ誤った位置で視聴していることを意味する。従って、上記方法により適正な視聴位置を容易に判別することができる。
図4は、3D確認映像及びその表示方法の他の例について説明するための図である。本実施形態の3D確認映像は、左側下部に青い色表121aが配置された左目用映像121、右側下部に赤い色表122aが配置された右目用映像122からなる。尚、表示可能な色表は、色の違いだけでなく、同じ色の濃淡、グレースケール等の階調など、左右の違いがわかる情報であればどのようなものでもよい。
3D表示用映像123は、左目用映像121,右目用映像122を用いて3D表示用映像として作成したものである。この3D表示用映像123を立体映像表示手段9に表示させ、適正な視聴位置で視聴すると3D表示映像124のように視聴することができる。すなわち、画面左側下部に青い色表121aを、画面右側下部に赤い色表122aを視聴することができる。また、適正な視聴位置で片目ずつ視聴したとき、左目では画面左側下部に青い色表121aを視聴でき(映像125)、右目では画面右側下部に赤い色表122aを視聴できる(映像126)。
そして、誤った視聴位置では、左右が逆転し、左目では画面右側下部に赤い色表122aが視聴され(映像127)、右目では画面左側下部に青い色表121aが視聴される(映像128)。すなわち、左目で左側に青い色表121aを視聴し、右目で右側に赤い色表122aを視聴できれば、観察者は適正な位置で視聴しており、そうでなければ誤った視聴位置で見ていることになる。このように、適正な視聴位置が容易にわかる。
この表示方法は色表を小さくすることで比較的目立たない状態で確認が可能であり、本実施形態は3D映像と重ねて表示しても目立たなくすることができる。なお左右の色表に異なる色をつけなくても判別は可能であるが、よりわかりやすくするためには異なる色を選択するほうがよい。
図5は、3D確認映像及びその表示方法の他の例について説明するための図である。本実施形態は、画面の一部に明確な立体映像を表示する例である。明確に立体とわかっている映像であれば、その映像が正しく立体に見える位置がすなわち適正な視聴位置である。このため、表示する映像は、映像表示面より手前にあるか、それとも奥にあるかが明確にわかる映像にしておく。左目用映像131はアイコン131a及び131bを含み、アイコン131aは画面より飛び出して見えるように作成され、前側を連想させる“F”の文字が記載されている。また、アイコン131bは画面より奥に見えるように作成され、後ろを連想させる“B”の文字が記載されている。また、右目用映像132はこれに対応した右目用映像である。
次に、上記左目用映像131及び右目用映像132に基づいて、3D表示用映像133を作成し、これを立体映像表示手段9に表示させ、適正な位置で視聴すると3D表示映像134のように視聴することができる。適正な視聴位置で視聴した場合、映像135に示すように、アイコン131aは画面より前に飛び出して見える状態で視聴でき、アイコン131bは画面より奥に引き込んで見える状態で視聴できる。これはアイコン131a及び131bに記載された文字(“F”及び“B”)と合った状態で視聴できていることがわかる。
ところが、視聴位置がずれて、左右の目に入る映像が逆転すると、映像136に示すように、アイコン131aが画面より奥に引き込んで見える状態で視聴され、アイコン131bは画面より飛び出して見える状態で視聴され、各アイコンに記載してある文字から連想される状態と逆の状態になってしまう。従って、アイコンが正しい位置関係(すなわち、文字“F”及び“B”から連想される位置)で見える位置が適正な視聴位置であることがわかる。前述の図3及び図4に示した例では視聴位置を決定するときに片目ずつ視聴する必要があったが、本実施形態の方法では両目で視聴することで位置決めすることができる。
図5に示す例では飛び出して見えるアイコン131aと、奥に引き込んで見えるアイコン131bを両方表示しているがいずれか一方でもかまわない。その場合の視聴位置確認映像(本例ではアイコン)の画面内における配置は、画面の周囲に近い位置に配置することが望ましい。これは、表示された3D確認映像(本例ではアイコン)が、画面周囲の画枠との相対的な奥行き差によって飛び出て見えるか、引き込んで見えるのかわかるので、比較しやすい。
以上に説明した視聴位置を確認するための3D確認映像は、3D確認映像記憶手段82に記憶されており、3D確認映像表示手段81を通じて立体映像表示手段9に表示される。このときの表示方法としては、3D確認映像を単独で表示してもよい。また、セレクタ63で選択された通常映像と重ね合わせて表示してもよい。この重ね合わせ表示する方法では、通常映像も見ながら視聴位置の確認ができるのでより便利である。
図6は、3D確認映像を通常映像に重ね合わせて表示した画面例を示す図で、図中、141は通常映像で、142は3D確認映像(本例ではアイコン)である。通常映像141を見ながら正しい奥行き位置で3D確認映像142(アイコン)が見えれば、通常映像141も立体に見えるようになる。
上記に説明したような3D確認映像を表示することで適正な視聴位置を容易に決めることができる。
図6は、3D確認映像を通常映像に重ね合わせて表示した画面例を示す図で、図中、141は通常映像で、142は3D確認映像(本例ではアイコン)である。通常映像141を見ながら正しい奥行き位置で3D確認映像142(アイコン)が見えれば、通常映像141も立体に見えるようになる。
上記に説明したような3D確認映像を表示することで適正な視聴位置を容易に決めることができる。
次に、この3D確認映像の表示タイミングについて以下に説明する。以下の各実施形態は、図1に示した立体映像表示装置10に基づいて説明するものとする。立体映像表示装置10には、3D確認映像の表示/非表示の制御のため、確認映像表示スイッチ75が設けられている。
(第1の3D確認映像表示方法)
図7は、本発明が適用される3D確認映像表示方法の一例を説明するためのフロー図である。通常の映像表示では、確認映像表示スイッチ75はOFFされており、セレクタ63で選択された映像がそのまま立体映像表示手段9に供給されている。ここでは3D映像が供給、表示されており(ステップS1)、立体映像表示装置10は、確認映像表示スイッチ75がONされたかどうか判断し(ステップS2)、確認映像表示スイッチ75がONされた場合(YESの場合)、3D確認映像に切り替え表示する(ステップS3)。
図7は、本発明が適用される3D確認映像表示方法の一例を説明するためのフロー図である。通常の映像表示では、確認映像表示スイッチ75はOFFされており、セレクタ63で選択された映像がそのまま立体映像表示手段9に供給されている。ここでは3D映像が供給、表示されており(ステップS1)、立体映像表示装置10は、確認映像表示スイッチ75がONされたかどうか判断し(ステップS2)、確認映像表示スイッチ75がONされた場合(YESの場合)、3D確認映像に切り替え表示する(ステップS3)。
上記ステップS3において、図3乃至図5において説明した3D確認映像を表示し、この3D確認映像に基づいて観察者が適正な視聴位置を決定する。また、上記ステップS2において、確認映像表示スイッチ75がOFFのままの場合(NOの場合)、上記ステップS1に戻り3D映像の表示状態を維持する。次に、確認映像表示スイッチ75がOFFされたかどうか判断し(ステップS4)、確認映像表示スイッチ75がOFFされた場合(YESの場合)、上記ステップS1に戻り、通常の3D映像に切り替え表示し、観察者は適正な3D映像を視聴することができる。また、上記ステップS4において、確認映像表示スイッチ75がONのままの場合(NOの場合)、上記ステップS3に戻り3D確認映像の表示状態を維持する。
(第2の3D確認映像表示方法)
図8は、本発明が適用される3D確認映像表示方法の他の例を説明するためのフロー図である。本実施形態でも3D映像が供給、表示されており(ステップS11)、立体映像表示装置10は、確認映像表示スイッチ75がONされたかどうか判断し(ステップS12)、確認映像表示スイッチ75がONされた場合(YESの場合)、3D確認映像に切り替え表示する(ステップS13)。
図8は、本発明が適用される3D確認映像表示方法の他の例を説明するためのフロー図である。本実施形態でも3D映像が供給、表示されており(ステップS11)、立体映像表示装置10は、確認映像表示スイッチ75がONされたかどうか判断し(ステップS12)、確認映像表示スイッチ75がONされた場合(YESの場合)、3D確認映像に切り替え表示する(ステップS13)。
上記ステップS13において、図3乃至図5において説明した3D確認映像を表示し、この3D確認映像に基づいて観察者が適正な視聴位置を決定する。また、上記ステップS12において、確認映像表示スイッチ75がOFFのままの場合(NOの場合)、上記ステップS11に戻り3D映像の表示状態を維持する。次に、確認映像表示スイッチ75がONされてから所定時間経過したかどうか判断し(ステップS14)、所定時間経過した場合(YESの場合)、上記ステップS11に戻り、通常の3D映像に切り替え表示し、観察者は適正な3D映像を視聴することができる。また、上記ステップS14において、所定時間経過していない場合(NOの場合)、上記ステップS13に戻り3D確認映像の表示状態を維持する。
この第2の3D確認映像表示方法では、確認映像表示スイッチ75がONされると、一定期間3D確認映像が表示された後、確認映像表示スイッチ75が自動的にOFFになる。これにより、手動で確認映像表示スイッチ75をOFFする必要がなくなり、より利便性が向上する。
この第2の3D確認映像表示方法では、確認映像表示スイッチ75がONされると、一定期間3D確認映像が表示された後、確認映像表示スイッチ75が自動的にOFFになる。これにより、手動で確認映像表示スイッチ75をOFFする必要がなくなり、より利便性が向上する。
(第3の3D確認映像表示方法)
図9は、本発明が適用される3D確認映像表示方法の他の例を説明するためのフロー図である。3D確認映像は3D映像を見るときのみ必要であり、2D映像を見るときは必要ない。従って、本実施形態では2D/3D手動/自動切り替えスイッチ72により自動的に、あるいは2D/3D手動切り替えスイッチ73を操作して3D表示モードになったときに、3D確認映像を表示するように設定されているため、確認映像表示スイッチ75の操作が不要となる。
図9において、まず、立体映像表示装置10は、表示させる映像が2D映像なのか3D映像なのかを判断し(ステップS21)、表示させる映像が3D映像の場合(図中、3Dの場合)、3D確認映像を表示する(ステップS22)。
図9は、本発明が適用される3D確認映像表示方法の他の例を説明するためのフロー図である。3D確認映像は3D映像を見るときのみ必要であり、2D映像を見るときは必要ない。従って、本実施形態では2D/3D手動/自動切り替えスイッチ72により自動的に、あるいは2D/3D手動切り替えスイッチ73を操作して3D表示モードになったときに、3D確認映像を表示するように設定されているため、確認映像表示スイッチ75の操作が不要となる。
図9において、まず、立体映像表示装置10は、表示させる映像が2D映像なのか3D映像なのかを判断し(ステップS21)、表示させる映像が3D映像の場合(図中、3Dの場合)、3D確認映像を表示する(ステップS22)。
上記ステップS22において、図3乃至図5において説明した3D確認映像を表示し、この3D確認映像に基づいて観察者が適正な視聴位置を決定する。また、上記ステップS21において、表示させる映像が2D映像の場合(図中、2Dの場合)、2D映像を表示する(ステップS25)。次に、確認映像表示スイッチ75がOFFされたかどうか判断し(ステップS23)、確認映像表示スイッチ75がOFFされた場合(YESの場合)、3D映像に切り替え表示し(ステップS24)、観察者は適正な3D映像を視聴することができる。また、上記ステップS23において、確認映像表示スイッチ75がONのままの場合(NOの場合)、上記ステップS22に戻り3D確認映像の表示状態を維持する。
(第4の3D確認映像表示方法)
図10は、本発明が適用される3D確認映像表示方法の他の例を説明するためのフロー図である。本実施形態でも2D/3D手動/自動切り替えスイッチ72により自動的に、あるいは2D/3D手動切り替えスイッチ73を操作して3D表示モードになったときに、3D確認映像を表示するように設定されている。
図10において、まず、立体映像表示装置10は、表示させる映像が2D映像なのか3D映像なのかを判断し(ステップS31)、表示させる映像が3D映像の場合(図中、3Dの場合)、3D確認映像を表示する(ステップS32)。
図10は、本発明が適用される3D確認映像表示方法の他の例を説明するためのフロー図である。本実施形態でも2D/3D手動/自動切り替えスイッチ72により自動的に、あるいは2D/3D手動切り替えスイッチ73を操作して3D表示モードになったときに、3D確認映像を表示するように設定されている。
図10において、まず、立体映像表示装置10は、表示させる映像が2D映像なのか3D映像なのかを判断し(ステップS31)、表示させる映像が3D映像の場合(図中、3Dの場合)、3D確認映像を表示する(ステップS32)。
上記ステップS32において、図3乃至図5において説明した3D確認映像を表示し、この3D確認映像に基づいて観察者が適正な視聴位置を決定する。また、上記ステップS31において、表示させる映像が2D映像の場合(図中、2Dの場合)、2D映像を表示する(ステップS36)。次に、3D確認映像を表示してから(すなわち、確認映像表示スイッチ75がONされてから)所定時間経過したかどうか判断し(ステップS33)、所定時間経過した場合(YESの場合)、3D映像に切り替え表示し(ステップS34)、観察者は適正な3D映像を視聴することができる。また、上記ステップS33において、所定時間経過していない場合(NOの場合)、上記ステップS32に戻り3D確認映像の表示状態を維持する。
また、上記ステップS32において、3D確認映像に基づいて観察者が適正な視聴位置を決定することができなかった場合には、確認映像表示スイッチ75によって3D確認映像を再表示させることができる。この場合、立体映像表示装置10は、確認映像表示スイッチ75がONされたかどうか判断し(ステップS35)、確認映像表示スイッチ75がONされた場合(YESの場合)、上記ステップS32に戻り、3D確認映像を再表示する。また、上記ステップS35において、確認映像表示スイッチ75がOFFのままの場合(NOの場合)、上記ステップS34に戻り3D映像の表示状態を維持する。
第4の3D確認映像表示方法では、前述した第3の3D確認映像表示方法において、3D表示モードになったときに3D確認映像が表示され、一定期間表示された後、3D確認映像をOFFにして通常の3D映像のみを表示する。これにより、通常の3D映像の視聴時に3D確認映像が妨げになることがない。
1…放送受信部、2…映像記録再生部、3…外部映像入力部、4,63…セレクタ、5…映像切り替え手段、6…映像変換ブロック、7…セレクタ制御ブロック、8…視聴位置確認情報表示手段、9…立体映像表示手段、10…立体映像表示装置、11…アンテナ、12…チューナ、21…映像記録再生回路、22…記録媒体、61…2D/3D変換手段、62…3D/2D変換手段、71…3D検出手段、72…2D/3D手動/自動切り替えスイッチ、73…2D/3D手動切り替えスイッチ、74…2D/3D切り替え制御手段、75…確認映像表示スイッチ、81…3D確認映像表示手段、82…3D確認映像記憶手段、91…映像表示面、92…パララックスバリア、101…適正な視聴位置、102…不適正な視聴位置、111,121,131…左目用映像、112,122,132…右目用映像、113,123,133…3D表示用映像、114,124,134…3D表示映像、115,116,117,118,125,126,127,128,135,136…映像、121a…青い色表、122a…赤い色表、131a,131b…アイコン、141…通常映像、142…3D確認映像(アイコン)。
Claims (16)
- 左目から見た映像を表示する左目用画素と右目から見た映像を表示する右目用画素とを交互に配列してなる表示面と、前記左目用画素及び右目用画素の配列に応じて光透過領域と遮光領域とを交互に配列して視差を発生させる視差発生手段とを備えた立体映像表示装置において、前記表示面の左半面内に左目用の視聴位置確認情報を表示し、前記表示面の右半面内に右目用の視聴位置確認情報を表示する視聴位置確認情報表示手段を備えていることを特徴とする立体映像表示装置。
- 請求項1に記載の立体映像表示装置において、前記左目用の視聴位置確認情報は、左を連想させる情報であり、前記右目用の視聴位置確認情報は、右を連想させる情報であることを特徴とする立体映像表示装置。
- 請求項1に記載の立体映像表示装置において、前記左目用の視聴位置確認情報は、前記表示面の左半面内の所定位置に配置された色表であり、前記右目用の視聴位置確認情報は、前記表示面の右半面内の所定位置に配置された色表であることを特徴とする立体映像表示装置。
- 請求項3に記載の立体映像表示装置において、前記左目用の色表と、前記右目用の色表とは異なった色であることを特徴とする立体映像表示装置。
- 左目から見た映像を表示する左目用画素と右目から見た映像を表示する右目用画素とを交互に配列してなる表示面と、前記左目用画素及び右目用画素の配列に応じて光透過領域と遮光領域とを交互に配列して視差を発生させる視差発生手段とを備えた立体映像表示装置において、前記表示面の任意の領域に、前記表示面に対して奥行き方向前側あるいは奥側に位置して見えるように少なくとも1つの視聴位置確認情報を表示する視聴位置確認情報表示手段を備えていることを特徴とする立体映像表示装置。
- 請求項5に記載の立体映像表示装置において、前記視聴位置確認情報表示手段は、映像を視聴する際に、前記視聴位置確認情報を表示すると共に、該視聴位置確認情報の前記表示面に対する奥行き方向の位置を連想させる奥行き位置情報を表示可能としたことを特徴とする立体映像表示装置。
- 請求項5に記載の立体映像表示装置において、前記視聴位置確認情報表示手段は、映像を視聴する際に、前記表示面の周辺部近傍の領域に、前記視聴位置確認情報を表示することを特徴とする立体映像表示装置。
- 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の立体映像表示装置において、前記視聴位置確認情報表示手段は、前記視聴位置確認情報を前記表示面に表示される映像に重ね合わせて表示することを特徴とする立体映像表示装置。
- 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の立体映像表示装置において、入力映像の種別に応じて3次元表示モードあるいは2次元表示モードに切り替える表示モード切替手段を備え、前記視聴位置確認情報表示手段は、前記表示モード切替手段により3次元表示モードが設定されたときに、前記視聴位置確認情報を前記表示面に表示することを特徴とする立体映像表示装置。
- 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の立体映像表示装置において、前記視聴位置確認情報の前記表示面への表示/非表示を切り替える表示切替手段を備えていることを特徴とする立体映像表示装置。
- 請求項10に記載の立体映像表示装置において、前記表示切替手段は、前記視聴位置確認情報を前記表示面に表示させ、所定期間経過した後に、非表示に切り替えることを特徴とする立体映像表示装置。
- 左目から見た映像を表示する左目用画素と右目から見た映像を表示する右目用画素とを交互に配列してなる表示面と、前記左目用画素及び右目用画素の配列に応じて光透過領域と遮光領域とを交互に配列して視差を発生させる視差発生手段とを備えた立体映像表示装置を用いた立体映像表示方法において、映像を視聴する際に、前記表示面の左半面内に左目用の視聴位置確認情報を表示し、前記表示面の右半面内に右目用の視聴位置確認情報を表示し、前記映像の観察者は該表示された視聴位置確認情報により適正な視聴位置を決定できるようにしたことを特徴とする立体映像表示方法。
- 請求項12に記載の立体映像表示方法において、前記左目用の視聴位置確認情報は、左を連想させる情報であり、前記右目用の視聴位置確認情報は、右を連想させる情報であることを特徴とする立体映像表示方法。
- 請求項12に記載の立体映像表示方法において、前記左目用の視聴位置確認情報は、前記表示面の左半面内の所定位置に配置された色表であり、前記右目用の視聴位置確認情報は、前記表示面の右半面内の所定位置に配置された色表であることを特徴とする立体映像表示方法。
- 左目から見た映像を表示する左目用画素と右目から見た映像を表示する右目用画素とを交互に配列してなる表示面と、前記左目用画素及び右目用画素の配列に応じて光透過領域と遮光領域とを交互に配列して視差を発生させる視差発生手段とを備えた立体映像表示装置を用いた立体映像表示方法において、映像を視聴する際に、前記表示面の任意の領域に、前記表示面に対して奥行き方向前側あるいは奥側に位置して見えるように少なくとも1つの視聴位置確認情報を表示し、前記映像の観察者は該表示された視聴位置確認情報により適正な視聴位置を決定できるようにしたことを特徴とする立体映像表示方法。
- 請求項15に記載の立体映像表示方法において、映像を視聴する際に、前記視聴位置確認情報を表示すると共に、該視聴位置確認情報の前記表示面に対する奥行き方向の位置を連想させる奥行き位置情報を表示し、前記映像の観察者は前記表示されている視聴位置確認情報の前記表示面に対する奥行き位置と、該視聴位置確認情報の奥行き位置情報から連想される奥行き位置とが合致しているかどうか比較できるようにしたことを特徴とする立体映像表示方法。
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- 2004-02-04 JP JP2004027836A patent/JP2005223495A/ja active Pending
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