JP2005211207A - 人工呼吸用マスク - Google Patents

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淳 小野里
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Abstract

【課題】傷病人の顔面に対してマスクを装着する際、傷病人の顔面に対するソフトな密着性と空気漏れを少なくし、更に繰返し使用する際の高温減菌処理を可能とした人工呼吸用マスクを提供する。
【解決手段】マスクベース部3は、顔面の凹凸面に対して追従した状態で当接する低硬度の樹脂またはゴム材料(例えば、シリコーン系樹脂材料)により形成され、マスクベース部3の内部には、傷病人Xの鼻,口廻りの顔面に対してマスクベース部3を装着する際、傷病人Xの顔面に対するソフトな密着性と空気漏れを少なくして装着できるように環状または分割された空洞部4を形成し、この空洞部4内に充填材5が充填して密封してある。またマスクベース部3の樹脂またはゴム材料として、表面にベタ付きがないシリコーン系樹脂材料で、耐スチーム性が100℃以上で、かつかつJIS A ゴム硬度が、1〜10の間に設定したものを使用し、これにより繰返し使用する場合でも、110℃前後の高温減菌処理を容易に行うことが出来る。
【選択図】 図1

Description

この発明は、特に医療用として使用される人工呼吸用マスクに係わり、更に詳しくはマスクを把持して傷病人に対して装着する際、傷病人の顔に対するソフトな密着性と空気漏れを少なくし、更に繰返し使用する際の減菌処理を可能とした人工呼吸用マスクに関するものである。
従来、病気や事故等により呼吸が停止した傷病人に対して、呼吸の補助を行うための人工呼吸用マスクが数多く提案されている。一般の人工呼吸用マスクは、鼻先近傍及び鼻骨近傍と、両頬部及び口との周囲を気密的に覆うように断面略ドーム状(または断面略楕円状)に形成されており、このマスク中央の略上面には、ポンプのホースと接続させる給排気用ホース接続口が設けられている(特許文献1参照)。
また、このような従来の人工呼吸用マスクは、傷病人の口及び鼻の周囲の顔面に対して装着する際、傷病人の顔に対してソフトで密着性を良くするためにゴム状弾性材料により構成されており、更に送気漏れを少なくするための工夫がなされている。
一方、繰返し使用される医療用の人工呼吸用マスクでは、消毒のためにスチーム等で減菌処理を施すことがあった。人工呼吸用マスクは、上記のように送気漏れ等を考慮した場合、構成材料となるゴム状弾性材料はできるだけ柔らかく、できれば充填材等で構成することが好ましい。
しかし、このような材質のものは、表面がベタ付くために、その表面層を耐熱性の低い薄いフィルムで覆った構成となっており、従って、繰返し使用する場合の高温減菌処理(例えば、110℃前後のスチ−ム処理)を行うことが難しいと言う問題があった。
特開平8−57054号公報(第2〜第4頁、図1)
この発明は、かかる従来の問題点に着目して案出されたもので、傷病人の顔面に対してマスクを装着する際、傷病人の顔面に対するソフトな密着性と空気漏れを少なくし、更に繰返し使用する際の高温減菌処理を可能とした人工呼吸用マスクを提供することを目的とするものである。
この発明は上記目的を達成するため、中央部材の少なくとも一側面側に給排気用ホース接続口を備え、かつ鼻先部及び鼻骨近傍を硬質で透明な熱可塑性樹脂材料で形成したマスク支持部と、両頬部及び口との周囲の顔面密着部分を低硬度の樹脂またはゴム材料で形成したマスクベース部とで断面略ドーム状に形成した人工呼吸用マスクであって、前記低硬度の樹脂またはゴム材料で形成したマスクベース部の内部に、環状または分割された空洞部を形成し、この空洞部内に充填材を充填して密封したことを要旨とするものである。
ここで、前記マスクベース部の樹脂またはゴム材料として、表面にベタ付きがない材料を使用し、また前記マスクベース部の樹脂またはゴム材料は、耐スチーム性が100℃以上で、かつJIS A ゴム硬度が、1〜10の間に設定するものである。
前記充填材としては、例えば、シリコーンオイルを使用し、また前記マスクベース部の空洞部内に充填材を充填して密封した後、マスクベース部の充填材を合わせたゴム硬度が、アスカーCで1〜20の間に設定するものである。
このように、低硬度の樹脂またはゴム材料で形成したマスクベース部の内部に、環状または分割された空洞部を形成し、この空洞部内に充填材を充填して密封したことで、傷病人の顔面に対してマスクベース部を装着する際、傷病人の顔面に対するソフトな密着性と空気漏れを少なくでき、またマスクベース部の樹脂またはゴム材料として、表面にベタ付きがないシリコーン系樹脂等の材料を使用し、前記マスクベース部の樹脂またはゴム材料は、耐スチーム性が100℃以上で、かつJIS A ゴム硬度が、1〜10の間に設定するので、繰返し使用する際の高温減菌処理も可能とすることが出来るものである。
この発明は、上記のように中央部材の少なくとも一側面側に給排気用ホース接続口を備え、かつ鼻先部及び鼻骨近傍を硬質で透明な熱可塑性樹脂材料で形成したマスク支持部と、両頬部及び口との周囲の顔面密着部分を低硬度の樹脂またはゴム材料で形成したマスクベース部とで断面略ドーム状に形成した人工呼吸用マスクであって、前記低硬度の樹脂またはゴム材料で形成したマスクベース部の内部に、環状または分割された空洞部を形成し、この空洞部内に充填材を充填して密封したので、傷病人の鼻,口廻りの顔面に対してマスクベース部を装着する際、傷病人の顔面に対するソフトな密着性と空気漏れを少なくして装着できる効果があり、またマスクベース部の樹脂またはゴム材料として、表面にベタ付きがない材料で、耐スチーム性が100℃以上で、かつJIS A ゴム硬度が、1〜10の間に設定するので、繰返し使用する際の高温細菌処理も可能とすることが出来る効果がある。
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。
図1は、この発明を実施した人工呼吸用マスクを傷病人Xに対して装着した状態の側面図、図2は人工呼吸用マスクの上面側から見た斜視図、図3は人工呼吸用マスクの底面側から見た斜視図を示し、前記人工呼吸用マスク1は、傷病人Xの鼻先Na近傍及び鼻骨部Nb近傍を覆う硬質で透明な熱可塑性樹脂材料で形成したマスク支持部2と、両頬部F及び口Mとの顔面密着部分を気密的に覆うように低硬度の樹脂またはゴム材料で形成したマスクベース部3とで断面略ドーム状に形成されている。
前記人工呼吸用マスク1のマスク支持部2とマスクベース部3との製造方法としては、例えば、マスク支持部2を射出成形等により成形する一方、マスクベース部3は、コンプレッション、トランスファー、リム、注型等の成形方法により成形し、接着や物理的嵌合により一体化させたものである。
前記マスクベース部3は、顔面の凹凸面に対して追従した状態で当接する低硬度の樹脂またはゴム材料(例えば、シリコーン系樹脂材料)により形成され、マスクベース部3の内部には、図4に示すように、傷病人Xの鼻,口廻りの顔面に対してマスクベース部3を装着する際、傷病人Xの顔面に対するソフトな密着性と空気漏れを少なくして装着できるように環状または分割された空洞部4を形成し、この空洞部4内に充填材5が充填して密封してある。
なお、この実施形態における充填材とは、充填することによって適度な柔軟性を有するものであれば特に限定されず、液状材料、ゲル状固体材料、発泡材料、粒状の固体材料の集合、それらの組合せ等を挙げることが出来る。
またマスクベース部3の樹脂またはゴム材料として、表面にベタ付きがないシリコーン系樹脂材料で、耐スチーム性が100℃以上で、かつかつJIS A ゴム硬度が、1〜10の間に設定したものを使用し、これにより繰返し使用する場合でも、110℃前後の高温減菌処理を容易に行うことが出来る。
なお、マスクベース部3のJIS A ゴム硬度を1〜10の間に設定することにより、傷病人へ適用して顔面に当接した際ソフトな密着性が得られ、より空気漏れを少なくすることが可能となり好ましい。
更に、マスクベース部3の充填材を合わせたゴム硬度が、アスカーCで1〜20の間に設定することにより、傷病人へ適用した際の顔面への追従性が良く、より空気漏れをするなくすることが可能となり好ましい。なお、アスカーCが1〜20の範囲を外れても特には問題はない。
なお、ゴム系樹脂材料としては、一般周知のCR、NBR、SBR、NR、IR、EPDM、HNBR、シリコーンゴム、フッ素系ゴム等を挙げることが出来、シリコーン系樹脂を選択する場合には、耐久性に優れている材料を選択することが好ましい。
また、前記硬質で透明な樹脂またはゴム材料で形成したマスク支持部2の一側面には、給排気用ホース接続口6が設けられている。更にマスク支持部2は、鼻骨部分Nbを覆う部位を頂点として略三角形状に形成することで、透視部分が狭い形状であっても、拡大レンズ構造にすることで、人工呼吸用マスク1の装着時における傷病人Xの状況を十分に観察し、かつ確認することが出来る。
このように、膨出したマスク支持部2を、鼻骨部分Nbを覆う部位を頂点として略三角形状に形成することで眼部を圧迫することなく保護することが出来、また人工呼吸用マスク1が握り易くなり、人工呼吸用マスク1を装着する際、傷病人Xの気道確保を容易に行うことが出来る。
このように、低硬度の樹脂またはゴム材料で形成したマスクベース部3の内部に、環状または分割された空洞部4を形成し、この空洞部4内に充填材5を充填して密封したことで、傷病人Xの顔面に対してマスクベース部3を装着する際、傷病人の顔面に対するソフトな密着性と空気漏れを少なくでき、またマスクベース部3の樹脂またはゴム材料として、表面にベタ付きがないシリコーン系樹脂材料を使用し、前記マスクベース部の樹脂またはゴム材料は、耐スチーム性が100℃以上で、かつゴム硬度がアスカーCで、1〜10の間に設定するので、繰返し使用する際の高温減菌処理も可能とすることが出来るものである。
この発明を実施した人工呼吸用マスクを傷病人に対して装着した状態の側面図である。 この発明の人工呼吸用マスクの上面側から見た斜視図である。 この発明の人工呼吸用マスクの底面側から見た斜視図である。 図1のA−A矢視断面図である。
符号の説明
1 人工呼吸用マスク
2 マスク支持部
3 マスクベース部
4 空洞部
5 充填材
6 給排気用ホース接続口
X 傷病人 Na 鼻先 Nb 鼻骨部
F 両頬部 M 口

Claims (5)

  1. 中央部材の少なくとも一側面側に給排気用ホース接続口を備え、かつ鼻先部及び鼻骨近傍を硬質で透明な熱可塑性樹脂材料で形成したマスク支持部と、両頬部及び口との周囲の顔面密着部分を低硬度の樹脂またはゴム材料で形成したマスクベース部とで断面略ドーム状に形成した人工呼吸用マスクであって、
    前記低硬度の樹脂またはゴム材料で形成したマスクベース部の内部に、環状または分割された空洞部を形成し、この空洞部内に充填材を充填して密封したことを特徴とする人工呼吸用マスク。
  2. 前記マスクベース部の樹脂またはゴム材料として、表面にベタ付きがない材料を使用した請求項1に記載の人工呼吸用マスク。
  3. 前記マスクベース部の樹脂またはゴム材料は、耐スチーム性が100℃以上で、かつJIS A ゴム硬度が、1〜10の間に設定した請求項1または2に記載の人工呼吸用マスク。
  4. 前記充填材は、シリコーンオイルを使用した請求項1,2または3に記載の人工呼吸用マスク。
  5. 前記マスクベース部の空洞部内に充填材を充填して密封した後、マスクベース部の充填材を合わせたゴム硬度が、アスカーCで1〜20の間に設定した請求項1または2に記載の人工呼吸用マスク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009515672A (ja) * 2005-11-15 2009-04-16 アールアイシー・インベストメンツ・エルエルシー 呼吸マスク
KR101341066B1 (ko) 2012-01-13 2013-12-11 상지대학교산학협력단 설진기의 차폐 장치

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