JP2005182630A - 携帯型情報端末装置およびその制御方法、並びに制御プログラム - Google Patents

携帯型情報端末装置およびその制御方法、並びに制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 パーソナルコンピュータを容易に操作できるようにする。
【解決手段】 HIDアプリケーションプログラム251は、バーチャルドライバ253をシリアルマネージャ252に対して指定し、バーチャルドライバ253は、ポインティングデバイスとしての機能を示すディスクリプタを、USBバスインターフェース281を介してパーソナルコンピュータ13に送信する。HIDアプリケーションプログラム251は、ユーザにより入力された操作データを、HID仕様に基づいたデータ形式に変換し、ロジカルデバイス292は、USBのプロトコルに準拠するように操作データを変換する。USBバスインターフェース281は、USBのプロトコルに準拠するように変換された操作データを、パーソナルコンピュータ13に出力する。パーソナルコンピュータ13はこの操作データに基づく処理を実行する。本発明は、PDAに適用することができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、携帯型情報端末装置およびその制御方法、並びに制御プログラムに関し、特に、情報処理装置を容易に操作できるようにした携帯型情報端末装置およびその制御方法、並びに制御プログラムに関する。
パーソナルコンピュータの表示部に表示されるポインタを操作するためには、一般的に、マウス、トラックボール、デジタイザ、またはタッチパッドなどのポインティングデバイスが用いられている。
しかしながら、これらのポインティングデバイスは机の上で使う必要性があり、携帯性は乏しいものとなっている。すなわち、これらのポインティングデバイスを、机上以外で用いて、ポインタを操作することは困難であり、正確な操作をすることはできない。また、PDA(Personal Digital Assistant)を用いてプレゼンテーションするプログラムは存在するが、PDAを用いてパーソナルコンピュータのポインタを操作することはできない。
そこで、本体装置の表示部に表示される画面上の座標を指示するための先端部が設けられたペン型の入力装置が提案されている(例えば、特許文献1)。入力装置に入力された信号は、表示部を備える本体装置に無線通信で送信される。
また、パーソナルコンピュータの近傍に配置され、接続された基地局とFM周波数ホップ無線リンクにより通信するコンパクトな端末が提案されている(例えば、特許文献2)。このコンパクトな端末は、パーソナルコンピュータの表示部に表示された画面上のオブジェクトおよび命令を選択するためのポインティングデバイスとして機能する。
特開2001−350587号公報 特開2001−103573号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の発明では、パーソナルコンピュータを制御するために専用デバイスが必要となり、これを実現するためには、コストがかかるという問題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、携帯性に優れた、自分が使い慣れた装置で所望のパーソナルコンピュータを、容易かつ低コストで操作できるようにするものである。
本発明の携帯型情報端末装置は、操作を入力するタブレットを少なくとも含む第1の入力手段と、第1の入力手段に入力されたユーザからの操作に基づく操作データを受け付ける受付手段と、受付手段により受け付けられた操作データを、情報処理装置を操作するためのデータ形式に変換する変換手段と、変換手段により変換された操作データを、情報処理装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
変換手段は、操作データを、USBのプロトコルに準拠するよう変換するものとすることができる。
送信手段は、変換手段により変換された操作データを、無線通信により情報処理装置に送信するものとすることができる。
送信手段は、変換手段により変換された操作データを、Bluetoothの規格に準拠する無線通信により情報処理装置に送信するものとすることができる。
操作を入力するジョグダイヤルからなる第2の入力手段をさらに備えるようにすることができる。
本発明の制御方法は、操作を入力するタブレットを少なくとも含む入力手段を備え、インストールされているプログラムをユーザの選択に従って実行する携帯型情報端末装置の制御方法であって、入力手段に入力されたユーザからの操作に基づく操作データを受け付ける受付ステップと、受付ステップの処理により受け付けられた操作データを、情報処理装置を操作するためのデータ形式に変換する変換ステップと、変換ステップの処理により変換された操作データを、情報処理装置に送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の制御プログラムは、操作を入力するタブレットを少なくとも含む入力手段を備え、インストールされているプログラムをユーザの選択に従って実行するための制御プログラムであって、入力手段に入力されたユーザからの操作に基づく操作データを受け付ける受付ステップと、受付ステップの処理により受け付けられた操作データを、情報処理装置を操作するためのデータ形式に変換する変換ステップと、変換ステップの処理により変換された操作データを、情報処理装置に送信する送信ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明においては、入力手段に入力されたユーザからの操作に基づく操作データが受け付けられ、受け付けられた操作データが、情報処理装置を操作するためのデータ形式に変換され、変換された操作データが、情報処理装置に送信される。
本発明によれば、情報処理装置を容易に操作することができる。特に、本発明によれば、携帯型情報端末装置を、低コスト、かつ、容易に情報処理装置を操作する媒体とすることができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本明細書に記載の発明と、発明の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本明細書に記載されている発明をサポートする実施の形態が、本明細書に記載されていることを確認するためのものである。したがって、発明の実施の形態中には記載されているが、発明に対応するものとして、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応しないものであることを意味するものでもない。
更に、この記載は、本明細書に記載されている発明の全てを意味するものでもない。換言すれば、この記載は、本明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により出現、追加される発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の携帯型情報端末装置(例えば、図6のPDA11)は、操作を入力するタブレットを少なくとも含む第1の入力手段(例えば、タッチパネル56)と、第1の入力手段に入力されたユーザからの操作に基づく操作データを受け付ける受付手段(例えば、図11のステップS6の処理を実行する図9のHIDアプリケーションプログラム251)と、受付手段により受け付けられた操作データを、情報処理装置(例えば、図10のパーソナルコンピュータ13)を操作するためのデータ形式(例えば、USBのプロトコルに準拠するデータ形式)に変換する変換手段(例えば、図11のステップS7の処理を実行する図9のHIDアプリケーションプログラム251、シリアルマネージャ252、およびバーチャルドライバ253)と、変換手段により変換された操作データを、情報処理装置に送信する送信手段(例えば、図11のステップS8の処理を実行するUSBバスインターフェース281)とを備えることを特徴とする。
請求項5に記載の携帯型情報端末装置は、操作を入力するジョグダイヤルからなる第2の入力手段(例えば、図4のジョグダイヤル45)をさらに備えることを特徴とする。
請求項6に記載の制御方法は、操作を入力するタブレットを少なくとも含む入力手段(例えば、タッチパネル56)を備え、インストールされているプログラムをユーザの選択に従って実行する携帯型情報端末装置(例えば、図6のPDA11)の制御方法であって、入力手段に入力されたユーザからの操作に基づく操作データを受け付ける受付ステップ(例えば、図11のステップS6)と、受付ステップの処理により受け付けられた操作データを、情報処理装置(例えば、図10のパーソナルコンピュータ13)を操作するためのデータ形式(例えば、USBのプロトコルに準拠するデータ形式)に変換する変換ステップ(例えば、図11のステップS7)と、変換ステップの処理により変換された操作データを、情報処理装置に送信する送信ステップ(例えば、図11のステップS8)とを含むことを特徴とする。
請求項7に記載の制御プログラムは、操作を入力するタブレットを少なくとも含む入力手段(例えば、タッチパネル56)を備え、インストールされているプログラムをユーザの選択に従って実行する携帯型情報端末装置(例えば、図6のPDA11)の制御方法であって、入力手段に入力されたユーザからの操作に基づく操作データを受け付ける受付ステップ(例えば、図11のステップS6)と、受付ステップの処理により受け付けられた操作データを、情報処理装置(例えば、図10のパーソナルコンピュータ13)を操作するためのデータ形式(例えば、USBのプロトコルに準拠するデータ形式)に変換する変換ステップ(例えば、図11のステップS7)と、変換ステップの処理により変換された操作データを、情報処理装置に送信する送信ステップ(例えば、図11のステップS8)とを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用したPDA(Personal Digital Assistant)11をパーソナルコンピュータ13に接続した場合の構成例を示す図である。
PDA11は、Palm OS(商標)などのオペレーティングシステムを搭載した携帯型情報端末装置であり、様々な機器と、有線もしくは無線で接続可能になされている。図1においては、PDA11が、クレードル12を介してパーソナルコンピュータ13とUSBケーブル14(有線)で接続されている。
本実施の形態では、PDA11をポインティングデバイスとして機能させ、パーソナルコンピュータ11をPDA11で操作するものである。
次に、図1のPDA11の外観の詳細を、図2乃至図5を参照して説明する。図2および図3は本体の斜視図であり、図4および図5は本体の背面斜視図である。
このPDA11は、中央のヒンジ部32により、表示部31と本体部33が結合されており、ヒンジ部32を介して折り畳み可能とされている。
表示部31の面31−1のほぼ全面には、LCD(Liquid Crystal Display)48および、LCD48の表面上に積層された透明なタッチパネル56が設けられている。すなわち、ユーザが指先やペン21を、LCD48上の任意の位置に接触させると、その座標がタッチパネル56により検出され、検出された座標に対応する所定の処理が行われる。
ヒンジ部32には、CCD(Charge Coupled Device)等よりなるカメラ部41が設けられている。
PDA11を折り畳んだとき、表示部31に対向する本体部33の上面33−1には、図中(図3の)上方に、PDA11にインストールされているアプリケーションプログラム(例えば、スケジュール管理用のプログラム、電話帳管理用のプログラム等)のそれぞれを表すシンボルが印刷されたボタン52が設けられており、ユーザによりボタン52が押下されたとき、それに対応するアプリケーションプログラムが起動されるようになされている。
また、上面33−1のボタン52が配置されている領域の中央部には、LCD48に表示されている画像をスクロールさせるためのスクロールボタン53が設けられている。さらに、上面33−1のボタン52の下方には、文字、記号、数字等を入力するためのキーボード54が設けられている。
本体部33の右側面33−2には、不揮発性半導体メモリの一種であるメモリースティック(商標)22(以下、MS22と記述する)を装着可能なMSスロット61が設けられている。なお、MSスロット61には、メモリースティックと同じ形状の機能拡張モジュール(例えば、Bluetooth(商標)による通信機能拡張モジュールであるIOMS)も装着することが可能である。
本体部33の左側面33−3には、本体部33に電力を供給するリチウムイオン電池などからなるリムーバブルメインバッテリ162(図6)を着脱するときに開閉するバッテリ蓋46が設けられている。また、左側面33−3には、押下および回転自在なジョグダイヤル45が当該側面から僅かに突出した状態で設けられている。このジョグダイヤル45は、矢印45−1の方向に回転された場合、ジョグダイヤル45がアップされたものとして動作し、矢印45−2の方向に回転された場合、ジョグダイヤル45がダウンされたものとして動作する。さらに、左側面33−3には、押下可能なバックボタン47が当該側面から僅かに突出した状態で設けられている。
本体部33の背面33−4には、不揮発性半導体メモリの一種であるコンパクトフラッシュ(登録商標)23(以下、CF23と記述する)を装着可能なCFスロット62が設けられている。CFスロット62は、図5に示すように、CF23を装着するときには当該背面からポップアップするようになされている。なお、CFスロット62には、メモリースティックと同じ形状の機能拡張モジュール(例えば、PHSによる通信機能拡張モジュール)も装着することが可能である。
本体部33の下端面33−5には、リムーバブルメインバッテリ162に対して充電を行ったり、USBケーブルに接続可能なクレードル12(図1)等の付属機器を接続するためのコネクタ87が設けられている。
次に、PDA11の内部の構成例について、図6を参照して説明する。CPU(Central Processing Unit)131は、ROM(Read Only Memory)132に記憶されているプログラム、または記憶部139からRAM(Random Access Memory)133にロードされたアプリケーションプログラムやシルクプラグインに従って各種の処理を実行する。RAM133にはまた、CPU131が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU131、ROM132、およびRAM133は、CPUインターフェース135を介して相互に接続されている。CPUインターフェース135にはまた、LCD48に表示させる画像を制御する表示制御部136が接続されている。
表示制御部136には、CPU131の制御に基づいて、上述したカメラ部41およびLCD48の他、VRAM138が接続されている。表示制御部136は、カメラ部41により撮像された画像をVRAM138に記憶させ、そのVRAM138に記憶されている画像や、他のメモリ(MS22、CF23、RAM133、記憶部139)に記憶されている画像を、LCD48に表示させる。VRAM138には、カメラ部41により撮像された画像の他、LCD48に表示させる画像も記憶させることができる。
さらに、CPUインターフェース135には、上述したジョグダイヤル45、バックボタン47、各種ボタン52,53、およびキーボード54等からなる入力部137、タッチパネル56、赤外線通信ポート82、MSスロット61およびCFスロット62に相当するスロットI/F84、リムーバブルメインバッテリ162およびバックアップバッテリ163を充電させるとともに、他の外部装置152との通信の中継装置となるクレードル12等が接続されるコネクタ87、並びに、リモートコントローラ101若しくはヘッドホン153と接続される音声出力部としてのヘッドホンジャック44が接続されている。
なお、タッチパネル56により検出された座標は、CPUインターフェース135、バス134を介してCPU131に提供され、CPU131は、提供されたその座標に対応する所定の情報を取得する。
CPUインターフェース135にはまた、EEPROMまたはハードディスクなどより構成される記憶部139が必要に応じて接続される。さらに、CPUインターフェース135には、Bluetooth等に従って無線通信を行う無線通信部146、およびFeliCa(商標)のようなICカードに対して非接触でデータを読み書きする非接触ICカードインターフェース(I/F)147が接続されている。
外部装置152に適宜装着される磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどから読み出されたアプリケーションプログラムやシルクプラグインは、赤外線通信ポート82を介する赤外線通信、無線通信部146を介する無線通信、または、クレードル12を介する有線通信等の手段により、必要に応じてPDA11に対して供給され、記憶部139にインストールされる。または、スロットI/F84に適宜装着されるMS22やCF23から読み出されたアプリケーションプログラムやシルクプラグインも、必要に応じて記憶部139にインストールされる。
またさらに、CPUインターフェース135には、表示部31が本体部33に対して閉状態の場合、オン状態となり、かつ、表示部31が本体部33に対して開状態の場合、オフ状態となるLCD開閉スイッチ144、および表示部31が所定の角度以上回動された場合にオン状態となるLCD回転スイッチ145が設けられている。
さらに、CPUインターフェース135には、リムーバブルメインバッテリ162が装着されるメインバッテリ装着部161、およびリムーバブルメインバッテリ162が取り外されたときの予備電源となる、充電式ボタン電池等からなるバックアップバッテリ163が接続されている。
CPU131は、ROM132に記憶されているプログラム、または記憶部139にインストールされていて、記憶部139からRAM133にロードされるアプリケーションプログラムやシルクプラグイン等に従って各種の処理を実行する。
次に、LCD48の画面について、図7を参照して説明する。LCD48の画面には、標準表示領域201、およびステータス領域202が設けられている。
標準表示領域201には、アプリケーションプログラムが実行されているときには当該アプリケーションプログラムの画面が表示される。また、アプリケーションプログラムが実行されていないときには、図7に示されるように、インストールされているアプリケーションプログラムにそれぞれ対応するアプリケーションアイコン203が表示される(ただし、厳密には、このときにおいても、アプリケーションプログラムが全く実行されていないわけではなく、アプリケーションアイコン203を表示し、ユーザに選択させるためのアプリケーションプログラムが実行されている)。本実施の形態においては、アプリケーションアイコン211をタップするなどして、対応するマウスエミュレーションプログラムを起動した場合に、PDA11がポインティングデバイスとして機能する。
ステータス領域202には、PDA11の所定の状態(例えば、バッテリ残量、MSスロット61やCFスロット62に対するMS22等の装着の有無、音量設定等)を示すステータスアイコン204や時刻等が表示される。
次に、PDA11からパーソナルコンピュータ13に操作データを送信する場合の、HIDアプリケーションプログラム251、オペレーティングシステムのシリアルマネージャ252、およびバーチャルドライバ253の関係を、図8を参照して説明する。
PDA11には、最初に、HID(Human Interface Device)アプリケーションプログラム251としてのマウスエミュレーションプログラム、およびバーチャルドライバ253がインストールされる。インストールが完了した場合、オペレーティングシステムの記憶部139にマウスエミュレーションプログラム、およびバーチャルドライバ253が記憶され(配置され)、リセット時(次回起動時)に、オペレーティングシステムの機能の1つであるシリアルマネージャ(Serial Manager)252がバーチャルドライバを検索し、その情報を取得する。シリアルマネージャ252は、オペレーティングシステムの機能一部であり、USBを含むシリアルインターフェースを管理するものである。このように、HIDアプリケーションプログラム251は、シリアルマネージャ252を経由して、バーチャルドライバ253の機能を利用することができる。
図8の例の場合、PDA11に入力された操作データは、HIDアプリケーションプログラム251に取得され、次に、オペレーティングシステムのシリアルマネージャ252を介して、バーチャルドライバ253に提供される。そして、バーチャルドライバ253がUSBのプロトコルに準拠するデータに操作データを変換し、パーソナルコンピュータ13に出力する。
図9は、PDA11の入力部137に入力された操作データを、パーソナルコンピュータ13に送信する場合の流れを説明する図である。
図9において、左側は一般的なUSBマウスを、USBケーブルを介してパーソナルコンピュータに接続した場合の機能的構成を示しており、右側は本発明を適用したPDA11を、USBケーブル14を介してパーソナルコンピュータ13に接続した場合に、PDA11からパーソナルコンピュータ13に対して操作データを送信するための流れを示している。図9の右側の各種のプログラム(HIDアプリケーションプログラム251、オペレーティングシステム280、およびバーチャルドライバ253)は、例えば、図6の記憶部139にインストールされている。
図9の左側のUSBマウス270の場合、ユーザにより入力された操作入力に基づく信号がファンクション(Function)271により生成され、USBロジカルデバイス(Logical Device)272が、生成された信号をUSBのプロトコルに準拠する操作データに変換し、USBバスインターフェース273を介してパーソナルコンピュータ13に送信する。これにより、USBマウス270は、パーソナルコンピュータ13にユーザの操作内容を示す操作データを供給する。
PDA11のHIDアプリケーションプログラム251が起動された場合、図9の右側のような機能が実現される。入力部137に入力されたユーザからの操作入力に基づくデータ(以下、操作データを称する)は、最初にオペレーティングシステム280に取得される。オペレーティングシステム280は、この操作データを、HIDアプリケーションプログラム251に出力する。HIDアプリケーションプログラム251は、操作データをHID仕様に基づいたデータ形式に変換し、オペレーティングシステム280のシリアルマネージャ252に出力する。このときHIDアプリケーションプログラム251は使用するバーチャルドライバ253をシリアルマネージャ252に対して指定する。具体的には、HIDアプリケーションプログラム251は、バーチャルドライバ253をAPI(Application Program Interface)の引数を用いて指定する。オペレーティングシステム280のシリアルマネージャ252は、APIの引数に基づいて、ドライバを選択する。
シリアルマネージャ252は、オペレーティングシステム280の機能の一部であり、USBを含む各種のシリアルインターフェースを管理するものである。シリアルマネージャ252は、APIの引数に基づいて、HIDアプリケーションプログラム251から送信された操作データ(HID仕様に基づいたデータ形式の操作データ)を、バーチャルドライバ253に転送する。バーチャルドライバ253は、ディスクリプタ(Descriptor)291とロジカルデバイス(Logical Device)292により構成されている。ディスクリプタ291には、HIDアプリケーションプログラム251の機能(例えば、ボタンが2個であるか、ホイールマウスであるか否か)が記述されている。バーチャルドライバ253は、HIDアプリケーションプログラム251が起動されたとき、ディスクリプタ291をパーソナルコンピュータ13にUSBバスインターフェース281を介して送信する。バーチャルドライバ253のロジカルデバイス292は、所定のデータを、他の機器がUSBデバイスのデータとして認識できるようなデータ(USBのプロトコルに準拠したデータ)に、方式を変換し、変換したデータを、USBバスインターフェース281を介して送信する。USBバスインターフェース281は、図6のCPUインターフェース135、コネクタ87、本体接続用コネクタ93、およびクレードル12に対応している。なお、PDA11の本体に、USBポートを設けるようにしてもよい。PDA11の本体にUSBポートを設けるようにすることで、クレードル12がなくても、PDA11とパーソナルコンピュータ13を、USBケーブル14を介して接続することができる。
本実施の形態では、HIDアプリケーションプログラム251を起動させることで、PDA11を一時的にUSBを介したポインティングデバイスとして機能させることができ、HIDアプリケーションプログラム251を終了させることで、通常のPDAとして機能させることができる。すなわち、PDA11にプログラム(マウスエミュレーションプログラム)によって、USBを介したポインティングデバイスの機能を実装させるようにしたことを特徴としている。
図10は、図1のパーソナルコンピュータ13の詳細な構成例を示すブロック図である。
CPU301、ROM302、およびRAM303は、内部バス304を介して相互に接続されている。この内部バス304にはまた、入出力インターフェース305も接続されている。
CPU301は、ROM302に記憶されているプログラム、または、記憶部311からRAM303にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM303にはまた、CPU301が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
入出力インターフェース305には、キーボード、マウスなどよりなる入力部306、CRT,LCDなどよりなる表示部307、スピーカ308、情報を出力する出力部309、USBインターフェース310、ハードディスクなどより構成される記憶部311、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部312が接続されている。通信部312は、電話回線やCATVを含む各種のネットワークを介しての通信処理を行う。
USBインターフェース310には、USBポート322が接続されており、USBポート322には、USBケーブル14が装着される。すなわち、USBインターフェース310は、USBポート322およびUSBケーブル14を介して、他の機器との間でデータをやり取りする。なお、図1の例においては、パーソナルコンピュータ13が、PDA11からUSBケーブル14を介して操作データを受信する。
また、記憶部311には、USBを介したポインティングデバイスに対応する、パーソナルコンピュータ用13のドライバや、ProductIDおよびVendorID(後述するディスクリプタに含まれるものであり、その詳細は後述する)等に対応したドライバが記述されているINFファイルが記憶されている。
入出力インターフェース305にはまた、必要に応じてドライブ313が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどによりなるリムーバブルメディア321が適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部311にインストールされる。
次に、図11乃至図13を参照して、図1においてPDA11がUSBケーブル14を介してパーソナルコンピュータ13に操作データを送信し、パーソナルコンピュータ13がこれを受信する場合の処理を説明する。なお、この処理は上述した図8で説明したように、HIDアプリケーションプログラム251およびバーチャルドライバ253がPDA11のオペレーティングシステムにインストールされた後に実行される処理である。
最初に図11のフローチャートを参照して、PDA11における操作データ送信処理を説明する。なお、この処理は、ユーザが、クレードル12にPDA11を装着することによって、PDA11のコネクタ87に、本体接続用コネクタ93を介してクレードル12を電気的に接続するとともに、USBコネクタ95にUSBケーブル14の一端を装着し、パーソナルコンピュータ13のUSBポート322に、USBケーブル14の他の一端を装着した後(すなわち、PDA11とパーソナルコンピュータ13を、USBケーブル14を介して接続した後)、PDA11の電源をオンし、HIDアプリケーションプログラム251の起動を指令したとき開始される。すなわち、ユーザが、PDA11とパーソナルコンピュータ13を接続し、図7のLCD48の画面に表示されたHIDアプリケーションプログラム251に対応するアプリケーションアイコン211を、ペン21を利用して選択したとき開始される。
ステップS1において、HIDアプリケーションプログラム251(図9)は、表示制御部136を制御して、LCD48に図14に示される画面を表示させる。図14の例の場合、LCD48の画面の上方には、操作方法の説明文351が表示され、その下方には、PDA11とパーソナルコンピュータ13の接続を示す絵352が表示され、さらにその下方には、パーソナルコンピュータ13との接続を決定する「接続」と記載されたアイコン353が表示されている。図15は、説明文351に記載されているPDA11の各種の入力部と、パーソナルコンピュータ13の動作の割り当ての例を示す図である。
PDA11において、ジョグダイヤル45がアップされた場合、すなわち、ジョグダイヤル45が図4の矢印45−1の方向に回転された場合、パーソナルコンピュータ13では、ホイールアップの動作(例えば、マウスのホイールが前方に回転された場合の動作)が行なわれる。また、PDA11において、ジョグダイヤル45がダウンされた場合、すなわち、ジョグダイヤル45が図4の矢印45−2の方向に回転された場合、パーソナルコンピュータ13では、ホイールダウンの動作(例えば、マウスのホイールが後方に回転された場合の動作)が行なわれる。さらに、PDA11において、ジョグダイヤル45が押下された場合(本体方向に押圧された場合)、パーソナルコンピュータ13では、左クリックの動作(マウスの左ボタンのクリックに相当する動作)が行なわれる。また、PDA11において、バックボタン47が押下された場合、パーソナルコンピュータ13では、右クリックの動作(マウスの右ボタンのクリックに相当する動作)が行なわれる。このように、PDA11のHIDアプリケーションプログラム251においても、通常のマウスと同様に、ホイールアップ、ホイールダウン、左クリック、および右クリックの機能が付加されている。詳細は後述するが、HIDアプリケーションプログラム251は、PDA11に入力された操作データを、図15の対応に基づいて変換する。
ユーザは、パーソナルコンピュータ13との接続を指令するとき、図14のアイコン353をペン21または指先を用いてタップする。
ステップS2において、HIDアプリケーションプログラム251は、ユーザにより、パーソナルコンピュータ13との接続が指令されたか否かを判定し、接続が指令されるまで待機する。具体的には、図14に示される画面において、「接続」と記載されたアイコン353がユーザによってタップされたか否かによって判定が行われる。
ステップS2において、パーソナルコンピュータ13との接続が指令されたと判定された場合、ステップS3において、HIDアプリケーションプログラム251は、使用するバーチャルドライバ253をシリアルマネージャ252に対して指定する。具体的には、HIDアプリケーションプログラム251は、バーチャルドライバ253をAPIの引数を用いて指定する。すなわち、HIDアプリケーションプログラム251は、バーチャルドライバ253を使用することを、オペレーティングシステムのシリアルマネージャ252に指定する。オペレーティングシステムのシリアルマネージャ252はAPIの引数に基づいて、バーチャルドライバ253を選択する。
ステップS4において、USBバスインターフェース281は、パーソナルコンピュータ13との間でUSBを介して接続する(アクセスする)。
ステップS5において、バーチャルドライバ253は、HIDアプリケーションプログラム251のポインティングデバイスとしての機能を示す、ディスクリプタ291に記述されているデータを、USBバスインターフェース281を介してパーソナルコンピュータ13に送信する。このとき、パーソナルコンピュータ13に送信されるデータを、単にディスクリプタと称する。
より具体的には、ロジカルデバイス292は、パーソナルコンピュータ13に送信する前に、ディスクリプタをUSBのプロトコルに準拠したデータに変換する。すなわち、ディスクリプタは、一旦、ロジカルデバイス292によってUSBのプロトコルに準拠した方式に変換され、その後、USBバスインターフェース281により送信される。ディスクリプタ291および送信されるディスクリプタには、ProductID、VendorID、およびHIDディスクリプタが含まれている。ProductIDおよびVendorIDは、あらかじめUSB規格を管理する団体に登録されており、それぞれ、製品、製造メーカを表わすIDである。HIDディスクリプタは、マウスであるといった情報を表わしている。
PDA11におけるステップS3乃至ステップS5の処理に対して、パーソナルコンピュータ13は、PDA11からの接続を受け付けるとともに、PDA11をUSB形式のポインティングデバイスとして認識し、対応するドライバを呼び出す(後述する図13のステップS101乃至ステップS103の処理)。これ以降の処理では、PDA11は、ポート番号に基づいてパーソナルコンピュータ13に数値データを送信するだけで、パーソナルコンピュータ13は、USBを介するポインティングデバイスからのデータとして認識し、対応する処理を実行する。すなわち、PDA11に操作が入力された場合、x座標、y座標、または選択されたボタンを示す操作データが、PDA11からパーソナルコンピュータ13に送信される。換言すると、このステップS3乃至ステップS5の処理により、PDA11がUSBを介したポインティングデバイスとして機能するための接続処理が行われたことになる。
ステップS6において、HIDアプリケーションプログラム251は、入力部137およびタッチパネル56を介して、ユーザからの操作の入力を受け付ける。具体的には、表示制御部136は、HIDアプリケーションプログラム251からの制御に基づいて、LCD48の画面に、図16に示されるような画面を表示させる。図16においては、LCDの画面48の標準表示領域201は空白となっている。ユーザは、この標準表示領域201に、入力部137およびタッチパネル56を介して、パーソナルコンピュータ13に対する操作を入力する。HIDアプリケーションプログラム251は、入力部137またはタッチパネル56に入力されるユーザからの操作に基づく操作データ(座標の異動やボタンの押下の有無)を取得する。例えば、図17に示されるような軌跡381がユーザによりペン21を利用して入力された場合、タッチパネル56は、この軌跡381に対するデータを検出し、HIDアプリケーションプログラム251は、検出されたデータを操作データとして取得する。このとき、HIDアプリケーションプログラム251は、タッチパネル56に対してペン21で入力された軌跡381を、表示制御部136を制御してLCD48に表示させることで、ユーザは、パーソナルコンピュータ13とPDA11とがシステム的に接続されたか否かを、見た目で(LCD48を見ることで)判断することができる。
ステップS7において、HIDアプリケーションプログラム251は、ステップS6の処理で受け付けられた操作データを、USBのプロトコルに準拠した方式に変換する、データ変換処理を実行する。なお、この処理の詳細は、図12を参照して後述する。この変換の処理により得られる操作データは、例えば、x座標、y座標、マウスのどのボタンを選択したか否か等を示すデータである。
ステップS8において、HIDアプリケーションプログラム251は、オペレーティングシステム280、バーチャルドライバ253、USBバスインターフェース281、およびUSBケーブル14を介して、ステップS7の処理で変換された操作データをパーソナルコンピュータ13に送信する。具体的には、USBバスインターフェース281として、CPUインターフェース135、コネクタ87、本体接続用コネクタ93、およびクレードル12を介して、操作データが送信される。これに対して、パーソナルコンピュータ13は、後述する図13のステップS104でこれを受信し、ステップS105で、その操作データに基づく各種の処理を実行する。
ステップS9において、HIDアプリケーションプログラム251は、処理を終了するか否かを判定する。具体的には、ユーザにより、処理の終了が指令されたか否かを判定する。処理を終了すると判定されていない場合、処理はステップS6に戻り、それ以降の処理が繰り返される。すなわち、再びユーザからの操作の入力が受け付けられ、操作データが変換された後、パーソナルコンピュータ13に送信される。このように、ステップS6乃至ステップS8の処理では、PDA11は、パーソナルコンピュータ13に操作データを入力するUSBを介したポインティングデバイスとして機能する。
ステップS9において、処理を終了すると判定された場合、ステップS10において、HIDアプリケーションプログラム251は、終了処理を実行する。例えば、HIDアプリケーションプログラム251は、パーソナルコンピュータ13との間の接続を切断し(パーソナルコンピュータ13へのアクセスを中止し)、HIDアプリケーションプログラム251を終了する。HIDアプリケーションプログラム251が終了された場合、PDA11は、USBを介したポインティングデバイスとしてではなく、通常のPDAとして動作する(例えば、図7に示されるような画面がLCD48に表示される)。その後、処理は終了される。
図11の処理により、PDA11がUSBケーブル14を介してパーソナルコンピュータ13と接続された後、HIDアプリケーションプログラム251が起動されることで、パーソナルコンピュータ13にユーザからの操作の入力に基づく操作データを送信することができる。すなわち、PDA11を、パーソナルコンピュータ13を操作するためのUSBを介したポインティングデバイスとして利用することができる。
なお、図11の処理は、PDA11とパーソナルコンピュータ13がUSBケーブル14を介して接続され、PDA11の電源がオンされ、HIDアプリケーションプログラム251が起動された場合に実行されるものとして記載したが、先にPDA11の電源がオンされ、その後、PDA11とパーソナルコンピュータ13がUSBケーブル14を介して接続され、HIDアプリケーションプログラム251が起動された場合や、HIDアプリケーションプログラム251が起動された後、PDA11とパーソナルコンピュータ13がUSBケーブル14を介して接続された場合においても、同様の処理が行われる。
次に、図12のフローチャートを参照して、図11のステップS7におけるデータ変換処理の詳細を説明する。なおこの処理は、図9のHIDアプリケーションプログラム251、シリアルマネージャ252、およびバーチャルドライバ253が実行する処理である。
ステップS51において、HIDアプリケーションプログラム251は、図11のステップS6で取得した操作データを、HIDの仕様に基づいたデータ形式に変換する。そして、HIDアプリケーションプログラム251は、変換した操作データを、オペレーティングシステム280のシリアルマネージャ252に出力する。例えば、ジョグダイヤル45がアップされたことを示す操作データが取得された場合、HIDアプリケーションプログラム251は、図15に基づいて、ホイールアップを指令するデータに変換する。また、例えば、図17に示されるような軌跡381が操作データとして取得された場合、HIDアプリケーションプログラム251は、軌跡381の座標を示すデータに変換する。
ステップS52において、オペレーティングシステム280のシリアルマネージャ252は、HIDアプリケーションプログラム251からのデータ、すなわち、HIDの仕様に基づいたデータ形式の操作データを受け取る。
ステップS53において、オペレーティングシステム280のシリアルマネージャ252は、操作データ(HIDの仕様に基づいたデータ形式の操作データ)を、バーチャルドライバ253に送信する。上述した図11のステップS3の処理で、シリアルマネージャ252に対して使用するドライバがバーチャルドライバ253に指定されているので、シリアルマネージャ252は、操作データを、バーチャルドライバ253に送信することができる。
ステップS54において、バーチャルドライバ253のロジカルデバイス292は、USBのプロトコルに基づいて(USBのプロトコルに準拠するように)操作データの形式(方式)を変換する。具体的には、バーチャルドライバ253のロジカルデバイス292は、パーソナルコンピュータ13がUSBデバイスのデータとして認識できるようなデータに変換する。その後、処理は図11のステップS7に戻る。
図12の処理により、操作データがUSBのプロトコルに準拠するデータ形式に変換される。この変換は外部のデバイスではなく、プログラムによって実行されるので、PDA11にプログラムをインストールするだけで実現可能となり、もってデバイス等を付加するよりも、容易、かつ低コストで実現することができる。
次に、図13のフローチャートを参照して、図11のPDA11における操作データ送信処理に対応する、パーソナルコンピュータ13における操作データ受信処理を説明する。この処理はCPU301によって実行される所定のプログラムによって実行されるが、ここではCPU301が実行する処理として説明する。なお、この処理は、上述した図11の処理と同様に、ユーザがPDA11とパーソナルコンピュータ13を、USBケーブル14を介して接続した後、開始される。
ステップS101において、パーソナルコンピュータ13のCPU301は、PDA11からの接続を検出する(図11のステップS4に対応する処理)。具体的には、CPU301は、USBケーブル14、USBポート322、USBインターフェース310、入出力インターフェース305、および内部バス304を介してPDA11からのアクセスを受け付ける。
ステップS102において、CPU301は、PDA11からUSBケーブル14を介して、ディスクリプタを受け付ける。このディスクリプタは、上述した図11のステップS5で、PDA11により送信されたものである。すなわち、CPU301は、ProductID、VendorID、およびHIDディスクリプタからなるデータである、ディスクリプタを受け付ける。
ステップS103において、CPU301は、ステップS102の処理で受け付けたディスクリプタに基づいて、記憶部311に記憶されているINFファイルを参照し、対応するドライバを呼び出す。INFファイルには、ProductIDおよびVendorID等に対応したドライバが記述されており、CPU301は、INFファイルを参照することで、対応するドライバを特定し、呼び出すことができる。
このステップS101乃至ステップS103の処理により、パーソナルコンピュータ13は、PDA11を、USBを介したポインティングデバイスとして認識する。換言すると、このステップS101乃至ステップS103の処理により、PDA11がUSBを介したポインティングデバイスとして機能するための接続処理が行われる。
ステップS104において、CPU301は、PDA11からUSBケーブル14を介して、ユーザの入力に対する操作データを受け付ける。この操作データは、上述した図11のステップS8でPDA11により送信されたものである。すなわち、USBのプロトコルに準拠した操作データが受け付けられる。
ステップS105において、CPU301は、操作データに対応してポインタを移動するか、対応する処理を実行する。操作データは、USBのプロトコルに準拠するデータに変換されたものであり、例えば、x座標、y座標、マウスのどのボタンが選択されたか否かを示すデータであるので、パーソナルコンピュータ13は、マウスなどのポインティングデバイスの場合と同様に、通常のUSBを介したポインティングデバイスからの操作データとしてこれを受け付け、対応する処理を実行する。
例えば、図18に示されるように、PDA11のLCD48の画面にペン21によって入力された矢印(軌跡)401に対する操作データに対し、パーソナルコンピュータ13の表示部307に表示されるポインタ431は、矢印432に示されるように移動する。すなわち、パーソナルコンピュータ13は、ユーザによるPDA11への操作の入力に基づいて、ポインタ431を動作させる。換言すると、PDA11は、パーソナルコンピュータ13に対して、USBを介したポインティングデバイスとして動作することができる。パーソナルコンピュータ13は、PDA11を、USBケーブル14を介するポインティングデバイスとして認識し、動作する。このとき、PDA11のペン21に、パーソナルコンピュータ13のポインタ431が対応して動作するので、ユーザは、パーソナルコンピュータ13のポインタ431を正確に動作させることができる。
ステップS106において、CPU301は、処理を終了するか否かを判定する。例えば、PDA11のHIDアプリケーションプログラム251が終了された場合、パーソナルコンピュータ13は、USBケーブル14に何も接続されていないと判断し、処理を終了すると判定する。すなわち、この処理は図11のステップS10の処理に対応して行われる処理である。ステップS106において、処理を終了しないと判定された場合、処理はステップS104に戻り、それ以降の処理を繰り返す。すなわち、次に入力される操作データに基づいて、パーソナルコンピュータ13のポインタが移動するか、対応する処理が実行される。
ステップS106において、処理を終了すると判定された場合、(すなわち、上述した図11のステップS10において終了処理が行われた場合)、処理は終了される。
図13の処理により、パーソナルコンピュータ13は、PDA11からの操作データを、通常のUSBを介したポインティングデバイスからの操作データとして認識し、その操作データに基づく処理を実行する。
なお、図17および図18の例では、PDA11のLCD48とパーソナルコンピュータ13の表示部307の対応を分りやすくするために、ポインタの移動を用いて説明したが、勿論、上述した図15に示されるように、PDA11のジョグダイヤル45やバックボタン47の操作によっても、パーソナルコンピュータ13は対応する動作(図15に表示されている動作)を行う。すなわち、ポインタの移動以外においても、PDA11は、通常のUSBを介したポインティングデバイスとして機能する。ジョグダイヤル45の回転をホイールアップおよびホイールダウンに割り当て、ジョグダイヤル45の押下を左クリックに割り当て、バックボタン47の押下を右クリックに割り当てるようにしたので、ユーザは、直感的な操作を行うことができる。
なお、このPDA11の各種の入力部とパーソナルコンピュータ13の動作の割り当ては、HIDアプリケーションプログラム251のオプション設定によって、変更可能とされる。ユーザにより、PDA11の各種の入力部とパーソナルコンピュータ13の動作の割り当てが変更された場合、例えば、図15のテーブルが変更される。
また、図11のステップS4では、パーソナルコンピュータ13との間の接続にエラーが出ないことを前提として説明したが、接続エラーが発生した場合には、図19に示されるような接続エラーを示す画面をLCD48に表示させるようにすればよい。図19においては、「接続を確認して下さい」というメッセージとともに、「OK」と記載された確認ボタンがポップアップ481で表示されている。ユーザはこのメッセージにより、接続エラーの原因(例えば、USBケーブル14が正しく装着されているか否か)を確認する。
以上により、本発明によれば、PDA11にUSBを介したポインティングデバイスの機能をプログラムによって搭載したので、携帯性に優れた、自分が使い慣れたPDA11で容易にパーソナルコンピュータ13を操作することができる。また、本発明は、PDA11に特定の外部デバイスを設けることなく、アプリケーションをインストールするだけで実現可能であるので、低コストで実現することができる。
なお、上述した実施の形態では、USBケーブル14を介してPDA11とパーソナルコンピュータ13とを接続し、データを送信するようにしたが、これに限らず、無線によって、PDA11からパーソナルコンピュータ13にデータを送信させるようにしてもよい。具体的には、図20に示されるように、Bluetooth(商標)の規格に準拠した無線通信によって、PDA11からの操作データをパーソナルコンピュータ13に送信するようにすることで、PDA11でパーソナルコンピュータ13を操作するようにする。なお、図中、図18と対応する部分については、同一の符号を付してある。
この場合、図21に示されるような流れにより、パーソナルコンピュータ13に操作データが送信される。なお、図中、図9と対応する部分については、同一の符号を付してある。
図21においては、入力部137に入力されたユーザからの操作入力に基づく操作データが、オペレーティングシステム280に取得される。オペレーティングシステム280は、この操作データを、HIDアプリケーションプログラム251に出力する。HIDアプリケーションプログラム251は、操作データをHID仕様に基づいたデータ形式に変換し、オペレーティングシステム280のシリアルマネージャ252に出力する。このときHIDアプリケーションプログラム251は使用するバーチャルドライバ253をシリアルマネージャ252に対して指定する。オペレーティングシステム280のシリアルマネージャ252は、HIDアプリケーションプログラム251からの指定に基づきドライバを選択する。
シリアルマネージャ252は、HIDアプリケーションプログラム251から供給された操作データ(HID仕様に基づいたデータ形式の操作データ)を、バーチャルドライバ253に転送する。バーチャルドライバ253は、HIDアプリケーションプログラム251が起動されたとき、ディスクリプタを送信する。バーチャルドライバ253の図示せぬロジカルデバイスは、所定のデータを、他の機器がUSBデバイスのデータとして認識できるようなデータ(USBのプロトコルに準拠したデータ)に、方式を変換する。
Bluetoothスタック501は、所定のデータ(例えば、USBのプロトコルに準拠した操作データやディスクリプタ)を、Bluetoothの規格に準拠したデータに変換する。そして、Bluetoothインターフェース502は、変換されたデータを、パーソナルコンピュータ13に送信する。パーソナルコンピュータ13は、Bluetoothを介する無線通信によって、この操作データを受信し、操作データに基づく処理を実行する。なお、これ以外の処理は上述したUSBケーブル14を介する場合と同様であるので、その説明は省略する。
これにより、PDA11は、Bluetoothを介する無線通信によっても、パーソナルコンピュータ13を操作することができる。すなわち、PDA11を、無線のUSBを介したポインティングデバイスとしても利用することができる。
以上により、PDA11にソフトウエアとしてポインティングデバイスの機能を実装したので、PDA11でパーソナルコンピュータ13を容易に操作することができる。また、PDA11にプログラムをインストールするだけで、実現可能であるので、もって、コストを抑えることができる。さらに、容易に実現することができる。
さらに、PDA11は、一般的なUSBを介したポインティングデバイスと比較して携帯性に優れているので、ユーザは、容易にPDA11をUSBを介したポインティングデバイスとして利用することができる。また、PDA11は机上以外での利用が容易であるため、机上以外であっても、パーソナルコンピュータ13のポインタを任意の位置に移動させたり、左クリック、右クリックといった選択動作を容易に行わせることが可能である。
さらに、本発明を適用したPDA11では、HIDアプリケーションプログラム251の切り換えによって、通常のPDAとしても利用できるので、ユーザは、幅広くPDA11を利用することができる。また、ユーザはPDA11を所有していれば、マウスを持ち歩く必要がなくなる。さらに、ユーザは、自分が使い慣れたPDA11で、所望のパーソナルコンピュータ13を、容易かつ低コストで操作することができる。
また、パーソナルコンピュータ13の表示部307に表示されるポインタを任意の位置に移動させるための入力を、PDA11のペン21によって行う構成としたので、ユーザは正確にポインタを動作させることができる。
さらに、例えば、プレゼンテーションを行う場合においても、PDA11に操作を入力するだけで、立ち位置をかえずにプレゼンテーションを行うことができる。また、例えば、プレゼンテーションを行う場合において、PDA11に所定の操作を入力すれば、スライドにメモをしながらプレゼンテーションを行うことが可能となる。
さらに、持ち歩くのに面倒であるホイールマウスに代わって、シャツのポケットにも入れることが可能なPDA11をポインティングデバイスとして利用することができるので、携帯性をより向上させることができる。
また、USBポートを有する全てのパーソナルコンピュータに対して、PDA11を、USBを介したポインティングデバイスとして利用することができる。
さらに、Bluetoothにより無線通信可能な全てのパーソナルコンピュータに対して、PDA11をUSBを介したポインティングデバイスとして利用することができる。
なお、以上の例では、本発明をPDAに適用した場合について説明したが、これに限らず、タブレット式の携帯型情報端末装置であれば何でもよい。ここで、タブレットとは、専用の台の上で、ペン(または小型の指示装置)を移動することで、その軌跡を入力することができるデバイスを示す。
上述した一連の処理は、ソフトウエアにより実行させることもできるし、ハードウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図10に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されているリムーバブルメディア321よりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM302や記憶部311が含まれるハードディスクなどで構成される。なお、PDA11の例の場合、ROM132や記憶部139が含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録される制御プログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
本発明を適用したPDAをパーソナルコンピュータに接続した場合の構成例を示す図である。 図1のPDAの外観図である。 図1のPDAの外観図である。 図1のPDAの外観図である。 図1のPDAの外観図である。 図1のPDAの内部の構成例を示すブロック図である。 LCDの画面に設けられる標準表示領域、ステータス領域を説明する図である。 HIDアプリケーション、オペレーティングシステム、およびバーチャルドライバの関係を示す図である。 PDAに入力された操作データをパーソナルコンピュータに送信する場合の流れを説明する図である。 図1のパーソナルコンピュータの内部の構成例を示すブロック図である。 PDAにおける操作データ送信処理を説明するフローチャートである。 図11のステップS7のデータ変換処理を説明するフローチャートである。 パーソナルコンピュータにおける操作データ受付処理を説明するフローチャートである。 LCDの画面例を示す図である。 PDAの操作に対するパーソナルコンピュータの動作の例を説明する図である。 LCDの画面例を示す図である。 LCDの画面例を示す図である。 PDAの操作に対するパーソナルコンピュータの動作の例説明する図である。 LCDの画面例を示す図である。 PDAがBluetoothによってパーソナルコンピュータに操作データを送信する場合を説明する図である。 PDAに入力された操作データを、Bluetoothを介してパーソナルコンピュータに送信する場合の流れを説明する図である。
符号の説明
11 PDA, 12 クレードル, 13 パーソナルコンピュータ, 14 USBケーブル, 21 ペン, 45 ジョグダイヤル, 47 バックボタン, 48 LCD, 56 タッチパネル, 131 CPU, 137 入力部, 251 HIDアプリケーションプログラム, 252 シリアルマネージャ, 253 バーチャルドライバ, 280 オペレーティングシステム, 281 USBバスインターフェース, 291 ディスクリプタ, 292 ロジカルデバイス, 310 USBインターフェース, 322 USBポート

Claims (7)

  1. インストールされているプログラムをユーザの選択に従って実行する携帯型情報端末装置において、
    操作を入力するタブレットを少なくとも含む第1の入力手段と、
    前記第1の入力手段に入力されたユーザからの操作に基づく操作データを受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により受け付けられた前記操作データを、情報処理装置を操作するためのデータ形式に変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された操作データを、前記情報処理装置に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする携帯型情報端末装置。
  2. 前記変換手段は、前記操作データを、USBのプロトコルに準拠するよう変換する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯型情報端末装置。
  3. 前記送信手段は、前記変換手段により変換された操作データを、無線通信により前記情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯型情報端末装置。
  4. 前記送信手段は、前記変換手段により変換された操作データを、Bluetoothの規格に準拠する前記無線通信により前記情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の携帯型情報端末装置。
  5. 操作を入力するジョグダイヤルからなる第2の入力手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の携帯型情報端末装置。
  6. 操作を入力するタブレットを少なくとも含む入力手段を備え、インストールされているプログラムをユーザの選択に従って実行する携帯型情報端末装置の制御方法において、
    前記入力手段に入力されたユーザからの操作に基づく操作データを受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップの処理により受け付けられた前記操作データを、情報処理装置を操作するためのデータ形式に変換する変換ステップと、
    前記変換ステップの処理により変換された操作データを、前記情報処理装置に送信する送信ステップと
    を含むことを特徴とする制御方法。
  7. 操作を入力するタブレットを少なくとも含む入力手段を備え、インストールされているプログラムをユーザの選択に従って実行するための制御プログラムであって、
    前記入力手段に入力されたユーザからの操作に基づく操作データを受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップの処理により受け付けられた前記操作データを、情報処理装置を操作するためのデータ形式に変換する変換ステップと、
    前記変換ステップの処理により変換された操作データを、前記情報処理装置に送信する送信ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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