JP2005222367A - サービス利用判断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 サービスを利用する権利を表す利用権の所有者の意志に基づいて利用権を運用させることができるサービス利用判断装置を提供する。
【解決手段】 コンテンツの再生要求が入力されると、利用権記憶部10、12より要求されたコンテンツを識別するためのコンテンツIDを含む利用権が利用権取得部14によって取得される。該利用権に含まれる、行使条件情報の分離された条件式と定数とが合成された利用条件情報が利用条件情報生成部15によって生成される。利用条件情報によって要求されるプロファイルを表わす要求情報が要求情報生成部16によって生成され、該要求情報に基づいて利用機器プロファイルおよび利用者プロファイルがプロファイル取得部17によって取得される。利用条件判断部18は利用条件情報とプロファイルに基づいてサービスの利用を許可するか否かを判断する。
【選択図】 図1
【解決手段】 コンテンツの再生要求が入力されると、利用権記憶部10、12より要求されたコンテンツを識別するためのコンテンツIDを含む利用権が利用権取得部14によって取得される。該利用権に含まれる、行使条件情報の分離された条件式と定数とが合成された利用条件情報が利用条件情報生成部15によって生成される。利用条件情報によって要求されるプロファイルを表わす要求情報が要求情報生成部16によって生成され、該要求情報に基づいて利用機器プロファイルおよび利用者プロファイルがプロファイル取得部17によって取得される。利用条件判断部18は利用条件情報とプロファイルに基づいてサービスの利用を許可するか否かを判断する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、サービス利用判断装置に関し、特に、利用者または利用機器の属性を表すプロファイルに応じて利用者にサービスの利用を許可するか否かを判断するサービス利用判断装置に関するものである。
従来、コンテンツおよびコンテンツを再生する装置を識別する識別情報をそれぞれ取得し、取得したコンテンツに識別情報を付加して記憶し、コンテンツに付加されている識別情報と同一の識別情報が設定されている装置でのコンテンツの利用を許可する情報を表す利用権を記憶し、取得した識別情報とコンテンツに付加されている識別情報および利用権に記憶された識別情報とが同一であるとき、コンテンツを再生するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−317376号公報
しかしながら、前述したような従来の技術では、利用者が所有する他の装置でコンテンツを再生するなどのサービスを実行する場合やコンテンツを再生する権利を他人に譲渡するなどのサービスを実行する場合には、新たな利用権をサービス提供者から入手することが必要になる等、実際に利用権を購入した利用権の所有者の意志に基づいて利用権が運用できないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、その目的は、サービスを利用する権利を表す利用権の所有者の意志に基づいて利用権を運用させることができるサービス利用判断装置を提供することにある。
本発明のサービス利用判断装置は、サービスを利用するための条件を表す条件式と、前記条件式によって参照される定数の少なくとも一部とが変更可能に分離された利用権を取得する利用権取得手段と、前記利用権に含まれる条件式と定数とを合成した利用条件情報を生成する利用条件情報生成手段と、前記サービスの要求元の属性を表すプロファイルおよびサービス利用要求時の環境プロファイルの少なくとも一方を取得するプロファイル取得手段と、利用条件情報生成手段によって生成された利用条件情報とプロファイル取得手段によって取得されたプロファイルに基づいて前記サービスの利用を許可するか否かを判断する利用条件判断手段とを有している。
この構成により、サービスを利用するための条件を表す条件式によって参照される定数の少なくとも一部が変更可能に分離された利用権を以ってサービスの利用を許可するか否かが判断されるため、サービスを利用する権利を表す利用権の所有者の意志に基づいて利用権を運用させることができる。
本発明の実施態様によれば、サービス利用判断装置は、前記利用条件情報によって要求されるプロファイルを表す要求情報を生成する要求情報生成手段をさらに有し、プロファイル取得手段によるプロファイルの取得が、要求情報生成手段によって生成された要求情報に基づいて行われる。
この構成により、条件式をもとに作成される要求情報に基づいて必要最小限のプロファイルが取得されるため、プライバシの不要な流出を防止することができる。
本発明の他の実施態様によれば、サービス利用判断装置は、前記利用権を記憶する利用権記憶手段をさらに有し、利用権取得手段による利用権の取得が、利用権記憶手段から行われる。
この構成により、サービスを利用する権利を表す利用権を保有しているか否かに応じてサービスの利用を制限することができる。
本発明の他の実施態様によれば、サービス利用判断装置は、前記サービスを要求する利用者の属性を表す利用者プロファイルを記憶する利用者プロファイル記憶手段をさらに有し、プロファイル取得手段によるプロファイルの取得が、利用者プロファイル記憶手段から行われる。
この構成により、サービスを要求する利用者の属性を表す利用者プロファイルに応じてサービスの利用を許可するか否かが判断されるため、利用者に応じてサービスの利用を制限することができる。
本発明の他の実施態様によれば、サービス利用判断装置は、利用者プロファイル記憶手段がICカードによって構成されている。
この構成により、利用者プロファイルが耐タンパに制御されたICカードに記憶されるため、第三者に対する利用者プロファイルの漏洩を防止することができ、さらに、利用者プロファイルを可搬なものにできる。
本発明の他の実施態様によれば、サービス利用判断装置は、前記ICカードが利用権記憶手段をさらに構成している。
この構成により、利用権が耐タンパに制御されたICカードに記憶されるため、第三者に対する利用権の漏洩を防止することができ、さらに、利用権を可搬なものにできる。
本発明の他の実施態様によれば、サービス利用判断装置は、前記サービスを要求する利用機器の属性を表す利用機器プロファイルを記憶する利用機器プロファイル記憶手段をさらに有し、プロファイル取得手段によるプロファイルの取得が利用機器プロファイル記憶手段から行われる。
この構成により、サービスを要求する利用機器の属性を表す利用機器プロファイルに応じてサービスの利用を許可するか否かが判断されるため、利用機器に応じてサービスの利用を制限することができる。
本発明の他の実施態様によれば、サービス利用判断装置は、利用機器に設けられたICチップによって構成されている。
この構成により、利用機器プロファイルが耐タンパに制御されたICチップに記憶されるため、第三者に対する利用機器プロファイルの漏洩を防止することができる。
本発明のサービス利用判断装置は、ICチップが利用権記憶手段をさらに構成している。
この構成により、利用権が耐タンパに制御されたICチップに記憶されるため、第三者に対する利用権の漏洩を防止することができる。
本発明は、サービスを利用する権利を表す利用権の所有者の意志に基づいて利用権を運用させることができる効果がある。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態によるサービス利用判断装置1の構成を示すブロック図である。
サービス利用判断装置1は、中央処理装置(Central Processing Unit、以下単に「CPU」という。)、RAM等の揮発性の記憶媒体、ROMやハードディスク等の不揮発性の記憶媒体、キーボードやポインティングデバイス等の入力装置、画像を表示するモニタ装置、およびスピーカを備えている。なお、サービス利用判断装置1は、コンテンツが再生可能なものであれば、コンピュータ装置、携帯端末、または通信機能を備えた家電製品等によって構成するようにしてもよい。
なお、本発明のサービス利用判断装置は、様々なサービスに適用することができるが、本実施形態のサービス利用判断装置1は、動画や音楽などのコンテンツを再生させるサービスに適用するものとする。
サービス利用判断装置1には、不揮発性の記憶媒体を備えたICチップ2が設けられており、ICチップ2は、サービスを利用するための権利を表す利用権を記憶する利用権記憶部10と、サービスを要求する利用機器、すなわちサービス利用判断装置1の属性を表す利用機器プロファイルを記憶する利用機器プロファイル記憶部11とを備えている。
ここで、利用権には、利用権の発行元を識別するための生成元ID、利用権を識別するための利用権ID、サービスの対象となるコンテンツを識別するためのコンテンツID、利用権の流通に関する流通可否情報、利用権を行使する条件を表す行使条件情報、および対象となるコンテンツを復号するための復号鍵とが含まれ、これらの各情報に対する利用権の発行元による署名情報がさらに含まれる。
行使条件情報とは、コンテンツを再生することができる利用者IDや年齢等の利用者を制限する条件、利用機器を特定する等の利用機器を制限する条件、および、コンテンツを再生することができる有効期限等の環境を制限する条件が含まれている。
行使条件情報は、サービスを利用するための条件を表す条件式によって参照される定数の少なくとも一部が変更可能に分離されている。具体的には、利用者を制限する条件に含まれる利用者IDの制限は、利用者IDが特定のIDに等しい場合に条件を満たすことになるが、特定のIDを表す定数を変更可能に分離することによって、他の利用者IDが割り当てられた利用者に利用権を譲渡することができる。
本実施形態において、行使条件情報は、XACML(eXtensible Access Control Markup Language)によって記述されている。XACMLは、Web上のサービスに対するアクセス制御をするためのものとして、標準化団体OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)によって規定されているものであり、サービスに対するアクセスの認可情報が記述されたポリシを格納し、利用者IDなどのパラメータを収集し、ポリシと利用者IDなどのパラメータに基づいてサービスに対するアクセスの可否を判定するものに用いられる。
流通可否情報は、利用権を他の機器やICカードに移動したり複製したりする場合の制限を表し、行使条件情報で条件式と分離された定数は、流通可否情報による制限に応じて変更が禁止されることがある。具体的には、流通可否情報が利用権の譲渡を禁止している場合には、利用者を制限する条件に含まれる利用者IDと等しいか否かを判断される特定のIDを表す定数は、変更が禁止される。
本実施形態において、利用権の発行元による署名情報は、生成元ID、利用権ID、コンテンツID、流通可否情報、上述した変更可能に分離された定数を除く行使条件情報、および復号鍵等を結合した情報のハッシュ値が利用権の発行元の秘密鍵で暗号化されたものである。
利用機器プロファイルには、利用機器プロファイルの生成元を識別するための生成元ID、サービス利用判断装置1を識別するための利用機器ID、サービス利用判断装置1の製造メーカを識別するための製造メーカID、サービス利用判断装置1の機種を識別するための機種ID、およびサービス利用判断装置1のシリアル番号が含まれ、これらの各情報に対する利用機器プロファイルの生成元による署名情報がさらに含まれる。
なお、利用機器プロファイルの生成元による署名情報は、生成元ID、利用機器ID、製造メーカID、機種ID、およびシリアル番号等を結合した情報のハッシュ値が利用機器プロファイルの生成元の秘密鍵で暗号化されたものである。
サービス利用判断装置1は、ICカード3との間で通信するICカードリーダライタ4をさらに備えている。ICカードリーダライタ4は、例えば、ICカード3が無線通信によって情報を送受信する場合には、ICカード3に電磁波を送出し、送出した電磁波によって駆動されたICカード3と無線で通信を行うようになっている。また、ICカードリーダライタ4は、ICカード3が有線で情報の送受信を行うための接点を有している場合には、ICカード3の接点に接続するためのコネクタを有する。
ICカード3は、不揮発性の記憶媒体を備え、利用権記憶部10と同様な構成を有して利用権を記憶する利用権記憶部12と、サービスを要求する利用者の属性を表す利用者プロファイルを記憶する利用者プロファイル記憶部13とを備えている。なお、ICカード3は、不揮発性の記憶媒体を備えたものであって、利用者が携帯可能なものであればよく、ICカード3の形状はカード型に限定されない。
具体的には、ICカード3は、携帯電話やPDAなどの携帯可能な電子機器などになる場合もある。こうした電子機器を利用する場合には、電子機器内の利用者プロファイル記憶部13や利用権記憶部12は、利用権取得部14やプロファイル取得部17に情報を提供する際に、図1中のICカードリーダライタ4は用いずに、携帯電話網、赤外線通信、非接触ICカード通信、無線および無線LAN、BlueToothなどの近傍無線などの通信方式を用いて通信する場合もある。
具体的には、ICカード3は、携帯電話やPDAなどの携帯可能な電子機器などになる場合もある。こうした電子機器を利用する場合には、電子機器内の利用者プロファイル記憶部13や利用権記憶部12は、利用権取得部14やプロファイル取得部17に情報を提供する際に、図1中のICカードリーダライタ4は用いずに、携帯電話網、赤外線通信、非接触ICカード通信、無線および無線LAN、BlueToothなどの近傍無線などの通信方式を用いて通信する場合もある。
利用者プロファイルには、利用者プロファイルの生成元を識別するための生成元ID、利用者を識別するための利用者ID、および利用者の生年月日や国籍などの利用者情報が含まれ、これらの各情報に対する利用者プロファイルの生成元による署名情報がさらに含まれる。
なお、利用者プロファイル生成元による署名情報は、生成元ID、利用者ID、および利用者情報等を結合した情報のハッシュ値が利用者プロファイルの生成元の秘密鍵で暗号化されたものである。
サービス利用判断装置1は、利用権記憶部10および利用権記憶部12より利用権を取得する利用権取得部14と、利用権に含まれる条件式と定数とを合成した利用条件情報を生成する利用条件情報生成部15と、利用条件情報生成部15によって生成された利用条件情報によって要求されるプロファイルを表す要求情報を生成する要求情報生成部16と、要求情報生成部16によって生成された要求情報に基づいてサービスの要求元の属性を表すプロファイルを取得するプロファイル取得部17と、利用条件情報生成部15によって生成された利用条件情報とプロファイル取得部17によって取得されたプロファイルに基づいてサービスの利用を許可するか否かを判断する利用条件判断部18とをさらに備えている。
利用条件情報生成部15は、利用権に含まれる行使条件情報の分離された条件式と定数とを合成した利用条件情報を生成するようになっている。本実施形態において、利用条件情報は、XACMLにおけるポリシに当たる。
要求情報生成部16は、利用条件情報によって要求されるプロファイルを表す要求情報を生成するようになっており、本実施形態において、要求情報は、XACMLにおいてアクションを実行する主体の資格、実行するアクションの種別、アクションを実行するリソースなどの属性情報を含むリクエストから属性値、すなわちプロファイルを除いた雛形に当たる。
プロファイル取得部17は、要求情報に基づいてサービスの要求元の属性を表すプロファイル、すなわち利用機器プロファイルおよび利用者プロファイルをそれぞれ利用機器プロファイル記憶部11、利用者プロファイル記憶部13から取得するようになっている。このように、要求情報に基づいてプロファイルを取得することによって、必要最小限のプロファイルが取得されるため、プライバシの不要な流出を防止することができる。本実施形態において、プロファイル取得部17によって取得されたプロファイルによって、XACMLにおけるリクエストの雛形にプロファイルが代入される。
ここで、プロファイル取得部17は、利用者プロファイル記憶部13や機器プロファイル記憶部11のほか、サービス利用判断装置1のCPUやオペレーティングシステム部が管理する時計から取得される時刻情報等の環境プロファイルや、ネットワークに接続された他のサービス利用判断装置の利用者プロファイル記憶部や機器プロファイル記憶部、または、ネットワークに接続された他の装置によって構成される顧客管理データベース、機器管理データベース、もしくは、組織管理データベースなどのデータベースからリクエストの雛型に代入される環境プロファイルを取得する場合もある。
利用条件判断部18は、利用条件情報生成部15によって生成された利用条件情報とプロファイル取得部17によって取得されたプロファイルとサービス利用判断装置1のCPU等から取得される時刻情報等の環境情報とに基づいてサービスの利用を許可するか否かを判断するようになっている。なお、利用条件判断部18は、サービスの一部の利用を許可したり所定のメッセージを表示させたりするなどの制限を加える指示を含む結果を伴う判断を行うようにしてもよい。
サービス利用判断装置1は、コンテンツを再生するサービスを提供するサービス提供部19をさらに備えており、サービス提供部19は、サービス利用判断装置1のCPUによって構成され、RAMやハードディスク等に暗号化されて記憶されているコンテンツを利用権に含まれる復号鍵で復号してモニタ装置やスピーカを介して出力するサービスを提供するようになっている。
上述した、サービス利用判断装置1およびICカード3を構成する構成要素間は、外部から耐タンパに構成され、耐タンパな領域の外部における各構成間の情報の送受信は、公知の暗号化や署名技術を以って確立され、通信情報の漏洩や改竄が防止された安全な通信路を介して行われるようになっている。
以下に、サービス利用判断装置1の動作を図2により説明する。
まず、サービス利用判断装置1の入力装置を介してコンテンツの再生要求が入力されると(ステップ101)、利用権記憶部10および利用権記憶部12より再生が要求されたコンテンツを識別するためのコンテンツIDを含む利用権が利用権取得部14によって取得される(ステップ102)。
利用権取得部14によって利用権が取得された場合(ステップ103)には、利用権に含まれる、行使条件情報の分離された条件式と定数とが合成された利用条件情報が利用条件情報生成部15によって生成される(ステップ104)。
次に、利用条件情報生成部15によって生成された利用条件情報によって要求されるプロファイルを表す要求情報が要求情報生成部16によって生成され(ステップ105)、生成された要求情報に基づいて利用機器プロファイル記憶部11および利用者プロファイル記憶部13から利用機器プロファイルおよび利用者プロファイルがプロファイル取得部17によって取得される(ステップ106)。
プロファイル取得部17によって必要十分なプロファイルが取得された場合(ステップ107)には、利用条件情報生成部15によって生成された利用条件情報とプロファイル取得部17によって取得されたプロファイルと時刻情報等の環境プロファイルとに基づいてサービスの利用を許可するか否かが利用条件判断部18によって判断される(ステップ108)。
具体的な例として利用条件情報が、20歳以上のユーザに限り、かつX社製機器でのみ、かつ西暦2005年12月31日まで、行使が可能となっている場合を説明する。要求情報生成部16は、利用条件情報を解析し、利用権の行使に必要なプロファイルを取得するための要求情報を生成する。プロファイル取得部17は要求情報に基づいて必要なプロファイルを収集する。まず、プロファイル取得部17は、利用者プロファイルから生年月日を読み込み、現在の時刻と比較するなどしてプロファイルとして年齢を取得する。次に、プロファイル取得部17は、機器プロファイルのなかから機器の製造メーカに関するプロファイルを取得する。最後に、プロファイル取得部17は、パソコンのOSなどの管理する時刻情報を行使要求時の環境プロファイルとして取得する。これら順序は一例であり限定されない。これらの手続きにより収集されたプロファイルを、要求情報に値として代入し、利用条件判断部18に送る。利用条件判断部18は、利用条件情報とプロファイルが値として代入された要求情報を組合せ、行使の可否を判断する。利用者の年齢が20歳以上で、権利を行使する機器がX社製の機器であり、権利の行使日が、西暦2005年12月31日以前であれば行使される。しかし、利用者の年齢が18歳、権利を行使する機器がY社製、利用権の行使日が2006年1月4日など、利用条件にそぐわないプロファイルが1つでも取得された場合には利用権は行使されない。利用権の移動、譲渡、コピーの判断などのアクションも同様にその可否を、利用条件判断部18が判断する。
利用条件判断部18によってサービスの利用を許可すると判断された場合には、サービス提供部19によってサービスが提供される(ステップ109)。一方、再生が要求されたコンテンツを識別するためのコンテンツIDを含む利用権が取得できなかった場合や、要求情報に応じた必要十分なプロファイルが取得できなかった場合や、利用条件判断部18によってサービスの利用を許可しないと判断された場合には、サービス提供部19によるサービスの提供は行われない。
なお、ステップ103において、利用権取得部14によって利用権が取得できなかった場合には、利用権取得部14は、利用者に対して利用権を要求するようにしてもよい。この場合には、利用者は、ICカード3を別のICカードに差し替えたり、他の装置に接続されたICカードから利用権を取得するように要求したりすることによって、利用権を利用権取得部14に取得させることができる。
また、ステップ107において、プロファイル取得部17によって要求情報に応じた必要十分なプロファイルが取得できなかった場合には、プロファイル取得部17は、利用者に対して更なるプロファイルを要求するようにしてもよい。この場合には、利用者は、ICカード3を別のICカードに差し替えたり、ネットワークに接続された他のサービス利用判断装置の利用者プロファイル記憶部や機器プロファイル記憶部、または、ネットワークに接続された他の装置によって構成される顧客管理データベース、機器管理データベース、もしくは、組織管理データベースなどのデータベースなどからプロファイルを取得するように要求したりすることによって、要求情報に応じた必要十分なプロファイルをプロファイル取得部17に取得させることができる。
以上説明したように、サービス利用判断装置1によれば、サービスを利用するための条件を表す条件式によって参照される定数の少なくとも一部が変更可能に分離された利用権を以ってサービスの利用を許可するか否かが判断されるため、サービスを利用する権利を表す利用権の所有者の意志に基づいて利用権を運用させることができる。
なお、本実施形態において、サービス利用判断装置1を1つの装置として説明したが、本発明は、利用条件情報生成部15、要求情報生成部16、および利用条件情報判断部18をサーバ装置に設けたサービス利用判断システムとして構成してもよい。
また、本実施形態において、サービス利用判断装置1がコンテンツを再生させるサービスに適用されたものとして説明したが、サービス利用判断装置1は、ネットワークを介したサービスにも適用することができる。この場合には、サービス提供部19は、サービスを提供するサーバ装置に設ける。
なお、利用権取得部14、利用条件情報生成部15、要求情報生成部16、プロファイル取得部17、利用条件判断部18、およびサービス提供部19からなる部分は専用のハードウェアにより実現されるもの以外に、その機能を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の記録媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク装置等の記憶装置を指す。さらに、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、インターネットを介してプログラムを送信する場合のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体もしくは伝送波)、その場合のサーバとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含む。
1 サービス利用判断装置
2 ICチップ
3 ICカード
4 ICカードリーダライタ
10、12 利用権記憶部
11 利用機器プロファイル記憶部
13 利用者プロファイル記憶部
14 利用権取得部
15 利用条件情報生成部
16 要求情報生成部
17 プロファイル取得部
18 利用条件判断部
19 サービス提供部
101〜109 ステップ
2 ICチップ
3 ICカード
4 ICカードリーダライタ
10、12 利用権記憶部
11 利用機器プロファイル記憶部
13 利用者プロファイル記憶部
14 利用権取得部
15 利用条件情報生成部
16 要求情報生成部
17 プロファイル取得部
18 利用条件判断部
19 サービス提供部
101〜109 ステップ
Claims (9)
- サービスを利用するための条件を表す条件式と、前記条件式によって参照される定数の少なくとも一部とが変更可能に分離された利用権を取得する利用権取得手段と、
前記利用権に含まれる条件式と定数とを合成した利用条件情報を生成する利用条件情報生成手段と、
前記サービスの要求元の属性を表すプロファイルおよびサービス利用要求時の環境プロファイルの少なくとも一方を取得するプロファイル取得手段と、
前記利用条件情報生成手段によって生成された利用条件情報と前記プロファイル取得手段によって取得されたプロファイルに基づいて前記サービスの利用を許可するか否かを判断する利用条件判断手段と、
を有するサービス利用判断装置。 - 前記利用条件情報によって要求されるプロファイルを表す要求情報を生成する要求情報生成手段をさらに有し、
前記プロファイル取得手段によるプロファイルの取得が、前記要求情報生成手段によって生成された要求情報に基づいて行われる、
請求項1に記載のサービス利用判断装置。 - 前記利用権を記憶する利用権記憶手段をさらに有し、
前記利用権取得手段による利用権の取得が前記利用権記憶手段から行われる、
請求項1または請求項2に記載のサービス利用判断装置。 - 前記サービスを要求する利用者の属性を表す利用者プロファイルを記憶する利用者プロファイル記憶手段をさらに有し、
前記プロファイル取得手段によるプロファイルの取得が、前記利用者プロファイル記憶手段から行われる、
請求項1から請求項3のいずれかに記載のサービス利用判断装置。 - 前記利用者プロファイル記憶手段がICカードによって構成されている、請求項4に記載のサービス利用判断装置。
- 前記ICカードが前記利用権記憶手段をさらに構成する、請求項5に記載のサービス利用判断装置。
- 前記サービスを要求する利用機器の属性を表す利用機器プロファイルを記憶する利用機器プロファイル記憶手段をさらに有し、
前記プロファイル取得手段によるプロファイルの取得が、前記利用機器プロファイル記憶手段から行われる、
請求項1から請求項6のいずれかに記載のサービス利用判断装置。 - 前記利用機器プロファイル記憶手段が、前記利用機器に設けられたICチップによって構成されている、請求項7に記載のサービス利用判断装置。
- 前記ICチップが前記利用権記憶手段をさらに構成する、請求項8に記載のサービス利用判断装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016118858A (ja) * | 2014-12-19 | 2016-06-30 | ヤフー株式会社 | 情報処理装置及び方法 |
-
2004
- 2004-02-06 JP JP2004030610A patent/JP2005222367A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016118858A (ja) * | 2014-12-19 | 2016-06-30 | ヤフー株式会社 | 情報処理装置及び方法 |
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Legal Events
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