JP2005202348A - 液晶表示パネルのソース駆動回路とそのソース駆動方法 - Google Patents

液晶表示パネルのソース駆動回路とそのソース駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 液晶表示パネル画面の輝度不均一およびシャドウイング・バンクの問題を解決することができるソース駆動回路とそのソース駆動方法を提供すること。
【解決手段】 液晶表示パネルが、多数個の水平線を有し、入力データを受信するステップと、乱数制御信号を提供して、前記入力データを処理して乱数極性分布を有する出力画像データとするステップと、前記出力画像データを使用して前記液晶表示パネルのソースを駆動するステップとを含むソース駆動方法および装置であって、その乱数極性分布において、各水平線上の水平線極性分布が、乱数水平線極性分布であり、かつ隣り合う2水平線の水平線極性分布が完全に反対であり、また、各水平線中、プラス極性を有する画素の個数とマイナス極性を有する画素の個数とが等しいものであり、さらに、各水平線上の水平線極性分布が、特定極性分布の組み合わせであり、かつ各特定極性分布中、プラス極性を有する画素の個数とマイナス極性を有する画素の個数とが等しい。
【選択図】 図9

Description

この発明は、液晶表示(liquid crystal display = LCD)パネルのソース駆動回路とソース駆動方法に関し、特に、液晶表示パネルの極性分布についてのソース駆動回路とソース駆動方法に関する。
近年来、液晶表示パネルは、軽量で、薄く、表示面積が大きくも小さくもでき、操作電圧が低く、省電力で、放射線がない等の利点を備えるために、液晶表示パネルが、次第に、表示パネルの主流になってきている。とりわけ、携帯式電子装置、例えば、ノート型コンピューター画面、携帯電話の画面、パーソナルデジタルアシスタンツ(Personal Digital Assistants = PDA)表示面などは、さらに液晶画面であって初めて需要を満たすことができるから、液晶表示パネルが、ますます重要なものとなってきている。
液晶表示パネルについて言えば、液晶分子自体が特性を有しており、ある一定電圧のもとに固定しておくことができない。さもなければ時間が長くなると、たとえ電圧を除去しても、液晶分子がその特性のために破壊されてしまい、電場の変化にともなって変換することができなくなってしまう。従って、たとえ表示された画面に変化が無くても、液晶表示パネルに対して一定の間隔で液晶上の電圧に変化を与えて、液晶分子の特性が破壊されることを回避しなければならない。そして、このような液晶表示パネルの駆動方式において、極性反転の方法が非常に重要なものである。
現在、従来技術における液晶表示パネルは、例えば、1024×768の画面解析度を有することができる、つまり、液晶表示パネルは、1024行(垂直線)・768列(水平線)の画素を備え、各画素中に赤・緑・青という3色の3副画素を有している。従来技術にかかる液晶表示パネルの駆動方法において、各画素(pixel)中の副画素(sub-pixel)に対して、その極性反転の方法は、基本的に下記の方式で行われている。すなわち、液晶分子両端の電圧差分が正電圧差と負電圧差との2種類である。従って、液晶分子は、電圧を印加された後、プラス極性またはマイナス極性を有するものとなる。図1Aから図1Dは、従来技術にかかる液晶表示パネル極性反転方式を示したものである。一般に、極性反転方法には、図1Aに示した画面反転(frame inversion)と図1Bに示した列反転(row inversion)と図1Cに示した行反転(column inversion)と図1Dに示したドット反転(dot inversion)とがある。これらの反転方式の相違点は、液晶表示パネル上において、隣り合う2画素間の極性が同一であるか否かであり、各画素極性の反転は、基本的にパネル画像全体の走査(scanning)と同期する。画面反転(frame inversion)は、パネル全体のあらゆる画素の極性がいずれも同一であり、2回の画面走査間の極性が反対であるから、この方式では使用者が容易に画面にちらつき(flicker)のあることを感じるものとなり、隣り合う画素間の極性がいずれも同一であるからクロストーク(cross-talk)などの問題を容易に引き起こすものとなる。列反転(row inversion)は、隣り合う2列(水平線)の画素極性がいずれも反対であり、行反転(column inversion)は、パネル上の隣り合う2行の画素極性がいずれも反対であり、ドット反転(dot inversion)は、パネル上の隣り合う2ドットの画素極性がいずれも反対である。現在、ドット反転(dot inversion)が最もちらつき(flicker)およびクロストーク(cross-talk)の問題を引き起こしにくいので、比較的広範囲に使用されているが、ドット反転(dot inversion)の欠点は、隣り合う2ドットの極性がいずれも反対であるため、消費する電力が比較的多いことである。
近年来、ドット反転(dot inversion)のちらつき(flicker)およびクロストーク(cross-talk)を引き起こしにくい利点を残し、しかも消費電力が多いという問題を解決できるようにするために、従来技術のドット反転(dot inversion)方式に基づいて、さらに2列反転(two-row inversion)などの方式が開発されている。図1Eは、従来技術の液晶表示パネルのドット反転にかかる2列反転の極性分布を示したものである。図1Eにおいて、各垂直線につき、キャパシター放電時間間隔を図1Dの駆動方式の2倍とすることで、従来技術におけるキャパシター放電時間間隔が比較的短くて消費電力が比較的多いという問題を解決することができる。
図2と図1Bとにおいて、従来技術における液晶表示パネルの画素とその駆動方式を示すと、従来技術の列反転(row inversion)の欠点の1つは、各水平線において、あらゆる副画素のデータ極性がいずれも同一であるため、共通電圧(common voltage)Vcomおよびゲート電圧(gate voltage)Vg信号の電流の大きさがそれぞれIc×nならびにIg×nとなり、Icは共通電極板(common plate)を介して各副画素のキャパシターClcへ流れる電流であり、Igはゲート駆動線を介して各副画素のキャパシターCstへ流れる電流であり、nは当該液晶ディスプレイの各水平線の副画素の数量(例えば、1024×768のパネルに対して、nは1024×3)となることである。
図3において、従来技術における液晶表示パネルの駆動装置を示すと、液晶表示パネル300(例えば、上述した1024×768画素を備えるパネル)は、通常、液晶表示パネル300を複数個の領域302a,302b,302cに分け、それぞれ別な駆動装置304a,304b,304cによりその水平走査線を駆動する必要があり、各画素の極性がいずれも同一であるので、消費する電流(Ic×nおよびIg×n)と副画素の数量nとが正比例となって、共通電圧Vcomおよびゲート電圧Vgの降圧現象を引き起こすが、これが液晶表示パネル300の各画素または各領域302a,302b,302cの表す輝度が不均一なものとなり、例えば、この図3に示したシャドウイング・バンク(shadowing bank)現象を発生させてしまう。
図4と図1Dにおいて、従来技術におけるドット反転(dot inversion)駆動方式は、各水平線の隣り合う画素極性が反対であるから、例えば、電流Ig1および電流Ig2方向が反対で、電流Ign-1および電流Ignに至るまでの方向もまた反対であるので、最後に得られる総和Ig_totalがIg×nよりも小さくなる。同様に、電流Ic1および電流Ic2方向が反対で、電流Icn-1および電流Icnに至るまでの方向もまた反対であるので、最後に得られる総和Ic_totalがIc×nよりも小さくなる。但し、表示する画面データもまた隣り合う変化、例えば(00+,3F-,00+,3F-,...)である時、上述した各副画素の電流もまた加算効果となって、消費する共通電極Vcomの電流およびゲート電圧Vgの電流もまた大きいものになり、共通電極Vcomならびにゲート電圧Vgの降圧現象を引き起こし、液晶表示パネル300の各画素または各領域302a,302b,302cの表す輝度が不均一なものとなり、例えば、この図3に示したシャドウイング・バンク(shadowing bank)現象を発生させてしまう。従って、液晶表示パネルについて言えば、従来技術にかかるパネル画面の輝度不均一またはシャドウイング・バンク(shadowing bank)などの問題を解決することのできる駆動回路ならびに駆動方法が必要である。
そこで、この発明の目的は、従来技術における液晶表示パネル画面の輝度不均一およびシャドウイング・バンク(shadowing bank)などの問題を解決することのできるソース駆動回路ならびにソース駆動方法を提供することにある。
上記課題を解決し、所望の目的を達成するために、この発明にかかる液晶表示パネルのソース駆動回路は、入力データを受信するデータ受信レジスターと、シフトレジスターおよびラインラッチであって、前記シフトレジスターが前記入力データを順番に前記ラインラッチ中に一時保存し、かつ前記ラインラッチが前記データ受信レジスターおよび前記シフトレジスターに接続されて、前記入力データを受信するとともに、パラレル処理を行って、第1画像信号を得るものであるシフトレジスターおよびラインラッチと、前記ラインラッチに接続され、入力される前記第1画像信号を受信するとともに、その電位を調整して、第2画像信号を得る電位シフターと、乱数制御回路と、前記電位シフターおよび前記乱数制御回路に接続され、前記第2画像信号を受信するとともに、前記乱数制御回路から受信する乱数制御信号に基づいて、前記第2画像信号を処理して乱数極性分布画像信号とするデジタル/アナログ変換器と、前記デジタル/アナログ変換器および前記乱数制御回路に接続され、前記乱数極性分布画像信号ならびに前記乱数制御信号を受信し、前記乱数極性分布画像信号を処理して出力画像データとする出力バッファーと、多数個の水平線を有してゲート駆動信号の1駆動を受信し、多数個の垂直線が前記出力バッファーに接続され、前記出力バッファーからの前記出力画像データを受信する液晶表示パネルとを含むものであって、前記乱数制御信号が、前記出力画像データに乱数極性分布を備えさせることができるものから構成される。
前記乱数極性分布において、前記多数個の各水平線上の水平線極性分布を乱数水平線極性分布とし、かつ隣り合う2つの水平線の前記水平線極性分布が完全に反対である。
前記乱数極性分布において、前記多数個の各水平線上の水平線極性分布を乱数水平線極性分布とし、かつ前記多数個の各水平線上にある多数個のあらゆる副画素において、プラス極性を有する前記多数個の副画素の個数がマイナス極性を有する前記多数個の副画素の個数に等しい。
前記乱数極性分布において、前記多数個の各水平線上の水平線極性分布を多数個の特定極性分布の組み合わせとし、かつ前記多数個の各特定極性分布の多数個のあらゆる副画素において、プラス極性を有する前記多数個の副画素の個数がマイナス極性を有する前記多数個の副画素の個数に等しい。
前記乱数極性分布において、前記多数個の各水平線の1つから次の第K−1本目(K>1,Kは、プラスの整数)につき前記水平線が第1水平線極性分布を有する時、その次の第K本目から第2K本目まで前記水平線がいずれも第2水平線極性分布を有し、前記第2水平線極性分布と前記第1水平線極性分布とが完全に反対なものである。前記乱数極性分布において、前記第1水平線極性分布が、乱数水平線極性分布である。
前記乱数水平線極性分布において、前記第1水平線極性分布が、乱数水平線極性分布であり、かつ前記多数個の各水平線上の多数個のあらゆる副画素において、プラス極性を有する前記多数個の副画素の個数がマイナス極性を有する前記多数個の副画素の個数と等しいものである。あるいは、前記乱数水平線極性分布において、前記第1水平線極性分布が、多数個の特定極性分布の組み合わせであり、かつ前記特定極性分布の多数個のあらゆる副画素において、プラス極性を有する前記多数個の副画素の個数がマイナス極性を有する前記多数個の副画素の個数と等しい。
同じく、前記課題を解決し、所望の目的を達成するために、この発明にかかる液晶表示パネルのソース駆動方法は、液晶表示パネルが、多数個の水平線を有し、入力データを受信するステップと、乱数制御信号を提供して、前記入力データを処理して乱数極性分布を有する出力画像データとするステップと、前記出力画像データを使用して前記液晶表示パネルのソースを駆動するステップとを含む。ここに提出したソース駆動方法の乱数極性分布の特性は、上述した液晶表示パネルのソース駆動回路の乱数極性分布の特性と同様であるから、改めて説明しない。
以上をまとめれば、この発明の提供する液晶表示パネルのソース駆動回路およびその駆動方法は、従来技術において共通電圧Vcomの電流Ic_totalとゲート電圧Vgの電流Ig_totalが過大なものとなって引き起こされる降圧による輝度不均一およびシャドウイング・バンク(shadowing bank)などの問題を解決することができる。
上記構成により、この発明にかかる液晶表示パネルのソース駆動回路とそのソース駆動方法は、乱数水平線極性分布または特定乱数水平線極性分布の導入により、従来技術において共通電圧Vcomの電流Ic_totalおよびゲート電圧Vgの電流Ig_totalが過大であることにより引き起こされる降圧を有効に解消することができるので、降圧に起因する液晶表示パネルの輝度不均一ならびにシャドウイング・バンク(shadowing bank)の問題を解決することができる。従って、産業上の利用価値が高い。
以下、この発明にかかる好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図5において、液晶表示パネルの極性分布を示すと、毎回、画面全体を走査する時に、その極性分布を乱数分布とすることができるものである。また、ちらつき(flicker)およびクロストーク(cross-talk)の発生する機会を減少させるために、各水平線H1,H2,...,Hm-1,Hm上の極性分布を乱数分布とし、隣り合う2水平線の水平線極性分布を完全に反対(例えば、H1とH2とは極性が完全に反対、H2とH3とは極性が完全に反対)とすることができるが、V1,V2,...,Vn-1,Vnは、垂直線である。さらに、図4に示した共通電圧Vcomの電流Ic_totalとゲート電圧Vgの電流Ig_totalとが降圧現象を発生させることを回避するために、各水平線上のあらゆる副画素水平線極性分布において、プラス極性を備える画素の個数とマイナス極性を備える画素の個数とを等しくさせる。
図6において、別な極性分布を示すと、各水平線H1,H2,...,Hm-1,Hm上の水平線極性分布を特定極性分布の連続配列とすることができ、隣り合う2水平線の水平線極性分布を完全に反対なものとすることができる。例えば、水平線H1上の特定極性分布を(+,-,+,+,-,-,+,-,-,+)とし、水平線H1全体でこの特定極性分布を連続させることができる。また、水平線H1上に数個の異なる特定極性分布を組み合わせて配列することもできる。
図7において、別な極性分布を示すと、各水平線H1,H2,...,Hm-1,Hm上の水平線極性分布を2水平線極性反転(two-line row inversion)の分布方式とすることができる。つまり、液晶表示パネル上の1番目の水平線が第1水平線極性分布を備える時、もしも2番目の水平線が第1水平線極性分布を備えるならば、3,4番目の水平線が第2水平線極性分布を備え、5番目の水平線が第1水平線極性分布を備えるならば、6番目の水平線が第1水平線極性分布を備え、7番目の水平線が第2水平線極性分布を備えるようにすることができ、第1水平線極性分布と第2水平線極性分布との極性分布を完全に反対なものにすることができる。また、例えば、図7中、水平線H1の水平線極性分布を第1水平線極性分布とし、水平線H2を第1水平線極性分布と反対な第2水平線極性分布にすることもできる。この場合、水平線H3が第1水平線極性分布を備え、水平線H4が第2水平線極性分布を備えたものになる。
図8において、また別な極性分布を示すと、図7が各水平線H1,H2,...,Hm-1,Hm上の水平線極性分布を2水平線極性反転(two-line row inversion)の分布方式とするものであるのに対して、各水平線上の水平線極性分布を特定極性分布の連続配列とすることができる。例えば、図8中、水平線H1の水平線極性分布を特定極性分布(+,-,+,+,-,-,+,-,-,+)の連続配置とする、あるいは水平線H1もまた複数個の異なる特定極性分布の組み合わせとすることができる。この時、水平線H2が第1水平線極性分布と反対な第2水平線極性分布を備え、水平線H3が第1水平線極性分布を備え、水平線H4が第2水平線極性分布を備えるものになる。
図9において、この発明における液晶表示パネルのソース駆動回路を示すと、図9中、ソース駆動回路900は、データ受信レジスター(data receive and register)902と、シフトレジスター(shift register)904と、ラインラッチ(line latch)906と、レベルシフター(level shifter)908と、デジタル/アナログ変換器910と、出力バッファー912と、乱数制御回路914とを備えている。データ受信レジスター902は、入力データ(input data)を受信する。ラインラッチ906は、データ受信レジスター902とシフトレジスター904とレベルシフター(電位シフター)908とに接続されているが、データ受信レジスター902は、入力データを受信して、パラレルな(in parallel)処理の後に入力データを順番にラインラッチ906中へ一時保存するとともに、パラレル処理された入力データ(以下、第1画像信号と言う)をレベルシフター908へ出力する。レベルシフター908は、ラインラッチ906およびデジタル/アナログ変換器910に接続されて、第1画像信号を受信するとともに、その電位を調整する(電位を調整した後の第1画像信号を第2画像信号と言う)。デジタル/アナログ変換器910は、レベルシフター908と乱数制御回路914と出力バッファー912とに接続されて、レベルシフター908の出力する第2画像信号を受信するとともに、乱数制御回路914により受信した乱数制御信号(random control signal)に基づいて、第2画像信号を処理して乱数極性分布画像信号とし、出力バッファー912中へ入力する。出力バッファー912は、デジタル/アナログ変換器910ならびに乱数制御回路914に接続し、乱数極性分布画像信号を処理して出力画像データとして処理するとともに、液晶表示パネル916へ出力する。
図9において、乱数制御信号は、出力画像データとして乱数極性分布、例えば、図5から図8に示した極性分布を備えることができる。
図10(a)において、液晶表示パネルの画像データの電圧レベル(voltage level)を示すと、図10(a)中、例えば、画像データが00+である時、その電圧V00+は9Vであり、画像データが3F+である時、その電圧V3F+は9Vであり、画像データが00-である時、その電圧V00-は0.2Vであり、画像データが3F-である時、その電圧V3F-は4Vであって、中間の画像データ電圧は、内差法を使用して求めることができる。
図10(b)において、図1Dに示した従来技術にかかる液晶表示パネルのドット反転の極性分布および電位分布を示すと、図10(b)中、例えば、図1Dに示した液晶表示パネルの極性分布について、その第1水平線は、(00+,3F-,00+,3F-,00+,3F-,00+,3F-,00+,3F-,...)という電位分布を有しており、第2水平線は、(3F-,00+,3F-,00+,3F-,00+,3F-,00+,3F-,00+,...)という電位分布を有している。その液晶表示パネル(1024×768個の画素を有し、各画素に3つの副画素があると仮定)が図4の回路構造を有する時、次の数式1のようになる。
(数1)
Ig00+= (V00+ -Vee)/Zst=15/Zst
Ig3F+= (V3F+ -Vee)/Zst=11/Zst
Ig00-= (V00- -Vee)/Zst=6.2/Zst
Ig3F-= (V3F- -Vee)/Zst=10/Zst
Ic00+= (V00+ -Vcom)/Zlc=4.5/Zlc
Ic3F+= (V3F+ -Vcom)/Zlc=0.5/Zlc
Ic00--= (V00- -Vcom)/Zlc=-4.3/Zlc
Ic3F-= (V3F- -Vcom)/Zlc=-0.5/Zlc
従って、図10(b)の第1水平線の電流Ig_totalおよびIc_totalは、それぞれ次の数式2のようになる。
(数2)

Ig_total= (5Ig00+ +5Ig3F-)/Zst × 307 + (Ig00+ +Ig3F-)/Zst=38400/Zst
Ic_total= (5Ic00+ +5Ic3F-)/Zlc × 307 + (Ic00+ +Ic3F-)/Zlc=6144/Zlc
図10(c)において、図6に示した液晶表示パネルの極性分布につき電位分布を示すと、図10(c)中、例えば、この発明の図6の液晶表示パネル極性分布は、その第1水平線が(00+,3F-,00+,3F+,00-,3F-,00+,3F-,00-,3F+,...)という電位分布を有しており、第2水平線が(3F-,00+,3F-,00-,3F+,00+,3F-,00+,3F+,00-,...)という電位分布を有している。その液晶表示パネル(1024×768個の画素を有し、各画素に3つの副画素があると仮定)が図4の回路構造を有する時、図10(c)の第1水平線の電流Ig_totalおよびIc_totalは、それぞれ次の数式3のようになる。
(数3)
Ig_total=(3Ig00++3Ig3F-+2Ig00-+2Ig3F+)/Zst×307 +(Ig00+ +Ig3F-)/Zst=33610/Zst
Ic_total=(3Ic00++3Ic3F-+2Ic00-+2Ic3F+)/Zlc×307+(Ic00+ +Ic3F-)/Zlc=1354.8/Zlc
以上の数式から、この発明の電流Ig_totalおよびIc_totalは、いずれも従来技術の電流Ig_totalおよびIc_totalよりも小さいことがわかる。
以上の如く、この発明を好適な実施例により開示したが、もとより、この発明を限定するためのものではなく、当業者であれば容易に理解できるように、この発明の技術思想の範囲内において、適当な変更ならびに修正が当然なされ得るものであるから、この発明の保護の範囲は、特許請求の範囲および、それと均等な範囲を基準として定めなければならない。
従来技術にかかる液晶表示パネルの極性反転のうち画面反転を示す説明図である。 従来技術にかかる液晶表示パネルの極性反転のうち列反転を示す説明図である。 従来技術にかかる液晶表示パネルの極性反転のうち行反転を示す説明図である。 従来技術の液晶表示パネルの極性反転のうちドット反転を示す説明図である。 図1Dに示した従来技術のドット反転の2列反転を示す説明図である。 従来技術にかかる画素とその駆動方式を示す回路構成図である。 従来技術にかかる液晶表示パネルの駆動装置を示す構成図である。 従来技術にかかる画素とその駆動方式を示す回路構成図である。 この発明にかかる液晶表示パネルの乱数極性分布を示す説明図である。 この発明にかかる液晶表示パネルの水平線乱数極性分布を示す説明図である。 この発明にかかる液晶表示パネルの特定乱数極性分布を示す説明図である。 この発明にかかる液晶表示パネルの2列乱数極性分布を示す説明図である。 この発明にかかる液晶表示パネルの回路構成を示す回路ブロック図である。 この発明にかかる液晶表示パネルの極性分布の電位分布を示す説明図である。
符号の説明
900 ソース駆動回路
902 データ受信レジスター
904 シフトレジスター
906 ラインラッチ
908 電位シフター
910 デジタル/アナログ変換器
912 出力バッファー
914 乱数制御回路
916 液晶表示パネル

Claims (16)

  1. 入力データを受信するデータ受信レジスターと、
    シフトレジスターおよびラインラッチであって、前記シフトレジスターが前記入力データを順番に前記ラインラッチ中に一時保存し、かつ前記ラインラッチが前記データ受信レジスターおよび前記シフトレジスターに接続されて、前記入力データを受信するとともに、パラレル処理を行って、第1画像信号を得るシフトレジスターおよびラインラッチと、
    前記ラインラッチに接続され、入力される前記第1画像信号を受信するとともに、その電位を調整して、第2画像信号を得る電位シフターと、
    乱数制御回路と、
    前記電位シフターおよび前記乱数制御回路に接続され、前記第2画像信号を受信するとともに、前記乱数制御回路から受信する乱数制御信号に基づいて、前記第2画像信号を処理して乱数極性分布画像信号とするデジタル/アナログ変換器と、
    前記デジタル/アナログ変換器および前記乱数制御回路に接続され、前記乱数極性分布画像信号ならびに前記乱数制御信号を受信し、前記乱数極性分布画像信号を処理して出力画像データとする出力バッファーと、
    多数個の水平線を有してゲート駆動信号の1駆動を受信し、多数個の垂直線が前記出力バッファーに接続され、前記出力バッファーからの前記出力画像データを受信する液晶表示パネルとを含み、
    前記乱数制御信号によって、前記出力画像データに乱数極性分布が形成される液晶表示パネルのソース駆動回路。
  2. 液晶表示パネルが、多数個の水平線を有し、
    入力データを受信するステップと、
    乱数制御信号を提供して、前記入力データを処理して乱数極性分布を有する出力画像データとするステップと、
    前記出力画像データを使用して前記液晶表示パネルのソースを駆動するステップとを含む液晶表示パネルのソース駆動方法。
  3. 前記乱数極性分布において、前記多数個の各水平線上の水平線極性分布を乱数水平線極性分布とし、かつ隣り合う2つの水平線の前記水平線極性分布が完全に反対なものである請求項1に記載の液晶表示パネルのソース駆動回路。
  4. 前記乱数極性分布において、前記多数個の各水平線上の水平線極性分布を乱数水平線極性分布とし、かつ隣り合う2つの水平線の前記水平線極性分布が完全に反対なものである請求項2に記載の液晶表示パネルのソース駆動方法。
  5. 前記乱数極性分布において、前記多数個の各水平線上の水平線極性分布を乱数水平線極性分布とし、かつ前記多数個の各水平線上にある多数個のあらゆる副画素において、プラス極性を有する前記多数個の副画素の個数がマイナス極性を有する前記多数個の副画素の個数に等しいものである請求項1に記載の液晶表示パネルのソース駆動回路。
  6. 前記乱数極性分布において、前記多数個の各水平線上の水平線極性分布を乱数水平線極性分布とし、かつ前記多数個の各水平線上にある多数個のあらゆる副画素において、プラス極性を有する前記多数個の副画素の個数がマイナス極性を有する前記多数個の副画素の個数に等しいものである請求項2に記載の液晶表示パネルのソース駆動方法。
  7. 前記乱数極性分布において、前記多数個の各水平線上の水平線極性分布を多数個の特定極性分布の組み合わせとし、かつ前記多数個の各特定極性分布の多数個のあらゆる副画素において、プラス極性を有する前記多数個の副画素の個数がマイナス極性を有する前記多数個の副画素の個数に等しいものである請求項1に記載の液晶表示パネルのソース駆動回路。
  8. 前記乱数極性分布において、前記多数個の各水平線上の水平線極性分布を多数個の特定極性分布の組み合わせとし、かつ前記多数個の各特定極性分布の多数個のあらゆる副画素において、プラス極性を有する前記多数個の副画素の個数がマイナス極性を有する前記多数個の副画素の個数に等しいものである請求項2に記載の液晶表示パネルのソース駆動方法。
  9. 前記乱数極性分布において、前記多数個の各水平線の1つから次の第K−1本目(K>1,Kは、プラスの整数)につき前記水平線が第1水平線極性分布を有する時、その次の第K本目から第2K本目まで前記水平線がいずれも第2水平線極性分布を有し、前記第2水平線極性分布と前記第1水平線極性分布とが完全に反対なものである請求項1に記載の液晶表示パネルのソース駆動回路。
  10. 前記乱数極性分布において、前記多数個の各水平線の1つから次の第K−1本目(K>1,Kは、プラスの整数)につき前記水平線が第1水平線極性分布を有する時、その次の第K本目から第2K本目まで前記水平線がいずれも第2水平線極性分布を有し、前記第2水平線極性分布と前記第1水平線極性分布とが完全に反対なものである請求項2に記載の液晶表示パネルのソース駆動方法。
  11. 前記乱数極性分布において、前記第1水平線極性分布が、乱数水平線極性分布である請求項9に記載の液晶表示パネルのソース駆動回路。
  12. 前記乱数極性分布において、前記第1水平線極性分布が、乱数水平線極性分布である請求項10に記載の液晶表示パネルのソース駆動方法。
  13. 前記乱数水平線極性分布において、前記第1水平線極性分布が、乱数水平線極性分布であり、かつ前記多数個の各水平線上の多数個のあらゆる副画素において、プラス極性を有する前記多数個の副画素の個数がマイナス極性を有する前記多数個の副画素の個数と等しいものである請求項9に記載の液晶表示パネルのソース駆動回路。
  14. 前記乱数水平線極性分布において、前記第1水平線極性分布が、乱数水平線極性分布であり、かつ前記多数個の各水平線上の多数個のあらゆる副画素において、プラス極性を有する前記多数個の副画素の個数がマイナス極性を有する前記多数個の副画素の個数と等しいものである請求項10に記載の液晶表示パネルのソース駆動方法。
  15. 前記乱数水平線極性分布において、前記第1水平線極性分布が、多数個の特定極性分布の組み合わせであり、かつ前記特定極性分布の多数個のあらゆる副画素において、プラス極性を有する前記多数個の副画素の個数がマイナス極性を有する前記多数個の副画素の個数と等しいものである請求項9に記載の液晶表示パネルのソース駆動回路。
  16. 前記乱数水平線極性分布において、前記第1水平線極性分布が、多数個の特定極性分布の組み合わせであり、かつ前記特定極性分布の多数個のあらゆる副画素において、プラス極性を有する前記多数個の副画素の個数がマイナス極性を有する前記多数個の副画素の個数と等しいものである請求項10に記載の液晶表示パネルのソース駆動方法。
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