JP2005201480A - Refrigerator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、二段圧縮機構を有する圧縮機を備えた冷蔵庫に関する。 The present invention relates to a refrigerator provided with a compressor having a two-stage compression mechanism.
蒸発温度の異なる複数の蒸発器を備えた冷凍サイクルに、二段圧縮機構を有する圧縮機を用いた冷蔵庫が考えられている(例えば、特許文献1参照)。以下、図3ないし図5を参照して上記構成の一例について説明する。 A refrigerator using a compressor having a two-stage compression mechanism in a refrigeration cycle having a plurality of evaporators having different evaporation temperatures has been considered (see, for example, Patent Document 1). Hereinafter, an example of the above configuration will be described with reference to FIGS.
図3は冷凍サイクルの概略図である。圧縮機30により圧縮された冷媒を凝縮器21側へ吐出する吐出パイプPは、凝縮器21と、後述する高温蒸発器26と低温蒸発器24とに流れる冷媒流量を調節する流量調節装置22とを直列に接続している。流量調節装置22の下流側の一方には、高温側キャピラリチューブ25と、例えば冷蔵室を冷却する比較的蒸発温度が高い高温蒸発器26と、この高温蒸発器26の下流側と圧縮機30の吸込側に接続される中間圧側吸込パイプHとを直列に接続しており、他方には低温側キャピラリチューブ23と、例えば冷凍室を冷却する比較的温度の低い低温蒸発器24と、圧縮機30の低圧のケース内に接続される低圧側吸込パイプLとを直列に接続している。
FIG. 3 is a schematic diagram of the refrigeration cycle. A discharge pipe P that discharges the refrigerant compressed by the
図4および図5は、圧縮機を上面から見た横断面図と正面から見た縦断面図である。圧縮機30の密閉ケース31内には、上部側に圧縮部32と、図示しない下部側に電動部50とを設けている。
4 and 5 are a cross-sectional view of the compressor as viewed from above and a vertical cross-sectional view as viewed from the front. In the sealed
圧縮部32は、ここでは、いわゆるレシプロ式圧縮機が採用されており、図の左側に位置する第1圧縮部32aと、右側に位置する第2圧縮部32bとを備えている。
Here, the
フレーム33の中心には枢支孔31bを設けており、この枢支孔31bに回転軸34が回転自在に設けられている。この回転軸34の上端部には、フレーム33上面に載る鍔部34aが一体に設けられ、さらに鍔部34aの上部には、回転軸34の中心軸とは所定量偏心する中心軸をもった偏心軸部34bが一体に形成されている。
A pivotal support hole 31b is provided at the center of the
この回転軸34が回転駆動すると、鍔部34aはフレーム33上面に摺接状態で回転し、かつ上記偏心軸部34bは回転軸34中心に対して偏心して回転することになる。
When the
上記第1圧縮部32aと上記第2圧縮部32bは、互いに、フレーム33の上面に載置されている。各圧縮部32a,32bは、上記偏心軸部34bを介してほぼ180°対向する位置に配置されており、それぞれ軸方向に対して水平に配置されたシリンダ35a,35bを備えている。
The
このシリンダ35a,35bの内部は、ピストン36a,36bが往復動自在に収容される圧縮室37a,37bとなっている。上記ピストン36a,36bには、コンロッド38a,38bの一端がそれぞれ接続されており、このコンロッド38a,38bを介してピストン36a,36bは上記偏心軸部34bと連結している。
Inside the cylinders 35a and 35b are compression chambers 37a and 37b in which the pistons 36a and 36b are reciprocally accommodated. One ends of connecting
コンロッド38a,38bの先端には球部kを形成しており、ピストン36a,36bの内側にかしめ加工により形成された球受部mにより球部kを係合して保持するボールジョイント式の接続している。なお、球部kと球受部mは、コンロッド38a,38bとピストン36a,36bに対して、それぞれ逆に設けられてもよい。
Ball joints k are formed at the tips of the connecting
上記コンロッド38a,38bの他端は、上記偏心軸部34bに回転自在に嵌め合う端部39a,39bを形成しており、偏心軸部34bに対して二重嵌め合い構造をなしている。
The other ends of the connecting
低圧側吸込パイプLは、低温蒸発器24からの冷媒ガスが密閉ケース31内に吸い込まれるように接続されており、第1圧縮部32aの左壁には、密閉ケース31内の冷媒ガスを吸込む第1吸込み口40aを設けている。また、この圧縮部32aで圧縮した冷媒ガスを第2圧縮部32bへ吐出する第1吐出口41aを設けている。
The low pressure side suction pipe L is connected so that the refrigerant gas from the low-
一方、中間圧側吸込パイプHは、高温蒸発器26からの冷媒ガスが第2圧縮部32bに吸い込まれるように、第2圧縮部32bと接続されている。具体的には、第1吐出口41aと中間圧側吸込パイプHから冷媒ガスが合流して、第2圧縮部32bの右壁に設けた第2吸込み口40bから吸い込まれるようになっている。第2圧縮部32bでは、吸い込んだ上記混合ガスを圧縮し、第2吐出口41bから吐出パイプPを介して凝縮器2に吐出する。
On the other hand, the intermediate pressure side suction pipe H is connected to the
このような圧縮部32に対し、上記電動部50は、上記回転軸34のフレーム33から下方に突出する部位に嵌着されるロータ51と、このロータ51の周面と狭小の間隙を存する内周面を備え、上記フレーム33から垂設固定されるステータ52とから構成されている。
With respect to the
また、密閉ケース31の底面には、図5に示すように例えば250g程度の潤滑油60をX線まで貯留している。回転軸34内部には、軸心から偏心させた位置に縦長の下部給油通路61を設けており、また、ほぼ中間位置の外周には下部給油通路61と連通した下部開口部62を設けている。この下部開口部62から回転軸34の上部外周面には、潤滑油が上方に流れるようにらせん状の溝63を設けている。回転軸34の鍔部34aおよび偏心軸部34bの内部には、前記溝63からの潤滑油60を遠心力によって上面開口部66まで導く上部開口部64と上部給油通路65とを設けている。これらの構成により、回転軸34が回転すると、遠心力によって回転軸34の下端部34cから潤滑油60が上部に吸い上げられ、回転軸34の上面開口部66から飛散して圧縮部32などに給油するようになっている。
Further, as shown in FIG. 5, for example, about 250 g of lubricating
上述した構成によれば、両蒸発器24,26ともに冷媒を流した状態(全開モード)では、電動部50への通電により回転軸34が回転駆動して、各ピストン36a,36bが、それぞれの圧縮部32a,32bにおいて互いに圧縮と吸込の逆の行程を行い、冷凍サイクル内に冷媒を循環させて室内を冷却するようになっており、また、潤滑油60は、適宜圧縮部32に供給されて、シリンダ35a、35bとピストン36a,36bとの間の磨耗などを防止している。
一般に、上記圧縮機構を有するレシプロ式圧縮機を用いた冷蔵庫では、第1吸込み口40aから密閉ケース31内の冷媒ガスを吸い込むことから、潤滑油60が冷媒ガスと混ざって、各圧縮部32a,32bに進入し、冷媒ガスとともに冷凍サイクルに吐出されることになる。
In general, in a refrigerator using a reciprocating compressor having the above compression mechanism, the refrigerant gas in the sealed
この場合、低温蒸発器24側においては、仮に配管内に潤滑油60が吐出されたとしても、低圧側吸込パイプLから密閉ケース31内に冷媒ガスとともに吸い込まれるため、密閉ケース31内の潤滑油60が減少していくという不具合はないが、高温蒸発器26側においては、高温蒸発器26からの冷媒ガスは、中間圧側吸込パイプHを介して直接第2圧縮部32bに吸い込まれるため、配管内に混在する潤滑油60は密閉ケース31内に流出しない。
In this case, on the low-
このとき、潤滑油60は第2圧縮部32bに吸い込まれるため、再び冷媒ガスとともに凝縮器側21に吐出されて、低温蒸発器24側へ流れれば密閉ケース31内に戻されることになるが、一般に、高温側キャピラリチューブ25は低温側キャピラリチューブ23よりも絞りを緩く設定しているため、高温蒸発器26側の方が冷媒が流れ易く、冷媒と混ざった潤滑油60も高温蒸発器4側へ多く流れることから、密閉ケース31内に流出することなく、配管内に徐々に蓄積していくことになる。
At this time, since the lubricating
すなわち、高温側蒸発器26に冷媒を流す冷却運転が長くなる程、密閉ケース31内の潤滑油60が減少するという不具合が生じ、潤滑油60を吸い込む回転軸34の下端開口部34cよりも、例えばY線の位置まで潤滑油60の油量が少なくなると、圧縮部32に潤滑油60を給油することができなくなるため、シリンダ35a,35bとピストン36a,36bが磨耗し、圧縮部32の破損に発展する恐れがある。
That is, as the cooling operation for flowing the refrigerant to the high
そこで、本発明は上記問題点を考慮して、ケース内の潤滑油量を保持する二段圧縮機構を有する圧縮機を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。 In view of the above problems, an object of the present invention is to provide a refrigerator including a compressor having a two-stage compression mechanism that holds the amount of lubricating oil in the case.
上記課題を解決するために、本発明による冷蔵庫は、冷蔵庫本体内に配設した蒸発温度の異なる低温蒸発器および高温蒸発器と、少なくとも高温蒸発器の上流側に接続され高温蒸発器への冷媒流を遮断あるいは流量を可変する流量調節装置と、密閉ケース内に設けた第1圧縮部と第2圧縮部とこの第1及び第2圧縮部に潤滑油を供給する給油手段とを有する二段圧縮機とから冷凍サイクルを形成し、前記第1圧縮部は低温蒸発器側から密閉ケース内に吸込まれた冷媒ガスを圧縮して吐出し、第2圧縮部は高温蒸発器側から吸込まれた冷媒ガスと第1圧縮部から吐出された冷媒ガスとを圧縮して冷凍サイクル中に突出させるとともに、前記二段圧縮機の運転中に高温蒸発器に流れる冷媒流を前記流量調節装置により遮断または減少させることで、高温蒸発器側サイクル配管中の潤滑油を二段圧縮機に回収するようにしたことを特徴とする。 In order to solve the above problems, a refrigerator according to the present invention includes a low-temperature evaporator and a high-temperature evaporator, which are disposed in a refrigerator main body and having different evaporation temperatures, and a refrigerant connected to at least the upstream side of the high-temperature evaporator. A two-stage device having a flow rate adjusting device for blocking the flow or changing the flow rate, a first compression portion and a second compression portion provided in the sealed case, and an oil supply means for supplying lubricating oil to the first and second compression portions. A refrigeration cycle is formed from the compressor, the first compression section compresses and discharges the refrigerant gas sucked into the sealed case from the low temperature evaporator side, and the second compression section is sucked from the high temperature evaporator side. The refrigerant gas and the refrigerant gas discharged from the first compression unit are compressed and protruded into the refrigeration cycle, and the refrigerant flow flowing to the high-temperature evaporator during the operation of the two-stage compressor is shut off by the flow rate adjusting device. By reducing Hot evaporator side cycle lubricating oil in the piping, characterized in that so as to recover the two-stage compressor.
上記発明によれば、高温蒸発器側の配管に潤滑油が除々に溜まって圧縮機の密閉ケース内の油量が減少しても、二段圧縮機の運転中に高温蒸発器に流れる冷媒を遮断または流量を減少させることにより、高温蒸発器側の配管に溜まった潤滑油を第2圧縮部に回収し、低温蒸発器側の配管を介して密閉ケース内に戻すため、潤滑油の油量を保持することができ、もって、圧縮部などの破損を防止することができる。 According to the above invention, even if the lubricating oil gradually accumulates in the piping on the high temperature evaporator side and the amount of oil in the compressor sealed case decreases, the refrigerant flowing into the high temperature evaporator during operation of the two-stage compressor is reduced. By cutting off or reducing the flow rate, the lubricating oil collected in the pipe on the high temperature evaporator side is recovered in the second compression section and returned to the sealed case through the pipe on the low temperature evaporator side. Therefore, damage to the compression part or the like can be prevented.
以下、図面に基づき本発明の1実施例について説明する。なお、従来の構成と同構成のものには同符号を付し、その説明を省略する。 An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the same structure as the conventional structure, and the description is abbreviate | omitted.
本発明に係る冷蔵庫の縦断面図である図2に示すように、冷蔵庫本体1は外箱2aと内箱2bの間に断熱材2cを充填させた矩形箱状の断熱箱体2内に、上段から順に、冷蔵室3、野菜室4、切替室5、冷凍室6を有して構成されている。なお、特に図示しないが製氷室を切替室5と併設させている。本体1の前面開口部には、上段から順に、各貯蔵室3〜6をそれぞれ開閉自在に閉塞する扉7〜10を設けている。
As shown in FIG. 2 which is a longitudinal sectional view of the refrigerator according to the present invention, the refrigerator
冷蔵室3および野菜室4は、ほぼ1〜5度の温度帯に保持され、それぞれを仕切板11により区画されている。野菜室4の背面には、冷蔵室3および野菜室4を冷却する高温蒸発器26(以下、Rエバと称する。)を設けており、その上部には、冷蔵室用ファン13(以下、Rファンと称する。)を設けている。このRファン13が運転されると、Rエバ26により生成された冷気が冷蔵室3および野菜室4に供給されて各室を冷却し、冷却し終えた冷気は再びRエバ26に戻されて熱交換するようになっている。
The
一方、冷凍室6と切替室5は、それぞれ断熱仕切壁12により区画されており、冷凍室6は―18〜―25度の温度帯に保持され、切替室5は、設定された種々の温度帯に保持されるように制御されている。切替室5および冷凍室6の背面には、Rエバ26より蒸発温度を低く設定した低温蒸発器24(以下、Fエバと称する。)を設け、その上部には、冷凍室用ファン14(以下、Fファンと称する。)を設けている。このFファン14が運転されると、Fエバ24により生成された冷気が切替室5および冷凍室6に供給されて各室を冷却し、冷却し終えた冷気は再びFエバ24によって熱交換されるようになっている。
On the other hand, the
本体1の背面底部には機械室15を設けており、内部には圧縮機30、この圧縮機30を放熱する放熱ファン16(以下、Cファンと称する)などを設けている。
A
本発明に係る冷凍サイクルは、従来の技術で説明した構成と同構成であるが、流量調節装置22は、ステッピングモータの回転により弁開口を可変して、Fエバ24とRエバ26に流れる冷媒流量を調節するとともに、流路の切替え、全開、全閉などもできるようになっている。また、流量調節装置22は、上記構成に限られず、ソレノイドを用いた構成など種々の変更が可能である。さらに、本発明の説明では、三方弁による構成で説明するが、Fエバ24又はRエバ26の両方に2方弁を設けたり、Rエバ26のみに2方弁を設けてもよい。
The refrigeration cycle according to the present invention has the same configuration as that described in the prior art, but the flow
次に、本発明の冷蔵庫における通常の冷却運転について説明する。通常の冷却運転(以下、同時冷却モード)では、流量調節装置22を全開として両エバ24,26に冷媒を流し、Rファン13およびFファン14を回転させて各室3,4,5,6内を冷却する。各室3,4,5,6がともに、各室において設定されている下限温度(例えば、それぞれ設定されている目標温度に対して−1K)以下になった場合には、圧縮機40、Rファン13、Fファン14を停止させて冷却を中止する。
Next, a normal cooling operation in the refrigerator of the present invention will be described. In a normal cooling operation (hereinafter referred to as a simultaneous cooling mode), the flow
この場合、冷蔵室3または冷凍室6のいずれか一方の室温のみが、下限温度以下になれば、圧縮機40を停止させずに、流量調節装置22の操作により冷えていない方の蒸発器に冷媒を多く流したり、冷えている方のファンの回転を停止させるようにしている。このとき、圧縮機40も停止させてもよいが、冷えていない方の室内が冷却不足とならないように、各室において設定されている上限温度(例えば、それぞれ設定されている目標温度に対して+1K)以下のときのみに、停止させる方が好ましい。
In this case, if only the room temperature of either the
逆に、冷蔵室3または冷凍室6のいずれか一方の室温のみが、上限温度以上になり、他室が下限温度以下の場合には、圧縮機40を停止させずに、流量調節装置22の操作により冷えていない方の冷却を優先して、蒸発器に冷媒を多く流したり、冷えている方のファンの回転を停止させるようにしている。このとき、冷蔵室3が下限温度以下の場合には、さらに冷却を行うと食品が凍結することも考えられるため、後述するF冷却モードに移行して、冷蔵室3は冷却せずに冷凍室6のみを冷却することが好ましい。
Conversely, when only the room temperature of either the
次に冷蔵室3および野菜室4のみを冷却するR冷却モードと切替室5および冷凍室6のみを冷却するF冷却モードについて説明する。
Next, the R cooling mode for cooling only the
R冷却モードは、流量調節装置22を操作して、Fエバ24への冷媒の流れを遮断または若干冷媒が流れるようにして、主として冷蔵室3および野菜室4のみを冷却するモードである。このとき、Rファン13は運転させて室内を冷却させ、Fファン14は停止させておく。なお、Rファン13およびFファン14は必要に応じて運転または停止するようになっている。
The R cooling mode is a mode in which only the
本モードに移行する場合は、冷凍室6などの冷却を必要としない上記したような冷蔵室3および野菜室4のみが温度上昇したときや、Fエバ24の除霜を行うときに移行することが好ましく、また、本モードから他の冷却モードに移行する場合には、冷蔵室3および野菜室4の室温が下限温度以下になったときや、冷凍室6などの室温が上限温度以上になったときなどに移行することが好ましい。
When transitioning to this mode, transition should be made when only the
F冷却モードは、流量調節装置22を操作して、Rエバ26への冷媒の流れを遮断または若干冷媒が流れるようにして、主として切替室5および冷凍室6のみを冷却するモードである。このとき、Fファン14とRファン13はともに運転させる。Fファン14は回転により室内を冷却し、Rファン13は回転によりRエバ26の除霜を促して、吸着した水分を冷蔵室3などに還元するようになっている。なお、Rファン13およびFファン14は必要に応じて運転または停止するようになっており、Rファン13は、例えば10分間の所定時間が経過した後や、Rエバ26が例えば3℃まで達したら除霜が終了したとみなして停止させてもよい。なお、Rエバ26に除霜をおこなうためのヒータが設けられている場合には、Rファン13は運転させなくてもよい。
The F cooling mode is a mode in which only the switching
本モードに移行する場合は、冷蔵室3および野菜室4の冷却を必要としない例えば冷凍室6などが温度上昇したときや、Rエバ26の除霜を行うときに移行することが好ましく、また、本モードから他の冷却モードに移行する場合には、冷凍室6などの室温が下限温度以下になったときや、冷蔵室3および野菜室4の室温が上限温度以上になったときなどに移行することが好ましい。また、上記したようにRエバ26の除霜が終了するまでは移行しないようにしてもよい。
When shifting to this mode, it is preferable to shift when the temperature of the
次に、本発明のRエバ26側に溜まった潤滑油60を圧縮機40内に戻す制御方法(以下、潤滑油回収モードとする)について、図1のフローチャートを参照して説明する。
Next, a control method (hereinafter referred to as “lubricating oil recovery mode”) for returning the lubricating
ステップ1では、冷蔵室3や冷凍室6などにおいて冷却が必要か否かを判断して(S1)、冷却が必要でなければステップ2に進み圧縮機30を停止させる(S2)。また、冷却が必要であればステップ3に進み圧縮機30を運転させて室内を冷却する(S3)。この冷却が必要か否かを判断する方法としては、上述した同時冷却モード、F冷却モード、R冷却モードの移行条件、例えば冷蔵室3または冷凍室6の室温がそれぞれ上限温度以上になった場合に、冷却が必要であると判断する。
In
ステップ4では、各冷却モードの移行条件などを加味して、流量調節装置22を操作する(S4)。具体的には、例えば、冷蔵室3および冷凍室6の室温が上限温度以上のときには、Rエバ26、Fエバ24に冷媒が流れるように同時冷却モードに切り替える。
In
さて、圧縮機30を運転しているときは、上述したように、第1吸込み口40aから密閉ケース31内の冷媒ガスを吸い込むことから、潤滑油60と冷媒ガスが混在して吐出されることになり、この混合ガスがRエバ26側に流出されると、中間圧側吸込パイプHは直接第2圧縮部32bと接続されているため、潤滑油60は密閉ケース31内に流出されない。
When the
このとき、潤滑油60は第2圧縮部32bに吸い込まれることから、再び冷媒ガスとともに凝縮器側21に吐出されて、Fエバ24側へ流出されれば密閉ケース31内に戻されることになるが、一般に、高温側キャピラリチューブ25の絞りは低温側キャピラリチューブ23よりも緩く設定しているため、Rエバ26側の方が冷媒が流れ易く、冷媒と混ざった潤滑油60もRエバ26側へ多く流れることから、Rエバ26などの配管内に徐々に蓄積していくことになる。
At this time, since the lubricating
すなわち、Rエバ26に冷媒を流す冷却運転が長くなる程、密閉ケース31内の潤滑油60が減少するという不具合が生じ、潤滑油60を吸い込む回転軸14の下端開口部34cよりも、例えばY線の位置まで潤滑油60の油量が少なくなると、圧縮部32に潤滑油60を給油することができなくなるため、シリンダ35a,35bとピストン36a,36bが磨耗し、圧縮部32の破損に発展する恐れがある。
That is, the longer the cooling operation for flowing the refrigerant through the R-
そこで、ステップ5では、同時冷却モードまたはR冷却モード中の圧縮機30の運転積算時間を計測し(S5)、ステップ6において、計測した積算時間が所定時間、ここでは1時間以上に達したか否かを検知する(S6)。
Therefore, in
そして、所定時間以上圧縮機30を運転させていれば、Rエバ26側配管内に潤滑油60が溜まって密閉ケース31内の潤滑油60が減少していると見做し、ステップ7において、F冷却モードに移行させる(以下、潤滑油回収モードと称する)(S7)。これにより、流量調節装置22はRエバ26側への流れを遮断または若干流れるようにしているだけであるため、Rエバ26側の配管内に溜まった潤滑油60を冷媒とともに第2圧縮部32bに回収し、Fエバ24側の配管を介して密閉ケース31内に流出されるため、Rエバ26側の配管内に溜まった潤滑油60を回収することができる。
If the
ステップ8では、この潤滑油回収モードが所定時間、ここでは10分間以上運転されたか否かを検知して(S8)、所定時間以上運転されていれば、潤滑油60を回収することができたと見做してステップ9に進み運転積算時間をリセットして(S9)ステップ1に戻り、本制御を繰り返すようになっている。
In
この場合、潤滑油回収モードは、冷蔵室3の室温が上限温度以上であっても潤滑油60の回収を優先させて行わせるようになっているが、冷蔵室3の冷却に悪影響を与えないよう、短時間(例えば10分)に設定しておくことが好ましい。また、冷蔵室3が上限温度以下のときには、時間によって同時冷却モードなどに移行するのではなく、通常通り、冷蔵室3が上限温度以上に達した場合などに同時冷却モードまたはR冷却モードに移行させてもよい。さらに、圧縮機30の運転中に潤滑油回収モードを実行するのであるが、この圧縮機30の運転とは、連続運転している必要はなく、流量調節装置22の切替のためなどに、本モードの実行前に停止していてもよい。
In this case, in the lubricating oil recovery mode, the recovery of the lubricating
本構成によれば、Rエバ26の配管に潤滑油60が除々に溜まって圧縮機30の密閉ケース31内の油量が減少しても、圧縮機30の運転中にRエバ26に流れる冷媒を遮断または流量を減少させることにより、Rエバ26側の配管に溜まった潤滑油60を第2圧縮部32bに回収し、Fエバ24側の配管を介して密閉ケース31内に戻すため、潤滑油60の油量を保持することができ、もって、圧縮部32などの破損を防止することができる。
According to this configuration, even if the lubricating
次に他の実施形態について説明する。本構成は、図5に示すように、密閉ケース31の底部にケース内の油量を検知する油量検知装置70を設けた構成である。 この油量検知装置70は、油量が所定量以下になったか否かを判断できるものであればよく、例えば、赤外線センサー等を用いて、油が所定量ある場合とない場合との光の反射が相違することを利用して検知するようになっている。
Next, another embodiment will be described. As shown in FIG. 5, this configuration is a configuration in which an oil
この場合、上記したステップ5,6においては圧縮機30が所定時間以上運転した場合には、密閉ケース31内の油量が減少していると見做していたが、本構成では、直接的に、油量検知装置70よりケース内の油量が所定量、例えばZ線以下になった場合には、圧縮部32に給油することができなくなると判断し、ステップ7のようにF冷却モードに移行させて、Rエバ26側配管に溜まった冷媒を回収する構成である。
In this case, in
本構成によれば、密閉ケース31内の潤滑量60の減少を直接的に検知することができるため、圧縮部32などに給油できなくなるという不具合を確実に防止することができる。
According to this configuration, since it is possible to directly detect a decrease in the
なお、上述した流量調節装置22は、Fエバ24及びRエバ26への流量を調節する装置として説明したが、本発明では、Rエバ26の流量を遮断又は流量を減少させることができればよいため、Rエバ26のみの流量を調節できるものであればよい。
The above-described flow
本発明は、潤滑油の油量を適宜保持することができるものであり、二段圧縮機構を有する圧縮機を備えた種々の冷蔵庫に適応可能である。 The present invention can appropriately maintain the amount of lubricating oil, and can be applied to various refrigerators including a compressor having a two-stage compression mechanism.
1…冷蔵庫本体 3…冷蔵室 6…冷凍室
22…流量調節装置 24…Fエバ 26…Rエバ
30…圧縮機 31…密閉ケース 32…圧縮部
32a…第1圧縮部 32b…第2圧縮部 60…潤滑油
70…油量検知装置 P…吐出パイプ L…低圧側吸込パイプ
H…中間圧側吸込パイプ
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