JP2005190126A - 電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作が便利な、電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法及び装置を提供することを課題とする。
【解決手段】電子装置は、少なくとも一つのモニタ、少なくとも一つのタッチコントロール装置2、及び処理ユニット3によって構成する。タッチコントロール装置2上に設けられた複数の実体のキーを模擬したキーゾーン21,22,23によって、使用者が指をタッチコントロール装置上で動かすのではなく、前記キーゾーンを触れる方式によって、ウインドウ画面4のスクロール、あるいは停止を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】電子装置は、少なくとも一つのモニタ、少なくとも一つのタッチコントロール装置2、及び処理ユニット3によって構成する。タッチコントロール装置2上に設けられた複数の実体のキーを模擬したキーゾーン21,22,23によって、使用者が指をタッチコントロール装置上で動かすのではなく、前記キーゾーンを触れる方式によって、ウインドウ画面4のスクロール、あるいは停止を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子装置によるウインドウ画面のスクロールの制御方法及び装置に係り、特に、操作に便利で、操作が迅速にでき、面倒でない電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法及び装置に関わる。
グラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)は誰でも熟知しているものであり、全てのGUIの一つの主要な機能は使用者の閲覧を便利にするために、コンピュータのウインドウ画面をスクロール(上下、左右)させることができることである。そのため、コンピュータのウインドウ画面辺縁(上下、あるいは左右)には通常スクロールバーと呼ばれる図形化された制御工具が設けられており、使用者はマウスを使ってスクロールバーを平行方向にドラッグさせ、前記ウインドウ画面をスクロールさせることができる。
しかし、スクロールバーは一般に画面の一つ、あるいは二つの小さな位置(上下スクロール、あるいは左右スクロール)を占めるにとどまり、目標が比較的小さいために、使用者がポインターを的確にスクロールバー上に移動させるには困難があり、時間も掛かる。しかし、そのためにスクロールバーのサイズを大きくした場合、モニタの有効ゾーン域が犠牲になってしまう。そのため、GUIのスクロール操作を容易にするために、公知にマウスの表面に更に車輪を設けたものがあり、これによりウインドウ画面をスクロールさせる時、画面上のポインターを移動させる必要はない。
しかし、これはマウス上に更に複雑で高価な機械部品を付加する必要があるために、携帯型のコンピュータに対しては収納が容易ではない。
しかし、スクロールバーは一般に画面の一つ、あるいは二つの小さな位置(上下スクロール、あるいは左右スクロール)を占めるにとどまり、目標が比較的小さいために、使用者がポインターを的確にスクロールバー上に移動させるには困難があり、時間も掛かる。しかし、そのためにスクロールバーのサイズを大きくした場合、モニタの有効ゾーン域が犠牲になってしまう。そのため、GUIのスクロール操作を容易にするために、公知にマウスの表面に更に車輪を設けたものがあり、これによりウインドウ画面をスクロールさせる時、画面上のポインターを移動させる必要はない。
しかし、これはマウス上に更に複雑で高価な機械部品を付加する必要があるために、携帯型のコンピュータに対しては収納が容易ではない。
そのため、アメリカ合衆国第5943052号の特許において、スクロールバーの制御方法に関するものがあり、それは、コンピュータと電気接合されたタッチコントロール装置上にスクロールゾーン(scrolling zone)を設け、使用者はその上面を指で上下移動(縦方向スクロールゾーン)、あるいは左右移動(横方向スクロールゾーン)をすることができ、コンピュータモニタのウインドウ画面を駆動し、上下、あるいは左右にスクロールさせることができ、スクロール軸の操作に便利であるという効果を達成できる。
しかし、この方法は使用者の指の動きを利用し、マウスの車輪の回転を模擬するものであり、システムに絶えず各種の移動方向の感知と判別を絶え間なくさせなければならず、システムプログラムの複雑度が増すだけでなく、使用者の指を絶えずタッチコントロール装置上で滑動させる必要があるために、指の疲労、および傷害をもたらせやすい。
米国特許第5943052号公報
しかし、この方法は使用者の指の動きを利用し、マウスの車輪の回転を模擬するものであり、システムに絶えず各種の移動方向の感知と判別を絶え間なくさせなければならず、システムプログラムの複雑度が増すだけでなく、使用者の指を絶えずタッチコントロール装置上で滑動させる必要があるために、指の疲労、および傷害をもたらせやすい。
上記公知構造の欠点を解決するために、本発明は、操作が便利な、電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法及び装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法及びその装置であり、前記電子装置は、少なくとも一つのタッチコントロール装置を具有する。
前記方法の工程は、(A)前記タッチコントロール装置上にはN個のキーゾーンが設けられており、Nは少なくとも一である整数であることと、(B)N個のキーゾーンをチェックし、その中の第J番キーゾーンが押されたと感知された時、前記ウインドウ画面を制御し、第J番の方向へスクロールさせることを含む。
その他に、本発明の電子装置は、少なくとも一つのモニタ、少なくとも一つのタッチコントロール装置、及び処理ユニットによって構成されている。
前記モニタは、少なくとも一つのウインドウ画面を表示する。
前記タッチコントロール装置上には、N個のキーゾーンが設けられており、その中で、Nは少なくとも一である整数であり、N個のキーゾーンに対してチェックすることができる手段を有する。
前記処理ユニット(単元)と前記モニタとタッチコントロール装置は電気接続されており、前記N個のキーゾーンの中の第J番キーゾーンが押圧されたことが分かった時、ウインドウ画面を制御し、第J番の方向にスクロールさせる。
請求項1の発明は、電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法であり、前記電子装置は少なくとも一つのタッチコントロール装置を具有し、前記方法の工程は、(A)前記タッチコントロール装置上にはN個のキーゾーンが設けられており、Nは少なくとも1を含む整数であることと、(B)N個のキーゾーンをチェックし、その中の第J番キーゾーンが押されたと感知された時、前記ウインドウ画面を制御し、第J番の方向へスクロールさせることを含むことを特徴とする電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項2の発明は、工程(A)中において、J番は、1とNとの間に介在する任意の整数を表し、第J番方向は、上方向、下方向、左方向、右方向、あるいはその他の任意の方向の中の一つを表すことを特徴とする請求項1に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項3の発明は、工程(A)中において、N=2であり、前記タッチコントロール装置上には第一キーゾーン、および第二キーゾーンが設けられており、工程(B)中において、第一キーゾーンが押されたと感知された時、ウインドウ画面を制御し、第一方向へスクロールさせ、前記第二キーゾーンが押されたと感知された時、ウインドウ画面を制御し、前記第一方向とは違う方向である第二方向へスクロールさせることを特徴とする請求項2に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項4の発明は、前記第一方向と前記第二方向はお互いに相対する方向であることを特徴する請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項5の発明は、前記第一方向と前記第二方向は、それぞれ上方向と下方向への移動の垂直方向であることを特徴とする請求項4に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項6の発明は、前記第一方向と前記第二方向は、それぞれ左方向と右方向への移動の水平方向であることを特徴とする請求項4に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項7の発明は、前記ウインドウ画面の片側には更にスクロールバーが設けられており、工程(B)中において、前記第一キーゾーンが押された時、前記スクロールバーを前記第一方向へ移動させ、前記第二キーゾーンが押された時、前記スクロールバーを第二方向へ移動させることを特徴とする請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項8の発明は、工程(A)において、前記第一キーゾーン、および第二キーゾーンにはそれぞれ、更に若干の速度ゾーンを設けることができ、前記速度ゾーンにはそれぞれ異なるスクロール速度を与えることができ、工程(B)中において、ある速度ゾーンが押された時、前記ウインドウ画面を制御し、前記速度ゾーンのスクロール速度によってキーゾーンの所属するスクロール方向へスクロールさせることを特徴とする請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項9の発明は、工程(A)中において、タッチコントロール装置の中心からの距離が近い速度ゾーンほど、スクロール速度は遅く、タッチコントロール装置の中心からの距離が遠い速度ゾーンほど、スクロール速度は速いことを特徴とする請求項8に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項10の発明は、工程(A)中において、タッチコントロール装置の中心からの距離が近い速度ゾーンほど、スクロール速度は速く、タッチコントロール装置の中心からの距離が遠い速度ゾーンほど、スクロール速度は遅いことを特徴とする請求項8に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項11の発明は、工程(A)中において、前記速度ゾーンにそれぞれ与えられたスクロール速度は、固定速度、あるいは非固定速度であることを特徴とする請求項8に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項12の発明は、工程(A)中において、前記第一キーゾーンには更に第一常速ゾーン、および第一快速ゾーンを、前記第二キーゾーンには更に第二常速ゾーン、および第二快速ゾーンを設けることができ、第一、あるいは第二常速ゾーンが押された時、ウインドウ画面を制御し、正常な速度で前記常速ゾーンの所属するキーゾーンのスクロール方向にスクロールさせ、前記第一、あるいは第二快速ゾーンが押された時、ウインドウ画面は前記正常な速度よりも比較的速い速度で前記快速ゾーンの所属するキーゾーンのスクロール方向にスクロールさせることを特徴とする請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項13の発明は、工程(B)中において、前記第一キーゾーン、あるいは第二キーゾーン中で、一よりも大きな押圧動作が発生したと感知された時、前記押圧の回数と押圧時間の長さに対応してウインドウ画面のスクロール速度が調整されることを特徴とする請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項14の発明は、工程(B)中において、前記押圧動作は、少なくとも一つの短いクリック動作を感知した後、すぐに別の短いクリック動作、あるいは別の比較的時間の長い押圧動作を感知することを特徴とする請求項13に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項15の発明は、工程(B)中において、前記押圧回数と押圧時間に対応してウインドウ画面のスクロール速度が素早く調整されることを特徴とする請求項13に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項16の発明は、工程(B)中において、前記押圧回数と押圧時間に対応してウインドウ画面のスクロール速度が遅く調整されることを特徴とする請求項13に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項17の発明は、工程(B)中において、前記押圧回数と押圧時間によってウインドウ画面のスクロールが停止されることを特徴とする請求項13に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項18の発明は、工程(B)中において、前記第一キーゾーン、あるいは前記第二キーゾーンが押圧された位置を感知し、前記押圧位置によって前記ウインドウ画面のスクロール速度が決定され、前記押圧位置の距離が中心から近いほど、スクロール速度は遅く、中心から遠いほど、スクロール速度は速いことを特徴とする請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項19の発明は、工程(B)中において、前記第一キーゾーン、あるいは前記第二キーゾーンが押圧された位置を感知し、前記押圧位置によって前記ウインドウ画面のスクロール速度が決定され、前記押圧位置の距離が中心から近いほど、スクロール速度は速く、中心から遠いほど、スクロール速度は遅いことを特徴とする請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項20の発明は、工程(B)中において、前記第一キーゾーン、あるいは第二キーゾーンが押圧された時、前記ウインドウ画面を継続してスクロールさせることを特徴とする請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項21の発明は、前記ウインドウ画面は継続してスクロールし、前記同一のキーゾーンが再び押圧された時、停止することを特徴とする請求項20に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項22の発明は、前記ウインドウ画面は継続してスクロールし、別のキーゾーンが押圧された時、スクロールが停止することを特徴とする請求項20に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項23の発明は、前記ウインドウ画面は継続してスクロールし、前記キーゾーン以外のゾーン域が押圧された時、スクロールが停止することを特徴とする請求項20に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項24の発明は、工程(A)中において、前記タッチコントロール装置上には更に少なくとも一つの特殊キーゾーンが設けられており、前記特殊キーゾーンが押圧されたと感知された時、改めてスクロールバーの設定状態を設定することができることを特徴とする請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項25の発明は、工程(B)中において、複数のキーゾーンが同時に押圧されたと感知された時、改めてスクロールバーの設定状態を設定することができることを特徴とする請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項26の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、スクロールを起点の位置、中間の位置、終点の位置、その他システムによって予め設定されている位置、あるいは使用者に設定された位置に回復させることを指すことを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項27の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、スクロール速度を予め設定した状態に回復させることを指すことを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項28の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記第一キーゾーンおよび前記第二キーゾーン、または、前記第一キーゾーンあるいは前記第二キーゾーンのスクロール機能を開く、あるいは閉じることを指すことを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項29の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記第一キーゾーンおよび前記第二キーゾーン、または、前記第一キーゾーンあるいは前記第二キーゾーンのスクロール方向を変更することを指すことを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項30の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記ウインドウ画面のスクロールを停止させることであることを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項31の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記ウインドウズ画面を前回のスクロール動作に重複させることを指し、前記重複する動作は、スクロールの方向、速度、およびスクロールの距離、または、あるいはスクロールの距離であることを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項32の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記ウインドウ画面を前回のスクロールの方向と速度に沿って継続してスクロールさせることを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項33の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記ウインドウ画面を上方向に改ページさせたり、下方向に改ページさせたり、上方向にスクロールさせたり、下方向にスクロールさせたりすることを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項34の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、クリック動作、あるいはダブルクリック動作の電子信号を発生させることを指すことを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項35の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前回のマウスポインタによるドラッグ動作の重複を発生させることを指すことを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項36の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前回のクリック、ならびにドラッグと重複する電子信号を発生させることを指すことを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項37の発明は、工程(A)中において、N=4であり、前記タッチコントロール装置上には垂直上方向のスクロールゾーン、垂直下方向のスクロールゾーン、水平左方向のスクロールゾーン、および水平右方向のスクロールゾーンが設けられており、工程(B)中において、前記垂直上方向、あるいは垂直下方向のスクロールゾーンが押圧されたと感知された時、ウインドウ画面を制御し、垂直上方向、あるいは下方向にスクロールさせ、水平左方向、あるいは右方向のスクロールゾーンが押圧されたと感知された時、ウインドウ画面を制御し、水平左方向、あるいは右方向にスクロールさせることを特徴とする請求項35に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法である。
請求項38の発明は、少なくとも一つのディスプレイと、少なくとも一つのタッチコントロール装置と、処理ユニットとによって構成されており、
前記ディスプレイは、少なくとも一つのウインドウ画面を表示するために用いられており、
前記タッチコントロール装置上には、N個のキーゾーンが設けられており、Nは少なくとも一の整数であり、前記N個のキーゾーンに対してチェックを行うことができ、
前記処理ユニットは、前記ディスプレイ、および前記タッチコントロール装置と電気接続されており、前記N個のキーゾーンの中の前記第J番キーゾーンが押圧されたことが分かった時、ウインドウ画面を制御し、第J番方向へスクロールさせることを特徴とする電子装置である。
前記ディスプレイは、少なくとも一つのウインドウ画面を表示するために用いられており、
前記タッチコントロール装置上には、N個のキーゾーンが設けられており、Nは少なくとも一の整数であり、前記N個のキーゾーンに対してチェックを行うことができ、
前記処理ユニットは、前記ディスプレイ、および前記タッチコントロール装置と電気接続されており、前記N個のキーゾーンの中の前記第J番キーゾーンが押圧されたことが分かった時、ウインドウ画面を制御し、第J番方向へスクロールさせることを特徴とする電子装置である。
請求項39の発明は、Jは、一とNとの間に介在する任意の整数を表し、第J番方向は、上方向、下方向、左方向、右方向、あるいはその他の任意の方向の中の一つを表すことを特徴とする請求項38に記載の電子装置である。
請求項40の発明は、N=2であり、前記タッチコントロール装置上には第一キーゾーン、および第二キーゾーンが設けられており、前記処理ユニットは第一キーゾーンが押されたとわかった時、ウインドウ画面を制御し、第一方向へスクロールさせ、前記処理ユニットが前記第二キーゾーンが押されたと感知した時、ウインドウ画面を制御し、前記第一方向とは違う方向である第二方向へスクロールさせることを特徴とする請求項39に記載の電子装置である。
請求項41の発明は、前記第一方向と前記第二方向はお互いに相対する方向であることを特徴する請求項40に記載の電子装置である。
請求項42の発明は、前記第一方向と前記第二方向は、それぞれ上方向と下方向への移動の垂直方向であることを特徴とする請求項41に記載の電子装置である。
請求項43の発明は、前記第一方向と前記第二方向は、それぞれ左方向と右方向への移動の水平方向であることを特徴とする請求項41に記載の電子装置である。
請求項44の発明は、前記ウインドウ画面の片側には更にスクロールバーが設けられており、前記第一キーゾーンが押された時、前記処理ユニットは前記スクロールバーを前記第一方向へ移動させ、前記第二キーゾーンが押された時、前記処理ユニットは前記スクロールバーを第二方向へ移動させることを特徴とする請求項40に記載の電子装置である。
請求項45の発明は、前記第一キーゾーン、および第二キーゾーンにはそれぞれ、更に若干の速度ゾーンを設けることができ、前記速度ゾーンにはそれぞれ異なるスクロール速度を与えることができ、ある速度ゾーンが押された時、前記処理ユニットは前記ウインドウ画面を制御し、前記速度ゾーンのスクロール速度によってキーゾーンの所属するスクロール方向へスクロールさせることを特徴とする請求項40に記載の電子装置である。
請求項46の発明は、タッチコントロール装置の中心からの距離が近い速度ゾーンほど、スクロール速度は遅く、タッチコントロール装置の中心からの距離が遠い速度ゾーンほど、スクロール速度は速いことを特徴とする請求項45に記載の電子装置である。
請求項47の発明は、タッチコントロール装置の中心からの距離が近い速度ゾーンほど、スクロール速度は速く、タッチコントロール装置の中心からの距離が遠い速度ゾーンほど、スクロール速度は遅いことを特徴とする請求項45に記載の電子装置である。
請求項48の発明は、前記速度ゾーンにそれぞれ与えられたスクロール速度は、固定速度、あるいは非固定速度であることを特徴とする請求項45に記載の電子装置である。
請求項49の発明は、前記第一キーゾーンには更に第一常速ゾーン、および第一快速ゾーンを、前記第二キーゾーンには更に第二常速ゾーン、および第二快速ゾーンを設けることができ、第一、あるいは第二常速ゾーンが押された時、ウインドウ画面を制御し、正常な速度で前記常速ゾーンの所属するキーゾーンのスクロール方向にスクロールさせ、前記第一、あるいは第二快速ゾーンが押された時、ウインドウ画面は前記正常な速度よりも比較的速い速度で前記快速ゾーンの所属するキーゾーンのスクロール方向にスクロールさせることを特徴とする請求項40に記載の電子装置である。
請求項50の発明は、前記第一キーゾーン、あるいは第二キーゾーン中で、一よりも大きな押圧動作が発生したと感知された時、前記押圧の回数と押圧時間の長さに対応してウインドウ画面のスクロール速度が調整されることを特徴とする請求項40に記載の電子装置である。
請求項51の発明は、前記押圧動作は、少なくとも一つの短いクリック動作を感知した後、すぐに別の短いクリック動作、あるいは別の比較的時間の長い押圧動作を感知することを特徴とする請求項50に記載の電子装置である。
請求項52の発明は、前記押圧回数と押圧時間に対応してウインドウ画面のスクロール速度が速く調整されることを特徴とする請求項50に記載の電子装置である。
請求項53の発明は、前記押圧回数と押圧時間に対応してウインドウ画面のスクロール速度が遅く調整されることを特徴とする請求項50に記載の電子装置である。
請求項54の発明は、前記押圧回数と押圧時間によってウインドウ画面のスクロールが停止されることを特徴とする請求項50に記載の電子装置である。
請求項55の発明は、前記第一キーゾーン、あるいは前記第二キーゾーンが押圧された位置を感知し、前記押圧位置によって前記ウインドウ画面のスクロール速度が決定され、前記押圧位置の距離が中心から近いほど、スクロール速度は遅く、中心から遠いほど、スクロール速度は速いことを特徴とする請求項50に記載の電子装置である。
請求項56の発明は、前記第一キーゾーン、あるいは前記第二キーゾーンが押圧された位置を感知し、前記押圧位置によって前記ウインドウ画面のスクロール速度が決定され、前記押圧位置の距離が中心から近いほど、スクロール速度は速く、中心から遠いほど、スクロール速度は遅いことを特徴とする請求項50に記載の電子装置である。
請求項57の発明は、前記タッチコントロール装置が前記第一キーゾーン、あるいは第二キーゾーンの押圧を感知した時、前記処理ユニットは前記ウインドウ画面を継続してスクロールさせることを特徴とする請求項50に記載の電子装置である。
請求項58の発明は、前記処理ユニットは、前記ウインドウ画面を継続してスクロールさせ、前記同一のキーゾーンが再び押圧された時、スクロールを停止させることを特徴とする請求項57に記載の電子装置である。
請求項59の発明は、前記処理ユニットは、前記ウインドウ画面を継続してスクロールさせ、別のキーゾーンが押圧された時、スクロールを停止させることを特徴とする請求項57に記載の電子装置である。
請求項60の発明は、前記処理ユニットは、前記ウインドウ画面を継続してスクロールさせ、前記キーゾーン以外のゾーン域が押圧された時、スクロールを停止させることを特徴とする請求項57に記載の電子装置である。
請求項61の発明は、前記タッチコントロール装置上には更に少なくとも一つの特殊キーゾーンが設けられており、前記特殊キーゾーンが押圧されたと感知された時、前記処理ユニットに改めてスクロールバーの設定状態を設定させることを特徴とする請求項40に記載の電子装置である。
請求項62の発明は、複数のキーゾーンが同時に押圧されたと感知された時、前記処理ユニットに改めてスクロールバーの設定状態を設定させることを特徴とする請求項40に記載の電子装置である。
請求項63の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、スクロールを起点の位置、中間の位置、終点の位置、その他システムによって予め設定されている位置、あるいは使用者に設定された位置に回復させることを指すことを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置である。
請求項64の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、スクロール速度を予め設定した状態に回復させることを指すことを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置である。
請求項65の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記第一キーゾーンおよび前記第二キーゾーン、または、前記第一キーゾーンあるいは前記第二キーゾーンのスクロール機能を開く、あるいは閉じることを指すことを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置である。
請求項66の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記第一キーゾーンおよび前記第二キーゾーン、または、前記第一キーゾーンあるいは前記第二キーゾーンのスクロール方向を変更することを指すことを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置である。
請求項67の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記ウインドウ画面のスクロールを停止させることであることを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置である。
請求項68の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記ウインドウズ画面を前回のスクロール動作に重複させることを指し、前記重複する動作は、スクロールの方向、速度、およびスクロールの距離、または、あるいはスクロールの距離であることを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置である。
請求項69の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記ウインドウ画面を前回のスクロールの方向と速度に沿って継続してスクロールさせることを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置である。
請求項70の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記ウインドウ画面を上方向に改ページさせたり、下方向に改ページさせたり、上方向にスクロールさせたり、下方向にスクロールさせたりすることを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置である。
請求項71の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、クリック動作、あるいはダブルクリック動作の電子信号を発生させることを指すことを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置である。
請求項72の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前回のマウスポインタによるドラッグ動作の重複を発生させることを指すことを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置である。
請求項73の発明は、改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前回のクリック、ならびにドラッグと重複する電子信号を発生させることを指すことを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置である。
請求項74の発明は、N=4であり、前記タッチコントロール装置上には垂直上方向のスクロールゾーン、垂直下方向のスクロールゾーン、水平左方向のスクロールゾーン、および水平右方向のスクロールゾーンが設けられており、前記垂直上方向、あるいは垂直下方向のスクロールゾーンが押圧されたと感知された時、前記処理ユニットにウインドウ画面を制御させ、垂直上方向、あるいは下方向にスクロールさせ、水平左方向、あるいは右方向のスクロールゾーンが押圧されたと感知された時、前記処理ユニットにウインドウ画面を制御させ、水平左方向、あるいは右方向にスクロールさせることを特徴とする請求項39に記載の電子装置である。
請求項75の発明は、前記処理ユニット中には、更にオペレーションシステム、および応用プログラムが設けられており、前記ウインドウ画面上にスクロールバーを具有するGUIを形成するのに用いられていることを特徴とする請求項38に記載の電子装置である。
請求項76の発明は、前記処理ユニットには、少なくとも一つの駆動プログラムが設けられており、タッチコントロール装置と共に前記第一キーゾーン、および第二キーゾーンに対して押圧のチェックを行うのに用いられていることを特徴とする請求項38に記載の電子装置である。
本発明はタッチコントロール装置上に設けられた複数の実体のキーを模擬したキーゾーンによって、使用者が指をタッチコントロール装置上で動かすのではなく、前記キーゾーンを触れる方式によって、ウインドウ画面のスクロール、あるいは停止を制御するものであり、これにより、使用上の便利性が大幅に上がっただけでなく、使用者は指を絶え間なく滑動させる必要がないので、指の疲労、および傷害を更に避けることができ、更に感知工程を更に簡単にし、プログラム、および回路の複雑度を下げた。
本発明の前述、およびその他の技術内容、特徴、効果を参考図に沿って三つの比較的好適な実施例によって詳細に説明する。以下の実施例における同一の部品においては、同一の符号によって示す。
図1は本発明の電子装置における第一の比較的好適な実施例を示すブロック(架構)図であり、電子装置1は主にタッチコントロール装置2、タッチコントロール装置と電気接続された処理ユニット3、およびウインドウ画面4を表示するのに用いられるモニタによって構成されている。タッチコントロール装置2は処理ユニット3を通じてウインドウ画面4を制御する。処理ユニット3中にはオペレーションシステム32、および応用プログラム31が設けられており、ウインドウ画面4上にスクロールバー41を具有するGUIを形成している。
本実施例はタッチコンロトール装置2の右側辺(あるいは左側辺)に縦方向に配列する第一キーゾーン21、第二キーゾーン22、および第一キーゾーン21と第二キーゾーン22の間の第三キーゾーン23(以下中間停留ゾーン23と呼ぶ)を呈しており、ウインドウ画面4中のスクロールバー41の移動方向(上下移動)に合わされており、使用者は前記キーゾーンを操作する時、手と眼を合わせて確認することができる。当然、図1に示すように、タッチコントロール装置2の上側辺、あるいは下側辺にウインドウ画面4を左右にスクロールさせるキーゾーン24,25,26を設けることができる。
処理ユニット3中に更に駆動プログラム33を選択(option)して設けることができ、それはタッチコントロール装置2と合わせてスクロールバー41をスクロールするのに用いられ、使用者が前記キーゾーン21,22,23の関連する設定を変更するのに便利になっている。しかし、注意しなければいけないのは、タッチコントロール装置2には元々感知回路(図なし)、およびスクロールバーのスクロール制御回路が設けられているため、駆動プログラム33を通さずに、直接タッチコントロール装置2自身によってスクロールバーを制御することができる。そのために、タッチコントロール装置2と駆動プログラム33を合わせて、第一キーゾーン21の押圧を感知した時、継続して第一制御信号が処理ユニット3に発生し、ウインドウ画面4を制御し、継続して第一方向(上方向)にスクロールさせ、この時、スクロールバー41は継続して上方向へ移動する。
同様に、タッチコントロール装置2が第二キーゾーン22の継続する押圧を感知した時、継続して第二制御信号が処理ユニット3に発生し、ウインドウ画面4を制御し、継続して、前記第一方向(上方向)と相対する第二方向(下方向)にスクロールし、この時スクロールバー41もまた継続して下方向へ移動する。
その他、タッチコントロール装置2が中間停留ゾーン23の押圧を感知した時、あるいは第一キーゾーン21、および第二キーゾーン22のどちらも押圧されていないと感知した時、ウインドウ画面4のスクロールを停止させる。
このために、上述の説明により、第一実施例中において、使用者は指を移動させなくても、指でタッチコントロール装置2上の任意のキーゾーン21,22,23に触れるだけで、ウインドウ画面4の上下スクロール、あるいは停止を制御することができる。
注意しなければならないことは、上述の実施例中において、中間停留ゾーン23は必ず必要ではなく、タッチコントロール装置2は指がキーゾーン21,22,23を押圧したか、あるいは離れたかによって、表示画面4のスクロール、停止を決定することができる。
その他、本実施例中において、タッチコントロール装置2上に、更に特殊キーゾーン27を設けることができ、前記処理ユニット3に新たにスクロールバーの設定状態を設定することができ、この所謂新たにスクロールバーの設定状態を設定するとは、以下の動作を指す。
(1)スクロールを起点の位置、中間の位置、終点の位置、その他システムによって予め設定されている位置、あるいは使用者に設定された位置に回復させること。
(2)スクロール速度を予め設定した状態に回復させること。
(3)前記第一キーゾーンおよび前記第二キーゾーン、または、前記第一キーゾーンあるいは前記第二キーゾーンのスクロール機能を開く、あるいは閉じること。
(4)前記第一キーゾーンおよび前記第二キーゾーン、または、前記第一キーゾーンあるいは前記第二キーゾーンのスクロール方向を変更すること。
(5)前記ウインドウ画面のスクロールを停止させること。
(6)前記ウインドウズ画面を前回のスクロール動作に重複させることを指し、前記重複する動作は、スクロールの方向、速度、およびスクロールの距離、または、あるいはスクロールの距離であること。
(7)前記ウインドウ画面を前回のスクロールの方向と速度に沿って継続してスクロールさせること。
(8)前記ウインドウ画面を上方向に改ページさせたり、下方向に改ページさせたり、上方向にスクロールさせたり、下方向にスクロールさせたりすること。
(9)クリック動作、あるいはダブルクリック動作の電子信号を発生させること。
(10)前回のマウスポインタによるドラッグ動作の重複を発生させることを指すこと。
(11)前回のクリック、ならびにドラッグと重複する電子信号を発生させること。
この他に、上述の新たにスクロールバーの設定状態を設定する動作は、タッチコントロール装置2が複数のキーゾーンが同時に押圧された時、起動することも含む。
(1)スクロールを起点の位置、中間の位置、終点の位置、その他システムによって予め設定されている位置、あるいは使用者に設定された位置に回復させること。
(2)スクロール速度を予め設定した状態に回復させること。
(3)前記第一キーゾーンおよび前記第二キーゾーン、または、前記第一キーゾーンあるいは前記第二キーゾーンのスクロール機能を開く、あるいは閉じること。
(4)前記第一キーゾーンおよび前記第二キーゾーン、または、前記第一キーゾーンあるいは前記第二キーゾーンのスクロール方向を変更すること。
(5)前記ウインドウ画面のスクロールを停止させること。
(6)前記ウインドウズ画面を前回のスクロール動作に重複させることを指し、前記重複する動作は、スクロールの方向、速度、およびスクロールの距離、または、あるいはスクロールの距離であること。
(7)前記ウインドウ画面を前回のスクロールの方向と速度に沿って継続してスクロールさせること。
(8)前記ウインドウ画面を上方向に改ページさせたり、下方向に改ページさせたり、上方向にスクロールさせたり、下方向にスクロールさせたりすること。
(9)クリック動作、あるいはダブルクリック動作の電子信号を発生させること。
(10)前回のマウスポインタによるドラッグ動作の重複を発生させることを指すこと。
(11)前回のクリック、ならびにドラッグと重複する電子信号を発生させること。
この他に、上述の新たにスクロールバーの設定状態を設定する動作は、タッチコントロール装置2が複数のキーゾーンが同時に押圧された時、起動することも含む。
その他に、上述の感知方式以外に、タッチコントロール装置2はまた、第一キーゾーン21、あるいは第二キーゾーン22中に発生した少なくとも一つの連続、かつ短い動作(クリック動作)を感知することによって、処理ユニット3に、使用者の指による第一キーゾーン21、あるいは第二キーゾーン22のクリック動作の回数によって、ウインドウ画面4のスクロール速度を調整させる。例えば、タッチコントロール装置2が第一キーゾーン21のクリックを感知した後、固定された一定の時間内にクリックされた回数を数え、その前記クリック回数に基づき、対応する制御信号を処理ユニット3に発生させ、ウインドウ画面4の第一方向のスクロール速度を調整する。例えば、一回のクリックがされた時、正常な速度でウインドウ画面4をスクロールさせ、連続して二回のクリックがされた時、正常な速度の二倍の速度でウインドウ画面をスクロールさせ、連続して三回のクリックがされた時、正常な速度の三倍の速度でウインドウ画面をスクロールさせる。同様に、第二キーゾーン22が押圧された時のウインドウ画面4の前記第一方向と相対する第二の方向へのスクロールの速度は、第二キーゾーン22が連続してクリックされた回数に基づいて調整される。したがって、使用者は、自らの要求に基づいて、第一キーゾーン21、あるいは第二キーゾーン22上を指で連続してクリックする回数によって、直接ウインドウ画面4のスクロール速度を制御することができ、タッチコントロール装置2上で指を移動させる必要がない。
あるいは、タッチコントロール装置2はまた、第一キーゾーン21あるいは第二キーゾーン22が押圧される時間の長さを感知することを利用して、処理ユニット2に、押圧の時間の長さに対応してウインドウ画面4のスクロール速度を調整させることもでき、例えば押圧時間が長いほど、スクロール速度は速く、押圧時間が短いほど、スクロール速度は遅い。
更に、タッチコントロール装置2は第一キーゾーン21、あるいは第二キーゾーン22中の押圧された位置を感知し、処理ユニット2に押圧位置に基づいてウインドウ画面4のスクロール速度を調整することが可能で、例えば、押圧された位置がタッチコントロール装置2の中心(第三キーゾーン23)から近いほど、スクロール速度は遅く、タッチコントロール装置2の中心から遠いほど、スクロール速度は速い。
更に、タッチコントロール装置2が第一キーゾーン21、あるいは第二キーゾーン22が押圧されたと感知した時、処理ユニット3にウインドウ画面4を制御させ、継続してスクロールをさせ、同一キーゾーンが再び押圧されるとスクロールを停止させ、toggle on/offの機能により、ウインドウ画面4をスクロールさせるか、させないかを制御する。当然、処理ユニット3はウインドウ画面4を制御し、他のキーゾーンが押圧された時、スクロールを停止させたり、あるいはウインドウ画面4を制御し、前記キーゾーンと異なる区域が押圧された時、スクロールを停止、させることが可能である。
更に、実際上、使用者が第一キーゾーン21、あるいは第二キーゾーン22を押圧した時、押圧したばかりの時、タッチコントロール装置2は第一次のスクロール命令を送出し、処理ユニット3にウインドウ画面4を制御し、まず一度スクロールを行わせ、その後、短い時間を置いた後、再び第二のスクロール命令を送出し、処理ユニット3にウインドウ画面4を制御させ、継続してスクロールを行わせ、第一次のスクロール命令と第二次のスクロール命令の時間の間隔は、後で送出する連続した命令の時間の間隔と同等にも、更に短くにも、更に長くにも設定することができる。
図2は本発明の電子装置の第二の比較的好適な実施例であり、第一実施例と異なる点は、タッチコントロール装置5上、即ち第一実施例の第一キーゾーン21の場所に、第一常速ゾーン(上方向常速ゾーン)51と第一快速ゾーン(上方向快速ゾーン)52、第一実施例の第二キーゾーン22の場所に、第二常速ゾーン(下方向常速ゾーン)53と第二快速ゾーン(下方向快速ゾーン)54が設けられ、更に中間停留ゾーン55は上方向常速ゾーン51と下方向常速ゾーン53の間に設けられている点である。そのために、タッチコントロール装置5が上方向常速ゾーン51、あるいは上方向快速ゾーン52の押圧を感知した時、処理ユニット3を通してウインドウ画面4を制御し、正常な速度、あるいは比較的快速で上方向にスクロールを行う。同様に、下方向常速ゾーン53、あるいは下方向快速ゾーン54が押圧された時、処理ユニット3は適時にウインドウ画面4を制御し、正常な速度、あるいは比較的快速で下方向にスクロールを行う。更に、上述のウインドウ画面4のスクロール動作はタッチコントロール装置5が中間停留ゾーン55が押圧されたと感知した時、あるいは前記キーゾーン51,52,53,54が押圧されていないと感知した時停止する。
上述の説明によって、第二実施例中において、使用者は指を移動させる必要が無く、キーゾーン51,52,53,54に触れるだけで、ウインドウ画面4のスクロール速度を決定することができる。当然、この実施例中において、中間停留ゾーン55は、必ず必要ではなく、タッチコントロール装置5は、使用者の指がキーゾーン51,52,53,54、を押したり、離れたりすることを判断することによってウインドウ画面4をスクロールさせたり、停止させたりすることができる。
当然、図3に示すように、本実施例は、タッチコントロール装置6上、第一実施例の第一キーゾーン21(即ち上方向キーゾーン61)、および第二キーゾーン22(即ち下方向キーゾーン62)の場所に、それぞれ更に二つ以上の速度ゾーンを設けることができ、更に、それぞれの速度ゾーンには異なるスクロール速度が与えられており、タッチコントロール装置6がある速度ゾーンが押圧されたと感知した時、処理ユニット3にウインドウ画面4を制御させ、前記速度ゾーンの定義のスクロール速度によって、前記速度ゾーンの所属するキーゾーンのスクロール方向へスクロールさせ、更に、タッチコントロール装置6の中心(即ち中間停留ゾーン)から近いほど、スクロール速度は遅く、タッチコントロール装置の中心(即ち中間停留ゾーン)から遠いほど、スクロール速度は速い。また、それぞれの速度ゾーンに与えられた速度は、固定の速度でも、あるいは加速度方式に絶えず変化する速度でもよい。
上記をまとめると、本発明はタッチコントロール装置2(5,6)上に設けられた複数の実体のキーを模擬したキーゾーン21,22,23(51,52,53,54,55
)(61,62)によって、使用者が指をタッチコントロール装置上で動かすのではなく、前記キーゾーンを触れる方式によって、ウインドウ画面4のスクロール、あるいは停止を制御するものである。
)(61,62)によって、使用者が指をタッチコントロール装置上で動かすのではなく、前記キーゾーンを触れる方式によって、ウインドウ画面4のスクロール、あるいは停止を制御するものである。
上記実施の形態は、単に本発明の比較的好適な実施例を示すもので、本発明の実施の範囲を限定するものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない限り、容易になされる修飾、および変更も本発明の技術的範囲に属する。
1 電子装置
2 タッチコントロール装置
3 処理ユニット
4 ウインドウ画面
5 タッチコントロール装置
6 タッチコントロール装置
21 第一キーゾーン
22 第二キーゾーン
23 第三キーゾーン
31 応用プログラム
32 オペレーションシステム
33 駆動プログラム
41 スクロールバー
51 上方向常速ゾーン
52 上方向快速ゾーン
53 下方向常速ゾーン
54 下方向快速ゾーン
55 中間停留ゾーン
61 上方向キーゾーン
62 下方向キーゾーン
2 タッチコントロール装置
3 処理ユニット
4 ウインドウ画面
5 タッチコントロール装置
6 タッチコントロール装置
21 第一キーゾーン
22 第二キーゾーン
23 第三キーゾーン
31 応用プログラム
32 オペレーションシステム
33 駆動プログラム
41 スクロールバー
51 上方向常速ゾーン
52 上方向快速ゾーン
53 下方向常速ゾーン
54 下方向快速ゾーン
55 中間停留ゾーン
61 上方向キーゾーン
62 下方向キーゾーン
Claims (76)
- 電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法であり、前記電子装置は少なくとも一つのタッチコントロール装置を具有し、前記方法の工程は、(A)前記タッチコントロール装置上にはN個のキーゾーンが設けられており、Nは少なくとも1を含む整数であることと、(B)N個のキーゾーンをチェックし、その中の第J番キーゾーンが押されたと感知された時、前記ウインドウ画面を制御し、第J番の方向へスクロールさせることを含む
ことを特徴とする電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。 - 工程(A)中において、Jは、1とNとの間に介在する任意の整数を表し、第J番方向は、上方向、下方向、左方向、右方向、あるいはその他の任意の方向の中の一つを表すことを特徴とする請求項1に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 工程(A)中において、N=2であり、前記タッチコントロール装置上には第一キーゾーン、および第二キーゾーンが設けられており、工程(B)中において、第一キーゾーンが押されたと感知された時、ウインドウ画面を制御し、第一方向へスクロールさせ、前記第二キーゾーンが押されたと感知された時、ウインドウ画面を制御し、前記第一方向とは違う方向である第二方向へスクロールさせることを特徴とする請求項2に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 前記第一方向と前記第二方向はお互いに相対する方向であることを特徴する請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 前記第一方向と前記第二方向は、それぞれ上方向と下方向への移動の垂直方向であることを特徴とする請求項4に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 前記第一方向と前記第二方向は、それぞれ左方向と右方向への移動の水平方向であることを特徴とする請求項4に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 前記ウインドウ画面の片側には更にスクロールバーが設けられており、工程(B)中において、前記第一キーゾーンが押された時、前記スクロールバーを前記第一方向へ移動させ、前記第二キーゾーンが押された時、前記スクロールバーを第二方向へ移動させることを特徴とする請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 工程(A)において、前記第一キーゾーン、および第二キーゾーンにはそれぞれ、更に若干の速度ゾーンを設けることができ、前記速度ゾーンにはそれぞれ異なるスクロール速度を与えることができ、工程(B)中において、ある速度ゾーンが押された時、前記ウインドウ画面を制御し、前記速度ゾーンのスクロール速度によってキーゾーンの所属するスクロール方向へスクロールさせることを特徴とする請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 工程(A)中において、タッチコントロール装置の中心からの距離が近い速度ゾーンほど、スクロール速度は遅く、タッチコントロール装置の中心からの距離が遠い速度ゾーンほど、スクロール速度は速いことを特徴とする請求項8に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 工程(A)中において、タッチコントロール装置の中心からの距離が近い速度ゾーンほど、スクロール速度は速く、タッチコントロール装置の中心からの距離が遠い速度ゾーンほど、スクロール速度は遅いことを特徴とする請求項8に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 工程(A)中において、前記速度ゾーンにそれぞれ与えられたスクロール速度は、固定速度、あるいは非固定速度であることを特徴とする請求項8に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 工程(A)中において、前記第一キーゾーンには更に第一常速ゾーン、および第一快速ゾーンを、前記第二キーゾーンには更に第二常速ゾーン、および第二快速ゾーンを設けることができ、第一、あるいは第二常速ゾーンが押された時、ウインドウ画面を制御し、正常な速度で前記常速ゾーンの所属するキーゾーンのスクロール方向にスクロールさせ、前記第一、あるいは第二快速ゾーンが押された時、ウインドウ画面は前記正常な速度よりも比較的速い速度で前記快速ゾーンの所属するキーゾーンのスクロール方向にスクロールさせることを特徴とする請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 工程(B)中において、前記第一キーゾーン、あるいは第二キーゾーン中で、一よりも大きな押圧動作が発生したと感知された時、前記押圧の回数と押圧時間の長さに対応してウインドウ画面のスクロール速度が調整されることを特徴とする請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 工程(B)中において、前記押圧動作は、少なくとも一つの短いクリック動作を感知した後、すぐに別の短いクリック動作、あるいは別の比較的時間の長い押圧動作を感知することを特徴とする請求項13に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 工程(B)中において、前記押圧回数と押圧時間に対応してウインドウ画面のスクロール速度が素早く調整されることを特徴とする請求項13に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 工程(B)中において、前記押圧回数と押圧時間に対応してウインドウ画面のスクロール速度が遅く調整されることを特徴とする請求項13に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 工程(B)中において、前記押圧回数と押圧時間によってウインドウ画面のスクロールが停止されることを特徴とする請求項13に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 工程(B)中において、前記第一キーゾーン、あるいは前記第二キーゾーンが押圧された位置を感知し、前記押圧位置によって前記ウインドウ画面のスクロール速度が決定され、前記押圧位置の距離が中心から近いほど、スクロール速度は遅く、中心から遠いほど、スクロール速度は速いことを特徴とする請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 工程(B)中において、前記第一キーゾーン、あるいは前記第二キーゾーンが押圧された位置を感知し、前記押圧位置によって前記ウインドウ画面のスクロール速度が決定され、前記押圧位置の距離が中心から近いほど、スクロール速度は速く、中心から遠いほど、スクロール速度は遅いことを特徴とする請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 工程(B)中において、前記第一キーゾーン、あるいは第二キーゾーンが押圧された時、前記ウインドウ画面を継続してスクロールさせることを特徴とする請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 前記ウインドウ画面は継続してスクロールし、前記同一のキーゾーンが再び押圧された時、停止することを特徴とする請求項20に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 前記ウインドウ画面は継続してスクロールし、別のキーゾーンが押圧された時、スクロールが停止することを特徴とする請求項20に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 前記ウインドウ画面は継続してスクロールし、前記キーゾーン以外のゾーン域が押圧された時、スクロールが停止することを特徴とする請求項20に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 工程(A)中において、前記タッチコントロール装置上には更に少なくとも一つの特殊キーゾーンが設けられており、前記特殊キーゾーンが押圧されたと感知された時、改めてスクロールバーの設定状態を設定することができることを特徴とする請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 工程(B)中において、複数のキーゾーンが同時に押圧されたと感知された時、改めてスクロールバーの設定状態を設定することができることを特徴とする請求項3に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、スクロールを起点の位置、中間の位置、終点の位置、その他システムによって予め設定されている位置、あるいは使用者に設定された位置に回復させることを指すことを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、スクロール速度を予め設定した状態に回復させることを指すことを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記第一キーゾーンおよび前記第二キーゾーン、または、前記第一キーゾーンあるいは前記第二キーゾーンのスクロール機能を開く、あるいは閉じることを指すことを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記第一キーゾーンおよび前記第二キーゾーン、または、前記第一キーゾーンあるいは前記第二キーゾーンのスクロール方向を変更することを指すことを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記ウインドウ画面のスクロールを停止させることであることを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記ウインドウズ画面を前回のスクロール動作に重複させることを指し、前記重複する動作は、スクロールの方向、速度、およびスクロールの距離、または、あるいはスクロールの距離であることを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記ウインドウ画面を前回のスクロールの方向と速度に沿って継続してスクロールさせることを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記ウインドウ画面を上方向に改ページさせたり、下方向に改ページさせたり、上方向にスクロールさせたり、下方向にスクロールさせたりすることを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、クリック動作、あるいはダブルクリック動作の電子信号を発生させることを指すことを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前回のマウスポインタによるドラッグ動作の重複を発生させることを指すことを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前回のクリック、ならびにドラッグと重複する電子信号を発生させることを指すことを特徴とする請求項24、または25に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 工程(A)中において、N=4であり、前記タッチコントロール装置上には垂直上方向のスクロールゾーン、垂直下方向のスクロールゾーン、水平左方向のスクロールゾーン、および水平右方向のスクロールゾーンが設けられており、工程(B)中において、前記垂直上方向、あるいは垂直下方向のスクロールゾーンが押圧されたと感知された時、ウインドウ画面を制御し、垂直上方向、あるいは下方向にスクロールさせ、水平左方向、あるいは右方向のスクロールゾーンが押圧されたと感知された時、ウインドウ画面を制御し、水平左方向、あるいは右方向にスクロールさせることを特徴とする請求項35に記載の電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法。
- 少なくとも一つのディスプレイと、少なくとも一つのタッチコントロール装置と、処理ユニットとによって構成されており、
前記ディスプレイは、少なくとも一つのウインドウ画面を表示するために用いられており、
前記タッチコントロール装置上には、N個のキーゾーンが設けられており、Nは少なくとも一の整数であり、前記N個のキーゾーンに対してチェックを行うことができ、
前記処理ユニットは、前記ディスプレイ、および前記タッチコントロール装置と電気接続されており、前記N個のキーゾーンの中の前記第J番キーゾーンが押圧されたことが分かった時、ウインドウ画面を制御し、第J番方向へスクロールさせることを特徴とする電子装置。 - Jは、一とNとの間に介在する任意の整数を表し、第J番方向は、上方向、下方向、左方向、右方向、あるいはその他の任意の方向の中の一つを表すことを特徴とする請求項38に記載の電子装置。
- N=2であり、前記タッチコントロール装置上には第一キーゾーン、および第二キーゾーンが設けられており、前記処理ユニットは第一キーゾーンが押されたとわかった時、ウインドウ画面を制御し、第一方向へスクロールさせ、前記処理ユニットが前記第二キーゾーンが押されたと感知した時、ウインドウ画面を制御し、前記第一方向とは違う方向である第二方向へスクロールさせることを特徴とする請求項39に記載の電子装置。
- 前記第一方向と前記第二方向はお互いに相対する方向であることを特徴する請求項40に記載の電子装置。
- 前記第一方向と前記第二方向は、それぞれ上方向と下方向への移動の垂直方向であることを特徴とする請求項41に記載の電子装置。
- 前記第一方向と前記第二方向は、それぞれ左方向と右方向への移動の水平方向であることを特徴とする請求項41に記載の電子装置。
- 前記ウインドウ画面の片側には更にスクロールバーが設けられており、前記第一キーゾーンが押された時、前記処理ユニットは前記スクロールバーを前記第一方向へ移動させ、前記第二キーゾーンが押された時、前記処理ユニットは前記スクロールバーを第二方向へ移動させることを特徴とする請求項40に記載の電子装置。
- 前記第一キーゾーン、および第二キーゾーンにはそれぞれ、更に若干の速度ゾーンを設けることができ、前記速度ゾーンにはそれぞれ異なるスクロール速度を与えることができ、ある速度ゾーンが押された時、前記処理ユニットは前記ウインドウ画面を制御し、前記速度ゾーンのスクロール速度によってキーゾーンの所属するスクロール方向へスクロールさせることを特徴とする請求項40に記載の電子装置。
- タッチコントロール装置の中心からの距離が近い速度ゾーンほど、スクロール速度は遅く、タッチコントロール装置の中心からの距離が遠い速度ゾーンほど、スクロール速度は速いことを特徴とする請求項45に記載の電子装置。
- タッチコントロール装置の中心からの距離が近い速度ゾーンほど、スクロール速度は速く、タッチコントロール装置の中心からの距離が遠い速度ゾーンほど、スクロール速度は遅いことを特徴とする請求項45に記載の電子装置。
- 前記速度ゾーンにそれぞれ与えられたスクロール速度は、固定速度、あるいは非固定速度であることを特徴とする請求項45に記載の電子装置。
- 前記第一キーゾーンには更に第一常速ゾーン、および第一快速ゾーンを、前記第二キーゾーンには更に第二常速ゾーン、および第二快速ゾーンを設けることができ、第一、あるいは第二常速ゾーンが押された時、ウインドウ画面を制御し、正常な速度で前記常速ゾーンの所属するキーゾーンのスクロール方向にスクロールさせ、前記第一、あるいは第二快速ゾーンが押された時、ウインドウ画面は前記正常な速度よりも比較的速い速度で前記快速ゾーンの所属するキーゾーンのスクロール方向にスクロールさせることを特徴とする請求項40に記載の電子装置。
- 前記第一キーゾーン、あるいは第二キーゾーン中で、一よりも大きな押圧動作が発生したと感知された時、前記押圧の回数と押圧時間の長さに対応してウインドウ画面のスクロール速度が調整されることを特徴とする請求項40に記載の電子装置。
- 前記押圧動作は、少なくとも一つの短いクリック動作を感知した後、すぐに別の短いクリック動作、あるいは別の比較的時間の長い押圧動作を感知することを特徴とする請求項50に記載の電子装置。
- 前記押圧回数と押圧時間に対応してウインドウ画面のスクロール速度が速く調整されることを特徴とする請求項50に記載の電子装置。
- 前記押圧回数と押圧時間に対応してウインドウ画面のスクロール速度が遅く調整されることを特徴とする請求項50に記載の電子装置。
- 前記押圧回数と押圧時間によってウインドウ画面のスクロールが停止されることを特徴とする請求項50に記載の電子装置。
- 前記第一キーゾーン、あるいは前記第二キーゾーンが押圧された位置を感知し、前記押圧位置によって前記ウインドウ画面のスクロール速度が決定され、前記押圧位置の距離が中心から近いほど、スクロール速度は遅く、中心から遠いほど、スクロール速度は速いことを特徴とする請求項50に記載の電子装置。
- 前記第一キーゾーン、あるいは前記第二キーゾーンが押圧された位置を感知し、前記押圧位置によって前記ウインドウ画面のスクロール速度が決定され、前記押圧位置の距離が中心から近いほど、スクロール速度は速く、中心から遠いほど、スクロール速度は遅いことを特徴とする請求項50に記載の電子装置。
- 前記タッチコントロール装置が前記第一キーゾーン、あるいは第二キーゾーンの押圧を感知した時、前記処理ユニットは前記ウインドウ画面を継続してスクロールさせることを特徴とする請求項50に記載の電子装置。
- 前記処理ユニットは、前記ウインドウ画面を継続してスクロールさせ、前記同一のキーゾーンが再び押圧された時、スクロールを停止させることを特徴とする請求項57に記載の電子装置。
- 前記処理ユニットは、前記ウインドウ画面を継続してスクロールさせ、別のキーゾーンが押圧された時、スクロールを停止させることを特徴とする請求項57に記載の電子装置。
- 前記処理ユニットは、前記ウインドウ画面を継続してスクロールさせ、前記キーゾーン以外のゾーン域が押圧された時、スクロールを停止させることを特徴とする請求項57に記載の電子装置。
- 前記タッチコントロール装置上には更に少なくとも一つの特殊キーゾーンが設けられており、前記特殊キーゾーンが押圧されたと感知された時、前記処理ユニットに改めてスクロールバーの設定状態を設定させることを特徴とする請求項40に記載の電子装置。
- 複数のキーゾーンが同時に押圧されたと感知された時、前記処理ユニットに改めてスクロールバーの設定状態を設定させることを特徴とする請求項40に記載の電子装置。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、スクロールを起点の位置、中間の位置、終点の位置、その他システムによって予め設定されている位置、あるいは使用者に設定された位置に回復させることを指すことを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、スクロール速度を予め設定した状態に回復させることを指すことを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記第一キーゾーンおよび前記第二キーゾーン、または、前記第一キーゾーンあるいは前記第二キーゾーンのスクロール機能を開く、あるいは閉じることを指すことを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記第一キーゾーンおよび前記第二キーゾーン、または、前記第一キーゾーンあるいは前記第二キーゾーンのスクロール方向を変更することを指すことを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記ウインドウ画面のスクロールを停止させることであることを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記ウインドウズ画面を前回のスクロール動作に重複させることを指し、前記重複する動作は、スクロールの方向、速度、およびスクロールの距離、または、あるいはスクロールの距離であることを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記ウインドウ画面を前回のスクロールの方向と速度に沿って継続してスクロールさせることを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前記ウインドウ画面を上方向に改ページさせたり、下方向に改ページさせたり、上方向にスクロールさせたり、下方向にスクロールさせたりすることを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、クリック動作、あるいはダブルクリック動作の電子信号を発生させることを指すことを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前回のマウスポインタによるドラッグ動作の重複を発生させることを指すことを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置。
- 改めて前記スクロールバーの設定状態を設定するとは、前回のクリック、ならびにドラッグと重複する電子信号を発生させることを指すことを特徴とする請求項61、または62に記載の電子装置。
- N=4であり、前記タッチコントロール装置上には垂直上方向のスクロールゾーン、垂直下方向のスクロールゾーン、水平左方向のスクロールゾーン、および水平右方向のスクロールゾーンが設けられており、前記垂直上方向、あるいは垂直下方向のスクロールゾーンが押圧されたと感知された時、前記処理ユニットにウインドウ画面を制御させ、垂直上方向、あるいは下方向にスクロールさせ、水平左方向、あるいは右方向のスクロールゾーンが押圧されたと感知された時、前記処理ユニットにウインドウ画面を制御させ、水平左方向、あるいは右方向にスクロールさせることを特徴とする請求項39に記載の電子装置。
- 前記処理ユニット中には、更にオペレーションシステム、および応用プログラムが設けられており、前記ウインドウ画面上にスクロールバーを具有するGUIを形成するのに用いられていることを特徴とする請求項38に記載の電子装置。
- 前記処理ユニットには、少なくとも一つの駆動プログラムが設けられており、タッチコントロール装置と共に前記第一キーゾーン、および第二キーゾーンに対して押圧のチェックを行うのに用いられていることを特徴とする請求項38に記載の電子装置。
Priority Applications (1)
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JP2003430038A JP2005190126A (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | 電子装置の制御によるウインドウ画面のスクロール方法及び装置 |
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