JP2005192085A - 遠隔制御システム、この遠隔制御システムの通信装置及びこの通信装置の制御方法 - Google Patents

遠隔制御システム、この遠隔制御システムの通信装置及びこの通信装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】場所を限定されることなく任意の場所で任意の電子機器の遠隔操作を行えるようにし、これによりユーザの利便性を高めた遠隔制御システムを提供する。
【解決手段】リモートコントローラ4において送出された制御信号を、赤外線を介してNIAP5の赤外線受光部11に受光させて電気信号に変換するようにし、IR制御部13により電気信号の信号波形をサンプリングし、このサンプリングデータをネットワーク通信制御部14により有線LANの伝送信号フォーマットに変換した後、この伝送データを制御対象となる電子機器を接続可能な他のNIAPに有線LANを介して送出するようにしている。そして、他のNIAPでは、受信した伝送データを電子機器への発光パターン信号に変換し、この発光パターン信号を赤外線を介して電子機器に送出する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えばテレビジョン受信機、ビデオテープレコーダ、照明等といった電子機器に対しリモートコントローラを用いて遠隔制御を行う遠隔制御システム、この遠隔制御システムの通信装置及びこの通信装置の制御方法に関する。
テレビジョン受信機やビデオテープレコーダに対し電源のオン・オフ、チャンネル選択、番組の記録再生等を行う場合、ユーザは一般にリモートコントローラを使用する。しかし、リモートコントローラは、一般に赤外線通信(IRDA:Infra Red Data Association)を使用しているため、赤外線がテレビジョン受信機やビデオテープレコーダ等の本体機器に到達可能な範囲内でしか使用できない。
また、最近では、一般の家庭内においてもホームサーバ等の電子機器に、通常のテレビジョン放送や衛星放送、ケーブルテレビジョン放送など多彩なマルチメディアソースからの映像信号を記録し、または映像信号を再生することが普通にできるようになってきている。この場合、ホームサーバを適当な場所に配置し、そこからテレビジョン受信機、衛星放送チューナ等へ有線ネットワークまたは無線ネットワークを敷設することが考えられている(例えば、特許文献1)。
一方、ホームサーバと、各チューナ及びテレビジョン受信機及びビデオテープレコーダ等を共通のネットワークにより接続するシステムも検討されている(例えば、特許文献2)。この場合、リモートコントローラとこのリモートコントローラにより遠隔制御可能な電子機器との対応関係を表すテーブルをネットワーク上の各接続機器に予め登録しておくようにしている。
特開2000−47682公報 特開2000−152347公報。
ところが、上記システムでは、リモートコントローラと被制御機器との間を接続するために、専用のネットワーク及びネットワークインタフェースが必要となり、拡張性に乏しく、被制御機器の追加や変更に柔軟に対応することができない。また、システム全体として高価なものとなる。
また、複数の被制御機器を1つのネットワークを使用したシステムでも、被制御機器の追加、変更等のシステム変更が行われるごとに、ネットワーク上の各接続機器においてそれぞれテーブルの設定登録をやり直さなければならず、その作業に多くの時間と労力を要する。
この発明の目的は、場所を限定されることなく任意の場所で任意の電子機器の遠隔操作を行えるようにし、これによりユーザの利便性を高めた遠隔制御システム、この遠隔制御システムの通信装置及びこの通信装置の制御方法を提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するために、以下のように構成される。
第1の伝送路に対し接続可能な少なくとも1つの電子機器と、この電子機器に対し第1の伝送路と異なる第2の伝送路を介して接続されるとともに、電子機器を遠隔制御する制御端末と、第1の伝送路を介して制御端末から電子機器に対し遠隔制御を可能にすべく第1の伝送路と第2の伝送路との間を接続する伝送路接続装置とを備えた遠隔制御システムであって、伝送路接続装置は、制御端末から第2の伝送路を介して制御信号が到来した場合に、この制御信号を第1の伝送路の伝送信号フォーマットとなる制御データに変換すべく制御信号の信号波形をサンプリングするサンプリング手段を備えるようにしたものである。
この構成によれば、制御端末において送出された制御信号は、第2の伝送路を介して伝送路接続装置に受信され、伝送路接続装置により制御信号の信号波形がサンプリングされて第1の伝送路を伝送可能な信号フォーマットに変換されて第1の伝送路上の電子機器に送出されることになる。すなわち、制御端末では決められたデータフォーマットで制御信号を入力する必要がなくなり、また伝送路接続装置に制御端末と電子機器との対応関係を表すテーブルを登録しておく必要がなく、第1の伝送路に接続可能な電子機器であれば遠隔制御が可能となる。したがって、別室において制御端末を使用しても、第1の伝送路に接続されている電子機器であれば遠隔操作を行うことが可能となり、これによりユーザの利便性は大幅に改善される。また、第1の伝送路に接続可能な電子機器であれば、如何なるタイプの電子機器の追加や変更に容易に対応することが可能となる。
伝送路接続装置は、複数個備え、これら複数の伝送路接続装置のうち少なくとも1つは、第2の伝送路を介して電子機器が接続されかつ第1の伝送路を介して制御データが到来した場合に、この制御データを第2の伝送路の伝送信号フォーマットに変換する変換手段をさらに備えたことを特徴とする。
この構成によれば、電子機器が伝送路接続装置に対し第2の伝送路を介して接続可能な範囲内で、該電子機器を設置することができるので、電子機器の設置場所に自由度を持たせることができる。これにより、電子機器の設置が容易となり、ユーザにとっては電子機器の設置作業に必要な労力とコストを大幅に低減することが可能となる。
サンプリング手段は、制御信号の他に該制御信号に比して高品質でリアルタイム性が要求されるサービス信号が第2の伝送路を介して到来したとき、このサービス信号を第1の伝送路の伝送信号フォーマットとなるサービスデータに変換すべく該サービス信号の信号波形をサンプリングし、しかる後に、制御データをサービスデータの時間軸上の空き領域に挿入して第1の伝送路に送出することを特徴とする。
この構成によれば、サンプリングされた制御データがサービスデータの時間軸上の空き領域に挿入され第1の伝送路を介して電子機器に伝送されるので、第1の伝送路を利用した電子機器の遠隔制御要求とサービス信号の使用要求とが同一時間帯に発生した場合でも、これら制御データ及びサービスデータの伝送を相互に影響を及ぼすことなく並行して行えるようになり、これにより電子機器の遠隔制御とサービス制御とを効率良く実行できる。また、第1の伝送路を使用して制御データ及びサービスデータが伝送されるので、それぞれ専用の信号ラインを用いることなく、これによりシステムの配線構造を簡素化することができる。
以上詳述したようにこの発明によれば、場所を限定されることなく任意の場所で任意の電子機器の遠隔操作を行えるようにし、これによりユーザの利便性を高めた遠隔制御システム、この遠隔制御システムの通信装置及びこの通信装置の制御方法を提供することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明に係わる遠隔制御システムの第1の実施形態を示す概略構成図である。
このシステムは、第1の伝送路としての有線LAN(Local Area Network)1と、電子機器としてのデジタルビデオテープレコーダ(以下、D−VTRと称する)2及びオーディオ・ビデオ用ハードディスク装置(以下、AV−HDDと称する)3と、制御端末としてのリモートコントローラ4と、伝送路接続装置としてのネットワークIRアクセスポイント(以下、NIAP)5,6,7,8とから構成される。
有線LAN1は、各部屋R1〜R4を一巡するように配設されている。そして、有線LAN1には、各部屋R1〜R4ごとにNIAP5〜8が接続される。D−VTR2は部屋R4に配置されており、赤外線を介してNIAP8に接続される。AV−HDD3は部屋R3に配置されており、赤外線を介してNIAP7に接続される。リモートコントローラ4は、赤外線を介してNIAP5に接続可能であり、D−VTR2及びAV−HDD3を制御可能とする。
ところで、上記NIAP5〜8は次のように構成される。図2はその構成を示すブロック図である。ここでは、NIAP5を代表して説明する。図3は、NIAP5で処理される信号波形を示す図である。
NIAP5は、赤外線受光部11と、赤外線発光部12と、IR制御部13と、ネットワーク通信制御部14と、ネットワークインタフェース(I/F)部15とを備えている。
リモートコントローラ4から送出される発光パターン信号は、赤外線を介して赤外線受光部11により受光される。赤外線受光部11は、発光パターン信号を図3(a)に示す明/暗の信号から図3(b)に示す電圧波形パターンの信号に変換してIR制御部13に出力する。
IR制御部13は、電圧波形パターン信号の信号波形を任意のサンプリング周期でサンプリングして、図3(c)に示すデジタルデータに変換してネットワーク通信制御部14に出力する。デジタルデータを入力すると、ネットワーク通信制御部14は、D−VTR2またはAV−HDD3にアクセスするように、ネットワークI/F部15を制御する。ネットワークI/F部15は、有線LAN1に接続され、ネットワーク通信制御部14の制御によってアクセス指示を受けると、有線LAN1を通じてD−VTR2またはAV−HDD3に接続し、D−VTR2またはAV−HDD3との間で通信を可能とする。このとき、ネットワークI/F部15は、図3(d)に示す伝送データをD−VTR2またはAV−HDD3に送信する。
有線LAN1から到来した伝送データは、ネットワークI/F部15及びネットワーク通信制御部14を介してIR制御部13に供給される。IR制御部13は、入力された伝送データを電圧波形パターンの信号に変換して赤外線発光部12に出力する。赤外線発光部12は、入力された電圧波形パターンの信号を発光パターン信号に変換し、この発光パターン信号を赤外線信号として送信する。
次に、以上のように構成されたシステムによる遠隔制御動作を説明する。図4はNIAP5による制御手順及びその内容を示すフローチャート、図5はNIAP8による制御手順及びその内容を示すフローチャートである。
D−VTR2に対し番組予約を行う際に、ユーザはリモートコントローラ4において番組予約モードを設定し、例えば日付と番組番号、或いは日付とチャンネル番号と番組開始時刻を入力したとする。すると、入力した予約データがリモートコントローラ4からNIAP5へ赤外線を介して送信される。
NIAP5は、リモートコントローラ4から発光パターン信号を受信すると、ステップST4aからステップST4bに移行し、この発光パターン信号を電圧パターン信号に変換し、この電圧パターン信号の信号波形を任意のサンプリング周期でサンプリングし(ステップST4c)、このサンプリングデータを有線LAN1伝送用のデータフォーマットに変換する(ステップST4d)。以後、NIAP5は、伝送データを有線LAN1を介してD−VTR2へ送信する(ステップST4e)。
そうして予約入力した番組をD−VTR2に設定するべく、伝送データが有線LAN1を介してNIAP8に到来したとする。そうすると、NIAP8は、ステップST5aからステップST5bに移行し、伝送データを電圧パターン信号に変換する。そして、NIAP8は、電圧パターン信号を発光パターン信号に変換し(ステップST5c)、この発光パターン信号をD−VTR2に対し赤外線を介して送信する(ステップST5d)。
なお、上記サンプリング周期は、発光パターンを再現する精度に影響するが、使用する有線LAN1のデータ伝送性能とデータの圧縮アルゴリズムにより最適なものを選択できるので、ここでは任意とする。
以上のように第1の実施形態によれば、リモートコントローラ4において送出された制御信号を、赤外線を介してNIAP5に受信させるようにし、NIAP5により制御信号の信号波形をサンプリングし、このサンプリングデータを有線LAN1の伝送信号フォーマットに変換した後、この伝送データを例えばD−VTR2を接続可能なNIAP8に送出するようにしている。
従って、リモートコントローラ4では決められたデータフォーマットで制御信号を入力する必要がなくなり、またNIAP5〜8にリモートコントローラ4とD−VTR2との対応関係を表すテーブルを登録しておく必要がなく、NIAP5〜8に接続可能な電子機器であれば遠隔制御が可能となる。したがって、別室においてリモートコントローラ4を使用しても、NIAP5〜8に接続可能な電子機器であれば遠隔操作を行うことが可能となり、これによりユーザの利便性は大幅に改善される。また、NIAP5〜8に接続可能な電子機器であれば、如何なるタイプの電子機器の追加や変更に容易に対応することが可能となる。
また、第1の実施形態によれば、例えばD−VTR2がNIAP8に対し赤外線を介して接続可能な範囲内で、D−VTR2を設置することができるので、部屋R4内でD−VTR2の設置場所に自由度を持たせることができる。これにより、D−VTR2の設置が容易となり、ユーザにとってはD−VTR2の設置作業に必要な労力とコストを大幅に低減することが可能となる。
(第2の実施形態)
図6は、この発明に係わる遠隔制御システムの第2の実施形態を示す概略構成図である。なお、図6において、上記図1と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
このシステムは、部屋R1に配置されたステレオ機器9から発生している楽曲等のステレオデータを、別の部屋R3でユーザがコードレスヘッドフォン9aにより聴いているものとする。
この場合、IR制御部13は、ステレオデータとなる電圧パターン信号を制御データと同様にサンプリングする。
次に、以上のように構成されたシステムによる遠隔制御動作を説明する。図7はNIAP5による制御手順及びその内容を示すフローチャートである。
D−VTR2に対し番組予約を行う際に、ユーザはリモートコントローラ4において番組予約モードを設定し、例えば日付と番組番号、或いは日付とチャンネル番号と番組開始時刻を入力したとする。すると、入力した予約データがリモートコントローラ4からNIAP5へ赤外線を介して送信される。
NIAP5は、リモートコントローラ4から発光パターン信号を受信すると、ステップST7aからステップST7bに移行し、この発光パターン信号を電圧パターン信号に変換し、この電圧パターン信号の信号波形を任意のサンプリング周期でサンプリングし(ステップST7c)、このサンプリングデータを有線LAN1伝送用のデータフォーマットに変換する(ステップST7d)。
続いて、NIAP5は、ステレオデータを有線LAN1に送信中であるか否かの判断を行う(ステップST7e)。ここで、ステレオデータが送信されていなければ(No)、NIAP5は、フォーマット変換された制御データを有線LAN1を介してNIAP8へ送信する(ステップST7f)。
一方、ステレオデータが送信されているならば(Yes)、NIAP5は、図8に示すように、ステレオデータの時間軸上の空き領域に制御データを挿入して有線LAN1を介してNIAP8へ送信する(ステップST7g)。
図9はNIAP8による制御手順及びその内容を示すフローチャートである。
予約入力した番組をD−VTR2に設定するべく、制御データが有線LAN1を介してNIAP8に到来したとする。そうすると、NIAP8は、ステップST9aからステップST9bに移行し、制御データを電圧パターン信号に変換する。そして、NIAP8は、電圧パターン信号を発光パターン信号に変換する(ステップST9c)。
続いて、NIAP8は、発光パターン信号にステレオデータが含まれているか否かの判断を行う(ステップST9d)。ここで、ステレオデータが含まれていなければ(No)、NIAP8は、発光パターン信号をD−VTR2に対し赤外線を介して送信する(ステップST9e)。
一方、ステレオデータが送信されているならば(Yes)、NIAP8は、ステレオデータと制御データとを振り分け(ステップ9f)、ステレオデータを発光パターン信号としてコードレスヘッドフォン9aに対し赤外線を介して送信するとともに、制御データを発光パターン信号をD−VTR2に対し赤外線を介して送信する(ステップST9g)。
以上のように第2の実施形態では、NIAP5においてサンプリングされたリモートコントローラ4からの制御データをステレオ機器9からのステレオデータの時間軸上の空き領域に挿入し有線LAN1を介してD−VTR2に伝送するようにしている。
従って、有線LAN1を利用したD−VTR2の遠隔制御要求とステレオデータの使用要求とが同一時間帯に発生した場合でも、これら制御データ及びステレオデータの伝送を相互に影響を及ぼすことなく並行して行えるようになり、これによりD−VTR2の遠隔制御とステレオデータの伝送制御とを効率良く実行できる。
また、有線LAN1を使用して制御データ及びステレオデータが伝送されるので、それぞれ専用の信号ラインを用いることなく、これによりシステムの配線構造を簡素化することができる。
(その他の実施形態)
なお、この発明は上記各実施形態に限定されるものではない。上記第1の実施形態では、D−VTR2を遠隔制御する例について説明したが、AV−HDD3を遠隔制御する場合にも同様に適用可能である。
また、上記第2の実施形態では、ステレオデータの空き領域に制御データを挿入する例について説明したが、例えば盗聴の危険性の少ない親子電話の子機間の通話信号中の空き領域に制御データを挿入するようにしてもよい。その他に、制御データを制御データに比して高品質でリアルタイム性が要求されるサービスデータに挿入するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、電子機器としてD−VTR2及びAV−HDD3を使用した場合を例にとって説明したが、テレビジョン受信機、パーソナル・コンピュータ、電子炊飯器、照明等でもよい。また、制御端末についても、リモートコントローラに限らず、赤外線を介してNIAPに接続可能な携帯電話機、デジタルカメラやオーディオプレーヤ、時計等を使用することが可能である。
また、上記各実施形態では、電子機器となるD−VTR及びAV−HDDを赤外線を介してNIAPに接続する例について説明したが、これに限ることなく、有線LANに直接接続されるものであってもよい。
さらに、上記各実施形態では、有線LANを使用する例について説明したが、これに限らず、無線LANであってもよい。また、上記各実施形態では、第2の伝送路として赤外線を使用する例について説明したが、赤外線以外のものであってもよい。
その他、システム構成、NIAPの構成、有線LANの種類、遠隔制御手順とその内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
この発明に係わる遠隔制御システムの第1の実施形態を示す概略構成図。 図1に示したNIAPの構成を示すブロック図。 同第1の実施形態におけるNIAPで処理される信号波形を示す図。 同第1の実施形態における制御側のNIAPによる制御手順及びその内容を示すフローチャート。 同第1の実施形態における被制御側のNIAPによる制御手順及びその内容を示すフローチャート。 この発明に係わる遠隔制御システムの第2の実施形態を示す概略構成図。 同第2の実施形態における制御側のNIAPによる制御手順及びその内容を示すフローチャート。 同第2の実施形態において、制御データがステレオデータに挿入される様子を示す波形図。 同第2の実施形態における被制御側のNIAPによる制御手順及びその内容を示すフローチャート。
符号の説明
1…有線LAN、2…デジタルビデオテープレコーダ(D−VTR)、3…オーディオ・ビデオ用ハードディスク装置(AV−HDD)、4…リモートコントローラ、5〜8…IRアクセスポイント(NIAP)、9…ステレオ機器、9a…コードレスヘッドフォン、11…赤外線受光部、12…赤外線発光部、13…IR制御部、14…ネットワーク通信制御部、15…ネットワークインタフェース部、R1〜R4…部屋。

Claims (11)

  1. 第1の伝送路に対し接続可能な少なくとも1つの電子機器と、この電子機器に対し前記第1の伝送路と異なる第2の伝送路を介して接続されるとともに、前記電子機器を遠隔制御する制御端末と、前記第1の伝送路を介して前記制御端末から前記電子機器に対し遠隔制御を可能にすべく前記第1の伝送路と前記第2の伝送路との間を接続する伝送路接続装置とを備え、
    前記伝送路接続装置は、
    前記制御端末から前記第2の伝送路を介して制御信号が到来した場合に、この制御信号を前記第1の伝送路の伝送信号フォーマットとなる制御データに変換すべく前記制御信号の信号波形をサンプリングするサンプリング手段を備えることを特徴とする遠隔制御システム。
  2. 前記伝送路接続装置は、複数個備え、
    これら複数の伝送路接続装置のうち少なくとも1つは、前記第2の伝送路を介して前記電子機器が接続されかつ前記第1の伝送路を介して制御データが到来した場合に、この制御データを前記第2の伝送路の伝送信号フォーマットに変換する変換手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
  3. 前記サンプリング手段は、前記制御信号の他に該制御信号に比して高品質でリアルタイム性が要求されるサービス信号が前記第2の伝送路を介して到来したとき、このサービス信号を前記第1の伝送路の伝送信号フォーマットとなるサービスデータに変換すべく該サービス信号の信号波形をサンプリングし、しかる後に、前記制御データを前記サービスデータの時間軸上の空き領域に挿入して前記第1の伝送路に送出することを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
  4. 前記変換手段は、前記制御データの他に該制御データに比して高品質でリアルタイム性が要求されるサービスデータが前記第1の伝送路を介して到来したとき、前記制御データと前記サービスデータとを振り分けて、それぞれ第2の伝送路の伝送信号フォーマットに変換することを特徴とする請求項2記載の遠隔制御システム。
  5. 前記第2の伝送路は、赤外線通信路であり、
    前記伝送路接続装置は、前記制御信号を赤外線信号から電気信号に変換する赤外線/電気変換手段をさらに備え、
    前記サンプリング手段は、前記制御データに変換すべく前記電気信号の信号波形をサンプリングすることを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
  6. 前記第2の伝送路は、赤外線通信路であり、
    前記変換手段は、前記制御データを電気信号から赤外線信号に変換することを特徴とする請求項2記載の遠隔制御システム。
  7. 前記第1の伝送路は、有線ローカル・エリア・ネットワーク及び無線ローカル・エリア・ネットワークのいずれか一方であることを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
  8. 第1の通信手段と、
    前記第1の通信手段によって通信可能な第1の伝送路接続装置と、
    前記第1の通信手段によって通信可能であるとともに前記第1の伝送路接続装置とは異なる第2の伝送路接続装置と、
    前記第1の通信手段とは異なる第2の通信手段によって前記第1の伝送路接続装置と通信可能な電子機器と、
    前記第2の通信手段によって前記第2の伝送路接続装置と通信可能であるとともに前記電子機器を制御する制御端末とを具備し、
    前記第2の伝送路接続装置は、
    前記第1の通信手段によって伝送される信号フォーマットに変換すべく、前記制御端末から前記第2の通信手段によって到来する制御信号の信号波形をサンプリングするサンプリング手段を備えることを特徴とする遠隔制御システム。
  9. 第1の伝送路に対し接続可能な少なくとも1つの電子機器と、この電子機器に対し前記第1の伝送路と異なる第2の伝送路を介して接続されるとともに、前記電子機器を遠隔制御する制御端末と、前記第1の伝送路を介して前記制御端末から前記電子機器に対し遠隔制御を可能にすべく前記第1の伝送路と前記第2の伝送路との間を接続する伝送路接続装置とを備えた遠隔制御システムで前記伝送路接続装置として使用される通信装置であって、
    前記制御端末から前記第2の伝送路を介して制御信号が到来した場合に、この制御信号を前記第1の伝送路の伝送信号フォーマットとなる制御データに変換すべく前記制御信号の信号波形をサンプリングするサンプリング手段を備えたことを特徴とする遠隔制御システムの通信装置。
  10. 前記第2の伝送路を介して前記電子機器が接続されかつ前記第1の伝送路を介して制御データが到来した場合に、この制御データを前記第2の伝送路の伝送信号フォーマットに変換する変換手段をさらに備えたことを特徴とする請求項9記載の遠隔制御システムの通信装置。
  11. 第1の伝送路に対し接続可能な少なくとも1つの電子機器と、この電子機器に対し前記第1の伝送路と異なる第2の伝送路を介して接続されかつ前記電子機器を遠隔制御する制御端末との間を前記第1の伝送路を介して接続する通信装置の制御方法であって、
    前記制御端末から前記第2の伝送路を介して制御信号が到来した場合に、この制御信号を前記第1の伝送路の伝送信号フォーマットとなる制御データに変換すべく前記制御信号の信号波形をサンプリングし、
    前記制御データを前記電子機器に対し、前記第1の伝送路を介して送出することを特徴とする通信装置の制御方法。
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