JP2005177597A - アルカリイオン水生成装置並びに酸性イオン水生成装置 - Google Patents

アルカリイオン水生成装置並びに酸性イオン水生成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】処理水の電気分解によるアルカリイオン化或いは酸性イオン化処理を円筒状隔膜の密閉管路内で一方向へ連続的に単位時間当たり大量に処理水を通過させて強イオン水を生成処理可能な生成装置を提供する。
【解決手段】棒状又はパイプ状の負の中心電極11の中心軸に円筒型に成形された円筒状(イオン交換)隔膜10の中心軸を合わせて所定の間隙距離を維持して配設し、
その円筒状隔膜10の外側に円筒型に成形されたメッシュ状又は電解溶液透過性の正の外側筒電極12の中心軸を合わせて所定の間隙距離を維持して配設し、
前記円筒状隔膜10の外側では電解質溶液17を循環させ、その隔壁の内側では下部より処理水を流入させて、前記正・負電極11、12間に直流電圧を印加して、電気分解を行わせ、隔壁上部より処理水をアルカリイオン化して流出させることを特徴とする強イオン水生成装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解槽の陽極、陰極間に隔膜を介し電圧を印加して、水の電気分解によるアルカリイオン水生成装置並びに酸性イオン水生成装置に関する。
pH2前後の強酸性或いはpH12前後の強アルカリ性を、長期間にわたり安定したpH値を保つイオン水を生成する製造装置と製造方法として、特許文献1が開示されている。
特許文献1の製造装置は、モンモリロナイトなどの結晶性粘土鉱物を主成分とするセラミックのイオン交換隔膜を用いて、その成分を溶解させることにより安定したpH値を保つイオン水を生成している。また、特殊素材のセラミックイオン交換隔膜を円筒形の密閉壺に形成して、同一の電解槽内に複数個配設し、処理水を密閉壺内に導き、電気分解を連続して行うことにより、pH値を高めていた。
特許文献2には、処理容量が限られた特許文献1の欠点、及び汚染水の浄化などによる反応物(沈殿物)が回収可能な構造の電気分解を用いる水改質ユニットが開示されている。この発明では、平板状のモンモリロナイトなどの結晶性粘土鉱物を主成分とするセラミックのイオン交換隔膜を用いたユニットが提案されている。
これらの、長期安定した強いアルカリ性或いは酸性のpH値の処理水を得るイオン水生成装置は、特殊なセラミック隔膜の制約から小型の壺状電解室或いは20〜30cm角の小型板状隔膜で仕切られた電解室を電解槽中に並べて電気分解を連続して行う方法がとられていた。
このため、廃水処理、水質維持処理などを単位時間当たり大量に行う場合は、限られた前記小型方形の隔膜による電解槽空間で、密閉状態で行う従来のイオン水生成装置では、利用ができない問題があった。
特開平8−24865号公報(第2,3,4頁、第1図) 特願2002−380357号公報(第2,3,4頁、第1図)
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたもので、処理水の電気分解によるアルカリイオン化或いは酸性イオン化処理を円筒状隔膜の密閉管路内で一方向へ連続的に単位時間当たり大量に処理水を通過させて強イオン水を生成処理可能な生成装置を提供することを課題とする。
また、電気分解ユニットを複数直列或いは並列に接続して、河川水或は坑道廃水などの大量の流水をイオン化する生成装置を提供することを課題とする。
本発明のアルカリイオン水生成装置は、棒状又はパイプ状の負の中心電極の中心軸に円筒型に成形されたイオン交換隔膜の中心軸を合わせて所定の間隙距離を維持して配設し、
その円筒状隔膜の外側に円筒型に成形されたメッシュ状又は電解溶液透過性の正の外側筒電極の中心軸を合わせて所定の間隙距離を維持して配設し、
前記円筒状隔膜の外側では電解質溶液を循環させ、その隔壁の内側では下部より処理水を流入させて、前記正・負電極間に直流電圧を印加して、電気分解を行わせ、隔壁上部より処理水をアルカリイオン化して流出させるアルカリイオン水生成装置であって、
前記隔膜は、最大長が0.5〜2mm径の範囲に入る粒状或いは破砕された結晶性粘土鉱物を主体としたセラミックに対し、85〜95℃に加熱した水溶性高分子材を10〜30重量%混入して混練し、補強用布状繊維上に圧出成形して平板成形材とし、直後に円筒状の型材に捲き付けて乾燥させた、円筒状のセラミック混入樹脂バインダー層からなる隔膜構造を備え、
その隔膜の下部には、そのフランジから上下方向にそれぞれ所定長のパイプを有し、そのパイプの外径は、前記隔膜の内径に合わせ、上側パイプは隔膜下端円周内側に接続可能とし、下側パイプは前記処理水の流入パイプの内側に接続可能とする下部接続部材を備え、
前記隔膜の上部には、外径が前記隔膜内径に合わせたパイプを有し、そのパイプ下側と隔膜上端円周内側に接続可能とし、そのパイプ上側端部は前記負の中心電極端子接続用フランジを有し、さらに処理水のアルカリイオン水流出口パイプ接続部とを有する上部接続部材を備え、
前記隔膜円筒部外側には、前記正の外円筒電極が前記所定の間隙距離を維持するための隔膜の外側の上下端2ヶ所に嵌められた電気絶縁性のリングスペーサを備え、
前記隔膜の外側まで前記正の外円筒電極を透過して電解質溶液を循環させる為の電解質溶液を収容する電解槽を備え、
前記上部接続部材のパイプ中間部には、その上部接続部材と、その上側でフランジにより連結する負の中心電極端子板および負の中心電極端子と、上部接続部材の下側にフランジとスペーサにより連結する隔膜及び正の外円筒電極と、前記隔膜の下端部に下部接続部材を介して連結する処理水流入パイプと、それを連結する処理水入口パイプ接続部とを接続した電気分解ユニットをそのまま保持する状態で溶着されたユニット保持板材を備え、
前記電解槽の上部には、前記保持部材に保持された、前記電気分解ユニットを装着したまま、その電解槽の上側から挿入して電気分解ユニットを電解質溶液に沈めて、前記保持板材の周縁を電解槽の上側に載せてネジ留できる保持板材受口部と、前記電解質溶液から発生する外円筒極側ガス抜き孔部とを備えることを特徴とする。
また、前記処理水流入パイプには、堆積物をエアリフトさせる圧縮空気入力用パイプ端子を備えることを特徴とする。
また、前記電解層の横方向に沿って一端側から順次前記処理水パイプ接続部、処理水流水パイプ及び正電極(端子)、負電極(端子)及び隔膜、アルカリイオン水流出口パイプ接続部が一列に配列される構造の単位電気分解ユニットを備えて、
その電解槽の奥行方向に沿って、前記単位電気分解ユニットをn段配設できるように、前記電解槽の上部にnヶ所の前記保持板材受口部を備え、
各単位電気分解ユニットの前記処理水入り口部に接続し、n段分の処理水を流入させる総処理水入口パイプ部と、
各単位電気分解ユニットの前記アルカリイオン水流出口部に接続し、n段分のアルカリイオン水を流出させる総アルカリイオン水出口パイプ部とを備え、
n段の単位電気分解ユニットを並列に動作させることを特徴とする。
また、前記電解槽の第n段目の単位電気分解ユニットに近い位置から電解質溶液をポンプで汲み上げ、第1段目の単位電気分解ユニットに近い位置へ、その電解質溶液を循環させる循環パイプを備えることを特徴とする。
また、前記電解槽の横方向に沿って、一端側から順次前記アルカリイオン水流出口部、イオン水流出パイプ、負の中心電極(端子)及び正電極(端子)、処理水入口部が一列に配列される構造の第1の単位電気分解ユニットと、さらに、前記単位電気分解ユニットに順次接続する前記処理水入口部、正電極(端子)、負電極(端子)及び隔膜、アルカリイオン水出口部、イオン水流出パイプ部が一列に配列される反転構造の第2の単位電気分解ユニットを備え、
その電解槽の奥行方向に沿って直列に接続した前記第1及び第2の単位電気分解ユニットをn段配設できるように前記電解槽の上部には横方向に2ヶ所の前記保持板材受口部を奥行き方向にn段、合計n×2ヶ所備え、
第1の単位電気分解ユニットの前記アルカリイオン水流出部に接続し、n段分の処理水を流入させる横方向一端側に配設する第1のイオン水パイプ入口部と、
第2の単位電気分解ユニットの前記アルカリイオン水流出部に接続し、n段分の処理水を流入させる横方向他端側に配設する第2のイオン水パイプ入口部と、
第1及び第2の単位電気分解ユニットの前記処理水流出口部に接続し、n段×2個のアルカリイオン水を流出させる総処理水出口パイプ部とを備え、
n段×2個の単位電気分解ユニットを、2個直列n段並列に動作させることを特徴とする。
また、棒状又はパイプ状の負の中心電極の中心軸に円筒型に成形されたイオン交換隔膜の中心軸を合わせて所定の間隙距離を維持して配設し、
その円筒状隔膜の外側に円筒型に成形されたメッシュ状又は電解溶液透過性の正の外円筒電極の中心軸を合わせて所定の間隙距離を維持して配設し、
前記円筒状隔膜の外側には電解質溶液を循環させ、その隔壁の内側には処理水を流入させて、前記正・負電極間に電圧を印加して、電気分解を行わせ、処理水をアルカリイオン化して流出させるアルカリイオン水生成装置であって、
前記隔膜は、0.5〜2mm径の粒状或いは破砕された結晶性粘土鉱物を主体としたセラミックに対し、85〜95℃に加熱した水溶性高分子材を10〜30重量%に混入して混練し、補強用布状繊維上に圧出成形して平板成形材とし、直後に円筒状の型材に捲き付けて乾燥させた、円筒状のセラミック混入樹脂バインダー層からなる隔膜構造を備え、
その隔膜の下部には、そのフランジから上下方向にそれぞれ所定長のパイプを有し、そのパイプの外径は、前記隔膜の内径に合わせ、上側パイプは隔膜下端円周内側に接続可能とし、下側パイプは前記処理水流入パイプの内側に接続可能とする下部接続部材を備え、
前記隔膜の上部には、外径が前記隔膜内径に合わせたパイプを有し、そのパイプ下側と隔膜上端円周内側に接続可能とし、そのパイプ上側端部は前記負電極端子接続用フランジを有し、さらに処理水のアルカリイオン水流出口を有する上部接続部材を備え、
前記隔膜円筒部外側には、前記正電極が前記所定の間隙距離を維持するための隔膜の外側の上下端2ヶ所に嵌められた電気絶縁性のリングスペーサを備え、
前記上部接続部材と、その上側でフランジにより連結する負電極端子板及び負電極と、上部接続部材の下側に連結する隔膜及び正電極と、前記隔膜の下端部に下部接続部材を介して連結する処理水流入パイプと、それに連結する処理水入力部とを接続した高密度用電気分解ユニットを備え、
その電気分解ユニットを横方向にm列、奥行き方向にn列、m×n個の行列に電解に配設し、
各電気分解ユニットの上部のアルカリイオン水流出口m×n個を総合する総合アルカリイオン水流出口パイプと、
各電気分解ユニットの下部の処理水入口m×n個を総合する総合処理水流入口パイプと、
各電気分解ユニットの負電極m×n個を接続した負電極端子と、
各電気分解ユニットの正電極m×n個を接続した正電極端子とを備えることを特徴とする。
本発明の酸性イオン水生成装置は、請求項1、3、5、6記載のアルカリイオン水生成装置において、正・負電極端子を逆電極に接続することにより、処理水を酸性イオン化して、アルカリイオン水流出口部に酸性イオン水を生成することを特徴とする。
本発明のアルカリイオン水或いは酸性水生成装置は、処理水を円筒状隔膜管路内で連続して、安定的なPh値を維持するイオン化水とすることができる。また、複数の単位電気分解ユニットを並列・直列を自在に連結できる構造であるため、単位時間当たり大量の水のイオン化が可能であり、処理目的に合わせて、最適な規模の生成装置を安価に提供することができる。
本発明のアルカリイオン水生成装置ならびに酸性イオン水生成装置の実地の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明のアルカリイオン水生成装置の第1の実施の形態を示し、(a)は使用している円筒状隔膜10(イオン交換隔膜)の円筒中心軸を通る断面図、(b)は平面図である。
ここで、その円筒中心軸には棒状またはパイプ状の負の中心電極11が配設される。負の中心電極11は例えばステンレス製など腐食に強い金属を用いる。
負の中心電極11と円筒状隔膜10とは、その間で所定の間隙距離11dを維持できるようにその上端側は後述する中心電極端子11aにより中心電極11の下端部を固定している。
なお、その中心電極11の下端部も、後述する中心電極支持用羽根部材300a(図6(a)の図示参照)を使用し、さらに、正確に間隙距離11dを維持するようにしてもよい。
その円筒状隔膜10の外側には、円筒状に成形され、電解溶液が自由に通過できるメッシュ状(例えば、カーボン繊維などで製作した円筒、或いは複数の小径口孔を明けた金属円筒、或いは金属網で製作した円筒)又は電解溶液透過性の正の外円筒電極12の中心軸を合わせて、円筒状隔膜10との所定の間隙距離12dを維持して配設する。
16は電解槽を示し、その中に電解質溶液17がその溶液水位17aまで入っている。
ここでイオン水生成動作を説明する。すなわち、円筒状隔膜10の外側では電解質溶液17を循環させ、円筒状隔膜10の内側では、その下部(処理水隔膜入口10in)より処理水を流入させ、正、負電極端子12a、11a間に直流電圧を印加して電気分解を行わせ、円筒状隔膜10の上部(イオン水隔膜出口10out)より処理水をアルカリイオン化して流出させる。
ここで用いる円筒状隔膜10について説明する。円筒状隔膜10は、予め珪酸4面体とアルミナ8面体とが結合した結晶性粘土鉱物を焼成したセラミックを最大長が0.5〜2mmの範囲に入る粒状に加工しておき、その粒状セラミックに対して85〜95℃に加熱した水溶性高分子材を10〜30重量%混合して混練し、補強用布状織物上に圧出成形して、平板成形材とし、さらに、その直後に円筒状の型枠に捲きつけて、85〜95℃以下の温度で成形乾燥させたセラミック混入樹脂バインド層の隔膜構造である。
前記水溶性高分子材は、少なくとも、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンオキサイドのいずれかの高分子材か、又は寒天、澱粉、カゼイン、ゼラチン、アラビアガムなどの天然高分子材である。
また、前記補強用布状織物は、ガラス繊維、炭素繊維、ポリプロピリン系繊維、ビニロン系繊維、アラミド系繊維のいずれかの素材からなる補強用布状織物である。
尚、前記水溶性高分子材は、温度が85〜95℃では、前記補強用布状織物に浸透し、その織物の表側、裏側の表面及び内部に含浸して、その後乾燥されて隔膜を形成する。電解槽内の円筒状隔膜10は、水温では固体膨潤状態となる。
以上のように製作された円筒状隔膜10は、電解槽16の中で電極に直流電圧が印加されて動作している際に、その円筒状隔膜10中に混入されているセラミック粒子の前記結晶性粘土鉱物分子を電解質溶液17中に溶解させる。そこで、直流電圧印加により生成されるマイナスイオンまたはプラスイオンを安定状態に保つ。この現象により円筒状隔膜10の内側に流された処理水を安定したアルカリイオン水または酸性イオン水にすることができる。すなわち、従来の電気分解水のように、短時間(或いは数日)でpHが中性化することがない。
その円筒状隔膜10の下部(図1(a)に示す処理水隔膜入口10in)には、フランジ13aから上下方向にそれぞれ所定長延びるパイプ13bを有して、そのパイプ13bの外径は円筒状隔膜10の内径に合わせて上側のパイプ13bの円筒状隔膜10下端円筒内側に挿入され接続可能・着脱可能とし、下側のパイプ13bは前記処理水の流入パイプ18の内側へ挿入され接続可能・着脱可能な下部接続部材13を備える。
一方、その円筒状隔膜10の上部(図1(a)に示すイオン水隔膜出口10out)には、外径が円筒状隔膜10内径に合わせたパイプ14aを有し、そのパイプ14a下側を円筒状隔膜10上端円周内側に挿入され接続可能・着脱可能とし、そのパイプ14aの上側端部は、負の中心電極端子接続用フランジ14bを有し、さらに、そのパイプ14aの側面には処理水のアルカリイオン水流出口パイプ接続部14cを有する上部接続部材14を備える。
円筒状隔膜10の円筒部外側には、正の外円筒電極12が所定の間隙距離12dを維持するための隔膜の外側の上下端2ヶ所に嵌められた電気絶縁性のリングスペーサ15を備える。
上部接続部材14のパイプ14aの中間位置にはユニット保持部材19が半田付けなどで溶着されている。ねじ等によりパッキングを介して固定する密着構造であってもよい。電解質溶液が密封されるような構造であればよい。
そのユニット保持部材19には電気分解ユニット20が溶着されている。図2にもその電気分解ユニット20が図示されているが、単位電気分解ユニットとして接続されている部材群を以下に説明する。
その部材群は、上下接続部材14と、その上側でフランジ14bにより連結する負の中心電極端子板11b及び負の中心電極端子11aと、上部接続部材14の下側外周で連結する円筒状隔膜10及び前記リングスペーサ15を介して連結する正の外円筒電極12と、円筒状隔膜10の下端部に下部接続部材13を介して連結する処理水入口パイプ18と、それと連結する処理水入口パイプ接続部18aとを少なくとも接続した部材からなる。
以上の部材群からなる電気分解ユニット20がユニット保持部材19に溶着されている状態を図2に示す。図2では、保持部材19を電解槽16の上部にある保持板受口部16aの周辺にあるネジ受16cから固定ネジ19aを取外し上方へ引き上げた状態を示す。
保持部材19を上方へ引き上げることにより電気分解ユニット20を電解質溶液17から引き上げ、部材の調整或いは取替え、再組立・修理を容易に行うことができる。
なお、図1(b)の平面図には、電解槽16の上面にある保持板受口部16aが破線で示されている。
図1、図2において,12aは正の外円筒電極端子を示し、電解槽16の内部で電線により正の外円筒電極12と接続されている。
処理水流水パイプ18は第1実施例ではJ字状で円筒状隔膜10の下部からユニット保持板材19を通り抜け、その保持部材19にハンダ付け或いは溶着されている。
その処理水流水パイプ18の出口付近には圧縮空気入力用バルブ端子22(電解槽16の上部側面に設けてある)からのエアーを入れる空気入力口22aがある。時々、エアーを入れることにより処理水流水パイプ18の底面付近に蓄積された沈殿固体物を取り除くことができる。
21は、補強アングル材(PVC)を示し、電気分解ユニット20の重量を受けるユニット保持部材19による電解槽16の受口部16aの耐荷重を増加させる。
図1に示した第1の実施例のアルカリイオン水生成装置の動作は以下のようになる。電解質溶液17は電解槽16の中で循環させる(図1には図示していない)。また、正の外円筒電極端子12aと負の中心電極端子11a間に直流電圧を印加しておく。
アルカリイオン水に処理したい水を、処理水入口パイプ接続部18aから流入させる。この流入水は処理水流水パイプ18を通り、円筒状隔膜10の下部10inに達する。ここで、その処理水は円筒状隔膜10と負の中心電極の間を上昇し、その円筒状隔膜10の上部10outに到達する。その間に処理水はアルカリイオンによりイオン化して、イオン水流出口パイプ接続部14cから流出する。
次に、図3に本発明の第2の実施の形態を示す。単位となる電気分解ユニット20をn段並列に接続した多段型アルカリイオン水生成装置を示す。図3において第1段だけならば図1に示した第1実施例と同様な構成となる。
多段用電解槽160は、その上部に図3に示すようにnヶ所の保持板受口部16aが設けられ、それぞれの受口部16aへ単位電気分解ユニット20を挿入して、固定ネジ19aによりネジ孔19bを通して電解槽160のネジ受16cへネジ止めする。
n個の単位電気分解ユニット20をn段並列に動作させることにより、図1に示した1段で処理できる流入量のn倍の処理水を同一時間内に処理し、n倍のイオン水を流出させるものである。
図3に示す各単位電気分解ユニット20はすべて、それらのユニットの処理水入口パイプ接続部18aとイオン水流出口パイプ接続部14cとは配置方向が同一となるようにして、電解槽160の保持板受口部16aへ挿入されている。
それらのパイプ接続部18a及び14cにはそれぞれ水流開閉コック30が接続され、n個のパイプ接続部18aはそれぞれ水流開閉コック30を介して処理水入口n個のパイプ接続部18aへ分岐する総処理水入口パイプ部180へ接続される。処理水入力は開閉コック180aを介して行われる。
一方、n個のイオン水流出口パイプ接続部14cはそれぞれ開閉コック30を介してイオン水出口n個のイオン水流出口パイプ接続部14cへ分岐する総アルカリイオン水出口パイプ部140へ接続される。イオン水流出は開閉コック140aを介して行われる。
なお、190はイオン水出口側の発生ガス回収口である。また、電解槽160の一方の側面下部には、電解質溶液17の汲上げ出力コック170aを設け、循環用ポンプPによりその汲上げ電解質溶液を戻す循環用入力コック170bが他方の側面上部に設けてある。
n段の単位電気分解ユニット20−1,20−2、20−3、・・・・20−(n−2),20−(n−1),20−nは、それぞれ一端側から順次処理水入口パイプ接続部18a、処理水流水パイプ部18、正電極12及びその端子12a、負電極11及びそのフランジ11b、端子11a及び円筒状隔膜10、アルカリイオン水流出口パイプ接続部14cが一列に配列されている。
この第2実施例のn段型アルカリイオン水生成装置は1段のみのアルカリイオン水生成装置に比べて単位時間当たりn倍の処理水処理を行うことができる。
動作させる場合は各段のn個の正電極端子12aを接続して直流電源の+に接続する。一方各段の負電極端子11aを接続して直流電源の−に接続する。
図4は、本発明の第3の実施の形態の複式多段型アルカリイオン水生成装置を示す。第1の電気分解ユニット200aと、そのユニット20内に接続されている各部材群の配置が反転している第2の電気分解ユニット200bとが図4に示すように直列に接続して第1段の複式ユニット200a+200bとする。この複式ユニット200a+200bをn段並列に接続し、複式多段型アルカリイオン水生成装置となる。つぎに、それらの接続について詳細に説明する。
先ず、電気分解ユニット200aとその反転配置電気分解ユニット200bとをそれぞれの処理水入口パイプ接続部18aに水流の開閉コック30を接続し、それら開閉コック30を4方向接続フランジを介して接続する。これによって電気分解ユニット200aと電気分解ユニット200bが直列に接続される。
更に、前記4方向接続フランジを介して第1段から第n段まで、順次接続する。この一端は総処理水入口パイプ部180に接続され、さらに開閉コック180aを介して処理水入口に至る。なお、その間に3方向接続フランジがあり処理水量流量調節弁210が設けられている。
一方、直列に接続されたユニット200aと200bのイオン水流出口パイプ接続部14cは、それぞれ水流の開閉コック30を接続し、電解槽160の両方の側面上部付近にあるパイプ支持台140b(図5参照)上にそれぞれn個のパイプ分岐管を有する総アルカリイオン水出口パイプ部140−1及び140−2のそれぞれの分岐部に両側それぞれn個ある開閉コック30を接続する。このとき、パイプ分岐管の代わりに3方向接続フランジを使用しても良い。
総アルカリイオン水出口パイプ部140−1及び140−2は、それぞれ開閉コック140aを介して1本のパイプに接続されアルカリイオン水出口へ通ずる。
170a、170bは図3と同様に電解質溶液17を循環させるための汲上げ出力コック、循環用入力コックである。
16bは、電解槽160のガス抜孔回収部である。190はイオン水出口側の発生ガス回収口である。
図5は、図4に示した複式多段型アルカリイオン水生成装置の電気分解ユニット200a及びその反転配置された第2の電気分解ユニット200bが連結する各段の状態を示す断面図である。
電気分解ユニット200a及び200bは、そのメンテナンス時には2枚のユニット保持板材19のそれぞれの固定ネジ19aを外し、上方へ吊り上げ、電解槽160より取り外し、保守(隔膜や電極の交換など)を行なう。
複式直列接続の各段は、その保守したい段の両端に接続する水流の開閉コック30を取り外せば、その段だけ上方へ吊上げることができる。
第3の実施の形態の複式多段(n段)型アルカリイオン水生成装置と、第1の実施の形態を比較すれば、同一寸法の電気分解ユニット20を用いて、単位時間当たり2n倍の処理水をイオン化処理することができる。
次に、本発明の第4の実施の形態の高密度用電気分解ユニット300をm行n列にm×n個配設したアルカリイオン水生成装置を図6及び図7に基き説明する。
図6(a)は、高密度電気分解ユニット300の構造図である。高密度電気分解ユニット300は、円筒状隔膜10、その中心軸に配設した負の中心電極11、円筒状隔膜10の外側にリングスペーサ15を介して配設した陽の外円筒電極12からなる。また、以上の円筒状隔膜10、中心電極11、外円筒電極12の各電極の間隙距離11d、12dを所定長に維持し、一体化して高密度電気分解ユニット300を形成する為の上部接続部材300b、下部接続部材300cを設ける。この上下接続部材300b、cとリングスペーサ15により外円筒電極12と円筒状隔膜10が固定される。
すなわち、上部接続部材300b、下部接続部材300cにはそれぞれ円筒溝300dが設けてある。この円筒溝300dの外側の溝壁径は外円筒電極12の外径に合わせ、円筒溝300dの内側の溝壁径は円筒状隔膜10の内径に合わせておく。以上のようにすればそれらの円筒溝300dに図6(a)に示すようにリングスペーサ15と外円筒電極12及び円筒状隔膜10を挿入して、上下の接続部材300b、300cにより一体化させることができる。
また、その上下の接続部材300b、300cの内周壁部300lに中心電極支持用羽根部材300aをそれぞれ挿入して固着する。それら羽根部材300aの中心孔へ中心電極11の両端を挿入して中心電極11を固定する。この羽根部材300aは処理水が流入、流出する間隙を有しているので、処理水の流れがスムーズに行われると同時に中心電極11を中心位置に固定する機能とを併せ持つ。
さらに、その中心電極11と負の中心電極端子11aを外被絶縁管の導線で接続する。また、正の外円筒電極端子12aと外被絶縁管の導線で接続する。以上で高密度電気分解ユニット300の1単位とする固着された構造となる。
図6(b)は、図6(a)の高密度電気分解ユニット300をm行×n列に配設した高密度型のアルカリイオン水生成装置を示し、(b)には、m行に配設されたn個の高密度電気分解ユニット300の各中心軸を通る断面図と、電解槽360の上方から見た平面図とを示す。
m×n個の高密度電気分解ユニット300は、電解槽360の底面に設けらたm×n個の孔にそれぞれ接続部材300cの先端を挿入し電解槽360中に固定し、反対側の接続部材300bをm×n個の孔を有する電解槽360の上面蓋に挿入するようにして高密度電気分解ユニット300をその上下の孔で固定する。
また、処理水入口から開閉コックを介して総処理水入口パイプ180を経由して電解槽360の下側にある各高密度電気分解ユニット300の下部の接続部材300cへ接続させる。
図では、第1列分岐管からm個の各ユニット300は処理水が入力され、・・・・第n列分岐管からm個の各ユニットへ処理水が分流する。
一方、それぞれのm×n個の各ユニット300の下側から円筒状隔膜10に流入された処理水は、イオン化されながら上部の接続部材300bから流出し、第m行のn個の各ユニット300のイオン水が集められ総アルカリイオン水出口パイプ部140の第m行分岐管へ流出させ、・・・・第1行のn個の各ユニット300のイオン水が集められ総アルカリイオン水出口パイプ部140の第1行分岐管へ流出させ、全てのアルカリイオン水を出口パイプ部140に集めて流出させる。
図7は、高密度電気分解ユニット300を4行3列に配設したときのアルカリイオン水生成装置を示す。すなわち、高密度電気分解ユニット300は12個使用し、その構成上小型でコンパクトな構造で、単位時間当たり大量の処理水をイオン化することができる。図7は斜視図で、その外観を示すが、その電解槽360を一点鎖線で示す。
また、処理水入口から総処理水入口パイプ部180を経由して12個の高密度電気分解ユニット300へ分流させているが、その水流パイプは線で示してある。各高密度電気分解ユニット300への接続は12個の3方向接続フランジを用いる。
一方、12個の各高密度電気分解ユニット300の円筒状隔膜10中を通りイオン化して流出したイオン水は、それぞれ12個の3方向フランジを通して総アルカリイオン水出口パイプ部140に集められる。
各高密度電気分解ユニット300のメンテナンスにおいては、それぞれのユニット300の上下に接続されている3方向接続フランジのネジ止めを取れば容易にそのユニット300を電解槽360より取り出し、部品の点検交換等を行なえる。
図1〜図7については外円筒電極12を陽電極として、中心電極を負電極として、円筒状隔膜10の円筒内に処理水を流せばアルカリイオン水として生成する装置を述べたが、これらの外円筒電極12を負電極とし、中心電極11を陽電極として動作させ円筒状隔膜10の円筒内に処理水を流入させれば強酸性イオン水を生成させることができる。すなわち、単位時間当たり大量の強酸性イオン水を生成させる酸性イオン水生成装置となる。
本発明の電気分解用セラミック隔膜を用いれば、電気分解による強アルカリイオン水或いは強酸性水の製造に加えて、電気分解による脱燐、脱窒素、重金属分離、Ph調整などの工業用排水・廃液処理、坑道廃水処理、冷却塔循環水の水質維持装置として多様な形状、容積(小型化)で利用することができる。
本発明の第1の実施の形態のアルカリイオン水生成装置の構造を示し、(a)は断面図、(B)は平面図である。 アルカリイオン水生成装置のユニット取り出し状態の説明図である。 本発明の第2の実施の形態の多段型アルカリイオン水生成装置の構造を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態の複式多段型アルカリイオン水生成装置の構造を示す平面図である。 図4の複式多段型アルカリイオン水生成装置の断面図である。 本発明の第4の実施の形態の高密度陽電気分解ユニットを配列したアルカリイオン水生成装置を示し、(a)はユニットの断面図、(b)は装置の断面図、(c)は装置の平面図である。 本発明の第4の実施の形態のアルカリイオン水生成装置の構造を示す斜視図である。
符号の説明
10 円筒状隔膜(イオン交換隔膜)
10in 処理水隔膜入口
10out イオン水隔膜出口
11 中心電極
11a 中心電極端子
11b 中心電極端子板
11d 間隙距離
12 外円筒電極
12a 外円筒電極端子
12d 間隙距離
13 下部接続部材
13a フランジ
13b 上下部パイプ
14 上部接続部材
14a パイプ
14b 中心電極端子接続用フランジ
14c イオン水流出口パイプ接続部
15 リングスペーサ
16 電解槽
16a 保持板受口部
16b ガス抜孔回収部
16c ネジ受
17 電解質溶液
17a 溶液水位
18 処理水流出パイプ
18a 処理水入口パイプ接続部
19 ユニット保持板材
19a 固定ネジ
19b ネジ孔
20 単位電気分解ユニット
20−1,20−n 第1段ユニット〜第n段ユニット
21 補強アングル材
22 圧縮空気入力用パイプ端子
22a 空気入力口
30 開閉コック
140、140−1,n 総アルカリイオン水出口パイプ部
140a 開閉コック
140b パイプ支持台
160 電解槽(多段用)
170a 汲上げ出力コック
170b 循環用入力コック
180 総処理水入口パイプ部
180a 開閉コック
190 発生ガス回収口
200a 第1の電気分解ユニット
200b 第2の電気分解ユニット
210 処理水流量調整弁
300 高密度用電気分解ユニット
300a 中心電極支持用羽根部材
300b 上部接続部材
300c 下部接続部材
300d 円筒溝
300e 内周壁部
360 高密度用電解槽

Claims (7)

  1. 棒状又はパイプ状の負の中心電極の中心軸に円筒型に成形されたイオン交換隔膜の中心軸を合わせて所定の間隙距離を維持して配設し、
    その円筒状隔膜の外側に円筒型に成形されたメッシュ状又は電解溶液透過性の正の外側筒電極の中心軸を合わせて所定の間隙距離を維持して配設し、
    前記円筒状隔膜の外側では電解質溶液を循環させ、その隔壁の内側では下部より処理水を流入させて、前記正・負電極間に直流電圧を印加して、電気分解を行わせ、隔壁上部より処理水をアルカリイオン化して流出させるアルカリイオン水生成装置であって、
    前記隔膜は、最大長が0.5〜2mm径の範囲に入る粒状或いは破砕された結晶性粘土鉱物を主体としたセラミックに対し、85〜95℃に加熱した水溶性高分子材を10〜30重量%混入して混練し、補強用布状繊維上に圧出成形して平板成形材とし、直後に円筒状の型材に捲き付けて乾燥させた、円筒状のセラミック混入樹脂バインダー層からなる隔膜構造を備え、
    その隔膜の下部には、そのフランジから上下方向にそれぞれ所定長のパイプを有し、そのパイプの外径は、前記隔膜の内径に合わせ、上側パイプは隔膜下端円周内側に接続可能とし、下側パイプは前記処理水の流入パイプの内側に接続可能とする下部接続部材を備え、
    前記隔膜の上部には、外径が前記隔膜内径に合わせたパイプを有し、そのパイプ下側と隔膜上端円周内側に接続可能とし、そのパイプ上側端部は前記負の中心電極端子接続用フランジを有し、さらに処理水のアルカリイオン水流出口パイプ接続部とを有する上部接続部材を備え、
    前記隔膜円筒部外側には、前記正の外円筒電極が前記所定の間隙距離を維持するための隔膜の外側の上下端2ヶ所に嵌められた電気絶縁性のリングスペーサを備え、
    前記隔膜の外側まで前記正の外円筒電極を透過して電解質溶液を循環させる為の電解質溶液を収容する電解槽を備え、
    前記上部接続部材のパイプ中間部には、その上部接続部材と、その上側でフランジにより連結する負の中心電極端子板および負の中心電極端子と、上部接続部材の下側にフランジとスペーサにより連結する隔膜及び正の外円筒電極と、前記隔膜の下端部に下部接続部材を介して連結する処理水流入パイプと、それを連結する処理水入口パイプ接続部とを接続した電気分解ユニットをそのまま保持する状態で溶着されたユニット保持板材を備え、
    前記電解槽の上部には、前記保持部材に保持された、前記電気分解ユニットを装着したまま、その電解槽の上側から挿入して電気分解ユニットを電解質溶液に沈めて、前記保持板材の周縁を電解槽の上側に載せてネジ留できる保持板材受口部と、前記電解質溶液から発生する外円筒極側ガス抜き孔部とを備えることを特徴とするアルカリイオン水生成装置。
  2. 前記処理水流入パイプには、堆積物をエアリフトさせる圧縮空気入力用パイプ端子を備えることを特徴とする請求項1記載のアルカリイオン水生成装置。
  3. 前記電解層の横方向に沿って一端側から順次前記処理水パイプ接続部、処理水流水パイプ及び正電極(端子)、負電極(端子)及び隔膜、アルカリイオン水流出口パイプ接続部が一列に配列される構造の単位電気分解ユニットを備えて、
    その電解槽の奥行方向に沿って、前記単位電気分解ユニットをn段配設できるように、前記電解槽の上部にnヶ所の前記保持板材受口部を備え、
    各単位電気分解ユニットの前記処理水入り口部に接続し、n段分の処理水を流入させる総処理水入口パイプ部と、
    各単位電気分解ユニットの前記アルカリイオン水流出口部に接続し、n段分のアルカリイオン水を流出させる総アルカリイオン水出口パイプ部とを備え、
    n段の単位電気分解ユニットを並列に動作させることを特徴とする請求項1又は2に記載のアルカリイオン水生成装置。
  4. 前記電解槽の第n段目の単位電気分解ユニットに近い位置から電解質溶液をポンプで汲み上げ、第1段目の単位電気分解ユニットに近い位置へ、その電解質溶液を循環させる循環パイプを備えることを特徴とする請求項3記載のアルカリイオン水生成装置。
  5. 前記電解槽の横方向に沿って、一端側から順次前記アルカリイオン水流出口部、イオン水流出パイプ、負の中心電極(端子)及び正電極(端子)、処理水入口部が一列に配列される構造の第1の単位電気分解ユニットと、さらに、前記単位電気分解ユニットに順次接続する前記処理水入口部、正電極(端子)、負電極(端子)及び隔膜、アルカリイオン水出口部、イオン水流出パイプ部が一列に配列される反転構造の第2の単位電気分解ユニットを備え、
    その電解槽の奥行方向に沿って直列に接続した前記第1及び第2の単位電気分解ユニットをn段配設できるように前記電解槽の上部には横方向に2ヶ所の前記保持板材受口部を奥行き方向にn段、合計n×2ヶ所備え、
    第1の単位電気分解ユニットの前記アルカリイオン水流出部に接続し、n段分の処理水を流入させる横方向一端側に配設する第1のイオン水パイプ入口部と、
    第2の単位電気分解ユニットの前記アルカリイオン水流出部に接続し、n段分の処理水を流入させる横方向他端側に配設する第2のイオン水パイプ入口部と、
    第1及び第2の単位電気分解ユニットの前記処理水流出口部に接続し、n段×2個のアルカリイオン水を流出させる総処理水出口パイプ部とを備え、
    n段×2個の単位電気分解ユニットを、2個直列n段並列に動作させることを特徴とする請求項1又は2に記載のアルカリイオン水生成装置。
  6. 棒状又はパイプ状の負の中心電極の中心軸に円筒型に成形されたイオン交換隔膜の中心軸を合わせて所定の間隙距離を維持して配設し、
    その円筒状隔膜の外側に円筒型に成形されたメッシュ状又は電解溶液透過性の正の外円筒電極の中心軸を合わせて所定の間隙距離を維持して配設し、
    前記円筒状隔膜の外側には電解質溶液を循環させ、その隔壁の内側には処理水を流入させて、前記正・負電極間に電圧を印加して、電気分解を行わせ、処理水をアルカリイオン化して流出させるアルカリイオン水生成装置であって、
    前記隔膜は、0.5〜2mm径の粒状或いは破砕された結晶性粘土鉱物を主体としたセラミックに対し、85〜95℃に加熱した水溶性高分子材を10〜30重量%に混入して混練し、補強用布状繊維上に圧出成形して平板成形材とし、直後に円筒状の型材に捲き付けて乾燥させた、円筒状のセラミック混入樹脂バインダー層からなる隔膜構造を備え、
    その隔膜の下部には、そのフランジから上下方向にそれぞれ所定長のパイプを有し、そのパイプの外径は、前記隔膜の内径に合わせ、上側パイプは隔膜下端円周内側に接続可能とし、下側パイプは前記処理水流入パイプの内側に接続可能とする下部接続部材を備え、
    前記隔膜の上部には、外径が前記隔膜内径に合わせたパイプを有し、そのパイプ下側と隔膜上端円周内側に接続可能とし、そのパイプ上側端部は前記負電極端子接続用フランジを有し、さらに処理水のアルカリイオン水流出口を有する上部接続部材を備え、
    前記隔膜円筒部外側には、前記正電極が前記所定の間隙距離を維持するための隔膜の外側の上下端2ヶ所に嵌められた電気絶縁性のリングスペーサを備え、
    前記上部接続部材と、その上側でフランジにより連結する負電極端子板及び負電極と、上部接続部材の下側に連結する隔膜及び正電極と、前記隔膜の下端部に下部接続部材を介して連結する処理水流入パイプと、それに連結する処理水入力部とを接続した高密度用電気分解ユニットを備え、
    その電気分解ユニットを横方向にm列、奥行き方向にn列、m×n個の行列に電解に配設し、
    各電気分解ユニットの上部のアルカリイオン水流出口m×n個を総合する総合アルカリイオン水流出口パイプと、
    各電気分解ユニットの下部の処理水入口m×n個を総合する総合処理水流入口パイプと、
    各電気分解ユニットの負電極m×n個を接続した負電極端子と、
    各電気分解ユニットの正電極m×n個を接続した正電極端子とを備えることを特徴とするアルカリイオン水生成装置。
  7. 請求項1、3、5、6記載のアルカリイオン水生成装置において、正・負電極端子を逆電極に接続することにより、処理水を酸性イオン化して、アルカリイオン水流出口部に酸性イオン水を生成することを特徴とする酸性イオン水生成装置。
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