JP2005184152A - モジュール間通信にイーサネット(r)を用いるパケット交換装置、内部通信方法及びパケット交換プログラム - Google Patents

モジュール間通信にイーサネット(r)を用いるパケット交換装置、内部通信方法及びパケット交換プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 制御パッケージと転送パッケージが専用のコントローラを必要とするバスを用いずに接続されるパケット交換装置を提供する。
【解決手段】 複数の外部ポートによりパケット送受信を行う1つ以上の転送パッケージ20と、その1つから受信したパケットを適切な外部ポートから送出する制御を行う制御パッケージ10とで構成されるパケット交換装置1であり、各パッケージ間の通信をイーサネット(R)30で行う。データを受信した受信外部ポート又は送信する送信外部ポートを、パケット交換装置の有するすべての外部ポートに対して識別可能とする識別情報で、データをカプセル化することにより論理トンネルを形成する。受信データを解析することによりポートを特定する。制御パッケージは、すべての外部ポートがあたかも自パッケージの所有ポートであるかのように振る舞うことが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のネットワーク機器を接続する通信ネットワークシステムにおけるパケット交換装置、内部通信方法及びパケット交換プログラムに関する。
複数のネットワーク機器を接続するパケット交換装置としては、転送用アドレスとしてIP(Internet Protocol)アドレスを用いるルータ装置や、転送用アドレスとしてMAC(Media Access Control)アドレスを用いるブリッジ装置などがある。また、近年ではシムヘッダ(又はラベル)を転送用アドレスとして用いるMPLS(Multi Protocol Label Switch)ルータ装置も開発されている。
パケット転送装置は、パケット入力ポートから入力されたパケットを格納し、そのパケットの転送用アドレスを解析する。そして、解析した転送用アドレスを基に、あらかじめ保持しているパケット転送情報から転送先ポートを決定して、該当する出力ポートからパケットを送信することによりパケット転送機能を実現している。
ルータ装置では、RIP(Routing Information Protocol)やOSPF(Open Shortest Path First)などのルーティングプロトコル、MPLSルータ装置では、それらに加えてLDP(Label Distribution Protocol)などのMPLSシグナリングプロトコルが必要とされる。そして、SNMP(Simple Network Management Protocol)などのネットワーク管理プロトコルもパケット交換装置に必要な機能となっている。
このようなパケット転送装置は、複数の通信ポートと前述の通信プロトコル処理を主に行うプロセッサを最低限有する構成となる。
特に大規模なネットワークに使用されるパケット交換装置は、収容機器数の規模に応じた柔軟なポート構成をとるために、複数個のパッケージ(すなわち、モジュール)に分割された構成をとることが多い。すなわち、通信ポートを備えたパケット入出力用の転送パッケージと、パケット転送制御や通信プロトコル処理を行う制御パッケージとに分かれた構成となる。それぞれのパッケージにはプロセッサが搭載されている。
このようにプロセッサを搭載した複数のパッケージで構成されるパケット交換装置は、既に幾つか提案されている。その一例を図7に示す(下記の特許文献1参照)。図7のパケット交換装置は、制御パッケージにあたるルータ管理部910と転送パッケージにあたる複数のルーティングアクセラレータ920から構成され、これらのパッケージがルータバス930を介して接続されている。このため、ルータ管理部910及び複数のルーティングアクセラレータ920は、バス制御部932及び934をそれぞれ備えている。
特許第3113742号公報(図1)
このように、従来技術におけるパケット交換装置では、転送パッケージと制御パッケージはルータバスなどのバスを通じて接続されているため、システム構成に応じてバスを制御する専用のバスコントローラが別途必要となり、その開発に余分なコストがかかるという課題がある。
したがって、制御パッケージと転送パッケージが専用のコントローラを必要とするバスを用いずに接続されるパケット交換装置があれば、好都合である。
本発明は上述の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ネットワークシステムにおいてパケットを入出力する複数の外部ポートによりパケットの送受信を行う少なくとも1つの転送パッケージと、前記転送パッケージの1つを介して受信したパケットを適切な外部ポートから送出する制御を行う制御パッケージと、前記各転送パッケージ及び前記制御パッケージに接続されて、前記パッケージ間の通信を行うイーサネット(R)で構成されるパケット交換装置において、前記各転送パッケージと前記制御パッケージとの間で通信を行う内部通信方法であり、
前記転送パッケージの1つが、複数の外部ポートの1つからパケットを受信した場合、前記1つの外部ポートを、前記パケット交換装置の有するすべての外部ポートに対して、識別可能とする識別情報で前記パケットをカプセル化することにより論理トンネルを形成するトネリングステップと、
前記転送パッケージの1つが、前記カプセル化パケットを前記イーサネット(R)を介して前記制御パッケージに送信するステップと、
前記制御パッケージが、前記イーサネット(R)を介して前記カプセル化パケットを受信した場合、前記カプセル化パケットを解析することにより前記1つの外部ポートを特定するステップと、
前記制御パッケージが、前記カプセル化パケットを元の前記パケットに復元するステップと、
前記制御パッケージが、前記復元されたパケットのアドレス情報とパケット転送テーブルから、前記復元されたパケットを送出すべき外部ポートを特定する送信外部ポート決定ステップと、
前記制御パッケージが、前記復元されたパケットを前記特定された外部ポートを有する転送パッケージに送信するステップとを有する通信を行う内部通信方法を備えた構成とした。この構成により、パケット交換装置を構成する制御パッケージと1つ以上の転送パッケージとの間の通信をイーサネット(R)などの標準仕様のLANで行うことができるので、パケット交換装置の開発及び製品のコストを抑えることができる。
また、請求項2に記載の発明は、ネットワークシステムにおいてパケットを入出力する複数の外部ポートによりパケットの送受信を行う少なくとも1つの転送パッケージと、前記転送パッケージの1つを介して受信したパケットを適切な外部ポートから送出する制御を行う制御パッケージとで構成されるパケット交換装置であり、
各転送パッケージ及び前記制御パッケージに接続されて、前記パッケージ間の通信を行うイーサネット(R)を備え、
各転送パッケージと前記制御パッケージが、前記イーサネット(R)を介してデータを送信する際に、前記データを受信した受信外部ポート又は送信する送信外部ポートを、前記パケット交換装置の有するすべての外部ポートに対して、識別可能とする識別情報で前記データをカプセル化することにより論理トンネルを形成するトネリング手段と、前記イーサネット(R)を介してカプセル化データを受信した場合、前記カプセル化データを解析することにより前記送信外部ポート又は前記受信外部ポートを特定する手段とをそれぞれ備えた構成とした。この構成により、請求項1と同様の効果を得ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のパケット交換装置において、前記制御パッケージが、
ネットワークアドレスと外部ポートを関係付けるパケット転送テーブルと、
前記転送パッケージの1つから前記データとして受信した受信パケットのアドレス情報及び前記パケット転送テーブルから、前記受信パケットを送出すべき送信外部ポートを決定する手段と、
前記受信パケットを前記送信外部ポートを含む前記転送パッケージに送る手段とを備えたものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のパケット交換装置において、前記制御パッケージが、
ネットワークアドレスと外部ポートを関係付けるパケット転送テーブルと、
送信すべきパケット及び送信指示を受け取った場合、前記送信すべきパケットのアドレス情報及び前記パケット転送テーブルから、前記送信すべきパケットを送出すべき送信外部ポートを決定する手段と、
カプセル化された前記送信すべきパケットを前記送信外部ポートを含む前記転送パッケージに送る手段とを備えたものである。
請求項5に記載の発明は、請求項2から4のいずれか1つに記載のパケット交換装置において、前記すべての外部ポートに対応する前記論理トンネルが識別子を有し、前記各パッケージが少なくとも自ら扱う外部ポートの前記識別情報と前記各パッケージが少なくとも自ら扱う外部ポートに対応する前記論理トンネルの識別子とを関係付けるテーブル手段を備え、前記トネリング手段が、前記受信外部ポート又は前記送信外部ポートを識別可能とする前記識別情報として、前記テーブル手段により前記受信外部ポート又は前記送信外部ポートに関係付けられる前記論理トンネルの前記識別子でカプセル化するものである。
請求項6に記載の発明は、請求項2から4のいずれか1つに記載のパケット交換装置において、前記すべての外部ポートが識別子を有し、前記トネリング手段が、前記受信外部ポート又は前記送信外部ポートを識別可能とする前記識別情報として、前記受信外部ポート又は前記送信外部ポートの識別子でカプセル化するものである。
請求項7に記載の発明は、ネットワークシステムにおいてパケットを入出力する複数の外部ポートによりパケットの送受信を行う少なくとも1つの転送パッケージと、前記転送パッケージの1つを介して受信したパケットを適切な外部ポートから送出する制御を行う制御パッケージと、前記各転送パッケージ及び前記制御パッケージに接続されて、前記パッケージ間の通信を行うイーサネット(R)で構成されるパケット交換装置の各転送パッケージにおいて実行されるプログラムであり、
複数の外部ポートの1つからパケットを受信した場合、前記1つの外部ポートを、前記パケット交換装置の有するすべての外部ポートに対して、識別可能とする識別情報で前記パケットをカプセル化することにより論理トンネルを形成するトネリングステップと、
前記カプセル化パケットを前記イーサネット(R)を介して前記制御パッケージに送信するステップと、
前記イーサネット(R)を介してカプセル化データを受信した場合、前記カプセル化データのカプセル化ヘッダを解析することにより送出すべき外部ポートを特定するステップと、
前記カプセル化データから前記カプセル化ヘッダを除去して元のデータを復元するステップと、
前記復元されたデータを前記特定された外部ポートに送出するステップとを有する、前記パケット交換装置の前記各転送パッケージにおいて実行されるパケット交換プログラムを備えた構成とした。
請求項8に記載の発明は、ネットワークシステムにおいてパケットを入出力する複数の外部ポートによりパケットの送受信を行う少なくとも1つの転送パッケージと、前記転送パッケージの1つを介して受信したパケットを適切な外部ポートから送出する制御を行う制御パッケージと、前記各転送パッケージ及び前記制御パッケージに接続されて、前記パッケージ間の通信を行うイーサネット(R)で構成されるパケット交換装置の制御パッケージにおいて実行されるプログラムであり、
パケットを受信した受信外部ポートを、前記パケット交換装置の有するすべての外部ポートに対して、識別可能とする識別情報で前記パケットをカプセル化したカプセル化パケットを前記受信外部ポートから前記イーサネット(R)を介して受信した場合、前記カプセル化パケットを解析することにより前記受信外部ポートを特定して、前記受信外部ポートに対応する論理トンネルにより通信する通信ステップと、
前記カプセル化パケットを元のパケットに復元するステップと、
ネットワークアドレスと外部ポートを関係付けるパケット転送テーブルと、
復元された前記パケットのアドレス情報と前記パケット転送テーブルから、復元された前記パケットを送出すべき送信外部ポートを決定する送信外部ポート決定ステップと、
前記復元されたパケットを前記送信外部ポートを有する転送パッケージに送信するステップとを有する、前記パケット交換装置の前記制御パッケージにおいて実行されるパケット交換プログラムを備えた構成とした。
請求項9に記載の発明は、ネットワークシステムにおいてパケットを入出力する複数の外部ポートによりパケットの送受信を行う少なくとも1つの転送パッケージと、前記転送パッケージの1つを介して受信したパケットを適切な外部ポートから送出する制御を行う制御パッケージと、前記各転送パッケージ及び前記制御パッケージに接続されて、前記パッケージ間の通信を行うイーサネット(R)で構成されるパケット交換装置の前記制御パッケージにおいて実行されるプログラムであり、
パケットを受信した受信外部ポートを、前記パケット交換装置の有するすべての外部ポートに対して、識別可能とする識別情報で前記パケットをカプセル化したカプセル化パケットを前記受信外部ポートから前記イーサネット(R)を介して受信した場合、前記カプセル化パケットを解析することにより前記受信外部ポートを特定して、前記受信外部ポートに対応する論理トンネルにより通信する通信ステップと、
前記カプセル化パケットを元のパケットに復元するステップと、
送信すべきパケット及び送信指示を受け取った場合、前記送信すべきパケットのアドレス情報及びパケット転送テーブルから、前記送信すべきパケットを送出すべき送信外部ポートを決定するステップと、
前記復元されたパケットを前記送信外部ポートを有する転送パッケージに送信するステップとを有する、前記パケット交換装置の前記制御パッケージにおいて実行されるパケット交換プログラムを備えた構成とした。
請求項10に記載の発明は、ネットワークシステムにおいてパケットを入出力する複数の外部ポートによりパケットの送受信を行う少なくとも1つの転送パッケージと、前記転送パッケージの1つを介して受信したパケットを適切な外部ポートから送出する制御を行う制御パッケージと、前記各転送パッケージ及び前記制御パッケージに接続されて、前記パッケージ間の通信を行うイーサネット(R)で構成されるパケット交換装置の前記各転送パッケージにおいて実行されるプログラムであり、
すべての前記外部ポートに対応する論理トンネルが識別子を有し、自パッケージが扱う外部ポートの識別情報と前記自パッケージが扱う前記外部ポートに対応する前記論理トンネルの前記識別子とを関係付けるテーブル作成ステップと、
前記複数の外部ポートの1つからパケットを受信した場合、前記1つの外部ポートを、パケット交換装置の有するすべての外部ポートに対して、前記論理トンネルの前記識別子で前記パケットをカプセル化することにより前記論理トンネルを形成するトネリングステップと、
前記カプセル化パケットを前記イーサネット(R)を介して前記制御パッケージに送信するステップと、
前記イーサネット(R)を介してカプセル化データを受信した場合、前記カプセル化データのカプセル化ヘッダを解析することにより送出すべき外部ポートを特定するステップと、
前記カプセル化データから前記カプセル化ヘッダを除去して元のデータを復元するステップと、
前記復元されたデータを前記特定された外部ポートに送出するステップとを有する、前記パケット交換装置の前記各転送パッケージにおいて実行されるパケット交換プログラムを備えた構成とした。
請求項11に記載の発明は、ネットワークシステムにおいてパケットを入出力する複数の外部ポートによりパケットの送受信を行う少なくとも1つの転送パッケージと、前記転送パッケージの1つを介して受信したパケットを適切な外部ポートから送出する制御を行う制御パッケージと、前記各転送パッケージ及び前記制御パッケージに接続されて、前記パッケージ間の通信を行うイーサネット(R)で構成されるパケット交換装置の前記制御パッケージにおいて実行されるプログラムであり、
すべての前記外部ポートに対応する論理トンネルが識別子を有し、自パッケージが扱う外部ポートの識別情報と前記自パッケージが扱う前記外部ポートに対応する前記論理トンネルの前記識別子とを関係付けるテーブル作成ステップと、
パケットを受信した受信外部ポートを、前記パケット交換装置の有するすべての外部ポートに対して、前記論理トンネルの前記識別子で前記パケットをカプセル化したカプセル化パケットを前記受信外部ポートから前記イーサネット(R)を介して受信した場合、前記カプセル化パケットを解析することにより前記受信外部ポートを特定して、前記受信外部ポートに対応する論理トンネルにより通信する通信ステップと、
前記カプセル化パケットを元のパケットに復元するステップと、
ネットワークアドレスと外部ポートを関係付けるパケット転送テーブルと、復元された前記パケットのアドレス情報と前記パケット転送テーブルから、復元された前記パケットを送出すべき送信外部ポートを決定する送信外部ポート決定ステップと、
前記復元されたパケットを前記送信外部ポートを有する転送パッケージに送信するステップとを有する、前記パケット交換装置の前記制御パッケージにおいて実行されるパケット交換プログラムを備えた構成とした。
請求項12に記載の発明は、ネットワークシステムにおいてパケットを入出力する複数の外部ポートによりパケットの送受信を行う少なくとも1つの転送パッケージと、前記転送パッケージの1つを介して受信したパケットを適切な外部ポートから送出する制御を行う制御パッケージと、前記各転送パッケージ及び前記制御パッケージに接続されて、前記パッケージ間の通信を行うイーサネット(R)で構成されるパケット交換装置の制御パッケージにおいて実行されるプログラムであり、
すべての前記外部ポートに対応する論理トンネルが識別子を有し、自パッケージが扱う外部ポートの識別情報と前記自パッケージが扱う前記外部ポートに対応する前記論理トンネルの前記識別子とを関係付けるテーブル作成ステップと、
パケットを受信した受信外部ポートを、前記パケット交換装置の有するすべての外部ポートに対して、前記論理トンネルの前記識別子で前記パケットをカプセル化したカプセル化パケットを前記受信外部ポートから前記イーサネット(R)を介して受信した場合、前記カプセル化パケットを解析することにより前記受信外部ポートを特定して、前記受信外部ポートに対応する論理トンネルにより通信する通信ステップと、
前記カプセル化パケットを元のパケットに復元するステップと、
送信すべきパケット及び送信指示を受け取った場合、前記送信すべきパケットのアドレス情報及び前記パケット転送テーブルから、前記送信すべきパケットを送出すべき送信外部ポートを決定するステップと、
前記復元されたパケットを前記送信外部ポートを有する転送パッケージに送信するステップとを有する、前記パケット交換装置の前記制御パッケージにおいて実行されるパケット交換プログラム。
請求項13に記載の発明は、請求項7から12のいずれか1つに記載のパケット交換プログラムにおいて、前記すべての外部ポートが識別子を有し、前記カプセル化に前記識別情報として前記すべての外部ポートの前記識別子を用いる構成とした。
請求項14に記載の発明は、請求項1に記載の内部通信方法において、前記送信外部ポート決定ステップが、IPアドレス、MACアドレス、又はシムヘッダのいずれかを用いる構成とした。
請求項15に記載の発明は、請求項8に記載のパケット交換プログラムおいて、前記送信外部ポート決定ステップが、IPアドレス、MACアドレス、又はシムヘッダのいずれかを用いる構成とした。
本発明によれば、パケット交換装置を構成する制御パッケージと1つ以上の転送パッケージとの間の通信をイーサネット(R)などの標準仕様のLANで行うことができるので、パケット交換装置の開発及び製品のコストを抑えることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。
なお、複数の図面に同じ要素を示す場合には同一の参照符号を付ける。
図1は本発明の一実施の形態に係るパケット交換装置を示す構成図である。図1において、パケット交換装置1は、複数の外部ポートを備えパケットの入出力を行う1つ以上の転送パッケージ(又は転送モジュール)20−1、20−2〜20−N(Nは転送パッケージの個数)、パケット転送制御や通信プロトコル処理を行う1つ又は複数の制御パッケージ(又は制御モジュール)10、及び転送パッケージ20と制御パッケージ10との間の通信を可能とする標準仕様のネットワーク媒体30を備える。ネットワーク媒体30としては、ネットワークの構築に必要な構成要素が市販されているような標準仕様のものであればよい。本願の出願時点では、この標準仕様としては、例えばイーサネット(R)(IEEE 802.3)が最適であると考えられるので、以降、ネットワーク媒体30は、イーサネット(R)であるものとする。
このため、制御パッケージ10及び転送パッケージ20−1〜20−Nは、イーサネット(R)コントローラ又はイーサネット(R)インタフェース(IF)12、24をそれぞれ備え、各パッケージは、後述の内部ポートを介してイーサネット(R)で接続される。ネットワーク媒体30は、イーサネット(R)ハブ32を含み、各内部ポートは、イーサネット(R)ハブ32を介して相互にイーサネット(R)接続される。
制御パッケージ10は、イーサネット(R)IF12に加えて、パケット転送制御とパケット変換を行うパケット交換制御部14を備える。各転送パッケージ20−i(i=1〜N)は、前述のイーサネット(R)IF24に加えて、1以上M個の外部ポートを有する外部ポートインタフェース(IF)22、及び外部ポートIF22とイーサネット(R)IF24との間で通信プロトコル処理を行う制御部26を備える。各転送パッケージ20−iの外部ポートの数は同じである必要はない。しかし、以降の説明では、説明を簡単にするために各転送パッケージ20−iのポート数をMと仮定する。図1ではN個の転送パッケージ20−iは、それぞれの外部ポートに、#1〜#Mまでの識別子を付けている。識別子は、通し番号でも英数字の組み合わせなどでも、識別できれば何でもよい。
図2は、本発明の原理を説明するために図1を概念的に書き直したものである。図2において、転送パッケージ20−1〜20−Nに通し番号を付け、#1、#2〜#Nで表す。転送パッケージ20−1〜20−Nに対応してイーサネット(R)30により形成しうる通信路の、パケット交換制御部14側の端を、内部ポート#1、#2〜#Nと称する。また、転送パッケージ20−1〜20−Nの外部ポートには、#1の転送パッケージ20−1の外部ポート#1〜#Nの転送パッケージ20−Nの外部ポート#Mに至るまで、E1、E2〜EM×Nと識別子(ID)を付けるものとする。例えば、転送パッケージ#iの外部ポート#kのIDは、EM(i-1)+kと表される。本発明によれば、制御パッケージ10のパケット交換制御部14の内部ポート#1〜#N上には、外部ポートE1〜EM×Nと同数の論理ポート#1〜#M×Nが作成され、それぞれのネットワークトンネル(論理トンネル)T1〜TM×Nで結合される(後に詳述する)。論理トンネルは、制御パッケージ10の内部ポートと各転送パッケージの内部ポートとの間のイーサネット(R)30上に構築され、論理トンネルを構築する技術としては、VLAN(Virtual LAN)やMPLSやIP−on−IPなどが知られている。
外部ポートから入力されたパケットAは、その外部ポートに対応する論理トンネルを経由して制御パッケージ10の論理ポートに転送される。制御パッケージ10は、パケット交換装置1のすべての外部ポートE1〜EM×Nに1対1に対応した論理ポート#1〜#M×Nを管理している。そのため、制御パッケージ10のパケット交換制御部14は、すべての転送パッケージ#1〜#Nの配下の外部ポートE1〜EM×Nがあたかも自パッケージが所有しているポートであるかのように振る舞うことが可能となる。
なお、制御パッケージ10のパケット交換制御部14及び各転送パッケージ20−iの制御部26は、パケット交換装置1が有するすべての外部ポートE1〜EM×Nと、制御パッケージと転送パッケージとの間の通信に用いられる論理トンネルT1〜TM×Nとを関係付ける論理トンネル対応テーブル16を備えている。また、パケット交換制御部14は、図1に示すようにパケットの経路設定(ルーティング)に用いる周知のパケット転送テーブル18も備えている。
次に、図3〜図6を参照して、本発明の一実施の形態によるパケット交換装置1の動作を説明する。
図3は、本発明の一実施の形態によりパケット交換装置1が行うパケット受信、パケット送信又はパケット転送(又はパケット交換)の際に、制御パッケージ10のパケット交換制御部14が行う処理とパケットの流れを示すフローチャートである。図6は、本発明の一実施の形態によりパケット交換装置1が行うパケット受信、パケット送信又はパケット転送(又はパケット交換)の際に、関係する転送パッケージ20−iの制御部26が行う処理とパケットの流れを示すフローチャートである。図3及び図6において、ステップ102〜120はパケット交換装置1が到来するパケットを受信する場合の一連の動作を表し、ステップ122〜140はパケット交換装置1からパケットを送信する場合の一連の動作を表し、ステップ102〜120及び124〜140はパケット交換装置1が到来するパケットを受信して転送する場合の一連の動作を表す。
なお、図3では、同じパケットAについて、図面左側の受信処理と右側の送信処理を同一の転送パッケージが常に行うような印象を受けるかもしれないが、実際には、左側の受信処理と右側の送信処理は別個の転送パッケージが行う確率の方が同一の転送パッケージが行う確率より高い。しかし、各転送パッケージが受信と送信を行う機能を有するので、便宜上、図3のように示している。
<パケット受信>
パケット交換装置1のM×N個の外部ポートのいずれか(例えば、Er(1≦r≦M×N)とする)がパケットAを受信する。図2の例では、外部ポートErは、転送パッケージ20−i(#i)の外部ポート#kのIDである。このとき、パケットAを受信した外部ポートErを含む転送パッケージ#iの制御部26では、ステップ102で始まるプログラムが読み出され、実行される。
まず、転送パッケージ制御部26は、ステップ102において、外部ポートIF22からパケットAを受け取る。次に、送信ルーチン200a及び受信ルーチン300(図6)において、本発明により転送パッケージ20−i(#i)から制御パッケージ10へと論理トンネルを介してパッケージ間通信を行う。具体的には、ステップ104において、そのパケットを受信した外部ポート番号又はID(この例では、Er)を求める。次にステップ106において、求めた外部ポートIDを基に論理トンネル対応テーブル16を検索し、転送する論理ネットワークトンネルの論理トンネルIDを求める。図4は、論理トンネル対応テーブル16の構造を示す図である。論理トンネル対応テーブル16の各レコードは、外部ポートIDとそれに対応する論理トンネルIDからなる。例えば、図2の例にしたがえば、論理トンネル対応テーブル16により、(E1、T1)、(E2、T2)〜(EM×N、TM×N)という具合に外部ポートIDと論理トンネルIDが関係付けられる。
次に、ステップ108において、求めた論理トンネルIDを用いて論理トンネル用ヘッダHDを作成し、入力パケットAを論理トンネル上に転送できるような論理トンネル用パケットフォーマットにフォーマット変換する(ヘッダHDによるカプセル化)。図5は、本発明のパケット交換装置1により受信又は送信されるパケットが、パッケージ間の論理トンネルによる転送の前後に変換される様子を示す図である。図5において、外部ポートから入力されたパケット(ユーザデータ)は、パッケージ間通信を行う前に、転送パッケージ20にてステップ108において、転送に用いられる論理トンネルのID(この例では、Tr(r=M(i−1)+k))を含むヘッダを付加することによりフォーマット変換される。このようにして、変換後のパケットは論理トンネル用フォーマットになっている。
最後に、ステップ110において、論理トンネル用パケットを内部ポートに送出する。この論理トンネル用パケットが、イーサネット(R)30を介して制御パッケージ10のイーサネット(R)IF12に受信されると、パケット交換制御部14では図6のステップ112で始まるプログラム(すなわち、ルーチン300)が呼び出されて、実行される。
図6に移り、パケット交換制御部14は、ステップ112において、イーサネット(R)IF12によって形成される内部ポート#iから論理トンネル用パケットを受信する。続いて、ステップ114において、その受信したパケットのヘッダHDを解析し、そのパケットが使用した論理トンネルの論理トンネルIDを求める。ステップ116において、求めた論理トンネルIDを基に論理トンネル対応テーブル16を検索して、パケットを受信した外部ポートIDを求める。これにより、パケット交換制御部14はパケットを受信した外部ポートを知ることができる。ステップ118において、転送パッケージ制御部26が付けたヘッダHDを受信パケットから除去することにより、外部ポートから入力されたときのパケットAのフォーマットに戻した(カプセル化の解除)後、受信したパケットを一時的に記憶するための蓄積装置15にいったん保存する。さらに、判断ステップ120において、復元されたパケットAの宛先がこのパケット交換装置1であるかどうか判断する。パケットの宛先がこのパケット交換装置1である場合、パケットの受信は完了したことになり、そのパケットに対するパケット交換制御部14の処理(すなわち、受信ルーチン300)は終了する。
<パケット転送>
一方、ステップ120において、復元されたパケットAの宛先がこのパケット交換装置1ではない場合、パケット転送を行うため、送信ルーチン200aを実行する。すなわち、ステップ124では、蓄積装置15に蓄積されているパケットAに含まれるアドレス情報とパケット転送テーブル18に基づいて、パケットを送出すべき外部ポートを決定する(この外部ポートのIDを、仮にEs(ただし、図2の例では、s=M(j−1)+m)とする)。ここでの動作は、パケット交換装置1がルータ装置として動作する場合は通常のIPルーティング動作と同じであり(IPアドレスを用いる)、ブリッジ装置として動作する場合は通常のOSI基本参照モデル第2層スイッチング動作と同じであり(MACアドレスを用いる)、MPLSルータ装置として動作する場合は通常のラベルスイッチング動作と同じである(ラベル又はシムヘッダを用いる)。
次に、ステップ126において、ステップ124で決定した外部ポートID(この例では、Es)を基に論理トンネル対応テーブル16を検索し、使用する論理ネットワークトンネルの論理トンネルID(図2の例では、Ts)を求める。ステップ128において、求めた論理トンネルIDを使用して、論理トンネル用ヘッダを作成し、図5に示すように出力パケットを論理トンネル上に転送できるような論理トンネル用パケットフォーマットにフォーマット変換する(カプセル化)。最後に、ステップ130において、論理トンネル用パケットを内部ポートの論理トンネル上に送出して、このパケットに関するパケット交換制御部14の処理(すなわち、送信ルーチン200a)を終了する。送出されたパケットがイーサネット(R)30を介して、外部ポートEsを含む転送パッケージ#jのイーサネット(R)IF24に受信されると、その転送パッケージ#jの制御部26は、図3のステップ132で始まるプログラム(すなわち、受信ルーチン300a)を呼び出して実行する。
転送パッケージ制御部26は、ステップ132において、イーサネット(R)IF24により形成される内部ポートよりパケットを受信する。次に、ステップ134において、パケットヘッダを解析し、そのパケットが使用した論理トンネルの論理トンネルID(この例では、Ts)を求める。ステップ136において、求めた論理トンネルIDを基に論理トンネル対応テーブル16を検索し、パケットを出力する外部ポートID(この例では、Es)を決定する。次に、ステップ138において、論理トンネルIDを含むヘッダをパケットから削除し、外部ポートへ出力するパケットフォーマットにフォーマット変換する(カプセル化の解除)。このステップにより、パケット受信ルーチン300aが終了する。最後に、ステップ140において、決定した外部ポートEsへパケットを送出する。
上述の送信ルーチン200及び200aは、本質的に同じである。ステップ104及び124における外部ポートの決定方法が異なる点を除けば、送信ルーチン200及び200aは、パケット間通信に使用する論理トンネルのID(すなわち、パケット受信又はパケット送信に用いる外部ポートのID)を用いてパケットをカプセル化して送信を行うという点は同じである。同様に、上述の受信ルーチン300及び300aも、本質的に同じである。
以上説明したように、本発明によれば、制御パッケージと1つ以上の転送パッケージとの間をイーサネット(R)で接続したパケット交換装置は、パケットの受信及び転送を専用のコントローラを必要とするバスを用いずに行うことができる。
また、以下に説明するようにパケット交換制御部は、外部ポートを介して受信したパケットのみならず、制御パッケージ内部の他のアプリケーションが生成したパケットを送信することも可能である。
<パケット送信>
再び、図6において、パケット交換制御部14は、ステップ122において、与えられたパケットを送信するよう他のアプリケーション又は外部から指示を受ける。すると、ステップ124において、送信すべきパケットに含まれるアドレス情報とパケット転送テーブル18に基づいて、パケットを送出すべき外部ポートを決定し、ステップ126に進む。ステップ126以降は、既に説明したので省略する。
以上は、本発明の説明のために実施の形態の例を掲げたに過ぎない。したがって、本発明の技術思想又は原理に沿って上述の実施の形態に種々の変更、修正又は追加を行うことができる。
例えば、上述の実施の形態では、外部ポートに対応する論理トンネルのIDを含むヘッダによりパケットをカプセル化した。しかし、パケット交換装置が有するすべての外部ポートにそれぞれ唯一無二のIDを付けている限り、論理トンネルのIDの代わりに外部ポートIDを含むヘッダを用いてカプセル化してもよい。また、外部ポートにパッケージごとのIDを付けている場合、パッケージIDと外部ポートIDとの組み合わせでカプセル化してもよい。このように、パッケージ間の通信に用いる論理トンネルの形成、すなわち、パケットのカプセル化には、パケットの送受信に関与する外部ポート(すなわち、パケットを受信した外部ポート又はパケットを送出すべき外部ポート)を特定できる情報を用いればよい。
また、各転送パッケージ20−iの論理トンネル対応テーブル16は、パケット交換装置1が有するすべての外部ポートに対するデータを持つ必要はなく、各転送パッケージ20−iが有する外部ポートに対するデータを持てば十分である。
本発明によれば、パケット交換装置を構成する制御パッケージと1つ以上の転送パッケージとの間の通信をイーサネット(R)などの標準仕様のLANで行うことができるので、パケット交換装置の開発及び製品のコストを抑えることができるので、本発明はパケット交換方式の通信分野などにおいて有用である。
本発明の一実施の形態に係るパケット交換装置を示す構成図 本発明の原理を概念的に説明するための説明図 図1に示したパケット交換装置のパケット交換制御部が行う処理とパケットの流れを示すフローチャート 本発明における論理トンネル対応テーブルの構造を示す図 本発明のパケット交換装置により受信又は送信されるパケットが、パッケージ間の論理トンネルによる転送の前後に変換される様子を示す図 図1に示したパケット交換装置の制御部が行う処理とパケットの流れを示すフローチャート 従来技術のパケット交換装置を示す図
符号の説明
1 パケット交換装置
10 制御パッケージ(制御モジュール)
12、24 イーサネット(R)インタフェース(IF)
14 パケット交換制御部
15 蓄積装置
16 論理トンネル対応テーブル
18 パケット転送テーブル
20、20−1、20−2〜20−N 転送パッケージ(転送モジュール)
22 外部ポートインタフェース(IF)
26 制御部(転送パッケージ制御部)
30 イーサネット(R)(ネットワーク媒体)
32 イーサネット(R)ハブ

Claims (15)

  1. ネットワークシステムにおいてパケットを入出力する複数の外部ポートによりパケットの送受信を行う少なくとも1つの転送パッケージと、前記転送パッケージの1つを介して受信したパケットを適切な外部ポートから送出する制御を行う制御パッケージと、前記各転送パッケージ及び前記制御パッケージに接続されて、前記パッケージ間の通信を行うイーサネット(R)で構成されるパケット交換装置において、前記各転送パッケージと前記制御パッケージとの間で通信を行う内部通信方法であり、
    前記転送パッケージの1つが、複数の外部ポートの1つからパケットを受信した場合、前記1つの外部ポートを、前記パケット交換装置の有するすべての外部ポートに対して、識別可能とする識別情報で前記パケットをカプセル化することにより論理トンネルを形成するトネリングステップと、
    前記転送パッケージの1つが、前記カプセル化パケットを前記イーサネット(R)を介して前記制御パッケージに送信するステップと、
    前記制御パッケージが、前記イーサネット(R)を介して前記カプセル化パケットを受信した場合、前記カプセル化パケットを解析することにより前記1つの外部ポートを特定するステップと、
    前記制御パッケージが、前記カプセル化パケットを元の前記パケットに復元するステップと、
    前記制御パッケージが、前記復元されたパケットのアドレス情報とパケット転送テーブルから、前記復元されたパケットを送出すべき外部ポートを特定する送信外部ポート決定ステップと、
    前記制御パッケージが、前記復元されたパケットを前記特定された外部ポートを有する転送パッケージに送信するステップとを有する通信を行う内部通信方法。
  2. ネットワークシステムにおいてパケットを入出力する複数の外部ポートによりパケットの送受信を行う少なくとも1つの転送パッケージと、前記転送パッケージの1つを介して受信したパケットを適切な外部ポートから送出する制御を行う制御パッケージとで構成されるパケット交換装置であり、
    各転送パッケージ及び前記制御パッケージに接続されて、前記パッケージ間の通信を行うイーサネット(R)を備え、
    各転送パッケージと前記制御パッケージが、前記イーサネット(R)を介してデータを送信する際に、前記データを受信した受信外部ポート又は送信する送信外部ポートを、前記パケット交換装置の有するすべての外部ポートに対して、識別可能とする識別情報で前記データをカプセル化することにより論理トンネルを形成するトネリング手段と、前記イーサネット(R)を介してカプセル化データを受信した場合、前記カプセル化データを解析することにより前記送信外部ポート又は前記受信外部ポートを特定する手段とをそれぞれ備えたパケット交換装置。
  3. 前記制御パッケージが、
    ネットワークアドレスと外部ポートを関係付けるパケット転送テーブルと、
    前記転送パッケージの1つから前記データとして受信した受信パケットのアドレス情報及び前記パケット転送テーブルから、前記受信パケットを送出すべき送信外部ポートを決定する手段と、
    前記受信パケットを前記送信外部ポートを含む前記転送パッケージに送る手段とを備えた請求項2に記載のパケット交換装置。
  4. 前記制御パッケージが、
    ネットワークアドレスと外部ポートを関係付けるパケット転送テーブルと、
    送信すべきパケット及び送信指示を受け取った場合、前記送信すべきパケットのアドレス情報及び前記パケット転送テーブルから、前記送信すべきパケットを送出すべき送信外部ポートを決定する手段と、
    カプセル化された前記送信すべきパケットを前記送信外部ポートを含む前記転送パッケージに送る手段とを備えた請求項2に記載のパケット交換装置。
  5. 前記すべての外部ポートに対応する前記論理トンネルが識別子を有し、前記各パッケージが少なくとも自ら扱う外部ポートの前記識別情報と前記各パッケージが少なくとも自ら扱う外部ポートに対応する前記論理トンネルの識別子とを関係付けるテーブル手段を備え、前記トネリング手段が、前記受信外部ポート又は前記送信外部ポートを識別可能とする前記識別情報として、前記テーブル手段により前記受信外部ポート又は前記送信外部ポートに関係付けられる前記論理トンネルの前記識別子でカプセル化する請求項2から4のいずれか1つに記載のパケット交換装置。
  6. 前記すべての外部ポートが識別子を有し、前記トネリング手段が、前記受信外部ポート又は前記送信外部ポートを識別可能とする前記識別情報として、前記受信外部ポート又は前記送信外部ポートの識別子でカプセル化する請求項2から4のいずれか1つに記載のパケット交換装置。
  7. ネットワークシステムにおいてパケットを入出力する複数の外部ポートによりパケットの送受信を行う少なくとも1つの転送パッケージと、前記転送パッケージの1つを介して受信したパケットを適切な外部ポートから送出する制御を行う制御パッケージと、前記各転送パッケージ及び前記制御パッケージに接続されて、前記パッケージ間の通信を行うイーサネット(R)で構成されるパケット交換装置の各転送パッケージにおいて実行されるプログラムであり、
    複数の外部ポートの1つからパケットを受信した場合、前記1つの外部ポートを、前記パケット交換装置の有するすべての外部ポートに対して、識別可能とする識別情報で前記パケットをカプセル化することにより論理トンネルを形成するトネリングステップと、
    前記カプセル化パケットを前記イーサネット(R)を介して前記制御パッケージに送信するステップと、
    前記イーサネット(R)を介してカプセル化データを受信した場合、前記カプセル化データのカプセル化ヘッダを解析することにより送出すべき外部ポートを特定するステップと、
    前記カプセル化データから前記カプセル化ヘッダを除去して元のデータを復元するステップと、
    前記復元されたデータを前記特定された外部ポートに送出するステップとを有する、前記パケット交換装置の前記各転送パッケージにおいて実行されるパケット交換プログラム。
  8. ネットワークシステムにおいてパケットを入出力する複数の外部ポートによりパケットの送受信を行う少なくとも1つの転送パッケージと、前記転送パッケージの1つを介して受信したパケットを適切な外部ポートから送出する制御を行う制御パッケージと、前記各転送パッケージ及び前記制御パッケージに接続されて、前記パッケージ間の通信を行うイーサネット(R)で構成されるパケット交換装置の制御パッケージにおいて実行されるプログラムであり、
    パケットを受信した受信外部ポートを、前記パケット交換装置の有するすべての外部ポートに対して、識別可能とする識別情報で前記パケットをカプセル化したカプセル化パケットを前記受信外部ポートから前記イーサネット(R)を介して受信した場合、前記カプセル化パケットを解析することにより前記受信外部ポートを特定して、前記受信外部ポートに対応する論理トンネルにより通信する通信ステップと、
    前記カプセル化パケットを元のパケットに復元するステップと、
    ネットワークアドレスと外部ポートを関係付けるパケット転送テーブルと、
    復元された前記パケットのアドレス情報と前記パケット転送テーブルから、復元された前記パケットを送出すべき送信外部ポートを決定する送信外部ポート決定ステップと、
    前記復元されたパケットを前記送信外部ポートを有する転送パッケージに送信するステップとを有する、前記パケット交換装置の前記制御パッケージにおいて実行されるパケット交換プログラム。
  9. ネットワークシステムにおいてパケットを入出力する複数の外部ポートによりパケットの送受信を行う少なくとも1つの転送パッケージと、前記転送パッケージの1つを介して受信したパケットを適切な外部ポートから送出する制御を行う制御パッケージと、前記各転送パッケージ及び前記制御パッケージに接続されて、前記パッケージ間の通信を行うイーサネット(R)で構成されるパケット交換装置の前記制御パッケージにおいて実行されるプログラムであり、
    パケットを受信した受信外部ポートを、前記パケット交換装置の有するすべての外部ポートに対して、識別可能とする識別情報で前記パケットをカプセル化したカプセル化パケットを前記受信外部ポートから前記イーサネット(R)を介して受信した場合、前記カプセル化パケットを解析することにより前記受信外部ポートを特定して、前記受信外部ポートに対応する論理トンネルにより通信する通信ステップと、
    前記カプセル化パケットを元のパケットに復元するステップと、
    送信すべきパケット及び送信指示を受け取った場合、前記送信すべきパケットのアドレス情報及びパケット転送テーブルから、前記送信すべきパケットを送出すべき送信外部ポートを決定するステップと、
    前記復元されたパケットを前記送信外部ポートを有する転送パッケージに送信するステップとを有する、前記パケット交換装置の前記制御パッケージにおいて実行されるパケット交換プログラム。
  10. ネットワークシステムにおいてパケットを入出力する複数の外部ポートによりパケットの送受信を行う少なくとも1つの転送パッケージと、前記転送パッケージの1つを介して受信したパケットを適切な外部ポートから送出する制御を行う制御パッケージと、前記各転送パッケージ及び前記制御パッケージに接続されて、前記パッケージ間の通信を行うイーサネット(R)で構成されるパケット交換装置の前記各転送パッケージにおいて実行されるプログラムであり、
    すべての前記外部ポートに対応する論理トンネルが識別子を有し、自パッケージが扱う外部ポートの識別情報と前記自パッケージが扱う前記外部ポートに対応する前記論理トンネルの前記識別子とを関係付けるテーブル作成ステップと、
    前記複数の外部ポートの1つからパケットを受信した場合、前記1つの外部ポートを、パケット交換装置の有するすべての外部ポートに対して、前記論理トンネルの前記識別子で前記パケットをカプセル化することにより前記論理トンネルを形成するトネリングステップと、
    前記カプセル化パケットを前記イーサネット(R)を介して前記制御パッケージに送信するステップと、
    前記イーサネット(R)を介してカプセル化データを受信した場合、前記カプセル化データのカプセル化ヘッダを解析することにより送出すべき外部ポートを特定するステップと、
    前記カプセル化データから前記カプセル化ヘッダを除去して元のデータを復元するステップと、
    前記復元されたデータを前記特定された外部ポートに送出するステップとを有する、前記パケット交換装置の前記各転送パッケージにおいて実行されるパケット交換プログラム。
  11. ネットワークシステムにおいてパケットを入出力する複数の外部ポートによりパケットの送受信を行う少なくとも1つの転送パッケージと、前記転送パッケージの1つを介して受信したパケットを適切な外部ポートから送出する制御を行う制御パッケージと、前記各転送パッケージ及び前記制御パッケージに接続されて、前記パッケージ間の通信を行うイーサネット(R)で構成されるパケット交換装置の前記制御パッケージにおいて実行されるプログラムであり、
    すべての前記外部ポートに対応する論理トンネルが識別子を有し、自パッケージが扱う外部ポートの識別情報と前記自パッケージが扱う前記外部ポートに対応する前記論理トンネルの前記識別子とを関係付けるテーブル作成ステップと、
    パケットを受信した受信外部ポートを、前記パケット交換装置の有するすべての外部ポートに対して、前記論理トンネルの前記識別子で前記パケットをカプセル化したカプセル化パケットを前記受信外部ポートから前記イーサネット(R)を介して受信した場合、前記カプセル化パケットを解析することにより前記受信外部ポートを特定して、前記受信外部ポートに対応する論理トンネルにより通信する通信ステップと、
    前記カプセル化パケットを元のパケットに復元するステップと、
    ネットワークアドレスと外部ポートを関係付けるパケット転送テーブルと、復元された前記パケットのアドレス情報と前記パケット転送テーブルから、復元された前記パケットを送出すべき送信外部ポートを決定する送信外部ポート決定ステップと、
    前記復元されたパケットを前記送信外部ポートを有する転送パッケージに送信するステップとを有する、前記パケット交換装置の前記制御パッケージにおいて実行されるパケット交換プログラム。
  12. ネットワークシステムにおいてパケットを入出力する複数の外部ポートによりパケットの送受信を行う少なくとも1つの転送パッケージと、前記転送パッケージの1つを介して受信したパケットを適切な外部ポートから送出する制御を行う制御パッケージと、前記各転送パッケージ及び前記制御パッケージに接続されて、前記パッケージ間の通信を行うイーサネット(R)で構成されるパケット交換装置の制御パッケージにおいて実行されるプログラムであり、
    すべての前記外部ポートに対応する論理トンネルが識別子を有し、自パッケージが扱う外部ポートの識別情報と前記自パッケージが扱う前記外部ポートに対応する前記論理トンネルの前記識別子とを関係付けるテーブル作成ステップと、
    パケットを受信した受信外部ポートを、前記パケット交換装置の有するすべての外部ポートに対して、前記論理トンネルの前記識別子で前記パケットをカプセル化したカプセル化パケットを前記受信外部ポートから前記イーサネット(R)を介して受信した場合、前記カプセル化パケットを解析することにより前記受信外部ポートを特定して、前記受信外部ポートに対応する論理トンネルにより通信する通信ステップと、
    前記カプセル化パケットを元のパケットに復元するステップと、
    送信すべきパケット及び送信指示を受け取った場合、前記送信すべきパケットのアドレス情報及び前記パケット転送テーブルから、前記送信すべきパケットを送出すべき送信外部ポートを決定するステップと、
    前記復元されたパケットを前記送信外部ポートを有する転送パッケージに送信するステップとを有する、前記パケット交換装置の前記制御パッケージにおいて実行されるパケット交換プログラム。
  13. 前記すべての外部ポートが識別子を有し、前記カプセル化に前記識別情報として前記すべての外部ポートの前記識別子を用いる請求項7から12のいずれか1つに記載のパケット交換プログラム。
  14. 前記送信外部ポート決定ステップが、IPアドレス、MACアドレス、又はシムヘッダのいずれかを用いる請求項1に記載の内部通信方法。
  15. 前記送信外部ポート決定ステップが、IPアドレス、MACアドレス、又はシムヘッダのいずれかを用いる請求項8に記載のパケット交換プログラム。
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