JP2005199147A - 浴槽水汚染度検知システム及び浴槽水汚染度検知方法 - Google Patents
浴槽水汚染度検知システム及び浴槽水汚染度検知方法 Download PDFInfo
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Abstract
浴槽水内のレジオネラ菌及び大腸菌等の細菌の検出、監視及び対策を著しく迅速、簡易、低廉に行えるシステム及び方法を提供する。
【課題】従来約2週間ほどかかっていたレジオネラ菌の検出時間を大幅に短縮し、浴槽水の連続的な監視及びレジオネラ菌が発生した場合の対策をいかに著しく迅速に簡易に低廉に行えるかである。
【解決手段】ATP測定器1を用いて浴槽水に含まれるATP量を測定し、浴場の客数や塩素濃度などの測定ないし観測したデータをインターネットを利用してサーバーに集積し、サーバーが浴槽水のATP量等のデータの監視、測定したATP量が高い場合の通報、スケジュール管理を行い、インターネットを利用して経営者に対しATP量の傾向や対策などの報告を行う。
【選択図】図1
【課題】従来約2週間ほどかかっていたレジオネラ菌の検出時間を大幅に短縮し、浴槽水の連続的な監視及びレジオネラ菌が発生した場合の対策をいかに著しく迅速に簡易に低廉に行えるかである。
【解決手段】ATP測定器1を用いて浴槽水に含まれるATP量を測定し、浴場の客数や塩素濃度などの測定ないし観測したデータをインターネットを利用してサーバーに集積し、サーバーが浴槽水のATP量等のデータの監視、測定したATP量が高い場合の通報、スケジュール管理を行い、インターネットを利用して経営者に対しATP量の傾向や対策などの報告を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、浴槽水のレジオネラ菌や大腸菌による汚染度を検知、監視、報告するシステムと浴槽水のレジオネラ菌や大腸菌による汚染度を検知、監視、報告する方法に関するものである。
近年温泉や公衆浴場の浴槽水がレジオネラ菌によって汚染されたため高齢者が肺炎等に罹患し、ときには死亡する事件が続出している。厚生労働省や地方自治体は温泉や大衆浴場、旅館内の浴場、老人福祉施設内の浴場、船舶の浴場施設等の衛生管理を徹底しつつありこれら温泉や大衆浴場等に対する監視を強めている。従来浴槽水のレジオネラ菌や大腸菌を検出する方法は、浴槽水が一定の塩素濃度に達した場合レジオネラ菌や大腸菌は存在しないという推定を根拠に浴槽水の塩素濃度を測定することによってレジオネラ菌や大腸菌の不存在を検知するDPD法による残留塩素濃度測定があるが、この方法はレジオネラ菌や大腸菌が存在しないだろうという簡単な目安を用いるに過ぎず、過度の浴槽水への塩素注入を惹起させ入浴者への健康上問題が生じる。また、レジオネラ菌や大腸菌の別の検出方法として採取した浴槽水を培養するレジオネラ属菌及び大腸菌群検査があるが、この方法はレジオネラ菌であれば約2週間、大腸菌であれば約2,3日経過しないと検査結果が出ないため結果判明まで長時間かかり、仮にレジオネラ菌が検出された場合迅速な対応ができない。
また、水質の監視システムないし監視方法として特開2002−85916号、特開2003−114718号があるが、浴槽や水処理場の水の温度等を測定し濾過装置等の機械の作業状況を監視し浴場に設置された装置を制御して塩素を注入したりする一般的な監視制御システムでありレジオネラ菌や大腸菌の検出に特化したものではない。温泉や大衆浴場等には浴槽が2,3しかない箇所も存在するが、一般には一番の大きい浴槽である主浴槽とその循環系統、二番目に大きい浴槽である副浴槽とその循環系統、露天風呂とその循環系統、水風呂とその循環系統、薬湯風呂とその循環系統、ジャグジー風呂などのバイブラ風呂とその循環系統、浴槽から溢れた浴槽水を循環させる循環系統がある。これらの浴槽水は配管によって連結された集毛器、循環ポンプ、ろ過装置を通って循環するが、浴槽や配管を洗浄しないと配管の壁面に人の体から湧出した垢及び脂質、温泉成分、アメーバー、細菌から成るバイオフィルムが形成され当該バイオフィルム内でレジオネラ菌などの細菌が繁殖する。当該バイオフィルムで繁殖したレジオネラ菌等は入浴客の極端な増加による塩素濃度の低下や塩素注入装置の不具合等で浴槽水の塩素濃度が低下した瞬間に循環する浴槽水に湧出する場合がありその結果入浴者に感染する場合がある。また、浴槽水の循環の悪い配管があった場合当該配管内の浴槽水が細菌の温床になる場合もある。
当該バイオフィルムは生物膜で覆われているため浴槽水に注入した消毒剤が当該バイオフィルム内部にまで浸透しない。そのため浴槽水に塩素を注入するなどした消毒だけではレジオネラ菌や大腸菌の殺菌は十分ではなく浴槽及び配管の定期的な清掃が必要であることが知られている。従って温泉や大衆浴場等の浴槽水におけるレジオネラ菌や大腸菌の検知、監視については、各施設にある各循環系毎の個別のレジオネラ菌や大腸菌の継続した検知、監視が必要となりしかも低廉で煩雑でない方法をとるのがよい。
さらに、温泉や大衆浴場等におけるレジオネラ菌による死亡事故を踏まえ厚生労働省や地方公共団体は例えば浴槽水の定期的交換、循環ろ過装置へのヘアーキャッチャー設置と1週間に1度以上の汚れの排出、循環配管の適切な消毒方法による当該バイオフィルムの除去と清掃、浴槽水の残留塩素濃度0.2〜0.4mg/lを1日に2時間以上保つ、浴槽水のレジオネラ菌の検査を年に1〜4回定期的に行うことなどを指導している。そのため温泉や大衆浴場は指導事項を遵守するためスケジュール管理を行う必要がある。また、単に検査事項や清掃を実施するだけでなく、効果的な清掃が実施されたか確認することが清潔な浴槽を保つ上で必要である。さらに、温泉や大衆浴場等では免疫力の低下している高齢者等を客とするため急にレジオネラ菌が発生した場合等緊急事態が発生した場合レジオネラ菌の発生を検知し著しく迅速に適切な措置を行い、実際に適切な措置を行ったか否か確認することが重要である。そして、日常的に検知、監視したレジオネラ菌や大腸菌の状況等の測定データを温泉や大衆浴場等の経営者に報告すれば、浴槽や配管の清掃状況、レジオネラ菌や大腸菌の発生状況等を確認でき今後の経営戦略に有益な資料となる。
特開2002−85916号公報
特開2003−114718号公報
本発明における課題は、温泉や大衆浴場等の浴槽水におけるレジオネラ菌や大腸菌の連続的な検知、監視を著しく迅速かつ簡易に行って、レジオネラ菌が発生した場合など緊急事態に適切な措置を指示し、実際に適切な措置を講じたかを確認し、レジオネラ菌の状況等の日常的な測定データや監視状況をいかに効率よく温泉や大衆浴場等の経営者に報告するかに関するシステムと方法である。
鋭意研究した結果以下の様に構成するのが最善であることがわかった。ATP測定器1を用いて各浴槽水のATP量を測定する。ATP測定器1を施設側にある施設端末装置2に接続しインターネットを利用してATP測定値をサーバー4に送信する。サーバー4は設定した基準値よりATP測定値が著しく高ければ警報を、ある程度高ければ危険を、基準値より低ければ安全を施設端末装置2にインターネットを利用して通報する。サーバー4は警報を出す場合は適切な措置内容を施設端末装置2にインターネットを利用して通報し、現場担当者が当該適切な措置を講じたか確認手段を講じる。サーバー4はATP測定値を蓄積する。サーバー4は温泉や大衆浴場等のスケジュール管理をインターネットを通じて行う。サーバー4は日常的に得られるATP測定値等の測定データや監視状況を例えば月毎に温泉や大衆浴場等の経営者側にあるオーナー端末装置7にインターネットを利用して報告する。
本発明によれば、ATP測定法を用いることで循環系毎に著しく迅速かつ簡易に継続的なレジオネラ菌や大腸菌の検知、監視ができ、レジオネラ菌が発生した場合など緊急事態に著しく迅速に適切な措置を講じることができ、しかも当該適切な措置を講じたか確認ができる。その上温泉や大衆浴場等の経営者にATP測定値などの監視状況を報告でき、温泉や大衆浴場等は本発明を導入することにより入浴者に安心感を与えられ、施設の清潔度の基準にもなって収益の増加が期待できる。
従来約2週間ほどかかっていたレジオネラ菌の検知という目的を早ければ数分以内に行うことができ、レジオネラ菌や大腸菌の検知、監視、警報の報告、適切な措置の報告と確認、測定データ等の監視状況の報告という目的を継続的に著しく迅速かつ簡易、低廉に実現した。
実施例1の発明について説明する。図1は実施例1のブロック図である。ATP測定器1及び施設端末装置2及びサーバー4及びオーナー端末装置7からなる装置である。施設端末装置2とサーバー4とオーナー端末装置7はインターネットを利用して接続する。本発明では多量のデータの送受信があるためインターネットはADSLなどのブロードバンドが望ましい。ATP測定器1は、動物、植物、微生物、細菌に必ず含まれている物質であるATP(アデノシン三リン酸)の量を測定する測定器である。ここで何故ATP量を測定するとレジオネラ菌や大腸菌の数が推定できるのか説明する。前述のとおりATPはすべての生命体に含まれているため、ある試料のATP量が高い場合ある試料に含まれる生命体の数も多いことを示す。浴槽水の場合ATP量が高い場合の原因としてはレジオネラ菌や大腸菌などの微生物及び人体から流出した脂や汚れなどである。レジオネラ菌や大腸菌が多く存在したり客が多い場合ATP量が高くなるが、浴槽や配管を清掃したり浴槽水を塩素で消毒するとレジオネラ菌や大腸菌などの微生物が減少するのでATP量が低くなる。そして、客数などがATP量に及ぼす影響を極力除去してレジオネラ菌や大腸菌が発生した場合のATP量を算出し、仮にそれより高いATP量を測定すればレジオネラ菌や大腸菌が存在する蓋然性が高くなる。
ATP測定器1は、例えば、水中にATP抽出剤とルシフェリンとルシフェラーゼを添加した時の蛍光の発生量すなわち発光量を測定できる発光測定装置でよい。この発光量はATP量と高い相関があり、例えば波長560nmの発光量を測定することによってATP量を測定できる。かかる発光測定装置としては、例えばキッコーマン株式会社製のルミテスターPD−10が挙げられ、ATP量を電気信号からなるデジタルデータとして出力できるので好都合である。ATP測定器1は、温泉や大衆浴場、旅館内の浴場、老人福祉施設内の浴場、船舶の浴場施設等の施設に設置される。ATP測定器1は、各温泉や大衆浴場の主浴槽やジャグジー風呂等の浴槽水のATPの量を測定する。例えば甲という温泉の乙という露天風呂、同温泉の丙というジャグジー風呂、丁という大衆浴場の主浴場毎にATP量を測定する。ATP測定器1は、測定した量をATP測定値として蓄積し、測定した時刻をATP時刻値として蓄積する。ATP測定器1は、例えばR232Cケーブルを用いて、または、無線により施設端末装置2に接続する。ATP測定器1を施設端末装置2に接続した後ATP測定器1はATP測定値及びATP時刻値を施設端末装置2に送信する。
施設端末装置2は、施設端末送信部21及び施設端末受信部22及び施設端末表示部23及び施設端末入力部24からなる装置である。施設端末装置2はパーソナルコンピューターでよく、本発明に特化して作成された機械であってもよい。施設端末装置2は、温泉や大衆浴場、旅館内の浴場、老人福祉施設内の浴場、船舶の浴場施設等の施設に設置される。施設端末送信部21は、施設端末受信部22が送信したATP測定値及びATP時刻値を受信し、施設端末入力部24が送信した施設端末入力情報を受信し、ATP測定値及びATP時刻値及び施設端末入力情報をサーバー4に送信する。施設端末受信部22は、ATP測定器1が送信したATP測定値とATP時刻値を受信し、サーバー4が送信した監視情報及び通報情報及び要求情報及びスケジュール情報を受信し、監視情報及び通報情報及び要求情報及びスケジュール情報を施設端末表示部23に送信し、ATP測定値及びATP時刻値を施設端末送信部21に送信する。図2は監視画面の例である。図3は通報画面の例である。図4は要求画面の例である。図5はスケジュール画面の例である。施設端末表示部23は、施設端末受信部22が送信した監視情報及び通報情報及び要求情報及びスケジュール情報を受信し、監視情報から監視画面31を作成して表示し、通報情報から通報画面32を作成して表示し、要求情報から要求画面33を作成して表示し、スケジュール情報からスケジュール画面34を作成して表示する。施設端末表示部23はディスプレイでよい。施設端末入力部24は、温泉や大衆浴場等の施設の現場担当者が入力した情報を施設端末入力情報として施設端末送信部21に送信する。施設端末入力部24はマウスやキーボードでよい。現場担当者が入力する情報としては浴槽水の塩素濃度、客数、天候、所定のスケジュールに基づく作業の実施状況、要求画面に対応した作業の実施状況などである。
サーバー4は、サーバー送信部41及びサーバー受信部42及びサーバー蓄積部43及びサーバー分析部44及びサーバー入力部45からなる装置である。サーバー4は市販されているものでよい。サーバー4はサーバー管理者側に設置するとよい。サーバー蓄積部43はATP情報蓄積部51及び発報情報蓄積部52及び監視報告情報蓄積部53及びスケジュール情報蓄積部54とからなる。サーバー分析部44は、監視分析部61及び発報確認分析部62及びスケジュール分析部63及び報告分析部64からなる。サーバー入力部45は、サーバー蓄積部43が蓄積する情報を修正したり追加したり削除するためのものである。サーバー管理者は、サーバー入力部45を用いてスケジュールの入力、温泉や対象浴場等の施設に関する情報、経営者に関する情報などの入力をする
サーバー送信部41は、サーバー分析部62が送信した通報情報及び監視情報及び要求情報及びスケジュール情報及び報告情報を受信し、通報情報及び監視情報及び要求情報及びスケジュール情報を施設端末装置2に送信し、報告情報をオーナー端末装置7に送信する。サーバー受信部42は、施設端末装置2の施設端末送信部21が送信したATP測定値及びATP時刻値及び施設端末入力情報を受信し、ATP測定値及びATP時刻値及び施設端末入力情報をサーバー分析部44の監視分析部61に送信する。
サーバー蓄積部43のATP情報蓄積部51は、ATP基準値及びATPデータ及び仮ATP測定値及びATP測定値及びATP時刻値及び試験結果値及びファクター情報を蓄積する。ATP基準値とは特定の温泉や大衆浴場等の特定の浴槽に対して1つ設定される。例えば甲という温泉の乙という露天風呂に対して2500、同温泉の乙というジャグジー風呂に2000、丙という大衆浴場では2300という様にである。ATPデータとは、過去に様々な種類の浴槽水のATP量を測定した結果得られたATP量の集積である。例えば、温泉内にある主浴場で、泉質が主にフミン質、浴槽容量が20トン、PHが6.5〜7.0、客数が20人の場合のATP量や同条件でPHが7.0〜7.5、客数が40人の場合のATP量、大衆浴場内にある露天風呂で、浴槽容量が10トン、PHが6.5〜7.0、塩素濃度が0.2〜0.4ppm、天候は晴れ、客数が5人の場合のATP量などである。ATPデータは特色のあるファクターを特徴として蓄積される。例えば、温泉内の露天風呂、大衆浴場内のジェットバス風呂などである。ファクターとしては例えば温泉か大衆浴場か、主浴槽、副浴槽、露天風呂、水風呂、薬湯、バイブラの種別、塩素濃度、オーバーフローの有無、岩風呂か木製の風呂かなど湯船の性質、天候、客数などを設定するとよい。ATPデータはATP基準値を決定する際の資料とする。
仮ATP測定値とは、本発明を実施する温泉や大衆浴場等の施設内の特定の浴槽水のATP量を一定期間連続的に測定した結果である。例えばATPデータでは温泉内の水風呂で泉質が主にフミン質、塩素濃度が0.4ppmでは一般的にATP量が2000であっても、現実に実施しようとする水風呂では諸条件により一般的なATP量と現実に測定したATP量とが異なる場合がある。そのため本発明を実施する前に現実にATP量を測定する必要があるがその際得られたATP量である。仮ATP測定値は、ATP基準値を決定する際の資料とする。ATP測定値とATP時刻値は各温泉や大衆浴場毎に蓄積する。例えば甲という温泉の乙というジャグジー風呂という区分や男湯の主浴場の系統、男湯女湯共通の系統などである。さらに測定した際の塩素濃度や天候、客数などのファクターと関連付けて蓄積する。試験結果値とは、厚生労働省や地方自治体が定めた基準などによって行われた様々な試験の時期とそれら様々な試験によって得られた結果の値である。例えば平成15年11月に行われたレジオネラ菌検出試験の結果である。かかる試験で得られた微生物数とそれに対応するATP量とを1セットのデータとして適当の手段に蓄積し、蓄積されたデータを統計的に解析して検量線や回帰式を求めることにより、一層精度の高い汚染度の判定ができる。ファクター情報とは、施設端末入力情報のうちファクターに関連する情報である。ファクターは好ましくは塩素濃度、客数、天候を含むとよい。
サーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52は、通報情報及び過去通報情報及び要求情報及び過去要求情報及び確認情報を蓄積する。通報情報は、施設の現場担当者に対し緊急事態であることを知らせる警報関係の通報情報、施設の現場担当者に対し緊急事態ではないが所定の措置を必要とすることを知らせる注意関係の通報情報、施設の現場担当者に対し現在のところ不安な状況はないということを知らせる安全関係の通報情報に分けるとよい。警報関係の通報情報の例としては「レジオネラ菌が増殖中で大変危険です。」である。過去通報情報は、サーバー分析部44の発報確認分析部62が作成した過去の所定の通報情報の内容、時刻を蓄積する。通報情報のように警告関係の過去の通報情報、注意関係の過去の通報情報、安全関係の過去の通報情報に分けて蓄積するとよい。要求情報は、所定の警報関係の通報情報が作成された場合に施設の現場担当者がなすべき措置を内容とする警報関係の要求情報、所定の注意関係の通報情報が作成された場合に施設の現場担当者がなすべき措置を内容とする注意関係の要求情報、例えば施設の現場担当者に客数を入力するよう催告するなどその他施設の現場担当者に所定の行為を要求するその他の要求情報に分けるとよい。警報関係の要求情報の例としては「直ちに浴槽と配管の洗浄をしてください。洗浄した後は確認ボタンをクリックしてください。」である。過去要求情報は、サーバー分析部44の発報確認分析部62が作成した過去の所定の要求情報の内容、時刻を蓄積する。要求情報のように警告関係の過去の要求情報、注意関係の過去の要求情報、その他の過去の要求情報に分けて蓄積するとよい。確認情報は、サーバー発報確認分析部62が作成した確認情報を蓄積する。
サーバー蓄積部43の監視報告情報蓄積部53は、サーバー分析部44の監視分析部61が作成した監視情報とサーバー分析部44の報告分析部64が作成した報告情報を蓄積する。監視情報は各温泉や大衆欲情等毎に、例えば月次や日次に分けて蓄積するとよい。サーバー蓄積部43のスケジュール情報蓄積部54はスケジュール情報を蓄積する。スケジュール情報とは、厚生労働省や地方公共団体が定めた所定の水質検査の日程や浴槽、配管の清掃に関する日程、消毒剤購入の日程など温泉や大衆浴場等の管理運営に必要なスケジュールに関する情報である。
サーバー分析部44の監視分析部61は、サーバー送信部41が送信したATP測定値及びATP時刻値及び施設端末入力情報を受信し、ATP測定値及びATP時刻値及び施設端末入力情報のうちのファクター情報をサーバー蓄積部43のATP情報蓄積部51に蓄積させる。監視分析部61は、施設端末入力情報のうちの要求情報に応ずる情報を発報確認分析部62に送信する。監視分析部61は、浴槽水のATP測定値等の監視状況を把握する。そのためATP測定値及びATP時刻値及びファクター情報をグラフ化するのが好ましい。例えばATP時刻値を基準としてATP測定値の日変化や周変化、月変化を線グラフにしたり、その際ファクター情報である塩素濃度と相対比較したりする。また例えば所定の浴槽水のATP測定値の平均値や標準偏差を算出しグラフ化する。監視分析部61は分析した監視状況を監視情報としてサーバー送信部41に送信し、監視情報をサーバー蓄積部43の監視報告情報蓄積部53に蓄積させる。
サーバー分析部44の発報確認分析部62は、ATP情報蓄積部51が蓄積するATP測定値とATP基準値を比較し、仮にATP測定値がATP基準値よりも著しく高い場合は所定の警報関係の通報情報をサーバー蓄積部43のサーバー発報情報蓄積部52から抽出し通報情報を作成してサーバー送信部41に送信し、作成した通報情報をサーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52に蓄積させる。発報確認分析部62は、作成した通報情報に相当する警報関係の要求情報をサーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52から抽出し要求情報を作成してサーバー送信部41に送信し、作成した要求情報をサーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52に蓄積させる。発報確認分析部62は、ATP測定値とATP基準値を比較し、仮にATP測定値がATP基準値よりも一定程度高い場合は所定の注意関係の通報情報をサーバー蓄積部43のサーバー発報情報蓄積部52から抽出し通報情報を作成してサーバー送信部41に送信し、作成した通報情報をサーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52に蓄積させる。発報確認分析部62は、作成した通報情報に相当する注意関係の要求情報をサーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52から抽出し要求情報を作成してサーバー送信部41に送信し、作成した要求情報をサーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52に蓄積させる。発報確認分析部62は、ATP測定値とATP基準値を比較し、仮にATP測定値がATP基準値よりも低い場合は所定の安全関係の通報情報をサーバー蓄積部43のサーバー発報情報蓄積部52から抽出し通報情報を作成してサーバー送信部41に送信し、作成した通報情報をサーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52に蓄積させる。例えば施設の現場担当者が浴槽水のATP測定値を送信しない場合、発報確認分析部62は所定のその他の要求情報をサーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52から抽出し要求情報を作成してサーバー送信部41に送信し、作成した要求情報をサーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52に蓄積させる。また、発報確認分析部62は、監視分析部61が送信した施設端末入力情報のうち要求情報に応ずる情報を受信し確認情報としてサーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52に蓄積させる。
施設の現場担当者は施設端末表示部23が要求画面33を表示した場合所定の措置を講じて、施設端末入力部24を使用して所定の入力を行う。発報確認分析部62は、施設端末入力情報を分析し施設の現場担当者が要求した措置を講じたか確認する。また、ATP基準値は所定の浴槽水のペーハーや客数の影響を受けるため、発報確認分析部62はファクター情報を参考にしてATP基準値を修正してもよい。
サーバー分析部44のスケジュール分析部63は、所定の日時になった場合サーバー蓄積部43のスケジュール情報蓄積部54から所定のスケジュール情報を抽出してサーバー送信部41に送信する。サーバー分析部44の報告分析部64は、サーバー蓄積部43のATP情報蓄積部51が蓄積するATP測定値及びATP時刻値及びファクター情報及びサーバー蓄積部43の監視報告情報蓄積部53が蓄積する監視情報及び報告情報などを分析して、例えば甲という温泉の乙という露天風呂のATP測定値の傾向やレジオネラ菌及び大腸菌の数の傾向、天候や客数がATP測定値やレジオネラ菌及び大腸菌の数に与える影響などを整理する。そして、報告分析部64は整理した情報を報告情報を作成してサーバー送信部41に送信し作成した報告情報をサーバー蓄積部43の監視報告情報蓄積部53に蓄積させる。
サーバー入力部45は、サーバー4内のサーバー分析部44の分析方法の修正、サーバー蓄積部43が蓄積するデータの修正、削除、追加、報告情報など各種情報への追加などサーバー4内の情報の修正、削除、追加を行う。例えば甲という温泉の乙という水風呂に関するATP基準値を修正したり、新たな試験結果値を蓄積させる。また、報告情報に温泉や大衆浴場等の清掃や塩素注入量に関する対策を含ませることができる。
オーナー端末装置7は、オーナー端末受信部71、オーナー端末表示部72から成る装置である。オーナー端末装置7は、温泉や大衆浴場等の経営者側に設置する。オーナー端末受信部71は報告情報を受信し、報告情報をオーナー端末表示部72に送信する。図6は報告画面の例である。オーナー端末表示部72は報告情報から報告画面73を表示する。温泉や大衆浴場等の経営者は報告画面73を見ることで施設のATP測定値の傾向が分かる。また、その対策に関する情報を得ることができ効果的な経営ができる。
実施例2の発明について説明する。ATP基準値を決定しサーバー蓄積部43のATP情報蓄積部51にサーバー入力部45を用いて蓄積させる。ここで何故ATP量を測定するとレジオネラ菌や大腸菌の数が推定できるのか説明する。前述のとおりATPはすべての生命体に含まれているため、ある試料のATP量が高い場合ある試料に含まれる生命体の数も多いことを示す。浴槽水の場合ATP量が高い場合の原因としてはレジオネラ菌や大腸菌などの微生物、人体から流出した脂や汚れなどである。レジオネラ菌や大腸菌が多く存在したり客が多い場合ATP量が高くなるが、浴槽や配管を清掃したり浴槽水を塩素で消毒するとレジオネラ菌や大腸菌などの微生物が減少するのでATP量が低くなる。そして、客数などがATP量に及ぼす影響を極力除去してレジオネラ菌や大腸菌が発生した場合のATP量を算出し、仮にそれより高いATP量を測定すればレジオネラ菌や大腸菌が存在する蓋然性が高くなる。ATP基準値の決定については、サーバー蓄積部43のATP情報蓄積部51が蓄積するATPデータや仮ATP測定値、ファクター情報などを参考にする。また、サーバー入力部45を用いてATP基準値を変えることができる。
温泉や大衆浴場、旅館内の浴場、老人福祉施設内の浴場、船舶の浴場施設等の施設の所定の浴槽水を対象に各施設の現場担当者がATP測定器1を用いて各温泉や大衆浴場の主浴槽やジャグジー風呂等の浴槽水のATPの量を測定する。例えば甲という温泉の乙という露天風呂、同温泉の丙というジャグジー風呂、丁という大衆浴場の主浴場毎にATP量を測定する。ATP測定器1は所定の各浴槽水のATP量を測定しその結果をATP測定値として蓄積し、測定した時刻をATP時刻値として蓄積する。各施設の現場担当者はATP測定器1と施設端末装置2を接続する。接続方法としてはR232Cケーブル等を用いる。ATP測定器1は記録したATP測定値とATP時刻値を施設端末装置2に送信する。
施設端末装置2の施設端末受信部22はATP測定値とATP時刻値を受信し、施設端末送信部21に送信する。各施設の現場担当者は、当日の客数や塩素濃度、天候などのファクター情報を施設端末入力部24を用いて入力する。施設端末入力部24は現場担当者が入力した情報を施設端末入力情報として施設端末送信部21に送信する。施設端末送信部21はATP測定値及びATP時刻値及び施設端末入力情報をサーバー4に送信する。
サーバー受信部42は、ATP測定値及びATP時刻値及び施設端末入力情報を受信し、ATP測定値及びATP時刻値及び施設端末入力情報をサーバー分析部44の監視分析部61に送信する。監視分析部61は、ATP測定値及びATP時刻値及び施設端末入力情報を受信し、ATP測定値及びATP時刻値及び施設端末入力情報のうちのファクター情報をサーバー蓄積部43のATP情報蓄積部51に蓄積させる。監視分析部61は、浴槽水のATP測定値等の監視状況を把握する。そのためATP測定値、ATP時刻値、ファクター情報をグラフ化するのが好ましい。例えばATP時刻値を基準としてATP測定値の日変化や周変化、月変化を線グラフにしたり、その際ファクター情報である塩素濃度と相対比較したりする。また例えば所定の浴槽水のATP測定値の平均値や標準偏差を算出しグラフ化する。監視分析部61は分析した監視状況を監視情報としてサーバー送信部41に送信し、監視情報をサーバー蓄積部43の監視報告情報蓄積部53に蓄積させる。施設端末受信部22は、監視情報を受信し施設端末表示部23に送信する。施設端末表示部23は監視情報から監視画面31を作成し表示する。監視画面31はサーバー分析部44の監視分析部61が分析したグラフなどが表示する。各施設の現場担当者は監視情報を見ることにより各施設の浴槽水に異常がないか確認することができる。
サーバー分析部44の発報確認分析部62は、サーバー蓄積部43のATP情報蓄積部51が蓄積するATP測定値とATP基準値を比較する。仮にATP測定値がATP基準値よりも著しく高い場合は所定の警報関係の通報情報をサーバー蓄積部43のサーバー発報情報蓄積部52から抽出し通報情報を作成してサーバー送信部41に送信し、作成した通報情報をサーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52に蓄積させる。発報確認分析部62は、作成した通報情報に相当する警報関係の要求情報をサーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52から抽出し要求情報を作成してサーバー送信部41に送信し、作成した要求情報をサーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52に蓄積させる。発報確認分析部62は、ATP測定値とATP基準値を比較し、仮にATP測定値がATP基準値よりも一定程度高い場合は所定の注意関係の通報情報をサーバー蓄積部43のサーバー発報情報蓄積部52から抽出し通報情報を作成してサーバー送信部41に送信し、作成した通報情報をサーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52に蓄積させる。発報確認分析部62は、作成した通報情報に相当する注意関係の要求情報をサーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52から抽出し要求情報を作成してサーバー送信部41に送信し、作成した要求情報をサーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52に蓄積させる。発報確認分析部62は、ATP測定値とATP基準値を比較し、仮にATP測定値がATP基準値よりも低い場合は所定の安全関係の通報情報をサーバー蓄積部43のサーバー発報情報蓄積部52から抽出し通報情報を作成してサーバー送信部41に送信し、作成した通報情報をサーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52に蓄積させる。例えば施設の現場担当者が浴槽水のATP測定値を送信しない場合、発報確認分析部62は所定のその他の要求情報をサーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52から抽出し要求情報を作成してサーバー送信部41に送信し、作成した要求情報をサーバー蓄積部43の発報情報蓄積部52に蓄積させる。サーバー送信部41は受信した通報情報、要求情報を施設端末受信部22に送信する。
施設端末受信部22は通報情報及び要求情報を受信し、施設端末表示部23に送信する。施設端末表示部23は通報情報を受信し、通報情報から通報画面32を作成し表示する。通報画面32の例としては「レジオネラ菌が増殖中で大変危険です。」である。施設端末表示部23は要求情報から要求画面33を作成し表示する。要求画面33の例としては「直ちに浴槽と配管の洗浄をしてください。洗浄した後は確認ボタンをクリックしてください。」である。各施設の現場担当者は、通報画面32及び要求画面33を確認し所定の要求される行動を行う。要求される行動を行った後各施設の現場担当者は施設端末入力部24を用いて確認を入力する。施設端末入力部24は入力された情報を施設端末入力情報として施設端末送信部21に送信する。施設端末送信部21は施設端末入力情報をサーバー受信部42に送信し、サーバー受信部42は施設端末入力情報を受信しサーバー分析部44の監視分析部61に送信する。監視分析部61は施設端末入力情報を受信し発報確認分析部62に送信する。発報確認分析部62は施設端末入力情報を分析し、各施設の現場担当者が要求される行動を行ったか否か確認し、確認情報として発報情報蓄積部52に蓄積させる。
サーバー分析部44のスケジュール分析部63は、厚生労働省や地方自治体の定めた試験や検査の日程、浴槽を洗浄する日程など温泉や大衆浴場等の運営管理に関する情報を分析し、所定の日時が到来した場合サーバー蓄積部43のスケジュール情報蓄積部54から所定のスケジュール情報を抽出しサーバー送信部41に送信する。サーバー送信部41はスケジュール情報を施設端末受信部22に送信する。施設端末受信部22はスケジュール情報を施設端末表示部23に送信し、施設端末表示部23はスケジュール情報からスケジュール画面34を作成し表示する。各施設の現場担当者はスケジュール画面34を見ることによりこれからいかなる試験や検査等が予定されているか分かる。
サーバー分析部44の報告分析部64は、サーバー蓄積部43のATP情報蓄積部51が蓄積するATP測定値及びATP時刻値及びファクター情報及びサーバー蓄積部43の監視報告情報蓄積部53が蓄積する監視情報及び報告情報などを分析して、例えば甲という温泉の乙という露天風呂のATP測定値の傾向やレジオネラ菌及び大腸菌の数の傾向、天候や客数がATP測定値やレジオネラ菌及び大腸菌の数に与える影響などを整理する。そして、報告分析部64は整理した情報を報告情報を作成してサーバー送信部41に送信し作成した報告情報をサーバー蓄積部43の監視報告情報蓄積部53に蓄積させる。また、報告情報にはサーバー入力情報を用いてサーバー管理者が情報を加えることができる。サーバー送信部41は、報告情報をオーナー端末受信部71に送信し、オーナー端末受信部71は報告情報をオーナー端末表示部72に送信する。オーナー端末表示部72は報告情報を受信し、報告画面73を作成し表示する。温泉や大衆浴場等の経営者は施設のATP量の傾向やATP量が高くなった場合の対策を知ることができ効果的な経営をすることができる。
サーバー4のサーバー入力部45は、サーバー4内のサーバー分析部44の分析方法の修正、サーバー蓄積部43が蓄積するデータの修正、削除、追加、報告情報など各種情報への追加などサーバー4内の情報の修正、削除、追加を行う。例えば甲という温泉の乙という水風呂に関するATP基準値を修正したり、新たな試験結果値を蓄積させる。また、報告情報に温泉や大衆浴場等の清掃や塩素注入量に関する対策を含ませることができる。
本発明ではATP測定器を使用するため、他の物質内の細菌の検出と細菌の監視システムに適用できる。
1 ATP測定器
2 施設端末装置
21 施設端末送信部
22 施設端末受信部
23 施設端末表示部
24 施設端末入力部
31 監視画面
32 通報画面
33 要求画面
34 スケジュール画面
4 サーバー
41 サーバー送信部
42 サーバー受信部
43 サーバー蓄積部
44 サーバー分析部
45 サーバー入力部
51 ATP情報蓄積部
52 発報情報蓄積部
53 監視報告情報蓄積部
54 スケジュール情報蓄積部
61 監視分析部
62 発報確認分析部
63 スケジュール分析部
64 報告分析部
7 オーナー端末装置
71 オーナー端末受信部
72 オーナー端末表示部
73 報告画面
2 施設端末装置
21 施設端末送信部
22 施設端末受信部
23 施設端末表示部
24 施設端末入力部
31 監視画面
32 通報画面
33 要求画面
34 スケジュール画面
4 サーバー
41 サーバー送信部
42 サーバー受信部
43 サーバー蓄積部
44 サーバー分析部
45 サーバー入力部
51 ATP情報蓄積部
52 発報情報蓄積部
53 監視報告情報蓄積部
54 スケジュール情報蓄積部
61 監視分析部
62 発報確認分析部
63 スケジュール分析部
64 報告分析部
7 オーナー端末装置
71 オーナー端末受信部
72 オーナー端末表示部
73 報告画面
Claims (2)
- 浴槽水のレジオネラ菌の検出を行う浴槽を設置する施設側に設置されるATP測定器と浴槽水のレジオネラ菌の検出を行う浴槽を設置する施設側に設置され該ATP測定器と接続される施設端末装置と、レジオネラ菌の検出に関する分析を行うサーバー管理者側に設置され該施設端末装置とインターネットを介して接続されるサーバーと、浴槽を設置する施設を経営する側に設置され該サーバーとインターネットを介して接続されるオーナー端末装置とからなる浴槽水汚染度検知システムにおいて、上記ATP測定器は、浴槽水のATP量を測定する手段と、測定したATP量をATP測定値として上記施設端末装置に送信する手段を備え、上記施設端末装置は、該ATP測定値及び施設端末入力情報をサーバーに送信する手段と監視情報及び通報情報及び要求情報及びスケジュール情報を受信する手段と、監視画面及び通報画面及び要求画面及びスケジュール画面を表示する手段を備え、上記サーバーは、ATP測定値及びATP基準値及びATPデータ及び仮ATP測定値及びファクター情報及び確認情報を蓄積する手段と、該ATP基準値と該測定したATP量を比較する手段と、仮に該測定したATP量がATP基準値より高い場合警報を出す手段と、該監視情報及び該通報情報及び該要求情報及び該スケジュール情報及び報告情報を作成する手段と、該監視情報及び該通報情報及び該要求情報及び該スケジュール情報を上記施設端末装置に送信する手段と、該報告情報を上記オーナー端末装置に送信する手段を備え、上記オーナー端末装置は該報告情報を受信する手段と、報告画面を表示する手段を備えたことを特徴とする浴槽水汚染度検知システム。
- 浴槽水のレジオネラ菌の検出を行う浴槽を設置する施設側に設置されるATP測定器と浴槽水のレジオネラ菌の検出を行う浴槽を設置する施設側に設置され該ATP測定器と接続される施設端末装置と、レジオネラ菌の検出に関する分析を行うサーバー管理者側に設置され該施設端末装置とインターネットを介して接続されるサーバーと、浴槽を設置する施設を経営する側に設置され該サーバーとインターネットを介して接続されるオーナー端末装置とからなる浴槽水汚染度検知システムにおいて、上記ATP測定器は、浴槽水のATP量を測定する手段と、測定したATP量をATP測定値として上記施設端末装置に送信する手段を備え、上記施設端末装置は、該ATP測定値及び施設端末入力情報をサーバーに送信する手段と監視情報及び通報情報及び要求情報及びスケジュール情報を受信する手段と、監視画面及び通報画面及び要求画面及びスケジュール画面を表示する手段を備え、上記サーバーは、ATP測定値及びATP基準値及びATPデータ及び仮ATP測定値及びファクター情報及び確認情報を蓄積する手段と、該ATP基準値と該測定したATP量を比較する手段と、仮に該測定したATP量がATP基準値より高い場合警報を出す手段と、該監視情報及び該通報情報及び該要求情報及び該スケジュール情報及び報告情報を作成する手段と、該監視情報及び該通報情報及び該要求情報及び該スケジュール情報を上記施設端末装置に送信する手段と、該報告情報を上記オーナー端末装置に送信する手段を備え、上記オーナー端末装置は該報告情報を受信する手段と、報告画面を表示する手段を備えたことを特徴とする浴槽水汚染度検知方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004006769A JP2005199147A (ja) | 2004-01-14 | 2004-01-14 | 浴槽水汚染度検知システム及び浴槽水汚染度検知方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009058233A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-03-19 | Nagasaki Prefecture | 入浴設備の汚染度の判定方法、浴槽水における殺微生物剤の殺微生物効果の判定方法及び浴槽水の水質管理方法 |
JP2010501867A (ja) * | 2006-09-01 | 2010-01-21 | エルヴェーオー ゲーエムベーハー | 水中の生存植物プランクトン細胞を検知するための方法及び装置 |
WO2017158491A3 (en) * | 2016-03-14 | 2017-11-02 | Ibañez Botella Juan | Processing of physicochemical data for legionella determination in water samples |
-
2004
- 2004-01-14 JP JP2004006769A patent/JP2005199147A/ja not_active Withdrawn
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