JP2005217661A - パケット転送装置及びその制御方法 - Google Patents

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Hiroyoshi Suzuki
弘喜 鈴木
Shinichi Machida
真一 町田
Ryuken Ishi
竜権 石
Hiroshi Matsuda
浩 松田
Akihito Inoshita
明史 井ノ下
Kouho Nishida
享邦 西田
Takao Kurahashi
孝雄 倉橋
Tsugumasa Hayashi
経正 林
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Abstract

【課題】 接続された端末が、PPPoEとIPoEとの間で使用するプロトコルを選択すると共に、複数のPPPoEセッションを同時に選択すること。
【解決手段】 ネットワークアドレス、プロトコル種別、IPoEで用いられる宛先IPアドレス及びPPPoEで用いられるPPPoEセッションの検索インデックスが登録されたIPoE/PPPoEフォワーディングテーブル106を設け、入力されたフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと一致する前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル106上のネットワークアドレスに応じてプロトコル種別を選択し、選択されたプロトコル種別がPPPoEの場合には当該ネットワークアドレスに対応する検索インデックスからPPPoEセッションも選択する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、PPPoE(Point to Point Protocol over Ethernet(R))に対応可能なパケット転送装置及びその制御方法に関する。
従来、企業内に構築されたネットワークと外部ネットワークとの相互間の通信を実現するためにゲートウェイ装置が用いられている。ゲートウェイ装置は、例えば、プロトコル体系の異なるネットワーク間を、相互接続するためのプロトコル変換機器として用いられる。ゲートウェイ装置の構成としては、例えば、外部ネットワークとの間のプロトコルとしてIPoE(Internet Protocol over Ethernet(R))のみに対応可能なものや、外部ネットワークとの間のプロトコルとしてIPoE及びPPPoEの双方に対応可能なものがある。
図11は、IPoEにのみ対応可能なゲートウェイ装置1100の構成を示す図である。図12は、このようなIPoEにのみ対応可能なゲートウェイ装置1100が接続されるネットワーク構成例を示す図である。
ゲートウェイ装置1100の一方のインタフェースには、図12に示すように、プロトコルとしてIPoEを使用したネットワーク1201〜1204が接続されている。ゲートウェイ装置1100は、ネットワーク1201〜1204上にそれぞれ配置されたゲートウェイ1205〜1208と通信を行う。また、他方のインタフェースには、プロトコルとしてIPoEを使用するパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)などの端末1209〜1211が接続されている。
図11に示すゲートウェイ装置1100において、フレーム送受信部1101、1102は、Ethernet(R) I/Fとの間でフレームの送受を行う。IPoEフレーム組立/分解部1103、1104は、IPoEフレームの組立/分解を行うと共に、そのIPoEフレームの構造を認識する。
フォワーディング制御部1105は、入力されたIPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスに基づいてIPoEフレームの出力を制御する。IPoEフレームの出力を制御する際、フォワーディング制御部1105は、IPoEフォワーディングテーブル1106及びARP(Address Resolution Protocol)テーブル1107を用いる。
IPoEフォワーディングテーブル1106は、図13に示すように、ネットワークアドレス、出力インタフェース番号(出力IF番号)、ルーティングの種別(直接/間接ルーティング)及び間接ルーティングの場合の宛先IPアドレス(ネクストホップIPアドレス)が対応づけられている。
ARPテーブル1107は、図14に示すように、宛先IPアドレス、発信MACアドレス、宛先MACアドレスが対応づけられている。なお、通常、発信MACアドレスにはゲートウェイ装置1100のMACアドレスが用いられるため、全てのエントリで同一の値となる。したがって、ARPテーブル1107に発信MACアドレスのエリアを設けず、ゲートウェイ装置1100のMACアドレスとして別レジスタとしてもよい。
以下、上記構成を有するIPoEにのみ対応可能なゲートウェイ装置1100の動作について説明する。ここでは、フレーム送受信部1101にIPoEフレームが入力された場合について説明する。
フレーム送受信部1101にIPoEフレームが入力されると、IPoEフレーム組立/分解部1103においてそのIPoEフレームの構造が認識される。認識されたそのIPoEフレームの構造はフォワーディング制御部1105に渡される。
フォワーディング制御部1105は、IPoEフレーム上のIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと、IPoEフォワーディングテーブル1106に登録されたネットワークアドレスとの比較を行う。
宛先IPアドレスと同一のネットワークアドレスがあった場合には、そのネットワークアドレスにIPoEフォワーディングテーブル1106上で対応づけられた出力IF番号、ルーティング種別の情報(直接ルーティングであるか間接ルーティングであるかの情報)を取得し、さらに間接ルーティングである場合には、宛先IPアドレス(ネクストホップIPアドレス)も取得する。なお、直接ルーティングである場合には、IPパケットのIPヘッダの宛先IPアドレスが取得される。
続いて、フォワーディング制御部1105は、取得した宛先IPアドレスを用いてARPテーブル1107を検索し、当該IPoEフレームの発信MACアドレスと宛先MACアドレスを取得する。取得された発信MACアドレスと宛先MACアドレスは、IPoEフレーム組立/分解部1104に渡される。
IPoEフレーム組立/分解部1104は、この発信MACアドレスと宛先MACアドレスを用いてIPoEフレームを組み直す。組み直されたIPoEフレームは、フレーム送受信部1102に渡され、フレーム送受信部1102から出力される。このようにして、IPoEにのみ対応可能なゲートウェイ装置1100において、IPoEフレームが転送される。
図15は、PPPoEに対応可能なゲートウェイ装置1500の構成を示す図である。なお、図15において図11と同一の符号を付けたものは同様の機能を有するものとし、その説明を省略する。図16は、このようなPPPoEに対応可能なゲートウェイ装置1500が接続されるネットワーク構成例を示す図である。
ゲートウェイ装置1500の一方のインタフェースには、図16に示すように、プロトコルとしてIPoEを使用したネットワーク1601やプロトコルとしてPPPoEを使用したネットワーク1602〜1604が接続されている。ゲートウェイ装置1500は、ネットワーク1601上に配置されたゲートウェイ1605並びにネットワーク1602〜1604上にそれぞれ配置されたPPPoEサーバ1606〜1608と通信を行う。また、他方のインタフェースには、プロトコルとしてIPoEを使用するPCなどの端末1609〜1611が接続されている。
図15に示すゲートウェイ装置1500において、IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部1501、1502は、IPoEフレーム及びPPPoEフレームの組立/分解を行うと共に、そのIPoEフレーム及びPPPoEフレームの構造を認識する。
フォワーディング制御部1503は、入力されたIPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる発信IPアドレス又は宛先IPアドレスに基づいてIPoEフレーム又はPPPoEフレームの出力を制御する一方、入力されたPPPoEフレームのPPPoEヘッダ情報に基づいてPPPoEフレームの出力を制御する。IPoEフレーム又はPPPoEフレームの出力を制御する際、フォワーディング制御部1503は、IPoEフォワーディングテーブル1106及びARPテーブル1107に加え、PPPoEフォワーディングテーブル1504及びPPPoEセッションテーブル1505を用いる。
PPPoEフォワーディングテーブル1504は、図17に示すように、発信IPアドレス、出力IF番号及びPPPoEセッションの検索インデックス(以下、「PPPoEセッションインデックス」という)が対応づけられている。
PPPoEセッションテーブル1505は、図18に示すように、PPPoEセッションインデックス、クライアントMACアドレス、サーバMACアドレス及びPPPoEセッションIDが対応づけられている。
以下、上記構成を有するPPPoEに対応可能なゲートウェイ装置1500の動作について説明する。ここでは、フレーム送受信部1101にIPoEフレームが入力された場合と、PPPoEフレームが入力された場合とに分けて説明する。
フレーム送受信部1101にいずれかのフレームが入力されると、IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部1501においてそのフレームの構造が認識される。認識されたそのフレームの構造はフォワーディング制御部1503に渡される。
入力されたフレームがIPoEフレームの場合には、フォワーディング制御部1503は、IPoEフレーム上のIPパケットのヘッダ情報に含まれる発信IPアドレスと、PPPoEフォワーディングテーブル1504に登録された発信IPアドレスとの比較を行う。
IPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる発信IPアドレスと同一の発信IPアドレスがあった場合には、その発信IPアドレスにPPPoEフォワーディングテーブル1504で対応づけられた出力IF番号及びPPPoEセッションインデックスを取得する。
続いて、フォワーディング制御部1503は、取得したPPPoEセッションインデックスを用いてPPPoEセッションテーブル1505を検索し、発信MACアドレス、宛先MACアドレス、PPPoEセッションIDなどのPPPoEフレームを生成するための情報を取得する。取得されたPPPoEフレームを生成するための情報は、IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部1502に渡される。
なお、PPPoEセッションテーブル1505には直接、発信MACアドレス及び宛先MACアドレスの情報はない。しかし、クライアントMACアドレスが発信MACアドレスとして取得され、サーバMACアドレスが宛先MACアドレスとして取得される。
IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部1502は、このPPPoEフレームを生成するための情報に基づいて、入力されたIPoEフレームをPPPoEフレームに組み直す。組み直されたPPPoEフレームは、フレーム送受信部1102に渡され、フレーム送受信部1102から出力される。
IPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる発信IPアドレスと同一の発信IPアドレスがPPPoEフォワーディングテーブル1504に登録されていなかった場合には、フォワーディング制御部1503は、IPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと、IPoEフォワーディングテーブル1106に登録されたネットワークアドレスとの比較を行う。
宛先IPアドレスと同一のネットワークアドレスがあった場合には、そのネットワークアドレスにIPoEフォワーディングテーブル1106上で対応づけられた出力IF番号、ルーティング種別の情報(直接ルーティングであるか間接ルーティングであるかの情報)を取得し、さらに間接ルーティングである場合には、宛先IPアドレス(ネクストホップIPアドレス)も取得する。なお、直接ルーティングである場合には、IPパケットのIPヘッダの宛先IPアドレスが取得される。
続いて、フォワーディング制御部1503は、取得した宛先IPアドレスを用いてARPテーブル1107を検索し、当該IPoEフレームの発信MACアドレスと宛先MACアドレスを取得する。取得された発信MACアドレスと宛先MACアドレスは、IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部1502に渡される。
IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部1502は、この発信MACアドレスと宛先MACアドレスを用いてIPoEフレームを組み直す。組み直されたIPoEフレームは、フレーム送受信部1102に渡され、フレーム送受信部1102から出力される。
一方、入力されたフレームがPPPoEフレームの場合には、フォワーディング制御部1503は、PPPoEフレームのPPPoEヘッダ情報とPPPoEセッションテーブル1505のエントリを比較する。
PPPoEセッションテーブル1505に登録されたエントリがPPPoEフレームのPPPoEヘッダ情報と一致した場合には、PPPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと、IPoEフォワーディングテーブル1106に登録されたネットワークアドレスとの比較を行う。
宛先IPアドレスと同一のネットワークアドレスがあった場合には、そのネットワークアドレスに対応づけられた出力IF番号、ルーティング種別の情報(直接ルーティングであるか間接ルーティングであるかの情報)を取得し、さらに間接ルーティングである場合には、宛先IPアドレス(ネクストホップIPアドレス)も取得する。なお、直接ルーティングである場合には、IPパケットのIPヘッダの宛先IPアドレスが取得される。
続いてフォワーディング制御部1503は、取得した宛先IPアドレスを用いてARPテーブル1107を検索し、発信MACアドレスと宛先MACアドレスを取得する。取得された発信MACアドレスと宛先MACアドレスは、IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部1502に渡される。
IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部1502は、この発信MACアドレスと宛先MACアドレスを用いてPPPoEフレームをIPoEフレームに組み直す。組み直されたIPoEフレームは、フレーム送受信部1102に渡され、フレーム送受信部1102から出力される。
このようにPPPoEに対応可能なゲートウェイ装置1500は、IPoEフレームを、IPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスに対応するネットワークアドレスに応じてIPoEフレームとして転送する。一方、IPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる発信IPアドレスに応じてPPPoEセッションを選択してPPPoEフレームとして出力する。
なお、複数の端末が同時に異なるネットワークに接続して、データフレームの送受信を行うことができるフレーム転送方法を実現する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−237898号公報
しかしながら、上記IPoEにのみ対応可能なゲートウェイ装置1100では、IPoEフレームしか転送することしかできないという問題がある。また、上記PPPoEに対応可能なゲートウェイ装置1500では、PPPoEフォワーディングテーブル1504を用いて、入力されたIPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる発信IPアドレスに応じてPPPoEセッションを選択している。したがって、各端末(1609〜1611)は、同時に複数のPPPoEセッションを選択することができないため、複数のPPPoEサーバにアクセスすることができないという問題がある。さらに、発信IPアドレスが一致した場合には、IPoEフレームが自動的にPPPoEフレームとして出力されるため、IPoEを使用したネットワークにアクセスすることができないという問題がある。
本発明は、かかる問題点に鑑みて為されたものであり、接続された端末が、PPPoEとIPoEとの間で使用するプロトコルを選択すると共に、複数のPPPoEセッションを同時に選択することができるPPPoEに対応可能なパケット転送装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明のパケット転送装置は、入力されたフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと一致するIPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスに応じてプロトコル種別を選択し、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する宛先IPアドレスとARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいてIPoEフレームの出力を制御し、かつ、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する検索インデックスにPPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいてPPPoEフレームの出力を制御し、前記ヘッダ情報に含まれる前記宛先IPアドレスが前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のエントリと一致しなかった場合には前記ヘッダ情報に含まれる発信IPアドレスと一致するデフォルトルートテーブル上の発信IPアドレスに応じて前記プロトコル種別を選択し、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する宛先IPアドレスと前記ARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいて前記IPoEフレームの出力を制御し、かつ、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する検索インデックスに前記PPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいて前記PPPoEフレームの出力を制御する制御手段を具備する構成を採る。
この構成によれば、発信IPアドレスを用いて端末が識別されるので、端末毎に通常のネットワークアドレスが検索されない場合に使用するプロトコル(IPoE/PPPoE)の種別を選択することができ、さらにそのプロトコル種別がPPPoEの場合にはPPPoEセッションも選択できる。したがって、端末毎にISP(Internet Service Provider)を使い分けるようなことができる。
請求項2に係る本発明のパケット転送装置は、ネットワークアドレス、プロトコル種別、IPoEで用いられる宛先IPアドレス及びPPPoEで用いられるPPPoEセッションの検索インデックスが登録されたIPoE/PPPoEフォワーディングテーブルと、前記検索インデックス、宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDが登録されたPPPoEセッションテーブルと、前記宛先IPアドレス及び前記宛先MACアドレスが登録されたARPテーブルと、発信IPアドレス、前記プロトコル種別、IPoEで用いられる前記宛先IPアドレス及びPPPoEで用いられるPPPoEセッションの前記検索インデックスが登録されたデフォルトルートテーブルと、各種の前記テーブルを用いて入力されたフレームの出力を制御する制御手段と、を具備し、前記制御手段は、入力されたフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと一致する前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスに応じてプロトコル種別を選択し、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する宛先IPアドレスと前記ARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいてIPoEフレームの出力を制御し、かつ、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する検索インデックスに前記PPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいてPPPoEフレームの出力を制御するパケット転送装置であって、前記ヘッダ情報に含まれる前記宛先IPアドレスが前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のエントリと一致しなかった場合には前記制御手段は前記ヘッダ情報に含まれる発信IPアドレスと一致する前記デフォルトルートテーブル上の発信IPアドレスに応じて前記プロトコル種別を選択し、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する宛先IPアドレスと前記ARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいてIPoEフレームの出力を制御し、かつ、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する検索インデックスに前記PPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいて前記PPPoEフレームの出力を制御する構成を採る。
この構成によれば、発信IPアドレスを用いて端末が識別されるので、端末毎に通常のネットワークアドレスが検索されない場合に使用するプロトコル(IPoE/PPPoE)の種別を選択することができ、さらにそのプロトコル種別がPPPoEの場合にはPPPoEセッションも選択できる。したがって、端末毎にISP(Internet Service Provider)を使い分けるようなことができる。
請求項3に係る本発明のパケット転送装置は、請求項1又は請求項2に係るパケット転送装置において、前記制御手段は、PPPoEフレームが入力された場合には前記PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEセッションテーブルに登録されている場合に前記PPPoEフレームのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスとの比較を行い、かつ、IPoEフレームが入力された場合には前記IPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスとの比較を行う構成を採る。
この構成によれば、PPPoEフレーム及びIPoEフレームのいずれが入力された場合であっても、宛先のネットワークアドレスによって出力時に使用するプロトコル(IPoE/PPPoE)の種別を選択し、さらにそのプロトコル種別がPPPoEの場合にはセッションも選択することができる。
請求項4に係る本発明のパケット転送装置は、請求項1から請求項3のいずれかに係るパケット転送装置において、入力側と出力側の発信MACアドレス、宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDが登録されたPPPoEプロキシテーブルをさらに具備し、前記制御手段は、PPPoEフレームが入力された場合であって当該PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEプロキシテーブルに登録されている場合には当該エントリに登録された前記出力側の宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいてPPPoEフレームの出力を制御し、かつ、PPPoEフレームが入力された場合であって当該PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEプロキシテーブルに登録されていない場合には当該PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEセッションテーブルに登録されている場合に当該PPPoEフレームのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスとの比較を行う構成を採る。
この構成によれば、宛先のネットワークアドレスによって出力時に使用するプロトコル(IPoE/PPPoE)の種別を選択し、さらにそのプロトコル種別がPPPoEの場合にはセッションも選択する。したがって、宛先のネットワークによってIPoE/PPPoEの使い分けをすることができ、さらにPPPoEセッションの使い分けをすることができる。
また、この構成によれば、入力されたPPPoEフレームをネットワークに中継することができる。したがって、端末でプロトコルを使い分けることにより、IPoE/PPPoE及びPPPoEセッションを選択することができる。このため、パケット転送装置に登録されている以外のPPPoEセッションについて端末から直接PPPoEでネットワークとリンクを張ることができる。
請求項5に係るパケット転送装置の制御方法は、入力されたフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと一致するIPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスに応じてプロトコル種別を選択し、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する宛先IPアドレスとARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいてIPoEフレームの出力を制御し、かつ、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する検索インデックスにPPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいてPPPoEフレームの出力を制御し、前記ヘッダ情報に含まれる前記宛先IPアドレスが前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のエントリと一致しなかった場合には前記ヘッダ情報に含まれる発信IPアドレスと一致するデフォルトルートテーブル上の発信IPアドレスに応じて前記プロトコル種別を選択し、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する宛先IPアドレスと前記ARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいて前記IPoEフレームの出力を制御し、かつ、選択されたプロトコル種別がPPPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する検索インデックスに前記PPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいて前記PPPoEフレームの出力を制御するようにした。
この方法によれば、発信IPアドレスを用いて端末が識別されるので、端末毎に通常のネットワークアドレスが検索されない場合に使用するプロトコル(IPoE/PPPoE)の種別を選択することができ、さらにそのプロトコル種別がPPPoEの場合にはPPPoEセッションも選択できる。したがって、端末毎にISP(Internet Service Provider)を使い分けるようなことができる。
請求項6に係るパケット転送装置の制御方法は、ネットワークアドレス、プロトコル種別、IPoEで用いられる宛先IPアドレス及びPPPoEで用いられるPPPoEセッションの検索インデックスが登録されたIPoE/PPPoEフォワーディングテーブルと、前記検索インデックス、宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDが登録されたPPPoEセッションテーブルと、前記宛先IPアドレス及び前記宛先MACアドレスが登録されたARPテーブルと、発信IPアドレス、前記プロトコル種別、IPoEで用いられる前記宛先IPアドレス及びPPPoEで用いられるPPPoEセッションの前記検索インデックスが登録されたデフォルトルートテーブルと、を具備するパケット転送装置の制御方法において、入力されたフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと一致する前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスに応じてプロトコル種別を選択し、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する宛先IPアドレスと前記ARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいてIPoEフレームの出力を制御し、かつ、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する検索インデックスに前記PPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいてPPPoEフレームの出力を制御するパケット転送装置の制御方法であって、前記ヘッダ情報に含まれる前記宛先IPアドレスが前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のエントリと一致しなかった場合には前記ヘッダ情報に含まれる発信IPアドレスと一致する前記デフォルトルートテーブル上の発信IPアドレスに応じて前記プロトコル種別を選択し、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する宛先IPアドレスと前記ARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいてIPoEフレームの出力を制御し、かつ、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する検索インデックスに前記PPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいて前記PPPoEフレームの出力を制御するようにした。
この方法によれば、発信IPアドレスを用いて端末が識別されるので、端末毎に通常のネットワークアドレスが検索されない場合に使用するプロトコル(IPoE/PPPoE)の種別を選択することができ、さらにそのプロトコル種別がPPPoEの場合にはPPPoEセッションも選択できる。したがって、端末毎にISP(Internet Service Provider)を使い分けるようなことができる。
請求項7に係るパケット転送装置の制御方法は、請求項5又は請求項6に係るパケット転送装置の制御方法において、PPPoEフレームが入力された場合には前記PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEセッションテーブルに登録されている場合に前記PPPoEフレームのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスとの比較を行い、かつ、IPoEフレームが入力された場合には前記IPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスとの比較を行うようにした。
この方法によれば、PPPoEフレーム及びIPoEフレームのいずれが入力された場合であっても、宛先のネットワークアドレスによって出力時に使用するプロトコル(IPoE/PPPoE)の種別を選択し、さらにそのプロトコル種別がPPPoEの場合にはセッションも選択することができる。
請求項8に係るパケット転送装置の制御方法は、請求項5から請求項7のいずれかに係るパケット転送装置の制御方法において、入力側と出力側の発信MACアドレス、宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDが登録されたPPPoEプロキシテーブルをさらに具備するパケット転送装置の制御方法において、PPPoEフレームが入力された場合であって当該PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEプロキシテーブルに登録されている場合には当該エントリに登録された前記出力側の宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいてPPPoEフレームの出力を制御し、かつ、PPPoEフレームが入力された場合であって当該PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEプロキシテーブルに登録されていない場合には当該PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEセッションテーブルに登録されている場合に当該PPPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスとの比較を行うようにした。
この方法によれば、宛先のネットワークアドレスによって出力時に使用するプロトコル(IPoE/PPPoE)の種別を選択し、さらにそのプロトコル種別がPPPoEの場合にはセッションも選択する。したがって、宛先のネットワークによってIPoE/PPPoEの使い分けをすることができ、さらにPPPoEセッションの使い分けをすることができる。
また、この方法によれば、入力されたPPPoEフレームをネットワークに中継することができる。したがって、端末でプロトコルを使い分けることにより、IPoE/PPPoE及びPPPoEセッションを選択することができる。このため、パケット転送装置に登録されている以外のPPPoEセッションについて端末から直接PPPoEでネットワークとリンクを張ることができる。
請求項9に係る本発明のパケット転送装置の制御プログラムは、入力されたフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと一致するIPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスに応じてプロトコル種別を選択する手順と、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する宛先IPアドレスとARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいてIPoEフレームの出力を制御する手順と、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する検索インデックスにPPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいてPPPoEフレームの出力を制御する手順と、前記ヘッダ情報に含まれる前記宛先IPアドレスが前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のエントリと一致しなかった場合には前記ヘッダ情報に含まれる発信IPアドレスと一致するデフォルトルートテーブル上の発信IPアドレスに応じて前記プロトコル種別を選択する手順と、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する宛先IPアドレスと前記ARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいて前記IPoEフレームの出力を制御する手順と、選択されたプロトコル種別がPPPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する検索インデックスに前記PPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいて前記PPPoEフレームの出力を制御する手順と、をコンピュータに実行させる構成を採る。
この構成によれば、発信IPアドレスを用いて端末が識別されるので、端末毎に通常のネットワークアドレスが検索されない場合に使用するプロトコル(IPoE/PPPoE)の種別を選択することができ、さらにそのプロトコル種別がPPPoEの場合にはPPPoEセッションも選択できる。したがって、端末毎にISP(Internet Service Provider)を使い分けるようなことができる。
請求項10に係る本発明のパケット転送装置の制御プログラムは、ネットワークアドレス、プロトコル種別、IPoEで用いられる宛先IPアドレス及びPPPoEで用いられるPPPoEセッションの検索インデックスが登録されたIPoE/PPPoEフォワーディングテーブルと、前記検索インデックス、宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDが登録されたPPPoEセッションテーブルと、前記宛先IPアドレス及び前記宛先MACアドレスが登録されたARPテーブルと、発信IPアドレス、前記プロトコル種別、IPoEで用いられる前記宛先IPアドレス及びPPPoEで用いられるPPPoEセッションの前記検索インデックスが登録されたデフォルトルートテーブルと、を具備するパケット転送装置において、入力されたフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと一致する前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスに応じてプロトコル種別を選択する手順と、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する宛先IPアドレスと前記ARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいてIPoEフレームの出力を制御する手順と、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する検索インデックスに前記PPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいてPPPoEフレームの出力を制御する手順と、を実行させるためのパケット転送装置の制御プログラムであって、前記ヘッダ情報に含まれる前記宛先IPアドレスが前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のエントリと一致しなかった場合には前記ヘッダ情報に含まれる発信IPアドレスと一致する前記デフォルトルートテーブル上の発信IPアドレスに応じて前記プロトコル種別を選択する手順と、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する宛先IPアドレスと前記ARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいて前記IPoEフレームの出力を制御する手順と、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する検索インデックスに前記PPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいて前記PPPoEフレームの出力を制御する手順と、をコンピュータに実行させる構成を採る。
この構成によれば、発信IPアドレスを用いて端末が識別されるので、端末毎に通常のネットワークアドレスが検索されない場合に使用するプロトコル(IPoE/PPPoE)の種別を選択することができ、さらにそのプロトコル種別がPPPoEの場合にはPPPoEセッションも選択できる。したがって、端末毎にISP(Internet Service Provider)を使い分けるようなことができる。
請求項11に係る本発明のパケット転送装置の制御プログラムは、請求項9又は請求項10に係るパケット転送装置の制御プログラムにおいて、PPPoEフレームが入力された場合には前記PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEセッションテーブルに登録されている場合に前記PPPoEフレームのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスとの比較を行う手順と、IPoEフレームが入力された場合には前記IPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスとの比較を行う手順と、をコンピュータに実行させる構成を採る。
この構成によれば、PPPoEフレーム及びIPoEフレームのいずれが入力された場合であっても、宛先のネットワークアドレスによって出力時に使用するプロトコル(IPoE/PPPoE)の種別を選択し、さらにそのプロトコル種別がPPPoEの場合にはセッションも選択することができる。
請求項12に係る本発明のパケット転送装置の制御プログラムは、請求項9から請求項11のいずれかに係るパケット転送装置の制御プログラムにおいて、入力側と出力側の発信MACアドレス、宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDが登録されたPPPoEプロキシテーブルをさらに具備するパケット転送装置において、PPPoEフレームが入力された場合であって当該PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEプロキシテーブルに登録されている場合には当該エントリに登録された前記出力側の宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいてPPPoEフレームの出力を制御する手順と、PPPoEフレームが入力された場合であって当該PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEプロキシテーブルに登録されていない場合には当該PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEセッションテーブルに登録されている場合に当該PPPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスとの比較を行う手順と、をコンピュータに実行させる構成を採る。
この構成によれば、宛先のネットワークアドレスによって出力時に使用するプロトコル(IPoE/PPPoE)の種別を選択し、さらにそのプロトコル種別がPPPoEの場合にはセッションも選択する。したがって、宛先のネットワークによってIPoE/PPPoEの使い分けをすることができ、さらにPPPoEセッションの使い分けをすることができる。
また、この構成によれば、入力されたPPPoEフレームをネットワークに中継することができる。したがって、端末でプロトコルを使い分けることにより、IPoE/PPPoE及びPPPoEセッションを選択することができる。このため、パケット転送装置に登録されている以外のPPPoEセッションについて端末から直接PPPoEでネットワークとリンクを張ることができる。
本発明によれば、接続された端末が、PPPoEとIPoEとの間で使用するプロトコルを選択すると共に、複数のPPPoEセッションを同時に選択することができる。
本発明の骨子は、接続された端末が、PPPoEとIPoEとの間で使用するプロトコルを選択すると共に、複数のPPPoEセッションを同時に選択することである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るゲートウェイ装置100の構成を示す図である。図2は、実施の形態1に係るゲートウェイ装置100が接続されるネットワーク構成例を示す図である。
本ゲートウェイ装置100の一方のインタフェースには、図2に示すように、プロトコルとしてIPoEを使用したネットワーク201やプロトコルとしてPPPoEを使用したネットワーク202〜204が接続されている。ゲートウェイ装置100は、ネットワーク201上に配置されたゲートウェイ205並びにネットワーク202〜204上にそれぞれ配置されたPPPoEサーバ206〜208と通信を行う。また、他方のインタフェースには、プロトコルとしてIPoEを使用してPCなどの端末209〜211が接続されている。
図1に示す本ゲートウェイ装置100において、フレーム送受信部101、102は、Ethernet(R) I/Fとの間でフレームの送受を行う。IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部103、104は、IPoEフレーム及びPPPoEフレームの組立/分解を行うと共に、そのIPoEフレーム及びPPPoEフレームの構造を認識する。
フォワーディング制御部105は、入力されたIPoEフレームのIPパケットのIPヘッダの発信IPアドレス又は宛先IPアドレスに基づいてIPoEフレーム又はPPPoEフレームの出力を制御する一方、入力されたPPPoEフレームのPPPoEヘッダ情報に基づいてIPoEフレーム又はPPPoEフレームの出力を制御する。IPoEフレーム又はPPPoEフレームの出力を制御する際、フォワーディング制御部105は、IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル106、デフォルトルートテーブル107、ARPテーブル108及びPPPoEセッションテーブル109を用いる。
IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル106は、従来のIPoEフォワーディングテーブル(図13参照)に含まれる情報と、PPPoEフォワーディングテーブル(図17参照)に含まれる情報とが登録されると共に、出力時に使用されるプロトコル(Layer2プロトコル)が登録されている。
具体的には、図3に示すように、ネットワークアドレス、出力IF番号、プロトコル種別としてIPoEが選択された場合におけるルーティング種別(直接/間接ルーティング)、IPoEでルーティング種別として間接ルーティングが選択された場合における宛先IPアドレス(ネクストホップIPアドレス)、出力時に使用されるプロトコル(Layer2プロトコル)及びPPPoEセッションインデックスが対応づけられている。
デフォルトルートテーブル107に登録された情報は、IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル106におけるネットワークアドレスが、発信IPアドレスに置換されている点でIPoE/PPPoEフォワーディングテーブル106と相違する。
具体的には、図4に示すように、発信IPアドレス、出力IF番号、プロトコル種別としてIPoEが選択された場合におけるルーティング種別(直接/間接ルーティング)、IPoEでルーティング種別として間接ルーティングが選択された場合における宛先IPアドレス(ネクストホップIPアドレス)、出力時に使用するプロトコル種別(Layer2プロトコル)及びプロトコル種別としてPPPoEが選択された場合におけるPPPoEセッションインデックスが対応づけられている。
なお、ARPテーブル108、PPPoEセッションテーブル109は、それぞれ上述した図14、図18で説明したものと同様の情報を含むものであるため、その説明を省略する。なお、通常、ARPテーブル108における発信MACアドレスは、ゲートウェイ装置100のMACアドレスが用いられるため、全てのエントリで同一となる。したがって、発信MACアドレスをARPテーブル108上に設けず、1つのレジスタで記憶する方式も採用してもよい。
以下、上記構成を有する本ゲートウェイ装置100の動作について説明する。ここでは、フレーム送受信部101にIPoEフレームが入力された場合と、PPPoEフレームが入力された場合とに分けて説明する。
フレーム送受信部101にいずれかのフレームが入力されると、IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部103においてそのフレームの構造が認識される。認識されたそのフレームの構造はフォワーディング制御部105に渡される。
入力されたフレームがIPoEフレームの場合には、フォワーディング制御部105は、IPoEフレーム上のIPパケットのIPヘッダの発信IPアドレスと、デフォルトルートテーブル107に登録されたIPアドレスとの比較を行う。
IPヘッダの発信IPアドレスと同一の発信IPアドレスがデフォルトルートテーブル107にあった場合には、その発信IPアドレスに対応づけられた出力IF番号、出力時に使用するプロトコル種別(PPPoEとIPoE)を取得する。ただし、当該IPヘッダの宛先IPアドレスとIPoE/PPPoEフォワーディングテーブル106に登録されたネットワークアドレスとの比較を行い、ネットワークアドレスが一致するエントリがあった場合には、そのエントリに登録されている出力IF番号、出力時に使用するプロトコル種別(PPPoEとIPoE)に置き換える。取得したプロトコル種別がIPoEの場合には、ルーティング種別(間接ルーティングと直接ルーティング)を取得し、さらに間接ルーティングである場合には、宛先IPアドレス(ネクストホップIPアドレス)も取得する。なお、直接ルーティングである場合には、IPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスが取得される。一方、取得したプロトコル種別がPPPoEの場合には、PPPoEセッションインデックスを取得する。
取得したプロトコル種別がIPoEである場合には、フォワーディング制御部105は、取得した宛先IPアドレスを用いてARPテーブル108を検索し、宛先MACアドレスを取得する。取得された宛先MACアドレスは、IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104に渡される。
IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104は、この宛先MACアドレスを用いてIPoEフレームを組み直す。組み直されたIPoEフレームは、フレーム送受信部1102に渡され、フレーム送受信部102から出力される。
一方、取得したプロトコル種別がPPPoEである場合には、PPPoEセッションインデックスを用いてPPPoEセッションテーブル109を検索し、発信MACアドレス、宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDなどのPPPoEフレームを生成するための情報を検索する。この検索結果は、IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104に渡される。
IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104は、この検索結果に基づいてIPoEフレームをPPPoEフレームに組み直す。組み直されたPPPoEフレームは、フレーム送受信部102に渡され、フレーム送受信部102から出力される。
一方、入力されたフレームがPPPoEフレームの場合には、フォワーディング制御部105は、PPPoEフレームのPPPoEヘッダ情報とPPPoEセッションテーブル109のエントリを比較する。
PPPoEセッションテーブル109に登録されたエントリがPPPoEフレームのPPPoEヘッダ情報と一致した場合には、PPPoEフレーム上のIPパケットのIPヘッダの宛先IPアドレスと、IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル106に登録されたネットワークアドレスとの比較を行う。
ヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと同一のネットワークアドレスがあった場合には、そのネットワークアドレスに対応づけられた出力IF番号、出力時に使用するプロトコル種別(PPPoEとIPoE)を取得する。取得したプロトコル種別がIPoEの場合には、ルーティング種別(間接ルーティングと直接ルーティング)を取得し、さらに間接ルーティングの場合には、宛先IPアドレス(ネクストホップIPアドレス)も取得する。なお、直接ルーティングである場合には、IPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスが取得される。一方、取得したプロトコル種別がPPPoEの場合には、PPPoEセッションインデックスを取得する。
取得したプロトコル種別がIPoEである場合には、フォワーディング制御部105は、取得した宛先IPアドレスを用いてARPテーブル108を検索し、宛先MACアドレスを取得する。取得された宛先MACアドレスは、IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104に渡される。
IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104は、この宛先MACアドレスを用いてPPPoEフレームをIPoEフレームに組み直す。組み直されたIPoEフレームは、フレーム送受信部102に渡され、フレーム送受信部102から出力される。
一方、取得したプロトコル種別がPPPoEである場合には、PPPoEセッションインデックスを用いてPPPoEセッションテーブル109を検索し、発信MACアドレス、宛先MACアドレス、PPPoEセッションIDなどのPPPoEフレームを生成するための情報を検索する。この検索結果は、IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104に渡される。
IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104は、この検索結果に基づいてPPPoEフレームを組み直す。組み直されたPPPoEフレームは、フレーム送受信部102に渡され、フレーム送受信部102から出力される。
このように実施の形態1のゲートウェイ装置100によれば、フォワーディング制御部105が入力されたフレームのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスに対応するネットワークアドレスに応じて出力時に使用するプロトコル(IPoE又はPPoE)の種別を選択し、そのプロトコルの種別がPPPoEの場合には、そのPPPoEセッションも選択する。したがって、入力されたフレームの宛先のネットワークに応じてIPoEとPPPoEとの間でプロトコルを使い分けることができると共に、プロトコルがPPPoEの場合にはPPPoEセッションを使い分けることができる。
また、通常のネットワークアドレスが検索されなかった場合、フォワーディング制御部105は、発信IPアドレスを用いて出力時に使用するプロトコル(IPoE/PPPoE)の種別を選択し、さらにそのプロトコル種別がPPPoEの場合にはセッションも選択する。これにより、発信IPアドレスを用いて端末が識別されるので、端末毎に通常のネットワークアドレスが検索されない場合に使用するプロトコル(IPoE/PPPoE)の種別を選択することができ、さらにそのプロトコル種別がPPPoEの場合にはPPPoEセッションも選択できる。したがって、端末毎にISPを使い分けるようなことができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係るゲートウェイ装置500の構成を示す図である。図6は、実施の形態2に係るゲートウェイ装置500が接続されるネットワーク構成例を示す図である。なお、図5において、図1と同一の符号を付したものは同様の機能を有するものとし、その説明を省略する。
本ゲートウェイ装置500の一方のインタフェースには、図6に示すように、プロトコルとしてIPoEを使用したネットワーク601〜603やプロトコルとしてPPPoEを使用したネットワーク604が接続されている。ゲートウェイ装置500は、ネットワーク601〜603上にそれぞれ配置されたゲートウェイ605〜607並びにネットワーク604上に配置されたPPPoEサーバ608と通信を行う。また、他方のインタフェースには、プロトコルとしてIPoEを使用してPCなどの端末609及び610、並びにプロトコルとしてPPPoEを使用してPCなどの端末611が接続されている。
図5に示す本ゲートウェイ装置500において、フォワーディング制御部501は、入力されたIPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスに基づいてIPoEフレーム又はPPPoEフレームの出力を制御する一方、入力されたPPPoEフレームのPPPoEヘッダ情報に基づいてIPoEフレーム又はPPPoEフレームの出力を制御する。IPoEフレーム又はPPPoEフレームの出力を制御する際、フォワーディング制御部501は、IPoEフォワーディングテーブル502、ARPテーブル108及びPPPoEプロキシテーブル503を用いる。
なお、IPoEフォワーディングテーブル502は、上述した図13で説明したものと同様の情報を含むものであるため、その説明を省略する。
PPPoEプロキシテーブル503は、図7に示すように、入力IF番号、発信MACアドレス(1)、宛先MACアドレス(1)、PPPoEセッションID(1)、出力IF番号、発信MACアドレス(2)、宛先MACアドレス(2)及びPPPoEセッションID(2)が対応づけられている。
なお、通常、宛先MACアドレス(1)及び発信MACアドレス(2)には、ゲートウェイ装置500のMACアドレスが用いられるため、全てのエントリで同一の値となる。したがって、PPPoEプロキシテーブル503に入力側の宛先MACアドレス(1)、出力側の発信MACアドレス(2)のエリアを設けず、ゲートウェイ装置500のMACアドレスとして別レジスタにしてもよい。
以下、上記構成を有する本ゲートウェイ装置500の動作について説明する。ここでは、フレーム送受信部101にIPoEフレームが入力された場合と、PPPoEフレームが入力された場合とに分けて説明する。
フレーム送受信部101にいずれかのフレームが入力されると、IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部103においてそのフレームの構造が認識される。認識されたそのフレームの構造はフォワーディング制御部501に渡される。
入力されたフレームがIPoEフレームの場合には、フォワーディング制御部501は、IPoEフレーム上のIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと、IPoEフォワーディングテーブル502に登録されたネットワークアドレスとの比較を行う。
ヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと同一のネットワークアドレスがあった場合には、そのネットワークアドレスに対応づけられた出力IF番号、ルーティング種別の情報(直接ルーティングであるか間接ルーティングであるかの情報)を取得し、さらに間接ルーティングである場合には、宛先IPアドレス(ネクストホップIPアドレス)も取得する。なお、直接ルーティングの場合にはIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスが取得される。
続いて、フォワーディング制御部501は、出力宛先IPアドレスを用いてARPテーブル108を検索し、宛先MACアドレスを取得する。取得された宛先MACアドレスは、IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104に渡される。
IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104は、この宛先MACアドレスを用いてIPoEフレームを組み直す。組み直されたIPoEフレームは、フレーム送受信部102に渡され、フレーム送受信部102から出力される。
一方、入力されたフレームがPPPoEフレームの場合には、フォワーディング制御部501は、PPPoEフレームのPPPoEヘッダの情報を用いてPPPoEプロキシテーブル503のエントリとの比較を行う。
PPPoEプロキシテーブル503に登録されたエントリがPPPoEフレームのPPPoEヘッダの情報と一致した場合には、PPPoEプロキシテーブル503から出力IF番号、発信MACアドレス、宛先MACアドレス、PPPoEセッションIDなどのPPPoEフレームを生成するための情報を検索する。この検索結果は、IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104に渡される。
IPoEフレーム組立/分解部104は、この検索結果に基づいてPPPoEフレームを組み直す。組み直されたPPPoEフレームは、フレーム送受信部102に渡され、フレーム送受信部102から出力される。
このように実施の形態2のゲートウェイ装置500によれば、入力されたIPoEフレームのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスに対応するネットワークアドレスに応じてIPoEフレームを転送する。一方、入力されたPPPoEフレームを、PPPoEプロキシテーブル503に登録された情報に応じて、プロトコルとしてPPPoEを使用するネットワークに中継する。このため、主にプロトコルとしてIPoEを使用するネットワークにおいても、端末からのプロトコルの選択に応じて、柔軟にPPPoEを使用したネットワークへのアクセスに対処することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3に係るゲートウェイ装置800は、実施の形態1及び実施の形態2の双方の機能を併せ持つものである。図8は、本発明の実施の形態3に係るゲートウェイ装置800の構成を示す図である。図9は、実施の形態3に係るゲートウェイ装置800が接続されるネットワーク構成例を示す図である。なお、図8において、図1及び図5と同一の符号を付したものは同様の機能を有するものとし、その説明を省略する。
本ゲートウェイ装置800の一方のインタフェースには、図9に示すように、プロトコルとしてIPoEを使用したネットワーク901やプロトコルとしてPPPoEを使用したネットワーク902〜904が接続されている。ゲートウェイ装置800は、ネットワーク901上に配置されたゲートウェイ905並びにネットワーク902〜904上にそれぞれ配置されたPPPoEサーバ906〜908と通信を行う。また、他方のインタフェースには、プロトコルとしてIPoEを使用してPCなどの端末909及び910、並びにプロトコルとしてPPPoEを使用してPCなどの端末911が接続されている。
図8に示すゲートウェイ装置800において、フォワーディング制御部801は、入力されたIPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる発信IPアドレス又は宛先IPアドレスに基づいてIPoEフレーム又はPPPoEフレームの出力を制御する一方、入力されたPPPoEフレームのPPPoEヘッダ情報に基づいてIPoEフレーム又はPPPoEフレームの出力を制御する。IPoEフレーム又はPPPoEフレームの出力を制御する際、フォワーディング制御部801は、IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル106、デフォルトルートテーブル107、ARPテーブル108、PPPoEセッションテーブル109及びPPPoEプロキシテーブル503を用いる。
以下、上記構成を有する本ゲートウェイ装置800の動作について説明する。ここでは、フレーム送受信部101にIPoEフレームが入力された場合と、PPPoEフレームが入力された場合とに分けて説明する。
フレーム送受信部101にいずれかのフレームが入力されると、IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部103においてそのフレームの構造が認識される。認識されたそのフレームの構造はフォワーディング制御部801に渡される。
入力されたフレームがIPoEフレームの場合には、フォワーディング制御部801は、IPoEフレーム上のIPパケットのヘッダ情報に含まれる発信IPアドレスと、デフォルトルートテーブル107に登録されたIPアドレスとの比較を行う。
IPヘッダの発信IPアドレスと同一の発信IPアドレスがデフォルトルートテーブル107にあった場合には、そのIPアドレスに対応づけられた出力IF番号、出力時に使用するプロトコル種別(PPPoEとIPoE)を取得する。ただし、当該IPヘッダの宛先IPアドレスとIPoE/PPPoEフォワーディングテーブル106に登録されたネットワークアドレスとの比較を行い、ネットワークアドレスが一致するエントリがあった場合には、そのエントリに登録されている出力IF番号、出力時に使用するプロトコル種別(PPPoEとIPoE)に置き換える。取得したプロトコル種別がIPoEの場合には、ルーティング種別(間接ルーティングと直接ルーティング)を取得し、さらに間接ルーティングである場合には、宛先IPアドレス(ネクストホップIPアドレス)も取得する。なお、直接ルーティングである場合には、IPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスが取得される。一方、取得したプロトコル種別がPPPoEの場合には、PPPoEセッションインデックスを取得する。
取得したプロトコル種別がIPoEである場合には、フォワーディング制御部801は、宛先IPアドレスを用いてARPテーブル108を検索し、宛先MACアドレスを取得する。取得された宛先MACアドレスは、IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104に渡される。
IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104は、この宛先MACアドレスを用いてIPoEフレームを組み直す。組み直されたIPoEフレームは、フレーム送受信部1102に渡され、フレーム送受信部102から出力される。
一方、取得したプロトコル種別がPPPoEである場合には、PPPoEセッションインデックスを用いてPPPoEセッションテーブル109を検索し、発信MACアドレス、宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDなどのPPPoEフレームを生成するための情報を検索する。この検索結果は、IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104に渡される。
IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104は、この検索結果に基づいてIPoEフレームをPPPoEフレームに組み直す。組み直されたPPPoEフレームは、フレーム送受信部102に渡され、フレーム送受信部102から出力される。
入力されたフレームがPPPoEフレームの場合には、フォワーディング制御部801は、PPPoEフレームのPPPoEヘッダの情報を用いてPPPoEプロキシテーブル503のエントリとの比較を行う。
PPPoEプロキシテーブル503に登録されたエントリがPPPoEフレームのPPPoEヘッダの情報と一致した場合には、フォワーディング制御部801は、PPPoEプロキシテーブル503から出力IF番号、発信MACアドレス、宛先MACアドレス、PPPoEセッションIDなどのPPPoEフレームを生成するための情報を検索する。この検索結果は、IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104に渡される。
IPoEフレーム組立/分解部104は、この検索結果に基づいてPPPoEフレームを組み直す。組み直されたPPPoEフレームは、フレーム送受信部102に渡され、フレーム送受信部102から出力される。
一方、PPPoEプロキシテーブル503に登録されたエントリがPPPoEフレームのPPPoEヘッダの情報と一致しなかった場合には、フォワーディング制御部801は、PPPoEフレームのPPPoEヘッダ情報とPPPoEセッションテーブル109のエントリの比較を行う。
PPPoEセッションテーブル109に登録されたエントリがPPPoEフレームのPPPoEヘッダの情報と一致した場合には、フォワーディング制御部801は、PPPoEフレーム上のIPパケットのIPヘッダの発信IPアドレスと、デフォルトルートテーブル107に登録されたIPアドレスとの比較を行う。
IPヘッダの発信IPアドレスと同一の発信IPアドレスがデフォルトルートテーブル107にあった場合には、そのIPアドレスに対応づけられた出力IF番号、出力時に使用するプロトコル(PPPoE/IPoE)の種別を取得する。ただし、当該IPヘッダの宛先IPアドレスとIPoE/PPPoEフォワーディングテーブル106に登録されたネットワークアドレスとの比較を行い、ネットワークアドレスが一致するエントリがあった場合には、そのエントリに登録されている出力IF番号、出力時に使用するプロトコル種別(PPPoEとIPoE)に置き換える。取得したプロトコル種別がIPoEの場合には、ルーティング種別(間接ルーティングと直接ルーティング)を取得し、さらに間接ルーティングの場合には、宛先IPアドレス(ネクストホップIPアドレス)も取得する。なお、直接ルーティングである場合にはIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスが取得される。一方、取得したプロトコル種別がPPPoEの場合には、PPPoEセッションインデックスを取得する。
取得したプロトコル種別がIPoEである場合には、フォワーディング制御部801は、取得した宛先IPアドレスを用いてARPテーブル108を検索し、宛先MACアドレスを取得する。取得された宛先MACアドレスは、IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104に渡される。
IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104は、この宛先MACアドレスを用いてPPPoEフレームをIPoEフレームに組み直す。組み直されたIPoEフレームは、フレーム送受信部102に渡され、フレーム送受信部102から出力される。
一方、取得したプロトコル種別がPPPoEである場合には、PPPoEセッションインデックスを用いてPPPoEセッションテーブル109を検索し、発信MACアドレス、宛先MACアドレス、PPPoEセッションIDなどのPPPoEフレームを生成するための情報を検索する。この検索結果は、IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104に渡される。
IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部104は、この検索結果に基づいてPPPoEフレームを組み直す。組み直されたPPPoEフレームは、フレーム送受信部102に渡され、フレーム送受信部102から出力される。
このように実施の形態3のゲートウェイ装置800によれば、フォワーディング制御部801が入力されたフレームのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスに対応するネットワークアドレスに応じて出力時に使用するプロトコル(IPoE又はPPoE)の種別を選択し、そのプロトコルの種別がPPPoEの場合には、そのPPPoEセッションも選択する。したがって、入力されたフレームの宛先のネットワークに応じてIPoEとPPPoEとの間でプロトコルを使い分けることができると共に、プロトコルがPPPoEの場合にはPPPoEセッションを使い分けることができる。
また、実施の形態3のゲートウェイ装置800によれば、通常のネットワークアドレスが検索されなかった場合、フォワーディング制御部801は、発信IPアドレスを用いて出力時に使用するプロトコル(IPoE/PPPoE)の種別を選択し、さらにそのプロトコル種別がPPPoEの場合にはセッションも選択する。これにより、発信IPアドレスを用いて端末を識別されるので、端末毎に通常のネットワークアドレスが検索されない場合に使用するプロトコル(IPoE/PPPoE)の種別を選択することができ、さらにそのプロトコル種別がPPPoEの場合にはPPPoEセッションも選択できる。したがって、端末毎にISPを使い分けるようなことができる。
さらに、実施の形態3のゲートウェイ装置800によれば、端末から入力されたPPPoEフレームをネットワークに中継することができる。したがって、端末がプロトコルを使い分けることにより、IPoE/PPPoE及びPPPoEセッションを選択することができる。このため、ゲートウェイ装置800に登録されている以外のPPPoEセッションについて端末から直接PPPoEでネットワークとリンクを張ることができる。
なお、ローカルIPアドレスとグローバルIPアドレスとを使い分けるネットワークに本ゲートウェイ装置100(500,800)を適用する場合には、本ゲートウェイ装置において図10に示すようなアドレス変換テーブルを用いて、相互にローカルIPアドレスとグローバルIPアドレスとのアドレス変換を行うようにすればよい。
また、本発明は、当業者に明らかなように、上記実施の形態に記載した技術に従ってプログラムされた一般的な市販のデジタルコンピュータおよびマイクロプロセッサを使って実施することができる。また、当業者に明らかなように、本発明は、上記実施の形態に記載した技術に基づいて当業者により作成されるコンピュータプログラムを包含する。
また、本発明を実施するコンピュータをプログラムするために使用できる命令を含む記憶媒体であるコンピュータプログラム製品が本発明の範囲に含まれる。この記憶媒体は、フロッピー(R)ディスク、光ディスク、CDROM及び磁気ディスク等のディスク、ROM、RAM、EPROM、EEPROM、磁気光カード、メモリカードまたはDVD等であるが、特にこれらに限定されるものではない。
本発明は、接続された端末が、PPPoEとIPoEとの間で使用するプロトコルを選択すると共に、複数のPPPoEセッションを同時に選択することができるパケット転送装置及びその制御方法として有用である。
本発明の実施の形態1に係るゲートウェイ装置の構成を示す図 実施の形態1に係るゲートウェイ装置が接続されるネットワーク構成例を示す図 実施の形態1に係るゲートウェイ装置が備えるIPoE/PPPoEフォワーディングテーブルの構成を示す図 実施の形態1に係るゲートウェイ装置が備えるデフォルトルートテーブルの構成を示す図 本発明の実施の形態2に係るゲートウェイ装置の構成を示す図 実施の形態2に係るゲートウェイ装置が接続されるネットワーク構成例を示す図 実施の形態2に係るゲートウェイ装置が備えるPPPoEプロキシテーブルの構成を示す図 本発明の実施の形態3に係るゲートウェイ装置の構成を示す図 実施の形態3に係るゲートウェイ装置が接続されるネットワーク構成例を示す図 本発明の実施の形態1〜3に係るゲートウェイが備えるアドレス変換テーブルの構成を示す図 従来のIPoEにのみ対応可能なゲートウェイ装置の構成を示す図 従来のIPoEにのみ対応可能なゲートウェイ装置が接続されるネットワーク構成例を示す図 従来のゲートウェイ装置が備えるIPoEフォワーディングテーブルの構成を示す図 従来のゲートウェイ装置が備えるARPテーブルの構成を示す図 従来のPPPoEに対応可能なゲートウェイ装置の構成を示す図 従来のPPPoEに対応可能なゲートウェイ装置が接続されるネットワーク構成例を示す図 従来のゲートウェイ装置が備えるPPPoEフォワーディングテーブルの構成を示す図 従来のゲートウェイ装置が備えるPPPoEセッションテーブルの構成を示す図
符号の説明
100,500,800 ゲートウェイ装置
101,102 フレーム送受信部
103,104 IPoE/PPPoEフレーム組立/分解部
105,501,801 フォワーディング制御部
106 IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル
107 デフォルトルートテーブル
108 ARPテーブル
502 IPoEフォワーディングテーブル
503 PPPoEプロキシテーブル

Claims (12)

  1. 入力されたフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと一致するIPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスに応じてプロトコル種別を選択し、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する宛先IPアドレスとARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいてIPoEフレームの出力を制御し、かつ、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する検索インデックスにPPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいてPPPoEフレームの出力を制御し、
    前記ヘッダ情報に含まれる前記宛先IPアドレスが前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のエントリと一致しなかった場合には前記ヘッダ情報に含まれる発信IPアドレスと一致するデフォルトルートテーブル上の発信IPアドレスに応じて前記プロトコル種別を選択し、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する宛先IPアドレスと前記ARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいて前記IPoEフレームの出力を制御し、かつ、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する検索インデックスに前記PPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいて前記PPPoEフレームの出力を制御する制御手段を具備することを特徴とするパケット転送装置。
  2. ネットワークアドレス、プロトコル種別、IPoEで用いられる宛先IPアドレス及びPPPoEで用いられるPPPoEセッションの検索インデックスが登録されたIPoE/PPPoEフォワーディングテーブルと、前記検索インデックス、宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDが登録されたPPPoEセッションテーブルと、前記宛先IPアドレス及び前記宛先MACアドレスが登録されたARPテーブルと、発信IPアドレス、前記プロトコル種別、IPoEで用いられる前記宛先IPアドレス及びPPPoEで用いられるPPPoEセッションの前記検索インデックスが登録されたデフォルトルートテーブルと、各種の前記テーブルを用いて入力されたフレームの出力を制御する制御手段と、を具備し、
    前記制御手段は、入力されたフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと一致する前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスに応じてプロトコル種別を選択し、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する宛先IPアドレスと前記ARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいてIPoEフレームの出力を制御し、かつ、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する検索インデックスに前記PPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいてPPPoEフレームの出力を制御するパケット転送装置であって、
    前記ヘッダ情報に含まれる前記宛先IPアドレスが前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のエントリと一致しなかった場合には前記制御手段は前記ヘッダ情報に含まれる発信IPアドレスと一致する前記デフォルトルートテーブル上の発信IPアドレスに応じて前記プロトコル種別を選択し、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する宛先IPアドレスと前記ARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいてIPoEフレームの出力を制御し、かつ、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する検索インデックスに前記PPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいて前記PPPoEフレームの出力を制御することを特徴とするパケット転送装置。
  3. 前記制御手段は、PPPoEフレームが入力された場合には前記PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEセッションテーブルに登録されている場合に前記PPPoEフレームのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスとの比較を行い、かつ、IPoEフレームが入力された場合には前記IPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスとの比較を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパケット転送装置。
  4. 入力側と出力側の発信MACアドレス、宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDが登録されたPPPoEプロキシテーブルをさらに具備し、
    前記制御手段は、PPPoEフレームが入力された場合であって当該PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEプロキシテーブルに登録されている場合には当該エントリに登録された前記出力側の宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいてPPPoEフレームの出力を制御し、かつ、PPPoEフレームが入力された場合であって当該PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEプロキシテーブルに登録されていない場合には当該PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEセッションテーブルに登録されている場合に当該PPPoEフレームのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスとの比較を行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のパケット転送装置。
  5. 入力されたフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと一致するIPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスに応じてプロトコル種別を選択し、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する宛先IPアドレスとARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいてIPoEフレームの出力を制御し、かつ、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する検索インデックスにPPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいてPPPoEフレームの出力を制御し、
    前記ヘッダ情報に含まれる前記宛先IPアドレスが前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のエントリと一致しなかった場合には前記ヘッダ情報に含まれる発信IPアドレスと一致するデフォルトルートテーブル上の発信IPアドレスに応じて前記プロトコル種別を選択し、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する宛先IPアドレスと前記ARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいて前記IPoEフレームの出力を制御し、かつ、選択されたプロトコル種別がPPPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する検索インデックスに前記PPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいて前記PPPoEフレームの出力を制御することを特徴とするパケット転送装置の制御方法。
  6. ネットワークアドレス、プロトコル種別、IPoEで用いられる宛先IPアドレス及びPPPoEで用いられるPPPoEセッションの検索インデックスが登録されたIPoE/PPPoEフォワーディングテーブルと、前記検索インデックス、宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDが登録されたPPPoEセッションテーブルと、前記宛先IPアドレス及び前記宛先MACアドレスが登録されたARPテーブルと、発信IPアドレス、前記プロトコル種別、IPoEで用いられる前記宛先IPアドレス及びPPPoEで用いられるPPPoEセッションの前記検索インデックスが登録されたデフォルトルートテーブルと、を具備するパケット転送装置の制御方法において、
    入力されたフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと一致する前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスに応じてプロトコル種別を選択し、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する宛先IPアドレスと前記ARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいてIPoEフレームの出力を制御し、かつ、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する検索インデックスに前記PPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいてPPPoEフレームの出力を制御するパケット転送装置の制御方法であって、
    前記ヘッダ情報に含まれる前記宛先IPアドレスが前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のエントリと一致しなかった場合には前記ヘッダ情報に含まれる発信IPアドレスと一致する前記デフォルトルートテーブル上の発信IPアドレスに応じて前記プロトコル種別を選択し、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する宛先IPアドレスと前記ARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいてIPoEフレームの出力を制御し、かつ、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する検索インデックスに前記PPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいて前記PPPoEフレームの出力を制御することを特徴とするパケット転送装置の制御方法。
  7. PPPoEフレームが入力された場合には前記PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEセッションテーブルに登録されている場合に前記PPPoEフレームのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスとの比較を行い、かつ、IPoEフレームが入力された場合には前記IPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスとの比較を行うことを特徴とする請求項5又は請求項6記載のパケット転送装置の制御方法。
  8. 入力側と出力側の発信MACアドレス、宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDが登録されたPPPoEプロキシテーブルをさらに具備するパケット転送装置の制御方法において、
    PPPoEフレームが入力された場合であって当該PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEプロキシテーブルに登録されている場合には当該エントリに登録された前記出力側の宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいてPPPoEフレームの出力を制御し、かつ、PPPoEフレームが入力された場合であって当該PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEプロキシテーブルに登録されていない場合には当該PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEセッションテーブルに登録されている場合に当該PPPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスとの比較を行うことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載のパケット転送装置の制御方法。
  9. 入力されたフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと一致するIPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスに応じてプロトコル種別を選択する手順と、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する宛先IPアドレスとARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいてIPoEフレームの出力を制御する手順と、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する検索インデックスにPPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいてPPPoEフレームの出力を制御する手順と、
    前記ヘッダ情報に含まれる前記宛先IPアドレスが前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のエントリと一致しなかった場合には前記ヘッダ情報に含まれる発信IPアドレスと一致するデフォルトルートテーブル上の発信IPアドレスに応じて前記プロトコル種別を選択する手順と、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する宛先IPアドレスと前記ARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいて前記IPoEフレームの出力を制御する手順と、選択されたプロトコル種別がPPPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する検索インデックスに前記PPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいて前記PPPoEフレームの出力を制御する手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とするパケット転送装置の制御プログラム。
  10. ネットワークアドレス、プロトコル種別、IPoEで用いられる宛先IPアドレス及びPPPoEで用いられるPPPoEセッションの検索インデックスが登録されたIPoE/PPPoEフォワーディングテーブルと、前記検索インデックス、宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDが登録されたPPPoEセッションテーブルと、前記宛先IPアドレス及び前記宛先MACアドレスが登録されたARPテーブルと、発信IPアドレス、前記プロトコル種別、IPoEで用いられる前記宛先IPアドレス及びPPPoEで用いられるPPPoEセッションの前記検索インデックスが登録されたデフォルトルートテーブルと、を具備するパケット転送装置において、
    入力されたフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと一致する前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスに応じてプロトコル種別を選択する手順と、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する宛先IPアドレスと前記ARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいてIPoEフレームの出力を制御する手順と、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には前記ネットワークアドレスに対応する検索インデックスに前記PPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいてPPPoEフレームの出力を制御する手順と、を実行させるためのパケット転送装置の制御プログラムであって、
    前記ヘッダ情報に含まれる前記宛先IPアドレスが前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のエントリと一致しなかった場合には前記ヘッダ情報に含まれる発信IPアドレスと一致する前記デフォルトルートテーブル上の発信IPアドレスに応じて前記プロトコル種別を選択する手順と、選択された前記プロトコル種別がIPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する宛先IPアドレスと前記ARPテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレスに基づいて前記IPoEフレームの出力を制御する手順と、選択された前記プロトコル種別がPPPoEの場合には当該発信IPアドレスに対応する検索インデックスに前記PPPoEセッションテーブル上で対応づけられた宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいて前記PPPoEフレームの出力を制御する手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とするパケット転送装置の制御プログラム。
  11. PPPoEフレームが入力された場合には前記PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEセッションテーブルに登録されている場合に前記PPPoEフレームのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスとの比較を行う手順と、IPoEフレームが入力された場合には前記IPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスとの比較を行う手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項9又は請求項10記載のパケット転送装置の制御プログラム。
  12. 入力側と出力側の発信MACアドレス、宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDが登録されたPPPoEプロキシテーブルをさらに具備するパケット転送装置において、
    PPPoEフレームが入力された場合であって当該PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEプロキシテーブルに登録されている場合には当該エントリに登録された前記出力側の宛先MACアドレス及びPPPoEセッションIDに基づいてPPPoEフレームの出力を制御する手順と、PPPoEフレームが入力された場合であって当該PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEプロキシテーブルに登録されていない場合には当該PPPoEフレームのヘッダ情報と一致するエントリが前記PPPoEセッションテーブルに登録されている場合に当該PPPoEフレームのIPパケットのヘッダ情報に含まれる宛先IPアドレスと前記IPoE/PPPoEフォワーディングテーブル上のネットワークアドレスとの比較を行う手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項9から請求項11のいずれかに記載のパケット転送装置の制御プログラム。
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