JP2005206226A - Binding band - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、線材などの結束に使用する結束バンドであり、特に、電子機器などに備えられた複数の電気配線などを束ねる際に、短時間で効率的よく結束することができる作業性に優れた結束バンドに関する。 The present invention is a bundling band used for bundling wires and the like, and in particular, when bundling a plurality of electric wirings provided in an electronic device or the like, it is excellent in workability capable of bundling efficiently in a short time. Related to the unity band.
電子機器などに内蔵された各種機器や構成部品を電気的に接続する際は、一般的に電気配線が用いられており、近年における電子機器においては、特に、種々の機能を有する複数の装置を備えることや、或いは、高電圧なブラウン管などの装置に配線が接触することにより、事故を引き起こすことがないようするために、電子機器に備えられた複数の配線を確実に結束することが求められている。 When electrically connecting various devices and components incorporated in an electronic device or the like, electrical wiring is generally used. In recent electronic devices, in particular, a plurality of devices having various functions are used. In order to prevent accidents caused by wiring or contact with devices such as high-voltage CRTs, it is required to securely bundle a plurality of wirings provided in electronic devices. ing.
そこで、このような課題に対処するために、特許文献1には、複数の電気配線などの物品を束ねたりする結束バンドが開示されている。この特許文献1においては、複数の電気配線などの線材を結束するために、バンド部に巻き付けて束ねられた線材を、バンド部と一体に設けられているバックル部の挿通孔に、バンド部の先端から挿入させて、バンド部を絞り込むことにより線材を束ねている。
しかし、一般的な結束バンドや上述した特許文献1などにおいては、単に、線材を結束することはできるものの、線材などを結束する際に、バンド部に設けられている挿入孔に、バンド部を、そのバンド部の先端から挿入させて、円環状となったバンド部をその先端から徐々に線材に当接するまで絞り込まなければならないので、その作業に時間がかかってしまう。しかも、挿通孔とこの挿通孔に挿入される結束バンドの径が略同寸であることから、バンド部の横幅に対応して比較的小さい挿通孔に結束バンドの先端を挿入するには容易ではないことから、線材などを結束する作業工程に非常に手間と時間が掛かってしまい作業の効率化を図ることができなかった。
However, in the general binding band and the above-described
本発明は、上記背景技術を鑑みてなされたものであり、配線などの線材を結束する作業を、短時間で効率よく行うことができる結束バンドを提供することをその目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described background art, and an object of the present invention is to provide a binding band that can efficiently perform a work for binding wires such as wiring in a short time.
請求項1に係る結束バンドは、離間して等間隔に複数設けられた膨出部と、これら膨出部を一体に連結する連結部とを備えた線状体を設け、この線状体の一端部に該線状体を環状に連結する案内部を一体形成する結束バンドにおいて、前記案内部に前記膨出部を通す挿通孔と、該挿通孔と連通して前記連結部を係止する係止溝とを形成するとともに、前記案内部に、該案内部の外部から前記挿通孔内に前記線状体を挿通する切欠溝を設けたことを特徴とする。
The binding band according to
請求項1の構成によれば、作業者などは、目視により複数の束ねられた線材の径に対応させて、切欠溝から案内部へ直接連結部の所望の箇所を挿通して線状体を案内部の挿通孔に保持することができるので、一般的に用いられる結束バンドのように、複数の線材などを結束する際に、線状体などのバンド部の先端部を、バンド部を係止する挿通孔に挿入して、線材の束のサイズに対応させて徐々移動させながら絞り込んで結束する必要はなく、容易に複数の線材を結束することができる。
According to the configuration of
請求項2に係る結束バンドは、請求項1記載の結束バンドにおいて、前記膨出部は、球体であることを特徴とする。
The binding band according to
請求項2の構成によれば、線状体に球体を形成することにより、複数の線材を強固に結束する際に、線状体の先端側を比較的弱い力で引っ張ったとしても、案内部内に線状体の球体をスムーズにスライドさせて、容易且つ確実に複数の線材の締め込みを行うことができる。
According to the configuration of
請求項3に係る結束バンドは、請求項1又は2記載の結束バンドにおいて、前記切欠溝には、内側に向かうに従って幅を狭く形成した狭幅部を形成し、該狭幅部の幅は、前記連結部の直径より僅かに小さく形成したことを特徴とする。
The binding band according to
請求項3の構成によれば、係止溝に係止された線状体が不測の事態などにより外れてしまったとしても、案内部を撓ませなければ線材を案内部から取り外すことはできないので、線状体が係止溝から外れたとしても、案内部の挿通孔により線材を保持することができる。 According to the configuration of the third aspect, even if the linear body locked in the locking groove has come off due to an unexpected situation or the like, the wire cannot be removed from the guide unless the guide is bent. Even if the linear body comes off the locking groove, the wire can be held by the insertion hole of the guide portion.
請求項1の結束バンドの発明によれば、離間して等間隔に複数設けられた膨出部と、これら膨出部を一体に連結する連結部とを備えた線状体を設け、この線状体の一端部に該線状体を環状に連結する案内部を一体形成する結束バンドにおいて、前記案内部に前記膨出部を通す挿通孔と、該挿通孔と連通して前記連結部を係止する係止溝とを形成するとともに、前記案内部に、該案内部の外部から前記挿通孔内に前記線状体を挿通する切欠溝を設けたことを特徴とする結束バンドを設けたので、一般的に用いられる結束バンドのように、複数の線材などを結束する際に、線状体をその先端部から徐々移動させながら絞り込んで結束する必要がないので、複数の電気配線などを束ねて結束する際に、短時間で効率的よく結束することができ、作業性に優れ生産効率を向上する結束バンドを提供することができる。
According to the invention of the binding band of
請求項2の結束バンドの発明によれば、請求項1において、前記膨出部を、球体としたので、比較的弱い力で引っ張ったとしても、案内部内に線状体の球体をスムーズにスライドさせて、容易且つ確実に複数の線材の締め込みを行うことができ作業性が向上する。
According to the binding band of the present invention, since the bulging portion is a sphere in
請求項3の結束バンドの発明によれば、請求項1又は2において、前記切欠溝には、内側に向かうに従って幅を狭く形成した狭幅部を形成し、該狭幅部の幅は、前記連結部の直径より僅かに小さく形成したので、係止溝に係止された線状体が不測の事態などにより外れてしまったとしても、案内部の挿通孔により線材を確実に保持できすることができる。
According to the invention of the binding band of
以下、本発明を実施するための最良の形態としての実施例を以下の図1〜6を参照しながら説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反しない範囲で、実施例において説明した以外の構成のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。 Hereinafter, an embodiment as the best mode for carrying out the present invention will be described with reference to FIGS. Needless to say, the present invention can be easily applied to configurations other than those described in the embodiments without departing from the spirit of the invention.
図1は、本発明に係る結束バンドの一例を示す正面図である。本実施例における結束バンド10においては、図示しないテレビジョン受像機などの電子機器に内蔵された各種装置などを接続する電気配線などの複数の線材Wを束ねる際に用いられるものであり、この結束バンド10の材質は合成樹脂からなる復元力を有する弾性体である。
FIG. 1 is a front view showing an example of a binding band according to the present invention. The
この結束バンド10には、複数の膨出部たる球体11が等間隔に連続して設けられており、これらの球体11と一体に設けられた断面円形型である複数の連結部12とにより、線材Wなどを束ねる線状体13が一体に形成されている。
The
線状体13の一方の端部には、全体の形状を楕円型とする平板状の案内部20が線状体13と一体的に形成されており、この案内部20の内側には、円弧状の挿通孔20Aが形成されている。なお、案内部20は、線状体13側をくの字形に形成されており、挿通孔20Aに線状体13を挿入し易いように形成されている。
At one end of the
挿通孔20Aには、結束バンド10の長手方向の端部側に位置して係止溝21が連通するように形成されており、線状体13を環状に変形させて、複数の線材Wなどを束ねて、係止溝21に連結部12を係止するようになっている。
The
なお、係止溝21には、連結部12を着脱自在に係止できるように、円柱型の連結部12に対応して係止溝21が円形型に形成されている。そして、図2に示すように、係止溝21の直径Dは連結部12の直径D1と略同一、または係止溝21の直径Dを連結部12の直径D1より僅かに小さく形成し、係止溝21に連結部12を繰り返し着脱できるようになっている。
In addition, the
また、案内部20には、係止溝21に連結部12を係止する際に、案内部材20の外側から線状体13の連結部12を挿通孔20Aに挿通する切欠溝22が形成されていて、この切欠溝22は、内側に向かうに従い幅が狭く形成された狭幅部23が形成されており、この狭幅部23の幅D3は、連結部の直径D1より僅かに小さく形成され、切欠溝22から挿入されている線状体13は、案内部20を撓ませなければ、挿通孔20Aから取り外せないように形成されている。
The
また、図5及び図6は、結束バンド10の変形例を示すものであり、これらの図を参酌しながら説明すると、切欠溝22は、図6の挿通孔20Aをその中心点0を通る垂直線X及び水平線Yで4分割した際、少なくともその第3象限(3)の範囲内を含むように切欠溝22を形成するのが良い。さらに、切欠溝22は、挿通孔20Aの中心点0を基準に、図6の斜線の角度の範囲である垂直線Xから時計回りに30度の位置から、垂直線Xから反時計回りに60度の角度の範囲内、つまり、90度とする角度の範囲内θに切欠溝22の中心を配置させると良く、特に、図5に示すように、挿通孔20Aの中心0を基準に、第3象限(3)の範囲である垂直線Xから反時計回りの20度の位置から反時計回りに40度の範囲内であるθaの角度の範囲内に切欠溝22を形成することが望ましい。これにより、線状体13を挿通孔20Aに対して、より一層挿入し易く、外れにくく構成することができる。
FIGS. 5 and 6 show modifications of the
次に、以上のように構成される結束バンドに係るその作用について説明する。図3は、線状体13により線材Wを束ねた状態を示す斜視図である。同図に示すように、線材Wを束ねるために、作業者は、線状体13を所望の円環状に変形させ、切欠溝22から挿通孔20Aに線状体13の連結部12を挿入する。作業者は、複数の線材Wの束の大きさにほぼ合わせるようにして、直接切欠溝22に線材Wを挿通する。そして、複数の線材Wを強固に結束する際には、線状体13の先端側を引っ張ることにより、案内部20に線状体13をスライドさせて移動させることにより、線状体13の締め込みを行って、係止溝21に線状体13の連結部12を係止することにより、確実に複数の線材Wを強固に結束させる。
Next, the effect | action which concerns on the binding band comprised as mentioned above is demonstrated. FIG. 3 is a perspective view showing a state in which the wire W is bundled by the
一方、結束された線材Wから結束バンド10を取り外す際には、上述した作業の逆の手順を行うことにより、線材Wから結束バンド10を容易に取り外すことができる。
On the other hand, when removing the
以上のように、本実施例における結束バンド10は、挿通孔20Aに線状体13を挿通して線材Wを束ねた状態においては、線状体13と挿通孔20A内との間には隙間を有しており、切欠溝22から挿通孔20Aに挿通された連結部12の両側部に有する球体11,11が、挿通孔20Aの内縁に沿ってスライド可能な可動状態にあるので、作業者は、線状体13に球体11を形成することにより、複数の線材Wを強固に結束する際に、線状体13の先端側を比較的弱い力で引っ張ったとしても、挿通孔20A内に線状体13の球体11をスムーズにスライドさせて、容易且つ確実に複数の線材Wの締め込みを行うことができる。さらに、作業者などは、目視により複数の束ねられた線材Wのサイズに対応させて、挿通孔20Aに連結部12の所望の箇所を挿通して位置決めをすることができるので、一般的に用いられる結束バンドのように、複数の線材Wなどを結束する際に、線状体13などに相当するバンド部の先端部を、バンド部を係止するバックル部などに挿入して束ねられた線材Wのサイズに対応させて、バンド部の先端部から徐々移動させながら絞り込んで結束する煩わしい作業をする必要がないので本実施例の結束バンド10は、作業時間の効率化を計るとともに、容易に複数の線材Wを結束することが可能である。さらに、切欠溝22には、内側に向かうに従って幅を狭く形成した狭幅部23を形成し、この狭幅部23の幅D3は、連結部12の直径D1より僅かに小さく形成したので、係止溝21に係止された線状体13が、係止溝21から外的要因などの不測の事態により外れてしまったとしても、複数の線材Wが案内部の挿通孔20Aに保持されているので、例えば、テレビジョン受像機などに備えられたブラウン管などの高電圧装置の近傍に、複数の線材Wが結束されていたとしても、確実に複数の線材を保持することができるので、これらの線材Wが高電圧装置に接触することなどにより、事故などを引き起こすことを回避することができるので安全性に優れる。なお、本発明は、上述した本実施例の一例に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、膨出部を球体11に代えて、直方体や立方体などの多面体としても良く、この場合も上述した実施例と同様の効果を得ることができる。
As described above, the
10 結束バンド
11 球体(膨出部)
12 連結部
13 線状体
20 案内部
20A 挿通孔
21 係止溝
22 切欠溝
23 狭幅部
10
12 connecting
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