JP2005193130A - 洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車椅子における各車輪を個別に確実に洗浄し得る小型で取扱安い洗浄装置を廉価に提供する。
【解決手段】 車椅子Bに備えられている車輪71の一個を受け入れて洗浄する洗浄装置Aであって、この洗浄装置Aが、駆動ローラ20と該駆動ローラ20との間で前記車輪71を回転可能に支承する回転自在な受けローラ30とを備えていると共に、前記車輪71の少なくとも外周面に接するブラシ50と、該車輪71の少なくとも外周面71aに水W’を吹き当てる水の吹き出し手段40とを備えた洗浄装置。
【選択図】図1

Description

この発明は、車椅子における車輪を簡易に且つ確実に洗浄し得る小型の洗浄装置に関し、例えば、屋外から屋内に移動される車椅子による床面等の汚れ出しを効果的に防ぎ、車椅子による屋内外に向けた円滑な移動をなし得るようにした洗浄装置の提供に関する。
車椅子の使用者が車椅子に乗ったまま屋内外を出入りする必要のある場合が比較的多く、屋外から屋内に車椅子によって乗り入れる場合、屋内における床などが当該車椅子によって汚損されないように床面にシートを敷いたり、乗り入れる車椅子における車輪の汚れを取り除くなどの処置が必要とされていた。
かかる点から、玄関などの車椅子の乗り入れられる出入り口部分に車椅子の車幅よりも幅の大きい車輪洗浄装置を設け、この車輪洗浄装置に当該車椅子における対をなす前輪を同時に受け入れ洗浄したり、対をなす後輪を同時に受け入れ洗浄したり、さらには、当該車椅子における4輪を同時に受け入れ洗浄することが試みられている。
しかしながら、かかる洗浄装置にあっては、装置が大きくなり、当該装置を設置するスペースの限られている一般住宅やマンションなどにおける設置使用に難があった。
また、かかる洗浄装置にあっては、装置の製作コストが高く、使用度数の限られている一般住宅に設置するには経済的な負担が大きかった。
かかる点から、小型で、取扱い易く、設置コストが低廉で、しかも、小さな設置スペースで用い得る洗浄装置の提供が求められていた。
この発明が解決しようとする主たる問題点は、車椅子の車輪の洗浄に用いられる洗浄装置の設置に際して広いスペースを要請される不具合や、当該装置の設置に伴う大きな経済的な負担をなくす点にある。
前記課題を解決するために、この発明に係る洗浄装置は、車椅子に備えられている車輪の一個を受け入れて洗浄する洗浄装置であって、この洗浄装置が、駆動ローラと該駆動ローラとの間で前記車輪を回転可能に支承する回転自在な受けローラとを備えていると共に、前記車輪の少なくとも外周面に接するブラシと、該車輪の少なくとも外周面に水を吹き当てる水の吹き出し手段とを備えていることを特徴とするものとした。
このように構成される洗浄装置にあっては、洗浄対象とされる車椅子における各車輪を個別に回転させながら洗浄することができる。また、このように車椅子を構成する車輪の一個を受け入れて洗浄することから、洗浄装置を小型且つ軽量のものとして構成でき、しかも、廉価に提供することができる。
また、前記構成に係る洗浄装置にあっては、この洗浄装置を車椅子の車輪の洗浄に用いていない際に、当該洗浄装置を玄関等の出入り口部分から歩行や各種作業等の妨げとならない場所に持ち運んで保管することができる。
また、前記構成に係る洗浄装置にあっては、当該洗浄対象とされている車輪の少なくとも外周面に水が吹き当てられ、しかも、この車輪の少なくとも外周面にブラシが接するようにしてあることから、車輪に付着した泥などの付着物を都合よく取り除くことができる。
また、前記構成に係る洗浄装置にあって、前記受けローラが、前記駆動ローラとの間で前記車椅子における後輪を回転可能に支承する第1受けローラと、この駆動ローラと該第1受けローラとの間に備えられて前記駆動ローラとの間で前記車椅子における前輪を回転可能に支承する第2受けローラとを有していることを特徴とする洗浄装置では、前記特長に併せて、車椅子に備えられている直径を異にする前輪と後輪とを都合よく回転可能に支承し、洗浄対象とされる車輪に対して効果的に洗浄を施すことができる。
また、前記構成に係る洗浄装置にあって、前記ブラシが前記第1受けローラと前記第2受けローラとの間に備えられていると共に、前記車輪に接したブラシに前記吹き出し手段から吹き出されて前記車輪に吹き当てられた水が伝い落ちるようにしてあることを特徴とする洗浄装置では、前記特長に併せて、車輪に接するブラシによって当該車輪から取り除かれると共に当該ブラシに付着された泥などの車輪付着物を該ブラシを伝い落ちる水によって取り除くことができる。
また、前記構成に係る洗浄装置にあって、前記水の吹き出し手段が水を吹き出す複数のノズルを備えた管と、この管のノズルから吹き出される水を受けると共に当該管に供給される水を蓄える貯水槽と、この貯水槽の水を前記管に供給するポンプとを備えていることを特徴とする洗浄装置では、上水道などの水の供給手段からホース等の水の案内手段を用いて当該洗浄装置に水を案内供給する必要がなく、貯水槽にある水を車輪に吹き当てるように用いると共に、これを循環して用いることができ、いずれの場所においても当該洗浄装置を設置して用いることができる。
この発明に係る洗浄装置にあっては、洗浄対象とされる車椅子における各車輪を個別に回転させながら洗浄することができる。また、車椅子を構成する車輪の一個を受け入れて洗浄するようにしてあることから、洗浄装置を小型且つ軽量のものとして構成でき、しかも、廉価に提供することができる。また、この洗浄装置を車椅子の車輪の洗浄に用いていない際には、当該洗浄装置を玄関等の出入り口部分から歩行や各種作業等の妨げとならない場所に持ち運んで保管することができる。また、当該洗浄対象とされている車輪の少なくとも外周面に水が吹き当てられ、しかも、この車輪の少なくとも外周面にブラシが接するようにしてあることから、車輪に付着した泥などの付着物を都合よく取り除くことができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態に係る洗浄装置Aについて詳細に説明する。
図1〜図7は、この発明を実施するための最良の形態に係る洗浄装置Aを示しており、図1では、一例として示される典型的な車椅子Bを典型的な当該最良の形態に係る洗浄装置Aを用いて洗浄している状態を斜め上方から見て示しており、図2では、この車椅子Bの状態を理解し易いように使用者の図示を省略した状態で斜め上方から見て示している。図3では、この洗浄装置Aを斜め上方から見て示し、図4では、駆動ローラ20及び受けローラ30の回転軸線に直交する向きで縦断面した状態を、更に、図5では当該洗浄装置Aの要部を破断すると共に駆動ローラ20及び受けローラ30の回転軸線に平行な向きで縦断面した状態を示している。図6及び図7では、この洗浄装置Aを用いている断面状態を車椅子Bの要部と共に示している。
この発明を実施するための最良の形態に係る洗浄装置Aは、典型的には、車椅子Bに備えられている車輪71の一個を受け入れて洗浄する洗浄装置Aであって、この洗浄装置Aが、駆動ローラ20と該駆動ローラ20との間で前記車輪71を回転可能に支承する回転自在な受けローラ30とを備えていると共に、前記車輪71の少なくとも外周面に接するブラシ50と、該車輪71の少なくとも外周面71aに水W’を吹き当てる水の吹き出し手段40とを備えた構成としてある。
このように構成される洗浄装置Aにあっては、洗浄対象とされる車椅子Bにおける各車輪71を個別に洗浄し得ると共に、当該洗浄対象車輪71を適宜回転させながら洗浄することができる。また、このように車椅子Bを構成する車輪71の一個を受け入れて洗浄することから、洗浄装置Aを小型且つ軽量のものとして構成でき、しかも、当該洗浄装置Aを廉価に提供することができる。
また、前記構成に係る洗浄装置Aにあっては、この洗浄装置Aを車椅子Bの車輪71の洗浄に用いていない際に、当該洗浄装置Aを玄関等の出入り口部分から歩行や各種作業等の妨げとならない場所に持ち運んで保管することができる。
また、前記構成に係る洗浄装置Aにあっては、当該洗浄対象とされている車輪71の少なくとも外周面71aに水W’が吹き当てられ、しかも、この車輪71の少なくとも外周面71aにブラシ50が接するようにしてあることから、車輪71に付着した泥などの付着物を円滑に取り除くことができる。
なお、前記洗浄装置Aの洗浄対象とされる車椅子Bは、例えば、駆動輪を備えた自走用標準型の車椅子や、主輪を備えた介助用標準型の車椅子など、いかなる形態の車椅子であってもよく、また、洗浄対象とされる車輪71は、車椅子Bに備えられているものであれば直径の大きいタイプの車輪であっても、直径の小さいタイプの車輪であっても当該洗浄装置Aによって洗浄することができる。
また、前記受けローラ30は、前記駆動ローラ20との間で車椅子Bに備えられている各車輪71のいずれをも、各個別に支承し得るように備えられているものであればいかなる形態のローラであっても、また、いかなる構成で備えられていてもよく、例えば、当該受けローラ30を一本のローラで構成し、この一本の受けローラと前記駆動ローラ20との間で車椅子Bに備えられている各車輪71を各個別に支承するように構成したり、当該受けローラ30を複数本のローラによって構成し、この複数本の受けローラ30の中の一本または当該複数本の受けローラ30の中の2本以上のローラと前記駆動ローラ20との間で車椅子Bにおける各車輪71を各個別に支承するように構成してあってもよい。
また、前記構成に係る洗浄装置Aにあって、前記受けローラ30が、前記駆動ローラ20との間で前記車椅子Bにおける後輪71Bを回転可能に支承する第1受けローラ31と、この駆動ローラ20と該第1受けローラ31との間に備えられて前記駆動ローラ20との間で前記車椅子Bにおける前輪71Aを回転可能に支承する第2受けローラ32とを有している構成とした洗浄装置Aでは、前記特長と共に、車椅子Bに備えられている直径を異にする前輪71Aと後輪71Bとを都合よく回転可能に支承し、洗浄対象とされる各車輪71に対して効果的に洗浄を施すことができる。
また、前記構成に係る洗浄装置Aにあって、前記ブラシ50が前記第1受けローラ31と前記第2受けローラ32との間に備えられていると共に、前記車輪71に接したブラシ50に前記吹き出し手段40から吹き出されて前記車輪71に吹き当てられた水W’が伝い落ちるようにしてある構成とした洗浄装置Aでは、前記特長と共に、車輪71に接するブラシ50によって当該車輪71から取り除かれて当該ブラシ50に付着された泥などの車輪付着物が該ブラシ50を伝い落ちる水W’によって取り除かれる。
また、前記構成に係る洗浄装置Aにあって、前記水の吹き出し手段40が水を吹き出す複数のノズル43を備える管42と、この管42のノズル43から吹き出される水W’を受けると共に当該管42に供給される水Wを蓄えた貯水槽11と、この貯水槽11の水Wを前記管42に供給するポンプ41とを備えている構成とした洗浄装置Aでは、上水道などの水の供給手段からホース等の水の案内手段を用いて当該洗浄装置Aに水を案内供給する必要がなく、貯水槽11にある水Wを車輪71に吹き当てるように用い、且つ、これを循環して用いることができ、いずれの場所においても当該洗浄装置Aを容易に設置して用いることができる。
以下、図1〜図6に示される典型的な洗浄装置A及び典型的な車椅子Bの車輪71を当該洗浄装置Aを用いて洗浄する一例を具体的に説明する。
この図示例に係る洗浄装置Aは、典型的には、車椅子Bに備えられている車輪71の一個を受け入れて洗浄する洗浄装置Aであって、この洗浄装置Aが、駆動ローラ20と該駆動ローラ20との間で前記車輪71を回転可能に支承する回転自在な受けローラ30とを備えていると共に、前記車輪71の少なくとも外周面71aに接するブラシ50と、該車輪71の少なくとも外周面71aに水W’を吹き当てる水の吹き出し手段40とを備えた構成としてある。
かかる洗浄装置Aを用いて洗浄される車椅子Bは、例えば、前輪71Aをキャスタとし、後輪71Bを主輪とした介助用標準型車椅子や、前輪71Aをキャスタとし、後輪71Bを駆動輪とした自走用標準型車椅子など、いかなる形態からなる車椅子Bであってもよく、また、車椅子Bに備えられている各種大きさの直径の車輪に対して用いることができる。
なお、この図示例にあっては、かかる車椅子Bにおける典型例として、自走用標準型車椅子が示されており、フレーム70、一対のキャスタとして構成された前輪71A及び一対の駆動輪として構成された後輪71Bからなる車輪71、シート72、バックレスト73、アームレスト74、レッグサポート75、グリップ76、ブレーキ78などの各部材を備え、ハンドリム77やテイッピングレバー79などの各種の必要部材を備えたものとして構成してあり、使用者Pが前記シート72に乗り込んだ状態で、典型的には、介助者Hの介助のもとで洗浄処理される。
この図示例にかかる洗浄装置Aは、前記車椅子Bに備えられているいずれか一個の車輪71を受け入れると共に、この受け入れた車輪71、より具体的には、当該受け入れ車輪71における少なくとも外周面71aを洗浄し得るようにしたものであって、更に具体的には、この受け入れ車輪71が前輪71Aである場合においては当該前輪71Aのタイヤ71Aaを、また受け入れ車輪71が後輪71Bである場合には当該後輪71Bのタイヤ71Baを洗浄し得るように構成してある。
この図示例にかかる洗浄装置Aは、前記駆動ローラ20、受けローラ30、ブラシ50、吹き出し手段40を組み込み得る上面開口の箱状体10を備えており、この箱状体10は、四角形状をなす底板10eと、この底板10eにおける四辺形の各辺から起立状態に設けられた互いに向き合う側板10a及び側板10bと、互いに向き合う側板10c及び側板10dとが互いに連続するように備えられている底の浅い容器状の構成としてあり、この側板10a及び側板10b間に亙って備えられた仕切り板10fによって、この仕切り板10fと前記側板10d、側板10a、側板10b及び底板10eによって貯水槽11を構成するようにしてある。
かかる箱状体10は、車椅子Bに備えられている車輪71を各個別に受け入れ、この受け入れた一個の車輪71に対して都合よくブラシ50を接触させると共に水W’を吹き当てながら当該車輪71を駆動ローラ20と受けローラ30との間で支承、回転させ得る形状、大きさのものであれば、いかなる構成としてあってもよく、前記洗浄を前記態様で車椅子Bにおける各車輪71に施し得るものであれば当該箱状体10は、これを極力小型のものとして構成することが好ましい。また、かかる箱状体10はステンレススチール、各種の鋼材、鉄材、アルミニューム材など適宜の素材によって構成してあれば良く、前記駆動ローラ20や受けローラ30を効果的に支承し、しかも、前記貯水槽11における水を効果的に貯水し得る構成を備えたものとしてある。
この図示例にあっては、箱状体10における一つの側板、具体的には、側板10cに沿うように駆動ローラ20を該箱状体10内に配置し、この駆動ローラ20に沿うように仕切り板10fを設けると共に、この仕切り板10fによって前記駆動ローラ20の備えつけられている箱状体部分と区分された当該箱状体10に備えられた貯水槽11内に受けローラ30を備えた構成としてある。より具体的には、当該貯水槽11を構成する一つの側板、この図示例にあっては側板10dに沿うように受けローラ30として用いられる第1受けローラ31を前記駆動ローラ20との間で車椅子Bの後輪71Bを受け入れ得るように該駆動ローラ20の回転軸線に回転軸線を平行にして回転自在に備えつけ、しかも、前記駆動ローラ20との間で車椅子Bの前輪71Aを受け入れ得るように当該駆動ローラ20と前記第1受けローラ31との間に該駆動ローラ20の回転軸線に回転軸線を平行にした第2受けローラ32を回転自在に備えつけてあり、この第1受けローラ31と前記駆動ローラ20とで車椅子Bにおける後輪71Bを回転可能に支承し、しかも、該第2受けローラ32と前記駆動ローラ20とで車椅子Bにおける前輪71Aを回転可能に支承するようにしてある。そして、ブラシ50が、この第1受けローラ31と第2受けローラ32間に設けてあると共に、このブラシ50に囲まれるようにして前記第1受けローラ31及び第2受けローラ32の回転軸線に平行に水の吹き出し手段40をなす管42が設けてあり、この管42から吹き出される水W’が車椅子Bにおける前輪71A及び後輪71Bとしての車輪71の外周面71a、典型的には、当該前輪71Aを構成するタイヤ71Aa及び当該後輪71Bを構成するタイヤ71Baに吹き当たるようにしてあると共に、前記ブラシ50が当該車椅子Bにおける前輪71A及び後輪71Bとしての車輪71の外周面71a、典型的には、前記タイヤ71Aa、71Baに接触するように構成してある。
なお、前記箱状体10における車輪71の出入りされる位置にある側板、より具体的には駆動ローラ20及び受けローラ30の回転軸線に平行に備えられている側板、この図示例にあっては側板10c、側板10dと前記仕切り板10fは、駆動ローラ20と受けローラ30との間で回転可能に支承された車椅子Bにおける車輪71に接触しない構成としてあり、駆動ローラ20による当該駆動ローラ20と受けローラ30間で支承された車輪71の回転の妨げとならないように構成してある。
かかる洗浄装置Aを構成する駆動ローラ20は、この図示例にあっては、側板10aと側板10b間にかけ渡された状態で当該箱状体10に組み付けてあり、回転ローラ部21と、この回転ローラ部21を回転可能に前記箱状体10に組み付ける軸22と、この回転ローラ部21内に組み付けられて当該回転ローラ部21を軸22に対して回転駆動するモータ23とを備えた、いわゆるモータ内蔵タイプの駆動ローラ20としてあり、前記軸22における断面円形の軸部22aに前記回転ローラ部21が回転可能に備えられていると共に該軸部22aに連続する変形軸部22bが前記箱状体10における側板10a、10bに組み付け固定されており、この箱状体10に組み付け固定された一対の軸22によって当該回転ローラ部21を内蔵モータ23により強制的に回転し得るようにしてある。なお、ここで回転ローラ部21に組み込まれるモータ23はいかなるモータであってもよく、例えば、正反転モータなどが用いられる。また、この駆動ローラ20を駆動するモータ23はいかなる形態で備えられていてもよく、駆動ローラ20の外部にあって当該駆動ローラ20の軸22を強制駆動するように構成してあってもよい。なお、23aは当該モータ23のコードを示しており、スイッチ81を介してプラグ82を備えたコード80に接続してあり、壁Cに備えられているコンセント83に当該プラグ82を差込接続して当該モータ23を用いるようにしてある。
なお、ここで箱状体10に備えつけられる駆動ローラ20は、その回転ローラ部21の外周面が箱状体10における側板10cと底板10e及び仕切り板10fとにそれぞれ近接するように備えられ、しかも、該回転ローラ部21の外周面が前記箱状体10における開口縁間をわたる仮想の面よりもやや下方に位置するように備えられいており、車椅子Bにおける各車輪71を確実かつ容易に受け入れ得る小型の洗浄装置Aを構成し得るようにしてある。
かかる駆動ローラ20と共に車椅子Bにおける後輪71Bを回転可能に支承する受けローラ30として箱状体10に備えられる第1受けローラ31は、この図示例にあっては、側板10aと側板10b間にかけ渡された状態で当該箱状体10に組み付けてあり、回転ローラ部31aと、この回転ローラ部31aを回転可能に前記箱状体10に組み付ける軸31bとを有し、この軸31bにおける断面円形の軸部31b’に前記回転ローラ部31aが回転可能に備えられていると共に該軸部31b’に連続する変形軸部31b”が前記箱状体10における側板10a、10bに組み付け固定されており、この箱状体10に組み付け固定された一対の軸31bによって当該回転ローラ部31aを回転可能に当該箱状体10に組み付けてある。
なお、ここで箱状体10に備えつけられる第1受けローラ31は、その回転ローラ部31aの外周面が箱状体10における側板10dに近接するように備えられ、しかも、該回転ローラ部31aの外周面が前記箱状体10における開口縁間をわたる仮想の面よりもやや下方に位置するように備えられいており、車椅子Bにおける後輪71Bを前記駆動ローラ20と共に確実に支承し、しかも、この洗浄装置Aに受け入れられた車椅子Bにおける各車輪71を当該洗浄装置A外に確実に移動させ得る小型の洗浄装置Aを構成し得るようにしてある。
ついで、前記駆動ローラ20と第1受けローラ31との間に備えられて、該駆動ローラ20と共に車椅子Bにおける前輪71Aを回転可能に支承する受けローラ30として当該箱状体10に備えられる第2受けローラ32は、この図示例にあっては、側板10aと側板10b間にかけ渡された状態で当該箱状体10に組み付けてあり、回転ローラ部32aと、この回転ローラ部32aを回転可能に前記箱状体10に組み付ける軸32bとを有し、この軸32bにおける断面円形の軸部32b’に前記回転ローラ部32aが回転可能に備えられていると共に該軸部32b’に連続する変形軸部32b”が前記箱状体10における側板10a、10bに組み付け固定されており、この箱状体10に組み付け固定された一対の軸32bによって当該回転ローラ部32aを回転可能に当該箱状体10に組み付けてある。
なお、ここで箱状体10に備えつけられる第2受けローラ32は、前記駆動ローラ20との間で車椅子Bにおける前輪71Aを回転可能に支承し得るように備えられていると共に、前記第1受けローラ31と駆動ローラ20間における後輪71Bの支承の妨げとならない位置に備えられており、この図示例にあっては、前記第1受けローラ31の回転ローラ部31aと略同一の直径の回転ローラ部32aを有すると共に当該第1受けローラ31の箱状体10に対する組み付け位置よりも下方の位置において当該箱状体10に備えられており、直径の大きい後輪71Bを駆動ローラ20と第1受けローラ31間で支承する際に当該第2受けローラ32がその支承の妨げとならないように構成してある。また、この第1受けローラ31よりも駆動ローラ20に近い位置に当該第2受けローラ32を設けることによって後輪71Bよりも直径の小さい前輪71Aを前記駆動ローラ20と共に回転可能に支承し得るようにしてある。
かかる第1受けローラ31と第2受けローラ32間に車椅子Bの車輪71の少なくとも外周面71aに接するようにブラシ50が設けてあり、このブラシ50によって、前記駆動ローラ20と受けローラ30間で回転可能に支承された車椅子Bにおける車輪71の少なくとも外周面71aの付着物を取り除くようにしてある。
このブラシ50は、この図示例にあっては、貯水槽11における水の中から上方に向けて先端を突き出すように設けてあり、更に、具体的には、前記第1受けローラ31と第2受けローラ32間に、この第1受けローラ31と第2受けローラ32とに平行に長方体状をなす台を設けると共にこの台の長手に亙るようにブラシ50のブラシ毛を直立状態に植設し、しかも、この長手に亙るように設けたブラシ毛の列を、この台における短手方向に順次に複数列備えた構成のブラシ50としてある。
かかるブラシ50は、車輪71の少なくとも外周面71aに接触して、この車輪71に付着した泥等を取り除き得るものであれば、いかなる素材によって構成してあってもよく、例えば、回転される車輪71に接しても折れることのない弾性を備えたプラスチック製細線や、弾性を備えた金属製細線などによって構成するなど、付着物の取り去りに有効で、しかも、反復使用に適する素材によって構成する。
また、かかるブラシ50は、車輪71の少なくとも外周面71aに接触して、この車輪71に付着した泥等を取り除き得るものであれば、いかなる形態のものであってもよく、例えば、前記第1受けローラ31と第2受けローラ32間に備えられて、この第1受けローラ31又は第2受けローラ32と前記駆動ローラ20との間で支承される車椅子Bにおける車輪71の少なくとも外周面71aに接して、当該車輪71に付着した泥等を取り除き得る形態に備えられておれば、例えば、前記の台51の上面の全面に密生するようにブラシ毛が植設してあっても、また、所定本数に束ねられたブラシ毛を所定間隔を離して植設するなど適宜の態様で当該洗浄装置Aに備えられておればよい。
また、ここで洗浄装置Aに備えられるブラシ50は、前記第1受けローラ31と前記駆動ローラ20との間で前記車椅子Bにおける後輪71Bを回転可能に支承した際及び前記駆動ローラ20と前記第2受けローラ32との間で前記車椅子Bにおける前輪71Aを回転可能に支承した際に、この回転可能に支承された各車輪71における少なくとも外周面71aに接触して、当該車輪71に付着した泥等を取り除き得る位置に備えられ、かつ、当該洗浄対象車輪71の少なくとも外周面71aに接触して当該洗浄対象車輪71に付着した泥等を効果的に取り除き得る長さを備えたものとして構成してあり、この図示例にあっては前記箱状体10の上面開口面から上方に向けて長く突き出すように設けてある。また、前記ブラシ50は、前記駆動ローラ20と第2受けローラ32との間に前記車椅子Bにおける前輪71Aを受け入れた際に、この第2受けローラ32から突き出される前輪71A部分を起立状態に備えられている当該ブラシ50内に導き入れ、この起立状態にあるブラシ50によって、当該導き入れ状態、より具体的には、当該前輪71Aにおける回転軸線が駆動ローラ20及び受けローラ30の各回転軸線と平行をなす状態で当該前輪71Aを当該ブラシ50内で保持し得るようにしてある。
なお、前記記載のように駆動ローラ20以外の構成、典型的には受けローラ30を構成する第1受けローラ31と第2受けローラ32及びブラシ50並びに吹き出し手段40は、当該箱状体10における貯水槽11部分に設けてあり、第2受けローラ32は、その主要部を当該貯水槽11の水W内に漬かるように設けてあると共に、第1受けローラ31も下部側が当該水Wに漬かるように設けてあり、ブラシ50もその下部側が水W内に位置するように設けてある。
かかる箱状体10を備えた洗浄装置Aにあっては、水の吹き出し手段40を、当該吹き出し手段40から吹き出される水W’が最も効果的に車椅子Bに備えられている各車輪71の少なくとも外周面71aに吹き当たり得る位置に備えられており、この図示例にあっては、前記駆動ローラ20と第1受けローラ31間に支承される後輪71Bにおける当該駆動ローラ20と第1受けローラ31間にある車輪71部分に吹き当てられ、しかも、前記駆動ローラ20と第2受けローラ32との間に支承される前輪71Aにおける当該第2受けローラ32から突き出される車輪71部分に吹き当てられるように設けてある。
かかる水の吹き出し手段40は、前記貯水槽11内に設置されて当該貯水槽11内の水Wを吸入し、これを管42に圧送するポンプ41と、当該ポンプ41によって吸入かつ圧送された水を車輪71に吹き当てる吹き出しノズル43を備えた管42とを備えており、41aは、このポンプ41における水Wの吸入口を、42aは当該ポンプ41から処理水Wを上方に案内する縦向き管部を、42bは縦向き管部42aで案内された処理水Wを車輪71に吹き当てるノズル43を備えた横向き管部を、42cは、当該横向き管部42bの先端を塞ぐ塞ぎ具を示しており、横向き管部42bの上面に、その長手方向に亙るように複数のノズル43が所定間隔毎に設けてある。なお、41bは、ポンプ41における駆動モータのコードを示しており、スイッチ81を介してプラグ82を備えたコード80に接続してあり、当該プラグ82を壁Cに備えられているコンセント83に差込接続して当該ポンプ41を用いるようにしてある。
この図示例にあっては、台51における長手方向に一筋となって延びるように植設されたブラシ50を複数条、当該台51の短手方向に亙って所定間隔を離して設けてあり、この筋状に備えられたブラシ列間に、前記吹き出し手段40における横向き管部42bを備えるようにしてあり、当該横向き管部42bが前記第1受けローラ31と第2受けローラ32間に備えられているブラシ50の中にあって前記第1受けローラ31及び第2受けローラ32と平行をなすように設けてある。
すなわち、前記箱状体10における貯水槽11の底面に備えられている台51を側板10aの側に偏らせて設け、この台51と側板10bとの間に構成される空間に前記ポンプ41を備えつけると共に、このポンプ41に連設した管42の横向き管部42bを前記ブラシ列の長手側に沿って備えた構成としてある。また、この横向き管部42bは前記縦向き管部42aによって当該貯水槽11における水Wの上面から当該横向き管部42bにおけるノズル43が上方に突き出し得るように前記ブラシ列間に設けるようにしてあり、ポンプ41から圧送される水Wを車椅子Bにおける車輪71の少なくとも外周面71aに効果的に吹きつけ得るようにしてある。
かかる水の吹き出し手段40は、貯水槽11の水Wをポンプ41によって吸い上げて、これを前記駆動ローラ20と受けローラ30間に支承された車椅子Bにおける各車輪71の少なくとも外周面71aに吹き当てると共に、ブラシ50を伝わって流れ落ちる当該吹き当て水W’を貯水槽11に還流して循環用いる構成としてあり、前記車輪71に接触して当該車輪71に付着している泥などの取り除きに用いられたブラシ50に付着している泥などの付着物を効果的に流下させて貯水槽11にとりこむことができる。また、このようにブラシ50を常時水W’によって濡らした状態で、当該ブラシ50を車輪71に接触させ得ることから、当該ブラシ50による車輪71の付着物の効果的な取り去りをなすことができる。
なお、この図示例にあっては、前記駆動ローラ20を貯水槽11外に設け、駆動モータ内蔵の駆動ローラ20が水に浸かる不具合をなくすと共に、第1受けローラ31及び第2受けローラ32を当該貯水槽11内に設け、しかも、この第1受けローラ31の回転ローラ部31aと第2受けローラ32の回転ローラ部32aとが共に当該貯水槽11内の水Wに接触するようにしてあり、この回転ローラ部31a及び回転ローラ部32aの外周面に付着された泥などが洗い落とされるようにしてある。
また、前記ブラシ50と共に車輪71の洗浄に用いられる水の吹き出し手段40は、前記ノズル43からの吹き出し水W’が、都合よく車輪71に吹き当てられ、しかも、この車輪71に吹き当てられた水W’などが、前記ブラシ50を伝わって貯水槽11に還流され得るように当該貯水槽11に設けてあり、当該目的を達成し得るように、その吹き出し高さや、吹き出し量や、吹き出し部におけるブラシ50間の空間量や、ブラシ50の突き出し長さなどが設定してある。
かかる洗浄装置Aを用いる場合、車椅子Bに使用者Pが乗り込んだ状態で、典型的には、洗浄対象の車椅子Bの前方、より具体的には、洗浄対象車輪71の前方に、この車椅子Bにおける進行方向に対して駆動ローラ20及び受けローラ30における回転軸線が直交するように当該洗浄装置Aを位置付けると共に、例えば、介助者Hまたは使用者P自身によって当該駆動ローラ20または受けローラ30のいずれか任意の側から車椅子Bの車輪71を当該洗浄装置A内に案内する。より具体的には、当該駆動ローラ20の備えられている側、すなわち、箱状体10における側板10cの側から当該車椅子Bにおける洗浄対象車輪71を当該洗浄装置A内に案内し、または、受けローラ30の備えられている側、すなわち、箱状体10における側板10dの側から当該車椅子Bにおける洗浄対象車輪71を当該洗浄装置A内に案内する。
また、洗浄装置A内にある洗浄対象車輪71は、例えば、介助者Hまたは使用者P自身によって駆動ローラ20または受けローラ30のいずれか任意の側から当該洗浄装置A外に導き出されるようにしてある。より具体的には、当該駆動ローラ20の備えられている側、すなわち、箱状体10における側板10cの側から当該車椅子Bにおける洗浄対象車輪71を当該洗浄装置A外に案内し、または、受けローラ30の備えられている側、すなわち、箱状体10における側板10dの側から当該車椅子Bにおける洗浄対象車輪71を当該洗浄装置A外に案内する。
かかる車椅子Bの当該洗浄装置Aに対する受け入れ及び受け出しに先立って、前記駆動ローラ20及び各受けローラ30の回転軸線に平行な側板の内側に引っかけ部を引っかけるようにして当該側板から駆動ローラ20及び各受けローラ30における回転軸線に直交する向きに延びるようにスロープ用のプレート60を設置準備する。
すなわち、この図示例にあっては、例えば、側板10cを乗り越えて当該洗浄装置Aに対して車椅子Bにおける洗浄対象車輪71を出し入れ案内するためのプレート60を、このプレート60の一端側に備えられた引っかけ部60aを当該側板10cの内側面に引っかけると共に他端側を該側板10cの側方の歩行面Dに接地するようにして傾斜状に設置し、また、この側板10cの反対の側にある側板10dを乗り越えて当該洗浄装置Aに対して車椅子Bにおける洗浄対象車輪71を出し入れ案内するためのプレート60を、このプレート60の一端側に備えられた引っかけ部60aを当該側板10dの内側面に引っかけると共に他端側を該側板10dの側方の歩行面Dに接地するようにして傾斜状に設置し、この設置プレート60を用いて車椅子Bにおける各車輪71を当該洗浄装置A内に導き入れ、かつ、当該洗浄装置Aから押し出すようにして用いる。なお、このプレート60は、前記側板10c及び側板10dのいずれか一方側にのみ設置するようにしてあってもよく、かかる一方側にのみ設置されたプレート60を利用して洗浄対象車輪71を洗浄装置A内に案内し、または、当該洗浄装置Aに対して出し入れするようにしてもよい。
かかる洗浄装置Aは一個の洗浄装置Aを用いて、この一個の洗浄装置Aによって車椅子Bにおける各車輪71を順次に、または、洗浄を必要とされる車輪71を選択的に洗浄するようにしてもよく、また、複数の洗浄装置Aを用意し、この設置用意された複数の洗浄装置によって車椅子Bにおける複数の車輪71を同時に洗浄するようにしてもよい。例えば、二個の洗浄装置Aを並んだ状態に設置し、この二個の洗浄装置Aを用いて車椅子Bにおける一対の前輪71Aを同時に洗浄し、また、この二個の洗浄装置Aを用いて車椅子Bにおける一対の後輪71Bを同時に洗浄するように用いることができる。
また、かかる洗浄装置A内に対する洗浄対象車輪71の導き入れに前後して、駆動ローラ20のモータ23の駆動により当該駆動ローラ20を回転させると共にポンプ41の駆動モータの駆動によりノズル43から水を吹き出させ、駆動ローラ20と受けローラ30間に支承された洗浄対象車輪71を回転させ、この洗浄対象車輪71の少なくとも外周面71aに対してブラシ50と吹き出し水W’とによる洗浄を施す。
具体的には、洗浄装置A内に案内されて駆動ローラ20と受けローラ30をなす第2受けローラ32との間に支承された車椅子Bにおけるキャスターとして装備される前輪71Aは、その第2ローラ32から突き出されている部分が前記ブラシ50間に押し入れられ、当該洗浄装置A内に案内された状態、すなわち、前輪71Aの回転軸線が駆動ローラ20及び第2受けローラ32の回転軸線に略平行な状態で当該ブラシ50によって姿勢が保持されると共に、駆動ローラ20の駆動により回転され、当該回転によって車輪71の少なくとも外周面71aに対してブラシ50が順次に接触され、しかも、少なくとも車輪71の外周面71aに水W’が順次に吹き当てられ、当該吹き当て水W’とブラシ50とによって、当該車輪71、具体的にはタイヤ71Aaの略全面が洗浄され当該タイヤ71Aaに付着している泥などが取り除かれる。
また、洗浄装置A内に案内されて駆動ローラ20と受けローラ30をなす第1受けローラ31との間に支承された車椅子Bにおける駆動輪として装備される後輪71Bは、当該後輪71Bの回転軸線が駆動ローラ20及び第1受けローラ31の回転軸線に平行な状態で当該駆動ローラ20及び第1受けローラ31間に支承されると共に当該駆動ローラ20の駆動により回転され、当該回転によって車輪71の少なくとも外周面71aに対してブラシ50が順次に接触され、しかも、少なくとも車輪71の外周面71aに水W’が順次に吹き当てられ、当該吹き当て水W’とブラシ50とによって、当該車輪71、具体的にはタイヤ71Baの略全面が洗浄され当該タイヤ71Baに付着している泥などが取り除かれる。
かかる車輪71に対する洗浄処理は、車椅子Bに備えられている車輪71の中の汚れた車輪71のみに各別に施されてもよく、また、車椅子Bに備えられている各車輪71の全部に対して施されてもよい。
かかる洗浄対象車輪71に対する洗浄処理は、前記洗浄装置Aに対して車椅子Bを移動しながら洗浄対象車輪71を順次に入れ込み洗浄するようにしても、また、洗浄対象車輪71の前方に当該洗浄装置Aを順次に移動設置して当該洗浄対象車輪71を入れ込み洗浄するようにしてもよい。
また、かかる車輪71の洗浄処理において、洗浄対象車輪71を車椅子Bを前進させる向きに駆動ローラ20で回転させながら施してもよく、また、洗浄対象車輪71を車椅子Bを後退させる向きに駆動ローラ20で回転させながら施してもよい。
かかる洗浄装置Aからの各車輪71の前方に向けた押し出しに際して、例えば、当該車輪71が前輪71Aをなすキャスターである場合、介助者Hによるテイッピングレバー79の下方に向けた押し込みにより当該前輪71Aを浮かせた状態で当該車輪71を当該箱状体10から前方に向けて移動することができる。また、例えば、当該車輪71が後輪71Bをなす駆動輪である場合、介助者Hによるグリップ76の押動により当該車輪71を当該箱状体10から前方に向けて移動することができる。
かかる洗浄装置Aの典型例を、駆動ローラ20を正反転モーター23内蔵のものとし、この正反転駆動される駆動ローラ20の回転とポンプ41の駆動動作とを関連づけるように設けた洗浄装置Aについて具体的に説明する。
ここで構成される駆動ローラ20とポンプ41は、スイッチ81によって当該駆動ローラ20のモータ23を正反転駆動し、かつ、このモータ23の駆動時にポンプ41が作動するように設けてある。そして、この駆動ローラ20を、例えば、当該洗浄装置A内に導き入れられる車椅子Bにおける車輪71が当該導き入れの向きに回転されるように回転させて用いることができる。また、この駆動ローラ20を、当該洗浄装置Aから導き出される車椅子Bにおける車輪71が当該導き出しの向きに回転されるように回転させて用いることができる。また、当該駆動ローラ20は、受けローラ30との間で当該車輪71を通例の車椅子Bにおける前進方向に回転させて支承するように用いることができる。また、この、駆動ローラ20の回転と同時にポンプ41が動作を開始し、当該洗浄装置A内に受け入れられ、かつ、駆動ローラ20と受けローラ30との間で空転されている車輪71の少なくとも外周面71aに対して水W’を吹き当て、この回転状態で支承されている車輪71の少なくとも外周面71aに接触されているブラシ50と共に当該車輪71に付着している泥等が取り除かれる。
このように構成される洗浄装置Aにあっては、これを玄関等の建物の出入り口部分に設置用意することによって屋外から使用者Pが乗った状態で移動される車椅子Bによる床面等の汚れ出しを容易に回避することができ、屋内外に向けた使用者Pの車椅子Bによる容易な移動を可能とすることができる。また、洗浄対象とされる車椅子Bにおける各車輪71を個別に回転させながら洗浄することができる。また、車椅子Bを構成する車輪71の一個を受け入れて洗浄するようにしてあることから、洗浄装置Aを小型且つ軽量のものとして構成でき、出入り口等の狭い場所にも設置用いることができると共に廉価に提供することができる。また、2個以上の洗浄装置Aを用意し、この各洗浄装置Aにそれぞれ洗浄対象車輪71を受け入れて同時に洗浄することができる。また、この洗浄装置Aを車椅子Bの車輪71の洗浄に用いていない際には、当該洗浄装置Aを玄関等の出入り口部分から歩行や各種作業等の妨げとならない場所に持ち運んで保管することができる。また、当該洗浄対象とされている車輪71の少なくとも外周面71aに水W’が吹き当てられ、しかも、この車輪71の少なくとも外周面71aにブラシ50が接するようにしてあることから、車輪71に付着した泥などの付着物を円滑に取り除くことができると共にブラシ50に付着した泥等が、このブラシ50を伝い落ちる水W’によって洗い落とされる利点を有している。
典型的な車椅子を典型的な洗浄装置を用いて洗浄している状態を示す斜視図 同使用者を図示しない状態で示した斜視図 典型的な洗浄装置の斜視図 同洗浄装置を駆動ローラ等の回転軸線に直交する向きで断面した縦断面図 同洗浄装置を管に平行な向きで断面した縦断面図 同洗浄装置を用いて前輪を洗浄している状態を前輪の要部と共に示した縦断面図 同洗浄装置を用いて後輪を洗浄している状態を後輪の要部と共に示した縦断面図
符号の説明
A 洗浄装置
B 車椅子
W 水
11 貯水槽
20 駆動ローラ
30 受けローラ
31 第1受けローラ
32 第2受けローラ
40 吹き出し手段
42 管
43 ノズル
50 ブラシ
71 車輪
71a 外周面
71A 前輪
71B 後輪

Claims (4)

  1. 車椅子に備えられている車輪の一個を受け入れて洗浄する洗浄装置であって、この洗浄装置が、
    駆動ローラと該駆動ローラとの間で前記車輪を回転可能に支承する回転自在な受けローラとを備えていると共に、前記車輪の少なくとも外周面に接するブラシと、該車輪の少なくとも外周面に水を吹き当てる水の吹き出し手段とを備えていることを特徴とする洗浄装置。
  2. 前記受けローラが、前記駆動ローラとの間で前記車椅子における後輪を回転可能に支承する第1受けローラと、この駆動ローラと該第1受けローラとの間に備えられて前記駆動ローラとの間で前記車椅子における前輪を回転可能に支承する第2受けローラとを有していることを特徴とする請求項1に記載の洗浄装置。
  3. 前記ブラシが前記第1受けローラと前記第2受けローラとの間に備えられていると共に、前記車輪に接したブラシに前記吹き出し手段から吹き出されて前記車輪に吹き当てられた水が伝い落ちるようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の洗浄装置。
  4. 前記水の吹き出し手段が水を吹き出す複数のノズルを備えた管と、この管のノズルから吹き出される水を受けると共に当該管に供給される水を蓄える貯水槽と、この貯水槽の水を前記管に供給するポンプとを備えていることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載の洗浄装置。
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